JP5115496B2 - コンテンツ遠隔操作システム及び遠隔操作端末 - Google Patents

コンテンツ遠隔操作システム及び遠隔操作端末 Download PDF

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Description

本発明は,電子看板などにおいて再生されているコンテンツを遠隔操作するための発明である。
近年のデジタル化技術の進歩に伴い,紙媒体を利用した看板に代わり,大型のディスプレイやプロジェクタを利用した電子看板が,遊技施設や病院など,様々な場所に設置されるようになった。
電子看板を採用するメリットして,電子看板で再生するコンテンツの変更が容易かつ迅速に行える点に加え,電子看板のユーザが該コンテンツを操作できる点がある。
電子看板で再生されるコンテンツを操作するためには,コンテンツの操作に利用する物理的な操作インターフェース(例えば,タッチパネル)を電子看板に設ければよいが,コンテンツの遠隔操作が可能な発明も開示されている。
例えば,特許文献1では,コンテンツを再生する街頭モニタ端末装置と短距離無線通信で接続する携帯無線端末を利用し,携帯無線端末で選択された目的地までの経路案内画像を街頭モニタ端末装置で再生するシステムが開示されている。
更に,特許文献2では,各種コマンドに対応するアイコンをコンテンツと共に画面に表示し、アイコンが表示されている領域を少なくともカメラで撮影し,カメラで撮影された画像を解析することで指示棒の先端位置を特定し,指示棒で示されたアイコンに対応するコマンド(例えば,画面のスクロール処理)を実行する装置が開示されている。
しかしながら,特許文献1で開示されている発明によれば,ユーザは携帯無線端末を利用して,街頭モニタ端末装置で再生するコンテンツを遠隔操作で選択及び操作することができるようになるが, コンテンツを操作する以外のユーザは,コンテンツが操作されている状況(例えば,目的地の選択状況など)を確認することができない。
更に,特許文献2で開示されている発明によれば,指示棒で示されたアイコンに対応するコマンド(例えば,画面のスクロール処理)を実行することが可能になるが,コマンドに対応する複数のアイコンを表示させる必要があり,コマンドが多い場合には操作性に欠ける。
特開平2003−85176号公報 特開平7−49748号公報
そこで,本発明は,電子看板などで再生されているコンテンツを操作する新たなコンテンツ遠隔システム及び遠隔操作端末を提供することにより,スクロール処理など様々なコマンドを実行でき,かつ,コンテンツが操作されている状況(例えば,目的地の選択状況など)を操作者以外のユーザが確認でき,かつ,コンテンツに対応するすべてのアイコンを表示させることのないようにする。
上述した課題を解決する第1の発明は,コンテンツを遠隔操作するときに利用される遠隔操作端末と,前記遠隔操作端末からの指示に従いコンテンツを制御するコンテンツ制御装置とから構成されるコンテンツ遠隔操作システムであって,前記遠隔操作端末は,前記コンテンツ制御装置と無線通信するための無線通信部と,コンテンツの操作内容が表現されたアイコンの画像を投影するプロジェクタ部と,前記プロジェクタ部の投影範囲を含むように撮影範囲が設定されたカメラ部と,前記コンテンツを識別する特定情報を前記コンテンツの識別子に関連付けたコンテンツ情報,及び,前記アイコンの画像を前記アイコンの識別子に関連付けたアイコン情報を記憶するデータ記憶装置と,前記アイコンを設定するアイコンイベントを発生させるアイコンイベント発生部と,前記コンテンツを操作する操作イベントを発生させる操作イベント発生部と,前記アイコンイベントを検知すると,前記プロジェクタ部で投影する前記アイコンの画像をユーザに選択させる処理を実行し,選択された前記アイコンの画像の投影を前記プロジェクタ部に指示する手段と,投影されている前記アイコンの画像と前記コンテンツ情報に含まれる前記特定情報を利用し,前記カメラ部が撮影した画像を解析することで前記アイコンの画像と重なり合う前記コンテンツの識別子を取得する第1の処理と,前記操作イベントを検知すると,画像が投影されている前記アイコンの識別子と操作対象の前記コンテンツの識別子が含まれる操作イベントメッセージを,無線通信部を利用して前記コンテンツ制御装置に送信する第2の処理を実行する制御部を備え,前記コンテンツ制御装置は,前記遠隔操作端末と通信するための通信部と,前記コンテンツを表示するディスプレイ部と,前記コンテンツの表示内容を変更するコマンドの識別子に前記アイコンの識別子が関連付けられたコマンド情報を記憶するデータ記憶装置と,前記ディスプレイ部に前記コンテンツを再生し,前記遠隔操作端末から前記操作イベントメッセージを受信すると,該操作イベントメッセージに含まれる前記アイコンの識別子に関連付けられたコマンドの識別子で特定されるコマンド処理を実行し,該操作イベントメッセージに含まれる前記コンテンツの識別子で特定される前記コンテンツの表示内容を変更するコンテンツ制御部を備えていることを特徴とするコンテンツ遠隔操作システムである。
第1の発明に記載のコンテンツ遠隔操作システムによれば,コンテンツの操作に遠隔操作端末を利用するため,コンテンツを操作するための物理的なインターフェースをコンテンツ制御装置側に設けなくて済み,コンテンツを操作する者は,コンテンツ制御装置から離れた場所からコンテンツを遠隔操作することができるようになる。
また,スクロール処理など様々なコマンドに対応した複数のアイコンを用意しておけば,遠隔操作端末を利用して,スクロール処理など様々なコマンドをコンテンツ制御装置に実行させることが可能になる。また,コンテンツの内容を示すアイコンの画像は遠隔操作端末によって投影されるため,コンテンツを操作する以外のユーザも,コンテンツが操作されている状況を確認することができるようになる。
更に,コンテンツの内容を示すアイコンの画像は遠隔操作端末によって投影されるため,コマンドに対応する複数のアイコンをディスプレイ部に表示させる必要もなく,また,遠隔操作端末側で操作対象となるコンテンツを特定するため,複数のコンテンツが再生される場合であっても,同一のアイコンの画像を用いて,コンテンツ毎に操作できるようになる。
更に,第2の発明は,第1の発明に記載のコンテンツ遠隔操作システムにおいて,前記遠隔操作端末の前記操作イベント発生部は,ユーザの操作に応じた前記操作イベントを発生し,前記制御部は,前記第2の処理において,検知した前記操作イベントの識別子を前記操作イベントメッセージに含ませ, 前記コンテンツ制御部は,前記操作イベントメッセージに含まれる前記操作パラメータを前記コマンドのコマンドパラメータとして利用することを特徴とするコンテンツ遠隔操作システムである。
上述した第2の発明によれば,同じアイコンであっても,発生した操作イベントによって,コマンド処理を変更することが可能になる。
更に,第3の発明は,第2の発明に記載のコンテンツ遠隔操作システムにおいて,前記遠隔操作端末の前記制御部は,前記第2の処理において,前記アイコンの画像と重なり合う前記コンテンツを特定できたときのみ,前記操作イベントメッセージを送信することを特徴とするコンテンツ遠隔操作システムである。
上述した第3の発明によれば,アイコンの画像と重なり合うコンテンツを特定できない場合,操作イベントメッセージを送信する処理を中断できる。
更に,第4の発明は,第2の発明または第3の発明に記載のコンテンツ遠隔操作システムにおいて,前記アイコン情報には,前記アイコンの識別子に関連付けて,前記アイコンの画像が投影されているときに受付可能な前記操作イベントの識別子が記憶され,前記制御部は,前記第2の処理において,検知した前記操作イベントの識別子が,画像が投影されている前記アイコンの識別子に関連付けられているときのみ,前記操作イベントメッセージを送信することを特徴とするコンテンツ遠隔操作システムである。
上述した第4の発明によれば,検知した操作イベントの識別子が,画像が投影されているアイコンの識別子に関連付けられていない場合,操作イベントメッセージを送信する処理を中断できる。
更に,第5の発明は,第2の発明から第4の発明のいずれか一つに記載のコンテンツ遠隔操作システムにおいて,前記コンテンツ情報には,前記コンテンツの識別子に関連付けて,前記コンテンツが再生されているときに受付可能な前記アイコンの識別子が記憶され,前記制御部は,前記第2の処理において,画像を投影している前記アイコンの識別子が,操作対象となる前記コンテンツの識別子に関連付けられているときのみ,前記操作イベントメッセージを送信することを特徴とするコンテンツ遠隔操作システムである。
