JP5168512B2 - 通信装置、通信方法及びプログラム - Google Patents

通信装置、通信方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信装置、通信方法及びプログラムに関する。
無線LANの伝送速度は、電波状況によって受信側にパケットが届かない場合、段階的に速度を遅くして通信を行う。例えば、IEEE802.11a(5GHz帯で最大54Mbps伝送を規定)では、54Mbps→48Mbps→36Mbps→24Mbps→18Mbps→12Mbps→9Mbps→6Mbpsというふうに段階的に速度を遅くして通信を行う。また、IEEE802.11b(2.4GHz帯での最大11Mbps伝送を規定)では、11Mbps→5.5Mbps→2Mbps→1Mbpsというふうに段階的に速度を遅くして通信を行う。また、IEEE802.11gでは、54Mbps→48Mbps→36Mbps→24Mbps→18Mbps→12Mbps→11Mbps→9Mbps→6Mbps→5.5Mbps→2Mbps→1Mbpsというふうに段階的に速度を遅くして通信を行う。
また、IEEE802.11eは、無線LANを用いて、端末に対して音楽や動画をリアルタイムかつ高品質に伝送することを目的として検討されている仕様であり、IEEE802.11bやlEEE802.11aを補完するための付加機能を規定したものである。IEEE802.11eによる付加機能とは、無線LANにおけるQoS(Quality of Service)を保証するための機能であり、伝送帯域制御や通信遅延時間制御を規定している(非特許文献1)。
IEEE802.11eでは、QoSを保証するための伝送帯域制御技術として、優先制御型(Enhanced Distributed Channel Access、以下、「EDCA」と略称する)の方式と帯域保証型(HCF Controlled Channel Access、以下、「HCCA」と略称する)の方式を規定している。
EDCAは、APと端末との間を伝送するパケットを優先度別にクラス分けして待ち行列に格納し、優先度の高いパケットを格納した待ち行列(優先度の高い待ち行列)から優先的にパケットを送出し、端末へ送信する方式である。
具体的には、APの内部に備えられるEDCAのパケットクラス分け手段は、ネットワークを介して受信したパケットのヘッダ部の“QoS Control”に記載されている優先度に従ってパケットをクラス分けし、クラスごとに設置された待ち行列に格納する。格納されたパケットは、各待ち行列から送信手段によって送出され、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)方式によって端末へ送信される。
上述した関連する無線LANの通信方式において、アクセスポイントから遠いところにあるクライアントとの通信時、無駄に高速な伝送速度で通信を開始する場合がある。例えば、図11に示す如く、アクセスポイントからパケットをクライアントに送信する場合、IEEE802.11aでは、まず、54Mbpsの伝送速度から伝送を開始し、バケットが届かずにACKがない場合、48Mbps→36Mbps→24Mbps→18Mbps→12Mbps→9Mbpsというように段階的に伝送速度を低下させ、最終的に6MbpsでACKを受信して処理を完了している。
このような方式では、特にリアルタイム性を要求される音声パケットなどにおいては、無駄に高速な伝送速度で送信されてクライアントに届かない場合、通信品質への影響が顕著となる。
また、無線LANのQoSは、パケットの優先度毎にコンテンションウィンドウサイズの最小値と最大値を決め、優先度が高いパケットの送信確率を高めているが、段階的に速度を遅くして通信を行うことにはかわりない。
