JP5168283B2 - 映像品質監視方法及び配信サーバ及びクライアント - Google Patents

映像品質監視方法及び配信サーバ及びクライアント Download PDF

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Description

本発明は、映像品質監視方法及び配信サーバ及びクライアントに関し、ネットワークで配信された映像品質を監視する映像品質監視方法及び配信サーバ及びクライアントに関する。
近年のインターネットアクセス回線の高速化や光化、キャリアやISP(Internet Service Provider)のバックボーン回線の容量増加に伴って映像配信サービスが発展してきている。映像配信サービスはISPやキャリアにおける他社差別化サービスとしても位置づけられ各社毎に特徴的なコンテンツをそろえ、ユーザを獲得している。
また、これら映像サービスの増加の別要因として、もともと情報量が多い映像信号を、映像品質を保ちながら圧縮化する、符号化技術の進展も挙げられる。MPEG2やMPEG4、H264など、映像信号を数Mbps〜数10Mbpsの比較的低い帯域で送信できるようになったことで、多数のユーザに対して同時に映像を配信できるようになってきた。
また、将来的には現在の地上デジタル放送などの放送サービスをIPネットワークで配信するIP再配信なども検討されており、今後、映像サービスはネットワークにおける基本サービスの1つになるものと考えられる。
今後、VoD(Video on Demand)やIPTV(Internet Protocol Television)などネットワーク映像配信サービスが本格展開された場合、以下のような問題が発生すると考えられる。
つまり現状のインターネットでは、帯域や遅延などのパケット転送品質は保証されておらず(つまりベストエフォート転送)、ネットワークで輻輳やネットワーク機器の障害が発生した場合、映像サービスもその影響を受けてしまい、映像品質の劣化を招く。例えばネットワーク内でルータ障害によりパケットロスが発生した場合、ユーザ側の映像再生画面上では、ブロックノイズや最悪映像が映らないなどの影響が発生してしまう。
このような問題が発生した場合、ネットワークオペレーターや映像サービスの提供者は、映像サービスに障害が発生していることを迅速に把握し、その後原因の特定、問題の解決によるサービスの復旧を行う必要がある。
また、将来的に地上デジタル放送のIP再配信などが考えると、ネットワークで放送サービスを行う場合、ネットワークは放送並の品質基準を満たす必要があることから、ネットワークオペレーターは映像品質を常に監視し、放送品質が確保されているかどうかを確認する必要がある。
従来の映像品質を評価するための品質評価手法には大別して主観品質評価と客観品質評価の2種類がある。
主観品質評価とは、人間自身が体感する体感品質を評価することであり例えばMOS(Mean Opinion Score)値評価などがある。これは実際に複数のユーザが映像サンプルを観測して映像品質をそれぞれ数値評価し、その平均値を評価指標とするものである。具体的な主観品質評価手法が例えばITU−R BT.500−11において幾つか規定されており、代表的な手法の1つとしてDSCQS(二重刺激連続品質尺度法)法がある。
一方、客観品質評価とは、人間自身ではなく測定装置が品質を評価する方式であり、例えばVoIP(Voice over Internet Protocol)などの音声の品質評価に関しては、R値(ITU−T G.107で規定)などの客観評価指標が有名である。一方、映像品質に関する客観品質評価方式としては、ITU−T J.144においては以下の3種類の評価アプローチが定められている。
FR(Full Reference:フルリファレンス)方式は、劣化した映像(ネットワーク映像配信サービスの場合は、ネットワークを通過しパケットロスなどの品質劣化を受けた映像)と元映像を比較することで、映像の劣化度合いを評価する方法である。
NR(Non Reference:ノンリファレンス)方式は、元映像を用いず、劣化映像のみを用いて映像評価を行う方式である。元映像を使わないことからFR方法の問題点は発生しないが、具体的な評価方式はまだ確立したとは言えない状況である。
RR(Reduced Reference)方式は、FR法で劣化映像との比較のために元映像を用いる代わりに、元映像の特徴情報を用いる手法である。
なお、特許文献1には、音声や映像のメディア情報を符号化したディジタルデータ系列が通信路を通るときの伝送特性パラメータを算出し、前記伝送特性パラメータで設定される伝送特性を実現する擬似通信路を設け、前記擬似通信路を経由したディジタルデータ系列から音声や映像のメディアを復元し、通信路を経由した後の通信サービス品質を評価することが記載されている。
また、特許文献2には、予め求めた品質劣化の発生パターンの主観品質評価特性に対して、サービス中に測定されたサーバ、ネットワーク、端末の状況から劣化パターンを推定する劣化パターン抽出操作を実行し、その劣化パターンの主観評価値特性を算出し、その結果に基づいてサービス品質劣化を判定する映像サービス品質管理方法において、劣化パターンの主観評価値特性を算出すると共に品質劣化パターンを測定し、得られた品質劣化パターンと主観評価値の関係及び、主観評価値の長時間変動特性から長時間主観評価値を算出し品質劣化を判定することが記載されている。
特開2004−23115号公報 特開2005−229214号公報
ネットワーク映像配信サービスにおいてFR方式を適用しようとすると、ネットワーク通過後の劣化映像と元映像を比較する必要があることから、必然的に評価は映像受信装置の近く、つまり映像サービスを受信するユーザ側に設置する必要がある。また、劣化映像との比較用の元映像も同様にユーザ側に保持しておく必要がある。
