JP5141437B2 - 同期出力装置及び同期確立方法 - Google Patents

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本願の開示は、一般に同期出力装置及び同期確立方法に関し、詳しくは受信デジタル信号に含まれる映像データ及び音声データを指定のタイミングで出力する同期出力装置及び同期確立方法に関する。
地上波デジタル放送やBSデジタル放送等のデジタル信号は、映像(ビデオ)データや音声(オーディオ)データ等を一定のサイズで区切ったTS(トランスポートストリーム)パケット(以下単にパケットと呼ぶ)として送信される。この際、映像データのパケットとビデオデータのパケットとを適当な順序で並べてデジタル信号のストリームを構成する。映像又は音声の単一のメディア情報のパケットを、プレゼンテーション単位で複数個纏めることにより、PES(Packetized Elementary Stream)パケットを構成する。このPESパケットがメディア情報を表示するための時間管理の単位となる。以降、このPESパケット等の一塊の表示単位の大きさのデータをフレームと呼ぶ。複数個の映像データのパケットが纏まって1つの映像フレームを形成し、複数個の音声データのパケットが纏まって1つの音声フレームを形成する。それぞれの映像フレーム及び音声フレームには、それぞれの表示時刻を33ビットにより1/90kHzの精度で示す表示時刻情報PTS(Presentation Time Stamp)がヘッダ情報として含まれている。
ある映像フレームのPTSと受信機側のシステムクロックとが一致するタイミングで、その映像フレームのデータを表示する。またある音声フレームのPTSと受信機側のシステムクロックとが一致するタイミングで、その音声フレームのデータを音声出力する。これにより、受信機側でそれぞれ別々に復号化される映像データと音声データとを、同期を取り正しいタイミングで出力再生することが可能となる。
受信したデジタル信号中のPTSは、放送側の機器の誤動作や伝送中のノイズ混入等により、期待される時刻情報からずれた時刻情報となる場合がある。この場合、映像が何も表示されなかったり、映像の途中のシーンで停止したりする。また音声の無音状態が続いたりする。
特許文献1には、既に録画されている映像と音声のデジタル信号を編集する際に表示時刻を補正してAV同期(音声及び映像の同期)を取る方法が開示されている。特許文献2には、デジタル信号の情報内に特別な情報を付加する符号化/復号化システムによりAV同期をとる方法が開示されている。特許文献3には、再生装置のシステムクロックを映像や音声の表示時刻で補正する方法が開示されている。
従来のAV同期方法は、同じ映像あるいは同じ音声を繰り返して出力させる等の単一の方法で同期を取っていた。この場合、映像データ及び音声データのPTSのずれ量が小さい時には直ちに同期が取れる。しかしずれ量が大きい時は、長時間に渡り映像が止まったり、音声の無音状態が続いたりし、表示装置としては好ましくない動作をしてしまう。
特開2006−60742号公報 特開2005−159679号公報 特開2005−123789号公報
以上を鑑みると、映像データや音声データのPTSがずれた場合に適切にずれを吸収できる同期方法が望まれる。
同期出力装置は、タイミングを示すクロックを生成するクロック発生装置と、受信したデジタル信号に含まれる連続する複数の映像フレーム前記複数の映像フレームのそれぞれに対応する時刻情報とを受け取り、前記各映像フレームを受け取る毎に、前記各映像フレームに対応する前記時刻情報と前記クロック値との間の差分を求め、前記差分に基づいて前記映像フレームを出力する映像同期装置とを含み、前記映像同期装置は、前記複数の映像フレームの内の第1の映像フレームを受け取った時に、前記差分が±1フレーム以内の第1の状態である場合に、前記時刻情報が示す時刻に前記第1の映像フレームを出力し、前記差分が+1フレームより大きく+N(Nは3以上の自然数)フレーム以下の第2の状態である場合に、前記時刻情報を前記クロック値で書き換えて当該書き換えた時刻情報が示す時刻に前記第1の映像フレームを出力すると共に、前記第2の状態であることを記憶し、前記差分が−M(Mは2以上の自然数)フレーム以上で−1フレームより小さい第3の状態である場合に、前記時刻情報を前記クロック値で書き換えて当該書き換えた時刻情報が示す時刻に前記第1の映像フレームを出力すると共に、前記第3の状態であることを記憶し、前記差分が−M(Mは2以上の自然数)フレームより小さい、あるいは+N(Nは3以上の自然数)フレームより大きい第4の状態である場合に、前記時刻情報を前記クロック値で書き換えて当該書き換えた時刻情報が示す時刻に前記第1の映像フレームを出力すると共に、前記第4の状態であることを記憶し、前記第1の映像フレームの次の第2の映像フレームを受け取った時に、前記差分が前記第2の状態であり、且つ前記第1の映像フレームを受け取った時の前記差分が前記第2の状態であった場合に、前記時刻情報を前記クロック値で書き換えて当該書き換えた時刻情報が示す時刻に前記第1の映像フレームと同じ映像フレームを出力すると共に、前記第2の状態であることを記憶し、前記差分が前記第3の状態であり、且つ前記第1の映像フレームを受け取った時の前記差分が前記第3の状態であった場合に、映像フレームを出力せず、前記第3の状態であることを記憶することを特徴とする。
