JP5166161B2 - データ処理装置およびデータ処理方法 - Google Patents

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Description

この発明は、データ処理技術に関し、特に、通信網を介して接続された外部装置から処理すべきデータを取得するデータ処理装置およびデータ処理方法に関する。
現在、データ処理装置に処理させるべきデータを蓄積した蓄積サーバとデータ処理装置とが通信網を介して接続され、個々のデータ処理装置が蓄積サーバにアクセスしてそのデータを取得することが一般的に行われている。以下の特許文献1では、通信網の負荷が低いときに、ソフトウェアの送信元であるホスト計算機とソフトウェアの送信を仲介する仲介ホスト計算機とにソフトウェアの送信を実行させる技術が提案されている。
特開平7−334436号公報
データ処理装置における蓄積サーバからのデータ取得処理と他の業務処理とは、トレードオフの関係となることがある。すなわち、データ取得処理を優先すると他の業務処理が阻害されることがあり、他の業務処理を優先するとデータ取得処理がその完了までに時間を要することがある。上記の特許文献1では、このようなトレードオフの課題およびその解決方法の示唆はない。本発明者は、処理すべきデータをデータ処理装置が取得するに際して、そのデータ処理装置に適切な取得方法を選択させることで、そのデータ処理装置に関わるユーザの利便性を向上できると考えた。
本発明は、本発明者の上記着目に基づいて完成された発明であり、その主たる目的は、処理すべきデータをデータ処理装置が取得するに際して、そのデータ処理装置に適切な取得方法を選択させる技術を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のデータ処理装置は、通信網を介して接続された外部装置から処理すべきデータを取得する装置であって、データを取得すべきときは、自装置において使用可能な通信帯域の少なくとも一部を継続的に占有してデータを取得する第1取得部と、データを取得すべきときであっても、そのときにおいてアイドル状態であった通信帯域を適応的に使用してデータを取得する第2取得部と、データの取得に際し、データの内容もしくは自装置の状態に応じて、第1取得部または第2取得部のいずれかを選択する選択部と、を備える。
本発明の別の態様は、データ処理方法である。この方法は、通信網を介して接続された外部装置から処理すべきデータを取得する装置を制御する方法であって、データの取得に際し、データの内容もしくは装置の状態を検出するステップと、データを取得すべきときは、装置において使用可能な通信帯域の少なくとも一部を継続的に占有してデータを取得するか、または、データを取得すべきときであっても、そのときにおいてアイドル状態であった通信帯域を適応的に使用してデータを取得するかのいずれかを、検出するステップにおいて検出された情報に応じて選択するステップと、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を装置、方法、システム、プログラム、プログラムを格納した記録媒体などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、外部装置から処理すべきデータを取得するデータ処理装置において、そのデータ処理装置に関わるユーザの利便性を向上させることができる。
本発明の実施の形態について、その構成を説明する前に概要を説明する。実施の形態において提案するユーザ端末は、自端末で処理すべきファイル(以下、適宜「要処理ファイル」ともいう)を、通信網を介して接続された蓄積サーバから取得する。この処理には、ファイルの取得、実行、インストール等が含まれる。要処理ファイルは、例えば、ユーザ端末で動作するアプリケーションに対する不具合修正ファイルや、ユーザへの周知情報が記載された文書ファイルであり、ファイルごとにユーザ端末で処理されるべき優先度を有する。
例えば、不具合修正ファイルは高い優先度であるため、その取得処理は他の業務処理より優先される必要がある。一方で、周知情報が記載された文書ファイルは低い優先度であるため、その取得処理より他の業務処理が優先される。なお、他の業務処理とは、要処理ファイルの取得処理とは異なる処理であり、典型的にはユーザの操作に基づいて起動されて外部装置との通信を実行する。例えば、外部のウェブサーバからウェブページを取得する処理でもよく、外部の社内システムに対する売上データの参照処理や更新処理でもよい。
