JP5148382B2 - 光測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ポンプ−プローブ法による被測定物の測定に関する。
従来より、テラヘルツエミッターから被測定物に与えられたテラヘルツ光(パルスである)が被測定物を透過したものと、テラヘルツ光のパルス周期とわずかに異なるパルス周期の光とをテラヘルツディテクターで受けて、被測定物を測定する方法が知られている(例えば、特許文献1の要約を参照)。
さらに、被測定物にポンプ光を照射したときの被測定物の応答を、被測定物にプローブ光を照射することにより測定するポンプ−プローブ法も知られている(例えば、特許文献2の要約を参照)。
ポンプ−プローブ法により、被測定物の応答を測定する場合、ポンプ光に対するプローブ光の遅延時間を細かく変化させながら、測定を行う。例えば、被測定物の応答を100[ps]にわたって測定したい場合は、遅延時間を0.1[ps]づつずらしながら測定を行う。この場合、測定を100/0.1 = 1000回行うことになる。また、1回の測定につき1分程度かかることが見込まれる。よって、被測定物の応答を100[ps]にわたって測定するためには、1000回×1分=1000分かかることになる。
国際公開第2006/092874号パンフレット 特開2006−242615号公報
しかしながら、ポンプ−プローブ法による測定にかかる時間は長すぎる。
そこで、本発明は、ポンプ−プローブ法による測定にかかる時間を短くすることを課題とする。
本発明にかかる光測定装置は、被測定物にプローブ光パルスを与えるプローブ光付与部と、前記被測定物にポンプ光パルスを与えるポンプ光付与部と、前記プローブ光パルスおよび前記ポンプ光パルスが与えられたことに対する前記被測定物からの応答光パルスと、サンプリング光パルスとを受け、前記サンプリング光パルスを受けた時点で前記応答光パルスを検出する応答光検出部と、を備え、前記プローブ光パルス、前記ポンプ光パルスおよび前記サンプリング光パルスの繰り返し周波数がそれぞれ異なるものであるように構成される。
上記のように構成された光測定装置によれば、プローブ光付与部が、被測定物にプローブ光パルスを与える。ポンプ光付与部が、前記被測定物にポンプ光パルスを与える。応答光検出部が、前記プローブ光パルスおよび前記ポンプ光パルスが与えられたことに対する前記被測定物からの応答光パルスと、サンプリング光パルスとを受け、前記サンプリング光パルスを受けた時点で前記応答光パルスを検出する。さらに、前記プローブ光パルス、前記ポンプ光パルスおよび前記サンプリング光パルスの繰り返し周波数がそれぞれ異なるものである。
なお、本発明にかかる光測定装置は、前記プローブ光パルスの繰り返し周波数をfrep1、前記サンプリング光パルスの繰り返し周波数をfrep2、前記ポンプ光パルスの繰り返し周波数をfrep3、としたときに、(1/frep1−1/frep3)(1/| frep1−frep2|)frep1が、前記応答光パルスを測定する時間の範囲の長さよりも短いようにしてもよい。
なお、本発明にかかる光測定装置は、前記応答光パルスが、前記プローブ光パルスが前記被測定物を透過した光、または、前記プローブ光パルスが前記被測定物により反射された光であるようにしてもよい。
なお、本発明にかかる光測定装置は、前記プローブ光パルスのうちの一つのパルスと、前記ポンプ光パルスのうちの一つのパルスと、前記サンプリング光パルスのうちの一つのパルスとの間の時間の間隔を所定の間隔に制御する間隔制御部を備えるようにしてもよい。
なお、本発明にかかる光測定装置は、前記プローブ光付与部が、レーザ光源と、前記レーザ光源からのレーザ光を受け、前記プローブ光を出射する光伝導スイッチとを有するようにしてもよい。
なお、本発明にかかる光測定装置は、前記プローブ光付与部が、レーザ光源と、前記レーザ光源からのレーザ光を受け、前記プローブ光を出射する非線形光学結晶とを有するようにしてもよい。
