JP5118641B2 - 遠心分離器のためのガス駆動の固体排出および汲出しピストン - Google Patents

遠心分離器のためのガス駆動の固体排出および汲出しピストン Download PDF

Info

Publication number
JP5118641B2
JP5118641B2 JP2008528594A JP2008528594A JP5118641B2 JP 5118641 B2 JP5118641 B2 JP 5118641B2 JP 2008528594 A JP2008528594 A JP 2008528594A JP 2008528594 A JP2008528594 A JP 2008528594A JP 5118641 B2 JP5118641 B2 JP 5118641B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bowl
piston
separator
valve
solid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008528594A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009506884A (ja
JP2009506884A5 (ja
Inventor
カー,ロバート,ビー.
Original Assignee
ワグナー デベロップメント, インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ワグナー デベロップメント, インコーポレイテッド filed Critical ワグナー デベロップメント, インコーポレイテッド
Publication of JP2009506884A publication Critical patent/JP2009506884A/ja
Publication of JP2009506884A5 publication Critical patent/JP2009506884A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5118641B2 publication Critical patent/JP5118641B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B04CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
    • B04BCENTRIFUGES
    • B04B11/00Feeding, charging, or discharging bowls
    • B04B11/04Periodical feeding or discharging; Control arrangements therefor
    • B04B11/05Base discharge
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B04CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
    • B04BCENTRIFUGES
    • B04B11/00Feeding, charging, or discharging bowls
    • B04B11/08Skimmers or scrapers for discharging ; Regulating thereof
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B04CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
    • B04BCENTRIFUGES
    • B04B5/00Other centrifuges
    • B04B5/04Radial chamber apparatus for separating predominantly liquid mixtures, e.g. butyrometers
    • B04B5/0442Radial chamber apparatus for separating predominantly liquid mixtures, e.g. butyrometers with means for adding or withdrawing liquid substances during the centrifugation, e.g. continuous centrifugation
    • B04B2005/0485Radial chamber apparatus for separating predominantly liquid mixtures, e.g. butyrometers with means for adding or withdrawing liquid substances during the centrifugation, e.g. continuous centrifugation with a displaceable piston in the centrifuge chamber

Landscapes

  • Centrifugal Separators (AREA)

