JP5136075B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置に係り、特にその装置の機械的に可動な部分が動いた回数の記憶に関する。
機械的に可動な部分を有する情報処理装置において、その可動部分は、動いた回数が極端に多い場合などに、動きに支障が生じる可能性がある。また、その可動部分に沿って設置された電子部品、例えば、ケーブルも、上記の場合、機械的な損傷を受け、その損傷の結果、電気的な機能に支障が生じる可能性がある。上記情報処理装置の一例は、上筐体と、下筐体とがヒンジ部を介して開閉可能に連結された移動通信装置である。
そこで、上下筐体の開閉を検出し、上下筐体の開閉が検出される度に行われた開閉の回数を更新記憶し、記憶された開閉回数は、所定の操作によって表示される装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−309629号公報(第2頁、図2、図4)
しかしながら、上述した特許文献1に開示されている方法では、行われた上下筐体の開閉の回数を、開閉の都度、更新して不揮発性の記憶媒体に記憶させる問題点があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、行われた上下筐体の開閉の回数を不揮発性の記憶媒体に記憶させる回数を削減する情報処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、第1の筐体の端部と、第2の筐体の端部とがヒンジを介して開閉自在に連結され、前記第1、第2の筐体の内面が相対する閉状態と、前記第1、第2の筐体の外面が相対するターンオーバー開状態と、前記第1、第2の筐体の内面及び外面のいずれも相対しない開状態とのいずれかの状態をとる情報処理装置であって、前記第1、第2の筐体が閉状態の回数と、前記第1、第2の筐体がターンオーバー開状態の回数とを記憶する不揮発性二次記憶媒体と、前記第1、第2の筐体が閉状態にあるか、ターンオーバー開状態にあるかを検出して開閉信号を出力する開閉検出手段と、前記不揮発性二次記憶媒体に記憶された閉状態の回数と、ターンオーバー開状態の回数とを読み出して揮発性一次記憶媒体に記憶させ、前記開閉検出手段によって出力された開閉信号によって前記第1、第2の筐体が閉状態に変化したと判断された場合、前記揮発性一次記憶媒体に記憶された閉状態の回数を加算し、前記開閉検出手段によって出力された開閉信号によって前記第1、第2の筐体がターンオーバー開状態に変化したと判断された場合、前記揮発性一次記憶媒体に記憶されたターンオーバー開状態の回数を加算し、前記揮発性一次記憶媒体に記憶された加算された閉状態の回数が第1の所定数で割り切れる、または、前記揮発性一次記憶媒体に記憶された加算されたターンオーバー開状態の回数が第2の所定数で割り切れる場合、前記揮発性一次記憶媒体に記憶された加算された閉状態の回数によって前記不揮発性二次記憶媒体に記憶された閉状態の回数を更新すると共に、前記揮発性一次記憶媒体に記憶された加算されたターンオーバー開状態の回数によって前記不揮発性二次記憶媒体に記憶されたターンオーバー開状態の回数を更新する開閉状態回数積算手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、行われた上下筐体の開閉の回数を不揮発性の記憶媒体に記憶させる回数を削減する。
以下に、本発明による情報処理装置の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に係る情報処理装置が適用された折り畳み型の移動通信装置の上下筐体の折畳みを開いた時の外観を示し、図1(a)は正面図を、図1(b)は側面図を示す。
この移動通信装置は、上筐体MS1の下端部と下筐体MS2の上端部とが、ヒンジ部MS3に含まれる第1のヒンジMS3aと、第2のヒンジMS3bとの2つのヒンジを介して回動自在に連結されている。そのため、上筐体MS1と下筐体MS2とは回動自在であり、上下筐体MS1、MS2の角度がほぼ0度(閉状態)からほぼ360度の間で開閉自在に構成されている。上下筐体MS1、MS2が閉状態にない場合、上下筐体MS1、MS2は開状態にある。図1は、上下筐体MS1、MS2の角度がほぼ180度に開かれた際の外観を示し、以後、この開状態をノーマル開状態と称する。
上筐体MS1の内面には、受話に用いられるスピーカ14aと、使用者に操作を促す表示や、使用者が操作した内容の表示や、カーソル位置や、装置の動作状態の表示などに用いられるバックライト付きのLCD(Liquid Crystal Display)からなる表示部15とが設置されている。表示部15は、装置の状態を簡単な図形(ピクト)で表示するための欄と、処理中の内容に依存した表示が行われる欄とに分けられる。そこで、通話の際や、表示部15を視認する際、上筐体MS1の内面が装置の使用者から見て前面となる。
また、下筐体MS2の内面には、送話に用いられるマイクロフォン14bが設置されている。また、下筐体MS2の内面には、キーパッドからなる入力装置16が設けられている。更に、下筐体MS2の内部には、電波の送受に用いられるアンテナが設置されている。そこで、通話の際や、入力装置16のキー操作の際、下筐体MS2の内面が装置の使用者から見て前面となる。