なお、本発明にかかる光測定装置は、前記応答光検出部が光伝導スイッチであるようにしてもよい。
なお、本発明にかかる光測定装置は、前記応答光検出部が、前記応答光パルスを受けることにより屈折率が変化し、前記サンプリング光パルスを受けたときに、前記サンプリング光パルスの偏光状態を変化させて出力する電気光学結晶と、前記電気光学結晶の出力の偏光状態に応じた強度の光を出力する検光子と、前記検光子の出力の強度を検出する光強度検出器とを有するようにしてもよい。
なお、本発明にかかる光測定装置は、前記応答光検出部により検出された前記応答光パルスに基づき、前記被測定物の特性を測定する特性測定部を備えるようにしてもよい。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態にかかる光測定装置1の構成を示す機能ブロック図である。光測定装置1は、第一ポンプレーザ10a、第二ポンプレーザ10b、第三ポンプレーザ(ポンプ光付与部)10c、テラヘルツ光出力器11、同期制御部(間隔制御部)12、テラヘルツ光検出器(応答光検出部)14、電流アンプ16、A/Dコンバータ17、FFT部18a、データ処理部18b、ミラーMを備える。
なお、第一ポンプレーザ10aおよびテラヘルツ光出力器11が、プローブ光付与部100を構成する。また、FFT部18aおよびデータ処理部18bが、特性測定部18を構成する。
なお、光測定装置1は、被測定物2の特性(例えば、複素屈折率、複素誘電率、複素伝導率など)を測定するためのものである。
プローブ光付与部100は、被測定物2にプローブ光P1を与える。なお、プローブ光P1はパルスである。第一ポンプレーザ10aは、繰り返し周波数frep1のレーザを出力するレーザ光源である。テラヘルツ光出力器11は、第一ポンプレーザ10aから繰り返し周波数frep1のレーザを受けて、繰り返し周波数frep1のテラヘルツ光(すなわち、繰り返し周波数frep1のプローブ光P1)を出射する。テラヘルツ光出力器11は、光伝導スイッチまたは非線形光学結晶である。
第二ポンプレーザ10bは、サンプリング光P2を出力するレーザ光源である。サンプリング光P2はパルスであり、その繰り返し周波数はfrep2である。
第三ポンプレーザ(ポンプ光付与部)10cは、ポンプ光P3を出力するレーザ光源であり、被測定物2にポンプ光P3を与える。ポンプ光P3は、パルスである。ポンプ光P3の繰り返し周波数はfrep3である。なお、ポンプ光P3はミラーMによって、被測定物2に向かうように光路が調節される。
図2は、プローブ光P1(図2(a)参照)、サンプリング光P2(図2(b)参照)、ポンプ光P3(図2(c)参照)の波形を示す図である。なお、図2において、縦軸方向(縦軸は図示省略)は光パワーを示し、横軸は時間を示す。
プローブ光P1の繰り返し周期(隣り合うパルスどうしの間隔)は、繰り返し周波数がfrep1であることから、1/frep1である。サンプリング光P2の繰り返し周期は、繰り返し周波数がfrep2であることから、1/frep2である。ポンプ光P3の繰り返し周期は、繰り返し周波数がfrep3であることから、1/frep3である。なお、図2おいては、frep2<frep1<frep3である。このように、繰り返し周波数frep1、frep2、frep3がそれぞれ異なる。
また、プローブ光P1、サンプリング光P2およびポンプ光P3のパルスの形状はいずれも同じとする。例えば、いずれのパルスのパルス幅も100[fs]程度である。
なお、図2において、プローブ光P1の左端のパルスと、サンプリング光P2の左端のパルスと、ポンプ光P3の左端のパルスとが同一の時点(タイミング)で出力されている。
