JP5149868B2 - 内燃機関の気筒吸入空気量算出装置 - Google Patents

内燃機関の気筒吸入空気量算出装置 Download PDF

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Description

本発明は、内燃機関の気筒内に吸入される新気量である気筒吸入空気量を算出する気筒吸入空気量算出装置に関する。
特許文献1には、吸気弁の開閉態様を可変制御する可変動弁装置及び排気還流機構を備える内燃機関の気筒吸入空気量を算出する気筒吸入空気量算出装置が示されている。この装置によれば、吸気弁の作動位相、機関回転数、吸気圧、及び大気圧に応じて、吸気圧を気筒吸入空気量(重量)に変換する第1の係数KTP1が算出され、排気還流制御弁開度、機関回転数、吸気圧、及び大気圧に応じて、吸気圧を気筒吸入空気量(重量)に変換する第2の係数KTP2が算出される。そして、吸気圧に第1及び第2の係数KTP1,KTP2を乗算することにより、気筒吸入空気量が算出される。
また内燃機関の吸気通路を通過する新気の流量を検出する吸入空気流量センサを使用する場合には、吸入空気流量センサにより検出される新気流量から気筒吸入空気量を算出する手法が広く用いられている。
特開2002−266691号公報
特許文献1に示された装置は、吸気通路を通過する新気の流量を直接検出するものではないため、機関吸気系の経年劣化の影響、あるいは量産時の特性ばらつきの影響を受けやすく、算出精度の点で改善の余地があった。
また吸入空気量センサにより検出される新気流量から単純に気筒吸入空気量を算出する手法では、特に排気還流制御弁開度が変化する過渡状態において算出精度が低下するという課題があった。
本発明は上述した点を考慮してなされたものであり、吸気通路を通過する新気流量を検出し、検出新気流量に基づいて排気還流量が変化する過渡状態においても正確な気筒吸入空気量を得ることができる気筒吸入空気量算出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため請求項1に記載の発明は、排気還流通路(21)及び該排気還流通路に設けられた排気還流制御弁(22)とを備える内燃機関の気筒に吸入される新気量である気筒吸入空気量を算出する、内燃機関の気筒吸入空気量算出装置において、前記機関の吸気通路(2)を通過する新気の流量である吸入空気量流量(GAIRTH)を検出する吸入空気流量検出手段と、前記排気還流制御弁(22)を通過する還流ガスの流量である還流ガス流量(GEGR)を取得する還流ガス流量取得手段と、前記吸入空気流量(GAIRTH)と前記還流ガス流量(GEGR)との和である吸入ガス流量に対する前記吸入空気流量(GAIRTH)の割合を示す第1新気比率(KFAR1)を、前記吸入空気流量(GAIRTH)及び還流ガス流量(GEGR)を用いて算出する第1新気比率算出手段と、前記気筒に吸入される全ガス量に対する前記気筒吸入空気量(GAIRTH)の比率を示す第2新気比率(KFAR2)を、前記第1新気比率(KFAR1)及び吸入空気流量(GAIRTH)を用いて算出する第2新気比率算出手段とを備え、前記第1及び第2新気比率(KFAR1,KFAR2)を用いて前記吸入空気流量(GAIRTH)を補正することにより、前記気筒吸入空気量(GAIRCYL)を算出することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の内燃機関の気筒吸入空気量算出装置において、前記第2新気比率算出手段は、1演算周期当たりに前記気筒に吸入される吸入ガス単位(UGASX(i))の体積である単位吸入ガス体積(QGASX)を、前記吸入空気流量(GAIRTH)及び還流ガス流量(GEGR)を用いて算出する単位吸入ガス体積算出手段と、前記吸入ガス単位(UGASX(i))に対応する前記第1新気比率(KFARBUF(i))を記憶する第1新気比率記憶手段と、前記単位吸入ガス体積(QGASX)を積算することにより吸入ガス体積(QGASBUF)を算出する吸入ガス体積算出手段とを備え、前記吸入ガス体積(QGASBUF)が前記排気還流通路(21)と前記吸気通路(2)との接続部から前記気筒の吸気口までの吸気通路容積(VOUT)に達した到達時点において、前記吸気口に到達している前記吸入ガス単位(UGASX(iR))に対応する前記第1新気比率(KFARBUF(iR))に基づいて、前記第2新気比率(KFAR2)を算出することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の内燃機関の気筒吸入空気量算出装置において、前記第2新気比率算出手段は、前記到達時点において前記吸気口に到達している前記吸入ガス単位(UGASX(iR))に対応する、前記第1新気比率の第1の値(KFARBUF(iR))と、前記到達時点より1演算周期後に前記吸気口に到達する前記吸入ガス単位(UGASX(iR-1))に対応する、前記第1新気比率の第2の値(KFARBUF(iR-1))との補間演算を行うことにより、前記第2新気比率(KFAR2)を算出することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3の何れか1項に記載の内燃機関の気筒吸入空気量算出装置において、前記還流ガス流量取得手段は、前記排気還流制御弁の開度(LFTEGR)と、前記排気還流制御弁の上流側圧力(PEX)及び下流側圧力(PBA)とを用いて、前記還流ガス流量(GEGR)を算出することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、機関の吸気通路を通過する新気の流量である吸入空気量流量が検出されるとともに、排気還流制御弁を通過する還流ガスの流量である還流ガス流量が取得され、吸入空気流量と還流ガス流量との和である吸入ガス流量に対する吸入空気流量の割合を示す第1新気比率が、吸入空気流量及び還流ガス流量を用いて算出される。さらに気筒に吸入される全ガス量に対する気筒吸入空気量の比率を示す第2新気比率が、第1新気比率及び吸入空気流量を用いて算出され、第1及び第2新気比率を用いて吸入空気流量を補正することにより、気筒吸入空気量が算出される。第1及び第2新気比率を用いることにより、新気と還流ガスが混合された後の吸入ガス中の新気比率の変化が反映され、特に還流ガス流量が変化する過渡状態において正確な気筒吸入空気量を得ることができる。その結果、上記過渡状態での空燃比制御を精度良く行い、排気特性の悪化を防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、1演算周期当たりに気筒に吸入される吸入ガス単位の体積である単位吸入ガス体積が、吸入空気流量及び還流ガス流量を用いて算出され、吸入ガス単位に対応する第1新気比率が記憶される。さらに単位吸入ガス体積を積算することにより吸入ガス体積が算出され、吸入ガス体積が排気還流通路と吸気通路との接続部から気筒の吸気口までの吸気通路容積に達した到達時点において、吸気口に到達している吸入ガス単位に対応する第1新気比率に基づいて、第2新気比率が算出される。したがって、吸入ガス単位毎に第1新気比率が変化する場合に、吸入ガス単位のそれぞれに対応する第1新気比率を記憶し、吸気口に到達した吸入ガス単位に対応する第1新気比率に基づいて、第2新気比率を算出することにより、吸入ガスが排気還流通路と吸気通路との接続部から気筒吸気口まで移動に要する時間(むだ時間)が考慮された、過渡状態における正確な第2新気比率を得ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、到達時点において吸気口に到達している吸入ガス単位に対応する、第1新気比率の第1の値と、到達時点より1演算周期後に吸気口に到達する吸入ガス単位に対応する、第1新気比率の第2の値との補間演算を行うことにより、第2新気比率が算出される。吸入ガス単位は演算周期に応じて決まるものであるため、1つの吸入ガス単位が1吸入行程で気筒内に吸入されるとは限らない。したがって、第1の値と第2の値の補間演算を行うことより、より正確な第2新気比率を得ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、排気還流制御弁の開度と、排気還流制御弁の上流側圧力及び下流側圧力とを用いて、還流ガス流量が算出されるので、還流ガス流量を検出するための流量センサを用いることなく、還流ガス流量を得ることができる。
本発明の一実施形態にかかる内燃機関及びその制御装置の構成を示す図である。 図1に示す内燃機関の吸気系を模式的に示す図である。 気筒吸入空気量(GAIRCYL)を算出する処理のフローチャートである。 平均化吸入空気流量(GAIRAVE0)を算出する処理のフローチャートである。 図5の処理で参照されるテーブルを示す図である。 スロットル弁通過空気量(GAIRTH)を算出する処理のフローチャートである。 図6の処理で参照されるテーブルを示す図である。 吸気管充填空気量(GINVO)を算出する処理のフローチャートである。 EGR過渡補正係数(KOEGR)を算出する処理のフローチャートである。 第1新気比率(KFAR1)を算出する処理のフローチャートであうR。 図10の処理で参照されるテーブルを示す図である。 第2新気比率(KFAR2)を算出する処理のフローチャートであうR。 図12の処理を説明するための図である。
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態にかかる内燃機関及びその制御装置の構成を示す図である。内燃機関(以下単に「エンジン」という)1は、例えば4気筒を有し、エンジン1の吸気管(吸気通路)2の途中にはスロットル弁3が配されている。スロットル弁3には、スロットル弁3の開度THを検出するスロットル弁開度センサ4が設けられており、その検出信号が電子制御ユニット(以下「ECU」という)5に供給される。
燃料噴射弁6は図示しない吸気弁の少し上流側に各気筒毎に設けられており、各噴射弁は図示しない燃料ポンプに接続されていると共にECU5に電気的に接続されて当該ECU5からの信号により燃料噴射弁6の開弁時間が制御される。
スロットル弁3の上流側には吸気管2を通過する新気の流量である吸入空気流量を検出する吸入空気流量センサ11が設けられている。スロットル弁3の直ぐ下流には吸気圧PBAを検出する吸気圧センサ7が設けられており、吸気圧センサ7の下流には吸気温TAを検出する吸気温センサ8が取付けられている。またエンジン冷却水温TWを検出するエンジン冷却水温センサ9がエンジン1の本体に装着されている。さらにエンジン1の排気管13には、排気中の酸素濃度に応じて空燃比AFを検出する空燃比センサ12が設けられている。これらのセンサの検出信号はECU5に供給される。
ECU5には、エンジン1のクランク軸(図示せず)の回転角度を検出するクランク角度位置センサ10が接続されており、クランク軸の回転角度に応じた信号がECU5に供給される。クランク角度位置センサ10は、エンジン1の特定の気筒の所定クランク角度位置でパルス(以下「CYLパルス」という)を出力する気筒判別センサ、各気筒の吸入行程開始時の上死点(TDC)に関し所定クランク角度前のクランク角度位置で(4気筒エンジンではクランク角180度毎に)TDCパルスを出力するTDCセンサ及びTDCパルスより短い一定クランク角周期(例えば30度周期)でCRKパルスを発生するCRKセンサから成り、CYLパルス、TDCパルス及びCRKパルスがECU5に供給される。これらの信号パルスは、燃料噴射時期、点火時期等の各種タイミング制御及びエンジン回転数(エンジン回転速度)NEの検出に使用される。なお、以下の説明ではTDCパルスの発生周期を「TDC期間」という。
排気管13には、排気の浄化を行う排気浄化触媒14が設けられている。排気浄化触媒14の上流側と、吸気管2のスロットル弁3の下流側との間には、排気還流通路21が設けられており、排気還流通路21の途中には排気還流量を制御する排気還流制御弁(以下「EGR弁」という)22が設けられている。EGR弁22は、ソレノイドを有する電磁弁であり、その弁開度はECU5により制御される。EGR弁22には、その弁開度(弁リフト量)LFTEGRを検出するリフトセンサ23が設けられており、その検出信号はECU5に供給される。排気還流通路21及びEGR弁22より、排気還流機構が構成される。ECU5は、エンジン運転状態に応じてEGR弁22の弁開度指令値LCMDを算出し、実弁開度LFTEGRが弁開度指令値LCMDと一致するように、EGR弁22を制御する。
ECU5は、各種センサからの入力信号波形を整形し、電圧レベルを所定レベルに修正し、アナログ信号値をデジタル信号値に変換する等の機能を有する入力回路、中央演算処理回路(以下「CPU」という)、CPUで実行される各種演算プログラム及び演算結果等を記憶する記憶回路、前記燃料噴射弁6に駆動信号を供給する出力回路等から構成される。ECU5は、各種センサの検出信号に基づいて、エンジン1の気筒(燃焼室)に吸入される空気量である気筒吸入空気量GAIRCYLを算出し、気筒吸入空気量GAIRCYLに応じて燃料噴射弁6の開弁時間の制御(燃料噴射量制御)、及びEGR弁22の開度制御(EGR流量制御)を行う。気筒吸入空気量GAIRCYLは、後述するように1TDC期間当たりに気筒に吸入される空気量[g/TDC]として算出される。
図2は、エンジン1の吸気系を模式的に示す図であり、吸気管2と排気還流通路21の接続部から気筒1aの吸気口までの領域(以下「混合ガス通過領域」という)が示されている。この混合ガス通過領域に流入するガスの流量である流入ガス流量GIN[g/sec]から、吸気管2の混合ガス通過領域を充填するガスの流量である吸気管充填ガス流量GINVOS[g/sec]を減算したガス流量が、混合ガス通過領域から気筒1aに流出するガスの流量である流出ガス流量GOUT[g/sec]と等しい(式(1))。
GOUT=GIN−GINVOS (1)
流入ガス流量GIN及び流出ガス流量GOUTは、下記式(2)及び(3)で与えられる。式(2)のGAIRAFMは、吸入空気量流量センサの検出値から得られる新気流量[g/sec]であり、GEGRVLVは、EGR弁通過還流ガス流量である。また式(3)のGAIRCYLSは、気筒吸入空気流量[g/sec]であり、気筒吸入空気量GAIRCYLは、気筒吸入空気流量GAIRCYLSを1TDC期間当たりの空気量に換算したものに相当する。またGEGRCYLSは、気筒吸入還流ガス流量[g/sec]である。
GIN=GAIRAFM+GEGRVLV (2)
GOUT=GAIRCYLS+GEGRCYLS (3)
混合ガス通過領域に流入するガスに含まれる新気の比率である第1新気比率KFAR1は、下記式(4)で与えられ、混合ガス通過領域から流出するガス(気筒吸入ガス)に含まれる新気の比率である第2新気比率KFAR2は下記式(5)で与えられる。
KFAR1=GAIRAFM/GIN (4)
KFAR2=GAIRCYLS/GOUT (5)
式(1),(4)及び(5)から下記式(6)が得られる。
GAIRCYLS=GAIRAFM×(KFAR2/KFAR1)
−GINVOS×KFAR2 (6)
よって本実施形態では、第1及び第2新気比率KFAR1及びKFAR2を、算出し、検出される新気流量GAIRAFMを1TDC期間当たりの空気量であるスロットル弁通過空気量GAIRTHに換算し、スロットル弁通過空気量GAIRTHを、第1及び第2新気比率KFAR1及びKFAR2と、吸気管充填ガス量GINVO(吸気管充填ガス流量GINVOSを1TDC期間当たりの空気量に変換したもの)と用いて補正することにより、気筒吸入空気量GAIRCYLを算出するようにしている。
なお、本実施形態では、EGR弁通過還流ガス流量GEGRVLVは、下記式(7)により算出するようにしている。式(7)は、還流ガスがEGR弁22を通過するときのエネルギ損失を「0」とし、ベルヌーイの式を用いることにより得られるものである。式(7)のAEGRはEGR弁22の有効開口面積[m2]、PEXは排気圧[kPa]、PBAは吸気圧[kPa]、TEGRKは還流ガス温度[°K]、Rは気体定数[J/(kg・°K)]である。
Figure 0005149868
図3は、気筒吸入空気量GAIRCYLを算出する処理のフローチャートである。この処理はECU5のCPUでTDCパルスの発生に同期して実行される。
ステップS11では、図4に示すGAIRAVE0算出処理を実行し、平均化吸入空気流量GAIRAVE0を算出する。ステップS12では、図6に示すGAIRTH算出処理を実行し、スロットル弁通過空気量GAIRTHを算出する。
ステップS13では、図8に示すGINVO算出処理を実行し、吸気管充填ガス量GINVO[g/TDC]を算出する。ステップS14では、図9に示すKOEGR算出処理を実行し、第1及び第2新気比率KFAR1及びKFAR2の比(KFAR2/KFAR1)であるEGR過渡補正係数KOEGRを算出する。
ステップS15では、スロットル弁通過空気量GAIRTH、EGR過渡補正係数KOEGR、及び吸気管充填ガス量GINVOを下記式(8)に適用し、気筒吸入空気量GAIRCYLを算出する。
GAIRCYL=GAIRTH×KOEGR
−GINVO×KFAR2 (8)
図4は図3のステップS11で実行されるGAIRAVE0算出処理のフローチャートである。
ステップS21では、吸入空気流量センサ11の出力電圧VGAIRに応じて、図5に示すVGAIRXテーブルを検索し、吸入空気流量VGAIRX[g/sec]を算出する。VGAIRXは、以下「検出吸入空気流量」という。
ステップS22では、検出吸入空気流量VGAIRXの平均化演算(例えばCRKパルスに同期してサンプリングされた6個のデータの平均値の算出)を行い、平均化吸入空気流量GAIRAVE0を算出する。
図6は、図3のステップS12で実行されるGAIRTH算出処理のフローチャートである。
ステップS31では、平均化吸入空気流量GAIRAVE0に応じて、図7(a)に示すKTAAFMGHテーブル、KTAAFMGMテーブル、及びKTAAFMGLテーブルを検索し、第1係数値KTAAFMGH、第2係数値KTAAFMGM、及び第3係数値KTAAFMGLを算出する。
ステップS32では、吸気温TAに応じて補間計算を行い、吸気温補正係数KTAAFMを算出する。例えば、図7(a)(b)に示すように平均化吸入空気流量GAIRAVE0がGA1であるときを例にとると、吸気温TAが第1所定吸気温TAAFML(例えば−30℃)以下であるときは、吸気温補正係数KTAAFMを第3係数値KTAAFMGLに設定し、吸気温TAが第1所定吸気温TAAFMLより高く第2所定吸気温TAAFMM(例えば25℃)以下であるときは、第2係数値KTAAFMGMと、第3係数値KTAAFMGLの補間計算により、吸気温補正係数KTAAFMを設定し、吸気温TAが第2所定吸気温TAAFMMより高く第3所定吸気温TAAFMH(例えば80℃)以下であるときは、第2係数値KTAAFMGMと、第1係数値KTAAFMGHの補間計算により、吸気温補正係数KTAAFMを設定し、吸気温TAが第3所定吸気温TAAFMHより高いときは、吸気温補正係数KTAAFMを第1係数値KTAAFMGHに設定する。
ステップS33では、平均化吸入空気流量GAIRAVE0に応じて図7(c)に示すKPAAFMGテーブルを検索し、高地用の係数値KPAAFMGを算出する。ステップS34では、大気圧PAに応じて補間計算を行い、大気圧補正係数KPAAFMを算出する。すなわち、図7(d)に示すように、大気圧PAが第1圧力値PAAFMH(例えば60kPa(450mmHg))以下であるときは、大気圧補正係数KPAAFMを、ステップS33で算出した係数値KPAAFMGに設定し、大気圧PAが第1圧力値PAAFMHより高く、かつ高度0の大気圧に相当する第2圧力値PAAFML以下であるときは、係数値KPAAFMGと「1.0」との補間計算により、大気圧補正係数KPAAFMを設定し、大気圧PAが第2圧力値PAAFMLより高いときは、大気圧補正係数KPAAFMを「1.0」に設定する。
ステップS35では、下記式(9)により、平均化吸入空気流量GAIRAVE0を補正して、補正平均化吸入空気流量GAIRAVEを算出する。
GAIRAVE=GAIRAVE0×KTAAFM×KPAAFM (9)
ステップS36では、補正平均化吸入空気流量GAIRAVEを用いて下記式(10)により、スロットル弁通過空気量GAIRTH[g/TDC]を算出する。式(10)のKCVは所定の換算係数である。
GAIRTH=GAIRAVE×KCV/NE (10)
図8は、図3のステップS13で実行されるGINVO処理のフローチャートである。
ステップS41では、下記式(11)により吸気圧変化量dPBAを算出する。式(11)の「k」は、本処理の実行周期で離散化した離散化時刻である。(k)は今回値を示し、通常は省略されている。
dPBA=PBA(k)−PBA(k-1) (11)
ステップS42では、吸気圧変化量dPBA、吸気管2の、スロットル弁3の下流から気筒1aの吸気口までの容積VINMANI、吸気温TAK[°K]を下記式(12)に適用し、吸気管充填ガス量GINVOを算出する。
GINVO=dPBA×VINMANI/(R×TAK) (12)
図9は、図3のステップS14で実行されるKOEGR算出処理のフローチャートである。
ステップS51では、図10に示すKFAR1算出処理を実行し、第1新気比率KFAR1を算出し、ステップS52では、図12に示すKFAR2算出処理を実行し、第2新気比率KFAR2を算出する。
ステップS53では、下記式(13)により、EGR過渡補正係数KOEGRを算出する。
KOEGR=KFAR2/KFAR1 (13)
図10は、図9のステップS51で実行されるKFAR1算出処理のフローチャートである。
ステップS61では、還流ガス量の前回値GEGR(k-1)に応じて図11(a)に示すTEGRテーブルを検索し、還流ガス温度TEGR[℃]を算出する。還流ガス量GEGRは、後述するステップS65で算出される。TEGRテーブルは、還流ガス量GEGRが増加するほど、還流ガス温度TEGRが高くなるように設定されている。
ステップS62では、スロットル弁通過空気量GAIRTHに応じて図11(b)に示すPEXテーブルを検索し、排気圧PEXを算出する。PEXテーブルは、スロットル弁通過空気量GAIRTHが増加するほど、排気圧PEXが高くなるように設定されている。
ステップS63では、EGR弁22のリフト量LFTEGRに応じて図11(c)に示すAEGRテーブルを検索し、EGR弁22の有効開口面積AEGRを算出する。AEGRテーブルは、リフト量LFTEGRが増加するほど有効開口面積AEGRが増加するように設定されている。
図11に示す各テーブルは予め実験により設定され、ECU5の記憶回路に格納されている。
ステップS64では、有効開口面積AEGR、排気圧PEX、吸気圧PBA、及び還流ガス温度TEGRを絶対温度に換算したTEGRKを、前記式(7)に適用し、EGR弁通過還流ガス流量GEGRVLV[g/sec]を算出する。ステップS65では、下記式(14)により、EGR弁通過還流ガス流量GEGRVLVを還流ガス量GEGR[g/TDC]に換算する。
