JP5123870B2 - 画像処理方法および画像処理装置およびプログラム - Google Patents

画像処理方法および画像処理装置およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5123870B2
JP5123870B2 JP2009029116A JP2009029116A JP5123870B2 JP 5123870 B2 JP5123870 B2 JP 5123870B2 JP 2009029116 A JP2009029116 A JP 2009029116A JP 2009029116 A JP2009029116 A JP 2009029116A JP 5123870 B2 JP5123870 B2 JP 5123870B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cluster
distance
attribution
pixel
feature vector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009029116A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010186272A (ja
JP2010186272A5 (ja
Inventor
浩司 大川
聡 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2009029116A priority Critical patent/JP5123870B2/ja
Priority to US12/697,413 priority patent/US8175407B2/en
Publication of JP2010186272A publication Critical patent/JP2010186272A/ja
Publication of JP2010186272A5 publication Critical patent/JP2010186272A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5123870B2 publication Critical patent/JP5123870B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V10/00Arrangements for image or video recognition or understanding
    • G06V10/70Arrangements for image or video recognition or understanding using pattern recognition or machine learning
    • G06V10/762Arrangements for image or video recognition or understanding using pattern recognition or machine learning using clustering, e.g. of similar faces in social networks
    • G06V10/763Non-hierarchical techniques, e.g. based on statistics of modelling distributions
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/10Segmentation; Edge detection
    • G06T7/11Region-based segmentation
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/10Segmentation; Edge detection
    • G06T7/187Segmentation; Edge detection involving region growing; involving region merging; involving connected component labelling

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Probability & Statistics with Applications (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Evolutionary Computation (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Description

