JP5115512B2 - ポリエステルの製造装置 - Google Patents
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Description
(1)ジカルボン酸またはその誘導体とグリコールからポリエステルを連続的に製造する装置であって、
ジカルボン酸またはその誘導体とグリコールとを含む被処理液を反応させてオリゴマーを製造する第1反応器、オリゴマーを縮重合させてプレポリマーを製造する第2反応器、ならびにプレポリマーを更に縮重合させてポリマーを製造する第3反応器を備え、
第3反応器が、複数の中空同心円とこれらを径方向に接続するリブでなる同心円集合体、および同心円集合体を回転軸方向に接続するサポートからなる骨格を有し、リブとサポートで規定される面、同心円最外周とサポートで規定される面、および/またはリブと同心円最外周で規定される面に、平板、穿孔平板、メッシュ、またはワイヤー群が設置された攪拌翼を有する攪拌装置を備えることを特徴とする、前記装置。
(2)第3反応器の攪拌装置が、リブとサポートで規定される面、同心円最外周とサポートで規定される面、およびリブと同心円最外周で規定される面のうち、平板、穿孔平板、メッシュ、またはワイヤー群が設置されている面が異なっている3種以上の攪拌翼を有することを特徴とする、(1)記載の装置。
(3)第3反応器の攪拌装置が、第2反応器からプレポリマーが導入される領域において、少なくとも同心円最外周とリブで規定される面に、平板または穿孔平板が設置された攪拌翼を有し、それより後段の領域において、少なくとも同心円最外周とサポートで規定される面に穿孔平板またはメッシュが設置されているが、同心円最外周とリブで規定される面は開口している攪拌翼を有し、それより後段の領域において、少なくともリブとサポートで規定される面に、メッシュまたはワイヤー群が設置された攪拌翼を有することを特徴とする、(2)記載の装置。
(4)第3反応器の攪拌装置が、第2反応器からプレポリマーが導入される領域において、リブとサポートで規定される面、同心円最外周とサポートで規定される面、およびリブと同心円最外周で規定される面すべてに穿孔平板が設置された攪拌翼を有し、それより後段の領域において、同心円最外周とサポートで規定される面およびリブとサポートで規定される面にのみメッシュが設置された攪拌翼を有し、それより後段の領域において、リブとサポートで規定される面にのみワイヤー群が設置された攪拌翼を有することを特徴とする、(3)記載の装置。
(5)ジカルボン酸またはその誘導体とグリコールからポリエステルを連続的に製造する方法であって、
第1反応器においてジカルボン酸またはその誘導体とグリコールとを含む被処理液を反応させてオリゴマーを製造する工程、第2反応器においてオリゴマーを縮重合させてプレポリマーを製造する工程、および第3反応器においてプレポリマーを更に縮重合させてポリマーを製造する工程を含み、
第3反応器が、複数の中空同心円とこれらを径方向に接続するリブでなる同心円集合体、および同心円集合体を回転軸方向に接続するサポートからなる骨格を有し、リブとサポートで規定される面、同心円最外周とサポートで規定される面、および/またはリブと同心円最外周で規定される面に、平板、穿孔平板、メッシュ、またはワイヤー群が設置された攪拌翼を有する攪拌装置を備えることを特徴とする、前記方法。
600Torr、好ましくは200Torr〜400Torrである。反応器における加熱方法としては、当技術分野において通常用いられる方法を使用することができ、例えば、反応器外周部に熱媒のジャケットを設置し、反応器壁面を通して伝熱により反応液を加熱する方法、または反応器内部の伝熱管(コイル)を通して伝熱により加熱する方法等があり、これらを単独で使用しても組み合わせて使用してもよい。第1反応器としては、エステル化によりポリエステルを製造する際に通常使用する反応器を利用できる。このような反応器として、縦型反応器、横型反応器またはタンク型反応器を用いることができる。反応器の攪拌装置における攪拌翼としてはパドル翼、タービン翼、アンカー翼、ダブルモーション翼、ヘリカルリボン翼などを使用することができる。また、エステル化反応を実施する第1反応器として、複数の反応器を設置してもよい。
