JP5145447B2 - Authentication method for gaming machines and electronic devices - Google Patents
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Description
本発明は、パチンコ店等の遊技店に設置されるパチンコ遊技機、雀球遊技機、アレンジボール等の弾球遊技機、スロットマシン等の回胴式遊技機などの遊技機に関する。また、本発明は、複数の制御部を備える電子機器における各制御部間のデータ伝送の認証方法に関する。 The present invention relates to a gaming machine such as a pachinko gaming machine, a sparrow ball gaming machine, a ball ball gaming machine such as an arrangement ball, and a revolving type gaming machine such as a slot machine installed in a gaming shop such as a pachinko shop. The present invention also relates to an authentication method for data transmission between control units in an electronic device including a plurality of control units.
遊技機に対し行われる、メダルや遊技球など(以下、「遊技媒体」という)を遊技とは無関係に強制的に払い出させる不正行為のうち、遊技に係る基本動作を制御する主制御部が搭載された主制御基板や、主制御部からの制御命令に基づき演出処理等を実行する周辺部が搭載された周辺基板に関するものとして、例えば以下に示すものがある。
(1)正規な主制御基板と不正な主制御基板との交換
(2)主制御基板に搭載されたCPUが実行する正規なプログラムが記憶されたROMと上記プログラムを改ざんした不正なプログラムが記憶されたROMとの交換
(3)主制御基板と周辺基板との間に不正な基板(なりすまし基板)を設け、かつ上記(2)のROMの交換
Of the fraudulent acts that forcibly pay out medals, game balls, etc. (hereinafter referred to as “game media”) performed on gaming machines, regardless of the game, the main control unit that controls basic operations related to games Examples of the peripheral board on which the main control board is mounted and the peripheral board on which the peripheral unit that executes the rendering process and the like based on the control command from the main control unit are mounted include the following.
(1) Replacing an authorized main control board with an unauthorized main control board (2) A ROM storing a legitimate program executed by the CPU mounted on the main control board and an unauthorized program obtained by falsifying the above program are stored. (3) An illegal board (impersonated board) is provided between the main control board and the peripheral board, and the ROM of (2) above is replaced.
このような不正行為を防止するため、従来の遊技機には、次のようなものがあった。例えば、特許文献1に記載の遊技機は、主制御基板は、制御コマンドを生成してサブ制御基板に送信する第1送信手段と、第1送信手段が所定期間内に送信した制御コマンドのチェックサムを状態監視コマンドとして所定のタイミングで送信する第2送信手段とを備えている。特許文献1に記載の遊技機は、サブ制御基板が、所定期間内に受信した制御コマンドのチェックサムと、所定のタイミングで受信した状態監視コマンドとを比較することで、所定期間内に送信された制御コマンドの正当性を検証している。すなわち、特許文献1に記載の遊技機は、制御コマンドの正当性を検証するための状態監視コマンドを所定のタイミングで送信することで、上記不正行為の防止を図っている。
In order to prevent such illegal acts, the conventional gaming machines include the following. For example, in the gaming machine described in
しかしながら、特許文献1に記載の遊技機では、所定のタイミングで状態監視コマンドを単独で送信する処理を行っている。状態監視コマンドは、上述のように所定期間内に送信した制御コマンドのチェックサムなので、状態監視コマンドと通常の制御コマンドとはデータ形式あるいはデータ量が著しく異なる情報である。したがって、特許文献1に記載の遊技機では、不正行為を行う者(以下、不正者という)は状態監視コマンドの送信タイミングを容易に知ることができ、不正検出のための検査タイミングを容易に知ることができる。そして、状態監視コマンドの送信タイミングを知ることができる不正者が、状態監視コマンドを取得して内容を解析する虞があった。
However, in the gaming machine described in
また、特許文献1に記載の遊技機では、制御コマンドにそのチェックサムを付加して送信している。制御コマンドにそのチェックサムを付加して送信することにより、通信エラーチェックを行うことは一般的に行われることである。特許文献1に記載の遊技機でも同様に、制御コマンドにそのチェックサムを付加している。しかしながら、これにより、特許文献1に記載の遊技機では、不正者が制御コマンドを取得して状態監視コマンドの内容を解析することが容易になっている。具体的には、不正者が、状態監視コマンドの送信タイミングを容易に知ることができるのは上述したとおりである。このため、状態監視コマンドの送信タイミングを知った不正者が、所定期間内の制御コマンドとそのチェックサムを取得して、制御コマンドとチェックサムと状態監視コマンドを比較することで、制御コマンドに付加されたチェックサムの内容および状態監視コマンドの内容を容易に解析することができるという虞があった。
In the gaming machine described in
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、上記不正行為を防止してセキュリティ強度を向上させることができる遊技機を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a gaming machine capable of preventing the above fraud and improving the security strength.
上記課題を解決するために本発明は、制御コマンドを出力する主制御部(主制御部110)と、前記制御コマンドに基づく処理を行う周辺部(演出制御部120)と、前記周辺部の後段に設けられた後段制御部(後段制御部180)とを備える遊技機であって、を備える遊技機であって、前記主制御部は、前記制御コマンドを出力するコマンド出力手段(制御コマンド出力部500)と、前記制御コマンドに付加されて当該制御コマンドの正当性を検査する誤り検査値を、前記コマンド出力手段によって過去に出力された制御コマンドを用いて、複数の生成方式で生成可能であり、いずれかの生成方式で生成された誤り検査値を出力する第1生成手段(制御コマンド記憶部530および誤り検査値演算部540)と、前記コマンド出力手段によって出力された制御コマンドが予め決められた2以上のグループのうちのいずれのグループに属するかを識別する第1識別手段(制御部520)と、前記第1生成手段によって出力された誤り検査値に基づいて、誤り検査値の生成方式を前記複数の生成方式のうちのいずれの生成方式とするかを決定する第1決定手段(制御部520)と、前記第1生成手段によって出力された前記誤り検査値を、前記コマンド出力手段によって出力された前記制御コマンドに付加して前記周辺部を介して前記後段制御部に送信する第1送信手段(付加部550および送信部560)と、を有し、前記後段制御部は、前記第1送信手段によって送信された制御コマンドを用いて、前記複数の生成方式で誤り検査値を生成可能であり、生成した誤り検査値を出力する第2生成手段(誤り検査値生成部610)と、前記第1送信手段によって送信された誤り検査値と、前記第2生成手段から出力された誤り検査値とを用いて、前記制御コマンドの正当性の検査を行う検査手段(誤り検査部650)と、前記検査手段による検査結果を前記周辺部に送信する第2送信手段(送信部670)と、を有し、前記周辺部は、前記検査結果に基づく処理を行い、前記第1生成手段は、前記コマンド出力手段によって過去に出力された制御コマンドの中から、前記第1識別手段による識別結果および所定の取り決めに基づいて選択された制御コマンドを用いて、前記第1決定手段によって決定された生成方式で生成した誤り検査値を出力することを特徴とする。
In order to solve the above-described problems, the present invention provides a main control unit (main control unit 110) that outputs a control command, a peripheral unit (production control unit 120) that performs processing based on the control command, and a subsequent stage of the peripheral unit. A gaming machine having a rear stage control unit (back stage control unit 180) provided in the game machine, wherein the main control unit outputs command commands (control command output unit) 500) and an error check value added to the control command to check the validity of the control command can be generated by a plurality of generation methods using the control command output in the past by the command output means. First generation means (control
本発明によれば、コマンド出力手段によって少なくとも過去に出力された制御コマンドを用いて第1生成手段が生成した誤り検査値を今回出力する制御コマンドに付加して周辺部を介して後段制御部に送信する。このように従来にない簡易な方法を適用することにより、制御コマンドとそれに付加された誤り検査値の関係を不正者が解析することを困難にしている。また、後段制御部を設けることにより、周辺部の処理負荷の増大を抑制している。
さらに、本発明によれば、主制御部は、制御コマンドを2以上の複数のグループに分類している。さらに、主制御部は、今回送信する制御コマンドに付加する誤り検査値として、当該制御コマンドが属するグループに対応付けられたグループに属する制御コマンドのうち、過去に送信された制御コマンドを用いて複数の生成方式で生成された誤り検査値のいずれを付加するかを、誤り検査値に基づいて決定している。したがって、制御コマンドとそれに付加される誤り検査値との時系列的な関係が不規則になるうえに、誤り検査値に基づいて生成方式が変更されるので、制御コマンドとそれに付加される誤り検査値との関連性の解析を困難とすることができる。それゆえに、不正者が制御コマンドおよびそれに付加された誤り検査値を取得したとしても、不正を行うことを困難にすることができる。すなわち、本発明によれば、遊技機のセキュリティ強度を向上させることができる。
According to the present invention, the error check value generated by the first generation unit using the control command output at least in the past by the command output unit is added to the control command to be output this time and passed to the subsequent control unit via the peripheral unit. Send. In this way, by applying a simple method that has not been heretofore, it is difficult for an unauthorized person to analyze the relationship between a control command and an error check value added thereto. In addition, an increase in the processing load on the peripheral portion is suppressed by providing the latter stage control unit.
Furthermore, according to the present invention, the main control unit classifies the control commands into two or more groups. Furthermore, the main control unit uses a plurality of control commands transmitted in the past among control commands belonging to the group associated with the group to which the control command belongs as an error check value to be added to the control command transmitted this time. Which of the error check values generated by the generation method is added is determined based on the error check value. Therefore, the time series relationship between the control command and the error check value added to it becomes irregular, and the generation method is changed based on the error check value. Analysis of the relationship with the value can be made difficult. Therefore, even if an unauthorized person obtains a control command and an error check value added to the control command, it can be difficult to perform the fraud. That is, according to the present invention, the security strength of the gaming machine can be improved.
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。具体的には、本発明の実施形態に係る遊技機の1つであるパチンコ遊技機1(以下、「遊技機1」という)について説明する。
Hereinafter, embodiments for carrying out the present invention will be described with reference to the drawings. Specifically, a pachinko gaming machine 1 (hereinafter referred to as “
〈第1の実施形態〉
[遊技機の構成]
以下に、本発明の一実施形態である第1の実施形態に係る遊技機1の構成について説明する。
図1は、本実施形態に係る遊技機1の外観構成を示す正面図である。図2は、本実施形態に係る遊技機1のガラス枠を開放させた状態の外観構成を示す斜視図である。図3は、本実施形態に係る遊技機1の裏面側の外観構成を示す斜視図である。
<First Embodiment>
[Composition of gaming machine]
Below, the structure of the
FIG. 1 is a front view showing an external configuration of the
遊技機1は、遊技店の島設備に取り付けられる外枠60と、その外枠60と回動可能に支持されたガラス枠50とが備えられている(図1、図2参照)。また、外枠60には、遊技球200が流下する遊技領域6が形成された遊技盤2が設けられている。ガラス枠50には、回動操作されることにより遊技領域6に向けて遊技球を発射させる操作ハンドル3と、スピーカからなる音声出力装置32と、複数のランプを有する演出用照明装置34と、押圧操作により演出態様を変更させるための演出ボタン35とが設けられている。
The
さらに、ガラス枠50には、複数の遊技球200を貯留する受け皿40が設けられており、この受け皿40は、操作ハンドル3の方向側に遊技球200が流下するように下りの傾斜を有している(図2参照)。この受け皿40の下りの傾斜の端部には、遊技球を受け入れる図示しない受入口が設けられており、この受入口に受け入れられた遊技球は、玉送りソレノイド4bが駆動することにより、ガラス枠50の裏面に設けられた玉送り開口部41へ1個ずつ送り出される。そして、玉送り開口部41へ送り出された遊技球は、打出部材4cの方向に向けて下り傾斜を有している発射レール42により、発射レール42の下り傾斜の端部に誘導される。発射レール42の下り傾斜の端部の上方には、遊技球を停留させるストッパー43が設けられており、玉送り開口部41から送り出された遊技球200は、発射レール42の下り傾斜の端部で1個の遊技球が停留されることになる(図2参照)。
Further, the
そして、遊技者が操作ハンドル3を回動させると、操作ハンドル3に直結している発射ボリューム3b(図4参照)も回動し、発射ボリューム3bにより遊技球の発射強度が調整され、調整された発射強度で発射用ソレノイド4a(図4参照)に直結された打出部材4cが回転する。この打出部材4cが回転することで、打出部材4cにより発射レール42の下り傾斜の端部に貯留されている遊技球200が打ち出され、遊技球が遊技領域6に発射されることとなる。
When the player rotates the
上記のようにして発射された遊技球は、発射レール42からレール5a、5b間を上昇して玉戻り防止片5cを超えると、遊技領域6に到達し、その後遊技領域6内を落下する。このとき、遊技領域6に設けられた複数の釘や風車によって、遊技球は予測不能に落下することとなる。
When the game ball fired as described above rises between the
また、上記遊技領域6には、複数の一般入賞口12が設けられている。これら各一般入賞口12には、一般入賞口検出スイッチ12a(図4参照)が設けられており、この一般入賞口検出スイッチ12aが遊技球の入賞を検出すると、所定の賞球(例えば10個の遊技球)が払い出される。
The
また、上記遊技領域6の中央下側の領域には、遊技球が入球可能な始動領域を構成する第1始動口14および第2始動口15と、遊技球が入球可能な第2大入賞口17とが設けられている。
Further, in the area below the center of the
この第2始動口15は、一対の可動片15bを有しており、これら一対の可動片15bが閉状態に維持される態様(以下、「第1の態様」という)と、一対の可動片15bが開状態となる態様(以下、「第2の態様」という)とに可動制御される。なお、第2始動口15が上記第1の態様に制御されているときには、当該第2始動口15の真上に位置する第2大入賞口17の入賞部材が障害物となって、遊技球の受入れを不可能としている。一方で、第2始動口15が上記第2の態様に制御されているときには、上記一対の可動片15bが受け皿として機能し、第2始動口15への遊技球の入賞が容易となる。つまり、第2始動口15は、第1の態様にあるときには遊技球の入賞機会がなく、第2の態様にあるときには遊技球の入賞機会が増すこととなる。
The
ここで、第1始動口14には遊技球の入球を検出する第1始動口検出スイッチ14a(図4参照)が設けられ、第2始動口15には遊技球の入球を検出する第2始動口検出スイッチ15a(図4参照)が設けられている。そして、第1始動口検出スイッチ14aまたは第2始動口検出スイッチ15aが遊技球の入球を検出すると、特別図柄判定用乱数値等を取得し、後述する大当たり遊技を実行する権利獲得の抽選(以下、「大当たりの抽選」という)が行われる。また、第1始動口検出スイッチ14aまたは第2始動口検出スイッチ15aが遊技球の入球を検出した場合にも、所定の賞球(例えば3個の遊技球)が払い出される。
Here, the
また、第2大入賞口17は、遊技盤2に形成された開口部から構成されている。この第2大入賞口17の下部には、遊技盤面側からガラス板52側に突出可能な第2大入賞口開閉扉17bを有しており、この第2大入賞口開閉扉17bが遊技盤面側に突出する開放状態と、遊技盤面に埋没する閉鎖状態とに可動制御される。そして、第2大入賞口開閉扉17bが遊技盤面に突出していると、遊技球を第2大入賞口17内に導く受け皿として機能し、遊技球が第2大入賞口17に入球可能となる。この第2大入賞口17には第2大入賞口検出スイッチ17a(図4参照)が設けられており、この第2大入賞口検出スイッチ17aが遊技球の入球を検出すると、予め設定された賞球(例えば15個の遊技球)が払い出される。
In addition, the second grand
さらに、上記遊技領域6の右側の領域には、遊技球が通過可能な普通領域を構成する普通図柄ゲート13と、遊技球が入球可能な第1大入賞口16とが設けられている。
このため、操作ハンドル3を大きく回動させ、強い力で打ち出された遊技球でないと、普通図柄ゲート13と第1大入賞口16とには遊技球が、通過または入賞しないように構成されている。
Furthermore, in the area on the right side of the
For this reason, if the
この普通図柄ゲート13には、遊技球の通過を検出するゲート検出スイッチ13a(図4参照)が設けられており、このゲート検出スイッチ13aが遊技球の通過を検出すると、普通図柄判定用乱数値を取得し、後述する「普通図柄の抽選」が行われる。
The
第1大入賞口16は、通常は第1大入賞口開閉扉16bによって閉状態に維持されており、遊技球の入球を不可能としている。これに対して、後述する特別遊技が開始されると、第1大入賞口開閉扉16bが開放されるとともに、この第1大入賞口開閉扉16bが遊技球を第1大入賞口16内に導く受け皿として機能し、遊技球が第1大入賞口16に入球可能となる。第1大入賞口16には第1大入賞口検出スイッチ16a(図4参照)が設けられており、この第1大入賞口検出スイッチ16aが遊技球の入球を検出すると、予め設定された賞球(例えば15個の遊技球)が払い出される。
The first
さらには、遊技領域6の最下部であって遊技領域6の最下部の領域には、一般入賞口12、第1始動口14、第2始動口15、第1大入賞口16および第2大入賞口17のいずれにも入球しなかった遊技球を排出するためのアウト口11が設けられている。
Further, in the lowermost area of the
また、遊技領域6の中央には、遊技球の流下に影響を与える飾り部材7が設けられている。この飾り部材7の略中央部分には、液晶表示装置31が設けられており、この液晶表示装置31の上方には、ベルトの形をした演出用駆動装置33が設けられている。
なお、本実施形態においては、液晶表示装置31を液晶表示器として用いているが、有機ELディスプレイを用いてもよいし、プロジェクター、円環状の構造物からなるリール、いわゆる7セグメントLED、ドットマトリクス等の表示装置等を用いてもよい。
In addition, a
In this embodiment, the liquid
この液晶表示装置31は、遊技が行われていない待機中に画像を表示したり、遊技の進行に応じた画像を表示したりする。なかでも、後述する大当たりの抽選結果を報知するための3個の演出図柄36が表示され、特定の演出図柄36の組合せ(例えば、777等)が停止表示されることにより、大当たりの抽選結果として大当たりが報知される。
より具体的には、第1始動口14または第2始動口15に遊技球が入球したときには、3個の演出図柄36をそれぞれスクロール表示するとともに、所定時間経過後に当該スクロールを停止させて、演出図柄36を停止表示するものである。また、この演出図柄36の変動表示中に、さまざまな画像やキャラクタ等を表示することによって、大当たりに当選するかもしれないという高い期待感を遊技者に与えるようにもしている。
The liquid
More specifically, when a game ball enters the
上記演出用駆動装置33は、その動作態様によって遊技者に期待感を与えるものである。演出用駆動装置33は、例えば、ベルトが下方に移動したり、ベルト中央部の回転部材が回転したりする動作を行う。これら演出用駆動装置33の動作態様によって、遊技者にさまざまな期待感を与えるようにしている。
The
さらに、上記の各種の演出装置に加えて、音声出力装置32は、バックグラウンドミュージック、サウンドエフェクト等を出力し、サウンドによる演出を行い、演出用照明装置34は、各ランプの光の照射方向や発光色を変更して、照明による演出を行うようにしている。
Furthermore, in addition to the above-described various production devices, the
また、演出ボタン35は、例えば、上記液晶表示装置31に当該演出ボタン35を操作するようなメッセージが表示されたときのみ有効となる。演出ボタン35には、演出ボタン検出スイッチ35a(図4参照)が設けられており、この演出ボタン検出スイッチ35aが遊技者の操作を検出すると、この操作に応じてさらなる演出が実行される。
The
遊技領域6の右下方には、第1特別図柄表示装置20、第2特別図柄表示装置21、普通図柄表示装置22、第1特別図柄保留表示器23、第2特別図柄保留表示器24、普通図柄保留表示器25が設けられている。
In the lower right of the
上記第1特別図柄表示装置20は、第1始動口14に遊技球が入球したことを契機として行われた大当たりの抽選結果を報知するものであり、7セグメントのLEDで構成されている。つまり、大当たりの抽選結果に対応する特別図柄が複数設けられており、この第1特別図柄表示装置20に大当たりの抽選結果に対応する特別図柄を表示することによって、抽選結果を遊技者に報知するようにしている。例えば、大当たりに当選した場合には「7」が表示され、ハズレであった場合には「−」が表示される。このようにして表示される「7」や「−」が特別図柄となるが、この特別図柄はすぐに表示されるわけではなく、所定時間変動表示された後に、停止表示されるようにしている。
The first special
ここで、「大当たりの抽選」とは、第1始動口14または第2始動口15に遊技球が入球したときに、特別図柄判定用乱数値を取得し、取得した特別図柄判定用乱数値が「大当たり」に対応する乱数値であるか、「小当たり」に対応する乱数値であるかの判定する処理をいう。この大当たりの抽選結果は即座に遊技者に報知されるわけではなく、第1特別図柄表示装置20において特別図柄が点滅等の変動表示を行い、所定の変動時間を経過したところで、大当たりの抽選結果に対応する特別図柄が停止表示して、遊技者に抽選結果が報知されるようにしている。なお、第2特別図柄表示装置21は、第2始動口15に遊技球が入球したことを契機として行われた大当たりの抽選結果を報知するためのもので、その表示態様は、上記第1特別図柄表示装置20における特別図柄の表示態様と同一である。
Here, the “successful lottery” means that when a game ball enters the
また、本実施形態において「大当たり」というのは、第1始動口14または第2始動口15に遊技球が入球したことを条件として行われる大当たりの抽選において、大当たり遊技を実行する権利を獲得したことをいう。「大当たり遊技」においては、第1大入賞口16または第2大入賞口17が開放されるラウンド遊技を計15回行う。各ラウンド遊技における第1大入賞口16または第2大入賞口17の最大開放時間については予め定められた時間が設定されており、この間に第1大入賞口16または第2大入賞口17に所定個数の遊技球(例えば9個)が入球すると、1回のラウンド遊技が終了となる。つまり、「大当たり遊技」は、第1大入賞口16または第2大入賞口17に遊技球が入球するとともに、当該入球に応じた賞球を遊技者が獲得できる遊技である。
Further, in this embodiment, “big hit” means that a right to win a big hit game is obtained in a big win lottery performed on condition that a game ball has entered the
本実施形態では、「大当たりの抽選」においては、その当選確率により2つの遊技状態が設定されている。すなわち、当選確率が1/299.5に設定された「低確率遊技状態」と、当選確率が1/29.95に設定された「高確率遊技状態」である。また、「大当たり遊技」においても、複数種類の大当たり遊技が設定されている。例えば、「長当たり遊技」となれば、第1大入賞口16が、1ラウンド遊技ごとに、29.000秒間×1回開放(×15ラウンド)される。「短当たり遊技」となれば、第2大入賞口17が、1ラウンド遊技ごとに、0.052秒間×1回(×15ラウンド)開放される。「発展当たり遊技」となれば、第2大入賞口17が、最初の1ラウンド遊技では0.052秒間×3回開放され、2ラウンド目以降は、1ラウンド遊技ごとに29.000秒間×1回(×14ラウンド)開放される。
また、「小当たり」の場合は、当選確率が1/149.75の1つの遊技状態が設定されている。また、「小当たり遊技」となれば、ラウンド遊技ではないものの、第2大入賞口17が0.052秒間×15回開放される。なお、本実施形態では、「大当たり遊技」と「小当たり遊技」とを総称して「特別遊技」という。
In this embodiment, in the “hit lottery”, two gaming states are set according to the winning probability. That is, the “low probability gaming state” in which the winning probability is set to 1 / 299.5 and the “high probability gaming state” in which the winning probability is set to 1 / 29.95. Also, in the “jackpot game”, a plurality of types of jackpot games are set. For example, in the case of “game per long”, the first
In the case of “small hit”, one gaming state with a winning probability of 1 / 149.75 is set. In addition, if it is a “small hit game”, although it is not a round game, the second
また、普通図柄表示装置22は、普通図柄ゲート13を遊技球が通過したことを契機として行われる普通図柄の抽選結果を報知するためのものである。詳しくは後述するが、この普通図柄の抽選によって当たりに当選すると普通図柄表示装置22が点灯し、その後、上記第2始動口15が所定時間、第2の態様に制御される。
The normal
ここで、「普通図柄の抽選」とは、普通図柄ゲート13に遊技球が通過したときに、普通図柄判定用乱数値を取得し、取得した普通図柄判定用乱数値が「当たり」に対応する乱数値であるかどうかを判定する処理をいう。この普通図柄の抽選結果についても、普通図柄ゲート13を遊技球が通過して即座に抽選結果が報知されるわけではなく、普通図柄表示装置22において普通図柄が点滅等の変動表示を行い、所定の変動時間を経過したところで、普通図柄の抽選結果に対応する普通図柄が停止表示して、遊技者に抽選結果が報知されるようにしている。
Here, “normal symbol lottery” means that when a game ball passes through the
さらに、特別図柄の変動表示中や後述する特別遊技中等、第1始動口14または第2始動口15に遊技球が入球して、即座に大当たりの抽選が行えない場合には、一定の条件のもとで、大当たりの抽選の権利が保留される。より詳細には、第1始動口14に遊技球が入球したときに取得された特別図柄判定用乱数値を第1保留として記憶し、第2始動口15に遊技球が入球したときに取得された特別図柄判定用乱数値を第2保留として記憶する。
これら両保留は、それぞれ上限保留個数を4個に設定し、その保留個数は、それぞれ第1特別図柄保留表示器23と第2特別図柄保留表示器24とに表示される。なお、第1保留が1つの場合には、第1特別図柄保留表示器23の左側のLEDが点灯し、第1保留が2つの場合には、第1特別図柄保留表示器23の2つのLEDが点灯する。また、第1保留が3つの場合には、第1特別図柄保留表示器23の左側のLEDが点滅するとともに右側のLEDが点灯し、第1保留が4つの場合には、第1特別図柄保留表示器23の2つのLEDが点滅する。また、第2特別図柄保留表示器24においても、上記と同様に第2保留の保留個数が表示される。
そして、普通図柄の上限保留個数も4個に設定されており、その保留個数が、上記第1特別図柄保留表示器23および第2特別図柄保留表示器24と同様の態様によって、普通図柄保留表示器25において表示される。
Furthermore, if a game ball enters the
For both of these holds, the upper limit hold number is set to 4, and the hold number is displayed on the first special symbol hold
The upper limit reserved number of normal symbols is also set to four, and the reserved number of normal symbols is displayed in the same manner as the first special symbol hold
ガラス枠50は、遊技盤2の前方(遊技者側)において遊技領域6を視認可能に覆うガラス板52を支持している。なお、ガラス板52は、ガラス枠50に対して着脱可能に固定されている。
The
またガラス枠50は、左右方向の一端側(たとえば遊技機1に正対して左側)においてヒンジ機構部51を介して外枠60に連結されており、ヒンジ機構部51を支点として左右方向の他端側(たとえば遊技機1に正対して右側)を外枠60から開放させる方向に回動可能とされている。ガラス枠50は、ガラス板52とともに遊技盤2を覆い、ヒンジ機構部51を支点として扉のように回動することによって、遊技盤2を含む外枠60の内側部分を開放することができる。ガラス枠50の他端側には、ガラス枠50の他端側を外枠60に固定するロック機構が設けられている。ロック機構による固定は、専用の鍵によって解除することが可能とされている。また、ガラス枠50には、ガラス枠50が外枠60から開放されているか否かを検出する扉開放スイッチ133(図4参照)も設けられている。
The
遊技機1の裏面には、主制御部110が搭載された主制御基板、演出制御部120が搭載された演出制御基板、後段制御部180が搭載された後段制御基板、払出制御部130が搭載された払出制御基板、電源部170が搭載された電源基板、遊技情報出力端子板30などが設けられている。また、電源部170に遊技機1に電力を給電するための電源プラグ171や、図示しない電源スイッチが設けられている。
On the back surface of the
[遊技機の内部構成]
以下、本発明の実施形態に係る遊技機1の遊技進行に係る処理を制御する制御手段について説明する。
図4は、本実施形態に係る遊技機1の内部構成を示すブロック図である。
[Internal configuration of gaming machine]
Hereinafter, control means for controlling processing related to game progress of the
FIG. 4 is a block diagram showing an internal configuration of the
主制御部110は、遊技の基本動作を制御する主制御手段であり、第1始動口検出スイッチ14a等の各種検出信号を入力して、第1特別図柄表示装置20や第1大入賞口開閉ソレノイド16c等を駆動させて遊技を制御するものである。
The
この主制御部110は、メインCPU110aと、メインROM110bと、メインRAM110cと、主制御用の入力ポートおよび出力ポート(図示せず)とを少なくとも備えている。
The
この主制御用の入力ポートには、払出制御部130、一般入賞口12に遊技球が入球したことを検知する一般入賞口検出スイッチ12a、普通図柄ゲート13に遊技球が入球したことを検知するゲート検出スイッチ13a、第1始動口14に遊技球が入球したことを検知する第1始動口検出スイッチ14a、第2始動口15に遊技球が入球したことを検知する第2始動口検出スイッチ15a、第1大入賞口16に遊技球が入球したことを検知する第1大入賞口検出スイッチ16a、第2大入賞口17に遊技球が入球したことを検知する第2大入賞口検出スイッチ17aが接続されている。この主制御用の入力ポートによって、各種信号が主制御部110に入力される。
The main control input port includes a
また、主制御用の出力ポートには、払出制御部130、第2始動口15の一対の可動片15bを開閉動作させる始動口開閉ソレノイド15c、第1大入賞口開閉扉16bを動作させる第1大入賞口開閉ソレノイド16c、第2大入賞口開閉扉17bを動作させる第2大入賞口開閉ソレノイド17c、特別図柄を表示する第1特別図柄表示装置20と第2特別図柄表示装置21、普通図柄を表示する普通図柄表示装置22、特別図柄の保留球数を表示する第1特別図柄保留表示器23と第2特別図柄保留表示器24、普通図柄の保留球数を表示する普通図柄保留表示器25、外部情報信号を出力する遊技情報出力端子板30が接続されている。この主制御用の出力ポートによって、各種信号が出力される。
The main control output port includes a
主制御部110のメインCPU110aは、各検出スイッチやタイマからの入力信号に基づいて、メインROM110bに記憶されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、演算処理の結果に応じて主制御部110を構成する各構成部への制御指示(以下、「制御信号」という)や主制御部110外の他の制御部への制御コマンドを出力したりする。
The main CPU 110a of the
主制御部110のメインROM110bには、遊技進行に係る処理の内容や手順を記述した遊技処理用プログラムや、各種の遊技の決定に必要な固定データ、テーブルが予め記憶されている。
メインROM110bに記憶されたテーブルとして一例を挙げれば、大当たり抽選に参照される大当たり判定テーブル、普通図柄の抽選に参照される当たり判定テーブル、特別図柄の停止図柄を決定する図柄決定テーブル、大当たり終了後の遊技状態を決定するための大当たり遊技終了時設定データテーブル、大入賞口開閉扉の開閉条件を決定する特別電動役物作動態様決定テーブル、大入賞口開放態様テーブル、特別図柄の変動パターンを決定する変動パターン決定テーブルなどがある。
The
As an example of a table stored in the
また、本実施形態において、メインROM110bには、メインCPU110aが、主制御部110から演出制御部120に送信される制御コマンドの正当性を認証するために用いる誤り検査値を生成し、生成した誤り検査値を制御コマンドに付加して演出制御部120に送信する処理を行うためのプログラムや、誤り検査値を生成するために必要なデータなどが記憶されている。なお、主制御部110が行う制御コマンドの正当性を認証する認証処理に係る処理の詳細については後述する。
In the present embodiment, the
主制御部110のメインRAM110cは、メインCPU110aの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能し、複数の記憶領域を有している。
メインRAM110cが有する記憶領域として一例を挙げれば、普通図柄保留数(G)記憶領域、普通図柄保留記憶領域、普通図柄データ記憶領域、第1特別図柄保留数(U1)記憶領域、第2特別図柄保留数(U2)記憶領域、第1特別図柄乱数値記憶領域、第2特別図柄乱数値記憶領域、ラウンド遊技回数(R)記憶領域、開放回数(K)記憶領域、大入賞口入球数(C)記憶領域、遊技状態記憶領域(高確率遊技フラグ記憶領域等)、高確率遊技回数(X)カウンタ、遊技状態バッファ、停止図柄データ記憶領域、送信データ用記憶領域、特別図柄時間カウンタ、特別遊技タイマカウンタなど各種のタイマカウンタなどがある。また、本実施形態において、メインRAM110cが有する記憶領域として誤り検査値を生成するために用いるデータである制御コマンドを記憶しておくコマンド記憶領域がある。
The
As an example of the storage area that the
遊技情報出力端子板30は、主制御部110において生成された外部情報信号を遊技店のホールコンピュータ等に出力するための基板である。遊技情報出力端子板30は、主制御部110と配線接続され、外部情報を遊技店のホールコンピュータ等と接続をするためのコネクタが設けられている。
The game information
電源部170は、コンデンサからなるバックアップ電源を備えており、遊技機1に電源電圧を供給するとともに、遊技機1に供給する電源電圧を監視し、電源電圧が所定値以下となったときに、電断検知信号を主制御部110へ出力する。より具体的には、電源電圧が、所定値以下を示すために電断検知信号がローレベルとなり一定時間経過すると、リセット信号がローレベルとなり、メインCPU110aは動作を停止する処理を行う。その後、電源電圧が、所定値以上を示すために電断検知信号がハイレベルとなり一定時間経過すると、リセット信号がハイレベルとなり、メインCPU110aは動作を開始する処理を行う。バックアップ電源はコンデンサに限らず、例えば、電池でもよく、コンデンサと電池とを併用して用いてもよい。
The
演出制御部120は、主に遊技中や待機中等の各演出を制御する。この演出制御部120は、サブCPU120a、サブROM120b、サブRAM120cを備えており、主制御部110に対して、当該主制御部110から演出制御部120への一方向に通信可能に接続されている。サブCPU120aは、主制御部110から送信された制御コマンド、または、上記演出ボタン検出スイッチ35a、タイマからの入力信号に基づいて、サブROM120bに記憶されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、当該処理に基づいて、対応するデータをランプ制御部140または画像制御部150に送信する。サブRAM120cは、サブCPU120aの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能する。
The
例えば、演出制御部120におけるサブCPU120aは、主制御部110から送信された制御コマンドの1つである特別図柄の変動態様を示す変動パターン指定コマンドを受信すると、受信した変動パターン指定コマンドの内容を解析して、液晶表示装置31、音声出力装置32、演出用駆動装置33、演出用照明装置34に所定の演出を実行させるためのデータを生成し、かかるデータを画像制御部150やランプ制御部140へ送信する。
For example, when the
また、後述するように、演出制御部120に対して後段制御部180が接続されている場合には、サブCPU120aは、主制御部110から送信された制御コマンドや各種データを後続する後段制御部180へそのまま送信する中継送信処理を行う。なお、後段制御部180が払出制御部130に接続されている場合は、後述する払出CPUが、上記演出制御部120の中継送信処理に関する構成を備えている。
As will be described later, when the
演出制御部120のサブROM120bには、演出制御用のプログラムや各種の遊技の決定に必要なデータ、テーブルが記憶されている。
サブROM120bに記憶されたテーブルとして一例を挙げれば、主制御部110から受信した変動パターン指定コマンドに基づいて演出パターンを決定するための演出パターン決定テーブル、停止表示する演出図柄36の組み合わせを決定するための演出図柄決定テーブルなどがある。
The
As an example of the table stored in the sub-ROM 120b, a combination of an effect pattern determination table for determining an effect pattern based on a variation pattern designation command received from the
演出制御部120のサブRAM120cは、サブCPU120aの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能し、複数の記憶領域を有している。
サブRAM120cが有する記憶領域として一例を挙げれば、遊技状態記憶領域、演出モード記憶領域、演出パターン記憶領域、演出図柄記憶領域などがある。
The
As an example of the storage area that the sub-RAM 120c has, there are a game state storage area, an effect mode storage area, an effect pattern storage area, an effect symbol storage area, and the like.
