JP5152563B2 - 車両用前照灯 - Google Patents

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本発明は、灯具用レンズ及び車両用前照灯に係り、特に射出面を大きくして視認性を向上させても、前照灯の光軸方向の奥行きの短縮化が可能な灯具用レンズ及び車両用前照灯に関する。
従来、自動車等の車両においては、車体前部のオーバーハングの短縮化、空力性能を高めるために車体四隅を丸めて絞り込んだ形状の採用、扁平率が大きい幅広のタイヤや大径のホイールの採用等による前照灯設置スペースの減少に対応するべく、バルブを車両進行方向に対して縦向きではなく、横向きに配置することにより、前照灯の光軸方向の奥行きの短縮化を行っている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
ところで、近年、歩行者や対向車からの視認性を向上させるために、前照灯を構成するレンズ面(発光面)を大きくしたいとの要望がある。
特開2004−127830号公報 特開2005−100766号公報
しかしながら、レンズ面を大きくするとレンズ肉厚が増加して焦点距離が長くなる。このため、レンズ面を大きくすると、前照灯の光軸方向の奥行きの短縮化が困難となるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、レンズ面を大きくして視認性を向上させても、前照灯の光軸方向の奥行きの短縮化が可能な灯具用レンズ、及び、該灯具用レンズを用いた車両用前照灯を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項に記載の発明は、少なくとも1つの凸レンズ面である射出面とその反対側の面であって光源からの光が入射する入射面とを備える灯具用レンズと、前記入射面側に配置された光源と、第1焦点が前記光源近傍に設定されるとともに、第2焦点が前記投影レンズ部分の所定焦点に設定された楕円系反射面であって、前記光源が発光した光のうち前記灯具用レンズに対して後方に照射される光を反射し、前記楕円系反射面の第2焦点に集光させた後、前記少なくとも1つの入射面から前記投影レンズ部分に入射させ、前記射出面から照射することにより、ロービーム用配光パターンを形成する第1反射面と、第1焦点が前記光源近傍に設定されるとともに、第2焦点が灯具の光軸から見て側方に設定された楕円系反射面であって、前記光源が発光した光のうち前方に照射される光を反射し、前記楕円系反射面の第2焦点に集光させた後、側方に向けて照射する第2反射面と、焦点が前記第2反射面の第2焦点近傍に設定された放物面系反射面であって、前記第2反射面からの反射光を反射し、平行光に調整した後、前記少なくとも1つの他の入射面から前記拡散レンズ部分に入射させ、前記射出面から照射することにより、所定配光パターンを形成する第3反射面と、を備え、前記入射面は複数に区画されており、該複数に区画された入射面のうちの少なくとも1つの入射面と前記射出面の間のレンズ部分は、前記射出面から入射した平行光が前記少なくとも1つの入射面から照射され前記少なくとも1つの入射面側の所定焦点に集光する投影レンズ部分であり、前記複数に区画された入射面のうちの少なくとも1つの他の入射面と前記射出面の間のレンズ部分は、前記少なくとも1つの他の入射面から入射した平行光を拡散光として照射する拡散レンズ部分であり、前記入射面は中心角360/N(Nは2以上の整数)の略扇形領域に区画されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、レンズ全体ではなく、複数に区画された入射面のうちの少なくとも1つの入射面と射出面の間のレンズ部分(投影レンズ部分)に焦点が設定されているので、同一サイズの従来の投影レンズ(光軸上に1つの焦点が設定されている)と比較して、焦点距離を短くすることが可能となる。すなわち、請求項に記載の発明によれば、射出面を大きくして視認性を向上させても、前照灯の光軸方向の奥行きの短縮化が可能となる。
また、請求項に記載の発明によれば、射出面側には複数に区画された入射面の境界線が現れるので、射出面側に視点をおいた場合、複数に区画された入射面の境界線が現れる新規見栄えの単眼レンズを有する車両用前照灯を提供することが可能となる。
