JP5127887B2 - 債権情報閲覧受付装置及び債権情報の閲覧受付方法 - Google Patents

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Description

本発明は、記録原簿に記録された電子記録債権の債権情報の閲覧請求を受け付ける債権情報閲覧受付装置及び債権情報の閲覧受付方法に関するものである。
企業等の資金調達の効率化を実現する新たな決済手段として、電子記録債権制度が2008年12月1日に施行された。電子記録債権制度では、手形や売掛債権などの金銭債権を電子化して電子債権記録機関が管理し、電子債権記録機関に記録された債権について買取等の取引を行った第三者には所定の保護が与えられるため、手形から電子記録債権へのシフトによる手形債権のペーパレス化や、売掛債権の流動化の促進が期待されている(非特許文献1参照)。
電子記録債権に関する情報は、電子債権記録機関の記録原簿に電子的に記録され、債権者や債務者が利用する債権の登録や譲渡を受け付けるシステム等からの請求に応じて、記録原簿に記録された債権データが提供される(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。記録原簿に記録された債権データには、電子記録債権の債権者、債務者、債権額、支払期日等に関する情報が含まれている(例えば、特許文献1の図4及び図6、特許文献2の図10及び図11参照)。
特開2008−217504号公報 特開2009−80728号公報
金融庁、「アクセスFSA(月刊金融庁広報誌)第56号」、2007年8月1日、[2007年9月10日検索]、インターネット<URL: http://www.fsa.go.jp/access/19/200707.pdf>
ところで、電子記録債権制度は、前述のとおり手形債権のペーパレス化や売掛債権の流動化の促進を狙って導入されるものであることから、電子債権記録機関で管理される電子記録債権は、転々流通する機会が多くなると考えられる。図1の例であれば、債務者Xと債権者Aの間で債権が発生すると記録原簿に電子記録債権の発生記録が行われ、その後に債権者B、債権者C、債権者Dへと債権が譲渡されると、記録原簿にはそれぞれ電子記録債権の債権譲渡についての譲渡記録が行われ、債務者Xと債権者A〜Dが利害関係者として記録される。
このように、電子記録債権が譲渡された事実は記録原簿に記録されるため、この電子記録債権について記録原簿に記録された債権情報を閲覧すると、全ての利害関係者(債務者X、債権者A〜D)に関する情報が開示されることになる。その結果、次のような問題が生じることが想定される。
第1に、いわゆる中抜きが生じることに対する懸念に、どのように対処するかという問題である。図1の例において、債務者Xが債権情報の閲覧を請求した場合、債権者A〜Dまでの債権譲渡の過程が把握できることになる。
例えば、債務者Xから業務の依頼を受けた債権者Aが債権者Bに、さらに債権者Bが債権者Cに、さらに債権者Cが債権者Dへとその業務を外注していた場合、実際に業務を行っているのが債権者Dであることが、債務者Xにも明らかになる。それを知った債務者Xは、次回から直接債権者Dに業務を発注するという、いわゆる中抜きの問題が生じるおそれがあり、利用者にはこのことが抵抗感となって、電子記録債権の利用促進が妨げられてしまうことが懸念される。このような中抜きの問題は、債権者間でも生じるものである(例えば、債権者Bに業務を外注した債権者Aからみて、実際に業務を行っているのが債権者Dであることが明らかになる)。
第2に、銀行への債権譲渡が取引先等に明らかになることに対する心理的抵抗感に、どのように対処するかという問題である。図1の例において、債権者Dが銀行等の金融機関であって、債権者Cは債権を速やかに現金化するために、金融機関である債権者Dに債権を譲渡していたとする。
この場合、債権者Bが債権情報の閲覧を請求すると、利害関係者についてはその名称が開示され、自らが債権者Cに譲渡した債権が金融機関である債権者Dに譲渡されたことが明らかになるため、債権者Cにとっては、取引のある債権者Bに資金繰りに困っているのではないかと思われてしまうことが懸念される。このような理由から、金融機関に債権を譲渡する可能性がある債権者が、電子記録債権の利用を思いとどまってしまうおそれがある。
本発明は、このような課題に対応するためになされたものであり、記録原簿に記録された電子記録債権の債権情報の閲覧請求を受け付ける債権情報閲覧受付装置及び債権情報の閲覧受付方法を提供することを目的とするものである。
このような課題を解決する本発明は、電子記録債権の債権情報の閲覧を請求する顧客が操作する顧客端末、及び電子記録債権の記録原簿に記録された債権データを管理する電子債権記録機関システムとネットワークを通じて接続された債権情報閲覧受付装置であって、前記電子債権記録機関システムで管理される債権データには、電子記録債権の利害関係者に関する情報として、電子記録債権の債務者及び債権者、並びに電子記録債権の譲渡記録がある場合には過去の債権者と譲渡の順序が含まれていて、前記顧客端末から電子記録債権にかかる債権情報の閲覧を請求した、電子記録債権の債権者である顧客を識別する利用者番号を特定する利用者番号特定手段と、前記顧客が閲覧を請求した電子記録債権の記録原簿に記録された債権データの開示を、前記電子債権記録機関システムに請求する開示請求手段と、前記電子債権記録機関システムから、前記開示請求手段が開示を請求した債権データを受信する債権データ受信手段と、前記債権データ受信手段が受信した債権データに含まれる利害関係者のうち、前記利用者番号特定手段が特定した前記顧客を識別する利用者番号をキーに前記顧客を特定し、前記顧客が債権を譲渡した利害関係者から債権を譲渡された利害関係者以後に債権者となった利害関係者を選択する利害関係者選択手段と、前記債権データ受信手段が受信した債権データから、前記利害関係者選択手段が選択した利害関係者に関するデータを除外して、前記顧客に閲覧させるための債権情報を生成する債権情報生成手段と、前記債権情報生成手段が生成した債権情報を、前記顧客端末に送信する債権情報送信手段と、を備えることを特徴とする債権情報閲覧受付装置である。
本発明では、電子債権記録機関システムから受信した記録原簿に記録された債権データに含まれる利害関係者に関する情報のうち、債権情報の閲覧を請求した顧客が債権を譲渡した利害関係者から債権を譲渡された利害関係者以後に債権者となった利害関係者に関する情報を除外した債権情報を閲覧させるよう構成することによって、電子記録債権が転々流通した過程や譲渡先等に関する情報の開示を制限することができる。これによって、いわゆる中抜きに対する懸念や、債権が銀行等の金融機関に譲渡されたことを知られてしまう懸念に対処することができる。
また、本発明は、前記利害関係者選択手段において、前記利用者番号特定手段が特定した前記顧客を識別する利用者番号をキーに特定された顧客が電子記録債権の債務者に当たる場合には、前記債権情報生成手段は、前記利害関係者選択手段が選択した利害関係者のうち、現在の債権者に当たる利害関係者に関するデータを除外せずに、前記債権情報を生成することを特徴とすることもできる。
電子記録債権が転々流通した場合であっても、債務者にとっては現在の債権者が代金支払等の相手方となるため、現在の債権者に関する情報のみは把握しておきたいという場合がある。このように構成すると、譲渡先に関する情報開示に制限をかけながら、こうした債務者のニーズにも対処することが可能になる。
また、本発明は、電子記録債権の債権情報の閲覧を請求する顧客に割り当てられた顧客番号と、前記電子債権記録機関システムにおいて割り当てられた前記顧客が電子記録債権の記録原簿に利害関係者として記録される際に用いられる利用者番号を関連付けて記憶する顧客情報記憶手段と、前記顧客端末から、前記顧客端末を操作する顧客に割り当てられた顧客番号を受信する顧客番号受信手段と、を備えていて、前記利用者番号特定手段は、前記顧客番号受信手段の受信した顧客番号と関連付けて前記顧客情報記憶手段に記憶された利用者番号を、電子記録債権にかかる債権情報の閲覧を請求した顧客を識別する利用者番号として特定することを特徴とすることもできる。
本発明にかかる債権情報閲覧受付装置を運営する複数の事業者が、共通の電子債権記録機関を利用する場合、電子債権記録機関で債権者や債務者となる利用者に対して割り当てる利用者番号と、各々の事業者が顧客に対して割り当てる顧客番号は異なる番号となることが通常であるが、このように構成すれば、顧客は電子記録債権で割り当てられた利用者番号を入力することなく、顧客番号のみで債権情報の閲覧を請求することができる。
さらに、本発明は、前記顧客端末から、電子記録債権を指定した債権情報の閲覧請求を受信する閲覧請求受信手段を備えていて、前記開示請求手段は、前記閲覧請求受信手段が閲覧請求を受信した電子記録債権の記録原簿に記録された債権データの開示を請求することを特徴としてもよい。
このように構成すると、顧客は各々の債権を指定して、債権情報を閲覧することが可能になる。
さらに、本発明は、前記開示請求手段は、前記利用者番号特定手段により特定された利用者番号を指定して、前記利用者番号により特定される利害関係者が含まれる債権データの開示を請求することを特徴としてもよい。
このように構成すると、顧客は自らが保有する全ての債権について、債権情報の閲覧を請求することが可能になる。
また、本発明は、本発明にかかる債権情報閲覧受付装置によって実行される債権情報の閲覧受付方法として特定することもできる。
本発明にかかる債権情報の閲覧受付方法は、電子記録債権の債権情報の閲覧を請求する顧客が操作する顧客端末、及び電子記録債権の記録原簿に記録された債権データを管理する電子債権記録機関システムとネットワークを通じて接続された債権情報閲覧受付装置によって実行される債権情報の閲覧受付方法であって、前記電子債権記録機関システムで管理される債権データには、電子記録債権の利害関係者に関する情報として、電子記録債権の債務者及び債権者、並びに電子記録債権の譲渡記録がある場合には過去の債権者と譲渡の順序が含まれていて、前記債権情報閲覧受付装置が、前記顧客端末から電子記録債権にかかる債権情報の閲覧を請求した、電子記録債権の債権者である顧客を識別する利用者番号を特定する利用者番号特定ステップと、前記債権情報閲覧受付装置が、前記顧客が閲覧を請求した電子記録債権の記録原簿に記録された債権データの開示を、前記電子債権記録機関システムに請求する開示請求ステップと、前記債権情報閲覧受付装置が、前記電子債権記録機関システムから、前記開示請求ステップで開示を請求した債権データを受信する債権データ受信ステップと、前記債権情報閲覧受付装置が、前記債権データ受信ステップで受信した債権データに含まれる利害関係者のうち、前記利用者番号特定ステップで特定した前記顧客を識別する利用者番号をキーに前記顧客を特定し、前記顧客が債権を譲渡した利害関係者から債権を譲渡された利害関係者以後に債権者となった利害関係者を選択する利害関係者選択ステップと、前記債権情報閲覧受付装置が、前記債権データ受信ステップで受信した債権データから、前記利害関係者選択ステップで選択した利害関係者に関するデータを除外して、前記顧客に閲覧させるための債権情報を生成する債権情報生成ステップと、前記債権情報閲覧受付装置が、前記債権情報生成ステップで生成した債権情報を、前記顧客端末に送信する債権情報送信ステップと、を有することを特徴とする債権情報の閲覧受付方法である。
また、本発明にかかる債権情報の閲覧受付方法は、前記利害関係者選択ステップにおいて、前記利用者番号特定ステップで特定した前記顧客を識別する利用者番号をキーに特定された顧客が電子記録債権の債務者に当たる場合には、前記債権情報閲覧受付装置は、前記債権情報生成ステップにおいて、前記利害関係者選択ステップで選択した利害関係者のうち、現在の債権者に当たる利害関係者に関するデータを除外せずに、前記債権情報を生成することを特徴とすることもできる。
また、本発明にかかる債権情報の閲覧受付方法は、前記債権情報閲覧受付装置には、電子記録債権の債権情報の閲覧を請求する顧客に割り当てられた顧客番号と、前記電子債権記録機関システムにおいて割り当てられた前記顧客が電子記録債権の記録原簿に利害関係者として記録される際に用いられる利用者番号を関連付けて記憶する顧客情報記憶手段が備えられ、前記債権情報閲覧受付装置が、前記顧客端末から、前記顧客端末を操作する顧客に割り当てられた顧客番号を受信する顧客番号受信ステップを有していて、前記債権情報閲覧受付装置は、前記利用者番号特定ステップにおいて、前記顧客番号受信ステップで受信した顧客番号と関連付けて前記顧客情報記憶手段に記憶された利用者番号を、電子記録債権にかかる債権情報の閲覧を請求した顧客を識別する利用者番号として特定することを特徴とすることもできる。
さらに、本発明にかかる債権情報の閲覧受付方法は、前記債権情報閲覧受付装置が、前記顧客端末から、電子記録債権を指定した債権情報の閲覧請求を受信する閲覧請求受信ステップを有していて、前記債権情報閲覧受付装置は、前記開示請求ステップにおいて、前記閲覧請求受信ステップで閲覧請求を受信した電子記録債権の記録原簿に記録された債権データの開示を請求することを特徴としてもよい。
さらに、本発明にかかる債権情報の閲覧受付方法は、前記債権情報閲覧受付装置は、前記開示請求ステップにおいて、前記利用者番号特定ステップで特定された利用者番号を指定して、前記利用者番号により特定される利害関係者が含まれる債権データの開示を請求することを特徴としてもよい。
本発明によって、記録原簿に記録された電子記録債権の債権情報の閲覧が請求された際に、電子債権記録機関システムから受信した記録原簿に記録された債権データに含まれる利害関係者に関する情報のうち、債権情報の閲覧を請求した顧客が債権を譲渡した利害関係者から債権を譲渡された利害関係者以後に債権者となった利害関係者に関する情報を除外した債権情報を閲覧させることによって、いわゆる中抜きに対する懸念や、債権が銀行等の金融機関に譲渡されたことを知られてしまう懸念に対処することが可能になり、電子記録債権の利用を促進することが期待される。
電子記録債権にかかる利害関係者の範囲の一例を示す図である。 本発明にかかる債権情報閲覧受付装置の実施形態の概要を示す図である。 本発明にかかる債権情報閲覧受付装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明にかかる債権情報閲覧受付装置による債権情報の照会から出力までの流れを示す第1の図である。 本発明にかかる債権情報閲覧受付装置による債権情報の照会から出力までの流れを示す第2の図である。 本発明にかかる債権情報閲覧受付装置による債権情報の照会から出力までの流れを示す第3の図である。 本発明にかかる債権情報閲覧受付装置による債権情報の照会から出力までの流れを示す第4の図である。 本発明にかかる債権情報閲覧受付装置による債権情報の照会から出力までの流れを示す第5の図である。 本発明にかかる債権情報閲覧受付装置による債権情報の照会から出力までの流れを示す第6の図である。 本発明にかかる債権情報閲覧受付装置による債権情報の照会から出力までの流れを示す第7の図である。 本発明にかかる債権情報閲覧受付装置による債権情報の照会から出力までの処理フローを示すフローチャートである。 本発明において顧客端末に表示される債権情報の照会画面と債権情報の出力画面の一例を示す図である。
本発明を実施するための形態について、図面を用いて以下に詳細に説明する。尚、以下の説明は本発明の実施形態の一例を示したものであって、本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。
図2を用いて、本発明にかかる債権情報閲覧受付装置の実施形態の概要を説明する。図2において、債権情報閲覧受付システムが本発明にかかる債権情報閲覧受付装置に対応する。債権情報閲覧受付システムはインターネット等のネットワークを介して顧客端末と接続され、かつ、電子記録債権の記録原簿を管理する電子債権記録機関システムともネットワークを介して接続されている。
電子記録債権の利害関係者である顧客が自らに関係する記録原簿に記録された電子記録債権の債権情報を閲覧したい場合、債権情報閲覧受付システムにアクセスして、債権情報の閲覧を請求する。これを受信した債権情報閲覧受付システムは、電子債権記録機関システムに対して、記録原簿に記録された債権情報の開示請求を行う。
開示請求を受信した電子債権記録機関システムでは、記録原簿に記録された開示の対象となる電子記録債権の債権データをデータベースから読み出して、債権情報閲覧受付システムに送信する。ここで送信される債権データには、電子記録債権に譲渡された記録がある場合には、全ての利害関係者に関する情報が含まれている。
電子債権記録機関システムから債権データを受信した債権情報閲覧受付システムでは、受信した債権データに記録されている利害関係者を所定のルールに当てはめて、一部の利害関係者に関する情報を非表示とした顧客端末に出力するための債権情報を生成する。ここで適用されるルールでは、顧客が債権を譲渡した利害関係者(顧客が債務者である場合は債権を振り出した相手方である債権者)から債権を譲渡された利害関係者以後に債権者となった利害関係者(2人以上後順位の債権者)を選択し、これらの利害関係者に関する情報が非表示とされる。
このようなルールに基づいて、顧客端末には一部の利害関係者が非表示となった債権情報が出力されるため、債権が転々流通している場合の譲渡先に関する情報の閲覧が制限される。これによって、元の債権者や債務者に債権の対象となる業務の外注先を把握されたり、債権を銀行等の金融機関に譲渡して現金化したことを知られたりすることを回避することが可能になり、電子記録債権の利用を思いとどめる要因の一部が除去される。
図3は、本発明にかかる債権情報閲覧受付装置の構成の一例を示すものである。図3において、債権情報閲覧受付システム10が本発明にかかる債権情報閲覧受付装置に対応するもので、閲覧請求受信部11、顧客データベース12、債権情報生成部13、債権情報送信部14を含んで構成されている。債権情報閲覧受付システム10は、ネットワークを介して顧客端末20、電子債権記録機関システム30と接続されている。電子債権記録機関システム30には、開示請求受信部31、記録原簿データベース32、債権データ送信部33が備えられている。
債権情報閲覧受付システム10は、CPU、メインメモリ等を備えた、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータであるが、コンピュータの物理的な構成は特に限定されるものではなく、一のコンピュータによって、或いは一のコンピュータの一部の機能として構成されるものであってもよいし、二以上のコンピュータによって構成されるものであってもよい。
閲覧請求受信部11、債権情報生成部13、債権情報送信部14はいずれも機能的に特定されるものであって、これらの機能に対応するアプリケーションプログラムがコンピュータのHDD等からメインメモリ等に読み出され、CPUで演算処理が実行されることによって各々の機能が実現される。
顧客データベース12には、コンピュータのHDD等の所定の記憶領域が割り当てられるが、その物理的な構成は特に限定されるものではなく、閲覧請求受信部11等の機能が実現されるコンピュータと同じコンピュータのHDD等が用いられるものであってもよいし、物理的に異なるコンピュータであるデータベースサーバによって構成されるものであってもよい。
顧客端末20はネットワークに接続可能なコンピュータであれば特にその構成は限定されるものではなく、例えば、Webブラウザを備えたパーソナルコンピュータを用いることができる。
電子債権記録機関システム30の物理的な構成も、特に限定されるものではない。開示請求受信部31、債権データ送信部33の各部はいずれも機能的に特定されるものであって、これらの機能に対応するアプリケーションプログラムがコンピュータのHDD等からメインメモリ等に読み出され、CPUで演算処理が実行されることによって各々の機能が実現される。また、記録原簿データベース32にはコンピュータのHDDの所定の記憶領域が割り当てられるが、その物理的な構成は特に限定されるものではない。
以上の構成を前提にして、債権情報閲覧受付システム10による債権情報の照会から出力までの流れについて、図4〜図10を用いて説明する。尚、図4〜図8が債権情報の照会から出力までの一連の流れを示したものであるが、電子債権記録機関システム30への開示請求は債権を指定して行うこととしている。一方、図9、図10は、電子債権記録機関システム30に利用者を指定して、利用者が保有する債権を対象に開示請求を行う例を示しており、図5、図6に対応するものである。
図4において、顧客端末20を操作して記録原簿に記録された電子記録債権の債権情報の閲覧を請求する顧客は、電子記録債権の利害関係者、すなわち電子記録債権の債務者又は債権者(電子記録債権を譲渡した過去の債権者を含む)である。顧客端末20を操作する顧客は、債権情報閲覧受付システム10にアクセスして、自らが利害関係者である記録原簿に記録された電子記録債権の債権情報の閲覧請求を送信する。
ここで、債権情報閲覧受付システム10が閲覧請求を受信する際には、債権情報閲覧受付システム10において顧客を識別するための顧客番号が特定されていることが必要になる。また、顧客が対象となる電子記録債権を指定して債権情報の閲覧を請求する場合は、あわせて電子記録債権を識別する債権番号が特定されていることも必要になる。
債権情報閲覧受付システム10において顧客を識別するための顧客番号が特定する方法は特に限定されるものではないが、例えば、顧客端末20から債権情報閲覧受付システム10にアクセスする際にログインの処理を実行し、顧客に顧客番号とパスワード等の本人認証のためのキーを入力させることとすればよい。
図3の構成であれば、債権情報閲覧受付システム10が顧客端末20からのアクセスを受け付けると、閲覧請求受信部11が起動されて顧客端末20に顧客番号とパスワードの入力を要求し、顧客端末20から受信した顧客番号とパスワードをあらかじめ顧客データベース12に登録された顧客番号とパスワードと照合し、顧客本人であることが確認されると受信した顧客番号を、顧客を識別する顧客番号として特定する。
債権情報閲覧受付システム10において閲覧対象となる電子記録債権を識別するための債権番号を特定する方法についても特に限定されるものではないが、例えば、顧客端末20に図12の左側に示したような債権情報照会画面を表示させ、顧客に閲覧したい電子記録債権の債権番号を入力させることとすればよい。
顧客端末20から債権情報の閲覧請求を受信した債権情報閲覧受付システム10では、閲覧請求受信部11が起動されて、図5に示した処理が実行される。閲覧請求を受け付けた電子記録債権の記録原簿は、電子債権記録機関システム30において管理されているので、電子債権記録機関システム30に対して顧客端末20から受信した債権番号を指定して、記録原簿の開示請求を送信する。
あわせて、閲覧を請求した顧客の顧客番号に対して、この顧客番号と顧客データベース12に関連付けて記憶されている利用者番号を読み出す。顧客番号とは債権情報閲覧受付システム10で顧客管理のために割り当てられた顧客を識別するための番号であり、利用者番号とは電子債権記録機関システム30で電子記録債権の利害関係者となる利用者毎に割り当てられた利用者を識別するための番号である。ここで読み出した利用者番号は、電子債権記録機関システム30から開示を請求した電子記録債権の債権データが返信されるまで、電子債権記録機関システム30のメインメモリ等に一時記憶しておく。
債権情報閲覧受付システム10と電子債権記録機関システム30を運営する事業者が同一であれば、顧客番号と利用者番号に共通の番号を用いることができるので、上記のように顧客番号を利用者番号に読み替える工程は必要ない。しかしながら、電子債権記録機関システム30を複数の事業者が利用する場合、債権情報閲覧受付システム10で割り当てられる顧客番号と電子債権記録機関システム30で割り当てられる利用者番号は異なるものとなることが通常なので、債権情報閲覧受付システム10で受信した顧客番号に対応する利用者番号を特定するためには、あらかじめ顧客データベース12に顧客番号と利用者番号を関連付けて記憶しておくことが必要になる。
債権情報閲覧受付システム10から債権番号が指定された記録原簿の開示請求を受信した電子債権記録機関システム30では、図6に示したように、記録原簿データベース32に記憶された受信した債権番号の記録原簿に対応する債権データが読み出されて、債権情報閲覧受付システム10に送信される。
すなわち、電子債権記録機関システム30が債権情報閲覧受付システム10から債権番号が指定された記録原簿の開示請求を受信すると、開示請求受信部31が起動されて、記録原簿データベース32から受信した債権番号の記録原簿に対応する債権データが読み出される。続いて債権データ送信部33が起動されて、読み出された債権データが債権情報閲覧受付システム10に送信される。
ここで記録原簿データベース32から読み出される債権データに含まれる情報の内容は特に限定されるものではないが、利害関係者として電子記録債権の債務者及び債権者(電子記録債権を譲渡した過去の債権者を含む)に関する情報が含まれている。これらの利害関係者は、電子債権記録機関システム30で割り当てられた利用者番号によって特定される。利害関係者に関する情報には、利用者番号の他に、名称、法人である場合は代表者名、住所、決済用の預金口座などに関する情報を含むことができる。
また、記録原簿データベース32から読み出される債権データには、利害関係者に関する情報の他に、債権額、支払期日、発生や譲渡などが記録された記録日などの情報を含むことができる。
尚、図6のように電子債権記録機関システム30が債権情報閲覧受付システム10から債権番号が指定された記録原簿の開示請求を受信する前提として、図4では顧客端末20から債権情報閲覧受付システム10に債権番号を指定した閲覧請求が送信されることとされており、顧客端末20を操作する顧客は電子債権記録機関システム30で割り当てられた債権番号を指定して閲覧請求を行うことが必要になる。ここで債権情報閲覧受付システム10において電子債権記録機関システム30とは異なる体系で債権番号を割り当てて管理している場合には、債権情報閲覧受付システム10において債権番号を読み替え、読み替えた債権番号を指定して電子債権記録機関システム30に記録原簿の開示請求を送信することが必要になる。
債権情報閲覧受付システム10が電子債権記録機関システム30から利害関係者に関する情報を含む債権データを受信すると、債権情報生成部13が起動されて、受信した債権データに含まれる利害関係者の一部に関する情報を、所定のルールに基づいて非表示とした、顧客端末20の画面に出力させるための債権情報を生成する。債権情報が生成されると債権情報送信部14が起動され、顧客端末20に送信される。
図7は、債権情報生成部13によって、非表示とされる利害関係者を選択する動作の例を示したものである。電子債権記録機関システム30から受信した債権データには、対象となる電子記録債権の全ての利害関係者(電子記録債権の債務者及び債権が譲渡した過去の債権者を含む全ての債権者)に関する情報が含まれているが、所定のルールに従って、顧客に対して非表示となる対象として利害関係者の一部が選択される。
ここで適用されるルールとは、顧客が債権を譲渡した利害関係者(顧客が債務者である場合は債権を振り出した相手方である債権者)から債権を譲渡された利害関係者以後に債権者となった利害関係者(2人以上後順位の債権者)を選択し、これらの利害関係者に関する情報が非表示の対象になるというものである。このルールを適用することによって、顧客は譲渡又は振り出した電子記録債権が転々流通した場合に、自らが譲渡又は振り出した相手方から譲渡された譲渡先に関する情報が閲覧対象から除外されるため、電子記録債権の対象となる業務が外注されている事実や、電子記録債権が銀行等の金融機関に譲渡された事実を、利害関係者に関する情報からは把握することができなくなるので、電子記録債権の利用を思いとどまる要因が除去されることになる。
但し、閲覧を請求した顧客が電子記録債権の債務者である場合には、債務者にとっては現在の債権者が代金支払等の相手方となるため、現在の債権者に関する情報のみは把握しておきたいというニーズが生じることもある。こうしたニーズに対応するためには、閲覧を請求した顧客が債務者である場合には、現在の債権者(最も後順位の債権者)に関する情報のみ例外的に表示することとすればよい。
図7の例では、電子記録債権の債務者が利用者番号001、当初の債権者が利用者番号002で、その後に利用者番号003、利用者番号004、利用者番号005の順に電子記録債権が譲渡されたとして、図のマトリックスに示したルールに従って、非表示となる利害関係者が選択される。この例では、当初の債権者である利用者番号002が閲覧を請求しているので、利用者番号004、005に関する情報が非表示となる。
尚、ここで債権情報の閲覧を請求した顧客の利用者番号が002であることは、先に説明したとおり顧客番号に対応する利用者番号が一時記憶されていることから特定することが可能であるが、利用者番号を読み出すタイミングは特に限定されるものではなく、電子債権記録機関システム30から債権データを受信した後に、顧客データベース12から顧客番号に対応する利用者番号を読み出すこととしてもよい。
このようにして、利害関係者の一部が非表示となった債権情報は、図8に示したように顧客端末20に送信され、顧客端末20の画面に表示される。図12の右側は顧客端末20の画面に出力される債権情報の一例を示したものであるが、利害関係者に関する情報は利用者番号003までしか表示されず、利用者番号004、005に関する情報は非表示となる。
以上の説明において、債権情報閲覧受付システム10から電子債権記録機関システム30に開示請求を行う図5、図6では、債権番号によって電子記録債権を指定して記録原簿の開示を請求することとしているが、電子債権記録機関システム30への開示請求は、利用者を指定して、利用者が保有する債権を対象に行うものであってもよい。その例を示しているのが、図9、図10である。
利用者を指定して開示請求を行う場合は、図9に示したように、顧客データベース12から顧客番号と関連付けられた利用者番号を読み出すと、電子債権記録機関システム30に対して読み出した利用者番号を指定して、記録原簿の開示請求を送信する。ここで読み出した利用者番号は、後に非表示となる利害関係者を選択する際にも用いられるので、メインメモリ等に一時記憶されるのは先に説明したのと同様である。
債権情報閲覧受付システム10から利用者番号が指定された記録原簿の開示請求を受信した電子債権記録機関システム30では、図10に示したように、記録原簿データベース32に記憶された記録原簿のうち、開示請求に指定された利用者番号が利害関係者として記録された債権データを選択し、選択された債権データが読み出されて、債権情報閲覧受付システム10に送信される。この場合、複数の電子記録債権に関する債権データが送信される場合もあるが、債権情報閲覧受付システム10で債権データを受信した後の各々の債権データについての処理は、図7、図8についての説明と同様である。
すなわち、開示請求に指定された利用者番号が利害関係者として記録された債権データが複数選択された場合には、顧客端末20から債権情報の閲覧を請求した顧客が利害関係者となっている電子記録債権が複数存在しているということで、選択された全ての債権データを閲覧対象として送信することとすればよい。その場合、債権情報閲覧受付システム10では、受信したそれぞれの債権データについて、図7と同様の処理が行われ、図8のように顧客端末20に送信される。顧客端末20の画面に表示される形態は特に限定されるものではなく、それぞれの債権毎に債権情報を表示するページを出力してもよいし、1つのページに複数の債権情報をあわせて出力することとしてもよい。
図11は、図4〜図8を用いて説明した債権情報閲覧受付システム10による債権情報の照会から出力までの処理フロー(債権番号を指定して記録原簿の開示請求を行う場合)を、フローチャートで表したものである。
債権情報閲覧受付システム10は、顧客が操作する顧客端末20から、インターネット等のネットワークを介して顧客番号とパスワードが指定されたログイン要求を受信する(S01)。続いて、ログイン要求に指定された顧客番号をキーに顧客データベース12を検索して(S02)、ログイン要求に指定されたパスワードがあらかじめ顧客データベース12に登録されたパスワードと一致するかを確認する(S03)。パスワードが一致すればログインの処理が行われて顧客端末20とのセッションが確立され(S04)、顧客端末20の画面には顧客専用ページ等が表示されるが、パスワードが一致しない場合はエラー処理が行われる。
続いて、顧客端末20から記録原簿に記録された電子記録債権の債権情報の閲覧請求を受信すると(S05)、ログインをしている顧客の顧客番号をキーに顧客データベース12を検索して(S06)、顧客番号と関連付けて記憶されている利用者番号を読み出す(S07)。さらに、顧客端末20から受信した閲覧請求に指定された債権番号を指定して、電子債権記録機関システム30に記録原簿の開示請求を送信する(S08)。
電子債権記録機関システム30から、開示請求を行った記録原簿に記録された債権データを受信すると(S09、債権データの返信がなければエラー処理となる)、顧客データベース12から読み出した利用者番号が、債権データに利害関係者として含まれているかを照合する(S10)。ここで、先に説明したルールを適用して、非表示となる利害関係者を選択し(S11)、非表示となる利害関係者が選択された場合は選択された利害関係者に関する情報が非表示となった債権情報を(S12)、非表示となる利害関係者が選択されなかった場合は利害関係者に関する情報を全て表示した債権情報を(S13)生成して、画面に出力する債権情報として顧客端末20に送信する(S14)。
10 債権情報閲覧受付システム
11 閲覧請求受信部
12 顧客データベース
13 債権情報生成部
14 債権情報送信部
20 顧客端末
30 電子債権記録機関システム
31 開示請求受信部
32 記録原簿データベース
33 債権データ送信部

Claims (10)

  1. 電子記録債権の債権情報の閲覧を請求する顧客が操作する顧客端末、及び電子記録債権の記録原簿に記録された債権データを管理する電子債権記録機関システムとネットワークを通じて接続された債権情報閲覧受付装置であって、
    前記電子債権記録機関システムで管理される債権データには、電子記録債権の利害関係者に関する情報として、電子記録債権の債務者及び債権者、並びに電子記録債権の譲渡記録がある場合には過去の債権者と譲渡の順序が含まれていて、
    前記顧客端末から電子記録債権にかかる債権情報の閲覧を請求した、電子記録債権の債権者である顧客を識別する利用者番号を特定する利用者番号特定手段と、
    前記顧客が閲覧を請求した電子記録債権の記録原簿に記録された債権データの開示を、前記電子債権記録機関システムに請求する開示請求手段と、
    前記電子債権記録機関システムから、前記開示請求手段が開示を請求した債権データを受信する債権データ受信手段と、
    前記債権データ受信手段が受信した債権データに含まれる利害関係者のうち、前記利用者番号特定手段が特定した前記顧客を識別する利用者番号をキーに前記顧客を特定し、前記顧客が債権を譲渡した利害関係者から債権を譲渡された利害関係者以後に債権者となった利害関係者を選択する利害関係者選択手段と、
    前記債権データ受信手段が受信した債権データから、前記利害関係者選択手段が選択した利害関係者に関するデータを除外して、前記顧客に閲覧させるための債権情報を生成する債権情報生成手段と、
    前記債権情報生成手段が生成した債権情報を、前記顧客端末に送信する債権情報送信手段と、
    を備えることを特徴とする債権情報閲覧受付装置。
  2. 前記利害関係者選択手段において、前記利用者番号特定手段が特定した前記顧客を識別する利用者番号をキーに特定された顧客が電子記録債権の債務者に当たる場合には、前記債権情報生成手段は、前記利害関係者選択手段が選択した利害関係者のうち、現在の債権者に当たる利害関係者に関するデータを除外せずに、前記債権情報を生成すること
    を特徴とする請求項1記載の債権情報閲覧受付装置。
  3. 電子記録債権の債権情報の閲覧を請求する顧客に割り当てられた顧客番号と、前記電子債権記録機関システムにおいて割り当てられた前記顧客が電子記録債権の記録原簿に利害関係者として記録される際に用いられる利用者番号を関連付けて記憶する顧客情報記憶手段と、
    前記顧客端末から、前記顧客端末を操作する顧客に割り当てられた顧客番号を受信する顧客番号受信手段と、を備えていて、
    前記利用者番号特定手段は、前記顧客番号受信手段の受信した顧客番号と関連付けて前記顧客情報記憶手段に記憶された利用者番号を、電子記録債権にかかる債権情報の閲覧を請求した顧客を識別する利用者番号として特定すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の債権情報閲覧受付装置。
  4. 前記顧客端末から、電子記録債権を指定した債権情報の閲覧請求を受信する閲覧請求受信手段を備えていて、
    前記開示請求手段は、前記閲覧請求受信手段が閲覧請求を受信した電子記録債権の記録原簿に記録された債権データの開示を請求すること
    を特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の債権情報閲覧受付装置。
  5. 前記開示請求手段は、前記利用者番号特定手段により特定された利用者番号を指定して、前記利用者番号により特定される利害関係者が含まれる債権データの開示を請求すること
    を特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の債権情報閲覧受付装置。
  6. 電子記録債権の債権情報の閲覧を請求する顧客が操作する顧客端末、及び電子記録債権の記録原簿に記録された債権データを管理する電子債権記録機関システムとネットワークを通じて接続された債権情報閲覧受付装置によって実行される債権情報の閲覧受付方法であって、
    前記電子債権記録機関システムで管理される債権データには、電子記録債権の利害関係者に関する情報として、電子記録債権の債務者及び債権者、並びに電子記録債権の譲渡記録がある場合には過去の債権者と譲渡の順序が含まれていて、
    前記債権情報閲覧受付装置が、前記顧客端末から電子記録債権にかかる債権情報の閲覧を請求した、電子記録債権の債権者である顧客を識別する利用者番号を特定する利用者番号特定ステップと、
    前記債権情報閲覧受付装置が、前記顧客が閲覧を請求した電子記録債権の記録原簿に記録された債権データの開示を、前記電子債権記録機関システムに請求する開示請求ステップと、
    前記債権情報閲覧受付装置が、前記電子債権記録機関システムから、前記開示請求ステップで開示を請求した債権データを受信する債権データ受信ステップと、
    前記債権情報閲覧受付装置が、前記債権データ受信ステップで受信した債権データに含まれる利害関係者のうち、前記利用者番号特定ステップで特定した前記顧客を識別する利用者番号をキーに前記顧客を特定し、前記顧客が債権を譲渡した利害関係者から債権を譲渡された利害関係者以後に債権者となった利害関係者を選択する利害関係者選択ステップと、
    前記債権情報閲覧受付装置が、前記債権データ受信ステップで受信した債権データから、前記利害関係者選択ステップで選択した利害関係者に関するデータを除外して、前記顧客に閲覧させるための債権情報を生成する債権情報生成ステップと、
    前記債権情報閲覧受付装置が、前記債権情報生成ステップで生成した債権情報を、前記顧客端末に送信する債権情報送信ステップと、
    を有することを特徴とする債権情報の閲覧受付方法。
  7. 前記利害関係者選択ステップにおいて、前記利用者番号特定ステップで特定した前記顧客を識別する利用者番号をキーに特定された顧客が電子記録債権の債務者に当たる場合には、前記債権情報閲覧受付装置は、前記債権情報生成ステップにおいて、前記利害関係者選択ステップで選択した利害関係者のうち、現在の債権者に当たる利害関係者に関するデータを除外せずに、前記債権情報を生成すること
    を特徴とする請求項6記載の債権情報の閲覧受付方法。
  8. 前記債権情報閲覧受付装置には、電子記録債権の債権情報の閲覧を請求する顧客に割り当てられた顧客番号と、前記電子債権記録機関システムにおいて割り当てられた前記顧客が電子記録債権の記録原簿に利害関係者として記録される際に用いられる利用者番号を関連付けて記憶する顧客情報記憶手段が備えられ、
    前記債権情報閲覧受付装置が、前記顧客端末から、前記顧客端末を操作する顧客に割り当てられた顧客番号を受信する顧客番号受信ステップを有していて、
    前記債権情報閲覧受付装置は、前記利用者番号特定ステップにおいて、前記顧客番号受信ステップで受信した顧客番号と関連付けて前記顧客情報記憶手段に記憶された利用者番号を、電子記録債権にかかる債権情報の閲覧を請求した顧客を識別する利用者番号として特定すること
    を特徴とする請求項6又は7記載の債権情報の閲覧受付方法。
  9. 前記債権情報閲覧受付装置が、前記顧客端末から、電子記録債権を指定した債権情報の閲覧請求を受信する閲覧請求受信ステップを有していて、
    前記債権情報閲覧受付装置は、前記開示請求ステップにおいて、前記閲覧請求受信ステップで閲覧請求を受信した電子記録債権の記録原簿に記録された債権データの開示を請求すること
    を特徴とする請求項6乃至8いずれかに記載の債権情報の閲覧受付方法。
  10. 前記債権情報閲覧受付装置は、前記開示請求ステップにおいて、前記利用者番号特定ステップで特定された利用者番号を指定して、前記利用者番号により特定される利害関係者が含まれる債権データの開示を請求すること
    を特徴とする請求項6乃至8いずれかに記載の債権情報の閲覧受付方法。
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