JP5166121B2 - 情報提供装置および情報提供方法 - Google Patents

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Description

この発明は、データ処理技術に関し、特に、ユーザの指定に応じて情報を提供する情報提供装置および情報提供方法に関する。
現在、WWW(World Wide Web)を利用した情報交換における通信プロトコルとして、主にHTTP(Hypertext Transfer Protocol)が使用されている。このHTTPは基本的にステートレスな通信プロトコルであるため、ウェブサーバはウェブクライアントに対してセッションIDを発行することで、ウェブクライアント毎のセッションを識別する。
以下の特許文献1では、ユーザの認証レベルを識別可能なセッションIDを、そのユーザの端末に対して発行する。これにより、ユーザがどの認証レベルであるかをセッションIDにより識別して、所定の認証レベルが設定されたウェブページへのアクセス制御を実現する技術が提案されている。
特開2007−079992号公報
一般的なアクセス制御においては、ウェブページが要求する認証レベルと、ユーザに設定された認証レベルとを比較して、ウェブページへのアクセス可否が決定されることが多い。通常、認証レベルは、認証無し、第1パスワードによる認証済、第2パスワードによる認証済の3段階程度に分類される。
しかし、ユーザの利便性の観点からは、画一的に認証レベルでアクセス制御されるのではなく、ユーザによるウェブページの参照履歴等、ユーザの様々な属性情報に基づいて、柔軟にアクセス制御されることが好ましいことがある。
上述の特許文献1では、ユーザの認証レベルをセッションIDにより識別する技術は開示されているが、ユーザの様々な属性情報に基づいて、ウェブページに対する柔軟なアクセス制御を実現する方法は開示されていない。
本発明は、本発明者の上記着目に基づいて完成された発明であり、その主たる目的は、ユーザからアクセスされるページについて、ユーザの様々な属性情報に基づいて、そのページに対する柔軟なアクセス制御を容易にする技術を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の情報提供装置は、ユーザに対して発行されたセッションIDと、当該ユーザに関するユーザ属性とを対応づけてユーザ属性記憶部に記憶させる記憶制御部と、所定のページの取得要求をユーザから受け付ける受付部と、ユーザ属性記憶部に記憶されたユーザ属性であって、ページを取得要求したユーザのセッションIDと対応づけられたユーザ属性により、取得要求されたページをユーザに提供する際の条件であって、所定のユーザ属性を要件に含む提供条件が充足されるか否かを判定する判定部と、提供条件が充足されると判定されたとき、取得要求されたページをユーザに提供する提供部と、を備える。
「ページ」とは、情報提供装置とユーザ端末との間の1単位の通信において、情報提供装置からユーザ端末に提供される電子データを意味する。典型的には、ユーザ端末からのリクエストに対するレスポンスとして、情報提供装置が提供するひとまとまりの電子データであり、また、この電子データにはユーザ端末に表示させるためのデータが含まれる。例えば、「ページ」には、ウェブサーバからウェブクライアントに提供されるウェブページが含まれる。また、「ページ」のデータ形式に制限はなく、プレーンテキストでもよく、XHTML(Extensible HyperText Markup Language)ファイル等、所定の形式のファイルデータでもよい。
「セッションID」とは、情報提供装置がユーザ端末とのセッションを識別するために、ユーザ端末に対して発行したデータを意味する。したがって、識別番号を示す文字列や数値列には限定されず、様々な形式のデータを含む。セッションIDは、ユーザ端末側で保持され、典型的には、ブラウザのクッキーに記憶される。ユーザ端末が情報提供装置に再接続するときに、セッションIDは情報提供装置に通知される。
本発明の別の態様は、情報提供方法である。この方法は、ユーザに対して発行されたセッションIDと、当該ユーザに関するユーザ属性とを対応づけて、ページ提供側の記憶装置に記憶させるステップと、ユーザから取得要求されたページの提供可否を、当該ユーザのセッションIDそのもので判定するのではなく、記憶装置を参照して、当該ユーザのセッションIDと対応づけられたユーザ属性にしたがって判定するステップと、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を装置、方法、システム、プログラム、プログラムを格納した記録媒体などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、ユーザからアクセスされるページについて、ユーザの様々な属性情報に基づいて、そのページに対する柔軟なアクセス制御が容易になる。
本発明の実施の形態について、その構成を説明する前に、まず概要を説明する。
証券会社のウェブサイトでは、ユーザに対して複数のウェブページが提供され、各ウェブページの内容に基づいて、アクセス制御が実施される。ウェブページの内容とは、例えば、ウェブページで提供される情報や、ウェブページで提供されるサービスである。なお、本実施の形態では、厳密には「・・・ページのデータ」という意味であっても、単に「・・・ページ」と表記する。