また、請求項に記載の発明によれば、複数に区画された入射面の境界線が現れる新規見栄えの単眼レンズに、投影レンズとしての機能及び拡散レンズとしての機能を持たせた車両用前照灯を提供することが可能となる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記第1反射面と前記投影レンズ部分の間に設けられた遮光板をさらに備え、前記投影レンズ部分の所定焦点は、前記遮光板の上縁近傍に設定されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、カットオフラインを有するロービーム用配光パターンを形成することが可能な車両用前照灯を提供することが可能となる。
請求項に記載の発明は、請求項又はに記載の発明において、前記投影レンズ部分又は前記拡散レンズ部分の少なくとも一部がフレネルレンズとして構成されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、投影レンズ部分又は拡散レンズ部分の少なくとも一部をフレネルレンズとして構成することにより、前照灯の光軸方向の奥行きのさらなる短縮化が可能となる。
本発明によれば、射出面を大きくして視認性を向上させても、前照灯の光軸方向の奥行きの短縮化が可能な灯具用レンズを提供することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態である灯具用レンズ及びこの灯具用レンズが適用される車両用前照灯について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態である灯具用レンズ及びこの灯具用レンズが適用された車両用前照灯の斜視図である。図2(a)は、図1に示した車両用前照灯のA−A断面図である。図2(b)は、図1に示した車両用前照灯の正面図である。図2(c)は、図1に示した車両用前照灯のB−B断面図である。
車両用前照灯100は、灯具用レンズ10、上部反射面31U、下部反射面31D、右部反射面32R及び左部反射面32Lを有する第1リフレクタ30、右部反射面41R及び左部反射面41Lを有する第2リフレクタ40、遮光板50等を備えている。
図1、図2(a)〜(c)に示すように、灯具用レンズ10は、例えば正面からみてほぼ円形であり、1つの凸レンズ面(一定曲率の球面又は異なる曲率が連続する非球面)である射出面11とその反対側の面であって光源20からの光が入射する入射面12とを備えるレンズである。灯具用レンズ10は、例えば、アクリルやポリカーボネイト等の透明又は半透明材料を射出成形することにより一体的に形成される。
図2(b)に示すように、灯具用レンズ10の入射面12は、中心角90度の4つの略扇形領域(上部入射面12U、下部入射面12D、右部入射面12R、左部入射面12L)に区画されている。なお、本実施形態において、図2(a)の正面図からみた上下左右をいうものとする。
図2(C)、図3に示すように、上部入射面12Uは、射出面11から平行光を入射させた場合、該平行光が上部入射面12Uから照射され、上部入射面12U側の所定焦点F1に集光するように設計されている。すなわち、上部入射面12Uと射出面11の間の上部レンズ部分10U(以下、投影レンズ部分10Uという)は、上部入射面12U側に1つの焦点F1を持つ投影レンズとして構成されている。
同様に、下部入射面12Dは、射出面11から平行光を入射させた場合、該平行光が下部入射面12Dから照射され、下部入射面12D側の所定焦点F2に集光するように設計されている。すなわち、下部入射面12Dと射出面11の間の下部レンズ部分10D(以下、投影レンズ部分10Dという)は、下部入射面12側に1つの焦点F2を持つ投影レンズとして構成されている。
上部及び下部入射面12U、12Dは、例えば、射出面11の形状(一定曲率の球面又は異なる曲率が連続する非球面)及び所定焦点を予め定め、既存プログラムを用いて所定演算を行うことで定めることが可能である。なお、上部及び下部入射面12U、12Dは、必ずしも正面視が丸形の輪郭でなくてよく、光が入射する必要範囲の中で、ある程度自由に切り出し、デザインすることが可能である。
このように、灯具用レンズ10は、レンズ10全体ではなく、複数に区画された入射面12のうちの上部入射面12U及び下部入射面12Dと射出面11の間のレンズ部分(すなわち、投影レンズ部分10U及び投影レンズ部分10D)に焦点が設定されているので、同一サイズの従来の投影レンズ(光軸上に1つの焦点が設定されている)と比較して、焦点距離を短くすることが可能となる。すなわち、射出面11を大きくして視認性を向上させても、前照灯100の光軸方向の奥行きの短縮化が可能となる。また、射出面11側に視点をおいた場合、複数に区画された入射面12の境界線が現れる新規見栄えのレンズ10を提供することが可能となる。
