JP5158162B2 - 拡張現実表示システム、拡張現実表示方法および拡張現実表示プログラム - Google Patents

拡張現実表示システム、拡張現実表示方法および拡張現実表示プログラム Download PDF

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Description

本発明は、現実環境を写した入力画像に対して合成処理等により情報を付加して表示する拡張現実表示システム、拡張現実表示方法および拡張現実表示プログラムに関する。
拡張現実(AR:Augmented Reality )の表示方法には、マーカやオブジェクト、位置情報を用いたものがある。マーカやオブジェクト認識でのCG表示に注目すると、例えば、複数のマーカや物体との前後関係を認識して表示させる方法がある。
マーカやオブジェクト認識での拡張現実表示(CG画像合成・表示)では、カメラ等を通して得られる画像内からマーカやオブジェクトを認識し、事前に登録されているマーカ・オブジェクトの情報と照らし合わせて合致した場合に、そのマーカまたはオブジェクトに合わせたCG画像を合成、表示する。拡張現実の表示に用いるマーカは一般的には面として捉えられる。例えば、ある領域を規定した枠(四角形の枠等)や枠内の文字、模様等を、入力された画像から認識することによりマーカを認識する。そして、認識したマーカに対応したCG合成を行うことにより、拡張現実表示を行う。
認識したマーカに対応したCG合成を行うには、認識したマーカの画像(入力画像から切り出されるマーカとして認識された部分の画像)と事前に登録されているマーカの画像(モデル画像)とをマッチングすることにより行う。すなわち、認識したマーカの画像と一致するモデル画像が登録されていた場合に、そのモデル画像に対応づけられている合成指示情報に基づき、合成処理を行う。
このようなマーカを認識してそのマーカに合わせたCG画像を合成表示する技術に関し、例えば特許文献1には、認識した画像とモデル画像とで照明等により色などが異なる場合であっても、モデル画像内の形状等から物体を判断することにより、より実質的に登録されたマーカとの合致判定を行う旨が記載されている。
また、特許文献2には、画像から得られるオブジェクトを認識して、既に登録されているCG画像データをそのオブジェクトに対して表示する技術が記載されている。
特開2002−032766号公報 特開2006−313549号公報
しかし、特許文献1に記載されている技術を適用しても、カメラにより撮影された画像内に、マーカが完全に入っていない場合(例えば、マーカの一部が欠けている場合やマーカが全く入っていない場合)には、マーカが正しく認識されずにCG画像の合成ができないという問題があった。
例えば、建材(ドアなど)で拡張現実を用いて建材の色の違いを確認する場合、設置イメージを周りの風景と合わせながら様々な視点で(近づいたり、少し斜めから見たり等)見ることが、実物とのずれを無くすために重要となっているが、CG画像の表示を保つためには、ユーザはマーカに依存した状態でしか視点を切り替えることができず、ユーザの行動を制限していた。
なお、特許文献2に記載されている技術は、画像から得られるオブジェクトに対して行うCG処理を予め登録しておかなければならず、マーカの登録がオブジェクトの登録に代わるだけで、そのオブジェクトが登録されていなければCG画像の合成ができないという問題はマーカを用いた方法の場合と同様である。また、特許文献2には、追跡システムと呼ばれる技術が記載されているが、一旦認識されたオブジェクトが連続して移動するような画像に限り有効であるという点で依然としてユーザの視線を制限している。
そこで、本発明は、拡張現実表示の元となる画像にマーカが全て含まれていない場合であっても拡張現実表示を行うことができる拡張現実表示システム、拡張現実表示方法および拡張現実表示プログラムを提供することを目的とする。
本発明による拡張現実表示システムは、入力画像から、合成処理の際の起点となるマーカであって予め登録されているマーカを検出するマーカ検出手段と、マーカ検出手段によってマーカが検出された場合に、検出されたマーカに対応づけられて登録されている情報に基づき合成処理を行ってCG画像を生成するCG画像生成手段と、入力画像からオブジェクトまたは特徴点を検出するオブジェクト・特徴点検出手段と、マーカ検出手段によってマーカが検出された場合に、オブジェクト・特徴点検出手段によって検出された各オブジェクトおよび各特徴点周りのCG画像の状態を示すデータを算出するオブジェクト・特徴点周りCG画像状態算出手段と、オブジェクト・特徴点周りCG画像状態算出手段によって周りのCG画像の状態を示すデータが算出された各オブジェクトおよび各特徴点をそれぞれ新たなマーカとして、当該オブジェクトまたは特徴点を識別するための識別情報と、当該オブジェクトまたは特徴点周りのCG画像の状態を示すデータとを対応づけて記憶するマーカ情報記憶手段と、オブジェクト・特徴点検出手段によって検出された各オブジェクトおよび各特徴点の情報と、マーカ情報記憶手段に記憶されている識別情報とを照合し、入力画像に、新たなマーカとして記憶されたオブジェクトまたは特徴点が含まれているか否かを判定するマッチング手段と、マッチング手段によって入力画像に新たなマーカとして記憶されたオブジェクトまたは特徴点が含まれていると判定された場合に、マーカ情報記憶手段に記憶されている当該オブジェクトまたは特徴点周りのCG画像の状態を示すデータに基づいて、CG画像を生成する第2のCG画像生成手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明による拡張現実表示方法は、画像が入力されると、オブジェクト・特徴点抽出手段が、入力画像からオブジェクトまたは特徴点を検出し、入力画像から、合成処理の際の起点となるマーカであって予め登録されているマーカが検出された場合には、CG画像生成手段が、検出されたマーカに対応づけられて登録されている情報に基づき合成処理を行ってCG画像を生成して、生成したCG画像を利用者端末に送信し、CG画像が生成されると、オブジェクト・特徴点周りCG画像状態算出手段が、検出された各オブジェクトおよび各特徴点周りのCG画像の状態を示すデータを算出し、出された各オブジェクトおよび各特徴点をそれぞれ新たなマーカとして、当該オブジェクトまたは特徴点を識別するための識別情報と、当該オブジェクトまたは特徴点周りのCG画像の状態を示すデータとを対応づけてマーカ情報記憶手段に記憶し、入力画像から、合成処理の際の起点となるマーカであって予め登録されているマーカが検出されなかった場合には、マッチング手段が、当該入力画像から検出された各オブジェクトおよび各特徴点の情報と、当該時点でマーカ情報記憶手段に記憶されている識別情報とを照合し、当該入力画像に、新たなマーカとしてマーカ情報記憶手段に記憶されたオブジェクトまたは特徴点が含まれているか否かを判定し、入力画像に新たなマーカとして記憶されたオブジェクトまたは特徴点が含まれていると判定された場合に、第2のCG画像生成手段が、マーカ情報記憶手段に記憶されている当該オブジェクトまたは特徴点周りのCG画像の状態を示すデータに基づいて、CG画像を生成して、生成したCG画像を利用者端末に送信することを特徴とする。
また、本発明による拡張現実表示プログラムは、コンピュータに、入力画像から、合成処理の際の起点となるマーカであって予め登録されているマーカを検出する処理、入力画像から予め登録されているマーカが検出された場合に、検出されたマーカに対応づけられて登録されている情報に基づき合成処理を行ってCG画像を生成する処理、入力画像からオブジェクトまたは特徴点を検出する処理、検出された各オブジェクトおよび各特徴点周りのCG画像の状態を示すデータを算出する処理、周りのCG画像の状態を示すデータが算出された各オブジェクトおよび各特徴点をそれぞれ新たなマーカとして、当該オブジェクトまたは特徴点を識別するための識別情報と、当該オブジェクトまたは特徴点周りのCG画像の状態を示すデータとを対応づけて所定の記憶装置に記憶させる処理、入力画像から検出された各オブジェクトおよび各特徴点の情報と、記憶装置に記憶されている識別情報とを照合し、入力画像に新たなマーカとして記憶されたオブジェクトまたは特徴点が含まれているか否かを判定する処理、および入力画像に新たなマーカとして記憶されたオブジェクトまたは特徴点が含まれていると判定された場合に、記憶装置に記憶されている当該オブジェクトまたは特徴点周りのCG画像の状態を示すデータに基づいて、CG画像を生成する処理を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザの視点の制限をすることなく、拡張現実表示の元となる画像にマーカが全て含まれていない場合であっても容易に拡張現実表示を行うことができる。
拡張現実表示システムの構成例を示すブロック図である。 AR表示システム30の構成例を示すブロック図である。 マッチングシステム40の構成例を示すブロック図である。 画像認識システム50の構成例を示すブロック図である。 拡張現実表示システムの動作例を示すシーケンス図である。 拡張現実表示システムの動作例を示すシーケンス図である。 オブジェクト・特徴点の認識例を示す説明図である。 オブジェクト・特徴点周りでのCG画像の状態の算出例の一例を示す説明図である。 識別子別CGデータDB44に記憶される識別子別CGデータの一例を示す説明図である。 CG画像DB33に記憶されるCG画像データの一例を示す説明図である。 AR表示方法の一例を示すフローチャートである。 マーカが一部しか表示されていない場合のAR表示方法の例を示す説明図である。 本発明の概要を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施例である拡張現実表示システムの構成例を示すブロック図である。図1に示す拡張現実表示システムは、利用者端末10と、AR表示システム30と、マッチングシステム40と、画像認識システム50とを備える。なお、利用者端末10とAR表示システム30とマッチングシステム40と画像認識システム50とは、それぞれ通信ネットワーク20で接続されている。