同期制御部(間隔制御部)12は、プローブ光P1のうちの一つのパルスと、サンプリング光P2のうちの一つのパルスと、ポンプ光P3のうちの一つのパルスとの間の時間の間隔を所定の間隔に制御する。例えば、図2に示すように、プローブ光P1の左端のパルスと、サンプリング光P2の左端のパルスと、ポンプ光P3の左端のパルスとの間の時間の間隔を0に制御し、各々の左端のパルスが同一の時点(タイミング)で出力されるようにする。ただし、所定の間隔は0に限らない。
テラヘルツ光検出器(応答光検出部)14は、プローブ光P1およびポンプ光P3が与えられたことに対する被測定物2からの応答光と、サンプリング光P2とを受け、サンプリング光P2を受けた時点で応答光を検出する。テラヘルツ光検出器14は、例えば、光伝導スイッチである。テラヘルツ光検出器14を光伝導スイッチとした場合、応答光とサンプリング光P2とを受けると、応答光のパワーに応じた電流が出力される。
なお、応答光は、図1においては、プローブ光P1が被測定物2を透過した光である。しかし、プローブ光P2が被測定物2により反射された光とすることも可能である。
電流アンプ16は、テラヘルツ光検出器14から出力された電流を増幅する。A/Dコンバータ17は、電流アンプ16の出力(アナログ信号)をデジタル信号に変換する。
特性測定部18は、テラヘルツ光検出器14により検出された応答光に基づき、被測定物2の特性(例えば、複素屈折率、複素誘電率、複素伝導率など)を測定する。
FFT部18aは、A/Dコンバータ17の出力をFFT(Fast Fourier Transform)する。これにより、周波数ごとの振幅および位相が求められる。
データ処理部18bは、FFT部18aの出力に所定の処理を施す。例えば、データ処理部18bは、FFT部18aの出力を記録したり、表示したりする。データ処理部18bは、さらには、FFT部18aの出力に基づき、被測定物2の複素屈折率、複素誘電率、複素伝導率などを求めることもできる。
テラヘルツ光であるプローブ光P1が被測定物2を透過したものが応答光であるが、かかる応答光(テラヘルツ光である)の測定結果(例えば、周波数ごとの振幅および位相)に基づき、被測定物2の複素屈折率、複素誘電率、複素伝導率などを求める方法は周知なので、説明を省略する。
なお、図1において、プローブ光P1が二方向に分岐し、応答光がある一点に収束しているが、このように光路を調整することはレンズ(図示省略)により可能である。
次に、本発明の実施形態の動作を説明する。
まず、同期制御部12が、プローブ光P1のあるパルスと、サンプリング光P2のあるパルスと、ポンプ光P3のあるパルスとが、同一の時点(タイミング)で出力されるように、第一ポンプレーザ10a、第二ポンプレーザ10b、第三ポンプレーザ10cを制御する。
第三ポンプレーザ10cからポンプ光P3が出力され、被測定物2に与えられると、被測定物2が励起され、光化学反応が生じる。
第一ポンプレーザ10aから繰り返し周波数frep1のレーザが出力されると、テラヘルツ光出力器11からテラヘルツ光である繰り返し周波数frep1のプローブ光P1が出射され、被測定物2に与えられる。プローブ光P1は被測定物2を透過すると応答光となり、テラヘルツ光検出器14により検出される。応答光は、励起された被測定物2の状態を示す光である。応答光を測定することで、プローブ光P1が被測定物2に与えられた時点における被測定物2の状態を知ることができる。このような測定法を、ポンプ−プローブ法という。
テラヘルツ光検出器14からは応答光のパワーに応じた電流が出力される。この電流は、電流アンプ16により増幅され、A/Dコンバータ17によりデジタル信号に変換されてから、特性測定部18に与えられる。
特性測定部18は、FFT部18aによりA/Dコンバータ17の出力(応答光の検出結果である)の周波数ごとの振幅および位相を求め、データ処理部18bにより振幅および位相を処理する。
図3は、応答光およびプローブ光P1(図3(a)参照)、サンプリング光P2(図3(b)参照)の波形を示す図である。なお、本実施形態において、応答光のプローブ光P1に対しての遅延は無視するものとする。また、図示の便宜上、応答光およびプローブ光P1のパルスの波形を同一に図示するものとする。すると、図3(a)に示すように、応答光の波形およびプローブ光P1の波形は同一になる。
同期制御部12による制御により、応答光のパルスと、サンプリング光P2のパルスとのタイミングのずれは当初は0である(図3の左端のパルスを参照)。
テラヘルツ光検出器14は、サンプリング光P2のパルスの光パワーが最大になった時点における応答光のパワーに応じた電流を出力する。例えば、時間t = 0, 1/frep2, 2/frep2, …における応答光のパワーに応じた電流を出力する。すなわち、テラヘルツ光検出器14は、応答光のパワーが最大になった時点からΔt( = 1/frep2−1/frep1)づつずれた時点(0, Δt, 2Δt,…)の応答光のパワーに応じた電流を出力することになる。テラヘルツ光検出器14は、やがて、応答光のパワーが最大になった時点からのずれが1/frep1になったときの応答光のパワーに応じた電流を出力する(図3の右端のパルスを参照)。この時点で、応答光のパルスの一周期分の測定が完了する。応答光のパルスの一周期分の測定が完了するのにかかる時間は、1/Δf = 1/(frep1−frep2)となる。
図4は、プローブ光P1(図4(a)参照)、ポンプ光P3(図4(b)参照)の波形を示す図である。
同期制御部12による制御により、プローブ光P1のパルスと、ポンプ光P3のパルスとのタイミングのずれは当初は0である(図4の左端のパルスを参照)。しかし、プローブ光P1のパルスの一周期(1/frep1)が経過するごとに、ポンプ光P3のパルスがプローブ光P1のパルスよりも、1/frep1−1/frep3づつ早く出力されることになる。すなわち、ポンプ光P3のパルスがプローブ光P1のパルスよりも、時間t = 1/frep1の時点では1/frep1−1/frep3早く、時間t = 2/frep1の時点では2(1/frep1−1/frep3)早く、時間t = m/frep1の時点ではmΔt’’早く(ただし、mは1以上の整数、Δt’’ = 1/frep1−1/frep3)、出力される。
応答光のパルスの一周期分の測定が完了するのにかかる時間1/Δfが経過した時点で、ポンプ光P3のパルスがプローブ光P1のパルスよりもΔt’だけ早く出力されるとする。m =
(1/Δf)/(1/frep1)
= frep1/|frep1−frep2|となるので(Δf = |frep1−frep2|)、Δt’は以下のようにあらわされる。
Δt’ = (1/frep1−1/frep3)frep1/|frep1−frep2| = (1/frep1−1/frep3)(1/|frep1−frep2|)frep1
すなわち、応答光のパルスの一周期分の測定が完了する時間1/Δfが経過するごとに、ポンプ光P3のパルスがプローブ光P1のパルスよりもΔt’づつ早く出力されることになる。
図5は、時間1/Δfが経過するごとの、プローブ光P1のパルスと、ポンプ光P3のパルスとを示す図である。
時間0のときには、プローブ光P1のパルスと、ポンプ光P3のパルスとが重なっている。しかし、時間1/Δfが経過すると、ポンプ光P3のパルスはプローブ光P1のパルスから−Δt’ずれる(早く出力される)。時間2/Δfが経過すると、ポンプ光P3のパルスはプローブ光P1のパルスから−2Δt’ずれる(早く出力される)。すなわち、時間n/Δfが経過すると(ただし、nは1以上の整数)、ポンプ光P3のパルスはプローブ光P1のパルスから−nΔt’ずれる(早く出力される)。すなわち、時間n/Δfが経過すると、ポンプ光P3のパルスを被測定物2に与えてからnΔt’だけ時間が経過した後の被測定物2の状態を、プローブ光P1が被測定物2を透過した応答光を測定することにより知ることができる。
ここで、n = 0, 1, 2, 3, …, 1000と変化させていくと、時間が0, 1/Δf, 2/Δf, 3/Δf, …, 1000/Δf経過して、ポンプ光P3のパルスを被測定物2に与えてから0, Δt’, 2Δt’, 3Δt’, …, 1000Δt’だけ時間が経過した後の被測定物2の状態を、プローブ光P1が被測定物2を透過した応答光を測定することにより知ることができる。
Δt’ = 0.1[ps]とすれば、ポンプ光P3のパルスを被測定物2に与えてから0, 0.1, 0.2,0.3, …, 100[ps]だけ時間が経過した後の被測定物2の状態を、応答光パルスを測定することにより、知ることができる。応答光パルスを測定する時間の範囲はポンプ光P3の出力された時点を0とすれば、0[ps]から100[ps]までということになり、その範囲の長さが100[ps]となる。Δt’( = 0.1[ps])は、応答光パルスを測定する時間の範囲の長さよりも短い。
ここで、frep1 = 50[MHz]、frep2 = 50[MHz]−500[Hz]とする。Δt’ = 0.1[ps]とするためには、frep3
= 50[MHz]+0.0025[Hz]とすればよい。すると、1000/Δf = 1000/500 = 2[s]経過すると、ポンプ光P3の出力された時点を0とすれば、応答光パルスを0[ps]から100[ps]
にわたって測定することができる。
本発明によれば、ポンプ−プローブ法による測定にかかる時間を短くすることができる。すなわち、被測定物2の応答を100[ps]にわたって測定するために、1000分かかるところを2秒に短縮することができる。
すなわち、繰り返し周波数frep1、frep2、frep3がそれぞれ異ならせ、しかも、Δt’ = (1/frep1−1/frep3)(1/|frep1−frep2|)frep1を、応答光パルスを測定する時間の範囲(0[ps]から100[ps]まで)の長さ100[ps]よりも短い0.1[ps]となるようにしてあるために、ポンプ−プローブ法による測定にかかる時間を短くすることができる。
なお、テラヘルツ光検出器(応答光検出部)14は、光伝導スイッチとは限らない。例えば、電気光学サンプリングを用いて、応答光を検出することができる。
図6は、テラヘルツ光検出器14の変形例を示す図である。変形例においては、テラヘルツ光検出器14は、電気光学結晶142、検光子144、光強度検出器146、ミラーM’を有する。
電気光学結晶142は、応答光を受けることにより屈折率が変化する。なお、応答光が電気光学結晶142上のある一点に収束しているが、このように光路を調整することはレンズ(図示省略)により可能である。
ミラーM’は、サンプリング光P2の光路を調整し、サンプリング光P2が、応答光が電気光学結晶142上に収束する一点を通るようにする。
電気光学結晶142は、応答光を受けている状態で、さらにサンプリング光P2を受けると、サンプリング光P2の偏光状態を変化させて出力する。例えば、電気光学結晶142は、サンプリング光P2の偏光状態を変化させながら、サンプリング光P2を透過させる。
検光子144は、電気光学結晶142の出力(例えば、電気光学結晶142を透過したサンプリング光P2)の偏光状態に応じた強度の光を出力する。
光強度検出器146は、検光子144の出力の強度を検出する。なお、光強度検出器146の出力は、A/Dコンバータ17に与えられる。
本発明の実施形態にかかる光測定装置1の構成を示す機能ブロック図である。 プローブ光P1(図2(a)参照)、サンプリング光P2(図2(b)参照)、ポンプ光P3(図2(c)参照)の波形を示す図である。 応答光およびプローブ光P1(図3(a)参照)、サンプリング光P2(図3(b)参照)の波形を示す図である。 プローブ光P1(図4(a)参照)、ポンプ光P3(図4(b)参照)の波形を示す図である。 時間1/Δfが経過するごとの、プローブ光P1のパルスと、ポンプ光P3のパルスとを示す図である。 テラヘルツ光検出器14の変形例を示す図である。
