JP5144545B2 - 動画像コーデック装置及びその方法 - Google Patents

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Description

本発明は、復号化時に補間フレームを生成可能な動画像コーデック装置に関し、特に、補間フレーム生成に必要な動きベクトル検出の演算量及びハードウェア規模を低減し、最適なコスト、かつ、画質劣化最小で実現可能な動画像コーデック装置及びその方法に関する。
動画像データを再生する際に、動画像フレームの間を補間して、フレーム数を増やして表示する用途がある。例えば、ビデオカメラなどの用途では、撮影した動画像データの再生時に、補間フレームを生成し、再生時間を延ばして表示することで、なめらかなスロー再生を実現する用途がある。また、液晶ディスプレイを用いたテレビなどの用途では、ディスプレイの時間的な動画解像度を向上させる目的で、補間フレームを生成して、そのままの再生時間で表示する用途がある。つまり、高フレームレートで表示が可能となる。さらに、モバイル機器では、低フレームレートで記録された動画像データを再生する際に、補間フレームを生成して表示することで、通常のフレームレートと同等の表示を実現する用途がある。
図10及び図11は、補間フレーム生成に関する概念図である。図10は、スロー再生を目的とした補間フレーム生成を示す図である。図11は、高フレームレートの表示を目的とした補間フレーム生成を示す図である。各図の実線のフレームが復号化フレーム、点線のフレームが補間フレームである。図10では、補間フレームを挿入した動画像列を元の復号化動画像と同じフレームレートで再生することでスロー再生表示される。図11では、補間フレームを挿入した動画像フレームを、2倍のフレームレートで再生することで、高フレームレートで再生表示される。
以上のように、補間フレームを復号化フレームに内挿する際になめらかに表示できるように、復号化フレームから動きベクトルを算出し、復号化フレームを動き補償することで補間フレームを生成する。
こうした用途を実現するために、動きベクトルを検出して補間フレームを生成する装置に関する従来例として、特許文献1に示される技術がある。
図12は、特許文献1に示すコーデック装置の構成を示すブロック図である。同図のコーデック装置は、符号化装置210と、復号化装置220と、補間フレーム作成装置230とを備える。
符号化装置210は、入力画像を符号化し、符号化ストリームを出力する装置である。符号化装置210は、差分器211と、直交変換・量子化部212と、可変長符号化部213と、逆直交変換・逆量子化部214と、加算器215と、フレームメモリ216と、動きベクトル検出部217とを備える。
復号化装置220は、入力された符号化ストリームを復号化し、復号化された動画像ストリームを補間フレーム作成装置230に出力する。
補間フレーム作成装置230は、復号化された動画像ストリームの動きベクトルを検出することで補間フレームを作成し、動画像ストリームに挿入する。補間フレーム作成装置230は、補間フレーム作成部231を備える。さらに、補間フレーム作成装置230と符号化装置210とは、フレームメモリ216と動きベクトル検出部217とを共有する。
次に、図12の従来のコーデック装置の動作について説明する。まずは、符号化時の動作について説明する。
入力画像は、フレームメモリ216に格納されると同時に、予測符号化の場合は、差分器211によって動き補償画像との差分が計算され、差分画像が直交変換・量子化部212に入力される。
直交変換・量子化部212は、差分画像を直交変換係数に変換し、所定のパラメータに基づいて直交変換係数を量子化する。そして、量子化変換係数情報として、可変長符号化部213及び逆直交変換・逆量子化部214に出力する。可変長符号化部213は、量子化係数情報を可変長符号化し、出力ストリームとして出力する。
逆直交変換・逆量子化部214は、動き補償するためのローカル復号化画像を生成するために、量子化変換係数情報を逆量子化及び逆直交変換して、差分画像を生成する。差分画像は、加算器215によって動き補償画像に加算されて、動きベクトル検出のための参照画像として、フレームメモリ216に格納される。
動きベクトル検出部217は、フレームメモリ216から、入力画像と参照画像とを読み出して動きベクトルを検出し、動き補償を実行して、動き補償画像を出力する。
次に、復号化時に補間フレームを生成する場合の動作について説明する。
符号化された入力ストリームが、復号化装置220に入力される。復号化装置220は、入力ストリームを復号化し、復号化画像を符号化装置210のフレームメモリ216及び補間フレーム作成部231に出力する。
動きベクトル検出部217は、フレームメモリ216に格納された複数の復号化画像を読み出して、補間フレームを生成する際に用いる動きベクトルを検出し、動きベクトル情報を補間フレーム作成部231に出力する。
補間フレーム作成部231は、複数の復号化画像と動きベクトル情報とに基づいて、復号化画像のフレーム間を補間する補間フレームを作成し、出力画像として出力する。
