JP5165803B1 - 経口用むくみ改善剤 - Google Patents

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【課題】経口摂取することによって日常的に生じるむくみを解消することができ、且つ継続的な経口摂取が可能な天然由来で安全性の高い有効成分を配合した経口用むくみ改善剤の提供。
【解決手段】経口用むくみ改善剤においてセリ科(Umbelliferae)カワラボウフウ属(Peucedanum L.)の植物の中から選ばれる1種又は2種以上の植物体又はその抽出物を含有することを特徴とする。また、セリ科カワラボウフウ属の植物としてボタンボウフウ(Peucedanum japonicum Thunb.)の植物体又はその抽出物を含有することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、経口用むくみ改善剤に関し、特に、日常生活で起こる自然発生的な下肢のむくみを改善するための経口用むくみ改善剤であり、医薬品、食品等が含まれる。
朝起きたときに感じる顔のむくみや、夕方になると生じる足のむくみなど、日常生活において発生する体のむくみは女性にとって美容上の問題となるばかりか、健康上においても好ましくない。
むくみは、栄養素や酸素と一緒に毛細血管の外へ漏れ出した血管中の水分が、静脈やリンパ液の中にスムーズに回収されず、細胞と細胞の間に必要以上に貯留した状態であり、毛細血管からの体液の漏出と、静脈やリンパ系による体液の回収とのバランスを欠いたことにより生じるものである。なかでも足は血液循環が悪くなりやすく、重力の影響で特にむくみやすい。そして、むくみをそのままの状態にしておくと、周囲の毛細血管が圧迫されてさらにむくみが進行し、体の不調を招くなどの原因ともなり得る。
このようなむくみを解消するために、従来より、血液やリンパ液の循環をよくして水分を排出するマッサージなどの施術や、薬剤あるいは植物抽出物等の有効成分を配合したむくみ改善剤が知られているが(特許文献1乃至3等)、日常的に生じる自然発生的なむくみを改善するために十分な効果があるとは必ずしもいえなかった。
したがって、日常的に生じる自然発生的なむくみに対して、すぐれた効果を有するとともに、継続的な経口摂取が可能な天然由来で安全性の高い有効成分を配合したむくみ改善剤の開発が望まれる。
特開平6−145064号公報 特開2004−175680号公報 特表2001−514047号公報
本発明の目的は、経口摂取することによって日常的に生じる下肢のむくみを解消することができ、且つ継続的な経口摂取が可能な天然由来で安全性の高い有効成分を配合した経口用むくみ改善剤を提供することにある。
本発明者等は、上記課題を解決するために鋭意検討を行った結果、セリ科(Umbelliferae)カワラボウフウ属(Peucedanum L.)の植物体又はその抽出物を継続的に経口摂取した場合、日常生活で起こる自然発生的なむくみを効果的に解消し得ることを見出し、本発明を完成した。
すなわち本発明は、セリ科(Umbelliferae)カワラボウフウ属(Peucedanum L.)に属するボタンボウフウ(Peucedanum japonicum Thunb.)の地上部の粉砕物を含有し、毛細血管からの体液漏出と、静脈及びリンパ系による体液回収のアンバランスから生じる自然発生的な下肢のむくみを改善することを特徴とする経口用自然発生的な下肢のむくみ改善剤である。
さらに本発明は、自然発生的な脹脛のむくみを改善することを特徴とする経口用自然発生的な下肢のむくみ改善剤である。
本発明の経口用自然発生的な下肢のむくみ改善剤によれば、継続的に経口摂取した場合、日常的に生じる自然発生的な下肢のむくみを効果的に解消することができる。
