JP5137334B2 - コジェネレーションシステム - Google Patents

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Description

本発明は、水素を燃料として発電する装置及びコジェネレーションシステムに関する。
燃料電池は、従来の化石燃料のように有害物質を排出しない点、エネルギ効率が優れている点から、開発が積極的に進められている。
燃料電池の燃料である水素を製造する方法として、天然ガスの主成分であるメタン、エタン、プロパン、ブタン等のアルカンと水蒸気とを高温下で反応させて水素を得る方法(水蒸気改質法)が知られている。このときの反応(CH+HO→3H+CO,C+2HO→5H+2CO,C+3HO→7H+3CO,C10+4HO→9H+4CO)は改質反応と称される。なお、アルカンとは、メタン、エタン、プロパン、ブタン等の一般式C2n+2で表される鎖状飽和炭化水素をいう。
ところで、天然ガスを含む物質として、天然ガスハイドレート(以下「NGH」という)が知られており、液化天然ガスに代わる天然ガスの新しい輸送媒体及び貯蔵媒体として注目されている。NGHは、天然ガスの分子が水分子の作るカゴの中に取り込まれた結晶構造を持つ包接水和物(ガスハイドレート)である。水分子に取り込まれたガス(ここでは天然ガス)をゲストガスという。NGHは、常圧で1m3のNGH中(このうち水の体積は0.8m3)に170m3の天然ガスを包蔵できるといわれている。NGHが分解すると、天然ガス及び水が生ずる。
一方、ゲストガスがメタンであるガスハイドレートをメタンハイドレート(理論化学式:CH・5.75HO)といい、ゲストガスがエタンであるガスハイドレートをエタンハイドレート(理論化学式:C・7・2/3HO)といい、ゲストガスがプロパンであるガスハイドレートをプロパンハイドレート(理論化学式:C・17HO)といい、ゲストガスがブタンであるガスハイドレートをブタンハイドレート(理論化学式:C10・17HO)という。メタンハイドレートは、下記特許文献1に記載されているように、常圧で1m3のメタンハイドレート中(このうち水の体積は0.8m3)に164m3のメタンを包蔵できるといわれている。メタンハイドレートが分解すると、メタン及び水が生ずる(CH・5.75HO→CH+5.75HO)。
下記特許文献2には、メタンハイドレートから得た水素を燃料とする燃料電池が記載されている。特許文献2記載の高温作動型燃料電池は、燃料が触媒を内蔵する合成ガス生成装置で改質されて生成した水素及び一酸化炭素からなる合成ガスが供給されて発電するとともに、高温のアノード側排出ガス及びカソード側排出ガスを排出し、アノード側排出ガスに燃料を混合した混合ガスは、合成ガス生成装置に導入され、高温作動型燃料電池又は燃焼装置の排熱が反応熱として供給されて、再び合成ガスに改質され、該合成ガスは、高温作動型燃料電池と、燃焼装置とに配分手段により供給され、燃料として利用されるハイブリッド発電装置システムである。高温作動型燃料電池は、燃料に水又は水蒸気を混合するとともに、燃料を燃焼させる等により合成ガス生成装置に反応熱を供給し、燃料を水素と一酸化炭素を主成分とする合成ガスに改質し、その合成ガスが用いられる。また、前記燃料は、天然ガス、メタンガス、メタンハイドレート、コークス炉ガス、石炭乾溜ガス(COG)、石炭ガス化ガス、し尿や生ゴミ等を発酵処理して得られるバイオガス(発酵メタンガスを含む。)、木材等の有機物等を高温処理して得られる乾溜又は熱分解ガスによって構成される群から選定された1又は2以上である。
特開2002−220353号公報 特開2005−141910号公報
しかしながら、上記特許文献2には、燃料と水又は水蒸気とを混合するのに、前記燃料にメタンハイドレートの分解により生じたメタンを用いることが記載されているが、前記水又は水蒸気にメタンハイドレートの分解により生じた水を用いることは記載されていない。従って、前記水又は水蒸気として他の水又は水蒸気が用意されているだけではなく、メタンハイドレートの分解により生じた水は利用されることなく捨てられていると考えられ、メタンハイドレートの分解により生じた水を水素生成に利用することが望まれる。