そこで、本発明は上記課題に鑑みて発明されたものであって、優先度が高いパケット送信について無駄な通信動作を省くことができる通信装置、通信方法及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決する本発明は、パケット種別の優先度と伝送速度とが対応付けられた伝送速度テーブルと、送信パケットの種別に基づいて、前記送信パケットの優先度を決定する優先度決定部と、前記送信パケットの優先度に基づいて、前記伝送速度テーブルから前記送信パケットの優先度に対応する前記送信パケットの伝送速度を決定する伝送速度決定部とを有し、前記伝送速度テーブルには、前記優先度毎に所定範囲の伝送速度が設けられ、前記伝送速度決定部は、前記送信パケットの再送回数の増加に応じて、前記送信パケットの優先度に対応する所定範囲の伝送速度内で、前記送信パケットの伝送速度を低下させ、前記送信パケットの再送に失敗した伝送速度が前記送信パケットの優先度に対応する最低伝送速度である場合には、前記送信パケットの再送を中止することを特徴とする通信装置である。
上記課題を解決する本発明は、パケット種別の優先度と伝送速度とを対応付け、前記優先度毎に所定範囲の伝送速度を設け、送信パケットの種別に基づいて、前記送信パケットの優先度を決定し、前記送信パケットの優先度に対応する伝送速度を、前記送信パケットの伝送速度として決定し、前記送信パケットの再送回数の増加に応じて、前記送信パケットの優先度に対応する所定範囲の伝送速度内で、前記送信パケットの伝送速度を低下させ、前記送信パケットの再送に失敗した伝送速度が前記送信パケットの優先度に対応する最低伝送速度である場合には、前記送信パケットの再送を中止することを特徴とする通信方法である。
上記課題を解決する本発明は、パケット種別の優先度と伝送速度とが対応付けら、前記優先度毎に所定範囲の伝送速度が設けられた伝送速度テーブルを有する情報処理装置において、前記情報処理装置に、送信パケットの種別に基づいて、前記送信パケットの優先度を決定する処理と、前記送信パケットの優先度に基づいて、前記伝送速度テーブルから前記送信パケットの優先度に対応する前記送信パケットの伝送速度を決定する処理と、前記送信パケットの再送回数の増加に応じて、前記送信パケットの優先度に対応する所定範囲の伝送速度内で、前記送信パケットの伝送速度を低下させる処理と、前記送信パケットの再送に失敗した伝送速度が前記送信パケットの優先度に対応する最低伝送速度である場合には、前記送信パケットの再送を中止する処理とを実行させることを特徴とするプログラムである。
本発明によれば、優先度が高いパケット送信時にいて、無駄な通信動作を省くことができる。
図1は本発明の実施の形態の概念図である。 図2は実施の形態の概念を説明するための伝送速度テーブルの一例を示す図である。 図3は第1の実施の形態の通信装置1におけるブロック図である。 図4は優先度決定テーブル12の一例を示した図である。 図5は伝送速度テーブル13の一例を示した図である。 図6は第1の実施の形態の動作フローチャートである。 図7は第1の実施の形態における具体例を示した図である。 図8は第2の実施の形態の通信装置1におけるブロック図である。 図9は第2の実施の形態における伝送速度テーブル24の一例を示した図である。 図10は第2の実施の形態の動作フローチャートである。 図11は関連する技術を説明するための図である。
本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の実施の形態の概念図である。
本発明の通信装置1は、伝送速度テーブル2と、優先度決定部3と、伝送速度決定部4とを備える。
伝送速度テーブル2は、パケット種別の優先度と伝送速度とが対応付けられたテーブルである。パケット種別には、ネットワーク制御に関する制御情報のパケットや、音声又は画像のパケット、Backgroundクラスのパケット、Best effortクラスのパケット等がある。伝送速度には、例えば、IEEE 802.11aでは54Mbps、48Mbps、36Mbps、24Mbps、18Mbps、12Mbps、9Mbps、6Mbpsなどがある。それらのパケット種別に対して優先度を設定し、この優先度と伝送速度とを対応付ける。伝送速度テーブル2の一例を図2に示す。