上述した第5の発明によれば,画像を投影している前記アイコンの識別子が,操作対象となるコンテンツの識別子に関連付けられていない場合,操作イベントメッセージを送信する処理を中断できる。
更に,第6の発明は,第5の発明に記載のコンテンツ遠隔操作システムにおいて,前記コンテンツ情報には,前記コンテンツが再生されているときに受付可能な前記アイコンの識別子に関連付けて前記操作イベントの識別子が記憶され,前記遠隔操作端末の前記制御部は,前記第2の処理において,画像を投影している前記アイコンの識別子が,操作対象となる前記コンテンツの識別子に関連付けられ,更に,検知した前記操作イベントの識別子が該アイコンの識別子に関連付けられているときのみ,前記操作イベントメッセージを送信することを特徴とするコンテンツ遠隔操作システムである。
上述した第6の発明によれば,画像を投影しているアイコンの識別子が,操作対象となるコンテンツの識別子に関連付けられ,更に,検知した操作イベントの識別子が該アイコンの識別子に関連付けられていない場合,操作イベントメッセージを送信する処理を中断できる。
更に,第7の発明は,第1の発明から第6の発明のいずれか一つに記載のコンテンツ遠隔操作システムにおいて,前記コンテンツ制御部が再生する前記コンテンツに,前記コンテンツを識別する第1のマークを含ませ,更に,前記アイコンの画像の所定位置に前記アイコンで共通の第2のマークを含ませ,前記遠隔操作端末の前記データ記憶装置に記憶される前記コンテンツ情報には,特徴情報として,前記コンテンツが含む前記第1のマークの画像と前記コンテンツのサイズを前記コンテンツの識別子に関連付けて記憶し,更に,前記アイコン情報には,前記第2マークの画像とそのサイズ,前記アイコンの識別子に関連付けて前記アイコンの画像及びそのサイズを記憶し,前記制御部は,前記第1の処理において,前記第1のマークを利用して,前記カメラ部が撮影した画像に含まれる前記コンテンツの識別子と該映画像上におけると前記コンテンツの座標を特定し,更に,前記第2のマークを利用して,該映像上におけると前記アイコンの座標を特定することで,前記アイコンの画像と重なり合う前記コンテンツを特定するコンテンツ遠隔操作システムである。
上述した第7の発明のようにすれば,遠隔操作装置の制御部は第1の処理を実行できる。
第8の発明は、コンテンツを遠隔操作するときに利用される遠隔操作端末と,前記遠隔操作端末からの指示に従いコンテンツを制御するコンテンツ制御装置とから構成されるコンテンツ遠隔操作システムであって,前記遠隔操作端末は,前記コンテンツ制御装置と無線通信するための無線通信部と,コンテンツの操作内容が表現されたアイコンの画像を投影するプロジェクタ部と,前記プロジェクタ部の投影範囲を含むように撮影範囲が設定されたカメラ部と,前記コンテンツを識別する特定情報を前記コンテンツの識別子に関連付けたコンテンツ情報,前記アイコンの画像を前記アイコンの識別子に関連付けたアイコン情報、及び前記アイコンの識別子が関連付けられたコマンド情報を記憶するデータ記憶装置と,前記アイコンを設定するアイコンイベントを発生させるアイコンボタンと,前記コンテンツを操作する操作イベントを発生させる操作ボタンと,前記アイコンイベントを検知すると,前記プロジェクタ部で投影する前記アイコンの画像をユーザに選択させる処理を実行し,選択された前記アイコンの画像の投影を前記プロジェクタ部に指示する手段と、投影されている前記アイコンの画像と前記コンテンツ情報に含まれる前記特定情報を利用し,前記カメラ部が撮影した画像を解析することで前記アイコンの画像と重なり合う前記コンテンツの識別子を取得する第1の処理と,前記操作イベントを検知すると,前記アイコンの識別子に対応付けられたコマンドを,無線通信部を利用して前記コンテンツ制御装置に送信する第2の処理を実行する制御部を備え,
前記コンテンツ制御装置は,前記遠隔操作端末と通信するための通信部と,前記コンテンツを表示するディスプレイ部と,前記ディスプレイ部に前記コンテンツを再生し,前記遠隔操作端末からコンテンツ識別子とコマンドを受信すると,コンテンツ識別子に対応するコンテンツに対してコマンドで特定される処理を実行し,コンテンツの表示内容を変更するコンテンツ制御部を備え,
ていることを特徴とするコンテンツ遠隔操作システムである。
更に、第9の発明は第8に記載のコンテンツ遠隔操作システムにおいて,前記遠隔操作端末は,それぞれ異なる前記操作イベントを発生する複数の前記操作ボタンを備え,前記制御部は,前記第2の処理において,検知した前記操作イベントの識別子と前記アイコンの識別子に対応したコマンドを選択することを特徴とするコンテンツ遠隔操作システム。
第10の発明は,コンテンツを遠隔操作するときに利用される遠隔操作端末であって,前記遠隔操作端末は,コンテンツを制御する装置と無線通信するための無線通信部と,コンテンツの操作内容が表現されたアイコンの画像を投影するプロジェクタ部と,前記プロジェクタ部の投影範囲を含むように撮影範囲が設定されたカメラ部と,前記コンテンツを識別する特定情報を前記コンテンツの識別子に関連付けたコンテンツ情報,及び,前記アイコンの画像を前記アイコンの識別子に関連付けたアイコン情報を記憶するデータ記憶装置と,前記アイコンを設定するアイコンイベントを発生させるアイコンイベント発生部と,前記コンテンツを操作する操作イベントを発生させる操作イベント発生部,前記アイコンイベントを検知すると,前記プロジェクタ部で投影する前記アイコンの画像をユーザに選択させる処理を実行し,選択された前記アイコンの画像の投影を前記プロジェクタ部に指示した後,投影されている前記アイコンの画像と前記コンテンツ情報に含まれる前記特定情報を利用し,前記カメラ部が撮影した画像を解析することで前記アイコンの画像と重なり合う前記コンテンツの識別子を取得する第1の処理と,前記操作イベントを検知すると,画像が投影されている前記アイコンの識別子と操作対象の前記コンテンツの識別子が含まれる操作イベントメッセージを,無線通信部を利用して前記装置に送信する第2の処理を実行する制御部を備えていることを特徴とする遠隔操作端末である。
更に,第11の発明は,第10の発明に記載の遠隔操作端末において,前記遠隔操作端末の前記操作イベント発生部は,ユーザの操作に応じた前記操作イベントを発生し,前記制御部は,前記第2の処理において,検知した前記操作イベントの識別子を前記操作イベントメッセージに含ませ, 前記コマンド制御装置の前記コンテンツ制御部は,前記操作イベントメッセージに含まれる前記操作パラメータを前記コマンドのコマンドパラメータとして利用することを特徴とする遠隔操作端末である。
更に,第12の発明は,第11の発明に記載の遠隔操作端末において,前記遠隔操作端末の前記制御部は,前記第2の処理において,前記アイコンの画像と重なり合う前記コンテンツを特定できたときのみ,前記操作イベントメッセージを送信することを特徴とする遠隔操作端末である。
更に,第13の発明は,第11の発明または第10の発明に記載の遠隔操作端末において,前記アイコン情報には,前記アイコンの識別子に関連付けて,前記アイコンの画像が投影されているときに受付可能な前記操作イベントの識別子が記憶され,前記制御部は,前記第2の処理において,検知した前記操作イベントの識別子が,画像が投影されている前記アイコンの識別子に関連付けられているときのみ,前記操作イベントメッセージを送信することを特徴とする遠隔操作端末である。
更に,第14の発明は,第11の発明から第12の発明のいずれか一つに記載の遠隔操作端末において,前記コンテンツ情報には,前記コンテンツの識別子に関連付けて,前記コンテンツが再生されているときに受付可能な前記アイコンの識別子が記憶され,前記制御部は,前記第2の処理において,画像を投影している前記アイコンの識別子が,操作対象となる前記コンテンツの識別子に関連付けられているときのみ,前記操作イベントメッセージを送信することを特徴とする遠隔操作端末である。
更に,第15の発明は,第14の発明に記載の遠隔操作端末において,前記コンテンツ情報には,前前記コンテンツが再生されているときに受付可能な前記アイコンの識別子に関連付けて前記操作イベントの識別子が記憶され,前記遠隔操作端末の前記制御部は,前記第2の処理において,画像を投影している前記アイコンの識別子が,操作対象となる前記コンテンツの識別子に関連付けられ,更に,検知した前記操作イベントの識別子が該アイコンの識別子に関連付けられているときのみ,前記操作イベントメッセージを送信することを特徴とする遠隔操作端末である。
