JP5123956B2 - 光学式身体紋撮像による個人の識別のための方法及び装置 - Google Patents

光学式身体紋撮像による個人の識別のための方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、一般的に、個人の身体の部位における、光学式による身体紋、特に、指紋の撮像による個人の識別の分野に関するものである。また、身体紋画像から抽出されるデータを得るために画像を処理することに関し、また、個人を識別する目的で、身体紋の撮像画像から抽出されたデータを処理することに関するものである。
個人の身体の部位から撮影された身体紋の記録による個人の識別、特に、最も一般的に、個人の指の1つの遠位指節骨から撮影された指紋による個人の識別は、多くの困難に直面する。
身体紋を撮像する際には、偽身体紋技術により犯される不正行為に対する保護、特に、指紋撮像の場合に最も頻繁に行われる、いわゆる、「モデル指」技術、により犯される不正行為に対する保護が問題となる。この種の不正行為の検出を可能にする解決手段が知られている(例えば、本出願人による仏国特許発明第2881856号明細書及び仏国特許発明第0609629号明細書を参照)。
身体紋を撮像する場合に、他の問題が、身体紋を有する身体の部位と、基準位置とされた位置であって、メモリに保持されている画像を提供した、過去の登録撮像(登録ステップとも呼ばれる)の間に採用された位置との間の位置偏差にある。身体紋の撮像画像と身体紋のメモリに保持された画像とは、厳密には一致しないので、両者の比較を可能にする技術的解決手段が、個人の識別のために知られている。しかし、このようなデータの処理は非常に複雑で長時間かかる。
確かに、この問題を解決するために、身体紋を撮像すべき身体の部位上に1つ以上の基準マークの存在を予想することができる。この方法において、例えば、所定の相互の位置(例えば、平行位置)の2つの位置のような1つ以上の可視マーク又は不可視マークを身体の部位につける準備をすることができる。しかし、例えば、不変のマークを得るために、切り込みを入れてマークを身体につけることは、予測できない。そして、例えば、消せないインクでマークをつけて間に合わせなければならない。この解決法の不利益は、これらのマークの寿命が制限されていることであり、その応用は小規模であることである。同様に、身体の部位にある少数の特徴点(例えば、指紋の細部と差分)を検知することが予想できる。しかし、そのような基準マークは、不明確過ぎて、更に、それを用いるために、非常に複雑で長時間にわたるデータ処理を必要とする。
しかし、身体の部位からとられた身体紋の撮像画像と、保存された多数の身体紋を含む収集物からの保存された身体紋の画像との比較により、個人を識別する場合に、別の課題が発生する。処理すべきデータ項目が多数であるため、この選択プロセスは時間がかかる。限定数の保存された身体紋の画像のより速い事前選択を可能とさせ、その中から身体紋の撮像画像との比較が最終的に行われる、他の識別基準を実行することにより、プロセスを加速することが知られている(例えば、本出願人による仏国特許発明第2810226号明細書を参照)。
前述の課題の解決を可能にする技術的配置が知られていることは、前記から理解される。しかし、これらの現在知られている解決法の不利益は、これらの解決法が個別の課題を別々に取り扱うのに適しており、全ての前述の課題を取り扱うには、種々の個々の解決法を並行に実施することが付随するという点にある。特に、実施すべき手段の増加と、それによって生ずる追加のコストと処理時間の損失の可能性(又は、処理時間の不十分な利益)のため、この代替案は不満足である。
更に、それぞれ述べた課題を取り扱う、今まで知られている解決法は、確かに、得られた結果に関する限り、技術的観点から、存在価値があり、満足を与えるが、データ処理の速さとコストの要件(最小の数の手段の実施)を最適に満たすものではない。
前述の不利益を改善することを試みるために、個人の身体の前記部位の下層の静脈網の撮影を更に利用することが知られている。特に、国際公開第2006/043252号パンフレットの文献に記載の、身体の部位から身体紋、特に、指紋の画像を記録することにより、個人を認識するシステムが知られている。このシステムは、前記個人の身体の部位から身体紋、特に、指紋を光学式に撮像する手段と、前記個人の身体の部位と前記身体紋の下層との静脈網の少なくとも一部を光学式に撮像する手段とを有し、前記システムは、別々の2つの波長を有する2つの光の放射をそれぞれ含む2つの光線をそれぞれ放射できる2つの照明手段と、それぞれの波長に関連して2つの画像を撮像できる感知手段とを有する。
実際には、できるだけ単純でコンパクトでコストができるだけ低いシステムが要求されるが、しかし、上記文献はそのようなシステムの構造に関連する情報を提供していない。
更に、前記既知のシステムは、身体紋の撮像と、下層の静脈網の撮像との、二重の生体測定の制御を実行する。そういう事情で、身体紋の撮像時に起きる1つの困難は、個人を識別することを目的とした身体紋の撮像時に、身体部位(例えば、指の先端)が個人の初期の登録撮像時と正確に同じ位置ではないことである。従って、保存された画像に関連して、撮像した画像を再配置することが必要なことである。国際公開第2006/043252号パンフレットの文献には、この課題は記載されていないし、それ故、解決法も提案されていない。
仏国特許発明第2881856号明細書 仏国特許発明第0609629号明細書 仏国特許発明第2810226号明細書 国際公開第2006/043252号パンフレット
従って、本発明は、実際の履行のこれらの必要性を満たすことと、前述の課題の解決を実現する解決法を提供することを目的とし、実施される手段のコストを減少し、撮像画像と保存画像の比較を単純化し、それ故、少なくともある程度まで、データ処理を加速化する。
これらの目的のため、本発明は、本発明の一側面に従って、個人の身体の部位の身体紋、特に、指紋の記録により個人を識別するシステムを提案し、前記システムは、個人の身体の前記部位から身体紋、特に、指紋の画像を光学式に撮像する手段と、個人の身体の前記部位にあり、前記身体紋の下にある静脈網の少なくとも一部の画像を光学式に撮像する手段とを備え、前記システムは、2つの別個の波長を有する2つの放射光をそれぞれ含む2つの光線をそれぞれ発することができる2つの照明手段と、それぞれの波長に関して2つの画像を撮像できる検知手段とを備え、本システムは、本発明に従って配置され、
−大きい面を有し、少なくともその一部は、個人の身体の部位の付加のための領域から成るプリズム光学素子と、