図2では、優先度を8段階に分け、優先度の高い順に、優先度7、優先度6、…、優先度0としている。また、優先度7に対応するパケット種別をネットワーク制御に関するパケット、優先度6に対応するパケット種別を音声パケット、優先度5に対応するパケット種別をビデオパケット、…、優先度0に対応するパケット種別をBackgroundクラスのパケットとしている。更に、優先度7に対応する伝送速度を固定の6Mbps、優先度6に対応する伝送速度を9Mbps〜6Mbps、…、優先度1に対応する伝送速度を54Mbps〜6Mbpsとしている。
このように、優先度と伝送速度とを関連付けることにより、音声パケットなどの優先度が高いパケットは送達可能性が高い伝送速度で、バックグラウンドの通信のような優先度が低いパケットは速い伝送速度から通信を開始するように伝送速度テーブルは設定されている。
優先度決定部3は、送信するパケットの種別を判定し、その送信パケットの優先度を決定する。送信するパケット種別の判定は、送信するパケットのフレームフォーマットなどで判定する。例えば、図2において、送信パケットが音声パケットである場合の優先度は、優先度6である。
伝送速度決定部4は、優先度決定部3で決定された送信パケットの優先度に対応する伝送速度を、伝送速度テーブル2から検索し、その伝送速度を送信パケットの伝送速度とする。例えば、図2において、優先度6に対応する伝送速度は、9Mbps〜6Mbpsであり、この範囲のいずれかの伝送速度を優先度6の送信パケットの伝送速度とする。尚、予め定められた範囲の伝送速度については、再送回数が増えるにつれてその範囲で伝送速度を低下させることが好ましい。例えば、上述した優先度6のパケットでは、初回伝送時は9Mbpsを伝送速度とし、再送時は6Mbpsとする。
上述の如く、優先度と伝送速度とを対応付けることにより、音声パケットなどの優先度が高いパケットは送達可能性が高い伝送速度で、バックグラウンドの通信のような優先度が低いパケットは速い伝送速度から通信を開始することにより、優先度が高いパケット送信時の無駄な通信動作を省くことができる。
また、音声などの優先度の高いパケットの伝送速度を低くすることによって、確実に通信が行えるようになり、通信品質の安定を図ることができる。
以下、詳細な実施の形態を説明する。
<第1の実施の形態>
第1の実施の形態を説明する。
図3は第1の実施の形態の通信装置1におけるブロック図である。尚、通信装置1は、例えば、無線LANにおけるアクセスポイント等であるが、クライアントでも良い。
図3に示す如く、第1の実施の形態における通信装置1は、優先度決定部10と、優先度決定テーブル11と、送信キュー12〜12と、スイッチ13と、伝送速度テーブル14と、伝送速度決定部15と、送信機16と、送受信切替部17と、ANTスイッチ18と、受信機19と、再送制御部20、スイッチ制御部21と、再送キュー22と、アンテナ23とを備える。
優先度決定テーブル11は、パケットの種別とパケットの優先度とが対応付けられたテーブルである。パケット種別には、ネットワーク制御に関する制御情報のパケットや、音声又は画像のパケット、Backgroundクラスのパケット、Best effortクラスのパケット等がある。図4に、優先度決定テーブル12の一例を示す。図4では、優先度を8段階に分け、優先度の高い順に、優先度7、優先度6、…、優先度0としている。また、優先度7に対応するパケット種別をネットワーク制御に関するパケット、優先度6に対応するパケット種別を音声パケット、優先度5に対応するパケット種別をビデオパケット、…、優先度0に対応するパケット種別をBackgroundクラスのパケットとしている。
優先度決定部10は、優先度決定テーブル11に基づいて、送信するパケットの種別を判定し、その送信パケットの優先度を決定する。そして、その送信パケットの優先度に対応する送信キュー12〜12のいずれかに送信キューに送信パケットを出力する。尚、送信キュー12〜12は、優先度に対応して設けられている。例えば、送信する送信パケットの優先度が優先度7であるならば、送信キュー12にその送信パケットを出力する。
