JP5161614B2 - 弾性ローラの成型用金型 - Google Patents
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Description
円筒状の弾性部と、該弾性部をその軸線方向に貫通した芯金と、を有する弾性ローラを成形するための、円筒状内面を有するパイプ金型と、該パイプ金型の両端に嵌合し前記芯金を支持する2つの駒と、を有する成型用金型であって、
前記パイプ金型のロックウェル硬度をAとし、前記駒のロックウェル硬度をBとした時、その硬度差の絶対値が以下の式を満たすことを特徴とする。
円筒状の弾性部と、該弾性部をその軸線方向に貫通した芯金と、を有する弾性ローラを成形するための、円筒状内面を有するパイプ金型と、該パイプ金型の両端に嵌合し前記芯金を支持する2つの駒と、を有する成型用金型であって、
前記パイプ金型のロックウェル硬度をAとし、前記駒のロックウェル硬度をBとした時、その硬度差の絶対値が以下の式を満たすことを特徴とする。
図1に示す金型と基本的に同様の構成のものを用意した。上駒1および下駒3の材質にCENA1(プリハードン鋼)を使用し、硬度はロックウェル硬さ[HRC]で40であった。パイプ金型2の材質にはHPM38(1030℃にて焼入れ、200℃にて焼戻し)を使用し、硬度はロックウェル硬さ[HRC]で53であった。
このようにして得られた弾性ローラの振れ測定方法について説明する。図2に示すように、得られた弾性ローラを、レーザー測長器(キーエンス社製・LS−5040)のレーザー光間に挿入し、回転速度120°/sにて回転させ、ガイドとローラとの隙間量を0.33ms間隔(回転角3.6°毎)で測定した。その後、ロール1周分(データ数100個)の隙間データの最大値と最小値との差を、その測定ポイントの振れとした。1つの弾性ローラについて長手方向に複数の測定ポイントを設け、振れ測定を行った。測定ポイントは、ローラ弾性部の片側端部から10mmの位置をL1、60mmの位置をL2、110mmの位置をL3、160mmの位置をL4、210mmの位置をL5として、1つの弾性ローラについて5箇所設けた。そして、全ての測定ポイントの振れのうち最大値をその弾性ローラの振れとした。また、各金型の1回目に成型した弾性ローラと1000回目に成型した弾性ローラについて振れを測定した。結果を表1にまとめた。
図1に示す金型と基本的に同様の構成のものを用いた。上駒1および下駒3の材質にCENA1(プリハードン鋼)を使用し、硬度はロックウェル硬さ[HRC]で40であった。パイプ金型2の材質にはS−STAR(1030℃にて焼入れ、300℃にて焼戻し)を使用し、硬度はロックウェル硬さ[HRC]で52であった。
図1に示す金型と基本的に同様の構成のものを用いた。上駒1および下駒3の材質にHPM38(1030℃にて焼入れ、200℃にて焼戻し)を使用し、硬度はロックウェル硬さ[HRC]で53であった。パイプ金型2の材質にはCENA1(プリハードン鋼)を使用し、硬度はロックウェル硬さ[HRC]で40であった。
図1に示す金型と基本的に同様の構成のものを用いた。上駒1および下駒3の材質にCENA1(プリハードン鋼)を使用し、硬度はロックウェル硬さ[HRC]で40であった。パイプ金型2の材質にはHPM38(1030℃にて焼入れ、550℃にて焼戻し)を使用し、硬度はロックウェル硬さ[HRC]で48であった。
図1に示す金型と基本的に同様の構成のものを用いた。上駒1および下駒3の材質にCENA1(プリハードン鋼)を使用し、硬度はロックウェル硬さ[HRC]で40であった。パイプ金型2の材質にはHPM31(1030℃にて焼入れ、300℃にて焼戻し)を使用し、硬度はロックウェル硬さ[HRC]で58であった。
図1に示す金型と基本的に同様の構成のものを用いた。上駒1、下駒3及びパイプ金型2の材質にCENA1(プリハードン鋼)を使用し、硬度はロックウェル硬さ[HRC]で40であった。
図1に示す成型用金型と基本的に同様の構成のものを用いた。上駒1および下駒3の材質にHPM77(プリハードン鋼)を使用し、硬度はロックウェル硬さ[HRC]で31であった。パイプ金型2の材質にはHPM38(1030℃にて焼入れ、200℃にて焼戻し)を使用し、硬度はロックウェル硬さ[HRC]で53であった。
図1に示す金型と基本的に同様の構成のものを用いた。上駒1および下駒3の材質にHPM77(プリハードン鋼)を使用し、硬度はロックウェル硬さ[HRC]で31であった。パイプ金型2の材質にはHPM38(1030℃にて焼入れ、300℃にて焼戻し)を使用し、硬度はロックウェル硬さ[HRC]で50であった。
図1に示す金型と基本的に同様の構成のものを用いた。上駒1および下駒3の材質にHPM38(1030℃にて焼入れ、550℃にて焼戻し)を使用し、硬度はロックウェル硬さ[HRC]で48であった。パイプ金型2の材質にはHPM38(1030℃にて焼入れ、100℃にて焼戻し)を使用し、硬度はロックウェル硬さ[HRC]で55であった。
2 パイプ金型
3 下駒
4 芯金
5 金型
6 芯金保持部(上駒)
7 芯金保持部(下駒)
Claims (8)
- 円筒状の弾性部と、該弾性部をその軸線方向に貫通した芯金と、を有する弾性ローラを成形するための、円筒状内面を有するパイプ金型と、該パイプ金型の両端に嵌合し前記芯金を支持する2つの駒と、を有する成型用金型であって、
前記パイプ金型のロックウェル硬度をAとし、前記駒のロックウェル硬度をBとした時、その硬度差の絶対値が以下の式を満たすことを特徴とする成型用金型。
8≦|A−B|≦18 - 前記パイプ金型と前記駒がテーパー構造で嵌合することを特徴とする請求項1に記載の成型用金型。
- 前記パイプ金型と前記駒が、金属材料で構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の成型用金型。
- 前記パイプ金型は焼入焼戻し鋼であり、前記駒はプリハードン鋼であることを特徴とする請求項3に記載の成型用金型。
- 請求項1乃至4のいずれかの請求項に記載の成型用金型を用いて前記弾性ローラを製造する方法。
- 前記成型用金型内に前記弾性部としての熱硬化性液状ゴム材料を注入するときの前記成型用金型の表面の温度が100℃以上150℃以下であることを特徴とする請求項5に記載の弾性ローラの製造方法。
- 前記熱硬化性液状ゴム材料が、オルガノポリシロキサンおよびオルガノハイドロジエンポリシロキサンを含むことを特徴とする請求項6に記載の弾性ローラの製造方法。
- 前記成型用金型を型締めした状態で、前記パイプ金型の長手方向に5MPa以上15MPa以下の圧力を加え、前記熱硬化性液状ゴム材料を型内に注入することを特徴とする請求項6又は7に記載の弾性ローラの製造方法。
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