同期確立方法は、タイミングを示すクロックを生成し、連続する複数の映像フレーム前記複数の映像フレームのそれぞれに対応する時刻情報とを受け取り、前記各映像フレームを受け取る毎に、前記各映像フレームに対応する前記時刻情報と前記クロック値との間の差分を求め、前記差分に基づいて前記映像フレームを出力する各段階を含み、前記映像フレームを出力する段階は、前記複数の映像フレームの内の第1の映像フレームを受け取った時に、前記差分が±1フレーム以内の第1の状態である場合に、前記時刻情報が示す時刻に前記第1の映像フレームを出力し、前記差分が+1フレームより大きく+N(Nは3以上の自然数)フレーム以下の第2の状態である場合に、前記時刻情報を前記クロック値で書き換えて当該書き換えた時刻情報が示す時刻に前記第1の映像フレームを出力すると共に、前記第2の状態であることを記憶し、前記差分が−M(Mは2以上の自然数)フレーム以上で−1フレームより小さい第3の状態である場合に、前記時刻情報を前記クロック値で書き換えて当該書き換えた時刻情報が示す時刻に前記第1の映像フレームを出力すると共に、前記第3の状態であることを記憶し、前記差分が−M(Mは2以上の自然数)フレームより小さい、あるいは+N(Nは3以上の自然数)フレームより大きい第4の状態である場合に、前記時刻情報を前記クロック値で書き換えて当該書き換えた時刻情報が示す時刻に前記第1の映像フレームを出力すると共に、前記第4の状態であることを記憶し、前記第1の映像フレームの次の第2の映像フレームを受け取った時に、前記差分が前記第2の状態であり、且つ前記第1の映像フレームを受け取った時の前記差分が前記第2の状態であった場合に、前記時刻情報を前記クロック値で書き換えて当該書き換えた時刻情報が示す時刻に前記第1の映像フレームと同じ映像フレームを出力すると共に、前記第2の状態であることを記憶し、前記差分が前記第3の状態であり、且つ前記第1の映像フレームを受け取った時の前記差分が前記第3の状態であった場合に、映像フレームを出力せず、前記第3の状態であることを記憶することを特徴とする。
少なくとも1つの実施例によれば、ずれが所定値未満であるか所定値以上であるかに応じて、それぞれの状況に適した異なる方式で映像データとシステムクロックとの同期を確立する。従って、映像データのPTSがずれた場合に適切にずれを吸収することができる。
以下に、本発明の実施例を添付の図面を用いて詳細に説明する。
図1は、デジタル信号の構成の一例を示す図である。映像データは所定のサイズのパケットVideo1−1、Video1−2、Video1−3、Video2−1等として送信される。音声データも同様に、所定のサイズのパケットAudio1−1、Audio1−2、Audio2−1、Audio2−2、Audio3−1等として送信される。デジタル信号10は、これらの映像データのパケットや音声データのパケット等を適当な順序で並べたストリームとして構成される。
デジタル信号10から映像データ11及び音声データ12をそれぞれ別個に抽出することにより単一のメディア情報のストリームが形成される。図1に示す例の場合、3つの映像データのパケットで1つの映像フレームを形成し、2つの音声データのパケットで1つの音声フレームを形成する。これらのフレームが、各メディア情報を表示するための時間管理の単位となる。それぞれの映像フレーム及び音声フレームには、それぞれの表示時刻を33ビットにより1/90kHzの精度で示す表示時刻情報PTSがヘッダ情報として含まれている。
MPEG−2等のデジタル信号の映像データのPTSは、各国毎に採用している規格により定まる一定の間隔で、規則正しく設定される。日本では、等間隔で1秒間に30フレーム表示するようPTSが設定される。デジタル信号の音声データのPTSは、AC−3、AAC、LPCM、MPEG1−Layer2等の各音声フォーマットによって間隔が異なる。以下に説明する実施例では、映像データ及び音声データのPTSが、期待される時刻からずれた場合、まず映像の連続性を確保しながら映像データとシステムクロックとの同期を確立する。映像データの表示時刻とシステムクロックとの同期を確立したうえで、音声データとシステムクロックとの同期を確立する。
図2は、受信したデジタル信号を復号化して表示装置に出力すると共に再符号化する受信装置の構成の一例を示す図である。受信装置(同期出力装置)20は、復号化装置21、SC発生装置22、映像同期装置23、音声同期装置24、及び符号化装置25を含む。復号化装置21は、例えば図1に示されるようなデジタル信号を受信して、受信デジタル信号から映像データと音声データとを別々に復号化する。SC発生装置22は、時刻を示す値を有するシステムクロックSCを生成する。映像同期装置23は、復号化装置21により復号化されたデジタル信号に含まれる映像フレームと当該映像フレームに対応する表示時刻情報PTSとを受け取り、システムクロックSCに基づいて表示時刻情報PTSが示す時刻に映像フレームを出力する。ここで映像フレームとは、表示単位の大きさの映像データである。出力された映像フレームは、例えば液晶表示装置などの画像表示装置に供給される。音声同期装置24は、復号化装置21により復号化されたデジタル信号に含まれる音声フレームと当該音声フレームに対応する表示時刻情報PTSとを受け取り、システムクロックSCに基づいて表示時刻情報PTSが示す時刻に音声フレームを出力する。ここで音声フレームとは、表示単位の大きさの音声データである。出力された音声フレームは、例えばスピーカなどの音声出力装置に供給される。映像同期装置23が出力する映像フレームと音声同期装置24が出力する音声フレームとは、表示装置(出力装置)に供給されると共に、符号化装置25に供給されてよい。符号化装置25は、供給される映像データと音声データとを再符号化して、符号化デジタル信号として出力する。この出力された符号化デジタル信号は、例えばDVD記録装置等に供給されてよい。SC発生装置22が生成するシステムクロックSCの値は、後程説明するように、映像同期装置23での処理結果に応じて修正される(補正される)。
