JP5073374B2 - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、制御プログラム、および、記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、制御プログラム、および、記録媒体 Download PDF

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本発明は、複数のアプリケーションを実行する情報処理装置、情報処理装置の制御方法、制御プログラム、および、記録媒体に関するものである。
パーソナルコンピュータ(PC)、デジタルテレビ、携帯通信端末装置などの各種情報処理装置においては、複数のアプリケーションを同時に実行し、各アプリケーションの複数の作業ウィンドウを同時に表示部に表示することが従来行われている。
例えば、通信機能を備えた情報処理装置が、デジタルテレビ放送のアプリケーションを実行して放送映像を表示しつつ、他のアプリケーションの作業ウィンドウを表示することも可能である。
このように、複数のアプリケーションの作業ウィンドウを表示部に表示する場合、その領域は限られているので、それぞれの内容が小さく表示されたり、ユーザが注目していない内容までもが表示されたりするという問題がある。
これに対し、特許文献1には、親画面と子画面との2つの画面にて2種類の映像を出力するテレビジョン受像機が記載されている。このテレビジョン受像機によれば、親画面にて出力されているテレビ放送の映像がコマーシャルになったときに、当該親画面の映像と、子画面において出力されているVTRなどの別の映像とを入れ換えて出力する。これにより、ユーザが注目している内容を常に大きい親画面に出力できる。
特開平7−15683(1995年1月17日公開)
しかしながら、近年、情報処理装置の多機能化および性能の向上に伴って、情報処理装置が扱う情報の量・種類ともに格段に増加している。特に、通信機能を備える情報処理装置は、インターネットなどを通じて外部から多くの情報を取得し、表示することができるようになっている。例えば、デジタルテレビでインターネットに接続してWebサイトを閲覧することができる。また、例えば、携帯電話には、テレビ放送を表示する機能以外にも、電子メール機能、ニュース速報表示機能などが搭載されている。さらに、携帯電話は、これら外部から得られた情報を上述の各種機能によって表示するとともに、録画再生機能、カメラ機能などを実行することも可能である。
このように、多様化された複数のアプリケーションが搭載され、多種の情報を取り扱う情報処理装置においては、特許文献1の構成では、ユーザが注目する情報(あるいは、その情報を処理する機能(アプリケーション))が何であるのかを正しく特定することができない。
したがって、表示されている複数のアプリケーションの中から、ユーザが注目するアプリケーションの作業ウィンドウを見やすいように表示することができず、ユーザが所望する(重要な)情報を見落としてしまうという問題を生じる。
このような問題は、携帯電話に限って生じるものではなく、複数のアプリケーションを実行し、複数のアプリケーションの作業ウィンドウを表示することが可能な情報処理装置であれば、同様に生じるものである。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数のアプリケーションの作業ウィンドウを表示する場合に、ユーザの所望する情報の見落としを防止する情報処理装置、情報処理装置の制御方法、制御プログラム、および、記録媒体を実現することにある。
本発明に係る情報処理装置は、上記課題を解決するために、複数のアプリケーションを実行し、該アプリケーションの実行結果を示す作業ウィンドウの各々を同時に表示部に表示する情報処理装置において、上記アプリケーションに関連付けてキーワードを記憶するアプリケーション情報記憶部と、外部より送信された外部情報を取得する情報取得手段と、上記情報取得手段が取得した上記外部情報が、上記アプリケーション情報記憶部に記憶されたキーワードを含む場合に、該キーワードが関連付けられているアプリケーションの作業ウィンドウ、または、該キーワードが関連付けられているアプリケーション以外のアプリケーションの作業ウィンドウの、上記表示部における表示領域の大きさを変更するレイアウト制御手段とを備えていることを特徴としている。
本発明に係る情報処理装置の制御方法は、上記課題を解決するために、複数のアプリケーションを実行し、該アプリケーションの実行結果を表す作業ウィンドウの各々を同時に表示部に表示する情報処理装置の制御方法であって、外部より送信された外部情報を取得する取得ステップと、上記取得ステップにて取得された上記外部情報が、上記アプリケーションに関連付けてキーワードを記憶するアプリケーション情報記憶部に記憶されたキーワードを含む場合に、該キーワードが関連付けられているアプリケーションの作業ウィンドウ、または、該キーワードが関連付けられているアプリケーション以外のアプリケーションの作業ウィンドウの、上記表示部における表示領域の大きさを変更する変更ステップとを含むことを特徴としている。
上記構成および方法によれば、上記アプリケーション情報記憶部には、アプリケーションに関連付けてキーワードが記憶されている。まず、上記情報取得手段(取得ステップ)にて、表示部に一度に複数のアプリケーション(の作業ウィンドウ)が表示されている状態で、外部情報が取得される。次に、レイアウト制御手段(変更ステップ)にて、取得された上記外部情報の中に、あらかじめアプリケーションに関連付けられているキーワードが含まれている場合に、当該キーワードが関連付けられているアプリケーションの作業ウィンドウの、上記表示部における表示領域の大きさが変更される。あるいは、当該キーワードが関連付けられているアプリケーション以外のアプリケーションの作業ウィンドウの表示領域の大きさが変更される。
これにより、外部情報が取得されると、該外部情報に含まれるキーワードに関連するアプリケーションか、または、上記キーワードに関連するアプリケーション以外のアプリケーションについて、その作業ウィンドウの大きさが変更される。
