JP5157237B2 - ギアカップリングの潤滑剤交換方法 - Google Patents

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Description

本発明は、一対の回転軸のうち一方の回転軸に設けられた内筒と他方の回転軸に設けられた外筒間を内外歯車で噛み合わせた歯車式軸継手であるギヤカップリングの潤滑剤交換方法に関するものである。
従来、各種プラントや機械装置の動力伝達系に適用されるための軸継手の1つとして、ギアカップリングと称される歯車式軸継手(以下「ギアカップリング」と称す)が多用されている。
このギアカップリングは、例えば図11および図12に示すように一方の回転軸S1の端部に固定された内筒10と、他方の回転軸S2の端部に連結する外筒20とを互いに嵌め合わせると共に、その内筒10の外周面に設けられた外歯車11と外筒20の内周面に設けられた内歯車21とを噛み合わせてなるものであり、一方の回転軸S1(S2)の動力(回転力)がこれら内筒10と両歯車11,21と外筒20を介して他方の回転軸S2(S1)側に伝達する構造となっている。
そして、このような内外歯車11,21を介して動力を伝達するギアカップリングでは、その外筒20のフランジ22などにこれを貫通するように一対の給排脂孔23,23が形成されており、この給排脂孔23,23からその内筒10と外筒20間にグリースなどの潤滑剤を充填することで特に大きな力が加わる歯車11,21表面の摩耗や腐食、発熱などを抑制するようになっている。
また、以下の特許文献1に示すようなギアカップリング(歯車形軸継手)では、この歯車の近傍に潤滑剤供給口を形成することでその歯車に対して効率良く潤滑剤を供給するようにしている。
また、以下の特許文献2には、その内筒側に給油穴を形成し、この給油穴からその内筒側の歯車部分に直接給油するようにしたギアカップリング(歯車式軸継手)が開示されている。
さらに、以下の特許文献3には、これとは反対にその外筒側に潤滑剤注入口を形成し、この潤滑剤注入口からその外筒側の歯車部分に直接給油するようにしたギアカップリングが開示されている。
特開平8−61473号公報 特開平2−275117号公報 特開平1−275918号公報
ところで、図11および図12に示したように内筒10と外筒20間にグリースなどの潤滑剤を充填したギアカップリングにあっては、経年劣化や摩耗粉混入などにより潤滑性が低下した潤滑剤を適宜新たなものと交換する場合には、通常、給排脂孔23,23のプラグPをそれぞれ外してその給排脂孔23,23を開放させた状態とした後、一方の給排脂孔23から新たな潤滑剤を注入し、その注入圧によってその内部に既に充填されている古い潤滑剤を他方の給排脂孔23から押し出すようにして新旧の潤滑剤を置換することによって行われている。
しかしながら、従来のギアカップリングは、これら給排脂孔23,23が外筒20のフランジ22部分にそれぞれ対向するように形成されているため、既存の古い潤滑剤が完全に抜けきらずにその一部が内外歯車11,21の周辺にそのまま残ってしまい、その部分の潤滑性が著しく低下してしまう可能性がある。特に、潤滑剤としてグリースなどの粘性の高いものを用いた場合は、その現象が顕著となる。
一方、前記特許文献1に示すようにこの歯車の近傍に潤滑剤供給口を形成した構造でも交換した際に古い潤滑剤が完全に抜け切らず、既存の古い潤滑剤の一部がその歯車の周辺にそのまま残ってしまい、前記と同様な潤滑剤不足を招く可能性がある。
また、前記特許文献2および3に示すように内外歯車部分に直接給油穴(潤滑剤注入口)を形成する構造では、前記の構造に比べてその歯車部分に古い油が残る可能性は少ないが、その歯車部分に給油穴(潤滑剤注入口)を直接形成しているため、その部分の強度が著しく低下するおそれがあり、望ましい構造ではない。
