JP5147584B2 - ストレージサブシステム及びコントローラによるコマンド実行方法 - Google Patents

ストレージサブシステム及びコントローラによるコマンド実行方法 Download PDF

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Description

本発明は、ストレージサブシステム及びコントローラによるコマンド実行方法に関し、特に、ホストコンピュータにより発行されたコマンドを受信したストレージサブシステムのコントローラが、当該コマンドの実行優先順位を決定し、スケジューリングする技術に関する。
近年、SANに基づくコンピュータシステムは、サーバコンピュータやストレージ装置のリソースを有効に利用するために、仮想化技術を活用している。特に、サーバコンピュータ内で複数のOSを動作させる仮想OS技術は、急速に普及しつつある。
このような仮想環境においては、ストレージ装置は、複数の仮想OSからのアクセスを同一のポートを介して受信する。このため、ストレージ装置は、1つのポートで、ある仮想OSからリードコマンドやライトコマンドといったI/Oコマンドを受信しつつ、他の仮想OSからデバイス認識に関わるコントロールコマンドを受信する可能性があり、従って、当該ポートを担うプロセッサは、I/Oコマンド及びコントロールコマンドの双方を処理することになる。一般的に、I/Oコマンドは、コントロールコマンドに比べて、プロセッサに高い負荷を与える。従って、ストレージ装置が、仮想OSから多数のI/Oコマンドを受信し、プロセッサに高い負荷がかかっている状態で、別の仮想OSからコントロールコマンドをさらに受信した場合、プロセッサは、当該コントロールコマンドを規定時間内に処理できず、タイムアウトエラーを引き起こし、これにより、最悪の場合、当該他の仮想OSに関わるシステムが停止してしまうことになる。一方、コントロールコマンドに対する処理を優先させたのでは、ストレージ装置の本来的な処理であるI/O処理が遅延し、システムパフォーマンスに影響を及ぼしてしまうことになる。
下記特許文献1は、特定のホスト又はデバイスに対する処理が常に優先されてしまうことを防ぎ、均等に処理を行う技術を開示する。具体的には、特許文献1において、制御装置は、特定ホストからのコマンド終了後、キューイングされている当該特定ホストからのコマンドの実行優先順位を最下位にして、他のホストからのコマンドに対する処理を優先し、また、特定デバイスへのコマンド終了後、キューイングされている当該特定デバイスからのコマンドの実行優先順位を最下位にして、他のデバイスへのコマンドに対する処理を優先する。
また、特許文献2は、上位装置から多重的に発行されるコマンドの数を制御する技術を開示する。具体的には、特許文献2において、記憶制御装置は、ポートごとにコマンドの受領可能数を算出し、これを上位装置に通知し、上位装置は、当該通知された受領可能数に従って、記憶制御装置にコマンドを発行する。
さらに、特許文献3は、動的優先度スケジューリング機構によってスケジューリングされているプロセスよりも、特定のプロセスを優先的に実行するコマンド即答性保証方式を開示する。
特開平6-119282号公報 特開2007-323356号公報 特開平6-35854号公報
上記何れの特許文献に開示されたストレージ装置も、コマンドの種別/属性を考慮した、コマンド処理のスケジューリングを行っていなかった。このため、システムパフォーマンスの低下を最低限に抑えつつ、タイムクリティカルなコントロールコマンドを処理することが困難であった。
そこで、本発明は、システムパフォーマンスの低下を最低限に抑えつつ、タイムクリティカルなコントロールコマンドを処理することができるストレージサブシステムを提案することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のストレージサブシステムは、ストレージサブシステムのチャネルアダプタが、複数の上位装置から同一のポートを介して各種のコマンドを輻輳的に受信した場合に、当該受信したコマンドのうち第1種のコマンドを抽出し、当該抽出した第1種のコマンドを所定の単位時間において所定の起動保証数に達するまで、優先的に実行する一方、第2種のコマンドをコマンドキューにキューイングしておき、第1種のコマンドを起動保証数だけ実行した後に、当該単位時間において第2種のコマンド群を実行する。
即ち、ある観点に従う本発明は、ハードディスクドライブを有するストレージデバイスと、当該ストレージデバイスを制御するコントローラと、を備えるストレージサブシステムである。当該コントローラは、ネットワークを介して少なくとも1つのホストコンピュータを接続するポートを有するチャネルアダプタと、当該ハードディスクドライブを接続し、当該ハードディスクドライブの所定の記憶領域に対するアクセスを制御するディスクアダプタと、を備える。当該チャネルアダプタは、各コマンドについての属性を定義する優先コマンドテーブルを有しており、当該少なくとも1つのホストコンピュータから、当該ポートを介して、複数のコマンドを受信すると、当該優先コマンドテーブルに定義された属性に従って、当該受信した複数のコマンドから優先コマンドを抽出し、当該優先コマンドを非優先コマンドに優先して順次に実行する。
これにより、ストレージサブシステムは、タイムクリティカルなコマンド(例えばコントロールコマンド)を優先的に実行することができるようになり、I/Oコマンドの集中によってプロセッサが高負荷の状態にあっても、タイムアウトエラー等の発生を抑えることができるようになる。
本発明の一態様では、当該各コマンドについての属性は、所定の単位時間内に当該コマンドの起動を保証する数を示す起動保証数を含んでいる。そして、当該チャネルプロセッサは、当該起動保証数に依存して、当該受信した複数のコマンドのそれぞれを当該優先コマンド又は当該非優先コマンドのいずれかに決定し、当該優先コマンドを、当該所定の単位時間内に、当該起動保証数だけ順次に実行する。
これにより、ストレージサブシステムは、優先コマンドに対する優先的実行により、非優先コマンドが全く実行されなくなるという事態を回避することができ、システムパフォーマンスの低下を最低限に抑えつつ、タイムクリティカルなコントロールコマンドを処理することができるようになる。