上下筐体MS1、MS2がノーマル開状態にある場合、使用者は、表示部15に行われた表示を視認することができ、同時に、入力装置16のキーを操作することができる。そこで、ノーマル開状態は、対話型の処理、例えば、後述する、発信先の電話番号のキー入力処理に適している。
なお、上下筐体MS1、MS2が開状態にあるか、または、閉状態にあるかを検出するために、上筐体MS1の上部(ヒンジ部MS3から遠い部分。)に第1の磁石MS4aを埋め込み、下筐体MS2の下部(ヒンジ部MS3から遠い部分。)に第2の磁石MS4bを埋め込み、閉状態にある場合、これらの第1の磁石MS4aと、第2の磁石MS4bとの間の距離が小さいように配置してある。
そして、開閉検出部(図示せず)は、これらの第1の磁石MS4aと、第2の磁石MS4bとの間に働く磁力によって、上下筐体MS1、MS2が開状態にあるか、または、閉状態にあるかを検出して、開閉信号を出力する。
図1に示すノーマル開状態において、第1の磁石MS4aと、第2の磁石MS4bとの間の距離が大きいので、この第1の磁石MS4aと、第2の磁石MS4bとの間に働く磁力が小さく、開閉検出部は、装置は開状態にあることを検出する。
図2は、移動通信装置の上筐体MS1をヒンジ部MS3に含まれる第1のヒンジMS3aによって、即ち、軸A−Aを中心に、上筐体MS1の内面と、下筐体MS2の内面とが近づく方向に回動させて折畳みを閉じた、即ち、上下筐体MS1、MS2が閉状態にある際の外観を示し、図2(a)は正面図を、図2(b)は側面図を示す。上下筐体MS1、MS2がノーマル開状態から閉状態の間に変化する場合、上筐体MS1の回動は、第1のヒンジMS3aによる。第2のヒンジMS3bによらない。
折畳みが閉じられた状態では、上筐体MS1の内面及び下筐体MS2の内面は、折り畳みの内側にある。即ち、表示部15及び入力装置16は、折畳みの内側にあるため、使用者は、表示部15に行われた表示を視認することができず、また、入力装置16のキーを操作することができない。そこで、閉状態は、使用者が装置を使用しない場合(装置が待ち受け状態にある場合を含む。)に適している。
上下筐体MS1、MS2が閉状態にある際、第1の磁石MS4aと、第2の磁石MS4bとの間の距離が小さくなるので、開閉検出部は、この第1の磁石MS4aと、第2の磁石MS4bとの間に働く磁力が大きくなることを用いて装置は閉状態にあることを検出する。
なお、第1の磁石MS4aと、第2の磁石MS4bとの間の距離が所定の距離より小さいため、第1の磁石MS4aと、第2の磁石MS4bとの間に働く磁力が所定の強さより大きい場合、開閉検出部は、装置は閉状態にあると検出する。即ち、上下筐体MS1、MS2が閉状態にあることは、必ずしも上下筐体MS1、MS2の間の角度が0度であることを要しない。
図3は、図1に示すノーマル開状態にある移動通信装置の上筐体MS1及びヒンジ部MS3を、ヒンジ部MS3に含まれる第2のヒンジMS3bによって、即ち、軸B−Bを中心に、上筐体MS1の外面と、下筐体MS2の外面とが近づく方向に回動させて折畳みが最大に開かれた際の外観を示し、図3(a)は正面図を、図3(b)は側面図を示す。
この折畳みが最大に開かれた状態では、上筐体MS1の外面及び下筐体MS2の外面が、折り畳みの内側にある。この、あたかも装置が逆向きに閉じられた状態を、以後ターンオーバー開状態と称する。上下筐体MS1、MS2がノーマル開状態からターンオーバー開状態の間に変化する場合、上筐体MS1及びヒンジ部MS3の回動(言い換えれば、下筐体MS2の回動となる。)は、第2のヒンジMS3bによる。第1のヒンジMS3aにはよらない。
上下筐体MS1、MS2がターンオーバー開状態にある場合、表示部15及び入力装置16は、折畳みの外側にあるため、使用者は、表示部15に行われた表示を視認することができ、また、入力装置16のキーを操作することができる。
しかし、表示部15と入力装置16は、図3(b)に示すように、一方は表側、他方は裏側に配置されるため、使用者は、表示部15と入力装置16とを同時に視認することができない。そこで、ターンオーバー開状態は、使用者が表示部15に行われる表示のみを視認し続ける処理、例えば、後述するテレビ放送を受信する処理に適している。
上下筐体MS1、MS2がターンオーバー開状態にある際、開閉検出部は、第1の磁石MS4aと、第2の磁石MS4bとの間の距離が小さくなるので、この第1の磁石MS4aと、第2の磁石MS4bとの間に働く磁力が大きくなることを用いて装置はターンオーバー開状態にあることを検出する。
なお、第1の磁石MS4aと、第2の磁石MS4bとの間の距離が所定の距離より小さいため、第1の磁石MS4aと、第2の磁石MS4bとの間に働く磁力が所定の強さより大きい場合、開閉検出部は、装置はターンオーバー開状態にあると検出する。即ち、上下筐体MS1、MS2が閉状態にあることは、必ずしも上下筐体MS1、MS2の間の角度が360度であることを要しない。
ここで、第1の磁石MS4aと、第2の磁石MS4bとの間に働く磁力は、上下筐体MS1、MS2が閉状態にある場合と、上下筐体MS1、MS2がターンオーバー開状態にある場合と、いずれの場合も大きくなる。
しかしながら、例えば、第1の磁石MS4aと、第2の磁石MS4bとの間に働く磁力は、お互いに引き合う向きに第1の磁石MS4aと、第2の磁石MS4bとを配置したとして、その引き合う力は、上下筐体MS1、MS2が閉状態にあっては内面に向く、即ち、第1の磁石MS4aが受ける力は、表示部15が配置された面に向く。一方、上下筐体MS1、MS2がターンオーバー閉状態にあっては外面に向く、即ち、第1の磁石MS4aが受ける力は、表示部15が配置されていない面に向く。