利用者端末10は、カメラ11とディスプレイ12とを備える。また、図示省略しているが、通信ネットワーク20を介して接続される各種システム(本例では、少なくともAR表示システム30と、マッチングシステム40と、画像認識システム50)とデータの送受信をする通信機能を備える。なお、直に画像を撮影するカメラ11の代わりに、別途撮影された画像のデータを入力する画像入力手段を有していてもよい。
AR表示システム30は、マーカを検出してマーカに応じたCG画像を合成、表示するシステムである。図2は、AR表示システム30の構成例を示すブロック図である。図2に示すAR表示システム30は、マーカ検出手段31と、CG画像表示手段32と、CG画像データベース33と、マーカデータベース34とを備える。
マーカ検出手段31は、利用者端末10から送信される画像から、マーカを検出する。マーカ検出手段31は、画像認識を行って所定のマーカを検出すればよい。
CG画像表示手段32は、検出されたマーカに対して登録されている画像データを、利用者端末10から送信された画像に合成してCG画像を作成し、作成したCG画像を利用者端末10に送信して表示させる。CG画像表示手段32は、後述するCG画像データベース33およびマーカ出たベース34に登録されている情報に基づいて、検出したマーカに応じたCG画像を作成すればよい。
CG画像データベース(CG画像DB)33は、合成する画像データを記憶する。
マーカデータベース(マーカDB)34は、マーカの情報と、そのマーカが検出されたときにどのようなCG画像の合成を行うかを示す情報(合成内容情報)とを対応づけて記憶する。
マッチングシステム40は、AR表示システム30から得られるCG画像と、後述する画像認識システム50から得られるオブジェクト・特徴点データとをマッチング処理するシステムである。図3は、マッチングシステム40の構成例を示すブロック図である。図3に示すマッチングシステム40は、CG画像座標抽出手段41と、オブジェクト・特徴点周りCGマッチング手段42と、識別子(ここでは、新たなマーカとして認識されたオブジェクト・特徴点の意)周り画像表示手段43と、識別子別CGデータデータベース44とを備える。
CG画像座標抽出手段41は、AR表示システム30から得られるCG画像の座標を抽出する。
オブジェクト・特徴点周りCGマッチング手段42は、画像認識システム50から得られるオブジェクト・特徴点データから、そのオブジェクトや特徴点周りのCG画像について登録されているマーカを認識した際に表示するCG画像とのマッチング処理を行う。
識別子周り画像表示手段43は、マッチング処理の結果、検出された識別子に対して登録されている画像データを、利用者端末10から送信された画像に合成してCG画像を作成し、作成したCG画像を利用者端末10に送信して表示させる。
識別子別CGデータデータベース(識別子別CGデータDB)44は、新たなマーカとして扱うオブジェクトや特徴点の識別子と、その識別子に割りあてられたオブジェクトや特徴点が検出されたときにどのようなCG画像の合成を行うかを示す情報(合成内容情報)とを対応づけて記憶する。
画像認識システム50は、利用者端末10から得られる画像からオブジェクトや特徴点の抽出を行うシステムである。図4は、画像認識システム50の構成例を示すブロック図である。図4に示す画像認識システム50は、オブジェクト・特徴点抽出手段51と、オブジェクト・特徴点データベース52とを備える。
オブジェクト・特徴点抽出手段51は、利用者端末10から得られる画像からオブジェクトや特徴点の抽出を行う。
オブジェクト・特徴点データベース(オブジェクト・特徴点DB)52は、オブジェクト・特徴点抽出手段51が抽出したオブジェクトまたは特徴点を新しい識別子(新しいマーカ)として記憶する。
本実施形態において、AR表示システム30、マッチングシステム40、画像認識システム50は、例えば、ネットワーク通信機能と情報処理機能とデータベースシステムとを備えたサーバ装置によって実現される。また、マーカ検出手段31、CG画像表示手段32、CG画像座標抽出手段41、オブジェクト・特徴点周りCGマッチング手段42、識別子周り画像表示手段43、オブジェクト・特徴点抽出手段51は、例えば、各システムが備える、プログラムに従って動作するCPU等によって実現される。また、CG画像DB33、マーカDB34、識別子別CGデータDB44、オブジェクト・特徴点DB52は、例えば、各システムが備える記憶装置によって実現される。
なお、図1に示す例では、AR表示システム30と、マッチングシステム40と、画像認識システム50とを別のシステムとして備える例を示しているが、これらは1つのシステムとして実装することも可能である。
図5および図6は、本実施形態の動作例を示すシーケンス図である。なお、図5は利用者端末11から得られる画像にマーカが全て表示されている場合の動作例を示し、図6は、マーカが全て表示されていない場合の動作例を示している。
まず、マーカが全て表示されている場合の動作について、図5を参照して説明する。まず利用者は、AR表示の元となる画像をカメラ11を用いて撮影する。利用者端末10は、得られた画像を、AR表示システム30と、マッチングシステム40と、画像認識システム50とに送信する(ステップS101)。なお、利用者端末10からはAR表示システム30にのみ送信し、AR表示システム30からマッチングシステム40と、画像認識システム50とに送信するようにしてもよい。また、利用者端末10側でマーカを検出する機能を有している場合には、検出されたマーカの情報をAR表示システム30に併せて送信してもよい。
AR表示システム30のマーカ検出手段31は、利用者端末10から送信された画像からマーカを検出し、マーカDB34に記憶されているマーカの情報と照合する。マーカDB34に記憶されているマーカの情報と合致した場合には、CG画像表示手段32が、マーカDB34およびCG画像DB33に記憶されている情報に基づいて、検出したマーカに対応づけられている合成処理を行うことによりCG画像を生成する(ステップS103)。生成したCG画像は、マッチングシステム40と利用者端末10とに送信される(ステップS103,S105)。
一方、画像認識システム50では、利用者端末10から画像を受け取ると、オブジェクト・特徴点抽出手段51が受け取った画像からオブジェクトや特徴点を抽出する(ステップS102)。そして、得られたデータをオブジェクト・特徴点DB52に記憶させるとともに、マッチングシステムシステム40に送信する。
マッチングシステム40では、ARシステム30からのCG画像と、画像認識システム50からのオブジェクト・特徴点データとを受け取ると、それらをマッチング処理する(ステップS104)。
マッチング処理では、まず、CG画像座標抽出手段41が、検出されたオブジェクトや特徴点を、CG画像から抽出・認識する。すなわち、検出されたオブジェクトや特徴点が、CG画像においてどのように表示されているか等を認識し、そのデータ(例えば、CG画像における座標など)を抽出する。
次に、オブジェクト・特徴点周りのCGマッチング手段42が、認識されたオブジェクトおよび特徴点周りでのCG画像の状態を算出する。そして、各オブジェクト・各特徴点それぞれを1つの識別子として算出データを割り当てて、識別子別CGデータDB44に記憶する。
このように、利用者端末11から送信された画像にマーカが全て含まれている場合、マーカを検出する処理と併せて画像認識を行って、マーカとともに画像に表示されているオブジェクトや特徴点を認識し、認識したオブジェクトおよび特徴点周りでのCG画像の状態(例えば、CG画像の表示・合成状態・位置関係)を計算して、新しい識別子(マーカとしての識別子)とともに記憶しておく。
次に、利用者端末11から送信された画像にマーカが全て含まれていない場合の動作例について図6を参照して説明する。利用者は、引き続きAR表示の元となる画像をカメラ11を用いて撮影しているとする。利用者端末10は、得られた画像を、AR表示システム30と、マッチングシステム40と、画像認識システム50とに送信する(ステップS106)。
図6に示す例では、得られた画像にはマーカが全て含まれていないため、AR表示システム30では、マーカが正しく検出されずにそのマーカに紐付けられているCG画像は生成できない。
画像認識システム50では、図5に示した場合と同様に、オブジェクト・特徴点抽出手段51が、利用者端末10から受け取った画像からオブジェクトや特徴点を抽出して、得られたデータをマッチングシステムシステム40に送信する(ステップS107)。
マッチングシステム40では、像認識システム50からのオブジェクト・特徴点データ受け取ると、ッチング処理する(ステップS108)。
なお、本例では、マッチングシステム40には、マーカが検出されていない旨がAR表示システム30から通知されているものとする。マッチング処理では、まず、CG画像座標抽出手段41が、画像認識システム50からのオブジェクト・特徴点データに基づき、検出されたオブジェクトや特徴点を、CG画像を表示する領域から抽出・認識する。
次に、オブジェクト・特徴点周りCGマッチング手段42が、認識されたオブジェクトおよび特徴点が、識別子別CGデータDB44に記憶されているかを確認(照合)する。認識されたオブジェクトまたは特徴点が識別子別CGデータDB44に記憶されている場合、識別子周りの画像表示手段43が、識別子別CGデータDB44に記憶されている情報を元に、CG画像を生成して、利用者端末10に送信する。
このように、利用者端末11から送信された画像にマーカが全て含まれていない場合には、画像認識を行ってオブジェクトや特徴点を認識し、マーカ検出の際にオブジェクトまたは特徴点の新しい識別子とマッチングする。そして合致した場合には、登録されているそのオブジェクト・特徴点周りでのCG画像の状態を元に、そのオブジェクトまたは特徴点を起点としてCG画像を合成、表示する。
図7は、オブジェクト・特徴点の認識例を示す説明図である。また、図8は、認識したオブジェクト・特徴点周りでのCG画像の状態の算出例の一例を示す説明図である。本例では、色や模様の変更が容易ではない建材(ドア)に対してAR表示を行う場合の例を示している。
図7では、ドアの画像から、「ドアのぶ」のオブジェクト60と、「模様」の特徴点70、80と、「縁」の特徴点90とを抽出、認識した例を示している。
また、図8は、認識された各オブジェクトまたは各特徴点周りでCG画像がどのような状態で表示されているかを示すデータの算出例を示す説明図である。図8では、認識された各オブジェクトおよび各特徴点について、CG画像の表示として、CG画像の表示範囲を求める例を示している。この他、合成状態として、模様や形の形状を求めてもよいし、オブジェクトまたは特徴点同士の位置関係として、他のオブジェクトまたは特徴点との間の距離や角度(方角)を求めてもよい。なお、オブジェクト周り、特徴点周りのCG画像の状態とは、表示するCG画像の範囲内におけるCG画像の状態を言う。
CG画像の表示は、例えば、どの位置にCG画像を表示するのかの計算を行えばよい。例えば、マーカ内で、マーカを中心にXYZ軸の座標を用いてCG画像の場所を特定する場合、その方法を適用して、得られたオブジェクトまたは特徴点を(0,0,0)の原点として、CG画像がどこの範囲まで設定されているのかxyz軸の座標系で算出してもよい。
また、合成状態は、例えば、CG画像データを特定するためのIDであってもよい。また、位置関係は、ドアのぶなどの丸い形のオブジェクトを認識した場合など、上下左右の判断がつかない形状のオブジェクトに対して、他に認識したオブジェクトや特徴点との位置関係により上下判断を行うために算出してもよい。
図9は、識別子別CGデータDB44に記憶される識別子別CGデータの一例を示す説明図である。図8に示す例では、認識されたオブジェクト・特徴点に対して割り当てた識別子(図では特徴点画像のデータID)に対応づけて、そのオブジェクト・特徴点周りのCG画像の状態として、表示する画像の範囲(x、y、z軸における始値および終値)と、表示するCG画像の情報(CG画像のデータID)とを対応づけて記憶する例を示している。なお、本例のCG画像のデータIDは、CG画像DB33に記憶されるCG画像のデータに用いられている識別子と対応しているものとする。
図10は、CG画像DB33に記憶されるCG画像データの一例を示す説明図である。図10に示す例では、CG画像DB33は、CG画像データとして、CG画像のデータIDと、色情報、模様を識別するための模様IDとを対応づけて記憶している。
なお、オブジェクト・特徴点周りCGマッチング手段42が算出するデータとしては、少なくとも、オブジェクトや特徴点の画像とマーカから得られるCG画像の位置または表示範囲が含まれていればよい。また、オブジェクト・特徴点周りCGマッチング手段42が算出動作を行う際の必須条件としては、初期状態にマーカのデータが取得されていることを要する。なお、既に説明したように、上下左右の区別が付かないオブジェクト・特徴点の場合、2以上のオブジェクト・特徴点が検出されていることが必須条件となる。
次に、図11を参照して、本実施形態におけるCG画像とオブジェクト・特徴点のマッチング処理について説明する。図11は、本実施形態のAR表示方法の一例を示すフローチャートである。なお、図11では、3つのシステムを纏めて一つのシステムとし、全体構成の動作フローの一例として示している。
電源がONされた後(ステップS11)、画像が入力されると(ステップS12)、画像認識を実施する(ステップS13)。そして、カメラ11を通して得られた画像内に、予め登録されているマーカ(ここでは、図7の識別子1)が含まれているか否かを判定する(ステップS14)。画像内に登録されているマーカが入っていない場合(ステップS14のNo)、画像の取得〜画像認識(ステップS12〜S13)を繰り返し実施する。
画像内に、登録されているマーカが完全に含まれている場合(ステップS14)、そのマーカ(識別子1)によるCG処理を実行し、生成されたCG画像を配信する(ステップS15)とともに、さらなる画像認識とマッチング処理を実施する(ステップS16〜S18)。
ステップS16の画像認識処理では、得られた画像から、CG画像を合成、表示する範囲内において、オブジェクトや特徴点の認識を実施する。ここでは、ドアのぶのオブジェクト60や、模様の特徴点70,80や、縁の特徴点90が認識され、それらのデータ(オブジェクトまたは特徴点を特定する情報等)が抽出される。
次に、得られた認識データを基に、各オブジェクト・各特徴点周りのCG画像の状態(表示・合成状態・位置関係)を計算する(ステップS17)。得られたデータは、認識したオブジェクトや特徴点をそれぞれ新しいマーカ(第2のマーカ,第3のマーカ,・・・)とし、それらの識別子(識別子2,識別子3,・・・)を、それぞれのCGデータとともに記憶しておく(ステップS18)。
例えば、最初にマーカを認識した場合に表示するCG画像の表示場所がXYZ軸を用いて特定されているとする。オブジェクトや特徴点を認識した際には、そのオブジェクトや特徴点を原点としたCG画像として座標変換を行えばよい。各原点(オブジェクトや特徴点)からの表示範囲をXYZ軸を用いて計算を行い、それを新しい識別子とともに登録する。例えば、マーカの中心を(0,0,0)とし、この座標系における一つのオブジェクトや特徴点の座標は(x,y,z)で表現されるものとする。この点を中心とするとした場合、表示されているCG画像の座標は、GC画像の座標群を[X,Y,Z]とすると、[X,Y,Z]−[x,y,z]で表されるもので変換され、CGデータとして登録される。