GEGR=GEGRVLV×KCV/NE (14)
ステップS66では、基本新気比率の前回値KFAR1X(k-1)を、今回値KFAR1X(k)に設定し、ステップS67では、下記式(15)により基本新気比率KFAR1X(k)を算出する。
KFAR1X(k)=GAIRTH/(GAIRTH+GEGR) (15)
ステップS68では、基本新気比率の前回値KFAR1X(k-1)及び今回値KFAR1X(k)を下記式(16)に適用し、基本新気比率KFAR1Xの一次遅れ処理を行って第1新気比率KFAR1を算出する。式(16)のCDは、「0」から「1」の間の値に設定されるフィルタ係数である。
KFAR1=CD×KFAR1X(k)+(1−CD)×KFAR1(k-1)
(16)
図12は、図9のステップS52で実行されるKFAR2算出処理のフローチャートである。
ステップS71では、スロットル弁通過空気量GAIRTH、還流ガス量GEGR、吸気温TAK[°K]、及び吸気圧PBAを下記式(17)に適用し、単位吸入ガス体積QGASXを算出する。単位吸入ガス体積QGASXは、図2に示す流入ガス流量GINを1TDC期間当たりのガス体積[m3/TDC]に変換したものに相当する。
QGASX=(GAIRTH+GEGR)×R×TAK/PBA (17)
ステップS72ではインデクスパラメータjを「1」に初期化し、ステップS73では、下記式(18)及び(19)により、第1新気比率KFAR1の算出値を順次格納する第1新気比率記憶値KFARBUF、及び吸入ガス体積QGASBUFの更新を行う。
KFARBUF(n-j)=KFARBUF(n-(j+1)) (18)
QGASBUF(n-j)=QGASBUF(n-(j+1))+QGASX (19)
ここで、「n」は記憶するデータの数であり、例えば「50」に設定される。このデータ数nは、吸気管2と排気還流通路21の接続部から気筒1aの吸気口までの領域、すなわち混合ガス通過領域の容積(以下単に「吸気管容積」という)VOUTと、エンジン1の低負荷低回転状態における吸入空気量とに応じて設定される。なお、ECU5の起動時に、KFARBUF(0)〜KFARBUF(n-1)はすべて「1」に初期化され、QGASBUF(0)〜QGASBUF(n-1)はすべて「0」に初期化される。
ステップS74では、インデクスパラメータjを「1」だけインクリメントし、次いでインデクスパラメータjがデータ数nより小さいか否かを判別する(ステップS75)。この答が肯定(YES)である間は、ステップS73に戻り、インデクスパラメータjがデータ数nに達すると、ステップS75からステップS76に進む。したがって、KFARBUF(1)〜KFARBUF(n-1)が、それぞれKFARBUF(0)〜KFARBUF(n-2)に更新され、QGASBUF(1)〜QGASBUF(n-1)が、それぞれQGASBUF(0)〜QGASBUF(n-2)にステップS71で算出される単位吸入ガス体積QGASXを加算した値に更新される。
ステップS76では、第1新気比率記憶値KFARBUF(0)を、図10の処理で算出された第1新気比率KFAR1に設定するとともに、吸入ガス体積QGASBUF(0)を「0」に設定する。ステップS77では、インデクスパラメータiを「0」に初期化し、ステップS78に進む。
ステップS78では、吸入ガス体積QGASBUF(i)が吸気管容積VOUT以上であるか否かを判別する。この答が否定(NO)であるときは、インデクスパラメータiを「1」だけインクリメントし(ステップS79)、インデクスパラメータiがデータ数nより小さいか否かを判別する(ステップS80)。この答が肯定(YES)である間は、ステップS78に戻る。
ステップS78で吸入ガス体積QGASBUF(i)が吸気管容積VOUT以上となったときは、ステップS81に進み、下記式(20)を用いた補間演算により、第2新気比率KFAR2を算出する。
Figure 0005149868
ステップS78の答が肯定(YES)となる前にインデクスパラメータiがデータ数nに達すると、ステップS80からステップS81に進み、吸入ガス体積QGASBUF(i)が「0」であるか否かを判別する。この答が肯定(YES)であるときは、ステップS83に進み、第2新気比率KFAR2を「1」に設定する。吸入ガス体積QGASBUF(i)(i=0〜n−1)は、ECU5の起動時にすべて「0」に初期化されるため、エンジン1の運転開始直後は、ステップS80からステップS81に進み、ステップS81の答が肯定(YES)となる。したがって、このときは第2新気比率KFAR2を「1」に仮設定して、気筒吸入空気量GAIRCYLの演算を行う。
なお、ステップS81からステップS82に進むことは、何らかの異常が発生しない限りあり得ない。