また、別の観点に従う本発明は、ホストコンピュータから発行されるコマンドに応答して、ストレージデバイスに対するアクセスを制御するストレージサブシステムのコントローラによるコマンド実行方法である。当該コマンド実行方法は、各コマンドについての属性を定義する優先コマンドテーブルを保持するステップと、当該少なくとも1つのホストコンピュータから、ポートを介して、複数のコマンドを受信するステップと、当該優先コマンドテーブルに定義された属性に従って、当該受信した複数のコマンドから優先コマンドを抽出するステップと、当該抽出した優先コマンドを、非優先コマンドに優先して順次に実行するステップと、を含む。
本発明によれば、ストレージサブシステムは、システムパフォーマンスの低下を最低限に抑えつつ、タイムクリティカルなコントロールコマンドを処理することができるようになる。
本発明は、ストレージサブシステムのチャネルアダプタが、複数の上位装置から同一のポートを介して各種のコマンドを輻輳的に受信した場合に、当該受信したコマンドのうち第1種のコマンド(優先コマンド)を抽出し、当該抽出した第1種のコマンドを所定の単位時間(1実行サイクル;例えば1秒間)において所定の起動保証数に達するまで、優先的に実行する一方、第2種のコマンド(非優先コマンド)をコマンドキュー(FIFOバッファ)にキューイングしておき、第1種のコマンドを起動保証数だけ実行した後に、当該単位時間において第2種のコマンド群を実行することを特徴とする。起動保証数に達したために処理できなかった第1種のコマンドは、非優先コマンドとともに、コマンドキューにキューイングされ、FIFOによる実行を待つ。図1は、本発明の特徴を概念的に説明している。
即ち、同図は、ホストコンピュータ3に接続されたストレージサブシステム1を示している。今、ストレージサブシステム1のチャネルアダプタ121は、ホストコンピュータ3上の複数の仮想OSから同一のポートを介して各種のコマンドを輻輳的に受信する。チャネルアダプタ121内部のチャネルプロセッサ1211は、受信したコマンドが優先コマンドであるか非優先コマンドであるか否かを判別して、それが優先コマンドであれば直ちにこれを実行する一方、非優先コマンドであれば、コマンドキューにキューイングする。優先コマンドが複数存在する場合、それらは同様に優先コマンドキュー(図示せず)を介して順次に取り出され、実行される。チャネルプロセッサ1211が、単位時間内に実行できる優先コマンドの数は、予め設定された起動保証数に制限されている。そして、チャネルプロセッサ1211は、単位時間内に所定の起動保証数だけ優先コマンドを実行した後、コマンドキューにキューイングされているコマンドを順次に実行する。ここでは、優先コマンドとして、デバイス認識コマンドに基づくコントロールコマンドを想定し、また、非優先コマンドとしては、例えば読み込みコマンドや書き込みコマンドのようなI/Oコマンドを想定しているが、これに限定する趣旨ではない。
同図では、チャネルアダプタ121の1つのポートに、ホストコンピュータ3上の複数の仮想OSからコマンドが入ってくる例が示されている。また、チャネルアダプタ121の1つのポートに、ネットワークスイッチを介して複数のホストコンピュータ3からコマンドが入ってくる構成も、本発明の要旨の範囲内である。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
[第1の実施形態]
図2は、本発明の第1の実施形態に係るストレージサブシステムの全体構成を説明するための図である。同図に示すストレージサブシステム1は、ネットワーク2Aを介してホストコンピュータ3に接続され、コンピュータシステムを形成している。ストレージサブシステム1はまた、管理用ネットワーク2Bを介して管理装置4に接続されている。
ネットワーク2Aは、例えば、LAN、インターネット、又はSAN(Storage Area Network)のいずれかを用いることができ、典型的には、ネットワークスイッチやハブ等を含んで構成される。本実施形態では、ネットワーク2Aは、ファイバーチャネルプロトコルを用いたSAN(FC−SAN)で構成され、管理用ネットワーク2Bは、TCP/IPベースのLANで構成されているものとする。
ホストコンピュータ3は、プロセッサと、メインメモリと、通信インターフェースと、ローカル入出力装置等のハードウェア資源を備えるとともに、デバイスドライバやオペレーティングシステム(OS)、アプリケーションプログラム等のソフトウェア資源を備える(図示せず)。これによって、ホストコンピュータ3は、プロセッサの制御の下、各種のアプリケーションプログラムを実行して、ハードウェア資源との協働により、ストレージサブシステム1にアクセスしながら、所望の処理を遂行する。また、本実施形態では、仮想OS技術が採用されている。仮想OS技術は、ホストコンピュータ3上で複数のOSを独立に実行する技術である。従って、ホストコンピュータ3上で実行される仮想OSは、あたかも独立のコンピュータであるかのように(つまり、独立の仮想マシンとして)振る舞うことができる。ホストコンピュータ3上の各仮想OSは、ストレージサブシステム1のRAID構成を管理するためのRAIDマネージャを実行する。
ストレージサブシステム1は、データストレージサービスをホストコンピュータ3に提供するストレージ装置である。ストレージサブシステム1は、典型的には、データを記憶する記憶媒体を含むストレージデバイス11と、これを制御するコントローラ12とから構成される。ストレージデバイス11とコントローラ12とは、光ファイバ等のディスクケーブルを介して接続される。コントローラ12の内部ハードウェア構成は二重化されており、コントローラ12は、ストレージデバイス11に対して2つのチャネル(パス)を介してアクセスすることができる。
ストレージデバイス11は、典型的には、大容量のハードディスクドライブ110群及びこれらの駆動を制御する制御回路(図示せず)を含む1つ以上のドライブユニットから構成される。ハードディスクドライブ110に代えて、フラッシュメモリ等のソリッドステート装置(SSD)が用いられてもよい。本実施形態では、ハードディスクドライブ110群は、FC−ALトポロジーで接続されている。ただし、これは、他のネットワークトポロジーを排除する意味ではない。ストレージデバイス11は、ディスクアレイと呼ばれることもある。
ハードディスクドライブ110は、典型的には、所定のRAID構成に基づいてRAIDグループを構成し、RAID制御の下、I/Oアクセスされる。RAID制御は、例えば、コントローラ12に実装された既知のRAIDコントローラ乃至はRAIDエンジン(図示せず)により行われる。RAIDグループは、1つのドライブユニット内のハードディスクドライブ110群のみで構成されても良いし、複数のドライブユニットに亘るハードディスクドライブ110群で構成されても良い。同一のRAIDグループに属するハードディスクドライブ110は、1つの論理デバイス(仮想デバイス)として扱われる。仮想デバイス上には、1つ以上の論理ユニット(LU)が形成される。
コントローラ12は、ストレージサブシステム1全体を制御するシステムコンポーネントであり、その主たる役割は、ホストコンピュータ3(即ち、各仮想マシン)からのI/Oアクセス要求(I/Oコマンド)に基づいて、ストレージデバイス11に対するI/O制御を行うことである。I/Oコマンドは、論理ユニット上の記憶領域を指し示す論理アドレスを含む。論理アドレスは、論理ユニット番号(LUN)及び論理ブロックアドレス(LBA)からなる。コントローラ12は、ホストコンピュータ3からI/Oコマンドを受信すると、I/Oコマンドが指定する論理アドレスを物理アドレスに変換し、ハードディスクドライブ110上の所定の記憶領域にアクセスする。
また、コントローラ12は、I/Oコマンドに加えて、デバイス認識コマンドに基づくコントロールコマンドを受け付ける。デバイス認識コマンドは、ホストコンピュータ3のような上位装置(例えば、仮想マシン)がストレージデバイス11のシステム構成等を認識するために発行するコマンドであり、典型的には、コントローラ12によって解釈・実行されるコマンドのシーケンスで構成される。本実施形態のコントローラ12は、受け付けた各種のコマンドのうち特定のコマンド(優先コマンド)については、単位時間において所定の起動保証数に達するまで、他のコマンド(非優先コマンド)に優先させて処理するメカニズムを備える。本実施形態では、このようなメカニズムは、チャネルアダプタ121に実装されている。
上述したように、本実施形態では、コントローラ12内のコンポーネントは、耐障害性の観点から、二重化されている。以下では、二重化された個々のコントローラ12を指すときは、「コントローラ120」というものとする。
各コントローラ120は、チャネルアダプタ(CHA)121と、キャッシュメモリ(CM)122と、ディスクアダプタ(DKA)123と、シェアドメモリ124と、スイッチ部125とを含む。
チャネルアダプタ121は、ホストコンピュータ3を接続するためのインターフェースであり、ホストコンピュータ3との間の所定のプロトコルに従ったデータ通信を制御する。チャネルアダプタ121は、チャネルプロセッサ(CHP)1211と、ローカルメモリ(LM)1212と、LANコントローラ(LANC)1213とを含む複数のチップセットを備える。同図では、代表する1つのチップセットが示されている。各チップセットは、チャネルプロセッサ1211の複数のポート(図示せず)のそれぞれに割り当てられており、チャネルプロセッサ1211は、当該ポートを介したホストコンピュータ3との通信を担っている。例えば、チャネルプロセッサ1211は、ホストコンピュータ3から書き込み要求(書き込みコマンド)を受信すると、スイッチ部125を介して、キャッシュメモリ122に当該書き込みコマンド及びこれに従うデータを書き込む。ローカルメモリ1212は、チャネルプロセッサ1211のメインメモリとして機能する。本実施形態のローカルメモリ1212は、各コマンドの属性を定義する優先コマンドテーブル300(図3)を保持する。本実施形態では、各コマンドには、その属性として、優先コマンド又は非優先コマンドのいずれかが与えられる。また、ローカルメモリ1212上には、コマンドキュー領域が形成される。LANコントローラ1213は、後述する管理装置4との通信を制御する回路である。
キャッシュメモリ122は、チャネルアダプタ121とディスクアダプタ123との間でやり取りされるデータを一時的に記憶するメモリである。キャッシュメモリ122は、例えば、DRAM等の揮発性メモリで構成され、あるいは、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリで構成される。
ディスクアダプタ123は、ストレージデバイス11を接続するためのインターフェースであり、ホストコンピュータ3からのI/Oコマンドに従って、ストレージデバイス11との間の所定のプロトコルに従ったデータ通信を制御する。ディスクアダプタ123は、チャネルアダプタ121のほぼ同様の構成であり、ディスクプロセッサ(DKP)と、ローカルメモリ(LM)と、LANコントローラ(LANC)とを含む複数のチップセットを備える。ディスクプロセッサ1231は、キャッシュメモリ123を周期的にチェックし、キャッシュメモリ123上にI/Oコマンドを見つけると、当該I/Oコマンドに従ってストレージデバイス11のハードディスクドライブ110にアクセスする。
より具体的には、ディスクプロセッサ1231は、例えば、キャッシュメモリ123上の所定のキャッシュ領域に書き込みコマンドを見つけると、当該書き込みコマンドが指定するキャッシュメモリ122上のデータをハードディスクドライブ110の所定の記憶領域にデステージングするため、ストレージデバイス11に対してアクセスを行う。また、ディスクプロセッサ1231は、キャッシュメモリ122上に読み出しコマンドを見つけると、当該読み出しコマンドが指定するハードディスクドライブ110上のデータをキャッシュメモリ122上の所定のキャッシュ領域にステージングするため、ストレージデバイス11に対してアクセスを行う。
シェアドメモリ124は、チャネルアダプタ121及びディスクアダプタ123によって共有されるメモリである。シェアドメモリ124もまた、例えば、DRAM等の揮発性メモリで構成され、あるいは、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリで構成される。シェアドメモリ124は、ストレージサブシステム1自体のシステム構成情報を記憶する。システム構成情報は、ストレージサブシステム1の稼働に必要な情報であり、例えば、論理ボリューム構成情報やRAID構成情報等を含む。
管理装置4は、システム管理者がストレージサブシステム1全体を管理するための端末装置であり、典型的には、管理プログラムを実装した汎用コンピュータで構成される。管理装置4は、サービスプロセッサ(SVP)と呼ばれることもある。同図では、管理装置4は、管理用ネットワーク2Bを介してストレージ装置1の外側に設けられているが、この構成に限らず、ストレージサブシステム1の内部に設けられるようにしてもかまわない。あるいは、管理装置4と同等の機能を含むように、コントローラ12が構成されてもよい。