特許文献1に示す技術では、動きベクトル検出部217が、符号化時と復号化・補間フレーム作成時とで共用化され、符号化時も復号化・補間フレーム作成時も同じ動きベクトル検出処理を用いる構成となっている。
特開2005−6275号公報
しかしながら、上記従来技術においては、補間フレーム生成のために検出される動きベクトルが必ずしも適した動きベクトルであるとは限らないために、生成された補間フレームの画質が必ずしも最適であるとは限らないという課題があった。
上記従来技術では、動きベクトル検出に関わるハードウェア資源を削減するために、符号化時と復号化・補間フレーム生成時とで動きベクトル検出機能を共用化する。しかしながら、動画像符号化部の動きベクトル検出機能を共用するために、動きベクトル検出に用いるコスト導出方式も共用される。これにより、検出された動きベクトルが必ずしも、復号化時の補間フレーム生成のための動きベクトルとして適切な動きベクトルとは限らない。したがって、生成された補間フレームの画質が最適となるとは限らない。
そこで、本発明は、符号化時と補間フレーム生成時とでそれぞれ最適な動きベクトルが検出され、符号化時の符号化効率の向上と復号化・補間フレーム生成時の補間フレームの高画質化とを実現することができる動画像コーデック装置及びその方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の動画像コーデック装置は、動画像データを符号化及び復号化し、復号化時に補間フレームを生成する動画像コーデック装置であって、予め定められた導出方式に従って、画像間の相関を評価するための評価値を導出し、導出した評価値を用いて前記動画像データの第1動きベクトルを検出する第1動きベクトル検出部と、前記第1動きベクトルを用いて前記動画像データを符号化し、符号化ストリームを出力する符号化部と、前記符号化ストリームを復号化し、前記復号化により生成された動画像フレームを出力する復号化部と、前記第1動きベクトルと前記動画像フレームとを用いて補間フレームを生成するフレーム補間部と、符号化処理中の動きベクトル検出処理及び補間フレーム生成処理中の動きベクトル検出処理のいずれが実行されているかに応じて前記導出方式を変更する導出方式変更部とを備え、前記第1動きベクトル検出部は、前記符号化処理と前記補間フレーム生成処理とで兼用され、前記導出方式変更部によって変更された導出方式に従って前記評価値を導出し、導出した評価値を用いて前記第1動きベクトルを検出する。
これにより、符号化時と補間フレーム生成時とでそれぞれ最適な動きベクトルが検出され、符号化時の符号化効率の向上と復号化・補間フレーム生成時の補間フレームの高画質化とを実現することができる。
また、前記導出方式は、前記第1動きベクトルの符号量に関する前記評価値を導出するための第1導出方式と、前記第1動きベクトルの検出に用いられる動画像フレーム間の相関に関する前記評価値を導出するための第2導出方式とを含み、前記導出方式変更部は、前記符号化処理が実行されている場合は、前記第1導出方式を選択し、前記補間フレーム生成処理が実行されている場合は、前記第2導出方式を選択してもよい。
これにより、符号化時には符号量を重視し、補間フレーム生成時には実際の動きをより正確に検出することができる。
また、前記第1導出方式では、前記符号量が小さいほど前記評価値が小さくなり、前記第2導出方式では、前記相関が高いほど前記評価値が小さくなり、前記第1動きベクトル検出部は、前記導出方式変更部により選択された導出方式に従って導出される評価値が小さくなる第1動きベクトルを検出してもよい。
これにより、符号化時には符号量を小さくすることができ、補間フレーム生成時には実際の動きに近い補間フレームを生成することができる。
また、前記動画像コーデック装置は、さらに、前記符号化処理と前記補間フレーム生成処理とで兼用され、前記第1動きベクトルに基づいて、動き補償画像フレームを生成する動き補償部を備え、前記符号化部は、さらに、前記動き補償画像フレームを用いて前記動画像データを符号化し、前記復号化部は、さらに、前記動き補償画像フレームを用いて補間フレームを生成してもよい。
これにより、ハードウェア資源を節約しつつ、補間フレームを生成することができる。
また、前記動画像コーデック装置は、さらに、前記第1動きベクトルより詳細な動きを示す第2動きベクトルを検出する第2動きベクトル検出部を備え、前記フレーム補間部は、前記第2動きベクトルを用いて補間フレームを生成してもよい。例えば、前記第1動きベクトル検出部は、ブロック単位の動きベクトルを検出し、前記第2動きベクトル検出部は、画素単位の動きベクトルを検出する。
これにより、より実際の動きに近い補間フレームを生成することができる。
また、前記動画像コーデック装置は、さらに、前記第1動きベクトルより高精度な第3動きベクトルを検出する第3動きベクトル検出部を備え、前記符号化部は、前記第3動きベクトルを用いて前記動画像データを符号化してもよい。
これにより、補間フレームの生成に必要以上に詳細な精度を有する動きベクトルを利用せずに、必要な精度を有する動きベクトルを利用することができるため、ハードウェア資源を節約しつつ、補間フレームを生成することができる。
なお、本発明は装置として実現できるだけではなく、その装置を構成する処理手段をステップとする方法として実現することができ、また、それらステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現することができる。また、上記の各装置を構成する構成要素の一部又は全部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration)から構成されているとしてもよい。
本発明の動画像コーデック装置によれば、符号化時と補間フレーム生成時とでそれぞれ最適な動きベクトルが検出され、符号化時の符号化効率の向上と復号化・補間フレーム生成時の補間フレームの高画質化とを実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態の動画像コーデック装置100のブロック図である。同図の動画像コーデック装置100は、動きベクトルの検出機能を、符号化時と復号化時の補間フレーム生成時とで共有する。このとき、動作モードに応じて、動きベクトルの検出の際に画像間の相関を評価するためのコスト(評価値)を導出するコスト導出方式を変更する。動作モードは、符号化モードと補間フレーム生成モードとである。図1の動画像コーデック装置100は、動画像符号化部110と、動画像復号化部120と、フレーム補間部130と、コスト導出方式変更部140とを備える。
動画像符号化部110は、動画像データを符号化して符号化ストリームを出力する。動画像符号化部110は、差分器111と、直交変換・量子化部112と、可変長符号化部113と、逆直交変換・逆量子化部114と、加算器115と、フレームメモリ116と、動きベクトル検出部117と、動き補償部118とを備える。ここで、動画像符号化部110とフレーム補間部130とは、フレームメモリ116と動きベクトル検出部117とを共有する。
差分器111は、動画像符号化部110に入力された入力画像と動き補償画像との差分を算出し、直交変換・量子化部112に出力する。
直交変換・量子化部112は、差分器111から入力された差分画像を直交変換し、所定のパラメータに基づいて直交変換係数を量子化する。そして、量子化された直交変換係数を、量子化変換係数情報として、可変長符号化部113及び逆直交変換・逆量子化部114に出力する。
可変長符号化部113は、量子化変換係数情報を可変長符号化し、出力ストリームとして出力する。
逆直交変換・逆量子化部114は、動き補償に用いられるローカル復号化画像を生成するために、量子化変換係数情報を逆量子化及び逆直交変換することで、差分画像を復元する。
加算器115は、復元された差分画像を動き補償画像に加算し、動きベクトルの検出のための参照画像としてフレームメモリ116に格納する。
フレームメモリ116は、動画像符号化部110に入力される入力画像及び加算器115から入力される参照画像などの複数の動画像フレームを記憶する。
動きベクトル検出部117は、フレームメモリ116から読み出した動画像フレーム間の動きベクトルを検出する。動きベクトル検出部117は、フレームメモリ116から入力画像と参照画像とを読み出して、コスト導出方式変更部140によって決定されるコスト導出方式に従って、この2つの画像間の動きベクトルを検出し、動き補償部118に出力する。
動き補償部118は、動きベクトルと参照画像とを用いて動き補償を実行することで動き補償画像を生成し、生成した動き補償画像を差分器111及び加算器115に出力する。
動画像復号化部120は、符号化ストリームを復号化することで、復号化により生成された動画像フレームをフレーム補間部130に出力する。
フレーム補間部130は、複数の動画像フレームに基づいて動きベクトルを検出することで補間フレームを生成し、生成した補間フレームを用いて出力される動画像ストリームのフレーム間を補間する。フレーム補間部130は、補間フレーム生成部131を備える。また、上述したように、フレーム補間部130は、フレームメモリ116と動きベクトル検出部117とを、動画像符号化部110と共有する。
補間フレーム生成部131は、復号化された複数の動画像フレームと、動きベクトル検出部117が出力する動きベクトル情報とに基づいて補間フレームを生成する。例えば、時間的に連続する2枚の動画像フレーム間から検出された動きベクトルを、半分に分割し、分割した動きベクトルを用いて動き補償を実行する。これにより、2枚の動画像フレームの時間的に中間に当たる補間フレームを生成する。
コスト導出方式変更部140は、動画像コーデック装置100が、符号化モードであるか補間フレーム生成モードであるかを判別することで、各モードに最適なコスト導出方式を決定する。そして、決定されたコスト導出方式に変更するための制御信号を動きベクトル検出部117に出力する。
次に、本実施の形態の動画像コーデック装置100の動作について説明する。本実施の形態では、符号化動作と復号化及び補間フレーム生成動作との2つの動作モードがある。まずは、符号化動作について説明する。
入力画像は、フレームメモリ116に格納されると同時に、予測符号化の場合は、差分器111によって動き補償画像との差分が計算され、差分画像が直交変換・量子化部112に入力される。
直交変換・量子化部112は、差分画像を直交変換係数に変換し、所定のパラメータに基づいて直交変換係数を量子化する。そして、量子化変換係数情報として、可変長符号化部113及び逆直交変換・逆量子化部114に出力する。可変長符号化部113は、量子化変換係数情報を可変長符号化し、出力ストリームとして出力する。
逆直交変換・逆量子化部114は、動き補償するためのローカル復号化画像を生成するために、量子化変換係数情報を逆量子化及び逆直交変換して、差分画像を復元する。復元された差分画像は、加算器115によって動き補償画像に加算されて、動きベクトル検出のための参照画像として、フレームメモリ116に格納される。
動きベクトル検出部117は、フレームメモリ116から、入力画像と参照画像とを読み出して、動きベクトルを検出し、動き補償部118に出力する。動き補償部118は、動き補償を実行して、動き補償画像を出力する。
次に、復号化時に補間フレームを生成する場合の動作について説明する。
符号化された入力ストリームが、動画像復号化部120に入力される。動画像復号化部は、入力ストリームを復号化し、得られた復号化画像をフレームメモリ116及び補間フレーム生成部131に出力する。
動きベクトル検出部117は、フレームメモリ116に格納された複数の復号化画像を読み出して、補間フレームを生成する際に用いる動きベクトルを検出し、動きベクトル情報を補間フレーム生成部131に出力する。補間フレーム生成部131は、複数の復号化画像と動きベクトル情報とに基づいて、復号化画像のフレーム間を補間する補間フレームを生成し、出力画像として出力する。
以上のように、本実施の形態では、動きベクトル検出部117は、符号化動作と復号化及び補間フレーム生成動作とで兼用される。そこで、本実施の形態では、コスト導出方式変更部140が、動きベクトルの検出の際に画像間の相関を評価するためのコスト(評価値)の導出方式を動作モードに応じて変更する。これにより、符号化動作ではより符号量を少なくし、復号化及び補間フレーム生成動作ではより最適な画質の補間フレームを生成することができる。
図2は、コスト導出方式変更部140の動作を示すフローチャートである。
まず、コスト導出方式変更部140は、動画像コーデック装置100の動作モードを取得する(S101)。例えば、動画像コーデック装置100を制御する制御部(図示せず)から、本装置が符号化動作モードであるのか、補間フレーム生成動作モードであるのかを取得する。なお、コスト導出方式変更部140が、本装置の動作モードを検出する構成としてもよい。
次に、取得した動作モードに応じてコスト導出方式を決定する(S102)。図3は、動作モードとコスト導出方式との関係の一例を示す図である。同図に示すように、補間フレーム生成動作モードの場合は、参照画像と符号化対象画像との相関に重点の置かれたコスト導出方式を決定する。これは、時間的に前後するフレームの動きにより近い補間フレームを生成するためには、相関を高くすることが重要であるためである。コスト導出方式の例として、式1が挙げられる。
(式1) C = x
式1において、Cはコスト(評価値)、xは差分絶対値和及び差分二乗和など、2つのブロックの画素データ間の相関を示す。動きベクトル検出部117は、例えば、式1を用いることで、コストCが最小となる動きベクトル、すなわち、相関が最も高い動きベクトルを検出することができる。
また、符号化動作モードの場合は、動きベクトルの符号量に重点の置かれたコスト導出方式を決定する。これは、符号化動作においては、符号化効率を高めるためには符号量を少なくすることが重要であるためである。コスト導出方式の例として、式2が挙げられる。
(式2) C = x + a・y
式2において、Cはコスト(評価値)、xは差分絶対値和などをベースにした差分符号量に相当する値、yは動きベクトル符号量に相当する値、aは調整パラメータである。調整パラメータaを調整することで、動きベクトル符号量を重視する程度を変更することができる。
なお、式1は、式2においてa=0とした場合である。このため、コスト導出方式変更部140は、動作モードに応じてaの値を変更してもよい。また、このとき、補間フレーム生成動作モードの場合であっても、必ずしもa=0としなくてもよい。
最後に、コスト導出方式変更部140は、決定したコスト導出方式を変更するための制御信号を動きベクトル検出部117に出力する(S103)。動きベクトル検出部117は、制御信号に応じて変更されたコスト導出方式に基づいて、動きベクトルを検出する。例えば、動きベクトル検出部117は、コスト導出方式が示すコストCが最小となる動きベクトルを検出する。
図4は、コスト導出方式の差異に基づく動きベクトルの選択を説明する図である。図4(a)は、参照フレーム、図4(b)は符号化対象フレームである。なお、補間フレーム生成動作モードにおいては、参照フレーム及び符号化対象フレームをそれぞれ、時間的に連続する動画像フレームの先行フレーム及び対象フレームとする。
図4(b)の符号化対象フレーム内の太線枠内が動きベクトル検出の対象ブロックである。本実施の形態では、動きベクトル検出対象ブロック内の丸のオブジェクトを前フレームから動き補償予測することを想定する。参照フレームのA、Bに対応する位置が、符号化対象フレームでのA’、B’の2つの点線の丸オブジェクトの位置である。参照フレームのAのオブジェクトが、符号化対象フレームの動きベクトル検出対象ブロックに移動したと仮定する。すなわち、図4(b)に示す動きベクトルAが、実際に動いた様子を示している。また、Bのオブジェクトは、Aのオブジェクトと類似したオブジェクトと仮定する。
