JP5133767B2 - プッシュプル電気錠 - Google Patents
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Description
また、上記プッシュプル錠では、利便性向上や、セキュリティシステム導入に伴い、電気制御による遠隔操作にて施錠又は解錠が可能となる電気錠化の市場要請がある。その場合、破壊的な解錠操作力に対し高い信頼性の確保されることが望しい。さらに、電気錠とした場合には、単一製品で、種々の電気制御バリエーションに対応できる汎用性の高いものであることが、製造コスト低減の点でより好ましい。
本発明の請求項1記載のプッシュプル電気錠は、扉開閉端の縦枠17に設けられ閉扉にて錠ケース19から錠ボルト25を突出させるプッシュプル電気錠100であって、
前記縦枠17に設けられ開扉方向aと同方向の押し引き操作力を回転操作力に変換する変換機構65と、
錠ケース19内で前記縦枠17の長手方向にスライド自在に収容され斜め穴73に係合させた前記錠ボルト25を後退方向に従動させるスライドカム板31と、
扉面11aに垂直な軸回りで回動自在に前記錠ケース17に内設され回転にて該スライドカム板31をスライドさせる駆動カム55と、
該駆動カム55と相対回転自在となって同軸に配設され前記変換機構65からの回転操作力にて回転され半径方向外側に係止爪191を突設する入力カム52a,52bと、
前記駆動カム55の回転中心と同方向の揺動軸195にて前記駆動カム55に揺動自在に設けられ揺動先端193を前記係止爪191に係止することで前記入力カム52a,52bの回転を前記駆動カム55に伝達する揺動爪54a,54bと、
前記スライドカム板31の上端移動位置で該スライドカム板31に係止して該スライドカム板31を保持するラッチ体79と、
閉扉にて被施錠体から磁気反発力を受けて作動し該ラッチ体79の前記スライドカム板31に対する保持を解除するリリーサ95と、
電気信号の印加にてソレノイド143を励磁し前記錠ボルト25の進退方向にプランジャ145を直動させる電磁プランジャ144と、
前記プランジャ145に連結され前記直動方向にスライドされる駆動コネクタ147と、
扉面11aに垂直な軸回りで揺動自在となり基端連結部159bが該駆動コネクタ147に連結されるとともに先端部161が前記揺動爪54a,54bの背部に当接し異なる揺動位置で前記揺動爪54a,54bを前記係止爪191に対する係止位置又は非係止位置に配置する切替カム159と、
を具備したことを特徴とする。
前記錠ボルト25の後端部を厚み方向に二分する前記扉面に平行なスリット29内に、前記スライドカム板31が配置されたことを特徴とする。
前記切替カム159の基端連結部159bに、該垂直スライド穴167と重なり中央部を揺動中心に近接するく字形ガイド穴169が形成され、
前記垂直スライド穴167及び該く字形ガイド穴169にスライドピン171がスライド自在に貫通され、
該スライドピン171を保持したスライド片177が、フロント裏板39にスライド自在に表出されたことを特徴とする。
図1は本発明に係るプッシュプル電気錠を備えたガラス扉の斜視図である。
プッシュプル電気錠100の設けられる扉11は、矢印a方向へ開扉可能に不図示のヒンジにて支持される。本実施の形態の扉11は、ガラス13の外周に枠体15を付設したガラス扉として構成される。プッシュプル電気錠100は、枠体15の開閉端側の縦枠17に取り付けられる。
錠ボルト25は、縦枠17の扉開閉端面11c(図1参照)から進退するよう横方向に往復動自在に錠ケース19に内設される。錠ボルト25の先端面には、安全上、厚み方向両側の角部を除去した図4に示す傾斜部27,27が形成されている。錠ボルト25の後端部には、厚み方向に二分する扉表面11aに平行なスリット29(図4参照)が形成され、スリット29は後述のスライドカム板31及び係合手段33を配置する。錠ボルト25には両側面に貫通する軸穴35が穿設され、軸穴35は係合手段33である係合軸37を嵌入する。
錠ケース19には後に詳述する駆動カム55(図5,図11参照)が内設され、駆動カム55は扉面に垂直な軸(仮想軸43)回りで回動自在となる。駆動カム55は、後述する変換機構からの出力軸が嵌合される角孔57を有する一対の入力カム52a,52bの何れかを介して操作力が伝達される。入力カム52a,52bは、屋外操作バー21、室内操作バー23の押し引き操作によって、変換機構を介して回転される。入力カム52a,52bから操作力の伝達される駆動カム55には押圧板部59が設けられ、押圧板部59は駆動カム55の一方向(図5の時計回り方向)の回転によってスライドカム板31を押し上げる。
駆動カム55には後に詳述する揺動爪54a,54bが設けられ、揺動爪54a,54bは駆動カム55に対して図6(a)に示す非係止位置、図6(b)に示す係止位置に揺動配置される。これにより、揺動爪54a,54bは、入力カム52a,52bと駆動カム55とを連結・連結解除(空振り)可能とする。なお、この揺動爪54a,54bは、後述するように、電磁プランジャ144にて係止・非係止が制御される。
スライドカム板31は、扉表面11aと平行な板材からなり、縦枠17の長手方向に沿って往復動自在に錠ケース19に内設される。スライドカム板31には上下に延在する一対の平行なガイド穴64a,64b(図4参照)が穿設され、ガイド穴64a,64bは錠ケース19の内壁に立設されたスタッド66a,66bに係合される。スライドカム板31は、駆動カム55の時計回りの回転で、縦枠17の上方向にスライドされ、斜め穴73に、係合手段33を介して係合させた錠ボルト25を後退方向(図7の右方向)に駆動する。
錠ケース19の上部にはラッチ体79が配設される。ラッチ体79は、スライドカム板31の図2に示す上端移動位置で、スライドカム板31の係止穴81(図8参照)に係止してスライドカム板31を保持する。
プッシュプル電気錠100は、錠ボルト25が突出した状態(図2の状態)で、屋外操作バー21又は室内操作バー23が操作され、変換機構65を介して入力カム52a,52b、駆動カム55が回転されると、図7に示すように、押圧板部59にてスライドカム板31が押し上げられる。
入力カム52a,52bは、駆動カム55と相対回転自在となって同軸に配設され、変換機構65からの回転操作力にて回転される。入力カム52a,52bには半径方向外側に突出する係止爪191が設けられ、係止爪191は揺動爪54a,54bの揺動先端193に係止可能とする。揺動爪54a,54bは、駆動カム55の回転中心と同方向の揺動軸195にて駆動カム55に揺動自在に設けられる。揺動軸195は、入力カム52a,52bに対し図6(a)に示す非係止位置又は図6(b)に示す係止位置となることで、入力カム52a,52bと駆動カム55を連結解除(空振り)・連結し、入力カム52a,52bの回転を駆動カム55に非伝達・伝達する。揺動爪54a,54bは、図5に示す付勢バネ197にて係止爪191に対し離反方向(図5の時計回り方向)に付勢される。なお、199,201は揺動爪54a,54bの係止爪191に対する離反方向の回転を規制するストッパ、爪を表す。
プッシュプル電気錠100は、表裏それぞれのスライド片177をスライドすることにより、駆動コネクタ147に対する切替カム159の位置を、図6に示す通電時解錠モード(Tモード)、図14に示す通電時施錠モード(Rモード)、図16に示すアンチパニックモード(Aモード)の位置に変位させ、プランジャ145の直動で、揺動爪54a,54bを係止位置又は非係止位置に切り替えできるようになっている。
まず、通電時に揺動爪54aが係止する(解錠可能となる)Tモードでは、図6(a)に示すように、閉扉状態の非通電時、プランジャ145が突出状態となり、駆動コネクタ147が左方に配置される。切替カム159がスライドピン171にて反時計回りに回転配置されていることで、押圧面159により押圧されず、その結果、揺動爪54aが付勢バネ197にて時計回りに付勢されて係止爪191と非係止となる。つまり、図13(a)に示すように、入力カム52aの係止爪191が揺動爪54aに干渉せず空振りする施錠状態となる。
このように、プッシュプル電気錠100は、Tモードの設定では、非通電時、非係止(施錠)状態となり、通電時には係止(解錠)状態となる。
Rモードの設定では、非通電時、係止(解錠)状態となり、通電時には非通電時、非係止(施錠)状態となる。
Aモードの設定では、非通電時及び通電時に関わらず、常に係止(解錠)状態となる。
11a,11b…扉面
11c…扉開閉端
17…縦枠
19…錠ケース
25…錠ボルト
29…スリット
31…スライドカム板
39…フロント裏板
41…フロント板
43…仮想軸(駆動カムの回転中心)
52a,52b…入力カム
54a,54b…揺動爪
55…駆動カム
65…変換機構
73…斜め穴
77…垂直穴
79…ラッチ体
95…リリーサ
100…プッシュプル電気錠
105…ラチェット爪
143…ソレノイド
144…電磁プランジャ
145…プランジャ
147…駆動コネクタ
159…切替カム
159b…基端連結部
161…先端部
167…垂直スライド穴
169…く字形ガイド穴
171…スライドピン
177…スライド片
185…拡幅部
191…係止爪
193…揺動先端
195…揺動軸
D…錠ケースの錠ボルト進退方向の奥行き長
L…錠ボルトの進退方向の全長
a…開扉方向垂直スライド穴
Claims (8)
- 扉開閉端の縦枠に設けられ閉扉にて錠ケースから錠ボルトを突出させるプッシュプル電気錠であって、
前記縦枠に設けられ開扉方向と同方向の押し引き操作力を回転操作力に変換する変換機構と、
錠ケース内で前記縦枠の長手方向にスライド自在に収容され斜め穴に係合させた前記錠ボルトを後退方向に従動させるスライドカム板と、
扉面に垂直な軸回りで回動自在に前記錠ケースに内設され回転にて該スライドカム板をスライドさせる駆動カムと、
該駆動カムと相対回転自在となって同軸に配設され前記変換機構からの回転操作力にて回転され半径方向外側に係止爪を突設する入力カムと、
前記駆動カムの回転中心と同方向の揺動軸にて前記駆動カムに揺動自在に設けられ揺動先端を前記係止爪に係止することで前記入力カムの回転を前記駆動カムに伝達する揺動爪と、
前記スライドカム板の上端移動位置で該スライドカム板に係止して該スライドカム板を保持するラッチ体と、
閉扉にて被施錠体から磁気反発力を受けて作動し該ラッチ体の前記スライドカム板に対する保持を解除するリリーサと、
電気信号の印加にてソレノイドを励磁し前記錠ボルトの進退方向にプランジャを直動させる電磁プランジャと、
前記プランジャに連結され前記直動方向にスライドされる駆動コネクタと、
扉面に垂直な軸回りで揺動自在となり基端連結部が該駆動コネクタに連結されるとともに先端部が前記揺動爪の背部に当接し異なる揺動位置で前記揺動爪を前記係止爪に対する係止位置又は非係止位置に配置する切替カムと、
を具備したことを特徴とするプッシュプル電気錠。 - 前記錠ケースの錠ボルト進退方向の奥行き長と、前記錠ボルトの進退方向の全長とが略同等に形成され、
前記錠ボルトの後端部を厚み方向に二分する前記扉面に平行なスリット内に、前記スライドカム板が配置されたことを特徴とする請求項1記載のプッシュプル電気錠。 - 前記駆動コネクタに、前記縦枠の長手方向に長い垂直スライド穴が形成され、
前記切替カムの基端連結部に、該垂直スライド穴と重なり中央部を揺動中心に近接するく字形ガイド穴が形成され、
前記垂直スライド穴及び該く字形ガイド穴にスライドピンがスライド自在に貫通され、
該スライドピンを保持したスライド片が、フロント裏板にスライド自在に表出されたことを特徴とする請求項1又は2記載のプッシュプル電気錠。 - 前記スライド片が、前記フロント裏板に取り付けられるフロント板にて覆われることを特徴とする請求項3記載のプッシュプル電気錠。
- 前記垂直スライド穴に、前記プランジャの直動変位量に相当する拡幅部が形成されたことを特徴とする請求項3又は4記載のプッシュプル電気錠。
- 前記駆動カムを挟み、前記入力カム、前記揺動爪、前記切替カム、及び前記スライド片が一対配設され、これら部品が前記扉の表裏側でそれぞれに作動することを特徴とする請求項3,4,5のいずれか1つに記載のプッシュプル電気錠。
- 前記スライドカム板の前記斜め穴の上端に垂直穴が延設され、該垂直穴が前記錠ボルトの後退を阻止することを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6のいずれか1つに記載のプッシュプル電気錠。
- 前記錠ボルトが順次後退位置となるように前記スライドカム板を保持するラチェット爪が前記リリーサに連結されたことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7のいずれか1つに記載のプッシュプル電気錠。
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