JP5124596B2 - レゾルバ/デジタル変換器及びこれを用いた制御システム - Google Patents
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Description
(2)故障(1)を検出しマイクロコンピュータに通知する機能の故障
(3)レゾルバからの信号に基づきθを求めるプロセスであるレゾルバ/デジタル変換機能自体の故障
(4)故障(3)を検出しマイクロコンピュータに通知する機能の故障
しかし、特許文献2による方法は以下の点でさらに考慮の余地がある。
(i)演算の簡単さ
三角関数(sin cos)の値からθを求めるに際しての演算負荷が大きい上、θの領域の境界をまたいでの判定に工夫が求められる。例えば、一方のθの値が1°で、他方のθの値が359°である場合には両者の差は2°と判定しなければならない。
(ii)デザインダイバーシティ
冗長にθを求めるプロセスが両者とも、sin成分,cos成分の信号からθを求めるという極めて似通ったプロセスである。そのため、両者に共通の設計上の誤り、または系統的な誤差が付きまといやすい。特に安全性を重視する用途では、デザインダイバーシティ,n−バージョン化の概念の導入が望ましい。
Ysin=k・sin(θ)・f(t)
Ycos=k・cos(θ)・f(t)
ただしk:ゲイン
で表される。レゾルバ/デジタル変換部2ではレゾルバ信号Ysin,Ycosに基づき角度の推定値φが出力される。また誤り検出信号も角度の推定値φとともにレゾルバ/デジタル変換部2からマイクロコンピュータ1に入力される。なおレゾルバ/デジタル変換部2は様々な実施例が考えられるが、代表的なものとして非特許文献1による方法が考えられる。なお、非特許文献1によるものはレゾルバ/デジタル変換部2と励磁信号生成部3とが同一チップに内蔵されている。
Ysin=k・sin(θ)・Vref
Ycos=k・cos(θ)・Vref
となる。
Ysin=k・sin(θ)・A・sin(ωtdelay)
Ycos=k・cos(θ)・A・sin(ωtdelay)
となり、図2の実施例と同様にsin(θ),cos(θ),tan(θ) が求められ、角度の推定値φに基づくsin(φ),cos(φ),tan(φ)との差が許容範囲内であれば正常とみなし、許容範囲外であれば故障と判定できる。なおレゾルバ信号Ysin,Ycosを最も大きくしてS/N比を向上させる見地からωtdelay=π/2即ちtdelay=π/2ωとするのが好ましい。なお、本実施例ではtdelay遅らせる遅延回路43をマイクロプロセッサ内のタイマで実現することも可能であり、外付け部品を大幅に削減することができる。
Ysin=k・sin(θ)・A
Ycos=k・cos(θ)・A
となり、図2,図3の実施例と同様にsin(θ),cos(θ),tan(θ)が求められ、角度の推定値φに基づくsin(φ),cos(φ),tan(φ)との差が許容範囲内であれば正常とみなし、許容範囲外であれば故障と判定できる。
cos(θ)=Ycos/[SQRT(Ysin^2+Ycos^2)・Vref]
以上のようにして求めたsin(θ),cos(θ)と角度の推定値φに基づき演算121で求めたsin(φ),cos(φ)とを比較機能123で比較し、差が許容範囲内であれば正常とみなし、許容範囲外であれば故障と判定できる。この方法によりレゾルバ/デジタル変換部の故障を検出することができる。
以上のようにして求めたtan(θ)と角度の推定値φに基づき演算125で求めたtan(φ)とを比較機能123で比較し、この差が許容範囲内であれば正常とみなし、許容範囲外であれば故障と判定できる。この方法によりレゾルバ/デジタル変換部の故障を検出することができる。
θ2=acos(cos(θ)
θ3=atan(tan(θ))
この方法によりレゾルバからの信号の合理性をチェックすることができ、レゾルバ自身の故障を検出することができる。
Vo=Rf/Ri(Vinp−Vinn)+Vb1
スイッチSWが閉じているとき、
Vo=Rf/Ri(Vb1−Vinn)+Vb1
従って、スイッチSWが開いているときには差動入力として動作し、スイッチSWが閉じているときにはシングルエンド入力として動作する。即ち、スイッチSWを開閉することにより、差動入力,シングルエンド入力を切り替えることができる。
また、図20のCを仮想的にショートすれば交流領域での等価回路となる。この等価回路での入出力の関係は次式のとおりとなる。
以上により交流領域では差動入力として動作し、直流領域ではシングルエンド入力として動作することがわかる。従って本実施例により図29の周波数特性を実現することができ、相間短絡検出機能とノイズ耐性とを両立させることができる。
一方、直流領域では、コンデンサCがあるため入力されたVinpは分圧されずにそのままオペアンプの+入力端子に印加され、オペアンプの−入力端子がVinpとなるようにVoが制御される。
Vinp=(Rf・Vinn+Ri・Vo)/(Ri+Rf)
直流領域ではVinp=Vinnであるため
Vo=Vinp
となる。
本方法によれば、レゾルバ信号周波数領域より高い周波数帯域は差動入力となり、レゾルバ信号周波数領域より低い周波数帯域はカットオフされる。
1/(2πC1・Ri)<frez<1/(2πC2・Ri)
とすると、周波数の極めて低い、即ちf≪1/(2πC1・Ri)となる周波数領域ではオペアンプの+入力側も−入力側もカットされ、
Vo=Vb2
となる。
の範囲では、オペアンプの+入力側がカットされるため
Vo=Rf・(Vb2−Vinn)/Ri+Vb2
とシングルエンド動作となる。
Vo=Rf・(Vinp−Vinn)/Ri+Vb2
と差動動作となる。
(1)レゾルバからのあるいはレゾルバへの信号が断線したりする信号波形の異常に関する故障
はレゾルバ/デジタル変換部2に備えられた故障検出機能に加えて本発明の提供する誤り検出機能12により検出できる。また、故障(1)を検出しマイクロコンピュータに通知する機能はレゾルバ/デジタル変換部2ならびに誤り検出機能12に冗長に備わっているため、
(2)故障(1)を検出しマイクロコンピュータに通知する機能の故障
も、一方が故障しても他方の機能により検出することができる。
はレゾルバ/デジタル変換部2に備えられた故障検出機能に加えて本発明の提供する誤り検出機能12により検出できる。また、故障(3)を検出しマイクロコンピュータに通知する機能はレゾルバ/デジタル変換部2ならびに誤り検出機能12に冗長に備わっているため、
(4)故障(3)を検出しマイクロコンピュータに通知する機能の故障
も、一方が故障しても他方の機能により検出することができる。
またステアバイワイヤ制御装置では制御対象9がステアリングコラム及びステアリング機構(舵取り機構)となる。
本実施例ではセンサについては障害が顕在化して初めて診断により検出されるので、前者の障害により喪失した機能の大小で区分する方法によっている、メモリについては誤り訂正符号(ECC)により障害からの回復が可能であるので、回復の可能性、即ち、後者の診断結果が示す障害の発生確率の大小で区分する方法によっている。プロセッサにおいては軽障害,中障害は診断結果が示す障害の発生確率の大小で区分する方法により、さらに著しいプロセッサの機能喪失を重障害と区別している。
ON/OFF信号410−iがOFFの時にはスイッチ212を開くことにより、半導体素子201〜206からなるインバータの出力を停止させて、モータ210の駆動も停止させる。
Claims (2)
- 少なくとも2つ以上のサブシステムを有し、
それぞれの該サブシステムは、制御信号と診断結果を出力する制御器と、
複数のサブシステムの制御器からの該診断結果に基づきON/OFF信号を出力する信頼度順位判定部と、
該制御信号と該ON/OFF信号に基づき、制御対象に作用を及ぼすアクチュエータと、から構成され、
該診断結果は、前記制御器の障害の軽重の情報を含み、
前記2つ以上のサブシステムのそれぞれの前記アクチュエータは、前記制御対象を介して互いに接続されており、
該信頼度順位判定部は、自サブシステムの制御器の障害が他サブシステムの制御器の障害よりも軽い場合には、該アクチュエータの動作を有効にするON/OFF信号を出力し、自サブシステムの制御器の障害が他サブシステムの制御器の障害よりも重い場合には、該アクチュエータの動作を無効にするON/OFF信号を出力することを特徴とする制御器。 - 請求項1記載の第1及び第2の制御器を有し、
第1の制御器が車両の右前、及び右後のブレーキを制御し、
第2の制御器が車両の左前、及び左後ろのブレーキを制御することを特徴とする車両運動制御システム。
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