第2の磁石MS4bについても同様であり、上下筐体MS1、MS2が閉状態にあっては、第2の磁石MS4bが受ける力は、内面、即ち、入力装置16が配置された面に向く。一方、上下筐体MS1、MS2がターンオーバー開状態にあっては外面、即ち、入力装置16が配置されていない面に向く。このように、第1の磁石MS4aと、第2の磁石MS4bとの間に働く磁力によって受ける力の向きによって、開閉検出部は、上下筐体MS1、MS2が閉状態にあるか、また、ターンオーバー開状態にあるかを検出する。
以上の説明では、開閉検出部は、第1の磁石MS4aと、第2の磁石MS4bとの間に働く磁力によって上下筐体MS1、MS2が閉状態にある否か、また、ターンオーバー開状態にある否かを検出するとしたが、これに限るものではない。例えば、閉状態にある否かを検出するための磁石と、ターンオーバー開状態にある否かを検出するための磁石とを用いても良い。
更に、開閉検出部は、第1のヒンジMS3aにおいて上筐体MS1と、ヒンジ部MS3とがなす角度を検出し、また、第2のヒンジMS3bにおいて下筐体MS2と、ヒンジ部MS3とがなす角度を検出することによって、上下筐体MS1、MS2がなす角度を検出するとしても良い。上下筐体MS1、MS2がなす角度が検出されることにより、当然に上下筐体MS1、MS2が閉状態にあるか否か、また、ターンオーバー開状態にあるか否かを検出することができる。更には、上下筐体MS1、MS2がノーマル開状態にあるか否かを検出することができる。
図4は、本発明の実施形態に係る移動通信装置の構成を示すブロック図である。この移動通信装置は、移動通信網(図示せず)を介した通信等を行う装置であり、開閉信号MS3cが入力され、装置全体の制御を行う制御部11と、基地局(図示せず)との間で電波の送受信を行うアンテナ12aと、通信部12bと、送受信部13と、スピーカ14aと、マイクロフォン14bと、通話部14cと、表示部15と、入力装置16とを備える。
更に、この移動通信装置は、テレビ放送受信部17と、状態回数積算部21と、不揮発性記憶媒体22と、電源部31とを備える。不揮発性記憶媒体22は、二次記憶媒体であって、NAND型フラッシュメモリーである。不揮発性記憶媒体22は、閉状態回数(SH_CNT_NV)と、ターンオーバー開状態回数(RV_CNT_NV)とを記憶する。これらの回数は、NAND型フラッシュメモリーの同じページに記憶される。ここで、ページとは、記憶された情報の読み出し及び書き込みが行われる単位である。
ここで、制御部11と、状態回数積算部21とは、コンピュータを利用して動作するプログラムからなる。プログラムの動作に際して、揮発性一次記憶媒体(メインメモリー。以後、RAMと称する。)が用いられる。そして、制御部11は、OSとして動作する。
上記のように構成された、本発明の実施形態に係る移動通信装置の各部の動作を、図4を参照して説明する。まず、通信部12bは、アンテナ12aが受信した高周波信号を送受信部13へ出力し、また、送受信部13から出力される高周波信号をアンテナ12aより送信する。
送受信部13は、通信部12bからの高周波信号を増幅、周波数変換及び復調し、それによって得られたディジタル音声信号を通話部14cへ、また、制御信号を制御部11に送る。更には、通話部14cから出力されるディジタル音声信号、及び制御部11から出力される制御信号を変調、周波数変換及び増幅し、高周波信号を得て、それを通信部12bに送る。
次に、通話部14cは、送受信部13から出力されるディジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、それを増幅してスピーカ14aに送る。また、マイクロフォン14bから出力されるアナログ音声信号を増幅し、それをディジタル音声信号に変換して送受信部13に送信する。
次に、表示部15の動作を説明する。表示部15は、表示部15が使用者によって視認可能である場合に、制御部11に制御されることで、文字・数字や画像データの表示動作を行い、表示されているデータは、入力装置16からの入力操作や着信信号に応答して制御部11からの指示を受けることで切換わる。
入力装置16は、通信相手の電話番号を指定するための数字キーと複数の機能キーを含むキーからなる。そして、入力装置16のキーが入力操作されると、そのキー入力を受け付けて、そのキーの識別子が制御部11に通知され、制御部11及び制御部11を経由してその識別子を受信した処理部によって、表示部15に文字として表示され、または、動作が行われる。
テレビ放送受信部17は、デジタルテレビ放送を受信し、受信された映像及び音声からなる符号化された放送コンテンツを復号する。そして、復号された映像を表示部15に表示させ、また、復号された音声をテレビ音声出力用スピーカ(図示せず)から出力させる。
状態回数積算部21は、上下筐体MS1、MS2が閉状態にあった回数、即ち、閉状態の回数と、ターンオーバー開状態にあった回数、即ち、ターンオーバー開状態の回数とを積算し、不揮発性記憶媒体22に記憶させる。また、入力装置16の所定のキー操作に従って、上下筐体MS1、MS2が閉状態にあった回数と、ターンオーバー開状態にあった回数とを不揮発性記憶媒体22から読み出して、表示部15に表示させる。