スイッチ13は、後述するスイッチ制御部21の制御により、優先度毎に設けられた送信キュー12〜12と再送キュー22とを切替えるスイッチであり、送信キュー12〜12及び再送キュー22に蓄積された送信パケットを伝送速度決定部15に出力する。
伝送速度テーブル14は、優先度と所定範囲の伝送速度とが対応付けられたテーブルである。図5に伝送速度テーブル14の一例を示す。図5で示される伝送速度テーブル14では、優先度0と伝送速度54Mbps〜6Mbpsとが対応付けられ、優先度1と伝送速度48Mbps〜6Mbpsとが対応付けられ、優先度2と伝送速度36Mbps〜6Mbpsとが対応付けられ、優先度3と伝送速度24Mbps〜6Mbpsとが対応付けられ、優先度4と伝送速度18Mbps〜6Mbpsとが対応付けられ、優先度5と伝送速度12Mbps〜6Mbpsとが対応付けられ、優先度6と伝送速度9Mbps〜6Mbpsとが対応付けられ、優先度7と伝送速度6Mbps固定とが対応付けられている。
伝送速度決定部15は、伝送速度テーブル14に基づいて、送信キュー12〜12又は再送キュー22から出力された送信パケットの伝送速度を決定する。例えば、送信キュー11(送信キュー11は優先度2に対応して設けられている)から優先度2の送信パケットAを受け取ると、その送信パケットAの優先度2に対応する伝送速度を、伝送速度テーブル14から検索する。図5に示される伝送速度テーブル14の例では、優先度2に対応する伝送速度は36Mbps〜6Mbpsである。そこで、伝送速度決定部15は、伝送速度は36M〜6Mbpsの範囲のうちで伝送可能な伝送速度を決定する。
更に、伝送速度決定部15は、決定した伝送速度及び送信パケットを送信機16に出力すると共に、決定した優先度及び送信パケットを再送制御部20にも出力する。
また、伝送速度決定部15は、後述する再送キューから出力されるパケットについても、そのパケットの優先度に対応する伝送速度を伝送速度テーブル14から検索し、その送信パケットの伝送速度を決定する。尚、優先度に対応する所定の伝送速度の範囲内で、初回時には速い伝送速度を決定することが好ましく、再送回数が増加するに応じて、その範囲の伝送速度のうちで遅い伝送速度に決定することが好ましい。
送信機16は、伝送速度決定部15より伝送速度及びパケットを受け取り、伝送速度決定部15により決められた伝送速度でパケットを送信する。
送受信切替部17は、ANTスイッチ18を制御し、送信と受信との切り替えを制御する。
受信機19は、受信パケット(例えば、ACK)を受信し、再送制御部20に出力する。
再送制御部20は、伝送速度決定部15から優先度及びパケットを受信し、ACKを受信できずにタイムアウトしたときに再送動作の制御を行い、再送フラグによる再送回数の管理を行う。そして、優先度及び再送回数に応じた再送キュー22にそのパケットを出力する。尚、再送回数が一定回数(例えば、11回等)に達した場合には、そのバケットは再送を行わずにパケットを破棄する。
スイッチ制御部21は、再送制御部20の制御を受け、スイッチ13を制御する送信キュー選択信号をスイッチ13に出力する。
次に、第1の実施の形態の動作を説明する。
図6は第1の実施の形態の動作フローチャートである。
まず、優先度決定部10は、優先度決定テーブル11に基づいて、送信するパケットの種別を判定し、その送信パケットの優先度を決定する(Step 100)。そして、その送信パケットの優先度に対応する送信キュー12〜12のいずれかの送信キューに送信パケットを格納する。
伝送速度決定部15は、優先度と再送回数とに基づいて、伝送速度テーブルから伝送速度を決定し、送信機16はその伝送速度で送信パケットを送信する(Step 101)。
続いて、送信したパケットのACKを受信した場合には(Step 102)、処理を終了する。
一方、送信したパケットのACKを受信しない場合には、その送信パケットについて、直前の伝送速度がその送信パケットの優先度に対応する伝送速度の範囲における最低伝送速度、又は、その送信パケットの再送回数が予め定めた最大再送回数に達したかを判断する(Step 103)。