むくみとは、浮腫と同義で用いられ、組織液又はリンパ液がなんらかの原因により細胞内、細胞間隙、又は体腔内に貯留した状態であって、皮下組織においてみられる。日常生活において生じる自然発生的なむくみは、毛細血管からの体液の漏出と静脈及びリンパ系による体液の回収とのバランスが損なわれた場合に生じるものであると考えられる。そして本発明の経口用むくみ改善剤を継続的に摂取することにより、体液の漏出と回収のバランスを整えることができ、日常の生活で起きる自然発生的なむくみを効果的に改善することができる。
また、本発明の経口用自然発生的な下肢のむくみ改善剤は、セリ科カワラボウフウ属の植物体又はその抽出物を有効成分として含有しているので安全性が高く、継続的な摂取を実現可能とし、様々な嗜好に応じて摂取時の形態を設定することができ、飲食品や経口用医薬品として有用である。
試験方法を示す概略図 脹脛の周囲長の変化量を表すグラフ((a)メジャー測定、(b)三次元解析) 脹脛の周囲長の変化率を表すグラフ((a)メジャー測定、(b)三次元解析) 脹脛の体積の変化量を表すグラフ
本発明の経口用自然発生的な下肢のむくみ改善剤は、経口的に摂取することが可能なセリ科カワラボウフウ属の植物から得られる抽出物を有効成分として含有する。カワラボウフウ属の植物には、ボタンボウフウ(別名「長命草」)(Peucedanum japonicum Thunb.)、ハクサンボウフウ(Peucedanum multivittatum Maxim.)、カワラボウフウ(Peucedanum terebinthaceum Fisch.)がある。
カワラボウフウ属の植物は生のままでも乾燥したものでも使用することができるが、使用性、製剤化等の観点から乾燥粉末あるいは抽出物として用いることが好ましい。
乾燥粉末を得る方法としては、植物の全草あるいは各種部位(葉、花、根等)を細断又は粉砕し、その後に乾燥する方法や植物を乾燥した後に細断又は粉砕して乾燥粉末を得る方法がある。また、植物を細断又は粉砕し、発酵や酵素処理を施した後、乾燥し、更に必要に応じて所定の粒径にすべく粉砕する方法等を適宜採ることができる。
本発明で用いる抽出物の抽出方法は溶媒抽出により行うことができる。溶媒抽出の場合には、植物の全草あるいは各種部位(葉、花、根等)を必要に応じて乾燥させ、更に必要に応じて細断又は粉砕した後、水性抽出剤、例えば冷水、温水、又は沸点若しくはそれより低温の熱水、あるいは有機溶媒、例えばメタノール、エタノール、1,3−ブタンジオール、エーテル等を常温で又は加熱して用いることにより抽出される。しかしながら、抽出方法は溶媒抽出に限定されず、当業界で知られている常用の手法によってもよい。上記抽出物の形態は、抽出液自体だけでなく、常用の手法により適宜希釈又は濃縮したものであってもよく、更に、抽出液を乾燥することによって得られる粉状あるいは塊状の固体であってもよい。
本発明の経口用自然発生的な下肢のむくみ改善剤は、各種飲食品に配合し摂取することができ、また、医薬製剤として投与することができる。
摂取(投与)するセリ科カワラボウフウ属の植物の量は、摂取(投与)する方法や剤型等に応じて、適宜決めることができるが、一日当たりの摂取(投与)量を、生葉換算で5g以上、好ましくは16g以上とするように調製することが望ましい。
本発明の経口用自然発生的な下肢のむくみ改善剤を飲食品に配合する場合には、必要に応じて添加剤を任意に選択し併用することができる。添加剤としては機能性素材、賦形剤、呈味剤を含ませることができる。
機能性素材としては、パントテン酸、葉酸、ビオチンなど各種ビタミン類、亜鉛、カルシウム、マグネシウム、鉄など各種ミネラル類、アミノ酸、オリゴ糖、プロポリス、ローヤルゼリー、イチョウ葉、ウコン、EPA、DHA、コエンザイムQ10、コンドロイチン、乳酸菌、ラクトフェリン、イソフラボン、プルーン、キチン、キトサン、グルコサミン、α−リポ酸、アガリクス、ガルシニア、プロポリス、コラーゲン、アスタキサンチン、フォースリン、カテキン、セサミン、セラミド、モロヘイヤ、スピルリナ、キャッツクローなどが挙げられる。これらの機能性素材は、単独で又は二種以上で組み合わせて使用できる。