不揮発性記憶媒体22は、NAND型フラッシュメモリーであって、情報を記憶する。NAND型フラッシュメモリーは、記憶された情報の消去がブロックと呼ばれる単位で行う。ここで、ブロックは、複数のページからなる。特定のブロックに情報の書き込みを繰り返すと、そのブロックの劣化が生じることがある。そこで、その劣化を防止するため、NAND型フラッシュメモリーは、情報を記憶する際、前回に記憶したブロックと異なるブロックに記憶する。
電源部31は、充電池を含み、その充電池に蓄えられた電力を装置の各部に供給する。また、充電器(図示せず)からその充電池を充電する電力が供給された際、その充電池が満充電でない場合、その充電池を充電する。一方、満充電である場合、充電を行わない。そこで、充電によって充電池が満充電に至った場合、充電を終了する。
上記のように構成された、本発明の実施形態に係る移動通信装置における、上下筐体MS1、MS2が閉状態にあった回数と、ターンオーバー開状態にあった回数とを積算し、不揮発性記憶媒体22に記憶させる動作を説明する。
まず、不揮発性記憶媒体22に記憶された閉状態回数(SH_CNT_NV)は、上下筐体MS1、MS2が閉状態にあった回数を示す0以上の自然数である。不揮発性記憶媒体22に記憶されたターンオーバー開状態回数(RV_CNT_NV)は、上下筐体MS1、MS2がターンオーバー開状態にあった回数を示す0以上の自然数である。これらの回数として、装置の製造の際に、0が記憶される。
制御部11は、開閉検出部から送信された開閉信号MS3cによって、上下筐体MS1、MS2の状態を把握する。即ち、各部の要求に応じて、上下筐体MS1、MS2が閉状態にあるか、ターンオーバー開状態にあるか、これらの2つの状態以外の状態にあるかを開閉検出部に通知させ、この得られた通知を、要求を行った各部に通知する。また、開閉検出部を制御して、上下筐体MS1、MS2が閉状態に変化した場合、及び、ターンオーバー開状態に変化した場合、割り込みによって、制御部11に通知させる。この通知には、変化後の状態を含ませる。
制御部11は、この割り込みが発生した場合、割り込みが発生したことと、割り込みに含まれる情報を状態回数積算部21に通知する。更に、制御部11は、所定の時刻が到来した場合、装置の電源を切断する入力装置16のキー操作がされた場合、電源部31によって充電池の充電が行われ、その充電池が満充電になったため、充電が終了された場合、それぞれを状態回数積算部21に通知する。なお、所定の時刻とは、装置に電源が投入された時から所定の時間の整数倍(ここで、整数とは、1以上の自然数。)の時間が経過した時刻であって、制御部11のタイマー割り込みによってその時刻が到来したことが得られる。
図5は、状態回数積算部21による、不揮発性記憶媒体22に記憶された閉状態回数(SH_CNT_NV)及びターンオーバー開状態回数(RV_CNT_NV)を更新記憶させる動作のフローチャートを示す。状態回数積算部21は、装置の電源が投入された場合と、装置の電源が切断されている際に、電源部31に充電池を充電するための電力が充電器から供給され、充電池の充電が開始された場合とに、制御部11によって起動されて動作を開始する(ステップS101)。
そして、状態回数積算部21は、不揮発性記憶媒体22に記憶された閉状態回数(SH_CNT_NV)及びターンオーバー開状態回数(RV_CNT_NV)を読み出して、状態回数積算部21に割当てられたRAMにコピーして、それぞれRAMに記憶された閉状態回数(SH_CNT_RAM)及びターンオーバー開状態回数(RV_CNT_RAM)とする(ステップS102)。
次に、状態回数積算部21は、制御部11を介して開閉検出部に上下筐体MS1、MS2の状態の通知を要求し、その通知を受信し(ステップS103)、受信された状態が閉状態であれば、RAMに記憶された閉状態回数(SH_CNT_RAM)に1を加算する(ステップS104)。一方、その状態がターンオーバー開状態であれば、RAMに記憶されたターンオーバー開状態回数(RV_CNT_RAM)に1を加算する(ステップS105)。
これらの1を加算する理由は、閉状態になった回数、及び、ターンオーバー開状態になった回数を正しく積算するためである。即ち、上下筐体MS1、MS2が、閉状態にある場合、入力装置16のキーを操作することができず、電源を切断することができない。そこで、電源切断の際、上下筐体MS1、MS2は、閉状態になく、ステップS103で受信された状態が閉状態であれば、電源切断の後、状態回数積算部21が動作していない際に上下筐体MS1、MS2が閉状態に移されたと考えられるためである。
一方、上下筐体MS1、MS2が、ターンオーバー開状態にある場合、入力装置16のキーを操作することはできるものの、キー操作と同時に電源が切断されたことを表示部15の表示によって視認することができない。そこで、電源切断の際、上下筐体MS1、MS2は、ターンオーバー開状態になく、ステップS103で受信された状態がターンオーバー開状態であれば、電源切断の後、状態回数積算部21が動作していない際に上下筐体MS1、MS2がターンオーバー開状態に移された可能性が高いと考えられるためである。
次に、状態回数積算部21は、制御部11からの上下筐体MS1、MS2の状態の変化などに起因する通知を受信する(ステップS106)。この通知が受信されない場合、受信するまで、この受信を待つ。そして、受信された通知によって動作を分岐する(ステップS107)。