そのパケットについて、直前の伝送速度がその送信パケットの優先度に対応する伝送速度の所定範囲における最低伝送速度でない、又は、その送信パケットの再送回数が予め定めた最大再送回数に達していない場合には、そのパケットを再送キュー22に蓄積し、Step 101に進む。一方、そのパケットについて、直前の伝送速度がその送信パケットの優先度に対応する伝送速度の所定範囲における最低伝送速度である、又は、その送信パケットの再送回数が予め定めた最大再送回数に達した場合には、その送信パケットを破棄して処理を終了する(Step 104)。
続いて、第1の実施の形態を具体的な例を示して説明する。
図7は第1の実施の形態における具体例を示した図である。
第1の実施の形態では、図7に示す如く、優先度7のパケット(例えば、音声パケットなど)は伝送速度が6Mbps固定で初回より伝送されるので、ACKを一度で受信することができる。
また、優先度4のパケットは、初回は18Mbpsの伝送速度で伝送されるが、ACKを受信できずに再送する毎に12Mbps、9Mbps、そして最後に6Mbpsで送信し、ACKを受信することができる。
このように、優先度と伝送速度とを対応付けることにより、図11の関連する技術と比べ、音声パケットなどの優先度が高いパケットは送達可能性が高い伝送速度で、バックグラウンドの通信のような優先度が低いパケットは速い伝送速度から通信を開始することにより、優先度が高いパケット送信時の無駄な通信動作を省くことができる。
また、音声などの優先度の高いパケットの伝送速度を低くすることによって、確実に通信が行えるようになり、通信品質の安定を図ることができる。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態を説明する。
図8は第2の実施の形態の通信装置1におけるブロック図である。尚、第1の実施の形態における通信装置1と同様なものについては同じ符号を付している。
第2の実施の形態が第1の実施の形態と大きく異なる点は、伝送速度テーブルに、優先度毎に、少なくとも二以上の所定範囲のパケットの再送回数と伝送速度とが対応付けられていることである。
その為、第2の実施の形態の通信装置1では、第1の実施の形態と異なる伝送速度テーブル24を備える。以下、第1の実施の形態と異なる所を中心に説明する。
伝送速度テーブル24は、優先度と伝送速度とが対応付けられたテーブルであり、優先度毎にパケットの所定範囲の再送回数が設けられ、その再送回数と伝送速度とが対応付けられている。図9に伝送速度テーブル24の一例を示す。図9で示される伝送速度テーブル24では、優先度0には再送回数0〜7と再送回数8〜9と再送回数10とが設けられ、再送回数0〜7と伝送速度54Mbpsとが対応付けられ、再送回数8〜9と伝送速度24Mbpsとが対応付けられ、再送回数10と伝送速度6Mbpsとが対応付けられている。同様に、伝送速度テーブル24では、優先度2には再送回数0〜3と再送回数4〜7と再送回数8〜10とが設けられ、再送回数0〜3と伝送速度36Mbpsとが対応付けられ、再送回数4〜7と伝送速度24Mbpsとが対応付けられ、再送回数8〜10と伝送速度6Mbpsとが対応付けられている。同様に、伝送速度テーブル24では、優先度5には再送回数0〜5と再送回数6〜10とが設けられ、再送回数0〜5と伝送速度12Mbpsとが対応付けられ、再送回数6〜10と伝送速度6Mbpsとが対応付けられている。
伝送速度決定部25は、伝送速度テーブル24に基づいて、送信キュー12〜12又は再送キュー22から出力された送信パケットの伝送速度を決定する。例えば、送信キュー11(送信キュー11は優先度2に対応して設けられている)から優先度2の送信パケットAを受け取ると、その送信パケットAの優先度2に対応する伝送速度を、伝送速度テーブル24から検索する。送信パケットAが後述するような再送ではないパケットであるとき、図9に示される伝送速度テーブル24の例では、再送回数が0〜3にあたり、その伝送速度は36Mbpsである。そこで、伝送速度決定部25は、その送信パケットAの伝送速度を36Mbpsに決定する。
