JP5137803B2 - エアゾール内容物の噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、医療分野に於いて用いられる吸飲用の薬剤や、空間用の消臭剤、芳香剤、殺虫剤、その他のエアゾール内容物を、微細な霧状にして噴射するためのエアゾール装置に関するものである。
従来、医療分野に於いて、吸飲用の薬剤を微細な霧状にして噴射するためのものとして、特許文献1に示す技術が公知となっている。この従来技術は、一般にネブライザーと呼ばれるものであり、その構成は、薬剤の収納部を下部に設けた収納容器の中央軸方向に、内部に駆動ガスの流通路を設けた筒体を上下方向に形成し、上記流通路の上端には、駆動ガスの噴出口を設けている。また、この噴出口に臨ませて、噴出口から噴射された薬剤を衝突させて粉砕するための衝突壁を設けている。また、上記噴出口には、前記筒体の外周に設けた導入路を接続し、この導入路の下端を前記薬剤の収納部と接続している。
そして、使用時に於いては、収納容器を直立した状態で薬液を収納容器に注入した後、流通路を介して駆動ガスを噴出口から上方に噴出させ、その際に噴出口に生じるエゼクター作用を利用して、導入路を介して収納部内の薬剤を噴出口に吸引導入するとともに、前記駆動ガスの噴射圧力で薬剤を上方に噴射し、衝突壁に衝突させる。そして、この衝突により粉砕され、粒子径が微細化された薬剤を、収納容器の上端に設けた排出間隔を介して外部に噴出可能としている。このように、薬剤の粒子径を微細化して噴射することにより、使用者の呼吸器に薬剤を十分に届かせて、薬剤の吸入効果を高めることを目的としている。
特開2006−75385号公報
しかしながら、上記従来技術に於いては、噴射ガスとともに薬剤を上方に噴出するものであるから、衝突壁に衝突して粉砕され、粒子径が微細化された薬剤だけでなく、粒子径の微細化が不充分な薬剤もすべて噴出圧力によって上方に流動流出させるものとなる。そのため、粒子径の大きな薬剤が、粒子径を微細化した薬剤ととともに外部に放出されるものとなり、使用者の呼吸器に薬剤を十分に届かせることが困難となるため、薬剤の吸入効果が低下するものとなっていた。
また、上記従来技術に於いては前述の如く、薬剤の収納部と外気とが排出口を介して常時連通しているため、収納部内に薬剤を収納したままとしておくと、収納部内の薬剤が外気と接触して酸化劣化したり汚染されたりする虞れがあった。そのため、使用者が使用のたびごとに薬液を収納部に補充しなければならず、使用者にとって作業負担が大きなものとなっていた。
そこで、本発明は上記の如き課題を解決しようとするものであり、粒子径を微細化したエアゾール内容物のみを外部に噴射可能とするとともに、使用のたびごとに薬液を補充する必要が無く、使用者の作業負担を軽減可能なエアゾール内容物噴射装置を得ようとするものである。
本願発明は上述の如き課題を解決するため、エアゾール内容物を充填したエアゾール容器のステムと連通する連通路を押釦本体に形成し、この連通路の先端にエアゾール内容物の噴出口を形成している。また、この噴出口に臨ませてエアゾール内容物を衝突させて粉砕するための衝突壁を配置するとともに、この衝突壁の両側で衝突壁よりも噴出口から噴出方向に離れた位置に、粒子径の大きなエアゾール内容物を突当可能な仕切壁を設けている。また、この仕切壁及び衝突壁の上端と、押釦本体の側面に突出した噴射筒の内周との間に粒子径の小さなエアゾール内容物を外部に排出する排出間隔を形成するとともに、仕切壁に突当って落下した粒子径の大きなエアゾール内容物を滞留させるための滞留部を上記衝突壁の下方に設けている。また、この滞留部を、押釦本体に前記連通路とは別個に形成した導入路を介して前記噴出口と接続している。
そして、エアゾール内容物の噴射時に、エアゾール内容物を噴出する際の噴出口に生じるエゼクター作用を利用して、滞留部のエアゾール内容物を、導入路を介して噴出口に吸引導入し、連通路から導入されるエアゾール内容物とともに噴出口から噴出可能としている。