−第1の波長を有する第1の放射光を発することができ、光学素子前記プリズム光学素子の第1の傾斜側面の向かい側に配置され、第1の照明手段により発せられる前記第1の放射光が、全反射のできる入射角で前記付加領域に到達するため、前記プリズム光学素子を貫通するようにされた第1の照明手段と、
−前記第1の傾斜側面の反対側である前記プリズム光学素子の第2の傾斜側面の向かい側に配置され、前記プリズム光学素子の前記大きい面により反射され、個人の身体の部位が前記付加領域に当てられる際に、身体紋の画像を運ぶ前記第1の放射光を受光する、前記第1の放射光に対する感受性のある第1のセンサーと、
−第2の波長を有する第2の放射光を発することができ、前記プリズム光学素子の小さい面の向かい側に配置された第2の照明手段であって、前記第2の照明手段により発せられる第2の放射光が、前記付加領域に到達するため、前記プリズム光学素子を貫通し、個人の身体の部位が前記付加領域に当てられる際に、実質的に前記付加領域に垂直であり、身体の部位に浸透する第2の照明手段と、
−前記プリズム光学素子の前記小さい面の向かい側に配置され、個人の身体の部位が前記付加領域に当てられる際に、下層の静脈網の少なくとも一部の画像を運ぶ、反射された第2の放射光を受光する、前記第2の放射光に対する感受性のある第2のセンサーとを備えることを特徴とする。
本発明によるシステムは、単純な設計であり、コンパクトに作られるので、コストが最小限であるとともに、かさばりが少ないこと、設置が容易であることに関して実際上の期待を満たすことができる。
従って、前記プリズム光学素子を細長くし、前記第1の放射光が、前記第2の傾斜側面に到達する前に、多数の反射を受けるようにすることは有利である。
好ましくは、2つの撮像動作時間を減少するために、個人の身体の部位の前記身体紋の画像を光学式に撮像する手段と、個人の身体の部位の静脈網の少なくとも一部の画像を光学式に撮像する手段とは、同時に制御される。
本発明は、ある種の電磁放射(特に、近赤外)は、組織を貫通するが、ヘモグロビンにより反射されるという既知の事実に基づく。波長と入射角の両方の点で適切な光を照射することにより、個人の身体の所定の部位の皮下の静脈網のマッピングの記録が可能となる。しかし、実際上、本発明の範囲内において、皮下の静脈網の完全な又は少なくとも意味のある記録は、無用である。1つの線、又は好ましくは、必ずしもほぼ平行ではない2つの参照マーキング線を定義する参照マーキングシステムを作り出すためには、静脈網の少しの特徴点を特定すれば十分であり、これによって、登録段階において、同一の身体部位の位置に関し、身体紋撮像プロセスに供せられる身体部位の位置のリセットが可能となる。
本発明のコンテキスト内において、静脈網のマッピングは、身体紋画像と同じ能力で、これに平行に個人を識別するための基本的基準としては用いられないことは、同様に強調される。従って、本発明のコンテキスト内において、並行して取り扱われる2つの基準に基づいて、識別を行うことは問題ではない。静脈網のマッピングは、身体紋画像の処理を容易にすることができる補助的な運用基準として、単に用いられるだけで、身体紋画像は単一の識別基準のままである。
1つの実際の実施形態において、一方の波長は、前記身体紋の画像を撮像するための(約650nmの)赤にあり、他方の波長は、前記静脈網を撮像するための(約950nmの)近赤外にある。
上記の開示システムの第1の実施形態は、
−少なくとも1つのデータ対がメモリに保存され、前記データ対は、個人の身体の部位の身体紋画像から抽出された保存データと、個人の前記身体の部位の静脈網画像から抽出された保存データとから成り、前記データは、予備登録(又は記録)ステップの間に撮像され、前記身体の部位は、基準位置としてとられる位置を占める、記憶手段と、
−個人の識別のための後のステップの間に撮像され保存された、個人の前記身体の部位の静脈網の撮像画像から抽出されたデータと、前記静脈網からの保存データとを比較することができ、以前に定義された基準位置との関連での、前記身体の部位の実際の位置をそれから推定できる、第1のコンパレータ手段と、
−個人の識別のための前記後のステップの間に撮像され保存された、個人の身体の部位の身体紋の撮像画像から抽出されたデータと、身体紋の保存データから抽出されたデータとを比較することができ、その基準位置との関連での前記身体の部位の位置を考慮するために、前記第1のコンパレータ手段の依存の下に置かれる、第2のコンパレータ手段とを、備えることを特徴とする。
上記の開示システムの第2の実施形態は、
−複数のデータ対がメモリに保存され、前記データ対は、個人の身体の部位の身体紋画像から抽出された保存データと、一群の個人の内の各々の個人の前記身体の部位の静脈網の画像から抽出された保存データとから成り、前記データは、予備登録(又は記録)ステップの間に撮像され保存され、各々の個人に対して、前記身体の部位は、基準位置としてとられる位置を占める、記憶手段と、
−個人の識別のための後のステップの間に撮像された、個人の前記身体の部位の静脈網の撮像画像から抽出されたデータと、一群の個人の静脈網の保存画像から抽出されたデータとを、個人の識別のための後のステップの間に、比較することができ、一群の個人の静脈網画像のどの保存データが個人の静脈網画像の得られたデータと同一であるかを識別できる、第3のコンパレータ手段と、
−個人の識別のための前記後のステップの間に、個人の静脈網画像の得られたデータと、一群の個人の静脈網画像の各々の前記識別された保存データとを比較することができ、各々の場合に、以前に定義された基準位置との関連での、前記身体の部位の実際の位置をそれから推定できる、第1のコンパレータ手段と、
−個人の識別のための前記後のステップの間に、個人の前記身体の部位の身体紋の撮像画像から抽出されたデータと、身体紋の保存データから抽出されたデータとを比較することができ、その基準位置との関連での前記身体の部位の位置を考慮するために、前記第1のコンパレータ手段の依存の下に置かれる、第2のコンパレータ手段とを、備えることを特徴とする。
上記の開示システムの第3の実施形態は、
−少なくとも1つのデータ対がメモリに保存され、データ対は、個人の身体の部位の身体紋画像から抽出された保存データと個人の前記身体の部位の静脈網画像から抽出された保存データとから成り、これらのデータは予備登録(又は記録)ステップの間に得られ、その間に、前記身体の部位は、基準位置としてとられる位置を占める、記憶手段と、
−個人の識別のための後のステップで得られた、個人の前記身体の部位の静脈網の撮像画像から抽出されたデータと、前記静脈網からの保存データとを比較でき、以前に定義された基準位置との関連での、前記身体の部位の実際の位置をそこから推定できる、コンパレータ手段と、
−前記後のステップで得られた、個人の前記身体の部位の身体紋の撮像画像から抽出されたデータを、その基準位置との関連での、前記身体の部位の実際の位置を考慮しながら、修正でき、前記コンパレータ手段の依存の下に置かれる、修正手段とを、備えることを特徴とする。
本発明は、本発明の第2の側面に従って、上記の本発明の第1の実施形態のシステムにより実行され得る個人を識別する方法を提案し、前記方法は、
−個人の身体の部位から身体紋の、特に、指紋の画像を光学式に撮像するステップと、
−並行して、個人の前記身体の部位から前記身体紋の下にある静脈網の少なくとも一部の画像を光学式に撮像するステップと、
−前記身体紋の画像から抽出されるデータを得るために、前記身体紋の画像を処理するステップと、
−個人を識別する目的で、静脈網の撮像画像から抽出されたデータを用いて、身体紋の撮像画像から抽出されたデータを処理するステップとを、有する方法において、
−個人の予備登録(記録)ステップの間に、身体紋画像から抽出された保存データと静脈網画像から抽出された保存データとから成るデータ対は、各々の個人の前記身体の部位から撮像され、かつ、メモリに保存され、前記身体の部位は、基準位置としてとられる位置を占め、
−その後の個人を識別するステップの間に、
−身体紋画像と静脈網画像とが個人の身体の部位から得られ、
−静脈網画像から抽出されたデータは、最初に前記静脈網からの保存データと比較され、
−以前に決定された基準位置との関連での、前記身体の部位の実際の位置が、そこから推定され、
−撮像された身体紋画像から抽出されたデータは、その基準位置との関連での、前記身体の部位の位置を考慮しながら、身体紋からの保存データと比較される、ことを特徴とする。
本発明は、同様に、上記の本発明の第2の実施形態のシステムにより実行され得る個人を識別する方法を提案し、前記方法は、
−個人の身体の部位から身体紋の、特に、指紋の画像を光学式に撮像するステップと、
−並行して、個人の前記身体の部位から前記身体紋の下にある静脈網の少なくとも一部の画像を光学式に撮像するステップと、
−前記身体紋の画像から抽出されるデータを得るために、前記身体紋の画像を処理するステップと、
−個人を識別する目的で、静脈網の撮像画像から抽出されたデータを用いて、身体紋の撮像画像から抽出されたデータを処理するステップとを、有する方法において、
−個人の予備登録(記録)ステップの間に、身体紋画像から抽出された保存データと静脈網画像から抽出された保存データとから成るデータ対は、各々の個人の前記身体の部位から撮像され、かつ、メモリに保存され、
−その後の個人を識別するステップの間に、
−身体紋画像から抽出されるデータと静脈網画像から抽出されるデータとが個人の前記身体の部位から得られ、
−個人の静脈網から得られたデータは、一群の個人の内の個人の静脈網からの保存データと比較され、
−前記静脈網から得られたデータと同一の静脈網からの保存データが選択され、
−前記選択された静脈網からの保存データと一対になる身体紋の保存データに対して、静脈網の得られたデータが、前記静脈網の選択された保存データと比較され、以前に決定された基準位置との関連での、前記身体の部位の実際の位置がそこから推定され、その基準位置との関連での前記身体の部位の位置を考慮しながら、身体紋の得られたデータが、前記静脈網の選択された保存データと関連する身体紋の保存データと比較される、ことを特徴とする。
本発明は、更に、上記の本発明の第3の実施形態のシステムにより実行され得る個人を識別する方法を提案し、前記方法は、
−個人の身体の部位から身体紋の、特に、指紋の画像を光学式に撮像するステップと、
−並行して、個人の前記身体の部位から前記身体紋の下にある静脈網の少なくとも一部の画像を光学式に撮像するステップと、
−この身体紋の画像から抽出されるデータを得るために、前記身体紋の画像を処理するステップと、
−個人を識別する目的で、静脈網の撮像画像から抽出されたデータを用いて、身体紋の撮像画像から抽出されたデータを処理するステップとを、有する方法において
−個人の予備登録(記録)ステップの間に、身体紋画像から抽出された保存データと静脈網画像から抽出された保存データとから成るデータ対は、各々の個人の前記身体の部位から撮像され、かつ、メモリに保存され、前記身体の部位は、基準位置としてとられる位置を占め、
−その後の個人の身体紋を記録するステップの間に、
−身体紋画像と静脈網画像が個人の身体の部位から撮像され、
−静脈網の撮像画像から抽出されたデータは、前記静脈網からの保存データと比較され、
−以前に決定された基準位置との関連での、前記身体の部位の実際の位置が、そこから推定され、
−撮像された身体紋画像から抽出されたデータは、その基準位置との関連での、前記身体の部位の実際の位置を考慮しながら、再配置される、ことを特徴とする。
上記の3つの方法の1つの好ましい実行において、2つの撮像時間を最小に減少するために、身体紋画像と静脈網画像とは、同時に撮像される。
実際の観点から、身体の部位は、2つの別個の波長を有する2つの放射光で照明され、2つの画像は、それぞれの波長に関連して撮像される。実際の観点から、身体紋画像を撮像するために、身体の部位は、赤の波長(典型的には、約650nm)を有する放射光で照明され、静脈網画像を撮像するために、身体の部位は、近赤外の波長(典型的には、約950nm)を有する放射光で照明される。
本発明は、非限定的で例示的の目的のみで表されている好ましい実施と形態の以下の記載を読むことにより、より良く理解される。これらの記載において、添付の図面が参照される。
図1Aは、個人の身体の部位の身体紋、特に、指紋の記録により個人を識別するシステムの一部の第1の可能な実施形態の非常に概略的な図である。図1Bとは、異なる機能の状態を示す。 図1Bは、個人の身体の部位の身体紋、特に、指紋の記録により個人を識別するシステムの一部の第1の可能な実施形態の非常に概略的な図である。図1Aとは、異なる機能の状態を示す。 図2は、図1A及び図1Bの第1の実施形態の代替の非常に概略的な図である。 図3は、図2の配置の代替の非常に概略的な図である。 図4は、個人の身体の部位の身体紋、特に、指紋の記録により個人を識別するシステムの一部の本発明により設計された好適な実施形態の非常に概略的な図である。 図5は、個人の身体の部位の身体紋、特に、指紋の記録により個人を識別するシステムの本発明の図4の配置を実行する第1の実施形態の非常に概略的な図である。 図6は、個人の身体の部位の身体紋、特に、指紋の記録により個人を識別するシステムの本発明の図4の配置を実行する第2の実施形態の非常に概略的な図である。 図7は、身体の部位の身体紋、特に、指紋の記録のためのシステムであり、本発明の図4の配置を実行し、個人を識別するために、特に使用できるが、専用ではないシステムの実施形態の非常に概略的な図である。
身体の部位の身体紋、特に、指紋の記録により個人を識別するのに適しているシステムの一部が概略的に図1A及び図1Bに示されている。この部分は、個人の身体の部位1の身体紋、この場合は、個人の一方の手の指の第1指骨2の指紋、の画像を得るための装置を構成していると考慮できる。
本装置は、個人の身体の部位からとられる前記身体紋の画像を光学式に撮像する手段を従来どおりに含む。実際上、指紋を撮像する問題なので、例えば、身体の部位は手の指の第1指骨2である。
本装置は、同様に、個人の身体の同一部位の静脈網の少なくとも一部の画像を光学式に撮像する手段を含む。
図1A及び図1Bに示されるように、本装置は、その上で身体紋が撮像される個人の身体の部位1(この場合、手の指の基節骨)の付加のための領域4を構成するために、用いられる電磁放射を少なくとも部分的に透過するプレート3(典型的にはガラス又は同種のもので作られる)を含む。
別々の波長を有する2つの電磁放射を検知できる集束レンズ5と検知手段6がプレート3の下に配設され、用いられるセンサーがこれら2つの波長に感知できるかどうか、又は、両方の波長にそれぞれ感知できる二重の配列のセンサーが提供されているかどうかには関係ない。
第1の照明手段7(例えば、LEDダイオードの形態で)は、レンズ5の周りに置かれ、プレート3の付加領域4に接触して置かれた身体の部位1の正面を大体照らすように配設されている。第1の照明手段7は、典型的には、例えば、約650nmの波長を持つ赤である、第1の波長を有する放射光を含む第1の光線10を発する。身体紋の光学的情報を運ぶ反射放射11は、実線で示されている。
第2の照明手段8(例えば、LEDダイオードの形態で)は、レンズ5の周りに置かれ、プレート3の付加領域4に当てられた身体の部位1を横方向に照らすように配設されている。第2の照明手段8は、第2の波長を有する放射を含む第2の光線12を発する。第2の波長を有する放射は、組織を貫通できるが、ヘモグロビン、言い換えれば静脈網により反射されるようなものである。この波長は、典型的には、近赤外にあり、例えば、約950nmである。静脈網の光学的情報を運ぶ反射放射光13は、破線で示されている。
制御手段(マイクロコントローラ9)が検知手段6及び証明手段7、8を駆動しており、連続して2つの必要な画像(身体紋の画像及び皮下静脈網の画像)を撮像するために、第1の照明手段7による第1のステップ(図1A)と、第2の照明手段8による第2のステップ(図1B)との、連続する2つのステップが実行される。一方では、2回の撮像が行われる身体の部位1をプレート3上で困難なく動かないように個人が保つことができるために、他方では、2回の撮像の間で不正な置換ができないために、これらの2つのステップは十分に短時間(例えば、1秒を超えない)でなければならない。
図2は、検知手段6が、それぞれ異なる波長を有する2つの放射に感知できる二重配列のセンサーから成る、図1A及び図1Bの配置の特殊構成をもっと詳細に示す。図2において、表示を単純化するために、この構成はブロック6の形で図解され、ブロック6はそれぞれ2種類のセンサーに対応して2つのサブブロック6a、6bの並置により形成され、実際には、これが、それぞれ両方の種類の一対のセンサーからなる配列であると理解される。制御手段9が照明手段7、8を同時にトリガーすることが予測でき、それにより、身体紋及び皮下静脈網のそれぞれの2つの画像の2つの撮像が同時に起きる。検知手段6の個々のセンサーは、それらが感知できる放射を選択的に処理する。即ち、第1のセンサー6aは第1の波長を有する第1の放射を処理し、第2のセンサー6bは第2の波長を有する第2の放射を処理する。
上記の図2の配置の代替の実施形態が図3に概略的に示される。この代替の実施形態は、前記放射を発するために、物理的に別々の第1及び第2の照明手段7、8をもはや利用しないで、両方の必要な波長を含む単一光線15を発することができる単一の照明手段14を利用する。例えば、照明手段14は、所定の波長の範囲にわたる放射を発する光源を伴い、光源は両方の必要な波長を有する2つの放射を分離できるフィルタ手段を結合している。照明手段14は、例えば、2つの所定の波長に設定された二重の光放射を発することができる光源(例えば、LEDダイオードの形態で)も伴う。その動作は上記と同一のままであり、最も適切な動作モードは、それぞれ2つの波長に感知できる2種類のセンサー6a、6bを一緒に実装することにより、同時撮像を実行することにある。
図4に関しては、本発明による実際のシステムが記載されており、それぞれ2つの必要な波長のための2つの分離された光源を用いている。図4において、同一又は類似の要素又は部品を示すために、図1A、1B、2と同じ参照番号を用いている。
図4に示す配置は、プリズム光学素子16(以後、プリズムと呼ぶ)を実装し、プリズム16は、それぞれ上部主要面17と下部面18との2つの主要面を有し、例えばガラス製の透明なプレートの形態である。2つの面17、18は、装置の動作を単純化するために、有利に平行である。また、プリズム16は、2つの端面19、20を有し、2つの端面19、20は、下方に(図において)傾斜して曲がり、それにより、上部主要面17は下部主要面18よりも大きい。従って、全体として、プリズム16は台形の断面を有する。上部主要面17は、その上で身体紋、この場合は指紋、が撮像される、個人の身体の部位1のための前記付加領域4の少なくとも一部から成る。
典型的には、約650nm(赤)である、第1の波長を有する第1の放射10を発する、第1の照明手段7は、身体の部位1のための付加領域4に近く、傾斜面19の向かい側に配置されている。放射10はプリズム光学素子16の傾斜面19(入り口の傾斜面)にほぼ垂直に向けられており、それによって、プリズム光学素子16に入り込む時に、いかなる感知できる偏位も被らない。身体の部位1の一部が付加領域4と接触している位置(身体紋の畝)で全反射に帰着し得る入射角で、放射10は上部主要面17に到達する。一方、身体の部位1の一部が付加領域4と接触していない位置(身体紋の畝間)では、放射は反射しない。プリズム光学素子16内部で、身体紋画像の情報を運ぶ光放射10は、プリズム光学素子16の傾斜面20(出口の傾斜面)にほぼ垂直に到達するまで、多数の全反射を被る。集束光学系21経由でプリズム光学素子16を出る時に、光線10は、第1の波長を有する第1の放射10を検知するのに適し、身体紋の画像(身体紋の畝は明るく、身体紋の畝間は暗い)を撮像する検知手段6aに到達する。
典型的には、約950nm(近赤外)である、第2の波長を有する第2の放射12を発する、第2の照明手段8は、付加領域4の向こう側でほぼ垂直で、下部主要面18の向かい側に配置されている。放射12は、プリズム光学素子16を通過し、身体の部位1に入り込み、その内側で、ヘモグロビンで満たされた部分(実際には静脈上)で反射される。反射された放射13(図4の破線)は、プリズム光学素子16の主要面17、18にほぼ垂直に向けられ、第2の波長を有する第2の放射を検知するのに適し、集束光学系5を経由して、身体紋の下層の静脈網の画像を撮像する検知手段6bに到達する。
両方の画像の撮像は、好ましくは、同時にでき、制御手段(マイクロコントローラ)9は、照明手段を適切にトリガーすることと感知手段を同期化することとを保証する。
本発明の実施は、全静脈網の完全な知識を必要とせず、静脈網の少数の点のみの知識は、第1の感知手段により検知された身体紋画像を処理するのに必要な基準システムを創るのに十分である。その結果として、本発明の文脈内において、「静脈網の画像」なる用語は、静脈網の数点又は部分を組み込む画像の指定として理解すべきであり、それは、特に、(位置ずれを正すために)身体の部位の位置を決定し、(付加領域に当てられる身体の部位の圧壊を説明するために)スケーリングすることができる基準システムを創るための、数と相対位置において十分である。
同様に、個人の身体紋の撮像による個人の識別プロセスは、全身体紋の完全な知識を必要とせず、身体紋のある数の特徴点の知識は、この識別を保証するのに十分である。
従って、本発明の実際の実施のために、身体紋画像から抽出されたデータと静脈網画像から抽出されたデータのみが使用される。身体紋画像と静脈網画像は、両方共、その個人で撮像されている。
既に、上で明記したように、静脈網の撮像画像から抽出されたデータは、身体紋の撮像画像から抽出されたデータの処理に実質的に助力となるように意図されている。
上記の本発明のシステムの実際の実施形態を以下に、それぞれ、図5から図7に関連して述べる。
図5は、個人の身体の部位の身体紋、特に、指紋を記録することにより、個人を識別するためのシステムの第1の実施形態の配置を、ブロック図の形態で示す概略的な図である。このシステムは、データ対23がメモリに保持されている記憶手段22を含み、データ対23の各々は、個人の身体の部位の身体紋画像から抽出された保存データ24と個人の身体の部位の静脈網画像から抽出された保存データ25とから成る。これらのデータ対は個人の予備登録(記録)ステップの間に、前記のように、本発明の装置を用いて撮像され保存され、身体の部位は、それから、基準位置としてとられる位置を占める。
その後の手続きにおいて個人の識別を可能にするために、システムは、個人の身体の部位の身体紋画像と個人の身体の部位の静脈網画像を撮像するための装置を含み、参照符号Dにより指示される前記装置は、上記のように、本発明に従って設計されている。
本システムにおいて、第1のコンパレータ手段26は、
−装置Dにより配信される静脈網の撮像画像から抽出されたデータIvと、記憶手段22のメモリに保持された前記静脈網からの保存データ25とを受信するため、
−静脈網の撮像画像から抽出された前記データIvと、前記静脈網からの前記保存データ25とを比較するため、および
−以前に決定され保存された基準位置(出力信号P)との関連での、(身体の部位1を付加領域4に付加する間の)身体の部位の実際の位置をそこから推定するため、
に設けられる。
最後に、本システムにおいて、第2のコンパレータ手段27は、
−装置Dにより配信される身体紋の撮像画像から抽出されたデータIdと、記憶手段22のメモリに保持された前記身体紋からの保存データ24とを受信するため、
−第1のコンパレータ手段により配信される前記出力信号Pを受信するため、
−第1のコンパレータ手段26により提供される、その基準位置との関連での身体の部位のための位置情報を考慮しながら、身体紋の撮像画像から抽出された前記データIdと、身体紋の前記保存データ24とを比較するため、および
−比較結果を代表する信号を、特に、有効性確認又は及び無効化(例えば、同一性の確認、又は非確認、アクセスの同意又は拒否・・・)をSにおいて配信するため
に設けられる。
上記第1の実施形態のシステムの配置により実行され得る個人を識別するための方法は、以下のステップを含む。
−個人の身体の部位から身体紋の、特に、指紋の画像を光学式に撮像するステップ、
−並行して、個人の身体の前記部位から前記身体紋の下層の静脈網の少なくとも一部の画像を光学式に撮像するステップ、
−この身体紋の画像から抽出されるデータを得るために、前記身体紋の画像を処理するステップ、
−個人を識別する目的で、静脈網の撮像画像から抽出されたデータを用いて、身体紋の撮像画像から抽出されたデータを処理するステップ。
それから、前記方法は、以下を特徴とする。
−個人の予備登録ステップの間に、身体紋画像から抽出された保存データと静脈網画像から抽出された保存データとから成るデータ対は各々の個人の身体の部位から撮像されメモリに保存され、身体の部位は、基準位置としてとられる位置を占め、
−その後の個人を識別するステップの間に、
−−身体紋画像と静脈網画像が個人の身体の部位から撮像され、
−−静脈網の撮像画像から抽出されたデータが、前記静脈網から保存されたデータと最初に比較され、
−−以前に決定された基準位置との関連での、身体の部位の実際の位置がそこから推定され、
−−その基準位置との関連での身体の部位の位置を考慮しながら、身体紋の撮像画像から抽出されたデータが、身体紋からの保存データと比較される。
第2の実施形態の配置において、前述の維持されている役割に加えて、静脈網の画像から抽出されたデータは、個人を識別する目的のため、身体紋の画像から抽出されたデータの処理を、同様に選択的に改善するのに役立ち、特に、加速させる。特に、静脈網の画像から抽出されたデータは、迅速な予備ソーティングを実施するのに用いることができる。この機能は、個人から撮像した静脈網画像の特徴データとメモリに保持された静脈網画像の特徴データとの比較を、身体紋画像からの特徴データとの比較より単純化し、従って、より迅速化する事実に基づいている。
そのために、図6は、個人の身体の部位の身体紋、特に、指紋を記録することにより、個人を識別するプロセスを加速するのに適しているシステムの第2の実施形態の配置を、ブロック図の形態で示す概略的な図である。このシステムは、データ対23がメモリに保持されている記憶手段22を含み、データ対23は、一群の個人の各々の個人の身体の部位の身体紋画像から抽出された保存データ24と身体の部位の静脈網画像から抽出された保存データ25とから成る。これらのデータは予備登録(記録)ステップの間に、前記のように、本発明の装置を用いて得られ保存され、その間に、各々の個人に対して、身体の部位は、基準位置としてとられる位置を占める。
その後に個人の識別を可能にするために、システムは、個人の身体の部位の身体紋画像と個人の身体の部位の静脈網画像を撮像するための装置を含み、参照符号Dにより指示される前記装置は、上記のように、本発明に従って配列されている。