システム管理者は、管理装置4によって提供されるユーザインターフェースを介して、コントローラ12に指示を与え、これによって、ストレージサブシステム1のシステム構成情報を取得して、参照したり、システム構成情報を設定・変更したりすることができる。例えば、システム管理者は、管理装置4を操作して、ハードディスクドライブ110の増減設に応じて、論理ボリュームや仮想ボリュームを設定し、また、RAID構成を設定することができる。
本実施形態では、管理装置4は、チャネルアダプタ121内のそれぞれのチップセットに対して、各コマンドの属性を設定することができる。コマンドの属性とは、ここでは、優先コマンド又は非優先コマンドのコマンド種別であり、また、優先コマンドであれば、単位時間内に起動が保証される回数が与えられる。設定されたコマンド属性は、優先コマンドテーブル300として、ローカルメモリ1212上に保持される。
図3は、本発明の第1の実施形態に係るチャネルアダプタ121における優先コマンドテーブルの一例を説明するための図である。
同図を参照して、優先コマンドテーブル300は、コマンドコード301、起動保証数302、処理数303の各欄からなる。コマンドコード301は、コントローラ12が扱うコマンド群のそれぞれに割り当てられた16進コードである。同図では、便宜上、コマンド名を併記している。起動保証数302は、単位時間内に、当該コマンドの起動(実行)を保証する数を示す。例えば、Inquiryコマンド(0x12)は、単位時間内に256個まで起動されうる。起動保証数302の値が「0」である場合、当該コマンドは、非優先コマンドとして扱われる。従って、起動保証数302の値が「0」以外の正数であれば、当該コマンドは優先コマンドとして扱われる。処理数303は、単位時間内に当該コマンドを実行した数を示す。処理数303は、単位時間経過毎に、初期値(「0」)にリセットされる。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る管理装置4による優先コマンド設定処理を説明するためのフローチャートである。優先コマンド設定処理は、管理装置4のプロセッサが管理プログラムを実行することにより、実現される。
即ち、同図を参照して、管理装置4は、ユーザインターフェース上に、図5に示すような優先コマンド設定ウィンドウ500をシステム管理者に提示して、所定の入力を受け付ける(STEP401)。本例では、コマンドごとに起動保証数を示す値が入力される。ユーザが、ポインティングデバイスを操作して、設定モードメニュー501の中から優先コマンドの設定モードを指定すると、指定された優先コマンドの設定モードに従った優先コマンド設定テーブル502が提示される。ユーザは、優先コマンド設定テーブル502の個々のコマンドに対して、起動保証数を入力する。
図4に戻り、管理装置4は、ユーザインターフェース上に表示された優先コマンド設定ウィンドウ500を介して、起動保証数が入力されると、当該起動保証数が有効値であるか否かを判断する(STEP402)。例えば、負の値が入力されたり、通常想定される値を超えた場合に、有効値でないと判断される。管理装置4は、入力された起動保証数が有効値でないと判断する場合に(STEP402のNo)、エラーメッセージを表示して(STEP403)、再度、入力を促す。
一方、管理装置4は、入力された起動保証数が有効値であると判断する場合に(STEP402のYes)、Applyボタン503(図5)が選択されるまで、起動保証数の入力を受け付ける。管理装置4は、Applyボタン503が選択されたと判断すると(STEP404)、コマンドごとに受け付けた起動保証数をチャネルアダプタ121に設定すべく、優先コマンド設定要求をチャネルアダプタ121に送信する(STEP405)。
これにより、チャネルアダプタ121は、LANコントローラ1213を介して、優先コマンド設定要求を受信し、チャネルプロセッサ1211の制御の下、当該優先コマンド設定要求に基づいて、ローカルメモリ1222上の優先コマンドテーブル300を作成乃至は更新する。
上記の例は、管理装置4上の管理プログラムによって優先コマンド設定処理が実現されているが、これにこだわるものではない。ホストコンピュータ3上のRAIDマネージャにより、優先コマンド設定処理が実現されてもかまわない。また、ユーザインターフェースは、GUIに限らず、コマンドラインであってもかまわない。
また、上記の例では、システム管理者が、ユーザインターフェースを介して、コマンドの属性を入力したが、管理装置4(又はRAIDマネージャ)の制御の下、ホストコンピュータ3による所定のシーケンス処理に従い発行されるコマンドコード及びその個数を、チャネルアダプタ121が記憶することで、優先コマンドテーブル300を自動的に作成してもよい。
より具体的には、ホストコンピュータ3の仮想OSが、起動保証シーケンス処理に従うコマンドを実行する前に、管理装置4は、コントローラ12のチャネルアダプタ121に対して、起動保証シーケンスの取り込み開始を指示する。これを受けたチャネルアダプタ121は、起動保証シーケンスの取り込みモードで動作する。仮想OSは、チャネルアダプタ121が起動保証シーケンスの取り込みモードで動作していることを確認し、起動保証シーケンス処理を実行し、これにより、コマンドシーケンスがチャネルアダプタ121に対して発行される。チャネルアダプタ121は、起動保証シーケンスの取り込みモードの動作中に受信したコマンドのコマンドコード及びその個数を記録する。その後、管理装置4は、チャネルアダプタ121に対して起動保証シーケンスの取り込み終了を指示する。これを受けて、チャネルアダプタ121は、記録したコマンドコード及びその個数に基づいて、優先コマンドテーブル300における起動保証数302を決定する。
これにより、システム管理者が、特定のシーケンスに従って発行されるコマンドについての情報を持ち合わせていない場合であっても、起動保証シーケンスに従って、自動的に優先コマンドテーブル300を作成することができるようになる。
このように、起動保証シーケンスに従って、チャネルアダプタ121が、自動的に優先コマンドテーブル300を作成した場合であっても、管理装置4は、チャネルアダプタ121から作成した優先コマンドテーブル300の内容を取得し、これを優先コマンド設定ウィンドウ500に表示することで、システム管理者の編集を受け付けるようにしてもよい。
次に、チャネルアダプタ12における各種の処理を説明する。図6は、本発明の第1の実施形態に係るチャネルアダプタ121におけるポーリング処理を説明するためのフローチャートである。ポーリング処理は、ストレージサブシステム1の稼働中、チャネルプロセッサ1211が各種のイベントの発生を監視する処理である。ポーリング処理は、例えば、ある種のデーモンプログラムにより、実現される。
同図に示すように、ポーリング処理において、チャネルプロセッサ1211は、各種の設定要求を受信したか否かを監視する(STEP601)。チャネルプロセッサ1211は、設定要求を受信したと判断する場合には(STEP601のYes)には、受信した設定要求に応じた設定処理を行う(STEP602)。例えば、優先コマンド設定要求を受信した場合、チャネルプロセッサ1211は、当該優先コマンド設定要求で指定された起動保証数に従って、ローカルメモリ1212上の優先コマンドテーブル300を更新する。
チャネルプロセッサ1211は、次に、各種のコマンドを受信したか否かを監視する(STEP603)。チャネルプロセッサ1211は、コマンドを受信したと判断する場合には(STEP603のYes)、受信したコマンドに応じた処理を行う(STEP604)。コマンド受信時の処理については、図7を用いて説明される。チャネルプロセッサ1211は、コマンド受信時処理を実行した後、所定の単位時間が経過したか否かを判断する(STEP607)。
チャネルプロセッサ1211はまた、コマンドキューにコマンドがキューイングされているか否かを監視する(STEP605)。チャネルプロセッサ1211は、コマンドキューにコマンドがキューイングされていると判断する場合には(STEP605のYes)、コマンドキューからコマンドを1つ取り出して、当該コマンドに応じた処理を行う(STEP606)。例えば、取り出されたコマンドが書き込みコマンドであれば、チャネルプロセッサ1211は、当該書き込みコマンド及びこれに従うデータをキャッシュメモリ122の所定の領域に書き込む。
チャネルプロセッサ1211は、それぞれのイベントの発生をチェックした後、所定の単位時間が経過したか否かを判断する(STEP607)。チャネルプロセッサ1211は、所定の単位時間が経過したと判断する場合には(STEP607)、優先コマンドテーブル300のコマンドごとの処理数303の値を「0」にする。
図7は、本発明の第1の実施形態に係るチャネルプロセッサ1211によるコマンド受信時処理を説明するためのフローチャートである。同図は、図6のSTEP604に示す処理を詳細に説明している。
同図に示すように、チャネルプロセッサ1211は、優先コマンドテーブル300を参照して、受信したコマンドの属性、即ち、当該受信したコマンドが優先コマンドであるか否かを判断する(STEP700)。上述したように、優先コマンドであるか否かは、優先コマンドテーブル300の対応するコマンドの起動保証数302の値が「0」以外であるか否かにより判断される。つまり、起動保証数302の値が「0」以外の値であれば、当該コマンドは、優先コマンドであると判断される。
チャネルプロセッサ1211は、受信したコマンドが優先コマンドでないと判断する場合(STEP701のNo)、当該コマンド(即ち、非優先コマンド)をコマンドキューにキューイングし(STEP702)、処理を終了する。この場合、コマンドキューにキューイングされたコマンドは、図6で示したSTEP606において実行されることになる。一方、チャネルプロセッサ1211は、受信したコマンドが優先コマンドであると判断する場合(STEP701のNo)、さらに、優先コマンドテーブル300を参照して、当該コマンドの実行が起動保証数に達したか否かを判断する(STEP703)。起動保証数に達したか否かは、優先コマンドテーブル300の対応するコマンドの処理数303の値と起動保証数302の値とを比較することによって判断される。
チャネルプロセッサ1211は、当該コマンドの実行が起動保証数に達したと判断する場合(STEP703のYes)、当該コマンドをコマンドキューにキューイングし(STEP702)、当該受信時処理を終了する。一方、チャネルプロセッサ1211は、当該コマンドの実行が起動保証数に達していないと判断する場合(STEP703のNo)、当該コマンドに応じた処理を行う。例えば、当該優先コマンドが、Inquiryコマンドであれば、チャネルプロセッサ1211は、シェアドメモリ124に保持されているシステム構成情報を参照し、ストレージデバイス11の種類や構成に関する情報を取得し、これをホストコンピュータ3に送信する。また、当該コマンドが、ReadCapacityコマンドであれば、シェアドメモリ124に保持されているシステム構成情報を参照し、ストレージデバイス11の容量に関する情報を取得して、これをホストコンピュータ3に送信する。
そして、チャネルプロセッサ1211は、優先コマンドテーブル300の対応するコマンドの処理数303の値を1つインクリメントして(STEP705)、処理を終了する。
図8は、本実施形態に係るチャネルアダプタ121における優先コマンドのスケジューリング処理を説明するための図である。ここでは、例えば、ホストコンピュータ3上の仮想OS#1は、I/Oコマンド(非優先コマンド)をストレージサブシステム1の特定のポートに対して発行しており、仮想OS#2は、コントロールコマンド(優先コマンド)を当該特定のポートに対して発行している状況を想定する。同図において、受信したコマンドのそれぞれを識別するために、その受信順に番号を割り振っている。また、ハッチングで示されたコマンドは、コントロールコマンドのような優先コマンドである。ここでは、説明を簡単にするため、単位時間は「1秒」とし、チャネルプロセッサ1211が単位時間内に実行できるコマンド数を「10個」とする。また、当該優先コマンドの起動保証数は、「3」とする。
まず、同図(A)に示すように、チャネルアダプタ121のチャネルプロセッサ1211が、一連のコマンドを受信した場合、最初の単位時間内に処理すべきコマンド#1〜#10で示される受信コマンドのうちコマンド#6で示される優先コマンドを他のコマンドに優先して実行する。そして、チャネルプロセッサ1211は、次の単位時間内に処理すべきコマンド#11〜#20で示される受信コマンドのうちコマンド#12及び#18で示される優先コマンドを他のコマンドに優先して実行する。
次に、同図(B)に示すように、単位時間内に処理すべきコマンドのうち優先コマンドの受信頻度が高い場合を想定する。この場合には、チャネルプロセッサ1211は、最初の単位時間内に処理すべきコマンド#1〜#10で示される受信コマンドのうちコマンド#3〜#5で示される優先コマンドのみを他のコマンドに優先して実行する。つまり、コマンド#6、#9及び#10に示される優先コマンドは、起動保証数に達しているため、スケジューリングの影響を受けない。同様に、チャネルプロセッサ1211は、次の単位時間内に処理すべきコマンド#11〜#20で示される受信コマンドのうちコマンド#15で示される優先コマンドを、先に受信したコマンド#11及び#12で示される優先コマンドの後に実行する。
