JP5142261B2 - マイクロ波照射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、照射室内に位置した物体にマイクロ波を照射するマイクロ波照射装置に関する。
近年、バイオ関連分野において、試料の処理にマイクロ波を使用することが提案されている。すなわち、試料を保持した試料ホルダを、いわゆる電子レンジの中に入れて処理するようにしたマイクロ波照射装置である。この場合、試料ホルダに保持した複数の試料に対し、いかに均一にマイクロ波を照射するか、が問題となる。
電子レンジ型のマイクロ波照射装置の場合、照射室内に定在波が発生してしまうので、どうしてもその定在波に起因するマイクロ波の強弱箇所が偏在し、試料ホルダに並んだ試料を均一に40℃前後の温度に処理することが難しい。そこで、たとえば特許文献1,2に記載されたような手法が提案されている。当該手法は、試料ホルダに工夫を加えたもので、試料を保持する有底穴の間隔とマイクロ波の波長とを連関させ、さらには、試料ホルダの下にダミー負荷となる物体を設けることで、全試料に対する照射の均一化を図っている。
特開平07−198572号公報 特開平09−017566号公報
上記特許文献の技術は、試料を保持した試料ホルダを一回一回人の手で出し入れして行うバッチ処理であり、自動で連続処理を行うことは想定されていない。すなわち、バイオテクノロジーや医療に関係した試料の処理においては、微量の試料を40℃程度の比較的低温に均一処理することが求められるが、これに適した低出力のマイクロ波を照射しつつ多数の試料を連続処理することの可能なマイクロ波照射装置は、未だ提案されたことがない。
本発明はこの点に着目したもので、多数の試料を均一処理することができ、必要に応じ連続処理も行えるようなマイクロ波照射装置を提案するものである。
本発明では、X軸辺の長さがa(a>0)、Y軸辺の長さがb(b>0)、Z軸辺の長さがc(c>0)であるTM(Transverse Magnetic)110モードの方形共振空洞とした照射室と、この照射室のY−Z面壁に設けたスリットと、該スリットを通して照射室に進入し、照射室内のX−Z面に従って移動可能な搬送シートと、この搬送シートに設けられ、試料保持部を有する試料ホルダと、を含んで構成され、前記搬送シートを移動させて前記試料ホルダを前記照射室内に進入させ、前記試料ホルダの前記試料保持部に保持された試料が前記照射室内の所定位置に到達したところで前記搬送シートを停止させ、該位置においてマイクロ波を照射するマイクロ波照射装置を提案する。
TM110モードの方形共振空洞においてマイクロ波は、X軸及びY軸でサイン半波(正弦半波)の電場分布となり、Z軸には一定の電場分布となる。つまり、当該方形共振空洞とした照射室では、そのX軸辺の長さa及びY軸辺の長さbはそれぞれサイン半波に一致し、任意の座標(x,y)のZ軸方向線分において一定の電場分布が形成される。そこで、照射室内における所定の座標yのX−Z面で、Z軸方向に試料を並べてこれをX軸方向へ搬送するようにすれば、Z軸方向に並べられた試料に対しマイクロ波が効率良く均一照射されることになり、複数の試料を均一に連続処理することができる。すなわち、照射室を構成するY−Z面壁に設けたスリットを通して搬送シートを進入させ、照射室内のX−Z面に従って移動させるようにすれば、この搬送シートに試料ホルダを設けることで、多数の試料を連続して均一処理することのできるマイクロ波照射装置が提供される。
まず、本発明に至る基本思想から説明する。
図1(A)に示すように、TM110モードの方形共振空洞においては、X軸及びY軸に関してそれぞれ電場分布がサイン半波になり、Z軸に関して一定の電場分布になる。そこで、このTM110モードの方形共振空洞を照射室にした場合、任意座標yのX−Z面に従ってX軸方向へシート体Sを通し、当該シート体Sに、Z軸方向へ並べて複数の被照射物を載置すれば、マイクロ波が均等に照射され、効率良く均一な処理を実現することができる。