Aのオブジェクトは、動きベクトル検出対象ブロック内のオブジェクトと最も相関が高い。しかし、位置が離れているため、動きベクトル(動きベクトルA)は大きい。Bのオブジェクトは、動きベクトル検出対象ブロックと類似しており、Aのオブジェクトに比べて相関は高くない。しかし、隣接しているため、動きベクトル(動きベクトルB)は小さくなる。
本装置の動作モードが、補間フレーム生成動作モードである場合、コスト導出方式変更部140は、例えば、式1のコスト導出方式に変更する。動きベクトル検出部117は、決定されたコスト導出方式に基づいて相関の最も高い動きベクトルを検出する。これにより、図4の例では、動きベクトルAが検出される。
本装置の動作モードが、符号化動作モードである場合、コスト導出方式変更部140は、例えば、式2のコスト導出方式に変更する。動きベクトル検出部117は、決定されたコスト導出方式に基づいて、符号量が最も小さくなる動きベクトルを検出する。これにより、図4の例では、動きベクトルBが検出される(ただし、動きベクトルAを用いた場合に比べて動きベクトルBを用いた場合の符号量が少ないとする)。
以上のように、本実施の形態の動画像コーデック装置は、動きベクトル検出機能を共用化することにより、ハードウェア資源を節約し、かつ、補間フレーム生成を実現できると同時に、符号化時と復号化・補間フレーム生成時とで動きベクトル検出のコスト導出方式を適応的に変更することで用途に応じて適切に動きベクトルを検出することができる。すなわち、符号化時の符号化効率の向上と復号化・補間フレーム生成時の補間フレームの高画質化とを両立することが可能となる。
(実施の形態の変形例)
なお、本実施の形態では、以下のようにいくつかの変形例が考えられる。
例えば、図5は、本実施の形態の動画像コーデック装置の変形例を示すブロック図である。同図の動画像コーデック装置100aでは、動画像符号化部110とフレーム補間部130とは、動きベクトル検出部117に加えて、動き補償部118も共用する。これにより、さらに、ハードウェア資源を節約することができる。
また、図6は、本実施の形態の動画像コーデック装置のさらに異なる変形例を示すブロック図である。同図の動画像コーデック装置100bには、図1に示す装置の動きベクトル検出部117の代わりに、動きベクトル検出部151が加えられている。動画像符号化部110とフレーム補間部130とは、動きベクトル検出部151を共有する。さらに、動画像符号化部110は、新たに高精度動きベクトル検出部152を備える。
動きベクトル検出部151は、フレームメモリ116から読み出した動画像フレーム間の動きベクトルを検出する。動きベクトル検出部151は、例えば、整数精度の動きベクトルを検出する。
高精度動きベクトル検出部152は、動きベクトル検出部151によって検出される動きベクトルより精度が高い動きベクトルを検出する。高精度動きベクトル検出部152は、例えば、小数精度の動きベクトルを検出する。
補間フレーム生成部131は、動きベクトル検出部151から出力される動きベクトルのみを用いて補間フレームを生成する。
これにより、符号化時に動きベクトルの検出を2段階にすることで、より精度の高い符号化を行うことができる。さらに、補間フレームの生成に必要以上に詳細な精度を有する動きベクトルを利用せずに、必要な精度を有する動きベクトルを利用することができる。
また、図7は、本実施の形態の動画像コーデック装置のさらに異なる変形例を示すブロック図である。同図の動画像コーデック装置100cには、図1に示す装置の動きベクトル検出部117の代わりに、動きベクトル検出部161が加えられている。動画像符号化部110とフレーム補間部130とは、動きベクトル検出部161を共有する。さらに、フレーム補間部130は、新たに詳細動きベクトル検出部162を備える。
動きベクトル検出部161は、フレームメモリ116から読み出した動画像フレーム間の動きベクトルを検出する。動きベクトル検出部161は、例えば、ブロック単位で動きベクトルを検出する。
詳細動きベクトル検出部162は、動きベクトル検出部161によって検出される動きベクトルを利用して、さらに詳細な動きを示す動きベクトルを検出する。詳細動きベクトル検出部162は、例えば、画素単位で動きベクトルを検出する。
補間フレーム生成部131は、詳細動きベクトルを用いて補間フレームを生成する。
これにより、補間フレーム生成時には、実際の動きにより近い動きベクトルを検出し利用することができる。したがって、より画質の良い補間フレームを生成することができる。
以上、本発明の動画像コーデック装置及び動画像コーデック方法について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を当該実施の形態に施したものや、実施の形態の別形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
