JP5146252B2 - 偏光フィルム、偏光フィルムの製造方法、それを用いた液晶表示装置 - Google Patents
偏光フィルム、偏光フィルムの製造方法、それを用いた液晶表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5146252B2 JP5146252B2 JP2008271630A JP2008271630A JP5146252B2 JP 5146252 B2 JP5146252 B2 JP 5146252B2 JP 2008271630 A JP2008271630 A JP 2008271630A JP 2008271630 A JP2008271630 A JP 2008271630A JP 5146252 B2 JP5146252 B2 JP 5146252B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polarizing film
- film
- polarizing
- parts
- liquid crystal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Polarising Elements (AREA)
Description
2.前記偏光フィルムが、二色性色素を含有することを特徴とする前記1に記載の偏光フィルム。
本発明の偏光フィルムを構成するセルロースエステルは、一般式(1)または(2)で表される繰り返し単位を少なくとも一つ有するセルロースエステルである。
A−1 −CH2CH2−
A−2 −CH2CH2CH2−
A−3 −CH=CH−
A−4
以下Bの具体例を挙げる。
B−1 −CH2CH2−
B−2 −CH2CH2CH2CH2−
B−3
本発明の偏光フィルムは、好ましくは上記のセルロースエステル(基材)中に、二色性色素から選ばれた少なくとも1種が含有されて構成されている。
本発明の偏光フィルムを構成するセルロースエステルには、公知の可塑剤、例えば、フタル酸エステル系可塑剤(ジエチルフタレート、ジブチルフタレート等)、リン酸エステル系可塑剤(トリクレジルフォスフェート等)、グリセリンエステル系可塑剤(グリセリントリベンゾエート等)などを添加することによって、可塑化温度を低下させることができる。
本発明の偏光フィルムを製造する方法としては、セルロースエステルと二色性色素とを有機溶媒に溶解もしくは加熱溶融し、基材上へキャストしてフィルムを形成し、フィルムを基材から剥離した後、形成したフィルムを延伸処理することによって製造される。
(1)この偏光フィルムの単層構成(基材へキャストした場合)
(2)この偏光フィルムの2層構成(ベースへ塗布した場合)
(3)この偏光フィルムと、保護フィルムとの積層構成
(4)この偏光フィルムと、保護フィルムと、位相差フィルムとの積層構成とすることにより、偏光板として使用される。
本発明の偏光板(例えば、上記(3)の層構成を有する偏光板)を構成する保護フィルムは、光学的に均一でレターデーションの小さい透明高分子フィルムから構成される。保護フィルムを構成する高分子材料としては、ジアセチルセルロース、トリアセチルセルロース(TAC)などのセルロース系フィルム、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンイソフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル系フィルム、ポリメチル(メタ)アクリレート、ポリエチル(メタ)アクリレートなどのアクリル樹脂系フィルム、ポリカーボネート系フィルム、ポリエーテルスルホン系フィルム、ポリスルホン系フィルム、ポリイミド系フィルム、熱可塑性ノルボルネン系樹脂フィルムを用いることができる。偏光フィルムと保護フィルム、位相差フィルムを貼合するには粘着剤や接着剤を使用する事が出来る。これらの粘着剤、接着剤としては、透明性に優れたものが好ましく、具体例としては天然ゴム、合成ゴム、酢酸ビニル/塩化ビニルコポリマー、ポリビニルエーテル、アクリル系、変成ポリオレフィン系、およびこれらにイソシアナートなどの硬化剤を添加した硬化型粘着剤、ポリウレタン系樹脂溶液とポリイソシアナート系樹脂溶液を混合するドライラミネート用接着剤、合成ゴム系接着剤、エポキシ系接着剤などが挙げられる。