図4に示すように、右部入射面12Rは、該右部入射面12Rから入射した平行光が射出面11から拡散光として照射されるように設計されている。すなわち、右部入射面12Rと射出面11の間の右部レンズ部分10R(以下、拡散レンズ部分10Rという)は、焦点を持たない拡散レンズとして構成されている。同様に、左部入射面12Lは、該左部入射面12Lから入射した平行光が射出面11から拡散光として照射されるように設計されている。すなわち、左部入射面12Lと射出面11の間の左部レンズ部分10L(以下、拡散レンズ部分10Lという)は、焦点を持たない拡散レンズとして構成されている。
右部及び左部入射面12R、12Lは、例えば、射出面11の形状(一定曲率の球面又は異なる曲率が連続する非球面)、平行光の入射範囲の始点及び終点、並びに、始点に入射した平行光の拡散角度(例えば0度)及び終点に入射した光の拡散角度(例えば45度)を予め定め、既存プログラムを用いて所定演算を行うことで定めることが可能である。なお、右部及び左部入射面12R、12Lは、必ずしも正面視が丸形の輪郭でなくてよく、光が入射する必要範囲の中で、ある程度自由に切り出し、デザインすることが可能である。
光源20は、HID等の長手方向に延びた細長形状のバルブであり、レンズ10の主光軸AX上に発光点が位置するように横向きに配置されている。
次に、投影光学系について説明する。
図3に示すように、光源20の後方(照射方向とは反対側)には、投影光学系を構成する上部反射面31U及び下部反射面31Dが横向きに配置された光源20を覆うように配置されている。
上部反射面31Uは、第1焦点が光源20の発光点近傍に設定され、かつ、第2焦点が上部レンズ部分10Uの焦点F1近傍に設定された楕円系反射面であり、光源20から後方上部に向けて照射される比較的強い強度の光を、上部入射面12Uに向けて反射するように設計されている。従って、光源10が発光する光の有効利用が可能となっている。上部反射面31Uと上部レンズ部分10Uの間には、図5に示す形状の上部遮光板50Uが配置されている。上部遮光板50Uの上縁近傍には、上部レンズ部分10Uの焦点F1が位置している。従って、この上部投影光学系においては、光源20が発光した光のうち主に後方上部に向けて照射される比較的強度の強い光は、図3に示すように、上部反射面31Uで反射され、第2焦点に集光し、上部遮光板50Uで一部カットされた後、入射面12Uから上部レンズ部分10Uに入射し、射出面11から略平行光として照射され、図6(a)に示すロービーム用配光パターンP1を形成する。
下部反射面31Dは、第1焦点が光源20の発光点近傍に設定され、かつ、第2焦点が下部レンズ部分10Dの焦点F2近傍に設定された楕円形反射面であり、光源20から後方下部に向けて照射される比較的強い強度の光を、下部入射面12Dに向けて反射するように設計されている。従って、光源10が発光する光の有効利用が可能となっている。下部反射面31Dと下部レンズ部分10Dの間には、図5に示す形状の下部遮光板50Dが配置されている。下部遮光板50Dの上縁近傍には、下部レンズ部分10Dの焦点F2が位置している。従って、この下部投影光学系においては、光源20が発光した光のうち主に後方下部に向けて照射される比較的強度の強い光は、図3に示すように、下部反射面31Dで反射され、第2焦点に集光し、下部遮光板50Dで一部カットされた後、入射面12Dから下部レンズ部分10Dに入射し、射出面11から略平行光として照射され、図6(b)に示すロービーム用配光パターンP2を形成する。
次に、拡散光学系について説明する。
図4に示すように、光源20の前方であって上部反射面30U及び下部反射面30Dからの反射光と干渉しない位置には(図3参照)、拡散光学系を構成する右部反射面41R及び左部反射面41Lが光源20を覆うように配置されている。
右部反射面41Rは、第1焦点が光源20の発光点近傍に設定され、かつ、第2焦点が左部反射面41Lに形成された開口42L(例えば3φ程度の開口)近傍に設定された楕円系反射面である。開口42Lの外側には、左部反射面32Lが配置されている。左部反射面32Lは、焦点が右部反射面41Rの第2焦点近傍に位置し、かつ、右部反射面41Rからの反射光を、平行光に調整し左部入射面12Lに向けて反射するように設計された放物面系反射面である。従って、この拡散光学系においては、光源20が発光した光のうち主に前方右部に向けて照射される比較的強度の強い光は、図4に示すように、右部反射面41Rで反射され、第2焦点に集光し、開口42Lを通過した後、さらに、放物面系反射面32Lで反射され、平行光に調整された後、入射面12Lから左側の拡散レンズ部分10Lに入射し、射出面11から水平方向の拡散光として照射され、図6(c)に示す配光パターンP3を形成する。