図13は、図12の処理を説明するための図であり、この図では、ステップS78の答が肯定(YES)となった時点、すなわち吸入ガス体積QGASBUF(i)が吸気管容積VOUT以上となった時点のインデクスパラメータiの値(以下「到達パラメータ値」という)が「iR」で示されている。
UGASX(1)〜UGASX(iR)は、1TDC期間毎に混合ガス通過領域に流入するガスの単位(以下「吸入ガスユニット」という)を示し、図12のステップS71で算出されるQGASXは、吸入ガスユニットUGASX(i)の体積に相当する。スロットル弁通過空気量GAIRTH及び還流ガス量GEGRが一定である定常状態では、各吸入ガスユニットUGASX(i)に対応する第1新気比率KFAR1はすべて等しくなるため、第2新気比率KFAR2は、第1新気比率KFAR1と等しくなる。
一方、還流ガス量GEGRが変化する過渡状態では、例えば図13(b)に示すように、第1新気比率記憶値KFARBUF(i)は徐々に変化する(図示例では、還流ガス量GEGRが増加する過渡状態が示されている)。そして、気筒1aに流入する混合ガスに対応する新気比率である第2新気比率KFAR2は、到達パラメータ値iRに対応する第1新気比率記憶値KFARBUF(iR)と、(到達パラメータ値iR−1)に対応する第1新気比率記憶値KFARBUF(iR-1)との補間演算を行うことにより、吸気管容積VOUTに対応する値を算出することにより得られる。
したがって、時間経過に伴って変化する第2新気比率KFAR2を精度良く算出することができる。
本実施形態では、スロットル弁通過空気量GAIRTHと還流ガス量GEGRとの和である吸入ガス量に対するスロットル弁通過空気量GAIRTHの割合を示す第1新気比率KFAR1が、スロットル弁通過空気量GAIRTH及び還流ガス量GEGRを用いて算出される。さらに気筒に吸入される全ガス量に対する気筒吸入空気量GAIRCYLの比率を示す第2新気比率KFAR2が、第1新気比率KFAR1及びスロットル弁通過空気量GAIRTHを用いて算出され、第1及び第2新気比率KFAR1,KFAR2を用いてスロットル弁通過空気量GAIRTHを補正することにより、気筒吸入空気量GAIRCYLが算出される。第1及び第2新気比率KFAR1,KFAR2を用いることにより、新気と還流ガスが混合された後の吸入ガス中の新気比率の変化が反映され、特に還流ガス量が変化する過渡状態において正確な気筒吸入空気量GAIRCYLを得ることができる。その結果、上記過渡状態での空燃比制御を精度良く行い、排気特性の悪化を防止することができる。
また1TDC期間(1演算周期)当たりに気筒に吸入される吸入ガス単位の体積である単位吸入ガス体積QGASXが、スロットル弁通過空気量GAIRTH及び還流ガス量GEGRを用いて算出され、吸入ガスユニットUGASX(i)に対応する第1新気比率である第1新気比率記憶値KFARBUF(i)が記憶される。さらに単位吸入ガス体積QGASXを積算することにより吸入ガス体積QGASBUFが算出され、吸入ガス体積QGASBUFが吸気管容積VOUT以上となった到達時点において、気筒1aの吸気口に到達している吸入ガスユニットUGASX(iR)に対応する第1新気比率記憶値KFARBUF(iR)に基づいて、第2新気比率KFAR2が算出される。したがって、吸入ガスユニットUGASX毎に第1新気比率記憶値KFARBUFが変化する場合に、吸気口に到達した吸入ガスユニットUGASX(iR)に対応する第1新気比率記憶値KFARBUF(iR)に基づいて、第2新気比率KFAR2を算出することにより、吸入ガスが排気還流通路と吸気管との接続部から気筒吸気口までの混合ガス領域を移動するのに要する時間(むだ時間)が考慮され、過渡状態における正確な第2新気比率KFAR2を得ることができる。
また吸気口に到達している吸入ガスユニットUGASX(iR)に対応する、第1新気比率記憶値KFARBUF(iR)と、1TDC期間(1演算周期)後に吸気口に到達する吸入ガスユニットUGASX(iR-1)に対応する、第1新気比率記憶値KFARBUF(iR-1)との補間演算を行うことにより、第2新気比率KFAR2が算出される。吸入ガスユニットUGASXは演算周期に応じて決まるものであるため、1つの吸入ガスユニットUGASXが1吸入行程で気筒内に吸入されるとは限らない。したがって、2つの記憶値、すなわち第1新気比率記憶値KFARBUF(iR)及び第1新気比率記憶値KFARBUF(iR-1)の補間演算を行うことより、より正確な第2新気比率KFAR2を得ることができる。
