JP5117432B2 - リング型ネットワークシステム - Google Patents

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Description

この発明は、複数の通信ノードが伝送路を介してリング状に接続されて、データ通信を行なうリング型ネットワークシステムに関し、特に、例えば産業用のサイクリックデータや画像データのように一定の更新期間を要求される用途で、かつ、物理層は汎用のイーサネット(登録商標)などを使用したリング型ネットワークシステムに関するものである。
従来のリング型ネットワークシステムにおいては、複数の通信ノードがリング状に接続されて、全ての通信ノードが自分の送信周期タイミングで非同期にフレームを送信して、データ通信を行なっている。(例えば,特許文献1参照)
特開2007−306542号公報(第4−第7頁、図1-図6)
従来の産業用のネットワークでは、高速大容量通信が必要不可欠であり、且つ、フレーム衝突時のフレーム廃棄もできる限り避けたいというニーズもあるため、送信周期が固定値(パラメータ)の場合、最大接続ノード数を考慮したマージンの大きい送信周期を選択するしかなく、例えば1Gbps等の物理層をもつ通信システムでも、その通信帯域を最大限に活用することができないという問題があった。
上記特許文献1は、周期内で衝突しない送信タイミングを自ら調整し、この調整されたタイミングをベースに送信周期を決定することにより、中継処理と自ノードの送信処理との衝突をゼロにして、フレーム通信遅延のゆらぎをなくし、高速大容量通信を可能にする方式であるが、ネットワーク内の各ノードが自ノードの送信周期タイミングで送信データを確定するので、送信データの同期化ができない、すなわち、取得しようとしたタイミングと異なるタイミングの送信データが取得されることがあるという問題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、中継処理と自ノードの送信処理との衝突をゼロにするとともに、送信データの同期化を図り、取得しようとしたタイミングの送信データが確実に得られるリング型ネットワークシステムを得ることを目的とする。
この発明に係るリング型ネットワークシステムは、複数のノードが伝送路を介してリング状に接続されてリング型ネットワークシステムを構成し、上記複数のノードの内の一つが他のノードの送信データを収集するマスタノードとして動作し、上記他のノードが上記送信データを上記マスタノードに送信するスレーブノードとして動作するリング型ネットワークシステムであって、
上記マスタノードは、ネットワーク上に送信するフレームを生成するフレーム生成部、上記フレームを送信する出力部、上記フレームを送信するタイミングを生成する送信周期生成部、上記スレーブノードからの上記フレームを受信する入力部、上記受信したフレームを一時格納するバッファメモリ、上記受信したデータを格納するデータ保存メモリ、上記バッファメモリのデータを上記データ保存メモリに書き込むメモリ書き込み制御部を備え、上記ネットワーク上に送信するフレームとして、上記スレーブノードそれぞれのデータを自ノードにホールドすることを指示するホールド指示フレーム及び上記自ノードにホールドしたデータの送信を要求するデータ送信要求フレームを順次、上記送信周期生成部が生成する一周期の間に送信し、
上記スレーブノードは、上記マスタノードが送信したフレームを受信する入力部、上記受信したフレームを一時格納するバッファメモリ、上記受信したフレームを次ノードに中継する中継部、送信データを生成するデータ生成部、上記送信データを格納するデータ保存メモリ、上記送信データを上記データ保存メモリに保持させるデータホールド制御部、上記データ保存メモリから送信データを読み出すメモリ読み出し制御部、ネットワーク上に送信する送信データを含むデータフレームを生成するデータフレーム生成部、上記データフレームを送信する出力部、上記データフレームの送信処理と上記中継部による中継処理とが競合した際に上記中継処理を優先させて選択出力する送信選択部を備え、上記ホールド指示フレーム及び上記データ送信要求フレームを上記中継部から上記送信選択部を介して順次次ノードに送信し、上記データ送信要求フレームを受信した後、上記データフレーム生成部で生成したデータフレームを順次次ノードに送信し、