左部反射面41Lは、第1焦点が光源20の発光点近傍に設定され、かつ、第2焦点F3が右部反射面41Rに形成された開口42R(例えば3φ程度の開口)近傍に設定された楕円系反射面である。開口42Rの外側には、右部反射面32Rが配置されている。右部反射面32Rは、焦点が左部反射面41Lの第2焦点F3近傍に位置し、かつ、左部反射面41Lからの反射光を、平行光に調整し右部入射面12Rに向けて反射するように設計された放物面系反射面である。従って、この拡散光学系においては、光源20が発光した光のうち主に前方左部に向けて照射される比較的強度の強い光は、図4に示すように、左部反射面41Lで反射され、第2焦点F3に集光し、開口42Rを通過した後、さらに、放物面系反射面32Rで反射され、平行光に調整された後、入射面12Rから右側の拡散レンズ部分10Rに入射し、射出面11から水平方向の拡散光として照射され、図6(c)に示す配光パターンP3を形成する。
なお、本実施形態では、図6(d)に示すように、各配光パターンP1〜P3を重畳した配光パターンが得られる。
なお、投影レンズ部分10U、10D又は拡散レンズ部分10R、10Lの少なくとも一部をフレネルレンズとして構成することにより、前照灯100の光軸方向の奥行きのさらなる短縮化が可能となる。
以上説明したように、本実施形態の灯具用レンズ10によれば、レンズ10全体ではなく、複数に区画された入射面11のうちの上部入射面12U及び下部入射面Dと射出面11の間のレンズ部分(上部投影レンズ部分10U及び下部投影レンズ部分)に焦点が設定されているので、同一サイズの従来の投影レンズ(光軸上に1つの焦点が設定されている)と比較して、焦点距離を短くすることが可能となる。すなわち、本実施形態によれば、射出面11を大きくして視認性を向上させても、前照灯100の光軸方向の奥行きの短縮化が可能となる。
また、本実施形態の灯具用レンズ10によれば、射出面11側には複数に区画された入射面12の境界線が現れるので、射出面11側に視点をおいた場合、複数に区画された入射面12の境界線が現れる新規見栄えの単眼レンズを提供することが可能となる。
また、本実施形態の灯具用レンズ10によれば、複数に区画された入射面の境界線が現れる新規見栄えの単眼レンズ10に、投影レンズとしての機能及び拡散レンズとしての機能を持たせることが可能となる。
また、本実施形態の灯具用レンズ10を適用した車両用前照灯100によれば、光源20を横向きに配置し、光源20からの光を前照灯100の光軸からずらして上下左右に振り分けるようにしたので、前照灯100の光軸方向の奥行きの短縮化が可能となった。また、本実施形態の灯具用レンズ10を適用したことで、前照灯100の光軸方向の奥行きのさらなる短縮化が可能となる。
また、本実施形態の灯具用レンズ10を適用した車両用前照灯100によれば、横向きに配置された光源20がほぼ余すところなく全周反射面31U、31D、41R、41Lで覆われているので、光源20から照射される光をほぼ全て反射させて、灯具用レンズ10に入射させることが可能となる。これにより、従来と同等以上の光利用率を達成することが可能となる。
また、本実施形態の灯具用レンズ10を適用した車両用前照灯100によれば、レンズ直径を約100mm程度まで拡大し、一般的なプロジェクターレンズのφ60〜70のものと比べて、面積比で2倍程度大きくすることが可能となる。すなわち、射出面11を大きくして視認性を向上させても、前照灯100の光軸方向の奥行きの短縮化が可能となる。
また、本実施形態の灯具用レンズ10を適用した車両用前照灯100によれば、光源20から照射された光を上下左右に分配することで、照射熱も分散される。このため、レンズ10にかかる熱が緩和され、レンズ10を樹脂材料で形成することが可能となった。レンズ10の樹脂化により、軽量化や形状精度の向上を期待できる。また、レンズ10を固定するマウント部を一体で成形することで、部品点数を少なくすることも可能となる。
次に、変形例について説明する。
上記実施形態では、灯具用レンズ10の入射面12は、中心角90度の4つの略扇形領域(上部入射面12U、下部入射面12D、右部入射面12R、左部入射面12L)に区画されているように説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、灯具用レンズ10の入射面12は、中心角360/N(Nは2以上の整数)の略扇形領域に区画されていてもよい。また、入射面12は格子状又は円状に区画されていてもよい。
