JP5160442B2 - 情報表示装置、情報表示プログラムおよび情報表示システム - Google Patents

情報表示装置、情報表示プログラムおよび情報表示システム Download PDF

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Description

本発明は、アプリケーションプログラムで処理されるファイルに関連する情報を選び出してユーザに提示する技術に関する。
ウェブサービスにおいて、ユーザがブラウザを介して入力または閲覧するキーワードやテキスト等を参照して、ユーザが関心を持ちそうな有用情報、例えば広告やウェブページをブラウザに提示することが行われている。例えば、非特許文献1に示すようなウェブ検索サイトでは、ユーザが検索対象のキーワードを入力すると、サイトの検索結果とともにキーワードに関連する広告がブラウザに表示される。また、非特許文献2に示すようなウェブメールサービスでは、メールメッセージとの関連性が高いテキスト広告やウェブページへのリンクがメールメッセージの横に表示される。
Advertise your business on Google、[online]、[2006/11/16検索]、インターネット<URL:https://adwords.google.com/select/Login> About Gmail、[online]、[2006/11/16検索]、インターネット<URL:http://mail.google.com/mail/help/more.html#ads>
上記非特許文献1、2に示すウェブサービスでは、ユーザがウェブ検索サイトにその時点で入力したキーワードや、またはユーザがウェブメールサービスで閲覧中のメールメッセージに含まれるキーワードに関連する有用情報が提示される。しかしながら、同じユーザによる過去の検索やメール閲覧の履歴、キーワードに対するユーザの関心の度合いなどは、有用情報の検索に反映されていない。そのため、実際にはユーザにとって関心の薄い有用情報が提示される場合も多い。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、あるファイルを開いたときにユーザからそのファイルに対する評価のフィードバックを受け取り、その結果に応じて、上記ファイルに関連する文書を検索するためのキーワード条件を修正する技術を提供することにある。
本発明のある態様は、情報表示装置である。この装置は、ユーザにより指定されたファイルアクセスを処理するアクセス処理部と、ファイルアクセスの対象となったファイルから所定の抽出規則にしたがって複数の語句を抽出する語句抽出部と、複数のキーワードを重みと結びつけて蓄積するキーワード保持部と、ユーザに提供するための有用情報をその内容に関連するキーワードと対応させたかたちで複数記憶する有用情報保持部と、ファイルから複数の語句が抽出されたとき、それら複数の語句に合致するキーワードをキーワード保持部から選択し、選択されたキーワードに結びつけられた重みに基づき優先キーワードを決定する重み処理部と、優先キーワードに対応付けられた有用情報を有用情報保持部から選択して画面に表示する情報選択部と、ユーザからファイルの内容について関心があるか否かの評価の入力を受け付けるフィードバック受付部と、入力された評価に基づいて、重み処理部によって選択されたキーワードに結びつけられた重みを調整し、調整した重みをキーワード保持部に記録する重み調整部と、を備える。
ここで、「有用情報」とは、装置のユーザにとって何らかの価値を生ぜしめる情報のことをいい、文書のほか、映像、音声など情報端末で再生できるものも含む。
「ファイル」には、一般のテキストファイル、マークアップ言語で記述されたHTMLファイルやXMLファイル、メールファイル、キャッシュ、テンポラリファイルなどの文書ファイルが含まれる。メールファイルの場合は、メール一通に一つのファイルが対応している場合の他、メールプログラムの受信フォルダ等のフォルダに収納された全てのメールに対して単一のファイルが存在する場合も含む。
この態様によると、ユーザからファイルに対して関心があるか否かの評価を受け付け、この評価に基づいてファイルから抽出された各キーワードに重み付けがなされる。重み付けされたキーワードは、ファイルに関連してユーザに提示する有用情報を選択するための基準として使用される。各キーワードに対してユーザの嗜好を反映した重みが与えられるため、ユーザの嗜好に適合した有用情報が選択される可能性が高くなる。また、ファイルの全体に対して与えられた評価にしたがって、そのファイルから抽出されたキーワードに対する重みが調整されるので、キーワード毎に評価を下すような手間のかかる作業が必要とされない。
重み調整部は、所定のトリガが発生するまでにユーザからの評価の入力がなかったと判定した場合、重みを調整しない。「所定のトリガ」とは、時間の経過、ユーザによる何らかの操作、ファイルを処理するアプリケーションプログラムの処理など、ユーザからの入力待ちを打ち切る契機となるものをいう。これによって、ユーザから明示的な入力があったときにのみ重みが調整されることになるので、入力に無関心なユーザのために不適切な重みの調整がなされてしまう事態が回避される。
ファイルから抽出された語句に合致するキーワードに結びつけられた重みの総和にしたがってファイルの内容に対してユーザが関心があるか否かを判定し、関心の有無を予測結果として出力する評価予測部と、評価予測部による予測結果をユーザに知らしめる標示を画面に表示する表示制御部と、をさらに備えてもよい。この場合、フィードバック受付部は、予測結果がユーザによる評価と一致するか否かについての回答を促す標示を表示し、それに対するユーザからの回答の入力を受け付け、重み調整部は、ユーザからの回答の入力があった場合、回答結果に基づいてキーワードに結びつけられた重みを調整してもよい。
これによると、ユーザ自身による評価に先立って、キーワードの重みに基づいてファイルに対する評価の予測を表示する。その予測結果がユーザの評価と一致するときは、ユーザは改めて評価の入力をする必要がなくなり、手間を省くことができる。
重み調整部は、所定のトリガが発生するまでにユーザからの回答の入力がなかったと判定した場合、評価予測部による予測結果に基づいてキーワードに結びつけられた重みを調整してもよい。これによると、ユーザからの回答の入力がなかったときには、予測結果とユーザの評価とが一致していると判別し、予測結果に基づいてキーワードの重みが調整される。
キーワード保持部は、ファイルの内容についてユーザによって肯定的な評価がなされたと判断されるときに加算される肯定重みと、否定的な評価がなされたと判断されるときに加算される否定重みとをキーワード毎に個別に保持してもよい。このように、各キーワードについて、肯定重みと否定重みとを分けて保持することによって、肯定の場合と否定の場合とで分けて重みを集計できるため、相反する評価が混じり合ってしまうことがなく、ユーザの嗜好にあった有用情報の選択が可能になる。
評価予測部は、前記ファイルから抽出された語句に合致する各キーワードに結びつけられた肯定重みと否定重みのそれぞれの総和を求める重み加算部と、肯定重みと否定重みの総和の大小関係に応じて前記ファイルの内容に対するユーザの関心の有無を判定する評価決定部と、を備えてもよい。各キーワードに付与されている肯定重みと否定重みとを全てのキーワードについて足し合わせることで、簡単にファイルの評価予測をすることができる。
重み処理部は、肯定重みが否定重みを上回るキーワードを優先キーワードとして選択してもよい。こうすることで、肯定的な評価が与えられたファイルに含まれていた回数の多いキーワードが優先キーワードとして選択されるため、優先キーワードを用いて有用情報を選択したときに、ユーザの嗜好にあったものが選ばれやすくなる。
キーワード保持部は、各キーワードに結びつけて記憶している重みを時間の経過とともに割り引いてもよい。こうすることで、過去に参照されたファイルに含まれるキーワードよりも、最近参照されたファイルに含まれるキーワードに与えられた重みの影響が優勢になり、したがって現在のユーザの嗜好に合った有用情報が選ばれやすくなる。
ユーザによるファイルの内容に対する評価の履歴を保持する履歴保持部をさらに備えてもよい。この場合、フィードバック受付部は、履歴保持部に保持されている履歴を参照して過去の評価の傾向と相違する評価がユーザから入力されたとき、ユーザに対して評価の再確認を促す標示を画面に表示してもよい。評価が突然変化したときにこのような再確認を求めることで、ユーザによる評価ミスを回避することができる。
所定の検出方法にしたがって、ファイルアクセスの対象であるファイルがユーザによる有効な評価を得がたい種類のファイルとして検出された場合、重み処理部は、キーワード保持部からのキーワードの選択を回避してもよい。「有効な評価を得がたい種類のファイル」とは、ファイル中に有用情報を導き出すようなキーワードが含まれていないファイルのことであり、例えば数字や記号の比率が大きいファイル、互いに関連のない単語が羅列されているファイルなどである。このようなファイルに対しては有用情報の選択が困難であるため、キーワードの選択が回避される。
重み調整部は、ユーザによるファイルの内容に対する評価に基づく重みに加え、アクセス処理部によるファイルへのアクセス状況に応じた重みを加算してキーワード保持部に記録してもよい。ファイルに対するアクセスの状況によって、そのファイルの重要度は異なる。例えば、ファイルを単に閲覧する場合と、ファイルを更新して保存する場合とでは、ユーザにとってそのファイルの重要度が異なると考えられる。そこで、ファイルへのアクセス状況に応じた重みをキーワードに付与することで、より重要なキーワードに対応付けられた有用情報をユーザに対し提示できるようになる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、あるファイルを開いたときにユーザからそのファイルに対する評価のフィードバックを受け取り、その結果に応じて有用情報を導き出すためのキーワードの重み付けを調整するので、ユーザにとって有益な情報が有用情報として提示されやすくなる。
本実施形態に係る情報表示機能を備えた携帯型情報機器を含むネットワークシステムの全体構成を示す図である。 携帯型情報機器のハードウェア構成図である。 携帯型情報機器のうち、本実施の形態に係る情報表示部に関与する部分の構成を示す図である。 キーワード保持部に保持されるキーワードと重みの一例を示すテーブルである。 キーワード抽出の対象となるファイルに含まれるテキストの一例を示す図である。 有用情報保持部に保持される有用情報の一例を示すテーブルである。 表示制御部によって有用情報を表示した状態の一例を示す図である。 重み処理部による調整を受けた後のキーワード毎の重みを示す図である。 実施の形態1による有用情報の提示とキーワードに対する重み付け処理のフローチャートである。 実施の形態2に係る情報表示装置を示す図である。 情報表示装置における、有用情報の提示と有用情報選択のための重み付け処理を説明するフローチャートである。 評価予測部による評価結果をアプリケーション画面とともにディスプレイに表示する例を示す図である。 実施の形態2による有用情報の提示とキーワードに対する重み付け処理のフローチャートである。 キーワード選択を回避するプロセスを表すフローチャートである。 履歴保持部に保持される評価履歴の一例を示す図である。 ファイルアクセス加算部の構成を示す機能ブロック図である。
符号の説明
10 携帯型情報機器、 12 サーバ、 100 情報表示部、 102 ファイル保持部、 104 アクセス処理部、 106 語句抽出部、 110 キーワード保持部、 120 重み処理部、 122 キーワード選択部、 124 優先キーワード決定部、 130 有用情報保持部、 150 有用情報選択部、 152 表示制御部、 154 フィードバック受付部、 156 重み調整部、 158 評価履歴保持部、 160 評価予測部、 162 重み加算部、 164 評価決定部、 170 ファイルアクセス加算部。
実施の形態1.
実施の形態1は、携帯型情報機器のオペレーティングシステム(OS)が、アプリケーションプログラムからのファイルへのアクセスをモニタし、そのファイルから複数のキーワードを抽出し、キーワードに対応した広告などの有用情報を携帯型情報機器の画面に表示するものである。これにより、アクセス先のファイルに含まれるキーワードを介して、携帯型情報機器のユーザの興味の対象に適合した有用情報を導き出すことが可能になる。
以下では、まず携帯型情報機器の一般的な説明を述べ、続いて本実施形態に係るリンク生成装置についての詳細な説明を述べる。
図1は、本実施形態に係る情報表示機能を備えた携帯型情報機器10を含むネットワークシステムの全体構成を示す。
携帯型情報機器10は、通信機能を備えるラップトップ型のPC(パーソナルコンピュータ)、PDA、携帯電話、カーナビゲーション装置などの、ユーザと共に移動可能な任意のハードウェアである。携帯型情報機器10は、ユーザの操作によってアクセスポイント16または基地局18などを介してLAN、インターネット等のネットワーク14に接続され、URLで特定されるサーバ12にアクセスし、所望のデータを取得することが可能である。
サーバ12は、ネットワーク14を介して、携帯型情報機器10にテキストデータ、イメージデータ、音声データ、動画データなどのデータを提供する。このサーバは、例えばウェブサーバその他インターネット上のサービス主体でもよく、その場合、CGI(Common Gateway Interface)のようにサーバ側に処理の主たる機能が残るもの、Java(登録商標)アプレットのようにクライアント側に処理の主たる機能が移動するもの、サーバとクライアントの両方に処理の主たる機能であるJavaアプリケーションなどを配するものなど、いろいろな態様で実現できる。
また、携帯型情報機器10は、ネットワーク14にアクセスしなくても、内部の記憶装置や記憶媒体に格納されているファイルをユーザ操作により参照、編集することができるように構成されている。
図2は、携帯型情報機器10のハードウェア構成図である。携帯型情報機器10は、CPU(Central Processing Unit)20、メインメモリ(RAM:Random Access Memory)22、ROM(Read Only Memory)24、音声制御装置26、不揮発性記憶装置32、表示制御装置34、入力装置38、通信制御装置40、外部記憶装置42、およびGPS受信機44を備える。これらは、バス46を介して相互に接続される。
CPU20は、オペレーティングシステムを動作させて携帯型情報機器10の全体を制御する。また、ROM24から、または外部記憶装置42に装着された記録媒体からメインメモリ22にプログラムやデータを読み出し、これにしたがって各種の処理を実行する。メインメモリ22は、CPU20がプログラムの実行を行う際に必要となる一時記憶領域および作業領域、およびプログラムの実行に必要な各種のデータを格納する領域となる。ROM24は、CPU20が実行するコンピュータプログラムおよびデータを格納する読み出し専用の記憶装置である。
音声制御装置26は、携帯電話を初めとする電話機能付きの携帯型情報機器に設けられ、マイク28およびスピーカ30と接続されて、音声の入出力制御を行う。
不揮発性記憶装置32は、電源オフ後も記憶内容を保持可能な記憶装置であり、ハードディスクドライブまたはフラッシュメモリ等の半導体メモリを含む。
表示制御装置34は、CPUによって図示しないフレームバッファに描画されたデータを、携帯型情報機器10に備えられたディスプレイ36で表示できるようにするためのビデオ信号を生成する。
入力装置38は、ユーザが携帯型情報機器10に対して操作の指示を入力するための装置である。入力装置38には、キー、トラックパッドなどのポインティングデバイス、各種ボタン、ディスプレイ36の表面に配置されるタッチパネルなど、機器に応じた任意のデバイスが含まれる。USB(Universal Serial Bus)端子等を介して携帯型情報機器にマウスを接続してもよい。
通信制御装置40は、各種通信方式による音声およびデータの通信を制御する。データ通信方式は、IEEE802.1b/gなどの無線LAN(Local Area Network)、赤外線通信、パケット通信によるデータ通信などの任意の方式を含む。なお、ケーブルを使用して携帯型情報機器10をネットワーク14に接続してもよい。
外部記憶装置42は、交換可能な記録媒体を使用するドライブ装置である。記録媒体には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどが含まれる。
GPS受信機44は、人工衛星からの電波をもとに携帯型情報機器の場所を測位する装置である。
上述の各構成要素はいずれも周知のものであるから、これ以上詳細な説明は省略する。
ところで、ユーザが参照する大事なデータの多くは、一旦ファイルに保存されるという特徴がある。さらに、受信メールファイルや、ブラウザのキャッシュファイルなどは、何度も参照される。このように頻繁にアクセスするファイルをユーザが参照するときに、それに関連する広告やニュース、関連するウェブサイトの更新情報などが提示されると大変有用である。
そこで、本実施形態では、ユーザにとって有用な情報を選び出して提示する仕組みを提供する。また、ユーザが真に必要とする情報が提示されるように、有用情報の検索手法を調整する仕組みも提供する。
図3は、携帯型情報機器10のうち、本実施の形態に係る情報表示部100に関与する部分の構成を示す。この構成は、ハードウェア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところである。
好ましくは、情報表示部100は、オペレーティングシステムの一部で実現される。オペレーティングシステムは、プロセス管理、メモリ管理、デバイス管理、GUIなどの多様な機能を有するが、図3では、それらの組合せで実現されるもののうち、本実施形態に関与する部分のみを取り出して説明している。図3中の破線で囲った部分180は、本実施形態の実現のためにオペレーティングシステムにアドオンされた機能ブロックを示す。なお、図3に示されていない機能であっても、一般のオペレーティングシステムが備えている機能は当然に有しているものとする。
各機能ブロックを詳細に説明する前に、全体の動作の概要を説明する。
アプリケーションプログラム90からファイルアクセスのシステムコールが発行されると、アクセス処理部104がファイル保持部102からシステムコールで指定されたファイルを選択し、ファイルアクセスを実行する。語句抽出部106は、そのファイルから複数の語句を所定の抽出規則にしたがって抽出する。キーワード選択部122は、キーワード保持部110に保持されているキーワードの中から、語句抽出部106によって抽出された語句に合致するものを選択する。優先キーワード決定部124は、キーワードに関連づけられている重みにしたがって、選択されたキーワードの中から優先キーワードを決定する。有用情報選択部150は、優先キーワードに対応付けられた有用情報を有用情報保持部130から選び出し、表示制御部152がその有用情報を携帯型情報機器10のディスプレイ36に表示する。
さらに、アクセス処理部が処理中のファイル、つまりディスプレイに表示されているファイルに対するユーザの評価を、フィードバック受付部154が受け付ける。重み調整部156は、ユーザの評価にしたがって、当該ファイルから抽出された上記キーワードの重みを調整し、キーワード保持部110に上書きする。
続いて、各機能ブロックの動作および構成の詳細を述べる。
ファイル保持部102は、各種のアプリケーションで読み出される複数の文書ファイルを保持する。文書ファイルは、ドキュメントファイル、HTML(HyperText Markup Language)ファイル、PDFファイル、プレゼンテーションファイル、スプレッドシートファイルなど、主にテキスト情報が含まれるものをいう。ファイルは、ネットワーク経由で取得されたものでもよいし、携帯型情報機器10の記憶装置32、42に格納されているものでもよい。
アクセス処理部104は、複数のアプリケーションプログラム90のうちいずれかからファイルアクセスのシステムコールが発行されたとき、システムコールにより指定されたファイルをファイル保持部102から選択する。そして、システムコールで指定されたファイルアクセス処理をファイルに対して実行する。システムコールで指定されるファイルアクセス処理には、ファイルの開閉、書き込み、消去などがある。アクセス処理部104によるファイルアクセス処理の結果、アプリケーションプログラムによるファイルの実行画面が携帯型情報機器10のディスプレイ36に表示される。
語句抽出部106は、システムコールで指定され、アクセス処理部104によるファイルアクセスの対象となったファイルを取得する。そして、そのファイルに含まれるテキストデータから複数の語句を抽出する。この抽出は、予め定められた抽出規則にしたがって実行される。一例として、語句抽出部106はテキストデータに対して周知の形態素解析を実行し、テキストを各形態素に分割した後、語句毎にそのファイル内での出現頻度をカウントする。そして、その中で特徴的な語句を抽出する。なお、「特徴的な語句」とは、ファイルの内容や性質といった情報の少なくとも一部を推定できるような語句のことをいう。出現頻度の高いものから所定数を特徴的な語句としてもよいが、ファイルにおける出現頻度に基づく重みを加える周知のTF(Term Frequency)法によって特徴的な語句を抽出してもよい。または、通常の文章中での出現頻度が高い語句のデータを語句抽出部106に予め登録しておき、どの文章にも表れる語句の重みを低くして、文章固有の語句を抽出して特徴を浮き彫りにするIDF(Inverse Document Frequency)法によって特徴的な語句を抽出してもよい。TF法とIDF法とを組み合わせたTF/IDF法を用いてもよい。
語句抽出部106によって抽出される語句があまりに多数であると、キーワード保持部110に価値の低いキーワードが多数保持されてしまうので、例えば特徴的な語句を10個以下などにするのが好ましい。しかしながら、一つのファイルから抽出される特徴的な語句の数に制限はなく、任意の数を抽出できる。
キーワード保持部110は、キーワードと重みとを結びつけて、キーワード毎に記憶する。最初から固定的に決められたキーワード群を保持してもよいし、または、語句抽出部106によって特徴的な語句として抽出された語句を、その都度新たなキーワードとして追加してもよい。
キーワード保持部110は、肯定重みと否定重みとをキーワード毎に個別に保持することが好ましい。肯定重みは、ファイルの内容についてユーザによって肯定的な評価がなされたと判断されるときに、ファイルに含まれるキーワードに対して加算される重みである。否定重みは、否定的な評価がなされたと判断されるときに、ファイルに含まれるキーワードに対して加算される重みである。ファイルの内容に対するユーザの評価については、フィードバック受付部154に関連して後述する。
図4は、キーワード保持部110に保持されるキーワードと重みの一例を示すテーブル210である。列212は、保持されているキーワードを表す。図4では「携帯電話」「通信」「要求」「複雑化」がキーワードとして保持されていることを示している。列214は、列212の各キーワードに結びつけられている肯定重みWを表し、列216は、同じく各キーワードに結びつけられている否定重みWを表す。各キーワードに結びつけられる重みは、一種類であってもよい。
図3に戻り、重み処理部120は、キーワード選択部122と優先キーワード決定部124とを備える。
キーワード選択部122は、語句抽出部106によってファイルから抽出された特徴的な語句に合致するキーワードを、キーワード保持部110に保持されているキーワード群の中から選択する。優先キーワード決定部124は、選択されたキーワードの中から各キーワードに結びつけられた重みにしたがって、一つまたは複数の優先キーワードを決定する。なお、「優先キーワード」とは、後述するように、有用情報を選択する際に参照されるキーワードである。
優先キーワード決定部124は、各キーワードに結びつけられた肯定重みが予め定められたしきい値を超えるものを優先キーワードとして決定してもよいし、または、全てのキーワードのうち肯定重みが大きい順に所定数を選んで優先キーワードとしてもよい。あるいは、優先キーワード決定部124は、各キーワードに結びつけられた肯定重みが否定重みを上回るものを優先キーワードとして決定してもよい。
キーワードに結びつけられた重みが一種類の場合は、重みがしきい値を越えるもの、または重みが大きい順から所定数を優先キーワードとしてもよい。
具体例として、図5に示すように、アクセス処理部104が開いたファイルにテキスト202が含まれていたとする。語句抽出部106により、テキスト202から形態素解析によって複数の語句が抽出される。続いて、キーワード選択部122が、抽出された語句と、図5に示したキーワード保持部110におけるテーブル210内のキーワードとのマッチングを実行する。その結果、テーブル210に含まれる「携帯電話」「通信」「要求」「複雑化」の四つのキーワード群206が選択される。優先キーワード決定部124は、これらキーワードの肯定重みWを比較し、値が最大である「通信」を優先キーワードとして決定してもよい。または、肯定重みが否定重みを上回るものを優先キーワードとするときは、優先キーワード決定部124は「通信」「要求」を優先キーワードとして決定する。肯定重みがしきい値、例えば10以上のものを優先キーワードとするときは、優先キーワード決定部124は「携帯電話」「通信」を優先キーワードとして決定する。
図3に戻り、有用情報保持部130は、ユーザに提供するための有用情報をその内容に関連するキーワードと対応させたかたちで複数記憶する。有用情報には、例えば、広告、ウェブページやブログなどのURL、ヘルプ、ニュースなどが含まれる。図6は、有用情報保持部130に保持される有用情報の一例を示すテーブル180である。列184は、ユーザに提示するための有用情報の格納場所を表すアドレス等であり、列182は、列184の有用情報を導くためのキーワードである。なお、キーワードは、一つの有用情報について複数定められていてもよい。
キーワード保持部110に保持されるキーワードが固定の場合は、携帯型情報機器10の出荷当初にキーワードに対応する有用情報を予め有用情報保持部130に格納しておいてもよい。または、携帯型情報機器10がアクセスするサーバ12から、定期的に更新された有用情報を取得するようにしてもよい。語句抽出部106で抽出された語句がキーワード保持部110に次々と追加されていく場合は、サーバ12側にキーワードと有用情報との組合せを多数準備しておき、新たにキーワードが追加されると、携帯型情報機器10がサーバ12にアクセスしてキーワードに対応する有用情報を取得するようにしてもよい。有用情報として広告やニュース、ウェブサイトの情報などを提示する場合には、情報の鮮度が重要となるので、適宜サーバから有用情報をダウンロードしてくることが好ましい。
有用情報選択部150は、優先キーワードを重み処理部120から受け取り、優先キーワードに対応する有用情報を有用情報保持部130から選択する。選択された有用情報は、表示制御部152に渡される。
有用情報保持部130が、複数のキーワードの組合せと有用情報とを対応させて保持している場合は、有用情報選択部150は、複数の優先キーワードの組合せに合致する有用情報を選択する。複数のキーワードから有用情報を選択するには、周知のベクトル検索技術を使用してもよい。複数のキーワードに基づいて有用情報を選択することで、ユーザの興味にマッチした有用情報が提示される確率が高くなる。
なお、キーワード保持部110において重みが付与されたキーワード数がまだ少数である初期段階で有用情報を提示すると、常に同じ有用情報が表示されてしまうので、重みが付与されたキーワード数が一定値に達するまでは、有用情報を表示しないようにしてもよい。
表示制御部152は、有用情報選択部150から出力された有用情報をディスプレイの画面220に表示する。図7は、表示制御部152によって有用情報を表示した状態の一例を示す。表示制御部152は、アプリケーションプログラムにより開かれたファイルを表示するウインドウ222に重ねて、有用情報を別ウインドウ224に入れて表示する。アプリケーションプログラムが作成する画面に有用情報を表示する領域が準備されているような場合は、表示制御部152は、アプリケーションプログラムに有用情報を渡して有用情報を含む画面を作成させてもよい。
続いて、フィードバック受付部154は、ユーザから、有用情報を提示する元となったファイルの内容について、関心があるか否かの評価の入力を受け付ける。
このように評価の入力を受け付けるのには、以下のような理由がある。すなわち、ユーザにとって有用情報が意味のあるものとなるためには、アクセス処理部104で処理するファイルに基づいて、いかに適切な有用情報を有用情報保持部130から検索してくるかにある。そのためには、ユーザにとってより有利な有用情報を得られるようなキーワードが優先キーワードとして決定される必要がある。
本実施形態は、現在開かれているファイルに対するユーザの関心が高い場合、そのようなファイルに含まれているキーワードには、有用情報を選択する上で重要度の高いキーワードが含まれている、という本願発明者の知見に基づいている。具体的には、ユーザの関心が高いファイルと関心が低いファイルとに含まれているキーワードをそれぞれ集計し、重みを付与しておく。そして、別のファイルを開いたときに抽出された各キーワードについて、付与されている重みを比較して優先キーワードを決定するようにしている。
フィードバック受付部154は、図7に示すように、ファイルのウインドウ222および有用情報のウインドウ224の下方に、ファイルに対してユーザが関心があるか否かの評価を入力するためのウインドウ226を表示する。ウインドウ226には、「関心あり」と「関心なし」のそれぞれに対するチェックボックス227、228が表示される。ユーザがいずれかのチェックボックスにチェックを入れると、フィードバック受付部154がその情報を取得する。
ウインドウ226を表示する代わりに、携帯型情報機器10に備えられているボタン(図示せず)に、「関心あり」と「関心なし」の評価の入力をするための役割が与えられていてもよい。いずれかのボタンが操作されると、フィードバック受付部154がその情報を取得する。
なお、本明細書において「関心がある」「関心がない」とは、ユーザがファイルの内容に対してある評価軸に基づいて良い評価を与えるか、悪い評価を与えるかを一般的に表している用語である。したがって、「関心がある」と「関心がない」を、「好き」と「嫌い」、「興味がある」と「興味がない」、「肯定的に捉える」と「否定的に捉える」など、ある評価軸に基づいた相対的な評価を与える表現に、何の限定もなく置き換えることができる。
二択でなく、さらに細かく評価を与えられるようにしてもよい。例えば、「非常に関心がある」「少し関心がある」「あまり関心がない」「全く関心がない」のように、四つの評価を設け、いずれかをユーザが選択できるようにしてもよい。
あるいは、ユーザの関心の程度を数値で入力させるようにしてもよい。一例として、最も関心が高い場合を「5」、最も関心が低い場合を「1」として、1〜5のいずれかの数字を入力させるなどである。
図3に戻り、重み調整部156は、ユーザから入力された評価に基づいて、重み処理部120によって選択されたキーワードに結びつけられた重みを調整し、調整した重みをキーワード保持部110に記録する。具体的には、「関心がある」と評価された場合には、肯定重みを加算する。「関心がない」と評価された場合には、否定重みを加算する。
重み調整部156は、所定のトリガが発生するまでにユーザからの評価の入力がなかったと判定した場合、重みを調整しないようにしてもよい。これは、ユーザから明示的な評価がなかった場合には、その結果を反映させないようにするためである。
図8は、重み調整部156による調整を受けた後のキーワード毎の重みを示すテーブル230である。図5に示したキーワード群206がファイルから抽出されていた場合に、ユーザによって、当該ファイルについて「関心あり」のチェックボックス227にチェックが入れられたものと仮定する。重み調整部156は、重み処理部120から今回選択されたキーワード群を受け取り、列232の各キーワードに結びつけられている肯定重みWに一律に「1」を加算した上で、キーワード保持部110に格納する。したがって、図8では、列234の肯定重みが、図4の列214の肯定重みに対して1ずつ増加している。反対に、ユーザによって当該ファイルについて「関心なし」のチェックボックスにチェックが入れられた場合には、重み調整部156は、列236の否定重みWに一律に「1」を加算した上で、キーワード保持部110に格納する。
上述した「非常に関心がある」「少し関心がある」「あまり関心がない」「全く関心がない」のように、3以上の評価のいずれかがユーザにより選択される場合、評価の程度に応じて、肯定重みまたは否定重みの加算値に差を付けてもよい。例えば、「非常に関心がある」「少し関心がある」の場合は、肯定重みをそれぞれ「2」「1」だけ加算し、「あまり関心がない」「全く関心がない」の場合は、否定重みをそれぞれ「1」「2」だけ加算する。
また、評価を数値で入力させた場合は、数値に応じて肯定重み、否定重みの加算値に差を付けてもよい。
このように、本実施形態では、あるファイルから選択されたキーワード群の全てに対して、ファイルに対する評価の結果に応じて重みが加算される。
図9は、情報表示部100における有用情報の提示とキーワードに対する重み付けの処理のフローチャートである。
アプリケーションプログラムからオペレーティングシステムに対しシステムコールが発行されると、アクセス処理部104がシステムコールで指定されたファイルアクセスを処理する(S10)。語句抽出部106は、アクセス処理部104でアクセスされたファイルを取得し、ファイルに含まれるテキストデータから所定の抽出規則にしたがって語句を抽出する(S12)。
重み処理部120は、語句抽出部106により抽出された語句に合致するキーワードをキーワード保持部110から取得する(S14)。続いて、重み処理部120は、選択したキーワードに結びつけられた重みに基づいて、優先キーワードを決定する(S16)。優先キーワードは、有用情報選択部150に渡される。有用情報選択部150は、優先キーワードに対応付けられた有用情報を有用情報保持部130から取得して出力する(S18)。
続いて、表示制御部152は、ユーザに対して、現在ディスプレイに表示されているファイルについてユーザが関心があるか否かを入力させるための画面を表示し、ユーザに対し評価を入力するように促す(S20)。これは、例えば、「ファイルに対する関心を入力してください」というようなメッセージと共に入力画面を表示するようにしてもよいし、または、単に入力画面だけを表示し、気付いたユーザだけが応答するようなかたちにしてもよい。このように、本実施形態では、検索結果としての有用情報に対する評価をユーザから受け取るのではなく、有用情報を検索するためのキーワードが引き出されたファイルに対する評価をユーザから受け取る。
S20で、ユーザから評価の入力があると(S22のY)、フィードバック受付部154はその情報を受け取る。重み調整部156は、入力結果にしたがって、重み処理部120で選択された全てのキーワードの肯定重みおよび否定重みを調整する(S26)。
S22においてユーザからの評価の入力がないと(S22のN)、フィードバック受付部154は、所定のトリガが発生したか否かを判定する(S24)。「所定のトリガ」とは、時間の経過、ユーザによる何らかの操作、ファイルを処理するアプリケーションプログラムの処理など、ユーザからの入力待ちを打ち切る契機となるものをいう。所定のトリガが発生していなければ(S24のN)、S22に戻りユーザからの入力を待つ。所定のトリガが発生すると(S24のY)、フィードバック受付部154は、重み調整部156に対しキーワードの重み調整をしないように伝える(S28)。
以上説明したように、本実施形態によれば、ファイルアクセスの対象となったファイルからキーワードを抽出し、キーワードに基づいて有用情報をユーザに提示し、さらにそのファイルに対するユーザの評価を受け付ける。そして、この評価に基づいて、ファイルから抽出された各キーワードの重みが調整される。重み付けされたキーワードは、ファイルに関連してユーザに提示する有用情報を選択するための基準として使用される。
このように、ユーザから与えられた評価に応じてキーワードへの重み付けをすることで、各キーワードに携帯型情報機器のユーザの嗜好を反映した重みが与えられることになる。そのため、ユーザの嗜好に適合した有用情報が選択される可能性が高くなる。
ユーザからの評価の入力にしたがった重み付けは、ユーザから明示的な入力があったときに限定してもよい。あるファイルに対するユーザの興味は、常に一定であるわけではなく、時間の経過とともに変化するものであるから、このように重み付けをときどき実行するのは有用である。例えば、同じファイルを何回も開く場合を考えると、短期間ではユーザの興味が大きく代わることはないから、ユーザは、数回評価の入力をしたらそれ以降は入力をしなくなる。このような場合に、あるキーワードの重みが大きくなりすぎることが防止される。
また、本実施形態では、ユーザはファイル全体について評価を下し、評価にしたがった重みはキーワード毎に蓄積されていくから、キーワード毎に関心の有無を判定するような煩わしさがない。ファイルに対する評価を繰り返すことで、キーワードについても次第に関心の有無の傾向がはっきりしてくる。
仮に、各キーワードに結びつけられた重みが一種類であり、関心ありのときプラス1、関心なしのときマイナス1といったように重み付けをすると、肯定と否定とで重みが打ち消し合い、キーワードの嗜好の傾向が見えにくくなってしまう。これに対し、本実施形態では、重みを肯定重みと否定重みとに分けて集計しているため、肯定と否定の評価が混じり合うことがなく、ユーザの嗜好がよりはっきりと現れやすい。
有用情報選択部において、付与された重みの大きいキーワードに対応する有用情報を選択すると、以下のような問題が生じる。例えば、ある期間、同じファイルを繰り返し参照するような場合、そのファイルに含まれるキーワードに与えられる重みが高くなってしまう。その結果、情報選択部における重みの比較で上位となるキーワードが固定化されてしまい、常に同じ有用情報ばかりが表示されてしまう。
そこで、キーワード保持部110は、各キーワードに結びつけて記憶している重みを時間の経過とともに割り引くようにしてもよい。例えば、キーワード保持部110は、所定期間が経過する毎に、全てのキーワードに付与されている重みから同一値を減算したり、または所定の係数を乗じたりして、重みを割り引くことができる。こうすることで、時間的に古い重みは時間の経過と共に何回も割り引かれるため、相対的に影響が小さくなり、逆に、最後に重みが割り引かれた後にキーワードに付与された比較的最近の重みが相対的に優位になる。最近開かれたファイルに対するユーザや評価予測部による評価にしたがって付与された重みの寄与割合が高まる。したがって、最近の評価結果の寄与割合の大きい有用情報が提示されやすくなる。言い換えると、現時点のユーザの興味により適合した有用情報が、有用情報選択部150で選択されやすくなる。
キーワード保持部110は、キーワードを最初に記録してからの日数の経過に応じてキーワードに結びつけられた重みを割り引くようにしてもよい。この場合、キーワード保持部110は、キーワードが最初に記録された日付を記録するキーワード記録履歴テーブルを備える必要がある。
上述したように、本実施形態に係る有用情報の選択、表示およびキーワードへの重み付けの機能は、オペレーティングシステムの機能の一部として携帯型情報機器に組み込まれていることが好ましい。このように、アプリケーションプログラムを使用せずオペレーティングシステムによって本実施形態を実現することで、オペレーティングシステム上で実行される任意のアプリケーションプログラムからコールされるファイルについて重み付けを実行することができる。したがって、キーワードを多種多様なファイルから抽出することができるため、ユーザの興味に合致する有用情報が提示される精度が向上しうる。しかしながら、情報表示部の機能ブロックのうちの一部が別のアプリケーションで実行される実装を除外するものではない。
実施の形態2.
実施の形態1では、開かれているファイルに対してユーザの関心があるかないかという評価の入力を受け付け、その評価にしたがってキーワードの重みが調整されることを述べた。実施の形態2では、ユーザによるファイルの評価に先立ち、情報表示部がそのファイルがユーザの関心のあるものか否かについての評価予測を出力する。そして、予測結果に対するユーザの諾否の応答にしたがって、キーワードの重みが調整される。
図10は、実施の形態2に係る情報表示部200を示す。ここでも、各機能ブロックは、ハードウェアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろなかたちで実現できる。図中、同一の符号が付与された機能ブロックは、図3に示した機能ブロックと同様の機能を有する。したがって、これらについての説明は省略する。
情報表示部200では、重み処理部120と有用情報選択部150との間に評価予測部160が追加される。
評価予測部160は、重み加算部162と評価決定部164とを備える。
重み加算部162は、キーワード選択部122によって選択された各キーワードを受け取り、各キーワードに結びつけられた肯定重みと否定重みの総和を求める。評価決定部164は、肯定重みと否定重みの総和の大小関係に応じて、ファイルの内容に対してユーザが関心があるか否かを判定し、予測結果として出力する。
図11のテーブルを参照して具体的に説明する。図11において、列212はキーワード選択部によって選択されたキーワードであり、列214、列216は、各キーワードに結びつけられた肯定重み、否定重みをそれぞれ表す。重み加算部162は、全てのキーワードについて肯定重みと否定重みとをそれぞれ加算し、図11に示すように総和218を求める。評価決定部164は、肯定重みの総和ΣWと、否定重みの総和ΣWとを比較し、大きい方をそのファイルの評価予測として決定する。つまり、肯定重みの総和が大きければ、そのファイルを「関心あり」と予測し、否定重みの総和が大きければ、そのファイルを「関心なし」と予測する。
表示制御部152は、評価予測部160による予測結果をユーザに知らせる標示と、その予測結果がユーザによる評価と一致するか否かについての回答を促す標示とを携帯型情報機器10のディスプレイに表示する。
図12は、評価予測部160による予測結果をアプリケーション画面とともにディスプレイに表示したときの画面240を示す。表示制御部152は、ファイルのウインドウ242および有用情報のウインドウ244の下方に、ファイルに対する評価予測部160による予測評価を表す標示246と、それに対するユーザの判定を入力するためのチェックボックス248とを含むウインドウ250を表示する。予測結果とユーザの当該ファイルに対する評価とが異なる場合、ユーザはチェックボックス248にチェックを入れる。フィードバック受付部154は、その情報を取得する。
重み調整部156は、ユーザから予測結果に対する回答の入力があった場合、回答結果に基づいてキーワードに結びつけられた重みを調整する。
図13は、情報表示部100における有用情報の提示とキーワードに対する重み付けの処理のフローチャートである。S30〜S38は、図9のS10〜S18と同様の処理なので説明を省略する。
S40で、評価予測部160は、キーワードに結びつけられた重みにしたがって、ファイルの評価を決定する。表示制御部152は、予測結果を表す標示をディスプレイに表示し(S42)、それに対するユーザの判定を入力するように促す(S44)。
ユーザから入力があると(S46のY)、フィードバック受付部154はその情報を受け取る。重み調整部156は、入力結果にしたがって、重み処理部で選択された全てのキーワードの肯定重みまたは否定重みを調整する(S50)。図12の例では、予測結果がユーザの評価と異なるときにチェックを入れるようになっているので、S46でユーザから入力があるのは、評価予測部160の出した予測結果が誤っていた場合に限られる。したがって、重み調整部156は、予測結果が「関心あり」だった場合には、各キーワードの否定重みを加算し、予測結果が「関心なし」だった場合には、各キーワードの肯定重みを加算する。
S46においてユーザからの入力がないと(S46のN)、フィードバック受付部154は、所定のトリガが発生したか否かを判定する(S48)。所定のトリガが発生していなければ(S48のN)、S46に戻りユーザからの入力を待つ。所定のトリガが発生すると(S48のY)、フィードバック受付部154は、重み調整部156に対し、評価予測部による予測結果に基づいて、キーワードの重み調整をするように指示する(S52)。つまり、ユーザからの入力がない場合は、評価予測とユーザの評価とが一致しているとみなし、評価予測部160による予測結果通りに重み調整をする。具体的には、重み調整部156は、予測結果が「関心あり」だった場合には、各キーワードの肯定重みを加算し、予測結果が「関心なし」だった場合には、各キーワードの否定重みを加算する。
以上説明したように、実施の形態2によれば、キーワードに結びつけられた重みにしたがって、ユーザによる評価に先立ってファイルの評価を予測する。そして、その予測結果がユーザの評価と一致しているか否かについての判定を入力させる。こうすることで、予測結果がユーザの評価と同じである場合には、ユーザは何ら操作をする必要がない。したがって、予測の精度が向上すれば、ユーザの操作負荷を軽減することができる。
実施の形態2では、各キーワードに結びつけられた肯定重みと否定重みは、有用情報を選択するときと、評価予測をするときの二通りに用いられる。評価予測をすることによって、ユーザはファイルに対する評価の必要性に疑義を持ちづらくなる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
所定の検出方法にしたがって、ファイルアクセスの対象であるファイルがユーザによる有効な評価を得がたい種類のファイルとして検出された場合、重み処理部120は、キーワード保持部110からのキーワードの選択を回避するようにしてもよい。
図14は、このプロセスを表すフローチャートである。図9のS12の後、重み処理部120は、アクセスしたファイルが所定の拡張子を有しているか否かを判定する(S60)。例えば、拡張子が動画ファイルや音声ファイルを表すものであるかを判定する。所定の拡張子であれば(S60のY)、キーワード選択部122はキーワードの選択をせず、以後の処理を中止する(S64)。ファイルが所定の拡張子でない場合(S60のN)、語句抽出部106により抽出された語句が、所定の条件に合致するか否かを判定する(S62)。「所定の条件」の例には、例えば、抽出された語句の大半が数字や記号である場合、同一の語句が多数抽出された場合が考えられる。所定の条件に合致する場合(S62のY)、以後の処理を継続しても適切な有用情報を選択できないと思われるので、キーワード選択部122はキーワードの選択をせずに以後の処理を中止する(S64)。S62で所定の条件にも合致しない場合には(S62のN)、図9のS14に戻り以後の処理を続ける。
フィードバック受付部154は、ファイルの内容に対する評価の履歴を保持する履歴保持部(図示せず)を備え、保持されている履歴を参照して過去の評価の傾向と相違する評価がユーザから入力されたとき、ユーザに対して評価の再確認を促す標示を画面に表示するようにしてもよい。
図15は、履歴保持部に保持される評価履歴の一例を示す。列252はキーワードであり、列254は評価予測部による予測結果またはユーザにより入力された評価の履歴であり、図中「P」は「関心あり」の評価を、「N」は「関心なし」の評価であることを表している。キーワードBについて示すように、「P」または「N」が所定回数以上連続していたり、または過去の所定数の評価のうち「P」または「N」の割合がしきい値以上である場合、フィードバック受付部154は、過去の評価の傾向と今回の評価が一致するか否かを判定する。過去の評価傾向と今回の評価が一致しないと判定すると、フィードバック受付部154は、ユーザに対して、今回のファイルに与えた評価が適切か否かの確認を促す標示と、評価を変更するときにチェックするためのチェックボックスとをディスプレイに表示する。
重み調整部156は、ユーザによるファイルの内容に対する評価に基づく重み、つまり上述の肯定重みと否定重みとに加え、ファイルに対するアクセス状況に応じて定まる重みを加算するファイルアクセス加算部を備えていてもよい。
図16は、ファイルアクセス加算部170の構成を示す機能ブロック図である。ファイルアクセス加算部170は、当該ファイルに対するアクセス処理部104によるアクセス状況に応じた重みと、当該ファイルの種類に応じた重みとを、キーワード保持部110から取得した個々のキーワードに結びつけられている重みに加算する。
本明細書において「アクセス状況」とは、アクセス処理部104によるファイルに対するアクセスの態様を包括的に表すものであり、より具体的には、「アクセス回数」と「アクセス種類」がある。アクセス回数は、各ファイルに対するアクセス処理部104によるファイルへのアクセス回数の累計である。アクセス種類は、システムコールで指定されたファイルアクセスの種類に対応するものであり、より具体的には、ファイルのオープン、クローズ、書き換えなどを指す。アクセス状況はこれらに限られるものではなく、例えば、一定期間内にファイルに対して繰り返しアクセスされたときに特別の重みが与えられるように、アクセス頻度に応じた重みを設定してもよい。
ファイルアクセス加算部170は、アクセス状況やファイル種類に応じた重みを付与するために、複数のテーブルを備える。
ファイル種類テーブル172は、ファイル種類毎の重みを定義する。これは、ユーザによるファイル種類毎の興味の度合いに応じて適宜決定される。例えば、「HTMLのキャッシュファイルは比較的興味の高い対象である」といった位置づけにしたがって、他のファイルよりも高い重みが定義されている。ファイルアクセス加算部170は、アクセス処理部104によるアクセスが発生したときにファイルの拡張子を取得してファイル種類を決定し、ファイル種類テーブル172にしたがって重みを決定する。
アクセス種類テーブル174は、アクセス処理部104によるアクセスの種類に応じた重みを定義する。ユーザによる注目度の高いと考えられるファイルアクセスについては、比較的高い重みを与えることが好ましい。例えば、更新されるようなファイルに含まれるキーワードは、ユーザの注目度が高いと考えられるため、オープンやクローズのアクセスよりは高い重みが定義される。
アクセス回数テーブル176は、各ファイルへのアクセス回数毎の重みを定義する。アクセス回数テーブル176には、ファイル保持部102に保持されている各ファイルについて、ファイルアクセスの回数が記録されている。ファイルアクセス加算部170は、アクセス処理部104によるアクセスが発生したときに、または所定のタイミングで定期的に、ファイル保持部102に保持されている各ファイルのファイル名を取得する。また、アクセス処理部104は、ファイル保持部102に保持されているファイルにアクセスする毎に、その旨をファイルアクセス加算部170に伝達する。ファイルアクセス加算部170は、アクセス回数テーブル176のファイル名に対応するアクセス回数を、アクセス処理部104からの情報に応答してインクリメントしていく。
ファイルアクセス加算部170は、上記のテーブル172〜176をそれぞれ参照して、アクセス処理部104によりファイルアクセスされたファイルのファイル種類、アクセス種類、アクセス回数に応じた重みの和を計算し、その和を各キーワードに結びつけられた重みに加算する。つまり、ファイル種類、アクセス種類、アクセス回数に応じた重みをそれぞれw、w、w、肯定重みの加算値をW、重みの前回値をWn−1とすると、キーワードの重みWは以下の数式で与えられる。
=Wn−1+W+k(w+w+w)・・・(1)
なお、kは、ファイルアクセスによる重みと肯定重みとのバランスが取れるようにする係数である。kの値は、適切な有用情報が得られるように、実験やシミュレーション等によって定めればよい。
実施の形態では、開いているファイルに対してユーザが入力する評価は一回限りである。これに対し、例えば、携帯型情報機器10に設けられているボタンにファイルに対する評価の機能を割り当てておき、ユーザによる複数回のボタンの操作がそのまま重み付けの加算値として入力できるように構成されていてもよい。具体的には、例えば数字ボタンの一つに「関心あり」の評価が割り当てられているような場合、そのボタンを押す回数が多いほど、ファイルに対する関心の度合いが大きいと判定する。重み調整部は、ボタンを押した回数だけ肯定重みを加算する。こうすると、あるキーワードに与えられた肯定重みまたは否定重みの寄与率を、反対の意味のボタンを多数押すことでキャンセルすることができる。
実施の形態では、ユーザによるファイルの評価にしたがって各キーワードに加算される重みを有用情報の選択に用いることを述べた。しかしながら、各キーワードに結びつけられた重みを他の目的にも使用することができる。例えば、各キーワードの肯定重みを使用した以下のような応用例が考えられる。
応用例1.
FEPの変換候補の表示順序にキーワードの重みを反映させる。例えば、ユーザが打ち込んだ文字に対する推測変換の候補を表示する際に、キーワード保持部に保持されているキーワードの中から変換候補となりうるものを選び出し、さらに各キーワードに結びつけられた肯定重みが大きいものから変換候補の上位に表示させる。このように、キーワードに結びつけられた肯定重みを利用することで推測変換のヒット率が向上する。また、同音異義語の仮名漢字変換の候補を表示する際にも、同様の手法を適用できる。
応用例2.
検索エンジンの検索結果の表示順序にキーワードの重みを反映させる。例えば、検索エンジンにより複数のウェブサイトが検索されたとき、各サイトのホームページのテキスト情報を先行取得し、そのテキストから抽出した語句の中からキーワード保持部に保持されているキーワードを選び出す。そして、選び出した各キーワードに結びつけられている肯定重みの総和を求め、総和の大きいウェブサイトを検索結果の上位に表示する。
応用例3.
あるキーワードについての検索結果を表示するとともに、続けて検索条件として入力すべきキーワードの候補を表示するとき、肯定重みの大きいキーワードを優先して表示する。
有用情報選択部と有用情報保持部は、携帯型情報機器10がアクセスするサーバ側に存在してもよい。重み処理部120は、複数のキーワードに付与された重みにしたがって優先キーワードを決定した後、優先キーワードをサーバ12に送信する。サーバ12側の有用情報選択部は、優先キーワードに対応付けられた有用情報を有用情報保持部から選択し、その有用情報を携帯型情報機器10に対して送信する。表示制御部152は送られてきた情報を受け取り、携帯型情報機器10のディスプレイに表示する。このように、有用情報保持部をサーバに配置することで、キーワードに対応する有用情報をサーバ側で常に更新、追加することができるため、携帯型電子装置のユーザに最新の有用情報を提示することができる。
実施の形態では、本発明に係る情報表示部をデータ通信機能を有する携帯電話、PDA、カーナビゲーション装置などの携帯型情報機器に実装することを述べたが、デスクトップPCなどの据え置き型のハードウェアにも実装できることはいうまでもない。
本発明によれば、あるファイルを開いたときにユーザからそのファイルに対する評価のフィードバックを受け取り、その結果に応じて有用情報を導き出すためのキーワードの重み付けを調整するので、ユーザにとって有益な情報が有用情報として提示されやすくなる。

Claims (12)

  1. ユーザにより指定されたファイルアクセスを処理するアクセス処理部と、
    前記ファイルアクセスの対象となったファイルから所定の抽出規則にしたがって複数の語句を抽出する語句抽出部と、
    複数のキーワードを重みと結びつけて蓄積するキーワード保持部と、
    ユーザに提供するための有用情報をその内容に関連するキーワードと対応させたかたちで複数記憶する有用情報保持部と、
    前記ファイルから複数の語句が抽出されたとき、それら複数の語句に合致するキーワードを前記キーワード保持部から選択し、選択されたキーワードに結びつけられた重みに基づき優先キーワードを決定する重み処理部と、
    前記優先キーワードに対応付けられた有用情報を前記有用情報保持部から選択して画面に表示する情報選択部と、
    ユーザから前記ファイルの内容について関心があるか否かの評価の入力を受け付けるフィードバック受付部と、
    入力された評価に基づいて、前記重み処理部によって選択されたキーワードに結びつけられた重みを調整し、調整した重みを前記キーワード保持部に記録する重み調整部と、
    前記ファイルから抽出された語句に合致するキーワードに結びつけられた重みの総和にしたがって前記ファイルの内容に対してユーザが関心があるか否かを判定し、関心の有無を予測結果として出力する評価予測部と、
    前記評価予測部による予測結果をユーザに知らしめる標示を画面に表示する表示制御部と、
    を備え、
    前記フィードバック受付部は、前記予測結果がユーザによる評価と一致するか否かについての回答を促す標示を表示し、それに対するユーザからの回答の入力を受け付け、
    前記重み調整部は、ユーザからの回答の入力があった場合、回答結果に基づいて前記キーワードに結びつけられた重みを調整することを特徴とする情報表示装置。
  2. 前記重み調整部は、所定のトリガが発生するまでにユーザからの評価の入力がなかったと判定した場合、重みを調整しないことを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
  3. 前記重み調整部は、所定のトリガが発生するまでにユーザからの回答の入力がなかったと判定した場合、前記評価予測部による予測結果に基づいて前記キーワードに結びつけられた重みを調整することを特徴とする請求項に記載の情報表示装置。
  4. 前記キーワード保持部は、前記ファイルの内容についてユーザによって肯定的な評価がなされたと判断されるときに加算される肯定重みと、否定的な評価がなされたと判断されるときに加算される否定重みとをキーワード毎に個別に保持することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の情報表示装置。
  5. 前記評価予測部は、前記ファイルから抽出された語句に合致する各キーワードに結びつけられた肯定重みと否定重みのそれぞれの総和を求める重み加算部と、肯定重みと否定重みの総和の大小関係に応じて前記ファイルの内容に対するユーザの関心の有無を判定する評価決定部と、を備えることを特徴とする請求項に記載の情報表示装置。
  6. 前記重み処理部は、肯定重みが否定重みを上回るキーワードを優先キーワードとして選択することを特徴とする請求項に記載の情報表示装置。
  7. 前記キーワード保持部は、各キーワードに結びつけて記憶している重みを時間の経過とともに割り引くことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の情報表示装置。
  8. ユーザによる前記ファイルの内容に対する評価の履歴を保持する履歴保持部をさらに備え、
    前記フィードバック受付部は、前記履歴保持部に保持されている履歴を参照して過去の評価の傾向と相違する評価がユーザから入力されたとき、ユーザに対して評価の再確認を促す標示を画面に表示することを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の情報表示装置。
  9. 所定の検出方法にしたがって、ファイルアクセスの対象であるファイルがユーザによる有効な評価を得がたい種類のファイルとして検出された場合、前記重み処理部は、前記キーワード保持部からのキーワードの選択を回避することを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の情報表示装置。
  10. 前記重み調整部は、ユーザによる前記ファイルの内容に対する評価に基づく重みに加え、前記アクセス処理部による前記ファイルへのアクセス状況に応じた重みを前記キーワード保持部に記録することを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の情報表示装置。
  11. ユーザにより指定されたファイルアクセスを処理するアクセス処理機能と、
    前記ファイルアクセスの対象となったファイルから所定の抽出規則にしたがって複数の語句を抽出する語句抽出機能と、
    前記ファイルから複数の語句が抽出されたとき、複数のキーワードを重みと結びつけて蓄積するキーワード保持部からそれら複数の語句に合致するキーワードを選択し、選択されたキーワードに結びつけられた重みに基づき優先キーワードを決定する重み処理機能と、
    ユーザに提供するための有用情報をその内容に関連するキーワードと対応させたかたちで複数記憶する有用情報保持部から、前記優先キーワードに対応付けられた有用情報を選択して画面に表示する情報選択機能と、
    ユーザから前記ファイルの内容について関心があるか否かの評価の入力を受け付けるフィードバック受付機能と、
    入力された評価に基づいて、前記重み処理機能によって選択されたキーワードに結びつけられた重みを調整し、調整した重みを前記キーワード保持部に記録する重み調整機能と、
    前記ファイルから抽出された語句に合致するキーワードに結びつけられた重みの総和にしたがって前記ファイルの内容に対してユーザが関心があるか否かを判定し、関心の有無を予測結果として出力する評価予測機能と、
    前記評価予測機能による予測結果をユーザに知らしめる標示を画面に表示する表示制御機能と、
    をコンピュータに発揮せしめることを特徴とする情報表示プログラムであって、
    前記フィードバック受付機能は、前記予測結果がユーザによる評価と一致するか否かについての回答を促す標示を表示し、それに対するユーザからの回答の入力を受け付け、
    前記重み調整機能は、ユーザからの回答の入力があった場合、回答結果に基づいて前記キーワードに結びつけられた重みを調整することを特徴とする情報表示プログラム。
  12. クライアント端末に有用情報を表示させるサーバクライアントシステムであって、
    ユーザにより指定されたファイルアクセスを処理するアクセス処理部と、
    前記ファイルアクセスの対象となったファイルから所定の抽出規則にしたがって複数の語句を抽出する語句抽出部と、
    複数のキーワードを重みと結びつけて蓄積するキーワード保持部と、
    前記ファイルから複数の語句が抽出されたとき、それら複数の語句に合致するキーワードを前記キーワード保持部から選択し、選択されたキーワードに結びつけられた重みに基づき優先キーワードを決定する重み処理部と、
    ユーザから前記ファイルの内容について関心があるか否かの評価の入力を受け付けるフィードバック受付部と、
    入力された評価に基づいて、前記重み処理部によって選択されたキーワードに結びつけられた重みを調整し、調整した重みを前記キーワード保持部に記録する重み調整部と、
    前記ファイルから抽出された語句に合致するキーワードに結びつけられた重みの総和にしたがって前記ファイルの内容に対してユーザが関心があるか否かを判定し、関心の有無を予測結果として出力する評価予測部と、
    前記評価予測部による予測結果をユーザに知らしめる標示を画面に表示する表示制御部と、
    を備えるクライアント端末と、
    ユーザに提供するための有用情報をその内容に関連するキーワードと対応させたかたちで複数記憶する有用情報保持部と、
    前記クライアント端末から前記優先キーワードを受け取り、該優先キーワードに対応付けられた有用情報を前記有用情報保持部から選択して前記クライアント端末に送信する情報選択部と、
    を備えるサーバと、を含み、
    前記フィードバック受付部は、前記予測結果がユーザによる評価と一致するか否かについての回答を促す標示を表示し、それに対するユーザからの回答の入力を受け付け、
    前記重み調整部は、ユーザからの回答の入力があった場合、回答結果に基づいて前記キーワードに結びつけられた重みを調整することを特徴とする情報表示システム。
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