JP5113553B2 - 接触型振動子及びこれを用いた聴取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、音響信号を機械振動に変換し、機械振動を直接鼓膜などの聴覚器官に伝達させる接触型振動子及びこれを用いた聴取装置に関する。
従来の気導補聴器は、マイクロホンで捉えた音を使用者の聞こえ具合に合わせて増幅や雑音除去などの信号処理をして、イヤホンから出力する。その出力が入力と同じ物理量すなわち空気中を伝播する音であるため、ハウリングが起き易い。これに対して、従来の骨導補聴器は、その出力が機械振動であるため、ハウリングが起き難いが、頭蓋骨を通して内耳の中のリンパ液に振動を与え、聴覚に音響信号を伝達するため、中耳を通して内耳のリンパ液に振動を伝える気導補聴器と比べて効率が悪く、サイズが大きくなる欠点がある。
そこで、出力の機械振動を、骨導補聴器のように頭蓋骨を通すのではなく、鼓膜に直接与えれば効率がよくなる。このような観点に立って、入力された音響信号を機械振動で出力する変換器を使用し、この出力端と鼓膜を振動伝達部で連結し、鼓膜に直接振動を伝える補聴器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
米国特許第6137889号明細書
しかし、特許文献1に記載の発明においては、変換器の機械振動出力端と繊細な鼓膜を機械的に直接連結するので、鼓膜に過度な力が働かないようにするための機構が必要である。また、この発明では、振動伝達部が鼓膜と適切な状態で接触するように補聴器装用者が補聴器を装着することが容易ではない。更に、このような補聴器では電池交換等のメンテナンスが必要であるため、定期的に着脱することが不可欠であり、このような場合には、耳鼻科医などの専門家に依頼しなければならない煩雑さがある。
本発明は、従来の技術が有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、装用者にとって着脱が容易な接触型振動子及びこれを用いた聴取装置を提供しようとするものである。
上記課題を解決すべく請求項1に係る発明は、電気信号を機械振動に変換する振動子と、この振動子による機械振動を鼓膜に伝達する振動伝達部と、電極を有し前記振動子に電気信号を伝達する振動子側取付部を備え、前記振動子と前記振動子側取付部の距離を調節して前記振動伝達部の長手方向の位置を調整する位置調整手段を設けたものである。
請求項に係る発明は、請求項記載の接触型振動子と、音響信号を電気信号に変換するマイクロホンと、このマイクロホンにより変換された電気信号を信号処理する電気回路部と、この電気回路部に電気的に接続される電極を有すると共に前記振動子側取付部が着脱可能に取り付けられ且つ前記振動子側取付部の電極と接触して電気的に接続される本体側取付部と、この本体側取付部が固定されると共に使用者の外耳道形状に合わせて製作されたシェルを備える本体部で構成され、前記本体側取付部に前記振動子側取付部を取り付けたときには、前記振動伝達部の先端が鼓膜または耳小骨に接触するものである。
請求項に係る発明は、請求項記載の聴取装置において、前記本体側取付部はレセプタクルであり、前記振動子側取付部はプラグである。
請求項に係る発明は、請求項記載の聴取装置において、前記本体側取付部に磁石を配置すると共に、前記振動子側取付部に磁性体を配置し、前記振動子側取付部は、磁気力により前記本体側取付部に取り付けられるものである。
請求項に係る発明は、請求項記載の聴取装置において、前記本体側取付部は板形状の磁石の上に電極を配置したレール部であり、前記振動子側取付部は磁性体からなる電極を有し、前記レール部と前記振動子側取付部は互いの電極同士を磁気力により密着させると共に、前記振動子側取付部は摺動可能に前記本体側取付部に取り付けられるものである。
請求項1に係る発明によれば、接触型振動子を用いる装置に、振動伝導部が鼓膜に接するように接触型振動子を着脱可能に取り付けることができる。
また、位置調整手段を設けたことにより、振動伝達部の先端の位置調整を容易に行うことができる。
請求項に係る発明によれば、接触型振動子に備えた振動子側取付部をシェルに固定した本体側取付部に取り付ければ、鼓膜などに対する振動伝達部の先端の位置決めが適切になされるので、使用者にとって扱い易い聴取装置が提供される。