このように、実施の形態のユーザ端末は、要処理ファイルの内容や自端末の状態に応じて、要処理ファイルの取得処理を高い優先度で実行し、もしくは、より低い優先度で実行する。この結果、高い優先度の要処理ファイルであれば、他の業務処理に優先して要処理ファイルが取得される。逆に、低い優先度の要処理ファイルであれば、他の業務処理が優先して実行され、他の業務処理への影響を低く抑えながら要処理ファイルが取得される。要処理ファイルの取得方法が変化することによって、要処理ファイルの取得処理と他の業務処理とのバランスが図られ、ユーザの利便性が向上する。なお、請求項における「外部装置」および「データ処理装置」は、実施の形態における「蓄積サーバ」および「ユーザ端末」にそれぞれ相当する。
図1は、本発明の実施の形態であるデータ処理システム100の構成を示す。データ処理システム100は、蓄積サーバ10と、管理サーバ20と、ユーザ端末40とを備え、それぞれが通信網30を介して接続されている。通信網30は、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット、電話網等、公知のネットワークを制限なく含む。
図1の各装置においては、当該装置を効率よく利用するための機能および環境を提供して当該装置の全体を統括的に制御するオペレーティングシステム(以下、適宜「OS」ともいう)が実行されている。後述する図2の機能ブロックは、OSが提供する機能を適宜利用することにより、機能ブロックについて記載する機能を実現する。OSは典型的にはソフトウェア的に実現されるが、ハードウェア的に実現されてもよい。
蓄積サーバ10は、公知のファイル提供機能を備えた装置であり、ユーザ端末40により取得されるべき要処理ファイルを蓄積する。本実施の形態の蓄積サーバ10では、ファイル提供機能のために、OSが提供するCIFS(Common Internet File System)モジュールが使用される。別の例として、FTP(File Transfer Protocol)モジュールやHTTP(Hypertext Transfer Protocol)モジュールが使用されてもよい。
管理サーバ20は、要処理ファイルの属性情報を保持し、ユーザ端末40からの要求に応じて、その属性情報をユーザ端末40に提供する。要処理ファイルの属性情報は、要処理ファイルの管理者によって要処理ファイルに設定された属性を示し、例えば、要処理ファイルの識別情報、ユーザ端末40における処理の優先度、ユーザ端末40において処理されるべき期限、要処理ファイルを処理すべき装置の識別情報である。
ユーザ端末40は、ユーザにより操作される一般的なPC端末であり、管理サーバ20から要処理ファイルの属性情報を取得して要処理ファイルを特定し、蓄積サーバ10からその要処理ファイルを取得する。ユーザ端末40と通信網30との接続態様に特に制限はないが、ここではLAN接続またはダイヤルアップ接続であることとする。
なお、図1における蓄積サーバ10および管理サーバ20の記載は、上述した機能を有する装置の論理的な配置を示したものであり、装置の物理的な配置態様を限定するものではない。例えば、蓄積サーバ10および管理サーバ20は、物理的には、同一筐体に配置されてもよく、別筐体に配置されてもよい。
図2は、図1のユーザ端末40の機能構成を示すブロック図である。ユーザ端末40は、記憶部42と、検出部44と、選択部50と、第1取得部54と、第2取得部56とを有する。
本明細書のブロック図において示される各ブロックは、ハードウェア的には、コンピュータのCPUをはじめとする素子や機械装置で実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところであり、これらのいずれかに限定されるものではない。
第1取得部54は、要処理ファイルを取得すべきとき、ユーザ端末40において使用可能な通信帯域の少なくとも一部を継続的に占有して要処理ファイルを取得する。例えば、使用可能な通信帯域が100Mbpsであるとき、要処理ファイルを取得する間はそのうちの20MBpsを継続して占有する。要処理ファイルが取得される間、他の業務処理で使用可能な通信帯域は80Mbpsとなる。すなわち、第1取得部54は、他の業務処理において要求される通信に優先して要処理ファイルを取得する。
図3は、図2の第1取得部54が動作するときのモジュールスタックを示す。第1取得部54は、ユーザ端末40のCIFSモジュールが提供するAPI(Application Program Interface)をコールすることにより、蓄積サーバ10のCIFSモジュールを介して要処理ファイルを取得する。別の例として、第1取得部54は、ユーザ端末40のFTPモジュールまたはHTTPモジュールのAPIをコールすることにより、蓄積サーバ10のFTPモジュールまたはHTTPモジュールを介して要処理ファイルを取得してもよい。図2に戻る。
第2取得部56は、要処理ファイルを取得すべきときであっても、そのときにおいてアイドル状態であった通信帯域を適応的に使用して要処理ファイルを取得する。言い換えれば、他の業務処理によって使用されていないアイドル状態の通信帯域を、そのアイドル状態の通信帯域の伸縮にあわせて使用する。
例えば、使用可能な通信帯域が64Kbpsであり、他の業務処理で使用されている通信帯域が60Kbpsであるとき、第2取得部56は、残りの4Kbpsの通信帯域を使用して要処理ファイルを取得する。他の業務処理で使用されている通信帯域が30Kbpsに変化すると、残りの34Kbpsの通信帯域を使用して要処理ファイルを取得する。すなわち、第2取得部56は、他の業務処理において要求される通信を優先するために、他の業務処理が使用しないバックグラウンドの通信帯域を適応的に使用する。
図4は、図2の第2取得部56が動作するときのモジュールスタックを示す。第2取得部56は、ユーザ端末40に導入された公知のBITS(Background Intelligent Transfer Service バックグラウンド インテリジェント転送サービス)モジュールが提供するAPIをコールする。BITSモジュールは、アイドル状態であった通信帯域を適応的に使用するための機能、例えば、アイドル状態である通信帯域を適当なタイミングで検出する機能等を提供する。BITSモジュールが第2取得部56の要求にしたがってユーザ端末40のCIFSモジュールをコールすることにより、蓄積サーバ10のCIFSモジュールを介して要処理ファイルが取得される。別の例として、BITSモジュールがユーザ端末40のHTTPモジュールをコールすることにより、蓄積サーバ10のHTTPモジュールを介して要処理ファイルが取得されてもよい。なお、BITSに関する情報は、例えば、「http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2003/techinfo/overview/bits.mspx」等のウェブページにおいて提供される。図2に戻る。
記憶部42は、ユーザ端末40における要処理ファイルの取得状況を保持する。具体的には、要処理ファイルの識別情報と、第1取得部54および第2取得部56における取得状況、ここでは「第1取得部54による取得中」、「第2取得部56による取得中」、または「取得済」を示す情報とを保持する。
検出部44は、ファイル属性検出部46と、装置状態検出部48とを含む。ファイル属性検出部46は、管理サーバ20にアクセスして、要処理ファイルに設定された属性情報を取得する。装置状態検出部48は、記憶部42を参照して、ユーザ端末40における要処理ファイルの取得状況を検出するとともに、ユーザ端末40と通信網30との接続態様を検出する。ここでは、ユーザ端末40と通信網30との接続態様が「LAN接続」か「ダイヤルアップ接続」かをOSから取得する。別の例として、OSから回線速度を取得してもよく、所定の外部装置との間でテストパケットを送受信することにより通信速度を実測してもよい。
選択部50は、要処理ファイルに設定された属性情報およびユーザ端末40の状態にしたがって、取得すべき要処理ファイルを決定する。具体的には、ファイル属性検出部46により属性情報が取得された要処理ファイルのうち、処理すべき装置を示す属性にユーザ端末40が設定され、かつ、ユーザ端末40における取得状況が「取得済」でない要処理ファイルを、取得すべき要処理ファイルとして決定する。
続いて、選択部50は、要処理ファイルの取得に際して、要処理ファイルに設定された属性情報およびユーザ端末40の状態にしたがって、第1取得部54または第2取得部56のいずれかを選択して要処理ファイルを取得させる。具体的には、(1)要処理ファイルに設定された優先度が所定の高さ以上である、(2)要処理ファイルに設定された期限が現在時刻において経過している、(3)ユーザ端末40と通信網30との接続態様がLAN接続である、のいずれかに該当するとき、第1取得部54を選択する。一方で、(1)、(2)、(3)のいずれにも該当しないとき、第2取得部56を選択する。
上記(1)の変形例として、ユーザ端末40において設定された要処理ファイルの優先度が使用されてもよい。例えば、ユーザの担当業務に対する周知情報が記載された文書ファイルについてはその優先度が高く設定され、担当しない業務に対する周知情報が記載された文書ファイルについてはその優先度が低く設定されてもよい。なお、優先度は「1」「2」など数値で表現されてもよく、「高」「低」など文字で表現されてもよい。(2)の変形例として、ユーザ端末40において設定された期限が使用されてもよい。すなわち特定の要処理ファイルについてはユーザ端末40のユーザがその処理の期限を設定してもよい。また、期限が経過していない場合でも、期限と現在時刻との差が所定範囲内であるとき、言い換えれば、期限と現在時刻との関係が所定の近傍内にあると判定されるとき、第1取得部54を選択してもよい。(3)の変形例として、ユーザ端末40が接続された回線の回線速度や実測された通信速度が所定値以上であれば第1取得部54を選択してもよい。すなわち選択部50は、ユーザ端末40と通信網30との接続態様が広帯域接続であれば第1取得部54を選択し、逆に狭帯域接続であれば第2取得部56を選択する。
選択部50は切換部52を含む。選択部50は、第1取得部54を選択し、かつ、記憶部42に保持された要処理ファイルの取得状況が「第2取得部56による取得中」であるとき、切換部52に対してファイル取得処理の切換を要求する。具体的な状況としては、要処理ファイルの取得処理が第2取得部56によって一旦開始されたものの、ユーザ端末40のシャットダウン等によりその取得処理が中断されて、蓄積サーバ10との再接続時に選択部50において第1取得部54が選択された場合である。切換部52は、第2取得部56における要処理ファイルの取得処理を、実行状態もしくは一時的な中断状態から終了状態とした後、第1取得部54にその要処理ファイルの取得処理を開始させる。
以上の構成による動作を以下説明する。
図5は、図1のユーザ端末40の動作を示すフローチャートである。ファイル属性検出部46は管理サーバ20にアクセスして要処理ファイルの属性を検出し、装置状態検出部48はユーザ端末40の状態を検出する(S10)。選択部50は、要処理ファイルの属性情報と、記憶部42に保持されたファイルの取得状況とに応じて、取得すべき要処理ファイルを決定する(S12)。要処理ファイルの属性として設定された優先度が所定の高さ以上であり(S14のY)、または、要処理ファイルの属性として設定された期限が経過しており(S16のY)、または、ユーザ端末40と通信網30との接続態様がLAN接続であるとき(S18のY)、選択部50は第1取得部54を選択する。
このとき、第2取得部56が要処理ファイルを取得中であれば(S20のY)、切換部52は第2取得部56のファイル取得処理を終了させる(S22)。第2取得部56が要処理ファイルを取得中でなければ(S20のN)、S22の処理はスキップされる。第1取得部54は、取得状況を記憶部42に記録しつつ、要処理ファイルを取得する(S24)。要処理ファイルの属性として設定された優先度が所定の高さ未満であり(S14のN)、かつ、要処理ファイルの属性として設定された期限が経過しておらず(S16のN)、かつ、ユーザ端末40と通信網30との接続態様がダイヤルアップ接続であるとき(S18のN)、選択部50は第2取得部56を選択する。第2取得部56は、取得状況を記憶部42に記録しつつ、要処理ファイルを取得する(S26)。
本実施の形態のユーザ端末40によれば、要処理ファイルに設定された属性やユーザ端末40の状態に応じて、他の業務処理より優先的に要処理ファイルを取得すること、または、他の業務処理を優先しつつ要処理ファイルを取得することのいずれかを適切に選択できる。例えば、高い優先度が設定された要処理ファイルや、処理すべき期限を経過したもしくはその期限に近づいた要処理ファイル、すなわち迅速に処理すべき要処理ファイルは、ユーザ端末40により迅速に取得される。また、ユーザ端末40と通信網30との接続態様が広帯域接続である場合等、要処理ファイルの取得処理が他の業務処理を阻害しにくい場合には、要処理ファイルがユーザ端末40により迅速に取得される。
逆に、要処理ファイルを処理すべき緊急度が高くなく、かつ、要処理ファイルの取得処理が他の業務処理を阻害しやすい場合には、他の業務処理を優先しつつ要処理ファイルが取得される。これにより、要処理ファイルの取得処理と他の業務処理との適切なバランスが図られる。要処理ファイルの優先度が考慮されるだけでなく、他の業務処理に対するユーザ操作も尊重されるため、ユーザの利便性が向上する。
また、ユーザ端末40によれば、要処理ファイルに設定された属性やユーザ端末40の状態に関する複数の情報が存在する場合、いずれかの情報に基づいて第1取得部54が選択されると、第1取得部54が第2取得部56に優先して要処理ファイルを取得する。言い換えれば、要処理ファイルが迅速に処理される必要があること、または、他の業務処理を阻害することなく要処理ファイルを取得できることの条件のいずれかが充足されれば、要処理ファイルが迅速に取得される。これにより、要処理ファイルの取得処理と他の業務処理との適切なバランスが図られつつも、要処理ファイルが迅速に取得されやすくなる。
さらに、ユーザ端末40によれば、第2取得部56におけるファイル取得処理が中断されて、要処理ファイルの次の取得主体として第1取得部54が選択されたとき、第2取得部56におけるファイル取得処理は終了し、第1取得部54がファイル取得処理を開始する。これにより、ファイル取得処理の中断の間に、要処理ファイルに設定された属性が変更され、または、ユーザ端末40の状態が変更された場合でも、ファイル取得処理の再開時点における最新の状況に基づいて最適なファイル取得方法が選択される。例えば、ファイル取得処理の中断の間にダイヤルアップ接続からLAN接続になった場合や、処理の期限が経過した場合には、ファイル取得処理の再開時に第1取得部54が選択されて、迅速に要処理ファイルが取得される。
現在、ユーザ端末が外部装置から取得すべき要処理ファイルのデータサイズは増加の一途を辿っている。そのため、要処理ファイルの取得処理を常に他の業務処理よりも優先させると、他の業務処理が長時間遅延してユーザの利便性を低下させることがある。一方で、他の業務処理の方を常に優先させると、処理の緊急度が高い要処理ファイルに対してもその処理が遅延しやすくなり、やはりユーザの利便性を低下させることがある。実施の形態のユーザ端末40は、要処理ファイルの取得に際し、その時の状況に応じてより有利な取得方法を選択することで、要処理ファイルの取得処理と他の業務処理との適切なバランスを図り、ユーザの利便性を向上させる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下変形例を示す。
第1の変形例を説明する。実施の形態のユーザ端末40では、要処理ファイルを処理すべき優先度、期限、およびユーザ端末40と通信網30との接続態様を組み合わせて要処理ファイルの取得主体を選択したが、変形例としては、これらの条件のそれぞれが単独で使用されてもよい。すなわち、図5のフローチャートにおけるS14、S16、S18の条件判定のうち1つだけが含まれてもよい。例えば、S14のNのときにはS26に遷移してもよい。この場合、要処理ファイルを処理すべき優先度が所定値未満であれば第2取得部56により要処理ファイルが取得される。これにより、優先度が比較的低い要処理ファイルの取得処理は、他の業務処理を優先させつつ、他の業務処理のバックグラウンドで実行される。
また例えば、S12の後にS16の判定が実行され、S16のNのときにはS26に遷移してもよい。この場合、要処理ファイルを処理すべき期限が経過していなければ第2取得部56により要処理ファイルが取得される。これにより、処理すべき期限を経過していない要処理ファイルの取得処理は、他の業務処理を優先させつつ、他の業務処理のバックグラウンドで実行される。また例えば、S12のあとにS18の判定が実行され、S18のNのときにはS26に遷移してもよい。この場合、ユーザ端末40と通信網30との接続態様がダイヤルアップ接続であれば第2取得部56により要処理ファイルが取得される。これにより、比較的通信速度が遅いダイヤルアップ接続の場合には、他の業務処理を優先させつつ、他の業務処理のバックグラウンドで要処理ファイルが取得される。
第2の変形例を説明する。要処理ファイルの取得主体を選択するときに、要処理ファイルのデータサイズが条件とされてもよい。この場合、要処理ファイルのデータサイズが所定値未満であれば、第1取得部54により要処理ファイルが取得され、そのデータサイズが所定値以上であれば、第2取得部56により要処理ファイルが取得される。これにより、要処理ファイルが比較的小さく、その取得処理による他の業務処理への影響が比較的小さければ、他の業務処理に優先して迅速に取得される。また、要処理ファイルが比較的大きく、その取得処理による他の業務処理への影響が比較的大きければ、他の業務処理の方が優先され、他の業務処理のバックグラウンドで取得される。
第3の変形例を説明する。ファイル属性検出部46は複数の要処理ファイルの属性を検出し、選択部50はこれら複数の要処理ファイルの取得主体として第1取得部54または第2取得部56のいずれかを選択してもよい。選択部50は、第1取得部54に対してはこれら複数の要処理ファイルの取得を同時に要求して、その取得処理を並行実行させてもよい。また、第2取得部56に対してはこれら複数の要処理ファイルの取得を順次要求して、もしくは取得処理待ちのキューに設定して、その取得処理を順次実行させてもよい。これにより、第1取得部54が選択されたとき、すなわち要処理ファイルの取得処理を他の業務処理よりも優先すべきときには、複数の要処理ファイルが迅速に取得される。一方で、第2取得部56が選択されたとき、すなわち要処理ファイルの取得処理よりも他の業務処理を優先すべきときには、通信帯域への負荷を低く抑えて、複数の要処理ファイルが取得される。なお、複数の要処理ファイルを順次取得する場合には、要処理ファイルそれぞれを、属性として設定された優先度順に取得してもよいのはもちろんである。
第4の変形例を説明する。第2取得部56において第1の要処理ファイルを取得中に、ファイル属性検出部46が第1の要処理ファイルよりも優先度が高い第2の要処理ファイルを検出したとき、切換部52は第2取得部56における第1の要処理ファイルの取得処理を一旦停止させてもよい。その後、切換部52は第2取得部56に第2の要処理ファイルの取得処理を開始させ、その取得処理が完了した後に、第1の要処理ファイルの取得処理を再開させる。これにより、取得中の要処理ファイルより優先度が高い別の要処理ファイルが新たに追加されたときでも、その別の要処理ファイルの方を優先して取得できる。言い換えれば、複数の要処理ファイルについて、要処理ファイルそれぞれの優先度が高い順に取得できる。
請求項に記載の各構成要件が果たすべき機能は、実施の形態および変形例において示された各機能ブロックの単体もしくはそれらの連係によって実現されることも当業者には理解されるところである。
本発明の実施の形態であるデータ処理システムの構成を示す図である。 図1のユーザ端末の機能構成を示すブロック図である。 図2の第1取得部が動作するときのモジュールスタックを示す図である。 図2の第2取得部が動作するときのモジュールスタックを示す図である。 図1のユーザ端末の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10 蓄積サーバ、 20 管理サーバ、 30 通信網、 40 ユーザ端末、 42 記憶部、 44 検出部、 46 ファイル属性検出部、 48 装置状態検出部、 50 選択部、 52 切換部、 54 第1取得部、 56 第2取得部、 100 データ処理システム。

Claims (6)

  1. 通信網を介して接続された外部装置から処理すべきデータを取得する装置であって、
    前記データを取得すべきときは、自装置において使用可能な通信帯域の少なくとも一部を継続的に占有して前記データを取得する第1取得部と、
    前記データを取得すべきときであっても、そのときにおいてアイドル状態であった通信帯域を適応的に使用して前記データを取得する第2取得部と、
    前記データの取得に際し、自装置と前記通信網との接続態様が広帯域接続の場合は前記第1取得部を選択し、前記接続態様が狭帯域接続の場合は前記第2取得部を選択する選択部と、
    切換部と、
    を備え
    前記第2取得部は、前記データの取得状況を所定の記憶領域へ記録しつつ、前記データの取得処理を実行し、