特に、X軸辺の長さa(a>0,単位は一例としてmm)、Y軸辺の長さb(b>0,単位は一例としてmm)、Z軸辺の長さc(c>0,単位は一例としてmm)としたTM110モードの方形共振空洞を照射室にした場合、図1(B)に示すように、そのY軸においてマイクロ波強度のピークとなる座標y=b/2のX−Z面に従ってX軸方向へシート体Sを通すと、このシート体Sは、マイクロ波強度最大域となる座標(x,y)=(a/2,b/2)のZ軸方向線分Pを通ることになる。当該シート体Sに、Z軸方向へ並べて複数の被照射物を載置すれば、マイクロ波が均等に照射され、最も効率良く均一な処理を実現することができる。この場合、シート体Sは、照射室のY−Z面壁に開けられたスリットSL,SLを通して照射室内へ進入させればよい。特に、座標y=b/2のX−Z面に従ってX軸方向へシート体Sを通すスリットSL,SLは、座標(x,y)=(0,b/2)でZ軸方向に延びる中心線に沿うスリットと、座標(x,y)=(a,b/2)でZ軸方向に延びる中心線に沿うスリットと、をそれぞれY−Z面壁に形成したものとすることができる。
この基本思想に基づいたマイクロ波照射装置の好適例について、図2に概略を示している。
この例のマイクロ波照射装置における照射室10は、X軸辺の長さをa(mm)、Y軸辺の長さをb(mm)、Z軸辺の長さをc(mm)とした図1に示すようなTM110モードの方形共振空洞である。そして、この照射室10のY−Z面壁11,12に、スリット13,14が形成されている。Y−Z面壁11は座標x=aのY−Z面にあり、当該Y−Z面壁11のスリット13は、座標(x,y)=(a,b/2)のZ軸方向線分を中心線として(精密に一致している必要はない)形成されている。また、Y−Z面壁12は座標x=0のY−Z面にあり、当該Y−Z面壁12のスリット14は、座標(x,y)=(0,b/2)のZ軸方向線分を中心線として(精密に一致している必要はない)形成されている。
当照射室10には、スリット13,14を通して搬送シート20が進入して貫通しており、照射室10内の座標y=b/2のX−Z面に従って(精密にトレースする必要はない)移動可能になっている。搬送シート20には、試料ホルダ21が組み込まれ、この試料ホルダ21に、試料SMPLを保持するための試料保持部22を穴状に凹設してある。試料ホルダ21は、上底よりも下底の短い台形の断面形状をもち、これに対応する台形断面を呈するように形成された搬送シート20の組込開口部23に組み入れられる。これにより、試料ホルダ21は搬送シート20に対して表裏とも面一で組込開口部23を埋めるように組み込まれ、搬送シート20において、当該試料ホルダ21を設けた部分の外形と、この試料ホルダ21を設けた部分以外の部分の外形と、が略同形状になっている。つまり、搬送シート20は、試料ホルダ21を設けた部分を含め、試料保持部22以外には、表裏面とも全体的に略凹凸のない形状をもつ。
さらに、搬送シート20と試料ホルダ21とは、照射室10内のマイクロ波を乱さないように、あるいは、エネルギー効率を向上させるために、マイクロ波吸収の少ない材料、具体的には、比誘電率εrが10以下且つ誘電体損失角tanδが0.0005以下の材料を用いて形成したものとする。一例としては、ポリスチレン(εr≒2.8,tanδ≒0.0003)、石英ガラス(εr≒3.8,tanδ≒0.00015)、ポリテトラフルオロエチレン(εr≒2.2,tanδ=0.0002)がある。この他にも、ポリプロピレン、ポリエチレンなどが使用可能である。そして、搬送シート20と試料ホルダ21とは同じ材料を使用して形成し、マイクロ波を乱さないようにほぼ両者の誘電率を等しくしておくのがよい。
あるいは、搬送シート20及び試料ホルダ21の誘電率を試料SMPLの誘電率にできるだけ近く(できれば同じ)に設定してもよい。目標値としては、その差がεr≦10になるようにする。この場合、エネルギー効率は上記の場合よりも悪くなるが、共振状態のずれを防止する目的には適している。
搬送シート20の長さ(X軸方向)については、照射室10のX軸辺長さaよりも十分に長いものとし(例えばaの二倍以上)、特に図3に示すように、試料ホルダ21が照射室10に入るよりも前に、試料ホルダ21よりも先の部分が照射室10を貫通して位置するようにするとよい。この場合、試料ホルダ21よりも先の搬送シート20が照射室10内に入っている状態で、マイクロ波照射を開始してマイクロ波の出力条件を調整すると、この後に搬送シート10を移動させて試料ホルダ21を照射室10へ入れたときに、マイクロ波の乱れを抑制することができる。すなわち、空の照射室10でマイクロ波照射を開始して調整した後に搬送シート20の進入を始めると、その搬送シート20の進入で照射室10内の性状が大きく変化するため、共振状態に影響する。しかし、予め搬送シートが20が照射室10に入った状態でマイクロ波を調整すれば、その後に搬送シート20が移動したとしても、性状変化は小さいのでマイクロ波への影響が少ない。また、搬送シート20と試料ホルダ21は誘電率を合わせてあるので、試料ホルダ21が照射室10に進入するときにもマクロ波への影響は少ない。
このような照射室10にマイクロ波を供給する制御部は、フィードバックコントローラ30と、可変周波数発振器31と、可変増幅器32と、アイソレータ33と、ダミーロード(負荷)34と、パワーモニタ35と、マイクロ波伝搬のための同軸ケーブル36と、を含んで構成される。
可変周波数発振器31は、所定周波数のマイクロ波を発生して同軸ケーブル36により可変増幅器32へ送出する。可変増幅器32は、レベルのプリセットが可能で、後述のフィードスルーモード処理の場合は例えば2〜5W(ワット)の5段階増幅を行い、セットポジションモード処理の場合はフィードバックコントローラ30の制御信号に応じて増幅を行うことができる。増幅されたマイクロ波は、アイソレータ33を経由して同軸ケーブル36により照射室10へ導かれる。アイソレータ33は、照射室10からの反射波をダミーロード34へ導き、可変増幅器32の方へ戻らないようにする。ダミーロード34に導かれた反射波は、熱に変換される。このとき、アイソレータ33からダミーロード34へ送られる反射波をパワーモニタ35で監視できるので、[照射室10内消費パワー]=[可変増幅器32の出力端表示パワー]−[パワーモニタ35の表示パワー]により、照射室10内の消費パワーを実測することができる。フィードバックコントローラ30は、照射室10内に設けられたアンテナ37の検知信号に基づいて制御信号を出力し、可変周波数発振器31及び可変増幅器32を制御する。アンテナ37は照射室10内の磁場状態を検知するもので、フィードバックコントローラ30は、その検知信号に基づいて照射室10の磁場状態を最適に保つように制御する。
このような制御部のコントロールパネル(図示略)は、電源オンオフ、可変増幅器出力設定、搬送シートの移動速度、送り/戻し切り換え、ホーム位置の設定、タイマー、試料温度設定、データロガーの設定等を行えるようにしてある。
図3には、搬送シート20の移動機構について一例を示している。この移動機構は、搬送シート20の照射室10から出ている部分を支持するために、照射室10を挟んでX軸方向両脇に設置された支持台40a,40bを有し、その外角部に滑車41a,41bが設けられると共に外端部に巻取機42a,42bが設けられている。巻取機42a,42bからは牽引紐43a,43bが取り出されて、滑車41a,41bを介し搬送シート20の端部に結びつけられている。
この移動機構によれば、片方の巻取機42a(図中左側)を巻き取り動作させ、他方の巻取機42b(図中右側)をアイドル状態にすると、搬送シート20がX軸方向に前進して試料ホルダ21が照射室10に送り込まれる。反対に、片方の巻取機42aをアイドル状態とし、他方の巻取機42b(図中右側)を巻き取り動作させると、搬送シート20がX軸方向に後退して試料ホルダ21が照射室10から送り出される。
搬送シート20の移動機構に関しては、この他にも、エアシリンダ等によるプッシュプル式としたり、スクリューによる送りねじ式とすることもできる。また、搬送シート20を可撓性のものとして無端状にし、無限軌道式の機構を用いてもよい。
搬送シート20に組み込む試料ホルダ21の形状、すなわち、試料ホルダ21に凹設する試料保持部22の各種レイアウトについて、図4に例示してある。
図4(A)は、試料保持部22を一つ中央に凹設した例、図4(B)は、二つの試料保持部22をX軸方向に並べて凹設した例を示す。図4(B)の場合、二つの試料保持部22は、試料ホルダ21が照射室10に入ったときに、上述のZ軸方向線分Pを対称軸とした対称位置に位置させることが可能である。図4(C)は、Z軸方向へ一列に並べて複数の試料保持部22を凹設した例を示す。この場合の各試料保持部22は、試料ホルダ21が照射室10に入ったときに、上述のZ軸方向線分Pに沿って位置させることが可能である。図4(D)は、Z軸方向へ二列平行に並べて複数の試料保持部22を凹設した例を示す。この場合、試料保持部22の二つの列は、試料ホルダ21が照射室10に入ったときに、上述のZ軸方向線分Pを対称軸とした対称位置に位置させることが可能である。
図5に、複数の試料ホルダ21を搬送シート20に設ける例を示している。図5(A)に示すように、複数の試料ホルダ21は、搬送シート20においてX軸方向へ並べて設けられ、各試料ホルダ21には図4(C)に示した一列の試料保持部22が凹設されている。試料ホルダ21のX軸方向の設置間隔(ピッチ)mについては、例えば照射室10のX軸辺の長さaよりも大きくし、試料ホルダ21の一つに保持されている試料が照射室10内に位置しているときに、他の試料ホルダ21に保持されている試料が当該照射室10の外に位置する間隔とする。
図5(B)〜(D)には、搬送シート20に対する試料ホルダ21の組み込み形状の例を示している。すなわち、上述の台形断面形状とする他にも、図5(B)のように段部を形成して係合させる逆さ凸形断面形状としたり、図5(C)のように組込開口部として有底の凹部を搬送シート20に形成してこれに相応する断面形状とした試料ホルダ21を嵌め込むようにすることもできる。また、図5(D)のように、石英ガラスの蓋24で試料保持部22に蓋をすることも可能である。
以上のようなマイクロ波照射装置において、照射室10内に位置した試料SMPLの温度を測定する温度測定手段を設け、この温度測定手段による測定信号に基づいて制御部がマイクロ波出力を制御する構成とすることもできる。この温度測定手段について、図6に例示してある。
この例の温度測定手段には放射温度計50を使用しており、同軸ケーブル36に開けた測定孔51を通して、照射室10内の座標(x,y)=(a/2,b/2)の位置、つまり上述のZ軸方向線分Pの位置にある試料SMPLの温度を測定する。測定位置はこれに限られるわけではないが、マイクロ波強度最大域での測定は、温度の上がりすぎなどの検出に向いている。この温度測定信号をフィードバックコントローラ30に入力することで、マイクロ波出力や搬送シート移動速度を制御することができる。
温度測定手段を設ける場合、試料SMPLを処理する前に、照射室10内の状態が所望の状態になっているか否か、あるいは、マイクロ波照射装置が正常動作しているか否か確認することが可能である。すなわち、図7に示すように、サーマルインジケータTIを一番初めの試料ホルダ21に保持させて照射室10に送り込み、まず最初に該サーマルインジケータTIに定量のマイクロ波照射を行って、その温度上昇を放射温度計50により測定することで確認する。サーマルインジケータTIは、誘電率が大きくマイクロ波をよく吸収して、温度上昇が大きくて温度測定を精度良く行えるものを用いる。例えば、熱転写式のプリンタで使用されている熱転写インクリボンを切り出したものを使用することが可能で、この場合、黒色であるから、放射温度計50にとっても好都合である。
なお、この制御を行う場合、マイクロ波照射量(マイクロ波強度×マイクロ波照射時間)とサーマルインジケータTIの温度との関係を示した検量グラフを前もって作成しておく。また、サーマルインジケータTIの温度と試料SMPLの温度との相関関係も前もって作成しておく。
温度測定手段はこの他にも、図8に示す構成とすることもできる。すなわち、照射室10の前後に温度測定手段として放射温度計60,61を設置し、試料SMPLの温度を測定する構成である。第1の放射温度計60が照射室10に入る前の試料温度を測定し、第2の放射温度計61が照射室10から出た後の試料温度を測定する。これらの放射温度計60,61による測定信号がフィードバックコントローラ30に入力され、これに基づいて制御部によるマイクロ波出力や搬送速度の制御が行われる。
より具体的には、処理前の試料温度を第1の放射温度計60で測定すると共に、処理後の試料温度を第2の放射温度計61で測定し、その温度差から正常動作しているか否かを確認する。この場合もサーマルインジケータTIを先行させて照射の試行を実施することが可能で、一番最初の試料ホルダ21にサーマルインジケータTIを保持させて初めに照射室10に送り込み、その処理前後の温度差を第1及び第2の放射温度計60,61で測定することにより、マイクロ波が正常照射されているか否か確認する。これにより正常動作が確認されれば、続く試料ホルダ21に保持した試料SMPLに対する処理を実行する。このような放射温度計60,61は、上記の放射温度計50と併用することもできる。
サーマルインジケータTIは、試料ホルダ21で保持する他に、搬送シート20に直接貼り付けて、毎回チェックするようにしてもよい。
以上のマイクロ波照射装置の諸元について、一例を示す。可変周波数発振器31は2〜6GHz、あるいは2.4〜2.5GHz(廉価版)の間で周波数可変、TM110モードの方形共振空洞の照射室10は、X軸辺の長さaが外径130mm/内径109.2mm、Y軸辺の長さbが外径84mm/内径73.8mm、Z軸辺の長さcが外径240mm/内径200mmで、スリット13,14の横幅が200mm、開口幅が8mm、温度測定孔51の径が5mmである。搬送シート20は、ポリスチレン材質、X軸方向の長さが800mm、Y軸方向の厚さが2mm、Z軸方向の幅が180mm、試料ホルダ21の設置間隔mが160mmで、台形断面形状式の組み込み方式である。試料ホルダ21は、ポリスチレン材質、X軸方向の長さが40mm、Y軸方向の厚さが2mm、Z軸方向の幅が180mmで、試料保持部22が開口径8mm、深さ0.5mmの穴である。
本実施形態のマイクロ波照射装置によれば、セットポジションモードの処理とフィードスルーモードの処理の二種類の処理モードを実施することが可能である。
セットポジションモードは、搬送シート20を移動させて試料ホルダ21を照射室10内に進入させ、該試料ホルダ21の試料保持部22に保持した試料SMPLが線分P相当の位置に到達したところで搬送シート20を停止させ、該位置においてマイクロ波を所定量(マイクロ波強度×マイクロ波照射時間)照射するモードである。照射終了後は、搬送シート20を再び移動させて試料SMPLを照射室10から取り出す。つまり、試料ホルダ21の一つごとに照射室10内で一旦停止させてマイクロ波照射を行うモードである。
一方、フィードスルーモードは、照射室10内に一定条件を保ってマイクロ波を照射し続けながら、搬送シート20を一定の速度で移動させ、試料ホルダ21の試料保持部22に保持した試料SMPLをノンストップで処理していくモードである。つまり、ベルトコンベアで搬送しながら照射するといった流れ作業のモードである。
これらのモードについて、サーマルインジケータTIを使用した場合を例示して制御フローを説明する。当該フローは、フィードバックコントローラ30により実行される。
セットポジションモードでは、例えば図7の放射温度計50を備えたマイクロ波照射装置が使用され、まず、サーマルインジケータTIを保持した試料ホルダ21が搬送シート20の先頭位置にセットされると共に試料SMPLを保持した試料ホルダ21が搬送シート20の後続位置にセットされる。そして、フィードバックコントローラ30の制御で、搬送シート20の搬送によりサーマルインジケータTIが照射室10に入れられ、線分Pの位置に停止する。ここで、所定の照射条件に設定したマイクロ波照射が開始され、処理が始まる。照射開始と共に放射温度計50によりサーマルインジケータTIの温度が測定され、該測定信号に基づいて所定の目標温度に到達するか否かが判断される。このサーマルインジケータTIによる先行照射確認のステップにより、マイクロ波照射装置が正常かどうか、マイクロ波の設定条件が適合しているかどうかがチェックされる。チェックの結果、条件設定等の見直しが必要であれば、条件変更してサーマルインジケータTIの処理からやり直す。
サーマルインジケータTIの温度が目標温度に到達すると、マイクロ波照射が停止され、継いで、搬送シート20が移動してサーマルインジケータTIの次に位置した試料SMPLの試料ホルダ21が照射室10に搬送される。当該試料SMPLも、線分Pの位置で停止し、同条件でマイクロ波照射が行われ、処理される。そして、放射温度計50により試料SMPLの温度が測定され、その測定信号に基づいて、目標温度に到達したことが確認されると、マイクロ波照射が停止される。照射停止後、搬送シート20が移動して、処理の終了した試料SMPLが照射室10から取り出され、後続の試料ホルダ21の試料SMPLが照射室10に送り込まれる。この後は、後続の全試料ホルダ21の試料SMPLについて、同様の搬送→停止→マイクロ波照射→マイクロ波停止→取り出しの過程が実行される。
次に、フィードスルーモードでは、例えば図8の放射温度計60,61を備えたマイクロ波照射装置が使用され、まず、サーマルインジケータTIを保持した試料ホルダ21が搬送シート20の先頭位置にセットされると共に試料SMPLを保持した試料ホルダ21が搬送シート20の後続位置にセットされる。そして、フィードバックコントローラ30の制御で、所定の照射条件に設定したマイクロ波照射が開始され、さらに、所定の移動速度に設定した搬送シート20の移動が開始される。
搬送シート20の搬送によりサーマルインジケータTIが照射室10に向かうと、まず、第1の放射温度計60により、照射室10に入る前におけるサーマルインジケータTIの温度が測定される。続いて、サーマルインジケータTIを保持した試料ホルダ21が照射室10に入ってマイクロ波照射による処理が実行されつつ、照射室10を通過し、照射室10から出たところで第2の放射温度計61により温度が測定される。これら第1及び第2の放射温度計60,61による測定信号に基づいて所定の目標温度に到達するか否かが判断され、このサーマルインジケータTIによる先行照射確認のステップにより、マイクロ波照射装置が正常かどうか、マイクロ波及び搬送速度(搬送シートの移動速度)の設定条件が適合しているかどうかがチェックされる。チェックの結果、条件設定等の見直しが必要であれば、条件変更してサーマルインジケータTIの処理からやり直す。
サーマルインジケータTIの温度が目標温度に到達したことが確認されると、そのまま搬送シート20の移動が継続され、サーマルインジケータTIの次に位置した試料SMPLの試料ホルダ21が照射室10に搬送される。当該試料SMPLについても、同様にマイクロ波照射による処理が実行されつつ照射室10を通過し、また、第1及び第2の放射温度計60,61による温度測定も行われ、その測定信号に基づいて、目標温度に到達するか否か確認される。これ以降、同様に温度確認しつつ後続の全試料ホルダ21の試料SMPLについて、同じく搬送及びマイクロ波照射の過程が実行される。
TM110モードの方形共振空洞とした照射室の説明図。 本発明に係るマイクロ波照射装置の構成例を示した図。 搬送シートの移動機構の構成例を示した照射室部分の図。 試料ホルダにおける試料保持部の配置例を示した図。 試料ホルダの構成例を示した図。 温度測定手段を備える場合の構成例を示した図。 図6のマイクロ波照射装置でサーマルインジケータを使用する例を示した図。 照射室の前後に温度測定手段を備える場合の構成例を示した図。
符号の説明
10 照射室
11,12 Y−Z面壁
13,14 スリット
20 搬送シート
21 試料ホルダ
22 試料保持部
23 組込開口部
30 フィードバックコントローラ(CPU)
31 可変周波数発振器
32 可変増幅器
33 アイソレータ
34 ダミーロード
35 パワーモニタ
36 同軸ケーブル
37 アンテナ

Claims (10)

  1. X軸辺の長さがa(a>0)、Y軸辺の長さがb(b>0)、Z軸辺の長さがc(c>0)であるTM110モードの方形共振空洞とした照射室と、
    該照射室のY−Z面壁に設けたスリットと、
    該スリットを通して前記照射室に進入し、前記照射室内のX−Z面に従って移動可能な搬送シートと、
    該搬送シートに設けられ、試料保持部を有する試料ホルダと、
    を含んで構成され
    前記搬送シートを移動させて前記試料ホルダを前記照射室内に進入させ、前記試料ホルダの前記試料保持部に保持された試料が前記照射室内の所定位置に到達したところで前記搬送シートを停止させ、該位置においてマイクロ波を照射することを特徴とするマイクロ波照射装置。
  2. 前記所定位置は、座標x=a/2の位置であることを特徴とする請求項1に記載のマイクロ波照射装置。
  3. 前記所定位置は、座標(x,y)=(a/2,b/2)のZ方向線分相当の位置であることを特徴とする請求項1に記載のマイクロ波照射装置。
  4. 前記試料ホルダは、Z軸方向へ一列に並べて凹設した複数の試料保持部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のマイクロ波照射装置。
  5. 前記試料ホルダは、Z軸方向へ二列平行に並べて凹設した複数の試料保持部を有することを特徴とする請求項1記載のマイクロ波照射装置。
  6. 前記試料ホルダは、前記搬送シートにおいてX軸方向へ複数並べて設けることができ、且つそのX軸方向の設置間隔について、前記試料ホルダの一つに保持されている試料が前記照射室内に位置しているときに他の前記試料ホルダに保持されている試料が当該照射室の外に位置する間隔とすることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のマイクロ波照射装置。
  7. 前記搬送シートのX軸方向の長さについて、前記試料ホルダが前記照射室に入るよりも前に該試料ホルダよりも先の部分が前記照射室を貫通して位置する長さ以上とすることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のマイクロ波照射装置。
  8. 前記スリットは、
    座標(x,y)=(0,b/2)でZ軸方向に延びる中心線に沿う第1のスリットと、
    座標(x,y)=(a,b/2)でZ軸方向に延びる中心線に沿う第2のスリットと、
    からなることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のマイクロ波照射装置。
  9. 前記照射室内の磁場状態を検知するアンテナと、
    前記照射室に提供するマイクロ波を、前記アンテナによる検知信号に基づいて制御する制御部と、
    をさらに含むことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のマイクロ波照射装置。
  10. 前記照射室内に位置した試料の温度を測定する温度測定手段と、
    前記照射室に提供するマイクロ波を、前記温度測定手段による測定信号に基づいて制御する制御部と、
    をさらに含むことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のマイクロ波照射装置。
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