請求項に係る発明によれば、接触型振動子に設けたプラグをシェルに固定したレセプタクルに嵌合すれば、鼓膜などに対する振動伝達部の先端の位置決めが適切になされるので、使用者にとって扱い易い聴取装置が提供される。
請求項に係る発明によれば、磁気力により適正な位置を保持される。
請求項に係る発明によれば、接触型振動子に備えた取付部材の磁性体からなる電極がレール状の電極に摺動可能に取り付けられるので、鼓膜などに対する振動伝達部の先端の位置決めが適切になされる。また、磁性体からなる電極が、本体取付部材が有する磁石により適度な磁気力で支持されるため、接触型振動子のシェルに対する着脱が容易に行える。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。ここで、図1は本発明に係る聴取装置の第1実施の形態を耳あな型補聴器に適用した場合の正面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は耳あな型補聴器の分解一部断面図、図4は位置調整手段の拡大断面図、図5と図6は耳あな型補聴器を装用する時の説明図、図7は耳あな型補聴器を装用した状態の断面図、図8は同じく概念図である。
本発明に係る聴取装置の第1実施の形態は、図1乃至図3に示すように、電気信号を機械振動に変換して鼓膜に伝達する接触型振動子1と、接触型振動子1やその他の構成要素を収納するシェル2などから耳あな型補聴器3を構成している。接触型振動子1は、電気信号を機械振動に変換する振動子5と、振動子5が発生した機械振動を鼓膜に伝達する振動伝達部6と、振動子5に電気信号を伝達するプラグ7などからなる。
振動子5としては、積層圧電素子(例えば、NECトーキン株式会社製)を使用し、他にも動電型、磁歪型などの電気機械変換器が使用可能である。振動子5の一端には振動伝達部6が補強部材8を介して固着され、他端には連結部9が固着されている。連結部9には振動子5の移動方向を案内するガイド部材10が圧入される貫通孔9aと後述するストッパが抜けることなく嵌合する貫通孔9bが形成されている。
振動伝達部6としては、実際の使用状況における力の作用方向に対する機械インピーダンスが鼓膜の機械インピーダンスより十分大きいものがよい。本実施の形態では、SUS304で外径0.6mmのロッドを使用している。振動伝達部6は、真っ直ぐの方が機械インピーダンスを最大にすることができるので好ましいが、外耳道には2つのカーブがあるため、人によっては真っ直ぐに製作することができない場合もある。そのような場合には適当に曲げることにより対応することができる。
振動伝達部6の先端には、鼓膜等と直接接触し、機械振動を十分伝達するチップ11が固定されている。チップ11には無害なオイル(オリーブオイルなど)等を塗布して鼓膜との接触具合を安定させることができる。この場合、シリコーンなどの材質でもよいが、オイル等を塗布しない場合はテフロン(登録商標)など、鼓膜に吸着しない材質が好ましい。
プラグ7は、シェル2の中に固定されるレセプタクル12とコネクタを構成し、レセプタクル12と電気的に接続され、且つレセプタクル12に対する接触型振動子1の位置を決める部材として働く。プラグ7には電極7aが固定され、振動子5の入力端子5aとリード線13で、振動子5とプラグ7が電気的に接続される。プラグ7とレセプタクル12が嵌合した時、プラグ7の電極7aとレセプタクル12の電極(不図示)が互いに接触し、電気的に接続される。
また、プラグ7には、一体をなすアーム14が形成され、アーム14にはねじ15の雄ねじ部15aが螺合する雌ねじ孔14aとガイド部材10が摺動自在に嵌合する貫通孔14bが形成されている。更に、プラグ7には、使用者自身の手でプラグ7をレセプタクル12に抜き差しし易いようにするためのつまみ16が設けられている。アーム14は、ねじ15及びガイド部材10の動きを規制し、プラグ7をレセプタクル12に差し込んだ時には、アーム14の一部がレセプタクル12の溝部12bにガタなく嵌合し、プラグ7の軸の周りの回転を阻止する。
