JP5155929B2 - 符号化画像補正装置及びそのプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、符号化された画像である符号化画像における空間周波数成分の高周波数領域を低減する符号化画像補正装置及びそのプログラムに関する。
従来から、肉眼が高周波数成分に対する感度が低いといった視覚特性を利用して、符号化画像の符号化効率を向上させる符号化画像フィルタが提案されている(特許文献1〜3参照)。例えば、特許文献1に記載の発明は、画像を符号化小ブロックに分割して、DCT(Discrete Cosine Transform)等の直交変換及びその直交変換係数を量子化した後、この画像を解析してフィルタ特性を変更するものである。これによって、特許文献1に記載の発明は、隣接する符号化小ブロック間でフィルタ特性が極端に異なることを防止して、画質劣化を抑えている。
また、特許文献2に記載の発明は、動き補償が行われない領域に対して、空間方向に強いローパスフィルタを適用するものである。さらに、特許文献3に記載の発明は、画面を複数のブロックに分割し、適宜フィルタ強度を設定してそのフィルタ強度でフィルタリングを行うものである。これら特許文献1〜3に記載の発明は、符号化小ブロックを用いてDCT等の直交変換を行う符号化方法では、画質の劣化を効果的に低減する。
特開平9−298753号公報 特開平8−18977号公報 特開2006−180470号公報
しかし、特許文献1〜3に記載の発明は、dirac等のウェーブレット分解を用いる符号化方式では、画質の劣化を低減できないという問題がある。ここで、MPEG(Moving Picture Experts Group)−2、MPEG−4AVC(Advanced Video Coding)等の符号化方式では、直交変換歪等の符号化歪が、空間方向のブロック領域に存在する。一方、ウェーブレット分解を用いる符号化方式では、ウェーブレット分解された空間周波数成分に応じた空間周波数劣化が画面全体にわたって存在する。このため、特許文献1〜3に記載の発明では、この空間周波数劣化を効果的に防止できない。
そこで、本発明は、ウェーブレット分解を用いる符号化方式において、画質の劣化を低減しつつ符号化効率を向上させる符号化画像補正装置及びそのプログラムを提供することを目的とする。
前記した課題を解決するため、本願第一発明に係る符号化画像補正装置は、符号化された画像である符号化画像における高周波数領域の空間周波数成分を低減する符号化画像補正装置であって、ウェーブレット分解手段と、記憶手段と、符号化画像補正手段と、ウェーブレット再構成手段と、を備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、符号化画像補正装置は、ウェーブレット分解手段によって、符号化画像が入力されると共に、符号化画像を二次元多階離散ウェーブレット分解し、多階に分解した周波数領域毎に符号化画像の空間周波数成分を算出する。また、符号化画像補正装置は、記憶手段によって、正弦波コントラストの振幅の最小値L mim と最大値L max とが含まれる式(1)のマイケルソンコントラストMCで定義され、二次元多階離散ウェーブレット分解に対応した周波数領域毎のコントラスト感度値について正規化して予め設定した補正係数を記憶する。ここで、本発明では、例えば、所定のコントラスト感度特性(例えば、図2)から空間周波数(CPD)に対するコントラスト感度値の基本値を求める。そして、本発明では、補正係数は、例えば、コントラスト感度値の基本値から、周波数領域毎のコントラスト感度値を求め、このコントラスト感度値を0〜1の範囲内で正規化して予め設定しておく。
また、符号化画像補正装置は、記憶手段によって、水平方向と垂直方向との両方向に高周波数領域を有する解像度異方性領域の空間周波数成分について、低周波数領域の左上頂点を基準とした解像度異方性領域の左上頂点の角度に応じて予め設定された解像度異方性係数を記憶する。
また、符号化画像補正装置は、符号化画像補正手段によって、ウェーブレット分解手段が算出した周波数領域毎の空間周波数成分に、周波数領域に応じた補正係数を乗算して補正する。つまり、符号化画像補正装置は、符号化画像補正手段によって、この補正係数を高周波数領域の空間周波数成分に乗算し、解像度異方性領域の空間周波数成分について、解像度異方性係数をさらに乗算して高周波数領域の空間周波数成分を低減する。ここで、肉眼の斜め方向の感度は、水平方向及び垂直方向の感度の約半分となる。そこで、符号化画像補正装置は、符号化画像補正手段によって、この視覚特性を利用して、低周波数領域に対して斜め方向に位置する解像度異方性領域の空間周波数成分をより低減する。