本発明は、画像データをクラスタリングするための画像処理方法および画像処理装置およびプログラムに関する。
近年、文書を紙ではなく、電子化して保存あるいは送信する需要が高まっている。ここでいう文書の電子化とは、単に紙上の文書をスキャナ等によって読み取って画像データを得るにとどまらない。例えば、文書を構成する文字、図、写真、表等の性質の異なる領域に画像データを分離する。そして、文字領域は文字コード、図領域はベクトルデータ、背景領域や写真領域はビットマップデータ、表領域は構造データなど、各々最も適した形式にデータ化する処理が、文書の電子化処理で行なわれる。
ベクトルデータへの変換手法として、例えば特許文献1の画像処理装置が開示されている。該画像処理装置では、クラスタリング処理により領域分割を行い、各領域の輪郭を抽出し、抽出された輪郭をベクトルデータへ変換する。
ところで、画像をクラスタリング処理により領域分割する方法としてはNearest Neighborクラスタリング法や、K−meansクラスタリング法等が知られている。
Nearest Neighborクラスタリング法は、処理対象の画素の特徴ベクトルと各クラスタの代表特徴ベクトルを比較して、最も距離が近い特徴ベクトルを持つクラスタを探索する。距離が所定の閾値以下であれば該クラスタに処理対象の画素を帰属させる。そうでなければ新たなクラスタを定義して、該クラスタに処理対象の画素を帰属させる。なお、ここで特徴ベクトルは色情報(R、G、Bから成る画素値)が使われるのが一般的である。クラスタの代表特徴ベクトルとは、一般的にクラスタの重心が用いられる。即ち、クラスタに帰属する各画素の特徴ベクトル(色情報)の平均値である。
K−meansクラスタリング法は、予めK個のクラスタとその代表特徴ベクトルを定義しておき、各画素を特徴ベクトルとの距離が最も近いクラスタに帰属させる。全ての画素に対する処理を終えた後、各クラスタの代表特徴ベクトルを更新する。以上の処理を、更新前後の代表特徴ベクトルの差が所定値以下になるまで繰り返す。
ところで、Nearest Neighborクラスタリング法とK−meansクラスタリング法のいずれも、処理対象の画素の特徴ベクトルと距離が最も近い代表特徴ベクトルを持つクラスタを、全てのクラスタの中から探索する処理を行う。即ち、画素毎に全てのクラスタの代表特徴ベクトルとの距離を算出しなければならない。その為、領域分割の精度を高めるためにクラスタ数を増やすと、計算時間が増大するという問題があった。
このような問題を解決するための従来技術として、例えば特許文献2のカラー画像処理装置が開示されている。従来技術では、処理対象の画素と隣接画素の特徴ベクトル(色情報)に基づいてクラスタリングを行う。次に、クラスタ同士の色情報及び幾何学情報に基づいてクラスタのグルーピングを行う。ここで、幾何学情報とは、領域同士の近さを表す座標情報などである。
特開2007−158725号公報 特開平11−288465号公報
しかしながら、従来技術では処理対象の画素と隣接画素の特徴ベクトルの距離が離れている場合は、クラスタを新たに定義し、注目画素を該クラスタに帰属させるので、大量のクラスタが定義される。その為、グルーピングに要する処理時間が増大するという問題があった。
そこで、本発明は、高速にクラスタリング処理できる画像処理方法を提供する事を目的とする。
以上に説明した課題を解決するため、本発明は、第1帰属手段と第2帰属手段と第3帰属手段とを有する画像処理装置により実行される、画像データを画素毎にクラスタリングする画像処理方法であって、
定義済みのクラスタを、帰属させている画素の数が多いクラスタから順に対象として、前記第1帰属手段が、処理対象画素の特徴ベクトルと当該対象のクラスタの代表特徴ベクトルとの距離である第1の距離を第1の閾値と比較していき、前記第1の距離が前記第1の閾値以下であると判定したときの対象クラスタに前記処理対象画素を帰属させる第1帰属工程と、
前記第1帰属工程で前記第1の距離が前記第1の閾値以下であるクラスタがないと判定した場合、前記第2帰属手段が、前記処理対象画素の特徴ベクトルと前記定義済みのクラスタの代表特徴ベクトルそれぞれとの距離のうちの最小値である第2の距離を第2の閾値と比較し、前記第2の距離が前記第2の閾値以下であれば、前記処理対象画素を前記第2の距離に対応するクラスタに帰属させる第2帰属工程と、
前記第1帰属工程と前記第2帰属工程によって、前記処理対象画素が、定義済みのクラスタのいずれにも帰属させられなかった場合、前記第3帰属手段が、新たなクラスタを定義し、前記処理対象画素を該新たなクラスタに帰属させる第3帰属工程とを有する
あるいは他の側面によれば本発明は、第1帰属手段と第2帰属手段とを有する画像処理装置により実行される、画像データを画素毎に、予め定義されている複数のクラスタのいずれかにクラスタリングする画像処理方法であって、
前記複数のクラスタを、帰属させている画素の数が多いクラスタから順に対象として、前記第1帰属手段が、処理対象画素の特徴ベクトルと当該対象のクラスタの代表特徴ベクトルとの距離である第1の距離を第1の閾値と比較していき、前記第1の距離が前記第1の閾値以下であると判定したときの対象クラスタに前記処理対象画素を帰属させる第1帰属工程と、
前記第1帰属工程で前記第1の距離が前記第1の閾値以下であるクラスタがないと判定した場合、前記第2帰属手段が、前記複数のクラスタのうち、前記処理対象画素の特徴ベクトルと前記クラスタの代表特徴ベクトルとの距離が最小値となるクラスタに前記処理対象画素を帰属させる第2帰属工程とを有する。
本発明によれば、属する画素数が多いクラスタから順に、処理対象画素の特徴ベクトルとクラスタの代表特徴ベクトルとの距離を第1の閾値と比較していき、第1の閾値以下であると判定したときのクラスタに当該処理対象画素を帰属させて、当該画素に関する処理を終了する。よって、従来よりも距離の算出回数を削減できるので、高速な領域分割が可能となる。
実施形態1の画像処理方法の動作を表すフローチャートである。 実施形態2の画像処理方法の動作を表すフローチャートである。 実施形態3の画像処理方法の動作を表すフローチャートである。 実施形態4の画像処理方法の動作を表すフローチャートである。 実施形態5の画像処理方法の動作を表すフローチャートである。 実施形態6の画像処理方法の動作を表すフローチャートである。 ベクトルデータ変換装置の構成を表すブロック図である。 実施形態1の画像処理方法の距離計算回数を示す図である。 先行比較を行うクラスタ数Nを変化させた時の距離計算回数を示す図である。 従来技術と実施形態1の画像処理方法の領域分割を示す図である。 実施形態1の画像処理方法の精度を示す図である。 実施形態2の画像処理方法の距離計算回数を示す図である。 実施形態3の画像処理方法の距離計算回数を示す図である。 実施形態4の画像処理方法の距離計算回数を示す図である。 実施形態5のクラスタリング処理部への入力方法を表す図である。 実施形態5の画像処理方法の距離計算回数を示す図である。 実施形態6の画像処理方法の距離計算回数を示す図である。
[実施形態1]
本発明の実施形態1の画像処理方法と、それを用いたベクトルデータ変換装置の構成について、図7を参照して説明する。
図7において、701は本実施形態の画像処理方法を適用して画像の領域分割を行うクラスタリング処理部である。クラスタリング処理部701へは画像データが左上から1画素ずつラスタスキャン順で入力される。702はクラスタリング部702によって分割された各領域の輪郭を抽出する輪郭抽出部である。703は輪郭抽出部702によって抽出された輪郭を基にベクトルデータを生成するベクトルデータ生成部である。図7の構成は、例えばプログラムをコンピュータにより実行することで実現されるソフトウェアモジュールを示す。コンピュータは、汎用コンピュータであっても良いし、ディジタル多機能機等に組み込まれた組み込みコンピュータであっても良い。コンピュータシステムの構成は一般的なものであり、プロセッサと主メモリとファイルストレージとユーザインターフェースと外部機器(例えばスキャナ)等との間のインターフェースを有する。本実施形態における処理対象の画像データは、ファイルストレージに格納されたものや、例えばスキャナで読み取られたもの、あるいは通信で接続された他のコンピュータから受信したものなどである。
次に、クラスタリング処理部701の動作を、図1に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
まず、クラスタ数を表す変数num_clusterを0に初期化する(ステップS101)。次に、クラスタリング処理の対象画素(以下、処理対象画素と記す)の特徴ベクトルPcを取得する(ステップS102)。本実施形態の画像処理方法では、RGB色空間を特徴空間とする。即ち、画素のRGB値が、その画素の特徴ベクトルである。しかし、本発明の画像処理方法はこれに限定されるものではない。例えば、YUV色空間の画素値を特徴ベクトルとして用いてもよい。