17はプラグ7の先端に埋め込まれた磁石である。磁石17は、プラグ7がレセプタクル12と嵌合した時に、レセプタクル12に埋設された磁性体18との間の適度な吸引力により、装用時に働く振動などの外力で接触型振動子1がレセプタクル12から抜け落ちないように保持すると共に、使用者が接触型振動子1を取り外す時にはつまみ16を手で持って簡単に抜くことができるようにするためのものである。
ねじ15は、図4に示すように、振動子5及び振動伝達部6の長手方向の位置を調整するためもので、一端に上述のストッパ15b、他端につまみ15cを設け、アーム14に形成した小径の雌ねじ孔14aと、ストッパ15bを嵌合する連結部9などで接触型振動子1の位置調整手段を構成している。つまみ15cを回して、ねじ15を前進・後退させることで、連結部9を移動させ、連結部9に固定された振動子5のチップ11の位置を調整することができる。
ガイド部材10は、ねじ15で振動子5の位置調整する時に振動子5が回転するのを阻止すると共に、振動子5の移動方向を正確に案内するためのものである。ストッパ15bは、小径孔と大径孔からなる貫通孔9bに係合し、連結部9からねじ15が抜けないようにするためのものである。つまみ15cは、ねじ15を使用者自身の手で回し易くするためのものである。19はねじ15に巻装するばねで、ねじ15の軸方向の遊び分のガタつきをなくすため、アーム14の雌ねじ孔14aに連通する大径孔14cと連結部9の間に縮装されている。
シェル2は、予め使用者から採った耳型などから作製する。シェル2は、接触型振動子1のチップ11が装用のたびに鼓膜に対してほぼ同じ位置に位置決めされて接触することの基準になる。使用者の耳の大きさなどに左右されるが、通常は耳甲介腔および耳甲介の部分もあるシェル2が作製され、内部に補聴器全体が収納される。
レセプタクル12は、使用者の補聴器製作時に接触型振動子1の先端が鼓膜の鼓膜臍近傍に接触するようにシェル2に位置決めされ、接着剤20などで固定されている。レセプタクル12には、プラグ7と嵌合するための凹部12aと溝部12bが形成され、電気的接続のための電極12cとプラグ7が適切な力で吸着するための磁性体18が埋め込まれている。
マイクロホン21は音の取り入れ口22から入力された音を電気信号に変換し、電気回路部23はマイクロホン21の出力を増幅または信号処理して接触型振動子1を駆動するための電気信号を出力する。この電気信号はレセプタクル12の電極12c、プラグ7の電極7a、リード線13、入力端子5aなどを介して振動子5に伝達される。電池24はマイクロホン21及び電気回路部23に電力を供給し、電源スイッチ25はマイクロホン21及び電気回路部23への電力供給を入り切りする。また、フェースプレート26は板状のプラスチックケースで音取り入れ口22、マイクロホン21、電気回路部23、電池24及び電源スイッチ25などが組込まれ、シェル2の縁部の一部と接合される。
以上のように構成された本発明に係る聴取装置の第1実施の形態を適用した耳あな型補聴器3の動作について説明する。先ず、図5に示すように、使用者はシェル2を耳に装着する。シェル2を装着するときは、単に外耳道30の内側に押し込むだけでは装着はできず、シェル2を手で持って、前後半回転程度の範囲でひねりを加えながら装着する。シェル2が正しい位置に装着がされない場合は、シェル2の一部が皮膚を強く押すので、その感触から使用者は正しく装着されていないと認識する。シェル2が正しい位置に装着されると、シェル2は安定した状態になり、使用者は不快を感じることがない。
次いで、シェル2が正しい位置に装着されたことを確認したら、接触型振動子1のつまみ16を手で持って、図6に示すように、接触型振動子1のチップ11を、ゆっくりシェル2を通して外耳道30に挿入していき、プラグ7をレセプタクル12に合わせ、且つプラグ7のアーム14をレセプタクル12の溝12bに合わせて差し込む。この操作は慣れれば容易にできるようになる。プラグ7がレセプタクル12に嵌合した時、予めレセプタクル12の位置は調整してシェル2に固定されているので、図7に示すように、接触型振動子1のチップ11は鼓膜31の所定の位置である鼓膜臍31a近傍に接触する。そして、耳あな型補聴器3の装用状態は、図8に示す通りである。32は耳介である。
次いで、電源スイッチ25を入れると、マイクロホン21に入力された音を適当に増幅および信号処理された電気信号がレセプタクル12やプラグ7などを介して振動子5に入力され、振動子5はそれに応じて振動する。この振動は振動伝達部6及びチップ11を通して鼓膜31に伝わり、鼓膜31を振動させ、音響エネルギーを聴覚に伝達する。また、鼓膜31がない人や鼓膜31が中耳腔壁に癒着している人の場合には、接触型振動子1のチップ11をあぶみ骨などの耳小骨のどこかに接触させることにより、前庭窓および蝸牛を通して音響エネルギーを聴覚に伝達することができる。
接触型振動子1のプラグ7がレセプタクル12に嵌合した時に、もしも接触型振動子1のチップ11と鼓膜31との接触状態が好ましくない場合は、電源スイッチ25を入れ、音声出力が出ている状態で使用者自身が手でつまみ15cを回し、聞こえ具合を確認しながらチップ11の位置を調整することにより、良好な聞こえを得ることができる。仮に、この調整をしても良好な聞こえが得られない場合には、つまみ16を手で持ってプラグ7を抜き、耳あな型補聴器3の装用を直ちに中止することができる。
図9は本発明を耳かけ型補聴器40に適用した場合の装用時の概念図である。この場合には、耳かけケース41にマイクロホン、電気回路部、電池、電源スイッチなどが組込まれ、その電気出力がフック42などの中を通したコード43で導かれ、コード先端のコネクタ44がシェル45に固定された対になるコネクタと嵌合し、このコネクタの出力がリード線でシェル45の所定部位に固定されたレセプタクルの電極と電気的に接続される。使用者はコネクタ44をシェル45内に固定されたコネクタに嵌合させ、耳かけケース41とシェル45を電気的に接続した後に、シェル45を耳の正しい位置に装着し、耳かけケース41を耳に掛ける。その後の接触型振動子1のシェル45への装着の仕方は、耳あな型補聴器3の場合と同様である。
図10は本発明に係る接触型振動子の第2実施の形態の側面図で、振動伝達部56の長手方向の位置調整手段を設けていない場合である。プラグ57と一体のアーム64に連結部59を介して振動子55を直接固定している。57aは電極、58は補強部材、59aは入力端子、61はチップ、63はリード線、66はつまみである。
また、本発明の実施の形態では、接触型振動子1にプラグ7を設け、シェル2にレセプタクル12を設ける構成を示したが、本発明の目的はプラグ7とレセプタクル12が嵌合したときに接触型振動子1とシェル2との相対的な位置関係が決まればよいことであるから、接触型振動子1にレセプタクル12を設け、シェル2にプラグ7を設ける構成でもよい。
また、接触型振動子1を誤って落としてしまうことが予想されるので、接触型振動子1をシェル2などに紐やゴム紐などで繋いで落下防止することもできる。接触型振動子1において、振動子5の入力端子5aとプラグ7の電極7aとの電気的接続のためのリード線13は接触型振動子1を操作するときに邪魔にならないようにアーム14などに固定したり、リード線13の代わりにフレキシブルプリント基板を使用したり、リード線13の一部をフレキシブルプリント基板で置き換えることもできる。
位置調整手段としては、図11に示すように、ばね19を設けることなく、つまみ85cでねじ85を回転させることができるが前後に動かない構造にし、ねじ85の雄ねじ部85aと連結部79の雌ねじ孔79aを螺合させて連結部79を前後に移動させ、連結部79に固定される振動子5の位置調整をする構成でもよい。85bはストッパ、86はアーム74に形成された小径孔と大径孔からなる貫通孔74aに係合する抜け止め部材で、ねじ85と一体に形成されている。
次に、本発明に係る聴取装置の第2実施の形態は、図12乃至図14に示すように、電気信号を機械振動に変換して鼓膜に伝達する接触型振動子90と、接触型振動子90やその他の構成要素を収納するシェル2などから耳あな型補聴器91を構成している。接触型振動子90は、電気信号を機械振動に変換する円柱形状の振動子5と、振動子5が発生した機械振動を鼓膜に伝達する棒状の振動伝達部6と、振動子5をシェル2に位置決めすると共に振動子5に電気信号を伝達する振動子側取付部92などからなる。なお、振動子5、振動伝達部6、振動伝達部6の先端に固定されるチップ11は、聴取装置の第1実施の形態の場合と同様の構成である。