して、符号化画像補正装置は、ウェーブレット再構成手段によって、符号化画像補正手段が補正した空間周波数成分を二次元多階離散ウェーブレット再構成し、補正後符号化画像を出力する。つまり、符号化画像補正装置は、ウェーブレット再構成手段によって、補正された空間周波数成分をウェーブレット再構成し、高周波数領域の空間周波数成分を低減した補正後符号化画像を出力する。
また、前記した課題を解決するため、本願第発明に係る符号化画像補正プログラムは、符号化された画像である符号化画像における高周波数領域の空間周波数成分を低減するために、正弦波コントラストの振幅の最小値L mim と最大値L max とが含まれる式(1)のマイケルソンコントラストMCで定義され、二次元多階離散ウェーブレット分解に対応した周波数領域毎のコントラスト感度値について正規化して予め設定した補正係数を記憶すると共に、水平方向と垂直方向との両方向に高周波数領域を有する解像度異方性領域の空間周波数成分について、低周波数領域の左上頂点を基準とした解像度異方性領域の左上頂点の角度に応じて予め設定された解像度異方性係数を記憶する記憶手段を備えるコンピュータを、ウェーブレット分解手段、符号化画像補正手段、ウェーブレット再構成手段、として機能させる。
かかる構成によれば、符号化画像補正プログラムは、ウェーブレット分解手段によって、符号化画像が入力されると共に、符号化画像を二次元多階離散ウェーブレット分解し、多階に分解した周波数領域毎に符号化画像の空間周波数成分を算出する。そして、符号化画像補正プログラムは、符号化画像補正手段によって、ウェーブレット分解手段が算出した周波数領域毎の空間周波数成分に、周波数領域に応じた補正係数を乗算し、前記解像度異方性領域の空間周波数成分について、解像度異方性係数をさらに乗算して補正する。つまり、符号化画像補正プログラムは、符号化画像補正手段によって、この補正係数を高周波数領域の空間周波数成分に乗算して、高周波数領域の空間周波数成分を低減する。さらに、符号化画像補正プログラムは、ウェーブレット再構成手段によって、符号化画像補正手段が補正した空間周波数成分を二次元多階離散ウェーブレット再構成し、補正後符号化画像を出力する。つまり、符号化画像補正プログラムは、ウェーブレット再構成手段によって、補正された空間周波数成分をウェーブレット再構成し、高周波数領域の空間周波数成分を低減した補正後符号化画像を出力する。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
本願第一,発明によれば、ウェーブレット分解を用いる符号化方式において、肉眼のコントラスト感度特性が帯域通過特性を持ち、輝度が低いと低域通過特性になるという視覚特性を利用して、高周波数領域の空間周波数成分を低減した補正後符号化画像を出力するため、画質の劣化を低減しつつ符号化効率を向上させることができる。
本願第一,二発明によれば、肉眼の斜め方向の感度が低くなるという視覚特性を利用して、解像度異方性領域の空間周波数成分をより低減するため、符号化効率をより向上させることができる。
本発明の実施形態に係る符号化画像補正装置の構成を示すブロック図である。 本発明における、空間周波数成分とコントラスト感度値との関係を示すグラフである。 本発明における、コントラスト感度値を説明する図である。 本発明における、空間周波数成分をCPDで扱う利点を説明する図であり、(a)はハイビジョン画像の例を示し、(b)はスーパーハイビジョン画像の例を示す。 図1のウェーブレット分解手段による二次元二階離散ウェーブレット分解を説明する図であり、(a)は符号化画像を示し、(b)は空間周波数成分を示す。 本発明における、角度と解像度異方性係数との関係を示すグラフである。 図1のウェーブレット分解手段による二次元三階離散ウェーブレット分解を説明する図であり、(a)は符号化画像を示し、(b)は空間周波数成分を示す。 図1の符号化画像補正装置の動作を示すフローチャートである。
[符号化画像補正装置の構成]
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
以下、図1を参照して、本発明の実施形態に係る符号化画像補正装置1の構成について、説明する。符号化画像補正装置1は、符号化された画像である符号化画像における高周波数領域の空間周波数成分を低減するものである。図1に示すように、符号化画像補正装置1は、ガンマ値設定手段11と、ウェーブレット階数設定手段12と、補正係数記憶手段(記憶手段)13と、逆ガンマ補正手段14と、ウェーブレット分解手段15と、符号化画像補正手段16と、ウェーブレット再構成手段17と、ガンマ補正手段18とを備える。
ガンマ値設定手段11は、ガンマ補正前のガンマ値と、ガンマ補正後のガンマ値とが予め設定されると共に、これらガンマ値を後記する逆ガンマ補正手段14及びガンマ補正手段18に出力するものである。ここで、ガンマ値設定手段11は、オペレータ等により、これらガンマ値が手動で設定される。そして、ガンマ値設定手段11は、これらガンマ値を示すガンマ値設定信号を逆ガンマ補正手段14及びガンマ補正手段18に出力する。
ウェーブレット階数設定手段12は、ウェーブレット分解及びウェーブレット再構成の階数が予め設定されると共に、この階数を後記するウェーブレット分解手段15及びウェーブレット再構成手段17に出力するものである。ここで、ウェーブレット階数設定手段12は、オペレータ等により、この階数が手動で設定される。そして、ウェーブレット階数設定手段12は、この階数を示す階数設定信号をウェーブレット分解手段15及びウェーブレット再構成手段17に出力する。
補正係数記憶手段13は、予め設定された補正係数を記憶するメモリ、ハードディスク等の記憶手段である。この補正係数は、周波数領域毎のコントラスト感度値について高周波数領域の空間周波数成分が低周波数領域の空間周波数成分より小さな値となるように正規化して予め設定したものである。なお、補正係数記憶手段13が、請求項に記載の記憶手段に相当する。
<補正係数の詳細>
以下、図2〜図4を参照して、補正係数について、詳細に説明する(適宜図1参照)。ここで、図2では、空間周波数成分に対するコントラスト感度値を網膜照度(td:トロランド)で示した。この1(td)は、輝度1(cd/m)の面を、1(mm)の面積の瞳を通して見る場合の照度に相当する。つまり、図2では、900(td)の曲線が約300(cd/m)に相当し、テレビ放送の最高輝度付近となる。ここで、コントラスト感度特性は、明るさによっても異なるが、90(td)〜900(td)ではあまり差は無い。また、900(td)では暗所の雑音成分が目立つため、ここでは、900(td)の曲線ではなく、90(td)の曲線を基準値とする。
また、図2のコントラスト感度値は、マイケルソンコントラストで定義される。このマイケルソンコントラストは、図3に示すように、正弦波コントラストの振幅に対する輝度であり、下記式(1)で表される。
MC=(Lmax−Lmim)/(Lmax+Lmim)・・・式(1)
なお、式(1)では、MCはマイケルソンコントラストを示し、Lmaxが正弦波コントラストの振幅の最大値を示し、Lmimが正弦波コントラストの振幅の最小値を示す。
ここで、図3上段のコントラストが高い画像では、正弦波コントラストの輝度の振幅Aが大きくなるので、式(1)より、マイケルソンコントラストが0に近い小さな値となる。また、図3下段のコントラストが低い画像では、正弦波コントラストの輝度の振幅が小さくなるので、式(1)より、マイケルソンコントラストが1に近い大きな値となる。そして、図3中段の画像では、マイケルソンコントラストが、これらの中間値となる。
また、コントラスト感度値は、1/コントラスト閾値で表される。従って、図2に示すように、コントラスト感度値は、空間周波数成分が22付近の場合、空間周波数成分が11付近の場合に比べて、約3倍感度が低いことになる。言い換えると、明暗比が3倍あっても、肉眼では両者の差を検知できないことを意味する。なお、コントラスト閾値とは、肉眼で刺激を検出できる最低のコントラストである。
また、図2の空間周波数成分は、視角1(deg.)あたりの空間周波数成分を示すCPD(Cycle Per Degree)で示している。以下、図4を参照し、空間周波数成分をCPDで扱う利点について、説明する。
図4(a)に示すように、水平1920(pixels)×垂直1080(line)のハイビジョン(High Definition Television)解像度で標準観視距離が3(H)の場合、水平1920(pixels)に対して視角が約33(deg.)になる。ここで、白と黒の対が最も高い周波数の1本の波となるので、水平1920(pixels)内で、「白黒白黒・・・」を表すと960本描けることになる。従って、水平1920(pixels)で表示可能な水平方向の最高周波数は960(CPD)となる。このため、空間周波数成分は、水平方向では、水平1920(pixels)/視角33(deg.)/2の計算を行い、最大で約29(CPD)となる。なお、Hは画面高を示す。