また、滞留部は、押釦の下端に固定接続した筒体の内部に形成しても良い。このように形成することにより、噴出口と滞留部とを気密的に形成することも可能となり、この場合には、粒子径の大きなエアゾール内容物が滞留部に落下する際に、エアゾール内容物が外気と接触するのを防止することが可能となる。そのため、上記落下の際に、エアゾール内容物が外気と接触して酸化劣化したり、汚染されたりするのを防止することが可能となる。
また、滞留部は、エアゾール容器の上端に凹設したものであっても良い。このように形成することにより、エアゾール容器のマウンテンカップの表面凹部を滞留部として使用することが可能となり、押釦本体の上方への突出高さを低くし、装置を小型化することが可能とする。
また、衝突壁は、噴出口と対向する衝突面を噴出口からのエアゾール内容物の噴射方向と垂直な平面としたものであっても良い。このように形成することにより、噴出口から噴射されたエアゾール内容物を確実に衝突壁に衝突させて粉砕することが可能となるため、エアゾール内容物の微細化を効率良く行うことが可能となる。
また、仕切壁は、衝突壁と一体に形成したものであっても良い。このように仕切壁を衝突壁と一体に形成することにより、構成部材数を少なくすることが可能となるため、装置の製造コストを安くすることが可能となる。
本願発明は上述の如く構成したものであって、噴出口に臨ませて衝突壁を配置するとともに、この衝突壁の両側で衝突壁よりも噴出口から噴出方向に離れた位置に、粒子径の大きなエアゾール内容物を突当可能な仕切壁を設け、この仕切壁の上端と、押釦本体の側面に突出した噴射筒の内周との間に設けた排出間隔を介して、粒子径が小さく質量の小さいエアゾール内容物のみを外部に排出可能としている。そのため、噴出口から噴射されたエアゾール内容物の一部が、衝突壁に衝突せず、又は衝突壁に衝突しても粉砕が不充分で、粒子径が大きいまま衝突壁の両側部に流出した場合であっても、粒子径の大きなエアゾール内容物は、質量が大きいため下降し、仕切壁に突き当たるか又は仕切壁に突き当たる前に自重で落下し、滞留部に回収される。そして、この滞留部に回収された粒子径の大きなエアゾール内容物は、エゼクター作用を利用して噴出口に吸引導入され、連通路から導入されるエアゾール内容物とともに排出口から再度排出される。このように、噴出したエアゾール内容物の一部が粒子径の微細化を十分に行うことができなかった場合であっても、その粒子径の大きなエアゾール内容物を滞留部に回収して噴出口から再度噴射することが可能となるため、エアゾール内容物の効率的な使用が可能となる。
また、上述の如く粒子径の大きなエアゾール内容物が外部に排出されることがないため、粒子径の微細なエアゾール内容物のみを、衝突壁及び仕切壁の上方に設けた排出間隔を介して外部に排出することが可能となる。そのため、例えば、医療用の吸引装置等について使用する場合には、十分に粒子径を微細化したエアゾール内容物のみを外部に排出することが可能となり、薬剤であるエアゾール内容物を、使用者の呼吸器に十分に届かせることが可能となる。また、例えば、空間用の消臭剤、芳香剤、殺虫剤等に本願発明の噴射装置を使用する場合には、粒子径を微細化した質量の小さなエアゾール内容物を噴射することにより、エアゾール内容物が空間中を漂う時間を長くすることが可能となり、エアゾール製品の効果を持続させることが可能となる。
また、本願発明に於いては、エアゾール容器のステムと連通する連通路を押釦本体に形成し、この連通路の先端にエアゾール内容物の噴出口を形成しているため、エアゾール容器内のエアゾール内容物は、押釦を押圧してエアゾール容器内のバルブ機構を開放しなければ、外気と接触することがない。そのため、エアゾール容器内のエアゾール内容物が外気と接触して酸化劣化したり汚染されたりする虞れのないものとなり、製品の品質を良好に保つことが可能となる。また、エアゾール容器にエアゾール内容物を充填しておき、必要に応じてバルブ機構を介して外部に噴射することが可能となるため、使用者が使用のたびごとにエアゾール内容物を充填する必要が無く、使用者の作業負担を軽減することが可能となる。