後段制御部180は、主に主制御部110に対する認証に係る処理(認証処理)を制御する。この後段制御部180は、CPU180a、ROM180b、RAM180cを備えており、主制御部110が本来の遊技処理に係る制御コマンドを送信する対象となる制御部(演出制御部120や払出制御部130等)に対して、主制御部110からみて後続するように設けられている。例えば、図4に示すように、後段制御部180が演出制御部120に後続するように設けられている場合、後段制御部180は、演出制御部120との間で双方向に通信可能に接続される。また、図示しないが、後段制御部180が払出制御部130に後続するように設けられている場合、後段制御部180は、払出制御部130との間で双方向に通信可能に接続される。よって、後段制御部180は、主制御部110から直接制御コマンドを送信されず、演出制御部120や払出制御部130等を介して送信されることとなる。
The
また、後段制御部180は、主制御部110と同様の方法で誤り検査値を生成する。後段制御部180は、主制御部110から送信された誤り検査値と生成した誤り検査値とを用いて、制御コマンドの正当性を認証する認証処理を行う。なお、後段制御部180が行う認証処理および認証処理に係る構成についての詳細は後述する。
Further, the
後段制御部180のCPU180aは、前段の演出制御部120や払出制御部130等を介して主制御部110から送信された制御コマンドおよび誤り検査値に基づいて、ROM180bに記憶されたプログラムを読み出して認証処理を行うとともに、当該処理から得られた認証結果の情報(以下、「認証結果データ」という)を制御コマンドに付加して、前段の演出制御部120や払出制御部130等へ送信し、認証結果データおよび制御コマンドに基づく処理を実行させる。ROM180bは、主制御部110から送信された誤り検査値を用いて、その誤り検査値が付加された制御コマンドの正当性を認証する処理を行うためのプログラムが予め記憶されている。RAM180cは、CPU180aの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能する。本実施形態において、RAM180cが有する記憶領域として、メインRAM110cと同様に、誤り検査値を生成するために用いるデータである制御コマンドを記憶しておくコマンド記憶領域がある。
The
払出制御部130は、遊技球の払い出し制御を行う。この払出制御部130は、図示しない払出CPU、払出ROM、払出RAMから構成されるワンチップマイコンを備えており、主制御部110に対して、双方向に通信可能に接続されている。払出CPUは、遊技球が払い出されたか否かを検知する払出球計数検知スイッチ132、扉開放スイッチ133、タイマからの入力信号に基づいて、払出ROMに記憶されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、当該処理に基づいて、対応するデータを主制御部110に送信する。
The
また、払出制御部130の出力側には、遊技球の貯留部から所定数の遊技球を払い出すための払出装置の払出モータ131が接続されている。払出CPUは、主制御部110から送信された制御コマンドの1つである払出個数指定コマンドに基づいて、払出ROMから所定のプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、払出装置の払出モータ131を制御して所定の遊技球を払い出す。このとき、払出RAMは、払出CPUの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能する。
Further, a
ランプ制御部140は、遊技盤2に設けられた演出用照明装置34を点灯制御したり、光の照射方向を変更するためのモータに対する駆動制御をしたりする。また、演出用駆動装置33を動作させるソレノイドやモータ等の駆動源を通電制御する。このランプ制御部140は、演出制御部120に接続されており、演出制御部120から送信された各種のコマンドに基づいて、上記の各制御を行うこととなる。
The
画像制御部150は、液晶表示装置31の画像表示制御を行うためのホストCPU、ホストCPUのワークエリアとして機能する一時的な記憶領域を有するホストRAM、ホストCPUの制御処理のプログラム等が記憶されたホストROM、画像データが記憶されたCGROM、画像データを描画するフレームバッファを有するVRAM、画像プロセッサとなるVDP(Video Display Processor)と、音の制御を行う音制御回路とを備えている。
The
ホストCPUは、演出制御部120から受信した演出パターン指定コマンドに基づいて、VDPにCGROMに記憶されている画像データを液晶表示装置31に表示させる指示を行う。
VDPは、ホストCPUからの指示に基づいて、CGROMに記憶された画像データをVRAMのフレームバッファに描画する。次に、VRAMにある表示用のフレームバッファに記憶された画像データに基づいて映像信号(RGB信号等)を生成し、生成した映像信号を液晶表示装置31に出力する。
Based on the effect pattern designation command received from the
The VDP draws image data stored in the CGROM in the frame buffer of the VRAM based on an instruction from the host CPU. Next, a video signal (RGB signal or the like) is generated based on the image data stored in the display frame buffer in the VRAM, and the generated video signal is output to the liquid
音制御回路には、音声データが多数記憶されている音声ROMが備えられており、音制御回路が、演出制御部120から送信されたコマンドに基づいて所定のプログラムを読み出すとともに、音声出力装置32における音声出力制御をする。
The sound control circuit includes an audio ROM that stores a large number of audio data. The sound control circuit reads a predetermined program based on a command transmitted from the
発射制御部160は、遊技球の発射制御を行う。この発射制御部160は、入力側にタッチセンサ3aおよび発射ボリューム3bが接続されており、出力側に発射用ソレノイド4aおよび玉送りソレノイド4bを接続している。発射制御部160は、タッチセンサ3aからのタッチ信号を入力するとともに、発射ボリューム3bから供給された電圧に基づいて、発射用ソレノイド4aや玉送りソレノイド4bを通電させる制御を行う。
The
タッチセンサ3aは、操作ハンドル3の内部に設けられ、遊技者が操作ハンドル3に触れたことによる静電容量の変化を利用した静電容量型の近接スイッチから構成される。タッチセンサ3aは、遊技者が操作ハンドル3に触れたことを検知すると、発射制御部160(図4参照)に発射用ソレノイド4aの通電を許可するタッチ信号を出力する。発射制御部160は、大前提としてタッチセンサ3aからタッチ信号の入力がなければ、遊技球200を遊技領域6に発射させないように構成されている。
The touch sensor 3a is provided in the inside of the
発射ボリューム3bは、操作ハンドル3が回動する回動部に直結して設けられ、可変抵抗器から構成される。発射ボリューム3bは、その発射ボリューム3bに印加された定電圧(例えば5V)を可変抵抗器により分圧して、分圧した電圧を発射制御部160に供給する(発射制御部160に供給する電圧を可変させる)。発射制御部160は、発射ボリューム3bにより分圧された電圧に基づいて、発射用ソレノイド4aを通電して、発射用ソレノイド4aに直結された打出部材4cを回転させることで、遊技球200を遊技領域6に発射させる。
The firing
発射用ソレノイド4aは、ロータリーソレノイドから構成され、発射用ソレノイド4aには打出部材4cが直結されており、発射用ソレノイド4aが回転することで、打出部材4cを回転させる。
The firing
ここで、発射用ソレノイド4aの回転速度は、発射制御部160に設けられた水晶発振器の出力周期に基づく周波数から、約99.9(回/分)に設定されている。これにより、1分間における発射遊技数は、発射ソレノイドが1回転する毎に1個発射されるため、約99.9(個/分)となる。すなわち、1個の遊技球は約0.6秒毎に発射されることになる。
Here, the rotational speed of the firing
玉送りソレノイド4bは、直進ソレノイドから構成され、受け皿40にある遊技球を、発射用ソレノイド4aに直結された打出部材4cに向けて1個ずつ送り出す。
The
ここで、上記構成の演出制御部120、払出制御部130、ランプ制御部140、画像制御部150、および発射制御部160など、主制御部110からの制御コマンドに基づいて、若しくは当該制御コマンドに基づいて生成されるコマンドに従って遊技機1の制御処理を行う制御部であって、後段制御部180以外の制御部を総称して「周辺部300」という。また、演出制御部120が搭載された演出制御基板や払出制御部130が搭載された払出制御基板など、周辺部300の各制御部が搭載された各制御基板を総称して「周辺基板」という。なお、後段制御部180、ランプ制御部140および画像制御部150は、演出制御部120と同一の基板上に搭載することもできる。また、払出制御部130および発射制御部160は、主制御部110と同一の基板上に搭載することもできる。
Here, based on the control command from the
[遊技機の認証処理に関する構成]
以下、上記構成の遊技機1が不正防止のために有する認証機能を実現する制御手段について説明する。
本実施形態に係る遊技機1の認証機能は、後段制御部180が周辺部300を介して主制御部110から送信された制御コマンドの正当性を認証することで、主制御部110を認証して実現される。つまり、遊技機1は、主制御部110から送信されてきた制御コマンドが正当なものであれば、主制御部110も正当なものであると判断するのである。そして、後段制御部180で得られた認証結果は周辺部300へ送信され、周辺部300にて受信した認証結果に応じた処理が行われる。なお、本実施の形態では、後段制御部180は、演出制御部120に後続して接続されているとともに、後段制御部180で得られた認証結果は、周辺部300のうち演出制御部120へ送信され、演出制御部120が認証結果に応じた処理を行うこととして説明する。
[Configuration for gaming machine authentication processing]
Hereinafter, control means for realizing the authentication function that the
The authentication function of the
具体的には、主制御部110は、制御コマンドを予め複数(例えば、2つ)のグループに分類可能に構成されている。そして、主制御部110は、今回送信する制御コマンドがいずれのグループに属するかを識別し、当該制御コマンドと同一のグループに属する制御コマンドのうちの過去(例えば、1個前)に演出制御部120を介して後段制御部180に送信した制御コマンドを用いて誤り検査値を生成する。そして、主制御部110は、生成した誤り検査値を今回送信する制御コマンドに付加して演出制御部120を介して後段制御部180に送信する。ここで、主制御部110は、今回送信する制御コマンドと同一のグループに属する制御コマンドのうちの次回送信する制御コマンドに付加する誤り検査値の生成方式を予め設定された複数の生成方式のいずれとするかを、今回送信する制御コマンドに付加する誤り検査値を用いて決定する。
Specifically, the
一方、後段制御部180は、主制御部110と同様に、制御コマンドを予め複数のグループに分類可能に構成されている。そして、後段制御部180は、今回受信した制御コマンドがいずれのグループに属するかを識別し、当該制御コマンドと同一のグループに属する制御コマンドのうちの過去(例えば、1個前)に受信した制御コマンドを用いて認証用の誤り検査値を生成する。そして、後段制御部180は、生成した誤り検査値と、今回受信した制御コマンドに付加された誤り検査値とを照合して、これらが一致した場合は、今回送信された制御コマンドの正当性が認証され、主制御部110の認証が成功したと判断する。ここで、後段制御部180は、今回受信した制御コマンドと同一のグループに属する制御コマンドのうちの次回受信する制御コマンドに係る認証に用いる誤り検査値の生成方式を予め設定された複数の生成方式のいずれとするかを、今回受信した制御コマンドに係る認証に用いる誤り検査値を用いて決定する。
On the other hand, similarly to the
なお、本実施形態では、制御コマンドを2つのグループ(グループAとグループB)に分類する例について説明する。また、本実施形態では、誤り検査値を2つの生成方式(方式α、方式β)で生成可能として説明する。さらにまた、本実施形態では、今回送信される制御コマンドと同一のグループに属するもののうち当該制御コマンドの1個前に送信された制御コマンドを用いて誤り検査値を生成して、当該制御コマンドに付加する例について説明する。 In the present embodiment, an example will be described in which control commands are classified into two groups (group A and group B). In the present embodiment, the description will be made assuming that the error check value can be generated by two generation methods (method α and method β). Furthermore, in the present embodiment, an error check value is generated using the control command transmitted immediately before the control command among those belonging to the same group as the control command transmitted this time, and the control command is generated. An example of addition will be described.
また、本実施形態では、主制御部110は、今回送信する誤り検査値が所定の切替条件を満たす場合に、今回送信する制御コマンドと同一のグループに属する制御コマンドのうちの次回送信する制御コマンドに付加する誤り検査値の生成方式を変更する。以下、便宜上、誤り検査値は、その生成元となった制御コマンドと同一のグループに属しているとして説明する。具体的には、グループAに属する制御コマンドから生成された誤り検査値はグループAに属しているとして説明する。すなわち、今回送信する誤り検査値が所定の切替条件を満たす場合、当該誤り検査値と同一のグループに属する誤り検査値のうち次回送信する誤り検査値の生成方式を今回送信する誤り検査値の生成方式から変更する。
In the present embodiment, the
具体的には、今回送信する制御コマンドが例えばグループAに属し、かつ今回送信する誤り検査値が所定の切替条件を満たす場合に、グループAに関して現在設定されている生成方式を他の生成方式に変更する。また、今回送信する制御コマンドが例えばグループBに属し、かつ今回送信する誤り検査値が所定の切替条件を満たす場合に、グループBに関して現在設定されている生成方式を他の生成方式に変更する。このように、本実施形態では、グループA、グループBのそれぞれに関して独立して生成方式を制御しているのである。なお「所定の切替条件」とは、具体的には、誤り検査値の値が偶数か(または奇数か)、誤り検査値の値が所定値以上か(または所定値以下か)、誤り検査値の値が特定の値か(または特定の値ではないか)等である。 Specifically, when the control command to be transmitted this time belongs to, for example, group A and the error check value to be transmitted this time satisfies a predetermined switching condition, the generation method currently set for group A is changed to another generation method. change. In addition, when the control command to be transmitted this time belongs to, for example, the group B and the error check value to be transmitted this time satisfies a predetermined switching condition, the generation method currently set for the group B is changed to another generation method. Thus, in this embodiment, the generation method is controlled independently for each of group A and group B. Note that the “predetermined switching condition” specifically refers to whether the value of the error check value is an even number (or an odd number), whether the value of the error check value is a predetermined value or more (or less than a predetermined value), or an error check value. Is a specific value (or is it not a specific value) or the like.
ここで、図5に、本実施形態における制御コマンドとそれに付加される誤り検査値の一例を示す。以下、主制御部110から演出制御部120を介して後段制御部180へと送信される制御コマンド(制御コマンドデータ)と、それに付加された誤り検査値のことを制御コマンド情報という。また、以下の説明では、制御コマンドAnがグループAに属する制御コマンド、制御コマンドBnがグループBに属する制御コマンドとして説明する。また、1番目にグループA、2番目にグループA、3番目にグループA、4番目にグループB、5番目にグループB、6番目にグループB、7番目にグループAにそれぞれ属する制御コマンドが送信されるとして説明する。また、誤り検査値の生成方式は、最初、グループAおよびグループBのいずれも方式αに設定されているとする。また、制御コマンドA1の誤り検査値である誤り検査値A1および制御コマンドB1の誤り検査値である誤り検査値B1は、所定の切替条件を満たす誤り検査値とする。なお、図5に示す制御コマンドの送信順番は一例であって特にこれに制限されない。
Here, FIG. 5 shows an example of a control command and an error check value added thereto in this embodiment. Hereinafter, the control command (control command data) transmitted from the
図5に示すように、制御コマンド情報は、基本的に、今回送信される制御コマンドと同一のグループに属するもののうち当該制御コマンドの1個前に送信された制御コマンドの誤り検査値が、今回送信される制御コマンドに付加された形式になっている。ただし、最初に送信される制御コマンドA1には所定の初期値1が付加されている。
2番目に送信される制御コマンドA2は、グループAに属する制御コマンドである。したがって、制御コマンドA2には、グループAに属する制御コマンドのうち1個前に送信された制御コマンドA1を用いて方式αで生成された誤り検査値A1(α)が付加される。ここで、誤り検査値A1(α)は所定の切替条件を満たすので、次回のグループAの生成方式が方式βに変更される。
次に、3番目に送信される制御コマンドA3は、グループAに属する制御コマンドである。したがって、制御コマンドA3には、グループAに属する制御コマンドのうち1個前に送信された制御コマンドA2を用いて方式βで生成された誤り検査値A2(β)が付加される。
次に、4番目に送信される制御コマンドB1は、グループBに属する制御コマンドで最初に送信される制御コマンドなので、所定の初期値である初期値2が付加される。
次に、5番目に送信される制御コマンドB2は、グループBに属する制御コマンドである。したがって、制御コマンドB2には、グループBに属する制御コマンドのうち1個前に送信された制御コマンドB1を用いて方式αで生成された誤り検査値B1(α)が付加される。ここで、誤り検査値B1(α)は所定の切替条件を満たすので、次回のグループBの生成方式が方式βに変更される。
次に、6番目に送信される制御コマンドB3は、グループBに属する制御コマンドである。したがって、制御コマンドB3には、グループBに属する制御コマンドのうち1個前に送信された制御コマンドB2を用いて方式βで生成された誤り検査値B2(β)が付加される。
次に、7番目に送信される制御コマンドA4は、グループAに属する制御コマンドである。したがって、制御コマンドA4には、グループAに属する制御コマンドのうち1個前に送信された制御コマンドA3を用いて方式βで生成された誤り検査値A3(β)が付加される。
以下、同様にして、今回送信する制御コマンドには、これが属するグループの制御コマンドのうち1個前に送信された制御コマンドの誤り検査値が付加される。また、今回送信する誤り検査値が所定の切替条件を満たす場合は、当該誤り検査値が属するグループの生成方式が他の生成方式に変更される。
As shown in FIG. 5, the control command information basically includes the error check value of the control command transmitted immediately before the control command among those belonging to the same group as the control command transmitted this time. The format is added to the control command to be transmitted. However, a predetermined
The control command A2 transmitted second is a control command belonging to the group A. Therefore, the error check value A1 (α) generated by the method α using the control command A1 transmitted immediately before the control command belonging to the group A is added to the control command A2. Here, since the error check value A1 (α) satisfies a predetermined switching condition, the next group A generation method is changed to the method β.
Next, the control command A3 transmitted third is a control command belonging to the group A. Therefore, the error check value A2 (β) generated by the method β using the control command A2 transmitted immediately before the control command belonging to the group A is added to the control command A3.
Next, since the control command B1 transmitted fourth is a control command transmitted first with a control command belonging to the group B, an
Next, the control command B2 transmitted fifth is a control command belonging to the group B. Therefore, the error check value B1 (α) generated by the method α using the control command B1 transmitted immediately before the control command belonging to the group B is added to the control command B2. Here, since the error check value B1 (α) satisfies a predetermined switching condition, the next group B generation method is changed to the method β.
Next, the control command B3 transmitted sixth is a control command belonging to group B. Therefore, the error check value B2 (β) generated by the method β using the control command B2 transmitted immediately before the control command belonging to the group B is added to the control command B3.
Next, the control command A4 transmitted seventh is a control command belonging to the group A. Therefore, the error check value A3 (β) generated by the method β using the control command A3 transmitted immediately before the control command belonging to the group A is added to the control command A4.
Similarly, the error check value of the control command transmitted immediately before the control command of the group to which the control command belongs is added to the control command transmitted this time. When the error check value transmitted this time satisfies a predetermined switching condition, the generation method of the group to which the error check value belongs is changed to another generation method.
ところで、制御コマンドを2以上の複数のグループに分ける場合の分類方法は特に制限されず、主制御部110と後段制御部180との間で予め取り決めてあればよい。例えば、各グループ間において、制御コマンドの出現頻度が略均等となるように分類しても良い。この場合、複数のグループが略均等に混成されて出現するので、不正者には、制御コマンドに誤り検査値がランダムに付加されているように見える。これにより、制御コマンドとそれに付加される誤り検査値の規則性の解析を困難とすることができセキュリティ強度を向上させることができる。
By the way, the classification method in the case of dividing the control command into a plurality of groups of two or more is not particularly limited, and may be determined in advance between the
一方、特定のグループに属する制御コマンドの出現頻度が高く、それ以外のグループに属する制御コマンドの出現頻度が低くなるように分類してもよい。この場合、特定のグループに属する制御コマンドに時折他のグループに属する制御コマンドが混ざるように出現する。したがって、基本的には1個前に送信された制御コマンドの誤り検査値が今回送信される制御コマンドに付加され、時折出現する特定の制御コマンドの出現時に、大きく遡った過去に送信された制御コマンドの誤り検査値が今回送信される制御コマンドに付加されることとなる。したがって、この特定の制御コマンドにおいて誤り検査値の付加規則が変化することを知らない不正者が不正を行うことを防止することができるので、セキュリティ強度を向上させることができる。 On the other hand, you may classify | categorize so that the appearance frequency of the control command which belongs to a specific group may be high, and the appearance frequency of the control command which belongs to the other group may become low. In this case, control commands belonging to a specific group appear so that control commands belonging to other groups are sometimes mixed. Therefore, basically, the error check value of the control command transmitted immediately before is added to the control command transmitted this time, and when the specific control command that appears occasionally appears, the control transmitted in the past is greatly retroactive. The command error check value is added to the control command transmitted this time. Therefore, since it is possible to prevent an unauthorized person who does not know that the error check value addition rule changes in this specific control command, the security strength can be improved.
また、初期値は特に制限されず、予め決められた、誤り検査値のダミーデータや、遊技機1に固有の情報である固有情報を用いることができる。固有情報は、具体的には、主制御基板の製造番号、メインCPU110aに固有のシリアル番号やメーカーコードなどの主制御部110に固有の識別情報である。また、固有情報としては、メインROM110bに記憶されているデータの一部である所定のデータを用いてもよい。すなわち、本実施形態において、固有情報は、予め決められた遊技機1に固有のデータである。なお、上記識別情報は、メインROM110bに記憶しておいてもよいし、主制御部110に設けられた他の記憶手段に記憶しておいてもよい。
In addition, the initial value is not particularly limited, and predetermined dummy data of an error check value or unique information that is unique to the
図6は、本発明の一実施形態に係る遊技機1を構成する主制御部110の認証処理に関する構成を示す機能ブロック図である。主制御部110は、制御コマンド出力部500と、誤り検査値生成部510と、付加部550と、送信部560とを備えている。さらに、誤り検査値生成部510は、制御部520と、制御コマンド記憶部530と、誤り検査値演算部540とから構成される。主制御部110を構成する各機能ブロックは、例えば、図4に示す、メインCPU110a、メインROM110b、およびメインRAM110c等の主制御部110が有する各部材を適宜組み合わせて構成される。
FIG. 6 is a functional block diagram showing a configuration related to the authentication process of the
制御コマンド出力部500は、演出制御部120によって行われる遊技処理の内容を指示するために、演出制御部120に今回送信する制御コマンドを生成し、誤り検査値生成部510の制御部520および制御コマンド記憶部530、ならびに付加部550に出力する。制御コマンド出力部500の機能を実現する具体的な手段は、例えば、図4に示すメインCPU110a、メインROM110bの一部、およびメインRAM110cの一部から構成することができる。より具体的には、メインCPU110aは、メインRAM10cをワークエリアとして、メインROM110bに予め記憶されているプログラムに基づき、今回出力すべき制御コマンドを決定し、出力する。また、メインCPU110aは、出力した制御コマンドをメインRAM110cの送信データ用記憶領域にセットする。
The control
誤り検査値生成部510は、制御コマンドを予め2つのグループに分類しており、今回送信される制御コマンドがいずれのグループに属するかを識別する。そして、誤り検査値生成部510は、当該制御コマンドと同一のグループに属する制御コマンドのうち制御コマンド出力部500が1個前に出力した制御コマンドを用いて、予め決定している生成方式で誤り検査値を生成し、生成した誤り検査値を付加部550に出力する。また、誤り検査値生成部510は、今回送信される誤り検査値に応じて、当該誤り検査値が付加される制御コマンドと同一のグループに属する誤り検査値のうち、次回送信される誤り検査値の生成方式を決定する。
The error check
具体的には、誤り検査値生成部510を構成する制御部520は、今回送信される制御コマンドがいずれのグループに属するかを識別する。そして、制御部520は、識別結果に基づいて、この制御コマンドがいずれのグループに属するかを示す情報(以下、グループ情報という)を制御コマンド記憶部530に出力する。
Specifically,
また、制御部520は、識別結果に応じて、過去に送信された制御コマンドを記憶している制御コマンド記憶部530にいずれの制御コマンドを誤り検査値演算部540へと出力させるかを制御する。具体的には、制御部520は、今回送信される制御コマンドと同一のグループに属する制御コマンドのうち今回送信される制御コマンド(今回出力された制御コマンド)を基準として所定の過去(本実施形態では1個前)に送信された制御コマンドを誤り検査値演算部540へと出力させると判断する。そして、制御部520は、その判断結果に基づいて、いずれの制御コマンドを出力するべきかを示す制御信号(例えば、当該制御コマンドが記憶されたアドレスを示すアドレス情報等であり、以下、コマンド制御信号という)を制御コマンド記憶部530に出力する。
Further, the
また、制御部520は、誤り検査値演算部540が生成した今回送信される誤り検査値を取得し、これに基づいて、当該誤り検査値が付加される制御コマンドが属するグループの誤り検査値のうち次回送信される誤り検査値の生成方式を複数の生成方式(本実施形態では2つの誤り検査値の生成方式)から決定する。換言すると、制御部520は、今回送信される誤り検査値に基づいて、当該誤り検査値が属するグループの誤り検査値のうち次回送信される誤り検査値の生成方式を決定する。制御部520は、決定した生成方式の情報をグループ毎に記憶する記憶領域(以下、生成方式記憶領域という)を有し、各グループの生成方式の情報を個別に記憶している。
In addition, the
ここで、本実施形態において、制御部520は、今回送信される誤り検査値が所定の切替条件を満たす場合に、当該誤り検査値が付加される制御コマンドが属するグループの生成方式を変更する。例えば、グループAにおいて今回の誤り検査値が方式αで生成された場合、すなわち、生成方式記憶領域の生成方式の情報が方式αの場合、次回の生成方式を方式βに決定し、生成方式記憶領域の生成方式の情報を更新する。一方、制御部520は、今回送信される誤り検査値が所定の切替条件を満たさない場合に、誤り検査値の生成方式を継続する。例えば、グループAにおいて今回の誤り検査値が方式αで生成された場合、すなわち、生成方式記憶領域の生成方式の情報が方式αの場合、次回の生成方式を方式αに決定し、生成方式記憶領域の生成方式の情報を継続する。
Here, in the present embodiment, when the error check value transmitted this time satisfies a predetermined switching condition, the
また、制御部520は、今回送信される制御コマンドのグループに対応する生成方式記憶領域に記憶されている生成方式の情報に基づいて、誤り検査値演算部540がいずれの生成方式を用いるべきかを示す制御信号(以下、方式制御信号という)を出力する。なお、今回送信される誤り検査値がいずれの生成方式を用いるべきかを示す生成方式の情報は、当該誤り検査値と同一のグループの誤り検査値のうち、前回送信された誤り検査値に基づいて決定されている。
Further, the
制御部520の機能を実現する具体的な手段は、例えば、図4に示すメインCPU110a、メインROM110bの一部、およびメインRAM110cの一部から構成することができる。より具体的には、メインCPU110aは、メインRAM110cをワークエリアとして、今回出力された制御コマンド(コマンドデータ)、およびメインROM110bに予め記憶されているプログラムに基づき、この制御コマンドがいずれのグループに属するかを識別する。そして、識別結果に基づいて、今回誤り検査値を生成するのに用いるべき制御コマンドを特定し、コマンド制御信号を出力する。また、メインCPU110aは、メインRAM110cをワークエリアとして、今回出力された誤り検査値、およびメインROM110bに予め記憶されているプログラムに基づき、メインRAM110cの生成方式記憶領域に記憶されている生成方式の情報を更新する。
Specific means for realizing the function of the
制御コマンド記憶部530は、制御部520から出力されたグループ情報に基づいて制御コマンド出力部500から出力された制御コマンドを記憶する。また、制御コマンド記憶部530は、制御部520から出力されたコマンド制御信号に基づいて、今回誤り検査値の生成に用いられる制御コマンドを誤り検査値演算部540に出力する。詳細には、制御コマンド記憶部530は、コマンド記憶領域を含み、このコマンド記憶領域は、グループAに属する制御コマンドを記憶するコマンド記憶領域Aと、グループBに属する制御コマンドを記憶するコマンド記憶領域Bとに分かれている。そして、制御コマンド記憶部530は、制御部520から出力されたグループ情報に基づいて、制御コマンド出力部500から今回出力された制御コマンドをそのグループに対応するコマンド記憶領域に記憶する。
The control
また、制御コマンド記憶部530は、制御部520から出力されたコマンド制御信号に基づいて、今回送信される制御コマンドが属するグループに対応するコマンド記憶領域に記憶されている制御コマンドのうち今回送信される制御コマンドを基準として所定の過去(本実施形態では1個前)に送信された制御コマンドを今回誤り検査値の生成に用いられる制御コマンドとして誤り検査値演算部540に出力する。
Further, based on the command control signal output from the
制御コマンド記憶部530の機能を実現する具体的な手段は、例えば、図4に示すメインCPU110a、メインRAM110cに設けられるコマンド記憶領域等である。より具体的には、メインCPU110aは、メインRAM110cをワークエリアとして、今回出力された制御コマンドのグループ情報、およびメインROM110bに予め記憶されているプログラムに基づき、この制御コマンドが属するグループに対応するコマンド記憶領域にこの制御コマンドを記憶する。さらに、メインCPU110aは、この制御コマンドが属するグループに対応するコマンド記憶領域に記憶されている制御コマンドのうち今回出力された制御コマンドを基準として1個前に記憶された制御コマンドを今回誤り検査値の生成に用いる制御コマンドとして取得する。
Specific means for realizing the function of the control
誤り検査値演算部540は、複数の誤り検査値の生成方式、本実施形態では2つの誤り検査値の生成方式(方式αおよび方式β)で誤り検査値を生成可能である。誤り検査値演算部540は、制御部520から出力された方式制御信号に基づいて、制御部520によって決定された生成方式で、制御コマンド記憶部530から出力された制御コマンドを用いて誤り検査値を生成する。さらに、誤り検査値演算部540は、生成した誤り検査値を制御部520および付加部550に出力する。誤り検査値演算部540の機能を実現する具体的な手段は、例えば、図4に示すメインCPU110a、メインROM110bの一部、およびメインRAM110cの一部から構成することができる。より具体的には、メインCPU110aは、メインRAM110cをワークエリアとして、方式制御信号およびメインROM110bに予め記憶されているプログラムに基づき、誤り検査値を生成し、出力する。
The error check
なお、後に詳述するが、制御コマンドは、制御コマンドの分類を示す1バイトの情報(MODE)と、制御コマンドの詳細を示す1バイトの情報(DATA)からなる2バイトの制御コマンドデータとして表される。また、本実施形態において、「制御コマンドを用いて誤り検査値を生成する」とは、制御コマンドの具体的な値である制御コマンドデータを用いて、誤り検査値を生成することである。本実施形態において、特に言及しない限りにおいて「制御コマンド」という言葉には、制御コマンドデータの意味が含まれるものとする。また、「制御コマンドを用いて生成された誤り検査値」を単に「制御コマンドの誤り検査値」ともいう。 As will be described in detail later, the control command is expressed as 2-byte control command data including 1-byte information (MODE) indicating the classification of the control command and 1-byte information (DATA) indicating the details of the control command. Is done. In the present embodiment, “generating an error check value using a control command” means generating an error check value using control command data which is a specific value of the control command. In this embodiment, unless otherwise specified, the term “control command” includes the meaning of control command data. The “error check value generated using the control command” is also simply referred to as “error check value of the control command”.
また、本実施形態において誤り検査値の生成方式は、特に制限されず、例えば、チェックサム方式、CRC方式、奇数パリティ方式、偶数パリティ方式、群計数チェック方式、垂直パリティ方式、水平パリティ方式、またはハミング符号方式等の公知の生成方式を用いることができる。また、誤り検査値は、四則演算、論理演算を用いて生成してもよい。また、制御コマンドデータのビットをシフトする処理(ビットシフト処理)やローテイトする処理(ローテイト処理)を用いて生成してもよい。 In the present embodiment, the error check value generation method is not particularly limited, and for example, a checksum method, a CRC method, an odd parity method, an even parity method, a group count check method, a vertical parity method, a horizontal parity method, or A known generation method such as a Hamming code method can be used. The error check value may be generated using four arithmetic operations or logical operations. Alternatively, it may be generated using a process for shifting the bits of the control command data (bit shift process) or a process for rotating (rotate process).