個人の識別のためのその後のステップにおいて、第3のコンパレータ手段28は、
装置Dにより配信される個人の身体の部位の静脈網画像から抽出された撮像データIvと、引き続いて、一群の個人の各々の個人の静脈網の保存画像から抽出され、記憶手段22のメモリに保持されたデータ25とを受信するため、
静脈網の画像から抽出された撮像データIvと、順次、一群の個人の各々の個人の静脈網の保存画像から抽出されたデータ25とを比較するため、および
一群の個人の各々の個人の静脈網の保存データ25’ を個人の静脈網の画像から抽出された撮像データIvと同一であるとするため、
に設けられる。
本発明の理解を平易にし、図6の略図の読解を容易にするために、このように同定された静脈網画像から抽出された保存データ25’は、選択され、一時的記憶手段29に保存されると想定される。しかし、この配置は必要とは限らない。実際には、このように同定された静脈網画像から抽出された保存データは、いかなる方法でも単に注意を与えられて記憶手段22に保存されるように、配置がなされ得る。
更に、本システムは、図5に関して前記したように配列される。
そのために、第1のコンパレータ手段26は、
装置Dにより配信される個人の静脈網画像から抽出された撮像データIvと、一時的記憶手段29に選択された静脈網の各々の保存データ25’とを受信するため、
個人の静脈網画像から抽出された撮像データIvと、静脈網の各々の保存データ25’とを比較するため、および
以前に決定され保存された基準位置(出力信号P)との関連での、(個人の身体の部位1を付加領域4に付加する間の)個人の身体の部位の実際の位置をそこから推定するため、
に設けられる。
最後に、本システムにおいて、第2のコンパレータ手段27は、
装置Dにより配信される個人の身体紋画像から抽出された撮像データIdと、保存された静脈網のデータ25’と関係がある身体紋の各々の保存データ24’とを受信するため、
第1のコンパレータ手段26により配信される出力信号Pを受信するため、
第1のコンパレータ手段26により提供される、その基準位置との関連での個人の身体の部位のための位置情報を毎回考慮しながら、個人の身体紋画像から抽出された撮像データIdと、それぞれの身体紋の各々の保存データ24’とを比較するため、および
個人の身体紋の撮像画像から抽出されたデータから推定された修正データ(例えば、結果はデータベースで見出された識別子から成り得る)をSにおいて配信するため、
に設けられる。
上記第2の実施形態のシステムの配置により実行され得る個人を識別するための方法は、以下のステップを含む。
−個人の身体の部位から身体紋の、特に、指紋の画像を光学式に撮像するステップ、
−並行して、個人の身体の前記部位から前記身体紋の下層の静脈網の少なくとも一部の画像を光学式に撮像するステップ、
−この身体紋の画像から抽出されるデータを得るために、前記身体紋の画像を処理するステップ、
−個人を識別する目的で、静脈網の撮像画像から抽出されたデータを用いて、身体紋の撮像画像から抽出されたデータを処理するステップ。
この方法は、以下を特徴とする。
−一群の個人の予備登録(記録)ステップの間に、身体紋画像から抽出された保存データと静脈網画像から抽出された保存データとから成るデータ対は各々の個人の身体の部位から撮像されメモリに保存され、身体の部位は、基準位置としてとられる位置を占め、
−その後の個人を識別するステップの間に、
−−身体紋画像から抽出されたデータと静脈網画像から抽出されたデータが個人の身体の部位から得られ、
−−個人の静脈網の得られたデータが、一群の個人の中の個人の静脈網の保存データと比較され、
−−前記静脈網の得られたデータと同一である静脈網の保存データが選択され、
−−前記選択された静脈網の保存データと一対になる身体紋の保存データに対して、静脈網の得られたデータが、前記静脈網の選択された保存データと比較され、以前に決定された基準位置との関連での、身体の部位の実際の位置がそこから推定され、その基準位置との関連での身体の部位の位置を考慮しながら、身体紋の得られたデータが、前記静脈網の選択された保存データと関連する身体紋の保存データと比較される。
最後に、図7は、システムの第2の実施形態の配置を、ブロック図の形態で示す概略的な図であり、このシステムは、以下の手段を備えている。
−少なくとも1つのデータ対23が保存され、データ対23は、個人の身体の部位の身体紋画像から抽出された保存データ24と個人の身体の部位の静脈網画像から抽出された保存データ25とから成り、これらのデータは予備登録(記録)ステップの間に得られ、その間に、身体の部位は、基準位置としてとられる位置を占める、記憶手段22、
−個人の識別のための後のステップで得られる、個人の身体の部位の静脈網の撮像画像から抽出されたデータIvと、前記静脈網からの保存データ25とを比較でき、以前に定義された基準位置との関連での、身体の部位の実際の位置をそこから推定できる、コンパレータ手段26、
−前記後のステップで得られた、個人の身体の部位の身体紋の撮像画像から抽出されたデータIdを、その基準位置との関連での、身体の部位の実際の位置を考慮しながら、修正でき、前記コンパレータ手段26の依存(信号P)の下に置かれる、修正手段30。
上記第3の実施形態のシステムの配置により実行され得る個人を識別する方法は、以下のステップを含む。
−個人の身体の部位から身体紋の、特に、指紋の画像を光学式に撮像するステップ、
−並行して、個人の身体の前記部位から前記身体紋の下層の静脈網の少なくとも一部の画像を光学式に撮像するステップ、
−この身体紋の画像から抽出されるデータを得るために、前記身体紋の画像を処理するステップ、
−個人を識別する目的で、静脈網の撮像画像から抽出されたデータを用いて、身体紋の撮像画像から抽出されたデータを処理するステップ。
この方法は、以下を特徴とする。
−個人の予備登録ステップの間に、身体紋画像から抽出された保存データと静脈網画像から抽出された保存データとから成るデータ対は各々の個人の身体の部位から撮像されメモリに保存され、身体の部位は、基準位置としてとられる位置を占める、
−その後の個人の身体紋を記録するステップの間に、
−−身体紋画像と静脈網画像が個人の身体の部位から撮像され、
−−静脈網の撮像画像から抽出されたデータは、前記静脈網からの保存データと比較され、
−−以前に決定された基準位置との関連での、身体の部位の実際の位置が、そこから推定され、
−−撮像された身体紋画像から抽出されたデータは、その基準位置との関連での、身体の部位の実際の位置を考慮しながら、再配置される。