図1〜5に示されるポリエステル製造装置において、PBT(ポリブチレンテレフタレート)を製造した。その結果、第3反応器(最終重合器)30出口において、粘度2500Pa・s、平均重合度200程度のPBTが得られた。得られたPBTのIV値は0.7〜1.2であり、b値は0〜4であった。
図1〜5に示されるポリエステル製造装置において、第3反応器の攪拌装置として特許文献1に記載された車輪型円板を適用し、PBT(ポリブチレンテレフタレート)を製造した。その結果、第3反応器(最終重合器)30出口において、粘度500Pa・s、平均重合度150程度のPBTが得られた。
Claims (5)
- ジカルボン酸またはその誘導体とグリコールからポリエステルを連続的に製造する装置であって、
ジカルボン酸またはその誘導体とグリコールとを含む被処理液を反応させてオリゴマーを製造する第1反応器、オリゴマーを縮重合させてプレポリマーを製造する第2反応器、ならびにプレポリマーを更に縮重合させてポリマーを製造する第3反応器を備え、
第3反応器が、複数の中空同心円とこれらを径方向に接続するリブでなる同心円集合体、および同心円集合体を回転軸方向に接続するサポートからなる骨格を有し、リブとサポートで規定される面、同心円最外周とサポートで規定される面、および/またはリブと同心円最外周で規定される面に、平板、穿孔平板、メッシュ、またはワイヤー群が設置された攪拌翼を有する攪拌装置を備えることを特徴とする、前記装置。 - 第3反応器の攪拌装置が、リブとサポートで規定される面、同心円最外周とサポートで規定される面、およびリブと同心円最外周で規定される面のうち、平板、穿孔平板、メッシュ、またはワイヤー群が設置されている面が異なっている3種以上の攪拌翼を有することを特徴とする、請求項1記載の装置。
- 第3反応器の攪拌装置が、第2反応器からプレポリマーが導入される領域において、少なくとも同心円最外周とリブで規定される面に、平板または穿孔平板が設置された攪拌翼を有し、それより後段の領域において、少なくとも同心円最外周とサポートで規定される面に穿孔平板またはメッシュが設置されているが、同心円最外周とリブで規定される面は開口している攪拌翼を有し、それより後段の領域において、少なくともリブとサポートで規定される面に、メッシュまたはワイヤー群が設置された攪拌翼を有することを特徴とする、請求項2記載の装置。
- 第3反応器の攪拌装置が、第2反応器からプレポリマーが導入される領域において、リブとサポートで規定される面、同心円最外周とサポートで規定される面、およびリブと同心円最外周で規定される面すべてに穿孔平板が設置された攪拌翼を有し、それより後段の領域において、同心円最外周とサポートで規定される面およびリブとサポートで規定される面にのみメッシュが設置された攪拌翼を有し、それより後段の領域において、リブとサポートで規定される面にのみワイヤー群が設置された攪拌翼を有することを特徴とする、請求項3記載の装置。
- ジカルボン酸またはその誘導体とグリコールからポリエステルを連続的に製造する方法であって、
第1反応器においてジカルボン酸またはその誘導体とグリコールとを含む被処理液を反応させてオリゴマーを製造する工程、第2反応器においてオリゴマーを縮重合させてプレポリマーを製造する工程、および第3反応器においてプレポリマーを更に縮重合させてポリマーを製造する工程を含み、
第3反応器が、複数の中空同心円とこれらを径方向に接続するリブでなる同心円集合体、および同心円集合体を回転軸方向に接続するサポートからなる骨格を有し、リブとサポートで規定される面、同心円最外周とサポートで規定される面、および/またはリブと同心円最外周で規定される面に、平板、穿孔平板、メッシュ、またはワイヤー群が設置された攪拌翼を有する攪拌装置を備えることを特徴とする、前記方法。
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