JP5144469B2 - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は撮像装置及びその制御方法に係り、特に、複数の撮像手段を用いて高速にブラケティング撮影を行う撮像装置及びその制御方法に関する。
撮像装置において、撮影条件を少しずつ変えて同一シーンを複数回連続して撮影することにより、ユーザが後から気に入った画像を選択して適切な画像を得るブラケティング撮影機能が知られている。例えば、露出のブラケティング撮影を行う撮像装置であれば、絞りを少しずつ変化させて複数回連続して撮影することにより、同一シーンの画像であって、露出の異なる複数の画像を得ることができる。特許文献1には、ブラケティング撮影を行う際に、使用者に所望の撮影シーンを複数選択させ、その後撮影指示に応答して異なる撮影条件で撮影を行い、画質が多様に変化した複数枚の画像撮影を行う技術が記載されている。特許文献1の技術によれば、ブラケティング撮影を行う際の使い勝手を大幅に向上させることが可能となる。
特開2008−167273号公報
また、複数の撮像手段を備えた複眼撮像装置が知られている。しかしながら、複眼撮像装置の複数の撮像手段を有効に用いてブラケティング撮影を行う技術について開示しているものはない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、複数の撮像手段を用いて高速にブラケティング撮影を行う撮像装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために請求項に記載の撮像装置は、第1の撮像手段と第2の撮像手段を備えた撮像装置において、至近合焦位置から無限遠合焦位置までの合焦可能範囲を至近側の範囲と無限遠側の範囲に分割する分割手段と、前記第1の撮像手段により前記至近側の範囲において焦点位置を変更して順次画像を撮影することにより複数の画像を取得する第1のブラケティング撮影手段と、前記第2の撮像手段により前記無限遠側の範囲において焦点位置を変更して順次画像を撮影することにより複数の画像を取得する第2のブラケティング撮影手段と、前記第1の撮像手段と前記第2の撮像手段との画角差分をキャンセルするように前記取得した複数の画像の画角を補正する手段とを備え、前記第1のブラケティング撮影手段は、前記至近側の範囲のうち最も無限遠合焦位置側に近い合焦位置から至近合焦位置に向かって前記第1の撮像手段の焦点位置を変更し、前記第2のブラケティング撮影手段は、前記無限遠側の範囲のうち最も至近合焦位置側に近い合焦位置から無限遠合焦位置に向かって前記第2の撮像手段の焦点位置を変更することを特徴とする。
本願発明によれば、至近合焦位置から無限遠合焦位置までの合焦可能範囲を至近側の範囲と無限遠側の範囲に分割し、第1の撮像手段により至近側の範囲において焦点位置を変更して順次画像を撮影することにより複数の画像を取得し、第2の撮像手段により無限遠側の範囲において焦点位置を変更して順次画像を撮影することにより複数の画像を取得し、第1の撮像手段と第2の撮像手段との画角差分をキャンセルするように取得した複数の画像の画角を補正するようにしたので、2つの撮像手段を用いて高速にフォーカスブラケティング撮影を行うことができる。
これにより、自然なブラケティング撮影画像を取得することができる。
請求項に示すように請求項に記載の撮像装置において、前記分割手段は、前記第1の撮像手段のフォーカスレンズの移動量と前記第2の撮像手段のフォーカスレンズの移動量とが均等になるように前記合焦可能範囲を分割することを特徴とする。
これにより、適切に合焦位置を分担することができる。
請求項に示すように請求項1又は2に記載の撮像装置において、前記複数の画像の画角を補正する手段は、前記第1の撮像手段で撮影される画像と前記第2の撮像手段で撮影される画像との共通部分をトリミングして前記複数の画像の画角差分をキャンセルすることを特徴とする。
これにより、適切に取得した複数の画角差分をキャンセルすることができる。
前記目的を達成するために請求項に記載の撮像装置は、第1の撮像手段と第2の撮像手段を備えた撮像装置において、広角から望遠までの焦点距離変更可能範囲を広角側と望遠側に分割する分割手段と、前記第1の撮像手段により、前記広角側の焦点距離変更可能範囲において焦点距離を変更して順次画像を撮影することにより複数の画像を取得する第1のブラケティング撮影手段と、前記第2の撮像手段により、前記望遠側の焦点距離変更可能範囲において焦点距離を変更して順次画像を撮影することにより複数の画像を取得する第2のブラケティング撮影手段と、前記第1の撮像手段と前記第2の撮像手段との画角差分をキャンセルするように前記取得した複数の画像の画角を補正する手段とを備え、前記第1のブラケティング撮影手段は、前記広角側の焦点距離変更可能範囲のうち最も望遠側の焦点距離から広角側に向かって前記第1の撮像手段の焦点距離を変更し、前記第2のブラケティング撮影手段は、前記望遠側の焦点距離変更可能範囲内のうち最も広角側の焦点距離から望遠側に向かって前記第2の撮像手段の焦点距離を変更することを特徴とする。
本発明によれば、広角から望遠までの焦点距離変更可能範囲を広角側と望遠側に分割し、第1の撮像手段により広角側の焦点距離変更可能範囲において焦点距離を変更して順次画像を撮影することにより複数の画像を取得し、第2の撮像手段により望遠側の焦点距離変更可能範囲において焦点距離を変更して順次画像を撮影することにより複数の画像を取得し、第1の撮像手段と第2の撮像手段との画角差分をキャンセルするように取得した複数の画像の画角を補正するようにしたので、2つの撮像手段を用いて高速にズームブラケティング撮影を行うことができる。
これにより、自然なブラケティング撮影画像を取得することができる。
請求項に示すように請求項に記載の撮像装置において、前記分割手段は、前記第1の撮像手段のズームレンズの移動量と前記第2の撮像手段のズームレンズの移動量とが均等になるように前記焦点距離変更可能範囲を分割することを特徴とする。
これにより、適切に焦点距離を分担することができる。
請求項に示すように請求項4又は5に記載の撮像装置において、前記複数の画像の画角を補正する手段は、前記第1の撮像手段の焦点距離と前記第2の撮像手段の焦点距離とが同一の場合に撮影される画像の共通部分を中心とする画像となるように前記複数の画像の画角差分をキャンセルすることを特徴とする。
これにより、適切に取得した複数の画角差分をキャンセルすることができる。
前記目的を達成するために請求項に記載の撮像装置の制御方法において、第1の撮像手段と第2の撮像手段を備えた撮像装置の制御方法において、至近合焦位置から無限遠合焦位置までの合焦可能範囲を至近側の範囲と無限遠側の範囲に分割する分割工程と、前記第1の撮像手段により前記至近側の範囲において焦点位置を変更して順次画像を撮影することにより複数の画像を取得する第1のブラケティング撮影工程と、前記第2の撮像手段により前記無限遠側の範囲において焦点位置を変更して順次画像を撮影することにより複数の画像を取得する第2のブラケティング撮影工程と、前記第1の撮像手段と前記第2の撮像手段との画角差分をキャンセルするように前記取得した複数の画像の画角を補正する工程とを備え、前記第1のブラケティング撮影工程は、前記至近側の範囲のうち最も無限遠合焦位置側に近い合焦位置から至近合焦位置に向かって前記第1の撮像手段の焦点位置を変更し、前記第2のブラケティング撮影工程は、前記無限遠側の範囲のうち最も至近合焦位置側に近い合焦位置から無限遠合焦位置に向かって前記第2の撮像手段の焦点位置を変更することを特徴とする
前記目的を達成するために請求項に記載の撮像装置の制御方法において、第1の撮像手段と第2の撮像手段を備えた撮像装置の制御方法において、広角から望遠までの焦点距離変更可能範囲を広角側と望遠側に分割する分割工程と、前記第1の撮像手段により、前記広角側の焦点距離変更可能範囲において焦点距離を変更して順次画像を撮影することにより複数の画像を取得する第1のブラケティング撮影工程と、前記第2の撮像手段により、前記望遠側の焦点距離変更可能範囲において焦点距離を変更して順次画像を撮影することにより複数の画像を取得する第2のブラケティング撮影工程と、前記第1の撮像手段と前記第2の撮像手段との画角差分をキャンセルするように前記取得した複数の画像の画角を補正する工程とを備え、前記第1のブラケティング撮影工程は、前記広角側の焦点距離変更可能範囲のうち最も望遠側の焦点距離から広角側に向かって前記第1の撮像手段の焦点距離を変更し、前記第2のブラケティング撮影工程は、前記望遠側の焦点距離変更可能範囲内のうち最も広角側の焦点距離から望遠側に向かって前記第2の撮像手段の焦点距離を変更することを特徴とする。
本願発明によれば、至近合焦位置から無限遠合焦位置までの合焦可能範囲を至近側と無限遠側に分割し、撮像手段毎に各分割された範囲において焦点位置を変更して順次画像を撮影することにより複数の画像を取得し、各撮像手段の画角差分をキャンセルするように取得した複数の画像の画角を補正するようにしたので、2つの撮像手段を用いて高速にフォーカスブラケティング撮影を行うことができる。
また、本発明によれば、広角から望遠までの焦点距離変更可能範囲を複数の撮像手段の数に分割し、撮像手段毎に割り当てられた範囲において焦点距離を変更して順次画像を撮影することにより複数の画像を取得すし、撮像手段毎の画角差分をキャンセルするように複数の画像の画角を補正するようにしたので、複数の撮像手段を用いて高速にズームブラケティング撮影を行うことができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明に係るデジタルカメラ1の正面斜視図である。同図に示すように、デジタルカメラ1の筐体は、略直方体の箱状に形成されており、その正面にはレンズ11、レンズ21が設けられている。このように、デジタルカメラ1は、複数の撮像系を備えた複眼デジタルカメラであり、同一被写体を複数視点(図1では、左右2つの視点を例示)から見た立体画像を撮影可能である。
図2は、デジタルカメラ1の電気的構成の一例を示す図である。同図に示すように、デジタルカメラ1は、第1撮像光学系10、第2撮像光学系20、撮像信号処理部31、制御バス32、データバス33、メモリ制御部36、メインメモリ37、デジタル信号処理部38、圧縮伸張処理部39、積算部40、外部メモリ制御部41、記録媒体42、表示制御部43、表示部44、CPU45、操作部46、電子手振れ補正制御部50等を備えて構成される。
各部はCPU45に制御されて動作し、CPU45は、操作部46からの入力に基づき所定の制御プログラムを実行することにより、デジタルカメラ1の各部を制御する。
デジタルカメラ1は図示しないROMを備えており、ROMにはCPU45が実行する制御プログラムのほか、制御に必要な各種データ等が記録されている。CPU45は、ROMに記録された制御プログラムをメインメモリ37に読み出し、逐次実行することにより、デジタルカメラ1の各部を制御する。
なお、メインメモリ37は、SDRAMで構成されており、プログラムの実行処理領域として利用されるほか、画像データ等の一時記憶領域、各種作業領域として利用される。
操作部46は、図示しない電源ボタン、シャッターレリーズボタン、撮影モード/再生モード切替スイッチ等を備え、それぞれの操作に応じた信号をCPU45に出力する。
第1撮像光学系10は、レンズ11、レンズ駆動部12、撮像素子13、手振れ補正機構14、撮像素子駆動部15を備えている。レンズ11は、図示しないズームレンズ、フォーカスレンズ、絞り、及びメカシャッタを含み、レンズ駆動部12に駆動されて、ズーミング、フォーカシング、絞りの開口量(F値)変更、及びメカシャッタの開閉を行う。
撮像素子13は、レンズ11の後段に配置されており、レンズ11を透過した被写体光を受光する。
CCD13の受光面には図示しない多数の受光素子が二次元的に配列されており、各受光素子に対応して図示しない赤(R)、緑(G)、青(B)の原色カラーフィルタが所定の配列構造で配置されている。受光面上に結像された被写体光は、各受光素子によって電気信号に変換され、蓄積される。
各受光素子に蓄積された電気信号は、図示しない垂直転送路に読み出される。垂直転送路は、この信号を撮像素子駆動部15から供給されるクロックに同期して、1ラインずつ図示しない水平転送路に転送する。さらに水平転送路は、垂直転送路から転送された1ライン分の信号を、撮像素子駆動部15から供給されるクロックに同期して撮像信号処理部31へ出力する。
なお、画像信号の出力は、デジタルカメラ1が撮影モードにセットされると開始される。即ち、デジタルカメラ1が撮影モードにセットされると、表示部44にスルー画像を表示するため、画像信号の出力が開始される。このスルー画像用の画像信号の出力は、本撮影の指示が行われると一旦停止され、本撮影が終了すると再度開始される。なお、本撮影終了時には、一定時間、表示部44に本撮影された撮影画像が表示される(ポストビュー)。ユーザは、ポストビューを確認することにより、撮影画像が適切に撮影できたか否かを確認することができる。
第2撮像光学系20についても、第1撮像光学系10と同様の構成となっている。レンズ21を透過した被写体光は、撮像素子23の各受光素子によって電気信号に変換され、撮像信号処理部31へ出力される。前述のスルー画像は、第2撮像光学系20で撮像された画像信号に基づいて表示してもよい。
撮像信号処理部31は、図示しない相関二重サンプリング回路(CDS)、クランプ処理回路、自動ゲインコントロール回路(AGC)、及びA/D変換器を含んで構成される。
CDSは、画像信号に含まれているノイズの除去を行う。クランプ処理回路は、暗電流成分を除去する処理を行う。さらに、AGCは、暗電流成分が除去された画像信号を、設定された撮影感度(ISO感度)に応じた所定のゲインで増幅する。所要の信号処理が施されたアナログの画像信号は、A/D変換器において所定ビットの階調幅を持ったデジタルの画像信号に変換される。この画像信号は、いわゆるRAWデータであり、画素毎にR、G、Bの濃度を示す階調値を有している。このデジタルの画像信号は、データバス33、メモリ制御部36を介してメインメモリ37に格納される。
制御バス32、データバス33には、メモリ制御部36のほか、デジタル信号処理部38、圧縮伸張処理部39、積算部40、外部メモリ制御部41、表示制御部43、電子手振れ補正制御部50等が接続されており、これらは制御バス32の制御信号に基づいて、データバス33を介して互いに情報を送受信できるようにされている。
デジタル信号処理部38は、メインメモリ37に格納されたR、G、Bの各色の画像信号に対して所定の信号処理を施し、輝度信号Yと色差信号Cr、Cbとからなる画像信号(Y/C信号)を生成する。
圧縮伸張処理部39は、CPU45からの圧縮指令に従い、入力された輝度信号Yと色差信号Cr、Cbとからなる画像信号(Y/C信号)に所定形式(たとえば、JPEG)の圧縮処理を施し、圧縮画像データを生成する。また、CPU45からの伸張指令に従い、入力された圧縮画像データに所定形式の伸張処理を施して、非圧縮の画像データを生成する。
積算部40は、CPU45の指令に従い、メインメモリ37に格納されたR、G、Bの画像信号を取り込み、AE制御に必要な積算値を算出する。CPU45は、積算値から輝度値を算出し、輝度値から露出値を求める。また露出値から所定のプログラム線図に従って、絞り値及びシャッタースピードを決定する。
外部メモリ制御部41は、CPU45からの指令に従い、記録媒体42に対してデータの読み/書きを制御する。なお、記録媒体42は、メモリカードのようにデジタルカメラ1の本体に対して着脱自在なものでもよいし、デジタルカメラ1の本体に内蔵されたものでもよい。着脱自在とする場合は、デジタルカメラ1の本体にカードスロットを設け、このカードスロットに装填して使用する。
表示制御部43は、CPU45からの指令に従い、表示部44への表示を制御する。表示部44は、動画(スルー画像)を表示して電子ビューファインダとして使用できるとともに、撮影した記録前の画像(ポストビュー画像)や記録媒体42から読み出した再生画像等を表示することができる液晶モニタである。
電子手振れ補正制御部50は、第1撮像光学系10、及び第2撮像光学系20のそれぞれにおいて撮影された複数の画像のフレーム間の動きベクトルを検出し、検出した動きベクトルに応じて画像の切り出しを行うことにより、手振れを除去した複数の画像を取得する。また、後述するブラケティング撮影時においては、第1撮像光学系10で撮影された画像と第2撮像光学系20で撮影された画像との画角差分をシフトさせ、画角修正した画像を生成する。
<第1の実施の形態>
次に、図3を用いて、第1の実施の形態のデジタルカメラ1のフォーカスブラケティング撮影の動作について説明する。
デジタルカメラ1は、操作部46により電源がオンされ、撮影モードに設定されると、撮像素子13から画像信号の出力が開始され、表示部44にスルー画像の表示を開始する。ユーザは、この表示部44に表示されたスルー画像を見ながら構図を決定することができる。スルー画像の撮影については、電子手振れ補正制御部50により手振れの補正が行われる。
また、ユーザは、操作部46により、デジタルカメラ1をフォーカスブラケティング撮影モードに設定することが可能である(ステップS1)。フォーカスブラケティング撮影モードは、1回のシャッターレリーズ操作で合焦位置の異なる複数の画像(平面画像)を撮影するモードである。
CPU45は、デジタルカメラ1がフォーカスブラケティング撮影モードに設定されると、電子手振れ補正制御部50を停止させて電子手振れ補正機能をオフする(ステップS2)。
その後、ユーザにより操作部46の図示しないシャッターレリーズボタンが操作されると、フォーカスブラケット撮影を開始する(ステップS3)。フォーカスブラケット撮影は、1回のシャッターレリーズ操作に連動して所定の時間間隔で連続して、第1撮像光学系10と第2撮像光学系20において同時に行う。また、それぞれの撮像光学系において、撮影ごとに図示しないフォーカスレンズを移動して合焦位置を変更して、合焦位置の異なる複数の撮影画像を取得する。
デジタルカメラ1は、フォーカスブラケット撮影が開始されると、図4に示すように、第1撮像光学系10のフォーカスレンズを最もnear側(至近側)に合焦する位置へ移動させ、第2撮像光学系20のフォーカスレンズを最もinf側(無限遠側)に合焦する位置へ移動させる(ステップS4)。
次に、それぞれの撮像光学系において、本撮影を行う(ステップS5)。第1撮像光学系10の本撮影のタイミングと第2撮像光学系20の本撮影のタイミングは、同時でもよいし、時間をずらしてもよい。
電子手振れ補正制御部50は、それぞれの撮像光学系で本撮影された画像について画角差分をキャンセルするように画角修正を行う(ステップS6)。図5に示すように、第1撮像光学系10で撮影される画像と第2撮像光学系20で撮影される画像には、視差による画角差が発生する。これらの画像の共通部分を抽出してトリミングを行うことにより、単一の撮像光学系で撮影された画像と同様にすることができる。第1撮像光学系10と第2撮像光学系20の焦点距離と画角差の補正量(トリミング部分)との関係は、予めメインメモリ37に記憶されており、電子手振れ補正制御部50は、焦点距離に応じた補正量でそれぞれの画像をトリミングすることにより、それぞれの画像の画角修正を行う。このとき、画角修正した画像に対して、アスペクト比を調整してもよい。
CPU45は、この画角修正された複数の画像を外部メモリ制御部41を介して記録媒体42に記録する(ステップS7)。
次に、規定枚数の撮影が行われたか否かを判定する(ステップS8)。規定枚数に足りない場合は、図4に示すように、第1撮像光学系10のフォーカスレンズを所定量だけ無限遠側の合焦位置へ移動させ、かつ第2撮像光学系20のフォーカスレンズを所定量だけ至近側の合焦位置へ移動させた後(ステップS9)、ステップS5に戻り、それぞれの撮像光学系において本撮影を行う。フォーカスレンズの移動量(所定量)やブラケティングの規定枚数は、予め決められていてもよいし、ユーザが自由に設定できるように構成してもよい。いずれにおいても、第1撮像光学系10のフォーカスレンズの合焦位置と第2撮像光学系20のフォーカスレンズの合焦位置との差が、各フォーカスレンズの移動量(所定量)以下になるまで処理を繰り返すことが好ましい。
規定枚数の撮影が終了したと判断すると(ステップS8)、CPU45は、電子手振れ補正機能をオンにしてから(ステップS10)処理を終了する。
このように、複眼の撮像装置において、撮像光学系ごとに合焦可能範囲を分担し、各撮像光学系において、分担された合焦可能範囲において、所定量ずつ合焦位置をずらして撮影を行うことにより、撮像光学系の数だけブラケティング撮影に要する時間を半減させることが可能となる。また、それぞれの画像を画角修正することで、単一の撮像光学系でブラケティング撮影を行った場合と同様な、自然なブラケティング撮影画像を得ることができる。
また、第1撮像光学系10では至近側から中心部へ合焦位置を変更し、第2撮像光学系20では無限遠側から中心部へ合焦位置を変更してブラケティング撮影することで、中心部におけるそれぞれの撮像光学系での撮影のタイミングが近くなるため、被写体が動いている場合であっても、単一の撮像光学系でブラケティング撮影を行った場合と同様な、自然なブラケティング撮影画像を得ることができる。
なお、デジタルカメラ1がフォーカスブラケティング撮影モードに設定された場合のスルー画像は、第1撮像光学系10で撮影された画像と撮像光学系20で撮影された画像とから電子手振れ補正制御部50が焦点距離に応じた共通部分を抽出し、この共通部分を表示部44に表示するスルー画像としてもよい。このように構成することで、ユーザは、フォーカスブラケット撮影を行う画角で構図を決定することができる。
<第2の実施の形態>
次に、図6を用いて、第2の実施の形態のデジタルカメラ1のフォーカスブラケティング撮影の動作について説明する。同図のフローチャートの説明は、図3に示したフローチャートと異なる部分のみ行い、同じ処理の部分は省略する。
第2の実施の形態のデジタルカメラ1は、フォーカスブラケティング撮影が開始されると、図7に示すように、第1撮像光学系10のフォーカスレンズと第2撮像光学系20のフォーカスレンズとをそれぞれのフォーカスレンズの移動可能範囲の中間へ移動させる(ステップS11)。
それぞれの撮像光学系において本撮影を行い、規定枚数の撮影が行われたか否かを判定する(ステップS8)。規定枚数に足りない場合は、図7に示すように、第1撮像光学系10のフォーカスレンズを所定量だけ至近側の合焦位置へ移動させ、かつ第2撮像光学系20のフォーカスレンズを所定量だけ無限遠側の合焦位置へ移動させた後(ステップS12)、ステップS5に戻り、それぞれの撮像光学系において本撮影を行う。
第1の実施の形態と同様に、フォーカスレンズの移動量(所定量)やブラケティングの規定枚数は、予め決められていてもよいし、ユーザが自由に設定できるように構成してもよい。いずれにしろ、第1撮像光学系10のフォーカスレンズが最もnear側(至近側)に合焦する位置へ移動し、第2撮像光学系20のフォーカスレンズが最もinf側(無限遠側)に合焦する位置へ移動するまで処理を繰り返すことが好ましい。
このように、各撮像光学系のフォーカスレンズは、中心部から至近側及び中心部から無限遠側へ合焦位置を移動させてもよい。このように合焦位置を変更してブラケティング撮影することで、中心部におけるそれぞれの撮像光学系での撮影のタイミングが近くなるため、被写体が動いている場合であっても、単一の撮像光学系でブラケティング撮影を行った場合と同様な、自然なブラケティング撮影画像を得ることができる。
また、第1の実施の形態のように合焦位置を至近側から中心部及び無限遠側から中心部へ移動させるか、第2の実施の形態のように中心部から至近側及び中心部から無限遠側へ合焦位置を移動させるかをユーザが選択可能に構成してもよい。
第1、第2の実施の形態では、2つの撮像光学系を用いてフォーカスブラケティング撮影を行ったが、3つ以上の撮像光学系を有する撮像装置においても本発明は適用可能である。この場合は、図8に示すように、合焦可能範囲を各フォーカスレンズの移動量が均等になるように撮像光学系の数だけ分割し、それぞれの撮像光学系が分割された合焦可能範囲のうちの1つを分担し、各撮像光学系において、分担された範囲において、所定量ずつ合焦位置をずらして撮影を行えばよい。各撮像光学系のフォーカスレンズの合焦位置のスタート位置と移動方向については、適宜決めればよい。
<第3の実施の形態>
図9を用いて、第3の実施の形態のデジタルカメラ1のズームブラケティング撮影の動作について説明する。
デジタルカメラ1は、操作部46により電源がオンされ、撮影モードに設定されると、撮像素子13から画像信号の出力が開始され、表示部44にスルー画像の表示を開始する。ユーザは、この表示部44に表示されたスルー画像を見ながら構図を決定することができる。スルー画像の撮影については、電子手振れ補正制御部50により手振れの補正が行われる。
また、ユーザは、操作部46により、デジタルカメラ1をズームブラケティング撮影モードに設定することが可能である(ステップS21)。ズームブラケティング撮影モードは、1回のシャッターレリーズ操作で焦点距離の異なる複数の画像(平面画像)を撮影するモードである。
CPU45は、デジタルカメラ1がズームブラケティング撮影モードに設定されると、電子手振れ補正制御部50を停止させて電子手振れ補正機能をオフする(ステップS22)。
その後、ユーザにより操作部46の図示しないシャッターレリーズボタンが操作されると、ズームブラケット撮影を開始する(ステップS23)。ズームブラケット撮影は、1回のシャッターレリーズ操作に連動して所定の時間間隔で連続して、第1撮像光学系10と第2撮像光学系20において同時に行う。また、それぞれの撮像光学系において、撮影ごとに図示しないズームレンズを移動して焦点距離を変更して、焦点距離の異なる複数の撮影画像を取得する。
デジタルカメラ1は、ズームブラケット撮影が開始されると、図10に示すように、第1撮像光学系10のズームレンズを最もT側(望遠側)となる焦点距離に変更し、第2撮像光学系20のズームレンズを最もW側(広角側)となる焦点距離に変更する(ステップS24)。
次に、それぞれの撮像光学系において、本撮影を行う(ステップS5)。
電子手振れ補正制御部50は、それぞれの撮像光学系で本撮影された画像について画角差分をキャンセルするように画角修正を行う(ステップS26)。
画角修正を行うには、まず、基準となる焦点距離を決定し、この基準となる焦点距離でそれぞれの光学系で撮影される画像の共通部分を抽出する。基準とする焦点距離は、本ズームブラケット撮影において撮像光学系10のズームレンズの焦点距離と撮像光学系20のズームレンズの焦点距離とが同じとなる焦点距離でもよいし、その他の方法によって決めてもよい。第1撮像光学系10と第2撮像光学系20の焦点距離と画像の共通部分との関係は、予めメインメモリ37に記憶されている。
電子手振れ補正制御部50は、この抽出した部分を中心としてズームイン/ズームアウトがされているようにそれぞれの画像をトリミングし、画角修正を行う。
このように画角修正を行うことで、単一の撮像光学系でズームブラケット撮影を行ったような画像を取得することが可能となる。また、第1、第2の実施の形態のように、画角修正した画像に対して、アスペクト比を調整してもよい。
CPU45は、この画角修正された複数の画像を外部メモリ制御部41を介して記録媒体42に記録する(ステップS27)。
次に、規定枚数の撮影が行われたか否かを判定する(ステップS28)。規定枚数に足りない場合は、図10に示すように、第1撮像光学系10のズームレンズを所定量だけ広角側の焦点距離に変更し、かつ第2撮像光学系20のズームレンズを所定量だけ望遠側の焦点距離に変更させた後(ステップS9)、ステップS5に戻り、それぞれの撮像光学系において本撮影を行う。ズームレンズの移動量(所定量)やブラケティングの規定枚数は、予め決められていてもよいし、ユーザが自由に設定できるように構成してもよい。いずれにおいても、第1撮像光学系10のズームレンズの焦点距離と第2撮像光学系20のズームレンズの焦点距離との差が、各ズームレンズの移動量(所定量)以下になるまで処理を繰り返すことが好ましい。
規定枚数の撮影が終了したと判断すると(ステップS28)、CPU45は、電子手振れ補正機能をオンにしてから(ステップS10)処理を終了する。
このように、複眼の撮像装置において、撮像光学系ごとに焦点距離変更可能範囲を分担し、各撮像光学系において、分担された焦点距離変更可能範囲において、所定量ずつ焦点距離をずらして撮影を行うことにより、撮像光学系の数だけブラケティング撮影に要する時間を半減させることが可能となる。また、それぞれの画像を画角修正することで、同一撮像光学系でブラケティング撮影を行った場合と同様な、自然なブラケティング撮影画像を得ることができる。
また、第1撮像光学系10では望遠側から中心部へ焦点距離を変更し、第2撮像光学系20では広角側から中心部へ焦点距離を変更してブラケティング撮影することで、中心部におけるそれぞれの撮像光学系での撮影のタイミングが近くなるため、被写体が動いている場合であっても、単一の撮像光学系でブラケティング撮影を行った場合と同様な、自然なブラケティング撮影画像を得ることができる。
なお、デジタルカメラ1がズームブラケティング撮影モードに設定された場合のスルー画像は、撮像光学系10で撮影された画像と撮像光学系20で撮影された画像とから電子手振れ補正制御部50が焦点距離に応じた共通部分を抽出し、この共通部分を表示部44に表示するスルー画像としてもよい。このように構成することで、ユーザは、ズームブラケット撮影を行う画角で構図を決定することができる。
<第4の実施の形態>
次に、図11を用いて、第4の実施の形態のデジタルカメラ1のズームブラケティング撮影の動作について説明する。同図のフローチャートの説明は、図9に示したフローチャートと異なる部分のみ行い、同じ処理の部分は省略する。
第4の実施の形態のデジタルカメラ1は、ズームブラケティング撮影が開始されると、図12に示すように、第1撮像光学系10のズームレンズと第2撮像光学系20のズームレンズとをそれぞれの移動可能範囲の中間へ移動させる(ステップS31)。
それぞれの撮像光学系において本撮影を行い、規定枚数の撮影が行われたか否かを判定する(ステップS8)。規定枚数に足りない場合は、図12に示すように、第1撮像光学系10のズームレンズを所定量だけ望遠側の焦点距離に変更し、かつ第2撮像光学系20のズームレンズを所定量だけ広角側の焦点距離に変更した後(ステップS12)、ステップS5に戻り、それぞれの撮像光学系において本撮影を行う。
第3の実施の形態と同様に、ズームレンズの移動量(所定量)やブラケティングの規定枚数は、予め決められていてもよいし、ユーザが自由に設定できるように構成してもよい。いずれにしろ、第1撮像光学系10のズームレンズが最も望遠側の焦点距離に到達し、第2撮像光学系20のズームレンズが最も広角側の焦点距離に到達するまで処理を繰り返すことが好ましい。
このように、各撮像光学系のズームレンズは、中心部から広角側及び中心部から棒縁側へ焦点距離を変更してもよい。このように焦点距離を変更してブラケティング撮影することで、中心部におけるそれぞれの撮像光学系での撮影のタイミングが近くなるため、被写体が動いている場合であっても、単一の撮像光学系でブラケティング撮影を行った場合と同様な、自然なブラケティング撮影画像を得ることができる。
また、第1の実施の形態のように広角側から中心部及び望遠側から中心部に焦点距離を変更するか、第2の実施の形態のように中心部から広角側及び中心部から望遠側へ焦点距離を変更するかをユーザが選択可能に構成してもよい。
第3、第4の実施の形態では、2つの撮像光学系を用いてズームブラケティング撮影を行ったが、3つ以上の撮像光学系を有する撮像装置においても本発明は適用可能である。この場合は、焦点距離変更可能範囲を各ズームレンズの移動量が均等になるように撮像光学系の数だけ分割し、それぞれの撮像光学系が分割された焦点距離変更可能範囲のうちの1つを分担し、各撮像光学系において、分担された範囲において、所定量ずつ焦点距離をずらして撮影を行えばよい。各撮像光学系のズームレンズの焦点距離のスタート位置と移動方向については、適宜決めればよい。
図1は、本発明に係るデジタルカメラ1の正面斜視図である。 図2は、デジタルカメラ1の電気的構成の一例を示す図である。 図3は、第1の実施の形態のデジタルカメラ1のフォーカスブラケティング撮影の動作を示すフローチャートである。 図4は、フォーカスブラケティング撮影における各撮像光学系のフォーカスレンズのスタート位置と移動方向を示す図である。 図5は、デジタルカメラ1の各撮像光学系で撮影した画像の視差による画角差を示す図である。 図6は、第2の実施の形態のデジタルカメラ1のフォーカスブラケティング撮影の動作を示すフローチャートである。 図7は、第2の実施の形態のフォーカスブラケティング撮影における各撮像光学系のフォーカスレンズのスタート位置と移動方向を示す図である。 図8は、第2の実施の形態の変形例におけるフォーカスブラケティング撮影の各撮像光学系のフォーカスレンズのスタート位置と移動方向を示す図である。 図9は、第3の実施の形態のデジタルカメラ1のズームブラケティング撮影の動作を示すフローチャートである。 図10は、第3の実施の形態におけるズームブラケティング撮影の各撮像光学系の焦点距離のスタート位置と変更方向を示す図である。 図11は、第4の実施の形態のデジタルカメラ1のズームブラケティング撮影の動作を示すフローチャートである。 図12は、第4の実施の形態におけるズームブラケティング撮影の各撮像光学系の焦点距離のスタート位置と変更方向を示す図である。
符号の説明
1…デジタルカメラ、10…第1撮像光学系、11、21…レンズ、13、23…撮像素子、14、24…手振れ補正機構、20…第2撮像光学系、44…表示部、45…CPU、50…電子手振れ補正制御部

Claims (8)

  1. 第1の撮像手段と第2の撮像手段を備えた撮像装置において、
    至近合焦位置から無限遠合焦位置までの合焦可能範囲を至近側の範囲と無限遠側の範囲に分割する分割手段と、
    前記第1の撮像手段により前記至近側の範囲において焦点位置を変更して順次画像を撮影することにより複数の画像を取得する第1のブラケティング撮影手段と、
    前記第2の撮像手段により前記無限遠側の範囲において焦点位置を変更して順次画像を撮影することにより複数の画像を取得する第2のブラケティング撮影手段と、
    前記第1の撮像手段と前記第2の撮像手段との画角差分をキャンセルするように前記取得した複数の画像の画角を補正する手段と、
    を備え
    前記第1のブラケティング撮影手段は、前記至近側の範囲のうち最も無限遠合焦位置側に近い合焦位置から至近合焦位置に向かって前記第1の撮像手段の焦点位置を変更し、
    前記第2のブラケティング撮影手段は、前記無限遠側の範囲のうち最も至近合焦位置側に近い合焦位置から無限遠合焦位置に向かって前記第2の撮像手段の焦点位置を変更することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記分割手段は、前記第1の撮像手段のフォーカスレンズの移動量と前記第2の撮像手段のフォーカスレンズの移動量とが均等になるように前記合焦可能範囲を分割することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  3. 前記複数の画像の画角を補正する手段は、前記第1の撮像手段で撮影される画像と前記第2の撮像手段で撮影される画像との共通部分をトリミングして前記複数の画像の画角差分をキャンセルすることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 第1の撮像手段と第2の撮像手段を備えた撮像装置において、
    広角から望遠までの焦点距離変更可能範囲を広角側と望遠側に分割する分割手段と、
    前記第1の撮像手段により、前記広角側の焦点距離変更可能範囲において焦点距離を変更して順次画像を撮影することにより複数の画像を取得する第1のブラケティング撮影手段と、
    前記第2の撮像手段により、前記望遠側の焦点距離変更可能範囲において焦点距離を変更して順次画像を撮影することにより複数の画像を取得する第2のブラケティング撮影手段と、
    前記第1の撮像手段と前記第2の撮像手段との画角差分をキャンセルするように前記取得した複数の画像の画角を補正する手段と、
    を備え
    前記第1のブラケティング撮影手段は、前記広角側の焦点距離変更可能範囲のうち最も望遠側の焦点距離から広角側に向かって前記第1の撮像手段の焦点距離を変更し、
    前記第2のブラケティング撮影手段は、前記望遠側の焦点距離変更可能範囲内のうち最も広角側の焦点距離から望遠側に向かって前記第2の撮像手段の焦点距離を変更することを特徴とする撮像装置。
  5. 前記分割手段は、前記第1の撮像手段のズームレンズの移動量と前記第2の撮像手段のズームレンズの移動量とが均等になるように前記焦点距離変更可能範囲を分割することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  6. 前記複数の画像の画角を補正する手段は、前記第1の撮像手段の焦点距離と前記第2の撮像手段の焦点距離とが同一の場合に撮影される画像の共通部分を中心とする画像となるように前記複数の画像の画角差分をキャンセルすることを特徴とする請求項4又は5に記載の撮像装置。
  7. 第1の撮像手段と第2の撮像手段を備えた撮像装置の制御方法において、
    至近合焦位置から無限遠合焦位置までの合焦可能範囲を至近側の範囲と無限遠側の範囲に分割する分割工程と、
    前記第1の撮像手段により前記至近側の範囲において焦点位置を変更して順次画像を撮影することにより複数の画像を取得する第1のブラケティング撮影工程と、
    前記第2の撮像手段により前記無限遠側の範囲において焦点位置を変更して順次画像を撮影することにより複数の画像を取得する第2のブラケティング撮影工程と、
    前記第1の撮像手段と前記第2の撮像手段との画角差分をキャンセルするように前記取得した複数の画像の画角を補正する工程と、
    を備え、
    前記第1のブラケティング撮影工程は、前記至近側の範囲のうち最も無限遠合焦位置側に近い合焦位置から至近合焦位置に向かって前記第1の撮像手段の焦点位置を変更し、
    前記第2のブラケティング撮影工程は、前記無限遠側の範囲のうち最も至近合焦位置側に近い合焦位置から無限遠合焦位置に向かって前記第2の撮像手段の焦点位置を変更することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  8. 第1の撮像手段と第2の撮像手段を備えた撮像装置の制御方法において、
    広角から望遠までの焦点距離変更可能範囲を広角側と望遠側に分割する分割工程と、
    前記第1の撮像手段により、前記広角側の焦点距離変更可能範囲において焦点距離を変更して順次画像を撮影することにより複数の画像を取得する第1のブラケティング撮影工程と、
    前記第2の撮像手段により、前記望遠側の焦点距離変更可能範囲において焦点距離を変更して順次画像を撮影することにより複数の画像を取得する第2のブラケティング撮影工程と、
    前記第1の撮像手段と前記第2の撮像手段との画角差分をキャンセルするように前記取得した複数の画像の画角を補正する工程と、
    を備え、
    前記第1のブラケティング撮影工程は、前記広角側の焦点距離変更可能範囲のうち最も望遠側の焦点距離から広角側に向かって前記第1の撮像手段の焦点距離を変更し、
    前記第2のブラケティング撮影工程は、前記望遠側の焦点距離変更可能範囲内のうち最も広角側の焦点距離から望遠側に向かって前記第2の撮像手段の焦点距離を変更することを特徴とする撮像装置の制御方法。
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