付加部550は、制御コマンド出力部500から出力された今回送信される制御コマンドに、誤り検査値演算部540から出力された今回送信される誤り検査値を付加して、演出制御部120へと送信される制御コマンド情報を生成する。付加部550の機能を実現する具体的な手段は、例えば、図4に示すメインCPU110a、メインROM110bの一部、およびメインRAM110cの一部から構成することができる。より具体的には、メインCPU110aは、メインRAM110cをワークエリアとして、メインROM110bに予め記憶されているプログラムに基づき、制御コマンド情報を生成する。
The adding
送信部560は、今回送信する制御コマンドに誤り検査値を付加して生成された制御コマンド情報を演出制御部120へと送信する。送信部560の機能を実現する具体的な手段は、図4に示すメインCPU110a、メインROM110bの一部、およびメインRAM110cの一部や、図示しない送信回路等から構成することができる。
The
このように構成された主制御部110の各構成部の動作の概略を説明する。遊技機1の電源が投入され、主制御部110のメインCPU110aが初期化処理を行った後、制御コマンド出力部500は、演出制御部120に今回送信される制御コマンドを生成し、誤り検査値生成部510および付加部550に出力する。
誤り検査値生成部510は、出力された今回送信される制御コマンドがいずれのグループに属するかを識別する。そして、誤り検査値生成部510は、識別結果に基づいて、制御コマンドをグループ毎に分類して記憶する。また、誤り検査値生成部510は、識別結果に基づいて、今回送信される制御コマンドと同一のグループに属する制御コマンドのうち1個前に送信された制御コマンドを用いて、予め決定している生成方式で誤り検査値を生成し付加部550に出力する。また、誤り検査値生成部510は、今回送信される誤り検査値に基づいて、当該誤り検査値が付加される制御コマンドが属するグループに関する次回の誤り検査値の生成方式を決定する。
付加部550は、制御コマンド出力部500から出力された今回送信される制御コマンドに、誤り検査値生成部510から出力された今回送信される誤り検査値を付加して制御コマンド情報を生成し、送信部560へ出力する。
送信部560は、付加部550から受け取った制御コマンド情報を演出制御部120へと送信する。
An outline of the operation of each component of the
The error check
The adding
The
図7は、本発明の一実施形態に係る遊技機1を構成する後段制御部180の認証処理に関する構成を示す機能ブロック図である。後段制御部180は、受信部600と、誤り検査値生成部610と、誤り検査部650と、付加部660と、送信部670とを備えている。さらに、誤り検査値生成部610は、制御部620と、制御コマンド記憶部630と、誤り検査値演算部640とから構成される。演出制御部120を構成する各機能ブロックは、図4に示す、CPU180a、ROM180b、およびRAM180c等の各部材を適宜組み合わせて構成される。
FIG. 7 is a functional block diagram showing a configuration related to the authentication process of the
受信部600は、受信データ用記憶領域を有し、主制御部110から受信した制御コマンド情報を受信データ用記憶領域に書き込む。また、受信部600は、受信した制御コマンド情報に含まれる今回受信した制御コマンドを誤り検査値生成部610へ、今回受信した制御コマンドに付加された誤り検査値を誤り検査部650へと出力する。受信部600の機能を実現する具体的な手段は、例えば、例えば、図4に示すCPU180a、ROM180bの一部、およびRAM180cの受信データ用記憶領域等や、図示しない受信回路等から構成することができる。より具体的には、CPU180aは、RAM180cをワークエリアとして、ROM180bに予め記憶されているプログラムに基づき、受信データ用記憶領域に記憶されている今回受信した制御コマンド情報から制御コマンドおよび誤り検査値を抽出する。
The
誤り検査値生成部610は、誤り検査値生成部510と同様に、制御コマンドを予め複数(本実施形態では2つ)のグループに分類しており、今回送信された(受信された)制御コマンドがいずれのグループに属するかを識別する。そして、誤り検査値生成部610は、当該制御コマンドと同一のグループに属する制御コマンドのうち受信部600が過去(本実施形態では1個前)に送信された制御コマンドを用いて、予め決定している生成方式で誤り検査値を生成し、生成した誤り検査値を誤り検査部650に出力する。また、誤り検査値生成部610は、今回生成した誤り検査値に応じて、今回送信された制御コマンドと同一のグループに属する誤り検査値のうち、次回生成する誤り検査値の生成方式を決定する。
Similar to the error check
具体的には、誤り検査値生成部610を構成する制御部620は、今回送信された制御コマンドのグループがいずれのグループに属するかを識別する。そして、制御部620は、識別結果に基づいて、この制御コマンドがいずれのグループに属するかを示すグループ情報を制御コマンド記憶部630に出力する。
Specifically,
また、制御部620は、識別結果に応じて、過去に送信された制御コマンドを記憶している制御コマンド記憶部630にいずれの制御コマンドを誤り検査値演算部640へと出力させるかを制御する。具体的には、制御部620は、今回送信された制御コマンドと同一のグループに属する制御コマンドのうち今回送信された制御コマンドを基準として所定の過去(本実施形態では1個前)に送信された制御コマンドを誤り検査値演算部640へと出力させると判断する。そして、制御部620は、その判断結果に基づいて、いずれの制御コマンドを出力するべきかを示すコマンド制御信号を制御コマンド記憶部630に出力する。
Further, the
また、制御部620は、誤り検査値演算部640が生成した今回誤り検査に用いられる誤り検査値を取得し、これに基づいて、今回送信された制御コマンドが属するグループの誤り検査値のうち次回生成する誤り検査値の生成方式を複数の生成方式(本実施形態では2つの誤り検査値の生成方式)から決定する。換言すると、制御部620は、当該誤り検査値に基づいて、当該誤り検査値が属するグループの誤り検査値の次回の生成方式を決定する。制御部620は、決定した生成方式の情報をグループ毎に記憶する生成方式記憶領域を有し、各グループの生成方式の情報を個別に記憶している。また、制御部620は、決定した結果に応じて誤り検査値演算部640がいずれの生成方式を用いるべきかを示す制御信号(以下、方式制御信号という)を出力する。
In addition, the
ここで、本実施形態において、制御部620は、主制御部の制御部520と同様に、今回生成された誤り検査値が所定の切替条件を満たす場合に、今回送信された制御コマンドが属するグループの生成方式を変更する。例えば、グループAにおいて今回の誤り検査値が方式αで生成された場合、すなわち、生成方式記憶領域の生成方式の情報が方式αの場合、次回の生成方式を方式βに決定し、生成方式記憶領域の生成方式の情報を更新する。一方、制御部620は、今回生成された誤り検査値が所定の切替条件を満たさない場合に、誤り検査値の生成方式を継続する。例えば、グループAにおいて今回の誤り検査値が方式αで生成された場合、すなわち、生成方式記憶領域の生成方式の情報が方式αの場合、次回の生成方式を方式αに決定し、生成方式記憶領域の生成方式の情報を継続する。
Here, in the present embodiment, the
また、制御部620は、今回送信された制御コマンドのグループに対応する生成方式記憶領域に記憶されている生成方式の情報に基づいて、誤り検査値演算部640がいずれの生成方式を用いるべきかを示す制御信号(以下、方式制御信号という)を出力する。なお、今回送信される誤り検査値がいずれの生成方式を用いるべきかを示す生成方式の情報は、当該誤り検査値と同一のグループの誤り検査値のうち、前回送信された誤り検査値に基づいて決定されている。
Further, the
制御部620の機能を実現する具体的な手段は、例えば、図4に示すCPU180a、ROM180bの一部、およびRAM180cの一部から構成することができる。より具体的には、CPU180aは、RAM180cをワークエリアとして、今回送信された制御コマンド(コマンドデータ)、およびROM180bに予め記憶されているプログラムに基づき、この制御コマンドがいずれのグループに属するかを識別する。そして、識別結果に基づいて、今回誤り検査値を生成するのに用いるべき制御コマンドを特定し、コマンド制御信号を出力する。また、CPU180aは、RAM180cをワークエリアとして、今回生成された誤り検査値、およびROM180bに予め記憶されているプログラムに基づき、RAM180cの生成方式記憶領域に記憶されている生成方式の情報を更新する。
Specific means for realizing the function of the
制御コマンド記憶部630は、制御部620から出力されたグループ情報に基づいて受信部600から出力された制御コマンドを記憶する。また、制御コマンド記憶部630は、制御部620から出力されたコマンド制御信号に基づいて、今回誤り検査値の生成に用いられる制御コマンドを誤り検査値演算部640に出力する。詳細には、制御コマンド記憶部630は、コマンド記憶領域を含み、このコマンド記憶領域は、グループAに属する制御コマンドを記憶するコマンド記憶領域Aと、グループBに属する制御コマンドを記憶するコマンド記憶領域Bとに分かれている。そして、制御コマンド記憶部630は、制御部620から出力されたグループ情報に基づいて、受信部600から今回出力された(今回送信された)制御コマンドをそのグループに対応するコマンド記憶領域に記憶する。
The control
また、制御コマンド記憶部630は、制御部620から出力されたコマンド制御信号に基づいて、今回送信された制御コマンドが属するグループに対応するコマンド記憶領域に記憶されている制御コマンドのうち今回送信された制御コマンドを基準として所定の過去(本実施形態では1個前)に送信された制御コマンドを今回誤り検査値の生成に用いられる制御コマンドとして誤り検査値演算部640に出力する。
Also, the control
制御コマンド記憶部630の機能を実現する具体的な手段は、例えば、図4に示すCPU180a、RAM180cに設けられるコマンド記憶領域等である。より具体的には、CPU180aは、RAM180cをワークエリアとして、今回出力された制御コマンドのグループ情報、およびROM180bに予め記憶されているプログラムに基づき、この制御コマンドが属するグループに対応するコマンド記憶領域にこの制御コマンドを記憶する。さらに、CPU180aは、この制御コマンドが属するグループに対応するコマンド記憶領域に記憶されている制御コマンドのうち今回出力された制御コマンドを基準として1個前に記憶された制御コマンドを今回誤り検査値の生成に用いる制御コマンドとして取得する。
Specific means for realizing the function of the control
誤り検査値演算部640は、主制御部110を構成する誤り検査値演算部540と同様に、複数の誤り検査値の生成方式、本実施形態では2つの誤り検査値の生成方式(方式αおよび方式β)で誤り検査値を生成可能である。誤り検査値演算部640は、制御部620から出力された方式制御信号に基づいて、制御部620によって決定された生成方式で、制御コマンド記憶部630から出力された制御コマンドを用いて誤り検査値を生成する。さらに、誤り検査値演算部640は、生成した誤り検査値を制御部620および誤り検査部650に送る。誤り検査値演算部640の機能を実現する具体的な手段は、例えば、図4に示すCPU180a、ROM180bの一部、およびRAM180cの一部から構成することができる。より具体的には、CPU180aは、RAM180cをワークエリアとして、方式制御信号およびROM180bに予め記憶されているプログラムに基づき、誤り検査値を生成し、出力する。
Similar to the error check
誤り検査部650は、受信部600から送られた今回受信した制御コマンドに付加された誤り検査値と、誤り検査値演算部640から送られた今回生成された誤り検査値とを用いて誤り検査を行う。また、誤り検査部650は、誤り検査の結果である認証結果データを生成し、付加部660へと出力する。具体的には、誤り検査部650は、上記2つの誤り検査値を照合し、同一の値であるかを検証する。同一の場合は、誤り検査部650は、今回受信した制御コマンドの正当性を認証する。非同一の場合は、誤り検査部650は、制御コマンドに正当性がなく、誤りがあると判断する。すなわち、誤り検査部650は、今回受信した誤り検査値が付加された制御コマンドの正当性を認証する認証処理を行う。なお、最初に受信した制御コマンドには誤り検査値に替えて所定の初期値が付加されるので、誤り検査部650は、対応する所定の初期値を用いて誤り検査を行う。誤り検査部650の機能を実現する具体的な手段は、例えば、図4に示すCPU180a、ROM180bの一部、およびRAM180cの一部から構成することができる。より具体的には、CPU180aは、RAM180cをワークエリアとして、今回送信された誤り検査値と、今回生成された誤り検査値とを照合して誤り検査を行う。CPU180aは、誤り検査の結果である認証結果データを生成する。
The
付加部660は、受信部600から出力された、今回後段制御部180で受信した制御コマンドに、誤り検査部650から出力された認証結果データを付加して、演出制御部120へ送信する認証結果データ付き制御コマンドを生成する。また、付加部660は、生成した認証結果データ付き制御コマンドを送信部670に出力する。付加部660の機能を実現する具体的な手段は、例えば、図4に示すCPU180a、ROM180bの一部、およびRAM180cの一部等から構成することができる。
The adding
送信部670は、付加部660から送信された認証結果データ付き制御コマンドを演出制御部120へと送信する。送信部670の機能を実現する具体的な手段は、例えば、図4に示すCPU180a、ROM180bの一部、およびRAM180cの一部等から構成することができる。
このように構成された後段制御部180の各構成部の動作の概略を説明する。遊技機1の電源が投入され、主制御部110のメインCPU110aが初期化処理を行った後、主制御部110は制御コマンドの出力を開始し、後段制御部180に制御コマンド情報を送信する。受信部600は、制御コマンド情報を受信して、受信した制御コマンド情報の制御コマンドを誤り検査値生成部610に、誤り検査値を誤り検査部650に出力する。
誤り検査値生成部610は、今回送信された制御コマンドがいずれのグループに属するかを識別する。そして、誤り検査値生成部610は、識別結果に基づいて、制御コマンドをグループ毎に分類して記憶する。また、誤り検査値生成部610は、識別結果に基づいて、今回送信された制御コマンドと同一のグループに属する制御コマンドのうち1個前に送信された制御コマンドを用いて、予め決定している生成方式で誤り検査値を生成し誤り検査部650に出力する。また、誤り検査値生成部610は、今回生成された(誤り検査に用いられる)誤り検査値に基づいて、今回送信された制御コマンドが属するグループに関する次回の誤り検査値の生成方式を決定する。
誤り検査部650は、受信部600から出力された今回受信した制御コマンドに付加された誤り検査値と、誤り検査値生成部610から出力された今回生成された誤り検査値とを用いて誤り検査を行い、認証結果データを生成し、付加部660へと出力する。
付加部660は、受信部600から出力された、今回後段制御部180で受信した制御コマンドに、誤り検査部650から出力された認証結果データを付加して、演出制御部120へ送信する認証結果データ付き制御コマンドを生成し、送信部670に出力する。
送信部670は、付加部660から送信された認証結果データ付き制御コマンドを演出制御部120へと送信する。
An outline of the operation of each component of the
The error check
The
The adding
[制御コマンドの説明]
以下、本発明の実施形態に係る遊技機1の主制御部110から演出制御部120に対して送信される制御コマンドの種別について説明する。
図8は、本実施形態に係る遊技機1を構成する主制御部110から演出制御部120へ送信される制御コマンドの種別を示す図である。なお、図8に示された制御コマンドは一例であり、本発明に係る制御コマンドはこれに限定されるものではない。以下に説明する制御コマンドは、それぞれ上述のいずれかのグループに属している。
[Explanation of control commands]
Hereinafter, the types of control commands transmitted from the
FIG. 8 is a diagram illustrating types of control commands transmitted from the
主制御部110から演出制御部120へ送信される制御コマンドは、1コマンドが2バイトのデータで構成されており、制御コマンドの分類を識別するための1バイトの「MODE」の情報と、各制御コマンドの詳細な制御内容を示す1バイトの「DATA」の情報とから構成されている。
The control command transmitted from the
「演出図柄指定コマンド」は、停止表示される特別図柄の種別を示すものであり、「MODE」が「E0H」で設定され、特別図柄の種別に合わせて「DATA」の情報が設定されている。なお、特別図柄の種別が結果的に大当たりの種別や遊技状態を決定するものであるから、演出図柄指定コマンドは、大当たりの種別や、遊技状態を示すものともいえる。
この演出図柄指定コマンドは、各種の特別図柄が決定され、特別図柄の変動表示が開始されるときに、決定された特別図柄に対応する演出図柄指定コマンドが演出制御部120に送信される。具体的には、大当たりの抽選結果を判定し特別図柄各種の特別図柄が決定され特別図柄の変動表示が開始されるときに、決定された特別図柄に対応する演出図柄指定コマンドがメインRAM110cの送信データ用記憶領域にセットされる。その後、送信データ用記憶領域にセットされている演出図柄指定コマンドは、後述する制御コマンド送信処理により、誤り検査値を付加されて演出制御部120へ送信されることになる。以下、他の制御コマンドも同様にして演出制御部120へ送信される。
なお、演出図柄指定コマンド等と関連する大当たりの抽選に関する処理については後述する。
The “designation designating command” indicates the type of the special symbol to be stopped, “MODE” is set to “E0H”, and “DATA” information is set according to the type of the special symbol. . Since the special symbol type eventually determines the jackpot type and gaming state, the effect symbol designation command can also be said to indicate the jackpot type and gaming state.
In the effect symbol designation command, when various special symbols are determined and the variation display of the special symbol is started, an effect symbol designation command corresponding to the determined special symbol is transmitted to the
The process related to the jackpot lottery related to the production symbol designation command will be described later.
ここで、演出図柄指定コマンドのうち、「DATA」が「00H」で設定される「ハズレ演出図柄指定コマンド」は、抽選結果がハズレの場合に、ハズレの結果を停止表示させるための制御コマンドである。すなわち、ハズレ演出図柄指定コマンド、抽選結果がハズレの場合に、主制御部110から演出制御部120に必ず送信される制御コマンドである。以下、ハズレ演出図柄指定コマンドを、ハズレの際の処理を実行させるコマンドとして、単に、「ハズレコマンド」ともいう。
Here, among the effect symbol designating commands, the “lost effect symbol designating command” set with “DATA” being “00H” is a control command for stopping and displaying the result of losing when the lottery result is losing. is there. That is, it is a control command that is surely transmitted from the
「第1特別図柄記憶指定コマンド」は、第1特別図柄保留数(U1)記憶領域に記憶されている保留記憶数を示すものであり、「MODE」が「E1H」で設定され、保留記憶数に合わせて「DATA」の情報が設定されている。
この第1特別図柄記憶指定コマンドは、第1特別図柄保留数(U1)記憶領域に記憶されている保留記憶数が切り替わるときに、保留記憶数に対応する第1特別図柄記憶指定コマンドが演出制御部120に送信される。具体的には、第1始動口14への入球や大当たりの抽選結果の判定に際し第1特別図柄保留数(U1)記憶領域に記憶されている値が増減したときに、増減後の保留記憶数に対応する第1特別図柄記憶指定コマンドがメインRAM110cの送信データ用記憶領域にセットされる。
The “first special symbol memory designation command” indicates the number of reserved memories stored in the first special symbol reservation number (U1) storage area, “MODE” is set to “E1H”, and the number of reserved memories The information of “DATA” is set according to the above.
This first special symbol memory designation command is effect-controlled by the first special symbol memory designation command corresponding to the number of reserved memories when the number of reserved memories stored in the first special symbol reservation number (U1) storage area is switched. Is transmitted to the
「第2特別図柄記憶指定コマンド」は、第2特別図柄保留数(U2)記憶領域に記憶されている保留記憶数を示すものであり、「MODE」が「E2H」で設定され、保留記憶数に合わせて「DATA」の情報が設定されている。
この第2特別図柄記憶指定コマンドは、第2特別図柄保留数(U2)記憶領域に記憶されている保留記憶数が切り替わるときに、保留記憶数に対応する第2特別図柄記憶指定コマンドが演出制御部120に送信される。具体的には、第2始動口15への入球や大当たりの抽選結果の判定に際し第2特別図柄保留数(U2)記憶領域に記憶されている値が増減したときに、増減後の保留記憶数に対応する第2特別図柄記憶指定コマンドがメインRAM110cの送信データ用記憶領域にセットされる。
なお、本実施形態では、「第1特別図柄記憶指定コマンド」と「第2特別図柄記憶指定コマンド」とをまとめて「特別図柄記憶指定コマンド」という。
The “second special symbol memory designation command” indicates the number of reserved memories stored in the second special symbol reservation number (U2) storage area, “MODE” is set to “E2H”, and the number of reserved memories The information of “DATA” is set according to the above.
This second special symbol memory designation command is directed by the second special symbol memory designation command corresponding to the number of reserved memories when the number of reserved memories stored in the second special symbol reservation number (U2) storage area is switched. Is transmitted to the
In the present embodiment, the “first special symbol memory designation command” and the “second special symbol memory designation command” are collectively referred to as “special symbol memory designation command”.
「図柄確定コマンド」は、特別図柄が停止表示されていることを示すものであり、「MODE」が「E3H」で設定され、「DATA」が「00H」に設定されている。
この図柄確定コマンドは、特別図柄が停止表示されているときに演出制御部120に送信される。具体的には、大当たりの抽選結果を判定し特別図柄の変動時間が経過した後に、特別図柄を第1特別図柄表示装置20または第2特別図柄表示装置21に停止表示させるときに、図柄確定コマンドがメインRAM110cの送信データ用記憶領域にセットされる。
The “design determination command” indicates that the special symbol is stopped and displayed, “MODE” is set to “E3H”, and “DATA” is set to “00H”.
This symbol confirmation command is transmitted to the
「電源投入時指定コマンド」は、遊技機1の電源が投入されたことを示すものであり、「MODE」が「E4H」で設定され、「DATA」が「00H」に設定されている。
この電源投入時指定コマンドは、遊技機1の電源が投入されたときに演出制御部120に送信される。遊技機1の電源が投入され主制御部110の初期化処理が行われる際に、電源遮断時(以下、「電断時」という)に生成したメインRAM110cのバックアップ情報が有効でない場合は、メインRAM110cの作業領域がクリアされ、新たに作業領域の設定が行われる。その後、電源投入時指定コマンドがメインRAM110cの送信データ用記憶領域にセットされる。
なお、電源投入時指定コマンド等と関連する初期化処理については後述する。
The “power-on designation command” indicates that the
The power-on designation command is transmitted to the
The initialization process related to the power-on designation command and the like will be described later.
「RAMクリア指定コマンド」は、メインRAM110cに記憶された情報がクリアされたことを示すものであり、「MODE」が「E4H」で設定され、「DATA」が「01H」に設定されている。
遊技機1の裏側には図示しないRAMクリアボタンが設けられており、RAMクリアボタンを押下しながら遊技機1の電源を投入すると、主制御部110にシステムリセットが発生し初期化処理が行われる。そして、メインRAM110cの作業領域がクリアされ新たに作業領域の設定が行われ電源投入時指定コマンドを送信した後に、RAMクリア指定コマンドがメインRAM110cの送信データ用記憶領域にセットされる。
The “RAM clear designation command” indicates that the information stored in the
A RAM clear button (not shown) is provided on the back side of the
「電源復旧指定コマンド」は、遊技機1の電源が投入されて、正常に復旧したことを示すものであり、「MODE」が「E4H」で設定され、電断時の遊技状態別に合わせて「DATA」の情報が設定されている。
この電源復旧指定コマンドは、遊技機1の電源が投入されて、正常に復旧したときに演出制御部120に送信される。具体的には、遊技機1の電源が投入され初期化処理が行われる際に、電断時に生成したメインRAM110cのバックアップ情報が有効である場合は、バックアップ情報が示す遊技状態に応じた電源復旧指定コマンドを生成し、生成した電源復旧指定コマンドがメインRAM110cの送信データ用記憶領域にセットされる。
The “power restoration designation command” indicates that the
This power supply restoration designation command is transmitted to the
なお、電源投入時に、電源投入時指定コマンド、RAMクリア指定コマンド、電源復旧指定コマンドのいずれか少なくとも1つが主制御部110から演出制御部120へ送信される。すなわち、「MODE」が「E4H」で設定される上記の制御コマンド群は、電源投入時の処理を実行させるコマンドである。以下、「MODE」が「E4H」で設定される上記の制御コマンド群を、単に、「電源投入コマンド」ともいう。
When the power is turned on, at least one of a power-on designation command, a RAM clear designation command, and a power restoration designation command is transmitted from the
「デモ指定コマンド」は、第1特別図柄表示装置20または第2特別図柄表示装置21が作動していないことを示すものであり、「MODE」が「E5H」で設定され、「DATA」が「00H」に設定されている。
このデモ指定コマンドは、第1特別図柄表示装置20または第2特別図柄表示装置21の特別図柄の保留記憶がなく、遊技者による操作がない非遊技状態が所定の時間経過したときに、演出制御部120に送信される。具体的には、大当たりの抽選、特別電動役物、遊技状態の制御を行うに際し、第1特別図柄保留数(U1)記憶領域または第2特別図柄保留数(U2)記憶領域のいずれの記憶領域にも1以上のデータがセットされていない状態が所定の時間継続したときに、デモ指定コマンドがメインRAM110cの送信データ用記憶領域にセットされる。
The “demonstration designation command” indicates that the first special
This demonstration designation command is used for effect control when there is no special symbol hold storage in the first special
なお、デモ指定コマンドは、第1特別図柄表示装置20または第2特別図柄表示装置21の特別図柄の保留記憶がないとき直ちに送信するようにしてもよい。この場合、演出制御部120は、デモ指定コマンドを受信した後、他の制御コマンドを所定時間受信しなかった場合、すなわち非遊技状態が所定時間経過した場合にデモ演出を実行する。
The demonstration designation command may be sent immediately when there is no special symbol holding storage of the first special
「第1特別図柄用変動パターン指定コマンド」は、第1特別図柄表示装置20における特別図柄の変動時間(変動態様)を示すものであり、「MODE」が「E6H」で設定され、各種の変動パターンに合わせて「DATA」の情報が設定されている。
この第1特別図柄用変動パターン指定コマンドは、第1特別図柄表示装置20の特別図柄の変動表示が開始されるときに、決定された特別図柄の変動パターンに対応する第1特別図柄用変動パターン指定コマンドが演出制御部120に送信される。具体的には、大当たりの抽選結果を判定し特別図柄の変動パターンが決定され特別図柄の変動表示が開始されるときに、決定された特別図柄の変動パターンに対応する第1特別図柄用変動パターン指定コマンドがメインRAM110cの送信データ用記憶領域にセットされる。
The “first special symbol variation pattern designation command” indicates the variation time (variation mode) of the special symbol in the first special
The first special symbol variation pattern designation command is a first special symbol variation pattern corresponding to the variation pattern of the special symbol determined when the special symbol variation display of the first special
「第2特別図柄用変動パターン指定コマンド」は、第2特別図柄表示装置21における特別図柄の変動時間(変動態様)を示すものであり、「MODE」が「E7H」で設定され、各種の変動パターンに合わせて「DATA」の情報が設定されている。
この第2特別図柄用変動パターン指定コマンドは、第2特別図柄表示装置21の特別図柄の変動表示が開始されるときに、決定された特別図柄の変動パターンに対応する第2特別図柄用変動パターン指定コマンドが演出制御部120に送信される。具体的には、大当たりの抽選結果を判定し特別図柄の変動パターンが決定され特別図柄の変動表示が開始されるときに、決定された特別図柄の変動パターンに対応する第2特別図柄用変動パターン指定コマンドがメインRAM110cの送信データ用記憶領域にセットされる。
なお、本実施形態では、「第1特別図柄用変動パターン指定コマンド」と「第2特別図柄用変動パターン指定コマンド」とをまとめて、「変動パターン指定コマンド」という。
The “variable pattern designation command for the second special symbol” indicates the variation time (variation mode) of the special symbol in the second special
The second special symbol variation pattern designation command is a second special symbol variation pattern corresponding to the variation pattern of the special symbol determined when the special symbol variation display of the second special
In the present embodiment, the “first special symbol variation pattern designation command” and the “second special symbol variation pattern designation command” are collectively referred to as a “variation pattern designation command”.
ここで、変動パターン指定コマンドのうち、「DATA」が「01H」、「02H」、「03H」、「04H」、「05H」で設定される制御コマンド群は、リーチ演出を実行させる制御コマンドである。以下、「MODE」が「E6H」で設定され、かつ「DATA」が「01H」〜「05H」で設定される制御コマンド群を、単に、「リーチコマンド」ともいう。 Here, among the variation pattern designation commands, the control command group in which “DATA” is set to “01H”, “02H”, “03H”, “04H”, “05H” is a control command for executing the reach effect. is there. Hereinafter, a control command group in which “MODE” is set as “E6H” and “DATA” is set as “01H” to “05H” is also simply referred to as “reach command”.
「大入賞口開放指定コマンド」は、各種大当たりの種別に合わせた大当たりのラウンド数を示すものであり、「MODE」が「EAH」で設定され、大当たりのラウンド数に合わせて「DATA」の情報が設定されている。
この大入賞口開放指定コマンドは、大当たりラウンドが開始されるときに、開始されたラウンド数に対応する大入賞口開放指定コマンドが演出制御部120に送信される。具体的には、大当たり遊技処理において第1大入賞口開閉扉16b(または第2大入賞口開閉扉17b)を開放させるときに、開放させるときのラウンド数に対応する大入賞口開放指定コマンドがメインRAM110cの送信データ用記憶領域にセットされる。
なお、「MODE」が「EAH」で設定されるコマンド群は、大当たり中の各ラウンドに対応する処理を実行させるコマンドである。以下、「MODE」が「EAH」で設定されるコマンド群を、単に、「大当たりコマンド」ともいう。
The “big prize opening specification command” indicates the number of jackpot rounds according to the types of jackpots, “MODE” is set to “EAH”, and “DATA” information is matched to the number of jackpot rounds. Is set.
With regard to the special winning opening opening designation command, when the big hit round is started, the big winning opening opening designation command corresponding to the started round number is transmitted to the
Note that a command group in which “MODE” is set to “EAH” is a command for executing processing corresponding to each round of big hit. Hereinafter, a command group in which “MODE” is set to “EAH” is also simply referred to as “hit command”.
「オープニング指定コマンド」は、各種の大当たりが開始することを示すものであり、「MODE」が「EBH」で設定され、大当たりの種別に合わせて「DATA」の情報が設定されている。
このオープニング指定コマンドは、各種の大当たりが開始するときに、大当たりの種別に対応するオープニング指定コマンドが演出制御部120に送信される。具体的には、大当たり遊技処理の開始のときに、大当たりの種別に対応するオープニング指定コマンドがメインRAM110cの送信データ用記憶領域にセットされる。
なお、「MODE」が「EBH」で設定されるコマンド群は、大当たり状態の処理を開始させるコマンドである。以下、「MODE」が「EBH」で設定されるコマンド群を、「大当たり開始コマンド」ともいう。
The “opening designation command” indicates that various jackpots start, “MODE” is set as “EBH”, and “DATA” information is set according to the jackpot type.
As for this opening designation command, when various jackpots start, an opening designation command corresponding to the type of jackpot is transmitted to the
Note that the command group in which “MODE” is set to “EBH” is a command for starting the processing of the jackpot state. Hereinafter, the command group in which “MODE” is set to “EBH” is also referred to as “big hit start command”.
「エンディング指定コマンド」は、各種の大当たりが終了したことを示すものであり、「MODE」が「ECH」で設定され、大当たりの種別に合わせて「DATA」の情報が設定されている。
このエンディング指定コマンドは、各種の大当たりが終了するときに、大当たりの種別に対応するエンディング指定コマンドが演出制御部120に送信される。具体的には、大当たり遊技終了処理の開始のときに、大当たりの種別に対応するエンディング指定コマンドがメインRAM110cの送信データ用記憶領域にセットされる。
なお、「MODE」が「ECH」で設定されるコマンド群は、大当たり状態の処理を終了させるコマンドである。以下、「MODE」が「ECH」で設定されるコマンド群を、「大当たり終了コマンド」ともいう。
The “ending designation command” indicates that various jackpots have ended, “MODE” is set as “ECH”, and “DATA” information is set according to the jackpot type.
As for this ending designation command, when various jackpots are finished, an ending designation command corresponding to the jackpot type is transmitted to the
Note that the command group in which “MODE” is set to “ECH” is a command for ending the big hit state process. Hereinafter, the command group in which “MODE” is set to “ECH” is also referred to as “hit end command”.
「遊技状態指定コマンド」は、遊技状態の内容を示すものであり、「MODE」が「EDH」で設定され、遊技状態の内容に合わせて「DATA」の情報が設定されている。
この遊技状態指定コマンドは、特別図柄の変動開始時および変動終了時に遊技状態指定コマンドが演出制御部120に送信される。具体的には、特別図柄の変動開始時および変動終了時などによって、遊技状態記憶領域や高確率遊技回数カウンタなどの現在の遊技状態を示すデータを記憶した各種記憶領域の値が変化したときに、現在の遊技状態に対応する遊技状態指定コマンドがメインRAM110cの送信データ用記憶領域にセットされる。
The “gaming state designation command” indicates the contents of the gaming state, “MODE” is set as “EDH”, and “DATA” information is set according to the contents of the gaming state.
As for the gaming state designation command, the gaming state designation command is transmitted to the
ここで、演出図柄指定コマンド、図柄確定コマンド、および変動パターン指定コマンドは、特別図柄の変動表示が開始されるときか、または停止されるときに送信される制御コマンドであり、特別図柄の変動の際にセットで送信される制御コマンドである。以下、これらの制御コマンドをまとめて「特別図柄変動関連コマンド」ともいう。 Here, the production symbol designation command, symbol confirmation command, and variation pattern designation command are control commands transmitted when the variation display of the special symbol is started or stopped, and the variation of the special symbol is changed. This is a control command transmitted as a set. Hereinafter, these control commands are also collectively referred to as “special symbol variation related commands”.
