JP5115806B2 - 無線通信装置のアンテナ結合構造 - Google Patents

無線通信装置のアンテナ結合構造 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信装置のアンテナ結合構造に関し、特に、耐圧防爆構造に関するものである。
通信方法に関し、有線通信と比較して通信ケーブルのコストを低減できる無線通信が一般に知られている。そして、無線通信可能なアンテナを結合した無線通信装置は、爆発性ガス(例えば、水素ガス、エチレンガス)などが存在する屋外の危険場所に設置される場合がある。このとき、無線通信装置の内部で爆発が起こった場合、内部爆発による火花が外部の爆発性ガスに引火しないように、無線通信装置には、火花を外部に漏らさない耐圧防爆構造が必要とされる。
屋外の危険場所に設置された耐圧防爆構造の無線通信装置について図4を用いて説明する。図4は無線通信装置90の縦断面図である。
図4において、無線通信装置90は、容器10、アンテナカバー30、アンテナ50、電線60およびFM受信機70などを備えている。
容器10は開口部を有し、めねじ20が開口部に設けられている。アンテナカバー30は円筒形状であって、一端が閉塞、他端が開放されていて、他端の外周部分におねじ40が設けられている。
容器10のめねじ20がアンテナカバー30のおねじ40に螺合して、容器10がアンテナカバー30と一体となる。そして、容器10とアンテナカバー30は同一の内部空間を有して、耐圧防爆構造が実現される。
アンテナカバー30内部にアンテナ50が設けられ、アンテナ50は、電線60を介して、容器10内部のFM受信機70に接続される。FM受信機70は、外部に施設された伝送線路80a、80bに接続される。なお、アンテナカバー30は、電波を透過する材質から作られていて、アンテナ50は、アンテナカバー30を介して電波を送受信する。
つぎに、耐圧防爆構造の無線通信装置のアンテナ結合構造について図5を用いて説明する。図5はアンテナ結合構造を示す縦断面図である。
図5において、容器100は、側壁101に開口部を有し、めねじ102が開口部に設けられている。また、開口部周辺に、複数のねじ穴103が設けられている。
防爆コネクタ110は貫通穴を有し、一端の外周部分(下側)におねじ111が設けられるとともに、他端の外周部分(上側)におねじ112が設けられている。側壁101のめねじ102が、防爆コネクタ110のおねじ111に螺合する。
コネクタ押さえ130は、側壁101と防爆コネクタ110を押さえ、ねじ140は、ねじ穴103に螺合することによって、コネクタ押さえ130を固定する。
アンテナソケット121は、内周部分にめねじが設けられている。このめねじが、防爆コネクタ110のおねじ112に螺合することによって、アンテナ120が固定される。
アンテナ120は、防爆コネクタ110の貫通穴内部に設けられたコンタクト150を介して、無線ユニット160に接続される。防爆コネクタ110の貫通穴には固化絶縁樹脂170が充填されている。
そして、容器100と防爆コネクタ110によって、耐圧防爆構造が実現される。すなわち、側壁101のめねじ102と防爆コネクタ110のおねじ111とが螺合している部分(距離L)によって、容器100の内部爆発による火花が外部に漏れることを防止する。一方、アンテナ120は耐圧防爆構造ではない。
なお、特許文献1には、図4で説明した無線通信装置と同様の無線通信装置について、特許文献2には、図5で説明したアンテナ結合構造と同様のアンテナ結合構造について記載されている。
特開平9−182284号公報 特許第3257427号公報
ところで、図4の無線通信装置90は、容器10とアンテナカバー30とが一体となり、同一の内部空間を有して耐圧防爆構造を実現するため、容器10およびアンテナカバー30は、耐圧防爆構造内部の爆発によって破損しないで、火花を外部に漏らさないことが必要になる。
このため、アンテナカバー30は、その壁を、爆発圧に耐えうる厚さにする必要がある。耐圧防爆構造内部の容積は、容器10の容積とアンテナカバー30の容積との合計になり、爆発圧はこの容積に応じた大きさになる。したがって、爆発圧は大きくなるため、アンテナカバー30の壁を厚くする必要がある。
一方、アンテナカバー30の壁を厚くすると、アンテナカバー30の電波透過率が低下するため、アンテナ50に到達する受信電波の強度が低下するとともに、アンテナ50から外部へ伝播する送信電波の強度が低下して、無線通信装置90の無線通信感度が低下することがある。