したがって、上記情報処理装置が取得した外部情報の内容に応じて、情報処理装置に表示されるアプリケーションの作業ウィンドウの大きさが適切に調節されるので、ユーザが注目する情報(ユーザにとって重要な情報、興味のある情報)を見逃さないように工夫することができる。
以上のことから、複数のアプリケーションの作業ウィンドウを表示する場合に、ユーザの所望する情報の見落としを防止することが可能となる。
上記情報処理装置は、さらに、キーワードが上記外部情報に含まれているか否かを、上記表示部に表示中のアプリケーションごとに判定するキーワード判定手段を備え、上記レイアウト制御手段は、上記キーワード判定手段が、上記外部情報に含まれているキーワードが表示中のアプリケーションに関連付けられていると判定した場合に、該アプリケーションの作業ウィンドウの表示領域を大きくすることが好ましい。
上記構成によれば、キーワード判定手段は、取得された外部情報と、作業ウィンドウを表示中(実行中)のアプリケーションに関連付けられているキーワードとを比較して、表示中のアプリケーションの内、関連付けられているキーワードが上記外部情報に含まれているアプリケーションを判定する。
そして、レイアウト制御手段は、キーワード判定手段によって判定された、上記外部情報に含まれているキーワードに関連するアプリケーションについて、その作業ウィンドウをより大きくして表示する。これにより、当該アプリケーションの内容(実行結果)がユーザの目につきやすくなる。
キーワードは、ユーザが重要なもの関心の強いものなどをあらかじめ登録しておくことができる。そして、そのようなキーワードを含む外部情報が得られときに、それに伴って、関連の深いアプリケーションが拡大されるように各アプリケーションにキーワードが関連付けられている。
したがって、外部情報が取得されると、その外部情報の内容に応じて、関連の深いアプリケーションがより大きく表示され、ユーザが注目する情報(ユーザにとって重要な情報、興味のある情報)を見逃さないように注意を喚起することができる。
以上のことから、複数のアプリケーションの作業ウィンドウを表示する場合に、ユーザの所望する情報の見落としを防止することが可能となる。
あるいは、上記情報処理装置は、キーワードが上記外部情報に含まれているか否かを、上記表示部に表示中のアプリケーションごとに判定するキーワード判定手段を備え、上記レイアウト制御手段は、上記キーワード判定手段が、上記外部情報に含まれているキーワードが表示中のアプリケーションに関連付けられていると判定した場合に、該アプリケーション以外の表示中のアプリケーションの作業ウィンドウの表示領域を小さくしてもよい。
上記構成によれば、上記レイアウト制御手段は、上記キーワード判定手段によって判定された、上記外部情報に含まれているキーワードに関連するアプリケーション以外のアプリケーションについて、その作業ウィンドウをより小さくして表示する。これにより、上記キーワードと関連の深いアプリケーションの内容をユーザの目につきやすくすることができる。
したがって、外部情報が取得されると、その外部情報の内容に応じて、関連の深いアプリケーションが相対的に大きく表示され、ユーザが注目する情報(ユーザにとって重要な情報、興味のある情報)を見逃さないように注意を喚起することができる。
以上のことから、複数のアプリケーションの作業ウィンドウを表示する場合に、ユーザの所望する情報の見落としを防止することが可能となる。
さらに、上記情報処理装置において、上記アプリケーション情報記憶部には、上記アプリケーションに関連付けて、上記表示部に表示する順序を示す優先順位が記憶されており、上記レイアウト制御手段は、上記キーワード判定手段が、上記外部情報に含まれるキーワードが関連付けられているアプリケーションを複数検出した場合は、上記優先順位に基づいて、表示領域を大きくするアプリケーションを特定することが好ましい。
上記構成によれば、上記キーワード判定手段が、上記外部情報に含まれているキーワードが関連付けられているアプリケーションを複数検出した場合に、上記レイアウト制御手段は、各アプリケーションに関連付けられている優先順位に基づいて、表示領域を大きくすべきアプリケーションを決定することが可能となる。
これにより、優先順位に基づいて、適切なアプリケーションの表示領域を大きくして表示することが可能となり、ユーザが注目する情報(ユーザにとって重要な情報、興味のある情報)を見逃さないように注意を喚起することができる。
以上のことから、複数のアプリケーションの作業ウィンドウを表示する場合に、ユーザの所望する情報の見落としを防止することが可能となる。
あるいは、上記情報処理装置において、上記アプリケーション情報記憶部には、上記アプリケーションに関連付けて、複数のキーワードが重要度を付与されて記憶されており、上記レイアウト制御手段は、上記キーワード判定手段が、上記外部情報に含まれるキーワードが関連付けられているアプリケーションを複数検出した場合は、上記重要度に基づいて、表示領域を大きくするアプリケーションを特定してもよい。
上記構成によれば、上記キーワード判定手段が、上記外部情報に含まれているキーワードが関連付けられているアプリケーションを複数検出した場合に、上記レイアウト制御手段は、各アプリケーションに関連付けられているキーワードの重要度に基づいて、表示領域を大きくすべきアプリケーションを決定することが可能となる。
ここで、上記アプリケーション情報記憶部には、アプリケーションごとに複数のキーワードが関連付けられており、その各キーワードには重要度が付与されている。
より具体的には、上記外部情報に含まれているキーワードAが、第1のアプリケーションおよび第2のアプリケーションに関連付けられている場合、上記レイアウト制御手段は、それぞれのアプリケーションにおいて、上記キーワードAに付与されている重要度を比較する。例えば、第1のアプリケーションにおけるキーワードAの重要度が、第2のアプリケーションにおけるキーワードAの重要度よりも高い場合、上記レイアウト制御手段は、第1のアプリケーションを、表示領域を大きくして表示すべきアプリケーションとして決定する。