また、垂直1080(line)に対して、視角は、約20(deg.)になる。このため、空間周波数成分は、垂直方向では、垂直1080(line)/視角20(deg.)/2の計算を行い、最大で約27(CPD)となる。このことから、水平1920(pixels)に対して視角が約30(deg.)で、水平方向の空間周波数成分を約30(CPD)と扱い、垂直1080(line)に対して視角が約20(deg.)で、垂直方向の空間周波数成分を約30(CPD)として扱うことができる。
図4(b)に示すように、水平7680(pixels)×垂直4320(line)のスーパーハイビジョン(Ultra High Definition Television)解像度で標準観視距離が0.75(H)の場合、水平7680(pixels)に対して視角が約100(deg.)なる。このため、空間周波数成分は、水平方向では、水平7680(pixels)/視角100(deg.)/2の計算を行い、最大で約38(CPD)となる。
垂直4320(line)に対して、視角は、約65(deg.)となる。このため、空間周波数成分は、垂直方向では、垂直4320(line)/視角65(deg.)/2の計算を行い、最大で約33(CPD)となる。このときも、ハイビジョン解像度と同様に、水平7680(pixels)に対して視角が約100(deg.)で、水平方向の空間周波数成分を約30(CPD)と扱い、垂直4320(line)に対して視角が約65(deg.)で、垂直方向の空間周波数成分を約30(CPD)として扱うことができる。以上のように、空間周波数成分をCPDで扱うと、符号化画像の解像度に関わらず、水平方向又は垂直方向の空間周波数成分の最大値を等しく扱えるため、補正処理において都合が良い。
以下、図2のコントラスト感度値より求めた補正係数の具体例を示す。なお、補正係数は、0以上1以下の値となるように、高周波数領域のコントラスト感度値を低周波数領域のコントラスト感度値で除算して、高周波数領域のコントラスト感度値を正規化したものである。言い換えると、補正係数は、殆どの周波数領域で、高周波数領域側が低周波数領域側より小さな値となる。
図2に示すように、90(td)の曲線では、空間周波数成分が22付近(基準空間周波数成分)で、コントラスト感度値が約0.8である。また、90(td)の曲線では、空間周波数成分が11付近(基準空間周波数成分)で、コントラスト感度値が約2.5である。さらに、また、90(td)の曲線では、空間周波数成分が4付近(基準空間周波数成分)で、コントラスト感度値が約3である。以上より、二次元二階離散ウェーブレット分解に対応させて、表1に示すように、周波数領域毎に補正係数を算出したものである。
また、表2は、表1と同様に、二次元三階離散ウェーブレット分解に対応させて、周波数領域毎に補正係数を算出したものである。
表1及び表2では、空間周波数成分の周波数領域と、この周波数領域内でコントラスト感度値の基準となる基準空間周波数成分と、基準空間周波数成分でのコントラスト感度値と、この周波数領域に対応する補正係数とを示す。このとき、符号化画像補正装置1は、表1、表2等の補正係数を補正係数記憶手段13に予め記憶(設定)しておく。なお、補正係数は、表1及び表2に限定されないことは言うまでも無い。
以下、図1に戻り、符号化画像補正装置1の構成について、説明を続ける。
逆ガンマ補正手段14は、符号化画像が入力されると共に、この符号化画像を逆ガンマ補正するものである。この符号化画像は、例えば、任意の符号化方式で符号化された動画像を構成するフレーム画像である。通常、動画像は、撮影時にガンマ補正が行われているので、逆ガンマ補正手段14は、この影響をなくすために逆ガンマ補正を行う。例えば、逆ガンマ補正手段14は、符号化画像がRGB信号又は輝度信号の場合、その明度について、下記式(2)を用いて、逆ガンマ補正を行う。
L1=L0(g0/g1)・・・式(2)
ここで、式(2)では、L0がガンマ補正前の明度(但し、0≦L0≦1)を示し、L1がガンマ補正後の明度(但し、0≦L1≦1)を示し、g0はガンマ補正前のガンマ値を示し、g1はガンマ補正後のガンマ値を示す。テレビ撮影系では、例えば、g0が1であり、g1が2.2となる。なお、式(2)のg0,g1は、ガンマ値設定手段11からのガンマ値設定信号に含まれている。
