JP5118221B2 - フライホイール装置 - Google Patents

フライホイール装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5118221B2
JP5118221B2 JP2011054682A JP2011054682A JP5118221B2 JP 5118221 B2 JP5118221 B2 JP 5118221B2 JP 2011054682 A JP2011054682 A JP 2011054682A JP 2011054682 A JP2011054682 A JP 2011054682A JP 5118221 B2 JP5118221 B2 JP 5118221B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flywheel
moving body
main body
housing
flywheel device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011054682A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012189171A (ja
Inventor
耀師英 武川
Original Assignee
耀師英 武川
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 耀師英 武川 filed Critical 耀師英 武川
Priority to JP2011054682A priority Critical patent/JP5118221B2/ja
Publication of JP2012189171A publication Critical patent/JP2012189171A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5118221B2 publication Critical patent/JP5118221B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Description

本発明は、エンジンやモーターのクランクシャフトなど、原動機の回転軸に連結されるフライホイールに関する。
エンジン等の原動機が搭載された車両においては、エンジンの微細な出力変動の影響を抑制してスムーズな回転数変化を実現する目的から、エンジンのクランクシャフトなどにフライホイールを連結し、このフライホイールを介してエンジンの出力を外部要素(クラッチや変速機など)に伝達するようにしている。
フライホイールの回転速度は重量が大きいほど安定する。そこで、車両用のフライホイールは重量のある金属で製造されており、一例として鋳鉄などが用いられる(例えば、特許文献1,2参照)。
特開平9−42377号公報 特開2010−230172号公報
上述したようにフライホイールは大きな重量を有するので車両走行中に高速で回転することで非常に大きなエネルギーを持った状態となる。その結果、例えば事故などが発生し、フライホイールがシャフトから離れ車両外部へ飛び出すと非常に危険である。
本発明の目的は、高い安全性を有するフライホイールを提供することである。
上述した問題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、中空で円盤状のフライホイール本体と、前記フライホイール本体内部の空間に充填された液状の充填材と、前記充填材と比重の異なる材質からなり、前記フライホイール本体内部に封入される移動体と、を備え、前記フライホイール本体は、その内部空間において円周方向に拡がり、当該内部空間における半径方向への前記移動体の移動を制限する移動制限部が形成されていることを特徴とするフライホイール装置である。
このように構成されたフライホイール装置において、フライホイール本体は中空であり内部に充填材が充填されていることから、事故の際などにフライホイール本体に何かが接触したとき、あるいはフライホイール本体がシャフト(フライホイール本体の回転軸)から離れて何かに接触したときに、フライホイール本体が破損して充填材が流出する。
その結果、高速回転時にフライホイール本体(および充填材)が有する高いエネルギーが失われるため、高いエネルギー状態のフライホイールが飛び出すことを抑制できる。また、充填材は流体であるため、フライホイール本体から飛び出して人や物に当たってもダメージを与えにくい。
フライホイール本体自体は中空であるため軽くなるが、充填される液状の充填材によってフライホイール本体の重量が確保され、良好にフライホイールとしての性能を発揮できる。充填材の材質は特に限定されず、所望のフライホイール重量となるように適宜材質を選択するとよい。
フライホイール本体の重さは充填材によって確保されるため、フライホイール本体を肉薄に、また軽い材質で形成できるため、そのことからも安全性の向上が達成できる
また、請求項1のフライホイール装置は、フライホイール本体が回転すると、移動体と充填材のうち、遠心力により比重が大きい方がフライホイール本体の回転軸から離れた外周縁側に移動するため、フライホイールの慣性モーメントを増大させることが可能となる。
