JP5125821B2 - トラフィックエンジニアリング装置、ネットワークシステム、トラフィック制御方法及びプログラム - Google Patents

トラフィックエンジニアリング装置、ネットワークシステム、トラフィック制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、トラフィックエンジニアリングを行うトラフィックエンジニアリング装置に関する。また、本発明は、トラフィックエンジニアリング装置を備えたネットワークシステムに関する。また、本発明は、トラフィック流量の制御を行うトラフィック制御方法及びトラフィック制御用プログラムに関する。
インターネットの普及に伴い、インターネットに接続されるドメインの数が増加の一途を辿っている。インターネットは、複数のドメインと呼ばれるネットワークの集合である。また、このドメインとは、ある1つの管理主体によって一貫した管理が行われているネットワークを示す。これらのドメイン間において、インタードメインルーティングプロトコルを用いて互いの経路情報を交換することにより、ドメインをまたがった通信が実現される。
現在、インターネット上では、インタードメインルーティングプロトコルとしてBGP4が用いられている(非特許文献1参照)。また、BGP4では、ドメインのことをAS(Autonomous System :自律システム)と呼んでいる。
BGP4を用いて通信を行う場合、ASは、自AS内のアドレスプレフィックスを他のASに通知する。通知を受けた他のAS(具体的には、BGPルータ)は、自ASの番号をアドレスプレフィックスに付加して、隣接するASに通知する。このようにアドレスプレフィックスが広告される場合、アドレスプレフィックスは、通過するAS毎にそのASのAS番号が付与されて伝播される。
図19は、アドレスプレフィックスがBGPを用いて伝播される様子を示した説明図である。AS1は、自身がもつアドレスプレフィックス「192.168.1.0/24」に自AS番号1を付加して、隣接するAS2及びAS3に、BGP UPDATEメッセージを用いて通知(送信)する。BGP UPDATEメッセージを受け取る(受信する)と、各ASは、それぞれ自身のAS番号を付加して、BGP UPDATEメッセージをさらに隣接するASに送信する。以後、BGP UPDATEメッセージを受け取る(受信する)と、各ASは、宛先がアドレスプレフィックスにマッチするパケットを、BGP UPDATEメッセージが送信されてきた側のASに向かって転送する。
図19に示す例において、AS5は、アドレスプレフィックスが「192.168.1.0/24」であるBGP UPDATEメッセージを、隣接するAS2及びAS4の双方から受信している。この場合、AS5は、双方から受信したBGP UPDATEメッセージのうち、アドレスプレフィックスに付加されているAS PATH 属性を参照して、AS PATH 長が短い方のBGP UPDATEメッセージを採用する。図19に示す例では、BGP UPDATEメッセージ1913は、AS PATH 長が2である。一方、BGP UPDATEメッセージ1915中のAS PATH 長は3である。そのため、AS5は、前者のBGP UPDATEメッセージ1913を採用して、パケットの転送を行う。
上記のように、通過するAS番号を記録した上でアドレスプレフィックスが伝搬されるルーティングプトロコルは、パスベクトル型のルーティングプロトコルと呼ばれている。
次に、図20を用いて、BGPを用いたトラフィックエンジニアリングについて説明を行う。AS1は、保有するアドレスプレフィックス「192.168.1.0/24」を、「192.168.1.0/25」及び「192.168.1.128/25」という2つのアドレスブロックに分割する。そして、AS1は、それぞれのアドレスブロックを、BGP UPDATEメッセージを用いて、異なるASに通知(送信)する。そのように処理を実行することによって、AS1自身が保有するアドレスのうち、例えば、「192.168.1.1 」宛てのパケットは、AS2と接続するリンク側からのみ自ASに到達する。一方、例えば、「192.168.1.129 」宛てのパケットは、AS3と接続するリンク側から自ASに到達する。
Y. Rekhter, T. Li, and S. Hares, "A Border Gateway Protocol 4 (BGP-4)", RFC 4271, Internet Engineering Task Force, 2006.
しかし、BGPを用いたトラフィックエンジニアリング(Traffic Engineering :以下、TEともいう)を行う場合、BGP UPDATEメッセージの伝播範囲をコントロールすることができない。そのため、BGP UPDATEメッセージの伝播範囲が広範囲にわたってしまう。従って、各ASがTEを行うことによって、BGP UPDATEメッセージの数が増大し、これらのBGP UPDATEメッセージの処理負荷が増大するという問題がある。
図20に示す例では、AS1は、自身がもつアドレスプレフィックスを2つに分割し、それぞれのアドレスブロックを、異なるBGP UPDATEメッセージを用いて他のASに通知することによって、TEを実現している。しかし、図19の例に示すTEを行わない場合と比較して、BGP UPDATEメッセージの数が増大していることがわかる。
そこで、本発明は、上記に示した課題を解決するためになされたものであって、トラフィックエンジニアリングを行う場合において、メッセージの数の増大を防止し、メッセージの処理負荷の増大を防止することができるトラフィックエンジニアリング装置、ネットワークシステム、トラフィック制御方法、及びトラフィック制御用プログラムを目的とする。
本発明によるトラフィックエンジニアリング装置は、トラフィックエンジニアリングを行うトラフィックエンジニアリング装置であって、トラフィックエンジニアリングを行うために予め設定されたポリシを実現するためにネットワーク内の最適な分岐点を決定する最適分岐点決定手段と、最適分岐点決定手段が決定した分岐点に基づいて、トラフィックの受信の際に自身のノードに流れ込むトラフィック量の調整を行うトラフィック流量調整手段と、トラフィック量を送信元毎に対応付けて含むトラフィック量テーブルと、を備え、最適分岐点決定部は、トラフィック量テーブルに含まれるトラフィック量を用いて、最適な分岐点を決定することを特徴とする。
本発明によるネットワークシステムは、トラフィックエンジニアリングを行うトラフィックエンジニアリング装置を備え、トラフィックエンジニアリング装置は、トラフィックエンジニアリングを行うために予め設定されたポリシを実現するためにネットワーク内の最適な分岐点を決定する最適分岐点決定手段と、最適分岐点決定手段が決定した分岐点に基づいて、トラフィックの受信の際に自身のノードに流れ込むトラフィック量の調整を行うトラフィック流量調整手段と、トラフィック量を送信元毎に対応付けて含むトラフィック量テーブルと、を備え、最適分岐点決定部は、トラフィック量テーブルに含まれるトラフィック量を用いて、最適な分岐点を決定することを特徴とする。
本発明によるネットワーク制御方法は、トラフィック流量の制御を行うトラフィック制御方法であって、トラフィック量を送信元毎に対応付けて記憶するトラフィック量記憶ステップと、トラフィックエンジニアリングを行うために予め設定されたポリシを実現するために、記憶したトラフィック量を用いて、ネットワーク内の最適な分岐点を決定する最適分岐点決定ステップと、決定した分岐点に基づいて、トラフィックの受信の際に自身のノードに流れ込むトラフィック量の調整を行うトラフィック流量調整ステップとを含むことを特徴とする。
本発明によるネットワーク制御用プログラムは、トラフィック流量の制御を行うトラフィック制御用プログラムであって、コンピュータに、トラフィック量を送信元毎に対応付けて記憶するトラフィック量記憶処理と、トラフィックエンジニアリングを行うために予め設定されたポリシを実現するために、記憶したトラフィック量を用いて、ネットワーク内の最適な分岐点を決定する最適分岐点決定処理と、決定した分岐点に基づいて、トラフィックの受信の際に自身のノードに流れ込むトラフィック量の調整を行うトラフィック流量調整処理とを実行させるためのものである。
本発明によれば、トラフィックエンジニアリングを行う場合において、メッセージの数の増大を防止し、メッセージの処理負荷の増大を防止することができる。
実施形態1.