本実施形態では、吸入空気流量センサ11及びECU5が吸入空気流量検出手段を構成し、リフトセンサ23及びECU5が還流ガス流量取得手段を構成する。また、ECU5が第1新気比率算出手段、第2新気比率算出手段、単位吸入ガス体積算出手段、第1新気比率記憶手段、及び吸入ガス体積算出手段を構成する。具体的には、図3のステップS11及びS12が吸入空気流量検出手段の一部に相当し、図10のステップS61〜S65が還流ガス流量取得手段の一部に相当する。また、図10のステップS66〜S68が第1新気比率算出手段に相当し、図12の処理が第2新気比率算出手段に相当し、図2のステップS71が単位吸入ガス体積算出手段に相当し、ステップS72〜S76が第1新気比率記憶手段及び吸入ガス体積算出手段に相当する。
なお本発明は上述した実施形態に限るものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上述した実施形態では、EGR弁通過還流ガス流量GEGRVLVは、EGR弁22のリフト量LFTEGR、スロットル弁通過空気量GAIRTH、及び吸気圧PBAに応じて算出するようにしたが(図10,ステップS61〜S64)、排気還流通路21に流量センサを設けて検出するようにしてもよい。
また本発明は、クランク軸を鉛直方向とした船外機などのような船舶推進機用エンジンなどの気筒吸入空気量の算出にも適用が可能である。
1 内燃機関
2 吸気管(吸気通路)
3 スロットル弁
5 電子制御ユニット(吸入空気流量検出手段、還流ガス流量取得手段、第1新気比率算出手段、第2新気比率算出手段、単位吸入ガス体積算出手段、第1新気比率記憶手段、吸入ガス体積算出手段)
11 吸入空気流量センサ(吸入空気流量検出手段)
21 排気還流通路
22 排気還流制御弁
23 リフトセンサ(還流ガス流量取得手段)

Claims (4)

  1. 排気還流通路及び該排気還流通路に設けられた排気還流制御弁とを備える内燃機関の気筒に吸入される新気量である気筒吸入空気量を算出する、内燃機関の気筒吸入空気量算出装置において、
    前記機関の吸気通路を通過する新気の流量である吸入空気量流量を検出する吸入空気流量検出手段と、
    前記排気還流制御弁を通過する還流ガスの流量である還流ガス流量を取得する還流ガス流量取得手段と、
    前記吸入空気流量と前記還流ガス流量との和である吸入ガス流量に対する前記吸入空気流量の割合を示す第1新気比率を、前記吸入空気流量及び還流ガス流量を用いて算出する第1新気比率算出手段と、
    前記気筒に吸入される全ガス量に対する前記気筒吸入空気量の比率を示す第2新気比率を、前記第1新気比率及び吸入空気流量を用いて算出する第2新気比率算出手段とを備え、
    前記第1及び第2新気比率を用いて前記吸入空気流量を補正することにより、前記気筒吸入空気量を算出することを特徴とする内燃機関の気筒吸入空気量算出装置。
  2. 前記第2新気比率算出手段は、
    1演算周期当たりに前記気筒に吸入される吸入ガス単位の体積である単位吸入ガス体積を、前記吸入空気流量及び還流ガス流量を用いて算出する単位吸入ガス体積算出手段と、
    前記吸入ガス単位に対応する前記第1新気比率を記憶する第1新気比率記憶手段と、
    前記単位吸入ガス体積を積算することにより吸入ガス体積を算出する吸入ガス体積算出手段とを備え、
    前記吸入ガス体積が前記排気還流通路と前記吸気通路との接続部から前記気筒の吸気口までの吸気通路容積に達した到達時点において、前記吸気口に到達している前記吸入ガス単位に対応する前記第1新気比率に基づいて、前記第2新気比率を算出することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の気筒吸入空気量算出装置。
  3. 前記第2新気比率算出手段は、前記到達時点において前記吸気口に到達している前記吸入ガス単位に対応する、前記第1新気比率の第1の値と、前記到達時点より1演算周期後に前記吸気口に到達する前記吸入ガス単位に対応する、前記第1新気比率の第2の値との補間演算を行うことにより、前記第2新気比率を算出することを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の気筒吸入空気量算出装置。
  4. 前記還流ガス流量取得手段は、前記排気還流制御弁の開度と、前記排気還流弁の上流側圧力及び下流側圧力とを用いて、前記還流ガス流量を算出することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の内燃機関の気筒吸入空気量算出装置。
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