Description

多くの様々な種類の遠心分離機が、異成分からなる混合物を比重に基づき各成分に分離することで知られている。典型的には、供給原料または液体原料という場合もある異成分からなる混合物は、遠心分離機の回転ボウル内に注入される。回転ボウルは、高速でスピンし、高い比重を有する混合物の成分が沈降により混合物から分離することを強いる。その結果、高密度の固体は、内部の表面またはボウルの壁に対してケーキとして強く圧縮され、浄化された液体がケーキから内部に向かって放射状に生じる。ボウルは、分離液(centrate)から固体を分離するため、重力の20,000倍の力を生むのに十分な速度でスピンする場合がある。
固体がボウルの壁に沿って蓄積するにつれ、浄化された液体はボウルから出ていき、「分離液(centrate)」として分離機から出る。望ましい量の固体が蓄積されたと一旦決定されると、分離機は、排出モードに置かれ、このモードで、固体は分離機から除去される。しばしば、ボウルの壁から固体を擦り取るために、例えば内部スクレーパーが固定される。
従来の分離機は、特定の種類の固体および液体を排出するときに多くの欠点を有する。例えば、いくつかの分離機は、粘着性の固体を完全に排出することができず、結果的に収率が不十分となる場合がある。不十分な収率は、製薬工程で遭遇するような高価な固体にとって特に問題である。従来の分離機はまた、供給原料をボウルの回転速度まで加速するときに材料を非常に強い剪断力にかけ、このことが、例えば、傷つきやすい化学物質または無傷細胞などの生体物質を損傷する場合がある。
いまだに他の分離機は、傷つきやすい固体を処理し回収するための簡便な手段を提供しない。例えば、固体の排出および回収を援助するため、通常オペレーターが使用される。そのようなオペレーターの介入を必要とする分離機は、しばしば、汚染の問題が難点となる。さらに、いくつかの分離機は、固体回収を容易とするため数多くの機械部品を用い、このことが分離機の耐久性に影響を与える場合がある。いくつかの部品は通常、分離機の外側にあるか、または追加設備の形式であり、このことが寸法だけでなく互換性の問題を引き起こす。従来の分離機は、保守費用を著しく増大させずに、洗浄または滅菌するのが困難である傾向も有する。
上述の種類の固体、すなわち粘着性の蓄積物を生じまたは遠心分離中に生じる剪断力に対して傷つきやすい固体に対して効率的に使用することができる遠心分離機を得ることが望ましいであろう。外部汚染の可能性または追加の機械的設備なしにそのような固体を容易に回収することができる分離機を得ることも望ましいであろう。そのような分離機は、便利に洗浄し、またはその場で消毒することができることも必要である。
分離機は、動作の原料供給モードの間それを通じて供給原料または液体原料が注入される開口部を備えた円錐形の下端を有する円筒形のボウルを含んでもよい。ボウルが高速でスピンまたは回転するにつれて、注入された液体原料は、ボウルの円錐形の下端の傾斜のある表面に遭遇する。回転加速力は、液体が外側に向かって放射状にその移動を継続するにつれて、相対的に徐々に加えられる。固体はこのとき液体原料から分離し、ボウルの内部表面に沿って、例えばケーキとして蓄積する。
さらに分離機は、ボウルの内部表面との固く嵌合した関係によりボウル内部に配置されたピストン組立部品を含んでもよい。ピストンは、分離機の動作の異なるモード中に空気圧または液圧が接触する上部および円錐形の下部を備える。例えば、固体排出モードにおいて、圧縮ガスや圧媒液などの流体は、ピストンの上部に対して作用し、これを軸方向に下向きに付勢して、ボウルの円錐形の下端中の開口部を通じてボウルから蓄積した固体を押し出す。ピストンを動かすための典型的な種類の圧縮ガスは、窒素およびアルゴンを含む。同様に、ボウル中でピストンを動かすための典型的な圧媒液は、蒸留水を含んでもよい。1つの実施形態において、ボウルの下端およびピストンの下部は、固体の比較的完全な排出を促進するため、相補的な形状をしている。例えば、ボウルの下端およびピストンの下部は、実質的に円錐台(frustoconical)の形状を備えていてもよい。
本発明の分離機については、液体原料からの液圧ならびに一または複数のピストン・シールとボウルの内部表面または壁の間の摩擦力により、動作の原料供給モード中、ピストンを最も高い位置に保持することができる。該シールは、ピストンの周囲でボウルの内部表面に隣接して配置することができる。ピストンは、原料供給モード中に開くよう付勢できる分離液(centrate)バルブを含み、固体が分離液(centrate)バルブから分離された後、液体原料が浄化された液体として、ボウルから、分離液(centrate)出口ポートに至る通路を有する分離液(centrate)ケースへと流れ出ることを可能にする。ピストンが固体排出の間ピストンの上部に対して作用する流体により下向きに付勢されるにつれて、分離液(centrate)バルブは、自動的に閉鎖して、蓄積した固体が分離液(centrate)ケース中に移動するのを防止する。
ピストンがその最も高い位置に保持されると、液体原料からの固体の高速回転分離が行われるにつれて、ピストンはボウルとともに回転することが可能となる。原料供給モードおよび固体分離の間、浄化された液体はボウルから出て、分離液(centrate)ケースに入る。分離液(centrate)ケースは、空気圧または液圧により開きまたは閉じるよう付勢できる隔離バルブも含んでよい。例えば、隔離バルブは原料供給モードで開かれ、これにより浄化された液体は、分離液(centrate)出口ポートおよび開いた分離液(centrate)出口ポート・バルブを通じて流れ、分離液(centrate)として分離機から出ることが可能となる。原料供給モードが完了するにつれて、一または複数のピストン・シールとボウルの内部表面ならびにボウル内に蓄積した固体との間の摩擦力によってピストンが実質的にその最も高い位置に保持されるように、液体原料からの液圧は減少する。動作の原料供給モードが完了したとき、ボウルは、回転を中止し、分離機中の残存液体または残留液体は、重力により、ボウルの円錐形の下端中の開口部を通じて流れる。
分離機は、残留物迂回バルブがボウルの円錐形の下端中の開口部にあるときに、回転可能な残留物迂回バルブの下に移動可能に設置される固体迂回バルブを含む、迂回組立部品も備えてよい。残留液体がボウルから排出されるとき、残留物迂回バルブは閉位置にあり、液体がボウルから残留液体排出通路内へ流れることが可能になる。液体排出通路は、排出口に通じており、そこで残留液体は、分離機から出る。動作の固体排出モードは、例えば、残留液体が分離機ボウルから実質的に排出された後に開始してもよい。
固体排出モードにおいて、残留物迂回バルブ・アクチュエーターは、固体迂回ピストンによってボウル中の開口部内へと通じるよう固体迂回バルブを上向きに付勢できるように、残留物迂回バルブを開位置へと回転させる。このとき分離液(centrate)出口ポート・バルブが閉じられ、迂回組立部品のための固体出口ポート・バルブが開かれる。隔離バルブも、隔離バルブに付随する環状部材に対して作用する圧縮ガスや圧媒液などの流体により閉じるよう付勢され、これが、その作動および動きを制御する。さらに上述のように、ピストンは、その上部に対して作用する流体により、固体排出の間、垂直軸に沿って下向きに付勢される。ピストンは次に、開いた固体出口ポート・バルブを備えた固体出口ポートに至る固体通路内へと、ボウルからの蓄積した固体を押し出し、または「汲み出す」。
1つの実施形態において、分離機のための固体排出組立部品は、ボウルの内部表面に対して移動可能に配置されたピストンを備える。ピストンは、上部と下部を含んでもよい。固体排出組立部品は、ピストンの上部より上でボウル内に流体を添加するために機能する駆動ポートも備えてよい。ボウル内におけるピストンの上部より上の流圧がボウル内におけるピストンの下部より下の流圧に比較して増大すると、ピストンはボウル内で動く。例えば、固体排出の間、ピストンの上部より上でのボウル内への流体の添加は、ピストンを軸方向で下向きに動かすことができる。好ましくは、ピストンは、ボウルに関して軸方向に下向きに付勢される。上述のように、動作の固体排出モードの間、その上部より上でのボウルに対する流体の添加により、ピストンは、ボウルの内部表面に沿って蓄積した固体を押す。
固体排出組立部品は、ピストンの下部より下でボウル内に流体を添加するために機能するポートも含む場合がある。ボウル内のピストンの下部より下の流圧がボウル内のピストンの上部より上の流圧に比較して増大すると、ピストンはボウル内で動く。例えば、ピストンの下部より下でのボウル内への流体の添加により、ボウルの上端に向けてピストンを動かすことができる。別の実施形態において、分離機は、その上端領域においてバルブも含んでよく、このバルブは、ピストンの上部より上でのボウルの加圧を可能とするため作用する。該バルブは、それに動作可能に付随する環状部材に対して加えられる流圧に反応して作動させることができる。
別の実施形態において、本発明の分離機は、開口部を備えた下端を有する円筒形のボウルを含んでもよい。動作の原料供給モードの間、ボウルは、液体原料から固体を分離するよう高速で回転するため機能する。上述のように、固体は、ボウルの内部表面に沿って蓄積する。分離機は、固体排出組立部品および第1のバルブ部材も備えてよく、これが排出通路を画定する。排出通路は、第1のバルブ部材が閉位置にあるときに、ボウル中の開口部から液体が排出されるのを可能とするため機能する。好ましくは、ボウル中の開口部および排出通路は、液体がボウルから通路内に重力により排出されるのを可能とするため構成することができる。
第1のバルブ部材は、動作の原料供給モード中にボウル中の開口部と協働しまたは該開口部に近接する原料供給通路も限定してよい。原料供給通路は、液体原料がボウル内に注入されるのを可能とする。第1のバルブ部材は、回転軸の周囲の部材を回転させるためバルブ・アクチュエーターとも機能的に連結することができる。1つの実施形態において、分離機は、第1のバルブ部材が閉位置にあるときに第1のバルブ部材の下面と協働する第2のバルブ部材も含んでよい。さらに分離機は、第2のバルブ部材が近接して配置される最上端を有するバルブ・ピストンを備えてもよい。バルブ・ピストンは、ボウルに関して第2のバルブ部材を動かすため機能してもよい。例えば、固体排出の間、バルブ・ピストンは、ボウル中の開口部と協働するため、垂直軸に沿って上向きに第2のバルブ部材を動かすことができる。同様に、動作の原料供給モードの間、第1のバルブ部材は閉位置にあり、原料供給通路を画定し、これが、上述のように、液体原料がボウル内に注入されるのを可能とするためボウル中の開口部と協働してもよい。
1つの実施形態において、本発明の分離機は、バルブ・ピストン内に部分的に配置された第1の通路を含んでもよい。例えば、第1の通路は、バルブ・ピストンの最上端で、第2のバルブ部材と協働してもよい。分離機ボウル中の開口部および第1の通路は、ボウルからの固体が、固体排出中に第1の通路を通過できるよう構成することもできる。第1の通路は、第2の通路のためのポートを通じて添加される流体が第1の通路内の固体に接触するため第1の通路に入ることができるよう、バルブ・ピストン内に部分的に配置される第2の通路と協働してもよい。好ましくは、第2の通路のためのポートを通じて添加される流体は、第1の通路のバルブ部材が開いているときに、第1の通路に入り、そこにある固体に接触する。分離機のバルブ・ピストンは、バルブ・ピストンが環状フランジに対して加えられる流圧に反応して動くよう、バルブ・ピストンの周囲に配置された環状フランジも備えてよい。
1つの実施形態において、分離機は、バルブ・ピストン内に部分的に配置された第1の通路も含む。第1の通路は、例えば、バルブ・ピストンの最上端での第2のバルブ部材、およびバルブ・ピストン内に部分的に配置された第2の通路と協働してもよい。好ましくは、第1の通路のバルブ部材が閉じると、第2の通路のためのポートを通じて添加された流体は、ピストンの下部より下でボウルに入る。ポートを通じて注入される流体は、ボウル内におけるピストンの下部より下の流圧をボウル内におけるピストンの上部より上の流圧に比較して増大させ、それによりピストンがボウルの上端に向かって動く。
本発明は、遠心分離機から固体を排出する方法も提供する。1つの実施形態において、その方法は、上述の分離機および/または固体排出組立部品を提供すること、ならびに流体を駆動ポートを通じて注入し、ボウル内におけるピストンの上部より上の流圧をボウル内におけるピストンの下部より下の流圧に比較して増大させ、それによりピストンをボウル内で動かすことを含む。その方法は、ボウルの内部表面に沿って蓄積した固体を排出することも含む。さらにその方法は、ボウルの高速回転により、固体分離のためボウル内に液体原料を注入することを特色とする。好ましくは、液体原料は、駆動ポートを通じて流体を添加する前に、ボウル内に注入される。本発明の方法は、実質的に最も高い位置にピストンを戻すことも含む。ピストンは、ピストンの下部より下でボウル内に流体を添加しボウル内におけるピストンの下部より下の流圧をボウル内におけるピストンの上部より上の流圧に比較して増大させることにより、実質的にピストンの最上部まで戻すことができる。ピストンは、好ましくは、ボウルの内部表面に沿って蓄積した固体を排出した後に、実質的にピストンの最上部まで戻される。本発明は、特定の順番または方法により上記の方法を実行することも企図する。
本発明の他の特徴および利点は、添付の図に関連して挙げる以下の詳細な説明から明らかである。
[発明の効果]
本発明に従って、粘着性の固体に対して良好に機能し、供給原料の低剪断力の加速を示す遠心分離機が開示される。分離機は、化学物質または生体物質といった傷つきやすい固体にとって特に有益となり得る。本発明の分離機は、オペレーターの介入または追加の機械的設備なしに、傷つきやすい固体、液体、原料またはそれらの組合わせを回収することができる。この分離機は、便利に洗浄しまたはその場で消毒することもできる。
[発明の詳細な説明]
図1は、水平断面も図解するため中間部を取り外した垂直断面の遠心分離機を示す。遠心分離機は、分離機ハウジング13の中央領域11に取り付けた円筒形の分離機ボウル19を含む。好ましくは、分離機ボウルは、その直径よりも大きい長さを有してもよい。ボウルの長さをその直径よりも大きくすることにより、ボウル中の「末端効果」をボウルの内部容積に関して最小とすることができる。一般に、末端効果は、ボウルの内側および特にその末端の周囲の傾いた部分に沿って、流体渦によって引き起こされることがある。1つの実施形態において、分離機ボウル10は、長さL/直径Dの比率が概ね5/1以上となるような比較的小さい直径Dと長さLを有する円筒型のボウルでもよい。L/Dの該比率は、軸波がボウルの長さを通過するにつれて実質的に消散するため、軸波がボウル内で成長するのを妨げる傾向がある。概ね5/1以上のL/D比率を用いることにより、本発明の分離機は、軸波を最小とするため従来の分離機で使用されるボウル内のバッフルが必要となるのを避けることもできる。
図1における分離機は、ピストン12を含むピストン組立部品も含む。図に示すように、ピストン12は、ボウル10の円錐形の下端17の形状に整合する円錐形の下部を有してもよい。円錐形の下端17は、分離機のための動作の原料供給モードの間、液体原料の回転加速器として機能する。分離機は、上部19において、空気圧または液圧により開きまたは閉じるよう付勢される隔離バルブ26を有する分離液(centrate)ケース30も備えてよい。
可変速駆動モーター16は、駆動ベルト5により、分離機ハウジング13のための上端の襟状延長部分22に設置される据付け軸受紡錘組立部品23の駆動滑車18に接続することもできる。本発明の分離機は、他の従来のモーターおよび駆動のシステムを使用して操作することもできる。好ましくは、軸受紡錘組立部品23は、半球状の部分1および短い円筒形の軸受部分20を含んでもよいが、本発明に従って他の適切な組立部品形状を使用することもできよう。1つの実施形態において、半球状の部分は、上の半球状の部分および下の半球状の部分からなる。任意選択で、半球状の部分1は、一または複数の台座の合わせ面に寄り掛かってもよい。例えば、図1は、半球状の部分1のそれぞれ上および下の半球状の部分に圧縮接触する台座24および25を示す。本発明の分離機に用いることができる典型的な半球状の部分は、米国出願番号第10/874,150号により説明されており、同出願は、参照により本書に組み込まれる。
典型的な台座24および25は、分離機の中央垂直軸41の周囲の半球状の部分1の移動をある程度許容するよう、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)やテフロン(登録商標)(デラウェア州19898ウィルミントン、マーケット・ストリート1007、イー・アイ・デュポン・ドゥ・ヌムール・アンド・カンパニー)を主材料とする原料などの低摩擦成分を含んでもよい。台座24および25は、半球状の部分1が、外側に向かって放射状にまた軸方向に上向きまたは下向きに処理するのを防止する傾向がある。さらに台座24および25は、紡錘部分20が動作中に高速で分離機の中央垂直軸41を中心として回転しているとき、紡錘部分20の垂直および水平の旋回の量を制限することができる。紡錘部分20の旋回は、例えばゴム製の任意選択の揺れ耐性リング21により、減衰させることもできる。そのような放射状または軸方向の処理を防止し旋回の量を制限することにより、回転するボウル10の自然振動数に伴う振動を減らすことができる。台座24および25は、例えば、組立部品23またはそのハウジングの回転並進などの並進を実質的に防止する、アーチ形の台座部分であってもよい。一般に、該並進の防止は、半球状の部分1を機能的に安定させることができる。
1つの実施形態において、台座24および25は、連続するリング部材、別個の安定化部材または該部材の組合わせとして形成することができる。台座24および25は、その半球状の部分1との圧縮接触を例えば分離機のための特定の処理要件により修正できるよう、調整可能とすることができる。台座24および25の該調整可能性は、例えば、それに付随する一または複数の調整部材の使用により促進することができる。上記のように、本発明は、半球状の部分1の上および/または下の半−半球状の部分に圧縮接触できる個々の台座を用いることも企図する。
据付け軸受紡錘組立部品23の回転は、例えば回転防止ピン29などの位置調整部材によって防止することもできる。例えば、図1は、組立部品23中の拡張された開口部の中に延びるよう位置を調整されたピン29を示す。1つの実施形態において、該位置調整部材は、例えば、組立部品23またはそのハウジングの回転並進などの並進を実質的に防止するため、軸受紡錘組立部品23のための取付領域と協働してもよい。図に示すように、回転防止ピン29は、紡錘部分20の旋回に干渉しないよう、組立部品23中の開口部内で動くことができる。分離機が受ける回転および旋回の程度は、高速分離が生じる速度と関連する場合がある。駆動モーター16も、液体原料の分離のための望ましい速度で分離機ボウル10を回転させるため、制御可能に操作することができる。
図1には、分離液(centrate)ケース30、分離液(centrate)出口ポート32、分離液(centrate)出口ポート・バルブ33および分離液(centrate)バルブ34も示し、これらの全ては、動作の間、ボウル10からの浄化された液体の除去および分離機からの分離液(centrate)の除去に関与する。以下でより詳細に説明するように、分離液(centrate)ケース30は、液体原料が原料供給モードにおいてボウル10に入るときに開いている隔離バルブ26を含む。隔離バルブ26は、好ましくはその周囲に配置される環状部材9を含んでもよい。原料供給モードの間、分離液(centrate)出口ポート・バルブ33も、開いたまま維持される。対照的に、隔離バルブ26および分離液(centrate)出口ポート33はいずれも、固体が分離機から汲み出されるときに閉じる。隔離バルブについては、図10を参照して以下でより詳細に説明し、図10は、原料供給モードの間の分離機の上部19を示す。分離液(centrate)出口ポート・バルブ33は、手動により、または従来の自動バルブ制御組立部品により、閉じることもできる。分離機はさらに、分離機ハウジング13の下端領域39を含む。
図1は、例えば、回転可能な残留物迂回バルブ92の下面より下で分離機ハウジング13の下端領域39に移動可能に設置される固体迂回バルブ90を有する分離機の実施形態も図解する。任意選択で、残留物迂回バルブ92の下面は、固体迂回バルブ90内に部分的に延びる機構を有してもよい。ボウル10の円錐形の下端17中の開口部76に設置される残留物迂回バルブ92は、閉位置で示され、この位置は、原料供給モードの間維持される。閉じているとき、バルブ92は、液体原料ポート96に連通している液体原料通路94、ならびに残留液体排出ポート100に連通している残留物排出通路98を画定する。残留物迂回バルブ92は、受入部材120内に連通するよう配置することもでき、受入部材120は、分離機ハウジング13の下端39と一体化して提供することもできる。バルブ92は、固体迂回バルブ90をボウルに対して開口部76に連通するため上向きに付勢できるよう、軸6を中心としてその閉位置から回転させることもできる。
本発明の分離機は、図1に示すように、好ましくは固体迂回ピストン102内に軸方向に配置され、最下端で迂回ピストン102を超えて延び固体出口ポート106および固体出口ポート・バルブ107を組み込む固体通路104も含む。通路104、ピストン102、ポート106およびバルブ107はそれぞれ、動作の固体排出モードの間、遠心分離機からの蓄積した固体の除去に関与する。固体が分離機ボウル10から汲み出される間、固体出口ポート・バルブ107は、例えば固体が固体通路104から固体出口ポート106を通り分離機から出ることが可能となるよう、開いていてもよい。
固体出口ポート・バルブ107は、手動により、または従来の自動バルブ制御組立部品により、開くことができる。固体排出モードは、一般に、例えば無傷細胞などの傷つきやすい固体の汲出しおよび回収を行い、追加の処理なしにこれらの固体を別の工程または保管容器に移すことができる。オペレーターが固体を処理することがないため、固体が損傷または汚染される可能性が低くなる。例えば図1の分離機などの本発明の分離機は、上述のように特定の用途に適するであろう通路、バルブ、ピストン、アクチュエーター、組立部品、ポート、部材等の構成または配置も備えてよい。
洗浄通路108も、好ましくは固体通路104と平行に固体迂回ピストン102内に配置し、また任意選択で、最下端でピストン102を超えて延び洗浄ポート111を組み込んでもよい。最上端において、洗浄通路108は、固体通路104に連通していてもよい。洗浄ポート111および通路108はともに、固体排出モードの後に、また分離機の洗浄または消毒の際に、通路104に残留した固体の回収に役立ててもよい。洗浄ポート111および通路108は、固体排出モードが一旦終了すると、ピストン12を軸方向に上向きに付勢するために機能してもよい。特に、固体が分離機から汲み出された後、洗浄ポート111および通路108を通じて添加された例えば圧縮ガスや圧媒液などの流体が、ピストン12の円錐形の下部12に接触し、ピストンが動作の次の原料供給モードのために実質的に最も高い位置まで戻るまでピストンを上向きに付勢するよう、固体出口ポート・バルブ107を閉じてもよい。ピストン12を動かすための典型的な種類の圧縮ガスは、窒素およびアルゴンを含む。同様に、ボウル10中でピストン12を動かすために使用できる典型的な圧媒液は、蒸留水を含んでもよい。
別の実施形態において、本発明の分離機は、例えば、固体排出を促進するためのピンチ型またはボール型のバルブ組立部品を備えてもよい。従来のピンチ型のバルブ組立部品は、動作の間、ペースト状の固体に遭遇する分離機にとって好ましい場合がある。典型的なボール型バルブ組立部品は、分離機ハウジングの下端領域に配置された半球形状の排出バルブを含んでもよい。ボール型バルブ組立部品の排出バルブは、分離機ボウルから排出される液体原料および残留液体のための通路も含んでよい。例えば、排出バルブは、それぞれ動作の原料供給モードおよび固体排出モードの間、閉位置および開位置の間で回転してもよい。
原料供給モードの間、分離機ハウジングは、ボール型組立部品の原料および残留液体の通路を除き閉じてもよく、これらの通路は、例えば、ボウルの円錐形の下端中の開口部に連通していてもよい。ボール型バルブ組立部品は、例えば、ピストン収縮ならびに分離機の洗浄および消毒のための一または複数のポートも含んでよい。本発明の分離機に用いることができる典型的なボール型バルブ組立部品は、米国特許番号第6,776,752号により説明されており、同特許は、参照により本書に組み込まれる。
図2は、分離機ハウジング13の下端領域39に配置されたボール型バルブ組立部品40を含む本発明の分離機の1つの実施形態を示す。好ましくは、ボール型バルブ組立部品40は、図に示すように排出バルブ42を備える。例えば、排出バルブ42は、内側に面したフランジ43の下に据え付けることができる。1つの実施形態において、排出バルブ42は、液体原料ポート45に連通している液体原料通路44、ならびに残留液体排出ポート47に連通している残留液体排出通路46を組み込んでもよい。バルブ・シール48をフランジ43の下面上に配置することもできる。
原料供給モードの間、図2の分離機は、閉位置にある排出バルブ42を備え、閉位置において、その外側の上面は、バルブ・シール48に寄り掛かっている。バルブ・シール48は、バルブ・アクチュエーター49を通じて添加される、例えば圧縮ガスや圧媒液などの流体によって膨張させることができる。好ましくは、バルブ・シール48は、原料供給モードの間中、膨張したままである。図2は、固体を含む液体原料を液体原料ポート45を通じて添加することができることを示す。液体原料は、液体原料ポート45から液体原料通路44に流れることができる。好ましくは、液体原料通路44は、主通路50に通じており、主通路50は、ピストン収縮アクチュエーター52内に軸方向に配置することができる。主通路50の上端は、原料供給モードの間、ボウル10の円錐形の下端17中の開口部76内に液体原料を注入するための噴出ポート154を組み込む。
本発明の分離機のための動作の原料供給モードは、図4を参照して以下でより詳細に説明され、図4は、回転可能な残留物迂回バルブの下面より下で、分離機ハウジング13の下端領域39内に移動可能に設置される固体迂回バルブを備えた分離機の実施形態を示す。図2に関して、原料供給モードは、例えば、分離機ボウル10の円錐形の下部17に接触するピストン収縮アクチュエーター52を有することにより、さらに特徴付けられる。図に示すように、ピストン収縮アクチュエーター52は、例えば圧縮ガスや圧媒液などの流体に反応して、軸方向に上向きおよび下向きに動くことができる。
固体が液体原料から分離された後、ピストンは、ボウル中の残留液体が開口部76を通じて排出バルブ42の形状面上に排出されるときに、分離機ボウル10に接触したままであり、排出バルブ42も上述のように閉位置のままである。図2に示すように、残留液体はこのとき、残留液体排出通路46を通過するよう、排出バルブ42の形状面により運ぶことができる。残留液体は、排出通路46を通過し、最終的に残留液体排出ポート47を通って分離機から出る。
1つの実施形態において、流体ポート58に添加される流圧は、ピストン収縮アクチュエーター52の周囲に配置される環状アクチュエーター・フランジ57の下面に対して作用し、収縮アクチュエーター52を上向きに付勢する。ピストン収縮アクチュエーター52の軸方向の動きは、アクチュエーター制御ポート54を通じて添加される流体によって制御することもできる。例えば、アクチュエーター制御ポート54は、流体がポート54に入りピストン収縮アクチュエーター52の周囲に配置された環状アクチュエーター・フランジ57の上面に接触するよう、分離機ハウジング13の下端領域39で提供することができる。
アクチュエーター制御ポート54および流体ポート58は、付随的に環状アクチュエーター・フランジ57の上面および下面を流体に接触させることにより、ピストン収縮アクチュエーター52を作動させ動かすため同時に作動してもよい。例えば、ピストン収縮アクチュエーター52は、環状アクチュエーター・フランジ57の上面に対して作用する圧力が、その下面に対して作用する圧力より小さい場合、上向きに付勢することができる。原料供給モードの間、ピストン収縮アクチュエーター52は、軸方向に上向きに付勢し、ボウル10の開口部76との気密的な連通に保持することができる。ピストン収縮アクチュエーター52とボウル開口部76のインターフェースは、例えば、それらの間に配置されたPTFEやテフロン(登録商標)(デラウェア州19898ウィルミントン、マーケット・ストリート1007、イー・アイ・デュポン・ドゥ・ヌムール・アンド・カンパニー)を主材料とするエラストマーのシールによって密閉することもできる。
好ましくは、ピストン収縮アクチュエーター52は、ピストン12が実質的にその最も高い位置まで戻されている間も、ボウル10の開口部76と気密的に連通しており、これは、一般に固体排出モードの後に行われる。上述のように、該気密的な連通は、流体ポート58を通じて添加される流圧により達成することができ、これは、ピストン収縮アクチュエーター52の周囲に配置される環状アクチュエーター・フランジ57の下面に対して作用する。流体は、アクチュエーター制御ポート54においても分離機に入るが、フランジ57の上面に加えられる圧力は、その下面に対して作用する圧力よりも小さく、気密的な連通を維持するであろう。流体ポート58がピストン収縮アクチュエーター52の動きを完全に制御するよう、アクチュエーター制御ポート54がフランジ57の上面に流体を添加しないことが好ましい場合もあり得る。
ピストンを実質的にその最も高い位置まで戻すため、流体は、流圧がボウル開口部76に連通するよう垂直軸41に沿って上向きにピストン収縮アクチュエーター52を付勢した後、液体原料ポート45を経由して分離機ボウル10に入った後にピストン12の円錐形の下部12に接触する。ピストンが実質的にその最も高い位置に戻されると、液体原料ポート45を通じて添加される流体を停止することができる。ピストン12はこのとき、ボウル10の内壁に隣接する一または複数のピストン・シール相互間の摩擦力により、実質的にその最も高い位置に保持される。図2に示すように、環状ピストン・シール59は、ピストン12およびボウル10の内壁とのインターフェースの周囲に配置される。シール59は、例えばPTFEやテフロン(登録商標)(デラウェア州19898ウィルミントン、マーケット・ストリート1007、イー・アイ・デュポン・ドゥ・ヌムール・アンド・カンパニー)を主材料とするエラストマー材料などの成分を含んでもよい。
ピストン12を実質的にその最も高い位置に戻す前に、分離機は、固体がボウル10から汲み出される固体排出モードにおいて典型的に操作される。図2に示す本発明の分離機において、固体排出モードは、ピストン12が軸方向に下向きに移動するにつれて固体が分離機から出ることができるよう、回転軸6を中心として開位置に回転する排出バルブ42により特徴付けられる。分離機は、好ましくは、固体排出モードの後、開位置に回転する排出バルブ42により、容易に洗浄またはその場で消毒することもできる。
例えば、排出バルブ42を原料供給モード中の閉位置から固体排出モード中の開位置に回転させるため、バルブ・シール48を収縮させることができる。バルブ・シールは、例えば、バルブ・アクチュエーター49での流体の添加を停止することにより、収縮させることができる。排出バルブ42の上部オフセット部分は、ピストン収縮アクチュエーター52を含んでもよく、このとき好ましくは、フランジ43の内端により画定される開口部から離れて、回転軸6を中心として90[度]回転する。1つの実施形態において、固体排出モードのために開位置に排出バルブ42を回転させる前に、ピストン収縮アクチュエーター52は、ボウル10の開口部76と気密的な連通から外される。アクチュエーター52は、上述のように、例えばボウル10から離れて、軸方向で下向きに動いてもよい。
ピストン収縮アクチュエーター52がボウル開口部76と気密的な連通から外され、排出バルブ42が開位置に回転すると、固体は、ボウル10の円錐形の下端17を通じて分離機から汲み出すことができる。好ましくは、固体は、ピストン12が軸方向に下向きに移動するにつれて、分離機ボウルから汲み出される。一般に、固体排出モードは、図7中の分離機を参照して以下でより詳細に説明されるような分離機の上部19において開始する。図2に示すように、ピストン12は、ナイフエッジ62も備えてよく、これは、円錐形の下部17の付近または分離機ボウル10の開口部76において粘着する非常にペースト状の固体の分離に役立つ場合がある。
図3は、レーザー・センサー組立部品122を備えた図2の分離機の断面図である。例えば、組立部品122は、何らかの適切な手段により、分離機ハウジング13の内部または外部に据え付けることができる。一般に、組立部品122のための適切な据付けの選択、構成または配置を容易とするために、例えば焦準部材や反射部材などの光学部品を使用することができる。図に示すように、分離機の上部19の上に、または上部19に、レーザー・センサー組立部品を配置することができる。好ましくは、組立部品122は、分離機ハウジング13のための上端の襟状延長部分22の上に配置することができる。レーザー・センサー組立部品122は、分離機ボウル10内のピストン12の軸方向の動きを監視するために使用することができる。1つの実施形態において、分離機は、例えば従来型のレーザー光線放射装置でもよい。
例えば、図3のレーザー・センサー組立部品122は、パルス・レーザー光線124を放射することにより、ピストン12の軸方向の動きを監視することができる。当業者が理解されるように、組立部品122は、パルス・レーザー光線124を放射し、次に検知することにより、ボウル10内のピストン12の場所をそこから決定できる時間対距離測定を提供することができる。1つの実施形態において、ピストン12に付随し、好ましくは、ボウル10のハブ60内の光学通路を経由するなどしてレーザー・センサー組立部品122と光学的に調整された反射面または反射部材は、組立部品122にレーザー光線を反射し返すことができる。さらに、該時間対距離測定は、ピストン12が移動した軸方向の距離に関するインプットもオペレーターに提供することができる。図3におけるレーザー・センサー組立部品122は、例えば、ボウル10内のピストン12を動かすために用いられる圧力の作用としてピストンが軸方向に上向きまたは下向きに移動するときに、ボウル内のピストン12を監視するために使用することができる。本発明は、ピストン12の動きを監視するために、例えば超音波や赤外線や放射線などのエネルギー放射手段に基づく従来の他の組立部品または装置を使用することも企図する。
図4は、ボウル10およびピストン12がともに高速で回転する原料供給モード中に作動している本発明の分離機を図解する。例えば、固体を含む液体原料がボウル内に注入され、ボウルの円錐形の下端17の内部表面まで経路64中を流れる。好ましくは、ピストン12がボウルのハブ60に対して付勢され分離液(centrate)バルブ34を開位置に維持するよう、ピストン12は、浄化された液体72からの液圧によりその最も高い位置に保持される。1つの実施形態において、分離液(centrate)バルブ34は、垂直軸41に沿ってバルブ34を下向きに押すためのハブ60からピストン12内に延びるピン67により、開くよう付勢される。分離液(centrate)バルブ34は、例えば、以下でより詳細に説明するスプリング66が上向きに駆動されるため、固体排出モード中に閉じてもよい。
分離液(centrate)バルブ34およびピストン12は、例えば、一または複数のシールも含む。好ましくは、一または複数のシールは、浄化された液体が分離機ボウル10から出た後にその内部に戻ることを防ぐため、分離液(centrate)バルブとともに用いることができる。該シールは、固体排出モードにおけるピストン12の下向きの動きの間、固体が分離液(centrate)ケース30に入るのを防ぐために使用することもできる。さらに該シールは、固体排出モード中に流圧がピストンを効率的に下向きに付勢できるよう、分離機ボウル10のピストン12より上の部分が、加圧され、かつ加圧された状態を保つことを可能とすることができる。分離液(centrate)バルブ34およびピストン12に付随するシールは、浄化された液体がボウル10およびピストン12の内部表面の間を流れるのも防ぐことができる。本発明は、本書中に説明する通路、バルブ、ピストン、アクチュエーター、組立部品、ポート、部材等のいずれかまたは全部に付随して一または複数のシールを用いることも企図する。
分離液(centrate)バルブ34およびピストン12の典型的なシールは、例えば、PTFEやテフロン(登録商標)(デラウェア州19898ウィルミントン、マーケット・ストリート1007、イー・アイ・デュポン・ドゥ・ヌムール・アンド・カンパニー)を主材料とするエラストマー材料などの成分を含んでよい。例えば、該シールは、図10に示す分離機を参照して、以下でより詳細に説明する。図4で示すように、ピストン12は、ボウル10の内壁に隣接するピストン・シール56相互間の摩擦力により、実質的にその最も高い位置に保持することもできる。好ましくは、これらのシール56は、ピストン12およびボウル10の内壁とのインターフェースの周囲に配置される。1つの実施形態において、シール56は、ピストン12上の直線部分により、相互に分離することができる。シール56は、例えば、ボウルをピストン12の上または下のいずれかで効率的に加圧することができるよう、ピストンの軸方向の動きの間ピストンのずれを防ぎ、ボウルの内部表面との均一な連通を提供する。別の実施形態において、ピストン12は、その周囲に配置されボウル10の内壁に接合する複数のシールを備えてもよい。さらに、シール56の代わりに、例えば図2に示したような単一のシール59をピストン12の周囲に配置することができる。
1つの実施形態において、本発明の分離機のボウル10の内部は、耐引掻性型のコーティングを備えてもよい。例えば、該コーティングは、ボウル10の一部または内部表面全体に沿って配置することができる。分離機ボウルの内部のための典型的なコーティングは、硬質クロム、ボロンナイトライド、チタンまたはそれらの組合せを含んでもよい。好ましくは、耐引掻性型のコーティングは、ボウルに対する摩耗を防ぐことができる。該摩耗は、液体原料の剪断をもたらす場合があり、これが効率的な固体の分離および回収を妨害することがある。ボウル内の耐引掻性型のコーティングは、ボウルの内部表面とピストン12の周囲に配置された一または複数のシールとの間の均一な連通も提供する。ボウルの内部表面とピストン12の周囲に配置された一または複数のシールとの間の均一な連通は、上で説明したようなボウルの効率的な加圧および蓄積した固体の効率的な回収を促進することができる。
図4は、ボウル10の高速回転により生み出される分離力を受けて、蓄積した固体70および浄化された液体72に分離された液体原料を示す。浄化された液体72は、分離液(centrate)バルブ34を通じて経路64に沿って上昇し続け、分離液(centrate)排出口74でボウルから出る。1つの実施形態において、分離液(centrate)排出口74は、分離機ボウル10の上端に、または実質的にその上端に、配置することができる。好ましくは、排出口74は分離液(centrate)ケース30に通じており、分離液(centrate)ケース30は隔離バルブ26を備えてもよく、隔離バルブ26は、例えば動作の原料供給モード中開いている。隔離バルブ26は、バルブ26の周囲に配置された環状部材9に対して作用する圧縮ガスや圧媒液などの流体により、開いたまま維持することができる。
例えば、原料供給モードにおいて、流体を下部ポート4を通じて環状部材9の下面に添加することができる。浄化された液体72はこのとき、分離液(centrate)出口ポート32中に分離液(centrate)ケース30から入ることができ、分離液(centrate)出口ポート32は、分離液(centrate)出口ポート・バルブ33を備える。好ましくは、分離液(centrate)出口ポート・バルブ33は、浄化された液体72が分離液(centrate)73として分離機から出られるよう、原料供給モード中開いている。
本発明の分離機は、そこから出る分離液(centrate)73の品質を維持する必要がある用途においても用いることができる。例えば、分離液(centrate)として分離機から出る傷つきやすい有機ポリマーが所定の分離からの唯一の望ましい産出物であってもよい。さらに本発明は、分離液(centrate)と固体の両方が望ましい産出物である用途も企図する。分離機から出る分離液(centrate)の品質を維持することが重要である用途において、本発明の分離機は、そこからもたらされる浄化された液体および分離液(centrate)の全体的な剪断を減少させるために使用することができる。典型的には、該剪断は、例えば傷つきやすい分離液(centrate)の品質を損なう場合がある。
1つの実施形態において、本発明の分離機は、例えば、回転ボウルに追加して、または回転ボウルの代わりに、分離および/または固体回収の手段を用いることができる。分離手段の一例は、従来のペアリング・ディスク組立部品である。本発明の分離機は、例えば、そこから出る浄化された液体および分離液(centrate)の全体的な剪断を減少させるために、ペアリング・ディスク組立部品を含んでもよい。例えば、ペアリング・ディスク組立部品は、分離液(centrate)の品質を維持することが望ましい本発明の分離機のための用途に使用することができる。当業者が理解されるように、ペアリング・ディスク組立部品は一般に、例えば、望ましい分離液(centrate)の最小限の全体的剪断を伴う液体原料からの固体の継続的な分離を行うことができる。
本発明の分離機は、例えば、結合手段や取付手段などの一または複数の特徴を含んでもよく、これにより、ボウル10は、分離機ハウジング13から切り離すことができる。好ましくは、ボウル10を切り離した状態で、ピストン12およびその付随する組立部品は、上述したペアリング・ディスク組立部品などの分離および/または固体回収の手段に置換させることができる。置換する分離および/または固体回収の手段による使用のために適した分離機ボウルは、その後、一または複数の特徴により、本発明の分離機に連結することができるであろう。本発明の分離機は、その後、特定の用途に使用することができる。所定の固体分離の用途のために本発明の分離機の構成を変更することが可能であることにより、参照により本書中に組み込まれる米国特許第6,776,752号で説明される軸方向のスクレーパーまたはピストン押出組立部品として該分離および/または固体回収の手段を使用することが可能である。
図4の分離機で示すように、動作の原料供給モードの間、固体迂回バルブ90は、気密的な契合において残留物迂回バルブ92の下面に対して上向きに保持することができる。1つの実施形態において、固体迂回バルブ90は、例えばそこに配置される一または複数のシールを備えてもよい。例えば、該シールは、好ましくはピストン12の移動を提供するためピストン12の上部の上で分離機ハウジング13およびボウル10の加圧を可能とするために使用することができる。該シールは、例えば、PTFEやテフロン(登録商標)(デラウェア州19898ウィルミントン、マーケット・ストリート1007、イー・アイ・デュポン・ドゥ・ヌムール・アンド・カンパニー)を主材料とするエラストマー材料などの成分を含んでよい。該シールが分離機ハウジング13およびボウル10の加圧を可能とする状態で、好ましくは、ピストン12の上部の上で、隔離バルブ26は、例えば固体排出モード中開いたままでもよい。例えば、動作の固体排出モードの間、図4中の分離機の隔離バルブ26が開いたままである構成は、特定の用途にとって有利な場合がある。
好ましくは、図4に示す分離機は、一または複数のシールを有する固体迂回バルブ90を備える。例えば隔離バルブ26が固体排出モード中のように閉位置にあるとき、該シールは、好ましくはピストン12の上部の上で分離機ボウル10の効率的な加圧を提供することができる。例えば、隔離バルブ26を動作の固体排出モード中に閉じることにより、ボウル内でピストンを動かすために加圧される容積および加圧に必要な時間を減少させることができる。図2を参照して上述した本発明の分離機は、動作の固体排出モード中のようにピストンを軸方向に動かすため、例えばピストン12の上部の上で分離機ボウル10を加圧することが望ましい場合、好ましくは、閉位置にある隔離バルブ26を備える。隔離バルブが閉鎖された状態で、ハウジング13とボウル10の間の容積は、加圧する必要がなく、ハウジングは、該加圧を維持することを可能とするよう構成する必要もない。
例えば、PTFEやテフロン(登録商標)(デラウェア州19898ウィルミントン、マーケット・ストリート1007、イー・アイ・デュポン・ドゥ・ヌムール・アンド・カンパニー)を主材料とするエラストマー材料などの成分を含むシールは、例えば、好ましくはバルブ92と固体迂回バルブ90との間のインターフェースを密閉するため、残留物迂回バルブ92の上に、または残留物迂回バルブ92に付随して、配置することもできる。1つの実施形態において、固体迂回バルブ90は、固体迂回ピストン102により上向きに付勢することができ、固体迂回ピストン102の上で、バルブ90は、最上端でピストン102の固体通路104と連通して配置される。図4に示すように、アクチュエーター・ポート112で添加される空気圧または液圧は、ピストン102を上向きに付勢するため固体迂回ピストンの周囲に配置された環状フランジ110の下面に対して作用する。
固体迂回ピストン102は、空気圧または液圧に反応して、軸方向に上向きおよび下向きに動く。迂回ピストン102の軸方向の動きは、制御ポート113を通じて添加される圧縮ガスまたは圧媒液によって制御することもできる。制御ポート113は、圧縮ガスまたは圧媒液がポート113に入り固体迂回ピストン102の周囲に配置された環状フランジ110の上面に接触するよう、分離機の下端領域39で提供される。制御ポート113およびアクチュエーター・ポート112は、付随的に環状フランジ110の上面および下面を圧縮ガスまたは圧媒液に接触させることにより、迂回ピストンを作動させ動かすために同時に作動してもよい。
図4には、ボウル10の底部中の開口部76に設置される閉位置の残留物迂回バルブ92も示す。バルブ92は、経路64に沿ってボウル10内に液体原料を注入することができるよう液体原料ポート96に連通した液体原料通路94を画定する。液体原料は、残留物迂回バルブ92がボウル10が回転するときボウル10に接触する必要がないようにギャップを越えてボウル10内に注入され、バルブ92およびボウル10の機械的摩耗を防止する。バルブ92に機能的に連結されているのは、残留物迂回バルブ・アクチュエーター114である。アクチュエーター114は、空気圧または液圧シリンダーでもよく、軸6を中心としてその閉位置から残留物迂回バルブ92を回転させる。液体原料が液体原料通路94を通じてボウル10の底部内に供給される間、固体迂回ピストン102の固体出口ポート106は、閉位置の固体出口ポート・バルブ107を備える。
1つの実施形態において、本発明の分離機は、浄化された液体72が経路64に沿って分離液(centrate)バルブ34を通じて上昇し分離液(centrate)排出口74でボウルから出るにつれて、浄化された液体72の全体的な剪断の程度を減少させることができる。例えば、浄化された液体72の全体的な剪断の程度は、図5に示すような浄化された液体72の動きにより減少させることができる。図5は、本発明の分離機、および特に分離液(centrate)バルブ34が、設計により、アンダーフロー経路129に沿って浄化された液体のアンダーフロー効果をもたらすことができることを示す。
図5に示すアンダーフロー経路は、例えば原料供給モード中のボウル10および分離液(centrate)バルブ34の構成および/または配置により、浄化された液体72の外部境界130の下に覆い隠される。好ましくは、アンダーフロー経路130を外部境界130の下に覆い隠すことにより、気流、表面波、ボウル10の非同心効果などは、浄化された液体の動きを妨害しない傾向を有する。例えば、浄化された液体の動きを妨害しないことにより、その全体的な剪断の程度は、本発明の分離機を使用して最小限とすることができる。
図5に示すように、アンダーフロー経路129は、ボウル10の内部表面に沿って蓄積した固体70との接触を避け、それにより、該接触により生じる可能性がある浄化された液体の剪断を避ける傾向も有する。一般に、従来の分離機において、浄化された液体の流れは、例えば、蓄積した固体または分離機ボウルに対する内部表面における境界などの表面境界に沿う。特に、従来の分離機内のコリオリの加速度効果は、浄化された液体を、ボウルの内部で表面境界に沿って流れさせ、液体をボウル内の潜在的な剪断力にさらす傾向を有する。本発明の分離機における浄化された液体72のアンダーフロー経路129は、該表面境界を避け、全体的な剪断の程度を限定する。
図6は、残留液体132がボウル10から残留液体排出通路98内に排出されるのを可能とするため残留物迂回バルブ92が閉じた状態の分離機を図解する。排出通路98は、残留液体排出ポート100に通じており、そこで残留液体132は、最終的に分離機から排出される。1つの実施形態において、残留液体132は、例えば分離機に付随する原料タンクに再び供給することもできる。原料タンクはこのとき、例えば、一層の固体分離のため液体原料として残留液体を分離機に提供することができる。液体132は、典型的には、原料供給モードが完了し高速回転分離が行われた後に、重力により分離機から排出される。液体原料ポート96はまた、液体132が液体原料通路94を通じて分離機から出るのを防ぐため、閉じているか、または十分な背圧を受けている。ボウル10およびピストン12は、もはや回転しないが、蓄積した固体70は、分離機ボウル10の内部表面に対して強く圧縮されたままである。蓄積した固体70は、動作の固体排出モードの間にボウル10から回収することができる。
残留液体132がボウル10から排出されるにつれて、ピストン12はまた、主として、ボウル10の内壁に隣接する一または複数のピストン・シール56の間の摩擦力により、実質的にその最も高い位置に保持される。図6において、分離機は、固体出口ポート・バルブ107が閉じられ分離液(centrate)出口ポート・バルブ33が開いた状態でも示される。分離液(centrate)ケース30の隔離バルブ26も、動作の原料供給モードの間中そうであったように、開かれたまま維持される。ピストン102の周囲に配置された固体迂回ピストン102および環状フランジ110も示す。環状フランジ110の下面は、固体迂回ピストン102が残留物迂回バルブ92との気密的な契合において固体迂回バルブ90を上向きに保持するように、アクチュエーター・ポート112を通じて添加される、例えば圧縮ガスや圧媒液などの流体が接触する。固体迂回バルブ90と残留物迂回バルブ92の間の契合は、残留液体132がボウル10から残留液体排出通路98内に排出されることを可能とし、残留液体排出通路98で、液体は分離機から出る。
残留液体132が実質的にボウル10から排出された後、分離機は、固体排出モードにおいて、蓄積した固体70の汲出しのために準備される。分離液(centrate)出口ポート・バルブ33および隔離バルブ26は、固体汲出しの前に閉じられる。上述のように、分離液(centrate)出口ポート・バルブ33は、手動により、または自動バルブ制御組立部品により、閉じることができる。隔離バルブ26は、流体が分離機の下部ポート4を通じて添加されるのを中断することにより、閉じられる。流体は、隔離バルブ26を開いたまま維持するため、隔離バルブ26の周囲に配置された環状部材9の下面に対して作用した。固体排出モードの間、図7に示すように、代わりに例えば圧縮ガスや圧媒液などの流体が隔離バルブ26を作動し閉じるため、環状部材9の上面に接触する。流体は、固体排出の間、上部ポート61を通じて添加され環状部材9に接触し、分離機の上部19に配置されたフランジ51に対して隔離バルブ26を付勢する。
図7は、動作の固体排出モードにおいて機能している分離機を図解する。図7は、ピストン12の2つの個別の位置を示すため、縦に分割されている。左側では、ピストンは、その下向きの移動の途中にあり、右側では、ピストンは、排出動作を完了するその行程の最も低い点にあり、その円錐形の下部がボウル10の円錐形の下端17の内部表面に寄り掛かっている状態にある。図に示すように、ピストンは、例えば圧縮ガスや圧媒液などの流体がピストン12の上部に作用することにより、垂直軸41に沿って下向きに付勢される。スプリング66の上向きの付勢力を受けた、閉位置にある分離液(centrate)バルブ34も示す。スプリング66は、蓄積した固体70とピストン12の下向きの移動の間のピストン12の円錐形の下部との間相互作用により、上向きに付勢される。ピストン12が下向きに移動すると、蓄積した固体70は、ボウル10の底部で開口部76から押し出される。
ピストン12の円錐形の下部およびボウル10の円錐形の下端17の内部表面は、可能な限り多量の蓄積した固体70を効率的に除去するため、正確な嵌合を得るため機械加工される。垂直軸41に沿ったピストン12の動きは、主に、分離機の上部19中の駆動ポート2を通じて添加される流体によりもたらされる。駆動ポート2で添加される流圧は、最終的にピストン12の上部に接触し、このとき、分離液(centrate)ケース30およびボウル10のその中に配置されたピストン12の上部より上の部分は、完全に密封され加圧される。分離液(centrate)ケース30およびボウル10のピストン12の上部より上の部分は、隔離バルブ26が閉じられたときに、密封および加圧することができる。
さらに隔離バルブ26は、上部ポート61を通じて添加される圧縮ガスまたは圧媒液によりフランジ51に対して下向きに付勢されるにつれて閉じる。圧縮ガスまたは圧媒液は、最終的に環状部材9の上面に接触し、環状部材9は、隔離バルブ26を作動させる。分離液(centrate)出口ポート32のための分離液(centrate)出口ポート・バルブ33はまた、固体排出モードの間、手動により、または自動バルブ制御組立部品により、閉じられる。隔離バルブ26は、図11を参照して以下でより詳細に説明され、図11は、固体排出モード中の分離機の上部19を示す。
固体排出モードは、ピストン12が軸方向に下向きに付勢されるときに、分離機の上部19で開始する。分離機下端領域39において、汲出しモードは、残留物迂回バルブ92が残留物迂回バルブ・アクチュエーター114によりその閉位置から回転するときに開始する。バルブ・アクチュエーター114は、例えば流体に反応して、軸6を中心として残留物迂回バルブを回転させる。固体迂回ピストン90が残留物迂回バルブ92との接触から垂直軸41に沿って下げられた後、バルブ92は、好ましくは、その閉位置から90[度]回転する。固体迂回ピストン90は次に、例えば圧縮ガスや圧媒液などの流体がアクチュエーター・ポート112を通じて加えられ環状フランジ110の下面に作用するにつれて、垂直軸41に沿って上向きに付勢される。固体迂回ピストン102の動きは、制御ポート113を通じて添加される流圧によって制御することもでき、制御ポート113は、アクチュエーター・ポート112と同時に作動することができる。制御ポート113は、流体が環状フランジ110の上面に接触するのを可能にする。固体迂回ピストン102はこのとき、環状フランジ110の上面に対して作用する圧力が、その下面に対して作用する圧力より小さい場合、上向きに付勢される。
図に示すように、固体迂回バルブ90が分離機ボウル10の底部で開口部76との気密的な連通に保持されるように、固体迂回ピストン102は、上向きに付勢される。固体迂回バルブ90とボウル開口部76とのインターフェースは、ボウル10から汲み出された固体が周囲の環境との接触により汚染されないように、例えばPTFEやテフロン(登録商標)(デラウェア州19898ウィルミントン、マーケット・ストリート1007、イー・アイ・デュポン・ドゥ・ヌムール・アンド・カンパニー)を主材料とするエラストマー材料などの成分を含むそれらの間に配置されたシールによって密閉することもできる。密封されたインターフェースは、蓄積した固体70が回収中に失われるのも防ぐ。
ボウル10の底部中の開口部76を通じて押される蓄積した固体70は、固体迂回バルブ90の下の固体迂回ピストン102内に部分的に配置された固体通路104内に進む。固体通路104は、固体出口ポート106内に至るピストン102の最下端を超えて延びる。上述のように、出口ポート106のための固体出口ポート・バルブ107は、汲み出された固体がバルブ106、107を通過して分離機から出ることができるように、排出前に開かれる。固体出口ポートおよびバルブ106、107は、汲み出された固体をオペレーターによる追加の処理なしに別の工程または貯蔵容器に移すことができるよう配置することもでき、これにより、汚染の可能性または機会が減少する。
ピストン12がその下向きの行程の最も低い地点に達しボウル10のための円錐形の下端17の内部表面に対して寄り掛かるときに、固体排出は完了する。蓄積した固体70がボウル10から排出された後、ピストン12は、図8に示すように、ピストン12の円錐形の下部に対して作用する流体により、実質的にその最も高い位置に戻される。分離機の上部19中の駆動ポート2で添加される、例えば圧縮ガスや圧媒液などの流体は、ピストン12の上部に対して作用しており、ピストンを垂直軸41に沿って上向きに付勢することができる前に中止される。図8には、洗浄ポート111から洗浄通路108を通じて分離機に入った後にピストン12の円錐形の下部に接触する流体も示す。固体出口ポート・バルブ107が閉じられたとき、洗浄ポート111で添加される流体は、最終的にボウル開口部76を通過してピストン12を上向きに付勢する。分離機ボウル10は、ピストン12が上向きに動く間、または実質的にその最も高い位置に達した後、洗浄しまたはその場で消毒することもできる。
固体出口ポート・バルブ107は、蓄積した固体が実質的に分離機から汲み出された後、開位置から閉位置に移行する。出口ポート・バルブ107は、ピストン12が上向きに付勢されている間、また動作の次の原料供給サイクルの間中、閉位置のままである。図8はさらに、例えば圧縮ガスや圧媒液がピストン12の円錐形の下部に接触する前に、分離液(centrate)ケース30のための隔離バルブ26および分離液(centrate)出口ポート・バルブ33が開かれることを示す。流体はまた、もはや分離機の上部19中の上部ポート61を通じて添加されない。その代わりに、例えば圧縮ガスや圧媒液などの流体は、下部ポート4を通じて分離機に入り、最終的にバルブ26を開くため、隔離バルブ26の周囲に配置された環状部材9の下面に接触する。ピストン12の上向きの行程の後、ピストンは、ボウル10の内壁に隣接するピストン・シール56相互間の摩擦力により、実質的に最も高い位置に保持される。
固体迂回ピストン102は、ピストン12が上向きに付勢される間、ボウル10の底部中の開口部76と気密的に連通したままである。該気密的な連通は、アクチュエーター・ポート112を通じて添加される流圧により達成され、その流圧は、固体迂回ピストン102の周囲に配置される環状フランジ110の下面に対して作用する。例えば圧縮ガスや圧媒液などの流体は、制御ポート113でも分離機に入ることができるが、環状フランジ110の上面に加えられる圧力は、気密的な連通を維持するため、その下面に対して作用する圧力よりも小さくなるであろう。アクチュエーター・ポート112が固体迂回ピストン102の動きを完全に制御するよう、制御ポート113が環状フランジ110の上面に流体を添加しないことが好ましい場合もあり得る。
ピストン12が実質的にその最も高い位置に達したとき、固体迂回バルブ90は、残留物迂回バルブ92を回転軸6を中心としてその閉位置に回転させることができるように、固体迂回ピストン102による動きに反応して垂直軸41に沿って下向きに引かれる。残留物迂回バルブ92は、残留物迂回バルブ・アクチュエーター114により回転して閉じられる。固体迂回ピストン102は、アクチュエーター・ポート112で従前に加えられた流圧を中断しまたは減少させることにより、下げることができる。固体迂回ピストン102の動きは、制御ポート113を通じて添加される流圧によって制御することもでき、制御ポート113は、アクチュエーター・ポート112と同時に作動することができる。制御ポート113は、例えば圧縮ガスや圧媒液などの流体が環状フランジ110の上面に接触するのを可能にする。固体迂回ピストン102はこのとき、環状フランジ110の上面に対して作用する圧力が、その下面に対して作用する圧力より大きい場合、下向きに付勢される。
図9は、その閉位置に戻された残留物迂回バルブ92とともに、より詳細に分離機の下端領域39を図解する。図には示さないが、ピストンは、実質的にボウル内のその最も高い位置に戻されている。上述のように、ピストンは、ボウルの内壁に隣接するピストン・シール相互間の摩擦力により、最も高い位置に保持することができる。図9において、固体迂回バルブ90は、固体迂回ピストン102により残留物迂回バルブ92の下面に対して上向きに保持される。図に示すように、アクチュエーター・ポート112で添加される、例えば圧縮ガスや圧媒液などの流体は、迂回ピストン102の周囲に配置された環状フランジ110の下面に対して作用し、迂回ピストン102を垂直軸41に沿って上向きに付勢する。固体排出モードが完了しても、固体は、ピストン102の固体通路104に残留する場合がある。残留固体を除去するため、例えば圧縮ガスや圧媒液などの流体が、固体出口ポート・バルブ107が開いている間、洗浄通路108の洗浄ポート111を通じて添加される。
洗浄通路108およびポート111は、固体迂回ピストン102の最下端を超えて延び、洗浄通路は、ピストン102内に部分的に配置される。洗浄通路108は、その最上端でピストン102の固体通路104にも連通している。この連通は、流体が洗浄ポート111で添加され、洗浄通路108を通過して固体通路104内に入ることを可能にする。流体は、固体出口ポート・バルブ107が開いてるとき、固体出口ポート106に向けて通路104内の残留固体を押す。上述のように、固体出口ポート・バルブ107が閉じられると、洗浄通路108およびポート108は、ピストン102を軸方向に上向きに付勢し、動作の次の原料供給サイクルのため実質的に最も高い位置に戻すよう機能する。
図に示すように、固体通路104は、通路104内の残留固体が固体出口ポート・バルブ107を通過することにより分離機から出られるよう、固体出口ポート106に連通している。固体出口ポート106は、例えばオペレーターによる追加の処理なしに、回収された固体を別の工程または保管容器に移すことができる。洗浄通路108およびポート111は、固体通路104ならびに固体出口ポート106およびバルブ107を洗浄または消毒するために使用することもできる。該その場での洗浄またはその場での消毒の工程は、動作の次のサイクルのため遠心分離機を準備するのに好都合である。これらの工程は、固体回収率も増大させ、汚染の可能性または機会を減少させることもできる。
図10は、開位置の隔離バルブ26とともに、動作の原料供給モード中のより詳細な分離機の上部19を図解する。原料供給モードにおいて、上述のように、ピストン12は、液体原料からの流圧ならびにボウル10の内壁に隣接するピストン・シール56相互間の摩擦力により、その最も高い位置に保持される。図に示すように、隔離バルブ26は、垂直軸41に沿って、それぞれ上向きまたは下向きの動きにより、開きまたは閉じるよう付勢することができる。隔離バルブ26は、バルブ26の周囲に配置された環状部材9の下面に対して作用する例えば圧縮ガスや圧媒液により、上向きに付勢される。圧縮ガスまたは圧媒液は、下部ポート4を通じて環状部材9の下面に供給される。
図10は、分離液(centrate)バルブ34のための任意選択のシール140およびピストン12のためのシール145も示す。好ましくは、シール145は、浄化された液体がピストン12と分離機ボウル10の内部表面の間を流れるのを防ぐことができる。上述のように、シール140は、固体が、固体排出モードにおけるピストン12の下向きの動きの間、分離液(centrate)ケース30に入るのを防ぐために使用することもできる。シール145は、ピストンを固体排出モードの間流圧により効率的に下向きに付勢できるよう、ピストン12より上の分離機ボウル10が、加圧され、加圧された状態を保つことを可能にする。本発明は、本発明の実施形態のいずれか1つに使用することができる追加のシールも企図する。
図10には、ピストン12およびボウル10が著しい機械的摩耗なしに自由に回転できるよう、フランジ51から分離された隔離バルブ26も示す。隔離バルブが開位置にあると、分離液(centrate)70は、分離液(centrate)排出開口部74を通過することにより、分離液(centrate)ケース30に入ることが可能となる。分離液(centrate)70は、最終的に分離液(centrate)出口ポート32および分離液(centrate)出口ポート・バルブ33を通過した後に分離機から出るが、分離液(centrate)出口ポート・バルブ33は、原料供給モードの間も、開位置で維持される。分離液(centrate)出口ポート・バルブ33は、手動により、または自動バルブ制御により、開くことができる。
図11は、動作の固体排出モード中のより詳細な分離機の上部19を図解する。図に示すように、隔離バルブ26は、垂直軸41に沿って、それぞれ上向きまたは下向きの動きにより、開きまたは閉じるよう付勢することができる。隔離バルブ26は、バルブ26の周囲に配置された環状部材9の上面に対して作用する例えば圧縮ガスや圧媒液などの流体により、下向きに付勢される。流体は、上部ポート61を通じて環状部材9の上面に供給される。固体排出モードの前に、環状部材9の下面に添加される流体は、隔離バルブ26を開いたまま維持して、好ましくは中断される。ボウル10およびピストン12も、隔離バルブ26がこのときフランジ51に寄り掛かることができるように、もはや回転しない。
隔離バルブ26がフランジ51に接触し、上述のように分離液(centrate)出口ポート・バルブ33が閉じられると、分離液(centrate)ケース30およびその中に配置されたボウル10のピストン12の上部より上の部分を加圧することができる。分離液(centrate)ケース30およびボウル10のピストン12の上部より上の部分の加圧は、例えば圧縮ガスや圧媒液などの流体が駆動ポート2で分離機に添加されるにつれて行われる。流体は、バルブ26とフランジ51の間の気密的な契合により、分離液(centrate)ケース30からもボウル10からも出ない。例えばPTFEやテフロン(登録商標)(デラウェア州19898ウィルミントン、マーケット・ストリート1007、イー・アイ・デュポン・ドゥ・ヌムール・アンド・カンパニー)を主材料とするエラストマー材料などの成分から作られるシールは、バルブ26のフランジ51とのインターフェースを密封するためバルブ26上にも配置してよい。例えば、1つの実施形態において、バルブ26に付随するシールなどは、浄化された液体が分離機ハウジング13に移るのを防ぐことができる。
分離液(centrate)ケース30およびボウル10のピストン12より上の部分が加圧するにつれて、隔離バルブ26は、フランジ51に対して閉じて維持される。分離液(centrate)ケース30およびボウル10のピストン12の上部より上の部分の加圧は、最終的にピストン12の円錐形の下部の下より大きな圧力をピストン12の上で提供する。圧力の差は、流体がピストンの上部に接触するにつれて、ピストン12を垂直軸41に沿って下向きに付勢する。ピストン12の下向きの軸方向の動きは、上述し図7に示したように、ボウル10の円錐形の下端17中の開口部を通じてボウル10の内壁に沿って蓄積した固体を押す。
上述の本発明の多様な実施形態のための動作のモードをより完全に特徴付け説明するため、以下の表を示す。表1は、例示のみとして、図1の分離機のための動作の原料供給および固体排出モード中の隔離バルブ26、分離液(centrate)バルブ34、分離液(centrate)出口ポート・バルブ33、固体出口ポート・バルブ107、固体迂回バルブ90および残留物迂回バルブ92の位置または構成を提供する。表1はまた、例示のみとして、分離液(centrate)がボウルから排出され、ピストンが固体排出後に実質的に最も高い位置に戻されたとき、また図1の分離機が洗浄またはその場で消毒されたときの図1の分離機のそれぞれのバルブの位置または構成も提供する。バルブ26、34、33、107、90、92は、図1が図解した分離機中にそれぞれ示す。図1は、本発明の開示の範囲または特定の実施形態を他の点で制限することを何ら意図していない。
Figure 0005118641
本発明を好ましい実施形態に関連して説明してきたが、当業者は、上記の明細を読んだ後に、本書中に記載した構成、物品、方法および装置に対して各種の変更、均等物の置換およびその他の改変を行うことができるであろう。例えば、流圧は、その他の実施形態において、限定なく電気機械力により置換することができる。同様に、ピストンおよびボウルの下部および端はそれぞれ、その形状が相補的であることが固体回収にとって好ましいが、形状が円錐形でなくてもよい。
さらに本発明は、本書中で述べた各種の通路、バルブ、ピストン、アクチュエーター、組立部品、ポート、部材等を、遠心分離機の動作のために適切であろう構成または配置に置くことも企図する。上述の実施形態はそれぞれ、全ての他の実施形態の変形形態も含みまたは組み入れることができる。
例えば、本書中に説明したレーザー・センサー組立部品は、本発明の全ての実施形態に関連して用いることができる。従って、本書に対して特許状が認める保護が、添付の請求項およびその均等物に含まれる定義によってのみ制限されることを意図する。
本発明に従った遠心分離機の断面図である。 本発明に従った遠心分離機の断面図である。 レーザー・センサー組立部品を備えた図2における分離機の断面図である。 原料供給モードにおける動作を図解する図1における分離機の断面図である。 原料供給モードにおける動作を図解する図1における分離機のピストンおよびボウルを含む詳細な断面図である。 ボウルから残留液体が排出されるときの動作を図解する図1における分離機の断面図である。 固体排出モードにおける動作を図解する図1における分離機の断面図である。 ピストンが実質的にその最上部まで戻ったときの固体排出モード後の動作を図解する図1における遠心機の断面図である。 固体通路が洗浄されたときの図1の分離機の下端領域の詳細な断面図である。 原料供給モードにおける図1の分離機の上部の詳細な断面図である。 固体排出モードにおける図1の分離機の上部の詳細な断面図である。
符号の説明
1 半球状の部分
4,61,113 ポート
5 駆動ベルト
6 軸
9 環状部材
10,19 分離機ボウル
11 中央領域
12 ピストン
13 分離機ハウジング
16 速駆動モーター
17 円錐形の下端
18 駆動滑車
20 紡錘部分
21 揺れ耐性リング
22 襟状延長部分
23 組立部品
24,25 台座
26 隔離バブル
29 回転防止ピン29
30 分離機ケース
32,106 出口ポート
33,107 出口ポート・バルブ
34 分離液バルブ
39 下端領域
40 ボール型バルブ組立部品
41 分離機の中央垂直軸
42 排出バルブ
43,51 フランジ
44 液体原料通路
45 液体原料ポート
46 残留液体排出通路
47,100 残留液体排出ポート
48 バルブ・シール
49 バルブ・アクチュエーター
50 主通路
52 ピストン収縮アクチュエーター52
54 アクチュエーター制御ポート54
56,59 シール
57 環状アクチュエーター・フランジ57
58 流体ポート
60 ハブ
62 ナイフエッジ
64 経路
66 スプリング
67 ピン
70 固体
72 浄化された液体
73 分離液
76 開口部
90,92 迂回バルブ
94 液体原料通路
96 液体原料ポート
98 残留物排出通路
102 迂回ピストン
104 固体通路
106 出口ポート
107 出口ポート・バルブ
108 洗浄通路
110 環状フランジ
111 洗浄ポート
112 アクチュエーター・ポート
120 受入部材
122 レーザー・センサー組立部品
124 パルス・レーザー光線
129 アンダーフロー経路
130 外部境界
132 残留液体
140,145 シール
154 噴出ポート

Claims (21)

  1. 遠心分離機のための固体排出組立部品であって、
    分離機のためのボウルの内部表面に対して移動可能に配置されたピストンであって、そのピストンが上部および下部を含むもの、
    ピストンの上部より上でボウル内に流体を導入するために機能する駆動ポート(2)であって、ピストンの下部より下のボウル内の流圧と比較してピストンの上部より上の流圧を増大させることによりピストンがボウル内で動くもの、並びに
    前記分離器の上端領域に隔離バルブ(26)を含み、そのバルブはピストンの上部より上でのボウルの加圧を可能とするために動作可能であるもの。
  2. 請求項1の遠心分離機のための固体排出組立部品であって、動作の固体排出モードの間、ピストンの上部より上でのボウル内への流体の導入により、ピストンがボウルの内部表面に沿って蓄積した固体を押し出すもの。
  3. 請求項1の遠心分離機のための固体排出組立部品であって、ボウルの下端およびピストンの下部が相補的な形状を有するもの。
  4. 請求項3の遠心分離機のための固体排出組立部品であって、ピストンの下部およびボウルの下端が実質的に円錐台形状(frustoconical)をしているもの。
  5. さらに、ピストンの下部より下でボウル内に流体を導入するために機能する洗浄ポート(111)を含み、ピストンの上部より上のボウル内の流圧と比較してピストンの下部より下のボウル内の流圧を増大させることによりピストンがボウル内で動く請求項1に記載の遠心分離機のための固体排出組立部品
  6. 請求項5の遠心分離機のための固体排出組立部品であって、ピストンの下部より下でのボウル内への流体の導入によりピストンがボウルの上端に向けて動くもの。
  7. 請求項1の遠心分離機のための固体排出組立部品であって、隔離バルブ(26)に動作可能に付随した環状部材(9)に対して加えられた流圧に反応して隔離バルブが作動するもの。
  8. 以下を含む遠心分離機:
    開口部を備えた下端を有する分離機のための円筒形のボウルであって、ボウルが液体原料から固体を分離するよう高速で回転するため動作の原料供給モード中に機能し、固体がボウルの内部表面に沿って蓄積するもの;
    以下を含む固体排出組立部品
    ボウルの内部表面に対して可動的に配置されるピストン(12)であってそのピストンが上部および下部を含むものと
    前記ピストンの上部より上でボウル内に流体を導入するために機能する駆動ポート(2)であって、前記ピストンの下部より下のボウル内の流圧と比較して前記ピストンの上部より上のボウル内の流圧を増大させることより、前記ピストンがボウル内で動くもの;ならびに
    前記分離の上端領域に隔離バルブ(26)を含み、そのバルブは前記ピストンの上部より上でのボウルの加圧を可能とするために動作可能であるものであり、さらに
    残留物迂回バルブ(92)であって、前記残留物迂回バルブ残留物排出通路(98)を画定し、前記残留物排出通路が、前記残留物迂回バルブが閉位置にあるときに、液体がボウル中の開口部から排出されるのを可能とするため機能するもの。
  9. 請求項8の遠心分離機であって、動作の固体排出モードの間、ピストンの上部より上でのボウル内への流体の導入がボウルに関して軸方向に下向きにピストンを動かすもの。
  10. 請求項9の遠心分離機であって、動作の固体排出モードの間、ピストンがボウル中の開口部を通じてボウルの内部表面に沿って蓄積した固体を押し出すもの。
  11. 請求項8の遠心分離機であって、液体がボウルから通路内へと重力により排出されるのを可能とするようボウル中の開口部および残留液体排出通路(46)が構成されるもの。
  12. 請求項8の遠心分離機であって、前記残留物迂回バルブ液体原料通路(94)を画定し、液体料通路が、液体原料をボウル内に注入できるよう動作の原料供給モード中にボウル中の開口部と協働するもの。
  13. 請求項8の遠心分離機であって、前記残留物迂回バルブが、回転軸(6)を中心として残留物迂回バルブを回転させるために残留物迂回バルブ・アクチュエーター(114)と機能的に連結されるもの。
  14. 請求項8の遠心分離機であって、ボウルの下端およびピストンの下部が相補的な形状をしているもの。
  15. 請求項14の遠心分離機であって、ピストンの下部およびボウルの下端が実質的に円錐台形状(frustoconical)をしているもの。
  16. さらにピストンの下部より下ボウル内に流体を導入するため機能する洗浄ポート(111)を含む請求項8の遠心分離機であって、ピストンの上部より上のボウル内の流圧と比較してピストンの下部より下のボウル内の流圧を増大させることにより、ピストンがボウル内で動くもの。
  17. 請求項16の遠心分離機であって、ピストンの下部以下でのボウル内への流体の導入によりピストンがボウルの上端に向かって動くもの。
  18. 請求項8の遠心分離機であって、隔離バルブ(26)に動作可能に付随した環状部材(9)に対して加えられた流圧に反応して隔離バルブが作動するもの。
  19. 遠心分離機から固体を排出する方法であって、
    以下を含む固体排出組立部品を提供すること
    分離機のためのボウル(10)の内部表面に対して可動的に配置されるピストン(12)であって、そのピストンが上部および下部を含むものと、
    ピストンの上部より上でボウル内に流体を導入するために機能する駆動ポート(2)であって、ピストンの下部より下のボウル内の流圧と比較してピストンの上部より上のボウル内の流圧を増大させることにより、ピストンがボウル内で動くもの、ならびに
    前記分離の上端領域に隔離バルブ(26)を含み、その隔離バルブはピストンの上部より上でのボウルの加圧を可能とするために動作可能であるもの;さらに
    駆動ポートを通じて流体を導入し、ピストンの下部より下のボウル内の流圧に比較してピストンの上部より上の流圧を増大させて、ピストンをボウル内で動かすこと;および
    ボウルの内部表面に沿って蓄積した固体をボウルから排出すること。
  20. さらに駆動ポート(2)を通じて流体を導入する前にボウルの高速回転により固体をボウルから分離するためボウル内に液体原料を注入することを含む、請求項19の方法。
  21. さらに、ボウルの内部表面に沿って蓄積した固体をボウルから排出した後に、ピストンをボウル内で動かすため、ピストンの下部より下でボウル内に流体を導入し、ピストンの上部より上のボウル内の流圧に比較してピストンの下部より下のボウル内の流圧を増大させることにより、実質的に最上部までピストンを戻すことを含む、請求項19の方法。
JP2008528594A 2005-09-01 2006-08-25 遠心分離器のためのガス駆動の固体排出および汲出しピストン Expired - Fee Related JP5118641B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/218,280 US7618361B2 (en) 2005-09-01 2005-09-01 Gas driven solids discharge and pumping piston for a centrifugal separator
US11/218,280 2005-09-01
PCT/IB2006/002411 WO2007026239A1 (en) 2005-09-01 2006-08-25 Gas driven solids discharge and pumping piston for a centrifugal separator

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2009506884A JP2009506884A (ja) 2009-02-19
JP2009506884A5 JP2009506884A5 (ja) 2009-08-27
JP5118641B2 true JP5118641B2 (ja) 2013-01-16

Family

ID=37492086

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008528594A Expired - Fee Related JP5118641B2 (ja) 2005-09-01 2006-08-25 遠心分離器のためのガス駆動の固体排出および汲出しピストン

Country Status (9)

Country Link
US (2) US7618361B2 (ja)
EP (1) EP1945369B1 (ja)
JP (1) JP5118641B2 (ja)
KR (1) KR101097515B1 (ja)
CN (1) CN101296753B (ja)
AU (1) AU2006286309B2 (ja)
CA (1) CA2621478C (ja)
DE (1) DE602006008026D1 (ja)
WO (1) WO2007026239A1 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7261683B2 (en) * 2004-04-14 2007-08-28 Wagner Development, Inc. Conical piston solids discharge and pumping centrifugal separator
US7618361B2 (en) * 2005-09-01 2009-11-17 Wagner Development, Inc. Gas driven solids discharge and pumping piston for a centrifugal separator
CN102387867B (zh) * 2008-12-29 2013-12-11 瓦格纳发展公司 具有一次性接触元件的固体排放离心式分离器
US9140276B2 (en) * 2011-04-11 2015-09-22 Utah State University Research Foundation Latching actuator
ES2403140B1 (es) * 2011-04-28 2014-04-14 Riera Nadeu,S.A. Supercentrifuga con dispositivo automatico de extraccion de solidos
DE102011077115A1 (de) * 2011-06-07 2012-12-13 Robert Bosch Gmbh Kartusche, Zentrifuge sowie Verfahren
US9970352B2 (en) 2012-01-27 2018-05-15 United Technologies Corporation Turbomachine fan clutch
US10316745B2 (en) 2013-02-26 2019-06-11 United Technologies Corporation Turbomachine fan clutch
ES2424272B1 (es) * 2013-07-23 2014-01-29 Riera Nadeu, S.A. Supercentrífuga con dispositivo no intrusivo de extracción de sólido y procedimiento de extracción del mismo
US11306542B2 (en) * 2013-09-11 2022-04-19 Schlumberger Technology Corporation Thermally stable polycrystalline diamond and methods of making the same
FR3019065B1 (fr) * 2014-03-28 2016-05-06 Commissariat Energie Atomique Machine centrifugeuse a systeme d'evacuation perfectionne
US10449555B2 (en) * 2017-05-16 2019-10-22 Robert Bret Carr Centrifugal separator with annular piston for solids extrusion
EP3424601A1 (en) 2017-07-06 2019-01-09 Riera Nadeu, S.A. A supercentrifuge with automatic discharge of solid particles
CN111591983A (zh) * 2017-10-31 2020-08-28 南京旭羽睿材料科技有限公司 一种石墨烯快速成型设备

Family Cites Families (69)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1909188A (en) * 1931-04-15 1933-05-16 Western States Machine Co Apparatus for discharging centrifugal machines
US2040351A (en) * 1932-11-23 1936-05-12 Frank I Williams Centrifugal machine
US2094058A (en) * 1934-11-03 1937-09-28 American Machine & Metals Aperiodic mounting for centrifugal separators
US2790309A (en) * 1954-07-19 1957-04-30 Ohio Commw Eng Co Automatic tank dump valve mechanism
US3306681A (en) * 1964-08-07 1967-02-28 Hubert P Barringer Damped bearing for centrifuges
US3403848A (en) * 1967-04-03 1968-10-01 Star Cutter Company Centrifugal separator apparatus
US3539096A (en) * 1967-04-27 1970-11-10 Dow Oliver Inc Hy-g centrifuge
US3741465A (en) * 1971-01-20 1973-06-26 Star Cutter Co Centrifugal separator with internal scraper blades
US3770191A (en) * 1971-06-28 1973-11-06 Sorvall Inc Ivan Means for stabilizing high speed rotors
SE370501B (ja) * 1973-02-13 1974-10-21 Pellerin Ab Zenith
US3972514A (en) * 1975-07-02 1976-08-03 Voitsekhovsky Bogdan Vyachesla Centrifuge for the refining of nonferrous metals
CH604906A5 (en) 1977-03-16 1978-09-15 Werner K Dorner Centrifugal impeller with open frame blades
SU772567A2 (ru) * 1977-03-23 1980-10-23 Севастопольский Приборостроительный Институт Устройство дл очистки воды от нефтепродуктов
US4155503A (en) * 1978-06-12 1979-05-22 Sears Edward A Separator for suspended solids
EP0056511A3 (en) * 1981-01-19 1984-07-11 The Chartwell House Group Limited Improved centrifuge and method of cleaning a centrifuge drum
CS238202B1 (en) * 1982-05-31 1985-11-13 Zdenek Rajsigl High-speed rotor resilient mounting
CH660695A5 (de) * 1982-09-06 1987-06-15 Escher Wyss Ag Doppel-schubzentrifuge.
CH656326A5 (de) * 1982-09-06 1986-06-30 Escher Wyss Ag Doppel-schubzentrifuge mit einer rotierbaren schubeinrichtung.
IL74527A0 (en) * 1985-03-07 1985-06-30 Amiad Sinon Vehashkaya Fluid filtering device
FR2583993B1 (fr) * 1985-07-01 1990-08-24 Cogema Decanteuse centrifuge du type pendulaire
DE3533306A1 (de) 1985-09-18 1987-03-26 Adolf Reiter Verfahren zur auftrennung und klarfiltration von suspensionen und vorrichtung zu seiner durchfuehrung
JPS63171656A (ja) 1986-12-30 1988-07-15 Hasegawa Etsuko 液体遠心脱水装置
CS266602B1 (en) * 1987-11-19 1990-01-12 Rajsigl Zdenek Rolling seating for a textile spindle
JPH01218602A (ja) * 1988-02-25 1989-08-31 Nitto Denko Corp 微粒子含有液体の分離処理方法
DK119490D0 (da) * 1990-05-14 1990-05-14 Unes As Apparat til fremstilling af et koncentrat af koagulationsfaktorer, saasom fibrinogen, fra en blodportion
US5328441A (en) * 1991-12-04 1994-07-12 Carr Engineering Associates, Inc. Imperforate bowl centrifugal separator with solids gate
US5356367A (en) * 1991-12-04 1994-10-18 Carr Engineering Associates, Inc. Centrifugal separator with flexibly suspended restrainable bowl
JPH0639316A (ja) * 1992-05-22 1994-02-15 Shimadzu Corp 遠心分離機
US5250180A (en) * 1992-11-10 1993-10-05 Fwu Kuang Enterprises Co., Ltd. Oil recovering apparatus from used lubricant
JPH07144150A (ja) 1993-04-13 1995-06-06 N S P:Kk 液体分離装置
ZA948564B (en) * 1993-11-19 1995-07-26 Bristol Myers Squibb Co Liquid separation apparatus and method
US5364335A (en) 1993-12-07 1994-11-15 Dorr-Oliver Incorporated Disc-decanter centrifuge
US5454777A (en) * 1994-10-05 1995-10-03 Glassline Corporation Centrifugal separator apparatus with load sensing circuit for optimizing clearing cycle frequency
JP3375014B2 (ja) 1994-11-15 2003-02-10 トリニティ工業株式会社 スラッジ回収装置
US5733446A (en) * 1994-12-02 1998-03-31 Bristol-Myers Squibb Company Centrifuge with annular filter
US5738784A (en) * 1994-12-02 1998-04-14 E.R. Squibb & Sons, Inc. Device for separating a blood component from blood or plasma
JP3522884B2 (ja) 1995-03-31 2004-04-26 トリニティ工業株式会社 スラッジ回収装置
JPH0985129A (ja) 1995-09-29 1997-03-31 Trinity Ind Corp スラッジ回収装置
US5733238A (en) * 1995-10-24 1998-03-31 Carr Separations, Inc. Scraping assembly having angularly offset scraper blades for removing solids from an imperforate bowl centrifuge
US5823937A (en) * 1995-11-01 1998-10-20 Carr; Robert B. Low-shear feeding system for use with centrifuges
US5674174A (en) * 1995-11-01 1997-10-07 Carr Separations, Inc. Low-shear feeding system for use with bottom feed centrifuges
AU6467796A (en) * 1996-04-24 1997-05-15 Claude Fell Cell separation system for biological fluids like blood
US5743840A (en) * 1996-06-24 1998-04-28 Carr Separations, Inc. Centrifuge with a heating jacket for drying collected solids
US5879279A (en) * 1996-09-05 1999-03-09 U.S. Centrifuge Centrifugal separator apparatus having a vibration sensor
CA2277860C (en) * 1997-01-08 2005-11-29 Bristol-Myers Squibb Company Centrifuge apparatus for separating blood
CN2323876Y (zh) * 1997-10-08 1999-06-16 黄晓军 高速立式刮刀下部卸料沉降离心机
US6126587A (en) * 1998-04-08 2000-10-03 U.S. Centrifuge Centrifugal separator apparatus including a plow blade assembly
US6224532B1 (en) * 1998-06-03 2001-05-01 Jeffery N. Beattey Centrifuge blade design and control mechanism
US6478724B1 (en) * 1998-06-03 2002-11-12 Jeffery N. Beattey Centrifuge with clutch mechanism for synchronous blade and bowl rotation
US5916082A (en) * 1998-08-12 1999-06-29 Glassline Corporation Centrifugal separator with invertable bladder
JP4514338B2 (ja) * 1998-12-24 2010-07-28 ビオセフ エス・アー 造血幹細胞の濃縮に特化した血液分離装置
KR100596268B1 (ko) * 1998-12-24 2006-07-03 바이오세이프 쏘시에떼아노님 특히 조혈간세포의 농축을 위한 혈액 분리 시스템
EP1028163A1 (de) 1999-02-10 2000-08-16 Filtrox AG Verfahren und Vorrichtung zur Crossflow-Mikrofiltration einer Flüssigkeit
US6244256B1 (en) 1999-10-07 2001-06-12 Behr Gmbh & Co. High-temperature coolant loop for cooled exhaust gas recirculation for internal combustion engines
US6613232B2 (en) * 2000-03-21 2003-09-02 Warren Howard Chesner Mobile floating water treatment vessel
JP2001281126A (ja) * 2000-03-31 2001-10-10 Shikoku Res Inst Inc 液中微粉計量装置用脱泡前処理装置
JP3965459B2 (ja) * 2000-05-19 2007-08-29 サーモ フィッシャー サイエンティフィック,インコーポレーテッド 遠心分離機用の低せん断供給システム
US6632166B2 (en) * 2000-08-04 2003-10-14 Robert B. Carr Centrifuge having axially movable scraping assembly for automatic removal of solids
US20030127391A1 (en) * 2001-07-26 2003-07-10 Craft Frank S. Method for treatment of circulating cooling water
JP2003144973A (ja) 2001-11-09 2003-05-20 Horyo Corp 遠心分離装置
CN100427212C (zh) * 2002-04-12 2008-10-22 瓦格纳发展公司 具有刮削器或活塞的用于卸出固体的离心机
US6800053B2 (en) * 2002-12-23 2004-10-05 Kendro Laboratory Products, Lp Method and apparatus for sterilizing internal passages of a centrifuge centrate gate
US6997860B2 (en) * 2003-08-18 2006-02-14 Glassline Corporation Single drive centrifugal separator
JP4412029B2 (ja) * 2004-03-30 2010-02-10 パナソニック株式会社 密度勾配遠心分離による微生物抽出方法
US7052451B2 (en) * 2004-04-14 2006-05-30 Wagner Development, Inc. Conical piston solids discharge centrifugal separator
US7261683B2 (en) * 2004-04-14 2007-08-28 Wagner Development, Inc. Conical piston solids discharge and pumping centrifugal separator
US7628749B2 (en) * 2005-09-01 2009-12-08 Wagner Development Inc. Solids recovery using cross-flow microfilter and automatic piston discharge centrifuge
US7618361B2 (en) * 2005-09-01 2009-11-17 Wagner Development, Inc. Gas driven solids discharge and pumping piston for a centrifugal separator
CN102387867B (zh) * 2008-12-29 2013-12-11 瓦格纳发展公司 具有一次性接触元件的固体排放离心式分离器

Also Published As

Publication number Publication date
US7935042B2 (en) 2011-05-03
AU2006286309B2 (en) 2011-02-03
EP1945369A1 (en) 2008-07-23
AU2006286309A1 (en) 2007-03-08
CA2621478A1 (en) 2007-03-08
KR20080059174A (ko) 2008-06-26
US20070049479A1 (en) 2007-03-01
EP1945369B1 (en) 2009-07-22
JP2009506884A (ja) 2009-02-19
CN101296753A (zh) 2008-10-29
DE602006008026D1 (de) 2009-09-03
US20100029457A1 (en) 2010-02-04
WO2007026239A1 (en) 2007-03-08
US7618361B2 (en) 2009-11-17
CN101296753B (zh) 2011-06-29
CA2621478C (en) 2011-12-13
KR101097515B1 (ko) 2011-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5118641B2 (ja) 遠心分離器のためのガス駆動の固体排出および汲出しピストン
US7628749B2 (en) Solids recovery using cross-flow microfilter and automatic piston discharge centrifuge
US6776752B2 (en) Automatic tube bowl centrifuge for centrifugal separation of liquids and solids with solids discharge using a scraper or piston
US8475352B2 (en) Solids discharge centrifugal separator with disposable contact elements
JP4976414B2 (ja) クロスフローマイクロフィルターおよび自動ピストン排出遠心分離機を用いた固形物の回収
EP1814669A1 (en) Conical piston solids discharge and pumping centrifugal separator
EP1744832A2 (en) Conical piston solids discharge centrifugal separator
JP2012513888A5 (ja)
US20160175854A1 (en) Two zone disposable process contact centrifuge for bio-separations
US10449555B2 (en) Centrifugal separator with annular piston for solids extrusion

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090708

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090708

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120507

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120925

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121019

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151026

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees