JP2005277738A - 携帯情報端末、出力制御プログラムおよび出力制御方法 - Google Patents

携帯情報端末、出力制御プログラムおよび出力制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ユーザが特別の操作をすることなく、携帯情報端末が動作しなくなる前に出力装置の状態を切換えること。
【解決手段】 携帯電話は、バッテリから電源供給を受ける。この携帯電話は、バッテリの残量を検出する残量検出部と、動画像を外部の出力装置に出力する映像処理部と、テレビ受像機を制御するための制御信号を出力する赤外線通信部と、映像処理部がフラッシュメモリに記録された動画像を出力(ステップS04)しているときに、残量検出部により検出された残量が所定の値を下回った場合には(ステップS06でYES)、赤外線通信部に、テレビ受像機に対してテレビ受像機の電源をオフするための制御信号を出力させる(ステップS09)制御部を備える。
【選択図】 図3

Description

この発明は、携帯情報端末、出力制御プログラムおよび出力制御方法に関し、特にテレビ受像機等の出力装置に接続されて動画像を出力する携帯情報端末、コンピュータにより実行させる出力制御プログラムおよび出力制御方法に関する。
テレビジョン受像機やビデオレコーダは、リモートコントローラで遠隔操作される。しかし、それぞれ独立して動作するため、ユーザは、テレビジョン受像機とビデオレコーダとに対して別々に操作しなければならない。テレビジョン受像機とビデオレコーダとを1つの操作で同時に操作する技術として、特開平11−27557号公報(特許文献1)がある。
特開平11−27557号公報には、テレビジョン受像機の外部入力端子に接続されたビデオのリモコンを操作して任意のキーが選択入力されると、リモコンから送信された信号がテレビジョン受像機の受信機を通じてマイコン内のリモコンキーメモリ部に保持される。その後、リモコンのリモコンの操作キーの中で選択入力されたキーが入力されると、リモコンから送信された信号が受信機にて受信され、リモコンキーメモリ部にて保持された信号と一致するか否かが判定される。一致しない場合、外部入力チャンネルはそのままであるが、一致する場合、マルチプレクサを動作させて、ビデオの出力信号が入力されるように外部入力チャンネルが切り替えられるリモコン操作型電子機器が記載されている。
一方、動画像を記録および再生可能な携帯情報端末が流通している。この携帯情報端末は、従来のビデオレコーダと同様にテレビジョン受像機と接続されて、再生した動画像をテレビジョン受像機に出力することができる。
しかしながら、特開平11−27557号公報に記載のリモコン操作型電子機器は、ユーザが必ずリモコンを操作する必要がある。動画像を記録および再生可能な、携帯電話に代表される携帯情報端末は、二次電池からなるバッテリにより駆動されるため、バッテリの残量が動画像を出力するのに必要な電力を供給できないまでに減少すると、動画像を出力できなくなってしまう。このため、ユーザの意思に反して、突然動画像の出力が中断することになる。この場合に、テレビ受像機は電源が入ったままなので、ユーザはテレビ受像機の電源を切断する操作をしたり、入力ソースの切換え等の出力装置の状態を切換えたりしなければなければならない。
また、携帯情報端末は、通話機能を有するため、動画像を出力してバッテリの残量が減少すると、通話機能が機能しなくなる。
特開平11−27557号公報
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つは、ユーザが特別の操作をすることなく、携帯情報端末が動作しなくなる前に出力装置の状態を切換えることが可能な携帯情報端末、コンピュータにより実行される出力制御プログラムおよび出力制御方法を提供することである。
この発明の他の目的は、動画像の出力前、出力中などに途中で動画像の出力が中断されるか否かをユーザに知らせることが可能な携帯情報端末、コンピュータにより実行される出力制御プログラムおよび出力制御方法を提供することである。
上述した目的を達成するためにこの発明のある局面によれば、携帯情報端末は、バッテリから電源供給を受ける携帯情報端末であって、バッテリの残量を検出する残量検出手段と、動画像を外部の出力装置に出力する出力手段と、出力装置を制御するための制御信号を出力する制御信号出力手段と、出力手段が動画像を出力しているときに、残量検出手段により検出された残量が所定の値を下回った場合には、制御信号出力手段に、出力装置に対して該出力装置の状態を切換えるための制御信号を出力させる制御手段とを備える。
この発明に従えば、動画像を出力しているときに、バッテリの残量が所定の値を下回った場合には、該出力装置の状態を切換えるための制御信号を出力するので、携帯情報端末が動作しなくなる前に出力装置の状態が切換る。このため、ユーザが特別の操作をすることなく、携帯情報端末が動作しなくなる前に出力装置の状態を切換えることが可能な携帯情報端末を提供することができる。
好ましくは、制御手段は、出力手段が動画像を出力しているときに、残量検出手段により検出された残量が所定の値を下回った場合には、出力手段に対して動画像の出力を停止させる。
この発明に従えば、動画像を出力しているときに、バッテリの残量が所定の値を下回った場合には、動画像の出力を停止するので、携帯電話の有する機能の全てが機能しなくなるの防止することが可能な携帯情報端末を提供することができる。
好ましくは、制御手段は、残量検出手段により検出された残量が所定の値にまで復帰した場合には、出力手段に対して出力が停止された動画像を停止位置から出力させる。
この発明に従えば、バッテリの残量が所定の値にまで復帰した場合には、出力が停止された動画像がその停止位置から出力される。これにより、バッテリの残量が回復した後に、出力が中断された動画像を中断前の続きから出力することができる。