次に、既に1あるいは複数のクラスタが定義されているか否かを判定する(ステップS103)。定義済みのクラスタ数が0ならば(ステップS103でYES)、後述するステップS120の処理へ進む。既にクラスタが定義されていれば(ステップS103でNO)、属する画素数が多いクラスタから順に、最大N個のクラスタの代表特徴ベクトルと、処理対象画素の特徴ベクトルとの比較を行う(ステップS104〜S110)。以下、クラスタに属する画素の数を「画素計数値」と記す。画素計数値は、例えばクラスタ毎に関連づけられた変数として保持され、着目画素の帰属が決定される都度、当該画素の属するクラスタの画素計数値が更新される。また、画素計数値が多いクラスタから順に、最大N個のクラスタの代表特徴ベクトルと、処理対象画素の特徴ベクトルとの比較を行う処理を、「先行比較」と記す。すなわち、先行比較では、帰属させている画素の数が多いクラスタから順にN番目のクラスタまでが比較の対象クラスタとなる。
なお、本実施形態の画像処理方法におけるNの値は1とするが、本発明の画像処理方法はこれに限定されるものではなく、Nは2以上の値を用いてもよいし、処理の中で変化させてもよい。例えば、定義済みのクラスタ数num_clusterの値の1/2、1/4の値をNに設定してもよい。また、クラスタの代表特徴ベクトルには、そのクラスタに属する画素の特徴ベクトルの平均値を用いる。
先行比較(ステップS104〜S110)について詳細に説明する。まずループインデクスjを1に初期化する(ステップS104)。次に、画素計数値がj番目に多いクラスタCxの代表特徴ベクトルPxを取得する(ステップS105)。次に、PcとPxの距離D(Pc,Px)を算出する(ステップS106)。本実施形態の画像処理方法では、ユークリッド距離を算出するが、本発明の画像処理方法はこれに限定されるものではなく、例えばマンハッタン距離を算出してもよい。次に、D(Pc,Px)と第1の閾値である閾値T1を比較する(ステップS107)。D(Pc,Px)がT1以下、すなわち第1の閾値以下ならば(ステップS107でYES)、処理対象画素の帰属先となるクラスタの番号を表す変数nn_clustの値をクラスタ番号xに更新し(ステップS110)、後述するステップS119の処理に進む。T1よりもD(Pc,Px)の値が大きい場合(ステップS107でNO)、N個のクラスタとの比較が終了したか否かを判定する(ステップS108)。終了していなければ(ステップS108でNO)、ループインデクスjを更新して(ステップS109)、ステップS105の処理に戻る。
N個のクラスタの中に、処理対象画素との距離D(Pc,Px)の値がT1以下のものがなければ(ステップS108でYES)、ステップS111の処理に進む。ステップS111〜S117は、全てのクラスタの代表特徴ベクトルと、処理対象画素の特徴ベクトルを比較し、最も近い代表特徴ベクトルを持つクラスタを探索する処理である。以下、この処理を「全探索」と記す。
全探索について詳細に説明する。まずループインデクスiと変数min_distanceの初期化を行う(ステップS111)。min_distanceは、処理対象画素の特徴ベクトルと、各クラスタの代表特徴ベクトルとの距離の内、最も小さい値を表す変数である。min_distanceの初期値には、特徴空間で取りうる最大の距離よりも大きい値MAX_VALUEを設定する。次にクラスタCiの代表特徴ベクトルPiを取得する(ステップS112)。次に、PcとPiの距離D(Pc,Pi)を算出する(ステップS113)。次に、D(Pc,Pi)の値とmin_distanceの値を比較する(ステップS114)。
D(Pc,Pi)がmin_distance以下ならば(ステップS114でYES)、min_distanceの値をD(Pc,Pi)に更新し、nn_clustの値をクラスタ番号iに更新する(ステップS115)。次に、ループインデクスiを更新する(ステップS116)。min_distanceの値よりもD(Pc,Pi)の値が大きければ(ステップS114でNO)、ステップS116の処理に進む。ステップS117では、全てのクラスタとの比較が終了したかを判定する。比較が終了していなければ(ステップS117でNO)、S112の処理に戻る。全てのクラスタとの比較が終了していれば(ステップS117でYES)、ステップS118の処理に進む。この段階でmin_distanceの値は処理対象画素の特徴ベクトルと最も近いクラスタの代表ベクトルとの距離(すなわち第2の距離)を示している。またnn_clustは第2の距離に対応するクラスタの識別子であり、定義済みクラスのうち、処理対象画素を帰属させる候補である。
ステップS118では、min_distanceの値と第2の閾値である閾値T2の値を比較する。この閾値T2は、新しいクラスタを定義するか、定義済みのクラスタに帰属させるかを判定するための値である。
min_distanceがT2以下、すなわち第2の閾値以下ならば(ステップS118でYES)、処理対象画素を、クラスタnn_clustに帰属させ、代表特徴ベクトルと画素計数値を更新する(ステップS119)。クラスタに帰属させるとは、たとえば処理対象画素に関連づけて、当該画素が属するクラスタの識別子を保存させるなどの処理である。ステップS119は、ステップS110からの分岐により動作する場合には第1帰属工程として動作し、ステップS118からの分岐により動作する場合には第2帰属工程として動作する。次に、ステップS121の処理へ進む。min_distanceがT2よりも大きければ(ステップS118でNO)、処理対象画素の特徴ベクトルを代表特徴ベクトルとする新しいクラスタを生成し(すなわち定義し)(ステップS120)、処理対象画素をその新たなクラスタに帰属させる。この工程は第3帰属工程として動作する。その後ステップS121の処理に進む。新たなクラスタの生成は、たとえばクラスタの識別子を既存クラスタのリスト等に登録することで行われる。ステップS121では、全ての画素に対する処理が終了したかを判定する。終了していれば(ステップS121でYES)、クラスタリング処理部701の処理を終了する。そうでない場合は(ステップS121でNO)、ステップS102の処理に戻り、後続する画素を処理対象画素とする。
図8(a)に示す画像を用いて本実施形態の画像処理方法の効果を説明する。図8(a)の画像は、縦18画素、横13画素、計18×13の204画素で構成される。図8(b)は、図8(a)の画像をクラスタリングした後の、各クラスタの情報を示したものである。
図8(c)は従来のNearest Neighborクラスタリング法を適用した際の、画素毎の距離計算回数を示したものである。従来の方法では、処理対象画素の特徴ベクトルと、全ての定義済みクラスタの代表特徴ベクトルとの距離を比較する必要があるので、距離計算回数は、図8(c)より809回になる。
一方、本実施形態の画像処理方法においては、画素計数値の多いN個のクラスタの代表特徴ベクトルと、処理対象画素の特徴ベクトルとを最初に比較する。図8(d)は、N=1として、図8(a)の画像に本実施形態の画像処理方法を適用した際の画素毎の距離計算回数を示すものである。図8(a)の画像では、番号1のクラスタ(以下、クラスタ1と記す)が、処理全体を通して常に画素計数値が最も多いクラスタである。よってこのクラスタを先行比較対象のクラスタとする。クラスタ1に属する画素は、画像全体で151画素存在する。一番初めに処理される画素(画像の左上端)は、ステップS103でYESと判定され、ステップS120の処理に進むため、距離計算が行われない。残りの150画素は、先行比較により1回の距離計算で帰属先のクラスタが決まるので、距離計算回数は150回である。他のクラスタに属する画素では、先行比較の後に、全探索が行われる。クラスタkが定義されてから、クラスタk+1が定義されるまでの、1画素あたりの、全探索による距離計算回数はk回である。例えば、クラスタ2が定義されてから、クラスタ3が定義されるまでの間に存在する、クラスタ2に属する画素は、先行比較の1回と、全比較の2回、計3回の距離計算が行われる。これに従って、画像全体を処理した時の距離計算回数を求めると、図8(d)より401回となる。また、先行比較するクラスタ数Nを2にすると、距離計算回数は393回となる。