ウェーブレット分解手段15は、逆ガンマ補正手段14から符号化画像が入力されると共に、符号化画像を二次元多階離散ウェーブレット分解し、多階に分解した周波数領域毎に符号化画像の空間周波数成分を算出するものである。ここで、ウェーブレット分解手段15は、ウェーブレット階数設定手段12が出力した階数設定信号が示す階数で、二次元離散ウェーブレット分解を行う。そして、ウェーブレット分解手段15は、符号化画像の空間周波数成分を符号化画像補正手段16に出力する。なお、ウェーブレット分解の詳細は、後記する
符号化画像補正手段16は、ウェーブレット分解手段15が算出した周波数領域毎の空間周波数成分に、周波数領域に応じた補正係数を乗算して補正するものである。このとき、符号化画像補正手段16は、後記する解像度異方性領域の空間周波数成分について、補正係数と、解像度異方性領域の位置に応じた解像度異方性係数とを乗算して補正することが好ましい。そして、符号化画像補正手段16は、補正した空間周波数成分を、ウェーブレット再構成手段17に出力する。
<ウェーブレット分解及び補正の第一例:二次元二階離散ウェーブレット分解>
以下、図5を参照し、ウェーブレット分解及び補正の第一例を説明する(適宜図1参照)。この第一例は、二次元二階離散ウェーブレット分解を行う例である。なお、図5では、水平方向と垂直方向との両方向に高周波数領域を有する解像度異方性領域を網掛けで図示した。また、図5では、低周波数領域側を「低」と図示し、高周波数領域側を「高」と図示した。
まず、ウェーブレット分解手段15は、図5(a)の符号化画像に対して一階目の二次元離散ウェーブレット分解を行う。具体的には、ウェーブレット分解手段15は、図5(b)に示すように、符号化画像から、B1,B2,B4,B5で構成された一つの低周波数領域の空間周波数成分と、三つの高周波数領域B3,B6,B7の空間周波数成分とを算出する。ここで、例えば、この低周波数領域は、水平方向及び垂直方向の空間周波数成分が0(CPD)以上15(CPD)未満である。また、例えば、高周波数領域B3は、水平方向の空間周波数成分が15(CPD)以上30(CPD)未満である。また、例えば、高周波数領域B6は、垂直方向の空間周波数成分が15(CPD)以上30(CPD)未満である。さらに、例えば、高周波数領域B7は、水平方向及び垂直方向の空間周波数成分が15(CPD)以上30(CPD)未満である。
そして、ウェーブレット分解手段15は、一階目の二次元離散ウェーブレット分解で求めた低周波数領域(B1〜B4で構成された領域)の空間周波数成分に対し、二階目の二次元離散ウェーブレット分解を行う。具体的には、ウェーブレット分解手段15は、図5(b)に示すように、B1,B2,B4,B5で構成された一つの低周波数領域の空間周波数成分から、低周波数領域B1の空間周波数成分と、三つの高周波数領域B2,B4,B5の空間周波数成分とを算出する。ここで、例えば、この低周波数領域B1は、水平方向及び垂直方向の空間周波数成分が0(CPD)以上7.5(CPD)未満である。また、例えば、高周波数領域B2は、水平方向の空間周波数成分が7.5(CPD)以上15(CPD)未満である。また、例えば、高周波数領域B4は、垂直方向の空間周波数成分が7.5(CPD)以上15(CPD)未満である。さらに、例えば、高周波数領域B5は、水平方向及び垂直方向の空間周波数成分が7.5(CPD)以上15(CPD)未満である。
つまり、ウェーブレット分解手段15は、低周波数領域の空間周波数成分から、さらに、低周波数領域の空間周波数成分と高周波数領域の空間周波数成分とを算出する処理を、階数設定信号が示す階数分(ここでは、2回)、繰り返すことになる。これによって、ウェーブレット分解手段15は、図5に示すように、符号化画像から、一つの低周波数領域B1の空間周波数成分と、六つの高周波数領域B2,B3,B4,B5,B6,B7の空間周波数成分とを算出する。
次に、符号化画像補正手段16は、補正係数記憶手段13から、二次元二階離散ウェーブレット分解に対応した補正係数として、表1を読み出す。そして、符号化画像補正手段16は、高周波数領域B2,B3,B4,B5,B6,B7の空間周波数成分に、これらに応じた補正係数を乗算する。具体的には、符号化画像補正手段16は、例えば、水平方向又は垂直方向の少なくとも一方が7.5(CPD)以上15(CPD)未満である高周波数領域B2,B4,B5については、これら領域の空間周波数成分に補正係数0.83を乗算する。また、例えば、符号化画像補正手段16は、水平方向又は垂直方向の少なくとも一方が15(CPD)以上30(CPD)未満である高周波数領域B3,B6,B7については、これら領域の空間周波数成分に補正係数0.27を乗算する。
