JP5139276B2 - ２種類の装置を管理する装置及び方法 - Google Patents

Description

本発明は、相互接続装置及び複数種類の装置を管理する方法に関する。

レジデンシャル・ゲートウェイはＲＧと示され、家庭内ネットワーク内の複数の装置をインターネット・ネットワークへ接続することを可能にする。標準的なＲＧは、１又は複数のＥｔｈｅｒｎｅｔ（登録商標）ポート及び／又は１又は複数のＷＬＡＮポートのような家庭内ネットワークへのインターフェースを有する。

ＲＧに接続される第１のセットの装置は、インターネットに接続されるインターネット装置である。

セット・トップ・ボックスのようなビデオ装置もＲＧと接続され得る。当該装置は、ＩＰを介し伝達された、ＤＳＬネットワークから到来するビデオを受信する。セット・トップ・ボックスは、標準的なインターネット装置と異なる動作を有し得る。当該装置はＲＧのローカルＤＨＣＰサーバーからＩＰアドレスを受信しないが、インターネットのビデオ・サーバーの近くに配置され得るビデオ・ドメインのリモートＤＨＣＰサーバーからＩＰアドレスを割り当てられる。ビデオ装置はまた、起動時に、リモート・サーバーからのブート・ファイルのような特定のファイルを受信して良い。

ＳＴＢと示されるセット・トップ・ボックスとビデオ・サーバーとの間のビデオ・トラヒックは従って、ブリッジ機能を用いＲＧにより透過的に処理される。

従って、ＳＴＢは第１のセットの装置と異なるので、当該装置は通常、ＲＧの特定のポートに差し込まれる。当該ポートはビデオ・ドメインのために予約されるので、他の装置により使用され得ない。

この構成は接続性要件を満たすが、エンドユーザーにとって使い易さに影響を与える。エンドユーザーは、ビデオ・ネットワークにアクセスするために、ＳＴＢをＲＧの適正なポートに接続することに注意を払わねばならない。特定の装置の数はまた、当該装置の特定ポートの数に制限される。

本発明は、ビデオ装置を相互接続装置の如何なるポートにも接続可能にする相互接続装置に関する。

当該目的のため、本発明は相互接続装置に関し、相互接続装置は、第１のネットワークへの第１のインターフェース、第２のネットワークへの第２のインターフェース、前記第１のインターフェースを前記第２のインターフェースと接続するブリッジ、ルーティング手段を有するルーター、及びローカル・サーバーを有し、前記相互接続装置は、前記第２のネットワークに設置された装置と通信可能な、前記第１のネットワークに設置された装置を検出する手段を有し、及び装置を第１の種類の装置又は第２の種類の装置として分類する手段を有し、前記相互接続装置は、前記第１の種類の装置に対するルーティング手段を有し且つ前記第２の種類の装置に対するルーティング手段を有さない。

有利なことに、ローカル・サーバーは、第１のネットワークで第１の種類の装置及び／又は第２の種類の装置を検出した後にブリッジを動的に設定する手段を有する。当該ローカル・サーバーは、第１の分類の装置と第２の分類の装置との間を区別する手段をブリッジに示す。

ある実施例によると、ブリッジは、第１の種類の装置から受信したトラヒックをルーターへ、及び第２の種類の装置から受信したトラヒックを第２のネットワークへ転送する。

望ましくは、ブリッジは第１の種類の装置からのトラヒックを第１の種類の仮想ＬＡＮ（ＶＬＡＮと示される）へ、及び第２の種類の装置からのトラヒックを第２の種類のＶＬＡＮへ割り当てる。

有利なことに、ブリッジは、第１のインターフェースから受信したトラヒックの送信元である装置の種類を識別する手段を有する。当該手段は、受信したパケット内の識別子、例えばパケットの送信元ＭＡＣアドレスで装置の種類を識別して良い。

ある実施例によると、ローカル・サーバーは、装置から受信したコードで装置を識別する手段を有する。有利なことに、当該コードは、装置により送信されたＤＨＣＰ ＤＩＳＣＯＶＥＲ内に含まれて良い。このような装置はネットワークに接続すると、ＤＨＣＰ ＤＩＳＣＯＶＥＲパケットを初期ブロードキャストし、初期設定ファイル及び／又はＩＰアドレスを受信する。ローカル・サーバーは、新たな装置を識別するため及びそれらのＩＰアドレスを転送するため、ＤＨＣＰ ＤＩＳＣＯＶＥＲパケットを受信する機能を有する。

コードは、装置を明らかに指定するユーザークラスＩＤオプション、ベンダークラスＩＤオプションであって良く、及びローカル・サーバーにより容易に識別されて良い。

ある実施例によると、ローカル・サーバーは、第１の種類の装置を初期化する手段、及び第２のネットワークに設置されたリモート・サーバーに第２の種類の装置を初期化させる手段、を有する。装置の初期化は、ＩＰアドレスの割り当て、及び装置の初期化時のブート・ファイルのようなファイルの送信、を有する。

望ましくは、ローカル・サーバーは、第２の種類の装置から受信したＤＨＣＰ ＤＩＳＣＯＶＥＲに応答しない手段を更に有する。ローカル・サーバーは自身が送信したＤＨＣＰ ＤＩＳＣＯＶＥＲに対する如何なる応答も受信しないので、第２の種類の装置はＤＨＣＰ ＤＩＳＣＯＶＥＲパケットを再び送信する。ブリッジはそれに応じて設定されているので、２番目のＤＨＣＰ ＤＩＳＣＯＶＥＲパケットは、ローカル・サーバーへ送信されず、リモート・サーバーへ転送される。

本発明の更なる目的は相互接続装置の方法である。前記装置は、第１のネットワークへの第１のインターフェース及び第２のネットワークへの第２のインターフェース、前記第１のインターフェースを前記第２のインターフェースと接続するブリッジ、及びルーティング手段を有するルーター、を有し、前記方法は、
前記第２のネットワークに設置された装置と通信可能な、前記第１のネットワークに設置された装置を検出する段階、
前記装置を第１の種類の装置又は第２の種類の装置であるとして分類する段階、
前記第１の種類の装置に対し前記ルーティング手段を用いる段階、
前記第２の種類の装置に対し前記ルーティング手段を用いない段階、を有する。

本発明は、如何様にも限定的でない以下の実施例及び実行例を用い、及び添付の図面を参照し説明され、より理解されるだろう。

図１に示される相互接続装置１は、レジデンシャル・ゲートウェイであり、以下の説明でＲＧと示される。ＲＧは第１のネットワーク７へのインターフェース５を有する。インターフェース５は、１又は複数のＥｔｈｅｒｎｅｔ（登録商標）ポート、ＵＳＢポート、及び／又はＷｉ−Ｆｉ若しくはＢｌｕｅｔｏｏｔｈのようなＷＬＡＮポートを有し得る。ＲＧは、ＤＳＬを通じてアクセス可能なインターネット・ネットワークであって良い第２のネットワーク９へのインターフェース４を有する。ＲＧは、第１のネットワーク７、ＲＧ及び第２のネットワーク９の間のトラヒックをブリッジするブリッジ２を有する。ＲＧは、第１のネットワーク７、ＲＧ及び第２のネットワーク９の間のトラヒックをルーティングするルーター６を有する。ＲＧはまた、ＤＨＣＰサーバーであって良いローカル・サーバー３を有する。

装置８は、種々の手段を通じＲＧと接続されて良い。装置８はインターフェース５と直接接続されるか、又はインターフェース５に取り付けられたネットワーク７内にあっても良い。インターフェース５は、Ｅｔｈｅｒｎｅｔ（登録商標）インターフェースであって良い。装置は従って、Ｅｔｈｅｒｎｅｔ（登録商標）インターフェースと接続されるか、又はＲＧのＥｔｈｅｒｎｅｔ（登録商標）インターフェースと接続されたハブと接続され得る。

ＲＧと接続されると、装置８は、ＩＰアドレス及びブート・ファイルのような他の可能な初期設定ファイルを受信するために、ＲＧにより受信されるＤＨＣＰ ＤＩＳＣＯＶＥＲパケットをブロードキャストする。

ＲＧは、ＤＨＣＰ ＤＩＳＣＯＶＥＲパケットを受信するローカル・サーバー３を有する。ローカル・サーバー３は次に、装置８を第１の種類の装置又は第２の種類の装置として自動的に分類する。各装置の種類を識別するため、ローカル・サーバー３はＤＨＣＰ ＤＩＳＣＯＶＥＲパケット内の受信したＤＨＣＰオプションを読み出す。ＤＨＣＰオプションは、ＲＦＣ３００４に記載されたコード７７を有するユーザークラスＩＤ、又はＲＦＣ２１３２に記載されたコード６０を有するベンダークラスＩＤであって良い。ユーザークラスオプションは、ユーザー又はアプリケーションの種類又はカテゴリーを識別するためＤＨＣＰクライアントにより用いられる。ベンダークラスオプションは、ＤＨＣＰクライアントのベンダー種類及び設定を識別するためＤＨＣＰクライアントにより用いられる。ローカル・サーバー３は、第２の種類に属する装置のリストを維持する。全ての装置は初期設定で第１の種類に属する。リスト更新は、ＲＧの初期設定の一部であり得る、サーバーの初期設定の一部である。

別の設定では、ローカル・サーバー３はＲＧ内に含まれず、別の装置内に設置されて良い。これは、サーバーがＲＧ内に設置されたブリッジの設定にアクセス可能である必要がある。

ブリッジ２はＶＬＡＮブリッジである。ブリッジに取り付けられた各装置８は、ＶＬＡＮに割り当てられる。共有ハブを通じブリッジ２に接続された装置は、個別にＶＬＡＮに割り当てられて良い。ＶＬＡＮは、ＲＧの第１のインターフェース５に取り付けられた装置に依存して動的に割り当てられる。初期設定で、ブリッジに取り付けられた全ての装置は、同一のＶＬＡＮ、つまり第１のＶＬＡＮに割り当てられる。

新たな装置８が第１の種類の装置である場合、サーバー３はＩＰアドレスを新たな装置へ送信する。サーバー３はまた、装置の設定の初期化に従い特定のファイルを送信する。

新たな装置８が第２の種類の装置である場合、サーバー３はスクリプトを開始しブリッジ２を設定する。第２の種類の装置は、ブリッジ２に、当該装置が第１の種類のＶＬＡＮと異なるＶＬＡＮ、つまり第２の種類のＶＬＡＮに割り当てられていると示す。第２の種類のＶＬＡＮは、例えばビデオＶＬＡＮであり得る。第２の種類の装置はセット・トップ・ボックス、つまりＳＴＢである。

次に、ブリッジ２がＳＴＢの送信元ＭＡＣアドレスを有するフレームを受信すると、ブリッジ２は、当該フレームを第２の種類のＶＬＡＮへ割り当てる。

機能上、ＶＬＡＮブリッジ２は２個のブリッジに分けられる。つまり１つは第１の種類のＶＬＡＮに対応し、１つは第２の種類のＶＬＡＮに対応する。当該２個のＶＬＡＮブリッジは、異なる動作を有する。つまり第１のブリッジはＲＧ内でブリッジとして動作する。第２のブリッジはルーターを迂回し、ＲＧの第２のインターフェース４と直接接続される。

第２の種類のＶＬＡＮのサーバー１０は、遠隔に設置される。サーバー１０はＲＧのローカル・サーバー３と異なる。第２の種類のＶＬＡＮトラヒックは、当該リモート・サーバー１０へ転送される。

ローカル・サーバー３は、第２の種類の装置から受信したＤＨＣＰ ＤＩＳＣＯＶＥＲパケットに応答しない。第２の種類の装置ＤＨＣＰ ＤＩＳＣＯＶＥＲパケットに対する応答を受信しないので、第２の種類の装置はＤＨＣＰ ＤＩＳＣＯＶＥＲパケットを再び送信する。第２の種類の装置から受信したフレームはブリッジにより第２の種類の装置として識別されるので、当該フレームは第２の種類のＶＬＡＮに割り当てられる。ＤＨＣＰ ＤＩＳＣＯＶＥＲパケットは従って、ローカル・サーバー３へ送信されない。当該パケットはリモート・サーバー１０へ直接送信される。当該パケットがリモート・サーバー１０へ送信される方法は、ＶＬＡＮに従う。ブリッジ２は、第２の種類の装置にＶＬＡＮを割り当てる。ＶＬＡＮはルーター６を通じ第２のネットワーク９へ透過的に通る。

第２の種類の装置は次に、ＩＰアドレス及びブート・ファイルのような特定のファイルをリモート・サーバー１０から受信する。

上述の例に基づくシナリオは、図２に詳細に示される。関与するモジュールは、新たな装置、ブリッジ、ルーター、ローカルＤＨＣＰサーバー及びリモートＤＨＣＰサーバーである。

装置を接続する方法は、以下の段階で表される。
段階１ 新たな装置はＲＧの１つのインターフェースと接続される。当該新たな装置はまた、ＲＧの１つのインターフェースと接続されているハブと接続され得る。当該新たな装置はまた、ＷＬＡＮのＷＬＡＮクライアントであり得る。接続されると、当該新たな装置はＤＨＣＰ ＤＩＳＣＯＶＥＲパケットをブロードキャストする。
段階２ ＲＧ内のブリッジは、ＤＨＣＰ ＤＩＳＣＯＶＥＲパケットを当該新たな装置から受信する。初期設定では、全てのフレームが第１のＶＬＡＮへ割り当てられ、ＤＨＣＰ ＤＩＳＣＯＶＥＲパケットはＲＧ内のルーターへ転送されるよう設定される。
段階３ ＲＧ内のルーターは、ＤＨＣＰ ＤＩＳＣＯＶＥＲパケットをＲＧ内のローカルＤＨＣＰサーバーへ転送する。
段階４ ローカルＤＨＣＰサーバーは、ＤＨＣＰ ＤＩＳＣＯＶＥＲパケット・オプション、ユーザークラスＩＤ又はベンダークラスＩＤを監視し、それらを予め登録された識別子のリストと比較する。
段階５ 当該新たな装置の識別子が当該リストの識別子と一致した場合、ローカルＤＨＣＰサーバーは、ＤＨＣＰ ＯＦＦＥＲパケットを当該新たな装置へ送信しない。ローカルＤＨＣＰサーバーはブリッジへ設定スクリプトを送信する。当該スクリプトは、当該新たな装置のＭＡＣアドレス、及び当該装置が第２の種類の装置であるという事実を有する。
段階６ ブリッジは設定スクリプトを受信し、ＭＡＣアドレスにより識別される当該新たな装置から到来する全てのフレームが第２のＶＬＡＮへ割り当てられるよう更新される。
段階７ 当該新たな装置が如何なるＤＨＣＰ ＯＦＦＥＲパケットも受信していない場合、当該新たな装置は再びＤＨＣＰ ＤＩＳＣＯＶＥＲパケットをブロードキャストする。
段階８ ＲＧ内のブリッジは、ＤＨＣＰ ＤＩＳＣＯＶＥＲパケットを当該新たな装置から受信する。受信したフレームの送信元ＭＡＣアドレスが第２の種類の装置のＭＡＣアドレスの１つと一致した場合、ブリッジは当該フレームを第２のＶＬＡＮに割り当てる。ＤＨＣＰ ＤＩＳＣＯＶＥＲパケットは従ってルーターを通過し、リモートＤＨＣＰサーバーへ送信されない。
段階９ ＤＨＣＰ ＤＩＳＣＯＶＥＲパケットを受信した後、リモートＤＨＣＰサーバーはＤＨＣＰ ＯＦＦＥＲパケットを当該新たな装置へ送信する。そしてＤＨＣＰプロセスは、リモートＤＨＣＰサーバーと当該新たな装置との間で進行する。

当該シナリオは、２個のＶＬＡＮ、ローカル・サーバー及びリモート・サーバーを示す。同一のシナリオは２個より多いＶＬＡＮ及び１個より多いリモート・サーバーにも適用可能である。

本発明に従うインターフェース装置のブロック図である。 新たな装置をレジデンシャル・ゲートウェイＲＧと接続する過程に関与するモジュール間の異なる段階を示すフローチャートを示す。

Claims (2)

1. 相互接続装置であって、
   第１のネットワークへの第１のインターフェース、
   第２のネットワークへの第２のインターフェース、
   前記第１のインターフェースを前記第２のインターフェースと結合するブリッジ、
   前記第１のネットワークに設置された装置を検出し、前記装置が第１の種類の装置か第２の種類の装置かを識別する手段、及び
   第１の種類の装置が前記第２のネットワークと通信することを可能にするルーター、
   前記第２の種類の装置が前記ルーターを介し前記第２のネットワークと透過的に通じるよう、前記ブリッジを設定する手段、を有し、
   前記第1の種類の装置が検出された場合、前記第１の種類の装置が初期化され、かつ、前記第２の種類の装置が検出された場合、前記第２の種類の装置はＶＬＡＮに割り当てられ、かつ前記ブリッジは、前記第２の種類の装置からの全てのフレームが、前記第２のネットワークに接続されたリモート・サーバーに前記ルーターを介して、透過的に前記ＶＬＡＮ上で送信されるよう設定される、相互接続装置。
2. 相互接続装置の方法であって、前記相互接続装置は、第１のネットワークへの第１のインターフェース、第２のネットワークへの第２のインターフェース、前記第１のインターフェースを前記第２のインターフェースと接続するブリッジ、を有し、前記方法は、
   前記第１のネットワークに設置された装置を検出し、前記装置が第１の種類の装置か第２の種類の装置かを識別する段階、
   前記装置が第１の種類の装置である場合、前記第１の種類の装置が前記第２のネットワークとルーターを介して通信することを可能にする段階、及び
   前記装置が第２の種類の装置である場合、前記第２の種類の装置が前記ルーターを介し前記第２のネットワークと透過的に通じるよう、前記ブリッジを設定する段階であって、前記設定する段階は、前記第２の種類のデバイスをＶＬＡＮに割当てる段階と、前記第２の種類の装置からの全てのフレームが、前記第２のネットワークに接続されたリモート・サーバーに前記ルーターを介して、透過的に送信されるよう前記ブリッジを設定する段階とを含む、段階を有する方法。

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