本発明の目的は、アルカンを含むガスをゲストガスとするガスハイドレートの分解により生じたアルカンと水とから得た水素を燃料として発電する装置を用いたコジェネレーションシステムを提供することである。
本発明のコジェネレーションシステムに用いられる発電装置は、メタン、エタン、プロパン、ブタンの群から選ばれる1又は2以上のアルカンを含むガスをゲストガスとするガスハイドレートを分解し、前記ガスハイドレートの分解により生じたアルカン及び水を高温下で改質反応して水素を生成し、前記水素を含む気体を冷却し、前記気体から水素以外の気体を除去して水素を得る水素製造装置と、前記水素製造装置で得た水素と空気中の酸素とを反応させて発電する燃料電池とを備える
例えば、ガスハイドレートがメタンハイドレートである場合には、まず、メタンハイドレートが分解することにより、式(1)で示されるようにメタンと水とが生ずる。
CH・5.75HO→CH+5.75HO …(1)
次に、生じたメタンと水とが改質反応することにより、式(2)で示されるように水素と一酸化炭素とが生成する。
CH+HO→3H+CO …(2)
次に、生成した水素と、空気中の酸素とが燃料電池に供給されることにより、式(3)、式(4)の反応が起こり、電気を発生することができる。
→2H+2e …(3)
2H+1/2O+2e→HO …(4)
本発明のコジェネレーションシステムは、前記発電装置を構成する水素製造装置及び燃料電池に加えて、前記ガスハイドレートの分解により生じた水を前記燃料電池が発した熱によって熱交換して温水にする熱交換器と、前記ガスハイドレートの分解により生じたアルカンを貯蔵し、該アルカンを供給するアルカンタンクと、前記温水を貯蔵すると共に、該温水が所定の温度でない場合には前記アルカンタンクから供給されるアルカンを燃焼させて温めた温水を供給する温水タンクとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、前記発電装置からの電気と温水とを供給することができるだけでなく、前記燃料電池が発した熱を熱交換して温水にするので、熱エネルギを有効に利用することができる。
更に、本発明のコジェネレーションシステムは、前記ガスハイドレートの分解により生じたアルカンを貯蔵し、該アルカンを供給するアルカンタンクと、熱交換器で温められた温水を貯蔵し、該温水が所定の温度でない場合にはアルカンタンクから供給されるアルカンを燃焼させて温めた温水を供給する温水タンクとを備えることにより、燃料として供給されるアルカンを利用して温水を所定の温度まで温めて供給することができる。
発明によれば、水素製造装置が、メタン、エタン、プロパン、ブタンの群から選ばれる1又は2以上のアルカンを含むガスをゲストガスとするガスハイドレートの分解により生じたアルカン及び水とから水素を生成し、燃料電池がこの水素と空気中の酸素とを反応させて発電する。従って、発電装置は、アルカンを含むガスをゲストガスとするガスハイドレートの分解により生じたアルカンと水とから得た水素を燃料として発電することができる。
本発明のコジェネレーションシステムによれば、前記発電装置が発電し、熱交換器が前記ガスハイドレートの分解により生じた水を熱交換して温水にする。従って、本発明のコジェネレーションシステムは、アルカンを含むガスをゲストガスとするガスハイドレートの分解により生じたアルカンと水とから得た水素を燃料として発電するとともに、所定の温度まで温めた温水を得ることができる。
図1は、実施例のコジェネレーションシステムの全体構成を示す図である。
コジェネレーションシステム1は、天然ガスハイドレートタンク(以下「NGHタンク」という)2、天然ガスハイドレート分解装置(以下「NGH分解装置」という)3、水タンク4、天然ガスタンク5、水素製造装置6、水素タンク7、燃料電池8、空気供給装置9で構成される発電装置15と、インバータ10と、熱交換器11と、補助ガスバーナ13を有する温水タンク12とを備え、それぞれは、図中で実線、破線、及び一点鎖線の矢印で示される導管によって接続されている。なお、実線の矢印は気体を、破線の矢印は液体を、曲線の矢印は固体を通すための導管を示し、一点鎖線の矢印はエネルギの流れを示す。コジェネレーションシステム1は一般家庭14に接続している。
NGHタンク2は、NGHを貯蔵し、供給するためのタンクである。NGHタンク2は、貯蔵したNGHをNGH分解装置3に供給する。
NGH分解装置3は、NGHを分解して水と天然ガスを生じる装置である。ここで、図2を参照してNGH分解装置3について説明する。
NGH分解装置3は、網24、NGH供給口21、ガス出口22、及び水出口23を備えた容器20と、一端が水出口23に接続し、他端が容器20内に通じていて、途中にポンプ26及び加熱器27を備えた水導管25とで構成される。
容器20は、ステンレス製の耐圧容器であり、その内部に網24を備え、NGH30と水31と天然ガスとを貯蔵する。網24は、容器20内の水31に浸からない高さに、NGH30を載せる支持板として設けられ、水31を通す(しかし、NGH30は通さない)孔24aを有している。
NGH供給口21は、容器20側面に設けられ、容器20内にNGH30を供給する。
ガス出口22は、容器20上部に設けられ、後述のNGH30の分解により生じ、容器20内に貯蔵された天然ガスを容器20外に出す。
水出口23は、容器20下部に設けられ、後述のNGH30の分解により生じ、容器20下部に貯蔵された水31を容器20外に出す。
水導管25は、水出口23から出た水(5℃程度の冷水)31の一部をポンプ26で汲み上げて、加熱器27によって適温(10℃程度)に温められた水(温水)を容器20内のNGH30に掛ける。これにより、温水が有する熱エネルギがNGH30に与えられ、NGH30の分解が促進される。
NGH分解装置3において、容器20内でNGHタンク2から供給されたNGH30が分解することにより、天然ガス及び冷水31が生ずる。なお、天然ガスの組成は、例えばメタン80〜90%、エタン2〜10%、プロパン2〜4%、ブタン1〜2%である。
NGHの分解により生じた天然ガスは、ガス出口22から容器20外に出て、天然ガスタンク5に供給される。
NGHの分解により生じた冷水31は、網24の穴24aを通って容器20下部に貯蔵され、水出口23から容器20外に出て、水タンク4に供給される。また、冷水31の一部は、先述のように、加熱器27で温められて温水となり、必要に応じて容器20内のNGH30に掛けられる。
図1の水タンク4は、水を貯蔵し、供給するためのタンクである。水タンク4は、NGH分解装置3から供給された冷水を貯蔵し、水素製造装置6と後述の熱交換器11とに供給する。
天然ガスタンク5は、天然ガスを貯蔵し、供給するためのタンクである。天然ガスタンク5は、NGH分解装置3から供給された天然ガスを貯蔵し、水素製造装置6と後述の補助ガスバーナ13とに供給する。また、天然ガスタンク5は、天然ガスを燃料として一般家庭14に直接供給する。
水素製造装置6は、天然ガスと水とから水素を製造するための装置である。ここで、図3を参照して水素製造装置6について説明する。
水素製造装置6は、改質器41と、ガスバーナ42と、改質ガスクーラ43と、圧力スイング吸着装置(以下「PSA装置」という)44とを備える。本実施例のコジェネレーションシステム1の水素製造装置6は、NGH分解装置3、水タンク4、天然ガスタンク5、水素タンク7を備えていないが、これらを備えることにしてもよい。
図3の改質器41は、改質器41内の温度を800℃前後に加熱するガスバーナ42を備える。改質器41内には、冷水が水タンク4から供給され、天然ガスが天然ガスタンク5から供給される。改質器41内の冷水及び天然ガスは、ガスバーナ42によって加熱され、水は水蒸気になり、水蒸気と天然ガスとが混合する。