ここで、図6に示すように、肉眼の斜め方向の感度(解像度異方性係数)は、水平方向及び垂直方向の感度の約半分となる。なお、解像度異方性係数とは、水平方向及び垂直方向の肉眼の感度を1とした場合、解像度異方性係数の角度(位置)に応じた肉眼の感度を示す係数である。また、角度とは、低周波数領域内の左上頂点を基準として、高周波数領域の左上頂点の角度(位置)を示す。なお、図6では、角度0(deg.)が水平方向を示し、角度90(deg.)が垂直方向を示す。また、図6では、解像度異方性係数は、0以上1以下の値となる。
ここで、低周波数領域B1に対して斜めに45(deg.)に位置する解像度異方性領域B5,B7は、肉眼の感度が低くなるため、空間周波数成分をより多く低減できる。図6より、解像度異方性領域B5,B7の解像度異方性係数が0.5と求められるため、符号化画像補正手段16は、解像度異方性領域B5については、その空間周波数成分に補正係数0.83と解像度異方性係数0.5とを乗算する。また、同様に、符号化画像補正手段16は、解像度異方性領域B7については、その空間周波数成分に補正係数0.27と解像度異方性係数0.5とを乗算する。ここで、例えば、符号化画像補正装置1は、解像度異方性係数を補正係数記憶手段13に予め記憶(設定)しておく。
<ウェーブレット分解及び補正の第二例:二次元三階離散ウェーブレット分解>
以下、図7を参照し、ウェーブレット分解及び補正の第一例を説明する(適宜図1参照)。この第二例は、二次元三階離散ウェーブレット分解を行う例である。なお、図7では、水平方向と垂直方向との両方向に高周波数領域を有する解像度異方性領域を網掛けで図示した。また、図7では、低周波数領域側を「低」と図示し、高周波数領域側を「高」と図示した。
ウェーブレット分解手段15は、図5と同様の手順で、一階目及び二階目の二次元離散ウェーブレット分解を行う。そして、ウェーブレット分解手段15は、三階目の二次元離散ウェーブレット分解を行う。具体的には、ウェーブレット分解手段15は、図7(b)に示すように、B11,B12,B21,B22で構成された一つの低周波数領域の空間周波数成分から、低周波数領域B11の空間周波数成分と、三つの高周波数領域B12,B21,B22の空間周波数成分とを算出する。ここで、例えば、この低周波数領域B11は、水平方向及び垂直方向の空間周波数成分が0(CPD)以上3.75(CPD)未満である。また、例えば、高周波数領域B12は、水平方向の空間周波数成分が3.75(CPD)以上7.5(CPD)未満である。また、例えば、高周波数領域B21は、垂直方向の空間周波数成分が3.75(CPD)以上7.5(CPD)未満である。さらに、例えば、高周波数領域B22は、水平方向及び垂直方向の空間周波数成分が3.75(CPD)以上7.5(CPD)未満である。
次に、符号化画像補正手段16は、補正係数記憶手段13から、二次元三階離散ウェーブレット分解に対応した補正係数として、表2を読み出す。そして、符号化画像補正手段16は、高周波数領域B12,B21,B22,B2,B3,B4,B5,B6,B7の空間周波数成分に、これらに応じた補正係数を乗算する。具体的には、符号化画像補正手段16は、例えば、水平方向又は垂直方向の少なくとも一方が3.75(CPD)以上7.5(CPD)未満である高周波数領域B12,B21,B22については、これら領域の空間周波数成分に補正係数0.85を乗算する。また、例えば、符号化画像補正手段16は、水平方向又は垂直方向の少なくとも一方が7.5(CPD)以上15(CPD)未満である高周波数領域B2,B4,B5については、これら領域の空間周波数成分に補正係数0.71を乗算する。さらに、例えば、水平方向又は垂直方向の少なくとも一方が15(CPD)以上30(CPD)未満である高周波数領域B3,B6,B7については、これら領域の空間周波数成分に補正係数0.22を乗算する。
また、図5と同様に、符号化画像補正手段16は、解像度異方性領域B22については、その空間周波数成分に補正係数0.85と解像度異方性係数0.5とを乗算する。また、符号化画像補正手段16は、解像度異方性領域B5については、その空間周波数成分に補正係数0.71と解像度異方性係数0.5とを乗算する。さらに、符号化画像補正手段16は、解像度異方性領域B7については、その空間周波数成分に補正係数0.22と解像度異方性係数0.5とを乗算する。なお、解像度異方性係数は、0.5に限定されないことは言うまでもない。
以下、図1に戻り、符号化画像補正装置1の構成について、説明を続ける。
ウェーブレット再構成手段17は、符号化画像補正手段16が補正した空間周波数成分を二次元多階離散ウェーブレット再構成し、補正後符号化画像を出力するものである。ここで、ウェーブレット階数設定手段12からの階数設定信号が示す階数分、ウェーブレット分解と逆の手順で、ウェーブレット再構成を行う。そして、ウェーブレット再構成手段17は、高周波数領域の空間周波数成分を低減した補正後符号化画像を生成し、ガンマ補正手段18に出力する。
ガンマ補正手段18は、ウェーブレット再構成手段17からの補正後符号化画像を、ガンマ補正するものである。ここで、逆ガンマ補正手段14が符号化画像を逆ガンマ補正したため、ガンマ補正手段18は、逆ガンマ補正と逆の手順で、補正後符号化画像をガンマ補正する。このとき、ガンマ補正手段18は、ガンマ値設定手段11からのガンマ値設定信号に含まれるガンマ値を用いて、ガンマ補正しても良い。
[符号化画像補正装置の動作]
以下、図8を参照して、図1の符号化画像補正装置1の動作について、説明する(適宜図1参照)。なお、図8では、補正係数記憶手段13が補正係数及び解像度異方性係数を記憶しているものとして説明する。
まず、符号化画像補正装置1は、逆ガンマ補正手段14によって、入力された符号化画像を逆ガンマ補正する(ステップS11:逆ガンマ補正)。また、符号化画像補正装置1は、ウェーブレット分解手段15によって、ステップS11で逆ガンマ補正した符号化画像を二次元多階離散ウェーブレット分解し、周波数領域毎に符号化画像の空間周波数成分を算出する(ステップS12:ウェーブレット分解)。
ステップS12の処理に続いて、符号化画像補正装置1は、符号化画像補正手段16によって、ステップS12で算出した周波数領域毎の空間周波数成分に、周波数領域に応じた補正係数を乗算して補正する(ステップS13:符号化画像の補正)。
ステップS13の処理に続いて、符号化画像補正装置1は、符号化画像補正手段16によって、ステップS13で補正した空間周波数成分に対し、解像度異方性係数の乗算を行う(ステップS14:解像度異方性係数の乗算)。
ステップS14の処理に続いて、符号化画像補正装置1は、ウェーブレット再構成手段17によって、ステップS14で乗算した空間周波数成分を二次元多階離散ウェーブレット再構成し、補正後符号化画像を出力する(ステップS15:ウェーブレット再構成)。また、符号化画像補正装置1は、ガンマ補正手段18によって、ステップS15で出力された補正後符号化画像を、ガンマ補正する(ステップS16:ガンマ補正)。
以上のように、本発明の実施形態に係る符号化画像補正装置1は、ウェーブレット分解を用いる符号化方式において、高周波数領域の空間周波数成分を低減した補正後符号化画像を出力するため、画質の劣化を低減しつつ符号化効率を向上させることができる。
また、本発明の実施形態に係る符号化画像補正装置1は、ウェーブレット分解を用いて、符号化画面全体を周波数領域毎に補正するため、ウェーブレット分解を用いるdirac、JPEG(Joint Photographic Experts Group)2000等の符号化方式の場合、従来の空間領域ブロック分割による補正フィルタと比べて、補正効果が優れる。さらに、本発明の実施形態に係る符号化画像補正装置1は、ウェーブレット分解を用いる符号化方式においては、ウェーブレット分解を行う回路やプログラムを共用できるため、構成を簡易にできると共に、この符号化方式と親和性が高い。
また、本発明の実施形態に係る符号化画像補正装置1は、MPEG−2、MPEG−4AVC等の符号化方式においても、肉眼のコントラスト感度特性が帯域通過特性を持ち、輝度が低いと低域通過特性になるという視覚特性と、肉眼の斜め方向の感度が低くなる視覚特性とを利用しているため、直交変換及び動き検出エラーによるブロック状の符号化アーティファクト(高周波数雑音成分)に対し、優れた補正効果を発揮する。
また、本発明の実施形態に係る符号化画像補正装置1は、雑音除去処理のプリフィルタとして用いることができる。さらに、本発明の実施形態に係る符号化画像補正装置1は、符号化処理のポストフィルタとして用いることもできる。