そこで、本発明はこのような課題を有効に解決するために案出されたものであり、その主な目的は、内筒と外筒間に充填された潤滑剤を交換するに際し、その古い潤滑剤を確実に排出して新たな潤滑剤と交換(置換)できる新規なギヤカップリングの潤滑剤交換方法を提供するものである。
前記課題を解決するために請求項1の発明は、一方の回転軸に連結され外周面に外歯車が形成された第1内筒と、他方の回転軸に連結され外周面に外歯車が形成された第2内筒と、前記第1内筒の外歯車と相互に噛み合う内歯車が形成され、一端部にフランジが形成された第1外筒と、前記第2内筒の外歯車と相互に噛み合う内歯車が形成され、一端部にフランジが形成された第2外筒とを有し、前記第1外筒のフランジと前記第2外筒のフランジとが締結ボルトによって締結されてなるギヤカップリングの潤滑剤交換方法であって、前記ギヤカップリングは、前記第1外筒に、これを前記第1内筒側に貫通するように少なくとも2つ以上の給排脂孔を設け、前記第2外筒に、これを前記第2内筒側に貫通するように少なくとも2つ以上の給排脂孔を設けると共に、前記第1外筒に設けた前記給排脂孔のうち少なくとも1つを前記内外歯車の噛み合わせ部の一方の端部側に形成すると共に、他の給排脂孔のうち少なくとも1つを前記噛み合わせ部を挟んで当該噛み合わせ部の他方の端部側に形成し、かつ前記噛み合わせ部の両方の端部側に、その噛み合わせ部に沿って環状に延びる空隙部を形成すると共に、当該空隙部を臨むように前記給排脂孔を形成し、前記第2外筒に設けた前記給排脂孔のうち少なくとも1つを前記内外歯車の噛み合わせ部の一方の端部側に形成すると共に、他の給排脂孔のうち少なくとも1つを前記噛み合わせ部を挟んで当該噛み合わせ部の他方の端部側に形成し、かつ前記噛み合わせ部の両方の端部側に、その噛み合わせ部に沿って環状に延びる空隙部を形成すると共に、当該空隙部を臨むように前記給排脂孔を形成し、
前記第1外筒の前記噛み合わせ部の一方の端部側に形成した給排脂孔、前記第1外筒の前記噛み合わせ部の他方の端部側に形成した給排脂孔、前記第2外筒の前記噛み合わせ部の一方の端部側に形成した給排脂孔、および前記第2外筒の前記噛み合わせ部の他方の端部側に形成した給排脂孔の全てを前記外筒の周方向に沿って複数形成したギヤカップリングであり、前記第1外筒の前記噛み合わせ部の一方の端部側に形成された複数の給排脂孔および前記第2外筒の前記噛み合わせ部の一方の端部側に形成された複数の給排脂孔の全てを開口させて潤滑剤の排出用とし、前記第1外筒の前記噛み合わせ部の他方の端部側に形成された複数の給排脂孔のうちの一部、および前記第2外筒の前記噛み合わせ部の他方の端部側に形成された複数の給排脂孔のうちの一部を開口して供給用とし、該供給用の給排脂孔から潤滑剤の供給を行うことを特徴とするギヤカップリングの潤滑剤交換方法である。
また、請求項2の発明は、一方の回転軸に連結され外周面に外歯車が形成された第1内筒と、他方の回転軸に連結され外周面に外歯車が形成された第2内筒と、前記第1内筒の外歯車と相互に噛み合う内歯車が形成され、一端部にフランジが形成された第1外筒と、前記第2内筒の外歯車と相互に噛み合う内歯車が形成され、一端部にフランジが形成された第2外筒とを有し、前記第1外筒のフランジと前記第2外筒のフランジとが締結ボルトによって締結されてなるギヤカップリングの潤滑剤交換方法であって前記ギヤカップリングは、前記第1外筒に、これを前記第1内筒側に貫通するように少なくとも2つ以上の給排脂孔を設け、前記第2外筒に、これを前記第2内筒側に貫通するように少なくとも2つ以上の給排脂孔を設けると共に、前記第1外筒に設けた前記給排脂孔のうち少なくとも1つを前記内外歯車の噛み合わせ部の一方の端部側に形成すると共に、他の給排脂孔のうち少なくとも1つを前記噛み合わせ部を挟んで当該噛み合わせ部の他方の端部側に形成し、かつ前記噛み合わせ部の両方の端部側に、その噛み合わせ部に沿って環状に延びる空隙部を形成すると共に、当該空隙部を臨むように前記給排脂孔を形成し、前記第2外筒に設けた前記給排脂孔のうち少なくとも1つを前記内外歯車の噛み合わせ部の一方の端部側に形成すると共に、他の給排脂孔のうち少なくとも1つを前記噛み合わせ部を挟んで当該噛み合わせ部の他方の端部側に形成し、かつ前記噛み合わせ部の両方の端部側に、その噛み合わせ部に沿って環状に延びる空隙部を形成すると共に、当該空隙部を臨むように前記給排脂孔を形成し、前記第1外筒の前記噛み合わせ部の一方の端部側に形成した給排脂孔、前記第1外筒の前記噛み合わせ部の他方の端部側に形成した給排脂孔、前記第2外筒の前記噛み合わせ部の一方の端部側に形成した給排脂孔、および前記第2外筒の前記噛み合わせ部の他方の端部側に形成した給排脂孔の全てを前記外筒の周方向に沿って複数形成したギヤカップリングであり、前記第1外筒の前記噛み合わせ部の一方の端部側に形成された複数の給排脂孔および前記第2外筒の前記噛み合わせ部の一方の端部側に形成された複数の給排脂孔の全てを開口させて潤滑剤の排出用とし、前記第1外筒の前記噛み合わせ部の他方の端部側に形成された複数の給排脂孔の全て、および前記第2外筒の前記噛み合わせ部の他方の端部側に形成された複数の給排脂孔の全てを開口して供給用とし、該供給用の全ての給排脂孔から潤滑剤の供給を行うことを特徴とするギヤカップリングの潤滑剤交換方法である。
また、請求項3の発明は、請求項1または2に記載のギヤカップリングの潤滑剤交換方法において、前記フランジに前記給排脂孔のうち少なくとも1つを形成したことを特徴とするギヤカップリングの潤滑剤交換方法である
請求項1および請求項2の発明によれば、外筒に、これを前記内筒側に貫通するように少なくとも2つ以上の給排脂孔を設けると共に、当該給排脂孔のうち少なくとも1つを前記内外歯車の噛み合わせ部の近傍に形成すると共に、他の給排脂孔のうち少なくとも1つを前記噛み合わせ部を挟んだ他方に形成したことから、先ず、内筒と外筒間が空の状態から一方の給排脂孔から新しい潤滑剤を注入すると、その潤滑材が軸端全面に行き渡った後に、その噛み合わせ部を通過して他方の給排脂孔にまで充填されることになる。
これによって、その噛み合わせ部全体に確実に潤滑剤を供給することができるため、良好な潤滑性を発揮することができる。
次に、既に充填されている古い潤滑剤を交換するに際しては、同様に一方の給排脂孔から新しい潤滑剤を注入すると、既に充填されている古い潤滑剤がその注入圧によってその噛み合わせ部を通過して他方の給排脂孔から排出されることになる。
これによって、内筒と外筒間に充填された古い潤滑剤の全てを確実に排出して新たな潤滑剤と交換(置換)することが可能となり、常に良好な潤滑性を維持することができる
た、前記噛み合わせ部の端部に、その噛み合わせ部に沿って環状に延びる空隙部を形成すると共に、当該空隙部に臨むように前記給排脂孔の1つを形成したことから、噛み合わせ部への新たな潤滑剤の給脂およびその噛み合わせ部の古い潤滑剤の排脂をより効果的に行うことができる。
た、前記給排脂孔を前記外筒の周方向に沿って複数形成したことから、潤滑剤の給排脂量が増大し、その交換作業をより効率良く実施することが可能となる。
また、請求項3の発明によれば、前記外筒に形成されたフランジに前記給排脂孔のうち少なくとも1つを形成したことから、潤滑剤の給排脂作業を比較的容易に行うことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を添付図面を参照しながら詳述する。
図1〜図3は、本発明に係るギアカップリング(歯車式軸継手)100の第1の実施の形態を示したものであり、図1はその縦断面図、図2は図1中X−X線方向断面図、図3は図1中A部を示す部分拡大図である。
