JP7204223B2 - 聴音装置、聴音装置用クレードル - Google Patents

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Description

本発明は、骨に振動を与えることで音を認識させる骨伝導を利用した聴音装置及び、この聴音装置を収容可能なクレードルに関するものである。
従来より、音楽や会話を聴く手段として、ヘッドホンやイヤホンなどのような装置(以下、聴音装置という。)が広く使用されてきている。このような聴音装置としては、空気伝導を利用したものと骨伝導を利用したものとがある。空気伝導を利用したものは、電気信号として入力された音源を空気の振動に変換して鼓膜に伝えて振動させ、鼓膜の振動が耳の奥の中耳を通って、脳に音の情報が伝達され認識される仕組みを利用している。
一方、骨伝導を利用した聴音装置は、電気信号として入力された音響信号を機械的な振動に変換し、その振動を適切な位置から骨に与えて骨に振動を伝え、その振動により伝わる骨伝導音で音を認識させるものである。この骨伝導を利用した聴音装置は、ヘッドホンやイヤホンのように耳孔に挿入して使用する必要がなく、耳には周囲の音が遮蔽されることなく入ってくるので、装着していても安全である。また、鼓膜の振動を利用しないことから、難聴の人でも音を認識することができ、補聴器等への利用も進められている(例えば特許文献1)。
特開平02-62199号公報
このような骨伝導を利用した聴音装置は、振動部を適切な位置に当接させることで聴音が可能となる。適切な位置としては、例えば、こめかみや乳様突起と呼ばれる部位が挙げられる。
しかし、発明者は、鋭意研究の結果、頭蓋骨ではなく、耳介の軟骨に音を伝えることで、より小さなパワーで大きな音量を得ることができることを見出した。この場合には、聴音装置を耳介に確実に固定可能な方法が望まれる。
このような聴音装置を耳介に固定する方法としては、例えば、聴音装置によって耳介を挟み込むように装着する方法が考えられる。この際、骨伝導を利用した聴音装置は、利用者の耳介の適切な位置に適度な圧力で押圧する必要があるため、ある程度の挟持力が必要となる。また、耳介の表側に振動部を配置する場合には、振動部や、振動部を制御し駆動するための基板やバッテリーなどの本体部が耳介の前方に配置されるため、聴音装置が目立ち、また、耳介の前方に配置される聴音装置が大型化するため、装着性が悪化する。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、装着性に優れ、コンパクトな聴音装置を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するため、第1の発明は、骨伝導を利用した聴音装置であって、耳を表側と裏側から挟み込む一対の挟持体と、一対の前記挟持体を連結し、前記挟持体を耳に装着するための連結部と、一方の前記挟持体に収容され、音響電気信号を振動に変換して振動を出力する振動部と、を具備し、前記一方の挟持体には、耳の表側または耳の裏側に接触して振動を伝達する伝達面が設けられ、他方の前記挟持体には、前記振動部を駆動するバッテリーが収容され、前記連結部には電線が収容され、前記他方の挟持体から前記一方の挟持体の内部の前記振動部へ電気信号が伝送され、それぞれの前記挟持体を対向させて配置した状態において、前記挟持体の対向方向に垂直な、それぞれの前記挟持体の中心線に対して、前記連結部は、前記中心線よりも互いに遠い側においてそれぞれの前記挟持体と連結し、前記連結部は、それぞれの前記挟持体を湾曲形状で連結し、湾曲形状の少なくとも外周側は、前記連結部の芯材と比較して軟質である保護部材で構成され、前記一方の挟持体又は前記他方の挟持体と前記連結部との接続構造において、前記一方の挟持体又は前記他方の挟持体と前記芯材とが固定され、前記一方の挟持体又は前記他方の挟持体と前記保護部材とは、完全に固定されずに、前記一方の挟持体又は前記他方の挟持体に対して前記保護部材の動きが許容されることを特徴とする聴音装置である。
前記他方の挟持体は、前記一方の挟持体との対向面が曲面で形成されてもよい。
前記他方の挟持体は、略円柱形状の部位を有し、前記他方の挟持体の略円柱形状の軸方向が、前記一方の挟持体との対向方向に対して略垂直に配置され、前記曲面が、前記略円柱形状の側面であってもよい。
前記他方の挟持体には、マイクが収容され、前記マイクで集音した音声情報が、前記一方の挟持体の内部の前記振動部へ電気信号として伝送されてもよい。
第1の発明によれば、聴音装置が耳介を表裏から挟み込むように取り付けられ、振動部が収容される一方の挟持体と、振動部に電気信号を伝送し、バッテリー等を収容する他方の挟持体とが別々に構成される。このため、振動部が収容される一方の挟持体をコンパクトにすることができ、挟持体の伝達面を効率よく耳介に接触させることができる。特に、一方の挟持体を耳介の表側に配置する場合でも、目立ちにくく見た目にも優れる。
また、この際、連結部が、挟持体の対向方向に垂直なそれぞれの挟持体の中心線に対して、互いに遠い側においてそれぞれの挟持体と連結するため、連結部の長さを長く確保することができる。このため、連結部の変形能を高めることができ、耳介に取り付ける際に、挟持体同士を容易に開くことができる。
また、連結部の外周側を、芯材と比較して軟質である保護部材で構成し、挟持体と連結部との接続構造において、芯材と挟持体とを固定し、保護部材と挟持体とが完全に固定しないようにすることで、挟持体に対して保護部材の動きを許容することができる。このため、挟持体同士を広げて、耳介に取り付ける際に、連結部の破損を抑制することができる。
また、他方の挟持体の、一方の挟持体との対向面が曲面で形成されれば、他方の挟持体と耳介との接触部を変えることなく、一方の挟持体の位置の調整が容易である。このため、利用者の耳介の形状等に対して、適切な位置に振動部を配置することができる。
この際、他方の挟持体が略円柱形状の部位を有し、略円柱形状の軸方向が、一方の挟持体との対向方向に対して略垂直に配置されれば、他方の挟持体を耳介の後方に容易に配置することができる。
また、他方の挟持体にマイクを収容し、マイクで集音した音声情報を一方の挟持体の内部の振動部へ電気信号として伝送することで、補聴器として利用することができる。
第2の発明は、第1の発明にかかる聴音装置を収容可能なクレードルであって、筐体と、前記筐体内に収容されるバッテリーと、前記筐体の内部において、前記聴音装置を収容する収容部と、前記筐体に形成された操作部と、を有し、前記聴音装置を前記収容部に収容した際に、前記筐体に収容されたバッテリーによって、前記聴音装置を充電可能であり、前記聴音装置を使用時には、前記操作部によって、無線で前記聴音装置を操作することが可能であることを特徴とする聴音装置用クレードルである。
前記筐体には、マイクが接続されており、前記マイクで集音した音声情報を、前記聴音装置に無線で送信可能であってもよい。
第2の発明によれば、聴音装置を収容して容易に保管することができる。この際、筐体に操作部を設けて、無線により聴音装置を操作可能とすることで、聴音装置の操作リモコンとして利用することができる。
また、筐体にマイクを接続し、マイクで集音した音声情報を、聴音装置に無線で送信可能とすることで、補聴器として利用することができる。
本発明によれば、装着性に優れ、コンパクトな聴音装置を提供することができる。
聴音装置1の斜視図。 (a)は聴音装置1の側面図、(b)は聴音装置1の構成を示す図。 (a)は、図2(a)のD-D線断面図、(b)は、(a)の他の実施形態を示す図。 図2(a)のE部の拡大断面図。 利用者の耳介21に聴音装置1を装着した状態を示す概念図。 (a)~(c)は、利用者の耳介21に対して、挟持体3aの配置を調整する状態を示す概念図。 聴音装置1aの構成を示す図。 (a)はクレードル35を示す斜視図、(b)は、クレードル35の平面図。 クレードル35の構成を示す図。
以下、図面を参照しながら、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、聴音装置1の斜視図、図2(a)は聴音装置1の側面図(連結部5の湾曲形状を正面から見た図)、図2(b)は、聴音装置1の構成を示す概念図である。骨伝導を利用する聴音装置1は、主に、挟持体3a、3b、連結部5、振動部7、基板9、バッテリー11等から構成される。
一対の挟持体3a、3bは、所定の間隔をあけて対向して配置され、連結部5で連結される。連結部5は弾性体であり、挟持体3a、3bで耳介を挟み込んだ状態で聴音装置1を保持し、聴音装置1を耳に装着することができる。すなわち、挟持体3a、3bは耳介を表側と裏側から挟み込む部位である。なお、連結部5についての詳細は後述する。
図2(b)に示すように、一方の挟持体3aの内部には、振動部7が収容される。振動部7は、電気信号として入力された音響信号を機械的な振動に変換して振動を出力する部位である。なお、音響電気信号を振動に変換するとは、外部から入力された音響電気信号を機械振動に変換することであり、例えば、音響電気信号によってダイヤフラム等を振動させることで、音響電気信号を骨に伝達する機械振動に変換する。なお、本発明においては、振動部7における振動方式は、特に限定されるものではなく、音響電気信号を機械振動に変換できればよく、圧電式、電磁式、超磁歪など、従来から用いられている方法を採用することができる。
このようにして得られる振動は、挟持体3aの一方の面における伝達面15から利用者の骨に伝達される。本実施形態では、挟持体3aの伝達面15は、挟持体3bに対向する向きに形成される。なお、振動部7の振動が挟持体3aの筐体等に伝わることを抑制するため、所定の部位に制振材8を配置してもよい。
ここで、挟持体3aから耳介の軟骨へ効率よく振動を伝達するためには、挟持体3aの伝達面15が耳介の小さなスペースに配置できるように、挟持体3aのサイズは、十分に小さいことが望ましい。例えば、10φ以下のサイズの振動子を用いることで、挟持体3aのサイズを小さくすることができるため望ましい。
挟持体3aの伝達面15は、装着者の皮膚に直接触れるので、装着時に痛みや不快感を与えない素材で構成される。例えば、合成樹脂や合成ゴム等が挙げられ、これに限られないが、耳介に当接するものであるため、可撓性や柔軟性を有する素材で構成されることが好ましい。
他方の挟持体3bは、外形が、略円柱形状の部位を有する。挟持体3bの略円柱形状の軸方向は、挟持体3aとの対向方向に対して略垂直に配置される。すなわち、挟持体3bの、挟持体3aとの対向面は、略円柱形状の側面であって、曲面で形成される。また、必要に応じて、略円柱形状の一方の端面には、例えば音量等を変更するための操作部17を形成してもよい。
なお、略円柱形状の部位を有するとは、端面に平坦な面が無くてもよく、断面が略円形であって、断面に垂直な方向が長手方向(軸方向)となるような形状であればよい。また、連結部5の湾曲形状を正面から見た際に(挟持体3bの軸方向から見た際に)、挟持体3aとの対向面が曲面となるように形成されれば、略円柱形状でなくてもよい。
挟持体3bには、振動部7を駆動する基板9とバッテリー11等が収容される。基板9は、振動部7を制御する制御部や、無線通信を行う通信部等を有する。例えば、通信部は、他の端末等からの音響電気信号を無線で受信する受信部を有し、無線(例えばBluetooth(登録商標))などの近距離無線通信を行うことができる。また、この他、聴音装置1の操作部や音楽情報を記憶する記憶部等を有していてもよい。
なお、聴音装置1は、片耳で用いられてもよく、右耳用と左耳用のセットで用いられてもよい。この際、一対の聴音装置1の通信部同士は有線で接続されてもよく、または、近距離磁気誘導方式などの無線通信や、他の端末を介して無線で接続されてもよい。
挟持体3b内部の基板9と、挟持体3a内部の振動部7とは、電線13で接続される。電線13は、連結部5に収容され、挟持体3bから挟持体3aの内部の振動部7へ電気信号が伝送される。すなわち、本発明では、挟持体3aには、基板9やバッテリー11が収容されず、挟持体3aとは別の挟持体3bに配置される。このため、挟持体3aが大型化することを抑制することができる。
ここで、図2(a)に示すように、それぞれの挟持体3a、3bを対向させて配置した状態において、挟持体3a、3bの対向方向(図中A)に垂直な、それぞれの挟持体3a、3bの中心線(図中B、C)とする。この際、連結部5は、それぞれの中心線B、Cに対して、中心線B、Cよりも互いに遠い側においてそれぞれの挟持体3a、3bと連結する。このようにすることで、聴音装置1のサイズを大きくすることなく、連結部5の長さを長くとることができる。このため、連結部5の変形能を高め、より大きな変形を可能とすることができる。
次に、連結部5の詳細について説明する。図3(a)は、図2(a)のD-D線断面図である。連結部5は、挟持体3a、3bを湾曲形状で連結する。連結部5は、主に芯材23と保護部材25等から構成される。連結部5の湾曲形状の外周側は、連結部5の芯材23と比較して軟質である保護部材25で構成される。芯材23の外周面側には、電線13を収容する溝が形成され、保護部材25で覆われる。なお、芯材23と保護部材25とは、例えば接着部27によって接着される。
なお、連結部5の湾曲形状の外周側が保護部材25で構成されるとは、少なくとも芯材23の外周側に保護部材25が配置されればよく、例えば、図3(b)に示すように、芯材23の内周側にも保護部材25を配置してもよい。すなわち、保護部材25によって、芯材23を完全に覆ってもよい。
図4は、図2(a)のE部の拡大断面図であり、連結部5と挟持体3bとの接続構造の拡大概略図である。なお、挟持体3aとの接続構造も同様の構造とすることができる。連結部5は、挟持体3bの筐体を貫通する。連結部5と挟持体3bとの間は、例えばシール31によって塞がれる。シール31は、例えば柔軟なシリコン樹脂等で形成される。
連結部5の端部近傍において、挟持体3bと芯材23とはピン29によって固定される。すなわち、挟持体3bと芯材23とは完全に固定されて、連結部5の軸方向への移動が規制される。一方、挟持体3bと保護部材25とは完全に固定されずに、挟持体3bに対して保護部材25の多少の動きが許容される。
次に、聴音装置1の使用方法について説明する。図5は、利用者が聴音装置1を装着した状態を示す概念図(耳介21の一部断面図)である。なお、利用者の右耳に聴音装置1を装着した例について説明するが、左耳についても対称に装着可能である。
本発明にかかる聴音装置1は、挟持体3a、3bを開き、挟持体3a、3bで耳介21を挟み込むようにして装着される。挟持体3a、3bを開いた際には、連結部5の外周側は、軸方向に対する圧縮力がかかるが、保護部材25は、挟持体3a、3bに対して多少の動きが許容されるため、挟持体3a、3bを開く方向に連結部5を変形させても、保護部材25が変形の妨げとなることがない。また、連結部5が弾性体であるため、連結部5の復元力によって挟持体3a、3bが耳介21に密着して装着された状態を保持することができる。
聴音装置1を耳介21に装着すると、挟持体3aの伝達面15は、耳介21の表側(図5の右側)に当接され、挟持体3bは耳介21の裏側に当接される。より詳細には、挟持体3aは、耳介21の前面の凹部(耳たぶより上方の凹部)に嵌るように装着され、伝達面15は、挟持体3bとの対向方向であって、耳介21の凹部の上面近傍に密着する。このようにすることで、利用者が聴音装置1を装着した際のフィット感を得ることができ、伝達面15からの振動を効率よく耳介21の軟骨へ伝達することができる。
図6(a)は、この状態を上方から見た概念図である。前述したように、挟持体3bの挟持体3aとの対向面は、曲面で構成される。ここで、利用者によって耳介21の形状は異なる。このため、利用者によって、効率よく振動が骨に伝わる位置が異なる。このため、挟持体3aの位置を微調整する必要がある場合がある。しかし、耳介21の背面に位置する挟持体3bの位置を自由に調整するのは困難であり、挟持体3bの位置は固定した状態で、挟持体3aの位置を微調整できることが望ましい。
本実施形態では、挟持体3bの耳介21との接触部(すなわち、挟持体3aとの対向面)が曲面である。このため、図6(b)、図6(c)に示すように、挟持体3bの位置(すなわち、挟持体3bと耳介21との接触位置)は同じまま、挟持体3bを回転させることで、容易に、挟持体3aの配置と角度の微調整が可能である。
以上、本実施の形態によれば、挟持体3a、3bのそれぞれに、振動部7と、基板9及びバッテリー11を分けて配置することで、一方の挟持体が大型化することを抑制することができる。特に、耳介21の前面に配置される挟持体3aには振動部7のみが収容されるため、挟持体3bと比較して小型化することができ、装着性がよく、見た目にも目立ちにくい。また、基板9及びバッテリー11が収容される挟持体3bは、耳介21の後ろ側に配置されるため目立ちにくい。
また、弾性体であるアーム状の連結部5によって、伝達面15を皮膚へ密着させることができるため、簡易な構造で、確実に振動を耳介21の軟骨に伝達することができる。この際、連結部5と挟持体3a、3bとの接続部が、互いに遠い側に配置されるため、連結部5の長さを確保することができ、連結部5の変形能を高めることができる。また、連結部5の外周側の保護部材25の動きを許容することで、挟持体3a、3bを開く方向に連結部5を変形させた際に、連結部5の破損等を抑制することができる。
また、挟持体3bの挟持体3aとの対向面を曲面とすることで、耳介21に取り付けた際に、挟持体3bを回転させて、挟持体3aの位置の微調整を容易に行うことができる。
次に、第2の実施形態について説明する。図7は、聴音装置1aの構成図である。なお、以下の説明において、聴音装置1と同様の構成については、図1~図5と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
聴音装置1aは、聴音装置1とほぼ同様の構成であるが、マイク33が配置される点で異なる。挟持体3bには、マイク33が収容される。マイク33で集音した音声情報は、基板9を介して、挟持体3aの内部の振動部7へ電気信号として伝送される。前述した聴音装置1は、外部の端末等から音響情報を無線で受信し、振動部7によって利用者へ骨伝導によって伝達するものであったが、聴音装置1aは、マイク33で周囲の音声を受信し、この音を増幅して振動部7によって利用者へ骨伝導によって伝達するものである。すなわち、聴音装置1aは、補聴器として利用可能である。
なお、聴音装置1aにおいても、無線受信部を基板9に配置して、補聴器としての利用と、音楽等のイヤホンとしての利用を切り替えられるようにしてもよい。また、両方の耳で利用する際に、マイク33が配置された聴音装置1aを一方の耳で使用し、他方を聴音装置1としてもよい。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。このように、聴音装置は、必ずしも無線通信部を有していなくてもよく、マイク33によって補聴器として利用することもできる。
次に、聴音装置1を収容可能なクレードルについて説明する。なお、聴音装置1aも同様に収容可能である。図8(a)は、クレードル35を示す斜視図であり、図8(b)はクレードル35の平面図である。また、図9は、クレードル35の構成図である。クレードル35の筐体41は、上方が開閉可能である。なお、クレードル35の形状は図示した例には限られず、開閉可能な蓋も必ずしも必要ではない。
筐体41の内部において、聴音装置1を収容可能な収容部37が形成される。収容部37は、聴音装置1の外形に対応する形状で形成される。すなわち、聴音装置1を使用していない時にはクレードル35に聴音装置1を収容して保持することができる。収容部37には、端子39が配置され、聴音装置1を収容部37に収容した際に、聴音装置1の端子部(図示省略)と収容部37の端子39とが対応する部位に配置されて接触可能である。
図9に示すように、筐体41内には、バッテリー47及び基板42が収容される。基板42は、バッテリー47の充電や、バッテリー47による聴音装置1の充電等を制御可能である。前述したように、聴音装置1を収容部37に収容した際に、聴音装置1の端子部(図示省略)と収容部37の端子39とが接触する。このため、例えば、クレードル35に聴音装置1を収容すると、基板42の制御部は、筐体41に収容されたバッテリーに47よって、自動的に聴音装置1の充電を開始するように制御することができる。なお、聴音装置1の充電は、端子同士の接触によるものに限られず、非接触による充電であってもよい。
また、筐体41の外面には、必要に応じて、操作部43が配置される。操作部43は、聴音装置1を操作可能である。例えば、聴音装置1を使用中に、操作部43を操作することで、当該操作情報が基板42の無線通信部を介して、聴音装置1に送信され、例えば音量調整などの聴音装置1の操作が可能である。
また、筐体41には、必要に応じて、マイク45が配置される。聴音装置1を補聴器として利用する場合に、クレードル35に配置したマイクで周囲の音声を取得し、この音を増幅して基板42の無線通信部を介して、聴音装置1に送信することで、聴音装置1を補聴器として利用可能である。このような使用方法では、操作部43によって容易に音量等を調整可能である。
なお、聴音装置1aに対しても、同様に適用可能である。この場合、通常使用時には、聴音装置1aのマイク33によって周囲の音声を取得するが、例えば会議などのような場合には、机上にクレードル35を配置して、クレードル35のマイク45を利用することができる。クレードル35のマイク45は、聴音装置1aのマイク33に対して大型(高精度)なものを適用可能であるため、クレードル35のマイク45を用いることで、より高感度に周囲の音声を聞き取ることが可能となる。なお、このような使用するマイクの切り替えも、操作部43によって行うこともできる。
以上、本実施形態によれば、聴音装置1、1aを収容可能なクレードル35によって、聴音装置1、1aの充電を行うことができる。また、必要に応じて、操作部43を配置することで、聴音装置1、1aの小さな操作部17による操作に代えて、聴音装置1、1aの操作をクレードル35によって行うことができるる。すなわち、クレードル35を聴音装置1、1aの操作リモコンとして利用することができる。
また、クレードル35にマイク45を配置することで、クレードル35によって取得した周囲の音声等を聴音装置1、1aに無線送信して、補聴器として利用することができる。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1、1a………聴音装置
3a、3b………挟持体
5………連結部
7………振動部
8………制振材
9………基板
11………バッテリー
13………電線
15………伝達面
17………操作部
21………耳介
23………芯材
25………保護部材
27………接着部材
29………ピン
31………シール
33………マイク
35………クレードル
37………収容部
39………端子
41………筐体
42………基板
43………操作部
45………マイク
47………バッテリー

Claims (6)

  1. 骨伝導を利用した聴音装置であって、
    耳を表側と裏側から挟み込む一対の挟持体と、
    一対の前記挟持体を連結し、前記挟持体を耳に装着するための連結部と、
    一方の前記挟持体に収容され、音響電気信号を振動に変換して振動を出力する振動部と、
    を具備し、
    前記一方の挟持体には、耳の表側または耳の裏側に接触して振動を伝達する伝達面が設けられ、
    他方の前記挟持体には、前記振動部を駆動するバッテリーが収容され、
    前記連結部には電線が収容され、前記他方の挟持体から前記一方の挟持体の内部の前記振動部へ電気信号が伝送され、
    それぞれの前記挟持体を対向させて配置した状態において、前記挟持体の対向方向に垂直な、それぞれの前記挟持体の中心線に対して、前記連結部は、前記中心線よりも互いに遠い側においてそれぞれの前記挟持体と連結し、
    前記連結部は、それぞれの前記挟持体を湾曲形状で連結し、湾曲形状の少なくとも外周側は、前記連結部の芯材と比較して軟質である保護部材で構成され、
    前記一方の挟持体又は前記他方の挟持体と前記連結部との接続構造において、前記一方の挟持体又は前記他方の挟持体と前記芯材とが固定され、前記一方の挟持体又は前記他方の挟持体と前記保護部材とは、完全に固定されずに、前記一方の挟持体又は前記他方の挟持体に対して前記保護部材の動きが許容されることを特徴とする聴音装置。
  2. 前記他方の挟持体は、前記一方の挟持体との対向面が曲面で形成されることを特徴とする請求項1記載の聴音装置。
  3. 前記他方の挟持体は、略円柱形状の部位を有し、前記他方の挟持体の略円柱形状の軸方向が、前記一方の挟持体との対向方向に対して略垂直に配置され、前記曲面が、略円柱形状の側面であることを特徴とする請求項2記載の聴音装置。
  4. 前記他方の挟持体には、マイクが収容され、
    前記マイクで集音した音声情報が、前記一方の挟持体の内部の前記振動部へ電気信号として伝送されることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の聴音装置。
  5. 請求項1から請求項のいずれかに記載の聴音装置を収容可能なクレードルであって、
    筐体と、
    前記筐体内に収容されるバッテリーと、
    前記筐体の内部において、前記聴音装置を収容する収容部と、
    前記筐体に形成された操作部と、を有し、
    前記聴音装置を前記収容部に収容した際に、前記筐体に収容されたバッテリーによって、前記聴音装置を充電可能であり、
    前記聴音装置を使用時には、前記操作部によって、無線で前記聴音装置を操作することが可能であることを特徴とする聴音装置用クレードル。
  6. 前記筐体には、マイクが接続されており、
    前記マイクで集音した音声情報を、前記聴音装置に無線で送信可能であることを特徴とする請求項記載の聴音装置用クレードル。
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