これにより、キーワードの重要度(すなわち、当該キーワードとアプリケーションとの関連の深さ)に基づいて、適切なアプリケーションの表示領域を大きくして表示することが可能となり、ユーザが注目する情報(ユーザにとって重要な情報、興味のある情報)を見逃さないように注意を喚起することができる。
以上のことから、複数のアプリケーションの作業ウィンドウを表示する場合に、ユーザの所望する情報の見落としを防止することが可能となる。
なお、上記情報処理装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記情報処理装置をコンピュータにて実現させる情報処理装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明に係る情報処理装置は、以上のように、上記アプリケーションに関連付けてキーワードを記憶するアプリケーション情報記憶部と、外部より送信された外部情報を取得する情報取得手段と、上記情報取得手段が取得した上記外部情報が、上記アプリケーション情報記憶部に記憶されたキーワードを含む場合に、該キーワードが関連付けられているアプリケーションの作業ウィンドウ、または、該キーワードが関連付けられているアプリケーション以外のアプリケーションの作業ウィンドウの、上記表示部における表示領域の大きさを変更するレイアウト制御手段とを備えていることを特徴としている。
本発明に係る情報処理装置の制御方法は、以上のように、外部より送信された外部情報を取得する取得ステップと、上記取得ステップにて取得された上記外部情報が、上記アプリケーションに関連付けてキーワードを記憶するアプリケーション情報記憶部に記憶されたキーワードを含む場合に、該キーワードが関連付けられているアプリケーションの作業ウィンドウ、または、該キーワードが関連付けられているアプリケーション以外のアプリケーションの作業ウィンドウの、上記表示部における表示領域の大きさを変更する変更ステップとを含むことを特徴としている。
したがって、複数のアプリケーションの作業ウィンドウを表示する場合に、ユーザの所望する情報の見落としを防止することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態について図面に基づいて説明すると以下の通りである。本実施形態では、一例として、本発明の情報処理装置を、テレビ放送を受像可能な携帯電話機に適用した場合について説明する。しかし、本発明の情報処理装置は、携帯電話機に限定されず、複数のアプリケーションを実行し、該複数のアプリケーションの作業ウィンドウを表示することが可能なあらゆる情報処理装置に適用することが可能である。
〔携帯電話機の外観〕
図2(a)〜(c)は、本発明の実施形態にかかる携帯電話機1の外観を示す図である。本実施形態の携帯電話機1は、いわゆるクラムシェル型であり、同図に開いた状態で示されている。図2(a)〜(c)は、携帯電話機1を閉じたときに内側となる部分であり、携帯電話機1を開いたときにユーザが主に利用する側である。そこで、本願では図2(a)に示される側を前面側とする。携帯電話機1を閉じたときに外側となる部分(携帯電話機1を開いたときに図2(a)〜(c)の側と反対側となる部分)を、本願では背面側とする。
図2に示すように、携帯電話機1は、本体2と、蓋体3とからなり、本体2と蓋体3とはヒンジ状に連結している。蓋体3は、表示部18を備えており、前面側に表示画面4が設けられている。
なお、携帯電話機1は、背面側に、図2(b)に示す画面回転ヒンジ部5を備えていてもよい。画面回転ヒンジ部5は、表示部18の向きを縦横手動で変更できるように設けられ、表示部18を回動可能に支えている。これにより、ユーザは、使用用途に合わせて手動で表示部18を回転させて表示部18の向きを変更し、図2(a)に示すとおり縦長状態で使用したり、図2(c)に示すとおり横長状態で使用したりすることができる。さらに、表示部18の回転位置の変更に伴って、表示画面4の表示方向を切り替える構成となっていてもよい。これにより、表示部18の設置方向(図2(a)の状態、図2(c)の状態)に関わらず、表示画面4の表示内容は、常に天地が正しくなるよう表示される。
本体2には、前面側にメイン操作ボタン群6が設けられている。メイン操作ボタン群6は、携帯電話機1における各種設定やアプリケーション(機能)の呼出/切替を行うための機能ボタン6a、数字や文字などの記号を入力するための入力ボタン群(テンキーなどを含む)、選択対象を上下左右方向に移動させるための十字ボタン6b、および、該十字ボタンの中央に配置されており種々の選択を決定する決定ボタン6cなどが挙げられる。
などを含んでいる。具体的には、機能ボタン6aには、携帯電話の電源のON/OFFを切替る電源ボタン、撮影モードを起動させるカメラボタン、メールモードを起動させるメールボタンなどが含まれる。また、本実施形態では、ユーザは、機能ボタン6aを押下して、一度に複数のアプリケーションを呼び出すための設定(表示画面4に作業ウィンドウを表示するアプリケーションの数の設定、メインで表示するアプリケーションの選択など)を行えるようになっている。
また、蓋体3にはアンテナ部10が設けられており、携帯電話機1の各種無線通信を実現する。例えば、通話機能、テレビ放送波受信機能、データの送受信機能などを実現する。なお、ここでは図示しないが、本体2の背面側には、カメラが設けられていてもよい。
〔携帯電話機の構成−概略〕
図3は、本発明の実施形態にかかる携帯電話機1の概略構成を示すブロック図である。携帯電話機1は、アンテナ部10、無線処理部11、音声処理部12、音声入力部13、音声出力部14、データ処理部15、操作部16、記憶部17、表示部18、撮影部19、電源部20、および、制御部21を備える構成である。
アンテナ部10は、電波を外部に送り出すとともに外部から電波を受け取るためのものである。
無線処理部11は、音声処理部12またはデータ処理部15から受信したデータを無線送信に適した形式に変換し、変換した無線信号をアンテナ部10を介して外部に送信するものである。また、無線処理部11は、外部からアンテナ部10を介して受信した無線信号を元の形式に変換し、変換したデータを音声処理部12またはデータ処理部15に送信するものである。具体的には、無線処理部11では、チャネルコーデック処理、ベースバンド信号処理、データの変復調処理、RF(Radio Frequency)処理などが行われる。
音声処理部12は、音声入力部13からの音声信号を所定の音声データに変換して無線処理部11に送信するとともに、無線処理部11からの音声データを音声信号に変換して音声出力部14に送信するものである。具体的には、音声処理部12は、A/D変換器、D/A変換器、アンプ、音声コーデック回路を備える構成である。
また、音声処理部12は、変換した音声データを制御部21の図示しない音声認識部に送信することもできる。これにより、音声認識部は、音声入力部13を介して入力された音声をテキスト形式に変換することが可能となる。
音声入力部13は、外部から入力された音波を、電気信号である音声信号に変換して音声処理部12に送信するものである。具体的には、音声入力部13はマイクロホンを備える構成である。
音声出力部14は、音声処理部12からの音声信号を音波に変換して外部に出力するものである。具体的には、音声出力部14は、スピーカ、イヤホン、音声出力用コネクタなどを備える構成である。
データ処理部15は、制御部21からのデータを所定形式のデータに符号化して無線処理部11に送信するとともに、無線処理部11からのデータを復号化して制御部21に送信するものである。データ処理部15で行われるデータの符号化/復号化(コーデック)方式の例としては、MPEG(Moving Picture Experts Group)−4、およびITU−T勧告H.263が挙げられる。
操作部16は、携帯電話機1の表面に設けられたメイン操作ボタン群6などの入力デバイスをユーザが操作することにより、操作データを作成して制御部21に送信するものである。入力デバイスとしては、ボタンスイッチの他にタッチパネルなどが挙げられる。
記憶部17は、各種データおよびプログラムを記憶するものである。記憶部17の例としては、制御部21が動作する際に必要なプログラム、通信制御データ等の固定データを記憶する読出し専用の半導体メモリであるROM(Read Only Memory)と、バーコード認識や通信に関するデータ、演算に使用するデータ及び演算結果等を一時的に記憶するいわゆるワーキングメモリとしてのRAM(Random Access Memory)とが挙げられる。さらに、記憶部17は、フラッシュメモリやEEPROMなどのように書き換え可能な不揮発性メモリで実現され、携帯電話機1が備えるカメラにより撮像された写真データを記憶しておいてもよい。本実施形態では、さらに、記憶部17は、制御部21がアプリケーションの作業ウィンドウのレイアウト制御処理を実行するときに参照する、アプリケーションについての設定情報を記憶している。
表示部18は、制御部21から画像、テキスト、動画などで構成される表示用データを受信し、受信した表示用データに基づいて、画像、テキスト、動画などの内容を表示するものである。表示用データとは、表示部18の表示画面4に描画される1画面分の情報のことであり、表示制御部43によって生成される。本実施形態では、具体的には、表示部18は、LCDの表示素子と、受信した表示用データに基づいて表示素子を駆動するドライバ回路とを備えた表示パネルで構成される。
撮影部19は、被写体の撮影を行って画像、動画などのデータを生成するものである。具体的には、撮影部19は、被写体からの光を電気信号に変換するCCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal-oxide Semiconductor)などの撮像素子と、撮像素子からの電気信号をRGB各色のデジタルデータに変換する映像処理回路とを備える構成が挙げられる。撮影部19は、生成したデータを制御部21に送信する。
電源部20は、携帯電話機1内の各種構成に適当な電力を供給するものである。電源部20は、例えば、リチウムイオン電池などの充電可能な2次電池、電源回路などによって構成される。
制御部21は、携帯電話機1内の各種構成を統括的に制御するものである。制御部21の機能は、例えばRAMやフラッシュメモリなどの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU(Central Processing Unit)が実行することによって実現される。
本実施形態の携帯電話機1の制御部21は、表示部18の表示画面4に描画される、複数のアプリケーションの作業ウィンドウの表示領域を制御する(レイアウト制御処理)機能を有する。
以下では、上述のレイアウト制御処理を実行する携帯電話機1についてより詳細に説明する。
〔携帯電話機の構成−詳細〕
図1は、本発明の実施形態にかかる携帯電話機1の要部構成を示すブロック図である。図1は、図3に示す携帯電話機1における、レイアウト制御処理の動作に関する構成の詳細を示している。
図1に示すとおり、携帯電話機1の制御部21は、アプリケーション群30、機能実行制御部40、キーワード判定部41、レイアウト制御部42、および、表示制御部43を備える構成である。
アプリケーション群30には、携帯電話機1に搭載される各種機能を実行するための機能実行部(アプリケーション)が機能ごとに含まれる。アプリケーション群30に含まれる機能実行部は、特に限定されないが、一例として、図1には、テレビ機能実行部31、メール機能実行部32、および、ニュース機能実行部33を示す。テレビ機能実行部31は、放送局から送られてくる放送波に含まれる映像(音声)データを再生する機能を実行するものである。メール機能実行部32は、電子メールを作成、送受信する機能を実行するものである。ニュース機能実行部33は、情報提供事業者から発信されるニュースを取得して表示する機能を実行するものである。上記ニュースの具体例としては、例えば、PSI(Program Specific Information)が挙げられる。放送局から発信される放送波は、映像(音声)データ以外のデータも含んでおり、PSIはそのデータの一種である。PSIには、テレビ番組情報、天気予報、スポーツ結果速報、臨時ニュース、その日のニュースなどあらゆる内容が画像やテキスト形式にて格納されている。ニュース機能実行部33は、データ処理部15から送信されたPSIに含まれるニュースを表示部18に表示して、最新の情報をユーザに提供することができる。
記憶部17は、制御部21の各部が、各機能の実行またはレイアウト制御処理にかかる動作を実行するときに、読み出し、書き込みを行うための各種データを記憶している。具体的には、記憶部17は、表示数記憶部51、および、アプリケーション情報記憶部52を含んでいる。
操作部16は、携帯電話機1に動作を指示するためのユーザの操作に応じて必要な指示信号を制御部21に伝達する。表示部18は、図示しない表示パネルを備え、上記表示パネルは、図2(a)〜(c)に示す表示画面4に、表示制御部43によって生成された、各アプリケーションの作業ウィンドウや、画像・動画などを含む表示用データを描画するものである。
機能実行制御部40は、アプリケーション群30に含まれる、各機能実行部(アプリケーション)の実行を制御するものである。機能実行制御部40は、携帯電話機1が受信したデータをデータ処理部15から受け付けたり、または、操作部16を介してアプリケーションの起動を指示する信号を受け付けたりしたときに、起動すべき機能実行部に対して起動命令を伝達する。また、機能実行制御部40は、起動したアプリケーションの作業ウィンドウを描画することをレイアウト制御部42に対して指示する。
また、本実施形態では、ユーザは、操作部16を構成するメイン操作ボタン群6(図2(a))を操作して、一度に起動(表示)するアプリケーション数を指定して、複数のアプリケーションの起動を指示することができる。機能実行制御部40は、アプリケーションの表示数の指定および起動すべきアプリケーションの指定をユーザに促すプロンプト(入力要求メッセージ)を表示部18に出力し、ユーザによって入力された上記表示数およびアプリケーションの指定を受け付ける。表示数の設定は、機能ボタン6aによって機能を呼び出す度に行われてもよいし、常に同じ数のアプリケーションを表示するように、あらかじめ設定されていてもよい。表示数記憶部51には、ユーザにより指定されたアプリケーション表示数が記憶される。
さらに、本実施形態では、機能実行制御部40は、複数のアプリケーションを表示する指示を受け付けた場合は、どのアプリケーションをメインで表示するかの指定も受け付ける。メインに指定されたアプリケーションの作業ウィンドウは、表示画面4において最も広い領域が確保され、表示される。
機能実行制御部40は、指定されたアプリケーションの表示数、起動を指示されたアプリケーション、および、そのうちメインに指定されたアプリケーションについての情報をレイアウト制御部42に伝達する。なお、アプリケーションの表示数を表示数記憶部51に記憶しておく場合は、レイアウト制御部42は、機能実行制御部40からではなく、表示数記憶部51から表示数を取得する。
レイアウト制御部42は、表示部18に表示すべき1または複数のアプリケーションの作業ウィンドウのレイアウトを決定するものである。レイアウト制御部42は、機能実行制御部40からアプリケーションを表示する命令を受信すると、機能実行制御部40が指定するアプリケーションの作業ウィンドウについて、表示部18の表示画面4における表示位置と表示領域(領域の大きさ)とを決定して表示制御部43に伝達する。
なお、表示すべきアプリケーションが複数指定されている場合、レイアウト制御部42は、メインに指定されたアプリケーションの作業ウィンドウが最も大きく表示されるように表示領域を確保してもよい。あるいは、アプリケーションごとにあらかじめ設定されている優先順位に基づいて、優先順位の上位のアプリケーションが大きく表示されるように表示領域を確保してもよい。
レイアウト制御部42は、さらに、外部から携帯電話機1が取得した外部情報の内容に応じて、各アプリケーションの作業ウィンドウの表示領域(の大きさ)を決定し、変更する。どのアプリケーションの表示領域をどのように変更するかについて、レイアウト制御部42は、キーワード判定部41から受信する情報に応じて決定する。
キーワード判定部41は、上記外部情報が、アプリケーション群30の各アプリケーションに関連付けられたキーワードを含むか否か(あるいは、一致するか否か)を判定するものである。キーワード判定部41は、上記外部情報に、上記キーワードが含まれている場合には、該キーワードが関連付けられたアプリケーションを特定し、そのアプリケーションの情報をレイアウト制御部42に伝達する。
レイアウト制御部42は、キーワード判定部41から伝達された情報に基づいて、上記キーワードを関連付けられたアプリケーションの作業ウィンドウが最も大きく表示されるように当該アプリケーションの作業ウィンドウの表示領域を変更する(拡大(または縮小)する)。
表示制御部43は、レイアウト制御部42が決定したレイアウトに基づいて、1または複数のアプリケーションの作業ウィンドウを描画して、表示部18に表示する。
〔キーワードについて〕
本実施形態では、キーワード判定部41が参照するアプリケーションのキーワードは、アプリケーション情報記憶部52に記憶されている。アプリケーション情報記憶部52には、アプリケーションに関連付けてキーワードが格納されており、アプリケーション情報を構成している。
図4は、本実施形態にかかるアプリケーション情報の具体例を示す図であり、アプリケーションに関連付けられているキーワードの具体例を示す図である。
図4に示す例では、携帯電話機1に搭載されているアプリケーションごとに、アプリ優先順位と、1または複数の登録キーワードとが記憶されており、そのキーワードごとにキーワード重要度が記憶されている。
アプリ優先順位は、アプリケーションを表示部18に複数表示するときの優先順位を示す。レイアウト制御部42は、アプリケーションの作業ウィンドウのレイアウトを決定する際、優先順位の高いアプリケーションが拡大されるように表示領域を決定する。
登録キーワードは、上記外部情報にどのキーワードが含まれている場合に、当該アプリケーションの表示領域を拡大すべきかを示す。例えば、図4に示す例では、キーワード判定部41が、上記外部情報にキーワード「速報」が含まれていると判定した場合に、当該キーワードが関連付けられているアプリケーションを、(1)テレビ機能実行部31および(2)インターネットワーク実行機能(図示せず)と特定する。特定されるアプリケーションは、1つであっても複数であってもよい。
上述のように、アプリケーションが複数特定された場合には、レイアウト制御部42は、上記アプリ優先順位および/またはキーワード重要度に基づいて、どのアプリケーションを拡大表示すればよいのかを決定することができる。
例えば、上述した例と同様、上記外部情報にキーワード「速報」が含まれている場合には、レイアウト制御部42は、特定された(1)テレビ機能実行部31および(2)インターネット実行機能それぞれのアプリ優先順位を参照し、テレビ機能実行部31の作業ウィンドウを拡大することを決定してもよい。あるいは、上記各アプリケーションの登録キーワード「速報」の重要度を参照し、「速報」の重要度がより高いテレビ機能実行部31の作業ウィンドウを拡大することを決定してもよい。さらに、キーワード重要度が同じ場合には、上記アプリ優先順位に基づいてどのアプリケーションを拡大表示するかを決定してもよい。
上述した各アプリケーションのキーワードは、ユーザがメイン操作ボタン群6を操作して、あらかじめ登録されているものとし、任意に変更できる。
なお、図4に示す例では、アプリケーション情報を、テーブル構造を有するデータとして説明したが、アプリケーション情報のデータ構造はこれに限定されない。アプリケーション情報記憶部52は、アプリケーションと、キーワードとの関連付けさえ行われていれば、リスト構造やツリー構造など如何なるデータ構造によってアプリケーション情報を保持していてもよい。また、アプリケーションに関連付けて記憶されるデータ内容は、図4に示す例に限定されない。
〔外部情報について〕
本実施形態では、携帯電話機1が外部情報を取得したことがトリガとなって、複数のアプリケーションの作業ウィンドウの再配置が行われる。すなわち、レイアウト制御処理が再実行される。
外部情報とは、上述したとおり、携帯電話機1が外部から取得するあらゆる情報を指す。本実施形態では、外部情報は、その一部または全体が、テキスト形式で構成されているものとして説明するが、外部情報は、テキスト形式に限定されない。携帯電話機1において最終的にテキスト形式に変換することが可能な形式であれば、外部情報は、画像、映像、音声、図形などいずれの形式によって取得されてもよい。
図5および図6は、外部情報の具体例を示す図である。図5は、ニュース機能実行部33によって処理される、ニュース150のデータ構造を示す図である。ニュース150は、上述したとおり、無線処理部11から取得された放送波内のPSIから抽出されたものである。
ニュース150がデータ処理部15を介して制御部21に供給されると、機能実行制御部40は、ニュース150を処理するようにニュース機能実行部33に指示するとともに、ニュース150が受信されたことをキーワード判定部41に伝達する。
ニュース機能実行部33が、ニュース150に対して適切な処理を実行する一方で、キーワード判定部41は、ニュース150と、アプリケーション情報記憶部52に記憶されている各アプリケーションのキーワードとを比較し、ニュース150にキーワードが含まれている場合、そのキーワードを関連付けられているアプリケーションを、拡大表示する対象として特定する。
外部情報は、図6に示すとおり、他の通信端末装置から受信したメールであってもよい。メール160が受信されると、機能実行制御部40は、メール160を処理するようメール機能実行部32に指示するとともに、メール160が受信されたことをキーワード判定部41に伝達する。
なお、外部情報は、上述した例に限定されず、通信網を介して取得されるもの以外にも、携帯電話機1が読み取り可能な外付けの記録媒体から取得されてよいし、あるいは、音声入力部13を介して入力される音声データであっても構わない。音声データが入力された場合には、音声認識部が上記音声データをテキスト形式に変換して、キーワード判定部41に供給する。
〔携帯電話機の処理フロー〕
図7は、携帯電話機1におけるレイアウト制御処理の流れを示すフローチャートである。
アプリケーションの呼び出しを行うために、ユーザによって機能ボタン6aが押下されると(S101においてYES)、機能実行制御部40は、同時に表示するアプリケーション数Nを問合せるプロンプトを出力し、ユーザから個数Nの指定を受け付ける。機能実行制御部40は受け付けた個数(例えば、2)を決定し、表示数記憶部51に記憶する(S102)。
続いて、機能実行制御部40は、指定された個数分の実行すべきアプリケーションを問合せるプロンプトを出力し、実行すべきアプリケーションの指定を受け付ける。このとき、メインで表示するアプリケーションの指定を受け付けてもよい(S103)。ここでは、具体的に、テレビ機能とメール機能とが指定され、メインのアプリケーションには、メール機能が指定されたとものとする。
レイアウト制御部42は、機能実行制御部40の指示に基づいてレイアウト制御処理を実行し、テレビ機能およびメール機能のそれぞれの作業ウィンドウの配置を決定する(S104)。表示制御部43は、レイアウト制御部42が決定する配置に基づいて、各アプリケーションの作業ウィンドウ内に、テレビ機能実行部31およびメール機能実行部32それぞれの実行結果を反映して表示部18に表示する(S105)。図8に、このとき表示部18に表示される表示画面4の具体例を示す。メインのアプリケーションであるメール機能の作業ウィンドウ180が、テレビ機能の作業ウィンドウ190よりも大きく表示されている。
なお、ここで、十字ボタン6bおよび決定ボタン6cによって、特定の作業ウィンドウが選択された場合には(S106においてYES)、レイアウト制御部42は、ユーザにより選択されたアプリケーションの作業ウィンドウを拡大してもよい(S107)。
さらに、携帯電話機1において外部情報(例えば、図5に示すニュース150)が受信されると(S108においてYES)、キーワード判定部41は、ニュース150を参照し、アプリケーション情報記憶部52に登録されているキーワードが含まれているかどうか検索する(S109)。
ここで、キーワード判定部41は、外部情報ニュース150にキーワードが含まれていると判定すると(S110においてYES)、その検出したキーワードが関連付けられているアプリケーションを特定する。レイアウト制御部42は、キーワード判定部41によって特定されたアプリケーションの作業ウィンドウを拡大する(S111)。図4および図5に示す例では、ニュース150にはキーワード「地震」が含まれており、「地震」は、現在表示中のアプリケーション、すなわち、テレビ機能に関連付けられている。
そこで、レイアウト制御部42は、テレビ機能の作業ウィンドウを拡大し、それが、表示部18に再表示される。図9に、このとき表示部18に表示される表示画面4の具体例を示す。テレビ機能の作業ウィンドウ190が拡大された結果、作業ウィンドウ190は、メール機能の作業ウィンドウ180よりも大きく表示されている。
続いて、いずれの作業ウィンドウも選択されず、また、いずれの外部情報も受信されないうちに、アプリケーションを終了する指示が操作部16から入力された場合には(S106、S108においてNO、S112においてYES)、実行中のアプリケーションは終了され、一連のレイアウト制御処理が終了する。
上記構成および方法によれば、表示部18に一度に複数のアプリケーションを表示されている状態で、外部情報が取得されると、キーワード判定部41は、取得された外部情報の中に、あらかじめアプリケーションに関連付けられているキーワードが含まれているか否かを判定する。キーワード判定部41が、外部情報にキーワードが含まれていると判定した場合には、レイアウト制御部42は、当該キーワードが関連付けられているアプリケーションを特定し、現在表示されている当該アプリケーションの作業ウィンドウを拡大して表示する。
キーワードは、ユーザが重要なもの関心の強いものなどとしてあらかじめ登録しておくものである。そして、そのようなキーワードを含む外部情報が得られときに、それに伴って、関連の深いアプリケーションが拡大されるように各アプリケーションにキーワードが関連付けられている。
したがって、外部情報が取得されると、その外部情報の内容に応じて、関連のあるアプリケーションが拡大して表示される。これにより、外部情報が受信されたときに、ユーザが注目する情報(ユーザにとって重要な情報、興味のある情報)を見逃さないように注意を喚起することができる。
以上のことから、複数のアプリケーションの作業ウィンドウを表示する場合に、ユーザの所望する情報の見落としを防止することが可能となる。
例えば、図5に示すニュース150が取得されたときには、キーワード「地震」に基づいて、テレビ機能の作業ウィンドウが拡大表示されることになり、ユーザが、地震に関するテレビ放送を見逃すことを防止することができる。
また、図6に示すメール160が取得されたときには、キーワード「友達△×ちゃん」に基づいて、メール機能の作業ウィンドウが拡大表示されることになり、ユーザは、特定の人物からのメールを遅滞なく開封することができる。
なお、上述の説明では、外部情報にキーワードが含まれている場合に、該キーワードが関連付けられているアプリケーションの作業ウィンドウを拡大する例について述べたが、これに限定されず、作業ウィンドウを大きくする方法として、大小異なる画面を備える情報処理装置において、上記キーワードが関連付けられているアプリケーションの作業ウィンドウを、小さい画面から大きい画面に出力されるように切り換えて、作業ウィンドウの表示領域を大きくしてもよい。
また、本発明の情報処理装置は、上記キーワードが関連付けられているアプリケーションの作業ウィンドウの表示領域を縮小したり、小さい画面に出力されるように切り換えたりする構成でもよい。上記構成は、外部情報に特定のキーワードが含まれている場合に、特定のアプリケーションの重要度が低くなり、該アプリケーションの作業ウィンドウを小さく変更したい場合に有効である。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
最後に、携帯電話機1の各ブロック、特にキーワード判定部41およびレイアウト制御部42は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、携帯電話機1は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである携帯電話機1の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記携帯電話機1に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、携帯電話機1を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを、通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明の情報処理装置は、複数のアプリケーションの作業ウィンドウのレイアウトを、ユーザの注目度に応じて適切に制御することができるので、複数のアプリケーションを表示部に表示することが可能な各種情報処理装置(例えば、テレビ放送受像機、PC(personal computer)、PDA(personal digital assistant)、携帯電話機、カーナビゲーションシステムなど)に好適に用いることができる。
本発明の実施形態にかかる携帯電話機の要部構成を示すブロック図である。 (a)〜(c)は、本発明の実施形態にかかる携帯電話機の外観を示す図である。 本発明の実施形態にかかる携帯電話機の概略構成を示すブロック図である。 本実施形態にかかるアプリケーション情報の具体例を示す図であり、アプリケーションに関連付けられているキーワードの具体例を示す図である。 外部情報の具体例を示す図である。 外部情報の他の具体例を示す図である。 本発明の実施形態にかかる携帯電話機におけるレイアウト制御処理の流れを示すフローチャートである。 携帯電話機の表示部に表示される表示画面の具体例を示す図である。 携帯電話機の表示部に表示される表示画面の他の具体例を示す図である。
符号の説明
1 携帯電話機(情報処理装置)
2 本体
3 蓋体
4 表示画面
5 画面回転ヒンジ部
6 メイン操作ボタン群
6a 機能ボタン
6b 十字ボタン
6c 決定ボタン
10 アンテナ部(情報取得手段)
11 無線処理部(情報取得手段)
12 音声処理部(情報取得手段)
13 音声入力部(情報取得手段)
14 音声出力部
15 データ処理部(情報取得手段)
16 操作部
17 記憶部
18 表示部
19 撮影部
20 電源部
21 制御部
30 アプリケーション群(複数のアプリケーション)
31 テレビ機能実行部(アプリケーション)
32 メール機能実行部(アプリケーション)
33 ニュース機能実行部(アプリケーション)
40 機能実行制御部
41 キーワード判定部(キーワード判定手段)
42 レイアウト制御部(レイアウト制御手段)
43 表示制御部
51 表示数記憶部
52 アプリケーション情報記憶部

Claims (9)

  1. 複数のアプリケーションを実行し、該アプリケーションの実行結果を示す作業ウィンドウの各々を同時に表示部に表示する情報処理装置において、
    上記アプリケーションに関連付けてキーワードを記憶するアプリケーション情報記憶部と、
    外部より送信された外部情報を取得する情報取得手段と、
    上記情報取得手段が取得した上記外部情報が、上記アプリケーション情報記憶部に記憶されたキーワードを含む場合に、該キーワードが関連付けられているアプリケーションを特定するキーワード判定手段と、
    上記キーワード判定手段が特定したアプリケーションの作業ウィンドウ、または、上記キーワード判定手段が特定した上記アプリケーション以外のアプリケーションの作業ウィンドウの、上記表示部における表示領域の大きさを変更するレイアウト制御手段とを備え
    上記アプリケーション情報記憶部には、上記アプリケーションに関連付けて、複数のキーワードが重要度を付与されて記憶されており、
    上記レイアウト制御手段は、上記キーワード判定手段が、上記外部情報に含まれるキーワードが関連付けられているアプリケーションを複数検出した場合は、上記重要度に基づいて、表示領域の大きさを変更するアプリケーションを特定することを特徴とする情報処理装置。
  2. 上記キーワード判定手段は、キーワードが上記外部情報に含まれているか否かを、上記表示部に表示中のアプリケーションごとに判定し、
    上記レイアウト制御手段は、上記キーワード判定手段が、上記外部情報に含まれているキーワードが表示中のアプリケーションに関連付けられていると判定した場合に、該アプリケーションの作業ウィンドウの表示領域を大きくすることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 上記キーワード判定手段は、キーワードが上記外部情報に含まれているか否かを、上記表示部に表示中のアプリケーションごとに判定し、
    上記レイアウト制御手段は、上記キーワード判定手段が、上記外部情報に含まれているキーワードが表示中のアプリケーションに関連付けられていると判定した場合に、該アプリケーション以外の表示中のアプリケーションの作業ウィンドウの表示領域を小さくすることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 上記アプリケーション情報記憶部には、上記アプリケーションに関連付けて、上記表示部に表示する順序を示す優先順位が記憶されており、
    上記レイアウト制御手段は、上記キーワード判定手段が、上記外部情報に含まれるキーワードが関連付けられているアプリケーションを複数検出した場合は、上記優先順位に基づいて、表示領域を大きくするアプリケーションを特定することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 上記レイアウト制御手段は、
    上記キーワード判定手段によって特定された複数のアプリケーションのうち、当該複数のアプリケーションのそれぞれに関連付けられた、上記外部情報に含まれるキーワードに付与されている重要度が、より高いアプリケーションの作業ウィンドウの表示領域を大きくすることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 上記情報処理装置は、画面の大きさが異なる複数の表示部を備えており、
    上記レイアウト制御手段は
    プリケーションの作業ウィンドウを、表示中の画面から、他の画面に出力されるように切り換えることにより、上記作業ウィンドウの表示領域の大きさを変更することを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 複数のアプリケーションを実行し、該アプリケーションの実行結果を表す作業ウィンドウの各々を同時に表示部に表示する情報処理装置の制御方法であって、
    外部より送信された外部情報を取得する取得ステップと、
    上記取得ステップにて取得された上記外部情報が、上記アプリケーションに関連付けてキーワードを記憶するアプリケーション情報記憶部に記憶されたキーワードを含む場合に、該キーワードが関連付けられているアプリケーションを特定するキーワード判定ステップと、
    上記キーワード判定ステップにて特定されたアプリケーションの作業ウィンドウ、または、上記キーワード判定ステップにて特定された上記アプリケーション以外のアプリケーションの作業ウィンドウの、上記表示部における表示領域の大きさを変更する変更ステップとを含み、
    上記アプリケーション情報記憶部には、上記アプリケーションに関連付けて、複数のキーワードが重要度を付与されて記憶されており、
    上記変更ステップでは、上記キーワード判定ステップにて、上記外部情報に含まれるキーワードが関連付けられているアプリケーションが複数検出された場合は、上記重要度に基づいて、表示領域の大きさを変更するアプリケーションを特定することを特徴とする制御方法。
  8. コンピュータを、請求項1から6までのいずれか1項に記載の情報処理装置の各手段として機能させるための制御プログラム。
  9. 請求項8に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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