上記マスタノードは、受信した全スレーブノードのデータフレームの上記送信データを自己の上記データ保存メモリに書き込むものであり、
上記マスタノードの片側の上記伝送路上にフレーム廃棄ポイントを設け、上記フレーム廃棄ポイントに隣接するノードはフレーム受信後フレームを廃棄し、上記データフレームが伝送される方向を上記ホールド指示フレーム及び上記データ送信要求フレームの周回方向と逆方向にするものである。
この発明に係るリング型ネットワークシステムによれば、複数のノードが伝送路を介してリング状に接続されてリング型ネットワークシステムを構成し、上記複数のノードの内の一つが他のノードの送信データを収集するマスタノードとして動作し、上記他のノードが上記送信データを上記マスタノードに送信するスレーブノードとして動作するリング型ネットワークシステムであって、
上記マスタノードは、ネットワーク上に送信するフレームを生成するフレーム生成部、上記フレームを送信する出力部、上記フレームを送信するタイミングを生成する送信周期生成部、上記スレーブノードからの上記フレームを受信する入力部、上記受信したフレームを一時格納するバッファメモリ、上記受信したデータを格納するデータ保存メモリ、上記バッファメモリのデータを上記データ保存メモリに書き込むメモリ書き込み制御部を備え、上記ネットワーク上に送信するフレームとして、上記スレーブノードそれぞれのデータを自ノードにホールドすることを指示するホールド指示フレーム及び上記自ノードにホールドしたデータの送信を要求するデータ送信要求フレームを順次、上記送信周期生成部が生成する一周期の間に送信し、
上記スレーブノードは、上記マスタノードが送信したフレームを受信する入力部、上記受信したフレームを一時格納するバッファメモリ、上記受信したフレームを次ノードに中継する中継部、送信データを生成するデータ生成部、上記送信データを格納するデータ保存メモリ、上記送信データを上記データ保存メモリに保持させるデータホールド制御部、上記データ保存メモリから送信データを読み出すメモリ読み出し制御部、ネットワーク上に送信する送信データを含むデータフレームを生成するデータフレーム生成部、上記データフレームを送信する出力部、上記データフレームの送信処理と上記中継部による中継処理とが競合した際に上記中継処理を優先させて選択出力する送信選択部を備え、上記ホールド指示フレーム及び上記データ送信要求フレームを上記中継部から上記送信選択部を介して順次次ノードに送信し、上記データ送信要求フレームを受信した後、上記データフレーム生成部で生成したデータフレームを順次次ノードに送信し、
上記マスタノードは、受信した全スレーブノードのデータフレームの上記送信データを自己の上記データ保存メモリに書き込むものであり、
上記マスタノードの片側の上記伝送路上にフレーム廃棄ポイントを設け、上記フレーム廃棄ポイントに隣接するノードはフレーム受信後フレームを廃棄し、上記データフレームが伝送される方向を上記ホールド指示フレーム及び上記データ送信要求フレームの周回方向と逆方向にするものであるので、すべてのスレーブノードの送信データはマスタノードに同期化し、マスタノードは取得しようとするタイミングの送信データを確実に取得することができる。
この発明の実施の形態1のリング周回イメージを示すブロック図である。 この発明の実施の形態1のホールド指示フレームフォーマットを示す図である。 この発明の実施の形態1のデータ送信要求フレームフォーマットを示す図である。 この発明の実施の形態1のデータフレームフォーマットを示す図である。 この発明の実施の形態1のマスタノード内部を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1のスレーブノード内部を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1のマスタノードの送信/受信処理タイミングを示す図である。 この発明の実施の形態1のスレーブノードの中継/送信処理タイミングを示す図である。 この発明の実施の形態1のフレームの遷移事例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1のマスタノード動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1のスレーブノード動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2のフレーム伝送イメージを示すブロック図である。 この発明の実施の形態2のフレーム伝送イメージ図を示す。 この発明の実施の形態2のマスタノード内部ブロック図を示す。 この発明の実施の形態2のスレーブノード内部ブロック図を示す。 この発明の実施の形態2のマスタノードの送信/受信処理タイミングを示す。 この発明の実施の形態2のスレーブノードの中継/送信処理タイミングを示す。 この発明の実施の形態2のフレームの遷移事例を示す。 この発明の実施の形態3のマスタノード内部ブロック図を示す。 この発明の実施の形態3のフレームの遷移事例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3の図16におけるフレームの遷移事例を示す。 この発明の実施の形態4のマスタノード内部を示すブロック図である。 この発明の実施の形態4のスレーブノード内部を示すブロック図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を、図1〜図11を使用して説明する。図1は、伝送路1上にノード装置100(100−1〜100−n)が接続された構成で、n=4の場合である。ノード#1(100−1)が伝送路1内でパケット送信/受信を行なうマスタノードとして動作し、ノード#2(100−2)〜ノード#4(100−4)は中継/送信を行なうスレーブノードとして動作する場合であり、マスタノードから送信されたフレームが、スレーブノードをリング周回して、マスタノードに受信/廃棄されるまでの遷移事例を示している。
図2は、マスタノードがはじめに伝送路1上を流す、後述のホールド指示フレームのフォーマットを示し、ここではイーサネット(登録商標)(IEEE802.2)の物理ヘッダとRPR(IEEE802.17)のRPRヘッダを使用した例を示す。本発明では、RPRヘッダ内の宛先アドレスと送信元アドレスのいずれにも自ノードのアドレスを入れ、ペイロード(データ部)内にホールド指示パケットを入れ、マスタノードであるノード#1(100−1)が送信したフレームを、リング周回させてノード#1(100−1)で受信し、フレーム廃棄する。
図3は、マスタノードが図2に示したホールド指示フレームを送信した後、伝送路1上を流す後述のデータ送信要求フレームのフォーマットを示しており、ここではイーサネット(登録商標)(IEEE802.2)の物理ヘッダとRPR(IEEE802.17)のRPRヘッダを使用した例を示す。本発明では、RPRヘッダ内の宛先アドレスと送信元アドレスのいずれにも自ノードのアドレスを入れ、ペイロード内にデータ送信要求パケットを入れ、ノード#1(100−1)が送信したフレームを、リング周回させてノード#1(100−1)で受信し、フレーム廃棄する。
図4は、スレーブノードが伝送路上を流すデータフレームのフォーマットを示し、ここではイーサネット(登録商標)(IEEE802.2)の物理ヘッダとRPR(IEEE802.17)のRPRヘッダを使用した例を示す。本発明では、RPRヘッダ内の宛先アドレスにマスタノードのアドレスを入れ、送信元アドレスに自ノードのアドレスを入れ、ペイロード内に書き込むメモリを記載している先頭アドレスパケットと書き込むサイズを記載しているサイズパケットを入れ、スレーブノードであるノード#n(100−n)が送信したフレームを、リング周回してノード#1(100−1)で受信し、フレーム廃棄する。
図5は、ノード#1(100−1)に設定したマスタノードの内部を示すブロック図であり、前ノードから受信したフレームが入力されるフレーム入力部110、入力されたフレームが一時記憶されるバッファメモリ111、バッファメモリ111のデータをデータ保存メモリ119に書き込むメモリ書き込み制御部112、自ノードからフレームを出力するフレーム出力部113、自ノードの送信するフレームを生成するフレーム生成部115、データ保存メモリ(受信領域)119、後述の送信周期Tsを生成する送信周期生成部121を備える。
図6は、ノード#2(100−2)〜ノード#4(100−4)に設定したスレーブノードの内部を示すブロック図であり、前ノードから受信したフレームを入力するフレーム入力部110、入力されたフレームが一時記憶されるバッファメモリ111、自ノードからフレームを出力するフレーム出力部113、自ノードが送信する送信データを含むデータフレームを生成するフレーム生成部115、フレーム入力部110に入力されたフレームをフレーム出力部113に中継するフレーム中継部117、自ノードのデータフレームの送信処理と中継部117を介したフレームの中継処理とが競合する際に中継処理を優先させて選択する送信選択部114、データ保存メモリ118からデータを読み出すメモリ読み出し制御部116、データ保存メモリ(送信領域)118、自ノードの送信データをホールドするデータホールド制御部127、自ノードの送信データを生成するデータ生成部128を備えている。
図7は、マスタノードであるノード#1(100−1)がフレームを送信し、受信するまでの処理タイミングを示す図である。図7を参照して、ネットワークの動作について説明する。図1において、マスタノードとして設定されたノード#1(100−1)は、そのノードの送信周期Tsのタイミングに従い、図2に示したフォーマットのホールド指示フレームを送信し、順次、接続された次ノードに中継していき、中継したスレーブノードは送信データをホールドし、送信したマスタノードに該フレームが返ってきたら、マスタノードは該ホールド指示フレームを廃棄する。次に、ホールド指示フレーム送信後一定時間が経過すると、マスタノードは図3に示したフォーマットのデータ送信要求フレームを送信し、順次、接続された次ノードに中継していき、中継したスレーブノードは図4に示したフォーマットのデータフレームをマスタノードに送信し、マスタノードに該データ送信要求フレームが返ってきたら、マスタノードは該データ送信要求フレームを廃棄する。データフレームをマスタノードが受信した場合は、データ保存メモリ119に書き込み、該データフレームを中継することなく廃棄する。再び、送信周期Tsのタイミングが来たらマスタノードはスレーブノードにホールド指示フレームを送信し、以降上記と同様の動作を繰り返す。
図8は、マスタノードのノード動作を示すフローチャートである。
図8に示したように、マスタノード立ち上がりが完了し、送信周期設定がなされると(S1)、ホールド指示フレームの送信時期になっているかどうかが判断され(S2)、送信時期であればホールド指示フレームが送信される(S3)。さらに、データ送信要求フレームの送信時期になっているかどうかが判断され(S4)、送信時期であればデータ送信要求フレームが送信される(S5)。さらに、受信データフレームがあるかどうかが判断され(S6)、あればバッファメモリーへの書き込みが行われ(S7)、データ保存メモリに受信データが格納される(S8)。さらに、ホールド指示フレームの送信時期になっているかどうかが判断され(S9)、送信時期であればホールド指示フレームが送信される(S3)、以降同様の動作が繰り返される。
次に、マスタノードの動作の詳細を説明する。ホールド指示フレーム送信時には、図5において、送信周期生成部121が送信要求する。この送信要求がある度に、フレーム生成部115でホールド指示、ヘッダ等の情報を付加し、フレーム出力部113が次ノードへ送信する。データ送信要求フレーム送信時には、送信周期生成部121が送信要求する。この送信要求がある度に、フレーム生成部115でデータ送信要求、ヘッダ等の情報を付加し、フレーム出力部113が次ノードへ送信する。データフレーム受信時には、受信データはフレーム入力部110を経由して一旦バッファメモリ111に溜め込まれ、メモリ書き込み制御部112によりデータ保存メモリ(受信領域)119に書き込まれる。この時、該データフレームは次ノードに中継することなく廃棄される。
図9は、スレーブノードであるノード#4(100−4)がフレームを中継、送信するまでの処理タイミングを示す図である。図9を参照して、スレーブノードの動作の詳細を説明する。ホールド指示フレーム中継時には、図6において、前ノードから受信された該ホールド指示フレームは入力部110を経由し、一旦バッファメモリ111に溜め込まれ、フレーム中継部117を経由し、送信選択部114に送信要求を出して許可が得られてから、フレーム出力部113を経由して、次ノードに経由させる。入力部110を該ホールド指示フレームが経由する時、入力部110はデータホールド要求をデータホールド制御部127に出し、データホールド制御部127はデータ生成部128のデータをホールドさせ、データ保存メモリ(送信領域)118に書き込む。データ送信要求フレーム中継時には、前ノードから受信された該データ送信要求フレームは入力部110を経由し、一旦バッファメモリ111に溜め込まれ、フレーム中継部117を経由し、送信選択部114に送信要求を出して許可が得られてから、フレーム出力部113を経由して、次ノードに経由させる。入力部110を該データ送信要求フレームが経由する時、入力部110はデータ送信要求をメモリ読み出し制御部116に出し、メモリ読み出し制御部116がデータ保存メモリ(送信領域)118から自ノードの送信データを読み出し、フレーム生成部115で先頭アドレス、サイズ、ヘッダ等の情報を付加し、送信選択部114に送信要求を出して許可が得られてから、フレーム出力部113を経由して次ノードに送信する。前ノードからのデータフレームを受信した時には、受信された該データフレームは入力部110を経由し、一旦バッファメモリ111に溜め込まれ、フレーム中継部117を経由し、送信選択部114に送信要求を出して許可が得られてから、フレーム出力部113を経由して、次ノードに経由させる。
図10は、スレーブノードのノード動作を示すフローチャートである。
図10に示したように、マスタノード立ち上がりが完了し、ホールド指示フレームを受信したかどうかが判断され(S1)、受信されるとデータがホールドされる(S2)とともに、ホールド指示フレームの中継処理がなされ(S3)、さらに、データ送信要求フレームを受信したかどうかが判断され(S4)、受信していればデータ送信要求フレームの中継処理がされる(S5)。さらに、データフレームが受信されたかどうかが判断され(S6)、受信されていればバッファメモリーへの書き込みが行われ(S7)、データフレームの中継処理が行われ(S8)、データフレームが送信され(S9)、S1に戻る。S6において、データフレームを受信していなければ、S9に進む。また、S2及びS3以降の処理は並列に処理され、S3及びS9以降はS1に戻り同様の処理が繰り返される。
次に、リング周回するフレームの遷移事例を図11を参照して説明する。図11において、横軸に時間経過を示し、ノード#1〜#4の処理時間をそれぞれ横棒で示す。ノード#1がマスタノード、#2〜#4がスレーブノードの場合、ホールド指示フレームはノード#2→#3→#4を経由して、自ノード#1で該フレームは受信後に廃棄される。データ送信要求フレームも同様に、ノード#2→#3→#4を経由して、自ノード#1で該フレームは受信後に廃棄される。該フレームを中継したスレーブノードは、前ノードからのデータフレーム中継後、順次マスタノード宛にデータフレームを送信し、データ送信要求フレームはマスタノードで受信後に廃棄される。
以上のように、この実施の形態1ではマスタノードが全スレーブノードにおける一周期内での送信データのホールド及び送信を制御するので、中継処理と自ノードの送信処理との衝突をゼロにするとともに、全てのスレーブノードの送信データはマスタノードに同期化し、マスタノードは取得しようとするタイミングの送信データを確実に取得することができる。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、ホールド指示フレーム、データ送信要求フレーム及びデータフレーム全てが同一方向にリング周回する場合について述べたが、図12、図13に示すように、マスタノードの片側の伝送路1上にフレーム廃棄ポイントBP(ブロックポイント)を設け、フレーム廃棄ポイントBPに隣接するノードはフレーム受信後フレーム廃棄を行ない、データフレームが伝送される方向を図13に示すようなホールド指示フレーム、データ送信要求フレームの周回方向と逆方向にすることで、通信データの同期を取ることができるだけでなく、フレームの中継とフレームの送信との競合が発生しないようにできるため、マスタノードがデータを収集する周期を短くすることができ、リアルタイム性が向上し、ネットワーク通信帯域を最大限に活用でき、さらに、通信バッファを削減することもできる。
図14は、本実施の形態2のマスタノード内部を示すブロック図で、図5の前ノード側にあったフレーム入力部110を次ノード側に移し、フレーム廃棄ポイントBPを伝送路1上に設定するためのBP設定部130を設けている。フレーム廃棄ポイントBPはリング構成時に設定する。
図15は、この実施の形態2のスレーブノード内部を示すブロック図で、図6を基本に説明する。データフレームを前ノードへ送信し、次ノードから中継するため、次ノード側にもフレーム入力部110を設け、前ノード側にもフレーム出力部113を設け、送信選択部114を前ノード側へ移した構成とする。ホールド指示フレーム、データ送信要求フレームを中継時には、前ノードから受信された該ホールド指示フレーム及びデータ送信要求フレームは前ノード側の入力部110を経由し、フレーム中継部117を経由し、次ノード側のフレーム出力部113を経由して次ノードに中継される。次ノードからのデータフレーム中継時には、受信された該データフレームは次ノード側の入力部110を経由し、フレーム中継部117を経由し、送信選択部114に中継要求を出して許可が得られてから、前ノード側のフレーム出力部113を経由して前ノードに中継させる。
図16は、図12及び図13において、マスタノードであるノード#1がフレームを送信し、受信するまでの処理タイミングである。横軸に時間経過を示す。図16に示したように、ノード#1がノード#2,#3,#4のデータフレームを受信するタイミングを早くすることができる。
図17は、図12及び図13において、スレーブノード#2がフレームを中継し、送信するまでの処理タイミングを示す図である。横軸に時間経過を示す。ノード#2は、ホールド指示フレーム及びデータ送信要求フレームを中継し、自ノードのデータフレームをマスタノードに送信し、中継されてきたノード#3及び#4データフレームをマスタノードに中継する。
図18は、図12及び図13において、リング上を伝送するフレームの遷移事例を示すイメージ図である。横軸に時間経過を示し、ノード#1〜#4の処理時間をそれぞれ横棒で示す。ノード#1がマスタノードの場合、ホールド指示フレームはノード#2からノード#3を経由して、BPに隣接しているノード#4で受信後に廃棄される。データ送信要求フレームも同様に、ノード#2からノード#3を経由して、BPに隣接しているノード#4で受信後に廃棄される。該ホールド指示フレーム及びデータ送信要求フレームを中継または受信したノードは、順次、マスタノード宛にデータフレームを送信し、次ノードからの受信データフレームがあれば中継し、該データフレームはマスタノードで受信後に廃棄される。
実施の形態3.
上記実施の形態1及び2では、送信周期タイミングに従い安定的に通信できている状態について述べたが、伝送路障害によりフレームが消失した場合、上記実施の形態1及び2ではその周期内でデータフレームをマスタノードが受信できなくなることが考えられる。このような場合に備え、一連の動作を1周期内に2度行なうことで、予め決められた送信周期内でデータフレームを受信することができる。
図19は、この実施の形態3のマスタノード内部を示すブロック図で、フレーム廃棄ポイントBPを設定した図14を基本に説明する。一連の動作を1周期内に2度行なうため、送信周期生成部121と同期しているフレーム生成指示部131を設け、フレーム生成指示部131は送信周期生成部121が生成する一周期の間に2回目のホールド指示フレームとデータ送信要求フレームを生成するようにフレーム生成部115に要求する。
図20は、この発明の実施の形態3のフレームの遷移事例を示すブロック図である。図20において、伝送路障害により1度フレームが消失した場合でも、次の送信周期が来るまで待つことなく、1周期内でスレーブノードがマスタノードからのフレームを受信することができる。
図21は、この発明の実施の形態3のフレームの遷移事例を示すブロック図である。図21において、伝送路障害により1度フレームが消失した場合でも、次の送信周期が来るまで待つことなく、1周期内でマスタノードがスレーブノードからのフレームを受信することができる。
この実施の形態3によれば、ホールド指示フレーム送信、データ送信要求フレーム送信、データフレーム送信のどれにおいても2度行なうことにより、フレームの取りこぼしなく、1周期内にマスタノードがデータフレームを受信することができる。伝送路障害によるフレーム消失が発生しなかった場合は、同じ受信データがマスタノードのデータ保存メモリに上書きされる。
実施の形態4.
上記実施の形態1〜3では、マスタノードがデータを受信するのみの場合について述べたが、マスタノードにデータ送信機能を設け、スレーブノードにデータ受信機能を設けることで、マスタノード、スレーブノード共にデータの送受信をすることができる。
図22は、この実施の形態4のマスタノード内部を示すブロック図で、マスタノードのデータ保存メモリ119に送信領域を設け、この送信領域の送信データを読み出すメモリ読み出し制御部116を設け、マスタノードがデータ送信できるようにしたものである。
図23は、この実施の形態4のスレーブノード内部を示すブロック図で、スレーブノードのデータ保存メモリ118に受信領域を設け、この受信領域に受信したマスタノードの送信データを書き込むメモリ書き込み制御部112を設け、スレーブノードがデータを受信できるようにしたものである。
この発明に係るリング型ネットワークシステムは、電力発電等のプラントの管理に有効に利用することができる。
1 伝送路、100−1 マスタノード(ノード#1)、
100−2,100−3,100−4 スレーブノード(ノード#2,#3,#4)、
110 フレーム入力部、111 バッファメモリ、112 メモリ書き込み制御部、
113 フレーム出力部、114 送信選択部、115 フレーム生成部、
116 メモリ読み出し制御部、117 中継部、118,119 データ保存メモリ、121 送信周期生成部、127 データホールド制御部、128 データ生成部、
130 BP設定部、131 フレーム生成指示部。

Claims (3)

  1. 複数のノードが伝送路を介してリング状に接続されてリング型ネットワークシステムを構成し、上記複数のノードの内の一つが他のノードの送信データを収集するマスタノードとして動作し、上記他のノードが上記送信データを上記マスタノードに送信するスレーブノードとして動作するリング型ネットワークシステムであって、
    上記マスタノードは、ネットワーク上に送信するフレームを生成するフレーム生成部、上記フレームを送信する出力部、上記フレームを送信するタイミングを生成する送信周期生成部、上記スレーブノードからの上記フレームを受信する入力部、上記受信したフレームを一時格納するバッファメモリ、上記受信したデータを格納するデータ保存メモリ、上記バッファメモリのデータを上記データ保存メモリに書き込むメモリ書き込み制御部を備え、上記ネットワーク上に送信するフレームとして、上記スレーブノードそれぞれのデータを自ノードにホールドすることを指示するホールド指示フレーム及び上記自ノードにホールドしたデータの送信を要求するデータ送信要求フレームを順次、上記送信周期生成部が生成する一周期の間に送信し、
    上記スレーブノードは、上記マスタノードが送信したフレームを受信する入力部、上記受信したフレームを一時格納するバッファメモリ、上記受信したフレームを次ノードに中継する中継部、送信データを生成するデータ生成部、上記送信データを格納するデータ保存メモリ、上記送信データを上記データ保存メモリに保持させるデータホールド制御部、上記データ保存メモリから送信データを読み出すメモリ読み出し制御部、ネットワーク上に送信する送信データを含むデータフレームを生成するデータフレーム生成部、上記データフレームを送信する出力部、上記データフレームの送信処理と上記中継部による中継処理とが競合した際に上記中継処理を優先させて選択出力する送信選択部を備え、上記ホールド指示フレーム及び上記データ送信要求フレームを上記中継部から上記送信選択部を介して順次次ノードに送信し、上記データ送信要求フレームを受信した後、上記データフレーム生成部で生成したデータフレームを順次次ノードに送信し、
    上記マスタノードは、受信した全スレーブノードのデータフレームの上記送信データを自己の上記データ保存メモリに書き込むものであり、
    上記マスタノードの片側の上記伝送路上にフレーム廃棄ポイントを設け、上記フレーム廃棄ポイントに隣接するノードはフレーム受信後フレームを廃棄し、上記データフレームが伝送される方向を上記ホールド指示フレーム及び上記データ送信要求フレームの周回方向と逆方向にすることを特徴とするリング型ネットワークシステム。
  2. 上記マスタノード内に、上記フレーム生成部が上記一周期内に上記ホールド指示フレーム及び上記データ送信要求フレームを再度生成することを要求するフレーム生成指示部を備えることを特徴とする請求項1に記載のリング型ネットワークシステム。
  3. 上記マスタノード内のデータ保存メモリに、送信データを格納する領域を設け、該送信データを読み出すメモリ読み出し制御部を設け、上記スレーブノード内のデータ保存メモリに、上記マスタノードの送信データを格納する領域を設け、上記スレーブノード内に、上記マスタノードの送信データを書き込むメモリ書き込み制御部を設け、上記マスタノードは自己の送信データを上記ネットワーク上に送信することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のリング型ネットワークシステム。
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