本発明の偏光板(例えば、上記(4)の層構成を有する偏光板)に設けられる位相差フィルムは、延伸処理により得られる複屈折が光学的に均一なものとなる高分子フィルムから構成される。位相差フィルムを構成する高分子材料としては、ポリカーボネート(PC)、ビニロン、ポリビニルアルコール、ポリカーボネート、ポリスチレンナイロン、酢酸ブチルセルロール、セロハン、熱可塑性セルロース系樹脂を挙げることができる。これらのうち、本発明の偏光板の有する耐湿性、耐熱性および光学特性を更に向上させることができるという観点から、熱可塑性セルロース系樹脂(偏光フィルムの基材樹脂と同種の樹脂)が好ましい。
本発明の偏光フィルムは、MVA(Multi−domein Vertical Alignment)モード、PVA(Patterned Vertical Alignment)モード、CPA(Continuous Pinwheel Alignment)モード、OCB(Optical Compensated Bend)モード、IPS(In Place Switching)モード等に用いることができ、特定の液晶モード、偏光板の配置に限定されるものではない。
反応器に酢酸セルロース(ダイセル化学工業(株)製、L−20、置換度2.41)80部を加え、110℃、4時間、4Torr(1Torrは、133.322Paである)で減圧乾燥した。その後、乾燥窒素によりパージを行い、還流冷却管を取り付け、事前に乾燥、蒸留したε−カプロラクトン20部、シクロヘキサノン67部を加えて160℃に加熱、撹拌して酢酸セルロースを均一に溶解させた。この反応液にモノブチルスズトリオクチレート0.25部を添加し、160℃で2時間撹拌しながら加熱した。その後、反応液を室温まで冷却し反応を終結させ反応物を得た。さらに、クロロホルム90部に対して反応物10部を溶解後、大過剰のメタノール900部中にゆっくりと滴下し、沈殿した沈殿物を濾別することによって、ε−カプロラクトンの単独重合体を除去した。さらに、60℃にて5時間以上加熱乾燥し、ε−カプロラクトンが酢酸セルロースに反応したセルロースエステル1を得た。そして、1H−NMRにより得られたセルロースエステルの一次構造を分析した。その結果、グルコース単位1モルあたりに反応したε−カプロラクトンの平均モル数は0.43、平均置換度は0.08、平均重合度は5.1であった。
反応器に酢酸セルロース(ダイセル化学工業(株)製、L−20、置換度2.41)70部を加え、110℃、4時間、4Torrで減圧乾燥した。その後、乾燥窒素によりパージを行い、還流冷却管を取り付け、事前に乾燥、蒸留したε−カプロラクトン30部、シクロヘキサノン67部を加えて160℃に加熱、撹拌して酢酸セルロースを均一に溶解させた。この反応液にモノブチルスズトリオクチレート0.25部を添加し、160℃で2時間撹拌しながら加熱した。その後、反応液を室温まで冷却し反応を終結させ反応物を得た。さらに、クロロホルム90部に対して反応物10部を溶解後、大過剰のメタノール900部中にゆっくりと滴下し、沈殿した沈殿物(を濾別することによって、ε−カプロラクトンの単独重合体を除去した。さらに、60℃にて5時間以上加熱乾燥し、ε−カプロラクトンが酢酸セルロースに反応したセルロースエステル2を得た。そして、1H−NMRにより得られたセルロースエステルの一次構造を分析した。その結果、グルコース単位1モルあたりに反応したε−カプロラクトンの平均モル数は0.86、平均置換度は0.12、平均重合度は7.4であった。
反応器に酢酸セルロース(ダイセル化学工業(株)製、LM−80、置換度2.10)60部を加え、110℃、4時間、4Torrで減圧乾燥した。その後、乾燥窒素によりパージを行い、還流冷却管を取り付け、事前に乾燥、蒸留したε−カプロラクトン40部、シクロヘキサノン67部を加えて160℃に加熱、撹拌して酢酸セルロースを均一に溶解させた。この反応液にモノブチルスズトリオクチレート0.25部を添加し、160℃で2時間撹拌しながら加熱した。その後、反応液を室温まで冷却し反応を終結させ反応物を得た。さらに、クロロホルム90部に対して反応物10部を溶解後、大過剰のメタノール900部中にゆっくりと滴下し、沈殿した沈殿物を濾別することによって、ε−カプロラクトンの単独重合体を除去した。さらに、60℃にて5時間以上加熱乾燥し、ε−カプロラクトンが酢酸セルロースに反応したセルロースエステル3を得た。そして、1H−NMRにより得られたセルロースエステルの一次構造を分析した。その結果、グルコース単位1モルあたりに反応したε−カプロラクトンの平均モル数は1.29、平均置換度は0.34、平均重合度は3.9であった。
