JP5139432B2 - カーボンナノチューブ・コンタクト構造 - Google Patents

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Description

本発明は、カーボンナノチューブに係り、より具体的には、フィルム中及び溶液中のカーボンナノチューブに関する。
カーボンナノチューブは、非常に小型で、強度が高く、電気及び熱伝導特性に優れていることにより注目を集めている。しかし、カーボンナノチューブを取り扱う際に問題が生じる。例えば、整列された複数のカーボンナノチューブからなるフィルムは、フィルム全体に亘って電気的な接続性を有する。だが、各カーボンナノチューブが独立して作用して、フィルムが塑性変形してしまう場合がある。フィルムは、被試験デバイスへの好ましい接続(positive connection)を形成するために試験相互接続エレメント又はコンタクト構造に求められる剛性及び弾性がない。
カーボンナノチューブは、めっき溶液においても用いられてもよく、それにより、カーボンナノチューブを含む、めっきされた対象のコーティングが得られる。この形態では、カーボンナノチューブは、対象に付着していることにより可塑性は高くない。
本発明の幾つかの実施形態に従い、プローブヘッドがその上に取り付けられたプローブカードアセンブリを示すブロック図である。 カーボンナノチューブが組み込まれるコンタクト構造を作製する例示的な方法の一部を説明する犠牲基板と関連材料を示す斜視図である。 図2の線3−3に沿った図である。 図3に示す構造の拡大図であって、カーボンナノチューブが組み込まれるコンタクト構造を作製する例示的な方法の一部を示す図である。 図4に類似する図であって、カーボンナノチューブが組み込まれるコンタクト構造を作製する例示的な方法の一部を示す図である。 カーボンナノチューブが組み込まれるコンタクト構造を作製する例示的な方法の一部を説明する犠牲基板と関連材料を示す斜視図である。 図7の線8−8に沿った拡大図である。 カーボンナノチューブが組み込まれたコンタクト構造を示す斜視図である。 カーボンナノチューブが組み込まれた別のコンタクト構造を示す斜視図である。 図10Aの線10B−10Bに沿った、図10Aのコンタクト構造の本体を示す断面図である。 本発明の幾つかの実施形態に組み込まれうる整列されたカーボンナノチューブフィルムを成長させるプロセスを示す連続図である。 カーボンナノチューブが組み込まれたコンタクト構造を示す概略図である。 パターンが付けられたカーボンナノチューブフィルムを示す斜視図である。 図15におけるカーボンナノチューブの上部に金属スラグが取り付けられた図15のフィルムを示す斜視図である。 逆さにされ、フィルムが取り除かれた図16のカーボンナノチューブを示す図であって、複数の金属支柱があり、そのうちの1つをパターンが付けられたカーボンナノチューブから分解して示す図である。
説明と共に示す図面は、デバイス及びデバイスを作製する方法の特定の一部(全体ではなく)のみを示すものである。以下の説明と共に、図面は、本発明の幾つかの実施形態によるかかるデバイス及び方法の原理を示し且つ説明する。図中、明瞭とするために一部の場合において層及び領域の厚さを拡大して示す場合がある。また、ある層が別の層又は基板「上」にあると言及した場合に、そのある層は、別の層又は基板の上に直接あっても、介在する層があってもよいことは理解されよう。異なる図面における同じ参照番号は、同じ構成要素を示すので、それらの説明は省略する。
本発明の例示的な実施形態を、添付図面を参照しながらより詳細に説明する。しかし、本発明は、多くの異なる形態で具現化することができ、本願に記載する実施形態及び様態に限定されると解釈すべきではない。例示的な実施形態は、半導体ダイを試験するプローブ先端に関連して説明するが、本発明はそれに限定されず、任意のプローブ用途に用いることができる。
一般に、本発明の幾つかの実施形態は、プローブ用のコンタクトエレメント(本願では、コンタクト構造とも呼ぶ)を提供する。コンタクトエレメント又はプローブ全体は、様々な方法で内部にカーボンナノチューブが組み込まれたカーボンナノチューブ構造から形成されうる。1つの様態では、カーボンナノチューブは、トレンチ内でフィルム上に成長させられうる。トレンチ内では、プローブのコンポーネントがリソグラフィにより形成される。別の様態では、カーボンナノチューブは、プローブ又はプローブコンタクトエレメントをめっきするために用いられるめっき溶液中にあってもよい。さらに別の様態では、プローブ全体又はコンタクトエレメントは、カーボンナノチューブにより実質的に構成されてもよい。カーボンナノチューブフィルムを含む実施例では、フィルムにパターンを付けて、カーボンナノチューブの塑性変形を抑えるように金属が形成される領域を与えてもよい。
