JP5129796B2 - 監視システム、無線通信装置、監視装置、及び通信方法 - Google Patents

監視システム、無線通信装置、監視装置、及び通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、監視システムに関する。また、本発明は、当該監視システムに用いられる無線通信装置、及び監視装置に関する。さらに、本発明は、当該監視装置から情報収集装置への監視情報の通信方法に関する。
例えば下記特許文献1には、監視モニタと複数のカメラとを通信ネットワークに接続し、複数のカメラによって撮像された映像情報を、通信ネットワークを介して監視モニタに送信することにより、タウンモニタリングを行うことが可能な監視システムが開示されている。
特許第4101857号公報
防犯や防災の観点から、地域内に監視システムを導入することは非常に有用である。しかし、当該監視システムを構築するためには、複数のカメラを設置する必要のほかにも、通信ネットワーク等のインフラを整備する必要がある。特に、現状の監視システムでは通信ネットワークとして専用伝送路を使用する必要があり、インフラの整備に必要なコストが膨大となるため、監視システムの導入に対する障壁となっている。
本発明はかかる事情に鑑みて成されたものであり、専用伝送路のインフラ整備を不要とすることにより、導入コストを削減することが可能な監視システム、並びにそれに関わる無線通信装置、監視装置、及び通信方法を得ることを目的とするものである。
本発明の第1の態様に係る監視システムは、建物内の通信端末との間での無線通信を主用途として前記建物内に配置された無線通信装置と、前記建物の外部に敷設され、前記無線通信装置に接続された通信ネットワークと、前記通信ネットワークに接続された情報収集装置と、前記建物の外部に漏洩する前記無線通信装置の通信圏内に位置する監視装置とを備え、前記通信ネットワークとの通信において前記無線通信装置が使用可能な通信帯域のうちの一部の通信帯域は、前記監視装置と前記情報収集装置との間での通信のために使用され、前記無線通信装置は、前記監視装置から無線送信された監視情報を受信し、当該監視情報を、前記通信ネットワークを介して前記情報収集装置に向けて送信することを特徴とするものである。
第1の態様に係る監視システムによれば、通信ネットワークとの通信において無線通信装置が使用可能な通信帯域のうちの一部の通信帯域は、監視装置と情報収集装置との間での通信のために使用される。そして、無線通信装置は、監視装置から無線送信された監視情報を受信し、当該監視情報を、通信ネットワークを介して情報収集装置に向けて送信する。従って、建物の外部に漏洩する無線通信装置の電波を用いて監視装置と無線通信装置との間での通信を行うことにより、監視装置と無線通信装置との間での通信のための専用伝送路のインフラ整備が不要となるため、監視システムの導入コストを削減することが可能となる。また、既存の通信ネットワークにおける通信帯域の一部を使用して無線通信装
置と情報収集装置との間での通信を行うことにより、無線通信装置と情報収集装置との間での通信のための専用伝送路のインフラ整備が不要となるため、監視システムの導入コストを削減することが可能となる。
本発明の第2の態様に係る監視システムは、第1の態様に係る監視システムにおいて特に、前記無線通信装置は、前記監視装置から受信した前記監視情報を、前記情報収集装置のみに向けて送信することを特徴とするものである。
第2の態様に係る監視システムによれば、無線通信装置は、監視装置から受信した監視情報を、情報収集装置のみに向けて送信する。従って、建物内の通信端末によって監視情報が受信されることが防止されるため、監視情報の秘匿性を確保することが可能となる。
本発明の第3の態様に係る監視システムは、第2の態様に係る監視システムにおいて特に、前記監視装置と前記情報収集装置とは、VPN(Virtual Private Network)を用いて通信を行うことを特徴とするものである。
第3の態様に係る監視システムによれば、監視装置と情報収集装置とは、VPNを用いて通信を行う。VPNを用いることにより、建物内の通信端末によって監視情報が受信されることを、簡易に防止することが可能となる。
本発明の第4の態様に係る監視システムは、第1〜第3のいずれか一つの態様に係る監視システムにおいて特に、前記監視装置には所定の認証情報が設定されており、前記認証情報を前記無線通信装置に設定することにより、当該無線通信装置と前記監視装置との間での無線通信が可能となることを特徴とするものである。
第4の態様に係る監視システムによれば、認証情報を無線通信装置に設定することにより、当該無線通信装置と監視装置との間での無線通信が可能となる。従って、通信帯域の提供に賛同できないユーザは、認証情報を無線通信装置に設定しないことにより、通信帯域の一部が意に反して使用されることを回避することが可能となる。
本発明の第5の態様に係る監視システムは、第1〜第4のいずれか一つの態様に係る監視システムにおいて特に、前記監視装置から無線送信された前記監視情報は、近隣の複数の前記無線通信装置によって受信され、当該複数の無線通信装置から前記情報収集装置に向けて送信されることを特徴とするものである。
第5の態様に係る監視システムによれば、監視装置から無線送信された監視情報は、近隣の複数の無線通信装置によって受信され、当該複数の無線通信装置から情報収集装置に向けて送信される。従って、ある無線通信装置において回線断やパケット欠損等が生じている場合であっても、他の無線通信装置から情報収集装置に向けて監視情報が送信されるため、情報収集装置は監視情報を確実に受信することが可能となる。
本発明の第6の態様に係る監視システムは、第1〜第5のいずれか一つの態様に係る監視システムにおいて特に、前記一部の通信帯域として、通常時には第1の通信帯域が設定されており、緊急時には前記第1の通信帯域よりも通信容量が大きい第2の通信帯域に変更されることを特徴とするものである。
第6の態様に係る監視システムによれば、監視装置と情報収集装置との間での通信のために使用される一部の通信帯域として、通常時には第1の通信帯域が設定されており、緊急時にはそれよりも通信容量が大きい第2の通信帯域に変更される。無線通信装置のユーザにとっては、通信帯域の一部を提供することによって自らが使用可能な通信帯域が削減
されるが、通常時には削減される通信帯域が抑えられるため、ユーザに与える不便を最低限に抑制することが可能となる。また、緊急時には通信容量が大きい第2の通信帯域に変更することにより、監視カメラの映像等を高画質で情報収集装置に送信することが可能となる。
本発明の第7の態様に係る監視システムは、第6の態様に係る監視システムにおいて特に、前記第1の通信帯域から前記第2の通信帯域への変更は、前記情報収集装置によって行われることを特徴とするものである。
第7の態様に係る監視システムによれば、第1の通信帯域から第2の通信帯域への変更を情報収集装置の制御によって行うことにより、情報収集装置によって統括的な変更制御を行うことが可能となる。例えば、緊急通報の送信元の監視装置のみならず、その近隣の監視装置に関しても、第2の通信帯域への変更を行うことが可能となる。また、緊急通報を受けた場合であっても、情報収集装置において誤報と判断した場合には、第2の通信帯域への変更を行わないことが可能となる。
本発明の第8の態様に係る監視システムは、第7の態様に係る監視システムにおいて特に、前記情報収集装置は、ある監視装置に関して前記第1の通信帯域から前記第2の通信帯域への変更を行う場合には、その監視装置の近隣の監視装置に関しても前記第1の通信帯域から前記第2の通信帯域への変更を行うことを特徴とするものである。
第8の態様に係る監視システムによれば、情報収集装置は、ある監視装置に関して第1の通信帯域から第2の通信帯域への変更を行う場合には、その監視装置の近隣の監視装置に関しても第1の通信帯域から第2の通信帯域への変更を行う。従って、監視装置が例えば監視カメラである場合には、緊急事態を検知した監視カメラのみならず、その近隣に設置されている監視カメラからも、高画質の映像が情報収集装置に送信される。その結果、情報収集装置において、逃亡犯の追跡や、広範囲の被災状況の把握等を行うことが可能となる。
本発明の第9の態様に係る監視システムは、第6の態様に係る監視システムにおいて特に、前記第1の通信帯域から前記第2の通信帯域への変更は、前記監視装置によって行われることを特徴とするものである。
第9の態様に係る監視システムによれば、第1の通信帯域から第2の通信帯域への変更を監視装置の制御によって行うことにより、情報収集装置における変更の要否の判断が不要となるため、リアルタイムな変更制御を行うことが可能となる。
本発明の第10の態様に係る監視システムは、第1〜第9のいずれか一つの態様に係る監視システムにおいて特に、前記無線通信装置と、前記無線通信装置の通信圏外に位置する監視装置との間での通信を中継する中継装置をさらに備えることを特徴とするものである。
第10の態様に係る監視システムによれば、監視装置が無線通信装置の通信圏外に位置する場合には、無線通信装置と当該監視装置との間での通信は中継装置によって中継される。従って、監視装置の近隣に無線通信装置が存在しない場合であっても、中継装置を経由することによって、監視装置から情報収集装置へ監視情報を送信することが可能となる。
本発明の第11の態様に係る無線通信装置は、建物内の通信端末との間での無線通信を主用途として前記建物内に配置される無線通信装置であって、前記無線通信装置は、前記
建物の外部に敷設された通信ネットワークに接続されており、前記通信ネットワークには情報収集装置が接続されており、前記建物の外部に漏洩する前記無線通信装置の通信圏内には監視装置が位置しており、前記通信ネットワークとの通信において前記無線通信装置が使用可能な通信帯域のうちの一部の通信帯域は、前記監視装置と前記情報収集装置との間での通信のために使用され、前記監視装置から無線送信された監視情報を受信し、当該監視情報を、前記通信ネットワークを介して前記情報収集装置に向けて送信することを特徴とするものである。
第11の態様に係る無線通信装置によれば、通信ネットワークとの通信において無線通信装置が使用可能な通信帯域のうちの一部の通信帯域は、監視装置と情報収集装置との間での通信のために使用される。そして、無線通信装置は、監視装置から無線送信された監視情報を受信し、当該監視情報を、通信ネットワークを介して情報収集装置に向けて送信する。従って、建物の外部に漏洩する無線通信装置の電波を用いて監視装置と無線通信装置との間での通信を行うことにより、監視装置と無線通信装置との間での通信のための専用伝送路のインフラ整備が不要となるため、監視システムの導入コストを削減することが可能となる。また、既存の通信ネットワークにおける通信帯域の一部を使用して無線通信装置と情報収集装置との間での通信を行うことにより、無線通信装置と情報収集装置との間での通信のための専用伝送路のインフラ整備が不要となるため、監視システムの導入コストを削減することが可能となる。
本発明の第12の態様に係る監視装置は、監視システムに用いられる監視装置であって、前記監視装置は、建物の外部に漏洩する無線通信装置の通信圏内に位置しており、前記無線通信装置は、前記建物内の通信端末との間での無線通信を主用途として前記建物内に配置されており、前記無線通信装置は、前記建物の外部に敷設された通信ネットワークに接続されており、前記通信ネットワークには情報収集装置が接続されており、前記通信ネットワークとの通信において前記無線通信装置が使用可能な通信帯域のうちの一部の通信帯域は、前記監視装置と前記情報収集装置との間での通信のために使用され、前記監視装置から無線送信された監視情報は、前記無線通信装置によって受信され、前記無線通信装置から前記通信ネットワークを介して前記情報収集装置に向けて送信されることを特徴とするものである。
第12の態様に係る監視装置によれば、通信ネットワークとの通信において無線通信装置が使用可能な通信帯域のうちの一部の通信帯域は、監視装置と情報収集装置との間での通信のために使用される。そして、監視装置から無線送信された監視情報は、無線通信装置によって受信され、無線通信装置から通信ネットワークを介して情報収集装置に向けて送信される。従って、建物の外部に漏洩する無線通信装置の電波を用いて監視装置と無線通信装置との間での通信を行うことにより、監視装置と無線通信装置との間での通信のための専用伝送路のインフラ整備が不要となるため、監視システムの導入コストを削減することが可能となる。また、既存の通信ネットワークにおける通信帯域の一部を使用して無線通信装置と情報収集装置との間での通信を行うことにより、無線通信装置と情報収集装置との間での通信のための専用伝送路のインフラ整備が不要となるため、監視システムの導入コストを削減することが可能となる。
本発明の第13の態様に係る情報収集装置は、監視システムに用いられる情報収集装置であって、前記情報収集装置は、建物の外部に敷設された通信ネットワークに接続されており、前記通信ネットワークは、前記建物内の通信端末との間での無線通信を主用途として前記建物内に配置された無線通信装置に接続されており、前記建物の外部に漏洩する前記無線通信装置の通信圏内には監視装置が位置しており、前記通信ネットワークとの通信において前記無線通信装置が使用可能な通信帯域のうちの一部の通信帯域は、前記監視装置と前記情報収集装置との間での通信のために使用され、前記無線通信装置は、前記監視
装置から無線送信された監視情報を受信し、前記無線通信装置から送信された前記監視情報を、前記通信ネットワークを介して受信することを特徴とするものである。
第13の態様に係る情報収集装置によれば、通信ネットワークとの通信において無線通信装置が使用可能な通信帯域のうちの一部の通信帯域は、監視装置と情報収集装置との間での通信のために使用される。そして、無線通信装置は、監視装置から無線送信された監視情報を受信し、情報収集装置は、無線通信装置から送信された監視情報を、通信ネットワークを介して受信する。従って、建物の外部に漏洩する無線通信装置の電波を用いて監視装置と無線通信装置との間での通信を行うことにより、監視装置と無線通信装置との間での通信のための専用伝送路のインフラ整備が不要となるため、監視システムの導入コストを削減することが可能となる。また、既存の通信ネットワークにおける通信帯域の一部を使用して無線通信装置と情報収集装置との間での通信を行うことにより、無線通信装置と情報収集装置との間での通信のための専用伝送路のインフラ整備が不要となるため、監視システムの導入コストを削減することが可能となる。
本発明の第14の態様に係る通信方法は、監視システムが有する監視装置から情報収集装置への監視情報の通信方法であって、前記監視装置は、建物の外部に漏洩する無線通信装置の通信圏内に位置しており、前記無線通信装置は、前記建物内の通信端末との間での無線通信を主用途として前記建物内に配置されており、前記無線通信装置は、前記建物の外部に敷設された通信ネットワークに接続されており、前記情報収集装置は、前記通信ネットワークに接続されており、前記通信ネットワークとの通信において前記無線通信装置が使用可能な通信帯域のうちの一部の通信帯域は、前記監視装置と前記情報収集装置との間での通信のために使用され、(A)前記監視装置から前記監視情報を無線送信するステップと、(B)前記監視装置から無線送信された前記監視情報を、前記無線通信装置によって受信するステップと、(C)前記無線通信装置が受信した前記監視情報を、前記無線通信装置から前記通信ネットワークを介して前記情報収集装置に向けて送信するステップと、(D)前記無線通信装置から送信された前記監視情報を、前記情報収集装置によって受信するステップとを備えることを特徴とするものである。
第14の態様に係る通信方法によれば、通信ネットワークとの通信において無線通信装置が使用可能な通信帯域のうちの一部の通信帯域は、監視装置と情報収集装置との間での通信のために使用される。そして、無線通信装置は、監視装置から無線送信された監視情報を受信し、当該監視情報を、通信ネットワークを介して情報収集装置に向けて送信する。従って、建物の外部に漏洩する無線通信装置の電波を用いて監視装置と無線通信装置との間での通信を行うことにより、監視装置と無線通信装置との間での通信のための専用伝送路のインフラ整備が不要となるため、監視システムの導入コストを削減することが可能となる。また、既存の通信ネットワークにおける通信帯域の一部を使用して無線通信装置と情報収集装置との間での通信を行うことにより、無線通信装置と情報収集装置との間での通信のための専用伝送路のインフラ整備が不要となるため、監視システムの導入コストを削減することが可能となる。
本発明によれば、専用伝送路のインフラ整備が不要となるため、監視システムの導入コストを削減することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る監視システムの全体構成を示す図である。 監視装置の構成を示すブロック図である。 無線通信装置の構成を示すブロック図である。 情報収集装置の構成を示すブロック図である。 無線通信装置が通信ネットワークとの通信において使用可能な通信帯域を示す図である。 第1の変形例に係る監視システムの全体構成を示す図である。 第2の変形例に係る監視システムの全体構成を示す図である。 第4の変形例に係る監視システムの全体構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、異なる図面において同一の符号を付した要素は、同一又は相応する要素を示すものとする。
図1は、本発明の実施の形態に係る監視システム1の全体構成を示す図である。ユーザの住宅等の建物2内には、無線通信装置3が配置されている。無線通信装置3は、ルータとしての機能と無線LANのアクセスポイントとしての機能とを有しており、建物2内の通信端末4との間での無線通信を主用途としている。通信端末4は、例えばノートパソコンである。無線通信装置3は、図示しないONU(Optical Network Unit)等の回線終端装置を介して、建物2の外部の通信ネットワーク5に接続されている。なお、回線終端装置としての機能を無線通信装置3内に実装しても良い。通信ネットワーク5は、例えば公衆のIPネットワークである。上記の通り無線通信装置3は建物2内の通信端末4との間での無線通信を主用途として建物2内に配置されているが、図1に示すように、無線通信装置3の通信エリア6は建物2の外部にまで漏洩している。
建物2の外部には、監視装置7が設置されている。監視装置7は、通信エリア6内に位置している。本実施の形態の例において、監視装置7は、地域の防犯・防災のために路上に設置される監視カメラである。なお、監視装置7は、立ち入り禁止エリアへの侵入者を検知するための侵入検知センサ、火災の発生を検知するための火災検知センサ、又は身体異常の検知のために心臓ペースメーカ等に実装される異常検知センサ等であっても良い。
通信ネットワーク5には、情報収集装置8が接続されている。情報収集装置8は、警察署、消防署、又は病院等の公共施設や、契約セキュリティ会社等の民間施設内に設置される通信端末である。
図2は、監視装置7の構成を示すブロック図である。図2の接続関係で示すように、監視装置7は、制御部10、記憶部11、通信部12、撮像部13、及び非常ボタン14を備えて構成されている。
図3は、無線通信装置3の構成を示すブロック図である。図3の接続関係で示すように、無線通信装置3は、制御部20、記憶部21、有線通信部22、及び無線通信部23を備えて構成されている。
図4は、情報収集装置8の構成を示すブロック図である。図4の接続関係で示すように、情報収集装置8は、制御部30、入力部31、記憶部32、表示部33、及び通信部34を備えて構成されている。
以下、図1〜4を参照して、本実施の形態に係る監視システム1の動作について説明する。
監視装置7には認証IDやパスワード等の認証情報S3が設定されており、認証情報S3は記憶部11に予め記憶されている。また、地域の防犯・防災への協力を許諾するユーザにおいては、認証情報S3に相当する認証情報S4がそのユーザの無線通信装置3に設定され、認証情報S4は記憶部21に記憶される。
制御部10は、記憶部11から認証情報S3を読み出し、認証情報S3を通信部12に入力する。通信部12は、認証情報S3を無線送信する。監視装置7は無線通信装置3の通信エリア6内に位置しているため、監視装置7から無線送信された電波は無線通信装置3に到達する。
無線通信部23は、認証情報S3を受信し、認証情報S3を制御部20に入力する。制御部20は、記憶部21から認証情報S4を読み出し、認証情報S3と認証情報S4とを比較する。そして、両者が一致する場合には認証成功として無線通信装置3と監視装置7との通信を許可し、両者が一致しない場合には認証失敗として無線通信装置3と監視装置7との通信を禁止する。この例では、認証が成功したものとする。
撮像部13は、予め設定された監視エリアを撮像し、監視エリアの映像信号S1を制御部10に入力する。制御部10は、映像信号S1に対して圧縮符号化、暗号化、及びパケット化等の所定の信号処理を行う。また、監視装置7と情報収集装置8との間の通信にはVPN(Virtual Private Network)が用いられており、記憶部11には情報収集装置8の所在情報(IPアドレス等)が予め記憶されている。制御部10は、映像信号S1をカプセル化するとともに、映像信号S1の宛先として情報収集装置8を設定する。制御部10は、映像信号S1を通信部12に入力する。通信部12は、映像信号S1を無線送信する。
無線通信部23は、映像信号S1を受信し、映像信号S1を制御部20に入力する。制御部20は、映像信号S1を有線通信部22に入力する。有線通信部22は、情報収集装置8に向けて映像信号S1を送信する。ここで、上記の通り監視装置7と情報収集装置8との間の通信にはVPNが用いられており、映像信号S1の宛先は情報収集装置8に設定されている。従って、映像信号S1は情報収集装置8のみに向けて送信され、無線通信装置3から通信端末4に向けて映像信号S1は送信されない。
映像信号S1は、無線通信装置3から通信ネットワーク5を介して情報収集装置8に送信される。通信部34は、映像信号S1を受信し、映像信号S1を制御部30に入力する。制御部30は、映像信号S1を記憶部32及び表示部33に入力する。記憶部32は、映像信号S1を記憶する。表示部33は、映像信号S1に基づいて監視エリアの映像を表示する。
図5は、無線通信装置3が通信ネットワーク5との通信において使用可能な通信帯域を示す図である。地域の防犯・防災への協力を許諾するユーザにおいては、無線通信装置3の全ての通信帯域40のうちの一部の通信帯域41,42が、監視装置7と情報収集装置8との間の通信のために使用される。
異常の発生を検知していない通常時においては、通信帯域40のうち、通信容量が比較的小さい値(最大通信容量の例えば10%)の通信帯域41が、監視装置7と情報収集装置8との間の通信のために使用される。従って、通常時においては、通信帯域41を用いて無線通信装置3から情報収集装置8への映像信号S1の送信が行われる。
一方、異常の発生が検知された緊急時においては、通信帯域40のうち、通信容量が比較的大きい値(最大通信容量の例えば80%)の通信帯域42が、監視装置7と情報収集装置8との間の通信のために使用される。従って、緊急時においては、通信帯域42を用いて無線通信装置3から情報収集装置8への映像信号S1の送信が行われる。
本実施の形態の例において、通信帯域41から通信帯域42への変更は、情報収集装置
8の制御によって行われる。非常ボタン14が押下されると、緊急通報信号S2が非常ボタン14から制御部10に入力される。制御部10は、緊急通報信号S2を通信部12に入力する。通信部12は、緊急通報信号S2を無線送信する。
無線通信部23は、緊急通報信号S2を受信し、緊急通報信号S2を制御部20に入力する。制御部20は、緊急通報信号S2を有線通信部22に入力する。有線通信部22は、情報収集装置8に向けて緊急通報信号S2を送信する。
緊急通報信号S2は、無線通信装置3から通信ネットワーク5を介して情報収集装置8に送信される。通信部34は、緊急通報信号S2を受信し、緊急通報信号S2を制御部30に入力する。制御部30は、緊急通報信号S2を表示部33に入力する。表示部33は、緊急通報信号S2に基づいて、緊急事態の発生を報知するための所定のメッセージを表示する。
情報収集装置8を操作するオペレータは、表示部33に表示されているメッセージ及び監視エリアの映像を参照することによって緊急事態が発生していることを確認すると、通信帯域41から通信帯域42への変更を指示するための帯域変更命令S5を、入力部31を用いて操作入力する。帯域変更命令S5は、入力部31から制御部30に入力される。制御部30は、帯域変更命令S5を通信部34に入力する。通信部34は、無線通信装置3に向けて帯域変更命令S5を送信する。
帯域変更命令S5は、情報収集装置8から通信ネットワーク5を介して無線通信装置3に送信される。有線通信部22は、帯域変更命令S5を受信し、帯域変更命令S5を制御部20に入力する。帯域変更命令S5を受領した制御部20は、通信帯域41から通信帯域42への変更を行う。例えば、最大通信容量が1Gbpsの通信回線が無線通信装置3に接続されており、そのうちの100Mbpsの通信帯域41が、通常時に監視装置7と情報収集装置8との間の通信のために使用される通信帯域として割り当てられているものとする。この場合において、制御部20は、帯域変更命令S5を受領することにより、監視装置7と情報収集装置8との間の通信のために使用される通信帯域として、通信帯域41に代えて800Mbpsの通信帯域42を割り当てる。割り当てる通信帯域の設定は、例えば、QoS(Quality of Service)のランク設定に基づく優先制御によって行うことができる。無線通信装置3が通信ネットワーク5に送信するパケットのうち、監視装置7と情報収集装置8との間の通信に関わるパケットに対しては高いランクを設定し、それ以外のパケットに対しては低いランクを設定することにより、監視装置7と情報収集装置8との間の通信に関わるパケットを優先して送信することができる。
このように本実施の形態に係る監視システム1によれば、通信ネットワーク5との通信において無線通信装置3が使用可能な通信帯域のうちの一部の通信帯域は、監視装置7と情報収集装置8との間での通信のために使用される。そして、無線通信装置3は、監視装置7から無線送信された監視情報としての映像信号S1を受信し、当該映像信号S1を、通信ネットワーク5を介して情報収集装置8に向けて送信する。従って、建物2の外部に漏洩する無線通信装置3の電波を用いて監視装置7と無線通信装置3との間での通信を行うことにより、監視装置7と無線通信装置3との間での通信のための専用伝送路のインフラ整備が不要となるため、監視システム1の導入コストを削減することが可能となる。また、既存の通信ネットワーク5における通信帯域の一部を使用して無線通信装置3と情報収集装置8との間での通信を行うことにより、無線通信装置3と情報収集装置8との間での通信のための専用伝送路のインフラ整備が不要となるため、監視システム1の導入コストを削減することが可能となる。
また、本実施の形態に係る監視システム1によれば、無線通信装置3は、監視装置7か
ら受信した映像信号S1を、情報収集装置8のみに向けて送信する。従って、建物2内の通信端末4によって映像信号S1が受信されることが防止されるため、映像信号S1の秘匿性を確保することが可能となる。
また、本実施の形態に係る監視システム1によれば、監視装置7と情報収集装置8とは、VPNを用いて通信を行う。VPNを用いることにより、建物2内の通信端末4によって映像信号S1が受信されることを、簡易に防止することが可能となる。
また、本実施の形態に係る監視システム1によれば、認証情報S4を無線通信装置3に設定することにより、当該無線通信装置3と監視装置7との間での無線通信が可能となる。従って、通信帯域の提供に賛同できないユーザは、認証情報S4を無線通信装置3に設定しないことにより、通信帯域の一部が意に反して使用されることを回避することが可能となる。
また、本実施の形態に係る監視システム1によれば、監視装置7と情報収集装置8との間での通信のために使用される一部の通信帯域として、通常時には通信帯域41が設定されており、緊急時にはそれよりも通信容量が大きい通信帯域42に変更される。無線通信装置3のユーザにとっては、通信帯域の一部を提供することによって自らが使用可能な通信帯域が削減されるが、通常時には削減される通信帯域が抑えられるため、ユーザに与える不便を最低限に抑制することが可能となる。また、緊急時には通信容量が大きい通信帯域42に変更することにより、撮像部13によって撮像された監視エリアの映像等を高画質で情報収集装置8に送信することが可能となる。
また、本実施の形態に係る監視システム1によれば、通信帯域41から通信帯域42への変更を情報収集装置8の制御によって行うことにより、情報収集装置8によって統括的な変更制御を行うことが可能となる。例えば、緊急通報の送信元の監視装置7のみならず、その近隣の監視装置に関しても、通信帯域42への変更を行うことが可能となる。また、緊急通報を受けた場合であっても、情報収集装置8において誤報と判断した場合には、通信帯域42への変更を行わないことが可能となる。
<第1の変形例>
図6は、第1の変形例に係る監視システム1の全体構成を示す図である。建物2A,2B内には、無線通信装置3A,3Bがそれぞれ配置されている。監視装置7は、無線通信装置3A,3Bの双方の通信エリア6A,6B内に位置している。監視装置7から無線送信された映像信号S1は、無線通信装置3A,3Bの双方によって受信される。
無線通信装置3Aによって受信された映像信号S1(以下「映像信号S1A」)は、無線通信装置3Aから通信ネットワーク5を介して情報収集装置8に送信される。また、無線通信装置3Bによって受信された映像信号S1(以下「映像信号S1B」)は、無線通信装置3Bから通信ネットワーク5を介して情報収集装置8に送信される。
第1の変形例に係る監視システム1によれば、監視装置7から無線送信された映像信号S1は、近隣の複数の無線通信装置3A,3Bによって受信され、当該複数の無線通信装置3A,3Bから情報収集装置8に向けて送信される。従って、ある無線通信装置3Aにおいて回線断が生じている場合であっても、他の無線通信装置3Bから情報収集装置8に向けて映像信号S1が送信されるため、情報収集装置8は映像信号S1を確実に受信することが可能となる。また、無線通信装置3A,3Bと情報収集装置8との間でパケット欠損が生じている場合であっても、無線通信装置3A,3Bからそれぞれ受信した映像信号S1を情報収集装置8内で統合してパケット欠損を補正することにより、完全なストリームを復元することが可能となる。
<第2の変形例>
図7は、第2の変形例に係る監視システム1の全体構成を示す図である。建物2A〜2E内には、無線通信装置3A〜3Eがそれぞれ配置されている。監視装置7A〜7Eは、無線通信装置3A〜3Eの通信エリア6A〜6E内にそれぞれ位置している。監視装置7B〜7Eは、監視装置7Aの近隣の監視装置である。
ここで、監視装置7Aの非常ボタン14が押下されることにより、緊急通報信号S2が監視装置7Aから無線通信装置3A及び通信ネットワーク5を介して情報収集装置8に送信されたものとする。
情報収集装置8において、記憶部32には、地域内に設置されている複数の監視装置7の配置関係と、各監視装置7と無線通信装置3との対応関係とが予め記憶されている。制御部30は、緊急通報信号S2を受領すると、その送信元の監視装置7Aのみならず監視装置7Aの近隣の監視装置7B〜7Eに関しても通信帯域41から通信帯域42への変更を行うべく、無線通信装置3A〜3Eに向けて帯域変更命令S5A〜S5Eをそれぞれ送信する。無線通信装置3A〜3Eは、帯域変更命令S5A〜S5Eをそれぞれ受信することにより、監視装置7A〜7Eと情報収集装置8との間の通信のために使用される通信帯域を、通常時の通信帯域41から緊急時の通信帯域42にそれぞれ変更する。
第2の変形例に係る監視システム1によれば、情報収集装置8は、ある監視装置7Aに関して通信帯域41から通信帯域42への変更を行う場合には、その監視装置7Aの近隣の監視装置7B〜7Eに関しても通信帯域41から通信帯域42への変更を行う。従って、緊急事態を検知した監視装置7Aのみならず、その近隣に設置されている監視装置7B〜7Eからも、高画質の映像信号S1が情報収集装置8に送信される。その結果、情報収集装置8において、逃亡犯の追跡や、広範囲の被災状況の把握等を行うことが可能となる。
<第3の変形例>
上記実施の形態では、通信帯域41から通信帯域42への変更は情報収集装置8の制御によって行われたが、この変更制御を監視装置7によって行っても良い。
図2を参照して、制御部10は、非常ボタン14から緊急通報信号S2が入力されると、それ以降は、映像信号S1のパケットに高いQoSランクを設定して、映像信号S1を通信部12に入力する。これにより、高いランクが設定された映像信号S1が、通信部12から無線送信される。
図3を参照して、無線通信部23は、映像信号S1を受信し、映像信号S1を制御部20に入力する。制御部20は、映像信号S1を有線通信部22に入力する。有線通信部22は、情報収集装置8に向けて映像信号S1を送信する。ここで、映像信号S1には監視装置7によって高いランクが設定されているため、映像信号S1は他のパケットよりも優先して送信される。その結果、無線通信装置3が使用可能な通信帯域40のうちの多くが、情報収集装置8に向けての映像信号S1の送信のために使用される。つまり、通信帯域41から通信帯域42への変更が行われる。
第3の変形例に係る監視システム1によれば、通信帯域41から通信帯域42への変更を監視装置7の制御によって行うことにより、情報収集装置8における変更の要否の判断が不要となるため、リアルタイムな変更制御を行うことが可能となる。
<第4の変形例>
図8は、第4の変形例に係る監視システム1の全体構成を示す図である。建物2A内には、無線通信装置3Aが配置されている。監視装置7Aは、無線通信装置3Aの通信エリア6A内に位置している。また、建物2Nの近隣に監視装置7Nが設置されている。但し、建物2N内には無線通信装置3が配置されていない。建物2Aと監視装置7Nとは互いに離間しているため、監視装置7Aは通信エリア6A外に位置している。従って、監視装置7Nは、無線通信装置3A又は他の無線通信装置3との間で、直接的に無線通信を行うことはできない。
このような場合には、監視装置7Aと監視装置7Nとの間に中継装置50が配置される。これにより、監視装置7Nから無線送信された映像信号S1Nは、中継装置50を介して監視装置7Aによって受信され、その後、監視装置7Aから無線中継装置3Aに無線送信される。なお、中継装置50が通信エリア6A内に位置している場合には、中継装置50から無線送信された映像信号S1Nを無線通信装置3Aによって受信しても良い。映像信号S1Nは、無線中継装置3Aから通信ネットワーク5を介して情報収集装置8に送信される。
第4の変形例に係る監視システム1によれば、監視装置7Nが無線通信装置3Aの通信エリア6A外に位置する場合には、無線通信装置3Aと当該監視装置7Nとの間での通信は中継装置50によって中継される。従って、監視装置7Nの近隣に無線通信装置3が存在しない場合であっても、中継装置50を経由することによって、監視装置7Nから情報収集装置8へ映像信号S1を送信することが可能となる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 監視システム
2,2A〜2E 建物
3,3A〜3E 無線通信装置
4 通信端末
5 通信ネットワーク
6,6A〜6E 通信エリア
7,7A〜7E,7N 監視装置
8 情報収集装置
50 中継装置

Claims (5)

  1. 建物内の通信端末との間での無線通信を主用途として前記建物内に配置された無線通信装置と、
    前記建物の外部に敷設され、前記無線通信装置に接続された通信ネットワークと、
    前記通信ネットワークに接続された情報収集装置と、
    前記建物の外部に漏洩する前記無線通信装置の通信圏内に位置する監視装置と
    を備え、
    前記通信ネットワークとの通信において前記無線通信装置が使用可能な通信帯域のうちの一部の通信帯域は、前記監視装置と前記情報収集装置との間での通信のために使用され、
    前記無線通信装置は、前記監視装置から無線送信された監視情報を受信し、当該監視情報を、前記通信ネットワークを介して前記情報収集装置に向けて送信し、
    前記無線通信装置は、前記監視装置から受信した前記監視情報を、前記情報収集装置のみに向けて送信し、
    前記監視装置と前記情報収集装置とは、VPN(Virtual Private
    Network)を用いて通信を行い、
    前記監視装置には地域の防犯および防災のための認証情報が設定されており、
    前記認証情報を前記無線通信装置に設定することにより、当該無線通信装置と前記監視装置との間での無線通信が可能となり、
    前記監視装置から無線送信された前記監視情報は、近隣の複数の前記無線通信装置によって受信され、当該複数の無線通信装置から前記情報収集装置に向けて送信され、
    前記一部の通信帯域として、通常時には第1の通信帯域が設定されており、緊急時には前記第1の通信帯域よりも通信容量が大きい第2の通信帯域に変更され、
    前記第1の通信帯域から前記第2の通信帯域への変更は、前記監視装置によって行われる、監視システム。
  2. 前記無線通信装置と、前記無線通信装置の通信圏外に位置する監視装置との間での通信を中継する中継装置をさらに備える、請求項に記載の監視システム。
  3. 建物内の通信端末との間での無線通信を主用途として前記建物内に配置され、前記建物の外部に敷設された通信ネットワークを介して情報収集装置と通信を行う無線通信装置であって、
    前記通信ネットワークとの通信において使用可能な通信帯域のうちの一部の通信帯域を、前記建物の外部に漏洩する前記無線通信装置の通信圏内に位置する監視装置と前記情報収集装置との間での通信のために使用し、
    前記監視装置から無線送信された監視情報を受信し、当該監視情報を、前記通信ネットワークを介して前記情報収集装置のみに向けて送信し、
    前記監視装置に設定された地域の防犯および防災のための認証情報に相当する認証情報が設定されることにより、前記監視装置との間での無線通信が可能となり、
    前記一部の通信帯域として、通常時には第1の通信帯域が設定されており、緊急時には前記監視装置の制御に基づいて前記第1の通信帯域よりも通信容量が大きい第2の通信帯域に変更する、無線通信装置。
  4. 監視装置であって、
    建物内の通信端末との間での無線通信を主用途として前記建物内に配置された無線通信装置に接続され、前記建物の外部に敷設された通信ネットワークとの通信において前記無線通信装置が使用可能な通信帯域のうちの一部の通信帯域は、前記監視装置と前記通信ネットワークに接続された情報収集装置との間での通信のために使用され、
    監視情報を近隣の複数の前記無線通信装置および前記通信ネットワークを介して前記情報収集装置に向けて送信し、
    前記情報収集装置とVPN(Virtual Private Network)を用いて通信を行い、
    地域の防犯および防災のための認証情報が設定されており、前記認証情報が設定された前記無線通信装置との間での無線通信が可能であり、
    前記一部の通信帯域として、通常時には第1の通信帯域が設定されており、緊急時には前記第1の通信帯域よりも通信容量が大きい第2の通信帯域に変更する、監視装置。
  5. 監視システムが有する監視装置から情報収集装置への監視情報の通信方法であって、
    前記監視装置は、建物の外部に漏洩する無線通信装置の通信圏内に位置しており、
    前記無線通信装置は、前記建物内の通信端末との間での無線通信を主用途として前記建物内に配置されており、
    前記無線通信装置は、前記建物の外部に敷設された通信ネットワークに接続されており、
    前記情報収集装置は、前記通信ネットワークに接続されており、
    前記通信ネットワークとの通信において前記無線通信装置が使用可能な通信帯域のうちの一部の通信帯域は、前記監視装置と前記情報収集装置との間での通信のために使用され、
    (A)前記監視装置から前記監視情報を無線送信するステップと、
    (B)前記監視装置から無線送信された前記監視情報を、前記無線通信装置によって受信するステップと、
    (C)前記無線通信装置が受信した前記監視情報を、前記無線通信装置から前記通信ネットワークを介して前記情報収集装置に向けて送信するステップと、
    (D)前記無線通信装置から送信された前記監視情報を、前記情報収集装置によって受信するステップと
    を備え
    前記(C)のステップにおいては、前記無線通信装置は、前記監視装置から受信した前記監視情報を、前記情報収集装置のみに向けて送信し、
    前記(A)および前記(D)のステップにおいては、前記監視装置と前記情報収集装置とは、VPN(Virtual Private Network)を用いて通信を行い、
    前記(B)のステップにおいては、前記監視装置から無線送信された前記監視情報が、近隣の複数の前記無線通信装置によって受信され、
    前記(C)のステップにおいては、前記監視情報が、前記近隣の複数の無線通信装置から前記情報収集装置に向けて送信され、
    前記(C)および前記(D)のステップにおいては、前記一部の通信帯域として、通常時には第1の通信帯域が設定されており、緊急時には前記監視装置によって前記第1の通信帯域よりも通信容量が大きい第2の通信帯域に変更され、
    さらに、
    (E)前記監視装置に設定された地域の防犯および防災のための認証情報に相当する認証情報が前記無線通信装置に設定されることにより、前記無線通信装置と前記監視装置との間での無線通信が可能となるステップを備える、通信方法。
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