JP5143651B2 - 光学フィルム、偏光板、液晶パネル、液晶表示装置および光学フィルムの製造方法 - Google Patents
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Description
前記偏光子は一軸延伸フィルムであり、前記一軸延伸の方向に沿って、前記一軸延伸方向の端部に向かうに従って吸収軸の軸方向が変化しており、
前記位相差フィルムは、前記位相差フィルムの端部に向かうに従って遅相軸の方向が変化する分布を有したものであり、
さらに、前記偏光子の一軸延伸方向での前記吸収軸方向の分布曲線と、前記位相差フィルムの前記遅相軸方向の分布曲線とが一致しておらず、
前記偏光子を構成する一軸延伸フィルムの一軸延伸方向中央部での吸収軸の角度を0°としたときの一軸延伸方向両端部の吸収軸方向が前記中央部での吸収軸方向に対してなす角度の絶対値を、それぞれθpL、θpRとし、
前記一軸延伸方向の両端部における、前記偏光子と積層している前記位相差フィルムの遅相軸方向が、前記中央部での吸収軸方向に対してなす角度の絶対値を、それぞれθrL、θrR、としたときに、
下記関係式(1)および(2)を満たしているか、または、下記関係式(3)および(4)を満たしていることを特徴とする。
θpL×0.3≦θrL≦θpL×0.7 (1)
θpR×0.3≦θrR≦θpR×0.7 (2)
θpL×0.3+90°≦θrL≦θpL×0.7+90° (3)
θpR×0.3+90°≦θrR≦θpR×0.7+90° (4)
帯状の原反フィルムを幅方向に延伸した長尺フィルム状の偏光子であって、フィルム幅方向の端部に向かうに従って吸収軸の軸方向が変化する吸収軸方向の分布を有する偏光子を準備する工程と、
長尺フィルム状の位相差フィルムであって、フィルム幅方向に前記位相差フィルムの端部に向かうに従って遅相軸の方向が変化する遅相軸方向の分布を有し、前記遅相軸方向の分布が前記偏光子の前記吸収軸方向の分布と一致していない位相差フィルムを準備する工程と、
前記偏光子および前記位相差フィルムを、それぞれ、フィルム長手方向に搬送しながら貼着する貼着工程とを有し、
前記偏光子のフィルム幅方向での中央部での吸収軸の角度を0°としたときの前記幅方向両端部の吸収軸方向が前記中央部での吸収軸方向に対してなす角度の絶対値を、それぞれθpL、θpRとし、
前記幅方向の両端部における、前記偏光子と積層している前記位相差フィルムの遅相軸方向が、前記中央部での吸収軸方向に対してなす角度の絶対値を、それぞれθrL、θrR、としたときに、
下記関係式(1)および(2)を満たしているか、または、下記関係式(3)および(4)を満たしていることを特徴とする。
θpL×0.3≦θrL≦θpL×0.7 (1)
θpR×0.3≦θrR≦θpR×0.7 (2)
θpL×0.3+90°≦θrL≦θpL×0.7+90° (3)
θpR×0.3+90°≦θrR≦θpR×0.7+90° (4)
θpL×0.3≦θrL≦θpL×0.7 (1)
θpR×0.3≦θrR≦θpR×0.7 (2)
θpL×0.3+90°≦θrL≦θpL×0.7+90° (3)
θpR×0.3+90°≦θrR≦θpR×0.7+90° (4)
θpL×0.3≦θrL≦θpL×0.7 (1)
θpR×0.3≦θrR≦θpR×0.7 (2)
θpL×0.3+90°≦θrL≦θpL×0.7+90° (3)
θpR×0.3+90°≦θrR≦θpR×0.7+90° (4)
本発明において、偏光子は、例えば、二色性物質であるヨウ素を含有するポリビニルアルコール(PVA)系樹脂を含む高分子フィルムを延伸して得ることができるが、これに限定されない。前記高分子フィルムとしては、PVA系フィルムの他には、例えば、部分ホルマール化PVA系フィルム、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、エチレン・酢酸ビニル共重合体系フィルムや、これらの部分ケン化フィルム等の親水性ポリマーフィルム等も挙げられる。また、これらの他にも、PVAの脱水処理物やポリ塩化ビニルの脱塩酸処理物等のポリエン配向フィルム、延伸配向されたポリビニレン系フィルム等も使用できる。これらの中でも、後述する二色性物質であるヨウ素による染色性に優れることから、PVA系ポリマーフィルムを用いることが好ましい。