改質器41は、高温(800℃前後)下で、水蒸気と天然ガスとの混合ガスを改質反応させて、水素と一酸化炭素を生成する(CH+HO→3H+CO,C+2HO→5H+2CO,C+3HO→7H+3CO,C10+4HO→9H+4CO)。このとき、水蒸気改質触媒として、ニッケル系触媒が用いられる。改質器41は、水素と、一酸化炭素と、未反応の水蒸気と、未反応の天然ガスとの混合ガスAを改質ガスクーラ43に供給する。
後述のPSA装置44に導入される混合ガスAは、所定の温度に冷却されている必要がある。改質ガスクーラ43は、改質器41から供給された、水素と、一酸化炭素と、水蒸気と、天然ガスとの混合ガスAを常温に冷却し、PSA装置44に供給する。
PSA装置は、水素以外のガスを除去して水素のみを取り出すための装置である。PSA装置44には、水素以外のガスを、高圧下で選択的に吸着し、低圧下で選択的に脱着する吸着剤が充填された吸着塔(図示しない)が複数設けられている。PSA装置44は、常温下で、各吸着塔を時間的にずらして吸着−脱着−置換−昇圧のサイクルで運転し、PSA装置全体で自動連続吸着装置として作動する。PSA装置44は、改質ガスクーラ43から供給された、水素と、一酸化炭素と、水蒸気と、天然ガスとの混合ガスAから、水素以外のガスを除去してPSA装置44外に排出し、水素を水素タンク7に供給する。
図1の水素タンク7は、水素ガスを貯蔵し、供給するためのタンクである。水素タンク7は、水素製造装置6、詳しくは水素製造装置6のPSA装置44から得られた水素を貯蔵し、燃料電池8に供給する。
燃料電池8は、水素と酸素とを反応させて電気を発生する装置である。ここで、図4を参照して燃料電池8について説明する。
燃料電池8は、水素槽51と、アノード電極52と、プロトン交換膜53と、カソード電極54と、空気層55とを内部に備え、外部回路56を外部に備える。
水素槽51は、水素タンク4から供給された水素を貯蔵して、アノード電極に供給する槽である。
アノード電極52は、水素から電子を切り離す性質と水素を通す構造とを有する、例えば白金触媒が担持されたカーボンブラック製の電極である。アノード電極52は、白金触媒の働きにより、水素から電子を切り離して水素イオンを生成する(H→2H+2e)。
プロトン交換膜53は、水素イオン(プロトン)のみを通す性質を有する、例えば、スルホン基を持ったフッ素系ポリマー製の膜である。
カソード電極54は、水素に電子を与える性質と空気を通す構造とを有する、例えば白金触媒が担持されたカーボンブラック製の電極である。カソード電極54は、水素イオンと、酸素と、電子とを反応させて、水を生成する(2H+1/2O+2e→HO)。
空気槽55は、例えばファンのような空気供給装置9から供給された空気を貯蔵して、カソード電極54に供給する。
外部回路56は、アノード電極52とカソード電極54とを燃料電池56の外部で接続するための電線である。
燃料電池8において、水素槽51内の水素がアノード電極52に供給されると、アノード電極52は水素から電子を切り離して水素イオンを生成する(H→2H+2e)。水素イオンは、プロトン交換膜53を通って反対側のカソード電極54に達する。水素から切り離された電子は、外部回路56を通って燃料電池8の外に移動し、さらにカソード電極54に移動する。一方、空気槽55内の空気がカソード電極54に供給されると、カソード電極54は、空気中の酸素と、プロトン交換膜53を通過してきた水素イオンと、外部回路56を通って移動してきた電子とを反応させて、水を生成する(2H+1/2O+2e→HO)。
従って、燃料電池8内で起きている2つの反応(H→2H+2e及び2H+1/2O+2e→HO)に関与する電子(2e)が、外部回路56を移動することにより、電流が流れる、すなわち電気Voutが発生する。なお、電流は常に一定方向に流れているので、発生する電気Voutは直流電気(直流電力)である。直流電力は、インバータ10に供給される。さらに、前記2つの反応に伴って燃料電池8から熱が発生する。
図1のインバータ10は、直流電力を交流電力に変換する装置である。インバータ10は、燃料電池8から発生した直流電力を交流電力に変換する。変換された交流電力は、一般家庭14に供給される。
熱交換器11は、熱を取り出すための装置である。ここで、図5を参照して熱交換器11について説明する。
熱交換器11は、一端が水タンク4に通じ、他端が温水タンク12に通じていて、その途中が燃料電池8に近接して回動するように設けられた導管である。温水タンク12は、温水を貯蔵し、供給するための容器であって、補助バーナ13を有する。
熱交換器11に水タンク4から冷水が供給されると、冷水は熱交換器11内を移動し、燃料電池8からの熱によって暖められて温水になり、温水が温水タンク12に供給されて貯蔵される。これにより、熱交換器11は、燃料電池から発生した熱を取り出して、熱交換器11内の水に与えることができる。
図1の温水タンクは12に貯蔵された温水は、一般家庭14に供給される。温水が所定の温度でない場合には、温水タンク12内の水は補助ガスバーナ13によって温められる。補助ガスバーナ13の燃料には、天然ガスタンク5から供給される天然ガスが用いられる。
以上のように、コジェネレーションシステム1は、発電装置15がNGHを分解して生じた天然ガス及び水から直流電力を発生させ、変換して、交流電力を一般家庭14に供給することができる。また、NGH分解装置3が生じた天然ガスを一般家庭14に供給することができる。さらに、NGH分解装置3が生じた水を、燃料電池8の熱によって温めて温水にし、温水を一般家庭に供給することができる。
本発明は、以上の実施形態に限定されるものでなく、本発明の技術思想の範囲内において種々の変形及び変更が可能である。例えば、上記実施形態では、アルカンを含むガスをゲストガスとするガスハイドレートとしてNGHを用いているが、メタンハイドレート、エタンハイドレート、プロパンハイドレート、ブタンハイドレートであってもよい。
実施例のコジェネレーションシステムの全体構成を示す図。 実施例のコジェネレーションシステムに用いられるNGH分解装置を示す図。 実施例のコジェネレーションシステムに用いられる水素製造装置を示す図。 実施例のコジェネレーションシステムに用いられる燃料電池を示す図。 実施例のコジェネレーションシステムに用いられる熱交換器を示す図。
符号の説明
1:水素製造装置1、2:天然ガスハイドレートタンク、3:天然ガスハイドレート分解装置、4:水タンク、5:天然ガスタンク、6:水素製造装置、7:水素タンク、8:燃料電池、9:空気供給装置、10:インバータ、11:熱交換器、12:温水タンク、13:補助ガスバーナ、14:一般家庭、15:発電装置、20:容器、21:NGH供給口、22:ガス出口、23:水出口、24:網、25:水導管、26:ポンプ、27:加熱器、30:天然ガスハイドレート、31:水、41:改質器、42:ガスバーナ、43:改質ガスクーラ、44:圧力スイング吸着装置、51:水素槽、52:アノード電極、53:プロトン交換膜、54:カソード電極、55:空気槽、56:外部回路。

Claims (1)

  1. メタン、エタン、プロパン、ブタンの群から選ばれる1又は2以上のアルカンを含むガスをゲストガスとするガスハイドレートを分解し、前記ガスハイドレートの分解により生じたアルカン及び水を高温下で改質反応して水素を生成し、前記水素を含む気体を冷却し、前記気体から水素以外の気体を除去して水素を得る水素製造装置と、
    前記水素製造装置で得た水素と空気中の酸素とを反応させて発電する燃料電池と
    前記ガスハイドレートの分解により生じた水を前記燃料電池が発した熱によって熱交換して温水にする熱交換器と、
    前記ガスハイドレートの分解により生じたアルカンを貯蔵し、該アルカンを供給するアルカンタンクと、
    前記温水を貯蔵すると共に、該温水が所定の温度でない場合には前記アルカンタンクから供給されるアルカンを燃焼させて温めた温水を供給する温水タンクと
    を備えたことを特徴とするコジェネレーションシステム。
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