更に,第16の発明は,第10の発明から第15の発明のいずれか一つに記載の遠隔操作端末において,前記コンテンツ制御部が再生する前記コンテンツに,前記コンテンツを識別する第1のマークを含ませ,更に,前記アイコンの画像の所定位置に前記アイコンで共通の第2のマークを含ませ,前記遠隔操作端末の前記データ記憶装置に記憶される前記コンテンツ情報には,特徴情報として,前記コンテンツが含む前記第1のマークの画像と前記コンテンツのサイズを前記コンテンツの識別子に関連付けて記憶し,更に,前記アイコン情報には,前記第2マークの画像とそのサイズ,前記アイコンの識別子に関連付けて前記アイコンの画像及びそのサイズを記憶し,前記制御部は,前記第1の処理において,前記第1のマークを利用して,前記カメラ部が撮影した画像に含まれる前記コンテンツの識別子と該映画像上におけると前記コンテンツの座標を特定し,更に,前記第2のマークを利用して,該映像上におけると前記アイコンの座標を特定することで,前記アイコンの画像と重なり合う前記コンテンツを特定する遠隔操作端末である。
第10の発明から第16の発明は,遠隔操作端末に係わる発明である。
このように,上述した本発明によれば,スクロール処理など様々なコマンドを実行でき,かつ,コンテンツが操作されている状況(例えば,目的地の選択状況など)を操作者以外のユーザが確認でき,かつ,コンテンツに対応するすべてのアイコンを表示させることのないコンテンツ遠隔操作システム及び遠隔操作端末を提供できる。
コンテンツ遠隔操作システムを説明する図。 遠隔操作端末の外観の一例を示した図。 遠隔操作端末のブロック図。 イベントテーブルを説明する図。 アイコン情報を説明する図。 コンテンツ情報を説明する図。 アイコンの画像を投影し,操作対象となるコンテンツを特定する第1の処理の手順を示したフロー図。 第1のマーカ及び第2のマーカを含むカメラ画像の一例を示した図。 操作イベントメッセージをコンテンツ制御装置に送信する第2の処理の手順を示したフロー図。 コンテンツ制御装置のブロック図。 コマンド情報を説明する図。 操作イベントメッセージに対応するコマンドを実行する動作を説明するフロー図。 コマンドが実行される前のディスプレイ部を示した図。 スクロールさせるコマンドを実行した後のディスプレイ部を示した図。 ズームさせるコマンドを実行した後のディスプレイ部を示した図。 回転させるコマンドを実行した後のディスプレイ部を示した図。
ここから,本発明の実施形態を示しながら,実施できる程度に本発明を説明する。図1は,本実施形態におけるコンテンツ遠隔操作システム1を説明する図である。
図1に図示したように,本実施形態におけるコンテンツ遠隔操作システム1は,コンテンツを操作(例えば,スクロール,拡大/縮小及び回転)するために利用される遠隔操作端末2と,コンテンツを再生し,遠隔操作端末2の指示に従いコンテンツを制御するコンテンツ制御装置3とから少なくとも構成される。
遠隔操作端末2は,コンテンツ制御装置3と無線通信するための無線通信部が具備され,コンテンツ制御装置3で再生されているコンテンツを遠隔操作できる。また,コンテンツ制御装置3で再生されているコンテンツを遠隔操作するために,遠隔操作端末2には,コンテンツの操作内容が表現されたアイコンの画像を投影するプロジェクタ部22と,プロジェクタの投影範囲を含むように撮影範囲が設定されたカメラ部23と,アイコンを設定するアイコン設定イベントを発生させるアイコンボタン240と,コンテンツを操作する操作イベントを発生させる操作ボタン250が具備される。
遠隔操作端末2は,アイコンボタン240が押されることで発生するアイコン設定イベントを検知すると,プロジェクタ部22で投影するアイコンの画像をユーザに選択させる処理を実行し,選択されたアイコンの画像の投影をプロジェクタ部22に指示した後,カメラ部23で撮影した画像を解析することでアイコンの画像と重なり合うコンテンツの識別子を取得する。
また,遠隔操作端末2は,操作ボタン250が押されることで発生する操作イベントを検知すると,画像が投影されているアイコンの識別子と操作対象のコンテンツの識別子が含まれる操作イベントメッセージを,無線通信部を利用してコンテンツ制御装置3に送信する。
コンテンツ制御装置3は,遠隔操作端末2と通信するための通信部と,コンテンツを表示するディスプレイ部32を具備し,ディスプレイ部32にコンテンツを再生しているときに,遠隔操作端末2から操作イベントメッセージを受信すると,該操作イベントメッセージに含まれるアイコンの識別子で特定されるコマンドの処理を実行し,該コンテンツの表示内容を変更する。
このように,本実施形態に係わるコンテンツ遠隔操作システム1によれば,コンテンツの操作に遠隔操作端末2を利用するため,コンテンツを操作するための物理的なインターフェースをコンテンツ制御装置3側に設けなくて済み,コンテンツを操作する者は,コンテンツ制御装置3から離れた場所からコンテンツを遠隔操作することができるようになる。
また,スクロール処理など様々なコマンドに対応した複数のアイコンを用意しておけば,遠隔操作端末2を利用して,スクロール処理など様々なコマンドをコンテンツ制御装置3に実行させることが可能になる。また,コンテンツの内容を示すアイコンの画像は遠隔操作端末2によって投影されるため,コンテンツを操作する以外のユーザも,コンテンツが操作されている状況を確認することができるようになる。
更に,コンテンツの内容を示すアイコンの画像は遠隔操作端末2によって投影されるため,コマンドに対応する複数のアイコンをディスプレイ部32に表示させる必要もなく,また,遠隔操作端末2側で操作対象となるコンテンツを特定するため,複数のコンテンツが再生される場合であっても,同一のアイコンの画像を用いて,コンテンツ毎に操作できるようになる。
まず,図1で図示したコンテンツ遠隔操作システム1を構成する遠隔操作端末2について,詳細に説明する。図2は,遠隔操作端末2の外観の一例を示した図で,図3は,遠隔操作端末2のブロック図である。
遠隔操作端末2は,ハンディ型のプロジェクタのような形状で,遠隔操作端末2の正面には,コンテンツ制御装置3で再生されているコンテンツ上にアイコンを投影するための投影用レンズ22dと,コンテンツ制御装置3で再生されているコンテンツを撮影するために利用される撮影用レンズ23cが設けられ,遠隔操作端末2の上面には,コンテンツ上に投影するアイコンの設定に利用されるアイコンボタン240と,コンテンツの操作に利用される操作ボタン250とが備えられ,遠隔操作端末2には操作ボタン250として,上方向の方向キー250a,下方向の方向キー250b,右方向の方向キー250c,左方向の方向キー250d及びセンターボタン250eに加え,電源ボタン28が備えられている。
図3に図示したように,遠隔操作端末2は,CPU20a(Central Processing Unit),RAM20b(Random Access Memory)及びROM20c(Read-Only Memory)などから構成される制御部20と,電気的に書換え可能な不揮発性メモリであるフラッシュメモリなどで実現されるデータ記憶部26と,コンテンツ制御装置3と無線通信するための無線通信部21と,アイコンを投影するためのプロジェクタ部22と,プロジェクタ部22の投影範囲を含むように撮影範囲が設計されているカメラ部23と,アイコンイベントを発生するアイコンイベント発生部24と,操作イベントを発生する操作イベント発生部25備えている。
遠隔操作端末2の無線通信部21の具体的な実現内容は,コンテンツ制御装置3との通信形態に依存する。例えば,遠隔操作端末2がコンテンツ制御装置3と直接通信するときは,無線通信部21は,赤外線投光素子を含む赤外線用通信回路やアンテナを含むBluetooth(ブルートゥース)用通信回路で実現される。また,遠隔操作端末2がネットワークを介して間接的にコンテンツ制御装置3と通信するときとは,無線通信部21は,無線LANルータと無線通信するための無線LAN用通信回路で実現される。
遠隔操作端末2のプロジェクタ部22は,一般的なプロジェクタと同様に,投影用レンズ22d,投影用画像処理回路22b,投影用光源22a及び投影用素子22c(例えば,液晶パネル)などから構成され,データ記憶部26に記憶されたアイコンの画像を投影するために利用される。