受信された通知が上下筐体MS1、MS2がターンオーバー開状態に変化したとの通知である場合、状態回数積算部21は、RAMに記憶されたターンオーバー開状態回数(RV_CNT_RAM)に1を加算する(ステップS108)。
なお、この1を加算した数が、RAMに記憶されたターンオーバー開状態回数(RV_CNT_RAM)として記憶することができない数となる場合、または、不揮発性記憶媒体22に記憶されたターンオーバー開状態回数(RV_CNT_NV)として記憶することができない数となる場合、状態回数積算部21は、ステップS108の動作は行わない。
その結果、以後の説明で明らかなように、ステップS108の動作をせずに、ステップS106の動作に戻る。記憶することができないとは、例えば、記憶のために用いられるビット数によって表すことができない場合である。
次に、状態回数積算部21は、RAMに記憶されたターンオーバー開状態回数(RV_CNT_RAM)が正の自然数であるフラッシュ回数(F_CNT)で割り切れるか否か、即ち、RAMに記憶されたターンオーバー開状態回数(RV_CNT_RAM)をフラッシュ回数(F_CNT)で除した際の剰余が0であるか否かを評価する(ステップS109)。
評価の結果、割り切れない場合(ステップS109の「NO」)、状態回数積算部21は、ステップS106の制御部11からの通知を受信する動作に移る。割り切れる場合(ステップS109の「YES」)、RAMに記憶された閉状態回数(SH_CNT_RAM)及びターンオーバー開状態回数(RV_CNT_RAM)を不揮発性記憶媒体22に書き込む(ステップS110)。
即ち、RAMに記憶された閉状態回数(SH_CNT_RAM)によって不揮発性記憶媒体22に記憶された閉状態回数(SH_CNT_NV)を更新記憶させ、RAMに記憶されたターンオーバー開状態回数(RV_CNT_RAM)によって不揮発性記憶媒体22に記憶されたターンオーバー開状態回数(RV_CNT_NV)を更新記憶させて、ステップS106の制御部11からの通知を受信する動作に移る。
ここで、ステップS109で、RAMに記憶されたターンオーバー開状態回数(RV_CNT_RAM)がフラッシュ回数(F_CNT)で割り切れる場合に、ステップS110の書き込み動作を行うことにより、不揮発性記憶媒体22への書き込み回数を削減し、不揮発性記憶媒体22の劣化を防ぐ効果が得られる。
また、ステップS110で、不揮発性記憶媒体22に記憶された閉状態回数(SH_CNT_NV)のみならず、不揮発性記憶媒体22に記憶されたターンオーバー開状態回数(RV_CNT_NV)を更新記憶させることにより、不揮発性記憶媒体22の同じページ、即ち、同じブロックへの1回の書き込みによって、2つの回数を更新記憶させる効果が得られる。
一方、ステップS107で、受信された通知が上下筐体MS1、MS2が閉状態に変化したとの通知である場合、状態回数積算部21は、RAMに記憶された閉状態回数(SH_CNT_RAM)に1を加算する(ステップS111)。
なお、この1を加算した数が、RAMに記憶された閉状態回数(SH_CNT_RAM)として記憶することができない数となる場合、または、不揮発性記憶媒体22に記憶された閉状態回数(SH_CNT_NV)として記憶することができない数となる場合、状態回数積算部21は、ステップS111の動作は行わない。その結果、以後の説明で明らかなように、ステップS111の動作をせずに、ステップS106の動作に戻る。
次に、状態回数積算部21は、RAMに記憶された閉状態回数(SH_CNT_RAM)がフラッシュ回数(F_CNT)で割り切れるか否か、即ち、RAMに記憶された閉状態回数(SH_CNT_RAM)をフラッシュ回数(F_CNT)で除した際の剰余が0であるか否かを評価する(ステップS112)。
評価の結果、割り切れない場合(ステップS112の「NO」)、状態回数積算部21は、ステップS106の制御部11からの通知を受信する動作に移る。割り切れる場合(ステップS112の「YES」)、ステップS110の、RAMに記憶された閉状態回数(SH_CNT_RAM)及びターンオーバー開状態回数(RV_CNT_RAM)を不揮発性記憶媒体22に書き込む動作に移る。
一方、ステップS107で、受信された通知が所定時刻が到来したとの通知である場合、状態回数積算部21は、RAMに記憶された閉状態回数(SH_CNT_RAM)及びターンオーバー開状態回数(RV_CNT_RAM)を不揮発性記憶媒体22に書き込む(ステップS110)。そして、ステップS106の制御部11からの通知を受信する動作に移る。
一方、ステップS107で、受信された通知が装置の電源切断の操作がされたとの通知の場合、及び、充電池の充電が終了したとの通知である場合、状態回数積算部21は、RAMに記憶された閉状態回数(SH_CNT_RAM)及びターンオーバー開状態回数(RV_CNT_RAM)を不揮発性記憶媒体22に書き込んで(ステップS113)、不揮発性記憶媒体22に記憶された閉状態回数(SH_CNT_NV)及びターンオーバー開状態回数(RV_CNT_NV)を更新記憶させる動作を終了する(ステップS114)。なお、ステップS113の動作は、ステップS110の動作と同一であり、詳細な説明を省略する。
以上説明した状態回数積算部21の動作によれば、上下筐体MS1、MS2が閉状態に変化した、及び、ターンオーバー開状態に変化した度に、不揮発性記憶媒体22に記憶された閉状態回数(SH_CNT_NV)及びターンオーバー開状態回数(RV_CNT_NV)を更新記憶させることがなく、不揮発性記憶媒体22への書き込み回数を削減することができ、不揮発性記憶媒体22の劣化防止に効果がある。
特に、不揮発性記憶媒体22に記憶された閉状態回数(SH_CNT_NV)及びターンオーバー開状態回数(RV_CNT_NV)が、システムの動作に必要な情報を記憶する不揮発性記憶媒体22の限られた範囲に記憶される場合、この効果は顕著である。
更には、その書き込みに要する処理時間と、消費電力の削減に効果がある。即ち、上記書き込み回数の削減は、不揮発性記憶媒体22がNAND型フラッシュメモリーである場合に限らず、NOR型フラッシュメモリーである場合、磁気ディスク装置である場合など、不揮発性記憶媒体22が二次記憶媒体である限り、あらゆる場合に効果がある。
この効果を更に大きくするためには、不揮発性記憶媒体22への書き込み回数を更に削減すれば良い。この更なる削減のためには、以下のような方法がある。第1に、フラッシュ回数(F_CNT)を大きい値とする。また、このフラッシュ回数(F_CNT)は、RAMに記憶されたターンオーバー開状態回数(RV_CNT_RAM)の評価のためにステップS109で用いられる値と、RAMに記憶された閉状態回数(SH_CNT_RAM)の評価のためにステップS112で用いられる値とで異なる値を用いても良い。
フラッシュ回数(F_CNT)を小さくすることは、頻繁に不揮発性記憶媒体22に記憶された回数を更新記憶させることを意味し、後述するように、不揮発性記憶媒体22に記憶された回数の誤差を小さくする効果が得られる。また、フラッシュ回数(F_CNT)を大きくすることは、逆に、不揮発性記憶媒体22に記憶された回数に含まれる誤差が大きいことが許容される場合、書き込み回数が削減される効果が得られる。
そこで、例えば、第1のヒンジMS3aによる回動によって装置に生じる支障をより詳細に調査するため、第1のヒンジMS3aによる回動の回数をより正確に把握する場合、RAMに記憶された閉状態回数(SH_CNT_RAM)の評価にステップS112で用いられるフラッシュ回数(F_CNT)をより小さい値とする。なぜなら、既に説明した通り、上下筐体MS1、MS2が閉状態になる場合、第1のヒンジMS3aによる回動は必須であるが、多くの場合、第2のヒンジMS3bによる回動は行われないからである。
一方、第2のヒンジMS3bによる回動によって装置に生じる支障をより詳細に調査する場合、RAMに記憶されたターンオーバー開状態回数(RV_CNT_RAM)の評価にステップS109で用いられるフラッシュ回数(F_CNT)をより小さい値とする。逆に、いずれかのヒンジに関して詳細な調査が不要な場合、そのヒンジの回動が必須である上下筐体MS1、MS2の開閉の状態になった回数を評価するためのフラッシュ回数(F_CNT)をより大きい値とすることが適切であることは明らかである。
第2に、以上の説明では、状態回数積算部21は、上下筐体MS1、MS2がターンオーバー開状態に変化し、RAMに記憶されたターンオーバー開状態回数(RV_CNT_RAM)がフラッシュ回数(F_CNT)で割り切れる場合、上下筐体MS1、MS2が閉状態に変化し、RAMに記憶された閉状態回数(SH_CNT_RAM)がフラッシュ回数(F_CNT)で割り切れる場合、及び、所定時刻が到来した場合の3つの場合にステップS110の動作で、RAMに記憶された閉状態回数(SH_CNT_RAM)及びターンオーバー開状態回数(RV_CNT_RAM)を不揮発性記憶媒体22に書き込むとしたが、この3つの場合の中で、1つまたは2つの場合に限って書き込むとする。
第3に、RAMに記憶されたターンオーバー開状態回数(RV_CNT_RAM)がフラッシュ回数(F_CNT)で割り切れる場合に代えて、RAMに記憶されたターンオーバー開状態回数(RV_CNT_RAM)から状態回数積算部21が動作を開始した際の、ステップS102におけるRAMに記憶されたターンオーバー開状態回数(RV_CNT_RAM)を減じた差がフラッシュ回数(F_CNT)で割り切れる場合、ステップS110の不揮発性記憶媒体22に書き込む動作を行う。RAMに記憶された閉状態回数(SH_CNT_RAM)についても同じ処理が可能である。
第4に、RAMに記憶されたターンオーバー開状態回数(RV_CNT_RAM)と、RAMに記憶された閉状態回数(SH_CNT_RAM)とのそれぞれがフラッシュ回数(F_CNT)で割り切れる場合に代えて、それらの2つの回数の和がフラッシュ回数(F_CNT)で割り切れる場合、ステップS110の不揮発性記憶媒体22に書き込む動作を行う。
以上説明した状態回数積算部21の動作によれば、不揮発性記憶媒体22に記憶された閉状態回数(SH_CNT_NV)及びターンオーバー開状態回数(RV_CNT_NV)は、装置の電源が切断中であり、かつ、電源部31によって充電池の充電が行われていない場合に上下筐体MS1、MS2が閉状態に変化した回数と、その場合に上下筐体MS1、MS2がターンオーバー開状態に変化した回数を含まないものの、正確である。そして、これらの含まれない回数は、わずかであると考えられる。