さらに、定義済みのクラスタ数num_clusterに応じて、Nの値を変化させた時の効果を、図9を用いて説明する。図9は、Nの値を、N < num_cluster/2 + 1を満たす最大の整数に設定した際の、各画素の距離計算回数を示したものである。図9より、画像全体の距離計算回数は337回となる。本実施形態の画像処理方法における、距離計算回数は、従来のNearest Neighborクラスタリング法に比べて半分以上削減されている。よって、従来よりも高速にクラスタリングを行うことが可能になる。
また、本実施形態の画像処理方法では、画素計数値の多いN個のクラスタと処理対象画素との距離が遠い場合は、全探索(ステップS111〜S117)を行う。よって、特許文献2の従来技術におけるグルーピング処理を行わなくても、処理対象の画素を最適なクラスタに帰属させることができる。例えば、図8(a)の画像をクラスタリングした場合、従来技術では図10に示す1001〜1006は別々のクラスタに分割される。そして、グルーピング処理により1001〜1004及び1005〜1006をひとつのクラスタに統合する。一方、本実施形態の画像処理方法においては、クラスタリング処理を終えた時点で1001〜1004及び1005〜1006は同一のクラスタになっている。
さらに本実施形態の画像処理方法においては、先行比較時の閾値T1、全探索時の閾値T2の、値の異なる二つの閾値を用いている。T1をT2よりも小さく設定する事で、精度の高い高速なクラスタリングを可能にしている。
その具体例を、図11を用いて説明する。説明を簡単にするため、図11(a)の画像の特徴ベクトルを、一次元としている。また、各画素の数値は画素毎の特徴ベクトルの値を示している。図11(b)は、1101の画素までクラスタリング処理が終了した状態を示している。この時点で、画素1101の属する、代表特徴ベクトル10のクラスタ1(1104)と、画素1102の属する代表特徴ベクトル31のクラスタ2(1105)が定義されている。画素計数値が大きいのはクラスタ1なので、クラスタ1が先行比較の対象となる。図11(c)に、T1とT2の値を共に20に設定してクラスタリングを行った結果を示す。画素1103の特徴ベクトルとクラスタ1の特徴ベクトルとの距離は閾値T1以下(ステップS107でYES)と判定され、画素1103はクラスタ1に帰属される。一方、T1の値をT2の値より小さく設定(例えば、T1 = 5, T2 = 20とする)してクラスタリングを行うと、結果は図11(d)のようになる。画素1103の特徴ベクトルとクラスタ1の特徴ベクトルとの距離は閾値T1より大きい(ステップS107でNO)と判定される。その為、画素1103は、クラスタ1より距離の近い代表特徴ベクトルを持つクラスタ2に帰属される。よって精度の高い高速なクラスタリングが可能になる。
なお、図1のステップS111〜S117は既存の全クラスタを対象としているが、ステップS105〜S108で算出された各クラスタ毎の第1の距離のうちの最小値を保存しておけば、属する画素の多い順にN番目のクラスタまでは、その代表ベクトルと着目画素の特徴ベクトルとの距離を改めて算出する必要はない。
[実施形態2]
実施形態2の画像処理方法と、それを用いたベクトルデータ変換装置について説明する。図7は、前記ベクトルデータ変換装置の構成を示したものであり、本発明の実施形態1で説明したものと同一である。輪郭抽出部702とベクトルデータ生成部703の処理は実施形態1で説明したベクトルデータ変換装置と同一である。クラスタリング処理部701は本実施形態の画像処理方法を適用して画像の領域分割を行う。以下、本実施形態のクラスタリング処理部701の動作を、図2に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
ステップS201で、クラスタ数num_clusterと各クラスタの代表特徴ベクトルを設定し、画素計数値を0にする。クラスタ数k及び各クラスタの代表特徴ベクトル初期値の定義方法については、従来技術のK−meansクラスタリング法において周知であるので、ここでは説明を省略する。
次に、処理対象画素の特徴ベクトルPcを取得する(ステップS202)。特徴ベクトルは、画素のRGB値である。
ステップS203〜S209では、先行比較が行われる。ステップS210〜S216では、全探索が行われる。これらの処理は、本発明の実施形態1の画像処理方法(図1)のステップS104〜S117と同一であるため、説明を省略する。
ステップS217では、処理対象画素をクラスタnn_clustに帰属させ、画素計数値を更新する。次に、全ての画素の処理が終了したかを判定する(ステップS218)。終了していれば(ステップS218でYES)、ステップS219の処理に進む。そうでない場合は(ステップS218でNO)、ステップS202の処理に戻り、後続する画素を処理対象画素とする。
ステップS219で、num_cluster個のクラスタの代表特徴ベクトルP1〜Pnum_clusterを各々更新する。ステップS220で、代表特徴ベクトルP1〜Pnum_clusterについて、各々更新前後の値の差が所定値以内であるか否かを判定する。全てのクラスタについて、上記の値の差が所定値以内であれば(ステップS220でYES)、クラスタリング処理部701の処理を終了する。そうでない場合は(ステップS220でNO)、ステップS202へ処理を移行し、画像データの最初(ラスタスキャン順で処理する場合は左上)の画素から再び処理を開始する。
次に、図12を用いて本実施形態の画像処理方法の効果を説明する。図12(a)は、図8(a)に例示する画像に従来のK−meansクラスタリング法を適用した際の、画素毎の距離計算回数を示すものである。従来の方法では、処理対象画素の特徴ベクトルと、全ての定義済みクラスタの代表特徴ベクトルとの距離を比較する必要があるため、距離計算回数は、1,020回になる。
一方、本実施形態の画像処理方法では、画素数の多いN個のクラスタの代表特徴ベクトルと、処理対象画素の特徴ベクトルとを最初に比較する。図12(b)の画像は、図8(a)の画像に本実施形態の画像処理方法を適用した際の画素毎の距離計算回数を示すものである。また、Nの値は1に設定してある。図8(a)の画像では、クラスタ1が、処理全体を通して常に画素計数値が最も多いクラスタである。よってこのクラスタを先行比較対象のクラスタとする。クラスタ1に属する画素は、画像全体で151画素存在する。これらの画素は、先行比較により、1回の距離計算で所属クラスタが決まるので、距離計算回数は151回である。他のクラスタに属する画素では、先行比較の後に、全探索によって5回の距離計算が行われる。よってクラスタ番号1以外のクラスタに属する53画素は、計6回の距離計算が行われる。画像全体を処理した時の距離計算回数を求めると、図12(b)より469回となる。また、先行比較を行うクラスタ数Nを2にすると、距離計算回数は402回となる。本実施形態の画像処理方法における距離計算回数は、従来のK−meansクラスタリング法に比べて半分以上削減されている。よって、従来よりも高速にクラスタリングを行うことが可能になる。
[実施形態3]
実施形態3の画像処理方法と、それを用いたベクトルデータ変換装置について説明する。図7は、前記ベクトルデータ変換装置の構成を示したものであり、本発明の実施形態1で説明したものと同一である。輪郭抽出部702とベクトルデータ生成部703の処理は実施形態1で説明したベクトルデータ変換装置と同一である。クラスタリング処理部701は本実施形態の画像処理方法を適用して画像の領域分割を行う。以下、本実施形態のクラスタリング処理部701の動作を、図3に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
まず、クラスタ数を表す変数num_clusterを0に初期化する(ステップS301)。次に、クラスタリング処理の対象画素(以下、処理対象画素と記す)の特徴ベクトルPcを取得する(ステップS302)。
次に、既にクラスタが定義されているか否かを判定する(ステップS303)。定義済みクラスタ数が0ならば(ステップS303でYES)、後述するステップS314の処理へ進む。既にクラスタが定義されていれば(ステップS303でNO)、画素計数値が多いクラスタから順に、クラスタの代表特徴ベクトルと、処理対象画素の特徴ベクトルとの比較を行う(ステップS304〜S311)。
