JP5126167B2 - 表面処理装置 - Google Patents
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Description
拡散による反応原料の輸送はガス流による場合に比べ非常に小さいため、高アスペクト比の穴、溝の内部へは原料到達量が少なくなってしまい、表面処理に長時間が必要になってしまうことになる。
したがって、この従来技術では、クヌーセン数(平均自由工程/代表長さ)が、5〜500程度となるため、微細穴周りは連続流でなく自由分子流(高度に希薄化された状態)の領域と考えられる(連続流となるためには、クヌーセン数<0.1が必要)。
したがって、この従来技術でも、拡散による反応原料の輸送はガス流による場合に比べ非常に小さいため、高アスペクト比の穴、溝の内部へは原料到達量が少なくなってしまい、表面処理に長時間が必要になってしまうことになる。
これにより、処理室の側面から、ワークの表面処理に不適当な不純物の放出をより抑止することができる。
図2は、ワーク1の表面に形成された溝又は穴2に、絶縁物又はシリコンに導電性を付与するための微小量の不純物をドープした材料2’が、埋め込まれた状態を説明する説明図である。図3は、本発明の一実施形態である表面処理装置にワーク1を搬入、搬出する説明図である。図4は、本発明の一実施形態である表面処理装置を示す概略図である。図5は、本発明の一実施形態における圧力変動装置8を示す概略図である。
ワーク1としては、シリコンウエハ、基板、半導体デバイスなどが挙げられる。表面処理としては、例示として、CVD、プラズマCVDなどが挙げられる。
図3に示すように、ワークとしてのシリコンウエハ1は、処理室3に、表面処理するシリコンウエハ1が搬入、搬出される。他の搬送装置により、シリコンウエハ1は、搬送台13に載置された後、搬送装置14により、開閉機構のある扉10を通して処理室3に搬入され、シリコンウエハ1を保持する支持台4に載置される。
処理室壁面に沿う方向にガスを導入し、排気口まで到達させる処理室構造にすることで、ワークには圧力変動のための供給ガスを到達させずに表面処理をすることができる。このような、圧力調整用の導入ガス供給部7が、ワーク位置より外側に設置されて、不活性ガスを供給する仕組みにより、圧力変動付与と同時に、装置壁面を保護する機能を有している。導入ガスは壁面全体に沿って供給される。
このため、ワーク1の表面に形成された、2以上の高アスペクト比の穴又は溝2に、絶縁物又はシリコンに導電性を付与するための微小量の不純物をドープした材料を、埋め込む場合、希薄気体力学(機械工学便覧基礎編α4等参照)でいうところの連続流が発生する。
これに対して、本実施形態の表面処理装置は、ガス流(連続流)発生下での表面処理であるので、処理室3に導入ガスを供給することにより処理室の圧力を変動させることにより、高アスペクト比の穴、溝の内部に対しても、積極的に原料を到達させることができる。このため、表面処理に長時間かけずに、反応ガスを化学反応させ埋め込むことが出来るのである。
2 穴又は溝
3 処理室
4 支持台
5 加熱装置
6 反応ガス供給部
7 導入ガス供給部
8 圧力変動部
9 排気口
10 扉
20 ガス供給源
21 バルブ
22 シリンダ
23 ピストン
24 可変容量部
Claims (6)
- ワーク(1)の表面に形成された、2以上の高アスペクト比の穴又は溝(2)に、絶縁物又はシリコンに導電性を付与するための微小量の不純物をドープした材料を、埋め込むために、反応ガスを化学反応させる表面処理装置であって、
該表面処理装置が、前記ワーク(1)の表面に前記反応ガスを化学反応させる処理室(3)と、前記反応ガスの導入経路を通じて前記処理室に前記反応ガスを供給する反応ガス供給部(6)と、前記反応ガスの導入経路とは別に、前記処理室に導入ガスを供給することにより前記処理室の圧力を変動させる圧力変動部(8)とを具備する表面処理装置において、
6666Pa〜101325Paの範囲内で高圧と低圧に周期的に前記導入ガスの圧力を変動させて、前記導入ガスを、前記圧力変動部(8)から導入ガス供給部(7)を経由して前記処理室に供給することにより、前記処理室内の圧力を変動させて前記反応ガスを前記穴又は溝(2)に流入出させるようにし、
前記処理室(3)が上面部(3’)、側面部(3’’)、下面部(3’’’)から構成され、前記上面部(3’)には、前記反応ガス供給部(6)と、前記反応ガス供給部(6)を取り囲むように設置された前記導入ガス供給部(7)とが設けられ、前記下面部(3’’’)には、前記ワーク(1)が配置される支持台(4)が設けられているようにした表面処理装置。 - 前記導入ガスの圧力を、0.1〜100Hzの周期で変動させることを特徴とする請求項1に記載の表面処理装置。
- さらに、前記側面部(3’’)にも前記導入ガス供給部(7)が設けられており、前記導入ガス供給部(7)が前記側面部(3’’)に設けられた複数個の導入穴を具備し、前記側面部(3’’)全体から前記導入ガスが前記処理室に供給されることを特徴とする請求項1又は2に記載の表面処理装置。
- 前記圧力変動部(8)が、前記導入ガスのガス供給源(20)と、前記導入ガスの供給又は停止を周期的に制御するバルブ(21)とを具備することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の表面処理装置。
- 前記圧力変動部(8)が、前記導入ガス供給部(7)に連結するシリンダ(22)と、該シリンダ(22)内を摺動するピストン(23)と、該ピストン(23)を周期的に伸縮駆動させるアクチュエータとを具備することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の表面処理装置。
- 前記圧力変動部(8)が、前記導入ガス供給部(7)に連結する可変容量部(24)と、該可変容量部(24)を周期的に伸縮駆動させるアクチュエータを具備することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の表面処理装置。
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