反応器に酢酸セルロース(ダイセル化学工業(株)製、L−20、置換度2.41)70部、L−ラクチド30部を加え、65℃、12時間、4Torrで減圧乾燥した。その後、乾燥窒素によりパージを行い、還流冷却管を取り付け、事前に乾燥、蒸留したシクロヘキサノン67部を加えて160℃に加熱、撹拌して酢酸セルロースを均一に溶解させた。この反応液にモノブチルスズトリオクチレート0.25部を添加し、160℃で2時間撹拌しながら加熱した。その後、反応液を室温まで冷却し反応を終結させ反応物を得た。さらに、クロロホルム90部に対して反応物10部を溶解後、大過剰のメタノール900部中にゆっくりと滴下し、沈殿した沈殿物を濾別することによって、L−ラクチドの単独重合体を除去した。さらに、60℃にて5時間以上加熱乾燥し、L−ラクチドが酢酸セルロースに反応したセルロースエステル4を得た。そして、1H−NMRにより得られたセルロースエステルの一次構造を分析した。その結果、グルコース単位1モルあたりに反応した乳酸単位(乳酸ユニット)の平均モル数は0.85、平均置換度DSは0.22、平均重合度は3.9であった。
反応器に酢酸セルロース(ダイセル化学工業(株)製、L−20、置換度2.41)50部、L−ラクチド50部を加え、65℃、12時間、4Torrで減圧乾燥した。その後、乾燥窒素によりパージを行い、還流冷却管を取り付け、事前に乾燥、蒸留したシクロヘキサノン67部を加えて160℃に加熱、撹拌して酢酸セルロースを均一に溶解させた。この反応液にモノブチルスズトリオクチレート0.25部を添加し、160℃で2時間撹拌しながら加熱した。その後、反応液を室温まで冷却し反応を終結させ反応物を得た。さらに、クロロホルム90部に対して反応物10部を溶解後、大過剰のメタノール900部中にゆっくりと滴下し、沈殿した沈殿物を濾別することによって、L−ラクチドの単独重合体を除去した。さらに、60℃にて5時間以上加熱乾燥し、L−ラクチドが酢酸セルロースに反応したセルロースエステル5を得た。そして、1H−NMRにより得られたセルロースエステルの一次構造を分析した。その結果、グルコース単位1モルあたりに反応した乳酸単位(乳酸ユニット)の平均モル数は1.93、平均置換度は0.30、平均重合度は6.4であった。
反応器に酢酸セルロース(ダイセル化学工業(株)製、NAC、置換度2.74)50部を加え、110℃、4時間、4Torrで減圧乾燥した。その後、乾燥窒素によりパージを行い、還流冷却管を取り付け、事前に乾燥、蒸留したε−カプロラクトン50部、シクロヘキサノン67部を加えて160℃に加熱、撹拌して酢酸セルロースを均一に溶解させた。この反応液にモノブチルスズトリオクチレート0.25部を添加し、160℃で2時間撹拌しながら加熱した。その後、反応液を室温まで冷却し反応を終結させ反応物を得た。さらに、クロロホルム90部に対して反応物10部を溶解後、大過剰のメタノール900部中にゆっくりと滴下し、沈殿した沈殿物(グラフト体)を濾別することによって、ε−カプロラクトンの単独重合体を除去した。さらに、60℃にて5時間以上加熱乾燥し、ε−カプロラクトンが酢酸セルロースに反応したセルロースエステル6を得た。そして、1H−NMRにより得られたセルロースエステルの一次構造を分析した。その結果、グルコース単位1モルあたりに反応したε−カプロラクトンの平均モル数は1.66、平均置換度は0.17、平均重合度は10.1であった。
反応器に酢酸セルロース(ダイセル化学工業(株)製、NAC、置換度2.74)20部、L−ラクチド80部を加え、65℃、24時間、4Torrで減圧乾燥した。その後、乾燥窒素によりパージを行い、還流冷却管を取り付け、140℃に加熱、撹拌して酢酸セルロースを均一に溶解させた。この反応液にオクタン酸スズ0.10部を添加し、140℃で1時間撹拌しながら加熱した。その後、反応液を室温まで冷却し反応を終結させ反応物を得た。さらに、クロロホルム90部に対して反応物10部を溶解後、大過剰のメタノール900部中にゆっくりと滴下し、沈殿した沈殿物を濾別することによって、L−ラクチドの単独重合体を除去した。さらに、60℃にて5時間以上加熱乾燥し、L−ラクチドが酢酸セルロースに反応したセルロースエステル7を得た。そして、1H−NMRにより得られたセルロースエステルの一次構造を分析した。その結果、グルコース単位1モルあたりに反応した乳酸単位(乳酸ユニット)の平均モル数は14.1、平均置換度は0.23、平均重合度は60.5であった。
反応器に酢酸セルロース(ダイセル化学工業(株)製、L−40、置換度2.41))70部、無水マレイン酸10部、グリセリン10部、可塑剤としてアジピン酸ジオクチル10部を量りとり、室温でプレブレンドした。その後、この混合物を予め140℃に昇温したラボプラストミル(東洋精機(株)製、バッチ式混練ニーダー)中に30rpmで回転させた状態で5分間かけて投入した。引き続き、回転数を90rpmまで上げた後20分間加熱混練し反応を行い、セルロースエステル8を得た。
<偏光フィルム1の作製>
(a)400〜500nmに主な吸収波長帯を有するオレンジ系の二色性色素(1)と、
(b)470〜600nmに主な吸収波長帯を有するレッド系の二色性色素(4)と、
(c)520〜650nmに主な吸収波長帯を有するブルー系の二色性色素(7)と、
(d)600〜700nmに主な吸収波長帯を有するグリーン系の二色性色素(9)
とを、a:b:c:d(質量比)が5:27:40:25となる割合で色素を混成した。
本発明の偏光フィルム1と同様に、表1に示す樹脂、二色性色素、せん断力にて本発明の偏光フィルム2〜12、及び比較の偏光フィルム13〜15を作製した。
厚さ80μmのTACフィルム「コニタック」(コニカミノルタオプト(株)製)を用意した。以下、このTACフィルムを「保護フィルム1」という。
ヨウ素5.0g、ヨウ化カリウム250g、ホウ酸10g、水1000gからなる水溶液(40℃)中に、厚さ50μmのPVAフィルムを浸漬しながら約5分間で4倍に一軸延伸し、得られた延伸フィルムの緊張を保持しながら当該延伸フィルムの表面をアルコールで洗浄し、次いで、乾燥することにより、延伸フィルム(比較用の偏光フィルム)を得た。以下、この延伸フィルムを「比較偏光フィルム16」という。
上記偏光フィルム1〜15の作製で得られた偏光フィルムを、そのまま偏光板(本発明の偏光板1〜12、比較の偏光板13〜15)とした。
上記偏光フィルム16の作製で得られた偏光フィルムを両面に、保護フィルム1の作製で用意した保護フィルムを貼り合わせることにより、比較の偏光板16を製造した。
可視域(400〜900nm)の光線透過率および偏光度を測定することにより、光学特性(透明性)および偏光性能を評価した。また、下記の耐久性試験サイクルを4サイクル経過後の偏光度を再度測定することにより耐久性(耐湿性・耐熱性)を評価した。
(耐久性試験1サイクル)=(温度80℃、相対湿度90%の環境下に偏光板を24時間放置した後、温度20℃、相対湿度40%の環境下に偏光板を24時間放置する。)
また、偏光板の平面性を評価した。
幅90cm、長さ100cmの大きさに各偏光板試料を切り出し、50W蛍光灯を5本並べて試料台に45°の角度から照らせるように高さ1.5mの高さに固定し、試料台の上に各フィルム試料を置き、偏光板表面に反射して見える凹凸を目で見て、次のように判定した。この方法によって平面性の判定が出来る。
A:蛍光灯が5本とも真っすぐに見えた
B:蛍光灯が少し曲がって見えるところがある
C:蛍光灯が全体的に少し曲がって見える
D:蛍光灯が大きくうねって見える
ここで、A、Bが実用上問題ないレベルと判断した
結果を表2に示す。
<偏光フィルム17の作製>
表3に示すセルロースエステル100部、可塑剤としてペンタエリスリトールテトラベンゾエート10部、Irganox1010(チバ・ジャパン(株)製)1部と表3に示す二色性色素3部を240℃に窒素気流下で溶融混練し、表3に示すせん断力をかけながら押出して200μmのセルロースエステルフィルムを得た。このフィルムを、テンター延伸機に装着し、160℃の雰囲気下で縦一軸方向に3倍延伸し、本発明の偏光フィルム17を得た。
セルロースエステルおよび二色性色素を表3に示す樹脂および色素に代えた以外は調製例17と同様にして、本発明の偏光フィルム18〜21、及び比較の偏光フィルム22〜24を作製した。
上記偏光フィルム17〜24の作製で得られた偏光フィルムを、そのまま偏光板(本発明の偏光板17〜21、比較の偏光板22〜24)とした。
得られた偏光板を実施例1と同様に光学特性(透明性)および偏光性能を評価した。また、実施例1と同様の下記の耐久性試験サイクルを6サイクル経過後の偏光度を再度測定することにより耐久性(耐湿性・耐熱性)を評価した。
(耐久性試験1サイクル)=(温度80℃、相対湿度90%の環境下に偏光板を24時間放置した後、温度20℃、相対湿度40%の環境下に偏光板を24時間放置する。)
また、偏光板の平面性を評価した。
幅90cm、長さ100cmの大きさに各偏光板試料を切り出し、50W蛍光灯を5本並べて試料台に45°の角度から照らせるように高さ1.5mの高さに固定し、試料台の上に各フィルム試料を置き、偏光板表面に反射して見える凹凸を目で見て、次のように判定した。この方法によって平面性の判定が出来る。
A:蛍光灯が5本とも真っすぐに見えた
B:蛍光灯が少し曲がって見えるところがある
C:蛍光灯が全体的に少し曲がって見える
D:蛍光灯が大きくうねって見える
ここで、A、Bが実用上問題ないレベルと判断した
結果を表4に示す。
<液晶表示装置としての特性評価>
32型TFT型カラー液晶ディスプレイベガ(ソニー社製)の偏光板を剥がし、実施例1および2で作製した耐久性試験後の各々の偏光板を液晶セルのサイズに合わせて断裁した。液晶セルを挟むようにして、前記作製した偏光板2枚を偏光板の偏光軸が元と変わらないように互いに直交するように貼り付け、32型TFT型カラー液晶ディスプレイを作製し、光学フィルムの偏光板としての特性を評価したところ、本発明の偏光板1〜12、17〜21を用いた液晶表示装置は、比較の偏光板13〜16、22〜24を用いた液晶表示装置に対してコントラストも高く、更に色ムラもない優れた表示性を示した。
2A,2B 保護フィルム
3 接着剤層
4 位相差フィルム
Claims (6)
- 前記偏光フィルムが、二色性色素を含有することを特徴とする請求項1に記載の偏光フィルム。
- 請求項1又は2に記載の偏光フィルムを形成する際に、せん断力をかけて偏光フィルムを形成することを特徴とする偏光フィルムの製造方法。
- 請求項1又は2に記載の偏光フィルムを形成し、形成した該偏光フィルムを延伸処理することを特徴とする偏光フィルムの製造方法。
- 請求項1又は2に記載の偏光フィルムを形成する際に、せん断力をかけて偏光フィルムを形成し、形成した該偏光フィルムを延伸処理することを特徴とする偏光フィルムの製造方法。
- 請求項1または2に記載の偏光フィルムを含有することを特徴とする液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008271630A JP5146252B2 (ja) | 2008-10-22 | 2008-10-22 | 偏光フィルム、偏光フィルムの製造方法、それを用いた液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008271630A JP5146252B2 (ja) | 2008-10-22 | 2008-10-22 | 偏光フィルム、偏光フィルムの製造方法、それを用いた液晶表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010101983A JP2010101983A (ja) | 2010-05-06 |
JP5146252B2 true JP5146252B2 (ja) | 2013-02-20 |
Family
ID=42292706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008271630A Active JP5146252B2 (ja) | 2008-10-22 | 2008-10-22 | 偏光フィルム、偏光フィルムの製造方法、それを用いた液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5146252B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6010841B2 (ja) * | 2012-05-31 | 2016-10-19 | 株式会社ポラテクノ | 有機el表示装置及び有機el表示装置用偏光素子 |
KR102057722B1 (ko) | 2013-05-14 | 2019-12-19 | 삼성전자주식회사 | 편광 필름용 조성물, 편광 필름 및 표시 장치 |
-
2008
- 2008-10-22 JP JP2008271630A patent/JP5146252B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010101983A (ja) | 2010-05-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI272426B (en) | Polarizing plate and liquid crystal display employing the same | |
JP3807511B2 (ja) | 偏光フィルム | |
KR101304591B1 (ko) | 위상차 필름, 이의 제조방법, 및 이를 포함하는 액정 표시 장치 | |
WO2013187134A1 (ja) | 液晶表示装置 | |
KR20070053278A (ko) | 편광판에 유용한 적합성 가소화제 화합물 | |
JPWO2007066470A1 (ja) | 偏光板、偏光板の製造方法及び液晶表示装置 | |
US20040027520A1 (en) | Multilayer optical compensator, liquid crystal display, and process | |
KR101449887B1 (ko) | 광학 필름 및 그것을 사용한 편광판, 액정 표시 장치 | |
WO2017057255A1 (ja) | 偏光板保護フィルム、その製造方法、偏光板及び画像表示装置 | |
JP5232408B2 (ja) | 光学フィルムならびにそれを用いた偏光板および液晶表示装置 | |
WO2011010751A1 (en) | Va-mode liquid-crystal display device | |
JP5146252B2 (ja) | 偏光フィルム、偏光フィルムの製造方法、それを用いた液晶表示装置 | |
JP2005099191A (ja) | セルロースフィルム、偏光板および液晶表示装置 | |
JP5304597B2 (ja) | 光学フィルム、偏光板及び液晶表示装置 | |
JP2008052041A (ja) | 光学フィルム、偏光板、液晶表示装置 | |
JP5617543B2 (ja) | 位相差フィルム、偏光板及び液晶表示装置 | |
TW201514005A (zh) | 偏光板及液晶顯示裝置 | |
JP5699519B2 (ja) | 位相差フィルム、位相差フィルムの製造方法、偏光板及び液晶表示装置 | |
TW200921203A (en) | Liquid crystal display device | |
JP2013097873A (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス表示装置 | |
KR20150037541A (ko) | 내용제성이 우수한 광학 필름 및 이를 포함하는 편광판 | |
TWI448781B (zh) | Liquid crystal display device | |
JP2007316617A (ja) | 偏光フィルム | |
JP2002202411A (ja) | 位相差板、偏光板およびそれを用いた反射型液晶表示素子 | |
JP6607964B2 (ja) | 偏光板、画像表示装置及び偏光板保護フィルム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110812 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20120209 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121024 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121030 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121112 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5146252 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151207 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |