JP5141525B2 - シミュレーション装置 - Google Patents
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Description
このような装置によれば、シミュレーション画像によって眼鏡レンズによる見え方を確認できるので、製造された眼鏡レンズが顧客に合わないといった不具合を防止することができる。
このような装置によれば、例えば、視点を住宅内で自由に移動させることで、実際に住宅内を移動するような感覚で、その住宅内の様々な位置・方向での室内の見え方や、照明器具の効果等を擬似体験することができる。なお、このように仮想空間内で視点を移動させることをウォークスルーと呼んでいる。
例えば、人間が徒歩(歩行、走行等を含む)や、階段の昇降による移動をする際には、ステップ(足運び)に応じた頭部の上下動および左右の振れが発生し、これに伴って視点(眼の位置)も変動する。
従来のウォークスルーシミュレーションでは、視点が方向と速度の指定によって直線的に移動されるので、ステップに応じた視点の変動が表現されず、仮想空間内を滑るような不自然なシミュレーションしかできなかった。
累進屈折力レンズは、対象物の距離に合わせた遠用部、中間部および近用部を備えているが、一般に、累進屈折力レンズの下方に位置する中間部や近用部には、度数加入による光学的な歪みがあり、プリズム作用による浮き上がり現象が発生する。浮き上がり現象は、累進屈折力レンズの使用を開始した初期において、歩行や階段の昇降時に著しい不快感や不安感をもたらすことが知られている。
視点が直線的に移動する従来のウォークスルーシミュレーションでは、歩行や階段の昇降時における浮き上がり現象を疑似体験させることができず、眼鏡レンズ装用時の視覚ないし感覚を正確に表現できない。
また、ウォークスルーシミュレーションにおいて、眼鏡レンズ装用時の視覚ないし感覚を正確に表現することができるシミュレーション装置、シミュレーションプログラムおよびシミュレーションプログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
ここで、視点は、視点移動手段によって移動されるが、移動中の各視点位置における装用画像が作成され表示手段に連続的に表示される。
これにより、眼鏡レンズを装用した状態で移動する際の周囲の見え方を表現することができる。
これにより、シミュレーションのリアリティが飛躍的に向上し、眼鏡レンズを装用して移動する際の、視覚ないし感覚を正確に表現することができる。例えば、眼鏡レンズの光学的な歪み、プリズム作用によって浮き上がり現象が発生した際の感覚を、表示手段を見る者に与えることができる。
このため、本発明のシミュレーション装置によれば、眼鏡レンズ装用時の視覚ないし感覚を確認することができ、実際に製造された眼鏡レンズがレンズ装用者である顧客等に合わないといった不具合を防止することができる。
この発明によれば、通常の生活で最も利用頻度の高い移動態様であり、浮き上がり現象が発生しやすい移動態様でもある、徒歩による移動時の視覚ないし感覚を、シミュレーションによって確認することができる。 よって、実際に製造された眼鏡レンズがレンズ装用者である顧客等に合わないといった不具合をより確実に防止することができる。
なお、本発明でいう徒歩には、移動速度の限定はなく、低速から中速の移動である歩行のみならず高速の移動である走行もまた徒歩に含まれる。
この発明によれば、通常の生活での利用頻度が比較的高い移動態様であり、浮き上がり現象が最も発生しやすい移動態様でもある、階段の昇降による移動時の視覚ないし感覚を、シミュレーションによって確認することができる。
よって、実際に製造された眼鏡レンズがレンズ装用者である顧客等に合わないといった不具合をより確実に防止することができる。
人間が移動する際の頭部の上下動は、歩幅および移動速度に大きく影響される。例えば、歩幅が大きいとき、移動速度が早いときには、頭部の上下動が大きくなると考えられる。
本発明によれば、視点移動手段が、視点変動に与える影響が大きい歩幅と移動速度とに応じて、視点の高さを周期的に変動させるので、移動時の視覚ないし感覚を正確に表現することができる。
ここで、周期ωは、例えば、ω=移動速度÷歩幅として単純に算出することができる。また、上述のように、振幅αと歩幅および移動速度とには相関関係があると考えられ、歩幅および移動速度から振幅αを算出することができる。
これにより、単純化された条件式に基づいて、演算量を最小限に抑えつつ、視点の上下方向への変動をシミュレーションすることができる。
階段の昇降時においては、通常、人間の歩幅は段板の奥行きと等しくなる。 このことに鑑み、本発明では、歩幅設定手段が、階段の段板の奥行きを歩幅として設定する。これにより、眼鏡装用者の歩幅を実際に測定したり、シミュレーション装置に歩幅を入力したりする必要がなくなり、シミュレーション装置の操作を簡便にすることができる。
この発明によれば、視点を上下方向のみならず左右方向にも周期的に変動させるので、より現実に近い視覚ないし感覚を表現することができる。
なお、左右方向への周期的な変動としては、例えば、右足を踏み出した場合に視点を右に、左足を踏み出した場合に視点を左に変動させる等の変動が挙げられる。
この発明によれば、レンズの下方に度数加入による光学的な歪みがあり、浮き上がり現象が特に問題となりやすい累進屈折力レンズについて、移動時の視覚ないし感覚を、シミュレーションによって確認することができる。
よって、実際に製造された眼鏡レンズがレンズ装用者である顧客等に合わないといった不具合をより確実に防止することができる。
この発明によれば、シミュレーションプログラムにより、演算手段を上記のようなシミュレーション装置として機能させている。これにより、上記したように、眼鏡レンズ装用時の視覚ないし感覚を確認することができ、実際に製造された眼鏡レンズがレンズ装用者である顧客等に合わないといった不具合を防止することができる。
この発明によれば、記録媒体には、上記したようなシミュレーションプログラムが演算手段に読取可能に記録されている。これにより、この記録媒体を演算手段に読み取らせることで、上記のようなシミュレーションプログラムを演算手段に実施させることができる。
図1に、本実施形態に係るシミュレーション装置1の概略構成を示す。
シミュレーション装置1は、例えばメガネレンズの販売店などに設置される。
なお、本実施形態において、このシミュレーション装置1としては、パーソナルコンピュータを例示するが、これに限定されず、例えば携帯用電話機器などの他の演算手段を用いてもよい。
シミュレーション装置1は、図1に示すように、入力部12と、表示手段としての表示部13と、画像記録手段としての記録部14と、メモリ15と、処理部16と、などを備えている。
これらの操作ボタンや操作つまみなどの入力操作は、シミュレーション装置1の動作内容の設定や、シミュレーション装置1に記憶する情報の設定などの設定事項の設定入力である。
そして、入力部12は、設定事項の入力操作により、設定事項に対応する信号を処理部16へ適宜出力して設定入力させる。
なお、入力操作としては、操作ボタンや操作つまみなどの操作に限らず、例えば表示部13に設けられたタッチパネルによる入力操作や、音声による入力操作などにより、各種設定事項を設定入力する構成としてもよい。
この表示部13としては、例えば液晶パネルや有機EL(Electro Luminescence)パネル、PDP(Plasma Display Panel)、CRT(Cathode-Ray Tube)、FED(Field Emission Display)、電気泳動ディスプレイパネルなどが例示できる。
記録部14としては、HD(Hard Disk)、DVD(Digital Versatile Disc)、光デ
ィスク、メモリカードなどの記録媒体に読み出し可能に記憶するドライブやドライバなどを備えた構成としてもよい。
なお、処方データおよびレンズ形状設計データにより、本発明のレンズ設計データが構築されている。
視覚データには、例えば顧客の視力や乱視の有無などの顧客の裸眼における視覚に関する情報が記録されている。また、レンズ処方データには、レンズの度数、加入度数、球面度数、乱視度数、乱視軸、プリズム度数、近用内寄せ量などに関するデータが記録されている。
そして、処理部16は、各種プログラムとして、図1に示すように、仮想空間構築手段161と、設計手段162と、視点調整手段17と、画像調整手段18と、などを備えている。
設計手段162は、記録部14から読み込んだ処方データおよびレンズ形状設計データに基づいて、顧客の視覚に応じた眼鏡レンズを設計する。
移動態様設定手段173は、顧客の歩幅を設定する歩幅設定手段174と、視点の移動速度を設定する速度設定手段175と、を有する。
また、移動態様設定手段173は、顧客の眼の床面からの高さを基準高さHとして設定する基準高さ設定手段176と、歩幅および移動速度に基づいて後述する周期ωおよび上下方向の振幅αを算出するパラメータ算出手段177と、を有する。このパラメータ算出手段177は、さらに、歩幅および移動速度に基づいて周期2ωおよび水平方向の振幅βを算出できるように構成されている。
画像調整手段18によって作成された装用画像は、表示部13に表示される。
以下、図2を参照してシミュレーション装置1の動作について説明する。
なお、本実施形態において、眼鏡レンズは累進面を有する累進屈折力レンズである。
次に、仮想空間構築工程S120において、利用者が入力部12への操作により入力した各種データや、記録部14から取得した各種データに基づいて、住宅等の構造物を含む仮想空間を構築する。
例えば、あらかじめ記録部14に記録された標準的な構造物のデータのうち、任意のものを選択し、これを含む仮想空間を構築する。そして、構造物の細部等について、入力部12を操作して変更を施してもよい。
また、標準的な仮想空間を記録部14に記録しておき、単純にこれを読み込むこととしてもよい。
本実施形態では、一例として、図3に示すような階段21を有する建物2を含んだ仮想空間を構築する。
例えば、図3にAで示す位置を視点として設定する。
視点が設定されると、画像表示工程S140が実施される。図2において、画像表示工程S140は、一度しか表示されていないが、実際には、図2に示した最初の実施以降、所定時間おきに繰返し実施される。
図4に、画像表示工程S140の概略を示す。
まず、基礎画像作成工程S141において、画像作成手段181が、仮想空間内の視点における視界を表現する基礎画像201を作成する。
例えば、視点が図3の位置Aにある場合、図5(A)のような基礎画像201が作成される。
次に、中間処理工程S142において、中間処理手段182が、顧客の視覚データ、すなわち、顧客の裸眼の視力や乱視度数、斜位、輻輳力などに応じて基礎画像201を処理し、視点の位置Aにおける顧客の裸眼での視界を表現する中間画像202を作成する。
例えば、基礎画像201の輪郭をぼやけさせたり、輪郭を多重にしたり、色を滲ませたり、歪ませたりすることで、図5(B)のような中間画像202が作成される。
例えば、図5(C)に示すように、設計工程S110で設計された眼鏡レンズ3を介した視界が表現された装用画像203が作成される。
なお、眼鏡レンズ3は、累進面を有する累進屈折力レンズである。図5(C)における破線31は、累進屈折力レンズである眼鏡レンズ3の遠用部、中間部および近用部と、光学的歪みにより利用できない部分(レンズ下部の左右)と、の境界を示す。眼鏡レンズ3の遠用部(上部)、中間部および近用部(下部)は、それぞれ見え方が異なるように処理が施され、破線31で囲まれた部分は見えにくいように処理がされている。(本図においてはそれらの処理についての図示は省略されている。)
最後に表示工程S144において、装用画像203が表示部13に表示される。
図6に、移動態様設定工程S150の概略を示す。
まず、速度設定工程S151において、速度設定手段175が、視点の移動速度を設定する。速度設定手段175は、入力部12の操作に基づいて移動速度を設定することができ、また、記録部14に記録された標準的な移動速度を選択することもできる。
次に、基準高さ設定工程S152において、基準高さ設定手段176が、顧客の眼の床面からの高さを基準高さHとして設定する。基準高さ設定手段176は、入力部12の操作に基づいて実際の顧客の目の高さを基準高さHとして設定することができ、また、記録部14に記録された標準的な高さを基準高さHとして選択することもできる。
移動方向は、入力部12の操作に基づいて設定することができ、また、記録部14に記録された標準的な方向を選択することもできる。
本実施形態において、移動モードは、入力部12の操作により「徒歩による移動」および「階段の昇降による移動」のいずれかが選択できる。
「徒歩による移動」を選択した場合、歩幅設定工程S154と徒歩パラメータ算出工程S155とが実施される。一方、「階段の昇降による移動」を選択した場合、自動設定工程S156と階段パラメータ算出工程S157とが実施される。
徒歩パラメータ算出工程S155では、パラメータ算出手段177が、設定された歩幅および移動速度に基づいて、レンズ装用者の足運びの周期ωおよび前記視点の上下方向における変動の振幅αを算出する。
周期ωは、例えば、ω=移動速度÷歩幅として単純に算出することができる。また、例えば、歩幅が大きいとき、移動速度が早いときには、頭部の上下動が大きくなるので振幅αを大きくする。
また、人が歩くときには、水平方向にも視点が変動する。それ故、好ましい実施態様においては、パラメータ算出手段177は、設定された歩幅および移動速度に基づいて、レンズ装用者の視点の左右方向における変動の振幅βを算出する。人の場合、振幅βは、一般に0.5〜2cm程度である。
階段パラメータ算出工程S157は、基本的には徒歩パラメータ算出工程S155と同様であるが、階段21の一段の高さYが考慮される点が徒歩パラメータ算出工程S155と異なる。具体的には、例えば、高さYが大きい場合には振幅αを大きくする等の考慮の仕方が挙げられる。
移動態様設定工程S150で設定された数値および算出されたパラメータは、視点移動手段172に伝達される。
移動態様設定工程S150に続く視点移動工程S160では、視点移動手段172が、視点を設定された移動方向に、設定された移動速度で移動させる。
このとき、視点移動手段172は、視点の移動開始から時間tが経過した時の前記視点の前記仮想空間における床面からの高さh(図3参照)が、 h=H+α・sin(2πt/ω)となるように前記視点を上下方向に変動させる。
また、例えば、移動モード設定工程S153において「徒歩による移動」を選択し、速度設定工程S151において走る程度の移動速度が設定されている場合、高さhは、時間tに対して図8に示すように周期的に変動することとなる。
さらに、例えば、移動モード設定工程S153において「階段の昇降による移動」を選択し、移動方向を階段を下りる方向に設定している場合、下の階の床面からの高さh’は、時間tに対して図9に示すように周期的に変動することとなる。
なお、図9において、階段21の段板22を床面とすると、床面からの高さhは、h=H+α・sin(2πt/ω)をほぼ満たす。ただし、階段を下りるための下方向の移動に時間がかかるため、完全にh=H+α・sin(2πt/ω)とはならない。
ここで、パラメータ算出手段177がレンズ装用者の視点の左右方向における変動の振幅βを算出する場合、視点移動手段172は、視点を図10に示すように左右に振幅β、周期2ωで変動させる。なお、上下方向の変動における最下点が水平方向の変動における最振幅点となる。
視点があらかじめ設定された単位距離だけ移動すると、S170において、移動態様を変更するか否かを選択する。移動態様を変更する場合には(YES)、移動態様設定工程S150と視点移動工程S160が繰り返される。移動態様を変更しない場合には(NO)、S180において、移動を継続するか否かを選択する。
移動を継続する場合には(YES)、視点移動工程S160が実施され、移動を継続しない場合には(NO)、シミュレーションを終了する。
以上の本実施形態によれば、次のような効果が得られる。
(1)移動態様設定手段173が設定した移動態様に応じて、視点移動手段172が視点を少なくとも上下方向に周期的に変動させつつ移動させるので、ステップ(足運び)に応じた頭部の上下動、視点の変動を表現することができる。
これにより、シミュレーションのリアリティが飛躍的に向上し、眼鏡レンズ3を装用して移動する際の、視覚ないし感覚を正確に表現することができる。例えば、眼鏡レンズ3の光学的な歪み、プリズム作用によって浮き上がり現象が発生した際の感覚を、表示部13を見る者に与えることができる。
このため、本発明のシミュレーション装置によれば、眼鏡レンズ3装用時の視覚ないし感覚を確認することができ、実際に製造された眼鏡レンズ3がレンズ装用者である顧客等に合わないといった不具合を防止することができる。
〔実施形態の変形〕
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。
また、移動態様設定工程S150において、基準高さ設定工程S152の前に速度設定工程S151を実施する構成を例示したが、これに限定されない。速度設定工程S151は、移動モード設定工程S153の前までに実施されていればよい。
例えば、移動態様設定手段173が、記録部14から読み込んだ顧客個人情報や、仮想空間における視点の位置に基づいて、自動で移動態様を設定する構成としてもよい。具体的には、例えば、顧客の年齢や性別等の情報に基づいて、標準的な移動速度、歩幅、基準高さHを自動で設定する。また、例えば、視点が階段21近傍にあり、視界が階段21に向いている場合に、自動で移動モードを「階段の昇降による移動」に設定する。
このような構成によれば、面倒な移動態様の設定をすることなく、容易に視点を移動させることができる。
例えば、移動態様設定手段173や別途の移動目標設定手段を設けることにより、移動目標地点を設定し、視点がその移動目標地点に到達したときに視点移動工程S160が終了することとしてもよい。
また、例えば、入力部12の特定のボタンが押されている間は視点の移動を継続し、ボタンの押圧が解除されたら視点移動工程S160が終了することとしてもよい。
移動モードとして「徒歩による移動」と「階段の昇降による移動」を例示したが、これに限定されない。例えば、エスカレータ、梯子等による昇降、自転車やバイク、自動車等の乗り物による移動等の各種の移動態様を移動モードとして設定してもよい。
さらに、本発明は、上述の実施形態で示されるような、シミュレーション装置1として構成されるだけでなく、コンピュータなどの演算手段をシミュレーション装置1として機能させるシミュレーションプログラム、およびこのシミュレーションプログラムが演算手段にて読取可能に記録されたCD−ROM、メモリカードなどの記録媒体としても構成することができる。
Claims (8)
- レンズ装用者の視覚に応じた眼鏡レンズを設計する設計手段と、
仮想空間を構築する仮想空間構築手段と、
前記仮想空間内に視点を設定する視点設定手段と、
前記視点における視界を表現する基礎画像を作成する画像作成手段と、
前記視覚に応じて前記基礎画像を処理し前記視点における前記レンズ装用者の裸眼での視界を表現する中間画像を作成する中間処理手段と、
前記中間画像を処理し前記視点における前記レンズ装用者の前記眼鏡レンズ装用時の視界を表現する装用画像を作成する装用処理手段と、
前記装用画像を表示する表示手段と、
前記視点を前記仮想空間内において移動させる視点移動手段と、
前記視点の移動態様を設定する移動態様設定手段と、
を備え、
前記視点移動手段は、前記移動態様に応じ前記視点を少なくとも上下方向に周期的に変動させつつ移動させる
ことを特徴とするシミュレーション装置。 - 請求項1に記載のシミュレーション装置において、
前記移動態様設定手段は、前記移動態様として徒歩による移動を設定することができる
ことを特徴とするシミュレーション装置。 - 請求項1または請求項2に記載のシミュレーション装置において、
前記移動態様設定手段は、前記移動態様として階段の昇降による移動を設定することができる
ことを特徴とするシミュレーション装置。 - 請求項2または請求項3に記載のシミュレーション装置において、
前記移動態様設定手段は、
前記レンズ装用者の歩幅を設定する歩幅設定手段と、
前記視点の移動速度を設定する速度設定手段と、
を有し、
前記視点移動手段は、前記歩幅と前記移動速度に応じて、前記視点の前記仮想空間における床面からの高さを周期的に変動させる
ことを特徴とするシミュレーション装置。 - 請求項4に記載のシミュレーション装置において、
前記移動態様設定手段は、
前記レンズ装用者の眼の床面からの高さを基準高さHとして設定する基準高さ設定手段と、
前記歩幅および前記移動速度に基づいて前記レンズ装用者の足運びの周期ωおよび前記視点の上下方向における変動の振幅αを算出するパラメータ算出手段と、
を有し、
前記視点移動手段は、
前記視点の移動開始から時間tが経過した時の前記視点の前記仮想空間における床面からの高さhが、
h=H+α・sin(2πt/ω)
となるように前記視点を上下方向に変動させる
ことを特徴とするシミュレーション装置。 - 請求項4または請求項5に記載のシミュレーション装置において、
前記移動態様設定手段が前記階段の昇降による移動を設定する場合、
前記歩幅設定手段は、前記階段の段板の奥行きを前記歩幅として設定する
ことを特徴とするシミュレーション装置。 - 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のシミュレーション装置において、
前記視点移動手段は、前記移動態様に応じ前記視点を左右方向に周期的に変動させつつ移動させる
ことを特徴とするシミュレーション装置。 - 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のシミュレーション装置において、
前記眼鏡レンズは、累進面を有する累進屈折力レンズである
ことを特徴とするシミュレーション装置。
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