図3は、映像同期装置23が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理を実行することにより、受信映像フレームのPTSが期待される時刻情報からずれた場合に、映像フレームとシステムクロックSCとの同期を確立して適切な映像表示を実現する。
新たな映像データ(1つの映像フレーム)が入力されると、ステップS1で、システムクロックSCと映像データのPTSとが一致するか不一致であるかを判断する。即ち、連続するタイミングで順次出力する一連の映像データのうち、次のタイミングで出力する映像データのPTSと次のタイミングを示すシステムクロック値との間に、ずれが有るか否かを判断する。映像同期装置23が映像データを受け取る段階では、その映像データのPTSが示す出力すべき時刻は、SC発生装置22が発生するシステムクロックSCの示す現在の時刻よりも少し先の未来を示している。その後システムクロックSCの示す現在の時刻がPTSの示す時刻に一致すると、そのタイミングにおいて、映像同期装置23は当該映像データを出力する。順次出力する一連の映像データのうち前回出力したタイミングでのシステムクロックSCの示す時刻がnである場合、次のタイミングで出力する映像データのPTSはn+33ms(ミリ秒)を示すべきである。映像同期装置23は、次のタイミングで出力する映像データのPTSと次のタイミングを示すシステムクロック値(n+33ms)との間に、ずれが有るか否かを判断する。
ステップS1でずれが無いと判断された場合、ステップS2で、映像同期装置23は内部の状態フラグを0に設定する。次にステップS3で、映像同期装置23は現在の映像データをそのまま出力する。即ち、次のタイミングで出力すべき映像データを、その映像データのPTSが示す時刻で出力する。
ステップS1でずれがあると判断された場合、ステップS4で、映像同期装置23はシステムクロックSCと映像データのPTSとの差が±1フレーム以内であるか否かを判定する。即ち、次のタイミングで出力する映像データのPTSと次のタイミングを示すシステムクロック値との間にずれがあるが、そのずれが±1フレームの許容値内であるか否かを判定する。
ずれが±1フレーム以内(許容値内)である場合には、映像同期装置23は第1補正方式を実行する。即ちまずステップS5で、映像同期装置23は内部の状態フラグを1に設定する。次にステップS6で、映像同期装置23は現在の映像データをそのまま出力する。即ち、次のタイミングで出力すべき映像データを、その映像データのPTSが示す時刻で出力する。なお上記の許容範囲±1フレームは限定を意図しない一例であり、例えば±0.5フレームの許容範囲についてステップS4で判定を行ない、±0.5フレーム内のずれについて、ステップS5及びS6の処理を実行するようにしてもよい。
ステップS4でずれが±1フレーム以上であると判断された場合、ステップS7で、映像同期装置23はシステムクロックSCと映像データのPTSとの差が+1〜+3フレームの範囲内であるか否かを判定する。即ち、次のタイミングで出力する映像データのPTSと次のタイミングを示すシステムクロック値との間にずれがあり、そのずれが±1フレームの許容値以上であり且つ所定値(+3フレーム)未満であるか否かを判定する。
ずれが+1〜+3フレームの範囲内である場合には、映像同期装置23は第2補正方式を実行する。即ちまずステップS8で、映像同期装置23は内部の状態フラグを2に設定する。次にステップS9で、次のタイミングで出力すべき映像データのPTSを、次のタイミングを示すシステムクロック値により書き替える。次のステップS10は、ステップS7から分岐する時点で既に状態フラグが2の状態であった場合、即ちフローチャートのこの経路を続けて2回以上通過した場合の2回目以降に実行される。例えばステップS7とステップS8との間で、状態フラグ≠2ならカウンタ値を1に設定し、状態フラグ=2であればカウンタ値をカウントアップする処理を実行し、このカウント値が2以上であるか否かを判断すればよい。このステップS10では、次のタイミングで出力すべき映像データを例えば2回繰り返す。即ち、ステップS9の処理に加え、更に、次のタイミングで出力すべき映像データをコピーし、そのPTSを2回後のタイミング(次の次のタイミング)を示すシステムクロック値により書き替える。なお実際に映像データをコピーするのではなく、一度出力した後に同一の映像データを再度出力するように構成すればよい。
ステップS11で、映像同期装置23は現在の映像データをそのまま出力する。即ち、次のタイミングで出力すべき映像データを、その映像データのPTSが示す時刻(即ち上記書き替え後のPTSが示す時刻)で出力する。ステップS10を実行していた場合には、更にその次のタイミングにも同一の映像データを出力する。このように、次のタイミングで出力する映像データのPTSが次のタイミングを示すシステムクロック値よりも未来(+1〜+3)を示す場合、連続する映像データの少なくとも1つを同一データとして繰り返し出力する。これにより、映像データのPTSとシステムクロックSCとを徐々に近づけていく。また上記例のように1フレーム毎に同一の映像データを繰り返すことにより、映像表示の視覚的な連続性を維持しながら、ずれを収束させることができる。なお上記の範囲+1〜+3は一例であり、より狭い範囲或いはより広い範囲のずれについて、ステップS8乃至S11の処理を実行するようにしてもよい。
ステップS7でずれが+1〜+3フレームの範囲内でないと判断された場合、ステップS12で、映像同期装置23はシステムクロックSCと映像データのPTSとの差が−2〜−1フレームの範囲内であるか否かを判定する。即ち、次のタイミングで出力する映像データのPTSと次のタイミングを示すシステムクロック値との間にずれがあり、そのずれが±1フレームの許容値以上であり且つ所定値(−2フレーム)未満であるか否かを判定する。
ずれが−2〜−1フレームの範囲内である場合には、映像同期装置23は第3補正方式を実行する。即ちまずステップS13で、映像同期装置23は内部の状態フラグを3に設定する。次のステップS14は、ステップS12からこの経路に分岐するのが連続して奇数回目(初回も含む)の場合に実行される。連続して奇数回目であるか否かの判断は、例えばステップS12とステップS13との間で、状態フラグ≠3ならカウンタ値を1に設定し、状態フラグ=3であればカウンタ値をカウントアップする処理を実行し、このカウント値の奇数/偶数を判断すればよい。このステップS14では、次のタイミングで出力すべき映像データのPTSを、次のタイミングを示すシステムクロック値により書き替える。次のステップS15は、ステップS12からこの経路に分岐するのが連続して偶数回目の場合に実行される。このステップS15では、次のタイミングで出力すべき映像データを削除する。即ち、この映像データを出力せずにスキップする。
ステップS16で、この経路が奇数回目の場合には、映像同期装置23が現在の映像データをそのまま出力する。即ち、奇数回目の場合において、次のタイミングで出力すべき映像データを、その映像データのPTSが示す時刻(即ち上記書き替え後のPTSが示す時刻)で出力する。またステップS16で、この経路が偶数回目の場合には、映像同期装置23は何も出力しない。何故なら、偶数回目の場合において、次のタイミングで出力すべき映像データは既に削除されているからである。このように、次のタイミングで出力する映像データのPTSが次のタイミングを示すシステムクロック値よりも過去(−2〜−1)を示す場合、連続する映像データの少なくとも1つを破棄してよい。これにより、映像データのPTSとシステムクロックSCとを徐々に近づけていく。また上記例のように1フレーム毎に映像データを削除することにより、映像表示の視覚的な連続性を維持しながら、ずれを収束させることができる。なお上記の範囲−2〜−1は一例であり、より狭い範囲或いはより広い範囲のずれについて、ステップS13乃至S16の処理を実行するようにしてもよい。
ステップS12でずれが−2〜−1フレームの範囲内でないと判断された場合、映像同期装置23は第4補正方式を実行する。即ちまずステップS17で、映像同期装置23は内部の状態フラグを4に設定する。次のステップS18は、ステップS17からこの経路に分岐するのが連続して4回目以内の場合に実行される。例えばステップS12とステップS17との間で、状態フラグ≠4ならカウンタ値を1に設定し、状態フラグ=4であればカウンタ値をカウントアップする処理を実行し、このカウント値が4以下であるか否かを判断すればよい。このステップS18では、次のタイミングで出力すべき映像データのPTSを、次のタイミングを示すシステムクロック値により書き替える。次のステップS19は、ステップS17からこの経路に分岐するのが連続して5回目の場合に実行される。このステップS19では、PTSに基づきシステムクロックSCを書き替える。即ち、次のタイミングを示すシステムクロック値がPTSと同値となるように修正する。
ステップS20で、映像同期装置23は現在の映像データをそのまま出力する。即ち、連続4回目までであれば、次のタイミングで出力すべき映像データを、その映像データのPTSが示す時刻(即ち上記書き替え後のPTSが示す時刻)で出力する。連続5回目であれば、次のタイミングで出力すべき映像データを、修正後のシステムクロックSCに基づいてその映像データのPTSが示す時刻に出力する。この第4補正方式を適用する場合のようにずれの大きさが異常に大きい場合には、例えばノイズの混入によりPTSが破壊されて全く異なる値になっている、或いは信号伝送の異常により大量のフレームが損失した等が考えられる。ノイズの混入によりPTSが破壊されて全く異なる値になっている場合には、ある程度待てば元の正しいPTSに戻る可能性がある。これを考慮して連続4回目までであればPTSを修正して対応する。しかし大量のフレームが損失した場合等には、いつまで待っても元の正しいPTSに戻る可能性はない。これを考慮して連続4回以内にずれが無くならない場合には、システムクロックSCの方を書き替えることにより対応する。
図4は、図3に示した処理内容を纏めた表を示す図である。表の各行は、システムクロックSCと映像データのPTSとの差(ずれ)の範囲を分類した場合の各範囲に対応する。表の各列は、特定の範囲にずれが入る場合が連続して起こる場合に連続何回目であるかを示す。ずれが±1フレーム範囲内である場合には、連続何回目であるかに関わらず、補正を行なわない。ずれが+1〜+3フレームの範囲内である場合には、初回にPTSを書き替え、2回目以降ではPTS書き換えと共にリピート処理を行なう。ずれが−2〜−1フレームの範囲内である場合には、初回にPTSを書き替え、2回目にスキップ処理(映像データ破棄)し、3回目にPTSを書き替え、4回目にスキップ処理(映像データ破棄)し、その後同様に処理を行なう。ずれが−2〜+3フレームの範囲外である場合には、初回から4回目まではPTSを書き替えて対応し、5回目にはシステムクロックSCを更新(修正)する。
図5は、+1〜+3フレームの範囲内であるようなずれが発生した場合の処理を模式的に示した図である。最上段にはシステムクロックSCの値を示してある。この例では、説明を単純にするためにシステムクロックSCの値はミリ秒に対応し、初期状態の値0から33ミリ秒間隔で示した値(0,33,66,99,132・・・)が、連続する各映像フレームの出力タイミングに対応する。図5の上から2段目には、1番目から8番目までの映像フレームが示される。映像フレームを表現する四角の枠の上段にはフレームの受け取った順序を示す番号が示され、下段にはそのフレームのPTSの値が示される。図5の最下段には、連続して出力する映像フレームが示される。映像フレームを表現する四角の枠の上段にはフレームの出力順序を示す番号が示され、下段にはそのフレームのPTSの値が示される。
図5に示すように、第1フレームから第3フレームまでは、受け取った映像フレーム(次に出力する映像フレーム)のPTSは、次に出力すべきタイミングを示すシステムクロックSCの値(最上段に示すSCの値)に一致している。この状態は正常な状態である。第4フレームでは、受け取った映像フレーム(次に出力する映像フレーム)のPTSは198であり、次に出力すべきタイミングを示すシステムクロックSCの値99とは異なっている。このずれの大きさは99であり+3フレーム分に相当する。従って、図3及び図4に示す第2補正方式(+1〜+3フレーム範囲内の場合の処理)が実行される。初回の映像フレーム30は、そのPTSがSCの値(=99)に書き替えられ、映像フレーム40として出力される。連続2回目の映像フレーム31は、そのPTSがSCの値(=132)に書き替えられ、映像フレーム41として出力される。またこの同一の映像フレーム31は、リピート処理によりPTSがSCの値(=165)に書き替えられ、映像フレーム42として出力される。以下同様にして、連続3回目の映像フレーム32は映像フレーム43及び44として出力され、連続4回目の映像フレーム33は映像フレーム45及び46として出力される。次に受け取る映像フレーム34は、そのPTSが次に出力すべきタイミングを示すシステムクロックSCの値(=330)に一致している。この状態は正常な状態であり、映像フレーム34がそのまま映像フレーム47として出力される。
図6は、−2〜−1フレームの範囲内であるようなずれが発生した場合の処理を模式的に示した図である。図の表示形態は図6と図5とで同様である。
図6に示すように、第1フレームから第3フレームまでは、受け取った映像フレーム(次に出力する映像フレーム)のPTSは、次に出力すべきタイミングを示すシステムクロックSCの値(最上段に示すSCの値)に一致している。この状態は正常な状態である。第4フレームでは、受け取った映像フレーム(次に出力する映像フレーム)のPTSは33であり、次に出力すべきタイミングを示すシステムクロックSCの値99とは異なっている。このずれの大きさは66であり−2フレーム分に相当する。従って、図3及び図4に示す第3補正方式(−2〜−1フレーム範囲内の場合の処理)が実行される。初回の映像フレーム50は、そのPTSがSCの値(=99)に書き替えられ、映像フレーム60として出力される。連続2回目の映像フレーム51は、スキップ処理により破棄されて、出力されることはない。連続3回目の映像フレーム52は、そのPTSが次に出力するタイミングのSCの値(=132)に書き替えられ、映像フレーム61として出力される。連続4回目の映像フレーム53は、スキップ処理により破棄されて、出力されることはない。連続5回目の映像フレーム54は、そのPTSが次に出力するタイミングのSCの値(=165)に書き替えられ、映像フレーム62として出力される。次に受け取る映像フレーム55は、そのPTSが次に出力すべきタイミング(出力映像フレーム62の出力タイミングの次のタイミング)を示すシステムクロックSCの値(=198)に一致している。この状態は正常な状態であり、映像フレーム55がそのまま映像フレーム63として出力される。
図7は、音声同期装置24が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理を実行することにより、受信音声フレームのPTSが期待される時刻情報からずれた場合に、音声フレームとシステムクロックSCとの同期を確立して適切な音声表示(音声出力)を実現する。
新たな音声データ(1つの音声フレーム)が入力されると、ステップS1で、システムクロックSCと音声データのPTSとが一致するか不一致であるかを判断する。即ち、連続するタイミングで順次出力する一連の音声データのうち、次のタイミングで出力する音声データのPTSと次のタイミングを示すシステムクロック値との間に、ずれが有るか否かを判断する。音声同期装置24が音声データを受け取る段階では、その音声データのPTSが示す出力すべき時刻は、SC発生装置22が発生するシステムクロックSCの示す現在の時刻よりも少し先の未来を示している。その後システムクロックSCの示す現在の時刻がPTSの示す時刻に一致すると、そのタイミングにおいて、音声同期装置24は当該音声データを出力する。順次出力する一連の音声データのうち前回出力したタイミングでのシステムクロックSCの示す時刻がnである場合、次のタイミングで出力する音声データのPTSはn+αミリ秒(αは音声出力間隔)を示すべきである。音声同期装置24は、次のタイミングで出力する音声データのPTSと次のタイミングを示すシステムクロック値(n+αミリ秒)との間に、ずれが有るか否かを判断する。
ステップS1でずれが無いと判断された場合、ステップS2で、音声同期装置24は内部の状態フラグを0に設定する。次にステップS3で、音声同期装置24は現在の音声データをそのまま出力する。即ち、次のタイミングで出力すべき音声データを、その音声データのPTSが示す時刻で出力する。
ステップS1でずれがあると判断された場合、ステップS4で、音声同期装置24はシステムクロックSCと音声データのPTSとの差が±1フレーム以内であるか否かを判定する。即ち、次のタイミングで出力する音声データのPTSと次のタイミングを示すシステムクロック値との間にずれがあるが、そのずれが±1フレームの許容値内であるか否かを判定する。
ずれが±1フレーム以内(許容値内)である場合には、音声同期装置24は第1補正方式を実行する。即ちまずステップS5で、音声同期装置24は内部の状態フラグを1に設定する。次にステップS6で、音声同期装置24は現在の音声データをそのまま出力する。即ち、次のタイミングで出力すべき音声データを、その音声データのPTSが示す時刻で出力する。なお上記の許容範囲±1フレームは限定を意図しない一例であり、例えば±0.5フレームの許容範囲についてステップS4で判定を行ない、±0.5フレーム内のずれについて、ステップS5及びS6の処理を実行するようにしてもよい。
ステップS4でずれが±1フレーム以上であると判断された場合、音声同期装置24は第2補正方式を実行することになり、ステップS7に進む。ステップS7において、状態フラグ≠2なら連続カウンタのカウンタ値を1に設定し、状態フラグ=2であれば連続カウンタのカウンタ値をカウントアップする処理を実行する。以上の処理の後に、状態フラグを2に設定する。ステップS8で、連続カウンタのカウンタ値が2であり且つシステムクロックSCと音声データのPTSとの差が1回目と同じであるか否かを判断する。YESの場合には、ステップS9で、連続カウンタのカウンタ値を0に設定する。更にステップS10で、音声同期装置24は現在の音声データをそのまま出力する。即ち、次に出力するデータとして保持されている音声データを、その音声データのPTSが示す時刻で出力する。
ステップS8の判定の結果がNOの場合には、ステップS11で、音声データを削除する。またこのとき、連続カウンタのカウンタ値が2であるなら、カウンタ値を1に設定する。これにより今回削除した音声データが、次回の処理において第1回目のデータとして取り扱われる。次にステップS12で、音声同期装置24は何も出力しない。この場合の何も出力しないとは、映像データの場合とは異なり、次に出力すべきであったタイミングにおいて無音状態とすることを意味する。この場合、次回の処理において、「次に出力するタイミング」とは、無音状態とした次のタイミングのことである。
以上の音声データの処理を更に説明するために、連続するタイミングで順次出力するために音声同期装置24が受け取った第1及び第2の音声フレームを考える。まず、第2のタイミングで出力する第2の音声フレームのPTSと第2のタイミングを示すシステムクロック値とのずれが許容値以上(±1フレーム以上)であるとする。このとき、第1の音声フレームのPTSと第2の音声フレームのPTSとが連続しない(即ち差が上記αでない)ならば、システムクロックSCと音声データのPTSとの差が第1の音声フレームの場合の差と同じでないので、図7のステップS11が実行される。即ち、第2の音声データを破棄して出力しない。また第1の音声フレームのPTSと第2の音声フレームのPTSとが連続する(即ち差が上記αである)ならば、第1及び第2の音声フレームが両方共に正常であるか、或いは図7のステップS9が実行される場合ということになる。何れの場合にせよ、図7のステップS3或いはS10に示されるように、第2の音声データのPTSが示す時刻に第2の音声データを出力することになる。
図8は、図7に示した処理内容を纏めた表を示す図である。表の各行は、システムクロックSCと映像データのPTSとの差(ずれ)の範囲を分類した場合の各範囲に対応する。表の各列は、特定の範囲にずれが入る場合が連続して起こる場合に連続何回目であるかを示す。ずれが±1フレーム範囲内である場合には、何回目であるかに関わらず、補正を行なわない。ずれが±1フレームの範囲外である場合には、初回には音声データを削除して、次に出力すべきであったタイミングを無音状態とする。連続2回目には、補正をせずに、次に出力するデータとして保持されている音声データを、その音声データのPTSが示す時刻で出力する。なお図8に示す表において、連続2回目とは、システムクロックSCと音声データのPTSとの差が1回目と同じ場合のことを意味する。±1フレーム範囲外のずれが連続して2回発生した2回目において、SCとPTSとの差が1回目と異なるのであれば、今回のデータを1回目のデータとして取り扱う。この場合の処理は図8の表において、「1回目」の欄に示されている。
音声のずれについては、ずれ量が±1フレーム範囲外である場合、速やかに補正する必要がある。範囲外のずれが1回目の場合は、異常な音を出力するよりは無音状態の方が適切であるので、音声データを削除することにより対応する。範囲外のずれが連続2回目であっても、1回目と2回目とでPTSが連続しないのであれば、雑音等によりデータが破壊されている可能性がある。従って、この場合にも、異常な音を出力するよりは無音状態の方が適切であるので、音声データを削除することにより対応する。範囲外のずれが連続2回目であり、1回目と2回目とでPTSが連続する場合は、途中のデータが失われたものの正しいデータが受信できていると判断して、補正を行わないで対応する。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲内で様々な変形が可能である。
デジタル信号の構成の一例を示す図である。 受信したデジタル信号を復号化して表示装置に出力すると共に再符号化する受信装置の構成の一例を示す図である。 映像同期装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図3に示した処理内容を纏めた表を示す図である。 +1〜+3フレームの範囲内であるようなずれが発生した場合の処理を模式的に示した図である。 −2〜−1フレームの範囲内であるようなずれが発生した場合の処理を模式的に示した図である。 音声同期装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図7に示した処理内容を纏めた表を示す図である。
符号の説明
10 デジタル信号
11 映像データ
12 音声データ
20 受信装置
21 復号化装置
22 SC発生装置
23 映像同期装置
24 音声同期装置
25 符号化装置

Claims (7)

  1. タイミングを示すクロックを生成するクロック発生装置と、
    受信したデジタル信号に含まれる連続する複数の映像フレーム前記複数の映像フレームのそれぞれに対応する時刻情報とを受け取り、前記各映像フレームを受け取る毎に、前記各映像フレームに対応する前記時刻情報と前記クロック値との間の差分を求め、前記差分に基づいて前記映像フレームを出力する映像同期装置と
    を含み、
    前記映像同期装置は、前記複数の映像フレームの内の第1の映像フレームを受け取った時に、
    前記差分が±1フレーム以内の第1の状態である場合に、前記時刻情報が示す時刻に前記第1の映像フレームを出力し、
    前記差分が+1フレームより大きく+N(Nは3以上の自然数)フレーム以下の第2の状態である場合に、前記時刻情報を前記クロック値で書き換えて当該書き換えた時刻情報が示す時刻に前記第1の映像フレームを出力すると共に、前記第2の状態であることを記憶し、
    前記差分が−M(Mは2以上の自然数)フレーム以上で−1フレームより小さい第3の状態である場合に、前記時刻情報を前記クロック値で書き換えて当該書き換えた時刻情報が示す時刻に前記第1の映像フレームを出力すると共に、前記第3の状態であることを記憶し、
    前記差分が−M(Mは2以上の自然数)フレームより小さい、あるいは+N(Nは3以上の自然数)フレームより大きい第4の状態である場合に、前記時刻情報を前記クロック値で書き換えて当該書き換えた時刻情報が示す時刻に前記第1の映像フレームを出力すると共に、前記第4の状態であることを記憶し、
    前記第1の映像フレームの次の第2の映像フレームを受け取った時に、
    前記差分が前記第2の状態であり、且つ前記第1の映像フレームを受け取った時の前記差分が前記第2の状態であった場合に、前記時刻情報を前記クロック値で書き換えて当該書き換えた時刻情報が示す時刻に前記第1の映像フレームと同じ映像フレームを出力すると共に、前記第2の状態であることを記憶し、
    前記差分が前記第3の状態であり、且つ前記第1の映像フレームを受け取った時の前記差分が前記第3の状態であった場合に、映像フレームを出力せず、前記第3の状態であることを記憶する
    ことを特徴とする同期出力装置。
  2. 前記映像同期装置は、
    前記第2の映像フレームの次の第3の映像フレームを受け取った時に、
    前記差分が前記第2の状態であり、且つ前記第2の映像フレームを受け取った時の前記差分が前記第2の状態であった場合に、前記時刻情報を前記クロック値で書き換えて当該書き換えた時刻情報が示す時刻に前記第1の映像フレームと同じ映像フレームを出力すると共に前記第2の状態であることを記憶し、
    前記差分が前記第3の状態であり、且つ前記第2の映像フレームを受け取った時の前記差分が前記第3の状態であった場合に、前記時刻情報を前記クロック値で書き換えて当該書き換えた時刻情報が示す時刻に前記第3の映像フレームを出力すると共に前記第3の状態であることを記憶する
    ことを特徴とする請求項1記載の同期出力装置。
  3. 前記映像同期装置は、
    前記第3の映像フレームの次の第4の映像フレームを受け取った時に、
    前記差分が前記第2の状態であり、且つ前記第3の映像フレームを受け取った時の前記差分が前記第2の状態であった場合に、前記時刻情報を前記クロック値で書き換えて当該書き換えた時刻情報が示す時刻に前記第1の映像フレームと同じ映像フレームを出力すると共に前記第2の状態であることを記憶し、
    前記差分が前記第3の状態であり、且つ前記第3の映像フレームを受け取った時の前記差分が前記第3の状態であった場合に、映像フレームを出力せず、前記第3の状態であることを記憶する
    ことを特徴とする請求項記載の同期出力装置。
  4. 前記映像同期装置は、
    前記第4の映像フレームの次の第5の映像フレームを受け取った時に、
    前記差分が前記第4の状態であり、且つ前記第4の映像フレームを受け取った時の前記差分が前記第4の状態であった場合に、前記時刻情報に基づいて前記クロック値を書き換える
    ことを特徴とする請求項記載の同期出力装置。
  5. 前記受信したデジタル信号に含まれる連続する複数の音声フレームと前記複数の音声フレームのそれぞれに対応する時刻情報とを受け取り、前記各音声フレームを受け取る毎に、前記各音声フレームに対応する前記時刻情報と前記クロック値との間の差分を判定し、当該判定結果に基づいて前記音声フレームを出力する音声同期装置を更に含み、
    前記音声同期装置は、
    前記複数の音声フレームの内の第1の音声フレームを受け取った時に、
    前記第1の音声フレームに対応する前記時刻情報と前記クロック値との間の差分が±1フレーム以内の第5の状態である場合に、当該クロック値に基づいて当該時刻情報が示す時刻に前記第1の音声フレームを出力し、
    前記第1の音声フレームに対応する前記時刻情報と前記クロック値との間の差分が+1フレームより大きい、あるいはー1フレームより小さい第6の状態である場合に、前記第1の音声フレームを出力しない
    ことを特徴とする請求項1乃至4いずれか一項記載の同期出力装置。
  6. タイミングを示すクロックを生成し、
    連続する複数の映像フレーム前記複数の映像フレームのそれぞれに対応する時刻情報とを受け取り、前記各映像フレームを受け取る毎に、前記各映像フレームに対応する前記時刻情報と前記クロック値との間の差分を求め、前記差分に基づいて前記映像フレームを出力する
    各段階を含み、前記映像フレームを出力する段階は、
    前記複数の映像フレームの内の第1の映像フレームを受け取った時に、
    前記差分が±1フレーム以内の第1の状態である場合に、前記時刻情報が示す時刻に前記第1の映像フレームを出力し、
    前記差分が+1フレームより大きく+N(Nは3以上の自然数)フレーム以下の第2の状態である場合に、前記時刻情報を前記クロック値で書き換えて当該書き換えた時刻情報が示す時刻に前記第1の映像フレームを出力すると共に、前記第2の状態であることを記憶し、
    前記差分が−M(Mは2以上の自然数)フレーム以上で−1フレームより小さい第3の状態である場合に、前記時刻情報を前記クロック値で書き換えて当該書き換えた時刻情報が示す時刻に前記第1の映像フレームを出力すると共に、前記第3の状態であることを記憶し、
    前記差分が−M(Mは2以上の自然数)フレームより小さい、あるいは+N(Nは3以上の自然数)フレームより大きい第4の状態である場合に、前記時刻情報を前記クロック値で書き換えて当該書き換えた時刻情報が示す時刻に前記第1の映像フレームを出力すると共に、前記第4の状態であることを記憶し、
    前記第1の映像フレームの次の第2の映像フレームを受け取った時に、
    前記差分が前記第2の状態であり、且つ前記第1の映像フレームを受け取った時の前記差分が前記第2の状態であった場合に、前記時刻情報を前記クロック値で書き換えて当該書き換えた時刻情報が示す時刻に前記第1の映像フレームと同じ映像フレームを出力すると共に、前記第2の状態であることを記憶し、
    前記差分が前記第3の状態であり、且つ前記第1の映像フレームを受け取った時の前記差分が前記第3の状態であった場合に、映像フレームを出力せず、前記第3の状態であることを記憶する
    ことを特徴とする同期確立方法。
  7. 連続する複数の音声フレームと前記複数の音声フレームのそれぞれに対応する時刻情報とを受け取り、前記各音声フレームを受け取る毎に、前記各音声フレームに対応する前記時刻情報と前記クロック値との間の差分を判定し、当該判定結果に基づいて前記音声フレームを出力する段階を更に含み、前記音声フレームを出力する段階は、
    前記複数の音声フレームの内の第1の音声フレームを受け取った時に、
    前記第1の音声フレームに対応する前記時刻情報と前記クロック値との間の差分が±1フレーム以内の第5の状態である場合に、当該クロック値に基づいて当該時刻情報が示す時刻に前記第1の音声フレームを出力し、
    前記第1の音声フレームに対応する前記時刻情報と前記クロック値との間の差分が+1フレームより大きい、あるいはー1フレームより小さい第6の状態である場合に、前記第1の音声フレームを出力しない
    ことを特徴とする請求項記載の同期確立方法。
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