振動子5の一端には振動伝達部6が固着され、他端には絶縁体の連結部材93が固着されている。また、連結部材93は一対の磁性体の電極94a,94bで挟まれ、更に電極94a,94bに略コの字状のガイド部材95が取り付けられている。振動子側取付部92は、連結部材93、電極94a,94b、ガイド部材95などで形成される。振動子側取付部92は、シェル2の中に固定されるレール部96と電気的コネクタを構成し、且つレール部96に対する接触型振動子90の取付位置調整部材として働く。92aは接触型振動子90を位置決めするためのレール部96に対するストッパである。電極94a,94bは金メッキされている。
また、レール部96は、シェル2の内部に固定される板状の磁石97と、磁石97の上面に固着されるフレキシブルプリント基板98と、フレキシブルプリント基板98上に電極94a,94bに対向して配設される一対のレール状の電極99a,99bからなる。電極94a,94bが振動子5の入力端子5a,5bとリード線13a,13bで接続されているので、振動子5と電極94a,94bは電気的に接続される。そして、振動子側取付部92とレール部96が係合すると、磁石97の適度な磁気力により振動子側取付部92の電極94a,94bとレール部96の電極99a,99bが互いに接触して電気的に接続される。すると、振動子5は電極94a,94b,99a,99bやフレキシブルプリント基板98などを介して電気回路部23などと電気的に接続される。
電極94a,94b,99a,99bの表面は滑らかに仕上げてあるので、振動子側取付部92の電極94a,94bは、レール部96の電極99a,99bに磁石97の適度な磁気力により接触した状態で円滑に摺動可能であり、接触型振動子90をシェル2に対して所望な位置にセットすることができる。また、磁石97の適度な磁気力とは、装用時に働く振動などの外力で接触型振動子90がレール部96から外れないように保持することができると共に、使用者が接触型振動子90を容易に取り外すことができるのに十分なものである。
レール部96は、使用者の補聴器製作時において、レール部96の端部96aを振動子側取付部92のストッパ92aに当接させて振動子側取付部92をレール部96に係合させた状態で、接触型振動子90の先端に固定されたチップ11が鼓膜の鼓膜臍近傍に接触するようシェル2の内部に位置決めされ、接着剤20などで固定される。従って、耳あな型補聴器91の装用時にチップ11が鼓膜の鼓膜臍近傍に接触するようにするためには、振動子側取付部92をレール部96に係合させレール部96の端部96aがストッパ92aに当接する状態になるよう接触型振動子90をシェル2に装着しておけばよい。
ガイド部材95にある取出し手段95aには、磁性体を固定してあり、磁石で吸着して接触型振動子90を取り出すことができるようになっている。また、磁性体の代わりに取出し用線状部材(不図示)を取り付けておいても接触型振動子90を取り出し易くなる。その他の構成は、聴取装置の第1実施の形態の場合と同様である。
以上のように構成された本発明に係る聴取装置の第2実施の形態を適用した耳あな型補聴器91の動作について説明する。先ず、使用者はシェル2を耳に装着する。シェル2を装着するときは、単に外耳道30の内側に押し込むだけでは装着はできず、シェル2を手で持って、前後半回転程度の範囲でひねりを加えながら装着する。シェル2が正しい位置に装着がされない場合は、シェル2の一部が皮膚を強く押すので、その感触から使用者は正しく装着されていないと認識する。シェル2が正しい位置に装着されると、シェル2は安定した状態になり、使用者は不快を感じることがない。
次いで、シェル2が正しい位置に装着されたことを確認したら、接触型振動子90の振動子側取付部92を指で掴んで、図15に示すように、接触型振動子90のチップ11を、ゆっくりシェル2を通して外耳道30に挿入していき、振動子側取付部92をレール部96に合わせ、且つガイド部材95にレール部96を嵌合させた後、レール部96の端部96aがストッパ92aに当接するまで振動子側取付部92を摺動させる。この操作は慣れれば容易にできるようになる。レール部96の端部96aがストッパ92aに当接した時、予めレール部96の位置は調整してシェル2に固定されてあるので、図16に示すように、接触型振動子90のチップ11は鼓膜31の所定の位置である鼓膜臍31a近傍に接触する。
