JP5126727B2 - 車いす型ストレッチャーにおける移載のためのシフトするシート - Google Patents

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発明の詳細な説明
本発明は、被介護者をベッドからストレッチャーに又はストレッチャーからベッドに移載することを目的としてストレッチャーに設けられたシフトするシートの構造に関する。
従来のシフトするボードを備えたストレッチャーにおいては、被介護者をベッドからストレッチャーへ又はストレッチャーからベッドへ移載する際に、ベッド面とベッド上に展開するストレッチャー面との間に生じる段差が大きく、そのため、被介護者に苦痛を与えることなく段差を通過し得るよう剛性の高いボードが用いられてきた。
剛性を減じた柔軟性を有するボードを用いる場合は、ボードに適度の厚みを持たせて、段差によって生じる通過角度や凹凸の緩和など、被介護者が受ける境界通過の際の不快感の緩和に努めている。
また、移載用のボードに替えて薄いプラスチックシートなどを用いる場合は、シートを収容するストレッチャーの構造体を極力薄くして、ベッド上に展開する段差を縮小することが行われており、(例えば、特願平9−260785号公報)すでに段差の縮小という点では、一応満足し得る程度まで実現し得ているものもある。
ボードやシートは、キャリッジによってストレッチャー本体から繰出され、ベッド上に展開する。また、逆にベッド上に展開したボードやシートはキャリッジによって本体に繰込まれる。すなわちストレッチャーに装備されたキャリッジに牽引されシフトすることによって移載を達成することができるものである。
一方、移載を終えて次にストレッチャーを車いすの姿勢に変換するとき、ボードはストレッチャーのキャリッジに締結されていて、ストレッチャーの起伏に伴いボードも屈曲して車いすの形態に変換されるが、これらの個々の機能動作は動力化されても、シートやフットレストなどの形態への対応は、手作業によるものとされている。
発明が解決しようとする課題
本来、ストレッチャーとベッドとの段差は小さいほど好ましく、また、ボードはその限りにおいて薄いものであることが好ましい。
すでに十分に段差の縮小された薄型の構造体と薄型のスライドシートを有するストレッチャーであっても、被介護者が横臥するベッドの面は、肩や腰と接触する部分の沈み量が比較的大きく、シート上に被介護者を収容するとき、被介護者にシートが接触する際の接触感が、柔らかく均等で滑らかに移行することが望まれる。
すなわち、シートをベッド上に展開したときには、ベッド面の変形と相俟って、シートは相応の撓み変形を許容し得るものであることが望ましい。
一方、シートはキャリッジに締結されてシフトする駆動力に耐える強度と剛性を有するものでなければならないと同時に、起伏等の構造体の屈曲に合せて屈曲を繰り返すことに耐えることが必要とされる。
また、ストレッチャーから車いすに形態変換した後、被介護者が床面に足を着けて起立するなど、車いすの状態としてのストレッチャーから被介護者が離れて行く場合(例えば他の車いすに乗り換える場合など)と、そのまま車いす状態のストレッチャーに座位の姿勢で留まる場合とがある。すなわち、前者の場合では、或いは必要に応じて、フットレストは脚部のシートと共に座面下に収納されるか、或いは除去されねばならないことであり、後者の場合すなわち座位の姿勢で車いすの形態のストレッチャーに留まる場合には、フットレストは予め車いすの状態に装備されていることが望まれる。すなわち形態変換動作は完結的に行われることが望ましい。
課題を解決するための手段
上記目的を達成するために、本発明のストレッチャーにおいては、シートはベッド面やストレッチャ−の支持面上を滑り易く、かつベッド面の凹凸に対して適度に追随変形し得る可撓性を有するプラスチックなどの薄板を用いてキャリッジと締結され、キャリッジはプラットフォームの案内溝に沿って駆動される。
また、ベッドの端部に横臥する被介護者に対し、最初にシートが接触する部分(ベッドに対して向い合う縁辺)を緩やかな波型などとして、ベッド面の凹凸に馴染み易い撓みが得られるよう成型している。
ストレッチャー本体の構造体と一体となって屈曲するシートの屈曲部は蝶番構造とし、蝶番にはプラスチック素材の成型による長蝶番(心材はステンレス線材)を用いて接合・成形し、キャリッジの推力にも対応すると共に、可撓性を有するものを用いる。
さらに、互いにシートを蝶番で連結することによって、多数のシートをW型に折畳むことが可能であることから、フットレストの回転に伴って、脚部のシートをプラットフォームの下部に折曲げて収納することが可能なものとする。
発明の実施の形態を実施例に基き、図面を参照して説明する。なお、以下においては、車いす型ストレッチャーを説明の便宜上介助機と称する場合がある。
図1において、介助機のプラットフォーム3a、3b、3cにはそれぞれキャリッジ4a、4b、4cが設けられていて、キャリッジ4a、4b、4cはそれぞれシート1a、1b、1cと締結されており、キャリッジに牽引されてシートはシフトすることができる。ただし、キャリッジ4cには牽引機能は設けていない。
すなわち、キャリッジ4a、4bはプラットフォーム内に設けられたワイヤロープ若しくはベルトなどの牽引体によって、シートを図1の状態から図2の状態に、又は図2の状態から図1の状態にシフトすることが可能な構造になっている。
プラットフォーム3a、3b、3cは、介助機本体の昇降動作によって、ベッド面に接着し、被介護者の受け渡しを行う。
被介護者を横臥させた状態でプラットフォーム3をベッド上に接着し、キャリッジ4によってシート1をベッド上に繰出して(図2)、緩やかな波形に成型したシートの先端部分6を被介護者の下に敷き込み、つぎに被介護者を横転仰臥させてシート上に乗移らせ、シートをプラットフォーム上に収容して移載を完了する(図1)。
ストレッチャーが車いすの状態に変換される際には、シート1aはプラットフォーム3aと一体となって起伏し、またシート1cはプラットフォーム3cと一体になって俯仰する(図5の状態)。シート1は、シート1a、1b、1x、1y、1cとそれらを連結する可撓性を有する蝶番2a、2b、2x、2yとから成っている。
ストレッチャーが車いすの状態(図5の状態、介助機としての一形態)にあるときは、被介護者は介助機から降りて床面に足を着けて立ち上がることができ、他の車いすへ移乗するなど介助機を離れる行動をとることができる。
また、ストレッチャーが車いすの状態に変換され、車いすとして被介護者が乗ったまま移動するなどの場合には、プラットフォーム3cを俯下させるに先立って、前以てフットレスト5を図3の状態から3/4回転して図6の形態に整えておくことが必要である。
発明の効果
被介護者をベッドからストレッチャーに移載する際の被介護者が受ける違和感を緩和し、また、移載や姿勢の変換を行う際の介助者の作業の省力化に資することができる。すなわち、ストレッチャーの移載機能の質の向上と作業の省力化と効率化を推進することができる。
さらに、ストレッチャーから車いすへの変換が自動的になし得るなど、全ての機能動作が電動化され得ることからことから、被介護者自らが介助機を操作・運行することが可能となる。
車いす型ストレッチャーの平面図である。 車いす型ストレッチャーにおいて、キャリッジによってストレッチャー本体から繰り出されたシートの状況を示す平面図である。 車いす型ストレッチャーのベッド側から見た側面図である。 図2の状況にあって、シートの繰出し方向を右方向と見た場合の垂直断面図である。 車いすの状態に形態変換した車いす型ストレッチャーの側面図である。フットレストは用意されていない状態を示す。 フットレストを整えた車いす状態の車いす型ストレッチャーの側面図である。 可撓性を有する長蝶番の斜視図である。
符号の説明
1 可撓性を有するシフトするシート
(シート:1a、1b、1x、1y、1c)
2 可撓性を有する長蝶番
(長蝶番:2a、2b、2x、2y)
3 車いす型ストレッチャーのプラットフォーム
(プラットフォーム:3a、3b、3c)
4 車いす型ストレッチャーのプラットフォームのキャリッジ
(キャリッジ:4a、4b、4c)
5 フットレスト
6 シートの先端部分
(ベッドに対して向い合う縁辺)

Claims (2)

  1. 筐体部から水平な回転軸によって支えられ回転軸の回転によって起伏するプラットフォー ム(3a)と、筐体部に固着されたプラットフォーム(3b)を有する車いす型ストレッ チャーにおいて、可撓性を有するシート(1a)と可撓性を有するシート(1b)とを、 可撓性を有する一つの長蝶番(2a)を用いて接合し、プラットフォーム(3a)(3b )の上面の案内溝に沿ってシフト可能に装備されたキャリッジ(4a)(4b)にそれぞ れ締結し、ワイヤーロープ若しくはベルトにより駆動される複数のキャリッジの推力によ って牽引される可撓性を有するシフトするシート(1a)(1b)であって、前記長蝶番 (2a)は本体がプラスチック材であり心材はステンレス線材からなるもので、ストレッ チャーとしてベッド上に展開する際に二つのシート(1a)(1b)を繋ぐ長蝶番(2a )のそれぞれの取付け面が一つの平面をなすときは長蝶番(2a)はシートと一体となっ て相応の撓みを許容し得るものであり、長蝶番(2a)の回転軸心をシート(1a)(1 b)の下面に一致させて設け、かつ、プラットフォーム(3a)の起伏の回転中心をプラ ットフォーム(3a)(3b)の上面に一致させて設けて長蝶番(2a)の回転軸心をプ ラットフォーム(3a)の起伏の回転中心に一致させることによって、シート(1a)と プラットフォーム(3a)が一体となって起伏することができることを特徴とする被介護 者を移載するための可撓性を有するシフトするシート
  2. ベッドに対して向い合う縁辺を、波型状又は歯形状若しくは櫛型状などの凹凸形状に形成 したことを特徴とする請求項1記載の可撓性を有するシフトするシート
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