本発明における位相差フィルムの種類は、例えば、1/2λ板や1/4λ板等の各種波長板、液晶層の複屈折による着色の補償や視野角拡大等の視角の補償を目的としたもの等、使用目的に応じた位相差を有するものでもよく、厚み方向の屈折率を制御した傾斜配向フィルムであってもよい。また、2種以上の位相差フィルムを積層し、位相差等の光学特性を制御した積層体等でもよい。
前記保護層は、例えば、偏光子が収縮や膨張することを防いだり、紫外線による劣化を防いだりするために用いられる。前記保護層としては、特に制限されず、従来公知の保護フィルムを使用できるが、例えば、透明性、機械的強度、熱安定性、水分遮断性、等方性などに優れるものが好ましい。このような保護層の材質の具体例としては、トリアセチルセルロース(TAC)等のセルロース系樹脂や、ポリエステル系、ポリカーボネート系、ノルボルネン系、ポリアミド系、ポリイミド系、ポリエーテルスルホン系、ポリスルホン系、ポリスチレン系、アクリル系、アセテート系、ポリオレフィン系等の樹脂等があげられる。また、前記アクリル系、ウレタン系、アクリルウレタン系、エポキシ系、シリコーン系等の熱硬化型樹脂または紫外線硬化型樹脂等も挙げられる。
本発明の光学フィルムは、前記偏光子および前記位相差フィルムを含む。本発明の光学フィルムの製造は、例えば、つぎのような「ロールtoロール法」により実施される。
本発明の偏光板は、偏光子と保護層とを含む光学フィルムを含む偏光板であって、前記光学フィルムが、前記本発明の光学フィルムであって、前記保護層が、前記光学フィルムを構成する位相差フィルムである。本構成では、前記位相差フィルムは、偏光子を保護する保護層を兼ねている。前記偏光子の前記位相差フィルムが積層されていない側の表面には、さらに保護層が設けられていてもよく、前記保護層は保護フィルムであってもよい。この構成の場合、前記偏光子を前記位相差フィルムと保護フィルムで挟んで、ロールtoロール法で積層することも好ましい。前記偏光子と前記位相差フィルムとの間に、さらに保護層が設けられていてもよい。この場合、本発明の偏光板は、偏光子の両側に保護層を設けておき、その両側に保護層を設けた偏光子と位相差フィルムとをロールtoロール法で積層して製造することもできる。図2の模式断面図に、本発明の偏光板の構成の一例を示す。同図においては、分かりやすくするために、各構成部材の大きさ、比率等は、実際とは異なっている。図示のとおり、この偏光板20は、保護層21と本発明の光学フィルム10が積層されている。前記光学フィルム10は、偏光子11、および位相差フィルム12が積層されたものであり、前記偏光板20は、保護層21、偏光子11、および位相差フィルム12が、この順序で積層され構成されている。前記偏光板の全体厚みは、例えば、20〜300μmの範囲である。前記範囲の厚みとすることで、より機械的強度に優れた偏光板を得ることができる。
本発明の液晶パネルは、前記光学フィルムまたは前記偏光板が、液晶セルの少なくとも一方の側に配置されて構成されている。図3の模式断面図に、本発明の液晶パネルの構成の一例を示す。同図において、図2と同一部分には、同一符号を付している。図示のとおり、この液晶パネル30では、前記本発明の偏光板20が、前記位相差フィルム12が前記液晶セル31側に位置する状態で、前記液晶セル31の視認側(同図において上側)およびバックライト側(同図において下側)の双方に配置されている。なお、この例の液晶パネルでは、前記液晶セルの視認側およびバックライト側の双方に、前記本発明の偏光板が配置されているが、本発明はこれに限定されない。本発明の液晶パネルにおいて、前記本発明の偏光板は、前記液晶セルの視認側およびバックライト側の少なくとも一方の側に配置されていればよい。