以下、本発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。本発明は、インタードメインルーティングを行う場合において、 トラフィックエンジニアリング(TE)を行うトラフィックエンジニアリング装置に関する。
まず、本発明によるトラフィックエンジニアリング装置の概要を説明する。本発明によるトラフィックエンジニアリング装置は、影響範囲を限定するために、少数のASのみがTEにおける分岐点となる特殊なBGP Updateメッセージを送信する。そして、トラフィックエンジニアリング装置は、管理者によって予め定められたTEポリシを実現するために、適切なBGP UPDATEを送信すべき送信先ASを、トラフィックの状況やトポロジ情報を用いて自律的に決定する。そのように制御することによって、範囲を限定したTEを実現するトラフィックエンジニアリング装置、ネットワークシステム、ネットワーク制御方法、及びネットワーク制御用プログラムを実現している。
図1は、本発明による中継装置の構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、中継装置1は、トラフィック情報測定部11、トラフィック量テーブル121〜12n、トラフィック量積算部13、トラフィック量積算テーブル141〜14n、プレフィックス対応テーブル15、経路情報交換部16、トポロジ推定部17、ASパスツリー推定部18、TE対象分岐点決定部19、ポリシ管理部20、ネットワークインタフェイス部21〜2n、及びTEメッセージ処理部31を含む。
本実施形態において、トラフィックエンジニアリング装置は、中継装置1によって実現される。中継装置1は、具体的には、BGPルータ等のネットワーク装置によって実現される。また、中継装置1は、例えば、ルータ機能を搭載しプログラムに従って動作するパーソナルコンピュータ等の情報処理装置によって実現されてもよい。
トラフィック情報測定部11は、ネットワークインタフェイス部21〜2nを経由して中継装置1内に流れ込む(受信する)トラフィックに対して、パケット毎に、宛先アドレス、送信先アドレス、及びそのパケットサイズ等のトラフィック情報やトラフィック量を測定する機能を備える。また、トラフィック情報測定部11は、測定したトラフィック情報やトラフィック量を、トラフィック量テーブル121〜12nに格納する機能を備える。
トラフィック量テーブル121〜12nは、具体的には、中継装置1が備えるメモリ等の記憶装置(図示せず)に記憶される。トラフィック量テーブル121〜12nは、トラフィック情報測定部11が取得(測定)したトラフィック情報やトラフィック量を、送信元AS及び宛先アドレスブロック毎に分類して格納する表(テーブル)である。なお、図1に示すように、本実施形態では、中継装置1は、複数のトラフィック量テーブル121〜12nを含む。この場合、各トラフィック量テーブル121〜12nは、自ASが隣接するASと接続しているネットワークインタフェイス部にそれぞれ対応している。
例えば、図7に示すようなネットワークシステムに、トラフィックエンジニアリングを用いた中継装置1を適用する場合を考える。この場合、図7に示すように、自AS(AS1)には、隣接するASと接続するリンクが4本(図中に示すリンク721,731,741,751)存在する。また、AS1(具体的には、中継装置7111)は、これらのリンク721,731,741,751に接続するためのネットワークインタフェイス部を4つ備える。
また、図8に示す構成例の場合、中継装置7111は、トラフィック量テーブルも4つ備え、それぞれのトラフィック量テーブルをリンク721,731,741,751から流れ込むトラフィック量を記録するために用いる。
図2は、あるリンクYに対するのトラフィック量テーブルの例を示す説明図である。図2に示す例において、トラフィック量テーブル201における行222は、それぞれ各パケットの送信元ASを示している。トラフィック情報測定部11は、各パケットの送信元アドレスを参照し、後述する図3のプレフィックス対応テーブルに基づいて、その送信元アドレスがどのASに属するのかを検索することによって、そのパケットの送信元ASを知る(測定する)ことができる。そして、トラフィック情報測定部11は、測定した送信元ASをトラフィック量テーブルに格納する。
また、図2において、列221は、自ASが保有するプレフィックスを分割したアドレスブロックを示している。例えば、自ASが「200.X.0.0/16」というプレフィックスをもっていたとする。図2に示す例では、このプレフィックスを、「200.X.0.0/24」,「200.X.1.0/24」・・・という256個のアドレスブロックに分割した場合を示している。
なお、図2に示す例では、プレフィックスを256個のアドレスブロックに分割する場合を示しているが、自ASがもつプレフィックスを分割せずに1つのアドレスブロックとして用いてもよい。その場合、図2に示す表(テーブル)において、列221は1列のみとなる。
また、自AS宛てのパケットは、すなわち自ASのもつプレフィックスを宛先としてもつパケットである。この場合、トラフィック情報測定部11は、受信した自AS宛てのパケットの宛先フィールドを参照することによって、該当するアドレスブロックを知る(特定する)ことができる。また、トラフィック情報測定部11は、図2に示すトラフィック量テーブルにおいて、受信したパケットの送信元AS及び宛先アドレスに該当するアドレスブロックのフィールドに、そのパケットのパケットサイズの値を加算して保存する。また、トラフィック情報測定部11は、図2に示すトラフィック量テーブルにおいて、各行毎の合計223及び各列毎の合計224を記録する。また、トラフィック情報測定部11は、図2に示すトラフィック量テーブルにおいて、リンクYに流れ込むトラフィック全体のトラフィック量225も記録する。
トラフィック量積算部13は、トラフィック量テーブル121〜12nに保存されているトラフィック量を、ASパスツリー推定部18が推定したASパスツリーに基づいて積算する機能を備える。また、トラフィック量積算部13は、求めたトラフィック量の積算結果をトラフィック量積算テーブル141〜14nに保存する機能を備える。
トラフィック量積算テーブル141〜14nは、具体的には、中継装置1が備えるメモリ等の記憶装置に記憶される。トラフィック量積算テーブル141〜14nは、トラフック量積算部13が積算したトラフィック積算量を保存するためのテーブルである。なお、本実施形態では、中継装置1は、複数のトラフィック量積算テーブル141〜14nを含む。
図4は、トラフィック量積算テーブルの例を示す説明図である。なお、図4に示すトラフィック量積算テーブルにおいて、行422及び列421の意味は、図2に示したトラフィック量テーブルにおける行222及び列221の意味と同様である。
プレフィックス対応テーブル15は、具体的には、中継装置1が備えるメモリ等の記憶装置に記憶される。プレフィックス対応テーブル15は、プレフィックスとそのプレフィックスを保有するASのAS番号とを対応付けて保持する表(テーブル)である。図3は、プレフィックス対応テーブルの例を示す説明図である。図3に示すようにプレフィックス対応テーブルは、プレフィックス321とAS番号322とを対応付けて含む。
経路情報交換部16は、BGPを用いて、隣接するASと経路情報の交換を行う機能を備える。また、経路情報交換部16は、交換処理により隣接するASから取得(受信)した経路情報中からASパスに関わる情報を抽出する機能を備える。また、経路情報交換部16は、抽出したASパスに関わる情報をトポロジ推定部17に渡す(出力する)機能を備える。
トポロジ推定部17は、経路情報取得部16が取得(抽出)したASパスに関する情報に基づいて、AS間のつながりを示すトポロジマップを作成する機能を備える。図8は、トポロジ推定部17が作成するトポロジマップの例を示す説明図である。図8に示す例において、図中のAS11〜AS17は、それぞれASを表している。また、図8において、直線821〜830は、それぞれAS間を接続するリンクを示している。
ASパスツリー推定部18は、トポロジ推定部17が推定(作成)したトポロジマップ、及びASパス情報取得部16が取得(抽出)したASパスに関する情報に基づいて、送信元が各ASであるトラフィックがどのようなASパスを通って自ASに到達したかを示すASパスツリーを作成する機能を備える。
さらに、ASパスツリー推定部18は、作成したASパスツリーを用いて、各AS発のトラフィックがどのリンク経由で入ってくるか(受信したか)に従ってグルーピングを行う機能を備える。
図9は、ASパスツリーの例を示す説明図である。図9に示す例において、図中のAS14は、自ASである。また、AS14は、他のASと2本のリンク925,927で接続されている。この場合、リンク925経由でAS14にトラフィックが到達する場合の発ASとなりうるASは、AS11,12,16,17の4つのASである。一方、リンク927経由でAS14に到達するトラフィックの発ASとなりうるASは、AS13,15の2つのASである。図9に示す例の場合、ASパスツリー推定部18は、このように2つのリンクに対応した2つのAS群にグルーピングを行う。
TE対象分岐点決定部19は、ASパスツリー推定部18が推定するASパスツリー、及びトラフィック量積算テーブル141〜14nに保存されている各ASを通過して受信したトラフィックの積算量を用いて、ポリシ管理部20が管理するTEポリシを実現するために適したAS(以下、分岐点ASともいう)を決定する機能を備える。また、TE対象分岐点決定部19は、決定したAS(分岐点AS)及びそのAS(分岐点AS)までのASパスをTEメッセージ処理部31に送る(出力する)機能を備える。
ポリシ管理部20は、管理者により設定されたTEポリシを保存する機能を備える。例えば、ポリシ管理部20は、管理者の設定操作に従って、TEポリシを設定(例えば、編集や作成、入力)し、設定したTEポリシをメモリ等の記憶装置に予め記憶する。また、ポリシ管理部20は、必要に応じて、予め設定したTEポリシをTE対象分岐点決定部19に通知(出力)する機能を備える。
ネットワークインタフェイス部21〜2nは、外部のネットワークと接続するためのインタフェイス部である。例えば、図7に示す例では、ネットワークインタフェイス部21〜2nを介して、中継装置7111が外部のネットワークと接続されている例が示されている。図7において、図中の中継装置7111は、本発明による中継装置(トラフィックエンジニアリング装置)である。図7に示す例では、中継装置7111は、リンク721,731,741,751を介して、それぞれAS2の中継装置722、AS3の中継装置732、AS4の中継装置742、AS5の中継装置752と接続されている。
なお、ここで、中継装置722,732,742,752は、本発明によるトラフィック制御機能を備えた中継装置であってもよいし、本発明によるトラフィック制御機能を有しない一般の中継装置であってもよい。
TEメッセージ処理部31は、TE対象分岐点決定部19が決定した分岐点に基づいて、トラフィックの受信の際に自身のASに流れ込むトラフィック流量の調整を行う。具体的には、TEメッセージ処理部31は、TE対象分岐点決定部19から出力される分岐点ASに対して、分岐点から自身までのパスを変更するためのExplicit AS UPDATEメッセージを送信する機能を備える。また、TEメッセージ処理部31は、他のASにより作成され送信されたExplicit AS UPDATEメッセージを受信し、受信したExplicit AS UPDATEメッセージの内容を判断する機能を備える。また、TEメッセージ処理部31は、受信したExplicit AS UPDATEメッセージを他のASに転送する機能を備える。
Explicit AS UPDATEメッセージは、通常のBGPにおけるUPDATEメッセージに対して、Explicit AS PATH属性を付加したメッセージである。図10は、Explicit AS PATH属性の例を示す説明図である。本実施形態では、図10に示すように、Explicit AS PATH属性は、BGP UPDATEメッセージの一部に含まれる情報として、他ASに広告される。
図12は、BGPメッセージのヘッダの例を示す説明図である。図12において、図中のMarker1211は、BGPメッセージにおいて同期の検出を行ったり、又は認証を行うために用いられるフィールドである。またLength1212は、ヘッダを含むBGPメッセージ全体の長さを表すフィールドである。また、Type1213は、BGPメッセージのタイプを表すフィールドである。このType1213のフィールドの値が2である場合、BGPヘッダに続くフィールドがBGP UPDATEメッセージであることを示す。
図13は、BGP UPDATEメッセージの例を示す説明図である。図13において、図中のWithdrawn RoutesLength1311は、2(octet )のフィールドであり、続くWithdrawn Routes1312のフィールドの長さを表す。Withdrawn Routes1312は、可変長のフィールドであり、到達不能となった経路を通知するために用いられる。Total Path Attribute Length 1313は、2(octet )のフィールドであり、続くPath Attributes 1314のフィールドの長さを表す。Path Attributes 1314のフィールドは、各種PATH属性を通知するために用いられる。Network Layer Reachability Information1315のフィールドには、広告されるprefix及びそのprefix長が格納される。
また、本実施形態では、ASペア証明書は、PATH(パス)属性として広告される。この場合、ASペア証明書は、図13において図中に示したPath Attributes 1314のフィールドに格納され、BGP UPDATEメッセージを用いて伝達される。具体的には、ASペア証明書は、図14に示す形式で格納される。
図14において、図中のAttribute Flags 1411には、このパス属性の扱いに関する各種フラグが格納される。また、Attribute Type Code 1412には、パス属性の種類を示す値が格納される。本発明では、Explicit AS PATHを新しいパス属性として定義しているため、このフィールドに格納される値として、従来割り当てられていない値を割り当てるものとする。また、Length1413フィールドには、このパス属性の長さが格納される。
また、AS Path Length1421フィールドには、このExplicit AS Path属性にて通知されるExplicit AS Pathに含まれるASの数が格納される。図14に示す例では、AS Number フィールド1431〜143nまでに示されるn個のASが含まれている。そのため、AS Path Length1421フィールドにはnという値が格納される。また、AS Number フィールド1431〜143nには、それぞれAS番号が格納される。
本実施形態では、図10で模式的に示しているBGP UPDATEメッセージのうち、prefix1021は、図13における図中のNetwork Layer Reachability Information1315のフィールドに格納されることになる。また、AS PATH 属性1022及びExplicit AS PATH属性1023は、それぞれ図13における図中のPath Attributes 1314のフィールドに格納されることになる。
なお、本実施形態において、トラフィックエンジニアリング装置が情報処理装置を用いて実現される場合、トラフィックエンジニアリング装置を実現する情報処理装置の記憶装置(図示せず)は、トラフィック流量の制御を行うための各種プログラムを記憶している。例えば、トラフィックエンジニアリング装置を実現する情報処理装置の記憶装置は、コンピュータに、トラフィックエンジニアリングを行うために予め設定されたポリシを実現するためにネットワーク内の最適な分岐点を決定する最適分岐点決定処理と、決定した分岐点に基づいて、トラフィックの受信の際に自身のノードに流れ込むトラフィック流量の調整を行うトラフィック流量調整処理とを実行させるためのトラフィック制御用プログラムを記憶している。
次に、動作について説明する。まず、中継装置1がトラフィック量積算テーブル141〜14nを作成する動作を説明する。図5は、中継装置1がトラフィック量積算テーブル141〜14nを作成する作成処理の一例を示すフローチャートである。以下、図5を用いて、トラフィック量積算テーブル141〜14nの作成手順の動作について説明を行う。
なお、本実施形態では、中継装置1のトラフィック情報測定部11は、隣接するASから受信するパケットに基づいて、随時、トラフィック情報やトラフィック量を測定し、トラフィック量テーブル121〜12nに格納している。そして、トラフィック量積算部13は、所定の積算タイミングとなると、トラフィック量テーブル121〜12nに基づいて、トラフィック量の積算処理を開始する。例えば、トラフィック量積算部13は、予め定められた期間毎に、トラフィック量の積算処理を実行する。また、例えば、トラフィック量積算部13は、管理者によって積算処理の開始操作が行われたことに基づいて、トラフィック量の積算処理を開始してもよい。
まず、トラフィック量積算部13は、図1に示す複数のトラフィック量テーブル121〜12nのうち、まだ積算処理を行っていないテーブルを1つ選択する。また、トラフィック量積算部13は、空のトラフィック量積算テーブル(内部の各フィールドの値が空であるテーブル)を作成する(ステップS101)。次に、トラフィック量積算部13は、ステップS101で選択したトラフィック量テーブル中において、積算処理を行っていないASを1つ選択し、選択したASをAS−xとする(ステップS102)。次に、トラフィック量積算部13は、変数Txを用意し、その変数Txの値を0に設定する(ステップS103)。
次に、トラフィック量積算部13は、ASパスツリー推定部18が推定したASパスツリーを参照し、AS−xの子ノードであるASを抽出し、その抽出したASの集合をASes−yとする(ステップS104)。次に、トラフィック量積算部13は、ASes−yの中から後述するステップS106の処理を行っていないASを1つ選択し、そのASをAS−zとする(ステップS105)。そして、トラフィック量積算部13は、ステップS101で選択したトラフィック量テーブル中に含まれるステップS105で選択したAS−z発のトラフィック量tzを参照し、Txにそのtzの値を加算する(ステップS106)。
次に、トラフィック量積算部13は、ASes−y中の全てのASに対して、ステップS106の加算処理を行ったか否かを判定する(ステップS107)。ステップS106の加算処理を行っていないASが存在すれば(ステップS107のN)、トラフィック量積算部13は、ステップS105の処理に戻る。ステップS106の加算処理を全てのASに対して行っていれば(ステップS107のY)、トラフィック量積算部13は、ステップS108の処理に進む。
ステップS108では、トラフィック量積算部13は、ステップS101で作成したトラフィック量積算テーブルのAS−xのフィールドにTxの値を格納する(ステップS108)。次いで、トラフィック量積算部13は、ステップS101で選択したトラフィック量テーブル中の全てのASに対して積算処理を行ったか否かを判定する(ステップS109)。積算処理を行っていないASが存在すれば(ステップS109のN)、トラフィック量積算部13は、ステップS102の処理に戻る。積算処理を全てのASに対して行っていれば(ステップS109のY)、トラフィック量積算部13は、ステップS110の処理に進む。
次に、トラフィック量積算部13は、図1に示した全てのトラフィック量テーブル121〜12nについて積算処理を行ったか否かを判定する(ステップS110)。積算処理を行っていないトラフィック量テーブルが存在すれば(ステップS110のN)、トラフィック量積算部13は、ステップS101の処理に戻る。積算処理を全てのトラフィック量テーブルに対して行っていれば(ステップS110のY)、トラフィック量積算部13は、処理を終了する。
なお、図5に示す例では、図2に示すトラフィック量テーブルにおける自ASが保有する宛先アドレス221を複数に分割しない例について示したが、自ASが保有するアドレスを複数に分割している場合にも、本発明は適用可能である。この場合、トラフィック量積算部13は、ステップS103からステップS108までの積算処理を分割数分だけ行うことによって対応することができる。
次に、トラフィックエンジニアリングの対象とするTE対象ASを決定する動作を説明する。図6は、TE対象ASを決定する処理の一例を示すフローチャートである。以下、図6を用いて、TE対象ASを決定するための手順の動作について説明を行う。
なお、本実施形態では、TE対象分岐点決定部19は、所定のTE対象AS決定タイミングとなると、TE対象ASの決定処理を開始する。例えば、TE対象分岐点決定部19は、予め定められた期間毎に、TE対象ASの決定処理を実行する。また、例えば、TE対象分岐点決定部19は、管理者によって開始操作が行われたことに基づいて、TE対象ASの決定処理を開始してもよい。
まず、TE対象分岐点決定部19は、トラフィック量テーブル121〜12nを参照し、各リンク毎に流れ込むトラフィック量の合計値を取得(抽出)する(ステップS201)。次に、TE対象分岐点決定部19は、図1に示すポリシ管理部20から、ポリシ管理部20が管理しているポリシを取得(入力)する(ステップS202)。
次いで、TE対象分岐点決定部19は、ステップS201で取得した各リンク毎のトラフィック量の合計値を参照し、ポリシによる理想的なトラフィック量を一番超えているリンクを超過リンクとして選択する。また、TE対象分岐点決定部19は、ポリシによる理想的なトラフィック量より一番不足しているリンクを不足リンクとして選択する(ステップS203)。