この状況は以下の困難を伴う。つまりFR方式による具体的な評価装置は、一般的には専用ハードウェアが用いられる。例えばFR方式で映像品質指標のMOS値を評価する装置としてKDDIメディアウィル社製のVP21Hなどがある。この装置は原画像と劣化画像を入力することでリアルタイムにMOS値を算出する。しかし、このようなハードウェア装置は、映像サービス受信ユーザ毎に配備するには、高価であり現実的ではない。
また、元映像をユーザ側で保持するためには、元映像を保持する装置(ストレージ装置)をユーザ側に配置するか、あるいは映像配信ネットワークとは別の品質がまったく劣化しないネットワークを用いてユーザ側に元映像を予め配信しておくなどの手順が必要となり、これもコストがかかり非現実的である。したがってFR方式による映像品質劣化の監視は、現実的ではないという問題があった。
現在開発されているNR方式の一手法として、元映像を用いずにネットワークにおけるパケットロス率から映像品質評価指標値を算出する手法であるMDI(Media Delivery Index, RFC4445)があるが、映像品質指標値としては信頼性が低い、つまり主観品質指標であるMOS値との相関が低く正確な評価が行えないという問題があった。
RR方式はFR方式に比較すると、従来の元映像情報より少ない情報を保持すればよいという特徴がある。ただし、評価装置をユーザ側に配置する必要があるなど、FR方式の問題点を本質的に解決しているわけではない。
上記の状況をまとめると、映像品質評価方式に関して、低コストかつ迅速に、正確な評価を行う方式は確立されていないのが現状であるといえる。今後、本格展開されるネットワーク上での映像配信サービスにおいて、映像品質の劣化検知や品質の監視を行うためには、この問題を解決する必要がある。
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、ネットワーク映像配信サービスでユーザが視聴する映像品質評価を低コストで、かつ迅速に行うことができる映像品質監視方法及び配信サーバ及びクライアントを提供することを総括的な目的とする。
この目的を達成するため、本発明の映像品質監視方法は、配信サーバからネットワークを介して一又は複数のクライアントに映像配信を行うシステムで配信された映像品質を監視する映像品質監視方法において、前記配信サーバで、配信する基準映像と前記ネットワークによる品質劣化のシナリオを疑似的に発生させた劣化映像とを比較してフルリファレンス方式の映像品質指標値を計測し、一定期間毎に複数のシナリオで変化させた品質劣化値と各シナリオに対応する映像品質指標値の特性データを作成して各クライアントに送付し、前記各クライアントで、前記ネットワークから配信された配信映像における品質劣化値を計測し、計測した前記品質劣化値と前記特性データから前記配信映像のフルリファレンス方式に相当する映像品質指標値を算出する。
このような映像品質監視方法によれば、ネットワーク映像配信サービスでユーザが視聴する映像品質評価を低コストで、かつ迅速に行うことができる。
本発明の映像品質監視方法の第1実施形態の基本動作図である。 本発明の映像品質監視方法の第2実施形態の基本動作図である。 第1及び第2実施形態における配信サーバ及びクライアントの詳細ブロック構成図である。 画像受信機能部の一実施形態の機能構成図である。 特性データ作成機能部の一実施形態の機能構成図である。 ネットワーク品質特性計測機能部の一実施形態の機能構成図である。 RTPパケットフォーマットを示す図である。 映像品質指標算出機能部の一実施形態の機能構成図である。 第3実施形態における配信サーバ及びクライアントの詳細ブロック構成図である。 配信サーバ及びクライアントの基本処理フローである。 擬似ネットワーク機能部12におけるネットワーク品質劣化シナリオの定義方法(シーケンシャル)である。 擬似ネットワーク機能部12におけるネットワーク品質劣化シナリオの定義方法(パラレル)である。 特性データ作成機能部の処理フローである。 ネットワーク品質劣化シナリオをシーケンシャルに実行した場合の映像品質指標値(DSCQS)の様子を示す図である。 ネットワーク品質劣化シナリオをパラレルに実行した場合の映像品質指標値(DSCQS)の様子を示す図である。 映像品質指標値の平均値の補正の様子を示す図である。 プロファイルの一例を示す図である。 、最小自乗法による線形近似を示す図である。 映像品質指標算出機能部における配信映像の映像品質指標算出の様子を示す図である。
符号の説明
10 配信サーバ
11 映像配信装置
12 擬似ネットワーク機能部
13 映像品質評価機能部
14A,14B 特性データ作成機能部
14e 映像品質指標補正部
14f 計測値マッピング機能部
14g 映像品質指標モデル作成部
14h 映像指標データ送信部
20 通信ネットワーク
30 クライアント
31 ネットワーク品質特性計測機能部
32A,32B 映像品質指標算出機能部
33 クライアント端末
40 ネットワーク管理システム
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について説明する。
本発明ではFR方式とNR方式を組み合わせた映像品質評価を行う。また、基本的な映像品質評価方法のアプローチとして、ネットワーク特性(パケットロスや遅延)の測定値と、実際の映像品質評価指標の測定値を関連付けることで、あるネットワーク品質特性の時の映像品質指標値を算出する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の映像品質監視方法の第1実施形態の基本動作図を示す。同図中、配信サーバ10は、映像を配信する映像配信装置11、実際に映像を配信するネットワークを模擬する擬似ネットワーク機能部12、映像品質を評価する映像品質評価機能部13、特性データ作成機能部14Aを有する。