好ましくは、制御手段は、残量検出手段により検出された残量が所定の値にまで復帰した場合には、制御信号出力手段に出力装置の状態を切換前の状態に切換えるための制御信号を出力させる。
この発明に従えば、バッテリの残量が所定の値にまで復帰した場合には、出力装置の状態が切換前の状態に切換えられる。このため、バッテリの残量が回復した後に、出力装置を操作することなく中断前の状態に切換えることができる。
好ましくは、制御手段は、制御信号出力手段に出力装置が電源をオフするための制御信号を出力させる。
好ましくは、制御手段は、制御信号出力手段に出力装置が出力する動画像を切換えるための制御信号を出力させる。
好ましくは、制御手段は、制御信号出力手段に出力装置が出力する動画像を、携帯情報端末から入力される動画像から他の装置から入力される動画像に切換えるための制御信号を出力させる。
他の装置とは、たとえば、テレビチューナ、ビデオレコーダなどである。
好ましくは、制御手段は、制御信号出力手段に出力装置が出力する音の量を少なくする、または音の出力を停止するための制御信号を出力させる。
好ましくは、制御手段は、制御信号出力手段に出力装置が出力する動画像の輝度を低くするための制御信号を出力させる。
この発明に従えば、出力装置を見るユーザは、バッテリの残量が少なくなったことを知ることができる。
好ましくは、制御手段は、出力手段が動画像を出力する前の段階で、残量検出手段により検出された残量が該動画像を出力するために必要な消費電力を下回る場合に、警告を出力する警告手段を含む。
この発明に従えば、動画像を出力する前の段階で、該動画像を最後まで出力することができないことが警告される。このため、ユーザは、動画像の出力前に途中で動画像の出力が中断されるか否かを知ることができる。
好ましくは、制御手段は、出力手段が動画像を出力しているときに、残量検出手段により検出された残量が該動画像を出力するために必要な消費電力を下回る場合に、警告を出力する警告手段を含む。
この発明に従えば、動画像を出力しているときに、動画像を最後まで出力することができないことが警告される。このため、ユーザは、動画像の出力が途中で中断されることを知ることができ、必要な電力が不足していても優先して動画像を視聴する、あるいは、必要な電力が不足していれば動画像の視聴を諦めるなどに柔軟な対応が可能とになる。
この発明の他の局面によれば、携帯情報端末は、バッテリから電源供給を受ける携帯情報端末であって、バッテリの残量を検出する残量検出手段と、動画像を外部の出力装置に出力する出力手段と、出力手段が動画像を出力する前の段階で、残量検出手段により検出された残量が動画像を出力するために必要な消費電力を下回る場合に、警告を出力する制御手段を備える。
この発明に従えば、動画像を出力する前の段階で、該動画像を出力することができないことが警告される。このため、動画像の出力前に途中で動画像の出力が中断されるか否かをユーザに知らせることが可能な携帯情報端末を提供することができる。
好ましくは、無線で通信するための無線通信手段をさらに備え、制御手段は、残量検出手段により検出された残量が動画像を出力するために必要な消費電力を下回る場合に、無線通信手段への電力供給を遮断する遮断手段を含む。
この発明に従えば、無線通信段への電力供給が遮断されるので、消費電力を抑えて可能な限り長く動画像を出力することができる。
好ましくは、所定の情報を表示する表示手段をさらに備え、制御手段は、残量検出手段により検出された残量が動画像を出力するために必要な消費電力を下回る場合に、表示手段が表示する明るさを低下させる低下手段を含む。表示手段の明るさを低下させると表示手段における消費電力が低下する。このため、消費電力を抑えて可能な限り長く動画像を出力することができる。
好ましくは、動画像を入力するための入力手段をさらに備え、出力手段は、入力手段により入力された動画像を出力し、入力手段は、記録媒体に記録された動画像を読み出す読出手段と、外部から動画像を受信する受信手段との少なくとも1つを含む。
この発明に従えば、外部に出力する動画像は、記録媒体に予め記録された動画像、また無線通信手段以外の受信手段(例えばテレビ放送電波の受信装置やパケット通信による動画像データ受信装置)で受信された動画像とされる。
この発明のさらに他の局面によれば、出力制御プログラムは、バッテリから電源供給を受け、動画像を外部の出力装置に出力する出力手段と、出力装置を制御するための制御信号を出力する制御信号出力手段とを備えたコンピュータで実行される出力制御プログラムであって、バッテリの残量を検出するステップと、出力手段が動画像を出力しているときに、検出された残量が所定の値を下回った場合には、制御信号出力手段に、出力装置に対して該出力装置の状態を切換えるための制御信号を出力させる。
この発明に従えば、ユーザが特別の操作をすることなく、携帯情報端末が動作しなくなる前に出力装置の状態を切換えることが可能な出力制御プログラムを提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、出力制御プログラムは、バッテリから電源供給を受け、動画像を外部の出力装置に出力する出力手段を備えたコンピュータで実行される出力制御プログラムであって、バッテリの残量を検出するステップと、出力手段が動画像を出力する前の段階で、検出された残量が動画像を出力するために必要な消費電力を下回る場合に、警告を出力するステップとをコンピュータに実行させる。
この発明に従えば、動画像の出力前に途中で動画像の出力が中断されるか否かをユーザに知らせることが可能な出力制御プログラムを提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、出力制御方法は、バッテリから電源供給を受け、動画像を外部の出力装置に出力する出力手段と、出力装置を制御するための制御信号を出力する制御信号出力手段とを備えたコンピュータで実行される出力制御方法であって、バッテリの残量を検出するステップと、出力手段が動画像を出力しているときに、検出された残量が所定の値を下回った場合には、制御信号出力手段に、出力装置に対して該出力装置の状態を切換えるための制御信号を出力させるステップとをコンピュータに実行させる。
この発明に従えば、ユーザが特別の操作をすることなく、携帯情報端末が動作しなくなる前に出力装置の状態を切換えることが可能な出力制御方法を提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、出力制御方法は、バッテリから電源供給を受け、動画像を外部の出力装置に出力する出力手段を備えたコンピュータで実行される出力制御方法であって、バッテリの残量を検出するステップと、出力手段が動画像を出力する前の段階で、検出された残量が動画像を出力するために必要な消費電力を下回る場合に、警告を出力するステップとをコンピュータに実行させる。
この発明に従えば、動画像の出力前に途中で動画像の出力が中断されるか否かをユーザに知らせることが可能な出力制御方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、本発明の実施の形態の1つにおける携帯電話100の概観斜視図である。図1(A)は、利用者の操作面側から見た携帯電話の外観を示す図である。図1(B)は、携帯電話の操作面の背面側から見た携帯電話の外観を示す図である。
図1(A)および図1(B)を参照して、携帯電話100は、アンテナ135を備えた第1の筐体121と、第2の筐体123とを含む。第1の筐体121と第2の筐体123とは、接続部122により回動自在に接続される。
第1の筐体121は、スピーカ125と、内側液晶表示装置127Aと、内部カメラ129Aとが配置され、内側液晶表示装置127Aに対向する裏面には、外部カメラ129Bと外側液晶表示装置127Bとが配置され、側面には赤外線通信部140が配置される。第2の筐体123は、操作ボタン131Aと、数字ボタン131Bと、マイク133とが配置され、操作ボタン131Aの裏面には、着脱可能で第2の筐体123に内蔵されるバッテリ142が装着され、映像入出力部138が配置され、側面にフラッシュメモリ137を挿入するための挿入口139を備える。
携帯電話100は、バッテリ142から電力が供給されて駆動する。このため、バッテリ142が蓄える電力が低下して所定の残量の電力を下回ると、携帯電話100は動作しなくなる。この携帯電話100が動作しなくなる限界の残量を限界残量という。
内部カメラ129Aおよび外部カメラ129Bは、たとえばCCD(Charge Coupled Device)を含む。
第1の筐体121と第2の筐体123とは、接続部122を回転軸として回動する。これにより携帯電話100は、第1の筐体121の内側液晶表示装置127Aと第2の筐体123の数字ボタン131Bとが互いに向き合う状態で折りたたまれる。携帯電話100を折りたたんだ状態では、外部カメラ129Bおよび外側液晶表示装置127Bが有効とされ、携帯電話100を開いた状態では、内部カメラ129Aおよび内側液晶表示装置127Aが有効とされる。なお、内部カメラ129Aと外部カメラ129Bとのいずれを有効にするか、または、内側液晶表示装置127Aと外側液晶表示装置127Bとのいずれを有効とするかは、携帯電話100の開閉状態の条件に限られず、他の条件、たとえば、開いた状態で操作ボタン131Aの押下などにより、外部カメラ129Bおよび外側液晶表示装置127Bを有効にするようにしてもよい。
なお、本実施形態では、いわゆる折り畳み型の携帯電話について例示しているが、ストレートタイプであっても良いし、2軸タイプ(接続部122の回転軸心方向と垂直方向に第2の回動軸を設け、第1の筐体121を回動自在に設ける)であっても良い。
操作ボタン131Aは、内側液晶表示装置127Aに表示されたカーソルを移動させるための移動ボタン、確定した指示を入力するための決定ボタン等を含む。数字ボタン131Bは、数字、文字または記号を入力するためのボタンである。数字ボタン131Bは、0〜9までの数字と、「*」および「#」の記号が付された合計12のボタンからなる。各ボタンには、アルファベット、かな、または記号が割当てられており、入力モードの切換により、数字入力、かな入力が可能となっている。
映像入出力部138には、その一端がテレビ受像機150と接続されたケーブル151の他端が接続される。ケーブル151は、一端がテレビ受像機150の映像入力端子および音声入力端子に接続される。テレビ受像機150は、携帯電話100から動画像を受信して、動画像と音声を出力する。したがって、映像入出力部138は、テレビ受像機150とケーブル151で接続された状態において、テレビ受像機150に動画像と音声とを出力する。なお、ここでは、携帯電話100をテレビ受像機150と接続したが、チューナを有しない画像を表示可能な表示装置と、音声を出力するスピーカと接続するようにしてもよい。また、携帯電話100内にテレビ放送の受信部や、配信された動画像データを受信できる別の通信手段(例えば無線LANなど)を備え、外部モニターである表示装置に出力できる構成であっても良い。
赤外線通信部140は、テレビ受像機150との間で赤外線を用いた通信を行う。テレビ受像機150は、通常はリモートコントローラにより遠隔制御される。このリモートコントローラによるテレビ受像機150の制御は、赤外線を用いた通信が用いられる。赤外線通信部140は、テレビ受像機150のリモートコントローラが出力するのと同様の制御信号を出力する。したがって、赤外線通信部140から、制御信号が出力されると、その制御信号に従ってテレビ受像機150は状態を切換える。テレビ受像機150の状態の切換えは、音量の切換え、テレビ受像機150が有するチューナで受信する放送チャンネルの切換え、テレビ受像機150が受信する動画像の入力先の切換え(たとえば、外部入力からチューナからの入力への切換え)、出力する画像の輝度の切換えを含む。なお、ここでは、赤外線通信部140は、赤外線で制御信号を出力する例をしめしたが、赤外線のほかに、たとえば、超音波、電磁波などを出力するものであってもよい。ようするに、テレビ受像機150を遠隔操作するリモートコントローラが出力する制御信号と同じ制御信号を出力するものであればよい。
図2は、携帯電話100の機能を示す機能ブロック図である。図2を参照して、携帯電話100は、それぞれがバス117に接続された、携帯電話100の全体を制御するための制御部101と、制御部101で実行するプログラムを記憶するROM(Read Only memory)104と、予め定められた初期値等を記憶するEEPROM(electrically erasable/programable read only memory)102と、マイク133およびスピーカ125に接続されたデータ処理部103と、内部カメラ129Aおよび外部カメラ129Bに接続された画像処理部111と、フラッシュメモリ137が接続される記憶部113と、映像入出力部138と接続される映像処理部115と、内側液晶表示装置127Aおよび外側液晶表示装置127Bと接続される表示制御部107と、操作ボタン131Aおよび数字ボタン131Bと接続される入力制御部109と、赤外線通信部140と、バッテリ142の残量を検出するための残量検出部141とを含む。
携帯電話100は、さらに、データ処理部103に接続された通信制御部105を含む。通信制御部105は、アンテナ135と接続される。通信制御部105は、携帯電話の基地局と無線通信する。通信制御部105は、基地局から受信した信号をデータ処理部103に出力し、データ処理部103から受信した信号を基地局に送信する。通信制御部105は、基地局から通話の開始を要求する着呼信号を受信した場合には、着呼信号をデータ処理部103に出力する。通信制御部105は、基地局から電子メールを受信した場合には、電子メールをデータ処理部103に出力する。着呼信号の受信および電子メールの受信は、携帯電話100に無線通信の接続を要求する接続要求信号の受信である。
データ処理部103は、制御部101により制御される。データ処理部103は、マイク133から入力された音声信号をデジタル信号に変換して、デジタル信号に所定の圧縮処理を施して通信制御部105に出力する。また、通信制御部105から入力される音声信号を伸張し、アナログ信号に変換してスピーカ125に出力する。通信制御部105から受信された画像データを記憶部113に記憶する。さらに、通信制御部105から電子メールが入力される場合には、入力された電子メールを記憶部113に記憶する。
画像処理部111は、制御部101により制御される。画像処理部111は、制御部101からの指示に従って、内部カメラ129Aまたは外部カメラ129Bそれぞれで撮像して得られる画像データを内部カメラ129Aまたは外部カメラ129Bから入力する。そして、画像処理部111は、入力された画像データをJPEG(joint photographic experts group)、MPEG(moving picture experts group)等の圧縮方式で圧縮して記憶部113に記憶する。
記憶部113には、フラッシュメモリ137が装着される。記憶部113は、制御部101により制御され、制御部101からの指示に従って、装着されたフラッシュメモリ137にデータの書き込み、または、フラッシュメモリ137からそれに記憶されたデータを読み出す。フラッシュメモリ137に動画像が記録されている場合には、記憶部113は、その動画像を読み出すことが可能である。
表示制御部107は、制御部101により制御される。表示制御部107は、制御部101からの指示に従って、内側液晶表示装置127Aおよび外側液晶表示装置127Bのいずれかまたは両方に映像信号を出力する。映像信号は、動画像および静止画像を含む。
映像処理部115は、制御部101により制御される。映像処理部115は、制御部101からの指示に従って、映像入出力部138より入力された動画像と音声とを、デジタル信号に変換し、たとえばMPEG2などの圧縮方式で圧縮して記憶部113に記憶する。また、制御部101からの指示に従って、記憶部113に記憶されている圧縮データを伸張して、動画像と音声を映像入出力部138に出力する。映像入出力部138は、ケーブル151でテレビ受像機150と接続されているため、映像入出力部138に入力された動画像と音声は、テレビ受像機150に出力されて、テレビ受像機150から出力される。また、携帯電話100が、テレビ放送の受信部、配信された動画像データを受信できる別の通信手段(例えば無線LANなど)を備える場合には、映像処理部115は、制御部101からの指示に従って、それらにより受信された動画像を映像入出力部138に出力するようにしてもよい。
映像処理部115は、また、通信制御部105で受信された画像を、映像入出力部138に出力する。通信制御部105で受信された画像は、静止画と動画とを含む。通信制御部105が受信する画像は、テレビ電話の通信を実行する場合に受信される画像、電子メールに添付された画像が含まれる。これらの画像が、映像入出力部138からテレビ受像機150に出力されて、テレビ受像機150で出力される。
入力制御部109は、制御部101により制御される。入力制御部109は、制御部101からの指示に従って、操作ボタン131Aおよび数字ボタン131Bからの入力を受付ける。入力制御部109は、操作ボタン131Aおよび数字ボタン131Bからの入力の受付けに応じて、各ボタンに予め割当てられた入力信号を制御部101に出力する。
赤外線通信部140は、制御部101により制御される。赤外線通信部140は、制御部からの指示に従って、テレビ受像機150を制御するための制御信号を出力する。制御信号には、テレビ受像機150の状態を切換えるための信号であり、たとえば、次のものが挙げられる。
(1)テレビ受像機150の電源をオンまたはオフするための制御信号。
(2)テレビ受像機150の音量を変更するための制御信号。
(3)テレビ受像機150が有するチューナのチャンネルを変更するための制御信号。
(4)テレビ受像機150が出力する画像の入力先を指定するための制御信号。入力先は、テレビ受像機150が有するチューナと、外部入力とを含む。外部入力は、たとえば、携帯電話100が接続される入力端子と、ビデオレコーダが接続される入力端子を含む。
(5)テレビ受像機150の輝度値を変更するための制御信号。
このフラッシュメモリ137に記録された出力制御プログラムが、読み出されて制御部101で実行される。なお、制御部101で実行される出力制御プログラムはフラッシュメモリ137に記憶されて流通する例を示すが、他の記録媒体、たとえば、フレキシブルディスク、カセットテープ、CD−ROM、ハードディスク、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、ICカード(メモリカードを含む)、光カード、マスクROM、EPROM、EEPROM、フラッシュROMなどの半導体メモリ等の固定的にプログラムを担持する媒体でもよい。
また、ここでいうプログラムは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
残量検出部141は,制御部101により制御され、制御部101からの要求によりバッテリ142の残量を検出し、検出した残量を制御部101に出力する。残量検出部141は、バッテリ142の電圧を計測する電圧計と、それにより計測された電圧からバッテリ142内に蓄積されている電力の残量を予測する予測部とを備える。また、予測部は、バッテリ142が出力する電力を計測して、その計測した電力の累積値からバッテリ142内に蓄積されている電力の残量を予測するようにしてもよい。この場合、残量検出部141は、電流計と電圧計とを備えて実現するように構成してもよい。
図3は、制御部で実行される出力制御処理の流れを示すフローチャートである。図3を参照して、まず、操作ボタン131Aからユーザによる動画像を出力する指示が入力されたか否かが判断される(ステップS01)。そのような指示が入力された場合にはステップS02へ進み、そうでない場合には待機状態となる。すなわち、出力制御処理は、ユーザによる動画像を出力する指示が入力された場合に制御部101で実行される処理である。ユーザによる動画像を出力する指示には、フラッシュメモリ137に記憶された動画像ファイルの指定、内側液晶表示装置127Aまたは外側液晶表示装置127Bが備えるバックライトの明るさ指定を含む。
ステップS02では、出力前設定処理が実行される。この出力前設定処理は後で詳細に説明する。出力前設定処理では、ステップS01で指示された動画像を出力するか否かが判断され、出力が許可された場合に出力許可が設定され、出力が許可されなかった場合には出力中止が設定される。
ステップS03では、ステップS02で実行された出力前設定処理の結果が出力許可に設定されているか否かが判断される。出力許可に設定されている場合にはステップS04に進み、そうでなく出力中止に設定されている場合には処理を終了する。ユーザが動画像の出力指示を入力した場合であっても、出力前設定処理で出力中止に設定された場合には、動画像は出力されない。
ステップS04では、記憶部113によりステップS01で指示された動画像ファイルがフラッシュメモリ137から読み出され、映像処理部115に出力される。映像処理部115では、入力された動画像をテレビ受像機150に映像入出力部138を介して出力する。これにより、テレビ受像機150で動画像が表示される。
次のステップS05では、残量検出部141によりバッテリ142が蓄える電力の残量が検出される。この時点で、現在のバッテリ142の残量で動画像を最後まで出力することができないことを検出するようにして、警告するようにしてもよい。これにより、ユーザは、動画像の出力が途中で中断されることを事前に知ることができ、必要な電力が不足していても優先して動画像を視聴する、あるいは、必要な電力が不足していれば動画像の視聴を諦めるなどに柔軟な対応が可能とになる。また、警告ではその時点から再生可能な時間を表示するようにしてもよい。
そして、ステップS05で検出された残量が所定のしきい値Tを下回ったか否かが判断される(ステップS06)。真の場合にはステップS07に進み、偽の場合にはステップS13に進む。ステップS13では、動画像が終了したか否かが判断され、終了した場合にはステップS14に進み、終了しない場合にはステップS05に戻る。このため、ステップS05とステップS06は、動画像が終了する条件と、バッテリ142の残量がしきい値Tを下回る条件との2つの条件が成立しない限り繰り返される。しきい値Tは、限界残量よりも高い値である。
ステップS07では、映像処理部115を制御して、出力中の動画像を出力するのを停止させる。そして、その停止位置を記憶部113に記憶する(ステップS08)。さらに、赤外線通信部140に制御信号を出力させる(ステップS09)。ここで出力する制御信号は、上述した制御信号のいずれであってもよい。上述した制御信号を1つ出力するようにしてもよいし、それらの2つ以上を組み合わせて出力するようにしてもよい。たとえば、音量を低下させる制御信号と、輝度を低下させる制御信号とを出力するようにしてもよい。ここでは、テレビ受像機150の電源をオフする制御信号を出力する場合を例に説明する。ステップS05で制御信号が出力されると、その制御信号を受信したテレビ受像機150は、電源をオフにする。これにより、テレビ受像機150を見ていたユーザは、携帯電話100で着信があったことを知ることができる。
そして、ステップS10では、残量検出部141によりバッテリ142の残量が検出され、その残量が所定のしきい値T以上となったか否かが判断される。真の場合にはステップS11に進み、偽の場合には待機状態となる。すなわち、バッテリ142の残量がしきい値T以上となるまで、動画像の出力が停止され、テレビ受像機150の電源がオフの状態が継続する。なお、待機状態とすることなくユーザの指示により処理を終了させるようにしてもよい。
ステップS11では、テレビ受像機150を元の状態に復帰させるための制御信号を赤外線通信部140に出力させる。元の状態に復帰させるための制御信号とは、ステップS09で出力した制御信号と逆の制御信号である。ステップS09では、テレビ受像機150の電源をオフにしたので、これと逆の電源をオンにするための制御信号が出力される。これにより、テレビ受像機150の電源がオンとなる。
ステップS09で、テレビ受像機150の音量を小さくする制御信号が出力された場合には、ステップS11では音量を大きくする制御信号が出力される。ステップS09で、テレビ受像機150が有するチューナのチャンネルを変更する、または入力先を変更する制御信号が出力された場合には、ステップS11ではチャンネルまたは入力先を元に戻す制御信号が出力される。ステップS09でテレビ受像機150の輝度値を低くするための制御信号が出力された場合には、ステップS11では輝度値を高くするための制御信号が出力される。
次のステップS12では、ステップS08にて記憶した停止位置を読出し、映像処理部115にその停止位置から動画像を出力させる。これにより、テレビ受像機150からは、ステップS07で停止した動画像が、その停止位置から続けて出力される。これにより、ユーザは、出力が中止された動画像の位置を探す必要がない。
ステップS13では、映像処理部115による動画像の出力が終了したか否かが判断される。終了した場合にはステップS14に進み、そうでない場合にはステップS05に戻る。ステップS14では、赤外線通信部140にテレビ受像機150の電源をオフするための制御信号を出力させる。これによりテレビ受像機150の電源がオフとなる。動画像の再生が終了した場合には、テレビ受像機150をオンにしておく必要はない。動画像の再生が終了した場合に、テレビ受像機150の電源がオフとなるので、携帯電話100のユーザはテレビ受像機150を操作する必要はない。
図4は、図3のステップS02で制御部により実行される出力前設定処理の流れを示すフローチャートである。図4を参照して、残量検出部141によりバッテリ142が蓄える電力の残量が検出される(ステップS21)。そして、図3のステップS01においてユーザにより指定された動画像ファイルのサイズから再生時間が検出され、この再生時間の間に、携帯電話100で消費される電力が算出される。携帯電話100で消費される電力は、次のものが算出される。
(1)再生消費電力
記憶部113でフラッシュメモリ137から動画像を読み出すために必要とされる電力と映像処理部115で記憶部113で読み出された動画像を出力するために必要とされる電力とを加算した値である。
(2)表示消費電力
内側液晶表示装置127Aまたは外側液晶表示装置127Bで表示のために消費される電力である。この表示消費電力は、内側液晶表示装置127Aまたは外側液晶表示装置127Bのバックライトで消費される電力の占める割合が比較的大きい。バックライトの消費電力は、バックライトの明るさにより定まる。表示消費電力は、バックライトが明るいほど大きく、暗いほど小さい。
(3)通信消費電力
通信制御部105が待ち受け状態において消費される電力である。通信制御部105は、通話状態にない待ち受け状態でも定期的に基地局と通信している。このため待ち受け状態でも電力が消費される。
ステップS23では、再生消費電力と、表示消費電力と、通信消費電力と、それらを合計した合計消費電力とが算出される。そして、合計消費電力とステップS21で検出されたバッテリ142の残量とが比較され、バッテリ142の残量が合計消費電力を下回る場合には、ステップS24に進み、そうでない場合にはステップS31へ進む。なお、再生消費電力と、表示消費電力と、通信消費電力の全てを算出する必要はなく、少なくとも再生消費電力を算出すればよい。
ステップS24では、省電力モードに設定がされているか否かが判断される。省電力モードとは、携帯電話100が動画像を出力する間の稼動状態の一つをいう。携帯電話100は、省電力モードでは消費電力を低減させた状態で動画像を出力する。この省電力モードの設定は、携帯電話100のユーザが操作ボタン131Aを操作して設定され、EEPROM102等に予め記憶されている。携帯電話100が消費電力を低減させた状態とは、通信制御部105の電源を遮断した状態、内側液晶表示装置127Aまたは外側液晶表示装置127Bのバックライトの明るさを暗くした状態である。
ステップS25では、省電力モードにおける表示消費電力と通信消費電力との合計が省電力として算出される。そして、ステップS22で算出された消費電力からステップS25で算出された省電力を減算した値を予測消費電力として算出する(ステップS26)。この予測消費電力は、省電力モードで稼動する携帯電話100が、ステップS01で指定された動画像を出力し終わるまでに携帯電話100で消費されることが予測される電力を示す。
ステップS27では、ステップS21で検出されたバッテリ142の残量をステップS26で算出した予測消費電力と比較し、残量が予測消費電力を下回る場合にはステップS28に進み、そうでない場合にはステップS30に進む。
ステップS30では、携帯電話100を省電力モードで稼動させる。これにより、携帯電話100が、表示消費電力と通信消費電力のいずれか一方、または、双方を抑えた状態で稼動する。携帯電話100が表示消費電力を抑えた状態では、携帯電話100は、内側液晶表示装置127Aまたは外側液晶表示装置127Bのバックライトの明るさを暗くする。このため、制御部101は、表示制御部107に対して、内側液晶表示装置127Aまたは外側液晶表示装置127Bのバックライトの明るさを暗くさせる。携帯電話100が通信消費電力を抑えた状態では、携帯電話100は、通信制御部105へ供給する電力を遮断する。このため、制御部101は、図示しない電力供給回路に対して、通信制御部105およびデータ処理部103に供給する電力を遮断させる。