賦形剤としては、所望の剤型としたときに通常用いられるものであれば何でも良く、例えば、コムギデンプン、コメデンプン、トウモロコシデンプン、バレイショデンプン、デキストリン、シクロデキストリンなどのでんぷん類、結晶セルロース類、乳糖、ブドウ糖、砂糖、還元麦芽糖、水飴、フラクトオリゴ糖、乳化オリゴ糖などの糖類、ソルビトール、エリスリトール、キシリトール、ラクチトール、マンニトールなどの糖アルコール類が挙げられる。これら賦形剤は、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。
呈味剤としては、ボンタンエキス、ライチエキス、ゆずエキス等の各種果汁エキス、リンゴ果汁、オレンジ果汁、レモン果汁等の各種果汁、ピーチフレーバー、ウメフレーバー、ヨーグルトフレーバー等の各種フレーバー、アセスルファムK、スクラロース、エリスリトール、オリゴ糖類、マンノース、キシリトール、異性化糖類等の各種甘味料、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、グルコン酸等の各種酸味料、緑茶、ウーロン茶、バナバ茶、杜仲茶、鉄観音茶、ハトムギ茶、アマチャヅル茶、マコモ茶、昆布茶等の各種茶成分等が挙げられる。これら呈味剤は、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。
その他の着色剤、保存剤、増粘剤、結合剤、崩壊剤、分散剤、安定化剤、ゲル化剤、酸化防止剤、界面活性剤、保存剤、pH調整剤等については、食品等に使用される公知のものを適宜選択して使用できる。
飲食品の形態としては、例えば、液体状、固形状、顆粒状、粒状、ペースト状、ゲル状など任意に選択することができる。
飲食品の具体例として、例えば、野菜ジュース、果汁飲料、清涼飲料、茶等の飲料類、スープ、プリン、ヨーグルト、ケーキプレミックス製品、菓子類、クッキー、キャンディー、グミ、ガム等の各種一般加工食品のほか、ドリンク剤などの栄養補助飲食品、特定保健用飲食品、機能性飲食品、健康飲食品などが挙げられる。ただしこれら例示に限定されるものでない。
本発明の経口用自然発生的な下肢のむくみ改善剤を医薬製剤として用いる場合、剤型は適宜選択できるが、例えば錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤等の固形製剤や、内服液剤、シロップ剤等の液体製剤等とすることができ、これらの医薬製剤には、通常用いられる結合剤、崩壊剤、増粘剤、分散剤、再吸収促進剤、矯味剤、緩衝剤、界面活性剤、溶解補助剤、保存剤、乳化剤、等張化剤、安定化剤やpH調製剤などの賦形剤を適宜使用してもよい。
以下、本発明の経口用自然発生的な下肢のむくみ改善剤について行った効果の確認試験を実施例として記載する。

沖縄県で栽培されたボタンボウフウの地上部を洗浄し、洗浄時の水分を乾燥させた後、滅菌処理して粉砕した粉砕物を得る。その粉砕物を更に低温で微粉砕した微粉砕物を飲料水に分散し、試験用ドリンクとした。1本160mLのドリンクに含まれるボタンボウフウは生葉に換算して約16g分とした。尚、明日葉抽出物などの他の有効成分や果汁、ハチミツ等の呈味剤を適宜添加しても良い。
試験は、20歳以上45歳以下の女性10名をAグループ(5名)とBグループ(5名)の2つのグループに分ける。
図1に示すように、Aグループは、毎朝食後160mLの水を摂取し、Bグループは、毎朝食後160mLの試験用ドリンクを摂取する。Aグループ、Bグループともに5日間経過した後、6日目に以下の計測を行った。