映像配信装置11は、映像記憶装置やカメラから供給される映像データを供給され、この映像データを映像トラフィックに変換して通信ネットワーク20に送出すると同時に擬似ネットワーク機能部12と映像品質評価機能部13に供給する。
擬似ネットワーク機能部12は、実際の通信ネットワーク20による品質劣化のシナリオを模擬(エミュレーション)して一定期間毎にパケットロス率及び遅延を周期的に変動させ、ここでパケットロスにより劣化した映像トラフィックは映像品質評価機能部13に供給され、また、パケットロス率等のネットワーク品質特性値は特性データ作成機能部14Aに供給される。
なお、擬似ネットワーク機能部12の出力する劣化した映像トラフィックを、ネットワーク品質特性計測機能部(後述するネットワーク品質特性計測機能部31と同様の構成)に供給してパケットロス率等のネットワーク品質特性値を計測し特性データ作成機能部14Aに供給する構成としても良い。
映像品質評価機能部13は、映像配信装置11から供給される映像トラフィックから得た映像信号(基準映像)と、擬似ネットワーク機能部12でパケットロス率及び遅延により劣化した映像トラフィックから得た映像信号(劣化映像)とからFR方式の映像品質評価を行って一定期間毎に映像品質評価指標値を測定して特性データ作成機能部14Aに供給する。
特性データ作成機能部14Aは、一定期間毎のネットワーク品質特性値と映像品質評価指標値の対応データであるプロファイルを生成し、生成したプロファイルを、通信ネットワーク20を介して一又は複数のクライアント30の映像品質指標算出機能部32Aに送付する。
クライアント30は、ネットワーク品質特性計測機能部31、映像品質指標算出機能部32A、クライアント端末33を有する。クライアント30では、ユーザが受信する映像に対する映像品質評価をNR方式に基づいて行う。つまり、クライアント側では映像品質評価のために元画像を用いずに劣化映像のみを用いる。
ネットワーク品質特性計測機能部31は配信サーバ11から通信ネットワーク20を通して受信した映像トラフィックに対し実際のネットワーク品質特性値であるパケットロス率を計測し、その計測値を映像品質指標算出機能部32Aに通知する。また、ネットワーク品質特性計測機能部31は受信した映像トラフィックをクライアント端末33に供給する。
映像品質指標算出機能部32Aは、計測されたネットワーク品質特性値と配信サーバ10の特性データ作成機能部14Aから送付されたプロファイルから、その時点でのクライアント側のFR方式の映像品質指標値を算出する。更に映像品質指標算出機能部32Aは、算出された映像品質指標値に対して、映像品質が劣化したかどうかを判定するための閾値を持っており、算出した指標値が閾値を超えた場合は、ユーザが視聴している映像の品質が劣化したものと判断し、ネットワーク運用者が管理するNMS(Network Management System)等のネットワーク管理システム40に対してアラーム情報を通知する。
以上の手順により、クライアント30でのネットワーク品質特性の計測値を基に、正確な映像品質評価指標値を算出することができ、更に迅速にネットワーク管理システム40に映像品質劣化の通知を行うことが可能となる。
ここで、配信サーバ10において、一定期間毎にプロファイルを作成し、クライアント30の映像品質指標算出機能部32Aに送付しているのは、以下の理由によるものである。
あるパケットロスに対してユーザが体感する映像品質(体感品質)は、コンテンツの種類や、映像のシーンによって異なっており、例えばMPEG2で符号化された映像に関して、画面全体が同一色の大きな物体で占められたシーンと、複数の様々な色の物体が配置されているシーンでは、前者はパケットロスが発生してブロックノイズが発生した場合でも、ブロックノイズは同一色の背景に溶け込んであまり目立たず体感的には品質はそれほど悪く感じない。これに対し、後者ではブロックノイズは、様々な色の物体に重なってみえるため、体感的に品質が悪く感じる。
つまり、配信サーバ10で作成したある映像再生中のある時間帯に作成されたプロファイル(パケットロス率と映像品質指標値の関係)は、異なるシーンや異なる時間帯、あるいは異なるコンテンツによって変動する。
したがって、本発明では配信サーバ側では一定期間毎にプロファイルを作成し、プロファイルが作成される毎にクライアント側に送付することで、映像特性の変化に追従することを可能とする。クライアント30では、一定期間毎に送付される常に最新のプロファイルを用いて、映像品質の評価を実施することで、クライアント端末33でユーザが見ているシーンに対する正確な評価を行うことが可能となる。
上記の基本動作では、配信サーバ10で生成したプロファイルを一定期間毎にクライアント30に送付し、クライアント30が実測したパケットロス等のネットワーク品質特性値とプロファイルを用いて、映像品質指標値を算出したが、必ずしもクライアント30で映像品質指標の算出を行う必要はない。
<第2実施形態>
図2は、本発明の映像品質監視方法の第2実施形態の基本動作図を示す。この実施形態では配信サーバ10の特性データ作成機能部14Aで生成したプロファイル情報をクライアント30に送付せず、逆にクライアント30のネットワーク品質特性計測機能部31で計測したネットワーク品質特性値を一定期間毎に配信サーバ10に送付し、配信サーバ10に設けた映像品質指標算出機能部15で一定期間毎にクライアント30の映像品質指標値を算出する。
このため、図1ではクライアント30においてプロファイル情報を受信して計測したネットワーク品質特性値から映像品質指標値を算出する映像品質指標算出機能部32Aを配置していたが、図2では映像品質指標算出機能部15を配信サーバ10の特性データ作成機能部14Aの後段に配置する。
一又は複数のクライアント30それぞれでは、ネットワーク品質特性計測機能部31において計測したネットワーク品質特性値を一定期間毎に配信サーバ10の映像品質指標算出機能部15に送付する。
映像品質指標算出機能部15では、特性データ作成機能部14Aから一定期間毎に受信しているプロファイル情報とネットワーク品質特性を基に、その時点での映像品質指標を算出する。
更に、映像品質指標算出機能部15は、算出された映像品質指標値に対して、映像品質が劣化したかどうかを判定するための閾値を持っており、算出した指標値が閾値を超えた場合は、ユーザが視聴している映像の品質が劣化したものと判断し、ネットワーク運用者が管理するNMS等のネットワーク管理システム40に対してアラーム情報を通知する。
なお、第1実施形態と第2実施形態を組み合わせて、配信サーバ10とクライアント30の双方で映像品質指標を算出する構成としても良い。
なお、映像品質指標算出機能部15をネットワーク管理システム40に設け、配信サーバ10の特性データ作成機能部14Aで生成したプロファイル情報を一定期間毎にネットワーク管理システム40に送付し、クライアント30のネットワーク品質特性計測機能部31において計測したネットワーク品質特性値を一定期間毎にネットワーク管理システム40に送付して、ネットワーク管理システム40に設けた映像品質指標算出機能部15で映像の品質劣化を判断しても良い。
<プロファイル情報の事前配布>
上記第1及び第2実施形態では、実際のユーザ向けの映像配信と同時に配信サーバ10でプロファイルを生成し、それをクライアント30に配布している。ライブ配信/生放送を想定した場合は、映像配信と同時にプロファイルを作成する必要があるが、映画やドラマなど事前に配布するコンテンツの内容が事前に分かるものに対しては、予めその配布予定のコンテンツに対するプロファイルを作成しておき、作成したプロファイルを実際の配信の前に、映像品質指標算出機能部15又は32に対して与えてもよい。
<第1及び第2実施形態における配信サーバの及びクライアントの詳細>
図3は、第1及び第2実施形態における配信サーバ10及びクライアント30の詳細ブロック構成図を示す。この図3は図1に示す映像品質監視方法の第1実施形態に基づくものである。
同図中、配信サーバ10の映像品質評価機能部13は、画像受信機能部13a、画像受信機能部13b、FR型映像品質指標算出機能部13cの3つの機能により構成されている。
画像受信機能部13a,13bは、映像配信装置11又は擬似ネットワーク機能部12から供給される映像トラフィックを映像信号に変換する。具体的にはパーソナルコンピュータ(PC)等で実現され、PC上の映像再生ソフトウェア(Windows Media PlayerやVLC playerなど)で再生した映像を、アナログ又はデジタル映像信号として出力する。
図4に、画像受信機能部13a,13bの一実施形態の機能構成図を示す。同図中、PCのパケット受信部13−1はネットワークインタフェースであり、パケット受信部13−1で受信した映像トラフィックである映像パケット(IPパケット)は、映像再生機能部13−2としての映像再生ソフトにより再生され、PC内の映像処理機能である映像信号出力部13−3によって映像信号とされて出力される。
画像受信機能部13aで生成された元映像に対する映像信号(基準映像)、及び画像受信機能部13bで生成された劣化した映像に対する映像信号(劣化映像)は、FR型映像品質指標算出機能部13cに供給される。
FR型映像品質指標算出機能部13cは、例えばハードウェア型の映像品質評価装置であるKDDIメディアウィル社製のVP21Hを用いる。FR型映像品質指標算出機能部13cは、基準映像と劣化映像からFR方式による映像品質指標値として主観評価指標であるDSCQS値相当の映像品質指標を出力する。
なお、画像受信機能部13a,13bの出力する映像信号の形式と、FR型映像品質指標算出機能部13cで受信可能な映像信号の形式が異なる場合は、映像信号変換器(スキャンコンバータ等)を利用する。
次に、擬似ネットワーク機能部12では、ネットワーク品質特性の変化を擬似的に実現させるための、例えばパケットロスや遅延を発生させるための専用アプライアンスを利用可能である。このようなアプライアンスは指定した期間において、例えばパケットロス率に関して、指定したパケットロス率で、通過するIPパケットを廃棄する機能を持っている。擬似ネットワーク機能部12は、ネットワーク品質劣化のシナリオを擬似的に実現するために、一定期間Tp毎に異なるN種類のパケットロス率で通過するIPパケットを廃棄する。一定期間Tp、パケットロスの値の種類N、それぞれのパケットロス率Lnの具体的な値は、例えばPCなどの外部装置からネットワーク品質シナリオとして指定する。あるいはネットワーク品質シナリオを内部設定ファイルで指定してもよい。また、パケットロス率Lnの指定の仕方は、小さな値から順に指定しても、大きな値から順に指定してもよい。あるいはランダムに指定してもよい。
特性データ作成機能部14Aは、FR型映像品質指標算出機能部13cにおいて計測した映像品質指標値(DSCQS値)と、擬似ネットワーク機能部12で与えたパケットロス率の関係をマッピングしてプロファイルを作成する。
図5に特性データ作成機能部14Aの一実施形態の機能構成図を示す。同図中、映像品質指標値受信部14aは、FR型映像品質指標算出機能部13cより一定期間毎に供給される映像品質指標値(DSCQS値)を受信し、そのまま若しくは予め決められた一定期間毎に平均化処理した後、プロファイル生成部14cに通知する。
また、ネットワーク品質特性情報受信部14bは、擬似ネットワーク機能部12から指定されるパケットロス率の値を受信し、その値をプロファイル生成部14cに通知する。