図示するようにこのギアカップリング100は、同軸上に位置する一対の回転軸S1,S2のうち、一方の回転軸S1の端部に固定された内筒10と、他方の回転軸S2側に固定された外筒20とを有すると共に、この外筒20の内周面に形成された内歯車21と、前記内筒10の外周面に形成された外歯車11とを相互に噛み合うように同軸上に組み合わせて構成されており、この内筒10と外筒20との間にグリースなどの潤滑剤が充填された状態となっている。
この外筒20は、その内径が前記内筒10の外径よりも十分に径大な筒本体20aの一端部にフランジ22を形成したものであり、本実施の形態にあっては、このフランジ22が他方の回転軸S2の端部に固定されたフランジ部材30に対して図示しない締結ボルトなどによって一体的に締結されることでその他方の回転軸S2の端部に同軸上に固定されると共にこの他方の回転軸S2と同期して回動するようになっている。
また、この外筒20の筒本体20aの他端部には、外筒20との隙間を塞ぐべく内筒10側に延びる環状の鍔部24が形成されていると共に、その鍔部24の内周面にはその内周面に沿って延びる環状の溝部25が形成されている。そして、この溝部25内にはOリング26が嵌め込まれるようになっており、この鍔部24とOリング26によって内筒10と外筒20の端部間の隙間がシールされるようになっている。
また、図3に示すように、この外筒20の内周面に形成された内歯車21の軸方向の長さは、内筒10の外周面に形成された外歯車11の軸方向の長さよりもやや長くなっており、回転軸S1,S2の間隔、すなわちこれら回転軸S1,S2の軸方向の伸縮動を許容するような構造となっている。
さらに、この内筒10の外周面に形成された外歯車11は、その軸方向にやや円弧状に形成されており、回転軸S1,S2の軸芯が多少ずれた場合でも数°程度であればその芯ずれを許容し、その歯車11,21同士が相互に干渉しないような構造となっている。
また、この外歯車11と内歯車21との噛み合わせ部の端部、すなわち外筒20の鍔部24側端部には、その噛み合わせ部に沿って環状に延びるように空隙部40が形成されている。
そして、図示するようにこの外筒20の筒本体20aには、この空隙部40に臨むように1つの給排脂孔23aが形成されており、この外筒20と内筒10間の潤滑剤をこの空隙部40を介して給排脂できるようになっている。
また、この外筒20のフランジ22にも、これを内部に貫通するように1つの給排脂孔23bが形成されており、この外筒20と内筒10間の潤滑剤を直接給排脂できるようになっている。
また、これら各給排脂孔23a、23bは、それぞれねじ込み式のプラグP、Pが着脱自在に備えられており、これらのプラグP、Pを着脱することで各給排脂孔23a、23bが適宜開閉されるようになっている。
そして、このような構造をした本発明のギアカップリング100にあっては、通常時には、この外筒20と内筒10間に充填されたグリースなどの潤滑剤によってその外歯車11と内歯車21との噛み合わせ部の潤滑性が維持されることになるが、例えば長期の使用によりその潤滑剤が劣化してきたり、あるいはこれら各部材を構成する摩擦粉(鉄粉など)が混入するなどしてその潤滑性が低下してきた場合には、以下の手順によりその古くなった既存の潤滑剤を新たな潤滑剤に交換(置換)することになる。
すなわち、図1および図3に示すように、先ず外筒20に形成された各給排脂孔23a、23bのプラグP、Pを取り外した後、フランジ22側に形成された給排脂孔23bに図示しない潤滑剤注入装置を接続し、この潤滑剤注入装置を用いてその給排脂孔23bから新たな潤滑剤を注入する。
すると、この注入圧によってその外筒20と内筒10間に充填されている既存の潤滑剤が軸端全面(回転軸S1とS2との隙間およびその周囲)に行き渡った後にその外歯車11と内歯車21との噛み合わせ部を通過してその端部の空隙部40に達し、さらにこの空隙部40に充填された後、これを通過して他方の給排脂孔23aから順にその外部に排出されることになる。
そして、この給排脂孔23aから排出される古い潤滑剤の量よりもやや多い量の新たな潤滑剤を注入することで既存の古い潤滑剤の全てが排出され、外筒20と内筒10間の潤滑剤が全て新たな潤滑剤に交換(置換)されることになる。
このように本発明のギアカップリング100は、外筒20に前記内外歯車11,21の噛み合わせ部を挟むようにして給排脂孔23a、23bをそれぞれに形成したことから、内筒10と外筒20間に充填された古い潤滑剤の全てを確実に排出して新たな潤滑剤と交換(置換)することが可能となり、これによって、特にその噛み合わせ部全体に確実に新たな潤滑剤を供給することができるため、良好な潤滑性を発揮することができる。
また、内筒10と外筒20間が空の状態から一方の給排脂孔23bから新しい潤滑剤を注入した場合でも、その潤滑剤が軸端全面に行き渡った後に、その噛み合わせ部を通過してその端部の空隙部40に達し、さらにこの空隙部40を介して他方の給排脂孔23aにまで充填されることから前記と同様にその噛み合わせ部全体に対して確実に新たな潤滑剤を供給することができる。
また、本発明のギアカップリング100は、図11および図12に示したような既存のギアカップリング(汎用品)を用い、これに多少の加工を施すことで容易に製造することができるため、既存のギアカップリングをそのまま活用することが可能となり、その製造コストも安価になる。例えば、外筒20内面の内歯車21のうち、その鍔部24側を環状に切削加工して空隙部40を形成した後、その空隙部40に臨むようにその外筒20の部分に給排脂孔23aを穿孔し、その給排脂孔23aにプラグPを嵌め込むことで本発明のギアカップリング100を製造することが可能となる。
なお、本実施の形態では、外筒20のフランジ22側の給排脂孔23bから新しい潤滑剤を注入し、鍔部24側の給排脂孔23aから古い潤滑剤を排出するようにしたが、その反対、つまり鍔部24側の給排脂孔23aから新しい潤滑剤を注入し、フランジ22側の給排脂孔23bから古い潤滑剤を排出するようにしても良く、寧ろこの向きのほうが潤滑性が要求される噛み合わせ部全体に対してより確実に新たな潤滑剤を供給することができる。
次に、図4〜図8は本発明に係るギアカップリング(歯車式軸継手)100の他の実施の形態を示したものである。
先ず、図4は、本発明に係るギアカップリング100の第2の実施の形態を示したものであり、前記第1の実施の形態で示した外筒20のフランジ22側に設けられた給排脂孔23bをその軸中心を挟んで互いに対向するように複数設けると共に、鍔部24側の給排脂孔23aも同様にその軸中心を挟んで互いに対向するように複数設けるようにしたものである。
そして、このように各給排脂孔23a、23bをそれぞれ複数設ければ、各給排脂孔23a、23bごとに任意のものを選択して利用できるため、より交換作業などが用意できる。すなわち、前記第1の実施の形態のように各給排脂孔23a、23bをそれぞれ1つずつしか設けていない場合、各回転軸S1,S2の回転停止位置によっては、各給排脂孔23a、23bの位置が作業員の位置に対して反対方向になったりして交換作業がし難くなることが考えられるが、本実施の形態のように各給排脂孔23a、23bをそれぞれ複数設けておけば、その停止位置に応じて最も作業のし易い任意の各給排脂孔23a、23bを選択して利用することが可能となるため、より作業性を向上させることができる。また、潤滑剤の交換に際し、排出側となるいずれかの給排脂孔23a、23bの全てを開口させておけば、その排出量も増やすことができるため、より迅速に交換作業を行うことも可能となる。
なお、本実施の形態の場合、潤滑剤の供給側となるいずれかの給排脂孔23a、23bの全てを開口させると、既存の潤滑油が抜けきる前に供給された潤滑油の一部がその軸端や空隙部40をバイパスして抜け出てしまうため、供給側は原則として1つとすることが望ましい。
次に、図5は、本発明に係るギアカップリング100の第3の実施の形態を示したものであり、各回転軸S1,S2に対してそれぞれ前記と同様な構成をした内筒10と外筒20を設け、各外筒20,20のフランジ22,22同士を図示しない締結ボルトによって一体的に締結したものである。
そして、このような構成をしたギアカップリング100によれば、前記各実施の形態と同様に新旧の潤滑油の交換を確実に実施できることは勿論、その交換作業のバリエーションが増えるため、より作業性が向上する。
例えば、通常考えられる交換方法としては、外筒20,20のフランジ22,22側に設けられた給排脂孔23b、23bの一方から新たな潤滑剤を供給し、内筒10,10の空隙部40、40側に設けられた給排脂孔23a、23aの両方から同時に既存の潤滑剤を排出したり、あるいはそのフランジ22,22側に設けられた給排脂孔23b、23bの全てを閉じた状態とし内筒10,10の空隙部40、40側に設けられた給排脂孔23a、23aのみを用いて潤滑剤を供給するようにしても良い。
また、本実施の形態の変形例として、図6に示すように外筒20,20のフランジ22,22側にそれぞれ複数の給排脂孔23b、23bを対向するように設けると共に、内筒10,10の空隙部40、40側にも同様にそれぞれ複数の給排脂孔23a、23aを対向するように設けても良い。
そして、このように複数の給排脂孔23a、23a…、23b、23b…を設ければ、例えば図7および図8に示すように、潤滑剤の交換に際して複数の給排脂孔23a、23a…、23b、23b…を同時に用いて利用できるため、より効率的に潤滑剤の交換作業を実現することができる。
すなわち、図7は、外筒20,20のフランジ22,22側に形成された複数の給排脂孔23b,23b…のうちの一部を供給用に用い、内筒10,10の空隙部40、40側に形成された複数の給排脂孔23a,23a…の全てを排出用として用いたものであり、また、図8は、これとは反対に、内筒10,10の空隙部40、40側に形成された複数の給排脂孔23a,23a…の全てを供給用として用い、外筒20,20のフランジ22,22側に形成された複数の給排脂孔23b,23b…の全てを排出用に用いたものであり、これによって、より迅速な潤滑剤交換作業を達成することができる。
(実施例1)
図1および図2に示すような本発明のギアカップリング100と、図11および図12に示したような従来構造のギアカップリングを用い、その潤滑剤(グリース)をそれぞれの方法によって交換した後、それぞれのギアカップリングを分解してその交換結果を目視によって確認した。
具体的には、先ず、潤滑油が空の状態のギアカップリングに対し、予め黒色に着色したグリースを充填して所定時間運転した後、予め白色に着色したグリースを注入し、次に、その注入した白色のグリースの一部が排出口となる給排脂孔の全てから排出されてきた状態でグリースの注入を停止してからそのギアカップリングを分解してその内筒10に付着したグリースの状態を目視によって確認した。
この結果、従来構造のギアカップリングでは、回転軸端のグリースは全て白色のものに置き換わっていたもののその内筒10の外歯車11部分には、黒色のグリースの一部がそのまま残存しているのが確認された。
これに対し、本発明構造のギアカップリングでは、回転軸端は勿論、外歯車11部分も全て白色のグリースに置き換わっており、その全量が新たなグリースに置換されたのが確認できた。
(実施例2)
図9に示すように、従来構造(図11、図12)のギアカップリング(「給脂なし」、「給脂有り(潤滑剤交換後)」)と、図1および図2に示した本発明のギアカップリング(「給脂有り(潤滑剤交換後)」)とを用い、図9に示すような条件の下でその摩耗に関する試験を実施した。
試験条件としては、いずれも芯ずれ「1°」、負荷「100Kg」、回転速度「150rpm」、トルク(定格比)「0.30倍」とした。
この結果、図10に示すように、「給脂なし」の従来のギアカップリングの場合では、予想通りその摩耗速度(μm/hr)は、「0.96」と極端に高く、また、「給脂あり」の従来のギアカップリングであっても、「0.21」と比較的高いものであった。
これに対し、本発明に係るギアカップリング(給脂有り(潤滑剤交換後))にあっては、その摩耗速度(μm/hr)は、「0.14」であり、優れた耐摩耗性を発揮することができた。
これは、前述したように従来構造のギアカップリングでは、潤滑剤交換を行ったもののその潤滑剤の一部が、特に歯車11,21の噛み合わせ部に残ってしまい、その全量が確実に交換できなかったのに対し、本発明のギアカップリングでは、潤滑剤交換を行うことにより、その全量が確実に入れ替わって古い潤滑剤が残ってしまうといった不都合が解消されるからである。
本発明に係るギアカップリングの第1の実施の形態を示す縦断面図である。 図1中X−X線矢視図である。 図1中A部を示す部分拡大図である。 本発明に係るギアカップリングの第2の実施の形態を示す縦断面図である。 本発明に係るギアカップリングの第3の実施の形態を示す縦断面図である。 本発明に係るギアカップリングの第3の実施の形態の変形例を示す縦断面図である。 (A)は本発明に係るギアカップリングの潤滑剤の交換例(フランジ側より給脂)を示す縦断面図、(B)は、そのX−X線断面図である。 (A)は本発明に係るギアカップリングの潤滑剤の交換例(フランジ側より排脂)の1つを示す縦断面図、(B)は、そのX−X線断面図である。 本発明の実施例(試験条件)を示す表図である。 本発明の実施例(試験結果)を示すグラフ図である。 従来のギアカップリングの構造を示す縦断面図である。 図11中X−X線矢視図である。
符号の説明
100…ギアカップリング
10…内筒
11…外歯車
20…外筒
21…内歯車
22…フランジ
23a、23b…給排脂孔
24…鍔部
26…Oリング
40…空隙部
P…プラグ
S1,S2…回転軸

Claims (3)

  1. 一方の回転軸に連結され外周面に外歯車が形成された第1内筒と、他方の回転軸に連結され外周面に外歯車が形成された第2内筒と、前記第1内筒の外歯車と相互に噛み合う内歯車が形成され、一端部にフランジが形成された第1外筒と、前記第2内筒の外歯車と相互に噛み合う内歯車が形成され、一端部にフランジが形成された第2外筒とを有し、前記第1外筒のフランジと前記第2外筒のフランジとが締結ボルトによって締結されてなるギヤカップリングの潤滑剤交換方法であって、
    前記ギヤカップリングは、前記第1外筒に、これを前記第1内筒側に貫通するように少なくとも2つ以上の給排脂孔を設け、前記第2外筒に、これを前記第2内筒側に貫通するように少なくとも2つ以上の給排脂孔を設けると共に、
    前記第1外筒に設けた前記給排脂孔のうち少なくとも1つを前記内外歯車の噛み合わせ部の一方の端部側に形成すると共に、他の給排脂孔のうち少なくとも1つを前記噛み合わせ部を挟んで当該噛み合わせ部の他方の端部側に形成し、かつ前記噛み合わせ部の両方の端部側に、その噛み合わせ部に沿って環状に延びる空隙部を形成すると共に、当該空隙部を臨むように前記給排脂孔を形成し、
    前記第2外筒に設けた前記給排脂孔のうち少なくとも1つを前記内外歯車の噛み合わせ部の一方の端部側に形成すると共に、他の給排脂孔のうち少なくとも1つを前記噛み合わせ部を挟んで当該噛み合わせ部の他方の端部側に形成し、かつ前記噛み合わせ部の両方の端部側に、その噛み合わせ部に沿って環状に延びる空隙部を形成すると共に、当該空隙部を臨むように前記給排脂孔を形成し、
    前記第1外筒の前記噛み合わせ部の一方の端部側に形成した給排脂孔、前記第1外筒の前記噛み合わせ部の他方の端部側に形成した給排脂孔、前記第2外筒の前記噛み合わせ部の一方の端部側に形成した給排脂孔、および前記第2外筒の前記噛み合わせ部の他方の端部側に形成した給排脂孔の全てを前記外筒の周方向に沿って複数形成したギヤカップリングであり、
    前記第1外筒の前記噛み合わせ部の一方の端部側に形成された複数の給排脂孔および前記第2外筒の前記噛み合わせ部の一方の端部側に形成された複数の給排脂孔の全てを開口させて潤滑剤の排出用とし、
    前記第1外筒の前記噛み合わせ部の他方の端部側に形成された複数の給排脂孔のうちの一部、および前記第2外筒の前記噛み合わせ部の他方の端部側に形成された複数の給排脂孔のうちの一部を開口して供給用とし、該供給用の給排脂孔から潤滑剤の供給を行うことを特徴とするギヤカップリングの潤滑剤交換方法
  2. 一方の回転軸に連結され外周面に外歯車が形成された第1内筒と、他方の回転軸に連結され外周面に外歯車が形成された第2内筒と、前記第1内筒の外歯車と相互に噛み合う内歯車が形成され、一端部にフランジが形成された第1外筒と、前記第2内筒の外歯車と相互に噛み合う内歯車が形成され、一端部にフランジが形成された第2外筒とを有し、前記第1外筒のフランジと前記第2外筒のフランジとが締結ボルトによって締結されてなるギヤカップリングの潤滑剤交換方法であって
    前記ギヤカップリングは、前記第1外筒に、これを前記第1内筒側に貫通するように少なくとも2つ以上の給排脂孔を設け、前記第2外筒に、これを前記第2内筒側に貫通するように少なくとも2つ以上の給排脂孔を設けると共に、
    前記第1外筒に設けた前記給排脂孔のうち少なくとも1つを前記内外歯車の噛み合わせ部の一方の端部側に形成すると共に、他の給排脂孔のうち少なくとも1つを前記噛み合わせ部を挟んで当該噛み合わせ部の他方の端部側に形成し、かつ前記噛み合わせ部の両方の端部側に、その噛み合わせ部に沿って環状に延びる空隙部を形成すると共に、当該空隙部を臨むように前記給排脂孔を形成し、
    前記第2外筒に設けた前記給排脂孔のうち少なくとも1つを前記内外歯車の噛み合わせ部の一方の端部側に形成すると共に、他の給排脂孔のうち少なくとも1つを前記噛み合わせ部を挟んで当該噛み合わせ部の他方の端部側に形成し、かつ前記噛み合わせ部の両方の端部側に、その噛み合わせ部に沿って環状に延びる空隙部を形成すると共に、当該空隙部を臨むように前記給排脂孔を形成し、
    前記第1外筒の前記噛み合わせ部の一方の端部側に形成した給排脂孔、前記第1外筒の前記噛み合わせ部の他方の端部側に形成した給排脂孔、前記第2外筒の前記噛み合わせ部の一方の端部側に形成した給排脂孔、および前記第2外筒の前記噛み合わせ部の他方の端部側に形成した給排脂孔の全てを前記外筒の周方向に沿って複数形成したギヤカップリングであり、
    前記第1外筒の前記噛み合わせ部の一方の端部側に形成された複数の給排脂孔および前記第2外筒の前記噛み合わせ部の一方の端部側に形成された複数の給排脂孔の全てを開口させて潤滑剤の排出用とし、
    前記第1外筒の前記噛み合わせ部の他方の端部側に形成された複数の給排脂孔の全て、および前記第2外筒の前記噛み合わせ部の他方の端部側に形成された複数の給排脂孔の全てを開口して供給用とし、該供給用の全ての給排脂孔から潤滑剤の供給を行うことを特徴とするギヤカップリングの潤滑剤交換方法
  3. 請求項1または2に記載のギヤカップリングの潤滑剤交換方法において、前記フランジに前記給排脂孔のうち少なくとも1つを形成したことを特徴とするギヤカップリングの潤滑剤交換方法
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