ステップS28に進む場合には、現在のバッテリ142の残量では、動画像を最後まで出力することができない場合である。この場合には、携帯電話100のユーザにその旨を知らせるための警告が出力される。この警告は、スピーカ125からブザー音または音声メッセージを出力するようにしてもよいし、内側液晶表示装置127Aまたは外側液晶表示装置127Bに警告メッセージを表示させるようにしてもよい。
そして、次のステップS29では、操作ボタン131Aからユーザによる動画像を出力する指示が入力されたか否かが判断される。そのような指示が入力された場合にはステップS31へ進み、そうでない場合にはステップS32へ進む。ステップS31では出力許可に設定した後、処理を出力制御処理に戻し、ステップS32では出力中止に設定した後、処理を出力制御処理に戻す。ステップS28の警告後に、ユーザの意思を確認するためである。バッテリ142の残量が動画像を最後まで出力するのに必要とされる電力を下回り、動画像の出力が途中で中断されることが予測される場合であっても、動画像の出力を望むユーザの意思を反映するためである。このため、ユーザは、わざわざバッテリ142を充電してから動画像を出力させる必要がなく、直ちに動画像を出力させることができる。
以上説明したように本実施の形態における携帯電話100は、映像入出力部138がフラッシュメモリ137に記録された動画像を出力すると、テレビ受像機150でその動画像が表示される。そして、動画像を出力しているときに、バッテリ142の残量が所定の値を下回った場合には、テレビ受像機150の状態を切換えるための制御信号を出力するので、携帯電話100が動作しなくなる前にテレビ受像機150の状態が、たとえば電源オフに切換る。このため、ユーザが特別の操作をすることなく、携帯電話100が動作しなくなる前にテレビ受像機150の状態を切換えることができる。
また、動画像を出力しているときに、バッテリ142の残量が所定の値を下回った場合には、動画像の出力を停止するので、携帯電話100の有する機能、たとえば通信制御部105による通信機能が機能しなくなるのを防止することができる。
さらに、バッテリ142の残量が所定の値、たとえば動画像を出力するのに十分な電力にまで復帰した場合には、出力が停止された動画像がその停止位置から出力されるので、動画像を中断前の続きから出力することができる。
さらに、バッテリ142の残量が所定の値にまで復帰した場合には、テレビ受像機の状態が切換前の状態に切換わるので、テレビ受像機150を操作することなく中断前の状態、たとえば電源オンに切換えることができる。
携帯電話100は、テレビ受像機150の電源をオフするための制御信号、テレビ受像機150が出力する動画像を切換えるための制御信号、テレビ受像機150が出力する動画像を携帯電話100から入力される動画像から他の装置から入力される動画像に切換えるための制御信号、テレビ受像機150が出力する音の量を少なくするもしくは音の出力を停止するための制御信号、テレビ受像機150が出力する動画像の輝度を低くするための制御信号を出力する。このため、テレビ受像機150を見るユーザは、バッテリの残量が少なくなったことを、視覚情報または聴覚情報で知ることができる。
さらに、動画像を出力する前の段階で、その動画像を出力することができないことをユーザに警告するので、ユーザは、動画像の出力前に途中で動画像の出力が中断されるか否かを知ることができる。
さらに、携帯電話100は、バッテリ142の残量が動画像を出力するために必要な消費電力を下回る場合に、通信制御部105への電力供給を遮断する、または、内側液晶表示装置127Aもしくは外側液晶表示装置127Bのバックライトの明るさを暗くするので、消費電力を抑えて可能な限り長く動画像を出力することができる。
なお、本実施の形態においては、携帯電話100を例に説明したが、図3および図4で説明した携帯電話100で実行される出力制御処理および出力前設定処理をコンピュータで実行させるようにしてもよい。この場合には、フラッシュメモリ137等の記録媒体にコンピュータに出力制御処理および出力前設定処理を実行させるためのプログラムが記録され、そのプログラムがフラッシュメモリ137から読み出されて、コンピュータのランダムアクセスメモリ(RAM)に記憶される。そして、コンピュータの中央演算装置でそのプログラムが実行される。
本実施の形態において説明した携帯電話100で実行される出力制御処理および出力前設定処理をコンピュータに実行させるためのプログラムおよび携帯電話100に出力制御処理および出力前設定処理を実行させる方法として、発明を把握することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態の1つにおける携帯電話100の概観斜視図である。 携帯電話の機能を示す機能ブロック図である。 制御部で実行される出力制御処理の流れを示すフローチャートである。 制御部で実行させる出力前設定処理の流れを示す別のフローチャートである。
符号の説明
100 携帯電話、101 制御部、103 データ処理部、105 通信制御部、107 表示制御部、109 入力制御部、111 画像処理部、113 記憶部、115 映像処理部、117 バス、121 第1の筐体、122 接続部、123 第2の筐体、125 スピーカ、127A 内側液晶表示装置、127B 外側液晶表示装置、129A 内部カメラ、129B 外部カメラ、131A 操作ボタン、131B 数字ボタン、133 マイク、135 アンテナ、137 フラッシュメモリ、138 映像入出力部、139 挿入口、140 赤外線通信部、141 残量検出部、142 バッテリ、150 テレビ受像機、151 ケーブル。

Claims (19)

  1. バッテリから電源供給を受ける携帯情報端末であって、
    前記バッテリの残量を検出する残量検出手段と、
    動画像を外部の出力装置に出力する出力手段と、
    前記出力装置を制御するための制御信号を出力する制御信号出力手段と、
    前記出力手段が動画像を出力しているときに、前記残量検出手段により検出された残量が所定の値を下回った場合には、前記制御信号出力手段に、前記出力装置に対して該出力装置の状態を切換えるための制御信号を出力させる制御手段とを備えた、携帯情報端末。
  2. 前記制御手段は、前記出力手段が動画像を出力しているときに、前記残量検出手段により検出された残量が所定の値を下回った場合には、前記出力手段に対して動画像の出力を停止させる、請求項1に記載の携帯情報端末。
  3. 前記制御手段は、前記残量検出手段により検出された残量が前記所定の値にまで復帰した場合には、前記制御信号出力手段に前記出力装置の状態を切換前の状態に切換えるための制御信号を出力させる、請求項1に記載の携帯情報端末。
  4. 前記制御手段は、前記残量検出手段により検出された残量が前記所定の値にまで復帰した場合には、前記制御信号出力手段に前記出力装置の状態を切換前の状態に切換えるための制御信号を出力させる、請求項2に記載の携帯情報端末。
  5. 前記制御手段は、前記制御信号出力手段に前記出力装置が電源をオフするための制御信号を出力させる、請求項2に記載の携帯情報端末。
  6. 前記制御手段は、前記制御信号出力手段に前記出力装置が出力する動画像を切換えるための制御信号を出力させる、請求項2に記載の携帯情報端末。
  7. 前記制御手段は、前記制御信号出力手段に前記出力装置が出力する動画像を、前記携帯情報端末から入力される動画像から他の装置から入力される動画像に切換えるための制御信号を出力させる、請求項6に記載の携帯情報端末。
  8. 前記制御手段は、前記制御信号出力手段に前記出力装置が出力する音の量を少なくする、または音の出力を停止するための制御信号を出力させる、請求項2に記載の携帯情報端末。
  9. 前記制御手段は、前記制御信号出力手段に前記出力装置が出力する動画像の輝度を低くするための制御信号を出力させる、請求項2に記載の携帯情報端末。
  10. 前記制御手段は、前記出力手段が動画像を出力する前の段階で、前記残量検出手段により検出された残量が該動画像を出力するために必要な消費電力を下回る場合に、警告を出力する警告手段を含む、請求項1〜9のいずれかに記載の携帯情報端末。
  11. 前記制御手段は、前記出力手段が動画像を出力しているときに、前記残量検出手段により検出された残量が該動画像を出力するために必要な消費電力を下回る場合に、警告を出力する警告手段を含む、請求項1〜9のいずれかに記載の携帯情報端末。
  12. バッテリから電源供給を受ける携帯情報端末であって、
    前記バッテリの残量を検出する残量検出手段と、
    動画像を外部の出力装置に出力する出力手段と、
    前記出力手段が動画像を出力する前の段階で、前記残量検出手段により検出された残量が動画像を出力するために必要な消費電力を下回る場合に、警告を出力する制御手段を備えた、携帯情報端末。
  13. 無線で通信するための無線通信手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記残量検出手段により検出された残量が動画像を出力するために必要な消費電力を下回る場合に、前記無線通信手段への電力供給を遮断する遮断手段を含む、請求項10〜12のいずれかに記載の携帯情報端末。
  14. 所定の情報を表示する表示手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記残量検出手段により検出された残量が動画像を出力するために必要な消費電力を下回る場合に、前記表示手段が表示する明るさを低下させる低下手段を含む、請求項10〜12のいずれかに記載の携帯情報端末。
  15. 動画像を入力するための入力手段をさらに備え、
    前記出力手段は、前記入力手段により入力された動画像を出力し、
    前記入力手段は、記録媒体に記録された動画像を読み出す読出手段と、外部から動画像を受信する受信手段との少なくとも1つを含む、請求項1〜14のいずれかに記載の携帯情報端末。
  16. バッテリから電源供給を受け、動画像を外部の出力装置に出力する出力手段と、前記出力装置を制御するための制御信号を出力する制御信号出力手段とを備えたコンピュータで実行される出力制御プログラムであって、
    前記バッテリの残量を検出するステップと、
    前記出力手段が動画像を出力しているときに、検出された残量が所定の値を下回った場合には、前記制御信号出力手段に、前記出力装置に対して該出力装置の状態を切換えるための制御信号を出力させるステップとをコンピュータに実行させる、出力制御プログラム。
  17. バッテリから電源供給を受け、動画像を外部の出力装置に出力する出力手段を備えたコンピュータで実行される出力制御プログラムであって、
    前記バッテリの残量を検出するステップと、
    前記出力手段が動画像を出力する前の段階で、前記検出された残量が動画像を出力するために必要な消費電力を下回る場合に、警告を出力するステップとをコンピュータに実行させる、出力制御プログラム。
  18. バッテリから電源供給を受け、動画像を外部の出力装置に出力する出力手段と、前記出力装置を制御するための制御信号を出力する制御信号出力手段とを備えたコンピュータで実行される出力制御方法であって、
    前記バッテリの残量を検出するステップと、
    前記出力手段が動画像を出力しているときに、検出された残量が所定の値を下回った場合には、前記制御信号出力手段に、前記出力装置に対して該出力装置の状態を切換えるための制御信号を出力させるステップとをコンピュータに実行させる、出力制御方法。
  19. バッテリから電源供給を受け、動画像を外部の出力装置に出力する出力手段とを備えたコンピュータで実行される出力制御方法であって、
    前記バッテリの残量を検出するステップと、
    前記出力手段が動画像を出力する前の段階で、前記検出された残量が動画像を出力するために必要な消費電力を下回る場合に、警告を出力するステップとをコンピュータに実行させる、出力制御方法。
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