この後、個人の撮像された身体紋画像から抽出されたデータは、利用可能であり、従って、位置に関して修正されて、様々な目的に用いることができ、個人の指紋による個人の識別は、中間ステップにすぎない。この場合、一致スコア、例えば建物又は装置へのアクセスに関する決定(イエス/ノー)、データベースサーチの場合の識別子などの最終ステップのみが、可視化され、及び/又は表示され得る。

Claims (13)

  1. 個人の身体の部位(1)の身体紋、特に、指紋の記録により個人を識別するシステムであって、
    前記システムは、個人の身体の前記部位(1)から身体紋、特に、指紋の画像を光学式に撮像する手段と、個人の身体の前記部位(1)にあり、前記身体紋の下にある静脈網の少なくとも一部の画像を光学式に撮像する手段とを備え、
    前記システムは、2つの別個の波長を有する2つの放射光をそれぞれ含む2つの光線(10、12)をそれぞれ発することができる2つの照明手段(7、8)と、それぞれの波長に関して2つの画像を撮像できる検知手段(6a、6b)とを備える、システムにおいて、
    前記システムは、
    −大きい面(17)を有し、少なくともその一部は、個人の身体の部位(1)の付加のための付加領域(4)から成るプリズム光学素子(16)と、
    −第1の波長を有する第1の放射光を発することができ、前記プリズム光学素子(16)の第1の傾斜側面(19)の向かい側に配置され、第1の照明手段により発せられる前記第1の放射光が、全反射のできる入射角で前記付加領域に到達するため、前記プリズム光学素子を貫通するようにされた第1の照明手段(7)と、
    −前記第1の傾斜側面(19)の反対側である前記プリズム光学素子(16)の第2の傾斜側面(20)の向かい側に配置され、前記プリズム光学素子の前記大きい面により反射され、個人の身体の部位が前記付加領域に当てられる際に、身体紋の画像を運ぶ前記第1の放射光を受光する、前記第1の放射光に対する感受性のある第1のセンサー(6a)と、
    −第2の波長を有する第2の放射光を発することができ、前記プリズム光学素子の小さい面の向かい側に配置された第2の照明手段であって、前記第2の照明手段(8)により発せられる第2の放射光が、前記付加領域(4)に到達するため、前記プリズム光学素子を貫通し、個人の身体の部位(1)が前記付加領域に当てられる際に、実質的に前記付加領域に垂直であり、身体の部位(1)に浸透する第2の照明手段(8)と、
    −前記プリズム光学素子の前記小さい面の向かい側に配置され、個人の身体の部位(1)が前記付加領域(4)に当てられる際に、下層の静脈網の少なくとも一部の画像を運ぶ、反射された第2の放射光を受光する、前記第2の放射光に対する感受性のある第2のセンサー(6b)とを、備えることを特徴とする、システム。
  2. 請求項1に記載のシステムにおいて、
    前記プリズム光学素子(16)を細長くし、
    前記第1の放射光が、前記第2の傾斜側面(20)に到達する前に、多数の反射を受けるようにすることを特徴とする、システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載のシステムにおいて、
    個人の身体の部位(1)の前記身体紋の画像を光学式に撮像する手段と、個人の身体の部位(1)の静脈網の少なくとも一部の画像を光学式に撮像する手段とは、同時に制御されることを特徴とする、システム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のシステムにおいて、
    一方の波長は、前記身体紋の画像を撮像するための赤にあり、他方の波長は、前記静脈網を撮像するための近赤外にあることを特徴とする、システム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のシステムにおいて、
    少なくとも1つのデータ対(23)がメモリに保存され、前記データ対は、個人の身体の部位(1)の身体紋画像から抽出された保存データ(24)と、個人の前記身体の部位(1)の静脈網の画像から抽出された保存データ(25)とから成り、前記データは、予備登録(又は記録)ステップの間に撮像され、前記身体の部位は、基準位置としてとられる位置を占める、記憶手段(22)と、
    個人の識別のための後のステップの間に撮像される、個人の前記身体の部位の静脈網の撮像画像から抽出されたデータ(Iv)と、前記静脈網からの保存データ(25)とを比較することができ、以前に定義された基準位置との関連での、前記身体の部位の実際の位置をそれから推定できる、第1のコンパレータ手段(26)と、
    個人の識別のための前記後のステップの間に撮像される、個人の前記身体の部位の身体紋の撮像画像から抽出されたデータ(Id)と、身体紋の保存データ(24)から抽出されたデータとを比較することができ、その基準位置との関連での前記身体の部位の位置を考慮するために、前記第1のコンパレータ手段(26)の依存(信号P)の下に置かれる、第2のコンパレータ手段(27)とを、備えることを特徴とする、システム。
  6. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のシステムにおいて、
    複数のデータ対がメモリに保存され、前記データ対は、個人の前記身体の部位の身体紋画像から抽出された保存データ(24)と、一群の個人の内の各々の個人の身体の部位の静脈網の画像から抽出された保存データ(25)とから成り、前記データは、予備登録(又は記録)ステップの間に撮像され保存され、各々の個人に対して、前記身体の部位は、基準位置としてとられる位置を占める、記憶手段(22)と、
    個人の識別のための後のステップの間に撮像される、個人の前記身体の部位の静脈網の撮像画像から抽出されたデータ(Iv)と、一群の個人の静脈網の保存画像から抽出されたデータ(25)とを、個人の識別のための後のステップの間に、比較することができ、一群の個人の静脈網画像のどの保存データ(25')が個人の静脈網画像の得られたデータと同一であるかを識別できる、第3のコンパレータ手段(28)と、
    個人の識別のための前記後のステップの間に、個人の静脈網画像の得られたデータと、一群の個人の静脈網画像の各々の前記識別された保存データ(25)とを比較することができ、各々の場合に、以前に定義された基準位置との関連での、前記身体の部位の実際の位置をそれから推定できる、第1のコンパレータ手段(26)と、
    個人の識別のための前記後のステップの間に、個人の前記身体の部位の身体紋の撮像画像から抽出されたデータ(Id)と、身体紋の保存データ(24)から抽出されたデータとを比較することができ、その基準位置との関連での前記身体の部位の位置を考慮するために、前記第1のコンパレータ手段(26)の依存(信号P)の下に置かれる、第2のコンパレータ手段(27)とを、備えることを特徴とする、システム。