また、大当たり開始コマンド、大当たりコマンド、および大当たり終了コマンドは、大当たり遊技処理の際にセットで送信される制御コマンドである。以下、これらの制御コマンドをまとめて「大当たり関連コマンド」ともいう。 The jackpot start command, jackpot command, and jackpot end command are control commands that are transmitted as a set during jackpot game processing. Hereinafter, these control commands are collectively referred to as “hit-related commands”.
[主制御部の制御処理]
以下、本発明の実施形態に係る遊技機1の主制御部110の制御処理について説明する。まず、主制御部110のメイン処理について説明する。
図9は、本実施形態に係る主制御部110によるメイン処理を示すフローチャートである。
[Control processing of main control unit]
Hereinafter, the control process of the
FIG. 9 is a flowchart showing main processing by the
まず、ステップS10において、メインCPU110aは、初期化処理を行う。この処理において、メインCPU110aは、電源投入に応じて、メインROM110bから起動プログラムを読み込むとともに、メインRAM110cに記憶されるフラグなどを初期化する処理を行う。
ステップS20において、メインCPU110aは、特別図柄の変動態様(変動時間)を決定するためのリーチ判定用乱数値および特図変動用乱数値を更新する演出用乱数値更新処理を行う。
ステップS30において、メインCPU110aは、特別図柄判定用初期乱数値、大当たり図柄用初期乱数値、小当たり図柄用初期値乱数値、普通図柄判定用初期乱数値を更新する初期乱数値更新処理を行う。その後、所定の割込処理が行われるまで、ステップS20とステップS30との処理を繰り返し行う。
First, in step S10, the main CPU 110a performs an initialization process. In this process, the main CPU 110a reads a startup program from the
In step S20, the main CPU 110a performs an effect random number update process for updating the reach determination random number value and the special figure variation random value for determining the variation mode (variation time) of the special symbol.
In step S30, the main CPU 110a performs an initial random value updating process for updating the special symbol determining initial random number value, the big hit symbol initial random number value, the small hit symbol initial random number value, and the normal symbol determining initial random number value. Thereafter, the processes in steps S20 and S30 are repeated until a predetermined interrupt process is performed.
次に、主制御部110の割込処理について説明する。
図10は、本実施形態に係る主制御部110による割込処理を示すフローチャートである。
メインCPU110aは、主制御部110に設けられたクロックパルス発生回路(図示せず)から出力されるクロック信号に基づいて、所定の周期(例えば、4ミリ秒)ごとに、主制御部110のタイマ割込処理を実行する。
Next, interrupt processing of the
FIG. 10 is a flowchart showing interrupt processing by the
Based on a clock signal output from a clock pulse generation circuit (not shown) provided in the
まず、ステップS100において、メインCPU110aは、メインCPU110aのレジスタに記憶されている情報をスタック領域に退避させる。 First, in step S100, the main CPU 110a saves the information stored in the register of the main CPU 110a to the stack area.
ステップS110において、メインCPU110aは、特別図柄時間カウンタの更新処理、特別電動役物の開放時間等などの特別遊技タイマカウンタの更新処理、普通図柄時間カウンタの更新処理、普電開放時間カウンタの更新処理等の各種タイマカウンタを更新する時間制御処理を行う。具体的には、特別図柄時間カウンタ、特別遊技タイマカウンタ、普通図柄時間カウンタ、普電開放時間カウンタから1を減算する処理を行う。 In step S110, the main CPU 110a updates the special symbol time counter, updates the special game timer counter such as the opening time of the special electric accessory, updates the normal symbol time counter, and updates the normal power release time counter. A time control process for updating various timer counters is performed. Specifically, a process of subtracting 1 from a special symbol time counter, a special game timer counter, a normal symbol time counter, and a general electricity open time counter is performed.
ステップS120において、メインCPU110aは、特別図柄判定用乱数値、大当たり図柄用乱数値、小当たり図柄用乱数値、普通図柄判定用乱数値の乱数更新処理を行う。
具体的には、それぞれの乱数値および乱数カウンタに1を加算して更新する。なお、加算した乱数カウンタが乱数範囲の最大値を超えた場合(乱数カウンタが1周した場合)には、乱数カウンタを0に戻し、その時の初期乱数値からそれぞれの乱数値を新たに更新する。
In step S120, the main CPU 110a performs a random number update process for the special symbol determination random number value, the big hit symbol random number value, the small hit symbol random number value, and the normal symbol determination random number value.
Specifically, 1 is added to each random number value and random number counter to be updated. When the added random number counter exceeds the maximum value in the random number range (when the random number counter makes one round), the random number counter is returned to 0, and each random number value is newly updated from the initial random number value at that time. .
ステップS130において、メインCPU110aは、ステップS30と同様に、特別図柄判定用初期乱数値、大当たり図柄用初期乱数値、小当たり図柄用初期値乱数値、普通図柄判定用初期乱数値を更新する初期乱数値更新処理を行う。 In step S130, as in step S30, the main CPU 110a updates the initial random number value for special symbol determination, the initial random number value for big hit symbol, the initial random number value for small hit symbol, and the initial random number value for normal symbol determination. Perform numerical value update processing.
ステップS200において、メインCPU110aは、入力制御処理を行う。この処理において、メインCPU110aは、一般入賞口検出スイッチ12a、第1大入賞口検出スイッチ16a、第2大入賞口検出スイッチ17a、第1始動口検出スイッチ14a、第2始動口検出スイッチ15a、ゲート検出スイッチ13aの各スイッチに入力があったか否か判定する入力処理を行う。
In step S200, the main CPU 110a performs input control processing. In this process, the main CPU 110a includes a general winning opening detection switch 12a, a first large winning
具体的には、一般入賞口検出スイッチ12a、第1大入賞口検出スイッチ16a、第2大入賞口検出スイッチ17a、第1始動口検出スイッチ14a、第2始動口検出スイッチ15aからの各種検出信号を入力した場合には、ぞれぞれの入賞口毎に設けられた賞球のために用いる賞球カウンタに所定のデータを加算して更新する。
Specifically, various detection signals from the general winning opening detecting switch 12a, the first big winning
さらに、第1始動口検出スイッチ14aから検出信号を入力した場合には、第1特別図柄保留数(U1)記憶領域にセットされているデータが4未満であれば、第1特別図柄保留数(U1)記憶領域に1を加算し、特別図柄判定用乱数値、大当たり図柄用乱数値、小当たり図柄用乱数値、リーチ判定用乱数値および特図変動用乱数値を取得して、取得した各種乱数値を第1特別図柄乱数値記憶領域にある所定の記憶部(第0記憶部〜第4記憶部)に記憶する。
Furthermore, when a detection signal is input from the first start
同様に、第2始動口検出スイッチ15aから検出信号を入力した場合には、第2特別図柄保留数(U2)記憶領域にセットされているデータが4未満であれば、第2特別図柄保留数(U2)記憶領域に1を加算し、特別図柄判定用乱数値、大当たり図柄用乱数値、小当たり図柄用乱数値、リーチ判定用乱数値および特図変動用乱数値を取得して、取得した各種乱数値を第2特別図柄乱数値記憶領域にある所定の記憶部(第0記憶部〜第4記憶部)に記憶する。
Similarly, when a detection signal is input from the second start
また、ゲート検出スイッチ13aから検出信号を入力した場合には、普通図柄保留数(G)記憶領域にセットされているデータが4未満であれば、普通図柄保留数(G)記憶領域に1を加算し、普通図柄判定用乱数値を取得して、取得した普通図柄判定用乱数値を普通図柄保留記憶領域にある所定の記憶部(第0記憶部〜第4記憶部)に記憶する。
When a detection signal is input from the
さらに、第1大入賞口検出スイッチ16aまたは第2大入賞口検出スイッチ17aからの検出信号を入力した場合には、第1大入賞口16または第2大入賞口17に入賞した遊技球を計数するための大入賞口入球数(C)記憶領域に1を加算して更新する。
Further, when a detection signal is input from the first grand prize opening
ステップS300において、メインCPU110aは、上記ステップS200での入力制御処理に基づいて、大当たりの抽選、特別電動役物、遊技状態の制御を行うための特別図柄・特別電動役物制御処理(以下、「特図特電制御処理」という)を行う。特図特電制御処理の詳細については、図11を用いて後述する。 In step S300, the main CPU 110a, based on the input control process in step S200, performs a special symbol / special electric accessory control process (hereinafter referred to as “a special jackpot lottery, a special electric accessory, and a gaming state control”). Special figure special electricity control process ”). Details of the special figure special electric control process will be described later with reference to FIG.
ステップS400において、メインCPU110aは、普通図柄の抽選、普通電動役物の制御を行うための普通図柄・普通電動役物制御処理(以下、「普図普電制御処理」という)を行う。
具体的には、まず普通図柄保留数(G)記憶領域に1以上のデータがセットされているか否かを判定し、普通図柄保留数(G)記憶領域に1以上のデータがセットされていなければ、今回の普図普電制御処理を終了する。
In step S400, the main CPU 110a performs a normal symbol / ordinary electric accessory control process (hereinafter referred to as a “general-purpose electric power control process”) for performing the normal symbol lottery and the control of the ordinary electric accessory.
Specifically, it is first determined whether or not one or more data is set in the normal symbol hold count (G) storage area, and one or more data must be set in the normal symbol hold count (G) storage area. If this is the case, the current ordinary power transmission control process is terminated.
普通図柄保留数(G)記憶領域に1以上のデータがセットされていれば、普通図柄保留数(G)記憶領域に記憶されている値から1を減算した後、普通図柄保留記憶領域にある第1記憶部〜第4記憶部に記憶された普通図柄判定用乱数値を1つ前の記憶部にシフトさせる。このとき、既に第0記憶部に書き込まれていた普通図柄判定用乱数値は上書きされて消去されることとなる。
そして、当たり判定テーブルを参照し、普通図柄保留記憶領域の第0記憶部に記憶された普通図柄判定用乱数値が「当たり」に対応する乱数値であるかどうかの判定をする処理を行う。その後、普通図柄表示装置22において普通図柄の変動表示を行って、普通図柄の変動時間が経過すると普通図柄の抽選の結果に対応する普通図柄の停止表示を行う。そして、参照した普通図柄判定用乱数値が「当たり」のものであれば、始動口開閉ソレノイド15cを駆動させ、第2始動口15を所定の開放時間、第2の態様に制御する。
If 1 or more data is set in the normal symbol holding number (G) storage area, after subtracting 1 from the value stored in the normal symbol holding number (G) storage area, the data is in the normal symbol holding storage area. The normal symbol determination random numbers stored in the first storage unit to the fourth storage unit are shifted to the previous storage unit. At this time, the normal symbol determination random number value already written in the 0th storage unit is overwritten and erased.
Then, referring to the hit determination table, a process is performed to determine whether or not the normal symbol determination random number value stored in the 0th storage unit of the normal symbol hold storage area is a random value corresponding to “win”. Thereafter, the normal
ステップS500において、メインCPU110aは、払出制御処理を行う。この払出制御処理において、メインCPU110aは、ぞれぞれの賞球カウンタを参照し、各種入賞口に対応する払出個数指定コマンドを生成して、生成した払出個数指定コマンドを払出制御部130に送信する。
In step S500, the main CPU 110a performs a payout control process. In this payout control process, the main CPU 110 a refers to each prize ball counter, generates payout number designation commands corresponding to various winning ports, and transmits the generated payout number designation commands to the
ステップS600において、メインCPU110aは、外部情報データ、始動口開閉ソレノイドデータ、第1大入賞口開閉ソレノイドデータ、第2大入賞口開閉ソレノイドデータ、特別図柄表示装置データ、普通図柄表示装置データ、記憶数指定コマンドのデータ作成処理を行う。 In step S600, the main CPU 110a, external information data, start opening / closing solenoid data, first big prize opening opening / closing solenoid data, second big prize opening opening / closing solenoid data, special symbol display device data, normal symbol display device data, number of stored Performs data creation for the specified command.
ステップS700において、メインCPU110aは、出力制御処理を行う。この処理において、ステップS600で作成した外部情報データ、始動口開閉ソレノイドデータ、第1大入賞口開閉ソレノイドデータ、第2大入賞口開閉ソレノイドデータの信号を出力させるポート出力処理を行う。
また、第1特別図柄表示装置20、第2特別図柄表示装置21および普通図柄表示装置22の各LEDを点灯させるために、上記S600で作成した特別図柄表示装置データと普通図柄表示装置データとを出力する表示装置出力処理を行う。
In step S700, the main CPU 110a performs output control processing. In this process, port output processing is performed for outputting signals of the external information data, the start opening / closing solenoid data, the first big prize opening / closing solenoid data, and the second big prize opening / closing solenoid data created in step S600.
Further, the special symbol display device data and the normal symbol display device data created in S600 are used to turn on the LEDs of the first special
ステップS710において、メインCPU110aは、制御コマンド送信処理を行う。
具体的には、メインCPU110aは、メインRAM110cの送信データ用記憶領域にセットされている制御コマンドに誤り検査値(または初期値)を付加して制御コマンド情報を生成し、生成した制御コマンド情報を演出制御部120に送信する。この制御コマンド送信処理の詳細については図13を用いて後述する。
In step S710, the main CPU 110a performs control command transmission processing.
Specifically, the main CPU 110a generates control command information by adding an error check value (or initial value) to the control command set in the transmission data storage area of the
ステップS800において、メインCPU110aは、ステップS100で退避した情報をメインCPU110aのレジスタに復帰させる。 In step S800, the main CPU 110a restores the information saved in step S100 to the register of the main CPU 110a.
次に、主制御部110の特図特電制御処理を説明する。
図11は、本実施形態に係る主制御部110による特図特電制御処理を示すフローチャートである。
Next, the special figure special electric control process of the
FIG. 11 is a flowchart showing a special figure special power control process by the
ステップS301において、メインCPU110aは、特図特電処理データの値を読み込む。この「特図特電処理データ」は、特図特電制御処理の各サブルーチンが記憶された記憶領域のアドレスにそれぞれ割り当てられた値であり、特図特電処理データを参照することで、どのサブルーチンを処理するかを識別することができる。そして、特図特電処理データは、後述するように特図特電制御処理の各サブルーチンの中で必要に応じてセットされていき、その遊技において必要なサブルーチンが適宜処理されていくことになる。 In step S301, the main CPU 110a reads the value of the special figure special electricity processing data. This “Special Figure Special Electric Processing Data” is a value assigned to the address of the storage area in which each subroutine of the special figure special electric control process is stored, and which subroutine is processed by referring to the special figure special electric processing data. You can identify what to do. The special figure special electricity processing data is set as necessary in each subroutine of the special figure special electricity control processing as will be described later, and the subroutine necessary for the game is appropriately processed.
ステップS302において、メインCPU110aは、読み込んだ特図特電処理データから分岐アドレスを参照し、特図特電処理データ=0であれば特別図柄記憶判定処理(ステップS310)に処理を移し、特図特電処理データ=1であれば特別図柄変動処理(ステップS320)に処理を移し、特図特電処理データ=2であれば特別図柄停止処理(ステップS330)に処理を移し、特図特電処理データ=3であれば大当たり遊技処理(ステップS340)に処理を移し、特図特電処理データ=4であれば大当たり遊技終了処理(ステップS350)に処理を移し、特図特電処理データ=5であれば小当たり遊技処理(ステップS360)に処理を移す。 In step S302, the main CPU 110a refers to the branch address from the read special figure special processing data, and if special figure special electric treatment data = 0, the main CPU 110a moves the processing to the special symbol storage determination process (step S310). If data = 1, the process moves to the special symbol variation process (step S320), and if the special figure special electricity process data = 2, the process moves to the special symbol stop process (step S330), and the special figure special electricity process data = 3. If there is, the process is transferred to the jackpot game process (step S340). If the special figure special electric processing data = 4, the process is transferred to the jackpot game end process (step S350). The processing is moved to processing (step S360).
ステップS310の特別図柄記憶判定処理においては、メインCPU110aは、大当たり判定処理、停止表示する特別図柄の決定をする特別図柄決定処理、特別図柄の変動時間を決定する変動時間決定処理等を行う。ここで、図12を用いて、特別図柄記憶判定処理の具体的な内容を説明する。 In the special symbol memory determination process in step S310, the main CPU 110a performs a jackpot determination process, a special symbol determination process for determining a special symbol to be stopped and displayed, a variation time determination process for determining a variation time of the special symbol, and the like. Here, the specific content of the special symbol memory determination process will be described with reference to FIG.
図12は、本実施形態に係る主制御部110による特別図柄記憶判定処理におけるフローチャートである。
FIG. 12 is a flowchart of the special symbol memory determination process performed by the
ステップS311において、メインCPU110aは、第1特別図柄保留数(U1)記憶領域または第2特別図柄保留数(U2)記憶領域に1以上のデータがセットされているか否かを判定する。
そして、第1特別図柄保留数(U1)記憶領域または第2特別図柄保留数(U2)記憶領域のいずれの記憶領域にも1以上のデータがセットされていなければ、特図特電処理データ=0を保持したまま、今回の特別図柄変動処理を終了する。
一方、第1特別図柄保留数(U1)記憶領域または第2特別図柄保留数(U2)記憶領域に1以上のデータがセットされていれば、ステップS312に処理を移す。
In step S311, the main CPU 110a determines whether one or more data is set in the first special symbol hold count (U1) storage area or the second special symbol hold count (U2) storage area.
If one or more data is not set in any storage area of the first special symbol hold count (U1) storage area or the second special symbol hold count (U2) storage area, the special figure special electricity processing data = 0. The special symbol variation process of this time is terminated while holding.
On the other hand, if one or more data is set in the first special symbol hold count (U1) storage area or the second special symbol hold count (U2) storage area, the process proceeds to step S312.
ステップS312において、メインCPU110aは、大当たり判定処理を行う。
具体的には、第2特別図柄保留数(U2)記憶領域に1以上のデータがセットされている場合には、第2特別図柄保留数(U2)記憶領域に記憶されている値から1を減算した後、第2特別図柄乱数値記憶領域にある第1記憶部〜第4記憶部に記憶された各種乱数値を1つ前の記憶部にシフトさせる。このとき、既に第0記憶部に書き込まれていた各種乱数値は上書きされて消去されることとなる。そして、大当たり判定テーブルを参照して、第2特別図柄乱数値記憶領域の第0記憶部に記憶された特別図柄判定用乱数値が「大当たり」に対応する乱数値であるか、「小当たり」に対応する乱数値であるかの判定を行う。
In step S312, the main CPU 110a performs a jackpot determination process.
Specifically, when one or more data is set in the second special symbol hold count (U2) storage area, 1 is calculated from the value stored in the second special symbol hold count (U2) storage area. After subtraction, various random numbers stored in the first to fourth storage units in the second special symbol random number storage area are shifted to the previous storage unit. At this time, various random values already written in the 0th storage unit are overwritten and deleted. Then, referring to the jackpot determination table, whether the special symbol determination random number value stored in the 0th storage unit of the second special symbol random value storage area is a random value corresponding to “big hit” or “small hit” It is determined whether it is a random value corresponding to.
また、第2特別図柄保留数(U2)記憶領域に1以上のデータがセットされておらず、第1特別図柄保留数(U1)記憶領域に1以上のデータがセットされている場合には、第1特別図柄保留数(U1)記憶領域に記憶されている値から1を減算した後、第1特別図柄乱数値記憶領域にある第1記憶部〜第4記憶部に記憶された各種乱数値を1つ前の記憶部にシフトさせる。このときにも、既に第0記憶部に書き込まれていた各種乱数値は上書きされて消去されることとなる。そして、大当たり判定テーブルを参照して、第1特別図柄乱数値記憶領域の第0記憶部に記憶された特別図柄判定用乱数値が「大当たり」に対応する乱数値であるか、「小当たり」に対応する乱数値であるかの判定を行う。 In addition, when one or more data is not set in the second special symbol hold number (U2) storage area and one or more data is set in the first special symbol hold number (U1) storage area, Various random numbers stored in the first to fourth storage units in the first special symbol random number storage area after subtracting 1 from the value stored in the first special symbol hold number (U1) storage area Is shifted to the previous storage unit. Also at this time, various random numbers already written in the 0th storage unit are overwritten and deleted. Then, referring to the jackpot determination table, whether the special symbol determination random number value stored in the 0th storage unit of the first special symbol random number storage area is a random value corresponding to “big hit” or “small hit” It is determined whether it is a random value corresponding to.
本実施形態では、第1特別図柄乱数値記憶領域よりも第2特別図柄乱数値記憶領域に記憶された乱数値が優先してシフト(消化)されることになる。しかしながら、始動口に入賞した順序で、第1特別図柄記憶領域または第2特別図柄記憶領域をシフトさせてもよいし、第1特別図柄記憶領域を第2特別図柄記憶領域よりも優先させてシフトさせてもよい。 In the present embodiment, the random number value stored in the second special symbol random value storage area is shifted (digested) with priority over the first special symbol random value storage area. However, the first special symbol storage area or the second special symbol storage area may be shifted in the order of winning in the starting opening, and the first special symbol storage area is given priority over the second special symbol storage area. You may let them.
ステップS313において、メインCPU110aは、停止表示する特別図柄の種類を決定するための特別図柄決定処理を行う。
この特別図柄決定処理では、上記大当たり判定処理(ステップS312)において「大当たり」と判定された場合には、図柄決定テーブルを参照して、第1特別図柄乱数値記憶領域の第0記憶部に記憶された大当たり図柄用乱数値に基づいて大当たり図柄(特別図柄1〜特別図柄6)を決定する。また、上記大当たり判定処理(ステップS312)において「小当たり」と判定された場合には、図柄決定テーブルを参照して、第1特別図柄乱数値記憶領域の第0記憶部に記憶された小当たり図柄用乱数値に基づいて小当たり図柄(特別図柄A、特別図柄B)を決定する。また、上記大当たり判定処理(ステップS312)において「ハズレ」と判定された場合には、図柄決定テーブルを参照して、ハズレ図柄(特別図柄0)を決定する。
そして、決定した特別図柄に対応する停止図柄データを停止図柄データ記憶領域に記憶する。
In step S313, the main CPU 110a performs a special symbol determination process for determining the type of special symbol to be stopped and displayed.
In this special symbol determination process, when it is determined as “big hit” in the jackpot determination process (step S312), the symbol determination table is referred to and stored in the 0th storage unit of the first special symbol random value storage area. The jackpot symbol (
Then, stop symbol data corresponding to the determined special symbol is stored in the stop symbol data storage area.
ステップS314において、メインCPU110aは、特別図柄の変動時間決定処理を行う。
具体的には、変動パターン決定テーブルを参照して、第1特別図柄乱数値記憶領域の第0記憶部に記憶されたリーチ判定用乱数値および特図変動用乱数値に基づいて、特別図柄の変動パターンを決定する。その後、決定した特別図柄の変動パターンに対応する特別図柄の変動時間を決定する。そして、決定した特別図柄の変動時間に対応するカウンタを特別図柄時間カウンタにセットする処理を行う。
In step S314, the main CPU 110a performs special symbol variation time determination processing.
Specifically, referring to the variation pattern determination table, based on the reach determination random number value and the special diagram variation random value stored in the 0th storage unit of the first special symbol random value storage area, the special symbol Determine the variation pattern. Thereafter, the variation time of the special symbol corresponding to the determined variation pattern of the special symbol is determined. Then, a process of setting a counter corresponding to the determined variation time of the special symbol in the special symbol time counter is performed.
ステップS315において、メインCPU110aは、第1特別図柄表示装置20または第2特別図柄表示装置21に特別図柄の変動表示(LEDの点滅)を行わせるための変動表示データを所定の処理領域にセットする。これにより、所定の処理領域に変動表示データがセットされていると、上記ステップS600でLEDの点灯または消灯のデータが適宜作成され、作成されたデータがステップS700において出力されることで、第1特別図柄表示装置20または第2特別図柄表示装置21の変動表示が行われる。
さらに、メインCPU110aは、特別図柄の変動表示が開始されるときに、上記ステップS314で決定された特別図柄の変動パターンに対応する特別図柄の変動パターン指定コマンド(第1特別図柄用変動パターン指定コマンドまたは第2特別図柄用変動パターン指定コマンド)をメインRAM110cの送信データ用記憶領域にセットする。
In step S315, the main CPU 110a sets, in a predetermined processing area, variation display data for causing the first special
Further, the main CPU 110a, when the special symbol variation display is started, the special symbol variation pattern designation command (the first special symbol variation pattern designation command) corresponding to the variation pattern of the special symbol determined in step S314. Alternatively, the second special symbol variation pattern designation command) is set in the transmission data storage area of the
ステップS316において、メインCPU110aは、特図特電処理データ=0から特図特電処理データ=1にセットして、特別図柄変動処理のサブルーチンに移す準備を行い、特別図柄記憶判定処理を終了する。 In step S316, the main CPU 110a sets the special symbol special electricity processing data = 0 to the special symbol special electric treatment data = 1, prepares to move to the special symbol variation processing subroutine, and ends the special symbol memory determination processing.
再び、図11に示す特図特電制御処理について説明を戻すことにする。
ステップS320の特別図柄変動処理においては、メインCPU110aは、特別図柄の変動時間が経過したか否かを判定する処理を行う。
具体的には、ステップS314で決定された特別図柄の変動時間が経過したか(特別図柄時間カウンタ=0)否かを判定し、特別図柄の変動時間が経過していないと判定した場合には、特図特電処理データ=1を保持したまま、今回の特別図柄変動処理を終了する。なお、上記ステップS314でセットされた特別図柄の変動時間のカウンタは、上記ステップS110において減算処理されていく。
The description of the special figure special electric control process shown in FIG. 11 will be returned.
In the special symbol variation process of step S320, the main CPU 110a performs a process of determining whether or not the special symbol variation time has elapsed.
Specifically, it is determined whether or not the variation time of the special symbol determined in step S314 has elapsed (special symbol time counter = 0), and if it is determined that the variation time of the special symbol has not elapsed The special symbol variation process is terminated while the special symbol special electricity processing data = 1 is held. Note that the special symbol variation time counter set in step S314 is subtracted in step S110.
特別図柄の変動時間が経過したと判定すれば、上記ステップS313で決定された特別図柄を第1特別図柄表示装置20または第2特別図柄表示装置21に停止表示させる。これにより、第1特別図柄表示装置20または第2特別図柄表示装置21に特別図柄が停止表示され、遊技者に大当たりの判定結果が報知されることとなる。
また、高確率遊技回数(X)>0のときには高確率遊技回数(X)カウンタから1を減算して更新し、高確率遊技回数(X)=0となれば、高確率遊技フラグをクリアする。
最後に、特図特電処理データ=1から特図特電処理データ=2にセットして、特別図柄停止処理のサブルーチンに移す準備を行い、特別図柄変動処理を終了する。
If it is determined that the variation time of the special symbol has elapsed, the special symbol determined in step S313 is stopped and displayed on the first special
When the number of high probability games (X)> 0, 1 is subtracted from the high probability game number (X) counter and updated. When the number of high probability games (X) = 0, the high probability game flag is cleared. .
Finally, the special symbol special power processing data = 1 is set to the special symbol special power processing data = 2, preparation is made to move to a special symbol stop processing subroutine, and the special symbol variation processing is terminated.
ステップS330の特別図柄停止処理においては、メインCPU110aは、停止表示された特別図柄が「大当たり図柄」であるか、「小当たり図柄」であるか、「ハズレ図柄」であるかを判定する処理を行う。
そして、大当たり図柄と判定された場合には、遊技状態記憶領域に記憶されているデータを参照し、現在の遊技状態を示すデータを遊技状態バッファにセットする。その後に、遊技状態記憶領域(高確率遊技フラグ記憶領域等)に記憶されているデータ(高確率遊技フラグ)、高確率遊技回数(X)カウンタをクリアする。さらに、特図特電処理データ=2から特図特電処理データ=3にセットして、大当たり遊技処理のサブルーチンに移す準備を行い、特別図柄停止処理を終了する。
In the special symbol stop process in step S330, the main CPU 110a performs a process of determining whether the special symbol that is stopped and displayed is a “big hit symbol”, a “small bonus symbol”, or a “losing symbol”. Do.
When it is determined that the game is a jackpot symbol, the data stored in the gaming state storage area is referred to and data indicating the current gaming state is set in the gaming state buffer. Thereafter, the data (high probability game flag) and high probability game count (X) counter stored in the game state storage area (high probability game flag storage area or the like) are cleared. Further, the special figure special power processing data = 2 is set to the special figure special electric processing data = 3, preparation is made to move to the jackpot game processing subroutine, and the special symbol stop processing is ended.
また、小当たり図柄と判定された場合には、遊技状態記憶領域に記憶されているデータはクリアせずに、特図特電処理データ=2から特図特電処理データ=5にセットして、小当たり遊技処理のサブルーチンに移す準備を行い、特別図柄停止処理を終了する。
一方、ハズレ図柄と判定された場合には、特図特電処理データ=2から特図特電処理データ=0にセットして、特別図柄記憶判定処理のサブルーチンに移す準備を行い、特別図柄停止処理を終了する。
In addition, when it is determined that the small winning symbol, the data stored in the game state storage area is not cleared, and the special figure special electric processing data = 2 to the special figure special electric treatment data = 5 is set. The special symbol stop process is completed by making preparations for transferring to a winning game process subroutine.
On the other hand, if it is determined that the symbol is a lost symbol, the special symbol special electric processing data = 2 is set to special special electric symbol processing data = 0, and the special symbol memory determination processing subroutine is prepared for the special symbol stop processing. finish.
ステップS340の大当たり遊技処理においては、メインCPU110aは、上記長当たりまたは短当たりのいずれの大当たりを実行させるかを決定し、決定した大当たりを制御する処理を行う。
具体的には、まず、特別電動役物作動態様決定テーブルを参照し、上記ステップS313で決定された大当たり図柄の種類(停止図柄データ)に基づいて、大当たりの開放態様を決定する。
In the jackpot game process of step S340, the main CPU 110a determines which jackpot of the long hit or short hit is executed, and performs a process of controlling the determined jackpot.
Specifically, first, with reference to the special electric accessory operating mode determination table, the jackpot release mode is determined based on the type of jackpot symbol (stop symbol data) determined in step S313.
次に、決定した大当たりの開放態様を実行させるために、大入賞口開放態様テーブルを参照し、大当たりの種類に応じた開放時間を特別遊技タイマカウンタにセットするとともに、第1大入賞口開閉ソレノイド16c(または第2大入賞口開閉ソレノイド17c)の駆動データを出力して第1大入賞口開閉扉16b(または第2大入賞口開閉扉17b)を開放させる。このとき、ラウンド遊技回数(R)記憶領域に1を加算する。
この開放中に規定個数の遊技球が入球するか、大入賞口の開放時間が経過すると(大入賞口入球数(C)=9または特別遊技タイマカウンタ=0である)と、第1大入賞口開閉ソレノイド16c(または第2大入賞口開閉ソレノイド17c)の駆動データの出力を停止して第1大入賞口開閉扉16b(または第2大入賞口開閉扉17b)を閉鎖させる。これにより、1回のラウンド遊技が終了する。このラウンド遊技の制御を繰り返し15回行う。
Next, in order to execute the determined jackpot opening mode, the bonus game opening mode table is referred to, the opening time corresponding to the type of jackpot is set in the special game timer counter, and the first jackpot opening / closing solenoid The drive data of 16c (or the second big prize opening / closing solenoid 17c) is output to open the first big prize opening /
When a predetermined number of game balls enter during the opening or when the opening time of the big prize opening has elapsed (the number of the big prize opening (C) = 9 or the special game timer counter = 0), The output of the drive data of the big prize opening / closing solenoid 16c (or the second big prize opening / closing solenoid 17c) is stopped, and the first big prize opening /
15回のラウンド遊技が終了すると(ラウンド遊技回数(R)=15)、ラウンド遊技回数(R)記憶領域および大入賞口入球数(C)記憶領域に記憶されているデータをクリアするとともに、特図特電処理データ=3から特図特電処理データ=4にセットして、大当たり遊技終了処理のサブルーチンに移す準備を行い、大当たり遊技処理を終了する。 When the 15 round games are completed (round game count (R) = 15), the data stored in the round game count (R) storage area and the number of winning prize entrance (C) storage areas are cleared, The special figure special electric processing data = 3 is set to the special figure special electric treatment data = 4, preparation is made to move to the big hit game end processing subroutine, and the big hit game processing is ended.
ステップS350の大当たり遊技終了処理においては、メインCPU110aは、高確率遊技状態または低確率遊技状態のいずれかの確率遊技状態を決定する処理を行う。
具体的には、大当たり遊技終了時設定データテーブルを参照し、遊技状態バッファに記憶されているデータと上記ステップS313で決定された大当たり図柄の種類(停止図柄データ)とに基づいて、高確率遊技フラグの設定、高確率遊技回数(X)の設定を行う。例えば、特別図柄1であれば、高確率遊技フラグ記憶領域に高確率遊技フラグをセットし、高確率遊技回数(X)カウンタに10000回をセットする。
その後、特図特電処理データ=4から特図特電処理データ=0にセットして、特別図柄記憶判定処理のサブルーチンに移す準備を行い、大当たり遊技終了処理を終了する。
In the jackpot game end process of step S350, the main CPU 110a performs a process of determining a probability game state of either a high probability game state or a low probability game state.
Specifically, with reference to the jackpot game end setting data table, based on the data stored in the game state buffer and the type of jackpot symbol (stop symbol data) determined in step S313, the high probability game Set a flag and set the number of high probability games (X). For example, in the case of the
After that, the special symbol special power processing data = 4 is set to the special symbol special power processing data = 0, preparation is made to move to a special symbol memory determination processing subroutine, and the jackpot game end processing is terminated.