本発明の実施例1を図1〜図5に於いて説明すれば、(1)は押釦本体で、硬質プラスチック等で形成され、図1に示す如く、使用者の手指を載置して押圧するための押圧部(2)を上面に設けるとともに、下端内面に設けたステム接続部(3)に、エアゾール容器(4)のステム(5)を接続している。そして、押釦本体(1)の押圧部(2)を押圧して、ステム(5)をエアゾール容器(4)方向に押し下げる事によりバルブ機構(図示せず)を開放し、エアゾール容器(4)内のエアゾール内容物を押釦本体(1)内に導入可能としている。なお、本明細書中に於いては説明の便のため、図1に於ける左側を押釦本体(1)の先端側、右側を基端側とする。
また、押釦本体(1)は、前記ステム接続部(3)に連続してステム(5)の軸方向にエアゾール内容物の噴出路(6)を設け、この噴出路(6)の上部一側を、上記噴出路(6)と垂直な連通路(7)の基端と接続している。また、この連通路(7)の先端に、エアゾール内容物の噴出口(8)を形成している。この噴出口(8)は、図2に示す如く、押釦本体(1)の側面に装着した装着体(10)の側壁を開口して形成している。
また、上記噴出口(8)に臨ませて、噴出口(8)から噴出したエアゾール内容物を衝突させて粉砕するための衝突壁(11)を配置している。この衝突壁(11)は、図1、図5に示す如く、押釦本体(1)の装着体(10)側の側面に突出した噴射筒(12)内に下端を固定するとともに、図4に示す如く噴出口(8)と対向する衝突面(13)を、噴出口(8)からのエアゾール内容物の噴射方向と垂直な平面としている。このように形成することにより、噴出口(8)から噴射されたエアゾール内容物を確実に衝突壁(11)に衝突させて粉砕することが可能となるため、後述のエアゾール内容物の噴射時に於いて、エアゾール内容物の微細化を効率良く行うことが可能となる。
また、この衝突壁(11)は、噴出口(8)に臨ませて噴射筒(12)の上下方向中央にのみ形成し、図3に示す如くその両側を、噴出口(8)から噴射され衝突壁(11)に衝突したエアゾール内容物を流通させるための流通部(14)とし、図1に示す如く衝突壁(11)の上端と噴射筒(12)の内面との間を、粒子径の小さなエアゾール内容物を外部に排出するための排出間隔(15)としている。このように、衝突壁(11)の両側に流通部(14)、衝突壁(11)の上方に排出間隔(15)をそれぞれ形成することにより、後述のエアゾール内容物の噴射時に於いて、前記噴出口(8)から噴出されて衝突壁(11)の衝突面(13)に衝突したエアゾール内容物の噴出方向への流れを、良好なものとすることが可能となる。
また、図3に示す如く、上記衝突壁(11)の両側で衝突壁(11)よりも噴出口(8)から噴出方向に離れた位置に、粒子径の大きなエアゾール内容物を突当可能な仕切壁(16)を、平面T字型に衝突壁(11)と一体形成している。このように仕切壁(16)を衝突壁(11)と一体に形成することにより、仕切壁(16)と衝突壁(11)を別体に形成する場合と比較して構成部材数を少なくすることが可能となるため、装置の製造コストを安くすることが可能となる。
また、衝突壁(11)に衝突せず、又は衝突壁(11)へ衝突しても粉砕が不充分な粒子径の大きなエアゾール内容物は、質量が大きいため、仕切壁(16)に突き当たる前に流通部(14)の底面(17)に落下するか、又は仕切壁(16)の内面に突き当たっても流通部(14)の底面(17)に落下するものとなり、排出間隔(15)まで到達することができない。
また、前記衝突壁(11)の下方には、図1に示す如く、粒子径の大きなエアゾール内容物を滞留させるための滞留部(18)を設けている。そして、上述の如く流通部(14)の底面(17)に落下した粒子径の大きなエアゾール内容物や、衝突壁(11)の衝突面(13)に衝突し、衝突面(13)の下端から垂れ落ちる粒子径の大きなエアゾール内容物を、前記流通部(14)の底面(17)の基端側中央に図1、図3に示す如く切り欠き形成した切欠部(20)を介して落下させ、上記滞留部(18)に導入可能としている。
また、本実施例に於いてはこの滞留部(18)を、図1に示す如く、押釦本体(1)の下端に固定接続した筒体(21)の内部に形成している。このように押釦本体(1)の下端に固定接続した筒体(21)の内部に滞留部(18)を形成することにより、噴出口(8)と滞留部(18)とを気密的に形成することも可能となる。そして、この場合には、粒子径の大きなエアゾール内容物が滞留部(18)に落下する際に、エアゾール内容物が外気と接触するのを防止することが可能となる。そのため、上記落下の際に、エアゾール内容物が外気と接触して酸化劣化したり、汚染されたりするのを防止することが可能となる。
また、上記滞留部(18)は、図1に示す如く、押釦本体(1)に前記連通路(7)とは別個に形成した導入路(22)を介して前記噴出口(8)と接続している。この導入路(22)は、下端を上記滞留部(18)と接続する吸引路(23)と、この吸引路(23)の上端に一端を接続する吸引穴(24)と、この吸引穴(24)の他端に接続する吸引間隔(25)とからなる。この吸引間隔(25)は、図1、図2に示す如く、前記連通路(7)を形成する連通筒(26)の外周面と、前記装着体(10)の内周面の配置間隔に形成している。
上述の如く構成したものに於いて、エアゾール内容物の噴射を行うためには、押釦本体(1)の押圧部(2)を押圧することにより、ステム(5)をエアゾール容器(4)方向に押し下げてバルブ機構(図示せず)を開放する。これにより、エアゾール容器(4)内のエアゾール内容物を、バルブ機構、ステム(5)及び噴出路(6)を介して連通路(7)に導入し、噴出口(8)から噴出させる。このように噴出口(8)から噴出したエアゾール内容物は、上記噴出口(8)に臨ませて配置した衝突壁(11)の衝突面(13)に衝突して粉砕され、微細化される。そして、このように微細化された粒子径の小さなエアゾール内容物は、質量が小さいため、前記衝突壁(11)の上方又は流通部(14)を流動し、前記排出間隔(15)を介して排出部(19)から外部に排出される。
また、衝突壁(11)に衝突せず、又は衝突壁(11)へ衝突しても粉砕が不充分な粒子径の大きなエアゾール内容物は、質量が大きいため、仕切壁(16)に突き当たる前に流通部(14)の底面(17)に落下するか、又は仕切壁(16)の内面に衝突して流通部(14)の底面(17)に落下するものとなり、排出間隔(15)に到達しない。本願発明に於いてはこのように、粒子径の大きなエアゾール内容物が外部に排出されることがないため、粒子径の微細なエアゾール内容物のみを、衝突壁(11)及び仕切壁(16)の上方に設けた排出間隔(15)を介して外部に排出することが可能となる。そのため、例えば、医療用の吸引装置等について使用する場合には、十分に粒子径を微細化したエアゾール内容物のみを外部に排出することが可能となり、薬剤であるエアゾール内容物を、使用者の呼吸器に十分に届かせることが可能となる。また、例えば、空間用の消臭剤、芳香剤、殺虫剤等に本願発明の噴射装置を使用する場合には、微細化したエアゾール内容物を噴射することにより、エアゾール内容物が空間中を漂う時間を長くすることが可能となり、エアゾール製品の効果を持続させることが可能となる。
また、上述の如く、流通部(14)の底面(17)に落下した粒子径の大きなエアゾール内容物は、流通部(14)の底面(17)に切り欠き形成した切欠部(20)を介して、前記滞留部(18)に導入されるものとなる。そして、この滞留部(18)に滞留した粒子径の大きなエアゾール内容物を、エアゾール容器(4)内のエアゾール内容物を噴出口(8)から噴出する際に噴出口(8)に生じるエゼクター作用を利用して、前記噴出口(8)に吸引導入する。
そして、このように、導入路(22)を介して噴出口(8)に吸引導入された粒子径の大きなエアゾール内容物は、連通路(7)から導入されるエアゾール内容物とともに噴出口(8)から噴出するものとなる。本願発明に於いてはこのように、噴出したエアゾール内容物の一部が粒子径の微細化を十分に行うことができなかった場合であっても、その粒子径の大きなエアゾール内容物を滞留部(18)に回収して噴出口(8)から再度噴射することが可能となるため、エアゾール内容物の効率的な使用が可能となる。
また、本願発明に於いては前述の如く、エアゾール容器(4)のステム(5)と連通する連通路(7)を押釦本体(1)に形成し、この連通路(7)の先端にエアゾール内容物の噴出口(8)を形成しているため、エアゾール容器(4)内のエアゾール内容物は、押釦本体(1)を押圧してエアゾール容器(4)内のバルブ機構(図示せず)を開放しなければ、外気と接触することがない。そのため、エアゾール容器(4)内のエアゾール内容物が外気と接触して酸化劣化したり汚染されたりする虞れのないものとなり、製品の品質を良好に保つことが可能となる。また、エアゾール容器(4)にエアゾール内容物を充填しておき、必要に応じてバルブ機構を介して外部に噴射することが可能となるため、使用者が使用のたびごとにエアゾール内容物を充填する必要が無く、使用者の作業負担を軽減することが可能となる。
前記実施例1に於いては、図1に示す如く、押釦本体(1)の下端に押釦本体(1)と一体に接続した筒体(21)の内部に滞留部(18)を形成しているが、本実施例2に於いては、図6に示す如く、エアゾール容器(4)の上端に接続したマウンテンカップ(27)に予め形成されている表面凹部(28)を、滞留部(18)として使用している。このように、マウンテンカップ(27)の表面凹部(28)を滞留部(18)として使用することにより、押釦本体(1)の上方への突出高さを低くし、装置を小型化することが可能となる。
実施例1を示す断面図。 図1の噴出口部分の拡大図。 図1のA−A線断面図。 図3の噴出口部分の拡大図。 図1の左側面図。 実施例2の断面図。
符号の説明
1 押釦本体
4 エアゾール容器
5 ステム
7 連通路
8 噴出口
11 衝突壁
12 噴射筒
13 衝突面
15 排出間隔
16 仕切壁
18 滞留部
21 筒体
22 導入路

Claims (5)

  1. エアゾール内容物を充填したエアゾール容器のステムと連通する連通路を押釦本体に形成し、この連通路の先端にエアゾール内容物の噴出口を形成し、この噴出口に臨ませてエアゾール内容物を衝突させて粉砕するための衝突壁を配置するとともに、この衝突壁の両側で衝突壁よりも噴出口から噴出方向に離れた位置に、粒子径の大きなエアゾール内容物を突当可能な仕切壁を設け、この仕切壁の上端と、押釦本体の側面に突出した噴射筒の内周との間に、粒子径の小さなエアゾール内容物を外部に排出する排出間隔を形成するとともに、仕切壁に突き当たって落下した粒子径の大きなエアゾール内容物を滞留させるための滞留部を上記衝突壁の下方に設け、この滞留部を、押釦本体に前記連通路とは別個に形成した導入路を介して前記噴出口と接続し、エアゾール内容物の噴射時に、エアゾール内容物を噴出する際の噴出口に生じるエゼクター作用を利用して、滞留部のエアゾール内容物を、導入路を介して噴出口に吸引導入し、連通路から導入されるエアゾール内容物とともに噴出口から噴出可能としたことを特徴とするエアゾール内容物の噴出装置。
  2. 滞留部は、押釦本体の下端に固定接続した筒体の内部に形成したことを特徴とする請求項1のエアゾール内容物の噴出装置。
  3. 滞留部は、エアゾール容器の上端に凹設したものであることを特徴とする請求項1のエアゾール内容物の噴出装置。
  4. 衝突壁は、噴出口と対向する衝突面を噴出口からのエアゾール内容物の噴射方向と垂直な平面としたことを特徴とする請求項1のエアゾール内容物の噴出装置。
  5. 仕切壁は、衝突壁と一体に形成したことを特徴とする請求項1のエアゾール内容物の噴出装置。
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