ステップS304〜S311について詳細に説明する。まずループインデクスiと変数min_distanceの初期化を行う(ステップS304)。min_distanceは、処理対象画素の特徴ベクトルと、各クラスタの代表特徴ベクトルとの距離の内、最も小さい値を表す変数である。min_distanceの初期値には、特徴空間で取りうる最大の距離よりも大きい値MAX_VALUEを設定する。次に画素計数値がi番目に多いクラスタCxの代表特徴ベクトルPxを取得する(ステップS305)。次に、PcとPiの距離D(Pc,Px)を算出する(ステップS306)。次に、D(Pc,Px)とmin_distanceの値を比較する(ステップS307)。min_distanceよりもD(Pc,Px)の値が大きければ(ステップS307でNO)、ステップS310の処理に進む。D(Pc,Px)がmin_distance以下ならば(ステップS307でYES)、min_distanceの値をD(Pc,Px)に更新し、nn_clustをクラスタ番号iに更新する(ステップS308)。nn_clustは、処理対象画素の帰属先となるクラスタの番号を表す変数である。次に、min_distanceと閾値T1の値を比較する(ステップS309)。min_distanceがT1以下ならば(ステップS309でYES)、ステップS313の処理に進む。T1よりもmin_distanceの値が大きければ(ステップS309でNO)、ステップS310に進み、ループインデクスiを更新する。次に、全てのクラスタとの比較が終了したかを判定する(ステップS311)。
比較が終了していなければ(ステップS311でNO)、S305の処理に戻る。全てのクラスタとの比較が終了していれば(ステップS311でYES)、min_distanceの値と閾値T2の値を比較する(ステップS312)。この閾値T2は、新しいクラスタを定義するか、定義済みのクラスタに帰属させるかを判定するための値である。
min_distanceがT2以下ならば(ステップS312でYES)、処理対象画素をクラスタnn_clustに帰属させ、代表特徴ベクトルと画素計数値を更新し(ステップS313)、ステップS315の処理へ進む。min_distanceがT2よりも大きければ(ステップS312でNO)、処理対象画素の特徴ベクトルを代表特徴ベクトルとする新しいクラスタを定義し(ステップS314)、ステップS315の処理に進む。ステップS315では、全ての画素の処理が終了したかを判定する。終了していれば(ステップS315でYES)、クラスタリング処理部701の処理を終了する。そうでない場合は(ステップS315でNO)、ステップS302の処理に戻り、後続する画素を処理対象画素とする。
次に、本実施形態の画像処理方法の効果を、実施形態1の画像処理方法と比較して説明する。実施形態1の画像処理方法では、最初に処理対象画素と、画素計数値の多い方から順にN個のクラスタとの比較を行う。そして、該比較処理で帰属先のクラスタが決定しなかったら、次に処理対象画素と全てのクラスタとの比較を行い、帰属先クラスタを決定する。そのため、最初の比較処理で帰属先のクラスタが決定しなかった画素については、N個のクラスタに対して距離計算を2回行っていた。
一方、本実施形態の画像処理方法では、画素計数値の多い方から順に全てのクラスタと処理対象画素との比較を行い、最も距離の近いクラスタを探索する。もし比較の途中で、処理対象画素とクラスタとの距離が閾値T1以下と判定されたら(ステップS309でYES)、探索を打ち切り帰属先となるクラスタを決定する。そのため、二重に距離計算を行う事がなくなり、実施形態1の画像処理方法に比べ、更に距離計算回数を削減する事が出来る。
図13は、図8(a)の画像に、本実施形態の画像処理方法を適用した際の、各画素の距離計算回数を示すものである。図13より、画像全体の距離計算回数は、293回である。本発明の実施形態1の画像処理方法の説明で示したように、実施形態1の画像処理方法による距離計算回数は401回である為、距離計算回数を更に削減出来ている事がわかる。ゆえに、従来よりも高速にクラスタリングを行うことが可能になる。
<実施形態4>
実施形態4の画像処理方法と、それを用いたベクトルデータ変換装置について説明する。図7は、前記ベクトルデータ変換装置の構成を示したものであり、本発明の実施形態1で説明したものと同一である。輪郭抽出部702とベクトルデータ生成部703の処理は実施形態1で説明したベクトルデータ変換装置と同一である。クラスタリング処理部701は本実施形態の画像処理方法を適用して画像の領域分割を行う。以下、本実施形態のクラスタリング処理部701の動作を、図4に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
まず、ステップS401で、クラスタ数num_clusterを決定し、各クラスタの代表特徴ベクトルを設定し、画素計数値を0にする。本実施形態の画像処理方法ではnum_cluster=5とするが、本発明はこれに限定されるものではなく、num_clusterの値は1以上ならいくつでもよい。また、本実施形態の画像処理方法では、RGB色空間を特徴空間としている。即ち、特徴ベクトルはRGB値で表される。
次に、クラスタリング処理の対象画素(以下、処理対象画素と記す)の特徴ベクトルPcを取得し(ステップS402)、ステップS403の処理に進む。ステップS403〜S410では、画素の計数値が多いクラスタから順に、クラスタの代表特徴ベクトルと、処理対象画素の特徴ベクトルとの比較を行い、その最小距離を求める処理である。この処理は、実施形態3の画像処理方法(図3)のステップS304〜S311と同一であるため、説明を省略する。
ステップS411では、処理対象画素をクラスタnn_clustに帰属させ、画素計数値を更新する。ステップS412では、全ての画素を処理したか判定する。
ステップS413〜414は、各クラスタの代表特徴ベクトルを更新し、その変化量に応じて、最初に処理した画素から処理をし直すか、クラスタリング処理部701を終了するかを決定する処理である。ステップS411〜S414は、本発明の実施形態2の画像処理方法(図2)のステップS217〜S220と同一であるため、詳細な説明を省略する。
次に、本実施形態の画像処理方法の効果を、実施形態2の画像処理方法と比較して説明する。本実施形態の画像処理方法では、実施形態3の画像処理方法と同様、二重に距離計算を行うクラスタが無いため、実施形態2の画像処理方法よりもさらに距離計算回数を減らす事が出来る。
図14は、図8(a)の画像に、本実施形態の画像処理方法を適用した際の、各画素の距離計算回数を示すものである。図14より、画像全体の距離計算回数は、298回になる。本発明の実施形態2の画像処理方法の説明で示したように、実施形態2の画像処理方法による距離計算回数は469回である。よって、距離計算回数を更に削減出来ている事がわかる。ゆえに、従来よりも高速にクラスタリングを行うことが可能になる。
<実施形態5>
実施形態5の画像処理方法と、それを用いたベクトルデータ変換装置について説明する。図7は、前記ベクトルデータ変換装置の構成を示したものであり、本発明の実施形態1で説明したものと同一である。輪郭抽出部702とベクトルデータ生成部703の処理は実施形態1で説明したベクトルデータ変換装置と同一である。本実施形態の画像処理方法を適用したクラスタリング処理部701へは、画像データが左上から1画素ずつラスタスキャン順で入力されるが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図15に示すようなブロック毎に、ラスタスキャン順で1画素ずつ入力してもよい。以下、本実施形態のクラスタリング処理部701の動作を、図5に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
まず、ステップS501で、処理した画素数を表す変数pcountを1に初期化する。次に、クラスタ数を表す変数num_clusterを0に初期化し(ステップS502)、ステップS503の処理に進む。
ステップS503〜S521は、1画素のクラスタリングを行う処理であり、実施形態1の画像処理方法(図1)のステップS102〜S120と同一であるため、説明は省略する。
ステップS522では、画素計数値を調整するか否かを判定する。ここでは処理した画素数pcountが一定の閾値Tcount以上ならば(ステップS522でYES)、ステップS523の処理に進む。そうでない場合は(ステップS522でNO)、pcountに1を加算し(ステップS525)、ステップS503の処理に戻る。Tcountは、画素計数値を調整するか否かを、処理した画素数に応じて判定するための閾値である。例えば、図15に例示するようなブロック毎に画素が入力されて、ブロック毎に画素計数値を調整する場合、各ブロック内の画素数(図15の例では、上側の9ブロックについては16、残りブロックについては20)を閾値Tcountの値に設定する。
ステップS523では、全ての画素に対する処理が終了したかを判定する。終了していれば(ステップS523でYES)、クラスタリング処理部701の処理を終了する。処理が終了していなければ(ステップS523でNO)、ステップS524の処理に進む。
ステップS524では、処理した画素数pcountを1に更新し、また、各クラスタの画素計数値を調整する。本実施形態の画像処理方法では、各クラスタの画素計数値を調整していずれも0にしているが、本発明の画像処理方法はこれに限定されるものではない。例えば画素計数値を1/2や1/4にしてもよい。次に、ステップS503の処理に戻る。
本実施形態の画像処理方法は、画像の部分的な特徴の傾向が、位置に応じて異なる場合に特に有効である。例えば図16(a)の画像は、画像の上部と下部で出現する色が全く異なる画像である。この図16に、画素計数値を調整しない実施形態1の画像処理方法を適用すると、クラスタ1(1601)が常に先行比較される為、図16(b)より、距離計算回数は58回となる。これに対して、この画像を、ブロック1602とブロック1603の二つのブロックに分け、各ブロックのクラスタリング処理毎に画素計数値を0にリセットすると(ステップS524)、ブロック1603においても先行比較で処理対象画素の帰属クラスタが決定される。その為、本実施形態の画像処理方法における距離計算回数は、図16(c)より、30回となり、回数を大幅に削減出来ている事がわかる。ゆえに、従来よりも高速にクラスタリングを行うことが可能になる。
このように、一定の画素数を持つ画像ブロックのクラスタリング処理が終了する毎に、全クラスタの画素計数値をリセットして同一値にする。そのために、類似した特徴を持つ画素が局所的に集中しているような画像データに対しては、先行比較によりクラスタへの分類が完了する画素の数が多くなり、クラスタリング処理を迅速に行うことができる。
<実施形態6>
実施形態6の画像処理方法と、それを用いたベクトルデータ変換装置について説明する。図7は、前記ベクトルデータ変換装置の構成を示したものであり、本発明の実施形態1で説明したものと同一である。輪郭抽出部702とベクトルデータ生成部703の処理は実施形態1で説明したベクトルデータ変換装置と同一である。クラスタリング処理部701は本実施形態の画像処理方法を適用して画像の領域分割を行う。以下、本実施形態のクラスタリング処理部701の動作を、図6に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
まず、クラスタ数を表す変数num_clusterと、連続して全探索を行った画素数を表す変数unhit_countを0に初期化する(ステップS601)。連続して全探索を行った画素数とは、連続して先行比較に失敗した画素数と言い換えることもできる。次に、処理対象画素の特徴ベクトルPcを取得する(ステップS602)。本実施形態の画像処理方法では、画素のRGB値を特徴ベクトルとする。
次に、既にクラスタが定義されているか否かを判定する(ステップS603)。定義済みのクラスタ数が0ならば(ステップS603でYES)、後述するステップS622の処理へ進む。既にクラスタが定義されていれば(ステップS603でNO)、属する画素数が多いクラスタから順に、最大N個のクラスタの代表特徴ベクトルと、処理対象画素の特徴ベクトルとの比較を行う(ステップS604〜S612)。なお、本実施形態の画像処理方法におけるNの値は1とする。また、クラスタの代表特徴ベクトルには、そのクラスタに属する画素の特徴ベクトルの平均値を用いる。
ステップS604〜S612について詳細に説明する。まずループインデクスjを1に初期化する(ステップS604)。次に、画素計数値がj番目に多いクラスタCxの代表特徴ベクトルPxを取得する(ステップS605)。次に、PcとPxの距離D(Pc,Px)を算出する(ステップS606)。本実施形態の画像処理方法では、ユークリッド距離を算出する。次に、D(Pc,Px)と閾値T1を比較する(ステップS607)。D(Pc,Px)がT1以下ならば(ステップS607でYES)、unhit_countを0に更新する(ステップS610)。次に、処理対象画素の帰属先となるクラスタの番号を表す変数nn_clustの値をクラスタ番号xに更新し(ステップS611)、後述するステップS621の処理に進む。T1よりもD(Pc,Px)の値が大きい場合(ステップS607でNO)、N個のクラスタとの比較が終了したか否かを判定する(ステップS608)。終了していなければ(ステップS608でNO)、ループインデクスjを更新して(ステップS609)、ステップS605の処理に戻る。N個のクラスタの中に、処理対象画素との距離D(Pc,Px)の値がT1以下のものがなければ(ステップS608でYES)、連続して先行比較に失敗した画素数unhit_countに1を加算し(ステップS612)、ステップS613の処理に進む。
ステップS613〜S619では、全探索が行われる。これらの処理は、本発明の実施形態1の画像処理方法(図1)のステップS104〜S111と同一であるため、説明を省略する。
ステップS620では、min_distanceの値と閾値T2の値を比較する。この閾値T2は、新しいクラスタを定義するか、定義済みのクラスタに帰属させるかを判定するための値である。
min_distanceがT2以下ならば(ステップS620でYES)、処理対象画素を、最も距離の近い代表特徴ベクトルを持つクラスタnn_clustに帰属させ、代表特徴ベクトルと画素計数値を更新する(ステップS621)。次に、ステップS623の処理へ進む。min_distanceがT2よりも大きければ(ステップS621でNO)、処理対象画素の特徴ベクトルを代表特徴ベクトルとする新しいクラスタを定義し(ステップS622)、ステップS623の処理に進む。ステップS623では、全ての画素に対する処理が終了したかを判定する。終了していれば(ステップS623でYES)、クラスタリング処理部701の処理を終了する。そうでない場合は(ステップS623でNO)、unhit_countが閾値T3以上か否か判定する(ステップS624)。閾値T3は、画素計数値の調整を行うか否かを判定するための値である。unhit_countがT3以上ならば(ステップS624でYES)、ステップS625の処理に進む。unhit_countがT3よりも小さければ、ステップS602の処理に戻り、後続する画素を処理対象画素とする。
ステップS625では、連続して先行比較に失敗した画素数unhit_countを0に更新し、また、画クラスタの画素計数値を調整する。本実施形態においては、全クラスタの画素計数値を調整して0にするが、本実施形態の画像処理方法はこれに限定されるものではない。例えば、画素計数値を1/2、1/4に調整してもよい。次に、ステップS602の処理に戻り、後続の画素を処理する。
図17は、図16(a)の画像に、本実施形態の画像処理方法を適用した際の、各画素の距離計算回数を示すものである。なお、閾値T3の値は3に設定してある。図17より、本実施形態の画像処理方法において、画像全体で行われる距離計算回数は34回である。一方、本発案の実施形態5の画像処理方法の説明で示したように、実施形態1の画像処理方法において、図16(a)の画像に対する距離計算回数は58回である。よって、本実施形態の画像処理方法では、距離計算回数を削減出来る事がわかる。ゆえに、従来より このように、先行比較によってクラスタへの分類ができない画素が一定数連続した場合、全クラスタの画素計数値をリセットして同一値にする。そのために、類似した特徴を持つ画素が局所的に集中しているような画像データに対しては、先行比較によりクラスタへの分類が完了する画素の数が多くなり、クラスタリング処理を迅速に行うことができる。また実施形態5ではブロックのサイズを所定数に決めていたが、本実施形態では先行比較の失敗の回数が一定数に達したことで、画像の特徴が変化したと判断している。このため、共通する特徴を有する画素のブロックが不定型であっても、先行比較によりクラスタへ分類される画素数が増え、高速にクラスタリングを行うことが可能になる。
<その他の実施形態>
本発明の目的は前述した実施例の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUまたはMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施例の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOperating System(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施例の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書きこまれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
701 クラスタリング処理部
702 輪郭抽出部
703 ベクトルデータ生成部

