JP5126861B2 - エネルギー節減システム,エネルギー節減装置およびエネルギー節減型エアーコンプレッサー - Google Patents

エネルギー節減システム,エネルギー節減装置およびエネルギー節減型エアーコンプレッサー Download PDF

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Description

この発明は、エネルギー節減システムに関し、特に、エアーコンプレッサーの消費エネルギーを節減し、また、大気に放出される圧縮エアーのエネルギーを利用して発電できるようにしたシステムに関する。
近年、化石燃料の枯渇が懸念され、原子力発電、太陽光発電、風力発電、波力発電などが研究され実用化されている。
また、船舶内に設置された各種の配管に流れる流体のエネルギーを利用して発電を行うシステム (例えば、特許文献1を参照)や、エアーをタンクに蓄圧しタンクから圧縮エアーを取り出して発電機を駆動するシステム (例えば、特許文献2
,特許文献3を参照)が提案されている。
特開2009−161032号公報 特開2002−235555号公報 特開2002−371951号公報
しかし、特許文献1に記載されたシステムでは、具体性に欠け、実用化が難しい。また、特許文献2や特許文献3に記載されたシステムでは、タンクにエアーを蓄圧するエネルギーを必要とし、これも実用化が難しい。
上記状況に鑑みて、本発明は、大気中に放出される圧縮エアーが有するエネルギーに着目し、この圧縮エアーのエネルギーを利用・回収して発電できるようにし、また同時に、エアーコンプレッサー自体の消費エネルギーの節減を図る、実用化可能なエネルギー節減システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明のエネルギー節減システムは、エアーコンプレッサーなどのエアー圧送装置でエアーを圧縮し、配管を通して1又は複数のエアー機器に圧送してエアー機器を駆動し、圧縮エアーを大気に放出するようにしたエアーシステムにおいて、
圧縮エアーの導入口部と排出口部とが上記配管(11)に連通され、前記エアー圧送装置の直後の配管に接続された空気タンク(15)と、該空気タンク(15)内に設けられ、大気に放出される圧縮エアーの圧力を受けて回転するファン(15A)と、該ファン(15A)の回転によって駆動されて発電する発電機(15B)と、バイパス配管(16)に設けられた自動調節弁(40)と、上記バイパス配管(16)と上記配管(11)との合流部の後段もしくは分岐部の手前に設けられた流量検出器もしくは風量検出器(42)と、発電機(15B)の発電電力を前記エアー圧送装置に供給する手段と、を備え、上記流量検出器もしくは風量検出器(42)の信号に基づいて自動調節弁(40)が制御され、大気に放出される圧縮エアーのエネルギーを上記発電機(15B)でエネルギーを回収して、上記発電機(15B)の発電電力を前記エアー圧送装置に供給し、前記エアー圧送装置の系外から供給すべき電力を低減させる、ことを特徴とする。
ここで、エアー圧送装置とは、圧縮エアーを送り出す装置であり、代表的にはエアーコンプレッサーが挙げられ、機械式やエンジン式のエアーコンプレッサーを含み、さらに空気を大量に取り込んで水などを攪拌する設備に用いられる大型ブロアーも含まれる概念で用いられる。
各種工場、搬送設備、店舗、船舶などではエアーコンプレッサーを設置し、エアーコンプレッサーと可動機器や可動機構(エアー使用機器)、例えば金型の型締め機構やスプレーガンの間を配管やエアーホースで接続し、圧縮エアーによって可動機構を駆動することが行われている。このシステムの圧縮エアーは使用目的を達成すると、大量のエネルギーを持ったまま大気に放出されてしまう。すなわち、圧縮エアーのエネルギーは無駄に大気中に捨てられているのである。
空気タンクは、配管の途中に接続し、圧縮エアーのエネルギーを回収するのがよい。空気タンクは端末のエアー機器の近傍に設けてもよいが、エアー機器によっては常時稼働していないことがあり、その場合には圧縮エアーを活用することができない。そこで、空気タンクをエアーコンプレッサーなどのエアー圧送装置の直後の配管に接続して、常時、圧縮エアーが流れるようにして常に圧縮エアーを利用するようにする。
ここで、エアー機器とは、例えば、空気圧シリンダー、揺動型アクチュエーター、真空パッド、空気弁チャック、ブローノズルなどを挙げることができる。
本発明の特徴の1つは、これまでは大気に無駄に放出されていた圧縮エアーのエネルギーを回収し、発電に利用するようにした点にある。
これにより、身近なエアーシステムを利用して簡易に発電を行うことができ、しかも特別な機器を使用していないことから、容易に実用化できる。
また、このようなシステムは、従来からの課題である機器及び配管接続部からのエアー漏れロスを回収できることにもつながる。エアーコンプレッサーから圧縮エアーが大気に放出されるまでの配管は通常数10〜数100m程度に及ぶものであり、配管の途中でエアー漏れが生じるといった問題があったものを、本発明により、エアー漏れのエネルギーを回収できることになる。空気タンク内のファンおよび発電機で圧縮エアーのエネルギーを予め回収して、回収した電力をエアーコンプレッサーに戻すことによりエアーコンプレッサーの消費電力を削減する。
また、自動調節弁(40)の制御は、流量検出器もしくは風量検出器(42)の信号と自動調節弁(40)の開度からファン(15A)の流量を算出し、ファン(15A)の定格流量および必要最低流量に基づき、ファン(15A)の流量が必要最低流量を下回る場合に自動調節弁(40)の開度を小さくし、ファン(15A)の流量が常に定格流量を目標とするように自動調節弁(40)の開度を制御するものであることが好ましい。
ファン(15A)の定格流量および必要最低流量に基づいて、ファン(15A)の流量が必要最低流量を下回る場合には、自動調節弁の開度を小さくするよう制御して、発電機側の回路保護を行うのである。また、ファン(15A)の流量が必要最低流量を上回る場合には、ファン(15A)の流量が常に定格流量を目標とするように自動調節弁の開度を制御して、発電効率を高めるのである。
また、配管(11)には、空気タンク(15)をバイパスするバイパス配管(16)が設けられ、該バイパス配管(16)と配管(11)との分岐部と合流部には、圧縮エアーの流通路を切り替える切替弁(17A,17B,18A,18B)が設けられるのが好ましい。
ファン及び発電機に故障や異常が発生したときに端末のエアー機器に圧縮エアーを送給できなくなることが懸念されることから、空気タンクをバイパスするパイパス配管を接続し、バイパス配管と配管との分岐部と合流部には圧縮エアーの流通路を切り替える切替弁を設けて空気タンクを迂回してエアー機器に圧縮エアーを送給できるようにするのである。
また、発電機の発電電力は、そのまま普通電源として使用することもできるが、稼働中のエアー機器の数によって配管を流通する圧縮エアーの風量と流速が異なり、発電量が変動することが懸念される。そこで、発電機の発電電力を平準化する平準化回路と、平準化された電力を交流に変換するインバータ回路とを更に備えるのがよい。
インバータ回路の出力を通常電源に使用することができるが、エアーコンプレッサーなどのエアー圧送装置の電源に使用することもできる。
また、空気タンク(15)の出力側配管径が入力側配管径よりも大きいことが好ましい態様である。空気タンク(15)の出力側配管径が入力側配管径よりも大きくすることで、空気タンク内に出入りする圧縮エアーの流れがスムーズになり、圧縮エアーに対する抵抗を減らし、エネルギーロスを低減することが可能となる。
次に、本発明のエネルギー節減装置は、エアーコンプレッサーなどのエアー圧送装置で圧縮したエアーを、配管を通して1又は複数のエアー機器に圧送してエアー機器を駆動した後、圧縮エアーを大気に放出するようにしたエアーシステムにおいて用いられ、上記エアー圧送装置の出力側配管に接続されるエネルギー節減装置であって、
下記a)〜h)を備えることを特徴とする。
a)上記エアーコンプレッサー(10)から延びる上記配管(11)に圧縮エアーの導入口部と排出口部とが連通された空気タンク(15)と、
b)該空気タンク(15)内に設けられ、大気に放出される圧縮エアーの圧力を受けて回転するファン(15A)と、
c)該ファン(15A)の回転によって駆動されて発電する発電機(15B)と、
上記配管(11)に上記空気タンク(15)をバイパスして接続されたバイパス配管(16)と、
d)該バイパス配管(16)と上記配管(11)との分岐部と合流部に接続された切替弁(17A,17B,18A,18B)と、
e)上記バイパス配管(16)に設けられた自動調節弁(40)と、
f)上記バイパス配管(16)と上記配管(11)との合流部の後段に設けられた流量検出器(42)と、
g)上記空気タンク(15)、ファン(15A)、発電機(15B)、バイパス配管(16)、自動調節弁(40)及び流量検出器(42)を内蔵するケーシング(30)
h)発電機(15B)の発電電力を上記エアー圧送装置に供給する手段
なお、上記のエネルギー節減装置において、ケーシング内に発電機の発電電力を平準化する平準化回路と、平準化された電力を交流に変換するインバータ回路とを更に内蔵するのがよい。
また、上記のエネルギー節減装置において、更に、バイパス配管(16)に設けられた自動調節弁(40)と、バイパス配管(16)と配管(11)との合流部の後段もしくは分岐部の手前に設けられた流量検出器もしくは風量検出器(42)とが設けられ、流量検出器もしくは風量検出器(42)の信号に基づいて自動調節弁(40)が制御されるものが好ましい。
また、上記のエネルギー節減装置は、圧縮エアーが流れる配管の途中に複数台設けられ、エネルギーの節減効果を高めることが好ましい。
本発明のエネルギー節減型エアーコンプレッサーは、エアーコンプレッサーで圧縮したエアーを、配管を通して1又は複数のエアー機器に圧送してエアー機器を駆動した後、圧縮エアーを大気に放出するようにしたエアーシステムにおいて用いられるエアーコンプレッサーであって、
上記エアーコンプレッサー(10)から延びる上記配管(11)に圧縮エアーの導入口部と排出口部とが連通された空気タンク(15)と、
該空気タンク(15)内に設けられ、大気に放出されるべき圧縮エアーの圧力を受けて回転するファン(15A)と、
該ファン(15A)の回転によって駆動されて発電する発電機(15B)と、
上記配管(11)に上記空気タンク(15)をバイパスして接続されたバイパス配管(16)と、
該バイパス配管(16)と上記配管(11)との分岐部と合流部に接続された切替弁(17A,17B,18A,18B)と、
上記空気タンク(15)、ファン(15A)、発電機(15B)及びバイパス配管(16)を内蔵するケーシング(30)と、
発電機(15B)の発電電力を上記エアーコンプレッサー(10)の駆動モーターに供給する手段と、
を備えたことを特徴とする。
上記のエネルギー節減システムやエネルギー節減装置においては、エアーコンプレッサーの配管部分に発電機を内蔵した、空気タンクを接続するようにしたが、エアーコンプレッサーのケーシング本体内部に発電機を内蔵した空気タンクを取り付けると、発電機能付きのあるエアーコンプレッサーを提供することができる。
なお、上記のエネルギー節減型エアーコンプレッサーにおいて、ケーシング内に発電機の発電電力を平準化する平準化回路と、平準化された電力を交流に変換するインバータ回路とを更に内蔵するのがよい。
また、上記のエネルギー節減型エアーコンプレッサーにおいて、更に、バイパス配管(16)に設けられた自動調節弁(40)と、バイパス配管(16)と配管(11)との合流部の後段もしくは分岐部の手前に設けられた流量検出器もしくは風量検出器(42)とが設けられ、流量検出器もしくは風量検出器(42)の信号に基づいて自動調節弁(40)が制御されるものが好ましい。

本発明によれば、大気中に放出される圧縮エアーが有するエネルギーを利用・回収して発電できるようにし、また同時に、エアーコンプレッサー自体の消費エネルギーの節減を図ることができるといった効果を有する。
また、従来問題であったエアー漏れのエネルギーロスを回収することができるといった効果も有する。
エネルギー節減システムの実施例2のシステム構成図 エネルギー節減システムの実施例3のシステム構成図 エネルギー節減システムの実施例3の他の実施形態のシステム構成図 エネルギー節減システムの実施例4のシステム構成図 エネルギー節減システムの実施例5のシステム構成図 発電機により回収した電力を負荷電源として再利用する回路の構成例
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明していく。なお、本発明の範囲は、以下の実施例や図示例に限定されるものではなく、幾多の変更及び変形が可能である。
図2は本発明のエネルギー節減システムの第2の実施形態を示している。図2において、10はモータl0A、圧縮機10B及びエアータンク10Cから構成されるエアーコンプレッサー、11は配管、12は配管11によってエアーコンプレッサー10に接続され圧縮エアーのエネルギーによって駆動され、使用済の圧縮エアーを大気に放出するエアー機器である。
また、13は配管11に設けられたドライヤー、14は配管11の途中に設けられたフィルター及び減圧弁、15は配管11のフィルター及び減圧弁14の下流側に接続され、圧縮エアーの導入口部と排出口部とが配管11に連通された空気タンク、15Aは空気タンク15内で圧縮エアーを受けるように設けられたプロペラファン、15Bはファン15Aの回転によって駆動される発電機である。
16は空気タンク15をバイパスして配管11に接続されたバイパス配管、17A,17B,18A,18Bは、バイパス配管16と配管11との分岐部及び合流部に設けられた切替弁、19は空気タンク15のドレイン抜きである。
20は発電電力を平準化する平準化回路、21は平準化回路20の出力を交流、例えば、AC200Vに変換するインバータ回路、23は電源開閉及び回路保護用のノーヒューズブレーカである。
コンプレッサー10の駆動モータ10Aが作動されると、エアーが取り込まれて圧縮される。圧縮エアーは、エアータンク10Cで蓄圧されるとともに、配管11を経てエアー機器12に向けて送給される。この圧縮エアーは、ドライヤー13で乾燥され、フィルター及び減圧弁14で塵などが除去されるとともに所定の圧力に減圧される。所定圧力に減圧された圧縮エアーは、エアー機器12に到達し、エアー機器12は圧縮エアーのエネルギーを受けて作動し、使用済みの圧縮エアーは大気に放出される。
圧縮エアーが配管11を流通し、空気タンク15内に達すると、ファン15Bを回転させ、その回転によって発電機15Bが駆動されて電力を発電する。発電電力は平準化回路20で平準化され、インバータ回路21で例えばAC200Vに変換され、エアーコンプレッサー10のモータ10Aの電力に供給され、通常電源として使用される。
空気タンク15は圧縮エアーの蓄積 (エネルギーの蓄積)、圧縮エアーの圧力変動や脈動の抑制、圧縮エアーの冷却及びドレインの分離の作用を奏する。
空気タンク10内の発電系に異常や故障が発生した場合、切替弁17A、17B、18A、18Bを切り替え、空気タンク15をバイパスして圧縮エアーを流通させる。
ここで、ファン15Aは、プロペラファンに限定されるものではなく、例えば、軸流ファンやシロッコファンを採用することもできる。また、空気タンク15内にファン15A及び発電機15Bを内蔵したが、発電機15Bは空気タンク15の外に設け、ファン15Aの軸と発電機15Bの軸とを伝達ベルトなどで接続することもできる。
図3は本発明のエネルギー節減システムの第3の実施形態を示している。図3において、図2と同一符号は同一又は相当部分を示す。
実施例3のシステムは、図3に示すように、実施例2のシステムにおいて、バイパス配管16に設けられた自動調節弁40と、バイパス配管16と配管11との分岐部の手前に設けられた流量検出器42が更に設けられたものである。流量検出器42の信号に基づいて自動調節弁40が制御される。
なお、図4に示すように、実施例3のシステムにおいて、バイパス配管16に設けられた自動調節弁40と、バイパス配管16と配管11との合流部の後段に流量検出器42を設け、流量検出器42の信号に基づいて自動調節弁40が制御されるものでもかまわない。
自動調節弁40の制御方法について説明する。
先ず、流量検出器42の信号と自動調節弁40の開度から発電機15Bの流量を算出する。そして、発電機15Bの定格流量および必要最低流量に基づいて、発電機15Bの流量が必要最低流量を下回る場合には、自動調節弁40の開度を小さくするよう制御する。また、発電機15Bの流量が必要最低流量を上回る場合には、発電機15Bの流量が常に定格流量を目標とするように自動調節弁40の開度を制御する。
このように、エアーの流量検出器42を自動調節弁40と共にシステムに組み込むことにより、発電機15Bを定格で回すために必要なエアーを優先的に発電機15Bの回路に流すためのコントロール機能を持たせることが可能になる。エアーコンプレッサー10の能力が発電機15Bの定格風量を大幅に上回る場合には、発電機15Bの定格風量を超える風量は流量調節配管11Aに流してやることが必要となる。一方で、端末側のエアー機器でのエアー消費が少なくなった場合は、流量調節配管11Aをコントロールして、発電機15Bの配管回路に優先的にエアーの風量を流すようにするのである。
図5は本発明のエネルギー節減システムの第4の実施形態を示している。図5において、図3と同一符号は同一又は相当部分を示す。
実施例4では、エアーコンプレッサー10、配管11、ドライヤー13、フィルター及び減圧弁14、プロペラファン15A及び発電機15Bを内蔵する空気タンク15、流量調節用のバイパス配管11A、緊急時のバイパス配管11C、ドレイン抜き19、平準化回路20、インバータ回路21、ヒューズ23、自動調節弁40及び流量検出器42を、ケーシング30に内蔵して発電機付きのエアーコンプレッサーを構成している。緊急時のバイパス配管11Cは、発電機15B側のトラブルや自動調整弁40のトラブルが発生した場合の緊急時の配管である。弁19Aは、手動操作と機器故障で自動操作となるようにしている。
図6は本発明のエネルギー節減システムの第5の実施形態を示している。図6において、図5と同一符号は同一又は相当部分を示す。
実施例5では、エアーコンプレッサー10、配管11、ドライヤー13、フィルター及び減圧弁14、プロペラファン15A及び発電機15Bを内蔵する空気タンク15、流量調節用のバイパス配管11A、緊急時のバイパス配管11C、ドレイン抜き19、平準化回路20、インバータ回路21、ヒューズ23、自動調節弁40及び流量検出器42を、ケーシング30に内蔵して発電機付きのエアーコンプレッサーを構成している。
切替弁17A,17B,18A,18B,18Cは、ケーシング30内に設け、蓋付きの点検口から切替操作できるようにしてもよいが、操作しやすいようにケーシング30外側に設けることもできる。
この実施例5の如く、エアーコンプレッサー10と発電装置とを予め一体化しておくことで、更に実用性が高まるであろう。
なお、実施例5では、実施例3の配管系統をエアーコンプレッサー10と予め一体化したが、他の実施例2,3の配管系統をエアーコンプレッサー10と予め一体化してもかまわない。
また、図7は、発電機15Bにより回収した電力を負荷電源として再利用する回路の回路構成の一例を示している。発電機15Bから出力される電流は、ダイオード整流回路60、チョッパー回路62、電圧を降下させるコンバータ回路64、直流を交流に変換するDC/ACコンバータ回路66を経由して、負荷端子(L1,L2)に接続される。
本発明は、既存の機械式やエンジン式のエアーコンプレッサーを用いたシステムのエネルギー節減に有用である。また、下水処理場などにおいて、沈殿池にブロアーで空気を大量に入れて水をかき回す設備で用いられる送風システムのエネルギー削減にも有用である。更に、圧縮エアーしかない配管部分に、発電機能付の風車をセットすることにより、測定器の電源供給装置としても用いることができる。
10 エアーコンプレッサー
11 配管
11A 流量調節用のバイパス配管
11C 緊急時のバイパス配管
12 エアー機器
15 空気タンク
16 バイパス配管
15A ファン
15B 発電機
17A,17B,18A,18B 切替弁
20 平準化回路
21 インバータ回路
30 ケーシング
32 エアーフィルター
40 自動調節弁
42 流量検出器
44 多回路エネルギーモニタ

Claims (16)

  1. エアーコンプレッサーなどのエアー圧送装置でエアーを圧縮し、配管を通して1又は複数のエアー機器に圧送してエアー機器を駆動し、圧縮エアーを大気に放出するようにしたエアーシステムにおいて、
    圧縮エアーの導入口部と排出口部とが上記配管(11)に連通され、前記エアー圧送装置の直後の配管に接続された空気タンク(15)と、該空気タンク(15)内に設けられ、大気に放出される圧縮エアーの圧力を受けて回転するファン(15A)と、該ファン(15A)の回転によって駆動されて発電する発電機(15B)と、
    バイパス配管(16)に設けられた自動調節弁(40)と、上記バイパス配管(16)と上記配管(11)との合流部の後段もしくは分岐部の手前に設けられた流量検出器もしくは風量検出器(42)と、
    発電機(15B)の発電電力を前記エアー圧送装置に供給する手段と、
    を備え、
    上記流量検出器もしくは風量検出器(42)の信号に基づいて自動調節弁(40)が制御され、
    大気に放出される圧縮エアーのエネルギーを上記発電機(15B)でエネルギーを回収して、上記発電機(15B)の発電電力を前記エアー圧送装置に供給し、前記エアー圧送装置の系外から供給すべき電力を低減させる、
    ことを特徴とするエネルギー節減システム。
  2. 上記自動調節弁(40)の制御は、上記流量検出器もしくは風量検出器(42)の信号と上記自動調節弁(40)の開度から上記ファン(15A)の流量を算出し、上記ファン(15A)の定格流量および必要最低流量に基づき、上記ファン(15A)の流量が必要最低流量を下回る場合に上記自動調節弁(40)の開度を小さくし、上記ファン(15A)の流量が常に定格流量を目標とするように上記自動調節弁(40)の開度を制御するものである請求項1に記載のエネルギー節減システム。
  3. 上記配管(11)には、上記空気タンク(15)をバイパスするバイパス配管(16)が設けられ、該バイパス配管(16)と配管(11)との分岐部と合流部には、圧縮エアーの流通路を切り替える切替弁(17A,17B,18A,18B)が設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載のエネルギー節減システム。
  4. 上記発電機(15B)の発電電力を平準化する平準化回路(20)と、平準化された電力を交流に変換するインバータ回路(21)と、を更に備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエネルギー節減システム。
  5. 上記インバータ回路(21)の出力がエアーコンプレッサーなどのエアー圧送装置の駆動電源に使用されることを特徴とする請求項4に記載のエネルギー節減システム。
  6. 上記空気タンク(15)の出力側配管径が入力側配管径より大きいことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエネルギー節減システム。
  7. エアーコンプレッサーなどのエアー圧送装置で圧縮したエアーを、配管を通して1又は複数のエアー機器に圧送してエアー機器を駆動した後、圧縮エアーを大気に放出するようにしたエアーシステムにおいて用いられ、上記エアー圧送装置の出力側配管に接続されるエネルギー節減装置であって、
    上記エアー圧送装置から延びる上記配管(11)に圧縮エアーの導入口部と排出口部とが連通された空気タンク(15)と、
    該空気タンク(15)内に設けられ、大気に放出される圧縮エアーの圧力を受けて回転するファン(15A)と、
    該ファン(15A)の回転によって駆動されて発電する発電機(15B)と、
    上記配管(11)に上記空気タンク(15)をバイパスして接続されたバイパス配管(16)と、
    該バイパス配管(16)と上記配管(11)との分岐部と合流部に接続された切替弁(17A,17B,18A,18B)と、
    上記空気タンク(15)、ファン(15A)、発電機(15B)及びバイパス配管(16)を内蔵するケーシング(30)と、
    発電機(15B)の発電電力を上記エアー圧送装置に供給する手段と、
    から成ることを特徴とするエネルギー節減装置。
  8. 請求項7に記載のエネルギー節減装置において、
    更に、
    上記バイパス配管(16)に設けられた自動調節弁(40)と、
    上記バイパス配管(16)と上記配管(11)との合流部の後段もしくは分岐部の手前に設けられた流量検出器(42)と、
    が設けられ、
    上記流量検出器(42)の信号に基づいて自動調節弁(40)が制御される、
    ものであることを特徴とするエネルギー節減装置。
  9. 上記自動調節弁(40)の制御は、上記流量検出器もしくは風量検出器(42)の信号と上記自動調節弁(40)の開度から上記ファン(15A)の流量を算出し、上記ファン(15A)の定格流量および必要最低流量に基づき、上記ファン(15A)の流量が必要最低流量を下回る場合に上記自動調節弁(40)の開度を小さくし、上記ファン(15A)の流量が常に定格流量を目標とするように上記自動調節弁(40)の開度を制御するものである請求項8に記載のエネルギー節減装置。
  10. 上記ケーシング(30)には、上記発電機(15B)の発電電力を平準化する平準化回路(20)と、平準化された電力を交流に変換するインバータ回路(21)とが、更に内蔵されていることを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載のエネルギー節減装置。
  11. 上記空気タンク(15)の出力側配管径が入力側配管径より大きいことを特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載のエネルギー節減装置。
  12. エアーコンプレッサーで圧縮したエアーを、配管を通して1又は複数のエアー機器に圧送してエアー機器を駆動した後、圧縮エアーを大気に放出するようにしたエアーシステムにおいて用いられるエアーコンプレッサーであって、
    上記エアーコンプレッサー(10)から延びる上記配管(11)に圧縮エアーの導入口部と排出口部とが連通された空気タンク(15)と、
    該空気タンク(15)内に設けられ、大気に放出されるべき圧縮エアーの圧力を受けて回転するファン(15A)と、
    該ファン(15A)の回転によって駆動されて発電する発電機(15B)と、
    上記配管(11)に上記空気タンク(15)をバイパスして接続されたバイパス配管(16)と、
    該バイパス配管(16)と上記配管(11)との分岐部と合流部に接続された切替弁(17A,17B,18A,18B)と、
    上記空気タンク(15)、ファン(15A)、発電機(15B)及びバイパス配管(16)を内蔵するケーシング(30)と、
    発電機(15B)の発電電力を上記エアーコンプレッサー(10)の駆動モーターに供給する手段と、
    を備えたことを特徴とするエネルギー節減型エアーコンプレッサー。
  13. 請求項12に記載のエネルギー節減型エアーコンプレッサーにおいて、
    更に、
    上記バイパス配管(16)に設けられた自動調節弁(40)と、
    上記バイパス配管(16)と上記配管(11)との合流部の後段もしくは分岐部の手前に設けられた流量検出器(42)と、
    が設けられ、
    上記流量検出器(42)の信号に基づいて自動調節弁(40)が制御される、
    ものであることを特徴とするエネルギー節減型エアーコンプレッサー。
  14. 上記自動調節弁(40)の制御は、上記流量検出器もしくは風量検出器(42)の信号と上記自動調節弁(40)の開度から上記ファン(15A)の流量を算出し、上記ファン(15A)の定格流量および必要最低流量に基づき、上記ファン(15A)の流量が必要最低流量を下回る場合に上記自動調節弁(40)の開度を小さくし、上記ファン(15A)の流量が常に定格流量を目標とするように上記自動調節弁(40)の開度を制御するものである請求項13に記載のエネルギー節減型エアーコンプレッサー。
  15. 上記ケーシング(30)には、上記発電機(15B)の発電電力を平準化する平準化回路(20)と、平準化された電力を交流に変換するインバータ回路(21)とが、更に内蔵されていることを特徴とする請求項12に記載のエネルギー節減型エアーコンプレッサー。
  16. 上記空気タンク(15)の出力側配管径が入力側配管径より大きいことを特徴とする請求項12〜15のいずれかに記載のエネルギー節減型エアーコンプレッサー。
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