遠隔操作端末2のカメラ部23は,撮影用レンズ23c,撮影用画像処理回路23a及び撮影用素子23b(例えば,CCD)などから構成され,制御部20から撮影指示を受けると,撮影範囲内の画像を撮影し,撮影された画像を制御部20のRAM20bに格納する。
なお,図1に図示したように,プロジェクタ部22の投影範囲22eがカメラ部23の撮影範囲23dに含まれ,かつ,カメラ部23の撮影範囲23dがプロジェクタ部22の投影範囲22eよりも大きくなるように,カメラ部23とプロジェクタ部22の光学系は設計されている。
遠隔操作端末2のアイコンイベント発生部24は,アイコンボタン240と,アイコンボタン240が押される毎に,アイコンイベントに対応するイベント信号を発生する電気回路241で実現され,該イベント信号は遠隔操作端末2の制御部20に入力される。
また,遠隔操作端末2の操作イベント発生部25は,操作ボタン250(ここでは,上下左右の4つの方向キー250a〜dとセンターボタン250eの5つ)と,操作ボタン250のいずれかが押されると,押された操作ボタン250に対応するイベント信号を発生する電気回路251で実現され,該イベント信号は遠隔操作端末2の制御部20に入力される。
遠隔操作端末2のデータ記憶部26には,イベント信号に対応するイベントの識別子が記述されるイベントテーブル260,アイコンの画像などを含むアイコン情報261,及び,コンテンツの画像的特徴を示す特徴情報などを含むコンテンツ情報262が記憶される。
図4は,遠隔操作端末2のデータ記憶部26に記憶されるイベントテーブル260を説明する図である。イベントテーブル260には,イベント信号毎にレコードが設けられ,該レコードには,該レコード対応するイベント信号の識別子が関連付けられている。
図2で図示したように,遠隔操作端末2の制御部には,アイコンボタン240及び操作ボタン250(上下左右の4つの方向キー250a〜dとセンターボタン250eの5つ)が押されることで発生するイベント信号が入力されるため,図4で図示したイベントテーブル260には,アイコンボタン240,上下左右それぞれの方向キー250a〜d,及び,センターボタン250eに対応するイベント信号毎に,イベント信号に対応するイベントの識別子が記述されている。
例えば,図4において,アイコンボタン240が押されたときに発生するイベント信号に対応するイベントの識別子は「OnIconButton」で,上方向の方向キー250aが押されたときに発生するイベント信号に対応するイベントの識別子は「OnUpButton」で,遠隔操作端末2は,イベントテーブル260を参照し,識別子が「OnIconButton」であるイベントを検知するとアイコンイベントが発生したと判断し,また,識別子が「OnIconButton」以外(例えば,「OnUpButton」)のイベントを検知すると,識別子に対応する操作イベントが発生したと判断する。
図5は,遠隔操作端末2のデータ記憶部26に記憶されるアイコン情報261を説明する図である。遠隔操作端末2のデータ記憶部26には,遠隔操作端末2が対応しているアイコン毎に,アイコン情報261が記憶され,図5では,スクロール操作用のアイコンのアイコン情報261a(図5(a)),ズーム操作用のアイコンのアイコン情報252b(図5(b)),及び,回転操作用のアイコンのアイコン情報262c(図5(c))を図示している。
一つのアイコン情報260には,アイコンの識別子と,該識別子で特定されるアイコンの画像のファイル名,該識別子で特定されるアイコンを投影しているときに受け付け可能な操作イベントの識別子が含まれている。
図5に従えば,スクロール操作用のアイコンの画像のファイル名は「scroll.bmp」で,ズーム操作用のアイコンの画像のファイル名は「zoom.bmp」で,回転操作用のアイコンのファイル名は「rotate.bmp」である。
加えて,図5に従えば,ファイル名が「scroll.bmp」の画像が投影されているときに受け付け可能な操作イベントの識別子は,「OnUpButton」,「OnDownButton」,「OnRightButton」,「OnLeftButton」及び「OnCenterButton」の5つである。また,ファイル名が「zoom.bmp」の画像が投影されているときに受け付け可能な操作イベントの識別子は,「OnUpButton」及び「OnDownButton」の2つである。更に,ファイル名が「rotate.bmp」の画像が投影されているときに受け付け可能な操作イベントの識別子は,「OnRightButton」及び「OnLeftButton」の2つである。
図6は,遠隔操作端末2のデータ記憶部26に記憶されるコンテンツ情報262を説明する図である。遠隔操作端末2のデータ記憶部26には,コンテンツ制御装置3で再生されるコンテンツ毎にコンテンツ情報262が記憶され,コンテンツ情報262には,コンテンツの識別子,該識別子で特定されるコンテンツのサイズ(縦横の画素数),該識別情報で特定されるコンテンツの画像的特徴を示す特徴情報,及び,該識別子で特定されるコンテンツの操作に利用できるアイコンの識別子,該アイコンの識別子で特定されるアイコンの画像が投影されているときに受付可能な操作イベントの識別子が含まれる。なお,コンテンツ情報262に含まれる特徴情報は実施形態に依存し,特徴情報をマーカとしたときの例については後述する。
例えば,スクロール操作及びズーム操作には対応しているが,回転操作には対応していないコンテンツの場合,コンテンツの操作に利用できるアイコンの識別子として,スクロール操作用のアイコンの識別子(「icon01」)及びズーム操作用のアイコンの識別子(「icon02」)がコンテンツ情報に含まれ,更に,スクロール操作用のアイコンの識別子(「icon01」)及びズーム操作用のアイコンの識別子(「icon02」)毎に,受付可能な操作イベントの識別子(例えば,「OnUpButton」)が記述される。
遠隔操作端末2の制御部20は,制御部20に入力されたイベントに従った処理を実行する手段で,これから述べる機能を制御部20のCPU20aに実行させるコンピュータプログラムが制御部20のROM20cに記憶されている。
遠隔操作端末2の制御部20は,イベントテーブル260を参照し,制御部20に入力されたイベント信号に対応するイベントの識別子が「OnIconButton」であるとき,操作イベントが発生したと判断し,上述したアイコンの画像を投影し,操作対象となるコンテンツを特定する第1の処理を実行する。また,遠隔操作端末2の制御部20は,制御部20に入力されたイベント信号に対応するイベントの識別子が「OnIconButton」以外であるとき,操作イベントが発生したと判断し,操作イベントメッセージをコンテンツ制御装置3に送信する第2の処理を実行する。
図7は,アイコンの画像を投影し,操作対象となるコンテンツを特定する第1の処理の手順を示したフロー図である。第1の処理において,まず,遠隔操作端末2の制御部20は,投影するアイコンの画像をユーザに選択させる処理(S1)を実行する。なお,遠隔操作端末2の制御部20は,投影するアイコンの画像が選択されると,該アイコンの画像に対応するアイコン情報のアイコンの識別子を保持する。
投影するアイコンの画像をユーザに選択させる処理の実現方法は任意である。例えば,操作イベントを検知する毎に,遠隔操作端末2に記憶されたアイコン情報261をサイクリックに切替え,切替えたアイコン情報261で特定されるアイコンの画像を投影するアイコンの画像とすることで,投影するアイコンの画像をユーザに選択させることもできる。
また,アイコン情報261に操作内容を示すテキスト(例えば,アイコンの画像のファイル名)を含ませておき,操作イベントが発生すると,遠隔操作端末2に記憶された全てのアイコン情報261の該テキストを表示(投影)させ,該テキストをユーザに選択させることで,投影するアイコンの画像をユーザに選択させることもできる。
遠隔操作端末2の制御部20は,投影するアイコンの画像をユーザに選択させる処理を実行すると,ユーザによって選択されたアイコンの画像の投影をプロジェクタ部22に指示し,該アイコンの画像を投影させる処理(S2)を実行する。
遠隔操作端末2の制御部20は,アイコンの画像を投影させると,操作対象となるコンテンツを特定するループ処理L1を,アイコンの画像が投影されている間,一定のサイクル(例えば,0.5秒毎)毎に実行する。