符号の説明
1 光測定装置
2 被測定物
100 プローブ光付与部
10a 第一ポンプレーザ
11 テラヘルツ光出力器
10b 第二ポンプレーザ
10c 第三ポンプレーザ(ポンプ光付与部)
12 同期制御部(間隔制御部)
14 テラヘルツ光検出器(応答光検出部)
16 電流アンプ
17 A/Dコンバータ
18 特性測定部
18a FFT部
18b データ処理部
frep1、frep2、frep3 繰り返し周波数
P1 プローブ光
P2 サンプリング光
P3 ポンプ光
142 電気光学結晶
144 検光子
146 光強度検出器

Claims (9)

  1. 被測定物にプローブ光パルスを与えるプローブ光付与部と、
    前記被測定物にポンプ光パルスを与えるポンプ光付与部と、
    前記プローブ光パルスおよび前記ポンプ光パルスが与えられたことに対する前記被測定物からの応答光パルスと、サンプリング光パルスとを受け、前記サンプリング光パルスを受けた時点で前記応答光パルスを検出する応答光検出部と、
    を備え、
    前記プローブ光パルス、前記ポンプ光パルスおよび前記サンプリング光パルスの繰り返し周波数がそれぞれ異なるものである、
    光測定装置。
  2. 請求項1に記載の光測定装置であって、
    前記プローブ光パルスの繰り返し周波数をfrep1
    前記サンプリング光パルスの繰り返し周波数をfrep2
    前記ポンプ光パルスの繰り返し周波数をfrep3
    としたときに、
    (1/frep1−1/frep3)(1/| frep1−frep2|)frep1が、前記応答光パルスを測定する時間の範囲の長さよりも短い、
    光測定装置。
  3. 請求項1に記載の光測定装置であって、
    前記応答光パルスは、
    前記プローブ光パルスが前記被測定物を透過した光、または、
    前記プローブ光パルスが前記被測定物により反射された光である、
    光測定装置。
  4. 請求項1に記載の光測定装置であって、
    前記プローブ光パルスのうちの一つのパルスと、前記ポンプ光パルスのうちの一つのパルスと、前記サンプリング光パルスのうちの一つのパルスとの間の時間の間隔を所定の間隔に制御する間隔制御部、
    を備えた光測定装置。
  5. 請求項1に記載の光測定装置であって、
    前記プローブ光付与部が、
    レーザ光源と、
    前記レーザ光源からのレーザ光を受け、前記プローブ光を出射する光伝導スイッチと、
    を有する光測定装置。
  6. 請求項1に記載の光測定装置であって、
    前記プローブ光付与部が、
    レーザ光源と、
    前記レーザ光源からのレーザ光を受け、前記プローブ光を出射する非線形光学結晶と、
    を有する光測定装置。
  7. 請求項1に記載の光測定装置であって、
    前記応答光検出部が光伝導スイッチである光測定装置。
  8. 請求項1に記載の光測定装置であって、
    前記応答光検出部が、
    前記応答光パルスを受けることにより屈折率が変化し、前記サンプリング光パルスを受けたときに、前記サンプリング光パルスの偏光状態を変化させて出力する電気光学結晶と、
    前記電気光学結晶の出力の偏光状態に応じた強度の光を出力する検光子と、
    前記検光子の出力の強度を検出する光強度検出器と、
    を有する光測定装置。
  9. 請求項1に記載の光測定装置であって、
    前記応答光検出部により検出された前記応答光パルスに基づき、前記被測定物の特性を測定する特性測定部、
    を備えた光測定装置。
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