  7. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のシステムにおいて、
    少なくとも1つのデータ対(23)がメモリに保存され、データ対(23)は、個人の身体の部位の身体紋画像から抽出された保存データ(24)と個人の前記身体の部位の静脈網画像から抽出された保存データ(25)とから成り、これらのデータは予備登録(又は記録)ステップの間に得られ、その間に、前記身体の部位は、基準位置としてとられる位置を占める、記憶手段(22)と、
    個人の識別のための後のステップで得られる、個人の前記身体の部位の静脈網の撮像画像から抽出されたデータ(Iv)と、前記静脈網からの保存データ(25)とを比較でき、以前に定義された基準位置との関連での、前記身体の部位の実際の位置をそこから推定できる、コンパレータ手段(26)と、
    前記後のステップで得られる、個人の前記身体の部位の身体紋の前記撮像画像から抽出されたデータ(Id)を、その基準位置との関連での、前記身体の部位の実際の位置を考慮しながら、修正でき、前記コンパレータ手段(26)の依存(信号P)の下に置かれる、修正手段(30)とを、備えることを特徴とする、システム。
  8. 請求項5に記載のシステムにより実行され得る個人を識別する方法であって、
    個人の身体の部位から身体紋の、特に、指紋の画像を光学式に撮像するステップと、
    並行して、個人の前記身体の部位から前記身体紋の下にある静脈網の少なくとも一部の画像を光学式に撮像するステップと、
    前記身体紋の画像から抽出されるデータを得るために、前記身体紋の画像を処理するステップと、
    個人を識別する目的で、静脈網の撮像画像から抽出されたデータを用いて、身体紋の撮像画像から抽出されたデータを処理するステップとを、有する方法において、
    個人の予備登録(又は記録)ステップの間に、身体紋画像から抽出された保存データと静脈網画像から抽出された保存データとから成るデータ対は、撮像され、かつ、メモリに保存され、前記身体の部位は、基準位置としてとられる位置を占め、
    その後の個人を識別するステップの間に、
    身体紋画像と静脈網画像とが個人の身体の部位から得られ、
    静脈網画像から抽出されたデータは、最初に前記静脈網からの保存データと比較され、
    以前に決定された基準位置との関連での、前記身体の部位の実際の位置が、そこから推定され、
    撮像された身体紋画像から抽出されたデータは、その基準位置との関連での、前記身体の部位の位置を考慮しながら、身体紋からの保存データと比較される、ことを特徴とする、方法。
  9. 請求項6に記載のシステムにより実行され得る個人を識別する方法であって、
    個人の身体の部位から身体紋の、特に、指紋の画像を光学式に撮像するステップと、
    個人の前記身体の部位から前記身体紋の下にある静脈網の少なくとも一部の画像を並行に光学式に撮像するステップと、
    前記身体紋の画像から抽出されるデータを得るために、前記身体紋の画像を処理するステップと、
    個人を識別する目的で、静脈網の撮像画像から抽出されたデータを用いて、身体紋の撮像画像から抽出されたデータを処理するステップとを、有する方法において、
    個人の予備登録(又は記録)ステップの間に、身体紋画像から抽出された保存データと静脈網画像から抽出された保存データとから成るデータ対は、各々の個人の身体の部位から撮像され、かつ、メモリに保存され、
    その後の個人を識別するステップの間に、
    身体紋画像から抽出されるデータと静脈網画像から抽出されるデータとが個人の前記身体の部位から得られ、
    個人の静脈網から得られたデータは、一群の個人の内の個人の静脈網からの保存データと比較され、
    前記静脈網から得られたデータと同一の静脈網からの保存データが選択され、
    前記選択された静脈網からの保存データと一対になる身体紋の保存データに対して、静脈網の得られたデータが、前記静脈網の選択された保存データと比較され、以前に決定された基準位置との関連での、前記身体の部位の実際の位置がそこから推定され、その基準位置との関連での前記身体の部位の位置を考慮しながら、身体紋の得られたデータが、前記静脈網の選択された保存データと関連する身体紋の保存データと比較される、ことを特徴とする、方法。
  10. 請求項7に記載のシステムにより実行され得る個人を識別する方法であって、
    個人の身体の部位から身体紋の、特に、指紋の画像を光学式に撮像するステップと、
    個人の前記身体の部位から前記身体紋の下にある静脈網の少なくとも一部の画像を並行に光学式に撮像するステップと、
    この身体紋の画像から抽出されるデータを得るために、前記身体紋の画像を処理するステップと、
    個人を識別する目的で、静脈網の撮像画像から抽出されたデータを用いて、身体紋の撮像画像から抽出されたデータを処理するステップとを、有する方法において
    個人の予備登録(又は記録)ステップの間に、身体紋画像から抽出された保存データと静脈網画像から抽出された保存データとから成るデータ対は、各々の個人の前記身体の部位から撮像され、かつ、メモリに保存され、前記身体の部位は、基準位置としてとられる位置を占め、
    それから、その次に個人の身体紋を記録するステップの間に、
    身体紋画像と静脈網画像が個人の身体の部位から撮像され、
    静脈網の撮像画像から抽出されたデータは、前記静脈網からの保存データと比較され、
    以前に決定された基準位置との関連での、前記身体の部位の実際の位置が、そこから推定され、
    撮像された身体紋画像から抽出されたデータは、その基準位置との関連での、前記身体の部位の実際の位置を考慮しながら、再配置される、ことを特徴とする、方法。
  11. 請求項8から請求項10のいずれか1項に記載の方法において、
    身体紋画像と静脈網画像とは、同時に撮像されることを特徴とする、方法。
  12. 請求項8から請求項11のいずれか1項に記載の方法において、
    身体の部位は、2つの別個の波長を有する2つの放射光で照明され、2つの画像は、それぞれの波長に関連して撮像されることを特徴とする、方法。
  13. 請求項12に記載の方法において、
    身体紋画像を撮像するために、身体の部位は、赤の波長を有する放射光で照明され、静脈網画像を撮像するために、身体の部位は、近赤外の波長を有する放射光で照明されることを特徴とする、方法。
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