    前記第2取得部による前記データの取得処理がその完了前に中断された後、自装置が前記通信網と広帯域接続されて、前記選択部により前記第1取得部が選択された場合に、前記切換部は、前記データの取得状況を参照して、前記データが前記第2取得部により取得中であることを検出し、前記第2取得部による前記データの取得処理を終了させて、前記第1取得部による前記データの取得処理を開始させることを特徴とするデータ処理装置。
  2. 前記データの取得に際し、前記データを処理すべき優先度を検出する検出部をさらに備え、
    前記選択部は、前記優先度が所定の高さ以上であるとき前記第1取得部を選択し、前記優先度が前記高さ未満であるとき前記第2取得部を選択することを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 前記データの取得に際し、前記データを処理すべき期限を検出する検出部をさらに備え、
    前記選択部は、前記期限と現在時刻との関係に応じて、前記第1取得部または前記第2取得部のいずれかを選択することを特徴とする請求項1または2に記載のデータ処理装置。
  4. 前記選択部は、前記データの内容もしくは自装置の状態を示す第1の情報によれば前記第1取得部を選択することになり、かつ、前記第1の情報とは異なる第2の情報によれば前記第2取得部を選択することになるとき、前記第1取得部を優先的に選択することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のデータ処理装置。
  5. 通信網を介して接続された外部装置から処理すべきデータを取得する装置を制御する方法であって、
    前記データの取得に際し、前記装置と前記通信網との接続態様を検出するステップと、
    前記装置と前記通信網との接続態様が狭帯域接続である場合に、前記データを取得すべきときであっても、そのときにおいてアイドル状態であった通信帯域を適応的に使用して前記データを取得する前記装置の通信帯域適応取得部を選択するステップと、
    前記装置の通信帯域適応取得部が、前記データの取得状況を所定の記憶領域へ記録しつつ、前記データの取得処理を実行するステップと、
    前記通信帯域適応取得部による前記データの取得処理がその完了前に中断された後、前記装置が前記通信網と広帯域接続された場合に、前記装置において使用可能な通信帯域の少なくとも一部を継続的に占有して前記データを取得する前記装置の通信帯域占有取得部を選択するステップと、
    前記データの取得状況を参照して、前記データが前記通信帯域適応取得部により取得中であることを検出し、前記通信帯域適応取得部による前記データの取得処理を終了させて、前記通信帯域占有取得部による前記データの取得処理を開始させるステップと、
    を備えることを特徴とするデータ処理方法。
  6. 通信網を介して接続された外部装置から処理すべきデータを取得する装置
    前記データを取得すべきときは、自装置において使用可能な通信帯域の少なくとも一部を継続的に占有して前記データを取得する第1取得機能と、
    前記データを取得すべきときであっても、そのときにおいてアイドル状態であった通信帯域を適応的に使用して前記データを取得する第2取得機能と、
    前記データの取得に際し、自装置と前記通信網との接続態様が広帯域接続の場合は前記第1取得機能を選択し、前記接続態様が狭帯域接続の場合は前記第2取得機能を選択する選択機能と、
    切換機能と、
    を実現させ
    前記第2取得機能は、前記データの取得状況を所定の記憶領域へ記録しつつ、前記データの取得処理を実行し、
    前記第2取得機能による前記データの取得処理がその完了前に中断された後、自装置が前記通信網と広帯域接続されて、前記選択機能により前記第1取得機能が選択された場合に、前記切換機能は、前記データの取得状況を参照して、前記データが前記第2取得機能により取得中であることを検出し、前記第2取得機能による前記データの取得処理を終了させて、前記第1取得機能による前記データの取得処理を開始させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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