更に、伝送速度決定部25は、決定した伝送速度及び送信パケットを送信機16に出力すると共に、そのパケット及びそのパケットの優先度を再送制御部26に出力する。
また、伝送速度決定部25は、後述する再送キュー22から出力されるパケットについても、その送信パケットの優先度及び再送回数に対応する伝送速度を伝送速度テーブル13から検索し、その送信パケットの伝送速度を決定する。
送信機16は、伝送速度決定部25より伝送速度及びパケットを受け取り、伝送速度決定部25より決められた伝送速度でパケットを送信する。
送受信切替部17は、ANTスイッチ18を制御し、送信と受信との切り替えを制御する。
受信機19は、受信パケット(例えば、ACK)を受信し、再送制御部20に出力する。
再送制御部26は、伝送速度決定部25から優先度及びパケットを受信し、ACKを受信できずにタイムアウトしたときに再送動作の制御を行い、再送フラグによる再送回数の管理を行う。そして、優先度及び再送回数に応じた再送キュー22にそのパケットを出力する。
スイッチ制御部21は、再送制御部26の制御を受け、スイッチ13を制御する送信キュー選択信号をスイッチ13に出力する。
次に、第2の実施の形態の動作を説明する。
図10は第2の実施の形態の動作フローチャートである。
まず、優先度決定部10は、優先度決定テーブル11に基づいて、送信するパケットの種別を判定し、その送信パケットの優先度を決定する(Step 200)。そして、その送信パケットの優先度に対応する送信キュー12〜12のいずれかの送信キューに送信パケットを格納する。
伝送速度決定部25は、優先度と再送回数とに基づいて、伝送速度テーブル24から伝送速度を決定する(Step 201)。そして、送信機16は、決定した伝送速度で送信パケットを送信する。
送信したパケットのACKを受信した場合には(Step 202)、処理を終了する。
一方、送信したパケットのACKを受信しない場合には、その送信パケットについて、パケットの再送回数が伝送速度テーブル24に規定されている最大再送回数を越えたか否かを判断する(Step 203)。
その送信パケットについて、最大再送回数を越えていない場合には、送信パケットを再送回数に対応する再送信キューに蓄積し、Step 201に進む。一方、その送信パケットについて、最大再送回数を越えている場合には、送信パケットを破棄し、処理を終了する(Step 204)。
以上の如く、第2の実施の形態では、パケットの優先度とこの優先度におけるパケットの再送回数と伝送速度とを対応付けているので、より精度の高い伝送速度の制御を行うことができる。
尚、上述した第1及び第2の実施の形態では各部をハードウェアで構成したが、プログラムで動作するCPU等の情報処理装置で構成しても良い。この場合、プログラムは、上述した動作をCPU等に実行させる。
以上、好ましい実施の形態をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形し実施することが出来る。
1 通信装置
2 伝送速度テーブル
3 優先度決定部
4 伝送速度決定部
10 優先度決定部
11 優先度決定テーブル
12〜12 送信キュー
13 スイッチ
14 伝送速度テーブル
15 伝送速度決定部
16 送信機
17 送受信切替部
18 ANTスイッチ
19 受信機
20 再送制御部
21 スイッチ制御部
22 再送キュー
23 アンテナ
24 伝送速度テーブル
25 伝送速度決定部
26 再送制御部

Claims (11)

  1. パケット種別の優先度と伝送速度とが対応付けられた伝送速度テーブルと、
    送信パケットの種別に基づいて、前記送信パケットの優先度を決定する優先度決定部と、
    前記送信パケットの優先度に基づいて、前記伝送速度テーブルから前記送信パケットの優先度に対応する前記送信パケットの伝送速度を決定する伝送速度決定部とを有し、
    前記伝送速度テーブルには、前記優先度毎に所定範囲の伝送速度が設けられ、