なお、本発明の実施形態では、ウェーブレット分解及びウェーブレット再構成の階数を二又は三として説明したが、特に制限されない。ここで、ウェーブレット分解及びウェーブレット再構成の階数は、二以上六以下の値とすることが一般的である。例えば、符号化画像補正装置1は、符号化画像がハイビジョン解像度であればこの階数を四とし、符号化画像がスーパーハイビジョン解像度であればこの階数を六とする。このとき、符号化画像補正装置1では、この階数に応じて、補正係数を予め設定しておくことは言うまでも無い。
なお、本発明の実施形態では、符号化画像補正装置1を独立した装置として説明したが、本発明は、これに限定されない。例えば、本発明は、補正係数記憶手段13を備えるコンピュータにおいて、演算装置等のハードウェア資源を前記した各手段として協調動作させるプログラムによっても実現できる。このプログラムは、通信回線を介して配布しても良く、CD−ROMやフラッシュメモリ等の記録媒体に書き込んで配布しても良い。
1 符号化画像補正装置
11 ガンマ値設定手段
12 ウェーブレット階数設定手段
13 補正係数記憶手段(記憶手段)
14 逆ガンマ補正手段
15 ウェーブレット分解手段
16 符号化画像補正手段
17 ウェーブレット再構成手段
18 ガンマ補正手段

Claims (2)

  1. 符号化された画像である符号化画像における高周波数領域の空間周波数成分を低減する符号化画像補正装置であって、
    前記符号化画像が入力されると共に、当該符号化画像を二次元多階離散ウェーブレット分解し、多階に分解した周波数領域毎に前記符号化画像の空間周波数成分を算出するウェーブレット分解手段と、
    正弦波コントラストの振幅の最小値L mim と最大値L max とが含まれる式(1)のマイケルソンコントラストMCで定義され、前記二次元多階離散ウェーブレット分解に対応した周波数領域毎のコントラスト感度値について正規化して予め設定した補正係数を記憶すると共に、水平方向と垂直方向との両方向に前記高周波数領域を有する解像度異方性領域の空間周波数成分について、低周波数領域の左上頂点を基準とした前記解像度異方性領域の左上頂点の角度に応じて予め設定された解像度異方性係数を記憶する記憶手段と、
    前記ウェーブレット分解手段が算出した周波数領域毎の空間周波数成分に、当該周波数領域に応じた前記補正係数を乗算し、前記解像度異方性領域の空間周波数成分について、前記解像度異方性係数をさらに乗算して補正する符号化画像補正手段と、
    前記符号化画像補正手段が補正した前記空間周波数成分を二次元多階離散ウェーブレット再構成し、補正後符号化画像を出力するウェーブレット再構成手段と、
    を備えることを特徴とする符号化画像補正装置。
    但し、MC=(L max −L mim )/(L max +L mim )・・・式(1)
  2. 符号化された画像である符号化画像における高周波数領域の空間周波数成分を低減するために、正弦波コントラストの振幅の最小値L mim と最大値L max とが含まれる式(1)のマイケルソンコントラストMCで定義され、二次元多階離散ウェーブレット分解に対応した周波数領域毎のコントラスト感度値について正規化して予め設定した補正係数を記憶すると共に、水平方向と垂直方向との両方向に前記高周波数領域を有する解像度異方性領域の空間周波数成分について、低周波数領域の左上頂点を基準とした前記解像度異方性領域の左上頂点の角度に応じて予め設定された解像度異方性係数を記憶する記憶手段を備えるコンピュータを、
    前記符号化画像が入力されると共に、当該符号化画像を前記二次元多階離散ウェーブレット分解し、多階に分解した前記周波数領域毎に前記符号化画像の空間周波数成分を算出するウェーブレット分解手段、
    前記ウェーブレット分解手段が算出した周波数領域毎の空間周波数成分に、当該周波数領域に応じた前記補正係数を乗算し、前記解像度異方性領域の空間周波数成分について、前記解像度異方性係数をさらに乗算して補正する符号化画像補正手段、
    前記符号化画像補正手段が補正した前記空間周波数成分を二次元多階離散ウェーブレット再構成し、補正後符号化画像を出力するウェーブレット再構成手段、
    として機能させるための符号化画像補正プログラム。
    但し、MC=(L max −L mim )/(L max +L mim )・・・式(1)
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