操作対象となるコンテンツを特定する動作を行うとき,まず,遠隔操作端末2の制御部20は,カメラ部23を作動させて,カメラ部23の撮影範囲内の画像(以下,カメラ画像)を撮影し(S3),カメラ画像を画像処理することで,カメラ画像におけるアイコンの画像の座標範囲(以下,アイコン座標)を検出する処理(S4)を実行する。
遠隔操作端末2の制御部20は,アイコン座標の抽出結果に応じて処理を分岐させ(S5),アイコン座標が検出できない場合,図7のS11に進み,操作対象となるコンテンツの識別子の代わりにエラーコードをRAM20bに格納し,アイコン座標が抽出できた場合,操作対象となるコンテンツを特定する動作を続行する。
なお,アイコン座標の抽出結果に応じて処理を分岐させるのは,遠隔操作端末2とコンテンツ制御装置3間に人物がいるときなど,アイコンの画像の投影状態によっては,アイコンの画像が認識できない場合があるためである。
遠隔操作端末2の制御部20は,アイコン座標を検出すると,遠隔操作端末2のコンテンツ情報に含まれる特徴情報を利用して,カメラ画像に撮影されているコンテンツを特定した後,特定したコンテンツ毎に,カメラ画像におけるコンテンツの座標範囲(以下,コンテンツ座標)を検出する処理(S6)を実行する。
遠隔操作端末2の制御部20は,コンテンツの識別結果に応じて処理を分岐させ(S7),コンテンツ座標を検出できなかった場合,図7のS11に進み,操作対象となるコンテンツの識別子の代わりにエラーコードをRAM20bに格納し,コンテンツ座標を検出できた場合,操作対象となるコンテンツを特定する動作を続行する。
遠隔操作端末2の制御部20は,コンテンツ座標を検出すると,アイコン座標と重なり合うコンテンツ座標を検出する処理(S8)を実行する。
遠隔操作端末2の制御部20は,アイコン座標と重なり合うコンテンツ座標の検出結果によって処理を分岐させ(S9),アイコン座標と重なり合うコンテンツ座標の検出できた場合,該コンテンツ領域に対応するコンテンツを操作対象とし,該コンテンツの識別子をRAM20bの所定の領域に格納する(S10)。
また,図7のS11に進み,アイコン座標と重なり合うコンテンツ座標を検出できない場合,操作対象となるコンテンツの識別子の代わりにエラーコードをRAM20bに格納する。
ここでは、遠隔操作装置2は投影するアイコンの識別子を(S1)で取得しているが、別途アイコン画像とアイコン画像の特徴量とアイコン識別子を対応づけたアイコン関連ファイルを用意しておき、(S4)の段階で遠隔操作端末2のカメラ部23でアイコンを撮影して取得したアイコンデータの特徴量を算出して、アイコン関連ファイルに記述されている特徴量を比較して特徴量が近い値のアイコン識別子を取得するようにしてもよい。または、後述するようにアイコン画像の左上にマーカを付与したときに、マーカをアイコン識別子情報に用いてもよい。
操作対象となるコンテンツを特定する処理を実現する手法は任意であるが,ここでは,一例として,拡張現実(Augmented Reality)で利用されているマーカを利用した手法について記載しておく。
拡張現実(Augmented Reality)で利用されているマーカを利用して操作対象となるコンテンツを特定する処理を実現するとき,コンテンツ制御装置3で再生されるコンテンツごとに,コンテンツを識別するための第1のマーカをコンテンツの所定の位置(ここでは,左上隅)に含ませておき,更に,アイコンの画像を示す第2のマーカをアイコンの画像の所定の位置(ここでは,左上隅)に投影させるようにしておく。
図8は,第1のマーカ及び第2のマーカを含むカメラ画像の一例を示した図で,図8で図示したカメラ画像230には,コンテンツ230aの第1のマーカ231aとして,コンテンツ230aを識別する文字「A」が記載された四角枠がコンテンツ230aの左上隅に含まれ,コンテンツ230bの第1のマーカ231bとして,コンテンツ230bを識別する文字「B」が記載された四角枠がコンテンツ230bの左上隅に含まれ,更に,アイコンの画像233を示す第2のマーカ234として,文字が記載されていない太線の四角枠がアイコンの画像233の左上隅に含まれている。
マーカを利用して操作対象となるコンテンツを特定する処理を実行するとき,コンテンツ230aのコンテンツ情報262には,第1のマーカ231aの画像及びサイズ(縦横の画素数)が特徴情報として記憶され,コンテンツ230bのコンテンツ情報262には,第1のマーカ231bの画像及びサイズ(縦横の画素数)が特徴情報として記憶される。
加えて,カメラ画像230から第2のマーカ234が検出できるように,遠隔操作端末2には,第2のマーカ234の画像とそのサイズ(縦横の画素数)が記憶され,更に,第1のマーカ231a,b及び第2のマーカ234から,アイコン座標236及びコンテンツ座標235a,bを検出するために,プロジェクタ部22が有する投影用素子22cのサイズ(縦横の画素数)が記憶される。
遠隔操作端末2の制御部20は,アイコン座標236を検出するとき,例えば,「マーカー追跡に基づく拡張現実感システムとそのキャリブレーション」(TVRSJ Vol.4 No.4,1999)に記載の拡張現実感(Augmented Reality)の技術を利用して,遠隔操作端末2が記憶している第2のマーカ234をカメラ画像230から抽出する。
そして,カメラ画像230における第2のマーカ234のサイズと遠隔操作端末2が記憶している第2のマーカ234のサイズ比と,遠隔操作端末2が記憶しているアイコンの画像233のサイズから,カメラ画像230におけるアイコンの画像233のサイズを算出し,カメラ画像230における第2のマーカ234の位置からアイコン座標236を算出する。
遠隔操作端末2の制御部20は,コンテンツ座標を検出するとき,まず,パターンマッチングの技術を利用して,カメラ画像230に含まれる第1のマーカ231a,bを特定する。
そして,第2のマーカ234と同様に,カメラ画像230における第1のマーカ231aと遠隔操作端末2が記憶している第1のマーカ231aのサイズ比と,遠隔操作端末2が記憶しているコンテンツのサイズから,第1のマーカ231aに対応するコンテンツ230aのコンテンツ座標を算出し,カメラ画像230における第2のマーカ234の位置からコンテンツ230aのコンテンツ座標235aを算出する。なお,コンテンツ230bについても,第1のマーカ231bを利用して,コンテンツ230bのコンテンツ座標235bを算出する。
遠隔操作端末2は,アイコン座標236とコンテンツ座標235a,bを求めると,座標系の演算などを利用して,コンテンツ座標235a,bのいずれかがアイコン座標236と重なり合っているか特定し,図8では,アイコン座標236がコンテンツ座標と235aと重なり合っているため,コンテンツ230aの識別子を操作対象となるコンテンツのコンテンツIDとして取得する。
次に,図9を参照しながら,操作イベントメッセージをコンテンツ制御装置に送信する第2の処理について説明する。図9は,操作イベントメッセージをコンテンツ制御装置に送信する第2の処理の手順を示したフロー図である。
操作イベントメッセージをコンテンツ制御装置3に送信する第2の処理において,まず,遠隔操作端末2の制御部20は,制御部20のRAM20bに格納されている操作対象となるコンテンツの識別子を確認する処理(S20)を実行する。
操作対象となるコンテンツの識別子の確認結果に応じて処理を分岐し(S21),遠隔操作端末2の制御部20は,該識別子がエラーコードである場合,操作イベントメッセージを送信する動作を中止し,該識別子がエラーコードでなければ,操作イベントメッセージを送信する動作を続行する。
格納されているコンテンツの識別子がエラーコードでないとき,遠隔操作端末2は,画像が投影されているアイコンのアイコン情報261を確認する処理(S22)を実行し,発生した操作イベントの識別子が該アイコン情報261に含まれているか確認することで,該アイコンで受付可能な操作イベントであるか確認する。
遠隔操作端末2の制御部20は,発生した操作イベントの確認結果によって処理を分岐させ(S23),画像が投影されているアイコンで受付可能な操作イベントでない場合,操作イベントメッセージを送信する処理を中止し,画像が投影されているアイコンで受付可能な操作イベントである場合,操作イベントメッセージを送信する処理を続行する。
例えば,図5によれば,発生した操作イベントの識別子が「OnUpButton」の場合,投影されているアイコンの画像のファイル名が「scroll.bmp」及び「zoom.bmp」であれば,操作イベントメッセージを送信する処理は続行され,該ファイル名が「rotate.bmp」であれば,操作イベントメッセージを送信する処理は中断される。