本発明の幾つかの実施形態にしたがって、図1に示す非限定的である例示的なプローブカードアセンブリ100を用いて1以上の被試験デバイス(DUT)を試験することができる。DUTは、試験される任意の1以上の電子デバイスでありうる。DUTの非限定的な例としては、個片化されていない(unsingulated)半導体ウェーハの1以上のダイ、ウェーハ(パッケージ化されていてもいなくともよい)から個片化された1以上の半導体ダイ、キャリア又は他の保持デバイス上に配置された個片化された半導体ダイのアレイ、1以上のマルチダイ電子モジュール、1以上の印刷回路基板、又は、任意の他のタイプの1以上のデバイスが挙げられる。本願で用いるDUTという用語は、1つの又は複数のそのような電子デバイスを指すことに留意されたい。
プローブカードアセンブリ100は、テスタ(図示せず)からの複数のテスタチャネル(図示せず)と電気的に接続できる複数の電気コネクタ104を含みうる。プローブカードアセンブリ100はさらに、本願では、(例えば)DUT110の入出力端子108(コンタクトパッドとも呼ぶ)に押し付けられそれにより電気的に接続するよう構成されるコンタクト構造106を含みうる。本実施例におけるDUT110は、その上にコンタクトパッド108を有する半導体デバイスを含みうる。一部の実施形態では、コンタクト構造106は、弾性又はバネ状の特性を有することができる。
プローブカードアセンブリ100はさらに、コネクタ104及びコンタクト構造106を支持し、コネクタ104とコンタクト構造106とを電気的に接続させるよう構成される1以上の基板を含みうる。図1に示す例示的なプローブカードアセンブリ100は、3つのそのような基板を有するが、他の実施形態では、プローブカードアセンブリ100は、より多くの又はより少ない数の基板を有することができる。図1には、プローブカードでありうる配線基板112と、インターポーザー基板114と、プローブ基板116とを示す。配線基板112、インターポーザー基板114、及びプローブ基板116は、任意のタイプの材料から形成することができる。好適な基板の例としては、次に限定しないが、印刷回路基板、セラミック基板、有機又は無機基板等が挙げられる。これらの組み合わせも可能である。
電気的な接続(不可視)を、コネクタ104から配線基板112を通り導電性のバネ相互接続構造118に設けることができる。他の電気的な接続(不可視)を、バネ相互接続構造118からインターポーザー基板114を通り導電性のバネ相互接続構造120に設けることができ、またさらに他の電気的な接続(不可視)を、バネ相互接続構造120からプローブ基板116を通りコンタクト構造106に設けることができる。配線基板112、インターポーザー基板114、及びプローブ基板116を通る電気的な接続(図示せず)は、配線基板112、インターポーザー基板114、及びプローブ基板116における及び/又はそれらを通る導電性のビア、トレース等を含みうる。
配線基板112、インターポーザー基板114、及びプローブ基板116は、ブラケット122及び/又は他の好適な手段により一緒に保持されうる。図1に示すプローブカードアセンブリ100の構造は例示的に過ぎず、また、説明及び考察を容易にすることを目的として簡易化している。多くの変更、修正、及び追加が可能である。例えば、プローブカードアセンブリ100は、図1に示すプローブカードアセンブリ100より少ない又はより多い数の基板(例えば、112、114、116)を有することができる。別の例として、プローブカードアセンブリ100は、2以上のプローブ基板(例えば、116)を有することができ、そのようなプローブ基板のそれぞれは、独立して調節できる。複数のプローブ基板を有するプローブカードアセンブリの非限定的な例は、2005年6月24日に出願された米国特許出願第11/165,833号に開示される。プローブカードアセンブリの更なる非限定的な例は、米国特許第5,974,622号及び第6,509,751号と、上述の2005年6月24日に出願された米国特許出願第11/165,833号に記載され、これらの特許及び出願に記載されるプローブカードアセンブリの様々な特徴は、図1に示すプローブカードアセンブリ100に実装することができる。
図2乃至6は、コンタクトエレメント(図6に一般に600と示す)を作製する例示的な工程におけるリソグラフィフォームのコンポーネント及びコンタクトエレメント600を、簡易化形式で、示す。コンタクトエレメント600は、本明細書では先端とも呼ぶ。以下に説明する、コンタクトエレメントを作製しコンタクトエレメントを梁(本願では相互接続エレメントとも呼ぶ)に取り付ける工程は、本発明の様々な実施形態を実施するために用いうる多くの可能なコンタクトエレメント及び結合方法のうちの1つに過ぎない。本発明の範囲から逸脱することなく、多くの他のタイプのコンタクトエレメントを、梁に、他のタイプの梁に、配線に、又は、コンタクトエレメント用の任意の他のタイプの相互接続エレメントと組み合わせてもよい。