本発明の液晶表示装置は、光学フィルムまたは偏光板と液晶パネルとを含む。図4の概略断面図に、本発明の液晶表示装置の構成の一例を示す。同図においては、分かりやすくするために、各構成部材の大きさ、比率等は、実際とは異なっている。図示のとおり、この液晶表示装置200は、液晶パネル100と、前記液晶パネル100の一方の側に配置された直下方式のバックライトユニット40とを少なくとも備える。前記直下方式のバックライトユニット40は、光源41と、反射フィルム42と、拡散板43と、プリズムシート44と、輝度向上フィルム45とを少なくとも備える。なお、本例の液晶表示装置200では、バックライトユニットとして、直下方式が採用された場合を示しているが、本発明は、これに限定されず、例えば、サイドライト方式のバックライトユニットであってもよい。サイドライト方式のバックライトユニットは、前記の直下方式の構成に加え、さらに導光板と、ライトリフレクターとを少なくとも備える。なお、図4に例示した構成部材は、本発明の効果が得られる限りにおいて、液晶表示装置の照明方式や液晶セルの駆動モード等、用途に応じてその一部が省略され得るか、または、他の光学部材で代替され得る。
偏光子の吸収軸角度は、王子計測機器(株)製、商品名「IR−KOBRA」を用いて測定した。
位相差値は、王子計測機器(株)製、商品名「KOBRA−WPR」を用いて測定した。
(偏光子の作製)
(1)膨潤工程および延伸工程
重合度2400、ケン化度99.9%の厚み75μmのポリビニルアルコール(PVA)フィルム(フィルム幅:300mm)を用意した。前記PVAフィルムの片面を、30℃の温水(膨潤浴)に60秒浸漬し、膨潤し、膨潤前のフィルムの幅に対して、2倍の長さになるように、幅方向にテンター延伸(横延伸)を行った。
前記PVAフィルムを前記膨潤浴から引き上げ、ヨウ素とヨウ化カリウムとを重量比1:7の割合で含む濃度3.2重量%の30℃の水溶液(染色浴)に60秒浸漬し、前記膨潤工程前のPVAフィルムの幅に対して3.5倍の長さになるように、幅方向にテンター延伸(横延伸)を行った。
前記PVAフィルムを前記染色浴から引き上げ、3重量%のホウ酸と3重量%のヨウ化カリウムとを含む30℃の水溶液(架橋浴)に20秒浸漬した後、前記膨潤工程前のPVAフィルムの幅に対して3.6倍の長さになるように、幅方向にテンター延伸(横延伸)を行った。
前記PVAフィルムを前記架橋浴から引き上げ、4重量%のホウ酸と5重量%のヨウ化カリウムとを含む60℃の水溶液(延伸浴)に60秒浸漬し、前記膨潤工程前のPVAフィルムの幅に対して5.9倍の長さになるように、幅方向にテンター延伸(横延伸)を行った。
前記PVAフィルムを前記延伸浴から引き上げ、3重量%のヨウ化カリウムを含む30℃の水溶液(調整浴)に20秒浸漬させた。ついで、このPVAフィルムに60℃で4分間乾燥処理を施して、本実施例の偏光子を得た。
ノルボルネン系樹脂を含有する高分子フィルム(日本ゼオン(株)製、商品名「ゼオノア」、厚み:100μm、フィルム幅:700mm)を、テンター延伸機を用いて、143℃で3倍の横一軸延伸を行い、位相差フィルムを得た。得られた位相差フィルムは、正面位相差Re:270nm、Nz係数:1.23であった。また、前記位相差フィルムの幅方向軸角度は、原反のセンターを0°としたとき、原反の右端では−0.9°、左端では+1.0°であり、両端部では軸がずれ、ボーイング現象が生じていた。