次に,遠隔操作端末2の制御部20は,格納されているコンテンツの識別子に対応するコンテンツ情報262を確認する処理(S24)を実行し,画像が投影されているアイコンの識別子が,該コンテンツの識別子で特定される該コンテンツ情報262に含まれているか確認することで,該識別子で特定されるコンテンツの操作に利用できるアイコンの識別子であるか確認し,更に,発生した操作イベントの識別子が該アイコンの識別子に関連付けられているか確認することで,該アイコンの識別子で特定されるアイコンの画像が投影されているときに受付可能な操作イベントの識別子であるか確認する。
遠隔操作端末2の制御部20は,コンテンツ情報262の確認結果によって処理を分岐させ(S25),コンテンツの操作に利用できるアイコンの識別子,かつ,該アイコンの識別子で特定されるアイコンの画像が投影されているときに受付可能な操作イベントの識別子でない場合,操作イベントメッセージを送信する処理を中止し,コンテンツの操作に利用できるアイコンの識別子,かつ,該アイコンの識別子で特定されるアイコンの画像が投影されているときに受付可能な操作イベントの識別子である場合,遠隔操作端末2は,該アイコンの識別子,操作イベントの識別子及び操作対象となるコンテンツの識別子を少なくとも含む操作イベントメッセージを生成し,無線通信部21を利用して,該操作イベントメッセージをコンテンツ制御装置3に送信して(S26),この手順を終了する。
ここから,コンテンツ制御装置3について詳細に説明する。図10は,コンテンツ制御装置3のブロック図である。
図12に図示したように,コンテンツ制御装置3は,ネットワークを介して遠隔操作端末2と通信するための通信部31と,コンテンツを表示するディスプレイ部32と,ディスプレイ部32の指定された領域にコンテンツを再生し,該領域内のコンテンツを操作するコマンドを有するコンテンツ制御部30と,コンテンツなどを記憶するデータ記憶部33を備えている。
コンテンツ制御装置3の通信部31の実現内容は,当然のことながら,遠隔操作端末2に備えられた無線通信部21に対応する。例えば,遠隔操作端末2の無線通信部21が赤外線用通信回路ならば,コンテンツ制御装置3の通信部31は,赤外線投光素子を含む赤外線用通信回路になる。また,遠隔操作端末2の無線通信部21が無線LAN用通信回路ならば,コンテンツ制御装置3の通信部31は,無線LANルータと有線又は無線で通信するLAN通信回路で実現される。
コンテンツ制御装置3のディスプレイ部32とは,コンテンツを表示する表示装置で,例えば,液晶ディスプレイなどで実現される。
コンテンツ制御装置3のデータ記憶部33は,大容量のハードディスクや半導体メモリなどで実現され,データ記憶部33には,コンテンツを操作するコマンド毎にコマンド情報330が記憶される。
なお,コンテンツ制御装置3が再生するコンテンツは,データ記憶部33に記憶されていてもよく,また,コンテンツを記憶しているサーバ(図示していない)から,通信部31を利用して受け取るようにしてもよい。
図11は,データ記憶装置33に記憶されるコマンド情報330を説明する図である。図11では,図5のアイコン情報261a〜cに対応するコマンド情報330a〜cを例示している。
図11に図示しているように,コマンド情報330には,コマンドの識別子には一つのアイコンの識別子が関連付けられ,更に,該アイコンの識別子には少なくとも一つの操作イベントの識別子が関連付けられ,更に,一つの該操作イベントの識別子には少なくとも一つのコマンドパラメータが関連付けられている。
図11(a)では,コンテンツをスクロールさせるコマンドのコマンド情報330aで,コマンド情報330aにおいて,コマンドの識別子は「scroll」で,更に,該コマンドに対応するアイコンの識別子は「icon01」である。
また,コマンド情報330aにおいて,該コマンドに対応している操作イベント毎にコマンドパラメータが関連付けられている。例えば,名称が「OnUpButton」である操作イベントにはコマンドパラメータとして,10画素だけ上にスクロールする処理を行う「up,10pixel」が関連付けられ,また,名称が「OnCenterButton」である操作イベントにはコマンドパラメータとして,コンテンツの表示を初期状態に戻す処理を行う「initialize」が関連付けられている。
図11(b)では,コンテンツをズームさせるコマンドのコマンド情報330bで,コマンド情報330bにおいて,コマンドの識別子は「zoom」で,更に,該コマンドに対応するアイコンの識別子は「icon02」である。
また,コマンド情報330bにおいて,該コマンドに対応している操作イベント毎にコマンドパラメータが関連付けられている。例えば,名称が「OnUpButton」である操作イベントにはコマンドパラメータとして,ズームのレベルを拡大する方向にレベル1だけ移動させる処理を行う「in,1」が関連付けられている。
図11(c)では,コンテンツをズームさせるコマンドのコマンド情報330cで,コマンド情報330cにおいて,コマンドの識別子は「rotate」で,更に,該コマンドに対応するアイコンの識別子は「icon03」である。
また,コマンド情報330cにおいて,該コマンドに対応している操作イベント毎にコマンドパラメータが関連付けられている。例えば,名称が「OnRightButton」である操作イベントにはコマンドパラメータとして,現在の角度よりも右に10°回転させる処理を行う「right,10°」が関連付けられている。
コンテンツ制御装置3のコンテンツ制御部30は,CPU30a,RAM30b及びROM30cなどが実装された回路で実現され,コンテンツ制御部30のROM30cには,これからの述べる機能をCPU30aに実行させるためのプログラムコードが記憶されている。
コンテンツ制御装置3のコンテンツ制御部30は,コンテンツの再生する指示を受けると,指示されたディスプレイ部32内の指定された領域に指定されたコンテンツを再生させる。再生するコンテンツは静止画でも動画でもよい。
また,コンテンツ制御装置3のコンテンツ制御部30は,通信部31を利用して,操作イベントメッセージを遠隔操作端末2から受信すると,データ記憶部33に記憶されたコマンド情報330を参照し,操作イベントメッセージに対応するコマンドを実行させ,ディスプレイ部32で再生されるコンテンツの表示内容を変更する。
図12は,操作イベントメッセージに対応するコマンドを実行する動作を説明するフロー図である。
コンテンツ制御装置3の通信部31が操作イベントメッセージを受信すると(S30),コンテンツ制御装置3のコンテンツ制御部30は,データ記憶部33に記憶されているコマンド情報330を参照し,該操作イベントメッセージで示されるコマンドの識別子を特定する処理(S31)を実行する。
図11を参照すればわかるように,アイコンの識別子によってコマンドの識別子は一意に決定されるため,コンテンツ制御部30は,操作イベントメッセージに含まれるアイコンの識別子を含むコマンド情報330を検索し,検索したコマンド情報330のコマンド識別子を取得する。
コンテンツ制御装置3のコンテンツ制御部30は,操作イベントメッセージで示されるコマンドの識別子を特定すると,次に,該操作イベントメッセージに含まれる操作イベントの識別子に対応するコマンドパラメータを特定する処理(S32)を実行する。
図11を参照すればわかるように,操作イベントの識別子によってコマンドパラメータは一意に決定するため,コンテンツ制御部30は,検索したコマンド情報から,操作イベントメッセージに含まれる操作イベントの識別子に対応するコマンドパラメータを取得する。
コンテンツ制御装置3のコンテンツ制御部30は,コマンドの識別子とコマンドパラメータを取得すると,操作イベントメッセージに含まれるコンテンツの識別子に対応するコンテンツを対象とし,コマンドパラメータを引数として,コマンドの識別子で特定されるコマンド処理を実行し,ディスプレイ部32で再生されている該コンテンツの表示を変更し(S33),図12の手順は終了する。
ここから,上述したコマンドを実行するときの処理について簡単に説明する。図13は,コマンドが実行される前のディスプレイ部32を示した図で,図14は,コンテンツをスクロールさせるコマンドを実行した後のディスプレイ部32を示した図で,図15は,コンテンツをズームさせるコマンドを実行した後のディスプレイ部32を示した図で,図16は,コンテンツを回転させるコマンドを実行した後のディスプレイ部32を示した図である。