図2をまず検討するに、コンタクトエレメント600を作製するためのリソグラフィフォームを一般に200と示す。開口202をマスク材料204の層に形成することができる。開口202は、リソグラフィ又は任意の他の好適な方法によって形成されうる。マスク材料204は、フォトレジストか又は任意の他の好適なタイプのマスク材料でありうる。マスク材料204は、犠牲基板206の表面上に配置することができる。基板206は、シリコン又は任意の他の好適な基板でありうる。基板206とマスク層204との間には1以上の剥離層(図示せず)があってもよいが、剥離層が関与していてもいなくとも基板からコンタクトエレメント600を離す任意の他の方法を用いてもよい。
図3にも示すピット208は、任意の好適なエッチング方法を用いて基板206内にエッチングすることができるが、他の方法を用いて図示するピット208を形成してもよい。ピット208は、例えば、異方性エッチング特性を有するシリコン基板206において自己限界点に到達するまでエッチングが進行することを可能にすることにより形成することができる。これにより、逆角錐状のピットが生成される。或いは、図示するように、エッチングが自己限界点に到達する前に止められて、図3に示すようなピット208のような形状のピット、すなわち、小さい平らな頂点302を有し、逆角錐台が生成される。ピット208のようなピットのエッチングは、より平らなコンタクトエレメントが所望される場合には全くなくてもよい。
ピット208の形成後、マスク層204が基板206から除去されうる。しかし、すぐに理解されるように、このマスク層204は、図5における別のマスク層504と後で置き換えられることが可能であり、また、マスク層204は除去するのではなくその場所に保持することも可能でありうる。いずれにしても、本実施例では、図4に示すようにマスク層204を除去することを検討する。
図4にはさらに、本願においてベースとも呼ぶ触媒層402を示し、これは、ピット208内に堆積され、図示するようにピット208の表面を覆う。触媒層402は、図5に一般に502と示すカーボンナノチューブフィルムを成長させるための金属シード層でありうる。カーボンナノチューブフィルム502は、触媒層402から延在する複数の線として概略的に示す。触媒層402のような触媒層上にフィルム502のようなカーボンナノチューブフィルムを成長させる既知の方法は様々にある。これらの方法はどれも本発明の実施に好適でありうる。これらの方法はすべて、カーボンナノチューブのフィルムを成長させる。カーボンナノチューブとは、炭素原子の単層又は多層構造が中空のコアを有する管に形成されたものを指す。本明細書に記載する実施形態に使用するために成長させられ且つ検討されたナノチューブ及びナノチューブフィルムは、優れた導電体であり、引張強度及び弾性係数について強度が高い。幾つかの不利な点を有しうる別の特性としては、カーボンナノチューブフィルムは、通常、可塑性があることである。すなわち、カーボンナノチューブフィルムは、それ自体で容易に変形してしまう。換言すれば、カーボンナノチューブフィルムは、複合材の一部でない場合、又は、他の構造内に組み込まれるか若しくは内部に他の構造が組み込まれないと容易に変形してしまうということである。
図5に示すようにカーボンナノチューブフィルム502が形成された後、プロセスにおける更なる工程には、チタン層(図示せず)、銅層(図示せず)、アルミニウム層(図示せず)、又は、他の金属若しくは材料の層を基板206上に堆積することが含まれうる。これらの層を全て連続して堆積しても、1又は2つの層だけを堆積してもよい。この堆積は、スパッタリングか又は任意の他の好適な方法によるものであってよい。或いは、これらの層は、図面に示すように、いずれも堆積されなくともよい。
第2のマスク層504を、犠牲基板206と、基板上にある場合には金属層上に塗布することができる。層504は、コンタクトエレメント600に所望される厚さと少なくとも同じである厚さに均一に堆積されうる。一般的な厚さは、25乃至250マイクロメートルであるが、他の厚さを用いてもよい。第2のマスク層504は、既知の方法でパターンが付けられて、ピット208と位置合わせされる開口506を有する。
上述したように開口506が形成された後、この開口は、図6に示す1以上の金属材料層602で充填される。任意の好適なリソグラフィプロセスを用いて、当該技術において既知である方法及び深度に金属材料層602を堆積しうる。金属層602が堆積されると、任意の好適な溶媒を用いてマスク層504が剥離され、コンタクトエレメント600が既知の方法で犠牲基板206から離される。
この処理により、図示するように触媒層402が除去される又は部分的に除去されうる。或いは、触媒層402は、その場所にそのままにされることもできる。除去されるならば、コンタクトエレメント600の表面604に連通するカーボンナノチューブフィルム502を残したまま、触媒層402は、エッチング又は他の方法で除去される。この連通は、表面604と同一平面にあるカーボンナノチューブフィルムの一部を露出することによるものでありうる。或いは、コンタクトエレメント600の表面層を、コンタクトエレメント600を形成する金属はエッチングするがカーボンナノチューブフィルム502はエッチングしないエッチャントを用いて僅かにエッチングしてもよい。この結果、表面604上に露出される浅いフィルム層(図示せず)が得られ、「毛の生えた(bearded)」実施形態(図示せず)と考えられるものが形成される。すなわち、フィルム502中の一部のカーボンナノチューブがコンタクトエレメント600の表面604から延在する実施形態が形成される。これは、半導体デバイス上のパッドに接触するための強度があり伝導率の高い構造を与える。さらに、フィルム502がコンタクトエレメント600に組み込まれるので、カーボンナノチューブフィルム502の突出する「毛」の部分がDUT110(図1)のコンタクトパッド108に付勢される際に、フィルムは定位置に固定され且つ支持される。
或いは、コンタクトエレメント600は、以下の通りに形成することもできる。カーボンフィルム502を成長させるのではなく、又は、成長に加えて、カーボンナノチューブを、ピット208及び開口506内に堆積される材料602の中に埋め込んでもよい。従って、カーボンナノチューブを、図6に示す材料602全体に分布させることができる。例えば、材料602を層402上に電気めっきしてもよく、また、材料602でめっきする際のめっき溶液にはナノチューブを含むことができる。
図7及び8は、コンタクト構造用の梁800(図8)を形成するためのリソグラフィにより形成されたモールド(一般に700と示す)を示す。図7では、開口702が、犠牲基板706上に形成されたマスク材料層704に形成される。剥離層(図示せず)を、マスク層704と犠牲基板706との間に堆積してもよいが、このような剥離層を用いずに梁800を形成する技術が知られている。短絡層(図示せず)といった追加の層を形成してもよい。
図7に示すように、開口702は対向する端708、710を含み、端708は端710より細く、それにより、台形が画定される。なお、任意の形状を有する梁又は他の相互接続エレメントを代わりに用いてもよいことは理解すべきである。
図8に示すように、フォーム700が形成された後、触媒層802を開口702内に堆積しうる。図4乃至6における触媒層402と同様に、触媒層802は、既知の方法で堆積され、さらにこれも既知の方法でカーボンナノチューブフィルム804を成長させるべく使用される金属シード層を含みうる。触媒層802は、開口702の側面806、808のうちの1つにのみ、又は、底面810にのみ塗布されうる。さらに、フィルムは、表面806、808、810のいずれかの表面の全体に塗布される必要はない。又は、フィルムは、図8に示すように全ての表面に塗布されてもよい。フィルム804を成長させた後、開口702に1以上の金属材料層を充填し、結果として梁800が得られる。様々な方法を用いてそのような1以上の層を堆積することができ、それらの方法には、次に限定しないが、電気めっき、CVD、PVD、又はスパッタリングが含まれる。更なる技術も既知であり本発明を実施するために用いてよい。図9から分かるように、梁800は、開口702内で端710に形成された幅広端852と、開口702内の端708に向かって形成された狭幅端854を含むことができる。
梁800は、或いは、以下の通りに形成することもできる。カーボンフィルム804を成長させるのではなく、又は、成長に加えて、カーボンナノチューブを、梁800を形成すべく開口702内に堆積される材料の中に埋め込んでもよい。このようにすると、カーボンナノチューブを梁800全体に分布させることができる。例えば、梁を形成する材料を開口702内に電気めっきすることにより、梁800を形成でき、また、梁800を形成する材料でめっきする際のめっき溶液は、ナノチューブを含むことができる。
図8に示す構造からマスク材料704を除去した後、はんだペースト(図示せず)又は等価の材料(これも図示せず)を、図9で見た場合に、梁800の上面及び/又は支柱902、904の端に塗布しうる。次に、梁800は逆さにされて、はんだ又は他の材料を用いて、梁800を支柱902、904の端に結合させうる。次に、梁800は、熱若しくは溶媒を加えることによって、又は、任意の他の好適な方法によって犠牲基板706から離され、それにより、図9の構造(コンタクトエレメント600は除く)が得られる。コンタクトエレメント600は、既知の方法、例えば、はんだペーストを用いて梁800に取り付けられる。しかし、任意の技術を用いてコンタクトエレメント600を梁800に結合して図9の構造が形成できることを理解すべきである。別の方法としては、コンタクトエレメント600及び梁800は一体に形成されてもよい。
梁800、コンタクトエレメント600、及び支柱902、904は、プローブ又はコンタクト構造(図9において一般に900と示す)として集合的に呼ぶこともできる。支柱902、904は、既知の方法で、基板116(図1にも示す)上の端子(図示せず)に結合されることができる。梁800は、マスク材料704内の開口702の中で形成するのではなく、犠牲基板706内にエッチングされた又は他の方法で形成された開口(図示せず)の中で形成することもできる。さらに別の方法としては、梁800は、犠牲基板706内に形成される開口(図示せず)と、例えば、犠牲基板706内の開口(図示せず)上に位置付けられることが可能であるマスク材料704内の開口702との組み合わせの中で形成することもできる。2つの支柱を示すが、より多い又はより少ない数の支柱902、904を用いることもできる。
例示的なコンタクト構造900には、コンタクトエレメント600(図6参照)上のカーボンナノチューブフィルム502と梁800上のカーボンナノチューブフィルム804の両方が実装されてもよいし、又は、フィルム502、804のうちの片方のみが実装されてもよい。表面810上に形成されたカーボンナノチューブフィルム804は、図9における梁800の上面902にある。図1から分かるように、プローブ又はコンタクトエレメント900が半導体パッド108に対して付勢される場合、梁800は、図9で見た場合に下方向に曲がる。上面902の下に形成されたカーボンナノチューブフィルム804を緊張状態にさせる。従って、フィルム804は梁の亀裂を阻止すべく作用することにより梁800の靭性を増加する。他の材料を梁800の軸に沿って形成又は堆積して、梁800の選択された特性又は特徴を追加する又は高めることができる。例えば、伝導性の高い材料(例えば、銅)を形成又は堆積して、梁800の導電性を促進することができる。弾性の高い材料を形成又は堆積して、梁800の弾性を促進することができる。
本発明の別の実施形態を、図10Aに示すコンタクト構造1000において実施することができる。コンタクト構造1000は、相互接続エレメントとして機能しうる本体1002(例えば、ワイヤであってよい)を含みうる。本体1002(弾性又はバネ状の特性を有しうる)は端子1004に取り付けられ、端子1004は基板1006に取り付けられうる。基板1006は、図1における基板116といったプローブ基板でありうるが、ただし、プローブは、図9におけるコンタクト構造900ではなく、図10Aに示すコンタクト構造1000と同様である。
コンタクト構造1000はさらに、既知の方法で、本体1002の上端に取り付けられうるコンタクトエレメント1008を含みうる。図10Aにおけるコンタクトエレメント1008と図9におけるコンタクトエレメント600を比較すると分かるように異なる形状を有することを除いて、コンタクトエレメント1008は、コンタクトエレメント600と同様にリソグラフィにより形成されうる。しかし、コンタクトエレメント1008は、図10Aに示す形状とは異なる形状を取ってよい。例えば、コンタクトエレメント1008は、図10Aに示すように略円形ではなく、略四角形、矩形、楕円形等であってよい。
当該技術において知られているように、また、図10Bに示すように、本体1002は、金のワイヤといった比較的柔らかいコア1050から形成されうる。金のワイヤは、比較的降伏力の高い硬い材料1052でオーバーコートすることができる。例えば、金のワイヤは、ニッケル及びその合金を用いて電気化学めっきによってコートしうる。逆に、スタンピングプロセス又は他のプロセスによって比較的硬いコアを形成してもよく、このコアを金といった良好なコンタクト材料を用いてめっきすることができる。
いずれの場合においても、本体1002は、カーボンナノチューブ1054を含みうるめっき溶液と共に既知のめっき技術(例えば、電気化学めっき)を用いてめっきされうる。カーボンナノチューブは、しばしば、溶液中に懸濁されて供給され、本体1002をめっきするためのめっき溶液中に容易に取り込まれる。さらに、一部の実施形態では、ナノチューブ1054は、コア1052に対し親和性を有することができ、また、図10Bに示すようにコア1050の略長さ方向に沿って自然に大体整列することができる。例えば、コア1052が銅ワイヤである場合、めっき溶液中のナノチューブ1054は、図10Bに示すように、めっき溶液を形成する材料が銅ワイヤ上にめっきされてオーバーコート1054を形成する際に、ナノチューブの長さ方向に沿って自ら整列する傾向を有しうる。これは、本体1002の靭性と伝導性を高めることができる。なお、このようなめっき技術に従って、本体1002がめっきされることができ、コンタクトエレメント1008がめっきされることができ、又は、本体1002及びコンタクトエレメント1008がめっきされることができる。簡潔に述べるに、コンタクトエレメント1008及び本体1002のうちのいずれか一方又は両方がカーボンナノチューブを含みうる。そして、これらのナノチューブは、図2乃至8に関連して説明したようにリソグラフィプロセスに関連してフィルムを成長させることによって、直近に説明したようにめっきによって、又は、フィルムの成長とめっきの両方によって組み込まれうる。
図11乃至13は、本発明の一部の実施形態に組み込まれうるカーボンナノチューブフィルム及び関連構造の概略図を示す。図11では、カーボンナノチューブフィルム1100を触媒基板1102上に成長させることができる。触媒基板1102は、他の触媒層と同様に、カーボンナノチューブフィルムを成長させるために用いられるシード金属でありうる。基板上に整列されたカーボンナノチューブのフィルムを成長させる方法は幾つか知られており、本発明の実施形態に組み込まれるカーボンナノチューブでは、これらのアプローチのうちのいずれを用いてよい。さらに、絡まった(tangled)カーボンナノチューブも本発明の実施形態の実施に適している。図11に示すように、触媒基板1102を最初に好適なベース(図示せず)上に載せ、次に、カーボンナノチューブフィルム1100を触媒基板1100上に成長させることができる。結果として得られるフィルムは、比較的互いに密であるカーボンナノチューブ間に内部空間1106を含むことができる。カーボンナノチューブはそれぞれ、数ナノメートルのオーダーの直径を有する。密にされたカーボンナノチューブ間の内部空間1106は、数ミクロンから数十ミクロンまでの範囲にありうる。これにより、比較的柔軟性のある、すなわち、容易に変形可能であるカーボンナノチューブフィルムが生成される。
図11に示すように、カーボンナノチューブフィルム1100を成長させた後、銅のような金属層1200(図12)をカーボンナノチューブフィルム1100の上面1104(図11)に塗布することができる。このことは、スパッタリングによって、又は、図12に示す形状の金属スラグとして別個に金属層1200を形成することにより達成しうる。このアプローチでは、銀といった金属が含浸されたエポキシ樹脂を含む導電性エポキシ樹脂1110をカーボンナノチューブフィルム1100の表面1104に塗布することができる。次に、金属層1200を含む銅のスラグは、上面1104上に配置することができ、それにより、導電性エポキシ樹脂1110を介してカーボンナノチューブフィルム1100と機械的且つ電気的に接続することが可能となる。
図13では、図12の構造を逆さにし、触媒層1102が除去されていることにより、カーボンナノチューブフィルム1100の表面1300が露出されている。触媒層1102は、例えば、カーボンナノチューブフィルム1100から剥ぎ取ることによって機械的に除去することができ、それにより、図13の構造が得られる。図13の構造は、コンタクトエレメント1400として用いてよく、このコンタクトエレメントは、図14に略図形式で1402と示すコンタクト構造又はプローブの一部でありうる。
図13に示すように、本発明の一部の実施形態では、充填層1350をカーボンナノチューブフィルム1100の表面1300上に堆積することができる。銀、ロジウム、プロブアロイ(proballoy)といった材料、又は、フィルム1100を形成するナノチューブの端を結ぶのに適した任意の他の材料を含むことのできる層1350は、かかる材料を堆積するのに適した任意の方法(例えば、スパッタリング、電着、化学蒸着等)で堆積させることができる。かかる層1350は、フィルム1100を形成するナノチューブ間の空隙を充填することができ、これにより、コンタクトエレメント1400のコンタクト面(ここでは、材料1350により形成される)上でデブリ又は残留物が留まる又は捕捉される可能性を減少することができる。例えば、層1350は、層1350がなければナノチューブ間の空隙内に留まる又は捕捉されてしまいうるデブリ又は残留物がコンタクトエレメント1400に付着することを阻止する。層1350は、DUT110といったDUTの端子に接触するために用いられる図1のコンタクト構造といったコンタクト構造のコンタクト先端がコンタクトエレメント1400により形成される実施形態において特に有利でありうる。しかし、他の実施形態では、カーボンナノチューブフィルム1100の表面1300上に層1350は堆積されない。
コンタクトエレメント1400は、図1における基板116のようなプローブ基板でありうる基板1406上の端子404に取り付けられる本体1403に取り付けることができる。ただし、プローブは、図9又は10におけるコンタクト構造ではなく、図14におけるコンタクト構造1402と同様である。本体1403は、例えば、端子1404に接合されるワイヤであることが可能である。このようなワイヤは、例えば、弾性のバネ状の特性を有するような材料及び/又は形状であることが可能である。コンタクトエレメント1400は、はんだ接続1408を介して本体1403に電気的且つ機械的に接続されることが可能である。金属層1200は、表面1300が図1に示すパッド108のような半導体パッドに対して付勢される際に、カーボンナノチューブフィルム1100を支持する構造上の剛性を与えることができる。フィルム1100は、良好な電気的接触と、図1におけるDUT110といったDUT上のパッドに対して繰り返し加圧接続できるようにする構造上の靭性を提供する。
図15乃至17は、本発明の一部の実施形態に組み込まれうる整列されたカーボンナノチューブフィルムを成長させるプロセスを示す連続図である。図15では、金属シード層を含みうる触媒層1500が、好適なベース1502上に設けられうる。触媒層1500及びベース1502は、本願では、集合的にベースと呼ぶ場合がある。カーボンナノチューブフィルム1504を触媒層1500上に成長させることができる。8つの穴(そのうちの1つは穴1506)をカーボンナノチューブフィルム1504に形成することができる。この穴の数は例示的に過ぎず、より多い又はより少ない数、すなわち、任意の数を用いてよい。穴の形状も同様に例示的に過ぎず、穴は任意の形状(四角形、矩形、楕円形等)を取りうる。これらの穴1506は、従来のリソグラフィ技術を用いてベース1502上の触媒層1500にパターンをつけることによって形成されうる。これにより、ベース上にパターンが画定される。つまり、触媒層1500をベース1502上に形成した後、カーボンナノチューブフィルム1504における穴1506といった穴にそれぞれ対応する8つの穴(不可視)を、触媒層1500に形成することができる。この結果、カーボンナノチューブフィルム1504は、触媒層1500上の穴(不可視)上では成長しない。これにより、図15に示す構造が得られる。上述したように、8つの穴を図示しているが、より多い又はより少ない数の穴を用いてもよい。
次に、金属層1600を、スパッタリングによって、又は、導電性エポキシ樹脂を使って金属層1600の形状の金属スラグを、図12を参照して説明したような方法で取り付けることによって、形成することができる。
図17では、図16の構造が逆さにされ、触媒層1500及びベース1502が、図11乃至13のプロセスについて説明したのと同様に除去される。すなわち、触媒層1500は、フィルムと触媒層との接合点においてカーボンナノチューブフィルム1504から機械的に剥離されることが可能である。その結果、図17において露出される穴(例えば、穴1506)の端は、図15に示す端とは反対の端となる。
次に、カーボンナノチューブフィルム1504の上面(図17において見た場合)上に、金属をスパッタリング、めっき、又は、堆積することができる。これにより、8つの穴のそれぞれを、スタッド1700、1702のような丸い金属支柱又はスタッドで充填することができる。スタッド1700を穴1506に対して分解組立図のように示すことにより、スタッドの形状を露出し、各スタッドがその対応する穴にどのように嵌るかを示している。スタッド1700、1702は、円形及び円柱形として図示しているが、他の形状(例えば、略四角形、矩形、楕円形等の形状を有する構造)であってもよい。
スパッタリングしたことにより、カーボンナノチューブフィルム1504の上面(図17において見た場合)全体は、スパッタ金属(図示せず)で覆われうる。既知の研磨平坦化技術を用いて、上面上のスパッタ金属を除去することができる。これはさらに、各スラグを有するカーボンナノチューブフィルム1504の上面を平坦化することで、フィルム1504の上面全体と、各スタッド1700、1702の上面とを露出し、これらの表面は、平坦化後の図である図17に示すように実質的に同一平面内となる。
図17の結果として得られる構造は、幾つかの方法に用いることができる。まず、この構造は、図14においてコンタクトエレメント1400が本体1403に取り付けられるのと同様に、相互接続エレメントに取り付けられるコンタクトエレメントとして用いることができる。つまり、図17の構造は、図14の実施形態におけるコンタクトエレメント1400の代わりに用いてもよい。金属層1600は、図14の実施形態における金属層1200と同じ構造上の利点を提供しうる。金属層の下面は、図17の構造が、ワイヤ1403又は他の相互接続エレメントに、はんだ接続1408がコンタクトエレメント1400をワイヤ1403に接続するのと同様にはんだ付けされるところである。
次に、図17に示す構造は、コンタクトエレメント又は先端だけではなくコンタクト構造全体を含むよう異なる尺度で且つ比率で作製されてもよい。言い換えれば、図17に示す構造のように適切に尺度及び比率が取られたものは、基板上に直接取り付けることができる。すなわち、金属層1600は、図10Aに示すような端子1004といった基板端子に接続されることが可能である。或いは、図17に示す構造は、図8及び9の梁800のような比率にされ、支柱902、904といった支柱に取り付けられることも可能である。これらの支柱は、基板(例えば、基板116)の端子に取り付けられる。この結果、カーボンナノチューブフィルム1504及び/又は支柱1700、1702といった金属支柱は、図17に示すカーボンナノチューブフィルム1504の上面と加圧下で接触可能であるDUT上のパッドと、金属層1600が、例えば、はんだ接合(図示せず)によって取り付けられることが可能な基板(図示せず)上の端子(これも図示せず)との間に電気的な接続を与えることができる。
図17に示す構造は、様々に異なるサイズのいずれかでありうる。一部の実施形態では、例えば、図17の構造は小型であることが可能である。図17の構造の非限定的で例示的な寸法は、約400マイクロメートルの幅Wと、約800マイクロメートルの長さLを含む。スタッド1700、1702の非限定的で例示的な寸法は、約50マイクロメートルの高さHと、約100マイクロメートルの直径Dを含む。上述した寸法は例示に過ぎず、図17の構造は、異なる寸法を有することができる。
さらに、支柱1700、1702は、図1におけるパッド108のようなDUTパッドとの繰り返しの加圧下での接触のための剛性及び弾性を与えることができる。カーボンナノチューブフィルム1504は、良好な熱伝導性及び導電性といった有利な特性を提供することができる。さらに、フィルム1504を構成するカーボンナノチューブの靭性によって、ナノチューブフィルム1504と、図1におけるパッド108のようなDUTパッドとの間で、強い加圧下での接触を繰り返すことが可能となる。
DUTパッドに加圧接続するために用いられるコンタクト構造にカーボンナノチューブを実装することは、図9及び10に示すようなコンタクト構造又は他のタイプのコンタクト構造に対して行われうる。さらに、本発明の実施形態は、かかるコンタクト構造用の任意の種類の製造方法を用いて実施することができる。
本発明の例示的な実施形態において本発明の原理を記載且つ説明したが、本発明は、その原理から逸脱することなく配置及び細部において変更可能であることは明らかであるべきである。全ての変更及び変形は請求項の趣旨及び範囲内であるものとする。

Claims (9)

  1. 基板上に取り付けるよう構成され且つ配置される第1の部分を有し、前記基板に電気的に接続する相互接続エレメントと、
    前記相互接続エレメントに取り付けられ、半導体デバイス上のパッドに接触するよう構成されるコンタクトエレメントと、を含み、
    前記コンタクトエレメントは、前記相互接続エレメントに取り付けられる導電性のベースと、前記ベースの表面に連結され、前記ベースの表面から離れるように延在する複数のカーボンナノチューブと、を含み、
    前記コンタクトエレメントは、前記ベースの表面に配置され、前記複数のカーボンナノチューブ間に分散された複数の金属構造をさらに含み、
    前記金属構造は、前記ベースから離れるように前記ベースの表面から延在する、
    コンタクト構造。
  2. 前記相互接続エレメントは、ワイヤを含む、請求項1に記載のコンタクト構造。
  3. 前記相互接続エレメントは、梁を含む、請求項1に記載のコンタクト構造。
  4. 前記複数の金属構造は、スパッタ金属である、請求項に記載のコンタクト構造。
  5. 前記複数のカーボンナノチューブは、カーボンナノチューブフィルムであり、
    前記カーボンナノチューブフィルムの前記ベース側の表面は、前記ベースの表面に配置され、
    前記カーボンナノチューブフィルムの先端側の表面は、前記ベースの表面から離れて配置され、
    金属層は、前記カーボンナノチューブフィルムの先端側の表面に配置される、請求項1に記載のコンタクト構造。
  6. 前記コンタクトエレメントは、前記カーボンナノチューブフィルム内の穴と、前記カーボンナノチューブフィルム内の前記穴に配置される金属と、をさらに含む請求項に記載のコンタクト構造。
  7. 前記金属は、前記ベースの表面に配置され、前記カーボンナノチューブフィルムの先端側の表面に延在する、請求項に記載のコンタクト構造。
  8. コンタクトパッドを有する半導体デバイスを試験するプローブカードアセンブリであって、
    基板と、
    前記基板上に取り付けられ、前記基板から延在する複数の相互接続エレメントと、
    各相互接続エレメントと前記基板内の導体との間に形成される電気接続と、
    前記基板から離れて配置され、各相互接続エレメントに電気的に接続されるコンタクトエレメントと、を含み、
    前記コンタクトエレメントは、前記相互接続エレメントの1つに取り付けられる導電性のベースと、前記ベースの表面に連結され、前記ベースの表面から離れるように延在する複数のカーボンナノチューブと、を含み、
    前記コンタクトエレメントは、前記ベースの表面に配置され、前記複数のカーボンナノチューブ間に分散された複数の金属構造をさらに含み、
    前記金属構造は、前記ベースから離れるように前記ベースの表面から延在する、
    プローブカードアセンブリ。
  9. 表面を有する導電性のベースと、
    前記ベースの表面に取り付けられ、前記ベースの表面から離れるように延在する複数のカーボンナノチューブと、
    前記ベースの表面に取り付けられ、前記複数のカーボンナノチューブ間で分散される複数の金属構造と、を含み、
    前記金属構造は、前記ベースから離れるように前記ベースの表面から延在する、コンタクト構造。
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