Claims (12)

  1. 第1帰属手段と第2帰属手段と第3帰属手段とを有する画像処理装置により実行される、画像データを画素毎にクラスタリングする画像処理方法であって、
    定義済みのクラスタを、帰属させている画素の数が多いクラスタから順に対象として、前記第1帰属手段が、処理対象画素の特徴ベクトルと当該対象のクラスタの代表特徴ベクトルとの距離である第1の距離を第1の閾値と比較していき、前記第1の距離が前記第1の閾値以下であると判定したときの対象クラスタに前記処理対象画素を帰属させる第1帰属工程と、
    前記第1帰属工程で前記第1の距離が前記第1の閾値以下であるクラスタがないと判定した場合、前記第2帰属手段が、前記処理対象画素の特徴ベクトルと前記定義済みのクラスタの代表特徴ベクトルそれぞれとの距離のうちの最小値である第2の距離を第2の閾値と比較し、前記第2の距離が前記第2の閾値以下であれば、前記処理対象画素を前記第2の距離に対応するクラスタに帰属させる第2帰属工程と、
    前記第1帰属工程と前記第2帰属工程によって、前記処理対象画素が、定義済みのクラスタのいずれにも帰属させられなかった場合、前記第3帰属手段が、新たなクラスタを定義し、前記処理対象画素を該新たなクラスタに帰属させる第3帰属工程と
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  2. 第1帰属手段と第2帰属手段とを有する画像処理装置により実行される、画像データを画素毎に、予め定義されている複数のクラスタのいずれかにクラスタリングする画像処理方法であって、
    前記複数のクラスタを、帰属させている画素の数が多いクラスタから順に対象として、前記第1帰属手段が、処理対象画素の特徴ベクトルと当該対象のクラスタの代表特徴ベクトルとの距離である第1の距離を第1の閾値と比較していき、前記第1の距離が前記第1の閾値以下であると判定したときの対象クラスタに前記処理対象画素を帰属させる第1帰属工程と、
    前記第1帰属工程で前記第1の距離が前記第1の閾値以下であるクラスタがないと判定した場合、前記第2帰属手段が、前記複数のクラスタのうち、前記処理対象画素の特徴ベクトルと前記クラスタの代表特徴ベクトルとの距離が最小値となるクラスタに前記処理対象画素を帰属させる第2帰属工程と
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  3. 前記第1帰属工程においては、帰属させている画素の数が多いクラスタから順に予め定めたN番目のクラスタまでを対象として、前記第1の距離と前記第1の閾値とを比較していき、前記第1の距離が前記第1の閾値以下であると判定したときの対象クラスタに前記処理対象画素を帰属させることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理方法。
  4. 前記第1帰属工程においては、定義されているクラスタすべての比較が終わるまで、帰属させている画素の数が多いクラスタから順に対象として、前記第1の距離と前記第1の閾値とを比較していき、前記第1の距離が前記第1の閾値以下であると判定したときの対象クラスタに前記処理対象画素を帰属させることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理方法。
  5. 前記第1帰属工程では、更に、前記比較を行った前記第1の距離の最小値を記憶しておき、
    前記第2帰属工程では、前記第1帰属工程で記憶しておいた最小値に基づいて、前記処理対象画素を帰属させるクラスタを判定することを特徴とする請求項4に記載の画像処理方法。
  6. 前記第1の閾値は、前記第2の閾値よりも値が小さいことを特徴とする請求項1、又は請求項1を引用する請求項3、又は請求項1を引用する請求項4、又は請求項1を引用する請求項4を引用する請求項5に記載の画像処理方法。
  7. クラスタに属する画素の数を示す計数値は、前記処理対象画素をクラスタに帰属させるごとに計数され、
    一定数の画素について帰属するクラスタが決定される都度、全てのクラスタに属する画素の計数値がリセットされることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  8. クラスタに属する画素の数を示す計数値は、前記処理対象画素をクラスタに帰属させるごとに計数され、
    前記第1帰属工程において、前記第1の距離が第1の閾値よりも大きい画素が一定数連続した場合、全てのクラスタに属する画素の計数値がリセットされることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  9. 画像データを画素毎にクラスタリングする画像処理装置であって、
    定義済みのクラスタを、帰属させている画素の数が多いクラスタから順に対象として、処理対象画素の特徴ベクトルと当該対象のクラスタの代表特徴ベクトルとの距離である第1の距離を第1の閾値と比較していき、前記第1の距離が前記第1の閾値以下であると判定したときの対象クラスタに前記処理対象画素を帰属させる第1帰属手段と、
    前記第1帰属手段で前記第1の距離が前記第1の閾値以下であるクラスタがないと判定した場合、前記処理対象画素の特徴ベクトルと前記定義済みのクラスタの代表特徴ベクトルそれぞれとの距離のうちの最小値である第2の距離を第2の閾値と比較し、前記第2の距離が前記第2の閾値以下であれば、前記処理対象画素を前記第2の距離に対応するクラスタに帰属させる第2帰属手段と、
    前記第1帰属手段と前記第2帰属手段によって、前記処理対象画素が、定義済みのクラスのいずれにも帰属させられなかった場合、新たなクラスタを定義し、前記処理対象画素を該新たなクラスタに帰属させる第3帰属手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  10. 画像データを画素毎に、予め定義されている複数のクラスタのいずれかにクラスタリングする画像処理装置であって、
    前記複数のクラスタを、帰属させている画素の数が多いクラスタから順に対象として、処理対象画素の特徴ベクトルと当該対象のクラスタの代表特徴ベクトルとの距離である第1の距離を第1の閾値と比較していき、前記第1の距離が前記第1の閾値以下であると判定したときの対象クラスタに前記処理対象画素を帰属させる第1帰属手段と、
    前記第1帰属手段で前記第1の距離が前記第1の閾値以下であるクラスタがないと判定した場合、前記複数のクラスタのうち、前記処理対象画素の特徴ベクトルと前記クラスタの代表特徴ベクトルとの距離が最小値となるクラスタに前記処理対象画素を帰属させる第2帰属手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  11. 画像データを画素毎にクラスタリングする画像処理装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
    定義済みのクラスタを、帰属させている画素の数が多いクラスタから順に対象として、処理対象画素の特徴ベクトルと当該対象のクラスタの代表特徴ベクトルとの距離である第1の距離を第1の閾値と比較していき、前記第1の距離が前記第1の閾値以下であると判定したときの対象クラスタに前記処理対象画素を帰属させる第1帰属手段と、
    前記第1帰属手段で前記第1の距離が前記第1の閾値以下であるクラスタがないと判定した場合、前記処理対象画素の特徴ベクトルと前記定義済みのクラスタの代表特徴ベクトルそれぞれとの距離のうちの最小値である第2の距離を第2の閾値と比較し、前記第2の距離が前記第2の閾値以下であれば、前記処理対象画素を前記第2の距離に対応するクラスタに帰属させる第2帰属手段と、
    前記第1帰属手段と前記第2帰属手段によって、前記処理対象画素が、定義済みのクラスのいずれにも帰属させられなかった場合、新たなクラスタを定義し、前記処理対象画素を該新たなクラスタに帰属させる第3帰属手段と
    してコンピュータを機能させるためのプログラム。
  12. 画像データを画素毎に、予め定義されている複数のクラスタのいずれかにクラスタリングする画像処理装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
    前記複数のクラスタを、帰属させている画素の数が多いクラスタから順に対象として、処理対象画素の特徴ベクトルと当該対象のクラスタの代表特徴ベクトルとの距離である第1の距離を第1の閾値と比較していき、前記第1の距離が前記第1の閾値以下であると判定したときの対象クラスタに前記処理対象画素を帰属させる第1帰属手段と、
    前記第1帰属手段で前記第1の距離が前記第1の閾値以下であるクラスタがないと判定した場合、前記複数のクラスタのうち、前記処理対象画素の特徴ベクトルと前記クラスタの代表特徴ベクトルとの距離が最小値となるクラスタに前記処理対象画素を帰属させる第2帰属手段と
    してコンピュータを機能させるためのプログラム。
JP2009029116A 2009-02-10 2009-02-10 画像処理方法および画像処理装置およびプログラム Expired - Fee Related JP5123870B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009029116A JP5123870B2 (ja) 2009-02-10 2009-02-10 画像処理方法および画像処理装置およびプログラム
US12/697,413 US8175407B2 (en) 2009-02-10 2010-02-01 Image processing method, image processing apparatus, and program for clustering data