また、図5のアンテナ結合構造において、アンテナ120は耐圧防爆構造ではないため、無線ユニット160からアンテナ120へ供給される電気エネルギーによって、アンテナ120内部に滞留する爆発性ガスが引火するのを防止する必要がある。このため、アンテナ120へ供給する電気エネルギーを、爆発性ガスが引火するエネルギー未満に制限する安全保持回路を無線ユニット160に設ける必要がある。
本発明の目的は、アンテナ部分を耐圧防爆構造にするとともに、無線通信感度を向上させる無線通信装置のアンテナ結合構造を提供することである。
このような目的を達成するために、請求項1の発明は、
アンテナが結合される無線通信装置のアンテナ結合構造において、
前記無線通信装置の容器の開口部と嵌合する第1継手部材と、
この第1継手部材と嵌合する第2継手部材と、
前記アンテナを覆うとともに、前記第2継手部材に接続されるアンテナカバーと、
前記第2継手部材の内部空間の全部または一部に充填される樹脂と、
を備え
前記容器及び前記第1継手部材の内部を第1耐圧防爆室にするとともに、前記アンテナカバーの内部を第2耐圧防爆室にする、
ことを特徴とする。
請求項2の発明は
アンテナが結合される無線通信装置のアンテナ結合構造において、
前記無線通信装置の容器の開口部と嵌合する第1継手部材と、
この第1継手部材と嵌合する第2継手部材と、
前記アンテナを覆うとともに、前記第2継手部材に接続されるアンテナカバーと、
前記第2継手部材の内部空間の全部または一部に充填される樹脂と、
を備え、
前記第1および第2継手部材の材料は金属である、
ことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の発明において、
前記第1継手部材の線膨張係数は、前記第2継手部材の線膨張係数と同一またはほぼ等しいことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明において、
前記第2継手部材および前記第1継手部材の内部を通って、前記容器内部の回路に前記アンテナを接続する電線を備え、
前記樹脂が、前記電線の被覆を除去した導線部分に固着した、
ことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明において、
前記容器の開口部と前記第1継手部材との隙間、前記第1継手部材と前記第2継手部材との隙間、および前記第2継手部材と前記アンテナカバーとの隙間にシール部材を備えた、
ことを特徴とする。
本発明によれば、容器と独立に、アンテナ部分を耐圧防爆構造にするとともに、無線通信感度を向上させる無線通信装置のアンテナ結合構造を実現できる。
[第1の実施例]
第1の実施例について図1を用いて説明する。化学プラントなどのプロセス制御において、無線通信装置として、例えば、無線通信可能なアンテナを結合した圧力伝送器(以下、「無線圧力伝送器」という)が用いられる。無線圧力伝送器(無線通信装置)295について、その外観図である図1を用いて説明する。なお、図1(a)は正面図、(b)は右側面図である。
図1(a)(b)において、無線圧力伝送器295は、容器200、第1継手部材210、第2継手部材220(図2参照)、アンテナカバー230、アンテナ240(図2参照)、ナット245、回路260(図2参照)、固定ねじ270、圧力検知部290および表示器291などを備えている。
容器200は、回路260および表示器291などを収容し、容器200の左上部には、第1継手部材210、第2継手部材220、ナット245を介して、アンテナ240を覆うアンテナカバー230が結合される。なお、このアンテナ結合構造の詳細は、図2を用いて後述する。また、圧力センサ(図示しない)を備えた圧力検知部290が、容器200の下部に接続される。
無線圧力伝送器295の動作を説明する。まず圧力測定について説明する。圧力検知部290の圧力センサは、被測定対象の圧力を信号に変換し、この変換信号を回路260に出力する。回路260は、受け取った変換信号に基づいて被測定対象の圧力値を求める。そして、表示器291が圧力値を表示する。
無線通信について説明する。無線圧力伝送器295が外部のホスト装置(図示しない)などと無線通信を行うために、回路260はアンテナ240に通信信号(例えば圧力値を表す信号)を送り、アンテナ240は通信信号を電波に変換して送信する。また、アンテナ240はホスト装置からの電波を受信し、通信信号に変換して回路260に出力する。回路260は、受け取った通信信号に基づいて、例えばパラメータの設定を行う。
つぎに、アンテナ結合構造について、図2を用いて説明する。図2は、容器200(左上部)、第1継手部材210、第2継手部材220、アンテナカバー230、アンテナ240およびナット245などを用いたアンテナ結合構造を表す部分拡大断面図である。
図2において、容器200は開口部201を有し、開口部201は、例えば円筒形状であって、貫通穴を有する。なお、容器200において、開口部201以外の部分は密閉されている。
第1継手部材210は、例えば円筒形状であって、中央付近で屈曲し、貫通穴を有する。第1継手部材210の一端(下側)の外径は、他端(上側)の外径より小さい。また、他端の外周部分におねじ213が設けられている。そして、開口部の内周面201に、第1継手部材210の一端の第1外周面211が嵌合されて、第1継手部材210が容器200に結合する。なお、固定ねじ270が、開口部201の先端近傍のねじ穴に螺合して、第1継手部材210の外周面を押すことによって、開口部201から抜けないように第1継手部材210を固定する。
第2継手部材220は、例えば円筒形状であって、貫通穴を有する。第2継手部材220の内周部分(上側)にめねじ222が設けられている。そして、第2継手部材220の一端(下側)の第2外周面221が、第1継手部材210の他端の第1内周面212に嵌合して、第2継手部材220が第1継手部材210に結合する。
アンテナカバー230は、例えば円筒形状であって、一端(下側)が開放、他端(上側)が閉塞されていて、一端の外周部分におねじ231が設けられるとともに、一端の近傍はフランジ232の形状をしている。そして、アンテナカバー230のおねじ231が、第2継手部材220のめねじ222に螺合して、アンテナカバー230が第2継手部材220に接続する。また、アンテナカバー230と第2継手部材220との接続は、フランジ232を第2継手部材220に、ねじ(図示しない)で止めてもよい。
アンテナ240は、アンテナカバー230に覆われ、アンテナカバー230の一端の内側に接着固定される。なお、アンテナカバー230は、プラスチックなどの電波を透過する材質から作られていて、アンテナ240は、アンテナカバー230を介して電波を送受信する。
ナット245は、例えば円筒形状であって、貫通穴を有する。ナット245の一端(下側)の内周部分にめねじ246が設けられている。そして、アンテナカバー230にナット245の貫通穴を通し、アンテナカバー230のフランジ232および第2継手部材220をナット245で押さえる。ナット245のめねじ246が、第1継手部材210のおねじ213に螺合して、ナット245が、アンテナカバー230のフランジ232および第2継手部材220を介して、第1継手部材210に結合する。
アンテナ240に接続された電線250は、第2継手部材220および第1継手部材210の内部を通って、回路260に接続される。
第2継手部材220の内部空間の全部または一部に、エポキシ樹脂などの樹脂255が充填される。例えば、樹脂255の充填は、アンテナカバー230、アンテナ240、電線250および第2継手部材220が結合された単体の状態で、第2継手部材220の一端の貫通穴から充填することができる。
第1シール部材280は、容器200の開口部201と第1継手部材210との隙間、具体的には、開口部の内周面201と第1継手部材210の第1外周面211との隙間に備えられている。
第2シール部材281は、第1継手部材210と第2継手部材220との隙間、具体的には、第1継手部材210の第1内周面212と第2継手部材220の第2外周面221との隙間に備えられている。
第3シール部材282は、第2継手部材220とアンテナカバー230との隙間、具体的には、第2継手部材220のめねじ222近傍とアンテナカバー230のおねじ231近傍との隙間に備えられている。
なお、第1シール部材280、第2シール部材281および第3シール部材282には、Oリング(オーリング)などが用いられる。
つぎに、図2のアンテナ結合構造の耐圧防爆構造について説明する。開口部の内周面201と第1継手部材210の第1外周面211との嵌合によって、防爆隙間が形成される(以下、「第1防爆隙間」という)。
第2継手部材220の第2外周面221と第1継手部材210の第1内周面212との嵌合によって、防爆隙間が形成される(以下、「第2防爆隙間」という)。なお、第1および第2防爆隙間は、幅を狭くし、長さを長くすることによって、内部爆発による火花の外部への漏れを防止する。
第2継手部材220の内部空間に充填および固着された樹脂255は、その固着接合部の奥行きの長さ(縦方向の厚さ)によって、内部爆発による火花の外部への漏れを防止する。火花の漏れを防止できる奥行きの長さであれば、樹脂255の充填は、第2継手部材220の内部空間の一部であってもよい。
そして、第1防爆隙間、第2防爆隙間および樹脂255によって、容器200および第1継手部材210の内部の耐圧防爆構造を実現でき、この内部を第1耐圧防爆室205という。第1耐圧防爆室205と独立に、樹脂255によって、アンテナカバー230内部の耐圧防爆構造を実現でき、この内部を第2耐圧防爆室235という。
本実施例によれば、容器200を耐圧防爆構造(第1耐圧防爆室205)にするとともに、容器200と独立に、アンテナ部分を耐圧防爆構造(第2耐圧防爆室235)にすることができる。これによって、無線圧力伝送器295は、屋外の危険場所に設置することができる。
また、第2耐圧防爆室235の容積は、第1耐圧防爆室205の容積より小さい。このため、第2耐圧防爆室235内部の爆発圧は、第1耐圧防爆室205内部の爆発圧より小さく、図4の容器10およびアンテナカバー30内部の爆発圧より小さくなる。したがって、アンテナカバー230の壁は、第2耐圧防爆室235内部の爆発圧に耐えうる厚さであればよいので、薄くすることができる。アンテナカバー230の壁を薄くすることによって、アンテナカバー230の電波透過率は向上し、無線圧力伝送器295の無線通信感度を向上させることができる。
また、アンテナ部分は耐圧防爆構造(第2耐圧防爆室235)であるため、無線圧力伝送器295は、回路260からアンテナ240へ供給する電気エネルギーを制限する安全保持回路を必要としない。このため、安全保持回路のコストおよび設置スペースが低減できる。
つぎに、第1継手部材210および第2継手部材220の材料について説明する。第1継手部材210の線膨張係数が、第2継手部材220の線膨張係数と同一またはほぼ等しければ好ましい。例えば、第1継手部材210と第2継手部材220の材料が同一、または、異なる材料であっても互いの線膨張係数がほぼ等しい材料であればよい。
無線圧力伝送器295の周囲温度が変化したとき、第1継手部材210および第2継手部材220は膨張または収縮する。このとき、互いの線膨張係数が同一またはほぼ等しければ、同じ様に膨張または収縮して、第2防爆隙間の幅は大きく変化しないため、防爆隙間を確保して、耐圧防爆構造を維持することができるからである。したがって、周囲温度が変化しても、防爆隙間を確保できる程度に、互いの線膨張係数がほぼ等しければよい。
なお、もし第2継手部材220を用いないで、アンテナカバー230を第1継手部材210に嵌合して防爆隙間を形成すると、アンテナカバー230の材料がプラスチックおよび第1継手部材210の材料が金属の場合、互いの線膨張係数は異なるため、周囲温度が大きく変化したとき、防爆隙間を確保できず、耐圧防爆構造を維持することができないことがある。
ここで、第1継手部材210と第2継手部材220の材料が異なる場合について例示する。第1継手部材210の材料がステンレス、第2継手部材220の材料が黄銅の場合、それぞれの線膨張係数は、17×10-6(/℃)、19×10-6(/℃)であって、ほぼ等しい。
第2継手部材220の第2外周面221の外径と第1継手部材210の第1内周面212の内径は約24mmとする。線膨張係数の差は2×10-6(/℃)であり、周囲温度が120℃変化したとき、第2防爆隙間の幅は約0.0058mm変化する(2×10-6×120×24)。この変化分に、第2外周面221の外径と第1内周面212の内径の寸法公差を加えても、防爆隙間を確保して、耐圧防爆構造を維持することが可能となる。
一方、もし第2継手部材220を用いないで、アンテナカバー230を第1継手部材210に嵌合して防爆隙間を形成すると、第1継手部材210の材料がステンレス、アンテナカバー230の材料がプラスチック樹脂の場合、それぞれの線膨張係数は、17×10-6(/℃)、3×10-5(/℃)である。
この場合、周囲温度変化による防爆隙間の幅の変化を同様に計算すると、線膨張係数の差は13×10-6(/℃)であり、周囲温度が120℃変化したとき、防爆隙間の幅は約0.037mm変化する(13×10-6×120×24)。この変化分に同様の寸法公差を加えると、防爆隙間を確保できず、耐圧防爆構造を維持することができないことがある。
また、第1継手部材210および第2継手部材220の材料は、ステンレスなどの金属が好ましい。金属は衝撃力などに強いため、第1継手部材210および第2継手部材220は、内部爆発によって破損しないで、火花を外部に漏らさず、耐圧防爆構造を維持することができるからである。なお、内部爆発によって破損しなければ、第1継手部材210および第2継手部材220の材料は、他の材料とすることもできる。
なお、同様に、容器200の線膨張係数が、第1継手部材210の線膨張係数と同一またはほぼ等しく、また、容器200の材料は金属が好ましい。容器200は、周囲温度が変化しても、第1防爆隙間を確保して耐圧防爆構造を維持することができ、また、内部爆発によって破損しないからである。
また、第1シール部材280、第2シール部材281および第3シール部材282によって、雨水などが、無線圧力伝送器295内部に浸入するのを防止して、無線圧力伝送器295は、屋外の危険場所に設置することができる。
[第2の実施例]
第2の実施例について図3を用いて説明する。図3は、第2継手部材220、樹脂255および電線250の部分拡大断面図である。
図3において、電線250の被覆251の一部分が除去されて、内部の導線252が剥き出しになっている。そして、樹脂255が、導線252および被覆251に固着している。
前述したように、通常、樹脂255によって耐圧防爆構造を実現できるため、電線250の被覆251の一部分を除去しなくてもよい。しかしながら、電線250の内部において、被覆251と導線252との間には僅かな空間(以下、「電線内空間」という)が存在する。電線内空間が大きければ、容器200内部(第1耐圧防爆室205)の爆発圧が、電線内空間を通ってアンテナカバー230内部(第2耐圧防爆室235)に伝達される場合がある。これによって、アンテナカバー230内部の爆発圧が増加して、アンテナカバー230が破損して、火花が外部に漏れる場合が考えられる。
本実施例によれば、電線内空間を通って上がってくる容器200内部の爆発圧は、導線252に固着された樹脂255(A部)によって遮断されることによって、アンテナカバー230内部(第2耐圧防爆室235)への爆発圧の伝達が防止されるとともに、アンテナカバー230内部の爆発圧の増加が防止されて、耐圧防爆構造を維持できる。
なお、本発明は、前述の実施例に限定されることなく、その本質を逸脱しない範囲で、さらに多くの変更および変形を含む。また、前述した各構成要素の組み合わせ以外の組み合わせを含むことができる。
本発明を適用した無線圧力伝送器(無線通信装置)の外観図の例である。なお、(a)は正面図、(b)は右側面図である。 図1の無線圧力伝送器のアンテナ結合構造を表す部分拡大断面図の例である。 第2継手部材、樹脂および電線の部分拡大断面図の例である。 背景技術で示した無線通信装置の縦断面図の例である。 背景技術で示したアンテナ結合構造を示す縦断面図の例である。
符号の説明
200 容器
201 開口部
210 第1継手部材
220 第2継手部材
230 アンテナカバー
240 アンテナ
245 ナット
250 電線
251 被覆
252 導線
255 樹脂
260 回路
280 第1シール部材
281 第2シール部材
282 第3シール部材
295 無線圧力伝送器(無線通信装置)

Claims (5)

  1. アンテナが結合される無線通信装置のアンテナ結合構造において、
    前記無線通信装置の容器の開口部と嵌合する第1継手部材と、
    この第1継手部材と嵌合する第2継手部材と、
    前記アンテナを覆うとともに、前記第2継手部材に接続されるアンテナカバーと、
    前記第2継手部材の内部空間の全部または一部に充填される樹脂と、
    を備え
    前記容器及び前記第1継手部材の内部を第1耐圧防爆室にするとともに、前記アンテナカバーの内部を第2耐圧防爆室にする、
    ことを特徴とする無線通信装置のアンテナ結合構造。
  2. アンテナが結合される無線通信装置のアンテナ結合構造において、
    前記無線通信装置の容器の開口部と嵌合する第1継手部材と、
    この第1継手部材と嵌合する第2継手部材と、
    前記アンテナを覆うとともに、前記第2継手部材に接続されるアンテナカバーと、
    前記第2継手部材の内部空間の全部または一部に充填される樹脂と、
    を備え、
    前記第1および第2継手部材の材料は金属である、
    ことを特徴とする無線通信装置のアンテナ結合構造。
  3. 前記第1継手部材の線膨張係数は、前記第2継手部材の線膨張係数と同一またはほぼ等しいことを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信装置のアンテナ結合構造。
  4. 前記第2継手部材および前記第1継手部材の内部を通って、前記容器内部の回路に前記アンテナを接続する電線を備え、
    前記樹脂が、前記電線の被覆を除去した導線部分に固着した、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の無線通信装置のアンテナ結合構造。
  5. 前記容器の開口部と前記第1継手部材との隙間、前記第1継手部材と前記第2継手部材との隙間、および前記第2継手部材と前記アンテナカバーとの隙間にシール部材を備えた、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の無線通信装置のアンテナ結合構造。
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