図1は、従来のウェブシステムが提供するウェブサイトの模式図である。同図は、複数のウェブページがグループ化されたページ群の関係を示している。同図では、認証不要でユーザに提供可能なページ群である「認証不要ページ群」と、ユーザがパスワード認証済であることを条件として提供可能なページ群である「会員用ページ群」とが示されている。さらに、ユーザが第2パスワードであるOTP(One Time Password ワンタイムパスワード)認証済であることを条件として提供可能なページ群である「重要手続ページ群」が示されている。
図1で示すように、従来のウェブサイトでは、複数のウェブページのそれぞれが、認証レベルに対応するページ群に分類された。例えば、公知のニュースページは認証不要ページ群に、会員の注文履歴ページは会員用ページ群に、注文実行ページは重要手続ページ群に分類された。そして、ユーザによるウェブページの参照要求があると、そのユーザの認証レベルと、ウェブページとの認証レベルを比較して、ウェブページの提供可否が判定された。
しかし、ユーザの利便性の観点からは、ウェブページの提供可否が画一的に認証レベルで判定されることは、必ずしも好ましくない。ウェブページによっては、本来不要な認証がユーザに課され、ユーザの負担が増大することがある。したがって、ユーザの認証レベルのみならず、ユーザによるウェブページの参照履歴等、ユーザの様々な属性情報(以下、単に「ユーザ属性」と呼ぶ。)に基づいて、柔軟にアクセス制御されることが望ましい。このユーザ属性には、ユーザに関して静的に定められた情報、例えば、ユーザの住所、電話番号、保有株式銘柄等が含まれる。また、ユーザのアクセス操作に応じて動的に決定される情報、例えば、ユーザの認証レベル、入力データ、参照ページ等も含まれる。この動的に決定される情報は、永続的に保持されたものではなく、一時的なユーザ属性であり、「ユーザ一時属性」とも言える。
このようなアクセス制御のためには、各ウェブページへのアクセス制御ロジックを柔軟に設定できることだけではなく、ウェブページを要求するユーザのユーザ属性を識別できることが必要である。従来のウェブシステムでは、ユーザのユーザ属性を識別するための情報としてセッションIDそのものが使用された。したがって、ユーザ属性が変化する毎、すなわちユーザがアクセス可能なページが変化する毎に、新たなセッションIDがユーザ端末に発行された。ユーザ端末からウェブページを取得要求されると、そのユーザ端末のセッションIDそのものにしたがって、取得要求されたウェブページの提供可否を判定していた。
しかし、この方式では、多くの種類のセッションIDが必要となるため、ウェブサーバにおけるセッションIDの管理が複雑になった。また、セッションIDは、ユーザ端末とウェブサーバとの間で送受信されるデータであるため、セッションIDに大量のデータを設定すること、例えば、ユーザの入力データ等のユーザ属性をセッションIDに設定することは好ましくない。したがって、図1で示したように、従来のウェブサイトでは、ウェブページの提供可否が画一的に認証レベルで判定されていた。
本実施の形態では、ユーザに対して発行されたセッションIDと、そのユーザのユーザ属性とを対応づけて、ウェブページ提供側のデータベースに記憶させるシステムを提案する。このシステムでは、ユーザ端末からウェブページを取得要求されるとき、そのユーザ端末のセッションIDに対応づけられたユーザ属性を参照して、取得要求されたウェブページの提供可否を判定する。データベースには様々な情報を記憶させることができ、ウェブサイトが提供する複数のページについて、各ウェブページの内容に基づく柔軟なアクセス制御を実現できる。
図2は、本実施の形態のシステムが提供するウェブサイトの模式図である。同図では、ユーザの認証レベルのみならず、ユーザの入力データや、ユーザの参照ページ等に基づいて、多くのページ群が設定されている。例えば、図2の「キャンペーンページ群」は、パスワード認証済、かつ、ページAからページDのうち3つ以上を参照済のユーザに提供可能なページ群である。また例えば「A支店口座用注文ページ群」は、ユーザが入力した支店番号が「11」、かつ、OTP認証済、かつ、約款確認済のユーザに提供可能なページ群である。このように、本実施の形態のシステムでは、ページ群毎に異なるアクセス制御が実施され、すなわち、ウェブページ毎に柔軟なアクセス制御が実現される。
図3は、本発明の実施の形態である情報提供システムの構成を示す。情報提供システム1000は、証券会社のシステムであり、ユーザ端末30で総称されるAユーザ端末30aおよびBユーザ端末30bに対してウェブページを提供する。情報提供システム1000は、情報提供装置10とオペレータ端末40とを備える。
ユーザ端末30は、一般的なウェブクライアント端末であり、例えばウェブブラウザがインストールされたPCである。ユーザ端末30は、インターネット等、公知の通信網を介して、情報提供装置10と接続されており、ユーザの操作に応じて、情報提供装置10からウェブページを取得する。
オペレータ端末40は、コールセンタのオペレータにより操作される端末であり、情報提供装置10とデータを送受信するためのアプリケーションがインストールされている。オペレータ端末40は、LAN(Local Area Network)等、公知の通信網を介して、情報提供装置10と接続されている。オペレータ端末40は、情報提供装置10に記憶されたユーザ属性を取得してオペレータに参照させるとともに、オペレータにより入力されたユーザ属性を検出して情報提供装置10に送信する。
情報提供装置10は、一般的なウェブサーバ機能を有し、ユーザ端末30から取得要求されたウェブページを要求元のユーザ端末30に送信する。情報提供装置10は、複数のウェブページのそれぞれを、複数のページ群のいずれかに分類して保持し、各ウェブページのアクセス制御を実施する。以下では、図2で示した各ページ群にグループ化されていることとする。
図4は、図3の情報提供装置10の機能構成を示すブロック図である。情報提供装置10は、ページ情報記憶部12と、ユーザ属性記憶部14と、記憶制御部16と、受付部18と、判定部20と、設定部22と、提供部24とを有する。
本明細書のブロック図において示される各ブロックは、ハードウェア的には、コンピュータのCPUをはじめとする素子や機械装置で実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところであり、これらのいずれかに限定されるものではない。
また、本明細書の各装置においては、当該装置を効率よく利用するための機能および環境を提供して当該装置の全体を統括的に制御するオペレーティングシステム(以下、「OS」と呼ぶ。)が実行されてもよい。この場合、かかるOSによってブロック図の各機能ブロックが動作させられることにより、複数のソフトウェアが実行される。
ページ情報記憶部12は、典型的にはデータベースサーバ機能を提供し、複数のページ群それぞれについて、ユーザ端末30に対してウェブページを提供する際の条件(以下、「提供条件」と呼ぶ。)を記憶する。この提供条件には、その要件として、1以上のユーザ属性が規定される。また、ページ情報記憶部12は、各ページ群について、その提供条件が充足されない場合に、ユーザ端末に対して提供するページ(以下、「補完ページ」と呼ぶ。)も記憶する。本実施の形態の補完ページは、さらに、各ページ群の提供条件に規定されるユーザ属性を追加するためのページであることとする。
図5は、図4のページ情報記憶部12において記憶されるデータの構造を示す。同図のページ群欄100は、複数のページ群それぞれの識別情報を記憶する領域である。提供条件欄102は、各ページ群の提供条件を記憶する領域である。提供条件は公知のEL(Expression Language)式で記載され、「{}」内の評価式が「真」もしくは「1」であるときには、提供条件が充足されたと判定される。なお、このEL式は、JSTL(Java(登録商標) Server Pages Standard Tag Library JSP標準タグライブラリ)でも採用されている。補完ページ欄104は、各ページ群の補完ページを記憶する領域である。
例えば、「約款ページ群」に属するウェブページの提供条件には、ユーザ属性について、「OTP認証済」が設定されていることが規定されている。この提供条件が充足されないときには、「契約トップページ」を補完ページとするよう規定されている。
また例えば、「A支店口座用注文ページ群」に属するウェブページの提供条件には、ユーザ属性について、「支店番号」が「11」であり、かつ、「OTP認証済」および「約款ページ参照済」が設定されていること、もしくは、「支店番号」が「11」であり、かつ、「オペレータ認証済」が設定されていることが規定されている。この提供条件が充足されないときには、「約款トップページ」を補完ページとするよう規定されている。
なお、ページ情報記憶部12は、複数のウェブページのそれぞれを図5の各レコードに対応づけるための情報、すなわち、1以上のウェブページと各ページ群とが対応づけられた図示しない対応テーブルをさらに保持する。後述する判定部20は、提供条件を特定すべきウェブページについて、まず対応テーブルを参照してページ群を特定し、そのページ群の提供条件を特定することで、そのウェブページの提供条件を特定する。変形例として、図5では、ページ群毎のレコードとなっているが、ページ毎のレコードであってもよく、この場合、対応テーブルは不要である。図4に戻る。
ユーザ属性記憶部14は、典型的にはデータベースサーバ機能を提供し、ユーザ端末30が情報提供装置10と接続されたときに、ユーザ端末30に対して発行されたセッションIDと、ユーザ端末30のユーザに関するユーザ属性(以下、単に「ユーザ端末30のユーザ属性」と呼ぶ。)とを対応づけて記憶する。
図6は、図4のユーザ属性記憶部14において記憶されるデータの構造を示す。同図のセッションID欄120は、ユーザ端末30に対して発行されたセッションIDを記憶する領域である。ユーザ属性欄122は、ユーザ属性の識別情報を記憶する領域である。属性値欄124は、ユーザ属性の値を記憶する領域である。同図のレコード130からレコード154については後述する。図4に戻る。
記憶制御部16は、受付部18、設定部22、提供部24、またはオペレータ端末40から通知された、ユーザ端末30のセッションIDと、ユーザ端末30のユーザ属性とを逐次取得する。記憶制御部16は、取得したセッションIDとユーザ属性とを対応づけて、ユーザ属性記憶部14に逐次記録する。
また、記憶制御部16は、ユーザ端末30に対してセッションIDを発行し、発行したセッションIDを管理する図示しないセッション管理部と接続されている。記憶制御部16は、セッション管理部から通知を受け、もしくは、セッション管理部を定期的にポーリングして、特定のセッションIDが無効にされたことを検出する。記憶制御部16は、ユーザ属性記憶部14を参照して、自装置において無効にされたセッションIDがユーザ属性と対応づけられているレコードを特定し、そのレコードを無効にする。例えば、無効にするレコードに所定のフラグを設定することで、判定部20にそのレコードが無効であると判定させてもよく、また、無効にするレコードを削除してもよい。
受付部18は、特定のウェブページを取得要求するデータ(以下、「取得要求データ」と呼ぶ。)をユーザ端末30から受信する。取得要求データは、典型的にはHTTPのGETデータまたはPOSTデータであり、ウェブページの位置の指定が含まれる。
また、受付部18は、取得要求データに含まれるユーザの認証用データ、ここではユーザにより入力された支店番号、口座番号、およびパスワード文字列を取得して、ユーザの認証を実施する。認証に成功すると、受付部18は、記憶制御部16に対して、ユーザ端末30のセッションIDとともに、支店番号、口座番号、およびユーザ属性「パスワード認証済」を示すデータを送信する。これらのデータは、記憶制御部16により、ユーザ属性記憶部14に記録される。同様に、受付部18は、OTPによる認証も実施する。
判定部20は、ページ情報記憶部12を参照して、ユーザ端末30から取得要求されたウェブページについて、その提供条件の要件であるユーザ属性(以下、「第1のユーザ属性」と呼ぶ。)を特定する。また、ユーザ属性記憶部14を参照して、ウェブページを取得要求したユーザ端末30について、そのセッションIDと対応づけられたユーザ属性(以下、「第2のユーザ属性」と呼ぶ。)を特定する。判定部20は、第1のユーザ属性が第2のユーザ属性に含まれるとき、例えば第1のユーザ属性がAおよびBで、第2のユーザ属性がA、B、Cであるとき、取得要求されたウェブページの提供条件が充足されると判定する。
判定部20は、ユーザ端末30から取得要求されたウェブページの提供条件が充足されると判定したとき、設定部22に対して、取得要求されたウェブページのデータを設定するよう指示する。また、提供条件が充足されないと判定したとき、ユーザ属性記憶部14を参照して、取得要求されたウェブページの補完ページを特定し、その補完ページのデータを設定するよう設定部22に対して指示する。
設定部22は、判定部20により指示されたウェブページについて、そのウェブページのプログラムコードにしたがってデータを設定する。設定部22は、設定するデータに応じてユーザ属性を決定する。例えば、ユーザの入力データに基づいて、特定のデータを設定したとき、設定したデータをユーザ属性として決定してもよい。設定部22は、決定したユーザ属性と、ユーザ端末30のセッションIDとを、記憶制御部16に通知してユーザ属性記憶部14に記録させる。
提供部24は、設定部22においてデータが設定されたウェブページをユーザ端末30に送信する。提供部24は、ユーザ端末30に送信したウェブページをユーザ属性として決定し、そのユーザ属性とユーザ端末30のセッションIDとを、記憶制御部16に通知してユーザ属性記憶部14に記録させる。
以上の構成による動作を以下説明する。
まず、情報提供システム1000の動作を概説する。情報提供装置10の受付部18は、所定のウェブページの取得要求データをユーザ端末30から受信する。判定部20は、ページ情報記憶部12を参照して、取得要求されたウェブページについて、所定のユーザ属性を要件に含む提供条件を特定する。また、ユーザ属性記憶部14を参照して、ウェブページを取得要求したユーザ端末30について、そのセッションIDと対応づけられたユーザ属性を特定し、提供条件が充足されるか否かを特定する。提供条件が充足されるとき、設定部22は取得要求されたウェブページのデータを設定し、提供部24は取得要求されたウェブページをユーザ端末30に送信する。
次に、情報提供システム1000の動作を詳説する。
図7は、Aユーザによるページ群の遷移を示す模式図である。同図は、Aユーザ端末30aが情報提供装置10から取得したウェブページの遷移を、ページ群の単位で示している。以下、図6を適宜参照して、図7が示す動作を説明する。
Aユーザ端末30aは、情報提供装置10と接続したときに、情報提供装置10からセッションID「A001」が発行される。Aユーザ端末30aは、支店番号「11」、口座番号「1234」、およびパスワード文字列を送信して、ログイン要求する。情報提供装置10は、パスワード認証に成功すると、Aユーザ端末30aから送信された支店番号、口座番号、および「パスワード認証済」を示すユーザ属性をユーザ属性記憶部14に記録する。これにより、図6のレコード130、レコード132、およびレコード134が記録される。
Aユーザ端末30aは、会員用ページ群に属するページA、B、認証不要ページ群に属するページC、D、Eのうち、ページB、ページD、ページE、ページAを順に参照する。情報提供装置10は、これらのページをAユーザ端末30aに提供するとき、これらのページが参照済であることを示すユーザ属性を、ユーザ属性記憶部14に逐次記録する。これにより、図6のレコード136、レコード138、レコード140、およびレコード142が記録される。
次に、Aユーザ端末30aは、情報提供装置10に対して、キャンペーンページ群に属するウェブページを取得要求する。情報提供装置10の判定部20は、ページ情報記憶部12を参照して、キャンペーンページ群の提供条件を特定する。また、ユーザ属性記憶部14を参照して、セッションID「A001」に対応づけられたユーザ属性および属性値を特定する。この時点で、図6のレコード130からレコード142がユーザ属性記憶部14に記録されているため、判定部20は、キャンペーンページ群の提供条件が充足されると判定する。その結果、キャンペーンページ群のウェブページがAユーザ端末30aに提供される。
続いて、Aユーザ端末30aは、キャンペーンページに対してAユーザが入力したキャンペーン申込データを情報提供装置10に送信する。その後、Aユーザ端末30aはOTPを情報提供装置10に送信する。情報提供装置10は、設定部22においてキャンペーン申込データが正常に処理されると、ユーザ属性「キャンペーン申込済」を図6のレコード144として記録する。また、受付部18においてOTP認証が成功すると、ユーザ属性「OTP認証済」を図6のレコード146として記録する。
続いて、Aユーザ端末30aは、情報提供装置10に対して、A支店口座用注文ページ群に属するウェブページを取得要求する。情報提供装置10の判定部20は、ページ情報記憶部12を参照して、A支店口座用注文ページ群の提供条件を特定する。また、ユーザ属性記憶部14を参照して、セッションID「A001」に対応づけられたユーザ属性および属性値を特定する。ここでは、約款ページが未参照であり、A支店口座用注文ページ群の提供条件が充足されないため、判定部20は、補完ページ「約款トップページ」を特定する。OTP認証済であり、「約款ページ群」の提供条件は充足されるため、その「約款トップページ」がAユーザ端末30aに提供される。
続いて、Aユーザ端末30aは、約款ページ群のウェブページを参照したことを示すデータを情報提供装置10に送信する。情報提供装置10はそのデータを取得して、ユーザ属性「約款ページ参照済」を図6のレコード148としてユーザ属性記憶部14に記録する。以降、Aユーザ端末30aからA支店口座用注文ページ群に属するウェブページが取得要求されると、情報提供装置10は、提供条件が充足されると判定し、そのウェブページをAユーザ端末30aに提供する。
Aユーザ端末30aがこのウェブサイトからログオフし、または所定の時間が経過して、情報提供装置10においてセッションID「A001」が無効にされると、記憶制御部16は、図示しないセッション管理部から通知を受けて、これを検出する。記憶制御部16は、ユーザ属性記憶部14に記憶されたレコードのうち、セッションID「A001」がユーザ属性に対応づけられている図6のレコード130からレコード154を無効にする。
続いて、Aユーザ端末30aがX社株を1000株購入するデータを情報提供装置10に送信する。このとき、情報提供装置10の設定部22は、ユーザ属性「X社株購入」とユーザ属性「注文済」とを記憶制御部16に通知し、図6のレコード150およびレコード152をユーザ属性記憶部14に記録させる。以降、Aユーザ端末30aの要求に応じて、情報提供装置10は、割引ページ群のウェブページをAユーザ端末30aに提供し、図6のレコード154をユーザ属性記憶部14に記録する。
図8は、Bユーザによるページ群の遷移を示す模式図である。同図は、Bユーザ端末30bが情報提供装置10から取得したウェブページの遷移を、ページ群の単位で示している。また、図9は、図6と同様に、図4のユーザ属性記憶部14において記憶されるデータの構造を示す。以下、図9を適宜参照して、図8が示す動作を説明する。
Bユーザ端末30bは、情報提供装置10と接続したときに、情報提供装置10からセッションID「B002」が発行される。Bユーザ端末30bは、認証不要ページ群に属するページCおよびページDを順に参照する。次に、Bユーザ端末30bは、支店番号「11」、口座番号「7890」、およびパスワード文字列を送信して、ログイン要求する。Bユーザ端末30bは、続いて、会員用ページ群に属するページAを参照する。情報提供装置10は、Bユーザ端末30bに提供したウェブページと、パスワード認証の成否とに基づいて、図9のレコード160、レコード162、レコード164、レコード166、レコード168、およびレコード170をユーザ属性記憶部14に逐次記録する。
次に、Bユーザ端末30bは、情報提供装置10に対して、キャンペーンページ群に属するウェブページを取得要求する。情報提供装置10の判定部20は、ページ情報記憶部12を参照して、キャンペーンページ群の提供条件を特定する。また、ユーザ属性記憶部14を参照して、セッションID「B002」に対応づけられたユーザ属性および属性値を特定する。この時点で、図9のレコード160からレコード170がユーザ属性記憶部14に記録されているため、判定部20は、キャンペーンページ群の提供条件が充足されると判定する。その結果、キャンペーンページ群のウェブページがBユーザ端末30bに提供される。
続いて、Bユーザ端末30bは、キャンペーンページに対してBユーザが入力したキャンペーン申込データを情報提供装置10に送信する。情報提供装置10は、設定部22においてキャンペーン申込データが正常に処理されると、ユーザ属性「キャンペーン申込済」を図9のレコード172として記録する。
続いて、Bユーザ端末30bは、情報提供装置10に対して、A支店口座用注文ページ群に属するウェブページを取得要求する。情報提供装置10の判定部20は、ページ情報記憶部12を参照して、A支店口座用注文ページ群の提供条件を特定する。また、ユーザ属性記憶部14を参照して、セッションID「B002」に対応づけられたユーザ属性および属性値を特定する。ここでは、約款ページが未参照であり、A支店口座用注文ページ群の提供条件が充足されないため、判定部20は、補完ページ「約款トップページ」を特定する。しかし、OTP未認証であるため、「約款ページ群」の提供条件も充足されないため、判定部20は、補完ページ「契約トップページ」をさらに特定する。その結果、「契約トップページ」がBユーザ端末30bに提供される。
続いて、Bユーザ端末30bは、契約を締結するために必要な契約データを情報提供装置10に送信する。情報提供装置10の設定部22は、その契約データが正常であるとき、図9のレコード174をユーザ属性記憶部14に記録する。また、Bユーザは、コールセンタに電話して、OTP認証に代わる代替認証をオペレータに実施させる。このオペレータは、オペレータ端末40を操作して、ユーザ属性記憶部14を参照し、Bユーザの口座番号等に基づいて、Bユーザ端末30bのセッションID「B002」を特定する。オペレータ端末40は、このセッションIDと、ユーザ属性「オペレータ認証済」とを情報提供装置10に送信する。情報提供装置10の記憶制御部16は、このユーザ属性を図9のレコード176としてユーザ属性記憶部14に記録させる。
続いて、Bユーザ端末30bは、情報提供装置10に対して、A支店口座用注文ページ群に属するウェブページを再度取得要求する。今度は、図9のレコード164およびレコード176により、提供条件が充足されるため、情報提供装置10は、このウェブページをBユーザ端末30bに提供する。
続いて、Bユーザ端末30bがY社株を2000株購入するデータを情報提供装置10に送信する。このとき、情報提供装置10の設定部22は、ユーザ属性「Y社株購入」とユーザ属性「注文済」とを記憶制御部16に通知し、図9のレコード178およびレコード180をユーザ属性記憶部14に記録させる。以降、Bユーザ端末30bの要求に応じて、情報提供装置10は、割引ページ群のウェブページをBユーザ端末30bに提供し、図9のレコード182をユーザ属性記憶部14に記録する。
以上、情報提供システム1000の動作を説明した。
この情報提供システム1000によれば、ウェブページの提供可否を判定するためのユーザ属性が、情報提供装置10のデータベースにおいて、ユーザのセッションIDと対応づけて保持される。このユーザ属性の態様に制限はなく、ユーザの入力データや、ユーザの参照ページ等、多種多様な情報がユーザ属性として設定できる。言い換えれば、セッションIDのサイズ長の制限等、プロトコル上の制約を受けることなく、任意のユーザ属性をセッションIDと対応づけることができる。
また、ウェブページの提供条件の判定では、ユーザのセッションIDそのものではなく、そのセッションIDと対応づけられたユーザ属性にしたがって、提供条件の充足が判定される。この提供条件には、ユーザ属性に対する算術演算、関係演算、論理演算等を使用した柔軟なルールを設定できる。例えば、4つのウェブページのうち3つ以上を参照したこと、複数のウェブページのいずれかを参照したことをルールとして設定できる。これにより、ウェブサイトが提供する複数のウェブページについて、各ウェブページの柔軟なアクセス制御を実現できる。
各ウェブページの柔軟なアクセス制御が実現されることにより、ウェブサイトにアクセスするユーザの利便性を向上できる。従来のシステムでは、アクセス制御方法、すなわちウェブページの提供条件が画一的であったため、本来は認証が不要のウェブページであっても、他のウェブページと同様に認証が必要とされ、ユーザに本来不要の負担を課していた。情報提供システム1000によれば、ウェブページ毎に必要なアクセス制御が設定されるため、セキュリティ等、必要なページ提供ポリシーは維持しつつ、ユーザの負担を軽減して、その利便性を向上できる。
また、セッションIDそのものにユーザ属性を付加しないため、ユーザ端末のリソースおよびネットワークのリソースの使用量が低減され、性能劣化が発生しにくい。また、セッションIDそのものにユーザ属性を付加した場合、セキュリティ担保のためには、ユーザ属性のコード化・デコードが必要である。情報提供システム1000では、情報提供装置10のデータベースにユーザ属性が保持されるため、ユーザ属性のコード化・デコードは不要であり、提供可否判定のアプリケーションが簡易化され、その保守性も向上する。
また、ユーザ属性はセッションIDと対応づけられるため、ユーザの最近のアクセス操作にしたがって、ウェブページのアクセス制御が実施される。ユーザ属性記憶部14に記憶されたレコードは、セッションIDが無効にされるのと同期して無効にされる。これにより、有効なセッションIDに基づいてアクセス制御が実施されるため、セキュリティを向上できる。
また、情報提供システム1000によれば、ユーザのアクセス操作により新たなユーザ属性が追加されても、言い換えれば、新たなウェブページにアクセス可能になっても、セッションID自体は不変であり、セッションIDの管理が容易になる。
さらに、情報提供システム1000によれば、ユーザから取得要求されたウェブページの提供条件が充足されないとき、そのユーザにはその提供条件を充足するための補完ページが自動的に提供される。ユーザはその補完ページを参照し、必要であれば補完ページに所定のデータを入力することで、所望のウェブページの提供条件が充足され、そのウェブページを参照できる。これにより、ユーザの負担を小さくでき、その利便性を向上できる。
さらにまた、情報提供システム1000によれば、セッションIDとユーザ属性とが、アクセス可能な状態でデータベースに保持される。したがって、外部装置の操作により、特定のユーザのセッションIDに特定のユーザ属性を対応づけることができる。例えば、OTP認証をしないユーザのために、そのユーザの代替認証を実施したコールセンタのオペレータが、ユーザ属性「OTP認証済」の代わりとなるユーザ属性「オペレータ認証済」を設定できる。これにより、ウェブページのアクセス制御に多様性を持たせることができる。言い換えれば、ユーザに対して所望のウェブページにアクセスするための代替ルートを提供でき、ユーザの利便性を向上できる。
さらにまた、情報提供システム1000によれば、複数のウェブページの提供条件がページ情報記憶部12において一元的に保持される。判定部20は、設定部22とは切り離されており、ページ情報記憶部12とユーザ属性記憶部14とを参照して、取得要求されたウェブページの提供可否を一元的に判定する。したがって、判定部20と設定部22とはそれぞれ独立して変更等が可能である。言い換えれば、ウェブページのアクセス制御ロジックと、そのウェブページのデータ設定ロジックとが分離され、効率的なシステム開発および保守を実現できる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
請求項に記載の各構成要件が果たすべき機能は、実施の形態および変形例において示された各機能ブロックの単体もしくはそれらの連係によって実現されることも当業者には理解されるところである。
変形例を説明する。本変形例では、所定期間内に情報提供装置10に再接続したユーザに対して、過去発行されたセッションIDに対応づけられていたユーザ属性を自動で再設定する。過去のユーザ属性を再利用することで、ユーザの利便性を向上させる。
本変形例の情報提供装置10は、複数のユーザ属性のそれぞれと、情報提供装置10に再接続したユーザに対して各ユーザ属性を自動で設定する期間(以下、「自動再設定期間」と呼ぶ。)とを対応づけて記憶する期間記憶部をさらに備える。例えば、この期間記憶部は、ユーザ属性「約款ページ参照済」と自動再設定期間「1日」とを対応づけて記憶し、ユーザ属性「OTP認証済」と自動再設定期間「0」とを対応づけて記憶する。
本変形例の記憶制御部16は、セッションIDの無効を検出して、ユーザ属性記憶部14に記憶されたレコードを削除するとき、そのレコードを所定のテーブル(以下、「一時記憶テーブル」と呼ぶ。)に記憶させておく。ユーザ端末が情報提供装置10に接続したとき、そのユーザ属性にしたがって、このユーザ端末が情報提供装置10に再接続したか否かを判定する。例えば、情報提供装置10に接続したユーザ端末のIPアドレスが一時記憶テーブルに記憶されたユーザ属性のIPアドレスと一致するとき、そのユーザ端末が再接続した端末であると判定してもよい。また例えば、情報提供装置10に接続したユーザ端末から送信された口座番号のデータが一時記憶テーブルに記憶されたユーザ属性の口座番号と一致するとき、そのユーザ端末が再接続した端末であると判定してもよい。
続いて、記憶制御部16は、一時記憶テーブルを参照して、再接続したユーザ端末のログオフ時刻を特定する。その代わりとして、ユーザ属性記憶部14からレコードが削除された時刻、または、一時記憶テーブルにレコードが追加された時刻を特定してもよい。また、ユーザ属性記憶部14を参照して、再接続したユーザ端末の接続時刻を特定する。その代わりとして、現在時刻を特定してもよい。記憶制御部16は、ログオフ時刻から接続時刻までの期間を、自動再設定期間との比較データとして特定する。
続いて、記憶制御部16は、期間記憶部を参照して、ログオフ時刻から接続時刻までの期間が自動再設定期間内であるユーザ属性を再設定対象として特定する。記憶制御部16は、再接続したユーザ端末に対して過去接続時に設定されていたユーザ属性のうち、再設定対象のユーザ属性を一時記憶テーブルから取得する。記憶制御部16は、再設定対象のユーザ属性を、再接続したユーザ端末に対して新たに発行されたセッションIDと対応づけてユーザ属性記憶部14に記録する。なお、ユーザ属性記憶部14のレコードがフラグにより無効にされた場合も、同様の動作で、ユーザ属性を再設定できる。
この変形例によれば、ウェブサイトから一旦ログオフしたユーザが所定期間内にウェブサイトに再ログインしたとき、過去のセッションIDと対応づけられていたユーザ属性を、そのユーザに対して新たに発行されたセッションIDと自動的に対応づけることができる。また、この対応づけにおいて、再ログインしたユーザには、特定のウェブページの参照等、所定のアクセス操作が要求されない。これにより、セキュリティ等のページ提供ポリシーは維持しつつ、ユーザの負担を軽減でき、その利便性を向上できる。
例えば、「A支店口座用注文ページ群」にアクセスするユーザのうち、過去のログイン時に約款ページを参照したユーザは、参照した当日であれば、再ログイン時に約款ページを再度参照することは要求されないため、負担が軽減される。一方で、OTP認証は再ログイン時も要求されるため、セキュリティについても担保される。
別の変形例を説明する。ページ情報記憶部12に記憶される提供条件は、EL式以外の形式で記述されてもよく、また、様々な言語で記述されてよい。また、提供条件と、補完ページへのページ遷移命令とが組み合わされたコードが、例えばスクリプト言語で記述されてもよい。
さらに別の変形例を説明する。実施の形態の情報提供システム1000では、ページ情報記憶部12およびユーザ属性記憶部14が情報提供装置10内に配置されたが、これらの配置場所に制限はない。例えば、ページ情報記憶部12またはユーザ属性記憶部14は、ウェブサーバである情報提供装置10から切り出され、物理的に別筐体のデータベースサーバに配置されてもよい。
従来のウェブシステムが提供するウェブサイトの模式図である。 本実施の形態のシステムが提供するウェブサイトの模式図である。 本発明の実施の形態である情報提供システムの構成を示す図である。 図3の情報提供装置の機能構成を示すブロック図である。 図4のページ情報記憶部において記憶されるデータの構造を示す図である。 図4のユーザ属性記憶部において記憶されるデータの構造を示す図である。 Aユーザによるページ群の遷移を示す模式図である。 Bユーザによるページ群の遷移を示す模式図である。 図4のユーザ属性記憶部において記憶されるデータの構造を示す図である。
符号の説明
10 情報提供装置、 12 ページ情報記憶部、 14 ユーザ属性記憶部、 16 記憶制御部、 18 受付部、 20 判定部、 22 設定部、 24 提供部、 30 ユーザ端末、 30a Aユーザ端末、 30b Bユーザ端末、 40 オペレータ端末、 100 ページ群欄、 102 提供条件欄、 104 補完ページ欄、 120 セッションID欄、 122 ユーザ属性欄、 124 属性値欄、 1000 情報提供システム。

Claims (9)

  1. ユーザに対して発行されたセッションIDと、当該ユーザに関するユーザ属性とを対応づけてユーザ属性記憶部に記憶させる記憶制御部と、
    所定のページの取得要求をユーザから受け付ける受付部と、
    前記ユーザ属性記憶部に記憶されたユーザ属性であって、ページを取得要求したユーザのセッションIDと対応づけられたユーザ属性により、取得要求されたページをユーザに提供する際の条件であって、所定のユーザ属性を要件に含む提供条件が充足されるか否かを判定する判定部と、
    前記提供条件が充足されると判定されたとき、前記取得要求されたページをユーザに提供する提供部とを備え、
    前記記憶制御部は、前記ユーザ属性記憶部に記憶されているレコードのうち、自装置において無効にされたセッションIDがユーザ属性と対応づけられたレコードを無効にすることを特徴とする情報提供装置。
  2. 前記記憶制御部は、ユーザのアクセス操作にしたがって逐次決定されるユーザ属性と、当該ユーザのセッションIDとを対応づけて前記ユーザ属性記憶部に逐次記憶させることを特徴とする請求項1に記載の情報提供装置。
  3. 一のユーザに対して発行されたセッションIDは、当該ユーザのアクセス操作により新たなユーザ属性が決定されても、不変であることを特徴とする請求項2に記載の情報提供装置。
  4. 前記記憶制御部は、特定のユーザに対する特定のユーザ属性の追加を所定の外部装置から要求されたとき、当該ユーザのセッションIDと当該ユーザ属性とを対応づけて前記ユーザ属性記憶部にさらに記憶させることを特徴とする請求項2に記載の情報提供装置。
  5. 前記記憶制御部は、無効にされたセッションIDに対応づけられていたユーザが所定期間内に自装置に再接続したとき、無効にされたレコードに記憶されていたユーザ属性と、当該ユーザに対して新たに発行されたセッションIDとを、当該ユーザに所定のアクセス操作を要求することなく対応づけて前記ユーザ属性記憶部に記憶させることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の情報提供装置。
  6. ユーザに対して発行されたセッションIDと、当該ユーザに関するユーザ属性とを対応づけてユーザ属性記憶部に記憶させる記憶制御部と、
    所定のページの取得要求をユーザから受け付ける受付部と、
    前記ユーザ属性記憶部に記憶されたユーザ属性であって、ページを取得要求したユーザのセッションIDと対応づけられたユーザ属性により、取得要求されたページをユーザに提供する際の条件であって、所定のユーザ属性を要件に含む提供条件が充足されるか否かを判定する判定部と、
    前記提供条件が充足されると判定されたとき、前記取得要求されたページをユーザに提供する提供部とを備え、
    前記提供部は、前記提供条件が充足されないと判定されたとき、前記取得要求されたページの提供条件に含まれるユーザ属性を追加するためのページをユーザに提供し、
    前記記憶制御部は、前記ユーザ属性を追加するためのページに対して前記ユーザが所定のデータを入力したとき、前記取得要求されたページの提供条件に含まれるユーザ属性と、前記ユーザのセッションIDとを対応づけて前記ユーザ属性記憶部に記憶させることを特徴とする情報提供装置。
  7. ユーザに対して発行されたセッションIDと、当該ユーザに関するユーザ属性とを対応づけてユーザ属性記憶部に記憶させる記憶制御部と、
    所定のページの取得要求をユーザから受け付ける受付部と、
    前記ユーザ属性記憶部に記憶されたユーザ属性であって、ページを取得要求したユーザのセッションIDと対応づけられたユーザ属性により、取得要求されたページをユーザに提供する際の条件であって、所定のユーザ属性を要件に含む提供条件が充足されるか否かを判定する判定部と、
    前記提供条件が充足されると判定されたとき、前記取得要求されたページをユーザに提供する提供部と、
    複数のページのそれぞれをユーザに提供する際の条件であって、所定のユーザ属性を要件に含む提供条件を各ページに対応づけて記憶するページ情報記憶部とを備え、
    前記判定部は、各ページのデータを設定する手段からは切り離されており、前記ページ情報記憶部に記憶された提供条件と、前記ユーザ属性記憶部に記憶されたユーザ属性とを参照することによって、各ページの提供条件が充足されるか否かを一元的に判定することを特徴とする情報提供装置。
  8. コンピュータに、
    ユーザに対して発行されたセッションIDと、当該ユーザに関するユーザ属性とを対応づけて所定の記憶装置に記憶させる機能と、
    所定のページの取得要求をユーザから受け付ける機能と、
    前記記憶装置に記憶されたユーザ属性であって、ページを取得要求したユーザのセッションIDと対応づけられたユーザ属性により、取得要求されたページをユーザに提供する際の条件であって、所定のユーザ属性を要件に含む提供条件が充足されるか否かを判定する機能と、
    前記提供条件が充足されると判定されたとき、前記取得要求されたページをユーザに提供する機能と、
    前記記憶装置に記憶されているレコードのうち、前記コンピュータにおいて無効にされたセッションIDがユーザ属性と対応づけられたレコードを無効にする機能と、
    を実現させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  9. コンピュータのプロセッサに、
    ユーザに対して発行されたセッションIDと、当該ユーザに関するユーザ属性とを対応づけて、ページ提供側の記憶装置に記憶させるステップと、
    ユーザから取得要求されたページの提供可否を、当該ユーザのセッションIDそのもので判定するのではなく、前記記憶装置を参照して、当該ユーザのセッションIDと対応づけられたユーザ属性にしたがって判定するステップと、
    前記記憶装置に記憶されているレコードのうち、前記コンピュータにおいて無効にされたセッションIDがユーザ属性と対応づけられたレコードを無効にするステップと、
    実行させることを特徴とする情報提供方法。
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