例えば、本実施の形態では、動画像コーデック装置100は、符号化モードと補間フレーム生成モードとの2つの動作モードがある場合について説明したが、これら2つのモードは、動きベクトル検出処理を除いて並列化してもよい。
具体的には、コスト導出方式変更部140は、動きベクトル検出部117が符号化処理中の動きベクトル検出処理を行うのか、補間フレーム生成処理中の動きベクトル検出処理を行うのかに従って、コスト導出方式を決定してもよい。すなわち、動きベクトル検出部117が符号化処理中の動きベクトル検出処理を行う場合は、符号量を重視するコスト導出方式(例えば、式2)を選択する。あるいは、動きベクトル検出部117が補間フレーム生成処理中の動きベクトル検出処理を行う場合は、相関を重視するコスト導出方式(例えば、式1)を選択する。
図8は、コスト導出方式変更部140と動きベクトル検出部117との動作の一例を示すフローチャートである。
動きベクトル検出処理を行う場合、コスト導出方式変更部140は、動きベクトル検出処理が、補間フレーム生成処理中の動きベクトル検出処理であるか、又は、符号化処理中の動きベクトル検出処理であるかを判定する(S201)。
動きベクトル検出処理が、補間フレーム生成処理中である場合(S201で“補間フレーム生成”)、コスト導出方式変更部140は、式1に示すような相関重視のコスト導出方式を選択する(S202)。動きベクトル検出処理が、符号化処理中である場合(S201で“符号化”)、コスト導出方式変更部140は、式2に示すような符号量重視のコスト導出方式を選択する(S203)。コスト導出方式変更部140は、選択したコスト導出方式に変更するための制御信号を動きベクトル検出部117に出力する。
動きベクトル検出部117は、コスト導出方式変更部140から入力される制御信号に従ってコスト導出方式を決定し、決定したコスト導出方式に従って動きベクトルを検出する(S204)。
これにより、符号化処理と補間フレーム生成処理とで兼用される動きベクトル検出処理以外の処理を並列化することができる。つまり、動画像コーデック装置100は、符号化処理と補間フレーム生成処理とのいずれか一方しか実行できないのではなく、符号化処理と補間フレーム生成処理とを並列化することができる。例えば、カメラなどで撮影することで得られる画像データを符号化して記録すると同時に、補間フレームを生成して再生するように、符号化処理と補間フレーム生成処理とを並列化することができる。
なお、本実施の形態で用いたコスト導出方式は、式1及び式2に限らず、符号化及び復号化・補間フレーム生成に適した動きベクトルが検出可能な導出方式であればいかなる方式でもよい。
また、本実施の形態では、動きベクトル検出部117は、複数のコスト導出方式を保持しており、コスト導出方式変更部140から入力される制御信号に基づいて切り替えられたコスト導出方式に従って動きベクトルの検出を行う構成とした。これに対して、コスト導出方式変更部140が複数のコスト導出方式を保持しており、動きベクトル検出部117に動作モードに応じて適したコスト導出方式を出力する構成としてもよい。この場合、動きベクトル検出部117は、入力されたコスト導出方式に従って動きベクトルの検出を行う。
また、本実施の形態では、動きベクトル検出部117はコスト導出方式が示すコストが最小となる動きベクトルを検出する構成とした。これに対して、コストの閾値を定めることで、定めた閾値より小さい動きベクトルを検出する構成としてもよい。
また、図6及び図7に示す動画像コーデック装置の変形例では、動きベクトルの検出を2段階とした。これに対して、2段階以上の動きベクトルの検出を行い、1段階以上の動きベクトルの検出機能を符号化時と補間フレーム生成時とで共有してもよい。
また、図7の動画像コーデック装置100では、動きベクトルの検出をブロック単位と画素単位との2段階とした。これはあくまで一例であって、例えば、1段階目の動きベクトルの検出を8×8のブロック単位で行い、2段階目の動きベクトルの検出を4×4のブロック単位で行ってもよい。すなわち、1段階目より詳細な動きを示す動きベクトルを2段階目で検出する構成であればいかなる構成でもよい。
また、本発明は、上述したように、動画像コーデック装置及び動画像コーデック方法として実現できるだけではなく、本実施の形態の動画像コーデック方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現してもよい。また、当該プログラムを記録するコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体として実現してもよい。さらに、当該プログラムを示す情報、データ又は信号として実現してもよい。そして、これらプログラム、情報、データ及び信号は、インターネットなどの通信ネットワークを介して配信されてもよい。
また、本発明は、動画像コーデック装置を構成する構成要素の一部又は全部を、1個のシステムLSIから構成してもよい。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM及びRAMなどを含んで構成されるコンピュータシステムである。
本発明の動画像コーデック装置及びその方法は、復号化時に補間フレームを生成するコーデック装置に利用でき、特に図9A又は図9Bに示すように、滑らかなスロー再生を実現するデジタルビデオカメラや、時間軸上の動画像の解像度を向上させて液晶ディスプレイに表示するデジタルテレビなどに利用することができる。
本実施の形態の動画像コーデック装置の構成を示すブロック図である。 コスト導出方式変更部の動作を示すフローチャートである。 動作モードとコスト導出方式との関係の一例を示す図である。 コスト導出方式の差異に基づく動きベクトルの選択を説明する図である。 本実施の形態の動画像コーデック装置の変形例を示すブロック図である。 本実施の形態の動画像コーデック装置の変形例を示すブロック図である。 本実施の形態の動画像コーデック装置の変形例を示すブロック図である。 コスト導出方式変更部と動きベクトル検出部との動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の動画像コーデック装置を備えるテレビの例を示す図である。 本発明の動画像コーデック装置を備えるカメラの例を示す図である。 スロー再生を目的とした補間フレーム生成に関する概念図である。 高フレームレートを目的とした補間フレーム生成に関する概念図である。 従来の補間フレーム生成装置の構成を示すブロック図である。
100、100a、100b、100c 動画像コーデック装置
110 動画像符号化部
111、211 差分器
112、212 直交変換・量子化部
113、213 可変長符号化部
114、214 逆直交変換・逆量子化部
115、215 加算器
116、216 フレームメモリ
117、151、161、217 動きベクトル検出部
118 動き補償部
120 動画像復号化部
130 フレーム補間部
131 補間フレーム生成部
140 コスト導出方式変更部
152 高精度動きベクトル検出部
162 詳細動きベクトル検出部
210 符号化装置
220 復号化装置
230 補間フレーム作成装置
231 補間フレーム作成部

Claims (9)

  1. 動画像データを符号化及び復号化し、復号化時に補間フレームを生成する動画像コーデック装置であって、
    予め定められた導出方式に従って、画像間の相関を評価するための評価値を導出し、導出した評価値を用いて前記動画像データの第1動きベクトルを検出する第1動きベクトル検出部と、
    前記第1動きベクトルを用いて前記動画像データを符号化し、符号化ストリームを出力する符号化部と、
    前記符号化ストリームを復号化し、前記復号化により生成された動画像フレームを出力する復号化部と、
    前記第1動きベクトルと前記動画像フレームとを用いて補間フレームを生成するフレーム補間部と、
    符号化処理中の動きベクトル検出処理及び補間フレーム生成処理中の動きベクトル検出処理のいずれが実行されているかに応じて前記導出方式を変更する導出方式変更部とを備え、
    前記第1動きベクトル検出部は、前記符号化処理と前記補間フレーム生成処理とで兼用され、前記導出方式変更部によって変更された導出方式に従って前記評価値を導出し、導出した前記評価値を用いて前記第1動きベクトルを検出し、
    前記導出方式は、
    前記第1動きベクトルの符号量に関する前記評価値を導出するための第1導出方式と、
    前記第1動きベクトルの検出に用いられる動画像フレーム間の相関に関する前記評価値を導出するための第2導出方式とを含み、
    前記導出方式変更部は、前記符号化処理が実行されている場合は、前記第1導出方式を選択し、前記補間フレーム生成処理が実行されている場合は、前記第2導出方式を選択する
    ことを特徴とする動画像コーデック装置。
  2. 前記第1導出方式では、前記符号量が小さいほど前記評価値が小さくなり、
    前記第2導出方式では、前記相関が高いほど前記評価値が小さくなり、
    前記第1動きベクトル検出部は、前記導出方式変更部により選択された導出方式に従って導出される評価値が小さくなる第1動きベクトルを検出する
    ことを特徴とする請求項記載の動画像コーデック装置。
  3. 前記動画像コーデック装置は、さらに、
    前記符号化処理と前記補間フレーム生成処理とで兼用され、前記第1動きベクトルに基づいて動き補償画像フレームを生成する動き補償部を備え、
    前記符号化部は、さらに、前記動き補償画像フレームを用いて前記動画像データを符号化し、
    前記復号化部は、さらに、前記動き補償画像フレームを用いて補間フレームを生成する
    ことを特徴とする請求項記載の動画像コーデック装置。
  4. 前記動画像コーデック装置は、さらに、
    前記第1動きベクトルより詳細な動きを示す第2動きベクトルを検出する第2動きベクトル検出部を備え、
    前記フレーム補間部は、前記第2動きベクトルを用いて補間フレームを生成する
    ことを特徴とする請求項記載の動画像コーデック装置。
  5. 前記第1動きベクトル検出部は、ブロック単位の動きベクトルを検出し、
    前記第2動きベクトル検出部は、画素単位の動きベクトルを検出する
    ことを特徴とする請求項記載の動画像コーデック装置。
  6. 前記動画像コーデック装置は、さらに、
    前記第1動きベクトルより高精度な第3動きベクトルを検出する第3動きベクトル検出部を備え、
    前記符号化部は、前記第3動きベクトルを用いて前記動画像データを符号化する
    ことを特徴とする請求項記載の動画像コーデック装置。
  7. 動画像データを符号化及び復号化し、復号化時に補間フレームを生成する動画像コーデック方法であって、
    予め定められた導出方式に従って、画像間の相関を評価するための評価値を導出し、導出した評価値を用いて前記動画像データの第1動きベクトルを検出する第1動きベクトル検出ステップと、
    前記第1動きベクトルを用いて前記動画像データを符号化し、符号化ストリームを出力する符号化ステップと、
    前記符号化ストリームを復号化し、前記復号化により生成された動画像フレームを出力する復号化ステップと、
    前記第1動きベクトルと前記動画像フレームとを用いて補間フレームを生成するフレーム補間ステップと、
    符号化処理中の動きベクトル検出処理及び補間フレーム生成処理中の動きベクトル検出処理のいずれが実行されているかに応じて前記導出方式を変更する導出方式変更ステップとを含み、
    前記第1動きベクトル検出ステップでは、
    前記導出方式変更ステップで変更された導出方式に従って前記評価値を導出し、導出した前記評価値を用いて前記第1動きベクトルを検出し、
    前記導出方式は、
    前記第1動きベクトルの符号量に関する前記評価値を導出するための第1導出方式と、
    前記第1動きベクトルの検出に用いられる動画像フレーム間の相関に関する前記評価値を導出するための第2導出方式とを含み、
    前記導出方式変更ステップでは、前記符号化処理が実行されている場合は、前記第1導出方式を選択し、前記補間フレーム生成処理が実行されている場合は、前記第2導出方式を選択する
    ことを特徴とする動画像コーデック方法。
  8. 動画像データを符号化及び復号化し、復号化時に補間フレームを生成する動画像コーデック装置のためのプログラムであって、
    予め定められた導出方式に従って、画像間の相関を評価するための評価値を導出し、導出した評価値を用いて前記動画像データの第1動きベクトルを検出する第1動きベクトル検出ステップと、
    前記第1動きベクトルを用いて前記動画像データを符号化し、符号化ストリームを出力する符号化ステップと、
    前記符号化ストリームを復号化し、前記復号化により生成された動画像フレームを出力する復号化ステップと、
    前記第1動きベクトルと前記動画像フレームとを用いて補間フレームを生成するフレーム補間ステップと、
    符号化処理中の動きベクトル検出処理及び補間フレーム生成処理中の動きベクトル検出処理のいずれが実行されているかに応じて前記導出方式を変更する導出方式変更ステップとを含み、
    前記第1動きベクトル検出ステップでは、
    前記導出方式変更ステップで変更された導出方式に従って前記評価値を導出し、導出した前記評価値を用いて前記第1動きベクトルを検出し、
    前記導出方式は、
    前記第1動きベクトルの符号量に関する前記評価値を導出するための第1導出方式と、
    前記第1動きベクトルの検出に用いられる動画像フレーム間の相関に関する前記評価値を導出するための第2導出方式とを含み、
    前記導出方式変更ステップでは、前記符号化処理が実行されている場合は、前記第1導出方式を選択し、前記補間フレーム生成処理が実行されている場合は、前記第2導出方式を選択する
    ことをコンピュータに実行させるプログラム。
  9. 動画像データを符号化及び復号化し、復号化時に補間フレームを生成する集積回路であって、
    予め定められた導出方式に従って、画像間の相関を評価するための評価値を導出し、導出した評価値を用いて前記動画像データの第1動きベクトルを検出する第1動きベクトル検出部と、
    前記第1動きベクトルを用いて前記動画像データを符号化し、符号化ストリームを出力する符号化部と、
    前記符号化ストリームを復号化し、前記復号化により生成された動画像フレームを出力する復号化部と、
    前記第1動きベクトルと前記動画像フレームとを用いて補間フレームを生成するフレーム補間部と、
    符号化処理中の動きベクトル検出処理及び補間フレーム生成処理中の動きベクトル検出処理のいずれが実行されているかに応じて前記導出方式を変更する導出方式変更部とを備え、
    前記第1動きベクトル検出部は、前記符号化処理と前記補間フレーム生成処理とで兼用され、前記導出方式変更部によって変更された導出方式に従って前記評価値を導出し、導出した前記評価値を用いて前記第1動きベクトルを検出し、
    前記導出方式は、
    前記第1動きベクトルの符号量に関する前記評価値を導出するための第1導出方式と、
    前記第1動きベクトルの検出に用いられる動画像フレーム間の相関に関する前記評価値を導出するための第2導出方式とを含み、
    前記導出方式変更部は、前記符号化処理が実行されている場合は、前記第1導出方式を選択し、前記補間フレーム生成処理が実行されている場合は、前記第2導出方式を選択する
    ことを特徴とする集積回路。
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