また、請求項1のフライホイール装置は、移動制限部によって半径方向への移動体の移動が制限される。よって、移動体の移動速度を制限したり、移動体の不適切な移動を抑制したりすることができる。なお、移動制限部とは、移動体の移動を制限できるものであれば様々な構成を採用することができる。例えば、隙間や貫通孔が形成された板や、アミ、フィルターなどを用いることができる。
なお、請求項2に記載のように、移動体の比重が充填材よりも大きいと、移動体が遠心力で外周縁側に移動し、慣性モーメントが大きくなる。
請求項3に記載のフライホイール装置は、請求項1または請求項2に記載のフライホイール装置において、前記移動体が、液状およびゲル状のうちのいずれかの形態を有する物質であることを特徴とする。
また、請求項4に記載のフライホイール装置は、請求項1または請求項2に記載のフライホイール装置において、前記移動体が、粉体状の形態を有する物質であることを特徴とする。
このように構成されたフライホイール装置であれば、フライホイール本体が破損したときに移動体がフライホイール本体の外部に飛び出しても人や物にダメージを与えにくくなり、移動体によって損害が生じることを抑制できる。なお移動体は、粉体、液体、ゲルなどが組み合わせて構成されたものであってもよい。
請求項5に記載のフライホイール装置は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のフライホイール装置において、前記移動体が磁性体成分を含有しており、前記移動体を、前記フライホイール本体の半径方向の中心側および/または外側に引き寄せる磁石部を備えることを特徴とする。
このように構成されたフライホイール装置であれば、移動体の移動、即ちフライホイールの慣性モーメントを磁石部によって制御することができる。なお、磁石部とは永久磁石でもよいが、磁石部に電磁石を用いて磁界の生成やその強さを制御することで、より緻密な制御が可能となる。
請求項6に記載のフライホイール装置は、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のフライホイール装置において、前記フライホイール本体の内部における前記フライホイール本体の回転軸と交差する面のうち少なくともいずれか一方は、前記回転軸を中心とし、当該回転軸と直交する方向に対して角度を有する傾斜面として形成されていることを特徴とする。
このように構成されたフライホイール装置は、移動体の移動を傾斜面によって制御することができる。
なお、フライホイール本体は中空の円盤状であるため、2つの円形面と筒状の側面とを有することになる。つまり、上記フライホイールの回転軸と交差する面とは、2つの円形面の内側の面のいずれかを指す。
また、上記移動制限部は、請求項7に記載されているように、移動体の移動を制限する第1の状態と、移動体の移動の制限の度合いが第1の状態よりも小さい第2の状態と、の間で遷移可能に構成されていてもよい。
請求項8に記載のフライホイール装置は、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のフライホイール装置において、前記フライホイール本体に、その内部空間において半径方向に拡がる1つ以上の隔壁が形成されていることを特徴とする。
このように構成されたフライホイール装置は、隔壁が半径方向に、即ち回転軸の中心から外側に向けて拡がることによって、フライホイール装置の内部空間を円周方向に並ぶ複数の室に仕切っている。これにより、充填材がフライホイール本体の内部空間にてスリップすることを抑制し、充填剤のスリップによるエネルギーのロスを抑制することができる。
また、フライホイール本体に移動体が封入されている場合には、その移動体が一方に偏ることを抑制できる。
請求項9に記載のフライホイール装置は、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のフライホイール装置において、前記フライホイール本体を取り囲むハウジングを備え、前記ハウジングおよび前記フライホイール本体のうち、少なくともいずれか一方には、前記一方とは異なる他方に近接するように設けられた接触部を備えることを特徴とする。
このように構成されたフライホイール装置は、事故などによりフライホイール本体がハウジングからずれると、接触部によってフライホイール本体とハウジングが接触しやすくなっている。そのため、フライホイール本体がハウジングからずれたときに、フライホイール本体の破損を促進でき、それによりフライホイール本体が高いエネルギーを有した状態で車両外部などに飛び出すことを抑制できる。なお、ハウジングは接触部分が破損しやすいように形成しておいてもよい。例えば接触部分を周囲よりも肉薄に形成することが考えられる。
上記接触部は、請求項10に記載のように、前記他方に向かって突出した凸部であってもよい。さらに凸部の先端を、破損が促進されるような形状としてもよい。例えばハウジングからフライホイール本体に向けて突出した凸部の先端を、硬度の高い材質で形成したり、刃状に形成したりすることが考えられる。なお、他方には、上記凸部が挿入され、フライホイール本体が回転するときに凸部と接触しない溝部が形成されていてもよい。
実施例1のフライホイール装置の配置を模式的に示す図 ハウジング内部の断面図であって、回転軸に沿う方向の断面図(A),および回転軸と直交する方向の断面図(B) 変形例のハウジング内部の回転軸と直交する方向の断面図 変形例のハウジング内部の回転軸と直交する方向の断面図 実施例2のハウジング内部の回転軸に沿う方向の断面図 実施例3のハウジング内部の回転軸に沿う方向の断面図 実施例4のハウジング内部の断面図であって、回転軸に沿う方向の断面図(A),および回転軸と直交する方向の断面図(B) 変形例のハウジング内部の回転軸と直交する方向の断面図 変形例のハウジング内部の回転軸に沿う方向の断面図(A),(B)、および、内壁面の正面図(C) 変形例のハウジング内部の回転軸と直交する方向の断面図(A),(B) 実施例5のハウジング内部の回転軸に沿う方向の断面図(A−C) 実施例6のハウジング内部の回転軸に沿う方向の断面図(A,B)
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示にすぎず、本発明が、下記の事例以外にも様々な形態で実施できるのはもちろんである。
[実施例1]
(1)全体構成
本実施例のフライホイール装置1は、図1に示すように、電気自動車(以降、単に車両という)用のモーター3の回転軸5に連結されるハウジング11と、ハウジング11と電気的に接続する制御装置13と、からなる。
ハウジング11には後述するフライホイール本体21が内装されており、モーター3による回転軸5の回転に連動してフライホイール本体21が回転するように構成される。なお、図1はフライホイール装置1の配置を模式的に示す一例であって、回転軸5の回転に伴ってフライホイール本体21が回転するような様々な構成を採用することができる。
制御装置13は、車両に設けられた1つ以上の電子制御ユニット7と通信し、電子制御ユニット7からの信号に応じてフライホイールの慣性モーメントの制御を行う。例えば、モーター3を制御する電子制御ユニット7からモーター回転数を示す信号を取得し、その信号に応じて慣性モーメントを制御する。具体的な制御については後述する。
ハウジング11内部の断面図を図2(A),(B)に示す。図2(A)は回転軸5に沿う方向の断面図(図2(B)におけるB−B断面図)であり、図2(B)は回転軸5と直交する方向の断面図(図2(A)におけるA−A断面図)である。
ハウジング11の内部には、円盤状で中空のフライホイール本体21が設けられている。モーター3が回転するとフライホイール本体21のみが回転する。
このフライホイール本体21は、全体が硬質のプラスチックで形成されており、円形の板状である天板部23および底板部25と、筒状の内壁部27および外壁部29を有している。そして、これらによって密閉された空間を形成している。
天板部23は回転軸5と直交している。底板部25は、回転軸5と直交する方向に対して角度を有する傾斜面として、より具体的には、回転軸5側(以降、単に中心側ともいう)ほど低くなるような傾斜面として形成されている。
またフライホイール本体21は、中心(回転軸5側)から外側(フライホイール本体21の半径方向)に拡がるように複数の隔壁31が形成され、本実施例では8つの室31aに分けられている。
隔壁31によって分けられた各室31a内全域には粘性流体33が充填されている。この粘性流体33は磁性および通電性を有さないものがこのましい。例えば、高粘性のオイルを用いることができる。
また上記各室31aには、移動体35が封入されている。この移動体35とは、粘性流体33よりも比重が大きく、また柔軟性を有するものである。本実施例ではゲルを使用する。またこの移動体35は、磁性体の粉末を含有しており、それにより磁性が与えられている。磁性体の粉末の一例として、酸化鉄,酸化クロム,ニッケル,コバルト,フェライト,パーマロイなどの粉末が挙げられる。
このようなフライホイール本体21は、その粘性流体33および移動体35によって必要な重量を確保している。
内壁部27には、電磁石群41が設けられている。この電磁石群41は、同一の磁極が中心側を、他方の磁極が外側を向くように配置された複数の電磁石からなる。
また、ハウジング11の内側であって、フライホイール本体21の外壁部29付近にも電磁石群43が設けられている。この電磁石群43は、同一の磁極が内側を向くように配置された複数の電磁石からなる。
(2)慣性モーメントの変化および制御
本実施例のフライホイール装置1において、移動体35は粘性流体33よりも比重が大きいため、フライホイール本体21の慣性モーメントは移動体35の位置(フライホイール本体21の半径方向の位置)によって変化する。移動体35の位置は、次の3つの作用により変化する。
1つは、底板部25の傾斜による移動である。底板部25は中心に向けて低くなるように傾斜しているため、移動体35は、重力によってその斜面を転がり(または滑るように移動し)中心側に集まる。
2つめは、回転による遠心力である。移動体35はモーター3が回転を開始すると遠心力により外側方向(図中矢印方向)に移動する。
3つめは、電磁石の制御による移動である。電磁石の動作は、制御装置13により制御される。中心側の電磁石群41に磁界を発生させると、移動体35は中心側に引き寄せられる。また外側の電磁石群43に磁界を発生させると、移動体35は外側に引き寄せられる。移動体35が各電磁石群に引き寄せられる方向およびその力の強さは、各電磁石群が発生する磁界の強さ、および移動体35の位置(電磁石群からの距離)などによって変化する。
これらの作用を組み合わせて、例えば次のように制御することができる。
慣性モーメントが小さいと回転速度を迅速に変化させやすい。そこで、モーター3の回転が停止している状態、あるいは、車両の加速時などに所望の回転速度まで変化させている途中の状態においては、慣性モーメントが小さくなるように、移動体35を中心方向に寄せることが考えられる。移動体35は、底板部25の傾斜、および電磁石群41が発生する磁界により内側に寄せることができる。
モーター3が回転を開始し、遠心力が底板部25の傾斜による内側への力(および電磁石群41の引力)よりも大きくなると、移動体35は外側方向に移動する。移動体35が外側に移動するとフライホイール本体21全体としての慣性モーメントが大きくなる。移動体35が最も外側まで移動したときに、慣性モーメントが最大になる。
なお、電磁石の制御により慣性モーメントを調整できるため、車両の走行状態などに合せて適宜移動体35の位置を変化させることができる。例えば、走行中に移動体35を内側に引き寄せて慣性モーメントを低下させることもできる。
(3)効果
本実施例のフライホイール装置1では、フライホイール本体21が中空のプラスチックで形成されており、内部には粘性流体33が充填されている。そのため、従来の金属製などのフライホイールと比較すると破損しやすい。つまり、車両が事故に遭った場合など、車両の外部にフライホイール本体21が飛び出す前にハウジング11に接触して、あるいは飛び出した後道路などに接触して迅速にフライホイール本体21が破損し、粘性流体33が流出する。
そのため、フライホイール本体21が高いエネルギーを有したまま車両外部に飛び出して移動し、通行人に接触して危害を加えたり、物に接触して破損させてしまう危険を低減できる。
また、移動体35を移動させることで、慣性モーメントを変化させることができる。また移動体35はゲルであるため、粘性流体33と同様に、フライホイール本体21が破損しても危険が小さい。
(4)変形例
粘性流体33として高粘性オイルを用いる構成を例示したが、それ以外の材質を用いてもよい。粘性の低い液体であってもよい。また、粘性流体33に代えて、ゲル、ゼリー状、グミ状の物質を充填してもよい。
移動体35としてゲルを用いる構成例示したが、それ以外の粉体、弾性体などを用いてもよいし、粘性流体33と分離可能な液体を用いてもよい。
上記実施例においては、フライホイール本体21の内側に電磁石群41を配置し、ハウジング11の内側であってフライホイール本体21の外周近傍に電磁石群43を配置する構成を例示しているが、これらはいずれか一方のみ配置される構成であってもよいし、電磁石に替えて永久磁石を配置する構成であってもよい。永久磁石を用いるとフライホイール装置1の構成を簡素にすることができる。一方、電磁石を用いると慣性モーメントの緻密な制御が可能となる。
また、電磁石群41,43は円周状に配置される構成を例示したが、一部分にのみ配置される構成であってもよい。例えば図3に示すように、電磁石45を部分的に配置してもよい。
また上記実施例においては、底板部25は中心側が低くなるように傾斜が形成される構成を例示したが、この傾斜を例えば階段状にして、底板部25全体として傾斜を有するように構成してもよい。また、傾斜は設けなくともよい。傾斜面による移動体35の移動作用は、回転軸5が上下方向に配置される場合に良好に得られるものであり、回転軸5が上下方向以外に配置されるとその効果が充分に発揮されない可能性があるためである。
また、プラスチック以外の材質でフライホイール本体21を形成してもよい。その場合には、フライホイール本体21がハウジング11などに接触した場合に破損しやすい材質で構成するとよい。例えば、木,紙,セラミックス,ガラスなどで構成することが考えられる。あるいは、破損しやすい箇所(例えば肉厚が薄い箇所)を1箇所または複数箇所に形成しておいてもよい。
また、上記実施例においては、隔壁31がフライホイール本体21の内部を完全に分けるように設ける構成を例示したが、一部分のみを仕切るように構成されていてもよい。例えば図4に示すように、内壁部27付近は開放され、外壁部29側を仕切るように隔壁47が形成されていてもよい。
また、上記実施例ではモーター3の回転に応じてフライホイール本体21が回転する構成を例示しているが、モーター以外の駆動装置によって回転するものであってもよい。例えば、エンジンに連結されていてもよい。
[実施例2]
本実施例のフライホイール装置は、実施例1のフライホイール装置1と比較して、ハウジング11に設けられた電磁石群43の配置が相違するため、その点のみを説明する。なお、その他の構成は実施例1と同様であり、実施例1と同じ符号を用いて説明する(以下の実施例においても同様とする)。
ハウジング51内部の回転軸5に沿う方向の断面図を図5に示す。ハウジング51の内側面には電磁石群は設けられておらず、代わりにフライホイール本体21の外壁部29に電磁石53が設けられている。この電磁石53は、隔壁31にて分けられる各室31aの外側に、同一の磁極が内側を向くように配置されている。
電磁石53は実施例1の電磁石群43と同様の機能を有するため、本実施例のフライホイール装置は実施例1のフライホイール装置1と同様の作用・効果を奏することができる。
[実施例3]
本実施例のフライホイール装置は、実施例1のフライホイール装置1と比較して、フライホイール本体21の底板部25の形状が相違するため、その点のみを説明する。
ハウジング11内部の回転軸5に沿う方向の断面図を図6に示す。フライホイール本体61の底板部63は、中心側ほど高くなるような傾斜面として形成されている。そのため本実施例のフライホイール装置では、モーターが回転していない場合、移動体35は外側へ移動する。回転開始時などに移動体35を内側に寄せるためには、例えば内側の電磁石群41を起動させて磁界を発生させておけばよい。
[実施例4]
本実施例のフライホイール装置は、実施例1のフライホイール装置1と比較して、フライホイール本体21の内部の構造が相違するため、その点のみを説明する。
ハウジング11内部の断面図を図7(A),(B)に示す。図7(A)は回転軸5に沿う方向の断面図であり、図7(B)は回転軸5と直交する方向の断面図である。
フライホイール本体71の隔壁31によって分けられた各室31aには、フライホイール本体71の円周方向に沿って設けられた内壁面73が設けられている。この内壁面73には多数の小さな貫通孔75が形成されている。
本実施例のフライホイール装置では、移動体35が内外方向に移動する場合に、貫通孔75を通過する必要がある。その結果、モーター3の回転や電磁石の動作などにより移動体35が移動するときの移動速度が制限されるため、急速に慣性モーメントが変化してフライホイール本体71の挙動が乱れる(例えば回転速度が急速に変化する)ことを抑制できる。
なお図7(A),(B)では各室に1つの内壁面73が設けられる構成を例示したが、内外方向に並ぶように複数設けられてもよい。また内壁面73の構造は上述したものに限定されず、移動体35の移動速度を制限できる様々な構成を適用できる。例えばメッシュやアミを用いることができる。
また、内壁面73は図7(B)の視点から見て円弧状である構成を例示したが、平板状であってもよいし、それ以外の形状であってもよい。
また、図8(A)に示すように、内壁面73の貫通孔75を通過可能な移動体35aと、貫通孔75を通過できない移動体35bと、がフライホイール本体71の各室31aに封入されるように構成されていてもよい。
このように構成されたフライホイール装置では、フライホイール本体71が停止している状態から回転を開始すると、移動体35aおよび移動体35bが遠心力で外側に移動するが、移動体35bは貫通孔75を通過できないため、移動体35bが内壁面73に到達すると移動体35bによる慣性モーメントの変化は無くなる。しかしながら、移動体35aは貫通孔75を通過するため、移動体35aが外壁部に到達するまで慣性モーメントの変化は生じる。
このように、上記フライホイール装置ではより複雑な慣性モーメントの制御を行うことができる。
なお、移動体35aと移動体35bは、例えば移動体35aを貫通孔75よりも小さくし、移動体35bを貫通孔75よりも大きくすることで、貫通孔75を通過するか否かを制御できる。
また、図8(B)に示すように、内壁面73を全ての室31aに設けず、一部の室31aにのみ設けてもよい。このように構成することで、回転時に重心の位置が回転軸5からずれた状態を作り出すことができる。
なお、重心の位置をずらすためには、内壁面を用いる以外にも、各室に封入する移動体の量や種類を変更することでも実現できる。その場合には、回転開始時から重心の位置をずらすことができる。
また、内壁面は、移動体が移動可能な状態と、移動体が移動できない状態と、の間で遷移するように構成されていてもよい。
例えば、図9(A)に示すように、回転軸77を中心として回動可能に内壁面79が設けられている構成とすることが考えられる。内壁面79の主たる面が略鉛直(回転軸5に沿う方向)となったときには室31aを仕切って移動体35の内外方向への移動を妨げるが、内壁面79が回転軸77を中心に回転して水平に近づくと、移動体35の移動が可能になる。
また、上記図9(A)の例においては、内壁面79が閉じた(鉛直となった)状態に戻すための形状記憶合金81が設けられており、フライホイール本体71の回転による遠心力によって内壁面79が開き(水平に近づき)、その際に変形した形状記憶合金81をヒーターなどの加熱装置83にて加熱して元の形状に戻すことで内壁面79を鉛直位置に戻すように構成されている。このように構成することで、加熱装置83の動作を制御することにより内壁面79の動きを制御して、例えばフライホイール本体71が回転中でも内壁面79が開かないようにすることができる。
なお、内壁面79の動きを制御するための構成は上述したものに限定されず、その他の構成で動作するものであってもよい。例えば形状記憶合金を加熱することで内壁面79が開くように構成してもよい。また、電磁石をハウジング11に取り付けて電磁石の動作に応じて内壁面79が開閉動作するように構成してもよいし、その他のアクチュエータを用いて内壁面79が開閉動作するように構成してもよい。
また、内壁面の動作する方向は図9(A)に示したものに限定されない。例えば、図9(B)に示すように、底板部85に固定され、内部に溝を有する固定壁87と、固定壁87の溝内に配置され、上下方向に移動可能な移動壁89と、を設けることが考えられる。
移動壁89は磁力を受けて上方向に引き寄せられるように構成されている。移動壁89は溝内に設けられたバネ93により下側に付勢されており、その状態において移動体35は内外方向に容易に移動できる。そして、ハウジング11に設けられた電磁石95を動作させて移動壁89が上方向に引き出されると(破線の位置となると)、室31aが固定壁87と移動壁89とによって仕切られ、移動体35の内外方向の移動が制限される。
なお、移動壁89を移動させるための構成は上記の構成に限定されない。例えば、バネによって移動壁89が上方向に付勢され、電磁石によって下方向に付勢される構成であってもよい。
また、図9(C)に示すように、通電や加熱による膨張などを利用して、貫通孔97の大きさが変化する内壁面99を用いてもよい。加熱を行うためには、図9(A)と同様に加熱装置を配置することが考えられる。
また、図10(A),(B)に示すように、回転軸5を中心として隔壁31を貫通して回転する内側壁101と、フライホイール本体71に固定されていて変位しない外側壁103と、を設け、内側壁101に形成された貫通孔107と、外側壁103に形成された貫通孔109と、が重なったとき(図10(A)の状態)には移動体35の内外方向の移動が可能となり、貫通孔107と貫通孔109とがずれたとき(図10(B)の状態)には移動体35の移動が不能となるように構成してもよい。内側壁101を移動させるための機構は特に限定されず、様々な構成を用いることができる。
なお、上述した内壁面73,内壁面79,固定壁87および移動壁89,内壁面99,および,内側壁101および外側壁103が本発明における移動制限部に相当する。
[実施例5]
本実施例のフライホイール装置は、実施例1のフライホイール装置1と比較して、ハウジング11の内部の構造が相違するため、その点のみを説明する。
ハウジング121内部の回転軸5に沿う方向の断面図を図11(A)に示す。ハウジング121の内側面には、フライホイール本体21の天板部23に近接するように突出した上側突出部123と、底板部25に近接するように突出した下側突出部125と、が形成されている。なお、上側突出部123および下側突出部125は、回転軸5を中心とした円周上に断続的に設けられていてもよいし、回転軸5を中心とした円周方向に連続した凸条として設けられていてもよい。
本実施例のフライホイール装置であれば、事故などによりフライホイール本体21がハウジング121に対してずれると、即座に上側突出部123または下側突出部125がフライホイール本体21の表面に接触する。そのため、フライホイール本体21の天板部23および底板部25は破損しやすくなり、フライホイール本体21が高いエネルギーを有した状態でハウジング121の外部に飛び出す危険をより低減できる。
また、図11(B)に示すように、上側突出部123または下側突出部125の先端部127,129を刃状に尖らせてもよい。また、その先端部127,129の材質を、フライホイール本体21の破損が生じやすいように変更してもよい。例えばセラミックスを用いることが考えられる。
また、図11(C)に示すように、フライホイール本体141に、上側突出部123に隣接する突起部143を設けてもよい。これにより、フライホイール本体141が飛び出す前に、フライホイール本体141と上側突出部123とがより接触しやすくなる。突起部は、下側突出部125に隣接するように形成してもよい。
なお、本実施例の上側突出部123および下側突出部125が本発明における接触部に相当する。
[実施例6]
本実施例のフライホイール装置は、実施例1のフライホイール装置1と比較して、ハウジング11の内部構造とフライホイール本体21の表面構造が相違するため、その点のみを説明する。
ハウジング151内部の回転軸5に沿う方向の断面図を図12(A)に示す。ハウジング151の内側面には、フライホイール本体153の天板部155に向かって突出した突起157が形成されている。また、フライホイール本体153には突起157が挿入可能な溝部159が形成されている。
突起157と溝部159との間には小さなクリアランスが設けられており、フライホイール本体153が通常の回転を行っている場合には突起157と溝部159とは接触しないが、事故などによりフライホイール本体153が飛び出そうとすると容易に接触する。このため、フライホイール本体153が破損しやすくなり、フライホイール本体153がハウジング151の外部に飛び出す危険をより低減できる。
なお、図12(B)に示すように、フライホイール本体161に突起163が形成され、ハウジング165に溝部167が設けられる構成であってもよい。
1…フライホイール装置、3…モーター、5…回転軸、7…電子制御ユニット、11…ハウジング、13…制御装置、21…フライホイール本体、23…天板部、25…底板部、27…内壁部、29…外壁部、31…隔壁、31a…室、33…粘性流体、35…移動体、41,43…電磁石群、45…電磁石、47…隔壁、51…ハウジング、53…電磁石、61…フライホイール本体、63…底板部、71…フライホイール本体、73…内壁面、75…貫通孔、77…回転軸、79…内壁面、81…形状記憶合金、83…加熱装置、85…底板部、87…固定壁、89…移動壁、93…バネ、95…電磁石、97…貫通孔、99…内壁面、101…内側壁、103…外側壁、107,109…貫通孔、121…ハウジング、123…上側突出部、125…下側突出部、127,129…先端部、141…フライホイール本体、143…突起部、151…ハウジング、153…フライホイール本体、155…天板部、157…突起、159…溝部、161…フライホイール本体、163…突起、165…ハウジング、167…溝部

Claims (11)

  1. 中空で円盤状のフライホイール本体と、
    前記フライホイール本体内部の空間に充填された液状の充填材と、
    前記充填材と比重の異なる材質からなり、前記フライホイール本体内部に封入される移動体と、を備え
    前記フライホイール本体は、その内部空間において円周方向に拡がり、当該内部空間における半径方向への前記移動体の移動を制限する移動制限部が形成されている
    ことを特徴とするフライホイール装置。
  2. 前記移動体は、前記充填材よりも比重が大きい
    ことを特徴とする請求項1に記載のフライホイール装置。
  3. 前記移動体は、液状およびゲル状のうちのいずれかの形態を有する物質である
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のフライホイール装置。
  4. 前記移動体は、粉体状の形態を有する物質である
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のフライホイール装置。
  5. 前記移動体は磁性体成分を含有しており、
    前記移動体を、前記フライホイール本体の半径方向の中心側および/または外側に引き寄せる磁石部を備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のフライホイール装置。
  6. 前記フライホイール本体の内部における前記フライホイール本体の回転軸と交差する面のうち少なくともいずれか一方は、前記回転軸を中心とし、当該回転軸と直交する方向に対して角度を有する傾斜面として形成されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のフライホイール装置。
  7. 前記移動制限部は、前記移動体の移動を制限する第1の状態と、前記移動体の移動の制限の度合いが前記第1の状態よりも小さい第2の状態と、の間で遷移可能に構成されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のフライホイール装置。
  8. 前記フライホイール本体は、その内部空間において半径方向に拡がる1つ以上の隔壁が形成されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のフライホイール装置。
  9. 前記フライホイール本体を取り囲むハウジングを備え、
    前記ハウジングおよび前記フライホイール本体のうち、少なくともいずれか一方には、前記一方とは異なる他方に近接するように設けられた接触部を備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のフライホイール装置。
  10. 前記接触部は、前記他方に向かって突出した凸部である
    ことを特徴とする請求項9に記載のフライホイール装置。
  11. 前記他方には、前記凸部が挿入され、前記フライホイール本体が回転するときに前記凸部と接触しない溝部が形成されている
    ことを特徴とする請求項10に記載のフライホイール装置。
JP2011054682A 2011-03-11 2011-03-11 フライホイール装置 Active JP5118221B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011054682A JP5118221B2 (ja) 2011-03-11 2011-03-11 フライホイール装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011054682A JP5118221B2 (ja) 2011-03-11 2011-03-11 フライホイール装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012189171A JP2012189171A (ja) 2012-10-04
JP5118221B2 true JP5118221B2 (ja) 2013-01-16