ステップ15により、マーカを認識してCG画像を配送した後、例えば、利用者がカメラの視点を変え、新たな画像を入力したとする(ステップS12に戻る)。新たな画像が入力されると、登録されているマーカだけでなく、登録されているオブジェクトや特徴点を対象に画像認識を行う(ステップS13)。ステップS13では、まずマーカを対象に画像認識を行った後、マーカが含まれていない場合に登録されているオブジェクトおよび特徴点を第2のマーカとして扱って画像認識を行ってもよい。
例えば、マーカが画像内に含まれていない場合であっても、ステップS16〜S18で得られた新しい識別子のオブジェクトや特徴点が含まれている場合には(ステップS14のYes)、そのオブジェクトや特徴点周りで検出したCG画像の状態データを基に、そのオブジェクトまたは特徴点を起点として画像を合成することによってCG画像を生成することができる(ステップS15)。その後も同様に、登録されているマーカまたはオブジェクトが画像内に含まれるか否かを判定し(ステップS14)、それぞれに合ったCG画像を利用者の持つ端末にデータを送信する(ステップS15)。
なお、既に登録されている第2,第3,・・・のマーカとしてのオブジェクトや特徴点が検出された場合には、そのオブジェクトや特徴点から得られる情報を元に、さらに新たなオブジェクトや特徴点を認識して、認識したオブジェクトや特徴点を新たなマーカ(例えば、第4のマーカ)として登録することも可能である(ステップS16〜S18)。
図12は、マーカが一部しか表示されていない場合のAR表示方法の例を示す説明図である。図12に示すように、マーカが一部しか表示されていない場合には、マーカを検出した際に認識され登録されているドアのぶのオブジェクト60や模様の特徴点80を認識して、そのオブジェクト60や特徴点80を起点とすることによってCG画像を合成・表示することができる。
以上のように、本実施形態によれば、マーカを検出する際に、マーカの枠内(モデル画像)を超えてオブジェクト・特徴点を検出し、得られたオブジェクト・特徴点を新しいモデル画像として登録することによって、一度マーカを認識した後は、マーカの枠が完全に画像内に入っていない場合であっても新しいモデル画像を利用した拡張現実表示を行うことができる。
このため、ユーザの視点の制限をすることなく、自由な視点、距離でのAR表示を実現することができる。また、マッチング処理によりオブジェクトや特徴点周りのCG画像の状態を得るため、事前での識別子やそのCG画像の登録が不要となり効率的である。また、マーカ用に登録されたCG画像データを兼用することで、CG画像に関するデータ量を削減することができる。
なお、上記本実施形態では、建材に対してAR表示を行う場合を例に説明したが、それに限らず、例えば、博物館や科学館での展示物の中身を自由な視点でAR表示させたり、商品棚に対して移動しながら陳列イメージを拡張現実によって表示し続けるといった利用法も可能である。
次に、本発明の概要について説明する。図13は、本発明の概要を示すブロック図である。図13に示すように、本発明による拡張現実表示システムは、マーカ検出手段501と、CG画像生成手段502と、オブジェクト・特徴点検出手段503と、オブジェクト・特徴点周りCG画像状態算出手段504と、マーカ状態記憶手段505と、マッチング手段506と、第2のCG画像生成手段507とを備えている。
マーカ検出手段501(例えば、マーカ検出手段31)は、入力画像から合成処理の際の起点となるマーカであって予め登録されているマーカを検出する。
CG画像生成手段502(例えば、CG画像表示手段32)は、マーカ検出手段501によってマーカが検出された場合に、検出されたマーカに対応づけられて登録されている情報に基づき合成処理を行ってCG画像を生成する。
オブジェクト・特徴点検出手段503(例えば、オブジェクト・特徴点抽出手段51)は、入力画像からオブジェクトまたは特徴点を検出する。
オブジェクト・特徴点周りCG画像状態算出手段504(例えば、CG画像座標抽出手段41およびオブジェクト・特徴点周りCGマッチング手段42)は、マーカ検出手段501によってマーカが検出された場合に、オブジェクト・特徴点検出手段503によって検出された各オブジェクトおよび各特徴点周りのCG画像の状態を示すデータを算出する。
マーカ情報記憶手段505(例えば、識別子別CGデータDB44)は、オブジェクト・特徴点周りCG画像状態算出手段504によって周りのCG画像の状態を示すデータが算出された各オブジェクトおよび各特徴点をそれぞれ新たなマーカとして、当該オブジェクトまたは特徴点を識別するための識別情報と、当該オブジェクトまたは特徴点周りのCG画像の状態を示すデータとを対応づけて記憶する。
マッチング手段506(例えば、オブジェクト・特徴点周りCGマッチング手段42)は、オブジェクト・特徴点検出手段503によって検出された各オブジェクトおよび各特徴点の情報と、前記マーカ情報記憶手段に記憶されている識別情報とを照合し、入力画像に、新たなマーカとして記憶されたオブジェクトまたは特徴点が含まれているか否かを判定する。
第2のCG画像生成手段507(例えば、識別子周り画像表示手段43)は、マッチング手段506によって入力画像に新たなマーカとして記憶されたオブジェクトまたは特徴点が含まれていると判定された場合に、マーカ情報記憶手段505に記憶されている当該オブジェクトまたは特徴点周りのCG画像の状態を示すデータに基づいて、CG画像を生成する。
なお、マッチング手段506は、予め登録されているマーカが検出されなかった場合に、入力画像から検出された各オブジェクトおよび各特徴点の情報と記憶されている識別情報とを照合して、入力画像に、新たなマーカとして記憶されているオブジェクトまたは特徴点が含まれているか否かを判定してもよい。
また、オブジェクト・特徴点周りCG画像状態算出手段504は、例えば、検出されたオブジェクトまたは特徴点周りのCG画像の表示状態を示すデータとして、生成されたCG画像の範囲内における、CG画像の表示位置を算出してもよい。
また、オブジェクト・特徴点周りCG画像状態算出手段504は、例えば、検出されたオブジェクトまたは特徴点周りのCG画像の合成状態を示すデータとして、生成されたCG画像の範囲内における、CG画像の模様または形を示す値を算出してもよい。
また、オブジェクト・特徴点周りCG画像状態算出手段504は、例えば、検出されたオブジェクトまたは特徴点周りのCG画像の状態を示すデータとして、生成されたCG画像の範囲内における、他のオブジェクトまたは特徴点との間の位置関係を示す値を算出してもよい。
また、オブジェクト・特徴点周りCG画像状態算出手段504は、入力画像に第2のマーカとして記憶されているオブジェクトまたは特徴点が含まれていると判定された場合にも、まだ第2のマーカとして記憶されていないオブジェクトおよび特徴点について、各オブジェクトおよび各特徴点周りのCG画像の状態を算出してもよい。
なお、図13に示す例では、特徴をわかりやすくするために、予め登録されているマーカを検出してCG画像を生成する手段(マーカ検出手段501とCG画像生成手段502)と、新たなマーカとして記憶されたオブジェクト・特徴点を検出してCG画像を生成する手段(オブジェクト・特徴点検出手段503、マッチング手段506、第2のCG画像生成手段507)とを別々の手段として示しているが、予め登録されているマーカと新たに登録されたマーカとを区別せずに、その時点で登録されている情報に基づき入力画像からマーカを検出してCG画像を生成する手段ととして実装することも可能である。
本発明は、マーカを用いて拡張現実表示を行う既存の拡張現実表示システムを拡張・変更して、高性能化を実現する用途にも好適に適用可能である。
10 利用者端末
11 カメラ
12 ディスプレイ
20 通信ネットワーク
30 AR表示システム
31 マーカ検出手段
32 CG画像表示手段
33 CG画像データベース
34 マーカデータベース
40 マッチングシステム
41 CG画像座標抽出手段
42 オブジェクト・特徴点周りCGマッチング手段
43 識別子周り画像表示手段
44 識別子別CGデータベース
50 画像認識システム
51 オブジェクト・特徴点抽出手段
52 オブジェクト・特徴点データベース
501 マーカ検出手段
502 CG画像生成手段
503 オブジェクト・特徴点検出手段
504 オブジェクト・特徴点周りCG画像状態算出手段
505 マーカ情報記憶手段
506 マッチング手段
507 第2のCG画像生成手段

Claims (8)

  1. 入力画像から、合成処理の際の起点となるマーカであって予め登録されているマーカを検出するマーカ検出手段と、
    前記マーカ検出手段によってマーカが検出された場合に、検出されたマーカに対応づけられて登録されている情報に基づき合成処理を行ってCG画像を生成するCG画像生成手段と、
    入力画像からオブジェクトまたは特徴点を検出するオブジェクト・特徴点検出手段と、
    前記マーカ検出手段によってマーカが検出された場合に、前記オブジェクト・特徴点検出手段によって検出された各オブジェクトおよび各特徴点周りのCG画像の状態を示すデータを算出するオブジェクト・特徴点周りCG画像状態算出手段と、
    前記オブジェクト・特徴点周りCG画像状態算出手段によって周りのCG画像の状態を示すデータが算出された各オブジェクトおよび各特徴点をそれぞれ新たなマーカとして、当該オブジェクトまたは特徴点を識別するための識別情報と、当該オブジェクトまたは特徴点周りのCG画像の状態を示すデータとを対応づけて記憶するマーカ情報記憶手段と、
    前記オブジェクト・特徴点検出手段によって検出された各オブジェクトおよび各特徴点の情報と、前記マーカ情報記憶手段に記憶されている識別情報とを照合し、入力画像に、新たなマーカとして記憶されたオブジェクトまたは特徴点が含まれているか否かを判定するマッチング手段と、
    前記マッチング手段によって入力画像に新たなマーカとして記憶されたオブジェクトまたは特徴点が含まれていると判定された場合に、前記マーカ情報記憶手段に記憶されている当該オブジェクトまたは特徴点周りのCG画像の状態を示すデータに基づいて、CG画像を生成する第2のCG画像生成手段とを備えた
    ことを特徴とする拡張現実表示システム。