次いで、電源スイッチ25を入れると、マイクロホン21に入力された音を適当に増幅および信号処理された電気信号がレール部96や振動子側取付部92などを介して振動子5に入力され、振動子5はそれに応じて振動する。この振動は振動伝達部6及びチップ11を通して鼓膜31に伝わり、鼓膜31を振動させ、音響エネルギーを聴覚に伝達する。また、鼓膜31がない人や鼓膜31が中耳腔壁に癒着している人の場合には、接触型振動子90のチップ11をあぶみ骨などの耳小骨のどこかに接触させることにより、前庭窓および蝸牛を通して音響エネルギーを聴覚に伝達することができる。
本発明の実施の形態では、本発明に係る接触型振動子及びこれを用いた聴取装置を耳あな型補聴器3,91や耳かけ型補聴器40に適用した場合について説明したが、本発明は、例えば、ヘッドセットなどのオーディオ用の聴取装置にも適用することが可能である。
接触型振動子に備えたプラグ又は振動子側取付部をシェルに固定したレセプタクル又はレール部に係合すれば、鼓膜などに対する振動伝達部の先端の位置決めが適切になされるので、使用者にとって扱い易い耳あな型補聴器や耳かけ型補聴器などの聴取装置を構成することが可能になる。
本発明に係る聴取装置の第1実施の形態を耳あな型補聴器に適用した場合の正面図 図1のA−A線断面図 耳あな型補聴器の分解一部断面図 位置調整手段の拡大断面図 耳あな型補聴器(シェル)の装用時の説明図 耳あな型補聴器(接触型振動子)の装用時の説明図 耳あな型補聴器を装用した状態の断面図 耳あな型補聴器を装用した状態の概念図 本発明を耳かけ型補聴器に適用した場合の装用時の概念図 本発明に係る接触型振動子の第2実施の形態の側面図 位置調整手段の別実施の形態の拡大断面図 本発明に係る接触型振動子の第3実施の形態で、(a)は平面図、(b)は一部断面の側面図、(c)は背面図 本発明に係る聴取装置の第2実施の形態を適用した耳あな型補聴器の一部断面の側面図 図13のB−B線断面拡大図 本発明に係る聴取装置の第2実施の形態を適用した耳あな型補聴器装用時の説明図 耳あな型補聴器を装用した状態の一部断面の側面図
符号の説明
1,90…接触型振動子、2…シェル、3,91…耳あな型補聴器、5…振動子、6…振動伝達部、7…プラグ、11…チップ、12…レセプタクル、14…アーム、15…ねじ、21…マイクロホン、23…電気回路部、31…鼓膜、92…振動子側取付部、96…レール部、97…磁石。

Claims (5)

  1. 電気信号を機械振動に変換する振動子と、この振動子による機械振動を鼓膜に伝達する振動伝達部と、電極を有し前記振動子に電気信号を伝達する振動子側取付部を備え、前記振動子と前記振動子側取付部の距離を調節して前記振動伝達部の長手方向の位置を調整する位置調整手段を設けたことを特徴とする接触型振動子。
  2. 請求項記載の接触型振動子と、音響信号を電気信号に変換するマイクロホンと、このマイクロホンにより変換された電気信号を信号処理する電気回路部と、この電気回路部に電気的に接続される電極を有すると共に前記振動子側取付部が着脱可能に取り付けられ且つ前記振動子側取付部の電極と接触して電気的に接続される本体側取付部と、この本体側取付部が固定されると共に使用者の外耳道形状に合わせて製作されたシェルを備える本体部で構成され、前記本体側取付部に前記振動子側取付部を取り付けたときには、前記振動伝達部の先端が鼓膜または耳小骨に接触することを特徴とする聴取装置。
  3. 前記本体側取付部はレセプタクルであり、前記振動子側取付部はプラグであることを特徴とする請求項記載の聴取装置。
  4. 前記本体側取付部に磁石を配置すると共に、前記振動子側取付部に磁性体を配置し、前記振動子側取付部は、磁気力により前記本体側取付部に取り付けられることを特徴とする請求項記載の聴取装置。
  5. 前記本体側取付部は板形状の磁石の上に電極を配置したレール部であり、前記振動子側取付部は磁性体からなる電極を有し、前記レール部と前記振動子側取付部は互いの電極同士を磁気力により密着させると共に、前記振動子側取付部は摺動可能に前記本体側取付部に取り付けられることを特徴とする請求項記載の聴取装置。
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