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009029116A JP5123870B2 (ja) 2009-02-10 2009-02-10 画像処理方法および画像処理装置およびプログラム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2010186272A JP2010186272A (ja) 2010-08-26
JP2010186272A5 JP2010186272A5 (ja) 2012-03-29
JP5123870B2 true JP5123870B2 (ja) 2013-01-23

Family

ID=42540465

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009029116A Expired - Fee Related JP5123870B2 (ja) 2009-02-10 2009-02-10 画像処理方法および画像処理装置およびプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8175407B2 (ja)
JP (1) JP5123870B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5150698B2 (ja) 2010-09-30 2013-02-20 株式会社東芝 デプス補正装置及び方法
JP5863105B2 (ja) * 2011-12-13 2016-02-16 アルパイン株式会社 車両移動量推定装置および障害物検出装置
JP6000763B2 (ja) * 2012-08-31 2016-10-05 キヤノン株式会社 画像処理装置及び画像処理方法
CN104866872B (zh) * 2015-06-03 2018-06-05 哈尔滨工业大学 多特征参数的电池等量分组方法
US10380386B1 (en) * 2018-04-30 2019-08-13 Hewlett Packard Enterprise Development Lp Accelerator for k-means clustering with memristor crossbars
CN112215247A (zh) * 2019-07-10 2021-01-12 南京地平线机器人技术有限公司 对特征向量进行聚类的方法、装置及电子设备
CN110969215B (zh) * 2019-12-18 2023-06-16 浙江大华技术股份有限公司 聚类处理方法和装置、存储介质及电子装置
CN115065600B (zh) * 2022-06-13 2024-01-05 远景智能国际私人投资有限公司 设备分组方法、装置、设备及存储介质

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5263120A (en) * 1991-04-29 1993-11-16 Bickel Michael A Adaptive fast fuzzy clustering system
JP2870415B2 (ja) * 1994-08-22 1999-03-17 日本電気株式会社 領域分割方法および装置
US5999647A (en) * 1995-04-21 1999-12-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Character extraction apparatus for extracting character data from a text image
AUPO960297A0 (en) * 1997-10-03 1997-10-30 Canon Information Systems Research Australia Pty Ltd Colour advising and selection method
JP3748164B2 (ja) 1998-02-06 2006-02-22 富士通株式会社 パターン抽出装置
JP3903610B2 (ja) * 1998-09-28 2007-04-11 富士ゼロックス株式会社 検索装置、検索方法及び検索プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP4001446B2 (ja) * 2000-02-09 2007-10-31 株式会社リコー 画像背景色特定のための方法、装置及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP3708042B2 (ja) * 2001-11-22 2005-10-19 株式会社東芝 画像処理方法及びプログラム
JP4071701B2 (ja) * 2003-11-11 2008-04-02 富士通株式会社 カラー画像の圧縮方法及びカラー画像圧縮装置
US7683942B2 (en) * 2004-05-18 2010-03-23 Canon Kabushiki Kaisha Information recording apparatus and control method thereof
US7783135B2 (en) * 2005-05-09 2010-08-24 Like.Com System and method for providing objectified image renderings using recognition information from images
JP4739082B2 (ja) * 2006-03-30 2011-08-03 キヤノン株式会社 画像処理方法及び画像処理装置
JP4632443B2 (ja) 2005-12-05 2011-02-16 キヤノン株式会社 画像処理装置及び画像処理方法並びにプログラム
US7623712B2 (en) 2005-06-09 2009-11-24 Canon Kabushiki Kaisha Image processing method and apparatus
WO2007069408A1 (ja) * 2005-12-13 2007-06-21 Intellectual Property Bank Corp. 技術文書属性の関連性分析支援装置
JP2008042345A (ja) 2006-08-02 2008-02-21 Canon Inc 画像処理方法、画像処理装置
US7697758B2 (en) * 2006-09-11 2010-04-13 Google Inc. Shape clustering and cluster-level manual identification in post optical character recognition processing
JP5229744B2 (ja) * 2007-12-03 2013-07-03 国立大学法人北海道大学 画像分類装置および画像分類プログラム
IL199762A0 (en) * 2008-07-08 2010-04-15 Dan Atsmon Object search navigation method and system
US8290255B2 (en) * 2009-02-06 2012-10-16 Canon Kabushiki Kaisha Image processing method, image processing apparatus, and program

Also Published As

Publication number Publication date
US20100202686A1 (en) 2010-08-12
JP2010186272A (ja) 2010-08-26
US8175407B2 (en) 2012-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5123870B2 (ja) 画像処理方法および画像処理装置およびプログラム
JP3747589B2 (ja) 画像特徴量比較装置および画像特徴量比較プログラムを記録した記録媒体
US7627148B2 (en) Image data processing apparatus and method, and image data processing program
CN110088805B (zh) 用于检测和分割多个前景对象的方法
US8290255B2 (en) Image processing method, image processing apparatus, and program
JP4145805B2 (ja) テンプレート生成システム、レイアウトシステム、テンプレート生成プログラム、レイアウトプログラムおよびテンプレート生成方法並びにレイアウト方法
US11341322B2 (en) Table detection in spreadsheet
JP5276541B2 (ja) 画像処理方法及び画像処理装置及びプログラム
JP2000099632A (ja) 検索装置、検索方法及び検索プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP5377148B2 (ja) クラスタリング処理方法、クラスタリング処理装置、およびプログラム
US9275466B2 (en) Image processing method and image processing apparatus for segmenting image into regions
US6731789B1 (en) Image processing apparatus and method, and storage medium
CN101807179A (zh) 信息处理器以及信息处理方法
JP5539066B2 (ja) クラスタリング処理装置、クラスタリング処理方法
JP2009020867A (ja) 画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、コンピュータプログラム及び記録媒体
JP5127739B2 (ja) 画像処理方法および画像処理装置およびプログラム
JP5127738B2 (ja) 画像処理方法および画像処理装置およびプログラム
CN109409180B (zh) 图像分析装置和图像分析方法
JP2010102502A (ja) 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
JP5343875B2 (ja) 情報検索装置、情報検索プログラム及び情報検索方法
JP2005208740A (ja) 部分画像検索装置及び部分画像検索プログラム
JP5147640B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
JP6012814B1 (ja) 逐次クラスタリング装置、方法、及びプログラム
JP2007034613A (ja) 画像処理装置及びその方法
JP4460277B2 (ja) 画像の対応点探索方法、対応点探索装置および対応点探索プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120209

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120924

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120928

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121026

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151102

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5123870

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151102

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees