JP2007009549A - 錠装置 - Google Patents

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Hideyuki Tajima
英幸 田島
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Abstract

【課題】 外力により扉の閉方向に働くデッドボルトの側圧を解消できる錠装置を提供し、側圧によるデッドボルトの動作不良の発生を防止する。
【解決手段】 錠装置100において、扉15の木口15aから進退自在に設けられた係止杆35と、この係止杆35を木口15aより扉15の内方へ引き込む付勢バネ37と、閉扉の木口15aに対面して扉枠13に設けられ木口15aから突出する係止杆35が進入するストライク21と、係止杆35に付設された可動マグネット39と、扉枠13に設けられ閉扉時に可動マグネット39に対面して磁気吸引力によって係止杆35を木口15aから引き出しストライク21に進入させる固定マグネット41とを設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、扉の木口から進退自在に設けられ閉扉状態で木口から突出して扉枠側のストライクに進入する係止杆を備えた錠装置に関する。
錠装置には所謂「空錠」と称されるものがある。空錠は、施解錠装置、すなわち合鍵等を必要とする機構を備えないもので、ノブやレバーなど把手を回すと容易に開放でき、閉まるとラッチ(ラッチボルト)で閉鎖状態が保持される。したがって、空錠は、戸締り(施錠)の不要な室内扉や間仕切り建具用として好適に用いられる。
空錠に設けられるラッチボルトは、扉木口に進退自在となっており、通常、付勢バネで突出状態に付勢されている。ラッチボルトは、先端に、先細となる斜めに形成された傾斜面(以下、「ガイド面」とも称す。)と、進退方向と平行な垂直側面(以下、「衝止面」とも称す。)とを備え、扉閉動時には建物側のストライク板外縁部分にガイド面が当たることでその反力によって引っ込み、ストライク孔に入る。もちろん、回転操作手段であるドアノブの回転操作(通常どちらの回転でも可)によって、ラッチボルトを引っ込めて、ドアを閉鎖することも可能である。一方、ストライク孔では、孔縁に衝止面が当たることで、ドアが開かなくなる。そして、ラッチボルトは、ドアノブの回転操作によって、付勢バネの付勢力に抗して後退し、木口から突出しない状態となり、ストライクとの係止を解除して、ドアの開放を可能にする。ノブから手を離せば、ラッチボルトが付勢バネによって再び突出する。
ところで、ラッチボルトの衝止面は、扉の開く方向に向いてストライクに当たるようになっている。つまり、開く方向ではラッチボルトが没入せず、扉の閉鎖状態が保たれる。逆に、ラッチボルトは、扉の閉まる方向へは、ガイド面が向くので何の規制もないこととなる。この場合(閉扉時)において、デッドボルトが突出して施錠状態となっていると、扉の開放方向には、デッドボルトの側面と、ラッチボルトの衝止面とがストライク孔に当たることで、特に問題はないが、扉の閉まる方向へは、ラッチボルトの先端がガイド面であることから、ストライク孔にはデッドボルトの側面のみが当接することとなる。したがって、デッドボルトには、ストライク孔との接触による反力である側圧が発生する。
扉は、閉状態において、さらに閉方向の外力が働くことがある。閉方向の外力は、例えば、室内外での気圧差や、風圧などで、扉が、扉枠側の戸当たりに当接している状態に、さらに圧力がかかってしまう状態で作用する。この閉方向の外力は、各部のチリ、クリアランス、許容寸法誤差、或いは戸当たりに(扉との接触、衝突、防音、気密性の対策のため)設けられているパッキンなどの影響によって増大する。閉方向の外力が増大すると、デッドボルトに作用する側圧も増大し、この側圧が一定以上になると、デッドボルトの後退動作に支障が生じ、作動不良を招く虞がある。例えば、電気錠の場合には、デッドボルトの後退をアクチュエータなどで行うが、ストライク孔との側圧が大きいと、アクチュエータに過剰な駆動負荷が作用し、故障の原因となる。また、デッドボルトが後退不能となれば、解錠がなされず、緊急時の場合には、最悪の事態を招きかねない。なお、ラッチボルトとデッドボルトとは、デッドボルトのほうが幅狭(厚み小)に形成される一方、ラッチボルトが幅広(厚さ大)に形成され、扉が開放する方向での側圧は、ラッチボルトが受けている。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、外力により扉の閉方向に働くデッドボルトの側圧を解消できる錠装置を提供し、もって、側圧によるデッドボルトの動作不良の発生防止を図ることを目的とする。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載の錠装置100は、扉15の木口15aから進退自在に設けられた係止杆35と、
該係止杆35を木口15aより扉15の内方へ引き込む付勢手段37と、
閉扉の前記木口15aに対面して扉枠13に設けられ該木口15aから突出する前記係止杆35が進入するストライク21と、
前記係止杆35に付設された被吸引部材39と、
前記扉枠13に設けられ閉扉時に前記被吸引部材39に対面する吸引部材41と、
を具備し、
前記被吸引部材39と前記吸引部材41とは、磁石と磁石、又は、磁石と磁性体の組合せで構成され、閉扉時に前記被吸引部材39と吸引部材41とが対面した際に、互いの磁気吸引力によって、前記係止杆35を前記木口15aから引き出し前記ストライク21に進入させることを特徴とする。
この錠装置100では、閉扉で係止杆35が吸引部材41によって突出され、衝止面57がストライク21のストライク孔23に当接して閉動が停止される。したがって、閉扉状態の扉15に外力が働いた場合であっても、その外力が突出した係止杆35の衝止面57によって担持される。
請求項2記載の錠装置100は、前記係止杆35は、扉開方向側の側面が先細の傾斜面43となり、扉閉方向側の側面が前記ストライク21のストライク孔縁23aに当接する衝止面57とされるラッチボルト35であることを特徴とする。
この錠装置100では、閉扉でラッチボルト35が吸引部材41によって突出され、衝止面57がストライク孔23の孔縁23aに当接して閉動が停止される。一方、開扉時には、傾斜面43がストライク孔23に当接し、ストライク21の孔縁23bから受ける反力によってラッチボルト35が後退され、扉15の開放が可能となる。
請求項3記載の錠装置100は、請求項2記載のラッチボルト35と、
扉閉方向側の側面が先細の傾斜面55となり、扉開方向側の側面が前記ストライク21のストライク孔縁23bに当接する衝止面59とされ、かつ前記扉15に設けられる操作手段71による操作によって前記木口15aから進退可能となった通常ラッチボルト45と、
の双方を有することを特徴とする。
この錠装置100では、扉15の閉動方向と開動方向に、それぞれのラッチボルト35,45の衝止面57,59が向けられることになり、閉扉時には、これら一対の衝止面57,59がストライク孔23の孔縁23a,23bにそれぞれ当接状態となる。
請求項4記載の錠装置100は、前記扉15にデッドボルト47が設けられたことを特徴とする。
この錠装置100では、閉扉で吸引部材41によって突出した係止杆(ラッチボルト)35の衝止面57がストライク孔23の孔縁23aに当接して閉動が停止され、扉15の閉方向に外力が働いた場合であっても、その外力が突出した係止杆(ラッチボルト)35の衝止面57によって担持される。これにより、デッドボルト47に側圧が作用しなくなる。
本発明に係る請求項1記載の錠装置によれば、扉の木口から進退自在に係止杆を設け、この係止杆に被吸引部材を付設するとともに、扉枠には、被吸引部材に対面して係止杆を木口から引き出す吸引部材を設けたので、閉扉で係止杆が吸引部材によって突出し、衝止面がストライク孔に当接して閉動が停止される。これら被吸引部材と吸引部材とは、磁石と磁石、又は磁石と磁性体の組合せで構成され、磁気吸引力によって互いが引き合う作用が働くことで、前記閉扉時に互いが対面することで係止杆が突出することとなる。したがって、扉の閉方向に外力が働いた場合であっても、その外力を突出した係止杆の衝止面によって担持でき、他の錠部材(例えばデッドボルト)に側圧が作用することを防止できる。
請求項2記載の錠装置によれば、係止杆が、扉開方向側の側面を先細の傾斜面で形成したラッチボルトであるので、閉扉でこのラッチボルトが吸引部材によって突出し、衝止面がストライク孔の孔縁に当接して閉動が停止される。そして、開扉時には、傾斜面がストライク孔縁に当接し、ストライク孔縁から受ける反力によってラッチボルトが後退し、扉の開放が可能となる。つまり、一方向からの押圧による開放が可能な扉を構成できる。
請求項3記載の錠装置によれば、請求項2記載のラッチボルトと、扉閉方向側の側面が先細の傾斜面となり、扉開方向側の側面がストライクのストライク孔縁に当接する衝止面とされ、かつ操作手段によって木口から進退可能となった通常ラッチボルトとの双方を有するので、扉の閉動方向と開動方向に衝止面が向けられることになり、閉扉時には、これら一対の衝止面がストライク孔の孔縁に当接状態となり、いずれの方向へも扉がぶれない(がたつかない)こととなる。
請求項4記載の錠装置によれば、扉にデッドボルトが設けられたので、閉扉で吸引手段によって突出した係止杆(ラッチボルト)の衝止面がストライク孔縁に当接して閉動が停止され、扉の閉方向に外力が働いた場合であっても、その外力を突出した係止杆(ラッチボルト)の衝止面によって担持でき、デッドボルトに側圧が作用することを防止できる。この結果、側圧によるデッドボルトの動作不良の発生を防止することができる。
以下、本発明に係る錠装置の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る錠装置の横断面図、図2は図1に示した錠装置の縦断面図、図3は図1の錠装置に、従来の施解錠装置を併設した扉の要部縦断面図、図4は図1に示した錠装置の開扉時の状態を表す縦断面図である。
本発明に係る錠装置100は、例えば建物躯体11の開口部に設けられた扉枠13に、図示しないヒンジを介して開閉自在に設けられた扉15に好適に用いることができる。扉枠13は、扉15の閉動方向に扉当たり17が形成されている。この扉当たり17の扉当接面にはパッキン19が貼着されている。
扉15の木口15aに対面する扉枠13の面にはストライク21が設けられ、ストライク21はストライク孔23の奥に、ボルト進入空間25を形成するためのトロヨケ27が設けられている。一方、扉15にはケース29が内蔵され、ケース29は一辺部に設けられたフロント板31が木口15aに固定される。フロント板31にはストライク孔23に一致したラッチ孔33が穿設される。ケース29内には係止杆であるラッチボルト35がラッチ孔33から突出可能に設けられている。ラッチボルト35とケース29との間には付勢手段である付勢バネ37が配設され、付勢バネ37はラッチボルト35を木口15aより扉内方へ引き込む。つまり、ラッチボルト35は、付勢バネ37によって、通常時、木口15aから突出しないようにケース29内に収容されている。
ラッチボルト35のケース29内の部位には、図2に示す被吸引部材としての可動マグネット39が付設されている。一方、扉枠13に設けられたトロヨケ27の内部には、ラッチボルト35に設けられた可動マグネット39に対面する吸引部材としての固定マグネット41が固設されている。これら可動マグネット39と固定マグネット41とは、対面側が異極(S極とN極)となり、相互に磁気吸引力が発生する向きで設定配置されている。なお、これらマグネット39,41にて構成される被吸引部材39と吸引部材41とは、磁石と磁性体の組合せとしても良い。
ラッチボルト35は、閉扉時、木口15aがストライク21と対面することにより、固定マグネット41に可動マグネット39が対面し、磁気吸引力によって付勢バネ37の付勢力に抗してラッチ孔33から引き出される。すなわち、付勢バネ37の引っ張り力より磁気吸引力が大となるよう設定されている。ラッチボルト35は、木口15aから突出することで、ストライク21のストライク孔23に進入する。
図1に示すように、ラッチボルト35は、扉開方向側の側面が先細の傾斜面であるガイド面43とされ、扉閉方向側の側面が垂直な衝止面57となっている。図4に示すように、ラッチボルト35は、扉15が開放状態のとき、固定マグネット41からの磁気吸引力が消失することにより、付勢バネ37の引っ張り力が勝り、これによってケース29内に後退して収容されるようになっている。
本実施の形態による錠装置100は、図3に示すように、従来のラッチボルト(通常ラッチボルト)45及びデッドボルト47を備えた施解錠装置49と併設することができる。施解錠装置49のラッチボルト45は、図示しない操作手段である例えばレバーハンドルやノブなどの回転操作手段やスライドレバーなどの直動操作手段によって後退される。また、デッドボルト47は、図示しないサムターンや屋外側シリンダー錠の操作によって進退可能とされる。さらに、この施解錠装置49に対面する扉枠13には、デッドボルト47、ラッチボルト45が進入するストライク51、トロヨケ53が別途に設けられている。
なお、施解錠装置49に設けられる従来のラッチボルト45は、図1に示すラッチボルト35と逆方向の傾斜面であるガイド面55を先端に有している。つまり、ラッチボルト45は、通常の傾斜面を有している。
次に、上記のように構成された錠装置100の作用を説明する。
図5は図1に示した錠装置の設けられた扉が閉動される際の動作説明図、図6は図3に示した錠装置及び施解錠装置の設けられた閉扉時の横断面図、図7は図6に示した扉の開動開始時の動作説明図、図8は図6に示した扉の開動過程の動作説明図である。
図5(a)及び図4に示すように、扉15は、開状態において、ラッチボルト35が付勢バネ37の引っ張り力によりケース29内に収容状態となっている。一方、従来のラッチボルト45は、ガイド面55を閉動方向に向けて突出状態となる。従って、図5(b)に示すように、閉動されると、ラッチボルト45のガイド面55がストライク51の外縁部に当接し、ガイド面55がその反力を受けることによって、ラッチボルト45が施解錠装置49内へ後退されることとなる。
その後、図5(c)に示すように、扉15がパッキン19に当接し、閉止状態となると、デッドボルト47は、図示しない付勢バネの押圧力によって突出され、トロヨケ53内へと進入する。これに加え、ラッチボルト35は、固定マグネット41に可動マグネット39が対面することで、磁気吸引力によってケース29内から引き出され、トロヨケ27内へと進入することとなる。扉15は、ラッチボルト35の衝止面57がストライク孔23の孔縁23aに当接して閉動が停止される。
図6に示すように、この扉閉状態では、ラッチボルト35の衝止面57と、ラッチボルト45の衝止面59とが同時にストライク孔23の孔縁23a、ストライク孔61の孔縁23bに当接することとなり、扉15は、開閉方向のぶれ(がたつき)が規制される。また、デッドボルト47は、これら一対のラッチボルト35、ラッチボルト45の衝止面57及び衝止面59同士の間の距離Lより小さい厚みDで形成され、それぞれの衝止面57及び衝止面59の内側となるように配置されることで、側面63,65がストライク孔69(図3参照)と非接触状態となる。
つまり、これにより、デッドボルト47は、側圧を受けることがなくなる。従って、例えば電気錠のように、デッドボルト47がアクチュエータにより進退される機構であっても、デッドボルト47の側面63、65がストライク孔69に摺接しないため、極めてスムースな進退が可能となる。これにより、過剰な負荷がアクチュエータに作用することによる故障、或いは解錠不能が発生しなくなる。
一方、扉15の開動時には、施解錠装置49に設けられる操作手段であるノブ71が開扉方向に回転操作される。なお、この際、デッドボルト47は、図示しないアクチュエータ、サムターン或いはシリンダー錠が解錠動作することで後退される。ノブ71が開扉方向へ回転されると、図7に示すように、ラッチボルト45が後退することとなる。一方、ラッチボルト35は、閉扉状態において、未だ固定マグネット41,可動マグネット39同士の磁気吸引力によりトロヨケ27内へ突出状態のままとなる。
図8に示すように、扉15が開動されると、ラッチボルト35のガイド面43がストライク孔23の孔縁に当接し、ラッチボルト35は、ストライク孔23からの反力を受けることにより、ケース29内へと後退する。さらに、扉15が開動されることにより、固定マグネット41と可動マグネット39との磁気吸引力が消失し、ラッチボルト35は、付勢バネ37の引っ張り力によりケース29内へと収容状態となる。なお、図示は省略するが、ノブ71から手が離されると、ラッチボルト45は、再び不図示の付勢バネの押圧力によって木口15aから突出状態となる。これに対し、ラッチボルト35は、ケース29内に収容されたままの状態に保持されることとなる。
したがって、錠装置100によれば、扉15の木口15aから進退自在にラッチボルト35を設け、このラッチボルト35に可動マグネット39を付設するとともに、扉枠13には、可動マグネット39に対面してラッチボルト35を木口15aから引き出す固定マグネット41を設けたので、閉扉でラッチボルト35が固定マグネット41によって突出し、衝止面57がストライク孔23に当接して閉動が停止される。したがって、扉15の閉方向に外力が働いた場合であっても、その外力を突出したラッチボルト35の衝止面57によって担持でき、他の錠部材、例えばデッドボルト47に側圧が作用することを防止できる。
図9は同一ケース内に異なるガイド面を有する一対のラッチボルトを備えた変形例の縦断面図、図10は図9に示した変形例の横断面図である。
なお、上記の実施の形態では、施解錠装置49に、ラッチボルト35を備えた錠装置100を増設する構成、すなわち施解錠装置49が既設の扉に対して後付け加工などで増設させる例としたが、図9に示すように、本発明に係る錠装置100Aは、ケース29A内に、ラッチボルト35と、ラッチボルト45とを設ける構成としてもよい。また、図示は省略するが、この構成においてはさらにサムターン、シリンダー錠によって進退可能となるデッドボルトが設けられても良い。このようなラッチボルト35及びラッチボルト45を備えた錠装置100Aによれば、デッドボルト47が側圧に影響されない信頼性を備えた錠機構を単体装置で実現することができる。
さらに、デッドボルトを備えない、所謂空錠として構成するものとしてもよく、すなわち、上記と同様のラッチボルト35などの係止杆のみを備えた扉とすれば、閉扉時にはその係止杆が可動マグネット39と固定マグネット41との磁気吸引力にて突出して閉扉状態を保ち、開扉と同時に係止杆が後退し、その扉15の木口には係止杆の突出しない構成を得ることができる。
また、上記のような構造とすることで、ノブやレバーなどの把手である操作手段を省略した扉を得ることが可能となり、すなわち、閉扉時には、磁気吸引力が働くことで、係止杆35は突出状態となってストライク21に進入状態となり、また、開扉操作として扉15を扉枠13から動かすことで、磁気吸引力が消失されて、付勢バネ37の引っ張り力で係止杆35が後退する構成となり、外表面に突出する構造の無い空錠を備えた開閉可能な間仕切り壁体状の構造物を得ることが可能となる。
本発明に係る錠装置の横断面図である。 図1に示した錠装置の縦断面図である。 図1の錠装置に、従来の施解錠装置を併設した扉の要部縦断面図である。 図1に示した錠装置の開扉時の状態を表す縦断面図である。 図1に示した錠装置の設けられた扉が閉動される際の動作説明図である。 図3に示した錠装置及び施解錠装置の設けられた閉扉時の横断面図である。 図6に示した扉の開動開始時の動作説明図である。 図6に示した扉の開動過程の動作説明図である。 同一ケース内に異なるガイド面を有する一対のラッチボルトを備えた変形例の縦断面図である。 図9に示した変形例の横断面図である。
符号の説明
13…扉枠
15…扉
15a…木口
21…ストライク
23a…孔縁
35…係止杆(ラッチボルト)
37…付勢手段(付勢バネ)
39…被吸引部材(可動マグネット)
41…吸引部材(固定マグネット)
43…傾斜面(ガイド面)
45…通常ラッチボルト
47…デッドボルト
57…衝止面
71…操作手段(ノブ)
100…錠装置

Claims (4)

  1. 扉の木口から進退自在に設けられた係止杆と、
    該係止杆を木口より扉の内方へ引き込む付勢手段と、
    閉扉の前記木口に対面して扉枠に設けられ該木口から突出する前記係止杆が進入するストライクと、
    前記係止杆に付設された被吸引部材と、
    前記扉枠に設けられ閉扉時に前記被吸引部材に対面する吸引部材と
    を具備し、
    前記被吸引部材と前記吸引部材とは、磁石と磁石、又は、磁石と磁性体の組合せで構成され、閉扉時に前記被吸引部材と吸引部材とが対面した際に、互いの磁気吸引力によって、前記係止杆を前記木口から引き出し前記ストライクに進入させることを特徴とする錠装置。
  2. 前記係止杆は、扉開方向側の側面が先細の傾斜面となり、扉閉方向側の側面が前記ストライクのストライク孔縁に当接する衝止面とされるラッチボルトであることを特徴とする請求項1記載の錠装置。
  3. 請求項2記載のラッチボルトと、
    扉閉方向側の側面が先細の傾斜面となり、扉開方向側の側面が前記ストライクのストライク孔縁に当接する衝止面とされ、かつ前記扉に設けられる操作手段による操作によって前記木口から進退可能となった通常ラッチボルトと、
    の双方を有することを特徴とする錠装置。
  4. 前記扉にデッドボルトが設けられたことを特徴とする請求項1又は2又は3記載の錠装置。
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