スクロール用のアイコンの画像40aを図13のコンテンツ4と重ねた状態で,操作ボタン250(ここでは,操作ボタン250c)が押されると,図13のコンテンツ4をスクロールさせるコマンドを実行され,コマンドのパラメータ(ここでは,「right」)に従う方向に,コンテンツにおける表示領域を変更し,図13に表示されているコンテンツ4における表示領域は右方向に移動し,図14のようにコンテンツ40が表示される。
ズーム用のアイコンの画像41aを図13のコンテンツ4と重ねた状態で,操作ボタン250(ここでは,操作ボタン250a)が押されると,図13のコンテンツ4をズームさせるコマンドが実行され,コマンドのパラメータ(ここでは,「up」)に従い,図13のコンテンツ4における表示領域を拡大または縮小し(ここでは,縮小),図13のディスプレイに表示されているコンテンツの表示領域を縮小し,図15のコンテンツ41のように,図13のコンテンツ4の中心部が拡大されて表示される。
回転用のアイコンの画像42aは図13のコンテンツ4と重ねた状態で,操作ボタン250(ここでは,操作ボタン250c)が押されると,図13のコンテンツ4を回転させるコマンドが実行され,コマンドのパラメータ(ここでは,「right」)に従う方向に,図13のコンテンツ4における表示領域を傾け(ここでは,90°),図16のコンテンツ42のように,図13のコンテンツ4は右方向に90°回転されて表示される。
実施例ではコンテンツ制御装置3のデータ記憶装置33に記憶されているコマンド情報330よって遠隔操作端末2から送信されてきたアイコン識別子と操作イベント識別子に対応するコマンドを特定して、コンテンツの処理を行っている。そのため、遠隔操作端末2とコンテンツ制御装置3はアイコンの識別子と操作イベント識別子を共通化しておけばよく、コンテンツ制御装置3のディスプレイ部32で表示しているコンテンツのスクロールのような処理でもアイコンの種類によって、スクロールの速度を変えたコマンドを設定することが可能になる。
この他にコンテンツ制御装置30のディスプレイ部32に表示したコンテンツの処理コマンドの指示方法として、遠隔操作端末2で、コマンドを指定して、コマンドとコンテンツ識別子をコンテンツ制御装置3に送信して処理を行う方法がある。
具体的には、コマンド情報330を遠隔操作端末2のデータ記憶部26に記憶しておき、遠隔操作端末2の利用者が操作ボタン250を操作することによって操作イベントが発生したときに、遠隔操作端末2のカメラ部23で撮影しているコンテンツの特徴情報とアイコンからコンテンツ識別子とアイコン識別子を求めて、コマンド情報330からコンテンツ制御装置3に送信するコマンドを設定する。コンテンツ識別子とアイコン識別子はアイコンを画像処理することによって、図7で記載した処理で求めることができる。ここで求めたアイコン識別子とイベント操作識別子からデータ記憶部26のコマンド情報330を参照して対応するコマンドを選択することができる。選択したコマンドとコンテンツ識別子をコンテンツ制御装置3に送信して対象のコンテンツをコマンドの内容で処理を行うことができる。
1 コンテンツ遠隔操作システム
2 遠隔操作端末
20 制御部
21 無線通信部
22 プロジェクタ部
23 カメラ部
24 アイコンイベント発生部
240 アイコンボタン
25 操作イベント発生部
250 操作ボタン
26 データ記憶部
260 イベントテーブル
261 アイコン情報
262 コンテンツ情報
3 コンテンツ制御装置
30 コンテンツ制御部
31 通信部
32 ディスプレイ部
33 データ記憶部
330 コマンド情報

Claims (16)

  1. コンテンツを遠隔操作するときに利用される遠隔操作端末と,前記遠隔操作端末からの指示に従いコンテンツを制御するコンテンツ制御装置とから構成されるコンテンツ遠隔操作システムであって,
    前記遠隔操作端末は,前記コンテンツ制御装置と無線通信するための無線通信部と,コンテンツの操作内容が表現されたアイコンの画像を投影するプロジェクタ部と,前記プロジェクタ部の投影範囲を含むように撮影範囲が設定されたカメラ部と,前記コンテンツを識別する特定情報を前記コンテンツの識別子に関連付けたコンテンツ情報,及び,前記アイコンの画像を前記アイコンの識別子に関連付けたアイコン情報を記憶するデータ記憶装置と,前記アイコンを設定するアイコンイベントを発生させるアイコンボタンと,前記コンテンツを操作する操作イベントを発生させる操作ボタンと,前記アイコンイベントを検知すると,前記プロジェクタ部で投影する前記アイコンの画像をユーザに選択させる処理を実行し,選択された前記アイコンの画像の投影を前記プロジェクタ部に指示する手段と、
    投影されている前記アイコンの画像と前記コンテンツ情報に含まれる前記特定情報を利用し,前記カメラ部が撮影した画像を解析することで前記アイコンの画像と重なり合う前記コンテンツの識別子を取得する第1の処理と,前記操作イベントを検知すると,画像が投影されている前記アイコンの識別子と操作対象の前記コンテンツの識別子が含まれる操作イベントメッセージを,無線通信部を利用して前記コンテンツ制御装置に送信する第2の処理を実行する制御部を備え,
    前記コンテンツ制御装置は,前記遠隔操作端末と通信するための通信部と,前記コンテンツを表示するディスプレイ部と,前記コンテンツの表示内容を変更するコマンドの識別子に前記アイコンの識別子が関連付けられたコマンド情報を記憶するデータ記憶装置と,前記ディスプレイ部に前記コンテンツを再生し,前記遠隔操作端末から前記操作イベントメッセージを受信すると,該操作イベントメッセージに含まれる前記アイコンの識別子に関連付けられたコマンドの識別子で特定される処理を実行し,該操作イベントメッセージに含まれる前記コンテンツの識別子で特定される前記コンテンツの表示内容を変更するコンテンツ制御部を備え,
    ていることを特徴とするコンテンツ遠隔操作システム。
  2. 請求項1に記載のコンテンツ遠隔操作システムにおいて,前記遠隔操作端末は,それぞれ異なる前記操作イベントを発生する複数の前記操作ボタンを備え,前記制御部は,前記第2の処理において,検知した前記操作イベントの識別子を前記操作イベントメッセージに含ませ, 前記コンテンツ制御部は,前記操作イベントメッセージに含まれる前記操作パラメータを前記コマンドのコマンドパラメータとして利用することを特徴とするコンテンツ遠隔操作システム。
  3. 請求項2に記載のコンテンツ遠隔操作システムにおいて,前記遠隔操作端末の前記制御部は,前記第2の処理において,前記アイコンの画像と重なり合う前記コンテンツを特定できたときのみ,前記操作イベントメッセージを送信することを特徴とするコンテンツ遠隔操作システム。
  4. 請求項2または請求項3に記載のコンテンツ遠隔操作システムにおいて,前記アイコン情報には,前記アイコンの識別子に関連付けて,前記アイコンの画像が投影されているときに受付可能な前記操作イベントの識別子が記憶され,前記制御部は,前記第2の処理において,検知した前記操作イベントの識別子が,画像が投影されている前記アイコンの識別子に関連付けられているときのみ,前記操作イベントメッセージを送信することを特徴とするコンテンツ遠隔操作システム。
  5. 請求項2から請求項4のいずれか一つに記載のコンテンツ遠隔操作システムにおいて,前記コンテンツ情報には,前記コンテンツの識別子に関連付けて,前記コンテンツが再生されているときに受付可能な前記アイコンの識別子が記憶され,前記制御部は,前記第2の処理において,画像を投影している前記アイコンの識別子が,操作対象となる前記コンテンツの識別子に関連付けられているときのみ,前記操作イベントメッセージを送信することを特徴とするコンテンツ遠隔操作システム。