しかし、状態回数積算部21が上記動作中に、装置の動作が異常に停止された、例えば、装置の使用者によって充電池が装置から取り外された場合など、不揮発性記憶媒体22に記憶された閉状態回数(SH_CNT_NV)及びターンオーバー開状態回数(RV_CNT_NV)と、RAMに記憶された閉状態回数(SH_CNT_RAM)及びターンオーバー開状態回数(RV_CNT_RAM)との間に差が生じ、この差が積算された値が、不揮発性記憶媒体22に記憶された閉状態回数(SH_CNT_NV)及びターンオーバー開状態回数(RV_CNT_NV)のそれぞれに含まれる誤差となる。
誤差を小さくするには、上述した、不揮発性記憶媒体22の劣化防止に効果がある処理の反対の処理を行えば良い。そこで、上記効果の必要性と、許される誤差の範囲とのトレードオフになる。
このトレードオフの対処にあたり、次のような処理が可能である。第1に、許される誤差が、回数の誤差(例えば、100回までの誤差は許容される。)ではなく、回数の割合の誤差(例えば、5%までの誤差は許容される。)である場合、RAMに記憶された閉状態回数(SH_CNT_RAM)の単調非減少関数として、ステップS112でその回数を評価するためのフラッシュ回数(F_CNT)を算出する。また、RAMに記憶されたターンオーバー開状態回数(RV_CNT_RAM)の単調非減少関数として、ステップS109でその回数を評価するためのフラッシュ回数(F_CNT)を算出する。
または、ステップS102で読み出された不揮発性記憶媒体22に記憶された閉状態回数(SH_CNT_NV)及びターンオーバー開状態回数(RV_CNT_NV)の単調非減少関数として、それぞれの回数を評価するためのフラッシュ回数(F_CNT)を算出する。この、ステップS102で読み出された回数による場合、RAMに記憶された回数による場合に比較して、フラッシュ回数(F_CNT)の算出の回数の削減が可能である。
ここで、単調非減少関数とは、上記の回数が大きくなるに従って、フラッシュ回数(F_CNT)が小さくなることはない、即ち、同じ値である、または大きい値であることを意味する。なお、本実施形態において、単調非減少関数として、略1次関数を用いる、即ち、フラッシュ回数(F_CNT)は、上記の回数に略比例するとするのが適切である。
第2に、上記装置の動作が異常に停止されたことの発生頻度を求め、その頻度が多ければ、フラッシュ回数(F_CNT)として小さい値を用い、その頻度が少なければ、フラッシュ回数(F_CNT)として大きい値を用いる。
以上の説明では、制御部11は、ひいては、状態回数積算部21は、開閉検出部に要求して上下筐体MS1、MS2の状態の通知を受け、また、開閉検出部による割り込みを契機として、上下筐体MS1、MS2の状態の変化の通知を受けるとした。しかし、要求に対する通知を受けるか、また、割り込みを契機として通知を受けるかは、いずれでも良い。割り込みによらず、ポーリングによって上下筐体MS1、MS2の状態の変化を検出しても良い。それによって、何ら以上説明した動作に支障はない。
以上の説明では、状態回数積算部21は、ステップS104でRAMに記憶された閉状態回数(SH_CNT_RAM)の値が変更された場合、または、ステップS105でRAMに記憶されたターンオーバー開状態回数(RV_CNT_RAM)の値が変更された場合、それぞれ、ステップS109、または、ステップS112の変更された値の評価を行わず、それらの変更された値がフラッシュ回数(F_CNT)によって割り切れるか否かに係らず、ステップS110の不揮発性記憶媒体22に記憶された回数の更新記憶を行わないとした。
これは、ステップS104、または、ステップS105での値の変更は、わずか1を加算したのみであり、不揮発性記憶媒体22に記憶された回数の更新記憶は不要と判断されるためであるが、これに限るものではない。ステップS109、または、ステップS112の変更された値の評価を行い、それらの変更された値がフラッシュ回数(F_CNT)によって割り切れる場合、ステップS110の不揮発性記憶媒体22に記憶された回数の更新記憶を行うとしても良い。
以上の説明では、状態回数積算部21は、装置の電源が投入された場合の他に、装置の電源が切断され、かつ、電源部31に充電池を充電するための電力が充電器から供給され、充電池の充電が開始された場合に起動されて動作を開始するとしたが、これに限るものではない。
状態回数積算部21は、装置の電源が切断されている際、充電池の充電が行われるか否かによらず、電源部31に充電池を充電するための電力が充電器から供給された場合、起動されて動作を開始しても良い。充電器から電力が供給されている限り、状態回数積算部21の動作によって消費される電力による充電池に蓄えられた電力量の減少が装置の動作に支障となることがないためである。
このように、電源部31に充電池を充電するための電力が充電器から供給された場合、起動されて動作を開始すると、状態回数積算部21は、上記電力が充電器から供給され、かつ、充電池が満充電である際に、不揮発性記憶媒体22に記憶された閉状態回数(SH_CNT_NV)及びターンオーバー開状態回数(RV_CNT_NV)の積算を行うことができる。なお、充電池が満充電である際、装置の使用者によって装置と充電器との接続が切り離される可能性が高く、この切り離されたことは、上記装置の動作が異常に停止されたことに含まれる。しかし、この切り離されたことを、電源を切断する操作がされたと扱い、状態回数積算部21にステップS113の動作をさせることが可能である。
以上の説明は、状態回数積算部21は、装置の電源が投入されてから切断されるまでと、充電池の充電が開始されてから終了されるまでの間に渡って動作するとしたが、これに限るものではない。ステップS102〜ステップS105と、ステップS107〜ステップS113とを別の処理部としても良い。即ち、前者は、装置の電源が投入された場合と、充電池の充電が開始された場合とに、言わば、準備段階として動作して終了する。後者は、ステップS106の説明で述べた制御部11からの通知が行われる際に、制御部11によって起動され、その通知に対する動作の後、終了するとしても良い。
以上の説明は、上下筐体MS1、MS2が閉状態にあった回数と、ターンオーバー開状態にあった回数とを記憶させるとしたが、これに限るものではない。上下筐体MS1、MS2がノーマル開状態にあった回数を記憶させるとしても良い。
以上の説明は、上下筐体MS1、MS2が回動によって閉状態にあった回数と、ターンオーバー開状態にあった回数とを記憶させるとしたが、これに限るものではない。上下筐体MS1、MS2がスライドによって閉状態にあった回数と、開状態にあった回数とを記憶させる場合に適用することが可能である。
以上の説明は、本発明が移動通信装置に適用された例を用いて行ったが、本発明は、機械的に可動な部分を有するあらゆる情報処理装置に適用することが可能である。更には、機械的に可動な部分が動いた回数を記憶する処理に限らず、あらゆる動作の回数を記憶する処理に適用が可能である。本発明は以上の構成に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
本発明の実施形態に係る移動通信装置の上下筐体がノーマル開状態にある際の外観図。 本発明の実施形態に係る移動通信装置の上下筐体が閉状態にある際の外観図。 本発明の実施形態に係る移動通信装置の上下筐体がターンオーバー開状態にある際の外観図。 本発明の実施形態に係る移動通信装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に係る状態回数積算部が装置の上下筐体が閉状態にあった回数と、ターンオーバー開状態にあった回数とを不揮発性記憶媒体に記憶させる動作のフローチャート。
符号の説明
MS1 上筐体
MS2 下筐体
MS3 ヒンジ部
MS3a 第1のヒンジ
MS3b 第2のヒンジ
MS3c 開閉信号
MS4a 第1の磁石
MS4b 第2の磁石
11 制御部
15 表示部
16 入力装置
17 テレビ放送受信部
21 状態回数積算部
22 不揮発性記憶媒体

Claims (4)

  1. 第1の筐体の端部と、第2の筐体の端部とがヒンジを介して開閉自在に連結され、前記第1、第2の筐体の内面が相対する閉状態と、前記第1、第2の筐体の外面が相対するターンオーバー開状態と、前記第1、第2の筐体の内面及び外面のいずれも相対しない開状態とのいずれかの状態をとる情報処理装置であって、
    前記第1、第2の筐体が閉状態の回数と、前記第1、第2の筐体がターンオーバー開状態の回数とを記憶する不揮発性二次記憶媒体と、
    前記第1、第2の筐体が閉状態にあるか、ターンオーバー開状態にあるかを検出して開閉信号を出力する開閉検出手段と、
    記不揮発性二次記憶媒体に記憶された閉状態の回数と、ターンオーバー開状態の回数とを読み出して揮発性一次記憶媒体に記憶させ、
    前記開閉検出手段によって出力された開閉信号によって前記第1、第2の筐体が閉状態に変化したと判断された場合、前記揮発性一次記憶媒体に記憶された閉状態の回数を加算し、前記開閉検出手段によって出力された開閉信号によって前記第1、第2の筐体がターンオーバー開状態に変化したと判断された場合、前記揮発性一次記憶媒体に記憶されたターンオーバー開状態の回数を加算し、
    前記揮発性一次記憶媒体に記憶された加算された閉状態の回数と、前記揮発性一次記憶媒体に記憶された加算されたターンオーバー開状態の回数との和が所定数で割り切れる場合、前記揮発性一次記憶媒体に記憶された加算された閉状態の回数によって前記不揮発性二次記憶媒体に記憶された閉状態の回数を更新すると共に、前記揮発性一次記憶媒体に記憶された加算されたターンオーバー開状態の回数によって前記不揮発性二次記憶媒体に記憶されたターンオーバー開状態の回数を更新する開閉状態回数積算手段と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記開閉状態回数積算手段は、許容される誤差が回数の割合の誤差である場合、前記所定数を、前記不揮発性二次記憶媒体から読み出された閉状態の回数と、ターンオーバー開状態の回数との和、または、前記揮発性一次記憶媒体に記憶された加算された閉状態の回数と、前記揮発性一次記憶媒体に記憶された加算されたターンオーバー開状態の回数との和の単調非減少関数として算出することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  3. 前記不揮発性二次記憶媒体は、フラッシュメモリーである
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記不揮発性二次記憶媒体は、NAND型フラッシュメモリーである
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
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