6日目の計測は、まず、脹脛の計測を行い(メジャーによる周囲長の計測と三次元解析のための画像撮影)、その後、Aグループは水500mLを摂取し、Bグループは試験用ドリンク160mLと水340mLの合計500mLを摂取して、その後の脹脛の変化を計測した(メジャー計測は120分おきに3回、360分後まで行い、また、三次元解析のため撮影は360分後に行う)。また、試験終了後にVAS法(visual analogue scale法)によるアンケート調査を実施した。
このようにして6日目の計測が終了すると、約1ヶ月の休息期間をおき、AグループとBグループを入れ替え(Aグループは試験用ドリンクを摂取し、Bグループは水を摂取する)、再び6日間に亘る同様のテストを行う。このようにAグループとBグループを入れ替えることにより、パネラーによる個人差の影響をなくし、試験用ドリンクについてむくみ改善の評価を行うことができる。
脹脛の測定は、脹脛の一番太い箇所(最大部)から下5.0cmの位置が最もむくみ易いことから、この位置での周囲長及びこの位置を挟んで上下2.5cm、計5cmの高さの部分の体積をもってむくみを評価した。
<脹脛の測定方法>
1.メジャーによる測定方法
(1)脚の固定
被験者は椅子に座った状態で、脚の脛が垂直になるよう固定する。
(2)測定方法
脹脛の一番太い箇所(最大部)から下5.0cmの位置に120度ごとに3点マークする。マークの位置は、床からの高さを記録し、試験期間を通して同一の部位を測定する。床に平衡になるようメジャーを当て、3回以上測定し平均の値を採用する。
2.三次元画像による測定方法
(1)脚の固定
上記同様に固定する。
(2)脚の撮影、測定方法
図1の下段に示すように、脹脛の一番太い箇所(最大部)のマークの位置が中央部に来るよう(端にならないよう)17〜20cmの幅で、120度毎に3方向からNECエンジニアリング製Danaeを用いて脚を撮影する。計測時間毎に2回撮影する。マークの位置は、床からの高さを記録し、試験期間を通して同一の部位を測定する。
(3)解析
Danae専用の解析ソフトにより周囲長及び体積を計算する。
周囲長はマークした脹脛の一番太い箇所(最大部)から下5.0cmの位置の周囲長を算出する。また、体積は水分摂取前と摂取6時間後に、この位置を挟んで上下2.5cm、計5cmの高さの部分の体積を算出する。
また収集したサンプルに基づいて違いがあるか検証するために、統計処理を実施した。検定結果で示された有意確率(p)が5%未満(p<0.05)であれば、検定に用いたデータ項目(変数という)間に有意差があるという。有意差が出たということは、何らかの原因で違いが生じたことを意味する。生物学試験を行うときは、最終的に有意差があったか否かが群間に変化があったかどうかを導き出す手法となる。検定は対応のあるt検定にて実施した。
図2は、脹脛の一番太い箇所(最大部)から下5.0cm位置での周囲長の変化量を示すグラフである。
変化量(mm)=(一定時間後の周囲長)−(摂取前の周囲長)
図2(a)に示すように、水分を摂取した後、周囲長は徐々に増大する傾向にあるが、試験用ドリンクを摂取した場合、対照と比べて増大する度合いが抑えられている。また、計測から6時間後の数値からは、試験用ドリンクを摂取した場合は対照に対して有意差(p<0.001)が確認された(図2(a)中、***印で表記)。図2(b)は、三次元画像による画像解析から算出した6時間後の変化量を示すグラフであるが、図2(a)の結果と同様、試験用ドリンクを摂取した場合、対照と比べて周囲長の変化量が小さく、有意差(p<0.05)が確認された(図2(b)中、*で表記)。このように試験用ドリンクは日常的に生じる脚のむくみを改善するすぐれた効果を有することが確認された。
図3は、一定時間後の周囲長と水分を摂取する前の周囲長から、変化率を算出してグラフに示したものである。
変化率(%)=[(一定時間後の周囲長)−(摂取前の周囲長)]/(摂取前の周囲長)×100