  6. 請求項5に記載のコンテンツ遠隔操作システムにおいて,前記コンテンツ情報には,前前記コンテンツが再生されているときに受付可能な前記アイコンの識別子に関連付けて前記操作イベントの識別子が記憶され,前記遠隔操作端末の前記制御部は,前記第2の処理において,画像を投影している前記アイコンの識別子が,操作対象となる前記コンテンツの識別子に関連付けられ,更に,検知した前記操作イベントの識別子が該アイコンの識別子に関連付けられているときのみ,前記操作イベントメッセージを送信することを特徴とするコンテンツ遠隔操作システム。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一つに記載のコンテンツ遠隔操作システムにおいて,前記コンテンツ制御部が再生する前記コンテンツに,前記コンテンツを識別する第1のマークを含ませ,更に,前記アイコンの画像の所定位置に前記アイコンで共通の第2のマークを含ませ,前記遠隔操作端末の前記データ記憶装置に記憶される前記コンテンツ情報には,特徴情報として,前記コンテンツが含む前記第1のマークの画像と前記コンテンツのサイズを前記コンテンツの識別子に関連付けて記憶し,更に,前記アイコン情報には,前記第2マークの画像とそのサイズ,前記アイコンの識別子に関連付けて前記アイコンの画像及びそのサイズを記憶し,前記制御部は,前記第1の処理において,前記第1のマークを利用して,前記カメラ部が撮影した画像に含まれる前記コンテンツの識別子と該映画像上におけると前記コンテンツの座標を特定し,更に,前記第2のマークを利用して,該映像上におけると前記アイコンの座標を特定することで,前記アイコンの画像と重なり合う前記コンテンツを特定するコンテンツ遠隔操作システム。
  8. コンテンツを遠隔操作するときに利用される遠隔操作端末と,前記遠隔操作端末からの指示に従いコンテンツを制御するコンテンツ制御装置とから構成されるコンテンツ遠隔操作システムであって,
    前記遠隔操作端末は,前記コンテンツ制御装置と無線通信するための無線通信部と,コンテンツの操作内容が表現されたアイコンの画像を投影するプロジェクタ部と,前記プロジェクタ部の投影範囲を含むように撮影範囲が設定されたカメラ部と,前記コンテンツを識別する特定情報を前記コンテンツの識別子に関連付けたコンテンツ情報,前記アイコンの画像を前記アイコンの識別子に関連付けたアイコン情報、及び前記アイコンの識別子が関連付けられたコマンド情報を記憶するデータ記憶装置と,前記アイコンを設定するアイコンイベントを発生させるアイコンボタンと,前記コンテンツを操作する操作イベントを発生させる操作ボタンと,前記アイコンイベントを検知すると,前記プロジェクタ部で投影する前記アイコンの画像をユーザに選択させる処理を実行し,選択された前記アイコンの画像の投影を前記プロジェクタ部に指示する手段と、
    投影されている前記アイコンの画像と前記コンテンツ情報に含まれる前記特定情報を利用し,前記カメラ部が撮影した画像を解析することで前記アイコンの画像と重なり合う前記コンテンツの識別子を取得する第1の処理と,前記操作イベントを検知すると,前記アイコンの識別子に対応付けられたコマンドを,無線通信部を利用して前記コンテンツ制御装置に送信する第2の処理を実行する制御部を備え,
    前記コンテンツ制御装置は,前記遠隔操作端末と通信するための通信部と,前記コンテンツを表示するディスプレイ部と,前記ディスプレイ部に前記コンテンツを再生し,前記遠隔操作端末からコンテンツ識別子とコマンドを受信すると,コンテンツ識別子に対応するコンテンツに対してコマンドで特定される処理を実行し,コンテンツの表示内容を変更するコンテンツ制御部を備え,
    ていることを特徴とするコンテンツ遠隔操作システム。
  9. 請求項8に記載のコンテンツ遠隔操作システムにおいて,前記遠隔操作端末は,それぞれ異なる前記操作イベントを発生する複数の前記操作ボタンを備え,前記制御部は,前記第2の処理において,検知した前記操作イベントの識別子と前記アイコンの識別子に対応したコマンドを選択することを特徴とするコンテンツ遠隔操作システム。
  10. コンテンツを遠隔操作するときに利用される遠隔操作端末であって,
    前記遠隔操作端末は,コンテンツを制御する装置と無線通信するための無線通信部と,コンテンツの操作内容が表現されたアイコンの画像を投影するプロジェクタ部と,前記プロジェクタ部の投影範囲を含むように撮影範囲が設定されたカメラ部と,前記コンテンツを識別する特定情報を前記コンテンツの識別子に関連付けたコンテンツ情報,及び,前記アイコンの画像を前記アイコンの識別子に関連付けたアイコン情報を記憶するデータ記憶装置と,前記アイコンを設定するアイコンイベントを発生させるアイコンボタンと,前記コンテンツを操作する操作イベントを発生させる操作ボタンと,前記アイコンイベントを検知すると,前記プロジェクタ部で投影する前記アイコンの画像をユーザに選択させる処理を実行し,選択された前記アイコンの画像の投影を前記プロジェクタ部に指示した後,投影されている前記アイコンの画像と前記コンテンツ情報に含まれる前記特定情報を利用し,前記カメラ部が撮影した画像を解析することで前記アイコンの画像と重なり合う前記コンテンツの識別子を取得する第1の処理と,前記操作イベントを検知すると,画像が投影されている前記アイコンの識別子と操作対象の前記コンテンツの識別子が含まれる操作イベントメッセージを,無線通信部を利用して前記装置に送信する第2の処理を実行する制御部を備えている,
    ことを特徴とする遠隔操作端末。
  11. 請求項10に記載の遠隔操作端末において,それぞれ異なる前記操作イベントを発生する複数の前記操作ボタンを備え,前記制御部は,前記第2の処理において,検知した前記操作イベントの識別子を前記操作イベントメッセージに含ませ, 前記コマンド制御装置の前記コンテンツ制御部は,前記操作イベントメッセージに含まれる前記操作パラメータを前記コマンドのコマンドパラメータとして利用することを特徴とする遠隔操作端末。
  12. 請求項9に記載の遠隔操作端末において,前記遠隔操作端末の前記制御部は,前記第2の処理において,前記アイコンの画像と重なり合う前記コンテンツを特定できたときのみ,前記操作イベントメッセージを送信することを特徴とする遠隔操作端末。
  13. 請求項11または請求項12に記載の遠隔操作端末において,前記アイコン情報には,前記アイコンの識別子に関連付けて,前記アイコンの画像が投影されているときに受付可能な前記操作イベントの識別子が記憶され,前記制御部は,前記第2の処理において,検知した前記操作イベントの識別子が,画像が投影されている前記アイコンの識別子に関連付けられているときのみ,前記操作イベントメッセージを送信することを特徴とする遠隔操作端末。
  14. 請求項11から請求項13のいずれか一つに記載の遠隔操作端末において,前記コンテンツ情報には,前記コンテンツの識別子に関連付けて,前記コンテンツが再生されているときに受付可能な前記アイコンの識別子が記憶され,前記制御部は,前記第2の処理において,画像を投影している前記アイコンの識別子が,操作対象となる前記コンテンツの識別子に関連付けられているときのみ,前記操作イベントメッセージを送信することを特徴とする遠隔操作端末。
  15. 請求項14に記載の遠隔操作端末において,前記コンテンツ情報には,前前記コンテンツが再生されているときに受付可能な前記アイコンの識別子に関連付けて前記操作イベントの識別子が記憶され,前記遠隔操作端末の前記制御部は,前記第2の処理において,画像を投影している前記アイコンの識別子が,操作対象となる前記コンテンツの識別子に関連付けられ,更に,検知した前記操作イベントの識別子が該アイコンの識別子に関連付けられているときのみ,前記操作イベントメッセージを送信することを特徴とする遠隔操作端末。
  16. 請求項10から請求項15のいずれか一つに記載の遠隔操作端末において,前記コンテンツ制御部が再生する前記コンテンツに,前記コンテンツを識別する第1のマークを含ませ,更に,前記アイコンの画像の所定位置に前記アイコンで共通の第2のマークを含ませ,前記遠隔操作端末の前記データ記憶装置に記憶される前記コンテンツ情報には,特徴情報として,前記コンテンツが含む前記第1のマークの画像と前記コンテンツのサイズを前記コンテンツの識別子に関連付けて記憶し,更に,前記アイコン情報には,前記第2マークの画像とそのサイズ,前記アイコンの識別子に関連付けて前記アイコンの画像及びそのサイズを記憶し,前記制御部は,前記第1の処理において,前記第1のマークを利用して,前記カメラ部が撮影した画像に含まれる前記コンテンツの識別子と該映画像上におけると前記コンテンツの座標を特定し,更に,前記第2のマークを利用して,該映像上におけると前記アイコンの座標を特定することで,前記アイコンの画像と重なり合う前記コンテンツを特定する遠隔操作端末。
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