ステップS360の小当たり遊技処理においては、メインCPU110aは、まず、特別電動役物作動態様決定テーブルを参照し、上記ステップS313で決定された小当たり図柄の種類(停止図柄データ)に基づいて、小当たりの開放態様を決定する。
次に、決定した小当たりの開放態様を実行させるために、大入賞口開放態様テーブルを参照し、小当たりの開放時間を特別遊技タイマカウンタにセットするとともに、第2大入賞口開閉ソレノイド17cの駆動データを出力して第2大入賞口開閉扉17bを開放させる。このとき、開放回数(K)記憶領域に1を加算する。
小当たりの開放時間が経過する(特別遊技タイマカウンタ=0)と、第2大入賞口開閉ソレノイド17cの駆動データの出力を停止して第2大入賞口開閉扉17bを閉鎖させる。この第2大入賞口開閉扉17bの開閉制御を繰り返し15回行う。
In the small hit game process of step S360, the main CPU 110a first refers to the special electric accessory operation mode determination table, and based on the type of small hit symbol (stop symbol data) determined in step S313 above, Determine the opening mode.
Next, in order to execute the determined small winning opening mode, the large winning opening opening mode table is referred to, and the small winning opening time is set in the special game timer counter, and the second large winning port opening / closing solenoid 17c is set. The drive data is output to open the second big prize opening /
When the small winning opening time elapses (special game timer counter = 0), the drive data output of the second big prize opening / closing solenoid 17c is stopped and the second big prize opening /
そして、第2大入賞口開閉扉17bの開閉制御が15回行われるか、第2大入賞口17に規定個数の遊技球が入球する(開放回数(K)=15または大入賞口入球数(C)=9である)と、小当たり遊技を終了させるため、第2大入賞口開閉ソレノイド17cの駆動データの出力を停止させ、開放回数(K)記憶領域および大入賞口入球数(C)記憶領域に記憶されているデータをクリアするとともに、特図特電処理データ=5から特図特電処理データ=0にセットして、特別図柄記憶判定処理のサブルーチンに移す準備を行い、小当たり遊技処理を終了する。
Then, the opening / closing control of the second grand prize opening /
次に、主制御部110の制御コマンド送信処理を説明する。
図13は、本実施形態に係る主制御部110による制御コマンド送信処理を示すフローチャートである。
Next, control command transmission processing of the
FIG. 13 is a flowchart showing a control command transmission process by the
図9の主制御部110のメイン処理のステップS10の初期化処理における制御コマンド送信処理のタイミングや、主制御部110のタイマ割込み処理のステップS710の制御コマンド送信処理のタイミングになったら、ステップS711において、制御コマンド出力部500は、今回送信される制御コマンドが送信データ用記憶領域にセットされているかを参照することで、制御コマンドの送信タイミングかを判断する。制御コマンドがセットされている場合は、制御コマンド出力部500は、制御コマンドの送信タイミングであると判断する。そして、制御コマンド出力部500は、当該制御コマンドを誤り検査値生成部510の制御部520および制御コマンド記憶部530ならびに付加部550に出力し、ステップS712へと進む。制御コマンドがセットされていない場合は、制御コマンドの送信タイミングではないと判断し、制御コマンド送信処理を終了する。具体的には、メインCPU110aは、メインRAM110cの送信データ用記憶領域に、今回送信される制御コマンドが記憶されている場合、制御コマンドの送信タイミングであると判断し、当該制御コマンドを取得する。
When the timing of the control command transmission process in the initialization process of step S10 of the main process of the
続いて、ステップS712において、制御部520は、制御コマンド出力部500が今回出力した制御コマンド、すなわち今回送信される制御コマンドを取得し、この制御コマンドがいずれのグループに属するかを識別する。さらに、この識別結果をグループ情報として制御コマンド記憶部530に出力する。
Subsequently, in step S712, the
続いて、ステップS713において、制御コマンド記憶部530は、制御コマンド出力部500が今回出力した制御コマンドを取得する。そして、制御部520によって出力されたグループ情報に基づいて、この取得した制御コマンドを、これが属するグループに対応するコマンド記憶領域に記憶する。具体的には、メインCPU110aは、メインRAM110cのコマンド記憶領域に今回送信される制御コマンドを記憶する。この際に、メインCPU110aは、この制御コマンドが属するグループの識別結果に対応するコマンド記憶領域に記憶する。すなわち、メインCPU110aは、制御コマンドがグループAに属する場合はメインRAM110cのコマンド記憶領域Aに記憶し、制御コマンドがグループBに属する場合はメインRAM110cのコマンド記憶領域Bに記憶する。
Subsequently, in step S713, the control
続いて、ステップS714において、先ず、制御部520は、すでに取得した今回送信される制御コマンドに基づいて、制御コマンド記憶部530にいずれの制御コマンドを出力させるかを判断し、判断結果に応じたコマンド制御信号を制御コマンド記憶部530に出力する。そして、制御コマンド記憶部530は、制御部520によって出力されたコマンド制御信号に基づいて、今回誤り検査値の生成に用いるべき制御コマンドを誤り検査値演算部540に出力する。すなわち、制御コマンド記憶部530は、今回送信される制御コマンドと同一のグループに属する制御コマンドのうち今回記憶した制御コマンドの1個前に記憶した制御コマンド(すなわち、今回送信される制御コマンドの1個前に送信された制御コマンド)を誤り検査値演算部540へ出力する。誤り検査値演算部540は、制御コマンド記憶部530から今回誤り検査値の生成に用いる制御コマンドを取得する。
Subsequently, in step S714, first, the
続いて、ステップS715において、先ず、制御部520は、予め決定している生成方式で誤り検査値演算部540に誤り検査値を生成させるために、方式制御信号を誤り検査値演算部540に出力する。具体的には、制御部520は、今回送信される制御コマンドが属するグループに対応する生成方式記憶領域を参照して、予め決定している生成方式に関する情報に基づく方式制御信号を出力する。そして、誤り検査値演算部540は、方式制御信号に応じた生成方式で、取得した制御コマンドを用いて誤り検査値を生成する。そして、誤り検査値演算部540は、生成した誤り検査値を制御部520および付加部550へと出力する。
Subsequently, in step S715, first, the
続いて、ステップS716において、制御部520は、取得した今回送信される誤り検査値と、生成方式記憶領域に記憶されている生成方式(今回の生成方式)の情報とに基づいて、今回送信される制御コマンドが属するグループの次回の誤り検査値の生成方式を決定する。例えば、今回送信される制御コマンドがグループAに属し、今回送信される誤り検査値が所定の切替条件を満たし、グループAに関する生成方式が方式αに設定されている(すなわち、今回の生成方式が方式αである)場合、制御部520は、グループAに関する次回の生成方式を方式βに決定する。また、例えば、今回送信される制御コマンドがグループAに属し、今回送信される誤り検査値が所定の切替条件を満たさず、グループAに関する生成方式が方式αに設定されている場合、制御部520は、グループAに関する次回の生成方式を方式αに決定する。
Subsequently, in step S716, the
続いて、ステップS717において、制御部520は、ステップS716で決定した生成方式を記憶する。具体的には、制御部520は、決定した結果に応じた誤り検査値の生成方式の情報を生成方式記憶領域に記憶する。記憶された生成方式の情報は、次回以降の制御コマンド送信処理のステップS715、S716を実行する際に用いられる。
Subsequently, in step S717, the
続いて、ステップS718において、付加部550は、制御コマンド出力部500から出力された今回送信される制御コマンドに、誤り検査値演算部540から出力された今回生成された誤り検査値を付加して制御コマンド情報を生成し、送信部560に出力する。
続いて、ステップS719において、送信部560は、付加部550が生成した制御コマンド情報を受け取って演出制御部120に送信した後、本フローチャートによる処理を終了する。
Subsequently, in step S718, the adding
Subsequently, in step S719, the
なお、今回送信する制御コマンドを記憶するステップS713は、ステップS712以降であればどこで行ってもよい。例えば、ステップS714の今回誤り検査値を生成する制御コマンドを取得するステップの後に行ってもよく、この場合、制御コマンド記憶部は各グループに1つずつの制御コマンドのみを記憶しておけばよい。 Note that step S713 for storing the control command to be transmitted this time may be performed anywhere after step S712. For example, it may be performed after the step of acquiring a control command for generating the current error check value in step S714. In this case, the control command storage unit only needs to store one control command in each group. .
[後段制御部の制御処理]
以下、本発明の実施形態に係る遊技機1の後段制御部180の制御処理について説明する。
図14は、本実施形態に係る後段制御部180によるメイン処理を示すフローチャートである。
[Control processing of rear-stage control unit]
Hereinafter, the control process of the rear
FIG. 14 is a flowchart showing main processing by the
ステップS901において、CPU180aは、初期化処理を行う。この処理において、CPU180aは、電源投入に応じて、ROM180bからメイン処理に関するプログラムコードを読み込む。これとともに、CPU180aは、RAM180cに記憶されるフラグなどを初期化し、所定値に設定する処理を行う。
続いて、ステップS902において、CPU180aは、受信部600の受信データ用記憶領域に制御コマンド情報が記憶されているか否かを確認して、制御コマンド情報を受信したか否かを判定する。CPU180aは、受信データ用記憶領域に制御コマンド情報が記憶されていなければ本ステップを繰り返し、受信データ用記憶領域に制御コマンド情報が記憶されていればステップS903に処理を移す。
In step S901, the
Subsequently, in step S902, the
続いて、ステップS903において、後段制御部180の受信部600は、受信データ用記憶領域に記憶されている制御コマンド情報から制御コマンドおよび誤り検査値を取得する。また、受信部600は、今回受信した制御コマンドを制御部620、制御コマンド記憶部630、および付加部660へ、取得した誤り検査値を誤り検査部650へと出力する。
Subsequently, in step S903, the receiving
続いて、ステップS904において、制御部620は、今回受信した制御コマンドを取得し、この制御コマンドがいずれのグループに属するかを識別する。さらに、この識別結果をグループ情報として制御コマンド記憶部630に出力する。
Subsequently, in step S904, the
続いて、ステップS905において、制御コマンド記憶部630は、今回受信した制御コマンドを取得する。そして、制御部620によって出力されたグループ情報に基づいて、この取得した制御コマンドを、これが属するグループに対応するコマンド記憶領域に記憶する。具体的には、CPU180aは、この制御コマンドが属するグループの識別結果に対応するRAM180cのコマンド記憶領域に記憶する。より具体的には、CPU180aは、制御コマンドがグループAに属する場合はRAM180cのコマンド記憶領域Aに記憶し、制御コマンドがグループBに属する場合はRAM180cのコマンド記憶領域Bに記憶する。
Subsequently, in step S905, the control
続いて、ステップS906において、先ず、制御部620は、すでに取得した今回送信された制御コマンドに基づいて、制御コマンド記憶部630にいずれの制御コマンドを出力させるかを判断し、判断結果に応じたコマンド制御信号を制御コマンド記憶部630に出力する。そして、制御コマンド記憶部630は、制御部620によって出力されたコマンド制御信号に基づいて、今回誤り検査値の生成に用いるべき制御コマンドを誤り検査値演算部640に出力する。すなわち、制御コマンド記憶部630は、今回送信された制御コマンドと同一のグループに属する制御コマンドのうち今回記憶した制御コマンドの1個前に記憶した制御コマンド(すなわち、今回送信された制御コマンドの1個前に送信された制御コマンド)を誤り検査値演算部640へ出力する。誤り検査値演算部640は、制御コマンド記憶部630から今回誤り検査値の生成に用いる制御コマンドを取得する。
Subsequently, in step S906, first, the
続いて、ステップS907において、先ず、制御部620は、予め決定している生成方式で誤り検査値演算部640に誤り検査値を生成させるために、方式制御信号を誤り検査値演算部640に出力する。具体的には、制御部620は、今回送信された制御コマンドが属するグループに対応する生成方式記憶領域を参照して、予め決定している生成方式に関する情報に基づく方式制御信号を出力する。そして、誤り検査値演算部640は、方式制御信号に応じた生成方式で、取得した制御コマンドを用いて誤り検査値を生成する。そして、誤り検査値演算部640は、生成した誤り検査値を誤り検査部650へと出力する。
Subsequently, in step S907, first, the
続いて、ステップS908において、制御部620は、すでに取得した今回生成した誤り検査値と、生成方式記憶領域に記憶されている生成方式(今回の生成方式)の情報とに基づいて、今回送信された制御コマンドが属するグループの次回の誤り検査値の生成方式を決定する。例えば、今回送信された制御コマンドがグループAに属し、今回生成した誤り検査値が所定の切替条件を満たし、グループAに関する生成方式が方式αに設定されている(すなわち、今回の生成方式が方式αである)場合、制御部620は、グループAに関する次回の生成方式を方式βに決定する。また、例えば、今回送信された制御コマンドがグループAに属し、今回生成した誤り検査値が所定の切替条件を満たさず、グループAに関する生成方式が方式αに設定されている場合、制御部620は、グループAに関する次回の生成方式を方式αに決定する。
Subsequently, in step S908, the
続いて、ステップS909において、制御部620は、決定した生成方式を記憶する。具体的には、制御部620は、決定した結果に応じた誤り検査値の生成方式の情報を生成方式記憶領域に記憶する。記憶された生成方式の情報は、次回以降の認証処理のステップS907、S908を実行する際に用いられる。
Subsequently, in step S909, the
続いて、ステップS910において、誤り検査部650は、ステップS903で取得した誤り検査値と、誤り検査値生成部610が今回生成した誤り検査値とを照合し、誤り検査を行う。
Subsequently, in step S910, the
続いて、ステップS911において、誤り検査の結果、2つの誤り検査値が同一の場合は、誤り検査部650は、検査結果が正しいので、今回受信した制御コマンドの正当性の認証が成功であると判断し(ステップS911の結果がYES)、ステップS912へ進み、制御コマンドの正当性の認証が成功したことを示す認証結果データを生成し、付加部660へ出力する。非同一の場合は、誤り検査部650は、検査結果が正しくないので、認証が不成功であると判断し(ステップS911の結果がNO)、ステップS913へ進み、制御コマンドの正当性の認証が不成功であったことを示す認証結果データを生成し、付加部660へ出力する。
Subsequently, in step S911, if the two error check values are the same as a result of the error check, the
続いて、ステップS914において、付加部660は、受信部600から出力された今回受信した制御コマンドに、誤り検査部650から出力された認証結果データを付加して、認証結果データ付き制御コマンドを生成し、送信部670に出力する。
続いて、ステップS915において、送信部670は、付加部660から出力された認証結果データ付き制御コマンドを演出制御部120へ送信する。その後、ステップS902へと戻り以下のステップを繰り返し行う。
Subsequently, in step S914, the adding
Subsequently, in step S <b> 915,
ここで、今回受信した制御コマンドを記憶するステップS905は、ステップS904以降であればどこで行ってもよい。例えば、ステップS906の今回誤り検査値を生成する制御コマンドを取得するステップの後に行ってもよく、この場合、制御コマンド記憶部630は各グループに1つずつの制御コマンドのみを記憶しておけばよい。
Here, step S905 for storing the control command received this time may be performed anywhere as long as it is after step S904. For example, it may be performed after the step of obtaining a control command for generating a current error check value in step S906. In this case, the control
[演出制御部の制御処理]
以下、本発明の実施形態に係る遊技機1の演出制御部120の制御処理について説明する。まず、演出制御部120のメイン処理について説明する。
図15は、本実施形態に係る演出制御部120によるメイン処理を示すフローチャートである。
[Control processing of production control unit]
Hereinafter, the control processing of the
FIG. 15 is a flowchart showing main processing by the
ステップS1000において、サブCPU120aは、初期化処理を行う。この処理において、サブCPU120aは、電源投入に応じて、サブROM120bからメイン処理に関するプログラムコードを読み込む。これとともに、サブCPU120aは、サブRAM120cに記憶されるフラグなどを初期化し、所定値に設定する処理を行う。この処理が終了した場合には、ステップS1100へ処理を移す。
In step S1000, the
ステップS1100において、サブCPU120aは、演出用乱数更新処理を行う。この処理において、サブCPU120aは、サブRAM120cに記憶される演出用乱数値、演出図柄決定用乱数、演出モード決定用乱数等を更新する処理を行う。以降は、所定の割込処理が行われるまで、上記ステップS1100の処理を繰り返し行う。
In step S1100, the
次に、演出制御部120の割込処理について説明する。
図16は、演出制御部120による割込処理の手順の一例を示すフローチャートである。サブCPU120aは、演出制御部120に設けられたクロックパルス発生回路(図示せず)から出力されるクロック信号に基づいて、所定の周期(例えば4ミリ秒)ごとに、演出制御部120のタイマ割込処理を実行する。
Next, the interruption process of the
FIG. 16 is a flowchart illustrating an example of a procedure of interrupt processing by the
ステップS1200において、サブCPU120aは、サブCPU120aのレジスタに記憶されている情報をスタック領域に退避させる。
ステップS1300において、サブCPU120aは、演出制御部120で用いられる各種タイマカウンタの更新処理を行う。
In step S1200, the
In step S1300, the
ステップS1400において、サブCPU120aは、中継送信処理を行う。この処理において、サブCPU120aは、サブRAM120cの第1受信データ用記憶領域に記憶された制御コマンド情報を、後段制御部180へ一旦そのまま送信して、主制御部110から送信された制御コマンド情報を後段制御部180へ中継する中継送信処理を行う。
サブCPU120aは、受信した制御コマンド情報を第1受信データ用記憶領域へ取り込んで記憶する。そして、サブCPU120aは、本ステップS1400において、第1受信データ用記憶領域に記憶された制御コマンド等を、サブRAM120cの送信データ用記憶領域にそのまま書き込んでセットする。続いて、サブCPU120aは、サブRAM120cの送信データ用記憶領域にセットされた制御コマンド情報を後段制御部180へ直ちに送信する。
In step S1400, the
The
ステップS1500において、サブCPU120aは、コマンド解析処理を行う。この処理において、サブCPU120aは、サブRAM120cに設けられる、後段制御部180からの受信データを記憶する第2受信データ用記憶領域に書き込まれた制御コマンドの種別を解析する処理を行う。
主制御部110から送信された制御コマンド情報は、上記ステップS1400において、演出制御部120から後段制御部180へ中継送信される。その後、この制御コマンド情報は、上述のように、後段制御部180において認証処理に用いられる。後段制御部180は、認証処理の結果である認証結果データを制御コマンドに付加して生成した認証結果データ付き制御コマンドを演出制御部120へと送信する。
サブCPU120aは、受信した認証結果データ付き制御コマンドを第2受信データ用記憶領域に書き込んで記憶する。
そして、サブCPU120aは、本ステップS1500において、第2受信データ用記憶領域に記憶されたデータが制御コマンドであると判定されると、その種別を更に解析し、制御コマンドの種別に応じた処理を行う。なお、コマンド解析処理の詳細については後述する。
In step S1500, the
The control command information transmitted from the
The
If the
ステップS1600において、サブCPU120aは、演出ボタン検出スイッチ35aの信号のチェックを行い、演出ボタン35からの入力に関する演出用入力制御処理を行う。
ステップS1700において、サブCPU120aは、サブRAM120cの送信データ用記憶領域にセットされた制御コマンドや各種データを、ランプ制御部140や画像制御部150へ送信するための処理である演出用出力制御処理を行う。
ステップS1800において、サブCPU120aは、ステップS1200で退避した情報をサブCPU120aのレジスタに復帰させる。
In step S <b> 1600, the
In step S1700, the
In step S1800, the
次に、演出制御部120のコマンド解析処理について説明する。
図17および図18は、本実施形態に係る演出制御部120によるコマンド解析処理を示すフローチャートである。なお、図18のコマンド解析処理2は、図17のコマンド解析処理1に引き続いて行われるものである。
Next, command analysis processing of the
17 and 18 are flowcharts showing command analysis processing by the
ステップS1501において、サブCPU120aは、第2受信データ用記憶領域に制御コマンド情報が記憶されているか否かを確認して、制御コマンド情報を受信したか否かを判定する。
サブCPU120aは、第2受信データ用記憶領域に制御コマンド情報が記憶されていなければコマンド解析処理を終了し、第2受信データ用記憶領域に制御コマンド情報が記憶されていればステップS2000に処理を移す。
In step S1501, the
If the control command information is not stored in the second received data storage area, the
ステップS2000において、サブCPU120aは、第2受信データ用記憶領域に書き込まれた認証結果データ付き制御コマンドから認証結果データを取得し、認証結果データ解析処理を行う。この認証結果データ解析処理の詳細については図19を用いて後に詳述する。認証結果データ解析処理が終了したらステップS1510へ進む。
In step S2000, the
ステップS1510において、サブCPU120aは、第2受信データ用記憶領域に記憶されている制御コマンドが、デモ指定コマンドであるか否かを確認する。
サブCPU120aは、第2受信データ用記憶領域に記憶されている制御コマンドがデモ指定コマンドであれば、ステップS1511に処理を移し、デモ指定コマンドでなければステップS1520に処理を移す。
In step S1510, the
If the control command stored in the second received data storage area is a demo designation command, the
ステップS1511において、サブCPU120aは、デモ演出パターンを決定するデモ演出パターン決定処理を行う。
具体的には、デモ演出パターンを決定し、決定したデモ演出パターンを演出パターン記憶領域にセットするとともに、決定したデモ演出パターンの情報を画像制御部150とランプ制御部140に送信するため、決定したデモ演出パターンに基づく演出パターン指定コマンドをサブRAM120cの送信データ用記憶領域にセットする。
In step S1511, the
Specifically, the demonstration effect pattern is determined, the determined demonstration effect pattern is set in the effect pattern storage area, and information on the determined demonstration effect pattern is transmitted to the
ステップS1520において、サブCPU120aは、第2受信データ用記憶領域に記憶されている制御コマンドが、特別図柄記憶指定コマンドであるか否かを確認する。
サブCPU120aは、第2受信データ用記憶領域に記憶されている制御コマンドが特別図柄記憶指定コマンドであれば、ステップS1521に処理を移し、特別図柄記憶指定コマンドでなければステップS1530に処理を移す。
In step S1520,
If the control command stored in the second received data storage area is a special symbol storage designation command, the
ステップS1521において、サブCPU120aは、特別図柄記憶指定コマンドを解析して、液晶表示装置31に表示させる特別図柄の保留画像(以下、「特図保留画像」という)の表示個数を決定するとともに、決定した特図保留画像の表示個数に対応する特図表示個数指定コマンドを画像制御部150とランプ制御部140に送信する特別図柄記憶数決定処理を行う。
In step S1521, the
ステップS1530において、サブCPU120aは、第2受信データ用記憶領域に記憶されている制御コマンドが、演出図柄指定コマンドであるか否かを確認する。
サブCPU120aは、第2受信データ用記憶領域に記憶されている制御コマンドが演出図柄指定コマンドであれば、ステップS1531に処理を移し、演出図柄指定コマンドでなければステップS1540に処理を移す。
In step S1530, the
If the control command stored in the second received data storage area is an effect designating command, the
ステップS1531において、サブCPU120aは、受信した演出図柄指定コマンドの内容に基づいて、液晶表示装置31に停止表示させる演出図柄36を決定する演出図柄決定処理を行う。
具体的には、演出図柄指定コマンドを解析して、大当たりの有無、大当たりの種別に応じて演出図柄36の組み合わせを構成する演出図柄データを決定し、決定された演出図柄データを演出図柄記憶領域にセットするとともに、演出図柄データを画像制御部150とランプ制御部140に送信するため、演出図柄データを示す停止図柄指定コマンドをサブRAM120cの送信データ用記憶領域にセットする。
In step S1531, the
Specifically, the effect designating command is analyzed, the effect symbol data constituting the combination of the
ステップS1532において、サブCPU120aは、上記ステップ1100において更新されている演出モード決定用乱数値から1つの乱数値を取得し、取得した演出モード決定用乱数値と受信した演出図柄指定コマンドに基づいて、複数の演出モード(例えば、ノーマル演出モードやチャンス演出モード)の中から1つの演出モードを決定する演出モード決定処理を行う。また、決定した演出モードは、演出モード記憶領域にセットされる。
In step S1532, the
ステップS1540において、サブCPU120aは、第2受信データ用記憶領域に記憶されている制御コマンドが、変動パターン指定コマンドであるか否かを確認する。
サブCPU120aは、第2受信データ用記憶領域に記憶されている制御コマンドが変動パターン指定コマンドであれば、ステップS1541に処理を移し、変動パターン指定コマンドでなければステップS1550に処理を移す。
In step S1540, the
If the control command stored in the second received data storage area is the variation pattern designation command, the
ステップS1541において、サブCPU120aは、上記ステップS1100(図14参照)において更新されている演出用乱数値から1つの乱数値を取得し、取得した演出用乱数値、受信した変動パターン指定コマンドおよび演出モード記憶領域にセットされている演出モードに基づいて、複数の変動演出パターンの中から1つの変動演出パターンを決定する変動演出パターン決定処理を行う。
具体的には、ノーマル演出モードであれば、変動演出パターン決定テーブルを参照し、取得した演出用乱数値に基づいて1つの変動演出パターンを決定し、決定した変動演出パターンを演出パターン記憶領域にセットするとともに、決定した変動演出パターンの情報を画像制御部150とランプ制御部140に送信するため、決定した変動演出パターンに基づく演出パターン指定コマンドをサブRAM120cの送信データ用記憶領域にセットする。
その後、かかる演出パターンに基づいて、液晶表示装置31、音声出力装置32、演出用駆動装置33、演出用照明装置34が制御されることになる。なお、ここで決定した変動演出パターンに基づいて、演出図柄36の変動態様が決定されることとなる。
In step S1541, the
Specifically, in the normal effect mode, the variation effect pattern determination table is referred to, one change effect pattern is determined based on the acquired effect random number value, and the determined change effect pattern is stored in the effect pattern storage area. At the same time, in order to transmit the determined variation effect pattern information to the
Thereafter, based on the effect pattern, the liquid
ステップS1550において、サブCPU120aは、第2受信データ用記憶領域に記憶されている制御コマンドが、図柄確定コマンドであるか否かを確認する。
サブCPU120aは、第2受信データ用記憶領域に記憶されている制御コマンドが図柄確定コマンドであれば、ステップS1551に処理を移し、図柄確定コマンドでなければステップS1560に処理を移す。
In step S1550, the
If the control command stored in the second received data storage area is the symbol confirmation command, the
ステップS1551において、サブCPU120aは、演出図柄36を停止表示させるために、演出図柄を停止表示させるための停止指定コマンドをサブRAM120cの送信データ用記憶領域にセットする演出図柄停止表示処理を行う。
In step S1551, the
ステップS1560において、サブCPU120aは、第2受信データ用記憶領域に記憶されている制御コマンドが、遊技状態指定コマンドであるか否かを判定する。
サブCPU120aは、第2受信データ用記憶領域に記憶されている制御コマンドが遊技状態指定コマンドであればステップS1561に処理を移し、遊技状態指定コマンドでなければステップS1570に処理を移す。
In step S1560, the
If the control command stored in the second received data storage area is a gaming state designation command, the
ステップS1561において、サブCPU120aは、受信した遊技状態指定コマンドに基づいた遊技状態を示すデータをサブRAM120cにある遊技状態記憶領域にセットする。
In step S1561, the
ステップS1570において、サブCPU120aは、第2受信データ用記憶領域に記憶されている制御コマンドが、オープニング指定コマンドであるか否かを確認する。
サブCPU120aは、第2受信データ用記憶領域に記憶されている制御コマンドがオープニング指定コマンドであればステップS1571に処理を移し、オープニング指定コマンドでなければステップS1580に処理を移す。
In step S1570, the
If the control command stored in the second received data storage area is an opening designation command, the
ステップS1571において、サブCPU120aは、当たり開始演出パターンを決定する当たり開始演出パターン決定処理を行う。
具体的には、オープニング指定コマンドに基づいて当たり開始演出パターンを決定し、決定した当たり開始演出パターンを演出パターン記憶領域にセットするとともに、決定した当たり開始演出パターンの情報を画像制御部150とランプ制御部140に送信するため、決定した当たり開始演出パターンに基づく演出パターン指定コマンドをサブRAM120cの送信データ用記憶領域にセットする。
In step S1571, the
Specifically, the hit start effect pattern is determined based on the opening designation command, the determined hit start effect pattern is set in the effect pattern storage area, and information on the determined hit start effect pattern is transmitted to the
ステップS1580において、サブCPU120aは、第2受信データ用記憶領域に記憶されている制御コマンドが、大入賞口開放指定コマンドであるか否かを確認する。
サブCPU120aは、第2受信データ用記憶領域に記憶されている制御コマンドが大入賞口開放指定コマンドであればステップS1581に処理を移し、大入賞口開放指定コマンドでなければステップS1590に処理を移す。
In step S1580, the
If the control command stored in the second received data storage area is a big winning opening release designation command, the
ステップS1581において、サブCPU120aは、大当たり演出パターンを決定する大当たり演出パターン決定処理を行う。
具体的には、大入賞口開放指定コマンドに基づいて大当たり演出パターンを決定し、決定した大当たり演出パターンを演出パターン記憶領域にセットするとともに、決定した大当たり演出パターンの情報を画像制御部150とランプ制御部140に送信するため、決定した大当たり演出パターンに基づく演出パターン指定コマンドをサブRAM120cの送信データ用記憶領域にセットする。
In step S1581, the
Specifically, the jackpot effect pattern is determined based on the big prize opening opening designation command, the determined jackpot effect pattern is set in the effect pattern storage area, and information on the determined jackpot effect pattern is transmitted to the
ステップS1590において、サブCPU120aは、第2受信データ用記憶領域に記憶されている制御コマンドが、エンディング指定コマンドであるか否かを確認する。
サブCPU120aは、第2受信データ用記憶領域に記憶されている制御コマンドがエンディング指定コマンドであればステップS1591に処理を移し、エンディング指定コマンドでなければステップS1600(図15参照)に処理を移す。
In step S1590, the
If the control command stored in the second received data storage area is an ending designation command, the
ステップS1591において、サブCPU120aは、当たり終了演出パターンを決定する当たり終了演出パターン決定処理を行う。
具体的には、エンディング指定コマンドに基づいて当たり終了演出パターンを決定し、決定した当たり終了演出パターンを演出パターン記憶領域にセットするとともに、決定した当たり終了演出パターンの情報を画像制御部150とランプ制御部140に送信するため、決定した当たり終了演出パターンに基づく演出パターン指定コマンドをサブRAM120cの送信データ用記憶領域にセットする。本処理を終了すると、コマンド解析処理が終了する。
In step S1591, the
Specifically, the winning end effect pattern is determined based on the ending designation command, the determined hit end effect pattern is set in the effect pattern storage area, and information on the determined hit end effect pattern is stored in the
次に、演出制御部120の認証結果データ解析処理について説明する。
図19は、本実施形態に係る演出制御部120による認証結果データ解析処理を示すフローチャートである。
Next, the authentication result data analysis process of the
FIG. 19 is a flowchart showing authentication result data analysis processing by the
ステップS2001において、サブCPU120aは、第2受信データ用記憶領域に書き込まれた認証結果データ付き制御コマンドから認証結果データを取得する。
続いて、ステップS2002において、サブCPU120aは、取得した認証結果データが、認証成功を示す結果であるか否かを確認する。サブCPU120aは、認証結果データが認証成功を示す結果である場合、今回の後段制御部180での認証処理が成功し、遊技機1の正当性を認証することができたと判断して、本フローチャートによる処理を終了する。一方、サブCPU120aは、認証結果データが認証不成功を示す結果である場合、今回の後段制御部180での認証処理が不成功であり、遊技機1で不正行為や通信エラーが発生したおそれがあると判断し、ステップS2003へ進む。
In step S2001, the
Subsequently, in step S2002, the
ステップS2003において、パチンコ遊技機1で不正行為や通信エラーが発生したおそれがあると判断された場合、演出制御部120は、その旨を報知する為に報知信号を出力し、本フローチャートによる処理を終了する。
In step S2003, when it is determined that there is a possibility that an illegal act or a communication error has occurred in the
サブCPU120aは、生成した報知信号を、例えば、ランプ制御部140や画像制御部150、あるいは遊技機1を管理するホールコンピュータ等へ送信する。ランプ制御部140や画像制御部150等は、受信した報知信号に基づいて、遊技機1で不正行為が発生したおそれがある旨を報知する演出を実行する。この演出は、例えば、液晶表示装置31に通常出現しないキャラクタを出現させたり、通常出現するキャラクタを通常とは異なる方法で出現させるなどである。また、液晶表示装置31の輝度を変えたり、色を変えたり、ランプ制御部140に対して所定のランプを表示制御するようにしてもよい。また、音声出力装置32からアラーム音などの特別な音声を出力するなど、画像制御部150に対して所定の音声を出力する音声制御をするようにしてもよい。いずれにしても、遊技店の従業員が当該遊技機1の前を通過した際に、その状態に気付くようにしてあればよい。また、この演出は、顧客がその状態に気付かないような演出でもよく、また、顧客が容易に気付く演出であってもよい。顧客が容易に気付く演出にすれば、不正行為を効率的に抑止することができる。
The
また、報知信号に「大当たり中」や「確率変動中」などの遊技機1の遊技状態に関する情報を含めてもよい。これらの遊技状態に関する情報に基づいて、遊技機1を管理するセンター制御装置などによって不正行為が行われているか否かの判断を行ってもよい。例えば、大当たり中や確率変動中は入賞が集中していても正常である場合がある。よって、大当たり中や確率変動中は、その他の状態とは異なる条件で不正行為のおそれがあるか否かについて判断するのがよい。また、遊技状態に関する情報は、報知信号に含めずに別信号として出力するようにしてもよい。この場合、従業員は、報知信号と遊技状態に関する情報の両方に基づいて、不正行為のおそれがあるか否かについて判断する。
The notification signal may include information related to the gaming state of the
なお、払出制御部130に対して後段制御部180が接続されている場合の認証処理は、演出制御部120に対して後段制御部180が接続されている場合の認証処理とほぼ同様の手順で行われるため説明を省略する。
The authentication process when the
以上のように、本実施形態では、主制御部110は、制御コマンドをグループに分類して記憶している。そして主制御部110は、今回送信する制御コマンドがいずれのグループに属するかを識別し、この制御コマンドと同じグループに属する制御コマンドのうち、この制御コマンドの1つ前に送信した制御コマンドを用いて誤り検査値を生成する。そして、生成した誤り検査値を今回送信する制御コマンドに付加して制御コマンド情報として演出制御部120を介して後段制御部180に送信する。さらに、主制御部110は、今回送信する誤り検査値に応じて、当該誤り検査値が付加される制御コマンドが属するグループの次回の生成方式を決定する。一方、後段制御部180は、制御コマンドをグループに分類して記憶している。そして後段制御部180は、今回受信した制御コマンドがいずれのグループに属するかを識別し、この制御コマンドと同じグループに属する制御コマンドのうち、この制御コマンドの1つ前に受信した制御コマンドを用いて誤り検査値を生成する。そして、生成した誤り検査値と今回受信した制御コマンド情報に含まれる誤り検査値とを照合して誤り検査を行う。さらに、後段制御部180は、今回生成した誤り検査値に応じて、今回送信された制御コマンドが属するグループの次回の生成方式を決定する。すなわち、本実施形態では、過去に送信した制御コマンドの誤り検査値を今回送信する制御コマンドに付加して、主制御部110から演出制御部120を介して後段制御部180に送信している。
As described above, in the present embodiment, the
通常チェックサム等の誤り検査値は生成元の制御コマンドに付加されて通信エラーチェックに利用される。これに対して、本実施形態の遊技機1は、上述のように、前回または前々回に送信した制御コマンドの誤り検査値を、今回送信する制御コマンドに付加する。このような従来にない新規かつ簡易な手法を用いることにより、不正者が制御コマンドと誤り検査値を不正に取得しても制御コマンドと誤り検査値の関係を容易に知ることができない。したがって、本実施形態によれば、不正者による不正を防止することができ、セキュリティ強度を向上させることができる。
An error check value such as a normal checksum is added to the control command of the generation source and used for communication error check. On the other hand, the
また、本実施形態の遊技機1では、制御コマンドを2以上の複数のグループに分類し、今回送信する制御コマンドに付加する誤り検査値を、当該制御コマンドと同一のグループに属する制御コマンドのうち過去(1個前)に送信された制御コマンドを用いて生成する。これにより、同一のグループに属する制御コマンドが連続して出力される場合は、1個前に出力された制御コマンドの誤り検査値が付加されることになるが、異なるグループに属する制御コマンドが時系列的に混ざって出力される場合は、少なくとも2個以上前に出力された制御コマンドの誤り検査値が付加されることになる。すなわち、制御コマンドに付加される誤り検査値が、1個前に出力された制御コマンドの誤り検査値となったり、2個以上前に出力された制御コマンドの誤り検査値となったりする。したがって、制御コマンドとそれに付加される誤り検査値との時系列的な関係が不規則になるので、制御コマンドとそれに付加される誤り検査値との関連性の解析を困難とすることができセキュリティ強度を向上させることができる。
In the
また、主制御部110が今回送信する制御コマンドと同一のグループに属する制御コマンドのうち今回送信する制御コマンドよりも過去(1個前)に送信した制御コマンドを用いて生成した誤り検査値を、今回送信する制御コマンドに付加して送信し、後段制御部180が認証処理を行う。これにより、今回受信した制御コマンドの正当性を認証するとともに、今回付加された誤り検査値の生成元となった制御コマンドの正当性をも認証することができる。このように、今回送信された制御コマンドと、過去に送信された制御コマンドの正当性を同時に認証することができるので、主制御部110が継続的に正しく動作していることを認証することができる。
In addition, an error check value generated using a control command transmitted in the past (one before) of the control command transmitted this time among control commands belonging to the same group as the control command transmitted this time by the
また、本実施形態では、各制御コマンドに誤り検査値を付加して主制御部110から演出制御部120を介して後段制御部180に送信し、後段制御部180が各制御コマンド毎に認証処理を行うので、常時不正を検査することができる。
Further, in this embodiment, an error check value is added to each control command and transmitted from the
また、本実施形態の遊技機1は、通常は通信エラーチェックに用いる誤り検査値を不正を検出するための検査値として利用している。このように通信エラーチェックに従来から用いている誤り検査値を用いることで、誤り検査を行うための検査値を別に生成するための手段を設けることなく、簡単な構成で不正者による不正を防止することができ、セキュリティ強度を向上させることができる。すなわち、遊技機の主制御基板のリソースが限られているという状況下において、セキュリティ強度を向上させつつ、主制御基板の処理負荷の増大を抑制することができる。
In addition, the
また、本実施形態によれば、認証処理は、後段制御部180のみが実行するので、周辺部300を構成するCPUの処理負荷の増大を抑制することができる。このため、周辺部300の処理速度が低下し、演出のための表示がスムーズに行われないなどの問題の発生を防止することができる。
Further, according to the present embodiment, since the authentication process is executed only by the
さらに、本実施形態によれば、認証処理を実行する後段制御部180と、所定の処理を行う周辺部300とが別個独立しているため、認証用のプログラムまたはハードウェアと、所定の処理用のプログラムまたはハードウェアとを別個に設計することができる。これにより、所定の処理を行う周辺部300の処理に認証機能を追加する場合と比較して、認証機能を追加するタイミングの設計・機能の実装・機能の検証、ハードウェアの設計などをより簡単に実現することができる。また、認証用のプログラム及び所定の処理用のプログラムの構成が比較的簡単となるため、他の機能と整合性を保つことが容易となる。
Furthermore, according to the present embodiment, since the
さらにまた、本実施形態によれば、遊技機の機種ごとに所定の処理が異なる場合であっても、認証処理は共通化が可能であるため、遊技機の機種ごとのプログラム設計やハードウェア設計が容易であり、設計時間の短縮化を図ることができるとともに、作業効率が向上する。 Furthermore, according to the present embodiment, since the authentication process can be made common even if the predetermined processing differs for each gaming machine model, the program design and hardware design for each gaming machine model The design time can be shortened and the work efficiency is improved.
また、本実施形態の遊技機1では、主制御部110の制御部520は、今回送信される誤り検査値に基づいて、当該誤り検査値が付加される制御コマンドが属するグループの次回の生成方式から決定している。このような本実施形態の遊技機1では、今回送信される誤り検査値が所定の切替条件を満たす場合に誤り検査値の生成方式が変更される。これにより、不正者が制御コマンドおよびそれに付加された誤り検査値を複数、不正に取得したとしても、誤り検査値の生成方式の変更タイミングを知ることができないので、制御コマンドと生成方式の関係性を解析困難とすることができる。したがって、不正者が不正を行うことを困難にすることができセキュリティ強度を向上させることができる。
In the
特に本実施形態では、上述のように、制御コマンドを2以上の複数のグループに分類し、今回送信する制御コマンドに付加する誤り検査値を、当該制御コマンドと同一のグループに属する制御コマンドのうち過去(1個前)に送信された制御コマンドを用いて生成する。これにより、セキュリティ強度を向上されているうえに、生成方式を複数の方式から決定可能に構成されているため、より一層のセキュリティ強度の向上を実現させることができる。 In particular, in the present embodiment, as described above, the control commands are classified into two or more groups, and error check values added to the control command to be transmitted this time are among the control commands belonging to the same group as the control command. It is generated using a control command transmitted in the past (one previous). As a result, the security strength is improved and the generation method can be determined from a plurality of methods, so that further improvement of the security strength can be realized.
また、本実施形態の遊技機1では、図5に示すように、グループ毎に独立して生成方式を制御している。すなわち、今回送信される誤り検査値が所定の切替条件を満たす場合に当該誤り検査値が付加される制御コマンドが属するグループの生成方式が変更される。これにより、時系列的に連続して出力される誤り検査値の生成方式が、送信される誤り検査値が所定の切替条件を満たさないにも関わらず変更される場合がある(例えば、図5の制御コマンドB2を参照)。したがって、制御コマンドと生成方式の関係性を解析困難とすることができるので、制御コマンドと誤り検査値との対応関係をより一層解析困難とすることができる。すなわち、本実施形態によれば、セキュリティ強度をより一層向上させることができるのである。
Further, in the
なお、本実施形態において、誤り検査値生成部510の制御部520は、制御コマンド記憶部530の動作を制御するために、「グループ情報」と「コマンド制御信号」とを制御コマンド記憶部530に出力している。すなわち、制御部520は、今回送信される制御コマンドと同一のグループに属する制御コマンドのうち今回送信される制御コマンドを基準として1個前に送信された制御コマンドを制御コマンド記憶部530から誤り検査値演算部540へと出力させることを判断し、その判断結果に基づいて、いずれの制御コマンドを出力するべきかを示すコマンド制御信号を制御コマンド記憶部530に出力している。しかしながら、本発明はこれに限定されず、制御部520は、今回送信される制御コマンドに関するグループ情報のみを制御コマンド記憶部530に出力するようにしてもよい。この場合、制御コマンド記憶部530は、グループ情報に基づいて、今回出力すべき制御コマンドを誤り検査値演算部540に出力するように構成すればよい。また、後段制御部180の誤り検査値生成部610も同様である。
In the present embodiment, the
〈第2の実施形態〉
以下、本発明の遊技機の一実施形態に係る第2の実施形態について説明する。第1の実施形態の遊技機1は、前回送信した制御コマンドの誤り検査値を今回送信する制御コマンドに付加して制御コマンド情報を生成するために、制御コマンドを保存しておき、既に保存してある前回送信した制御コマンドを取得してその誤り検査値を生成し、この誤り検査値を今回送信する制御コマンドに付加して制御コマンド情報を生成していた。これに対して、本実施形態の遊技機は、今回送信する制御コマンドを用いて複数の生成方式で生成した、各生成方式に対応する誤り検査値、すなわち複数の生成方式のそれぞれに対応する複数種類の誤り検査値をそれぞれ保存しておき、保存しておいた複数種類の誤り検査値から、既に決められた今回送信する種類の誤り検査値(既に決められた生成方式によって生成された誤り検査値)を取得して制御コマンド情報を生成する。本実施形態の遊技機は、それ以外の点では基本的に第1の実施形態の遊技機1と同様なので、以下、同一の部材については同一の符号を付すとともにその説明は省略し、異なる点について重点的に説明する。
<Second Embodiment>
Hereinafter, a second embodiment according to an embodiment of the gaming machine of the present invention will be described. The
[遊技機の認証に関する構成]
図20は、本実施形態に係る遊技機を構成する主制御部110の認証処理に関する構成を示す機能ブロック図である。主制御部110は、制御コマンド出力部500と、誤り検査値生成部810と、付加部550と、送信部560とを備えている。さらに、誤り検査値生成部810は、制御部820と、誤り検査値演算部830と、誤り検査値記憶部840とから構成される。主制御部110を構成する各機能ブロックは、例えば、図4に示す、メインCPU110a、メインROM110b、およびメインRAM110c等の主制御部110が有する各部材を適宜組み合わせて構成される。
[Configuration for gaming machine authentication]
FIG. 20 is a functional block diagram showing a configuration related to the authentication process of the
制御コマンド出力部500は、演出制御部120に今回送信される制御コマンドを生成し、誤り検査値生成部810の制御部820および誤り検査値演算部830、ならびに付加部550に出力する。付加部550は、制御コマンド出力部500から出力された今回送信される制御コマンドに、誤り検査値生成部810から今回出力された誤り検査値を付加して、演出制御部120へと送信される制御コマンド情報を生成する。送信部560は、制御コマンド情報を演出制御部120へと送信する。
The control
誤り検査値生成部810は、制御コマンドを予め複数のグループに分類しており、今回送信される制御コマンドがいずれのグループに属するかを識別する。そして、誤り検査値生成部810は、取得した制御コマンドを用いて複数の生成方式で誤り検査値を生成しこれを記憶しておく。誤り検査値を記憶する際に、この誤り検査値の生成元となった制御コマンドが属するグループに対応するようにグループに分類するとともに、いずれの生成方式で生成されたものかがわかるように記憶する。さらに、誤り検査値生成部810は、今回送信される制御コマンドが属するグループに対応するグループに属する誤り検査値の中の過去に生成された誤り検査値のうち、過去に送信された誤り検査値によって決定された生成方式で生成された誤り検査値を付加部550に出力する。
The error check
本実施形態では、制御コマンドおよび誤り検査値を2つのグループ(グループAとグループB)に分類する例について説明する。また、本実施形態では、制御コマンド出力部500によって今回出力された制御コマンドのグループに対応するグループに属する誤り検査値のうち、当該制御コマンドを用いて生成された誤り検査値を基準として1個前に生成された誤り検査値を付加部550に出力する例について説明する。また、本実施形態では、誤り検査値生成部810が、付加部550に今回出力する誤り検査値に基づいて、当該制御コマンドが属するグループと同一のグループに属する制御コマンドのうち次回出力される制御コマンドに付加される誤り検査値の生成方式を決定する例について説明する。
In the present embodiment, an example will be described in which control commands and error check values are classified into two groups (group A and group B). Further, in the present embodiment, one error check value generated using the control command among the error check values belonging to the group corresponding to the group of control commands output this time by the control
制御部820は、制御コマンド出力部500から出力された制御コマンドがいずれのグループに属するかを識別する。そして、制御部820は、識別結果に基づいて、この制御コマンドに関するグループ情報を誤り検査値記憶部840に出力する。
The
また、制御部820は、いずれのグループに属し、いずれの生成方式で生成された誤り検査値を誤り検査値記憶部840が出力すべきかを示す制御信号(以下、出力制御信号という)をすでに決定されている結果に応じて生成し、誤り検査値記憶部840に出力する。
In addition, the
また、制御部820は、誤り検査値記憶部840から今回出力された誤り検査値、すなわち、主制御部110が今回送信する誤り検査値に基づいて、今回送信される制御コマンドと同一のグループに属する制御コマンドのうち次回送信される制御コマンドに付加する誤り検査値の生成方式を、複数の誤り検査値の生成方式(本実施形態では2つの誤り検査値の生成方式)から決定する。制御部820は、決定した生成方式の情報をグループ毎に記憶する生成方式記憶領域を有し、各グループの生成方式の情報を個別に記憶している。
In addition, the
ここで、本実施形態においても、制御部820は、今回送信される誤り検査値が所定の切替条件を満たす場合に、当該誤り検査値(が付加される制御コマンド)が属するグループの生成方式を変更する。例えば、グループAにおいて今回の誤り検査値が方式αで生成されたものである場合、すなわち、生成方式記憶領域の生成方式の情報が方式αの場合、次回の生成方式を方式βに決定し、生成方式記憶領域の生成方式の情報を更新する。一方、制御部820は、今回送信される誤り検査値が所定の切替条件を満たさない場合に、誤り検査値の生成方式を継続する。例えば、グループAにおいて今回の誤り検査値が方式αで生成されたものである場合、すなわち、生成方式記憶領域の生成方式の情報が方式αの場合、次回の生成方式を方式αに決定し、生成方式記憶領域の生成方式の情報を継続する。
Here, also in the present embodiment, when the error check value transmitted this time satisfies a predetermined switching condition, the
制御部820の機能を実現する具体的な手段は、例えば、図4に示すメインCPU110a、メインROM110bの一部、およびメインRAM110cの一部から構成することができる。より具体的には、メインCPU110aは、メインRAM110cをワークエリアとして、今回出力された制御コマンド(コマンドデータ)、およびメインROM110bに予め記憶されているプログラムに基づき、この制御コマンドがいずれのグループに属するかを識別する。また、メインCPU110aは、メインRAM110cをワークエリアとして、今回出力された誤り検査値、およびメインROM110bに予め記憶されているプログラムに基づき、メインRAM110cの生成方式記憶領域に記憶されている生成方式の情報を更新する。また、メインCPU110aは、グループ情報および生成方式の情報に基づき、メインRAM110cに出力制御信号を出力する。
Specific means for realizing the function of the
誤り検査値演算部830は、複数の誤り検査値の生成方式、本実施形態では2つの誤り検査値の生成方式(方式α、方式β)で誤り検査値を生成可能であり、制御コマンド出力部500から出力された今回送信される制御コマンドを用いて、上記複数の生成方式のそれぞれで誤り検査値を生成する。すなわち、複数の生成方式のそれぞれに対応する複数種類の誤り検査値を生成する。さらに、誤り検査値演算部830は、生成した複数種類の誤り検査値を誤り検査値記憶部840へと出力する。この際に、誤り検査値演算部830は、誤り検査値の生成方式がいずれの生成方式か分かる状態で(例えば、生成方式を示す識別ビットを付与して)出力する。誤り検査値演算部830の機能を実現する具体的な手段は、例えば、図4に示すメインCPU110a、メインROM110bの一部、およびメインRAM110cの一部から構成することができる。より具体的には、メインCPU110aは、メインRAM110cをワークエリアとして、メインROM110bに予め記憶されているプログラムに基づき、誤り検査値を生成し、出力する。
The error check
誤り検査値記憶部840は、誤り検査値演算部830から出力された誤り検査値を記憶するとともに、今回送信される誤り検査値を制御部820および付加部550に出力する。詳細には、誤り検査値記憶部840は、制御部820から出力されたグループ情報に基づいて、誤り検査値演算部830から今回出力された2種類の誤り検査値を、その生成元となった制御コマンドのグループに対応させて分類して1セットとして記憶する。具体的には、誤り検査値記憶部840は、検査値記憶領域を含み、この検査値記憶領域は、グループAに属する制御コマンドから生成された誤り検査値を記憶する検査値記憶領域Aと、グループBに属する制御コマンドから生成された誤り検査値を記憶する検査値記憶領域Bとに分かれている。すなわち、誤り検査値記憶部840は、誤り検査値演算部830から今回出力された誤り検査値を、その生成元となった制御コマンドのグループ情報に基づいて当該制御コマンドが属するグループに対応させてグループ分けし、そのグループに対応する検査値記憶領域に1セットとして記憶する。その際に、誤り検査値記憶部840は、いずれの生成方式で生成された誤り検査値か分かるように記憶する。
The error check
また、誤り検査値記憶部840は、制御部820から出力された出力制御信号に基づいて、今回送信される制御コマンドと同一のグループに属する制御コマンドのうち1個前に送信された制御コマンドを用いて生成された誤り検査値であって、制御部820によって決定された生成方式で生成された誤り検査値を制御部820および付加部550に出力する。
In addition, the error check
誤り検査値記憶部840の機能を実現する具体的な手段は、例えば、図4に示すメインCPU110a、メインRAM110cに設けられる検査値記憶領域等である。より具体的には、メインCPU110aは、メインRAM110cをワークエリアとして、今回出力された制御コマンドのグループ情報、およびメインROM110bに予め記憶されているプログラムに基づき、この制御コマンドが属するグループに対応する検査値記憶領域にこの制御コマンドから生成された誤り検査値を記憶する。さらに、この制御コマンドが属するグループに対応する検査値記憶領域に記憶された誤り検査値のうち、今回出力され記憶された誤り検査値を基準として1個前に記憶された誤り検査値であって、生成方式記憶領域に記憶された生成方式で生成された誤り検査値を今回送信される誤り検査値として取得する。
Specific means for realizing the function of the error check
このように構成された主制御部110の各構成部の動作の概略を説明する。遊技機1の電源が投入され、主制御部110のメインCPU110aが初期化処理を行った後、制御コマンド出力部500は、演出制御部120に今回送信される制御コマンドを生成し、誤り検査値生成部810および付加部550に出力する。
誤り検査値生成部810は、出力された今回送信される制御コマンドがいずれのグループに属するかを識別する。また、誤り検査値生成部810は、今回送信される制御コマンドを用いて複数の生成方式で誤り検査値を生成しこれを記憶するが、その際に、上記識別結果に基づいて、生成元となった制御コマンドが属するグループに対応するように分類して記憶する。さらに、誤り検査値生成部810は、今回送信される制御コマンドから生成された誤り検査値と同一のグループに属する誤り検査値のうち1個前に送信された制御コマンドの誤り検査値であって、既に決定された生成方式で生成された誤り検査値を付加部550に出力する。また、誤り検査値生成部810は、今回送信される誤り検査値に基づいて、当該誤り検査値が付加される制御コマンドと同一のグループに属する制御コマンドのうち次回送信される制御コマンドに付加される誤り検査値の生成方式を決定する。
付加部550は、制御コマンド出力部500から出力された今回送信される制御コマンドに、誤り検査値生成部810から出力された今回送信される誤り検査値を付加して制御コマンド情報を生成し、送信部560へ出力する。
送信部560は、付加部550から受け取った制御コマンド情報を演出制御部120を介して後段制御部180へと送信する。
An outline of the operation of each component of the
The error check
The adding
The
図21は、本発明の第2の実施形態に係る遊技機を構成する後段制御部180の認証処理に関する構成を示す機能ブロック図である。後段制御部180は、受信部600と、誤り検査値生成部910と、誤り検査部650と、付加部660と、送信部670とを備えている。さらに、誤り検査値生成部910は、制御部920と、誤り検査値演算部930と、誤り検査値記憶部940とから構成される。後段制御部180を構成する各機能ブロックは、図4に示す、CPU180a、ROM180b、およびRAM180c等の各部材を適宜組み合わせて構成される。
FIG. 21 is a functional block diagram showing a configuration related to the authentication process of the
受信部600は、受信データ用記憶領域を有し、主制御部110から受信した制御コマンド情報を受信データ用記憶領域に書き込む。また、受信部600は、受信した制御コマンド情報に含まれる今回受信した制御コマンドを誤り検査値生成部910へ、今回受信した制御コマンドに付加された誤り検査値を誤り検査部650へと出力する。誤り検査部650は、受信部600から送られた今回受信した制御コマンドに付加された誤り検査値と、誤り検査値生成部910から送られた前回受信した制御コマンドを用いて生成された誤り検査値とを用いて誤り検査を行い、その結果である認証結果データを生成して付加部660へと出力する。付加部660は、出力された今回受信した制御コマンドに認証結果データを付加して認証結果データ付き制御コマンドを生成し、送信部670へと出力する。送信部670は、出力された認証結果データ付き制御コマンドを演出制御部120へと送信する。
The
誤り検査値生成部910は、制御コマンドを予め複数(本実施形態では2つ)のグループに分類しており、今回送信された制御コマンドがいずれのグループに属するかを識別する。そして、誤り検査値生成部910は、取得した制御コマンドを用いて複数の生成方式で誤り検査値を生成しこれを記憶しておく。誤り検査値を記憶する際に、この誤り検査値の生成元となった制御コマンドが属するグループに対応するようにグループに分類するとともに、いずれの生成方式で生成されたものかがわかるように記憶する。さらに、誤り検査値生成部910は、当該制御コマンドが属するグループに対応するグループに属する誤り検査値であって過去(本実施形態では1個前)に生成された誤り検査値のうち、過去に誤り検査に用いられた誤り検査値によって決定された生成方式で生成された誤り検査値を誤り検査部650に出力する。
The error check
制御部920は、受信部600から出力された制御コマンドがいずれのグループに属するかを識別する。そして、制御部920は、識別結果に基づいて、この制御コマンドに関するグループ情報を誤り検査値記憶部940に出力する。
The
また、制御部920は、いずれのグループに属し、いずれの生成方式で生成された誤り検査値を誤り検査値記憶部940が出力すべきかを示す出力制御信号をすでに決定されている結果に応じて生成し、誤り検査値記憶部940に出力する。
Further, the
また、制御部920は、誤り検査値記憶部940から今回出力された誤り検査値、すなわち、後段制御部180が今回の誤り検査に用いる誤り検査値に基づいて、今回送信された制御コマンドと同一のグループに属する制御コマンドのうち次回受信される制御コマンドに関する誤り検査に用いられる誤り検査値の生成方式を、2つの誤り検査値の生成方式から決定する。制御部920は、決定した生成方式の情報をグループ毎に記憶する生成方式記憶領域を有し、各グループの生成方式の情報を個別に記憶している。
The
制御部920の機能を実現する具体的な手段は、例えば、図4に示すCPU180a、ROM180bの一部、およびRAM180cの一部から構成することができる。より具体的には、CPU1280aは、RAM180cをワークエリアとして、今回送信された制御コマンド(コマンドデータ)、およびROM180bに予め記憶されているプログラムに基づき、この制御コマンドがいずれのグループに属するかを識別する。また、CPU180aは、RAM180cをワークエリアとして、今回出力された誤り検査値、およびROM180bに予め記憶されているプログラムに基づき、RAM180cの生成方式記憶領域に記憶されている生成方式の情報を更新する。また、CPU180aは、グループ情報および生成方式の情報に基づき、RAM180cに出力制御信号を出力する。
Specific means for realizing the function of the
誤り検査値演算部930は、2つの誤り検査値の生成方式(方式α、方式β)で誤り検査値を生成可能であり、受信部600から出力された今回送信された制御コマンドを用いて、上記2つの生成方式のそれぞれで誤り検査値を生成する。すなわち、2つの生成方式のそれぞれに対応する2種類の誤り検査値を生成する。さらに、誤り検査値演算部930は、生成した2種類の誤り検査値を誤り検査値記憶部940へと出力する。この際に、誤り検査値演算部930は、誤り検査値の生成方式がいずれの生成方式か分かる状態で(例えば、生成方式を示す識別ビットを付与して)出力する。誤り検査値演算部930の機能を実現する具体的な手段は、例えば、図4に示すCPU180a、ROM180bの一部、およびRAM180cの一部から構成することができる。より具体的には、CPU180aは、RAM180cをワークエリアとして、ROM180bに予め記憶されているプログラムに基づき、誤り検査値を生成し、出力する。
The error check
誤り検査値記憶部940は、誤り検査値演算部930から出力された誤り検査値を記憶するとともに、今回の誤り検査に用いられる誤り検査値を制御部920および誤り検査部650に出力する。詳細には、誤り検査値記憶部940は、制御部920から出力されたグループ情報に基づいて、誤り検査値演算部930から今回出力された2種類の誤り検査値を、その生成元となった制御コマンドのグループに対応させて分類して1セットとして記憶する。具体的には、誤り検査値記憶部940は、検査値記憶領域を含み、この検査値記憶領域は、グループAに属する制御コマンドから生成された誤り検査値を記憶する検査値記憶領域Aと、グループBに属する制御コマンドから生成された誤り検査値を記憶する検査値記憶領域Bとに分かれている。すなわち、誤り検査値記憶部940は、誤り検査値演算部930から今回出力された誤り検査値を、その生成元となった制御コマンドのグループ情報に基づいて当該制御コマンドが属するグループに対応させてグループ分けし、そのグループに対応する検査値記憶領域に1セットとして記憶する。その際に、誤り検査値記憶部940は、いずれの生成方式で生成された誤り検査値か分かるように記憶する。
The error check
また、誤り検査値記憶部940は、制御部920から出力された出力制御信号に基づいて、今回送信された制御コマンドと同一のグループに属する制御コマンドのうち1個前に送信された制御コマンドを用いて生成された誤り検査値であって、制御部920によって決定された生成方式で生成された誤り検査値を制御部920および誤り検査部650に出力する。
Further, the error check
誤り検査値記憶部940の機能を実現する具体的な手段は、例えば、図4に示すCPU180a、RAM180cに設けられる検査値記憶領域等である。より具体的には、CPU180aは、RAM180cをワークエリアとして、今回送信された制御コマンドのグループ情報、およびROM180bに予め記憶されているプログラムに基づき、この制御コマンドが属するグループに対応する検査値記憶領域にこの制御コマンドから生成された誤り検査値を記憶する。さらに、この制御コマンドが属するグループに対応する検査値記憶領域に記憶された誤り検査値のうち、今回出力され記憶された誤り検査値を基準として1個前に記憶された誤り検査値であって、生成方式記憶領域に記憶された生成方式で生成された誤り検査値を今回誤り検査に用いる誤り検査値として取得する。
Specific means for realizing the function of the error check
このように構成された後段制御部180の各構成部の動作の概略を説明する。遊技機1の電源が投入され、主制御部110のメインCPU110aが初期化処理を行った後、主制御部110は制御コマンドの出力を開始し、演出制御部120を介して後段制御部180に制御コマンド情報を送信する。受信部600は、制御コマンド情報を受信して、受信した制御コマンド情報の制御コマンドを誤り検査値生成部910に、誤り検査値を誤り検査部650に出力する。
誤り検査値生成部910は、出力された今回送信された制御コマンドがいずれのグループに属するかを識別する。また、誤り検査値生成部910は、今回送信された制御コマンドを用いて複数の生成方式で誤り検査値を生成しこれを記憶するが、その際に、上記識別結果に基づいて、生成元となった制御コマンドが属するグループに対応するように分類して記憶する。さらに、誤り検査値生成部910は、今回送信された制御コマンドから生成された誤り検査値と同一のグループに属する誤り検査値のうち1個前に生成された誤り検査値であって、既に決定された生成方式で生成された誤り検査値を誤り検査部650に出力する。また、誤り検査値生成部910は、今回出力される誤り検査値に基づいて、今回送信された制御コマンドと同一のグループに属する制御コマンドのうち次回受信される制御コマンドに対する認証処理に用いられる誤り検査値の生成方式を決定する。
誤り検査部650は、受信部600から出力された今回送信された制御コマンドに付加された誤り検査値と、誤り検査値生成部910から出力された前回送信された制御コマンドを用いて生成された誤り検査値とを用いて誤り検査を行う。
付加部660は、受信部600から出力された、今回後段制御部180で受信した制御コマンドに、誤り検査部650から出力された認証結果データを付加して、演出制御部120へ送信する認証結果データ付き制御コマンドを生成し、送信部670に出力する。
送信部670は、付加部660から出力された認証結果データ付き制御コマンドを演出制御部120へと送信する。
An outline of the operation of each component of the
The error check
The
The adding
[遊技機の動作処理]
次に、上記構成の遊技機の動作処理について、図面を参照して説明する。
本実施形態において主制御部110による処理は、第1の実施形態と制御コマンド送信処理のみが異なる。よって、以下、制御コマンド送信処理について説明する。図22は、主制御部110による制御コマンド送信処理の手順の一例を示すフローチャートである。
[Game machine operation processing]
Next, an operation process of the gaming machine having the above configuration will be described with reference to the drawings.
In the present embodiment, the process by the
図9の主制御部110のメイン処理のステップS10の初期化処理における制御コマンド送信処理のタイミングや、図10の主制御部110のタイマ割込み処理の制御コマンド送信処理のタイミングになったら、ステップS721において、制御コマンド出力部500は、今回送信される制御コマンドが送信データ用記憶領域にセットされているかを参照することで、制御コマンドの送信タイミングかを判断する。制御コマンドがセットされている場合は、制御コマンド出力部500は、制御コマンドの送信タイミングであると判断する。そして、制御コマンド出力部500は、当該制御コマンドを誤り検査値生成部810の制御部820および制御コマンド演算部830ならびに付加部550に出力し、ステップS722へと進む。制御コマンドがセットされていない場合は、制御コマンドの送信タイミングではないと判断し、制御コマンド送信処理を終了する。具体的には、メインCPU110aは、メインRAM110cの送信データ用記憶領域に、今回送信される制御コマンドが記憶されている場合、制御コマンドの送信タイミングであると判断し、当該制御コマンドを取得する。
When the timing of the control command transmission process in the initialization process of step S10 of the main process of the
続いて、ステップS722において、制御部820は、制御コマンド出力部500が今回出力した制御コマンド、すなわち今回送信される制御コマンドを取得し、この制御コマンドがいずれのグループに属するかを識別する。さらに、この識別結果をグループ情報として誤り検査値記憶部840に出力する。
Subsequently, in step S722, the
続いて、ステップS723において、誤り検査値演算部830は、取得した制御コマンドを用いて、2つの誤り検査値の生成方式である方式α、方式βのそれぞれで誤り検査値を生成する。そして、誤り検査値演算部830は、生成した誤り検査値を誤り検査値記憶部840に出力する。
Subsequently, in step S723, the error check
続いて、ステップS724において、誤り検査値記憶部840は、誤り検査値演算部830から出力された2種類の誤り検査値を取得し、これらを1セットとして検査値記憶領域に記憶する。この際に、誤り検査値記憶部840は、当該誤り検査値に関するグループ情報に基づいて、当該誤り検査値が属するグループに対応する検査値記憶領域に、これら2種類の誤り検査値を記憶する。より具体的には、メインCPU110aは、生成元の制御コマンドがグループAに属する場合はメインRAM110cの検査値記憶領域Aに記憶し、生成元の制御コマンドがグループBに属する場合はメインRAM110cの検査値記憶領域Bに記憶する。
Subsequently, in step S724, the error check
続いて、ステップS725において、先ず、制御部820は、今回送信される制御コマンドに関するグループ情報と、誤り検査値の生成方式の情報とを参照して、今回送信されるべき誤り検査値を指示するための出力制御信号を誤り検査値記憶部840に出力する。そして、誤り検査値記憶部840は、制御部820によって出力された出力制御信号に基づいて、今回送信すべき誤り検査値を制御部820および付加部550に出力する。このようにして、制御部820および付加部550は、誤り検査値記憶部840から今回送信される誤り検査値を取得する。
Subsequently, in step S725, first, the
続いて、ステップS726において、制御部820は、制御コマンド出力部500が今回出力した制御コマンドのグループ情報と、生成方式記憶領域に記憶されている生成方式(今回の生成方式)の情報と、今回送信される誤り検査値とに基づいて、当該制御コマンドが属するグループに関する生成方式を決定する。具体的には、例えば、今回送信される制御コマンドがグループAに属し、今回送信される誤り検査値が所定の切替条件を満たし、今回の生成方式が方式αである場合、制御部820は、グループAに関する次回の生成方式を方式βに決定する。また、例えば、今回送信される制御コマンドがグループAに属し、今回送信される誤り検査値が所定の切替条件を満たさず、今回の生成方式が方式αである場合、制御部820は、グループAに関する次回の生成方式を方式αに決定する。
Subsequently, in step S726, the
続いて、ステップS727において、制御部820は、決定した生成方式の情報を記憶する。具体的には、制御部820は、決定した結果に応じて、今回送信される制御コマンドが属するグループに対応する生成方式記憶領域に記憶されている次回の誤り検査値の生成方式の情報を更新する。
Subsequently, in step S727, the
続いて、ステップS728において、付加部550は、制御コマンド出力部500から出力された今回送信される制御コマンドに、誤り検査値記憶部840から出力された誤り検査値を付加して制御コマンド情報を生成し、送信部560に出力する。
続いて、ステップS729において、送信部560は、付加部550が生成した制御コマンド情報を受け取って演出制御部120に(演出制御部120を介して後段制御部180に)に送信した後、本フローチャートによる処理を終了する。
Subsequently, in step S728, the adding
Subsequently, in step S729, the
なお、今回送信した制御コマンドの誤り検査値を記憶するステップS724は、ステップS723以降であればどこで行ってもよい。例えば、ステップS725の今回送信する誤り検査値を取得するステップの後に行ってもよく、この場合、誤り検査値記憶部840は各グループに1セットずつの誤り検査値のみを記憶しておけばよい。
Note that step S724 for storing the error check value of the control command transmitted this time may be performed anywhere after step S723. For example, it may be performed after the step of acquiring the error check value to be transmitted this time in step S725. In this case, the error check
以下、後段制御部180の処理について、図23に示すフローチャートを参照して説明する。図23は、後段制御部180による認証処理を含むメイン処理の手順の一例を示すフローチャートである。
Hereinafter, the processing of the
ステップS921において、CPU180aは、初期化処理を行う。この処理において、CPU180aは、電源投入に応じて、ROM180bからメイン処理に関するプログラムコードを読み込む。これとともに、CPU180aは、RAM180cに記憶されるフラグなどを初期化し、所定値に設定する処理を行う。
In step S921, the
続いて、ステップS922において、CPU180aは、受信部600の受信データ用記憶領域に制御コマンド情報が記憶されているか否かを確認して、制御コマンド情報を受信したか否かを判定する。CPU180aは、受信データ用記憶領域に制御コマンド情報が記憶されていなければ本ステップを繰り返し、受信データ用記憶領域に制御コマンド情報が記憶されていればステップS923に処理を移す。
Subsequently, in step S922, the
続いて、ステップS923において、後段制御部180の受信部600は、受信データ用記憶領域に記憶されている制御コマンド情報から制御コマンドおよび誤り検査値を取得する。また、受信部600は、今回受信した制御コマンドを制御部920、誤り検査値演算部930、および付加部660へ、取得した誤り検査値を誤り検査部650へと出力する。
Subsequently, in step S923, the receiving
続いて、ステップS924において、制御部920は、今回送信された制御コマンドを取得し、この制御コマンドがいずれのグループに属するかを識別する。さらに、この識別結果をグループ情報として誤り検査値記憶部940に出力する。
Subsequently, in step S924, the
続いて、ステップS925において、誤り検査値演算部930は、取得した制御コマンドを用いて、2つの誤り検査値の生成方式である方式α、方式βのそれぞれで誤り検査値を生成する。そして、誤り検査値演算部930は、生成した誤り検査値を誤り検査値記憶部940に出力する。
Subsequently, in step S925, the error check
続いて、ステップS926において、誤り検査値記憶部940は、誤り検査値演算部930から出力された2種類の誤り検査値を取得し、これらを1セットとして検査値記憶領域に記憶する。この際に、誤り検査値記憶部940は、当該誤り検査値に関するグループ情報に基づいて、当該誤り検査値が属するグループに対応する検査値記憶領域に、これら2種類の誤り検査値を記憶する。より具体的には、CPU180aは、生成元の制御コマンドがグループAに属する場合はRAM180cの検査値記憶領域Aに記憶し、生成元の制御コマンドがグループBに属する場合はRAM180cの検査値記憶領域Bに記憶する。
Subsequently, in step S926, the error check
続いて、ステップS927において、先ず、制御部920は、今回送信された制御コマンドに関するグループ情報と、誤り検査値の生成方式の情報とを参照して、今回誤り検査に用いるべき誤り検査値を指示するための出力制御信号を誤り検査値記憶部940に出力する。そして、誤り検査値記憶部940は、制御部920によって出力された出力制御信号に基づいて、今回誤り検査に用いるべき誤り検査値を制御部920および誤り検査部650に出力する。このようにして、誤り検査部650は、誤り検査値記憶部940から今回誤り検査に用いる誤り検査値を取得する。
Subsequently, in step S927, first, the
続いて、ステップS928において、制御部920は、受信部600が今回出力した制御コマンド(今回送信された制御コマンド)のグループ情報と、生成方式記憶領域に記憶されている生成方式(今回の生成方式)の情報と、今回誤り検査に用いられる誤り検査値とに基づいて、当該制御コマンドが属するグループに関する生成方式を決定する。具体的には、例えば、今回受信した制御コマンドがグループAに属し、今回誤り検査に用いられる誤り検査値が所定の切替条件を満たし、今回の生成方式が方式αである場合、制御部920は、グループAに関する次回の生成方式を方式βに決定する。また、例えば、今回受信した制御コマンドがグループAに属し、今回誤り検査に用いられる誤り検査値が所定の切替条件を満たさず、今回の生成方式が方式αである場合、制御部920は、グループAに関する次回の生成方式を方式αに決定する。
Subsequently, in step S928, the
続いて、ステップS929において、制御部920は、決定した生成方式の情報を記憶する。具体的には、制御部920は、決定した結果に応じて、今回送信された制御コマンドが属するグループに対応する生成方式記憶領域に記憶されている次回の誤り検査値の生成方式の情報を更新する。
Subsequently, in step S929, the
続いて、ステップS930において、誤り検査部650は、ステップS923で取得した誤り検査値と、ステップS927で誤り検査値生成部910から取得した誤り検査値を照合し、誤り検査を行う。
続いて、ステップS931において、誤り検査の結果、2つの誤り検査値が同一の場合は、誤り検査部650は、今回受信した制御コマンドの正当性の認証が成功であると判断し(ステップS931の結果がYES)、ステップS932へ進み、制御コマンドの正当性の認証が成功したことを示す認証結果データを生成し、付加部660へ出力する。非同一の場合は、誤り検査部650は、認証が不成功であると判断し(ステップS931の結果がNO)、ステップS933へ進み、制御コマンドの正当性の認証が不成功であったことを示す認証結果データを生成し、付加部660へ出力する。
Subsequently, in step S930, the
Subsequently, in step S931, if the two error check values are the same as a result of the error check, the
続いて、ステップS934において、付加部660は、受信部600から出力された今回受信した制御コマンドに、誤り検査部650から出力された認証結果データを付加して、認証結果データ付き制御コマンドを生成し、送信部670に出力する。
続いて、ステップS935において、送信部670は、付加部660から出力された認証結果データ付き制御コマンドを演出制御部120へ送信する。その後、ステップS922へと戻り、以下のステップS922からステップS935に係る認証処理を繰り返し行う。
Subsequently, in step S934, the adding
Subsequently, in step S935,
なお、今回受信した制御コマンドの誤り検査値を記憶するステップS926は、ステップS925以降であればどこで行ってもよい。例えば、ステップS927の今回誤り検査に用いる誤り検査値を取得するステップの後に行ってもよく、この場合、誤り検査値記憶部940は各グループに1セットずつの誤り検査値のみを記憶しておけばよい。
Note that step S926 for storing the error check value of the control command received this time may be performed anywhere as long as it is after step S925. For example, it may be performed after the step of acquiring the error check value used for the current error check in step S927. In this case, the error check
また、本実施形態においても、第1の実施形態同様に、払出制御部130に対して後段制御部180が接続されている場合の認証処理も、演出制御部120に対して後段制御部180が接続されている場合の認証処理とほぼ同様の手順で行われるため説明を省略する。
Also in the present embodiment, as in the first embodiment, the authentication process when the
以上のように、本実施形態では、主制御部110は、制御コマンドの誤り検査値をグループに分類して記憶している。そして主制御部110は、今回送信する制御コマンドがいずれのグループに属するかを識別し、この制御コマンドと同一のグループに属する誤り検査値のうち今回送信する制御コマンドの誤り検査値の1つ前に生成した誤り検査値を今回送信する制御コマンドに付加して制御コマンド情報として演出制御部120を介して後段制御部180に送信する。主制御部110は、今回送信する誤り検査値に応じて今回送信する制御コマンドが属するグループの生成方式を決定する。一方、後段制御部180は、制御コマンドの誤り検査値をグループに分類して記憶している。そして後段制御部180は、今回受信した制御コマンドがいずれのグループに属するかを識別し、この制御コマンドが属するグループに対応するグループに属する誤り検査値のうち、この今回受信した制御コマンドの誤り検査値の1つ前に生成した誤り検査値と今回受信した制御コマンド情報に含まれる誤り検査値とを照合して誤り検査を行う。後段制御部180は、今回誤り検査に用いる誤り検査値に応じて今回受信した制御コマンドが属するグループの生成方式を決定する。上述のように構成される本実施形態の遊技機も第1の実施形態の遊技機1と同様の効果を得ることができる。
As described above, in the present embodiment, the
なお、本実施形態では、誤り検査値生成部810は、各制御コマンドについて複数の誤り検査値を生成し、これらを1セットとして誤り検査値記憶部840に記憶している。また、誤り検査値生成部810は、今回送信される誤り検査値に基づいて、当該誤り検査値が属するグループの次回送信される誤り検査値を決定している。そして、誤り検査値生成部810は、この決定に応じて、送信される誤り検査値を制御するための出力制御信号を制御部820から誤り検査値記憶部840へ出力している。そして、誤り検査値記憶部840は、出力制御信号に応じて、既に決定されているグループおよび生成方式の誤り検査値を出力している。しかしながら、本実施形態はこれに限定されず、誤り検査値生成部810は、今回送信される誤り検査値に基づいて当該誤り検査値が属するグループの次回送信される誤り検査値の生成方式を決定し、この決定に応じた生成方式のみで誤り検査値を生成し、これを記憶するようにしてもよい。具体的には、制御部820は、今回送信される誤り検査値に基づいて、当該誤り検査値が属するグループにおいて次回送信される誤り検査値がいずれの生成方式で生成された誤り検査値であるかを特定する。そして、制御部820は、特定した結果に基づいて、生成方式を制御するための方式制御信号を誤り検査値演算部830に出力する。誤り検査値演算部830は、方式制御信号に応じた生成方式のみで誤り検査値を生成して誤り検査値記憶部840に出力する。誤り検査値記憶部840は、制御部820から出力されたグループ情報に応じて、今回送信される制御コマンドが属するグループに対応する検査値記憶領域に誤り検査値を記憶する。なお、後段制御部180の誤り検査値生成部910も同様である。
In this embodiment, the error check
以上、本発明の遊技機の一例である各実施形態について詳細に説明したが、本発明の遊技機は上記実施形態に限定されない。例えば、上記実施形態では、今回送信する誤り検査値の値に応じて、同一グループにおいて次回送信する誤り検査値の生成方式を決定していた。しかしながら、本発明はこれに限定されず、今回送信する誤り検査値に応じて、同一グループにおいてm(mは2以上の整数)個後に送信する誤り検査値の生成方式を決定するようにしてもよい。この場合、誤り検査値生成部は、生成方式記憶領域に各グループについてm個分の生成方式の情報を記憶しておき、記憶している生成方式の情報から今回の生成方式の情報を参照して、今回送信される(今回誤り検査に用いられる)誤り検査値の生成方式を決定すればよい。具体的には、例えば、mビットのシフトレジスタを設け、0を方式α、1を方式βに対応させて、シフトレジスタの各ビットに生成方式の情報を記憶しておく。そして、誤り検査値生成部は、今回送信される(今回誤り検査に用いられる)誤り検査値の生成方式を決定する際に、シフトレジスタの1ビットの値を参照し、今回送信する誤り検査値の生成方式を特定する。さらに、誤り検査値生成部は、今回送信される(今回誤り検査に用いられる)誤り検査値の値に基づいて、同一グループにおいてm回後に送信される(m回後に誤り検査に用いられる)誤り検査値の生成方式を決定し、シフトレジスタの値を更新し、決定した生成方式の情報をシフトレジスタのmビットにセットする。 As mentioned above, although each embodiment which is an example of the game machine of this invention was described in detail, the game machine of this invention is not limited to the said embodiment. For example, in the above embodiment, the generation method of the error check value to be transmitted next time in the same group is determined according to the value of the error check value to be transmitted this time. However, the present invention is not limited to this, and an error check value generation method to be transmitted after m (m is an integer of 2 or more) in the same group may be determined according to the error check value transmitted this time. Good. In this case, the error check value generation unit stores m generation method information for each group in the generation method storage area, and refers to the current generation method information from the stored generation method information. Thus, the generation method of the error check value transmitted this time (used for the current error check) may be determined. Specifically, for example, an m-bit shift register is provided, and the generation method information is stored in each bit of the shift register, with 0 corresponding to the method α and 1 corresponding to the method β. Then, the error check value generation unit refers to the 1-bit value of the shift register and determines the error check value to be transmitted this time when determining the generation method of the error check value to be transmitted this time (used for the current error check). Specify the generation method. Further, the error check value generation unit transmits the error after m times (used for error check after m times) in the same group based on the value of the error check value transmitted this time (used for error check this time). The generation method of the inspection value is determined, the value of the shift register is updated, and information on the determined generation method is set in the m bits of the shift register.
具体的に、m=2の場合、すなわち、今回送信される誤り検査値の値に応じて、同一グループにおいて2個後に送信される誤り検査値の生成方式を決定する場合について、図24を用いて説明する。なお、以下の説明では、1番目、2番目、3番目、および7番目にグループA、4番目、5番目、および6番目にグループBにそれぞれ属する制御コマンドが送信されるとして説明する。また、誤り検査値の生成方式は、最初、グループAおよびグループBのいずれも方式αに設定されているとする。また、制御コマンドA1の誤り検査値である誤り検査値A1は、所定の切替条件を満たす誤り検査値とする。なお、図24に示す制御コマンドの送信順番は一例であって特にこれに制限されない。 Specifically, in the case of m = 2, that is, in the case of determining the generation method of the error check value to be transmitted two times later in the same group according to the value of the error check value transmitted this time, FIG. 24 is used. I will explain. In the following description, it is assumed that control commands belonging to the group A, the fourth, the fifth, and the sixth group B are transmitted to the first, second, third, and seventh, respectively. Further, it is assumed that the error check value generation method is initially set to method α in both group A and group B. The error check value A1 that is an error check value of the control command A1 is an error check value that satisfies a predetermined switching condition. Note that the transmission order of the control commands shown in FIG. 24 is an example and is not particularly limited to this.
図24に示すように、制御コマンド情報は、基本的に、今回送信される制御コマンドと同一のグループに属するもののうち当該制御コマンドの1個前に送信された制御コマンドの誤り検査値が、今回送信される制御コマンドに付加された形式になっている。ただし、最初に送信される制御コマンドA1には所定の初期値1が付加されている。2番目に送信される制御コマンドA2は、グループAに属する制御コマンドである。したがって、制御コマンドA2には、グループAに属する制御コマンドのうち1個前に送信された制御コマンドA1を用いて方式αで生成された誤り検査値A1(α)が付加される。ここで、誤り検査値A1(α)は所定の切替条件を満たすので、次回のグループAの生成方式が方式βに変更される。次に、3番目に送信される制御コマンドA3は、グループAに属する制御コマンドである。したがって、制御コマンドA3には、グループAに属する制御コマンドのうち1個前に送信された制御コマンドA2を用いて方式βで生成された誤り検査値A2(β)が付加される。次に、4番目に送信される制御コマンドB1は、グループBに属する制御コマンドで最初に送信される制御コマンドなので、所定の初期値である初期値2が付加される。次に、5番目に送信される制御コマンドB2は、グループBに属する制御コマンドである。したがって、制御コマンドB2には、グループBに属する制御コマンドのうち1個前に送信された制御コマンドB1を用いて方式αで生成された誤り検査値B1(α)が付加される。ここで、誤り検査値B1(α)は所定の切替条件を満たすので、次回のグループBの生成方式が方式βに変更される。次に、6番目に送信される制御コマンドB3は、グループBに属する制御コマンドである。したがって、制御コマンドB3には、グループBに属する制御コマンドのうち1個前に送信された制御コマンドB2を用いて方式βで生成された誤り検査値B2(β)が付加される。次に、7番目に送信される制御コマンドA4は、グループAに属する制御コマンドである。したがって、制御コマンドA4には、グループAに属する制御コマンドのうち1個前に送信された制御コマンドA3を用いて方式βで生成された誤り検査値A3(β)が付加される。以下、同様にして、今回送信される制御コマンドには、これが属するグループの制御コマンドのうち1個前に送信された制御コマンドの誤り検査値が付加される。また、今回送信される誤り検査値が所定の切替条件を満たす場合は、当該誤り検査値が属するグループの生成方式が他の生成方式に変更される。
As shown in FIG. 24, the control command information basically includes the error check value of the control command transmitted immediately before the control command among those belonging to the same group as the control command transmitted this time. The format is added to the control command to be transmitted. However, a predetermined
このように、今回送信する誤り検査値の値に応じて、同一グループにおいてm個後に送信する誤り検査値の生成方式を決定することにより、制御コマンドとそれに付加された誤り検査値との関係をより解析困難とすることができる。これにより、不正者が制御コマンド情報を取得したとしても、不正を行うことをより困難とすることができる。 In this way, by determining the generation method of the error check value to be transmitted m times later in the same group according to the value of the error check value transmitted this time, the relationship between the control command and the error check value added to the control command is determined. It can be made more difficult to analyze. Thereby, even if an unauthorized person acquires control command information, it can be made more difficult to perform an unauthorized act.
また、上記実施形態では、誤り検査値の生成方式は方式αと、方式βの2つの方式を例として説明したが、本発明はこれに限定されず、誤り検査値生成部は、3つ以上の複数の生成方式で誤り検査値を生成可能に構成してもよい。 In the above embodiment, the error check value generation method has been described by taking two methods of method α and method β as examples. However, the present invention is not limited to this, and there are three or more error check value generation units. The error check value may be generated by a plurality of generation methods.
また、上記実施形態では、誤り検査値生成部510、810は、今回送信される誤り検査値に基づいて、今回送信される制御コマンドと同一のグループに属する誤り検査値のうち、M(Mは正整数)個後に送信される誤り検査値の生成方式を決定していた。そして、決定した生成方式の情報を生成方式記憶領域に記憶し、この情報に応じて送信される誤り検査値の生成方式を特定するとした。しかし、本発明はこれに限定されず、例えば、今回送信される誤り検査値に基づいて、今回送信される制御コマンドと同一のグループに属する誤り検査値のうち、M個後に送信される誤り検査値の生成方式を切替えるか否かの情報を生成方式記憶領域に記憶するように構成してもよい。そして、この切替えるか否かの情報を参照して今回送信される誤り検査値の生成方式を切替えるか否かを特定するようにしてもよい。いずれにせよ、誤り検査値生成部510、810は、今回送信される誤り検査値に基づいて誤り検査値の生成方式を決定しているのである。後段制御部180の誤り検査値生成部610、910についても同様である。
Further, in the above embodiment, the error check
また、この場合、あるグループに属する誤り検査値のうちm個後に送信する(誤り検査に用いる)誤り検査値の生成方式を切替える際に、同グループのm−1個後に送信する(誤り検査に用いる)誤り検査値の生成方式を参照して、m個後に送信する(誤り検査に用いる)誤り検査値の生成方式を決定しているがこれに限定されず、同グループのm−q個後に送信する(誤り検査に用いる)誤り検査値の生成方式を参照して決定するようにしてもよい(mは2以上の整数、qはm未満の正整数)。すなわち、今回送信する(誤り検査に用いる)誤り検査値の生成方式を決定する際に、同グループの1個前に送信した(誤り検査に用いた)誤り検査値の生成方式を参照することに限定されず、同グループのq個前に送信した(誤り検査に用いた)誤り検査値の生成方式を参照してもよい。 Further, in this case, when switching the generation method of error check values to be transmitted after m error check values belonging to a certain group (used for error check), it is transmitted after m−1 of the same group (for error check). The error check value generation method to be transmitted after m (referred to) is determined with reference to the error check value generation method (used), but the method is not limited to this. You may make it determine with reference to the production | generation system of the error check value (it uses for an error check) to transmit (m is an integer greater than or equal to 2, q is a positive integer less than m). That is, when determining the generation method of the error check value to be transmitted this time (used for error check), the generation method of the error check value transmitted (used for error check) before the same group is referred to. Without limitation, a method of generating an error check value (used for error check) transmitted q times before the same group may be referred to.
例えば、q=2かつ、m個後に送信する(誤り検査に用いる)誤り検査値の生成方式を切替えるか否かの情報が切替えることを示している場合、m−2個後に送信する(誤り検査に用いる)誤り検査値の生成方式を参照して(参照する際は、同グループにおいて、既に2個前に送信されている(誤り検査に用いられている)誤り検査値の生成方式となっている)、この生成方式に対して誤り検査値の生成方式を切替える。すなわち、同グループにおいて2個前に送信した(誤り検査に用いた)誤り検査値の生成方式を参照し、この生成方式が方式αである場合、今回送信する(誤り検査に用いる)誤り検査値の生成方式を方式βに切替える。いずれにせよ、誤り検査値生成部は、今回送信する制御コマンドに付加される(今回の誤り検査に用いる)誤り検査値の生成方式を誤り検査値に基づいて決定しているのである。 For example, when q = 2 and the information indicating whether or not to switch the generation method of an error check value to be transmitted m (after error check) indicates that the error check value is to be switched, it is transmitted m−2 (error check) Referring to the error check value generation method (used for the error check value), the error check value generation method that has already been transmitted two times before in the same group (used for error check) is used. The error check value generation method is switched to this generation method. That is, referring to the generation method of the error check value transmitted two times before in the same group (used for error check), and when this generation method is method α, the error check value transmitted this time (used for error check) Is switched to method β. In any case, the error check value generation unit determines the generation method of the error check value added to the control command to be transmitted this time (used for the current error check) based on the error check value.
なお、今回送信する(誤り検査に用いる)誤り検査値に基づいて当該制御コマンドと同一のグループに属する誤り検査値のうちm個後に送信する(誤り検査に用いる)誤り検査値の生成方式を決定する構成として、グループ毎にmビットのシフトレジスタを用いる例を挙げたが、これに限定されず、その他各種の構成および方法に基づいてハードウェアおよびソフトウェアにて実現可能に構成してもよい。例えば、誤り検査値生成部は、m個又は最大切替回数分のインクリメントカウンタまたはディクリメントカウンタをグループ毎に備えており、今回送信する(誤り検査に用いる)誤り検査値が所定の切替条件を満たす場合に、当該誤り検査値が属するグループのカウンタを1つずつ起動させる。そして、対応するグループの誤り検査値を生成するたびにカウンタ値を更新し、カウンタ値がm又は0になった場合に生成方式の切替えるように構成してもよい。 Based on the error check value transmitted this time (used for error check), the generation method of the error check value transmitted (used for error check) after m out of the error check values belonging to the same group as the control command is determined. As an example of the configuration, an example in which an m-bit shift register is used for each group has been described. However, the configuration is not limited to this. For example, the error check value generation unit is provided with an increment counter or a decrement counter for m or the maximum number of switching times for each group, and the error check value transmitted this time (used for error check) satisfies a predetermined switching condition. In this case, the counter of the group to which the error check value belongs is activated one by one. The counter value may be updated each time the error check value of the corresponding group is generated, and the generation method may be switched when the counter value becomes m or 0.
また、制御コマンドを2以上の複数のグループに分ける分類方法は、出現頻度に着目する上記実施形態に限定されず、「特別図柄変動関連コマンド」の少なくとも1つがそれ以外と異なるグループとなるように分類してもよい。上述のように、特別図柄変動関連コマンドは、特別図柄の変動の際にセットで送信される制御コマンドであり、演出図柄指定コマンド、図柄確定コマンド、および変動パターン指定コマンドである。これらの制御コマンドの少なくとも1つが、その他の制御コマンドと異なるグループとなるように分類することにより、特別図柄が変動する際に必ず、グループが切り替わることとなる。これにより、制御コマンドとそれに付加される誤り検査値の関係を不規則にして、その解析を困難とすることができセキュリティ強度を向上させることができる。特に、特別図化柄変動関連コマンドは、遊技者が遊技中に頻繁に出力されるコマンド群である。したがって、遊技者が遊技中に頻繁かつ不規則にグループが切り替わることになるので、遊技中において効果的にセキュリティ強度を向上させることができる。 In addition, the classification method for dividing the control command into two or more groups is not limited to the above-described embodiment in which attention is paid to the appearance frequency, so that at least one of the “special symbol variation related commands” is a different group. You may classify. As described above, the special symbol variation-related command is a control command that is transmitted as a set when the special symbol varies, and is a production symbol designation command, a symbol confirmation command, and a variation pattern designation command. By classifying at least one of these control commands into a group different from other control commands, the group is always switched when the special symbol fluctuates. As a result, the relationship between the control command and the error check value added to the control command can be made irregular to make the analysis difficult, and the security strength can be improved. In particular, the special symbol variation related command is a command group that is frequently output by the player during the game. Accordingly, since the group is frequently and irregularly switched during the game by the player, the security strength can be effectively improved during the game.
また、制御コマンドを2以上の複数のグループに分ける場合、「大当たり関連コマンド」の少なくとも1つがそれ以外と異なるグループとなるように分類してもよい。上述のように、大当たり関連コマンドは、大当たり遊技処理の際にセットで送信される制御コマンドであり、大当たり開始コマンド、大当たりコマンド、および大当たり終了コマンドである。これらの制御コマンドの少なくとも1つが、その他の制御コマンドと異なるグループとなるように分類することにより、大当たり遊技処理の際に必ず、グループが切り替わることとなる。これにより、制御コマンドとそれに付加される誤り検査値の関係を不規則にして、その解析を困難とすることができセキュリティ強度を向上させることができる。特に、大当たり関連コマンドは、不正者によって不正に出力されやすい制御コマンドであるため、このように分類することにより不正防止の効果を好適に得ることができる。 Further, when the control commands are divided into a plurality of groups of two or more, at least one of the “big hit related commands” may be classified into a different group. As described above, the jackpot related command is a control command that is transmitted as a set during the jackpot game process, and is a jackpot start command, a jackpot command, and a jackpot end command. By classifying at least one of these control commands into a different group from the other control commands, the group is always switched during the jackpot game process. As a result, the relationship between the control command and the error check value added to the control command can be made irregular to make the analysis difficult, and the security strength can be improved. In particular, since the jackpot related command is a control command that is easily output illegally by an unauthorized person, it is possible to suitably obtain the effect of preventing fraud by classifying in this way.
また、制御コマンドを2以上に複数のグループに分ける場合、大当たり遊技処理中に出力される「大当たり関連コマンド」と、大当たり遊技処理中以外に出力される制御コマンドとを同一のグループに分類してもよい。大当たり遊技処理中以外に出力される制御コマンドとは、例えば、ハズレのリーチ演出を行うために出力されるハズレリーチコマンド(図8に示す「第1特別図柄用変動パターン4指定コマンド」等)といった制御コマンドである。このように分類することにより、大当たり遊技処理の実行前(後)と大当たり遊技処理の実行中とにおいて、連続的に正しく処理が行われているかを検査することができる。また、大当たり関連コマンドに関する認証処理を、当該大当たり関連コマンドの後に送信されるその他の制御コマンドの送信時において行うことができる。これにより、不正者によって不正に出力されやすい大当たり関連コマンドに関する認証処理のタイミングを不正者から解析困難とすることができるため、不正防止の効果を好適に得ることができる。 In addition, when the control commands are divided into two or more groups, the “big hit related commands” output during the jackpot game processing and the control commands output during other than the jackpot game processing are classified into the same group. Also good. The control command that is output except during the jackpot game processing is, for example, a lose reach command that is output to perform a lose reach effect (such as “first special symbol variation pattern 4 designation command” shown in FIG. 8). Control command. By classifying in this manner, it is possible to inspect whether or not the processing is continuously performed correctly before (after) the jackpot game processing and during the jackpot game processing. Moreover, the authentication process regarding the jackpot related command can be performed at the time of transmission of another control command transmitted after the jackpot related command. As a result, it is possible to make it difficult for the fraudster to analyze the timing of the authentication process related to the jackpot related command that is likely to be fraudulently output by the fraudulent person, so that the effect of preventing fraud can be suitably obtained.
また、上記実施形態では、今回送信する制御コマンドに、当該制御コマンドが属するグループに対応するグループに属する誤り検査値を付加していた。例えば、今回送信する制御コマンドがグループAに属する場合、グループAに属する制御コマンドの誤り検査値を付加していた。しかしながら、本発明はこれに限定されず、今回送信する制御コマンドに、当該制御コマンドが属するグループに基づいて予め決定された取り決めによって対応付けられたグループに属する誤り検査値を付加するように構成してもよい。例えば、今回送信する制御コマンドがグループAに属する場合はグループBに属する制御コマンドの誤り検査値を付加し、グループBに属する場合はグループAに属する制御コマンドの誤り検査値を付加するようにしてもよい。 In the above embodiment, the error check value belonging to the group corresponding to the group to which the control command belongs is added to the control command transmitted this time. For example, when the control command transmitted this time belongs to group A, an error check value of the control command belonging to group A is added. However, the present invention is not limited to this, and is configured to add to the control command transmitted this time an error check value belonging to a group associated with an agreement determined in advance based on the group to which the control command belongs. May be. For example, if the control command to be transmitted this time belongs to group A, the error check value of the control command belonging to group B is added, and if it belongs to group B, the error check value of the control command belonging to group A is added. Also good.
また、上記実施形態では、今回送信する誤り検査値が所定の切替条件を満たす場合に、当該誤り検査値が属するグループの生成方式を変更していたが、本発明はこれに限定されず、当該誤り検査値が属するグループとは異なるグループの生成方式を変更してもよい。例えば、今回送信する誤り検査値がグループAに属する場合、グループBの生成方式を変更してよもよい。誤り検査値が属するグループに対して、いずれのグループの生成方式を変更するかは、予め取り決めておけばよい。 In the above embodiment, when the error check value to be transmitted this time satisfies a predetermined switching condition, the generation method of the group to which the error check value belongs has been changed, but the present invention is not limited to this, and the A group generation method different from the group to which the error check value belongs may be changed. For example, when the error check value transmitted this time belongs to group A, the generation method of group B may be changed. The group generation method to be changed for the group to which the error check value belongs may be determined in advance.
また、上記実施形態では、図5、図24に示すように、グループ毎に生成方式を制御していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、全てのグループで共通した生成方式として生成方式を制御するようにしてもよい。このような場合の制御コマンドへの誤り検査値の付加方法について、図25を用いて説明する。なお、以下の説明では、今回送信する制御コマンドに、当該制御コマンドと同一のグループに属する制御コマンドのうち前回送信した制御コマンドの誤り検査値を付加する場合について説明する。また、今回の制御コマンドに付加される誤り検査値が所定の切替条件を満たす場合に次回の生成方式を変更する場合について説明する。また、以下の説明では、1番目、2番目、3番目、および7番目にグループA、4番目、5番目、および6番目にグループBにそれぞれ属する制御コマンドが送信されるとして説明する。また、誤り検査値の生成方式は、最初、方式αに設定されているとする。また、制御コマンドA1の誤り検査値である誤り検査値A1および制御コマンドB1の誤り検査値である誤り検査値B1は、所定の切替条件を満たす誤り検査値とする。なお、図25に示す制御コマンドの送信順番は一例であって特にこれに制限されない。 Moreover, in the said embodiment, as shown to FIG. 5, FIG. 24, although the production | generation system was controlled for every group, this invention is not limited to this. For example, the generation method may be controlled as a generation method common to all groups. A method for adding an error check value to a control command in such a case will be described with reference to FIG. In the following description, a case will be described in which an error check value of a previously transmitted control command among control commands belonging to the same group as the control command is added to the control command transmitted this time. A case will be described in which the next generation method is changed when the error check value added to the current control command satisfies a predetermined switching condition. In the following description, it is assumed that control commands belonging to the group A, the fourth, the fifth, and the sixth group B are transmitted to the first, second, third, and seventh, respectively. Further, it is assumed that the error check value generation method is initially set to the method α. The error check value A1 that is an error check value of the control command A1 and the error check value B1 that is an error check value of the control command B1 are error check values that satisfy a predetermined switching condition. Note that the transmission order of the control commands shown in FIG. 25 is an example and is not particularly limited to this.
図25に示すように、最初に送信される制御コマンドA1には所定の初期値1が付加されている。2番目に送信される制御コマンドA2は、グループAに属する制御コマンドである。したがって、制御コマンドA2には、グループAに属する制御コマンドのうち1個前に送信された制御コマンドA1を用いて方式αで生成された誤り検査値A1(α)が付加される。ここで、誤り検査値A1(α)は所定の切替条件を満たすので、次回の生成方式が方式βに変更される。次に、3番目に送信される制御コマンドA3は、グループAに属する制御コマンドである。したがって、制御コマンドA3には、グループAに属する制御コマンドのうち1個前に送信された制御コマンドA2を用いて方式βで生成された誤り検査値A2(β)が付加される。次に、4番目に送信される制御コマンドB1は、グループBに属する制御コマンドで最初に送信される制御コマンドなので、所定の初期値2が付加される。次に、5番目に送信される制御コマンドB2は、グループBに属する制御コマンドである。したがって、制御コマンドB2には、グループBに属する制御コマンドのうち1個前に送信された制御コマンドB1を用いて方式βで生成された誤り検査値B1(β)が付加される。ここで、誤り検査値B1(β)は所定の切替条件を満たすので、次回の生成方式が方式αに変更される。次に、6番目に送信される制御コマンドB3は、グループBに属する制御コマンドである。したがって、制御コマンドB3には、グループBに属する制御コマンドのうち1個前に送信された制御コマンドB2を用いて方式αで生成された誤り検査値B2(α)が付加される。次に、7番目に送信される制御コマンドA4は、グループAに属する制御コマンドである。したがって、制御コマンドA4には、グループAに属する制御コマンドのうち1個前に送信された制御コマンドA3を用いて方式αで生成された誤り検査値A3(α)が付加される。以下、同様にして、今回送信される制御コマンドには、これが属するグループの制御コマンドのうち1個前に送信された制御コマンドの誤り検査値が付加される。また、今回送信される誤り検査値が所定の切替条件を満たす場合は、次回の生成方式が他の生成方式に変更される。
As shown in FIG. 25, a predetermined
このように、全てのグループにおいて共通の生成方式を用いることにより、グループ毎に生成方式記憶領域を設ける必要がない。したがって、メインRAM110c、RAM180c等の記憶領域の消費を抑制することができる。また、グループ毎に生成方式を制御する必要がないので、構成を簡略化するとともに処理負荷の抑制を図ることができる。
Thus, by using a common generation method for all groups, it is not necessary to provide a generation method storage area for each group. Therefore, consumption of storage areas such as the
また、上記実施形態では、図5に示すように、今回送信する制御コマンドに、当該制御コマンドと同一のグループに属する制御コマンドのうち1個前に送信された制御コマンドの誤り検査値を付加して制御コマンド情報とした。しかしながら、本発明はこれに限定されず、今回送信する制御コマンドと同一のグループに属する制御コマンドのうち当該制御コマンドのn(nは2以上の整数)個前に送信された制御コマンドの誤り検査値を付加して制御コマンド情報を生成するようにしてもよい。この場合、各グループにおいて、1〜n個目に送信される制御コマンドには誤り検査値のダミーデータや遊技機固有のID等を初期値として付加して制御コマンド情報とすればよい。ここで、第1の実施形態の遊技機の場合、各グループに対応するコマンド記憶領域のそれぞれを少なくともn個の制御コマンドを記憶可能に構成すればよい。また、第2の実施形態の遊技機の場合、各グループに対応する検査値記憶領域のそれぞれを少なくともn個の誤り検査値を記憶可能に構成すればよい。なお、nの値は、各グループで同一の値としてもよいし、グループ毎に異なる値としてもよい。 Further, in the above embodiment, as shown in FIG. 5, the error check value of the control command transmitted immediately before the control command belonging to the same group as the control command is added to the control command transmitted this time. Control command information. However, the present invention is not limited to this, and an error check of a control command transmitted n (n is an integer of 2 or more) before the control command belonging to the same group as the control command transmitted this time. Control command information may be generated by adding a value. In this case, in each group, control command information may be obtained by adding dummy data of an error check value, an ID unique to a gaming machine, or the like as an initial value to the 1st to nth control commands. Here, in the case of the gaming machine of the first embodiment, each command storage area corresponding to each group may be configured to store at least n control commands. In the case of the gaming machine of the second embodiment, each of the check value storage areas corresponding to each group may be configured to store at least n error check values. Note that the value of n may be the same value for each group, or may be different for each group.
具体的に、n=2の場合、すなわち、今回送信する制御コマンドに、2個前に送信した制御コマンドの誤り検査値を付加する場合の制御コマンド情報の構成について、図26を用いて説明する。なお、以下の説明では、送信される制御コマンドはいずれもグループAに属する制御コマンドとして説明する。図26に示すように、制御コマンド情報は、基本的に、今回送信される制御コマンドと同一のグループAに属する制御コマンドのうち当該制御コマンドの2つ前に送信された制御コマンドの誤り検査値を付加した形式になっている。ただし、最初に送信される制御コマンドA1には所定の初期値1が付加されている。また、2つ目に送信される制御コマンドA2には初期値2が付加されている。そして、3番目に送信される制御コマンドA3には、最初に送信された制御コマンドA1の誤り検査値A1が付加され、制御コマンド情報が生成される。同様に、4番目に送信される制御コマンドA4には、2番目に送信される制御コマンドA2の誤り検査値2が付加され、制御コマンド情報が生成される。以下、同様にして制御コマンド情報が生成される。
Specifically, the configuration of control command information when n = 2, that is, when the error check value of the control command transmitted two times before is added to the control command transmitted this time will be described with reference to FIG. . In the following description, any control command to be transmitted will be described as a control command belonging to group A. As shown in FIG. 26, the control command information basically includes an error check value of a control command transmitted two times before the control command belonging to the same group A as the control command transmitted this time. It is in the format with the added. However, a predetermined
このように、n個前に送信した制御コマンドの誤り検査値を、今回送信する制御コマンドに付加することにより、制御コマンドとそれに付加された誤り検査値との関係がより解析困難とすることができる。これにより、不正者が制御コマンド情報を搾取したとしても、不正を行うことをより困難とすることができる。 In this way, by adding the error check value of the control command transmitted n times before to the control command transmitted this time, the relationship between the control command and the error check value added thereto may be made more difficult to analyze. it can. Thereby, even if an unauthorized person exploits control command information, it can be made more difficult to cheat.
ここで、第2の実施形態において、誤り検査値生成部810は、今回送信される誤り検査値に基づいて、今回送信される制御コマンドが属するグループにおいて次回送信される誤り検査値の生成方式を決定し、この決定に応じた生成方式のみで誤り検査値を生成し、これを記憶するようにしてもよいことは上述の通りである。本発明において、n≦Mのときにも同様に、誤り検査値生成部が、今回送信される誤り検査値に基づいて、今回送信される制御コマンドが属するグループにおいて、M個後に送信される誤り検査値の生成方式を決定し、すでに決定された生成方式のみで今回送信される制御コマンドを用いて誤り検査値を生成し、これを記憶するように構成することができる。後段制御部180の誤り検査値生成部910も同様である。
Here, in the second embodiment, the error check
また、上記実施形態では、制御コマンドのMODEとDATAの両方のデータを用いて誤り検査値を生成するとしたが、本発明の遊技機は、これに限定されない。例えば、本発明の遊技機は、制御コマンドのMODEの情報、すなわち制御コマンドの分類を識別するための1バイトのデータのみを用いて誤り検査値を生成するようにしてもよい。 In the above embodiment, the error check value is generated by using both the MODE and DATA data of the control command. However, the gaming machine of the present invention is not limited to this. For example, the gaming machine of the present invention may generate the error check value using only the MODE information of the control command, that is, 1-byte data for identifying the control command classification.
さらに、本発明の遊技機は、制御コマンドとそれに付加された誤り検査値(制御コマンド情報)を用いて誤り検査値を生成してもよい。これにより、今回送信する誤り検査値が、同一グループに属する制御コマンドにそれまでに付加された誤り検査値の情報、すなわち、それまでに送信された同一グループに属する制御コマンド情報を含むことになる。したがって、誤り検査値が制御コマンドの送信履歴の情報を含むことになるので、不正者が一部の制御コマンド情報を取得したとしても誤り検査値を解析することができないようにすることができ、セキュリティ強度を向上させることができる。また、誤り検査値が制御コマンドの送信履歴の情報を含むことになるので、制御コマンドの連続性を検証することができる。 Furthermore, the gaming machine of the present invention may generate an error check value using a control command and an error check value (control command information) added thereto. Thereby, the error check value transmitted this time includes the information of the error check value added so far to the control commands belonging to the same group, that is, the control command information belonging to the same group transmitted so far. . Therefore, since the error check value includes information on the transmission history of the control command, even if an unauthorized person acquires some control command information, the error check value cannot be analyzed. Security strength can be improved. Further, since the error check value includes information on the transmission history of the control command, the continuity of the control command can be verified.
具体的に、制御コマンド情報を用いて誤り検査値を生成する場合について説明する。図27は、本実施形態における制御コマンド情報の形式を示す説明図である。図27に示すように、制御コマンド情報は、基本的に、制御コマンドにその1つ前に送信された制御コマンド情報の誤り検査値を付加した形式になっている。ただし、最初に送信される制御コマンド1には所定の初期値が付加されている。そして、2番目に送信される制御コマンド2には、最初に送信された制御コマンド情報、すなわち制御コマンド1と初期値とから生成された誤り検査値1が付加され、制御コマンド情報が生成される。同様に、3番目に送信される制御コマンド3には、2番目に送信された制御コマンド情報、すなわち、制御コマンド2と誤り検査値1とから生成された誤り検査値2が付加され、制御コマンド情報が生成される。以下、同様にして制御コマンド情報が生成される。このように、今回送信する制御コマンドに付加する誤り検査値は、同一のグループに属する全ての制御コマンド情報を用いて生成されることとなる。
Specifically, a case where an error check value is generated using control command information will be described. FIG. 27 is an explanatory diagram showing a format of control command information in the present embodiment. As shown in FIG. 27, the control command information basically has a format in which an error check value of the control command information transmitted immediately before is added to the control command. However, a predetermined initial value is added to the
制御コマンドとそれに付加された誤り検査値、すなわち制御コマンド情報を用いて誤り検査値を生成するための具体的な構成は、次のようなものが考えられる。第1の実施形態では、例えば、誤り検査値生成部において、今回送信する(今回誤り検査に用いる)誤り検査値を誤り検査値演算部から制御コマンド記憶部へ出力し、今回送信(受信)した制御コマンドと出力された誤り検査値とを合わせて制御コマンド情報として制御コマンド記憶部に記憶するように構成すればよい。また、第2の実施形態では、例えば、誤り検査値生成部において、今回送信する(今回誤り検査に用いる)誤り検査値を誤り検査値記憶部から誤り検査値演算部へ出力し、今回送信(受信)した制御コマンドと出力された誤り検査値とを用いて誤り検査値演算部が誤り検査値を生成するように構成すればよい。 A specific configuration for generating an error check value using a control command and an error check value added thereto, that is, control command information, is as follows. In the first embodiment, for example, in the error check value generation unit, the error check value to be transmitted this time (used for the current error check) is output from the error check value calculation unit to the control command storage unit and transmitted (received) this time. The control command and the output error check value may be combined and stored in the control command storage unit as control command information. In the second embodiment, for example, in the error check value generation unit, the error check value to be transmitted this time (used for the current error check) is output from the error check value storage unit to the error check value calculation unit and transmitted this time ( The error check value calculation unit may be configured to generate an error check value using the received control command and the output error check value.
また、本発明の遊技機は、過去に送信した複数の制御コマンドまたは制御コマンド情報を用いて誤り検査値を生成するようにしてもよい。これにより、制御コマンドとそれに付加された誤り検査値との関係をより解析困難とすることができ、不正者が制御コマンド情報を搾取したとしても、不正を行うことをより困難とするこができる。 The gaming machine of the present invention may generate an error check value using a plurality of control commands or control command information transmitted in the past. As a result, the relationship between the control command and the error check value added thereto can be made more difficult to analyze, and even if an unauthorized person exploits the control command information, it can be made more difficult to carry out fraud. .
過去に送信した複数の制御コマンドを用いて誤り検査値を生成するための具体的な構成は、例えば、次のようなものが考えられる。誤り検査値生成部において、制御コマンド出力部から出力された制御コマンドを複数記憶する制御コマンド記憶部を設け、この制御コマンド記憶部から出力された複数の制御コマンドを用いて誤り検査値演算部が誤り検査値を生成するように構成すればよい。 As a specific configuration for generating an error check value using a plurality of control commands transmitted in the past, for example, the following can be considered. The error check value generation unit includes a control command storage unit that stores a plurality of control commands output from the control command output unit, and the error check value calculation unit uses the plurality of control commands output from the control command storage unit. What is necessary is just to comprise so that an error check value may be produced | generated.
また、過去に送信した複数の制御コマンド情報を用いて誤り検査値を生成するための具体的な構成は、例えば、次のようなものが考えられる。誤り検査値生成部において、制御コマンド出力部から出力された制御コマンドと、誤り検査値演算部が生成したその誤り検査値とを制御コマンド情報として複数記憶する制御コマンド情報記憶部を設け、この制御コマンド情報記憶部から出力された複数の制御コマンド情報を用いて誤り検査値演算部が誤り検査値を生成するように構成すればよい。 In addition, a specific configuration for generating an error check value using a plurality of control command information transmitted in the past may be as follows, for example. The error check value generation unit is provided with a control command information storage unit for storing a plurality of control commands output from the control command output unit and the error check values generated by the error check value calculation unit as control command information. What is necessary is just to comprise so that an error check value calculating part produces | generates an error check value using the some control command information output from the command information storage part.
なお、本発明の遊技機は、過去に送信した制御コマンド、または過去に送信した制御コマンドとその誤り検査値に加えて、今回送信する制御コマンドも含めて誤り検査値を生成してもよい。これにより、今回受信した制御コマンドの通信エラーチェックを、今回受信した制御コマンドに付加された誤り検査値を用いて、リアルタイムに行うことができる。 Note that the gaming machine of the present invention may generate an error check value including a control command transmitted this time, in addition to a control command transmitted in the past, or a control command transmitted in the past and its error check value. Thereby, the communication error check of the control command received this time can be performed in real time using the error check value added to the control command received this time.
今回送信する制御コマンドも含めて誤り検査値を生成するための具体的な構成は、例えば、次のようなものが考えられる。誤り検査値を生成する対象となるデータである過去に送信した1つまたは複数の制御コマンドまたは制御コマンド情報を記憶する記憶部を設け、記憶部から出力された1つまたは複数の制御コマンドまたは制御コマンド情報と、制御コマンド出力部から出力された今回送信する制御コマンドとを用いて誤り検査値を生成するように構成すればよい。 As a specific configuration for generating the error check value including the control command to be transmitted this time, for example, the following can be considered. A storage unit is provided for storing one or more control commands or control command information transmitted in the past, which is data for generating error check values, and one or more control commands or controls output from the storage unit What is necessary is just to comprise so that an error check value may be produced | generated using command information and the control command transmitted this time output from the control command output part.
このように、本発明の遊技機は、過去に送信した制御コマンド、または過去に送信した制御コマンドとその誤り検査値に加えて、今回送信する制御コマンドも含めて誤り検査値を生成してもよいが、セキュリティ強度の向上という観点においては、今回送信する制御コマンドの誤り検査値を、今回送信する制御コマンド自身を用いずに生成する方が好ましい。具体的には、過去に送信した制御コマンド、または過去に送信した制御コマンドとその誤り検査値とを用いて、今回送信する制御コマンドに付加する誤り検査値を生成するのが好ましい。このように、今回送信する制御コマンドを用いずに誤り検査値を生成する場合、今回送信する制御コマンドとそれに付加された誤り検査値との間に関連性がない。このため、不正者が、制御コマンドとそれに付加された誤り検査値との二つの値を取得したとしても、これらの関係を解析することができない。したがって、不正者が制御コマンドとそれに付加された誤り検査値との関係を解析することをより一層困難とすることができる。すなわち、不正者が制御コマンド情報を取得したとしても、不正を行うことをより一層困難とするこができる。 As described above, the gaming machine of the present invention can generate an error check value including a control command transmitted this time in addition to a control command transmitted in the past or a control command transmitted in the past and its error check value. However, from the viewpoint of improving the security strength, it is preferable to generate the error check value of the control command transmitted this time without using the control command itself transmitted this time. Specifically, it is preferable to generate an error check value to be added to the control command to be transmitted this time using a control command transmitted in the past or a control command transmitted in the past and its error check value. As described above, when the error check value is generated without using the control command transmitted this time, there is no relationship between the control command transmitted this time and the error check value added thereto. For this reason, even if an unauthorized person obtains two values, that is, a control command and an error check value added to the control command, the relationship between them cannot be analyzed. Therefore, it can be made more difficult for an unauthorized person to analyze the relationship between the control command and the error check value added thereto. That is, even if an unauthorized person obtains control command information, it is possible to make it more difficult to perform an unauthorized act.
また、上記実施形態では、認証処理を行う後段制御部180も、主制御部110と同様に制御コマンドのグループを識別し、そのグループ情報と生成方式の情報とに基づいて生成または選択された誤り検査値と主制御部110から送信された誤り検査値とを用いて誤り検査を行っているが、本発明はこれに限定されない。例えば、本発明では、後段制御部は、制御コマンドのグループを識別した結果であるグループ情報と、誤り検査値に基づいて決定された生成方式の情報とに基づいて誤り検査値を生成または選択することを必ずしも行わなくても良い。この場合、後段制御部は、過去に受信した複数の制御コマンドのそれぞれを用いて複数の生成方式で誤り検査値を生成し、受信した誤り検査値と、生成した複数の誤り検査値のいずれかとが一致するか否かによって認証処理を行うようにしてもよい。このように構成した場合であっても、制御コマンドとそれに付加される誤り検査値との時系列的な関係が不規則になる。したがって、制御コマンドとそれに付加される誤り検査値との関連性の解析を困難とすることができ、不正者が制御コマンドおよびそれに付加された誤り検査値を取得したとしても、不正を行うことを困難にすることができる。
In the above embodiment, the
また、上記実施形態では、誤り検査値生成部は、制御部と、制御コマンド記憶部(または、誤り検査値記憶部)と、誤り検査値演算部と、のそれぞれ異なる機能を有する3つの手段を備えるとして説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、誤り検査値生成部の内部構成において、2以上の機能を1つの手段で実現するように構成してもよい。 In the above embodiment, the error check value generation unit includes three units having different functions of the control unit, the control command storage unit (or error check value storage unit), and the error check value calculation unit. Although described as comprising, the present invention is not limited to this. For example, in the internal configuration of the error check value generation unit, two or more functions may be realized by one means.
また、上記実施形態では、主制御部110は、制御コマンドに所定の初期値を付加して送信し、後段制御部180は、同様に所定の初期値を用いて認証を行うとしたが、本発明はこれに限定されず、初期値が付加された制御コマンドに関し認証処理を行わないようにしてもよい。例えば、同一グループ内でN(Nは正整数)個前に送信した制御コマンド情報を用いて今回送信する制御コマンドに付加する誤り検査値を生成する場合、後段制御部180は、当該グループ内で1〜N個目に受信した制御コマンド情報については初期値が付加されているものがあるので、そのような制御コマンドに関しては認証処理を行わず、N+1個目以降に受信した制御コマンド情報から全ての制御コマンド情報について認証処理を行うようにしてもよい。
Further, in the above embodiment, the
また、主制御部110に計時手段を設け、または、主制御部110が予め備えている計時手段を用いて、制御コマンドの送信タイミングにおいて計時手段から取得した計時情報を初期値として用いてもよい。これにより、誤り検査値を遊技機1の状態に特有の値とすることができ、初期値の値を知らない不正者が一部の制御コマンド情報を取得したとしても誤り検査値の解析を不可能とすることができ、セキュリティ強度をより一層向上させることができる。なお、この場合、上述のように、後段制御部180では、初期値が付加された制御コマンドに関し認証処理を行わないようにすればよい。また、2個以上の制御コマンドに初期値として計時情報が付加される場合において、後段制御部180は、初期値として連続して送信された計時情報の間に時間の連続性が保持されているか、すなわち、連続して送信された計時情報の値が送信順番に従って増加しているか否かを参照することによって認証処理を行ってもよい。
Further, the
このように本発明において、初期値として用いる固有情報に計時情報を含めてもよい。すなわち、固有情報は、制御コマンドの送信タイミングにおいて初期値を取得する遊技機1に固有の情報といえる。なお、計時情報としては、遊技機1の電源がオンになってから主制御部110の計時手段が計測する遊技機1に固有の計時情報を用いてもよく、絶対時間の情報を用いてもよい。遊技機1に固有の計時情報を用いることにより、初期値の秘匿性を高めることができ、セキュリティ強度をより一層向上させることができる。
In this way, in the present invention, time information may be included in the unique information used as the initial value. In other words, the unique information is information unique to the
また、複数の制御コマンドに初期値を付加する場合、複数の制御コマンドについて同一の初期値を付加してもよいし、異なる初期値を付加してもよい。例えば、初期値として識別情報を用いる場合、制御コマンド毎に異なる識別情報を用いてもよいし、同じ識別情報を用いてもよい。また、初期値として計時情報を用いる場合、制御コマンドの送信タイミング毎に計時手段から取得した計時情報を用いてもよいし、最初に送信する制御コマンドの送信タイミングに取得した計時情報を複数の制御コマンドに対して初期値として用いてもよい。 When initial values are added to a plurality of control commands, the same initial values may be added to the plurality of control commands, or different initial values may be added. For example, when identification information is used as an initial value, different identification information may be used for each control command, or the same identification information may be used. In addition, when using timekeeping information as an initial value, the timekeeping information obtained from the timekeeping means may be used for each transmission timing of the control command, or the timekeeping information obtained at the transmission timing of the control command to be transmitted first may be controlled by a plurality of controls. It may be used as an initial value for a command.
また、上記実施形態では、演出制御部120は、主制御部110から受信した制御コマンド情報を処理せずにそのまま後段制御部180に送信し、後段制御部180から送信された認証結果データ付き制御コマンドに基づいて処理を行うとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、主制御部110から受信した制御コマンド情報に基づいて遊技処理を行うとともに、受信した制御コマンド情報を後段制御部180に送信し、後段制御部180から送信された認証結果データ付き制御コマンドの認証結果データに基づいて処理を行うようにしてもよい。この場合、さらに、後段制御部180は、認証結果データを制御コマンドに付加して認証結果データ付き制御コマンドとして演出制御部120に送信するとしたが、これに限定されず、認証結果データのみを送信するようにしてもよい。このような処理を行う場合、後段制御部180は、付加部660を設けず、認証結果データを誤り検査部650から送信部670に直接出力するように構成すればよい。送信部670は、受信した認証結果データのみを演出制御部120に送信し、演出制御部120は、認証結果データを受信したかを判断し、認証結果データを受信した場合に図19に示す認証結果データ解析処理を行うようにすればよい。
Further, in the above embodiment, the
また、本実施形態では、後段制御部180は、認証成功の場合も認証不成功の場合も、認証結果を認証結果データとして演出制御部120へ送信するとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、後段制御部は、認証不成功の場合のみ認証不成功を示す認証結果データを制御コマンドに付加してまたは単独で演出制御部に送信してもよい。あるいは、後段制御部は、認証不成功の場合のみ認証が不成功であることを報せる認証不成功信号を演出制御部へ送信するようにしてもよい。演出制御部は、認証結果データまたは認証不成功信号を受信したか否かを判断し、受信した場合に報知信号を出力するように構成すればよい。
In the present embodiment, the
また、上記実施形態では、主制御部110および後段制御部180は、CPU、ROM、およびRAMを用いてソフトウェアによって認証機能を実現していたが、これに限定されず、誤り検査値を生成するための生成回路や誤り検査を行う検査回路等を設け、ハードウェアによって認証機能を実現してもよい。
In the above embodiment, the
また、本実施形態では、後段間制御部180をCPU、ROM、RAM等を備えて構成しているが、同様の機能をLSI等の集積回路として実現するように構成してもよい。
In the present embodiment, the
また、上記実施形態では、本発明をパチンコ遊技機に適用する例を示したが、これに限定されず、本発明は、雀球遊技機、アレンジボール等のパチンコ遊技機以外の弾球遊技機、スロットマシン等の回胴式遊技機などの他の遊技機にも適用することができる。これらの遊技機においても、上記実施形態と同様に構成することにより、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。 Moreover, although the example which applies this invention to a pachinko game machine was shown in the said embodiment, it is not limited to this, This invention is a ball game machine other than pachinko game machines, such as a sparrow ball game machine and an arrangement ball. It can also be applied to other gaming machines such as slot machines such as slot machines. Also in these gaming machines, the same effects as in the above embodiment can be obtained by configuring in the same manner as in the above embodiment.
また、上記実施形態では、本発明を遊技機に適用する例を示したが、これに限定されず、本発明は、遊技機のような複数の制御部を備え、これら制御部間のデータ伝送について認証処理を実行する電子機器およびその認証方法にも適用することができる。これらの電子機器およびその認証方法においても、本実施形態と同様に構成することにより、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。また、上記実施形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの技術を流用することができる。 Moreover, although the example which applies this invention to a gaming machine was shown in the said embodiment, it is not limited to this, This invention is provided with several control parts like a gaming machine, and data transmission between these control parts The present invention can also be applied to an electronic device that executes authentication processing and an authentication method thereof. Also in these electronic devices and their authentication methods, the same effects as in the above embodiment can be obtained by configuring in the same manner as in this embodiment. Moreover, the said embodiment can divert each other's technique as long as there is no contradiction or a problem in particular in the objective, a structure, etc.
1 遊技機
110 主制御部
110a メインCPU
110b メインROM
110c メインRAM
120 演出制御部
120a サブCPU
120b サブROM
120c サブRAM
130 払出制御部
140 ランプ制御部
150 画像制御部
160 発射制御部
170 電源部
180 後段制御部
180a CPU
180b ROM
180c RAM
500 制御コマンド出力部
510、610、810、910 誤り検査値生成部
520、620、820、920 制御部
530、630 制御コマンド記憶部
540、640、830、930 誤り検査値演算部
550 付加部
560 送信部
600 受信部
650 誤り検査部
840、940 誤り検査値記憶部
1
110b Main ROM
110c Main RAM
120
120b Sub ROM
120c sub RAM
DESCRIPTION OF
180b ROM
180c RAM
500 Control
Claims (9)
前記主制御部は、
前記制御コマンドを出力するコマンド出力手段と、
前記制御コマンドに付加されて当該制御コマンドの正当性を検査する誤り検査値を、前記コマンド出力手段によって過去に出力された制御コマンドを用いて、複数の生成方式で生成可能であり、いずれかの生成方式で生成された誤り検査値を出力する第1生成手段と、
前記コマンド出力手段によって出力された制御コマンドが予め決められた2以上のグループのうちのいずれのグループに属するかを識別する第1識別手段と、
前記第1生成手段によって出力された誤り検査値に基づいて、誤り検査値の生成方式を前記複数の生成方式のうちのいずれの生成方式とするかを決定する第1決定手段と、
前記第1生成手段によって出力された前記誤り検査値を、前記コマンド出力手段によって出力された前記制御コマンドに付加して前記周辺部を介して前記後段制御部に送信する第1送信手段と、
を有し、
前記後段制御部は、
前記第1送信手段によって送信された制御コマンドを用いて、前記複数の生成方式で誤り検査値を生成可能であり、生成した誤り検査値を出力する第2生成手段と、
前記第1送信手段によって送信された誤り検査値と、前記第2生成手段から出力された誤り検査値とを用いて、前記制御コマンドの正当性の検査を行う検査手段と、
前記検査手段による検査結果を前記周辺部に送信する第2送信手段と、
を有し、
前記周辺部は、前記検査結果に基づく処理を行い、
前記第1生成手段は、前記コマンド出力手段によって過去に出力された制御コマンドの中から、前記第1識別手段による識別結果および所定の取り決めに基づいて選択された制御コマンドを用いて、前記第1決定手段によって決定された生成方式で生成した誤り検査値を出力することを特徴とする遊技機。 A gaming machine comprising: a main control unit that outputs a control command; a peripheral unit that performs processing based on the control command; and a post-stage control unit that is provided at a subsequent stage of the peripheral unit,
The main control unit
Command output means for outputting the control command;
An error check value added to the control command to check the validity of the control command can be generated by a plurality of generation methods using the control command output in the past by the command output means, First generation means for outputting an error check value generated by the generation method;
First identification means for identifying which of the two or more predetermined groups the control command output by the command output means belongs;
First determination means for determining which generation method of the plurality of generation methods is to be used as an error check value generation method based on the error check value output by the first generation unit;
First transmission means for adding the error check value output by the first generation means to the control command output by the command output means and transmitting the error check value to the subsequent control section via the peripheral section;
Have
The latter stage control unit
Second generation means for generating an error check value by the plurality of generation methods and outputting the generated error check value using the control command transmitted by the first transmission means;
Inspection means for checking the validity of the control command using the error check value transmitted by the first transmission means and the error check value output from the second generation means;
Second transmission means for transmitting an inspection result by the inspection means to the peripheral portion;
Have
The peripheral portion performs processing based on the inspection result,
The first generation means uses the control command selected based on the identification result by the first identification means and a predetermined agreement from the control commands output in the past by the command output means. A gaming machine that outputs an error check value generated by a generation method determined by a determining means.
前記第2生成手段によって出力された誤り検査値に基づいて、誤り検査値の生成方式を前記複数の生成方式のうちのいずれの生成方式とするかを決定する第2決定手段とを有し、
前記第2生成手段は、前記第1送信手段によって過去に送信された制御コマンドの中から、前記第2識別手段による前記第1送信手段によって今回送信された制御コマンドの識別結果および前記所定の取り決めに基づいて選択された制御コマンドを用いて、前記第2決定手段によって決定された生成方式で生成された誤り検査値を出力する請求項1に記載の遊技機。 The second-stage control unit includes a second identification unit that identifies to which group the control command transmitted by the first transmission unit belongs;
Second determination means for determining which generation method of the plurality of generation methods is to be used as an error check value generation method based on the error check value output by the second generation unit;
The second generation means includes, among the control commands previously transmitted by the first transmission means, an identification result of the control command transmitted this time by the first transmission means by the second identification means and the predetermined agreement. 2. The gaming machine according to claim 1, wherein an error check value generated by the generation method determined by the second determination means is output using a control command selected on the basis of.
前記選択された制御コマンドを、前記制御コマンド記憶手段に記憶された制御コマンドの中から選択し、選択した制御コマンド用いて誤り検査値を生成し出力する検査値演算手段とを備える請求項1〜5のいずれかに記載の遊技機。 The first generation means classifies and stores the control commands output from the command output means into a group identified by the first identification means; and
The check value calculating means for selecting the selected control command from the control commands stored in the control command storage means, and generating and outputting an error check value using the selected control command. 5. The gaming machine according to any one of 5.
前記検査値演算手段によって生成された誤り検査値を前記第1識別手段によって識別されたグループに分類して記憶する誤り検査値記憶手段とを備える請求項1〜5のいずれかに記載の遊技機。 The first generation means includes a check value calculation means for generating an error check value using the control command output from the command output means;
The gaming machine according to claim 1, further comprising: an error check value storage unit that classifies and stores the error check value generated by the check value calculation unit into a group identified by the first identification unit. .
前記第2生成手段は、過去に送信された制御コマンドとそれに付加された誤り検査値とを用いて新たな誤り検査値を生成する請求項1〜7のいずれかに記載の遊技機。 The first generation means outputs a new error check value generated using the control command output in the past by the command output means and the error check value added thereto to the first transmission means,
The gaming machine according to claim 1, wherein the second generation unit generates a new error check value using a control command transmitted in the past and an error check value added thereto.
前記主制御部は、
前記制御コマンドを出力するコマンド出力するコマンド出力工程と、
前記制御コマンドに付加されて当該制御コマンドの正当性を検査する誤り検査値を、前記コマンド出力手段によって過去に出力された制御コマンドを用いて、複数の生成方式で生成可能であり、いずれかの生成方式で生成された誤り検査値を出力する第1検査値出力工程と、
前記コマンド出力工程によって出力された制御コマンドが予め決められた2以上のグループのうちのいずれのグループに属するかを識別する識別工程と、
前記第1検査値出力工程によって出力された誤り検査値に基づいて、誤り検査値の生成方式を前記複数の生成方式のうちのいずれの生成方式とするかを決定する決定工程と、
前記第1検査値出力工程によって出力された前記誤り検査値を、前記コマンド出力工程によって出力された前記制御コマンドに付加して前記周辺部を介して前記後段制御部に送信する第1送信工程と、
を実行し、
前記第1検査値出力工程は、前記コマンド出力工程によって過去に出力された制御コマンドの中から、前記識別工程による識別結果および所定の取り決めに基づいて選択された制御コマンドを用いて、前記決定工程によって決定された生成方式で生成された誤り検査値を出力する工程であり、
前記後段制御部は、
前記第1送信工程によって送信された制御コマンドを用いて、前記複数の生成方式の少なくとも1つで誤り検査値を生成し、生成した誤り検査値を出力する第2検査値出力工程と、
前記第1送信工程によって送信された誤り検査値と、前記第2検査値出力工程によって出力された誤り検査値とを用いて、前記制御コマンドの正当性の検査を行う検査工程と、
前記検査工程による検査結果を前記周辺部に送信する第2送信工程と、
を実行し、
前記周辺部は、前記検査結果に基づく処理を行う処理工程を実行することを特徴とする電子機器の認証方法。 In an electronic apparatus comprising: a main control unit that outputs a control command; a peripheral unit that performs processing based on the control command; and a post-stage control unit that is provided at a subsequent stage of the peripheral unit; the main control unit and the peripheral unit; An authentication method for an electronic device that authenticates the validity of data transmission performed via the latter-stage control unit,
The main control unit
A command output step of outputting a command for outputting the control command;
An error check value added to the control command to check the validity of the control command can be generated by a plurality of generation methods using the control command output in the past by the command output means, A first check value output step of outputting an error check value generated by the generation method;
An identification step for identifying which of the two or more predetermined groups the control command output by the command output step belongs to;
A determination step for determining which generation method of the plurality of generation methods is to be used as an error check value generation method based on the error check value output by the first check value output step;
A first transmission step of adding the error check value output by the first check value output step to the control command output by the command output step and transmitting the error check value to the subsequent control unit via the peripheral portion; ,
Run
The first inspection value output step uses the control command selected from the control commands output in the past by the command output step based on the identification result of the identification step and a predetermined agreement, and the determination step A step of outputting an error check value generated by the generation method determined by
The latter stage control unit
A second check value output step of generating an error check value by at least one of the plurality of generation methods using the control command transmitted in the first transmission step, and outputting the generated error check value;
An inspection step for checking the validity of the control command using the error check value transmitted by the first transmission step and the error check value output by the second check value output step;
A second transmission step of transmitting the inspection result of the inspection step to the peripheral portion;
Run
The peripheral device executes a processing step of performing processing based on the inspection result.
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