図3(a)に示すように、時間の経過とともに周囲長の変化率は徐々に増大する傾向にあるが、試験用ドリンクを摂取した場合は、対照と比べて増大する度合いが抑えられており、計測から6時間後のデータでは、試験用ドリンクを摂取した場合は対照に対して有意差(p<0.01)が確認された(図3(a)中、**印で表記)。また図3(b)は、三次元画像による画像解析から算出した6時間後の変化率を示すグラフであるが、試験用ドリンクを摂取した場合、対照と比べて周囲長の変化率が小さく、有意差(p<0.05)が確認された(図3(b)中、*で表記)。
図4は、水分摂取6時間後の体積と水分を摂取する前の当該部分の体積から、変化量を算出してグラフに示したものである。
変化量(cm)=(6時間後の体積)−(摂取前の体積)
図4に示すように、試験用ドリンクを摂取した場合は、対照と比べて6時間後の体積の変化量に有意差(p<0.05)が確認された(図4中、*印で表記)。
これらの結果から試験用ドリンクには日常的に生じる脚のむくみを改善する効果を有することが確認された。
アンケート調査の結果を表1に示す。調査の結果、「足首が太い感じ」、「脹脛が太い感じ」、「下肢のだるさ」、「下肢の重たさ」、「下肢の張り」、「靴の履き心地」のすべての項目において、試験用ドリンクを摂取した場合、非摂取時に比べて有意にVASスコアが改善されていた。また、「まぶたのむくみ」や「顔のむくみ」も非摂取時に比べて有意に改善されていた。
以上の結果から、本発明の経口用むくみ改善剤は継続的に摂取することにより、毛細血管からの体液の漏出と静脈及びリンパ系による体液の回収とのバランスを整え、日常の生活で起こる自然発生的なむくみを効果的に改善することを確認した。
以下に、配合例を実施例として示す。
[配合例1:錠剤]
ボタンボウフウの地上部を洗浄し、洗浄時の水分を乾燥させた後、滅菌処理して粉砕した粉砕物を得る。その粉砕物を更に低温で微粉砕した微粉砕物に、前記粉砕物から抽出したエキス末、デキストリン、セルロース、マグネシウム、ステアリン酸カルシウムを混合して打錠し、試験用錠剤とした。300mgの錠剤に含まれるボタンボウフウは生葉に換算して約5g分とした。
[配合例2:顆粒]
本発明のむくみ改善剤(ボタンボウフウの地上部を洗浄し、洗浄時の水分を乾燥させた後、滅菌処理して粉砕し、更に低温で微粉砕した微粉砕物)にブルーベリーエキス、カルシウム、オリゴ糖、乳酸菌、アスタキサンチン、デキストリン、ビタミンC、ゼラチンを混合して顆粒状にし、試験用顆粒とした。7gの顆粒に含まれるボタンボウフウは生葉に換算して約50g分とした。
[配合例3:食品]
本発明のむくみ改善剤(ボタンボウフウの地上部を洗浄し、洗浄時の水分を乾燥させた後、滅菌処理して粉砕した粉砕物)を得る。その粉砕物を更に低温で微粉砕した微粉砕物にユズエキス、カルシウム、鉄、砂糖、液糖、ウコン、コエンザイムQ10、バナナ、コラーゲン、小麦粉、食塩、植物性油脂、ベーキングパウダーを混合して、成型し、カットして、オーブンにて焼成し、冷却し、試験用クッキーとした。5gのクッキーに含まれるボタンボウフウは生葉に換算して約10g分とした。

Claims (2)

  1. セリ科(Umbelliferae)カワラボウフウ属(Peucedanum L.)に属するボタンボウフウ(Peucedanum japonicum Thunb.)の地上部の粉砕物を含有し、毛細血管からの体液漏出と、静脈及びリンパ系による体液回収のアンバランスから生じる自然発生的な下肢のむくみを改善することを特徴とする経口用自然発生的な下肢のむくみ改善剤。
  2. 自然発生的な脹脛のむくみを改善することを特徴とする請求項1記載の経口用自然発生的な下肢のむくみ改善剤。
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