上記実施形態では、投影レンズ部分は、上下に設けるように説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、投影レンズ部分は、上下左右のいずれかにのみ設けてもよい。又は、全ての区画領域に、投影レンズ部分を設けてもよい。
上記実施形態では、拡散レンズ部分は、左右に設けるように説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、拡散レンズ部分は、上下左右のいずれかにのみ設けてもよい。又は、全ての区画領域に、拡散レンズ部分を設けてもよい。
上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎない。これらの記載によって本発明は限定的に解釈されるものではない。本発明はその精神または主要な特徴から逸脱することなく他の様々な形で実施することができる。
本発明の一実施形態である灯具用レンズ及びこの灯具用レンズが適用される車両用前照灯の斜視図である。 (a)図1に示した車両用前照灯のA−A断面図である。(b)図1に示した車両用前照灯の正面図である。(c)図1に示した車両用前照灯のB−B断面図である。 図1に示した車両用前照灯のB−B断面図である。 図1に示した車両用前照灯のA−A断面図である。 遮光板を説明するための図である。 本発明の一実施形態である灯具用レンズが適用された車両用前照灯の配光パターンを説明するための図である。
符号の説明
100…車両用前照灯、10…灯具用レンズ、10U…上部レンズ部分、10D…下部レンズ部分、10R…右部レンズ部分、10L…左部レンズ部分、11…射出面、12U…上部入射面、12D…下部入射面、12R…右部入射面、12L…左部入射面、20…光源、30…第1リフレクタ、31U…上部反射面、31D…下部反射面、32R…右部反射面、32L…左部反射面、40…第2リフレクタ、41R…右部反射面、41L…左部反射面、50…遮光板

Claims (3)

  1. 少なくとも1つの凸レンズ面である射出面とその反対側の面であって光源からの光が入射する入射面とを備える灯具用レンズと、
    前記入射面側に配置された光源と、
    第1焦点が前記光源近傍に設定されるとともに、第2焦点が前記投影レンズ部分の所定焦点に設定された楕円系反射面であって、前記光源が発光した光のうち前記灯具用レンズに対して後方に照射される光を反射し、前記楕円系反射面の第2焦点に集光させた後、前記少なくとも1つの入射面から前記投影レンズ部分に入射させ、前記射出面から照射することにより、ロービーム用配光パターンを形成する第1反射面と、
    第1焦点が前記光源近傍に設定されるとともに、第2焦点が灯具の光軸から見て側方に設定された楕円系反射面であって、前記光源が発光した光のうち前方に照射される光を反射し、前記楕円系反射面の第2焦点に集光させた後、側方に向けて照射する第2反射面と、
    焦点が前記第2反射面の第2焦点近傍に設定された放物面系反射面であって、前記第2反射面からの反射光を反射し、平行光に調整した後、前記少なくとも1つの他の入射面から前記拡散レンズ部分に入射させ、前記射出面から照射することにより、所定配光パターンを形成する第3反射面と、
    を備え
    前記入射面は複数に区画されており、該複数に区画された入射面のうちの少なくとも1つの入射面と前記射出面の間のレンズ部分は、前記射出面から入射した平行光が前記少なくとも1つの入射面から照射され前記少なくとも1つの入射面側の所定焦点に集光する投影レンズ部分であり、
    前記複数に区画された入射面のうちの少なくとも1つの他の入射面と前記射出面の間のレンズ部分は、前記少なくとも1つの他の入射面から入射した平行光を拡散光として照射する拡散レンズ部分であり、
    前記入射面は中心角360/N(Nは2以上の整数)の略扇形領域に区画されていることを特徴とする車両用前照灯。
  2. 前記第1反射面と前記投影レンズ部分の間に設けられた遮光板をさらに備え、
    前記投影レンズ部分の所定焦点は、前記遮光板の上縁近傍に設定されていることを特徴とする請求項に記載の車両用前照灯。
  3. 前記投影レンズ部分又は前記拡散レンズ部分の少なくとも一部がフレネルレンズとして構成されていることを特徴とする請求項又はに記載の車両用前照灯。
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