    前記伝送速度決定部は、前記送信パケットの再送回数の増加に応じて、前記送信パケットの優先度に対応する所定範囲の伝送速度内で、前記送信パケットの伝送速度を低下させ、前記送信パケットの再送に失敗した伝送速度が前記送信パケットの優先度に対応する最低伝送速度である場合には、前記送信パケットの再送を中止する
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 前記伝送速度テーブルは、前記優先度毎に、少なくとも二以上の所定範囲のパケットの再送回数と伝送速度とが対応付けられ、
    前記伝送速度決定部は、前記送信パケットの優先度と前記送信パケットの再送回数とに基づいて、前記伝送速度テーブルから前記送信パケットの伝送速度を決定する
    ことを特徴とする請求項に記載の通信装置。
  3. 前記伝送速度テーブルの伝送速度は、パケットの再送回数の増加に応じて低下するように設定されている
    ことを特徴とする請求項に記載の通信装置。
  4. 前記伝送速度決定部は、前記送信パケットの再送回数が予め定められた上限に達した場合、前記送信パケットの再送を中止する
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の通信装置。
  5. 前記伝送速度テーブルは、即時性を要求されるパケットの種別ほど優先度が高く設定され、優先度の高さに応じて対応する伝送速度が低く設定されていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の通信装置。
  6. パケット種別の優先度と伝送速度とを対応付け、
    前記優先度毎に所定範囲の伝送速度を設け、
    送信パケットの種別に基づいて、前記送信パケットの優先度を決定し、
    前記送信パケットの優先度に対応する伝送速度を、前記送信パケットの伝送速度として決定し、
    前記送信パケットの再送回数の増加に応じて、前記送信パケットの優先度に対応する所定範囲の伝送速度内で、前記送信パケットの伝送速度を低下させ、
    前記送信パケットの再送に失敗した伝送速度が前記送信パケットの優先度に対応する最低伝送速度である場合には、前記送信パケットの再送を中止する
    ことを特徴とする通信方法。
  7. 前記優先度毎に、少なくとも二以上の所定範囲のパケットの再送回数と伝送速度とを対応付け、
    前記送信パケットの優先度と前記送信パケットの再送回数とに対応する伝送速度を、前記送信パケットの伝送速度として決定する
    ことを特徴とする請求項に記載の通信方法。
  8. 前記伝送速度は、パケットの再送回数の増加に応じて低下するように設定されていることを特徴とする請求項に記載の通信方法。
  9. 前記送信パケットの再送回数が予め定められた上限に達した場合、前記送信パケットの再送を中止する
    ことを特徴とする請求項6から請求項8のいずれかに記載の通信方法。
  10. 即時性を要求されるパケットの種別ほど優先度が高く設定され、優先度の高さに応じて対応する伝送速度が低く設定されていることを特徴とする請求項6から請求項9のいずれかに記載の通信方法。
  11. パケット種別の優先度と伝送速度とが対応付けら、前記優先度毎に所定範囲の伝送速度が設けられた伝送速度テーブルを有する情報処理装置において、
    前記情報処理装置に、
    送信パケットの種別に基づいて、前記送信パケットの優先度を決定する処理と、
    前記送信パケットの優先度に基づいて、前記伝送速度テーブルから前記送信パケットの優先度に対応する前記送信パケットの伝送速度を決定する処理と
    前記送信パケットの再送回数の増加に応じて、前記送信パケットの優先度に対応する所定範囲の伝送速度内で、前記送信パケットの伝送速度を低下させる処理と、
    前記送信パケットの再送に失敗した伝送速度が前記送信パケットの優先度に対応する最低伝送速度である場合には、前記送信パケットの再送を中止する処理と
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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