例えば、4つのリンクA,B,C,Dのトラフィック量が、それぞれ120,150,80,50であったとする。また、各リンク毎のトラフィック量が合計値に対して25%ずつが理想的であるというポリシが設定されていたとする。この場合、各リンク毎のトラフィック量の合計値は400であり、各リンク毎のトラフィック量を100ずつにすることが目標値となる。TE対象分岐点決定部19は、この目標値に対して実際のトラフィック量が超えているリンクA,Bのうち、超えているトラフィック量が最も多いリンクBを超過リンクとして選択する。同様に、TE対象分岐点決定部19は、不足リンクとして、トラフィック量の不足分が最も多いリンクDを選択する。
次に、TE対象分岐点決定部19は、ポリシに示される条件を満足するために、不足リンク側で不足しているトラフィック量を調整量として求める(ステップS204)。上記に示した例では、不足リンクであるリンクDのトラフィック量が50であるので、目標値100に対して50程足りない。つまり、この場合、TE対象分岐点決定部19は、調整量を50と求める。
次に、TE対象分岐点決定部19は、図1に示すASパスツリー推定部18がグルーピングしたAS群を参照し、超過リンク及び不足リンクそれぞれに対応するAS群中から、異なるグループに所属するがトポロジマップ上で隣接するASのペアを選択する(ステップS205)。
例えば、図9に示す例において、図中のリンク925が超過リンクであり、リンク927が不足リンクであるものとして説明する。この場合、AS12とAS13とは、異なるグループに所属しているがお互いに隣接している。そのため、TE対象分岐点決定部19は、AS12とAS13とのペアを選択する。また、TE対象分岐点決定部19は、同様に、AS11とAS13とのペア、及びAS15とAS17とのペアを選択する。すなわち、TE対象分岐点決定部19は、図9に示す例において、3つのASのペアを選択できる。
次に、TE対象分岐点決定部19は、ステップS205で選択したが未だステップS207の処理を行っていないASペアのうち、自ASに近いASペアを1つ選択する(ステップS206)。ここで、自ASに近いASペアを選択する手順では、TE対象分岐点決定部19は、不足リンク側のASが自ASに一番近いペアを選択し、その選択したASペアの中で超過リンク側のASが自ASに一番近いペアを選択することとする。
例えば、図9に示す例において、TE対象分岐点決定部19は、ステップS205で選択したASペアのうち、不足リンク側のASが近いAS13とAS12とのペア、及びAS13とAS11とのペアを比較する。このうち超過リンク側のASを比較すると、AS11よりAS12の方が自AS14に近いので、TE対象分岐点決定部19は、ここではAS13とAS12とのペアを選択する。なお、もし不足リンク側及び超過リンク側それぞれのASの自リンクからの距離が同一である複数のASペアがある場合には、TE対象分岐点決定部19は、いずれのASペアを選択してもよい。
次に、TE対象分岐点決定部19は、ステップS205で選択したASペアのうち、超過リンク側のトラフィック積算テーブル中の超過リンク側のASに対応する行を参照し、ステップS204で選択した調整量に一番近い列を選択する(ステップS207)。
次いで、TE対象分岐点決定部19は、ステップS207で選択したフィールドに格納されている値とステップS204で求めた調整量との差を求め、この調整量の差が調整量の10%以内であるか否かを判定する(ステップS208)。調整量の差が10%より大きいと判定した場合には、TE対象分岐点決定部19は、調整量の差が大きすぎると判断し、ステップS206の処理に戻り、他のASペアの選択を行う。調整量の差が10%より小さいと判定した場合には、TE対象分岐点決定部19は、次のステップS209の処理に進む。
ステップS209では、TE対象分岐点決定部19は、ステップS206で選択したASペアの超過リンク側のASをTE対象の分岐点ASと決定し、ステップS207で選択したアドレスブロックをTE対象プレフィックスと決定する(ステップS209)。そして、TE対象分岐点決定部19は、処理を終了する。
中継装置1は、上記の処理を実行することによって決定したTE対象分岐点ASに対して、TE対象プレフィックスを不足リンク側に誘導することによって、ポリシに沿ったトラフィック量に近づけることができる。
次に、図1に示すTEメッセージ処理部31が実行するExplicit AS UPDATEメッセージの送信手順の動作について説明を行う。図11は、TEメッセージ処理部31がExplicit AS UPDATEメッセージを送信する処理の一例を示すフローチャートである。
まず、TEメッセージ処理部31は、ASパスツリー推定部18が推定したASパスツリーを参照して、自ASを起点としTE対象AS決定手順において用いたASペアのうち、TE対象分岐点ASでない方(不足リンク側のAS)を終点とするASパスを取得(特定)する(ステップS301)。
次いで、TEメッセージ処理部31は、ステップS301で取得したASパスの終点側にTE対象分岐点ASを追加したASパスを作成する(ステップS302)。例えば、図9に示す例において、AS15とAS17とのASペアのうち、AS17がTE対象分岐点ASである場合について説明を行う。この場合、TEメッセージ処理部31は、ステップS301では、自AS(AS14)からAS15までのパスであるAS14→AS13→AS15を得る。次いで、TEメッセージ処理部31は、ステップS302では、このパスにAS17を追加し、AS14→AS13→AS15→AS17というパスを得る。
次に、TEメッセージ処理部31は、ステップS302で得た(作成した)ASパス及びTE対象プレフィックスを用いて、Explicit AS UPDATEメッセージを作成する(ステップS303)。そして、TEメッセージ処理部31は、不足リンクを介して接続されている隣接ASの中継装置に対して、ステップS303で作成したExplicit AS UPDATEメッセージを送信する(ステップS304)。
次に、図1に示す中継装置1が他のAS中の中継装置により作成されたExplicit AS UPDATEメッセージを受け取ったときの転送動作について説明を行う。図15は、Explicit AS UPDATEメッセージの転送処理の一例を示すフローチャートである。
まず、TEメッセージ処理部31は、他のASの中継装置からExplicit AS UPDATEメッセージを受信すると、受信したExplicit AS UPDATEメッセージ中のExplicit AS PATH属性を参照する(ステップS401)。次に、TEメッセージ処理部31は、Explicit AS PATH属性中に自ASのAS番号が含まれているか否かを判定する(ステップS402)。自ASのAS番号が含まれていなければ(ステップS402のN)、TEメッセージ処理部31は、ステップS407の処理に進む。自ASのAS番号が含まれていれば(ステップS402のY)、TEメッセージ処理部31は、ステップS403に進む。
ステップS403では、TEメッセージ処理部31は、Explicit AS PATH属性中において自ASのAS番号の次に記載されているAS番号を参照する(ステップS403)。そして、TEメッセージ処理部31は、自ASの隣接AS中にステップS403で参照したAS番号のASが存在するか否かを判定する(ステップS404)。ステップS403で参照したAS番号のASが存在しない場合にに(ステップS404のN)、TEメッセージ処理部31は、ステップS407の処理に進む。ステップS403で参照したAS番号のASが存在する場合には(ステップS404のY)、TEメッセージ処理部31は、ステップS405の処理に進む。
ステップS405では、TEメッセージ処理部31は、Explicit AS PATH属性以外のパス属性に対して、一般のBGPと同様の処理を行う(ステップS405)。次に、TEメッセージ処理部31は、ステップS403で選択したASに対して、ステップS405で処理を行ったExplicit AS UPDATEメッセージを送信する(ステップS406)。
一方、ステップS407では、TEメッセージ処理部31は、受信したExplicit AS UPDATEメッセージを、隣接するASに転送することなく破棄する処理を実行する(ステップS407)。
以上に説明したように、本実施形態によれば、TE対象分岐点決定部19は、トラフィックエンジニアリングを行うために予め設定されたポリシを実現するためにネットワーク内の最適なTE対象分岐点を決定する。そして、TEメッセージ処理部31は、TE対象分岐点決定部19が決定したTE対象分岐点に基づいて、トラフィックの受信の際に自身のノードに流れ込むトラフィック流量の調整を行うように処理を実行する。トラフィック流量の調整を行うことができるので、トラフィックエンジニアリングを行う場合において、メッセージの数の増大を防止し、メッセージの処理負荷の増大を防止することができる。
また、一般に、BGPを用いたトラフィックエンジニアリング(TE)を行う場合、自身のポリシにあったTEを実現するためのプレフィックスの分割を人手で行わなければならず、管理者の手間がかかるという問題点があった。例えば、図20に示した例では、自身のもつアドレスプレフィックスを2つに分割してTEを行っているが、そうすることにより実際に流れるトラフィック自体が50%ずつに分かれるとは限らない。なぜなら、宛先アドレス毎のトラフィックが均一であるとは限らないためである。そのため、目的のポリシを実現するために、どのようなアドレスプレフィックスの分割を行うかについての調整を、実際のトラフィックの状況を見ながら人手で行わなければならない。
これに対して、本実施形態によれば、TEメッセージ処理部31がTE対象分岐点に基づいてトラフィック流量の調整を自動的に行う。そのため、人手を介さずに自身のポリシにあったトラフィックエンジニアリングを実現することができ、管理者の手間を軽減することができる。
実施形態2.
次に、本発明の第2の実施形態について図面を用いて説明する。第1の実施形態ではトラフィックエンジニアリング装置が中継装置によって実現される場合を示したが、本実施形態では、トラフィックエンジニアリング装置が中継装置とは別に用意された計算装置によって実現される場合を説明する。
図16は、第2の実施形態における計算装置を実際のネットワークに配置したネットワークシステムの構成の一例を示すブロック図である。図16に示すように、本実施形態では、AS1は、複数の中継装置16111,16112,16113を含む。また、各中継装置16111,16112,16113は、それぞれリンク1621,1631,1641,1651を介して、他のASと接続されている。
図16に示す例では、外部と接続するリンクがそれぞれ異なる中継装置に接続されているため、第1の実施形態で示した中継装置を用いたとしても、これらのリンク間でのトラフィックエンジニアリングを行うことができない。そのため、本実施形態では、中継装置16111,16112,16113とは別に計算装置(以下、TE計算装置ともいう)1612を備え、TE計算装置1612が複数の中継装置16111,16112,16113から情報を集めて、分岐点ASの決定を行う。
図17は、第2の実施形態におけるTE計算装置の構成の一例を示すブロック図である。図17に示すように、本実施形態では、TE計算装置1Aは、図1に示した中継装置1と比較して、トラフィック情報測定部11に代えて、トラフィック情報取得部11Aを含む点で、第1の実施形態と異なる。また、本実施形態では、TE計算装置1Aは、図1に示した中継装置1と比較して、TEメッセージ処理部31に代えて、TEメッセージ送信管理部31Aを含む点で、第1の実施形態と異なる。また、本実施形態では、TE計算装置1Aは、図1に示した中継装置1と比較して、経路情報交換部16Aの機能が、第1の実施形態で示した経路情報交換部16の機能と異なる。
なお、トラフィック情報取得部11A、経路情報交換部16A、及びTEメッセージ送信管理部31A以外の構成要素の機能は、第1の実施形態で示したそれらの機能と同様である。
本実施形態において、トラフィックエンジニアリング装置は、TE計算装置1Aによって実現される。TE計算装置1Aは、具体的には、BGPルータ等のネットワーク装置によって実現される。また、TE計算装置1Aは、例えば、ルータ機能を搭載しプログラムに従って動作するパーソナルコンピュータ等の情報処理装置によって実現されてもよい。
トラフィック情報取得部11Aは、AS1内の他の中継装置16111,16112,16113からそれぞれ外部と接続するリンクに関するトラフィック情報を取得(受信)する機能を備える。この場合、トラフィック情報の取得を行うためには、各中継装置16111,16112,16113側でパケットを受信する度に、そのパケットの送信元アドレス、宛先アドレス及びパケットサイズを一組にしてTE計算装置に送信することによって実現できる。
なお、各中継装置16111,16112,16113側で受信したパケット全てに対してトラフィック情報を送信する代わりに、各中継装置16111,16112,16113は、トラフィック情報のサンプリングを行うようにしてもよい。そして、各中継装置16111,16112,16113は、例えば、受信パケット100個に対して1つ分の情報をTE計算装置に送信するようにしてもよい。このようにn個のパケットに対して1つ分の情報を送る場合(つまり、サンプリングレート1/n)とした場合、自AS内の全ての中継装置16111,16112,16113のサンプリングレートとして同じ値を用いる必要がある。
TEメッセージ送信管理部31Aは、自AS内の複数の中継装置16111,16112,16113のうち、不足リンクに接続している中継装置に対して、第1の実施形態と同様の処理によって作成したExplicit AS UPDATEメッセージの送信を指示する機能を備える。
また、本実施形態では、経路情報交換部16Aは、第1の実施形態と異なり、外部のASと接続されていない。しかし、経路情報交換部16Aは、自AS内の他の中継装置16111,16112,16113との間でBGPを用いることによって、他の中継装置16111,16112,16113が他のASから受け取ったBGPのメッセージを受け取る(受信する)ことができる。なお、その他の経路情報交換部16Aの機能は、第1の実施形態で示した経路情報交換部16の機能と同様である。
以上に説明したように、本実施形態によれば、中継装置とは別にTE計算装置を備える。TE計算装置は、トラフィックエンジニアリングを行うために予め設定されたポリシを実現するためにネットワーク内の最適なTE対象分岐点を決定する。そして、TE計算装置は、決定したTE対象分岐点に基づいて、トラフィックの受信の際に自身のノードに流れ込むトラフィック流量の調整を行うように処理を実行する。従って、上記の構成により、第1の実施形態で示した効果に加えて、自AS内に複数の中継装置がある場合であっても、トラフィックエンジニアリングを実現することができる。
次に、本発明によるトラフィックエンジニアリング装置の最小構成について説明する。図18は、トラフィックエンジニアリング装置の最小の構成例を示すブロック図である。図18に示すように、トラフィックエンジニアリング装置は、最小の構成要素として、TE対象分岐点決定部19及びTEメッセージ処理部31を含む。
TE対象分岐点決定部19は、トラフィックエンジニアリングを行うために予め設定されたポリシを実現するためにネットワーク内の最適な分岐点を決定する機能を備える。TEメッセージ処理部31は、TE対象分岐点決定部19が決定した分岐点に基づいて、トラフィックの受信の際に自身のノードに流れ込むトラフィック流量の調整を行う機能を備える。
図18に示す最小構成のトラフィックエンジニアリング装置によれば、トラフィックエンジニアリングを行う場合において、メッセージの数の増大を防止し、メッセージの処理負荷の増大を防止することができる。
なお、上記に示した各実施形態では、以下の(1)〜(11)に示すようなトラフィックエンジニアリング装置の特徴的構成が示されている。
(1)トラフィックエンジニアリング装置は、トラフィックエンジニアリングを行うトラフィックエンジニアリング装置(例えば、中継装置1、TE計算装置1A)であって、トラフィックエンジニアリングを行うために予め設定されたポリシを実現するためにネットワーク内の最適な分岐点(例えば、TE対象分岐点)を決定する最適分岐点決定手段(例えば、TE対象分岐点決定部19によって実現される)と、最適分岐点決定手段が決定した分岐点に基づいて、トラフィックの受信の際に自身のノードに流れ込むトラフィック流量の調整を行うトラフィック流量調整手段(例えば、TEメッセージ処理部31、TEメッセージ送信管理部31Aによって実現される)とを備えたことを特徴とする。
(2)トラフィックエンジニアリング装置において、最適分岐点決定手段は、自身のノードからより近いネットワーク内の分岐点を選択するように構成されていてもよい。
(3)トラフィックエンジニアリング装置において、最適分岐点決定手段は、ネットワークのトポロジ情報(例えば、トポロジマップ)を用いて、最適な分岐点を決定するように構成されていてもよい。
(4)トラフィックエンジニアリング装置において、最適分岐点決定手段は、経路制御メッセージ(例えば、Explicit AS UPDATEメッセージ)中の自律システムのパス情報(例えば、Explicit AS PATH属性)を用いて、最適な分岐点を決定するように構成されていてもよい。
(5)トラフィックエンジニアリング装置は、自律システムのパス情報に基づいて、自身のノードに流れ込むトラフィックの流れを示す自律システムのパスツリーを推定するパスツリー推定手段(例えば、ASパスツリー推定部18によって実現される)を備えるように構成されていてもよい。
(6)トラフィックエンジニアリング装置において、最適分岐点決定手段は、自律システムのパスツリーとネットワークのトポロジ情報とを用いて、トポロジ上隣接しているが異なるリンク経由で自身のノードにトラフィックが流れ込んでいる自律システムのペアを、分岐点の候補として特定するように構成されていてもよい。
(7)トラフィックエンジニアリング装置において、最適分岐点決定手段は、各リンク毎のトラフィック量を用いて、最適な分岐点を決定するように構成されていてもよい。
(8)トラフィックエンジニアリング装置は、トラフィック量を送信元毎に対応付けて含むトラフィック量テーブル(例えば、トラフィック量テーブル121〜12n)を備え、最適分岐点決定部は、トラフィック量テーブルに含まれるトラフィック量を用いて、最適な分岐点を決定するように構成されていてもよい。
(9)トラフィックエンジニアリング装置は、トラフィック量テーブルに含まれる送信元毎のトラフィック量と自律システムのパス情報とに基づいて、それぞれの自律システムを通過するトラフィック量の積算値を求め、求めたトラフィック量の積算値をトラフィック量積算テーブル(例えば、トラフィック量積算テーブル141〜14n)に記録するトラフィック量積算手段(例えば、トラフィック量積算部13によって実現される)を備えるように構成されていてもよい。
(10)トラフィックエンジニアリング装置において、最適分岐点決定手段は、トラフィック量積算テーブルに含まれるトラフィック量の積算値に基づいて、自身のノードに流れ込むトラフィックを自身のノードのポリシに近づけるために最適な分岐点を選択するように構成されていてもよい。
(11)トラフィックエンジニアリング装置において、トラフィック流量調整手段は、最適分岐点決定手段が決定した分岐点に対して、分岐点から自身のノードへのパスの変更処理を実行するように構成されていてもよい。
本発明は、主に、インターネットへの接続サービスを提供するインターネットサービスプロバイダにおいて使用されるBGP機能を有するルータ装置に適用できる。
本発明による中継装置の構成の一例を示すブロック図である。 あるリンクYに対するのトラフィック量テーブルの例を示す説明図である。 プレフィックス対応テーブルの例を示す説明図である。 トラフィック量積算テーブルの例を示す説明図である。 中継装置がトラフィック量積算テーブルを作成する作成処理の一例を示すフローチャートである。 TE対象ASを決定する処理の一例を示すフローチャートである。 中継装置を配置したネットワークシステムの構成の一例を示すブロック図である。 トポロジ推定部が作成するトポロジマップの例を示す説明図である。 ASパスツリーの例を示す説明図である。 Explicit AS PATH属性の例を示す説明図である。 TEメッセージ処理部がExplicit AS UPDATEメッセージを送信する処理の一例を示すフローチャートである。 BGPメッセージのヘッダの例を示す説明図である。 BGP UPDATEメッセージの例を示す説明図である。 Explicit AS Path属性を格納するためのパス属性における各フィールドの構成を示す説明図である。 Explicit AS UPDATEメッセージの転送処理の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態における計算装置を実際のネットワークに配置したネットワークシステムの構成の一例を示すブロック図である。 第2の実施形態におけるTE計算装置の構成の一例を示すブロック図である。 トラフィックエンジニアリング装置の最小の構成例を示すブロック図である。 アドレスプレフィックスがBGPを用いて伝播される様子を示した説明図である。 BGPを用いたトラフィックエンジニアリングを説明するための説明図である。
符号の説明
1 中継装置
11 トラフィック情報測定部
121,122,12n トラフィック量テーブル
13 トラフィック量積算部
141,142,14n トラフィック量積算テーブル
15 プレフィックス対応テーブル
16 経路情報交換部
17 トポロジ推定部
18 ASパスツリー推定部
19 TE対象分岐点決定部
20 ポリシ管理部
21,22,2n ネットワークインタフェイス部
31 TEメッセージ処理部

Claims (19)

  1. トラフィックエンジニアリングを行うトラフィックエンジニアリング装置であって、
    前記トラフィックエンジニアリングを行うために予め設定されたポリシを実現するためにネットワーク内の最適な分岐点を決定する最適分岐点決定手段と、
    前記最適分岐点決定手段が決定した分岐点に基づいて、トラフィックの受信の際に自身のノードに流れ込むトラフィック量の調整を行うトラフィック流量調整手段と
    トラフィック量を送信元毎に対応付けて含むトラフィック量テーブルと、を備え
    前記最適分岐点決定部は、前記トラフィック量テーブルに含まれるトラフィック量を用いて、最適な分岐点を決定する
    ことを特徴とするトラフィックエンジニアリング装置。
  2. 前記トラフィック量テーブルに含まれる送信元毎のトラフィック量と自律システムのパス情報とに基づいて、それぞれの自律システムを通過するトラフィック量の積算値を求め、求めたトラフィック量の積算値をトラフィック量積算テーブルに記録するトラフィック量積算手段を備えた請求項1記載のトラフィックエンジニアリング装置。
  3. 前記最適分岐点決定手段は、自身のノードからより近いネットワーク内の分岐点を選択する請求項1又は請求項2記載のトラフィックエンジニアリング装置。
  4. 前記最適分岐点決定手段は、ネットワークのトポロジ情報を用いて、最適な分岐点を決定する請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載のトラフィックエンジニアリング装置。
  5. 前記最適分岐点決定手段は、経路制御メッセージ中の自律システムのパス情報を用いて、最適な分岐点を決定する請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載のトラフィックエンジニアリング装置。
  6. 前記自律システムのパス情報に基づいて、自身のノードに流れ込むトラフィックの流れを示す自律システムのパスツリーを推定するパスツリー推定手段を備えた請求項5記載のトラフィックエンジニアリング装置。
  7. 前記最適分岐点決定手段は、自律システムのパスツリーとネットワークのトポロジ情報とを用いて、トポロジ上隣接しているが異なるリンク経由で自身のノードにトラフィックが流れ込んでいる自律システムのペアを、分岐点の候補として特定する請求項6記載のトラフィックエンジニアリング装置。
  8. 前記最適分岐点決定手段は、各リンク毎のトラフィック量を用いて、最適な分岐点を決定する請求項1から請求項7のうちのいずれか1項に記載のトラフィックエンジニアリング装置。
  9. 前記最適分岐点決定手段は、トラフィック量積算テーブルに含まれるトラフィック量の積算値に基づいて、自身のノードに流れ込むトラフィックを自身のノードのポリシに近づけるために最適な分岐点を選択する請求項2記載のトラフィックエンジニアリング装置。
  10. トラフィック流量調整手段は、前記最適分岐点決定手段が決定した分岐点に対して、分岐点から自身のノードへのパスの変更処理を実行する請求項1から請求項9のうちのいずれか1項に記載のトラフィックエンジニアリング装置。
  11. トラフィックエンジニアリングを行うトラフィックエンジニアリング装置を備え、
    前記トラフィックエンジニアリング装置は、
    前記トラフィックエンジニアリングを行うために予め設定されたポリシを実現するためにネットワーク内の最適な分岐点を決定する最適分岐点決定手段と、
    前記最適分岐点決定手段が決定した分岐点に基づいて、トラフィックの受信の際に自身のノードに流れ込むトラフィック量の調整を行うトラフィック流量調整手段と
    トラフィック量を送信元毎に対応付けて含むトラフィック量テーブルと、を備え
    前記最適分岐点決定部は、前記トラフィック量テーブルに含まれるトラフィック量を用いて、最適な分岐点を決定する
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  12. 前記トラフィックエンジニアリング装置は、前記トラフィック量テーブルに含まれる送信元毎のトラフィック量と自律システムのパス情報とに基づいて、それぞれの自律システムを通過するトラフィック量の積算値を求め、求めたトラフィック量の積算値をトラフィック量積算テーブルに記録するトラフィック量積算手段を備えた請求項11記載のネットワークシステム。
  13. 前記最適分岐点決定手段は、自身のノードからより近いネットワーク内の分岐点を選択する請求項11又は請求項12記載のネットワークシステム。
  14. トラフィック流量の制御を行うトラフィック制御方法であって、
    トラフィック量を送信元毎に対応付けて記憶するトラフィック量記憶ステップと、
    トラフィックエンジニアリングを行うために予め設定されたポリシを実現するために、前記記憶したトラフィック量を用いて、ネットワーク内の最適な分岐点を決定する最適分岐点決定ステップと、
    決定した分岐点に基づいて、トラフィックの受信の際に自身のノードに流れ込むトラフィック量の調整を行うトラフィック流量調整ステップとを
    含むことを特徴とするトラフィック制御方法。
  15. 前記記憶した送信元毎のトラフィック量と自律システムのパス情報とに基づいて、それぞれの自律システムを通過するトラフィック量の積算値を求め、求めたトラフィック量の積算値をトラフィック量積算テーブルに記録するトラフィック量積算ステップを
    含むことを特徴とする請求項14記載のトラフィック制御方法。
  16. 前記最適分岐点決定ステップで、自身のノードからより近いネットワーク内の分岐点を選択する請求項14又は請求項15記載のトラフィック制御方法。
  17. トラフィック流量の制御を行うトラフィック制御用プログラムであって、
    コンピュータに、
    トラフィック量を送信元毎に対応付けて記憶するトラフィック量記憶処理と、
    トラフィックエンジニアリングを行うために予め設定されたポリシを実現するために、前記記憶したトラフィック量を用いて、ネットワーク内の最適な分岐点を決定する最適分岐点決定処理と、
    決定した分岐点に基づいて、トラフィックの受信の際に自身のノードに流れ込むトラフィック量の調整を行うトラフィック流量調整処理とを
    実行させるためのトラフィック制御用プログラム。
  18. コンピュータに、
    前記記憶した送信元毎のトラフィック量と自律システムのパス情報とに基づいて、それぞれの自律システムを通過するトラフィック量の積算値を求め、求めたトラフィック量の積算値をトラフィック量積算テーブルに記録するトラフィック量積算処理を実行させる
    ことを特徴とする請求項17記載のトラフィック制御用プログラム。
  19. コンピュータに、
    前記最適分岐点決定処理で、自身のノードからより近いネットワーク内の分岐点を選択する処理を実行させる
    請求項17又は請求項18記載のトラフィック制御用プログラム。
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