JP5135265B2 - 無線機能付き電子時計 - Google Patents
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Description
(1)金属製の胴と、該胴の上側にあって該胴と嵌合する金属製のベゼルを含む時計ケースの内部に無線機能付き時計機構と外部から到来する電波を受信するためのアンテナとを収容しており、該アンテナは透磁率が高い材料よりなる細長い形状の磁芯にコイルを巻回したものである無線機能付き電子機器において、前記ベゼルの外側下面に対面する前記胴の頂上部の内縁を構成するすべての点と前記磁芯の各上側端点とを結ぶ直線の集合であるすりばち状の面を想定したとき、前記頂上部よりも内側に位置する前記胴の上側の部分が
、前記すりばち状の面よりも上側には実質的に存在しないようにしたこと。
また、このすりばち状の面14よりも上側には実質的に胴2の部分が存在しないようにしてある。(たとえ存在してもごく部分的である。)
次に、本実施例1の作用を図2に基づいて説明する。図2は、実施例1の断面図である図1に、金属製のケース外部から内部のアンテナの磁芯4に到達する電波経路を、符号を付した矢印付きの破線で記入したものである。
1と金属製の胴2との隙間である電波経路9aを通り磁芯4に到達する電波の成分11b(想定される形で描いてある)に別れる。この電波経路9aを通ってくる電波11bの強度を極力増して、これを活用することにより、アンテナの磁芯4が集める電波の総合的な強度を高め、受信感度を向上させる。
図4において、電波修正時計には、金属製の胴2と磁芯4とコイル5が存在し、ケース外側に電波11が存在する。磁芯4の端部の平面形状が角張っている場合、磁芯4の上面に存在する4個の上側端点のうち、胴2の頂上部の内縁2aとなる円に最も近い距離にある上側端点41aに4aという符号を付け、代表端点とする。またもし、磁芯4の端面の平面形状が角張っておらず丸みを帯びている場合には、代表上側端点4aとしては、磁芯4の端部付近の上面における、胴2の頂上部の内縁2aとなる円に最も近くなる点あるいは胴2の内周面に最も近くなる点を選ぶ。)また図1はこの代表上側端点4aとこの点から最短距離にある、内縁2a上の点21aとを含むA−A断面図として表したものである。断面は円形の胴2の中心を通ることになる。
属製で厚肉である胴2にさえぎられる。換言すれば、この方向から入ってくる電波はアンテナに極めて届きにくい。そこで、この方向に有効な電波経路9aを設けることが重要である。
図4は実施例2の要部の平面図であるが、時計ガラス6および文字板7を取り除いて、ケース内部のアンテナ4,5の概略の平面配置を示してある。なお、図4の平面図は、実施例1と共通に用いられ、既に説明済みである。
図7、図8の各部と同じ符号を与えて、重複する説明をなるべく避けることとする。
図3において、金属製の胴2は腕時計のケースであり、金属製のベゼル1は腕時計の時刻表示面の上面を覆っている時計ガラス6の外周を保持する部材であって、胴2の上側に圧入されている。
また、金属胴2と金属胴下部10の間には、磁芯4の下部に位置する代表下側端点4bと、裏蓋3の外側上面に対面する胴下部10の頂下部の内縁上の点2bを結んだ直線の集合であるすりばち状の面15を想定したとき、このすりばち状の面15にほぼ並行な電波経路9bがある。また、このすりばち状の面15よりも下側には実質的に胴2の部分が存在しない。(たとえ存在してもごく部分的である。)
次に、実施例2における、最適な電波経路9bの選定方法を図3に基づいて説明する。
図3において、実施例1で説明した代表上側端点4aと同じように、磁芯4の下面の端部に複数存在する端点の1つを代表下側端点4bとする。この時、胴2の内面の円筒面と代表下側端点4bまでの距離は最短になる。端点が明確でない場合は、磁芯4の下面にあって胴2の内面に最も近い点か、あるいは定義をゆるめて、磁芯4の端部(コイル5の外側)下側の表面上の任意の点を代表下側端点4bとする。
胴2の下面をすりばち状の面15より下方に垂直に出すと、電波経路は鋭角に曲げられ、電波は阻害され易いが、胴下部10の上面の一部を上向きの円筒面としてすりばち状の面15より出した場合は、電波経路は鈍角に曲げられるだけであり、電波は阻害され難い。
また図1はこの代表上側端点4aとこの点から最短距離にある、内縁2a上の点21aとを含むA−A断面図として表されたものである。
相違点は、磁性体ブロック16の存在により、代表上側端点が胴2の頂上側に近づいており、すりばち状の面の傾斜が実施例1よりも緩やかになることである。このため、時計ケースの設計・製造がより容易になり得る効果がある。
2 胴
2a 胴の頂上部の内縁
2b 胴の最下部の内縁
21a 胴の頂上部の内縁上で代表上側端点から最短距離の点
3 裏蓋
4 磁芯
4a 代表上側端点
4b 代表下側端点
41a 胴の頂上部の内縁に最も近い上側端点
5 コイル
6 時計用ガラス
7 文字板
8 見返しリング
9a、9b、9c 電波経路
10 胴下部
11 電波
11a、11b、11c、11d、11e、11f、11g、11h 電波成分
12 補強材
13 ベゼル
14 すりばち状の上側面
15 すりばち状の下側面
16 磁性体ブロック
Claims (7)
- 金属製の胴と、該胴の上側にあって該胴と嵌合する金属製のベゼルを含む時計ケースの内部に無線機能付き時計機構と外部から到来する電波を受信するためのアンテナとを収容しており、該アンテナは透磁率が高い材料よりなる細長い形状の磁芯にコイルを巻回したものである電子機器において、前記ベゼルの外側下面に対面する前記胴の頂上部の内縁を構成するすべての点と前記磁芯の代表上側端点とを結ぶ直線の集合であるすりばち状の面を想定したとき、前記頂上部よりも内側に位置する前記胴の上側の部分が、前記すりばち状の面よりも上側には実質的に存在しないようにしたことを特徴とする無線機能付き電子時計。
- 前記時計ケース外から前記時計ケース内の前記磁芯の上側端点に向けて前記胴の上面に沿って進入する電波の最短経路の屈曲角は実質的に鈍角であることを特徴とする請求項1に記載の無線機能付き電子時計。
- 前記胴の頂上部の内縁よりも内側において、前記胴の上面または前記ベゼルの下面には、前記すりばち状の面における最も傾斜が急である部分にほぼ沿った斜面部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の無線機能付き電子時計。
- 前記時計ケースは更に前記胴と嵌合する金属製の裏蓋を備え、該裏蓋の外側下面に対面する前記胴の最下端部の内縁を構成するすべての点と前記磁芯の代表下側端点とを結ぶ直線の集合である第2のすりばち状の面を想定したとき、前記最下端部よりも内側に位置する前記胴の下側の部分が、前記第2のすりばち状の面よりも下側には実質的に存在しないようにしたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の無線機能付き電子時計。
- 前記時計ケース外から前記時計ケース内の前記磁芯の下側端点に向けて前記胴の下面に沿って進入する電波経路に沿った前記胴の断面の屈曲角は鋭角でないことを特徴とする請求項4に記載の無線機能付き電子時計。
- 前記胴と前記ベゼルとの合わせ面の少なくとも一部には絶縁性の部材が配置されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の無線機能付き電子時計。
- 前記胴と前記裏蓋との合わせ面の少なくとも一部には絶縁性の部材が配置されていることを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載の無線機能付き電子時計。
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