チャネルプロセッサ1211が、単位時間内に、コマンドキューにキューイングされた全てのコマンドを実行できない場合、未だ実行されていないコマンドは、次の単位時間内実行されるように、スケジューリングされることになる。
上記の例では、説明を簡単にするため、優先コマンドが1種類であるものと仮定したが、優先コマンドが複数種類であっても、チャネルアダプタ121は、同様に、それぞれの優先コマンドが起動保証数に達するまで、非優先コマンドに優先して、実行できる。この場合、単位時間内に処理可能なコマンド数に上限があるため、複数種類の優先コマンドの起動保証数の総数が、当該上限に達するおそれがある。このため、上限値に対するシステム稼働率を定めて、チャネルアダプタ121は、システム稼働率の範囲で、非優先コマンドを実行するようにしてもよい。
以上のように、本実施形態によれば、ストレージサブシステムは、同一のポートに対して、ホストコンピュータ3上の複数の仮想OS(又は複数のホストコンピュータ3)から優先コマンド及び非優先コマンドを輻輳的に受信した場合であっても、単位時間内の優先コマンドの実行が起動保証数以下に抑えられるので、非優先コマンドに対する応答が著しく低下することはない。従って、例えば、I/Oコマンドが非優先コマンドとして扱われる場合であっても、ストレージサブシステム1のシステムパフォーマンスの低下を最低限に抑えることができるようになる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態は、第1の実施形態の変形であって、ハードディスクドライブ110上の特定の記憶領域に対してアクセスするコマンドについて起動保証数を設定して、当該コマンドを優先コマンドとして扱うようにしたストレージサブシステムである。
図9は、本発明の第2の実施形態に係るチャネルアダプタにおける優先コマンドテーブル900の一例を説明するための図である。第1の実施形態で説明した優先コマンドテーブル300の欄と同じものには、同一の符号を付している。
同図を参照して、本実施形態の優先コマンドテーブル900は、コマンドコード301、LBA指定フラグ901、優先LBA範囲902、起動保証数302、処理数303の各欄からなる。本実施形態の優先コマンドテーブル900が、LBA指定フラグ901及び優先LBA範囲902の欄を含む点で、第1の実施形態の優先コマンドテーブル300と異なる。LBA指定フラグ901は、特定の記憶領域に対してアクセスするコマンドを優先コマンドとして扱うか否かを指定する。優先LBA範囲902は、論理ユニット上の特定の記憶領域を指定するものであって、LBA指定フラグ901の値が「1(有効)」の場合、優先LBA範囲902で示された論理ブロックアドレスで始まる記憶領域に対してアクセスするコマンドは、優先コマンドとして扱われる。優先LBA範囲902には、開始論理ブロックアドレスのみが設定されてもよいし、開始論理ブロックアドレスと終了論理ブロックアドレスとによって範囲が設定されてもよい。
図10は、本実施形態に係る管理装置4上のユーザインターフェースに表示された優先コマンド設定ウィンドウ500の一例を示す図である。ユーザは、ポインティングデバイスを操作して、設定モードメニュー501の中からLBAの指定モードを指定すると、指定された設定モードに従った優先コマンド設定テーブル502が提示される。ユーザは、特定の記憶領域に対してアクセスするコマンドを優先コマンドに指定したい場合には、LBA指定フラグのチェックボックスをチェックし、優先LBA範囲に論理ブロックアドレスを入力する。本例では、Inquiryコマンド及びWrite(10)コマンドが指定されている。また、Read(6)コマンドは、LBA指定フラグのチェックボックスにチェックされていないが、起動保証数が指定されているため、優先コマンドとして扱われる。
ユーザは、優先コマンドについての入力が終了すると、Applyボタン503を選択し、これにより、管理装置4は、入力された内容をチャネルアダプタ121に設定すべく、優先コマンド設定要求をチャネルアダプタ121に送信する。チャネルアダプタ121は、LANコントローラ1213を介して、優先コマンド設定要求を受信すると、チャネルプロセッサ1211の制御の下、当該優先コマンド設定要求に基づいて、ローカルメモリ1222上の優先コマンドテーブル300を更新する。
図11は、本発明の一実施形態に係るチャネルプロセッサ1211によるコマンド受信時処理を説明するためのフローチャートである。同図に示すフローチャートは、STEP1103及びSTEP1104が追加されている点で、図7に示すフローチャートと異なっている。
即ち、同図に示すように、チャネルプロセッサ1211は、優先コマンドテーブル300を参照して、受信したコマンドが優先コマンドであるか否かを判断する(STEP1100)。上述したように、優先コマンドであるか否かは、優先コマンドテーブル300の対応するコマンドの起動保証数302の値が「0」以外であるか否かにより判断される。つまり、起動保証数302の値が「0」以外の値であれば、当該コマンドは、優先コマンドであると判断される。
チャネルプロセッサ1211は、受信したコマンドが優先コマンドでないと判断する場合(STEP1101のNo)、当該コマンド(即ち、非優先コマンド)をコマンドキューにキューイングし(STEP1102)、処理を終了する。一方、チャネルプロセッサ1211は、受信したコマンドが優先コマンドであると判断する場合(STEP1101のNo)、さらに、優先コマンドテーブル300を参照して、LBA指定フラグ902の値が「1」であるか否かを判断する(STEP1103)。
チャネルプロセッサ1211は、LBA指定フラグ902の値が「1」でないと判断する場合(STEP1103のNo)、続いて、当該コマンドの実行が起動保証数に達したか否かを判断する(STEP1105)。一方、チャネルプロセッサ1211は、LBA指定フラグ902の値が「1」であると判断する場合(STEP1103のYes)、続いて、当該コマンドが指定LBA範囲に対するアクセスか否かを判断する(STEP1104)。チャネルプロセッサ1211は、当該コマンドが指定LBA範囲に対するアクセスである判断する場合には(STEP1104のYes)、続いて、当該コマンドの実行が起動保証数に達したか否かを判断する(STEP1105)。以降の処理は、上述した図7のSTEP703以降の処理と同様であるため、説明を省略する。
これに対して、チャネルプロセッサ1211は、当該コマンドが指定LBA範囲に対するアクセスでないと判断する場合には(STEP1104のNo)、当該コマンドをコマンドキューにキューイングし(STEP1102)、処理を終了する。
以上のように、本実施形態によれば、デバイス認識コマンドにおいてハードディスクドライブ110上の特定の記憶領域に対してI/Oアクセスを行うコマンドについても優先コマンドとして扱うことができるようになり、さらに効率的なシステム運用が可能になる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態は、第1の実施形態の変形であって、ホストコンピュータ3単位で、発行されるコマンドを優先コマンドとして扱うか否かを決定するストレージサブシステム1である。
図12は、本発明の第3の実施形態に係るチャネルアダプタにおける優先コマンドテーブル1200の一例を説明するための図である。
同図を参照して、本実施形態の優先コマンドテーブル1200は、ホストWWN1201、起動保証数302、及び処理数303の各欄からなる。本実施形態の優先コマンドテーブル1200は、コマンドコード301に代えて、ホストWWN1201の欄を含む点で、第1の実施形態の優先コマンドテーブル300と異なる。ホストWWN1201は、ホストコンピュータ3のポートに割り当てられた固有のネットワーク識別情報であり、典型的には、World Wide Nameである。ストレージサブシステム1のチャネルアダプタ121は、送信されてくるコマンドに基づく通信パケットに含まれるWWNを参照することにより、当該コマンドがどのホストコンピュータ3から送信されてきたものであるかを認識することができる。
図13は、本発明の第3の実施形態に係るチャネルプロセッサ1211によるコマンド受信時処理を説明するためのフローチャートである。同図は、図6のSTEP604に示す処理を詳細に説明している。
同図に示すように、チャネルプロセッサ1211は、優先コマンドテーブル1200を参照して、受信したコマンドが、優先されるべきホストコンピュータ3(以下、「優先ホスト」という。)から送信されてきたコマンドであるか否かを判断する(STEP1300)。優先ホストであるか否かは、優先コマンドテーブル1200の対応するコマンドの起動保証数302の値が「0」以外であるか否かにより判断される。
チャネルプロセッサ1211は、受信したコマンドが優先ホストでないと判断する場合(STEP1301のNo)、当該コマンド(即ち、非優先コマンド)をコマンドキューにキューイングし(STEP1302)、処理を終了する。一方、チャネルプロセッサ1211は、受信したコマンドが優先コマンドであると判断する場合(STEP1301のNo)、さらに、優先コマンドテーブル300を参照して、当該コマンドの実行が起動保証数に達したか否かを判断する(STEP1303)。以降の処理は、上述した図7のSTEP704以降の処理と同様であるため、説明を省略する。
以上のように、本実施形態によれば、コマンド単位ではなく、WWNによって識別されるホストコンピュータ3単位で、発行されるコマンドについて優先コマンド又は非優先コマンドとして扱うことができ、さらなる柔軟なシステム運用が可能になる。
[第4の実施形態]
第4の実施形態は、上位装置(ホストコンピュータ3乃至は仮想マシン)ごとに、優先コマンドの設定を可能にしたストレージサブシステム1である。
図14は、本発明の第4の実施形態に係るチャネルアダプタにおける優先コマンドテーブル1400の一例を説明するための図である。
同図を参照して、本実施形態の優先コマンドテーブル1400は、ホストWWN1201、コマンドコード301、LBA指定フラグ901、優先LBA範囲902、起動保証数302、及び処理数303の各欄からなる。本実施形態の優先コマンドテーブル1400は、WWNで特定されるホストコンピュータ3ごとに、第2の実施形態で説明した優先コマンドテーブル900が用意されているものとみることができる。
図15は、本実施形態に係る管理装置4上のユーザインターフェースに表示された優先コマンド設定ウィンドウ500の一例を示す図である。ユーザは、ポインティングデバイスを操作して、設定モードメニュー501の中からWWNの指定モードを指定すると、指定された設定モードに従った優先コマンド設定テーブル502が提示される。本実施形態の優先コマンド設定ウィンドウ500では、ホストWWN設定領域1501を含んでいる。ホストWWN設定領域1501は、チャネルプロセッサ1211ごとに設定されたホストWWNをツリー形式で表示する。ユーザが、ホストWWN設定領域1501において、設定したいチャネルプロセッサ1211のホストWWNをポインティングデバイスで指定することにより、対応するホストWWNの優先コマンド設定テーブル502が表示される。
ユーザは、優先コマンドについての入力が終了すると、Applyボタン503を選択し、これにより、管理装置4は、入力された内容をチャネルアダプタ121に設定すべく、優先コマンド設定要求をチャネルアダプタ121に送信する。チャネルアダプタ121は、LANコントローラ1213を介して、優先コマンド設定要求を受信すると、チャネルプロセッサ1211の制御の下、当該優先コマンド設定要求に基づいて、ローカルメモリ1222上の優先コマンドテーブル300を更新する。
本実施形態のチャネルプロセッサ1211は、WWNで識別されるホストコンピュータ3ごとに、そこから送信されるコマンドについて優先コマンドであるか否かを判断して、対応する処理を行う。即ち、チャネルプロセッサ1211は、ホストコンピュータ3からコマンドを受信すると、ホストコンピュータ3ごとに設定されたコマンドの属性に従って、図11に示した処理を行うことなる。
以上のように、本実施形態によれば、WWNで識別されるホストコンピュータ3ごとに、優先コマンドの設定が可能になり、より柔軟かつ効率的なシステム運用が可能になる。
本発明は、ホストコンピュータに接続されるストレージサブシステムに広く適用することができる。
本発明のストレージサブシステムの特徴を説明するための概念図である。 本発明の一実施形態に係るストレージサブシステムの全体構成を説明するための図である。 本発明の一の実施形態に係るチャネルアダプタにおける優先コマンドテーブルの一例を説明するための図である。 本発明の一の実施形態に係る管理装置による優先コマンド設定処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る管理装置上のユーザインターフェースに表示された優先コマンド設定ウィンドウの一例を示す図である。 本発明の一の実施形態に係るチャネルアダプタにおけるポーリング処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の一の実施形態に係るチャネルプロセッサによるコマンド受信時処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るチャネルアダプタにおける優先コマンドのスケジューリング処理を説明するための図である。 本発明の一の実施形態に係るチャネルアダプタにおける優先コマンドテーブルの一例を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る管理装置上のユーザインターフェースに表示された優先コマンド設定ウィンドウの一例を示す図である。 本発明の一の実施形態に係るチャネルプロセッサによるコマンド受信時処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の一の実施形態に係るチャネルアダプタにおける優先コマンドテーブルの一例を説明するための図である。 本発明の一の実施形態に係るチャネルプロセッサによるコマンド受信時処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の一の実施形態に係るチャネルアダプタにおける優先コマンドテーブルの一例を説明するための図である。 本発明の一の実施形態に係るチャネルプロセッサによるコマンド受信時処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1…ストレージサブシステム
2A,2B…ネットワーク
3…ホストコンピュータ
4…管理装置
11…ストレージデバイス
12…コントローラ
121…チャネルアダプタ
122…キャッシュメモリ
123…ディスクアダプタ
124…シェアドメモリ
125…スイッチ部

Claims (10)

  1. ハードディスクドライブを有するストレージデバイスと、
    前記ストレージデバイスを制御するコントローラと、を備えるストレージサブシステムであって、
    前記コントローラは、
    ネットワークを介して少なくとも1つのホストコンピュータを接続するポート及び前記ポートを介して前記ホストコンピュータとの通信を制御するチャネルプロセッサを有するチャネルアダプタと、前記ハードディスクドライブを接続し、前記ハードディスクドライブの所定の記憶領域に対するアクセスを制御するディスクアダプタと、を備え、
    前記チャネルアダプタは、
    各コマンドについての属性を定義する優先コマンドテーブルを有し、
    前記各コマンドについての属性は、所定の単位時間内に当該コマンドの起動を保証する数を示す起動保証数を含み、
    前記チャネルプロセッサは、
    前記少なくとも1つのホストコンピュータから、前記ポートを介して、複数のコマンドを受信し、
    前記優先コマンドテーブルに定義された属性に従って、前記受信した複数のコマンドから優先コマンドを抽出し、
    前記非優先コマンドに優先して、前記優先コマンドを前記起動保証数に応じた所定の閾値まで順次実行し、前記所定の単位時間内に実行されなかった前記優先コマンド及び前記非優先コマンドをコマンドキューにキューイングする
    ことを特徴とするストレージサブシステム。
  2. 前記各コマンドについての属性は、前記ハードディスクドライブ上の特定の記憶領域を指し示す論理ブロックアドレスを含むことを特徴とする
    請求項1に記載のストレージサブシステム。
  3. 前記チャネルプロセッサは、前記受信した複数のコマンドのうち前記特定の記憶領域を指定するコマンドを、前記優先コマンドとして抽出することを特徴とする
    請求項2に記載のストレージサブシステム。
  4. 前記少なくとも1つのホストコンピュータは、複数の仮想マシンを有し、
    前記複数の仮想マシンが、前記チャネルアダプタの前記ポートに対して、前記複数のコマンドを送信する、ことを特徴とする
    請求項1に記載のストレージサブシステム。
  5. 前記チャネルプロセッサは、管理装置から送信される優先コマンド設定要求に基づいて、前記優先コマンドテーブルを作成することを特徴とする
    請求項1に記載のストレージサブシステム。
  6. ホストコンピュータから発行されるコマンドに応答して、ストレージデバイスに対するアクセスを制御するコントローラによるコマンド実行方法であって、
    前記コマンド実行方法は、
    各コマンドについての属性を定義し、前記各コマンドについての属性は、所定の単位時間内に当該コマンドの起動を保証する数を示す起動保証数を含む、優先コマンドテーブルを保持するステップと、
    前記少なくとも1つのホストコンピュータから、ポートを介して、複数のコマンドを受信するステップと、
    前記優先コマンドテーブルに定義された属性に従って、前記受信した複数のコマンドから優先コマンドを抽出するステップと、
    前記非優先コマンドに優先して、前記優先コマンドを前記起動保証数に応じた所定の閾値まで順次実行するステップと、
    前記所定の単位時間内に実行されなかった前記優先コマンド及び前記非優先コマンドをコマンドキューにキューイングするステップと、
    を含むことを特徴とするコマンド実行方法。
  7. 前記各コマンドについての属性は、前記ハードディスクドライブ上の特定の記憶領域を指し示す論理ブロックアドレスを含むことを特徴とする
    請求項6に記載のコマンド実行方法。
  8. 前記コントローラが、前記受信した複数のコマンドのうち前記特定の記憶領域を指定するコマンドを、優先コマンドとして抽出することを特徴とする
    請求項7に記載のコマンド実行方法。
  9. 前記コントローラが、管理装置から送信される優先コマンド設定要求に基づいて、前記優先コマンドテーブルを作成するステップをさらに含む、ことを特徴とする
    請求項6に記載のコマンド実行方法。
  10. 前記コントローラは、前記少なくとも1つのホストコンピュータ上に形成された複数の仮想マシンから発行される前記複数のコマンドを、前記ポートを介して、受信することを特徴とする
    請求項6に記載のコマンド実行方法。
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