Family

ID=47082569

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011054682A Active JP5118221B2 (ja) 2011-03-11 2011-03-11 フライホイール装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5118221B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104832594B (zh) * 2014-10-31 2017-10-13 北汽福田汽车股份有限公司 飞轮组件及具有该飞轮组件的发动机
JP2018105229A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 可変イナーシャ及びロータリ圧縮機
CN113719582B (zh) * 2020-05-26 2022-11-22 北京汽车动力总成有限公司 一种发动机的惯性可调储能装置和具有其的车辆
WO2023078595A1 (de) * 2021-11-02 2023-05-11 BURKHARD, Bernardi Hydro-schwungrad und drehkraft-stabilisator hierfür

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5922095B2 (ja) * 1979-11-30 1984-05-24 日本ビクター株式会社 フライホイ−ル
JPS5993547A (ja) * 1982-11-16 1984-05-30 Mitsubishi Electric Corp フライホイ−ル装置
JPS59160832U (ja) * 1983-04-14 1984-10-27 スズキ株式会社 船外機のフライホイ−ル装置
JPS6353034U (ja) * 1986-09-24 1988-04-09
JPS63126589U (ja) * 1987-02-13 1988-08-18
JPS63126638U (ja) * 1987-02-13 1988-08-18
JPH07110051A (ja) * 1993-10-13 1995-04-25 Mitsubishi Heavy Ind Ltd フライホイール
JP3766179B2 (ja) * 1997-05-19 2006-04-12 株式会社リコー フライホイール
JP3712523B2 (ja) * 1998-04-06 2005-11-02 三菱重工業株式会社 制振装置
JP2003500618A (ja) * 1999-05-26 2003-01-07 ドゥレク ダニエル 周期的障害の低減手段を含むエンジン
JP2007002873A (ja) * 2005-06-21 2007-01-11 Special Parts Takegawa:Kk クランクシャフトの支持構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012189171A (ja) 2012-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5118221B2 (ja) フライホイール装置
CN203982303U (zh) 用于提供触觉反馈的系统
US9505032B2 (en) Dynamic mass reconfiguration
JP4939587B2 (ja) 線形振動装置
US9531235B2 (en) Dynamic center of mass
JP5750280B2 (ja) 構造物の制振装置
RU2705619C2 (ru) Система привода для устройства индивидуального ухода и способ ее работы
GB2481092A (en) Thermal imaging camera having a fast electromechanical shutter arrangement
KR102027267B1 (ko) 액체 댐퍼 시스템
WO2018166013A1 (zh) 线性振动马达及电子设备
JP2015084630A (ja) リニア駆動装置、リニア駆動装置を用いた電子機器及び身体装着品
US8156514B2 (en) Auto balancing device and disc chucking device and disc driving device having the same
JP6754498B2 (ja) シフト装置
JP6132555B2 (ja) 振動発生装置
JP2008202726A (ja) レシプロエンジン用のバランサ機構
JP2020108276A (ja) 回転電機のロータ
KR101163611B1 (ko) 선형 진동 발생장치
KR20180055388A (ko) 선형 진동 발생장치
US9350285B2 (en) Vibration generating device
EP2019470B1 (en) Bi-stable magnetic latch with permanent magnet stator
JP6543588B2 (ja) 入力装置
CN111093844A (zh) 高效触觉致动器
KR101472579B1 (ko) 편평형 진동모터의 중량체 및 이를 포함하는 편평형 진동모터
KR101529086B1 (ko) 편평형 진동모터의 중량체 및 이를 포함하는 편평형 진동모터
KR20130111095A (ko) 진동자

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120808

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20120821

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120925

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121018

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5118221

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151026

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250