JP5157505B2 - 情報処理装置、ファイル編集方法、ファイル編集プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、ファイル編集方法、ファイル編集プログラム、及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、ファイル編集方法、ファイル編集プログラム、及び記録媒体の分野に関する。
PDF(Portable Document Format)形式のファイルは、アドビシステムズ社が策定したファイルフォーマットで、コンピュータ上のドキュメント(電子ドキュメント)を扱うためのファイルフォーマットの1つとして広く普及している。PDF形式のファイルは、コンピュータ上の画面に表示された時、もしくは紙に印刷された時に描写される内容以外にも様々なデータを保持できることが知られている。
例えば、編集履歴を残すことのできる機能がある。PDF形式のファイルが複数の編集者によって追加的に編集される際、オリジナルのデータはそのままにして、編集箇所を「履歴」として追加できるファイル構造となっている。図19、図20に例を示す。最新のファイル(図19)は、最新の編集状態(更新後の状態)に見えるものの、ファイル内には過去に編集された履歴に係るデータも保持されている(図20)。これにより、編集者や閲覧者は所定の操作を行えば、過去に編集された履歴を確認することができる。また、この機能により、オリジナルのデータを復元することもできる。
また、秘密文書などの場合、文書上にマスク(墨)をかけて部分的に閲覧できないようにすることがある。もしくは、文書上に注釈を付加することもある。PDF形式のファイルは、設計上、文書内容である「文書層」と、文書に付け加えるマスクや注釈などの「付帯情報層」部分の2つの層から構成されて、この「文書層」と「付帯情報層」が重ね合わさって、見た目に表示される。したがって、マスクや注釈が加えられた文書は、一見するとマスクで重ねられた箇所については、内容が見えず、あたかもマスクが掛けられているように見える(図21)が、実際にはマスクは、「付帯情報層」に加えられたデータであるので、「文書層」部分に記録されている文書内容自体は一切変更されていない(図22)。
これらの機能は、編集者、閲覧者にとってより使い勝手よいファイルフォーマットを提供する。一方、広く普及しているファイル形式であるがゆえ、あまりこれらの機能に対して、知識のないユーザにも利用される。
例えば、あまり知識のないユーザが、表面上のデータ(見た目)のみを編集、チェックしてファイルを作成し電子的に配布した場合などに、実際のファイルには過去の履歴含めたデータが残っており、情報の種類によっては情報漏えいにつながることになる。また、文書上の、秘密にしたい特定情報の箇所にマスクをかけてファイルを作成し配布した場合に、「文書層」自体には依然情報は維持されており、やはり同様の問題が生じることになる。
このような実情に鑑みて近年では、表示データ以外のデータ(非表示データ)を一律に取り除くソフトウェアも提供され始めている。
また、特許文献1は、PDFデータに係る文書をマスキングして公開用文書を作成する発明であって、特定領域の公開、非公開に応じて、一律にマスキングすることが記載されている。
特開2004−287907号公報
しかしながら、一括して表示データ以外のデータが取り除かれると、情報を閲覧する資格(権限)のある閲覧者、履歴を確認できる資格を有する編集者にとっては、過去の情報を一切確認することができなくなってしまう。この場合、配布対象者の権限に応じての使い分けが必要となり、使い勝手が悪かった。また、あまり知識のないユーザにとっては、このデータ除去作業自体難しく、操作ミス等によりやはり情報流出の可能性があった。
また特許文献1に係る発明は、一律にマスキングを施すものであり、PDF形式ファイルの属性やユーザのアクセス権限などは考慮されない。情報を閲覧する資格(権限)のある閲覧者、履歴を確認できる資格を有する編集者にとっては、過去の情報を一切確認することができなくなってしまう。この場合でもやはり対象者の権限に応じての使い分けが必要となり、使い勝手が悪かった。
そこで本発明では上記のような問題に鑑みて、利用されるファイル及び利用者の権限に応じてファイルに係る非表示データの編集を行い、ファイル利用者に応じた適切な情報の保護を図る情報処理装置、情報処理装置、ファイル編集方法、ファイル編集プログラム、及び記録媒体を提供することを目的とする。
そこで上記課題を解決するため、本発明に係る情報処理装置は、表示データと非表示データと表示/非表示を管理する管理情報とを有するファイル構造を有するファイルを処理する情報処理装置において、前記ファイルと前記ファイルを利用するユーザの識別子を入力する入力手段と、前記入力手段により入力された前記ファイルに係る属性情報と、前記識別子とに基づいて、前記ファイルの前記非表示データに対する編集レベルを判断する編集レベル判断手段と、
前記編集レベル判断手段により判断された編集レベルに基づいて、前記ファイルの前記非表示データを編集する編集手段とを有することを特徴とする。
また上記課題を解決するため、前記編集手段は、前記編集レベル判断手段により判断された編集レベルに基づいて、前記ファイルの前記非表示データを削除することを特徴とする。
また上記課題を解決するため、前記ファイルは、PDF形式のファイルであることを特徴とする。
また上記課題を解決するため、前記非表示データは、未使用オブジェクト、削除済みオブジェクト、重複オブジェクト、XMPメタデータ、及び/又は、文書情報辞書であることを特徴とする。
また上記課題を解決するため、前記ファイルは、PDF形式のファイルであって、前記非表示データは、文書層に記録されるデータであって、付帯情報層に記録されるマスクデータによりマスクされるデータであり、前記編集手段は、前記文書層のデータのうち、前記非表示データに対応するデータをマスク処理することを特徴とする。
また上記課題を解決するため、本発明に係るファイル編集方法は、表示データと非表示データと表示/非表示を管理する管理情報とを有するファイル構造を有するファイルを処理する情報処理装置におけるファイル編集方法において、前記ファイルと前記ファイルを利用するユーザの識別子を入力する入力手順と、前記入力手順により入力された前記ファイルに係る属性情報と、前記識別子とに基づいて、前記ファイルに対する編集レベルを判断する編集レベル判断手順と、前記編集レベル判断手順により判断された編集レベルに基づいて、前記ファイルの前記非表示データを編集する編集手順とを有することを特徴とする。
なお、本発明の構成要素、表現または構成要素の任意の組合せを、方法、装置、システム、コンピュータプログラム、記録媒体、などに適用したものも本発明の態様として有効である。
本発明によれば、利用されるファイル及び利用者の権限に応じてファイルに係る非表示データの編集を行い、ファイル利用者に応じた適切な情報の保護を図る情報処理装置、ファイル編集方法、ファイル編集プログラム、及び記録媒体を提供することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を、以下の実施形態に基づき図面を参照しつつ説明していく。なお、本実施形態では一例として情報処理装置を例に説明するが、本発明を実施可能な装置である限り如何なる装置であってもよい。
<ハードウェア構成図>
図1は、本発明に係る情報処理装置1のハードウェア構成図である。情報処理装置1は、プロセッサ101、ワークメモリ102、補助記憶装置103、表示装置104、通信装置105、及び入力装置106を含む構成である。
プロセッサ101は、ワークメモリ102に格納されたプログラムを実行したり、その他指示や制御等を行うものである。ワークメモリ102は、実行するプログラムや処理データの一時保存に使用される。補助記憶装置103は、ハードディスク等に相当し、プログラムやデータを記憶する。表示装置104は、表示に係る装置で、例えばCRT、液晶ディスプレイに相当する。通信装置105は、例えば、有線無線含むネットワークを介して外部機器と通信するための装置である。ネットワークに限らず、外部装置と通信を行うための装置も含む。入力装置106は、ユーザとの入力インターフェースである。マウス、キーボード等に相当する。情報処理装置1は、一般的なPC(Personal Computer)でもよい。
<機能>
図2は、本発明による情報処理装置1の一実施形態の機能ブロック図である。情報処理装置1は、本発明に係る機能を提供するため、編集レベル管理部201、編集ルール管理部202、及びファイル編集部203を有する。これらの機能は、実際には、ワークメモリ102もしくは補助記憶装置103などに記憶されたプログラムにより実現される機能で、プロセッサ101により実行される。
編集レベル管理部201は、編集対象となるPDF形式ファイルの利用者(ユーザ)に対応する編集レベルを判定する。詳細は後述するが、例えば、ユーザIDやPDF形式ファイルIDに基づいて、当該ユーザの当該PDF形式ファイルの非表示データに対する編集レベルを判定する。編集レベル管理部201は、編集レベルを判定するにあたって、編集レベル判定に係る識別子とファイルに対応する編集レベルとを紐付ける情報を管理している。
編集ルール管理部202は、編集レベル管理部201により判定された編集レベルに基づいて、編集対象となるPDF形式ファイルへの編集内容を決定する。編集レベルに対応した編集内容のマッピングを行う。
ファイル編集部203は、編集ルール管理部202により決定された編集内容に従ってファイルの編集処理を行う。例えば、非表示データの削除等を行う。
なおここで、非表示データとは、当該PDF形式ファイルが保持しているデータであるが、所定の操作なしに、当該PDF形式ファイルを展開したときに表示装置で表示されないデータ、もしくは当該PDF形式ファイルを印刷したときに紙に印字されないデータ、即ち閲覧者が直ちに見ることのできないデータをいうものとする。上述した、過去に編集された履歴に係るデータ、「付帯情報層」のマスクデータによって重ね合わされた「文書層」のデータも、非表示データである。一方、表示データとは、当該PDF形式ファイルを展開したときに表示装置で表示されるデータ、もしくは当該PDF形式ファイルを印刷したときに紙に印字されるデータ、即ち閲覧者が直ちに見ることのできるデータをいうものとする。
<ファイル形式>
次に、本発明に係る情報処理装置1の動作を説明する前に、PDF形式ファイルついて簡単に説明を行う。図3は、PDF形式ファイルの構造を示す図である。PDF形式ファイルは、ファイルヘッダ301、ファイルボディ302、相互参照表(クロスリファレンス)303、及びファイルトレーラ304からなる。以下、それぞれについて説明する。
ファイルヘッダ301は、PDF形式ファイルのバージョン番号等、ファイルに係る情報が記載されるヘッダ部である。
ファイルボディ302には、当該PDF形式ファイルのコンテンツ、文書内容が記載されている。表示データ、非表示データはともにファイルボディ302で保持されている情報である。図4は、ファイルボディ302の一例を示す図である。ファイルボディ302は、文書の内容を表現するオブジェクトによって構成されている。図4の例では、3というIDを持つオブジェクト(3 0 obj)は、「3 0 obj」から「endobj」までが1つのオブジェクトとなる。なお、「3」がオブジェクトIDを示し、続く「0」は当該オブジェクトの編集された回数を示す。ここには、オブジェクトIDが、3、4、5、4、99である5つのオブジェクトが記載されている。この各オブジェクトの有効性は、相互参照表303によって管理されている。このため、図4には、IDが4のオブジェクトのように、同一のオブジェクト番号で複数のオブジェクト(以下、重複オブジェクトという)が定義されており、重複オブジェクトのうち利用されないオブジェクトが、ファイルボディ302の中に残されている場合がある。また、ファイルボディ302の中には、存在するオブジェクトであるが、相互参照表303によって有効化されていないことで利用されないオブジェクト(以下、削除済みオブジェクトという)、相互参照表303によって定義されていないことで利用されないオブジェクト(以下、未使用オブジェクトという)などが残されている場合もある。これら重複オブジェクト、削除済みオブジェクト、未使用オブジェクトは、PDFの描写や印刷時には、表示(利用)されることはないが、実際には情報としてPDF形式ファイル内に記録されており、所定の操作によりこれらの情報を取得することは可能となっている。
また、PDF生成ソフトによって、画像ファイルやテキストファイルなどからPDF形式ファイルが作成されると、ファイルボディ302には、オブジェクトとして、例えば、作成日、作者、タイトルなどの文書情報(文書情報辞書とも呼ばれる)が記載される。図5に文書情報の例を示す。また、オブジェクトとして、XMP形式のメタデータが埋め込まれることがある。XMP形式のメタデータには中に入れることのデータをユーザが自由に定義できるため、PDF形式ファイルの中には様々なデータを保持することができる。図6にXMP形式のメタデータの例を示す。
相互参照表303は、ファイルボディ302における各オブジェクトを管理する。図7は、相互参照表303の一例を示す図である。相互参照表303は、ファイルボディ302における各オブジェクトの位置と現在のステータスを表している。
ファイルトレーラ304は、相互参照表303や特別なオブジェクトの位置を特定するものである。
以上、PDF形式ファイルの構造について説明を行った。
<動作>
次に、本発明に係る情報処理装置1の動作について説明する。図8は、情報処理装置1の動作を説明する構成図である。また、図9は、情報処理装置1の動作を説明するフローチャートである。端末2は、ユーザ端末である。ユーザは、端末2からPDF形式のファイルを情報処理装置1に入力する。文書管理DB3は、ファイル管理システムであり、PDF形式ファイルに係る情報と管理している。図10は、文書管理BDが管理するファイルに係る情報の一例を示す。ファイル名、ファイルID、作成日、更新日、作成者、カテゴリ、アクセス制限等、ファイルに係る情報が管理されている。
なお、端末2は、情報処理装置1にPDF形式ファイルと識別子を入力するための端末である。入力方法は、情報処理装置1の通信装置105を介して入力されてもよいし、情報処理装置1の備える入力装置106から入力されてもよい。また、文書管理DB3は、情報処理装置1が備えていてもよい。
以上の構成を踏まえて、本発明に係る情報処理装置1の動作について説明する。情報処理装置1は、処理対象のPDF形式ファイルが情報処理装置1に入力されると、上述した重複オブジェクト、削除済みオブジェクト、未使用オブジェクト等について、PDF形式ファイルを編集する動作を行うものである。
ステップS901は、PDF形式ファイルとユーザに係る識別子が、情報処理装置1に入力されるステップである。後述するが、通信装置105を介して入力される場合には、送信元端末のIPアドレスであってもよいし、即ち、ユーザを識別できる識別子であればよい。ここでは、識別子は、ユーザIDとして説明を進める。
ステップS902に進み、編集レベル管理部201により、編集レベルの判定が行われる。編集レベルは、ユーザIDとPDF形式ファイルの属性等に基づいて、当該PDF形式ファイルに付帯する重複オブジェクト、削除済みオブジェクト、未使用オブジェクトを残すのか、それとも削除するのか(編集処理内容)を決定するものである。
編集レベルは、ユーザIDとPDF形式ファイルの属性等に基づいて決定される。図11は、ユーザIDと入力されたファイル名に対応して決定される編集レベルを示す表である。例えば、ユーザID「User01」、ファイル「A.pdf」が入力されたとき、この表によれば編集レベル「Level1」に決定される。決定された編集レベルは、編集ルール管理部202に渡される。
図11の表は、ユーザIDと文書管理DB3の当該PDF形式ファイルに係る情報に基づいて作成される。「User01」が、ファイル「A.pdf」に対して、いわばどの程度関与してよいか、当該PDF形式ファイルに対して権限があるかにより弾力的に決定される。例えば、「User01」が、ファイル「A.pdf」の作成者であれば、「A.pdf」のすべてのデータ(表示データ及び非表示データ)にアクセスできるよう、最大レベルの編集レベルが設定される。また、ユーザ「User01」の所属部門が、経理部でない他の部署である場合に、「A.pdf」はカテゴリ「経理」に属するファイルであるため、そのPDF形式ファイルが作成された過程を見ることができる必要はなく、結果として更新後のPDF形式ファイルさえ見ることができれば良い訳であるから、当該PDF形式ファイルの編集履歴を削除するレベルの編集レベルが決定される。またさらに、ファイル「A.pdf」である場合に、カテゴリ「企画」の文書中、例えばマスクされているデータは秘密データであるため、「付帯情報層」を除いても見えなくなる処理を行う必要があるので、そのような編集処理内容に対応した編集レベルが決定される。このようにユーザに係る識別子とPDF形式ファイルに係る情報との対応ごとに、ファイル編集処理内容の弾力性を持たせるため、図11の表では、ユーザ「User01」に対して、ファイルに応じて処理を変更できるように、複数(2通り)の編集レベルが用意されている。
ステップS903に進み、編集ルール管理部202により、ステップS902で決定された編集レベルに対応する編集処理内容が決定される。図12は、編集レベルと対応する編集処理内容を示す図である。また、図13は、具体的な編集処理内容の一例を示す図である。編集レベルが、「Level1」の場合には、編集処理内容「なし」なので、図13の表のいずれの処理も行われない。「Level2」の場合には、当該PDF形式のファイルに対して、「Edit1」、「Edit2」、「Edit3」の処理、即ち、「未使用オブジェクトの削除」、「削除済みオブジェクトの削除」、「重複オブジェクトの削除」が行われる。また、「Level7」の場合には、「描写されないデータの削除」が行われる。即ち、非表示データはすべて削除されることとなる。
ステップS904に進み、ステップS903で決定された編集処理内容に従って、ファイル編集部203により、ファイルの編集処理が行われる。次に、ファイル編集処理について詳しく説明する。
<ファイル編集処理>
「未使用オブジェクトの削除」(Edit1)は、ファイルボディ302と相互参照表303を基に処理されるファイル編集処理である。ファイルボディ302には、オブジェクトとして存在はするが、相互参照表303において、当該オブジェクトのステータスが、「未使用」であるオブジェクトを削除する処理である。なお、この未使用オブジェクトは、非表示データである。
「削除済みオブジェクトの削除」(Edit2)は、ファイルボディ302と相互参照表303を基に処理されるファイル編集処理である。ファイルボディ302には、オブジェクトとして存在はするが、相互参照表303において、当該オブジェクトのステータスが、「削除済み」であるオブジェクトを削除する処理である。なお、この削除済みオブジェクトは、非表示データである。
「重複オブジェクトの削除」(Edit3)は、ファイルボディ302と相互参照表303を基に処理されるファイル編集処理である。ファイルボディ302には、同一オブジェクトとして複数存在し、相互参照表303において、当該オブジェクトのステータスが、重複して「使用中」であるオブジェクトを削除する処理である。なお、この重複オブジェクトは、非表示データである。
「文書情報(辞書)の削除(Edit6)」は、ファイルボディ302を基に処理されるファイル編集処理である。ファイルボディ302には、オブジェクトとして文書情報(辞書)が存在するが、これは原則、非表示データである。「文書情報(辞書)の削除」は、文書情報(辞書)の削除を行う処理である。
「メタデータの削除」(Edit4)は、ファイルボディ302を基に処理されるファイル編集処理である。ファイルボディ302には、オブジェクトとしてXMP形式のメタデータが存在するが、これは原則、非表示データである。「メタデータの削除」は、XMP形式のメタデータの削除を行う処理である。
「マスクされたデータの削除」(Edit5)は、「付帯情報層」に記録されたマスクに係るデータを消去し、「文書層」のマスクされるデータ自体をマスクを施す処理である。PDFは、設計上、文書内容である「文書層」と、文書に付け加えるマスクや注釈などの「付帯情報層」部分の2つの層から構成されて、この「文書層」と「付帯情報層」が重ね合わさって見た目には表示されている。したがって、マスクや注釈が加えられた文書は、一見するとマスクや注釈で重ねられた箇所については、内容が見えずあたかも修正されているように見える(図22)。実際にはマスクや注釈は「付帯情報層」に加えられたデータで、「文書層」部分にある文書内容自体は一切変更されていない。図14は、PDF形式ファイルにマスクが施されている例を示すが、「メタデータの削除」は、一旦、マスク部分をイメージファイルに変換して画像化した後、再びPDF形式にし、「付帯情報層」のマスクに係るデータを削除することで実現する。図15は、「メタデータの削除」がなされたPDF形式ファイルを示す。マスクは、「文書層」のイメージデータとして記録されている。
<実施形態1>
本発明に係る情報処理装置1の実施形態1について説明する。本実施形態は、情報処理装置1をメールシステムに適用した実施形態であり、図16にその構成図を示す。本発明に係る情報処理装置1、端末2(メール送信端末)、メールサーバ4、端末5(メール受信端末)からなる構成である。情報処理装置1、端末2、メールサーバ4、端末5は、有線無線含むネットワークを介して接続される。
端末2は、メールクライアントであり、PDF形式ファイルを端末5宛のメールに添付して送信する。メールは、メールサーバ4へ直接送られず、情報処理装置1を介してメールサーバ4に送られる。図17は、端末2から端末5へ送信されるメールの内容の一例を示す図である。宛先メールアドレスには、「abc@xxx.com」という端末5のメールアドレスが記載されている。また、メールには、「A.pdf」ファイルが添付されている。なお、この「A.pdf」ファイルには、非表示データが含まれている。
端末2から、情報処理装置1に対してメールが送信されると、情報処理装置1は、宛先メールアドレス「abc@xxx.com」を識別子として、添付された「A.pdf」ファイルに対して、非表示データの編集を行う。即ち、編集レベル管理部201により宛先メールアドレスを識別子として、編集レベルが決定される。編集レベルにより編集処理内容が決定され、決定された編集処理内容に従って、「A.pdf」ファイルは編集処理される。編集処理された「A.pdf」ファイルは、再度メールに添付された後、メールサーバ4に送信される。
メールサーバ4は、メールサーバであるので、宛先である端末5に対してメールを転送する。端末5は、「A.pdf」ファイルが添付されたメールを受信する。「A.pdf」ファイルには、情報処理装置1により非表示データについて編集処理されているので、編集レベルに応じた非表示データは削除されていることになる。
本実施形態によれば、メールの送信者は、自ら非表示データの編集を行う必要はなく、オリジナルのファイルを添付しても、本実施形態に係る情報処理装置によって、メールに添付されたファイル及びメール宛先者の権限に応じて、ファイルに係る非表示データの編集を行うことができる。
<実施形態2>
本発明に係る情報処理装置1の実施形態2について説明する。本実施形態は、情報処理装置1をクライアントサーバシステムに適用した実施形態であり、図18にその構成図を示す。本発明に係る情報処理装置1、端末2、端末6、端末7からなる構成である。情報処理装置1、端末2、端末6、端末7は、有線無線含むネットワークを介して接続される。
情報処理装置1は、本発明に係る機能に加え、ファイルサーバとしての機能を有する。端末2は、PDF形式ファイルを作成し、ファイルサーバとしての情報処理装置1に当該PDF形式ファイルを保存する。当該PDF形式ファイルは、非表示データが含まれている。端末6、端末7は、当該PDF形式ファイルをファイルサーバとしての情報処理装置1から取得し、当該PDF形式ファイルを利用するユーザ端末である。
はじめに、端末2は、PDF形式ファイル「B.pdf」を作成し、ファイルサーバとしての情報処理装置1に「B.pdf」を保存する。情報処理装置1に対して、端末6もしくは端末7から、「B.pdf」の取得要求があると、情報処理装置1は、端末6もしくは端末7の要求元の送信元IPアドレスを識別子として、保存されている「B.pdf」ファイルに対して、非表示データの編集を行う。即ち、編集レベル管理部201により送信元IPアドレスを識別子として、編集レベルが決定される。編集レベルにより編集処理内容が決定され、決定された編集処理内容に従って、「B.pdf」ファイルは編集処理される。そして、編集処理された「B.pdf」ファイルは、端末6、端末7の取得要求に応じて、送信される。
端末6、端末7は、それぞれ社内ネットワーク、社外ネットワークからのアクセスとすると、社内外の識別は、IPアドレスによって識別可能である。よって、例えば、社内ネットワークからの端末からのアクセスであれば、編集処理を行わずに「B.pdf」ファイルを端末に送信してもよいし、社外ネットワークからの端末からのアクセスであれば、編集処理を行なった上「B.pdf」ファイルを端末に送信してもよい。また、IPアドレスやネットワークアドレス(ネットワークプレフィックス)やドメイン(領域)を識別子として、編集処理内容を弾力的に変更してもよい。
このように、PDF形式ファイルの属性等のみならず、識別子の属性に応じて弾力的に編集レベル(さらには編集処理内容)を決定することができるので、柔軟なファイルの編集処理を行うことができる。
また、情報処理装置1にファイルサーバとしての機能に加えて、Webサーバ機能を持たせ、クライアントにWebベースのWeb画面を提供してもよい。端末6、端末7は、Web画面と通じて、PDF形式ファイル、例えば、「B.pdf」の取得要求を行う。その際に、ユーザIDの入力を促す画面を用意し、入力されたユーザID及び送信元IPアドレスを識別子としてもよい。即ち、編集レベルを決定するにあたってのユーザの識別子は、複数としてもよい。
このように、PDF形式ファイルの属性等のみならず、識別子の属性に応じて弾力的に編集レベル(さらには編集処理内容)を決定することができるので、柔軟なファイルの編集処理を行うことができる。
以上、本発明によれば、利用されるファイル及び利用者の権限に応じてファイルに係る非表示データの編集を行い、ファイル利用者に応じた適切な情報の保護を図る情報処理装置、ファイル編集方法、ファイル編集プログラム、及び記録媒体を提供することができる。
なお、PDF形式のファイルについての実施形態を用いて説明を行ったが、PDF形式以外であってもPDF形式と同様のファイル構造を持つ形式のファイルであれば、本発明を適用できる。即ち、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
本発明に係る情報処理装置のハードウェア構成図である。 本発明に係る情報処理装置の機能ブロック図である。 PDF形式のファイルの構造を示す図である。 ファイルボディの一例を示す図である。 文書情報の一例を示す図である。 XMP形式のメタデータの一例を示す図である。 相互参照表の一例を示す図である。 情報処理装置の動作を説明する構成図である。 情報処理装置の動作を説明するフローチャートである。 文書管理DBが管理するファイルに係る情報の一例を示す図である。 編集レベルを示す図である。 編集レベルと対応する編集処理内容を示す図である。 編集処理内容の一例を示す図である。 マスクが施されている例を示す図である。 PDF形式ファイルの一例を示す図である。 実施形態に係る構成図である。 メールの一例を示す図である。 実施形態に係る構成図である。 PDF形式ファイルの一例を示す図である。 PDF形式ファイルの一例を示す図である。 PDF形式ファイルの一例を示す図である。 PDF形式ファイルの一例を示す図である。
符号の説明
1 情報処理装置
101 プロセッサ
102 ワークメモリ
103 補助記憶装置
104 表示装置
105 通信装置
106 入力装置
201 編集レベル管理部
202 編集ルール管理部
203 ファイル編集部

Claims (12)

  1. 表示データと非表示データと表示/非表示を管理する管理情報とを有するファイル構造を有するファイルを処理する情報処理装置において、
    前記ファイルと前記ファイルを利用するユーザの識別子を入力する入力手段と、
    前記入力手段により入力された前記ファイルに係る属性情報と、前記識別子とに基づいて、前記ファイルの前記非表示データに対する編集レベルを判断する編集レベル判断手段と、
    前記編集レベル判断手段により判断された編集レベルに基づいて、前記ファイルの前記非表示データを編集する編集手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記編集手段は、前記編集レベル判断手段により判断された編集レベルに基づいて、前記ファイルの前記非表示データを削除すること、
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記ファイルは、PDF(Portable Document Format)形式のファイルであること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記非表示データは、未使用オブジェクト、削除済みオブジェクト、重複オブジェクト、XMPメタデータ、及び/又は、文書情報辞書であること、
    を特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記ファイルは、PDF形式のファイルであって、
    前記非表示データは、文書層に記録されるデータであって、付帯情報層に記録されるマスクデータによりマスクされるデータであり、
    前記編集手段は、前記文書層のデータのうち、前記非表示データに対応するデータをマスク処理すること、
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 表示データと非表示データと表示/非表示を管理する管理情報とを有するファイル構造を有するファイルを処理する情報処理装置におけるファイル編集方法において、
    前記ファイルと前記ファイルを利用するユーザの識別子を入力する入力手順と、
    前記入力手順により入力された前記ファイルに係る属性情報と、前記識別子とに基づいて、前記ファイルの前記非表示データに対する編集レベルを判断する編集レベル判断手順と、
    前記編集レベル判断手順により判断された編集レベルに基づいて、前記ファイルの前記非表示データを編集する編集手順と、
    を有することを特徴とするファイル編集方法。
  7. 前記編集手順は、前記編集レベル判断手段により判断された編集レベルに基づいて、前記ファイルの前記非表示データを削除すること、
    を特徴とする請求項6に記載のファイル編集方法。
  8. 前記ファイルは、PDF形式のファイルであること、
    を特徴とする請求項6又は7に記載のファイル編集方法。
  9. 前記非表示データは、未使用オブジェクト、削除済みオブジェクト、重複オブジェクト、XMPメタデータ、及び/又は、文書情報辞書であること、
    を特徴とする請求項8に記載のファイル編集方法。
  10. 前記ファイルは、PDF形式のファイルであって、
    前記非表示データは、文書層に記録されるデータであって、付帯情報層に記録されるマスクデータによりマスクされるデータであり、
    前記編集手順は、前記文書層のデータのうち、前記非表示データに対応するデータをマスク処理すること、
    を特徴とする請求項6に記載のファイル編集方法。
  11. コンピュータに請求項6ないし10いずれか一項に記載のファイル編集方法を実行させるためのファイル編集プログラム。
  12. 請求項11に記載のファイル編集プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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