プロファイル生成部14cは、ある一定期間で、映像品質指標値受信部14a及びネットワーク品質特性情報受信部14bから通知されたDSCQS値とパケットロス率を対応付けてプロファイルを生成する。
プロファイル生成部14cで生成されたプロファイルはプロファイル送信部に供給される。プロファイル送出部14dは供給されたプロファイル情報を、通信ネットワークを介し、クライアント30の映像品質指標算出機能部32Aに対して送出する。
送出方法としては、プロファイル情報を1つのファイルとして保持し、プロファイル送出部14dがFTPでクライアント30の映像品質指標算出機能部32Aに対し送出する。あるいはプロファイル情報を特定のマルチキャストアドレスに対して配信しておき、クライアント30の映像品質指標算出機能部32Aがそのマルチキャストアドレスを受信する設定を行うことで、プロファイルを受信する構成としても良い。更に、プロファイル生成部14cは、生成したプロファイルをプロファイル送出部14dに送出したと同時に、外部の受信映像切り替え制御部16に対して、プロファイル生成が完了したことを通知する。
本発明では、映像品質評価を行う受信映像を切り替え、別の映像に対する映像品質評価を可能とする。そのために、受信映像切り替え制御部16では、プロファイル生成部14cからプロファイル生成完了通知を受信すると、画像受信機能部13a,13bに対して、受信している映像の種類の切り替えを指示する。これは例えば映像の受信アドレスを画像受信機能部13a,13bに対して指示することで行う。具体的には例えば、配信サーバ10からの映像がマルチキャストで配信されている場合には、受信するマルチキャストグループ(=マルチキャストアドレス)を指定することで受信する映像を指定できる。
受信映像切り替え制御部16は、例えば予め映像品質評価を行う映像毎のマルチキャストアドレスを設定ファイルとして保持しておき、プロファイル生成部14cからプロファイル生成完了通知を受信すると、上記設定ファイルにしたがってマルチキャストアドレスを指定することで、受信する映像を切り替えることができる。なお、受信映像切り替え制御部16は、PCなどの装置で実現してもよいし、あるいは特性データ作成機能部14Aと同一の装置上に構成されてもよい。
次に、クライアント30において受信する映像に対する映像品質評価について説明する。クライアント30のクライアント端末33の前段には、ネットワーク品質特性計測機能部31が配置され、受信している映像トラフィックに対して、ネットワーク品質特性値を計測する。
図6に、ネットワーク品質特性計測機能部31の一実施形態の機能構成図を示す。ネットワーク品質特性計測機能部31ではパケットロスを計測する。例えば映像ストリームはRTPプロトコルを使用して配信されることが多いことから、RTPパケットヘッダのシーケンス番号の抜けを計測することで、ネットワークの途中でパケットが廃棄されたことを知ることができる。図7にRTPパケットフォーマットを示す。映像ストリームのパケットは、IPヘッダとUDPヘッダとRTPヘッダに続いて映像情報が入るRTPペイロードが設けられている。RTPヘッダには、V(version),P(padding),X(extension),CC(CSRC count),M(marker),ペイロードタイプ,シーケンス番号,タイムスタンプ,SSRC(参加者識別子),CSRC(送信者識別子)が設けられており、シーケンス番号はパケットが送信される度にインクリメントされる。
図6において、パケット受信部31aは通信ネットワーク20からパケットを受信してクライアント端末33に供給すると共に、受信パケットのヘッダをパケット解析部31bに供給する。
パケット解析部31bではパケットヘッダを解析し、RTPシーケンスの抜けたパケットであるか否かを判定してパケットカウント部31cに通知する。パケットカウント部31cでは、予め指定された計測期間毎に、RTPシーケンスの抜けたパケット数Aと受信パケット数Bをカウントしてネットワーク品質特性算出部31dに通知する。
ネットワーク品質特性算出部31dは、予め指定された計測期間における、RTPシーケンスの抜けたパケット数Aを、受信パケット数BとRTPシーケンスの抜けたパケット数Aの合計パケット数(A+B)で除算して、パケットロス率[%]を算出し、映像品質指標算出機能部32Aに通知する。
図8に、映像品質指標算出機能部32Aの一実施形態の機能構成図を示す。の機能構成例を示す。同図中、プロファイル情報受信部32aは、配信サーバ10の特性データ作成機能部14Aより一定期間毎にプロファイルを受信し、常に最新のプロファイル情報に更新する。また、ネットワーク品質特性情報受信部32bは、ネットワーク品質特性計測機能部31より一定期間毎にパケットロス率を受信する。
映像品質指標算出部32cは、プロファイルのパケットロス率と映像品質指標値の関係を基に、計測したパケットロス率に対応したFR方式に相当する映像品質指標値を算出する。算出したFR方式の映像品質指標値は閾値判断部32dに通知される。
閾値判断部32dは、映像品質指標値に対して予め決められた閾値を超えたかどうかを判断し、映像品質指標値が閾値を超えた場合には、ネットワーク管理システム40に対してアラーム通知を行う。アラーム通知はアラーム通知メッセージを生成して通信ネットワーク20を介してネットワーク管理システム40に送付することで可能である。
このように、クライアント30においてNR方式に基づいた映像品質評価を行うため、クライアント30に元映像や元映像保持のための記憶装置を配置する必要がない。更に、FR方式で用いられる高価なハードウェアベースの映像評価装置をクライアント30毎に配置する必要がない。一方、配信サーバ10ではFR方式に基づいた高価なハードウェアによる映像評価装置を1つ配置するだけでよいことから、配信サーバ10と複数のクライアント30を含めた映像品質監視システム全体を低コストで実現することが可能となる。
また、基本的には配信サーバ10でFR方式に基づいて正確な評価をプロファイルとして生成し、クライアント30はそのプロファイルを用いて映像品質指標値を算出することから、正確な映像品質の評価が可能となる。
<第3実施形態における配信サーバ及びクライアントの詳細>
図9は、第3実施形態における配信サーバ10及びクライアント30の詳細ブロック構成図を示す。同図中、図1乃至図3と同一部分には同一符号を付す。
図9において、配信サーバ10は、映像を配信する映像配信装置11、実際に映像を配信するネットワークを模擬する擬似ネットワーク機能部12、映像品質を評価する映像品質評価機能部13、特性データ作成機能部14Bを有する。
映像配信装置11は、映像記憶装置やカメラから供給される映像データを供給され、この映像データを映像トラフィックに変換して通信ネットワーク20に送出すると同時に擬似ネットワーク機能部12と映像品質評価機能部13に供給する。
擬似ネットワーク機能部12は、実際の通信ネットワーク20を模擬(エミュレーション)して一定期間毎にパケットロス率等を周期的に変動させ、ここでパケットロスにより劣化した映像トラフィックは映像品質評価機能部13に供給され、また、パケットロス率等のネットワーク品質特性値は特性データ作成機能部14Bに供給される。
映像品質評価機能部13は、画像受信機能部13a、画像受信機能部13b、FR型映像品質指標算出機能部13cの3つの機能により構成されている。画像受信機能部13a,13bは、映像配信装置11又は擬似ネットワーク機能部12から供給される映像トラフィックを映像信号に変換する。具体的にはパーソナルコンピュータ(PC)等で実現され、PC上の映像再生ソフトウェアで再生した映像を、アナログ又はデジタル映像信号として出力する。
FR型映像品質指標算出機能部13cは、例えばハードウェア型の映像品質評価装置であるKDDI−MW製のVP21Hを用いる。FR型映像品質指標算出機能部13cは、基準映像と劣化映像から、FR方式により映像品質指標値として主観評価指標であるDSCQS値相当の映像品質指標を出力する。
特性データ作成機能部14Bは、映像品質指標補正部14e、計測値マッピング機能部14f、映像品質指標モデル作成部14g、映像指標データ送信部14hより構成されている。
映像品質指標補正部14eは、画像受信機能部13a,13bの出力する基準映像と劣化映像の非同期現象によって生じる映像品質指標値のインパクト量を推定し、そのインパクト量を除去した形に映像品質指標値を補正する。
計測値マッピング機能部14fは、映像配信装置11から受信した映像に関し、映像品質指標補正部14eにより補正された映像評価指標値(DSCQS値)と、擬似ネットワーク機能部12の出力するパケットロス率の関係をマッピングしてプロファイルを作成する。
映像品質指標モデル作成部14gは、ネットワーク品質シナリオのパケットロス率と、そのパケットロス率に対応して取得される映像評価指標(DSCQS値)との対応データであるプロファイルの傾向を関数近似することで、映像品質指標モデルを作成する。
映像指標データ送信部14hは、配信映像に対する映像品質指標モデル作成部14gの処理が終了した時点で、生成した映像品質指標モデルをクライアント30のネットワーク品質特性計測機能部31に対して送付する。
図10に、配信サーバ10及びクライアント30の基本処理フローを示す。
ステップS1:映像配信装置11はクライアントに配信する配信映像を受信する。
ステップS2:擬似ネットワーク機能部12は配信映像に対し、パケットロス等の様々なネットワーク品質劣化のシナリオを経験させる。
ステップS3:特性データ作成機能部14Bは映像品質評価機能部13で直接受信した配信映像(基準映像)とネットワーク品質劣化を擬似的に発生させた配信映像(劣化映像)を比較し、画質の差分より映像品質指標値(DSCQS値)を計測する。
ステップS4:特性データ作成機能部14BはステップS2において実行したネットワーク品質シナリオとステップS3において計測した映像品質指標を対応付け、その変化傾向をモデル化する。
ステップS5:特性データ作成機能部14BはステップS4で作成した映像品質指標モデルをクライアント30の映像品質指標算出機能部32Bに送付する。
ステップS6:映像品質指標算出機能部32Bはネットワーク品質特性計測機能部31で計測されたネットワーク品質を用いて、映像品質指標モデルを参照することにより、クライアント30に配信されている映像のFR方式に相当する映像品質指標を算出計測する。
<ネットワーク品質劣化(パケットロス)シナリオ定義>
図11及び図12に、擬似ネットワーク機能部12におけるネットワーク品質劣化シナリオの定義方法を示す。図11は、ネットワーク品質劣化シナリオをシーケンシャルに実行する方法を示す。同図中、数sec〜数10sec程度の映像品質指標モデル作成間隔内においては、各シーンの映像特性が殆ど同じであると仮定し、各ネットワーク品質劣化シナリオすなわちパケットロス0%,0.5%,1.0%,1.5%,2.0%をシーケンシャルに実行する。
図12は、ネットワーク品質劣化シナリオをパラレルに実行する方法を示す。同図中、数sec〜数10sec程度の映像品質指標モデル作成間隔内のシーンに対し、各ネットワーク品質劣化シナリオすなわちパケットロス0%,0.5%,1.0%,1.5%,2.0%をパラレルに実行する。
パラレルシナリオに比べシーケンシャルシナリオは、機能コンポーネント(擬似ネットワーク機能部12,映像品質評価機能部13等)の数、処理量を軽減できるが、パラレルシナリオでは1つのシーンに対し複数のシナリオを実行して評価シーンを一致させることが可能であり、品質評価精度が高いと言える。
<特性データ作成>
図13に、特性データ作成機能部14Bの処理フローを示す。
ステップS11:各ネットワーク品質シナリオ実行時に計測されるFR映像品質指標値(DSCQS)の平均値を求める。
ステップS12:パケットロス率0%のシナリオ時における映像品質指標値の平均値が正常値の範囲をとっているか否かを判別し、正常値の範囲外であればステップS13で補正処理(フィルタリング)を行ってステップS14に進み、正常値の範囲内であればそのままステップS14に進む。
ステップS13:映像品質指標補正部14eは全てのネットワーク品質の劣化シナリオで得られた映像品質指標値の平均値それぞれからパケットロス率0%のシナリオにおける映像品質指標値の平均値を減算する。
ここでは、ネットワーク品質が劣化しないシナリオ(パケットロス率0%)時において本来、映像品質指標値は必ず正常値(DSCQSの平均値=0%)を示さなければならない。しかし、基準映像と劣化映像間の非同期の現象が発生すると、映像自体の画像同期が実施できず映像品質指標値が異常値(DSCQSの平均値>0%)を示す。図14にネットワーク品質劣化シナリオをシーケンシャルに実行した場合のFR方式映像品質指標値(DSCQS)の様子を示し、図15にネットワーク品質劣化シナリオをパラレルに実行した場合のFR方式映像品質指標値(DSCQS)の様子を示す。
このとき、映像品質指標値が示す異常値がネットワーク品質劣化以外の要因で発生していることに着目し、ネットワーク品質シナリオが良好(パケットロス率0%)にも関わらず異常値を示している映像品質指標値の平均値を計測し、その異常値における本来の正常値からの差分量(つまり異常値そのもの)を他のネットワーク品質劣化シナリオ時に得られた映像品質指標値の平均値それぞれから除去して補正を行う。
図16に映像品質指標値の平均値の補正の様子を示す。ここでは、パケットロス率0%時にDSCQS平均値=G0(異常値)−0(正常値)=G0とする。また、パケットロス率x%時のDSCQS平均値=Gxであれば、パケットロス率x%時のDSCQS平均値=Gx−G0に補正する。
ステップS14:計測値マッピング機能部14fは各ネットワーク品質シナリオのパケットロス率と補正済み映像品質指標値の平均値との対応データであるプロファイルを保持する。図17にプロファイルの一例を示す。
ステップS15:映像品質指標モデル作成部14gはプロファイルすなわちパケットロス率と映像品質指標値(DSCQS平均値)の対応データにおける変化傾向をモデル化するため、図18に示すように、最小自乗法により線形近似を実施する。
映像品質指標値=a×パケットロス率+b (a、bは関数パラメータ)
この方法はDSCQS値が微小パケットロス率の変動に対して線形的な変化を示す特性を利用するものである。
なお、映像品質指標値としてDSCQS値を用いた場合、ステップS13で補正を行っているために、関数パラメータb=0となるが、DSCQS値以外の映像品質指標値を用いるとb≠0となる場合があるため、関数パラメータa,bとしている。また、最小自乗法により線形近似を行う以外に、曲線近似を行っても良く、この場合には関数パラメータが3以上になる。
ステップS16:映像指標データ送信部14hは関数化された映像品質指標モデル(映像品質指標値=a×パケットロス率+b)に対し、パラメータ(a,b)をクライアント30の映像品質指標算出機能部32Bに送付する。
<配信映像の映像品質指標算出>
映像品質指標算出機能部32Bは、特性データ作成機能部14Bからパラメータ(a,b)を送付されると共に、ネットワーク品質特性計測機能部31より一定期間毎にパケットロス率を受信している。
映像品質指標算出機能部32Bは以下の式に基づき、計測したパケットロス率に対応する映像品質指標値を算出する。
映像品質指標値=a×計測パケットロス率+b
更に、映像品質指標算出機能部32Bは、算出された映像品質指標値に対して、映像品質が劣化したかどうかを判定するための閾値を持っており、算出した指標値が閾値を超えた場合は、ユーザが視聴している映像の品質が劣化したものと判断し、ネットワーク管理システム40に対してアラーム情報を通知する。
図19に映像品質指標算出機能部32Bにおける配信映像の映像品質指標算出の様子を示す。ここで、「映像品質指標モデル作成時に評価させるシーン」と「クライアントで映像品質推定を実施するシーン」とを一致させるため、映像品質指標モデルの作成時間とパケットロス率計測期間を一致させ、クライアント30における映像品質指標算出は映像品質指標データ(関数パラメータ)の受信をトリガーとして行う。
このように、配信映像の各シーンに対しネットワーク特性と映像品質指標(従来の画像レベルでの指標値)を自動的に関連付けるための機能を提供しており,従来の評価手法では提供できなかった映像品質指標(=映像シーン特性を考慮し、ネットワーク品質に関連付けられた映像品質指標値)を自動的に構築することが可能となる。
ここで、FR型映像品質指標算出機能部13cにおいて、基準映像と劣化映像の2入力映像からFR方式映像品質指標であるDSCQS値を取得するため、2つの映像を完全に同期させて評価する必要がある。しかし、機能コンポーネントのクロックずれなどの影響により、基準映像と劣化映像を同期させて評価することは困難であり、また、基準映像と劣化映像から得られるDSCQS値は大きくばらつくが、本実施形態では、映像品質指標補正部14eを設けているため、映像品質指標値(DSCQS値)とパケットロス率の関係を正確にマッピングしたプロファイルを得ることができる。配信サーバ10から各クライアントにプロファイルを送付するのではなく、関数パラメータ(a,b)を送付するため、通信ネットワーク20のトラフィック負荷を低く抑えることができる。
上記実施形態では、劣化映像生成手段の一例として擬似ネットワーク機能部12を用い、映像品質指標値計測手段の一例として映像品質評価機能部13を用い、特性データ作成手段の一例として特性データ作成機能部14A,14Bを用い、送付手段の一例として特性データ作成機能部14A,映像指標データ送信部14h,品質特性計測機能部31を用い、補正手段の一例として映像品質指標補正部14eを用い、関数近似手段の一例として映像品質指標モデル作成部14gを用い、品質劣化値計測手段の一例としてネットワーク品質特性計測機能部31を用い、映像品質指標値算出手段及びアラーム発生手段の一例として映像品質指標算出機能部32A、32Bを用いている。

Claims (9)

  1. 配信サーバからネットワークを介して一又は複数のクライアントに映像配信を行うシステムで配信された映像品質を監視する映像品質監視方法において、
    前記配信サーバで、
    配信する基準映像と前記ネットワークによる品質劣化のシナリオを疑似的に発生させた劣化映像とを比較してフルリファレンス方式の映像品質指標値を計測し、
    一定期間毎に複数のシナリオで変化させた品質劣化値と各シナリオに対応する映像品質指標値の特性データを作成して各クライアントに送付し、
    前記各クライアントで、
    前記ネットワークから配信された配信映像における品質劣化値を計測し、
    計測した前記品質劣化値と前記特性データから前記配信映像のフルリファレンス方式に相当する映像品質指標値を算出する
    ことを特徴とする映像品質監視方法。
  2. 配信サーバからネットワークを介して一又は複数のクライアントに映像配信を行うシステムで配信された映像品質を監視する映像品質監視方法において、
    前記配信サーバで、
    配信する基準映像と前記ネットワークによる品質劣化のシナリオを疑似的に発生させた劣化映像とを比較してフルリファレンス方式の映像品質指標値を計測し、
    一定期間毎に複数のシナリオで変化させた品質劣化値と各シナリオに対応する映像品質指標値の特性データを作成し、
    前記各クライアントで、
    前記ネットワークから配信された配信映像における品質劣化値を計測して前記配信サーバに送付し、
    前記配信サーバで、
    送付された前記品質劣化値と前記特性データから前記配信映像のフルリファレンス方式に相当する映像品質指標値を算出する
    ことを特徴とする映像品質監視方法。
  3. 請求項1に記載の映像品質監視方法において、
    前記配信サーバは、前記クライアントに映像配信を行う前に、前記一定期間毎に複数のシナリオで変化させた品質劣化値と各シナリオに対応する映像品質指標値の特性データを作成する
    ことを特徴とする映像品質監視方法。
  4. 配信サーバからネットワークを介して一又は複数のクライアントに映像配信を行い配信された映像品質を監視するシステムの配信サーバにおいて、
    配信する基準映像に前記ネットワークによる品質劣化のシナリオを疑似的に発生させて劣化映像を生成する劣化映像生成手段と、
    前記配信する基準映像と前記劣化映像とを比較してフルリファレンス方式の映像品質指標値を計測する映像品質指標値計測手段と、
    一定期間毎に複数のシナリオで変化させた品質劣化値と各シナリオに対応する映像品質指標値の特性データを作成する特性データ作成手段と、
    前記特性データを各クライアント又はネットワーク管理システムに送付する送付手段を
    有することを特徴とする配信サーバ。
  5. 配信サーバからネットワークを介して一又は複数のクライアントに映像配信を行い配信された映像品質を監視するシステムのクライアントにおいて、
    前記ネットワークから配信された配信映像における品質劣化値を計測する品質劣化値計測手段と、
    前記配信サーバから一定期間毎に送付される特性データを受信し、計測した前記品質劣化値と前記特性データから前記配信映像のフルリファレンス方式に相当する映像品質指標値を算出する映像品質指標値算出手段を
    有することを特徴とするクライアント。
  6. 請求項5記載のクライアントにおいて、
    前記映像品質指標値算出手段で算出された映像品質指標値が閾値を超えたときアラームを発生するアラーム発生手段を
    有することを特徴とするクライアント。
  7. 配信サーバからネットワークを介して一又は複数のクライアントに映像配信を行い配信された映像品質を監視するシステムの配信サーバにおいて、
    配信する基準映像に前記ネットワークによる品質劣化のシナリオを疑似的に発生させて劣化映像を生成する劣化映像生成手段と、
    前記配信する基準映像と前記劣化映像とを比較してフルリファレンス方式の映像品質指標値を計測する映像品質指標値計測手段と、
    一定期間毎に複数のシナリオで変化させた品質劣化値と各シナリオに対応する映像品質指標値の特性データを作成する特性データ作成手段と、
    前記クライアントで計測されて送付される配信映像における品質劣化値を受信し、前記品質劣化値と前記特性データから前記配信映像のフルリファレンス方式に相当する映像品質指標値を算出する映像品質指標値算出手段を
    有することを特徴とする配信サーバ。
  8. 請求項4又は7記載の配信サーバにおいて、
    前記特性データ作成手段は、
    一定期間毎に複数のシナリオで変化させた品質劣化値と各シナリオに対応する映像品質指標値の平均値に対し、品質劣化がないシナリオに対応する映像品質指標値の平均値を0とする補正を行う補正手段を
    有することを特徴とする配信サーバ。
  9. 請求項記載の配信サーバにおいて、
    前記特性データ作成手段は、
    前記複数のシナリオで変化させた品質劣化値と各シナリオに対応する前記補正手段で補正された映像品質指標値の平均値の対応データについて関数近似を行い、前記関数近似を行った関数パラメータを特性データとする関数近似手段を
    有することを特徴とする配信サーバ。
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