  2. マッチング手段は、予め登録されているマーカが検出されなかった場合に、入力画像から検出された各オブジェクトおよび各特徴点の情報と記憶されている識別情報とを照合して、入力画像に、新たなマーカとして記憶されているオブジェクトまたは特徴点が含まれているか否かを判定する
    請求項1に記載の拡張現実表示システム。
  3. オブジェクト・特徴点周りCG画像状態算出手段は、検出されたオブジェクトまたは特徴点周りのCG画像の表示状態を示すデータとして、生成されたCG画像の範囲内における、CG画像の表示位置を算出する
    請求項1または請求項2に記載の拡張現実表示システム。
  4. オブジェクト・特徴点周りCG画像状態算出手段は、検出されたオブジェクトまたは特徴点周りのCG画像の合成状態を示すデータとして、生成されたCG画像の範囲内における、CG画像の模様または形を示す値を算出する
    請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の拡張現実表示システム。
  5. オブジェクト・特徴点周りCG画像状態算出手段は、検出されたオブジェクトまたは特徴点周りのCG画像の状態を示すデータとして、生成されたCG画像の範囲内における、他のオブジェクトまたは特徴点との間の位置関係を示す値を算出する
    請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の拡張現実表示システム。
  6. オブジェクト・特徴点周りCG画像状態算出手段は、入力画像に第2のマーカとして記憶されているオブジェクトまたは特徴点が含まれていると判定された場合に、まだ第2のマーカとして記憶されていないオブジェクトおよび特徴点について、各オブジェクトおよび各特徴点周りのCG画像の状態を算出する
    請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載の拡張現実表示システム。
  7. 画像が入力されると、オブジェクト・特徴点抽出手段が、前記入力画像からオブジェクトまたは特徴点を検出し、
    前記入力画像から、合成処理の際の起点となるマーカであって予め登録されているマーカが検出された場合には、CG画像生成手段が、検出されたマーカに対応づけられて登録されている情報に基づき合成処理を行ってCG画像を生成して、生成したCG画像を利用者端末に送信し、
    CG画像が生成されると、オブジェクト・特徴点周りCG画像状態算出手段が、前記検出された各オブジェクトおよび各特徴点周りのCG画像の状態を示すデータを算出し、出された各オブジェクトおよび各特徴点をそれぞれ新たなマーカとして、当該オブジェクトまたは特徴点を識別するための識別情報と、当該オブジェクトまたは特徴点周りのCG画像の状態を示すデータとを対応づけてマーカ情報記憶手段に記憶し
    前記入力画像から、合成処理の際の起点となるマーカであって予め登録されているマーカが検出されなかった場合には、マッチング手段が、当該入力画像から検出された各オブジェクトおよび各特徴点の情報と、当該時点で前記マーカ情報記憶手段に記憶されている識別情報とを照合し、当該入力画像に、新たなマーカとして前記マーカ情報記憶手段に記憶されたオブジェクトまたは特徴点が含まれているか否かを判定し、
    入力画像に新たなマーカとして記憶されたオブジェクトまたは特徴点が含まれていると判定された場合に、第2のCG画像生成手段が、前記マーカ情報記憶手段に記憶されている当該オブジェクトまたは特徴点周りのCG画像の状態を示すデータに基づいて、CG画像を生成して、生成したCG画像を利用者端末に送信する
    ことを特徴とする拡張現実表示方法。
  8. コンピュータに、
    入力画像から、合成処理の際の起点となるマーカであって予め登録されているマーカを検出する処理、
    入力画像から予め登録されているマーカが検出された場合に、検出されたマーカに対応づけられて登録されている情報に基づき合成処理を行ってCG画像を生成する処理、
    入力画像からオブジェクトまたは特徴点を検出する処理、
    検出された各オブジェクトおよび各特徴点周りのCG画像の状態を示すデータを算出する処理、
    周りのCG画像の状態を示すデータが算出された各オブジェクトおよび各特徴点をそれぞれ新たなマーカとして、当該オブジェクトまたは特徴点を識別するための識別情報と、当該オブジェクトまたは特徴点周りのCG画像の状態を示すデータとを対応づけて所定の記憶装置に記憶させる処理、
    入力画像から検出された各オブジェクトおよび各特徴点の情報と、前記記憶装置に記憶されている識別情報とを照合し、入力画像に新たなマーカとして記憶されたオブジェクトまたは特徴点が含まれているか否かを判定する処理、および
    入力画像に新たなマーカとして記憶されたオブジェクトまたは特徴点が含まれていると判定された場合に、前記記憶装置に記憶されている当該オブジェクトまたは特徴点周りのCG画像の状態を示すデータに基づいて、CG画像を生成する処理
    を実行させるための拡張現実表示プログラム。
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