上記偏光子、上記位相差フィルムおよび保護フィルムを、偏光子を位相差フィルムと保護フィルムとで挟むように接着剤で貼り合わせた。このとき、偏光子の吸収軸方向と位相差フィルムの遅相軸方向とは、フィルム両端部において異なっていた。保護フィルムは、トリアセチルセルロース(TAC)フィルム(富士フイルム(株)製、商品名「TD−80UF」、厚み:80μm)を用いた。接着剤は、アセトアセチル基を有するポリビニルアルコール系樹脂(平均重合度:1200、ケン化度:98.5モル%、アセトアセチル化度:5モル%)100重量部に対し、メチロールメラミン20部を、30℃の条件下に純水に溶解し、固形分濃度3.2重量%に調製した水溶液を用いた。この接着剤を用い、30℃の温度条件下で前記偏光子の両面に前記位相差フィルムと前記保護フィルムをロール機で貼り合わせた後、60℃で4分間乾燥させて光学フィルムを作製した。
上記光学フィルムを偏光板として用い、この偏光板と日東電工製偏光板(VEGQ5721DU)とを偏光子の吸収軸が直交するように配置した。なお、前記偏光板の大きさは、1200mm×670mmとした。これをバックライト上に置き、目視にて光の抜け具合を観察した。図5に写真を示した。写真の右側上下部にわずかにムラが発生しているが、比較例に比べて特に面内の上下方向の光抜けが抑えられていることがわかる。
位相差フィルムとして、ノルボルネン系樹脂を含有する高分子フィルム(JSR(株)製、商品名「アートン」、厚み150μm、フィルム幅:700mm)を、テンター延伸機を用いて、141℃で2.3倍の横一軸延伸を行ったものを作製した。前記位相差フィルムは、正面位相差Re:272nm、Nz係数:1.43であった。また、前記位相差フィルムの幅方向軸角度は、フィルムの幅方向軸角度は、原反のセンターを0°としたとき、原反の右端では−1.4°、左端では+1.5°であり、両端部では軸がずれ、ボーイング現象が生じていた。上記位相差フィルムを使用したこと以外は、実施例1と同様の条件で光学フィルムを作製した。
上記光学フィルムを偏光板として用い、この偏光板と日東電工製偏光板(VEGQ5721DU)とを、実施例1と同様にして、偏光子の吸収軸が直交するように配置した。これをバックライト上に置き、目視にて光の抜け具合を観察した。図6に写真を示した。全面にかけて、ムラはほとんど見られず、比較例に比べて特に面内の上下方向の光抜けが抑えられていることがわかる。
位相差フィルムとして、ノルボルネン系樹脂を含有する高分子フィルム(JSR(株)製、商品名「アートン」、厚み150μm、フィルム幅:700mm)を、テンター延伸機を用いて、138℃で2.1倍の横一軸延伸を行ったものを作製した。前記位相差フィルムは、正面位相差Re:272nm、Nz係数:1.47であった。また、前記位相差フィルムの幅方向軸角度は、原反のセンターを0°としたとき、原反の右端では−2.0°、左端では+2.1°であり、両端部では軸がずれ、ボーイング現象が生じていた。上記位相差フィルムを使用したこと以外は、実施例1と同様の条件で光学フィルムを作製した。
上記光学フィルムを偏光板として用い、この偏光板と日東電工製偏光板(VEGQ5721DU)とを、実施例1と同様にして、偏光子の吸収軸が直交するように配置した。これをバックライト上に置き、目視にて光の抜け具合を観察した。図7に写真を示した。写真の上下部にわずかにムラが発生しているが、比較例に比べて特に面内の上下方向の光抜けが抑えられていることがわかる。
(位相差フィルムの作製)
位相差フィルムとして、ノルボルネン系樹脂を含有する高分子フィルム(JSR(株)製、商品名「アートン」、厚み150μm、フィルム幅:700mm)を、テンター延伸機を用いて、144℃で3.0倍の横一軸延伸を行ったものを作製した。前記位相差フィルムは、正面位相差Re:268nm、Nz係数:1.35であった。また、前記位相差フィルムの幅方向軸角度は、原反のセンターを0°としたとき、原反の右端では−0.4°、左端では+0.5°であり、両端部では軸がずれ、ボーイング現象が生じていた。上記位相差フィルムを使用したこと以外は、実施例1と同様の条件で光学フィルムを作製した。
上記光学フィルムを偏光板として用い、この偏光板と日東電工製偏光板(VEGQ5721DU)とを、実施例1と同様にして、偏光子の吸収軸が直交するように配置した。これをバックライト上に置き、目視にて光の抜け具合を観察した。図8に写真を示した。写真の右側下部と左側下部にムラが発生していることがわかるが、後述の比較例1ほど強いものではない。
位相差フィルムとして、ノルボルネン系樹脂を含有する高分子フィルム(JSR(株)製、商品名「アートン」、厚み150μm、フィルム幅:700mm)を、テンター延伸機を用いて、138℃で2.1倍の横一軸延伸を行ったものを作製した。前記位相差フィルムは、正面位相差Re:270nm、Nz係数:1.46であった。また、前記位相差フィルムの幅方向軸角度は、原反のセンターを0°としたとき、原反の右端では−2.5°、左端では+2.5°であり、両端部では軸がずれ、ボーイング現象が生じていた。上記位相差フィルムを使用したこと以外は、実施例1と同様の条件で光学フィルムを作製した。
上記光学フィルムを偏光板として用い、この偏光板と日東電工製偏光板(VEGQ5721DU)とを、実施例1と同様にして、偏光子の吸収軸が直交するように配置した。これをバックライト上に置き、目視にて光の抜け具合を観察した。図9に写真を示した。写真の上部と下部においてムラが発生していることがわかるが、後述の比較例1ほど強いものではない。
実施例1と同様の偏光子の両側に、トリアセチルセルロース(TAC)フィルム(富士フイルム(株)製、商品名「TD−80UF」、厚み:80μm、フィルム幅:1490mm)を貼り合わせた以外は、実施例1と同様の条件で光学フィルムを作製した。前記TACフィルムは等方性を示し、正面位相差Re:0.5nm、Nz係数:110であった。
上記光学フィルムを偏光板として用い、この偏光板と日東電工製偏光板(VEGQ5721DU)とを、実施例1と同様にして、偏光子の吸収軸が直交するように配置した。これをバックライト上に置き、目視にて光の抜け具合を観察した。図10に写真を示した。実施例に比べて特に面内の上下にひどいムラが発生し、光漏れが発生していることがわかる。
位相差フィルムとして、ノルボルネン系樹脂を含有する高分子フィルム(JSR(株)製、商品名「アートン」、厚み150μm)を、テンター延伸機を用いて、144℃で2.9倍に横一軸延伸を行った後、138℃で0.995倍に緩和を行ったものを作製した。前記位相差フィルムは、正面位相差Re:267nm、Nz係数:1.42であった。また、前記位相差フィルムの幅方向軸角度は、原反のセンターを0°としたとき、原反の右端、左端とも0°であった。上記位相差フィルムを使用したこと以外は、実施例1と同様の条件で光学フィルムを作製した。
上記光学フィルムを偏光板として用い、この偏光板と日東電工製偏光板(VEGQ5721DU)とを、実施例1と同様にして、偏光子の吸収軸が直交するように配置した。これをバックライト上に置き、目視にて光の抜け具合を観察した。図11に写真を示した。写真の全面にひどいムラが発生し、光漏れが発生していることがわかる。
位相差フィルムとして、ノルボルネン系樹脂を含有する高分子フィルム(JSR(株)製、商品名「アートン」、厚み150μm)を、テンター延伸機を用いて、148℃で3.1倍に横一軸延伸を行ったものを作製した。前記位相差フィルムは、正面位相差Re:274nm、Nz係数:1.37であった。また、前記位相差フィルムの幅方向軸角度は、原反のセンターを0°としたとき、原反の右端では−3.0°、左端では+3.0°であり、両端部では軸がずれ、ボーイング現象が生じていた。上記位相差フィルムを使用したこと以外は、実施例1と同様の条件で光学フィルムを作製した。この場合、位相差フィルムと偏光子との間に原反両端部での軸角度のズレはない(θpL=θrLおよびθpR=θrR)。
上記光学フィルムを偏光板として用い、この偏光板と日東電工製偏光板(VEGQ5721DU)とを、実施例1と同様にして、偏光子の吸収軸が直交するように配置した。これをバックライト上に置き、目視にて光の抜け具合を観察した。図12に写真を示した。写真の全面にひどいムラが発生し、特に上部と下部においてひどいムラがあり、光漏れが発生していることがわかる。
判定基準
AA:ムラ、光漏れがほとんどない。
A:AA評価のものに比べると若干のムラはあるが、実用上問題はない。
B:ムラはあるが、実用上問題はない。
C:ムラがひどく、光漏れがあり、実用上問題がある。
11 偏光子
12 位相差フィルム
15 ロール
20 偏光板
21 保護層
30、100 液晶パネル
31 液晶セル
40 バックライトユニット
41 光源
42 反射フィルム
43 拡散板
44 プリズムシート
45 輝度向上フィルム
200 液晶表示装置
A、B、C 矢印
Claims (14)
- 偏光子と位相差フィルムとを含む光学フィルムであって、前記偏光子と前記位相差フィルムとは積層されており、
前記偏光子は一軸延伸フィルムであり、前記一軸延伸の方向に沿って、前記一軸延伸方向の端部に向かうに従って吸収軸の軸方向が変化しており、
前記位相差フィルムは、前記位相差フィルムの端部に向かうに従って遅相軸の方向が変化する分布を有したものであり、
さらに、前記偏光子の一軸延伸方向での前記吸収軸方向の分布曲線と、前記位相差フィルムの前記遅相軸方向の分布曲線とが一致しておらず、
前記偏光子を構成する一軸延伸フィルムの一軸延伸方向中央部での吸収軸の角度を0°としたときの一軸延伸方向両端部の吸収軸方向が前記中央部での吸収軸方向に対してなす角度の絶対値を、それぞれθpL、θpRとし、
前記一軸延伸方向の両端部における、前記偏光子と積層している前記位相差フィルムの遅相軸方向が、前記中央部での吸収軸方向に対してなす角度の絶対値を、それぞれθrL、θrR、としたときに、
下記関係式(1)および(2)を満たしていることを特徴とする光学フィルム。
θpL×0.3≦θrL≦θpL×0.7 (1)
θpR×0.3≦θrR≦θpR×0.7 (2) - 偏光子と位相差フィルムとを含む光学フィルムであって、前記偏光子と前記位相差フィルムとは積層されており、
前記偏光子は一軸延伸フィルムであり、前記一軸延伸の方向に沿って、前記一軸延伸方向の端部に向かうに従って吸収軸の軸方向が変化しており、
前記位相差フィルムは、前記位相差フィルムの端部に向かうに従って遅相軸の方向が変化する分布を有したものであり、
さらに、前記偏光子の一軸延伸方向での前記吸収軸方向の分布曲線と、前記位相差フィルムの前記遅相軸方向の分布曲線とが一致しておらず、
前記偏光子を構成する一軸延伸フィルムの一軸延伸方向中央部での吸収軸の角度を0°としたときの一軸延伸方向両端部の吸収軸方向が前記中央部での吸収軸方向に対してなす角度の絶対値を、それぞれθpL、θpRとし、
前記一軸延伸方向の両端部における、前記偏光子と積層している前記位相差フィルムの遅相軸方向が、前記中央部での吸収軸方向に対してなす角度の絶対値を、それぞれθrL、θrR、としたときに、
下記関係式(3)および(4)を満たしていることを特徴とする光学フィルム。
θpL×0.3+90°≦θrL≦θpL×0.7+90° (3)
θpR×0.3+90°≦θrR≦θpR×0.7+90° (4) - 前記位相差フィルムの550nmにおける正面位相差値が100〜400nmの範囲にある、請求項1または2に記載の光学フィルム。
- 前記位相差フィルムが延伸フィルムであり、前記偏光子および前記位相差フィルムが、帯状の原反フィルムを幅方向に延伸したものである、請求項1から3のいずれか一項に記載の光学フィルム。
- 前記幅方向の延伸が、テンター延伸によるものである、請求項4記載の光学フィルム。
- 偏光子と保護層とを含む光学フィルムを含む偏光板であって、前記光学フィルムが、請求項1から5のいずれか一項に記載の光学フィルムであって、前記保護層が、前記光学フィルムを構成する位相差フィルムであることを特徴とする偏光板。
- 偏光板であって、前記位相差フィルムが積層されていない側の前記偏光子表面に、さらに保護層が設けられている、請求項6記載の偏光板。
- 偏光板であって、前記位相差フィルムと前記偏光子との間に、さらに保護層が設けられている、請求項6または7記載の偏光板。
- 光学フィルムまたは偏光板と液晶セルとを含む液晶パネルであって、
前記光学フィルムが、請求項1から5のいずれか一項に記載の光学フィルムであり、前記偏光板が、請求項6から8のいずれか一項に記載の偏光板であり、
前記光学フィルムまたは前記偏光板が、前記液晶セルの少なくとも一方の側に配置されていることを特徴とする液晶パネル。 - 光学フィルムまたは偏光板と液晶パネルとを含む液晶表示装置であって、前記光学フィルムが、請求項1から5のいずれか一項に記載の光学フィルムであり、前記偏光板が、請求項6から8のいずれか一項に記載の偏光板であり、前記液晶パネルが、請求項9記載の液晶パネルであることを特徴とする液晶表示装置。
- 偏光子と位相差フィルムとを含む光学フィルムの製造方法であって、
帯状の原反フィルムを幅方向に延伸した長尺フィルム状の偏光子であって、フィルム幅方向の端部に向かうに従って吸収軸の軸方向が変化する吸収軸方向の分布を有する偏光子を準備する工程と、
長尺フィルム状の位相差フィルムであって、フィルム幅方向に前記位相差フィルムの端部に向かうに従って遅相軸の方向が変化する遅相軸方向の分布を有し、前記遅相軸方向の分布が前記偏光子の前記吸収軸方向の分布と一致していない位相差フィルムを準備する工程と、
前記偏光子および前記位相差フィルムを、それぞれ、フィルム長手方向に搬送しながら貼着する貼着工程とを有し、
前記偏光子のフィルム幅方向での中央部での吸収軸の角度を0°としたときの前記幅方向両端部の吸収軸方向が前記中央部での吸収軸方向に対してなす角度の絶対値を、それぞれθpL、θpRとし、
前記幅方向の両端部における、前記偏光子と積層している前記位相差フィルムの遅相軸方向が、前記中央部での吸収軸方向に対してなす角度の絶対値を、それぞれθrL、θrR、としたときに、
下記関係式(1)および(2)を満たしていることを特徴とする光学フィルムの製造方法。
θpL×0.3≦θrL≦θpL×0.7 (1)
θpR×0.3≦θrR≦θpR×0.7 (2) - 偏光子と位相差フィルムとを含む光学フィルムの製造方法であって、
帯状の原反フィルムを幅方向に延伸した長尺フィルム状の偏光子であって、フィルム幅方向の端部に向かうに従って吸収軸の軸方向が変化する吸収軸方向の分布を有する偏光子を準備する工程と、
長尺フィルム状の位相差フィルムであって、フィルム幅方向に前記位相差フィルムの端部に向かうに従って遅相軸の方向が変化する遅相軸方向の分布を有し、前記遅相軸方向の分布が前記偏光子の前記吸収軸方向の分布と一致していない位相差フィルムを準備する工程と、
前記偏光子および前記位相差フィルムを、それぞれ、フィルム長手方向に搬送しながら貼着する貼着工程とを有し、
前記偏光子のフィルム幅方向での中央部での吸収軸の角度を0°としたときの前記幅方向両端部の吸収軸方向が前記中央部での吸収軸方向に対してなす角度の絶対値を、それぞれθpL、θpRとし、
前記幅方向の両端部における、前記偏光子と積層している前記位相差フィルムの遅相軸方向が、前記中央部での吸収軸方向に対してなす角度の絶対値を、それぞれθrL、θrR、としたときに、
下記関係式(3)および(4)を満たしていることを特徴とする光学フィルムの製造方法。
θpL×0.3+90°≦θrL≦θpL×0.7+90° (3)
θpR×0.3+90°≦θrR≦θpR×0.7+90° (4) - 前記貼着工程の後に、さらに、前記貼着したフィルムを切り出して光学フィルムを形成する工程を有する、請求項11または12記載の光学フィルムの製造方法。
- 請求項11から13のいずれか一項に記載の光学フィルムの製造方法により製造された光学フィルム。
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